JP2003333534A - ディスク状記録媒体及び再生装置 - Google Patents

ディスク状記録媒体及び再生装置

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JP2003333534A JP2002143682A JP2002143682A JP2003333534A JP 2003333534 A JP2003333534 A JP 2003333534A JP 2002143682 A JP2002143682 A JP 2002143682A JP 2002143682 A JP2002143682 A JP 2002143682A JP 2003333534 A JP2003333534 A JP 2003333534A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像情報信号の再生において、表示映像中の
特定箇所のみをユーザの指定に応じてアナログ的に滑ら
かに拡大したり、滑らかなスロー再生を実現する。 【解決手段】 空間解像度が異なり映像の内容が同一で
ある複数の映像情報信号を空間解像度の高い映像情報信
号が空間解像度の低い映像情報信号よりも外周側となる
位置に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号が記録さ
れるディスク状記録媒体及びこのディスク状記録媒体か
ら情報信号の読出しを行う再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の方式により情報信号を記録
する媒体となるディスク状記録媒体が提案され、このよ
うなディスク状記録媒体から情報信号を読出して再生す
る再生装置が提案されている。
【0003】映像情報信号を記録したディスク状記録媒
体としては、例えば、いわゆる「DVD(デジタルバー
サタイルディスク)」(商標名)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な再生装置においては、映像情報信号を記録したディス
ク状記録媒体を再生する場合、表示映像中の特定箇所の
みをユーザの指定に応じてアナログ的に滑らかに拡大
(ズーム)したり、滑らかなスロー再生を実現すること
が困難であった。従来、このような機能は、再生された
映像をメモリに蓄えることによっておこなっているが、
再生映像の画質が低下したり、円滑な動作か行われない
虞れがあった。
【0005】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、映像情報信号を記録したディス
ク状記録媒体を再生する場合において、表示映像中の特
定箇所のみをユーザの指定に応じてアナログ的に滑らか
に拡大し、または、滑らかなスロー再生を実現すること
ができるディスク状記録媒体及び再生装置を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係るディスク状記録媒体及び再生装置は、
円盤状の基材の主面部上に信号記録層が形成されこの信
号記録層上の同心円状または螺旋状の記録トラックに沿
って情報信号が記録されるディスク状記録媒体であっ
て、空間解像度が異なり映像の内容が同一である複数の
映像情報信号が空間解像度の高い映像情報信号が空間解
像度の低い映像情報信号よりも外周側となる位置に記録
されていることによって、各映像情報信号は、媒体の中
心回りの略々同一の角度位置及び角度範囲に記録されて
いるとともに、記録トラックに沿う方向の情報信号の記
録線密度が内外周に亘って略々一定となっていることを
特徴とするものである。
【0007】このディスク状記録媒体においては、空間
解像度が異なり映像の内容が同一である複数の映像情報
信号が媒体の中心回りの略々同一の角度位置及び角度範
囲に記録されているとともに、記録トラックに沿う方向
の情報信号の記録線密度が内外周に亘って略々一定とな
っているので、このディスク状記録媒体の再生時におい
て、このディスク状記録媒体から映像情報信号の読出し
を行う光ヘッドを該ディスク状記録媒体の径方向に移動
させることにより、空間解像度の異なる映像を順次的に
再生することができる。
【0008】そして、本発明に係る再生装置は、空間解
像度が異なり映像の内容が同一である複数の映像情報信
号が空間解像度の高い映像情報信号が空間解像度の低い
映像情報信号よりも外周側となる位置に記録されている
ことによって各映像情報信号が媒体の中心回りの略々同
一の角度位置及び角度範囲に記録されているディスク状
記録媒体が装着され、このディスク状記録媒体から光ヘ
ッドを介して情報信号を読出して再生する再生装置であ
って、空間解像度を示す制御信号が入力され、この制御
信号に応じて、ディスク状記録媒体の径方向についてこ
のディスク状記録媒体から情報信号の読出しを行う位置
を制御することを特徴とするものである。
【0009】この再生装置においては、光ヘッドをディ
スク状記録媒体の径方向に移動させることにより、空間
解像度の異なる映像を順次的に再生することができる。
【0010】さらに、本発明に係る再生装置は、上述の
ディスク状記録媒体が装着され、このディスク状記録媒
体から光ヘッドを介して情報信号を読出して再生する再
生装置であって、ディスク状記録媒体の径方向に配列さ
れた複数の光ヘッドを有し、空間解像度を示す制御信号
が入力され、この制御信号に応じて、ディスク状記録媒
体から情報信号の読出しを行う光ヘッドを選択して、デ
ィスク状記録媒体の径方向についてこのディスク状記録
媒体から情報信号の読出しを行う位置を制御することを
特徴とするものである。
【0011】この再生装置においては、光ヘッドの選択
によって、空間解像度の異なる映像を順次的に再生する
ことができる。
【0012】また、本発明に係る再生装置は、上述のデ
ィスク状記録媒体が装着され、このディスク状記録媒体
から光ヘッドを介して情報信号を読出して再生する再生
装置であって、空間解像度の異なる2つの映像情報信号
を上記ディスク状記録媒体から読出し、これら各映像情
報信号に基づいてクラス分類適応処理を学習し、その係
数データを保有することを特徴とするものである。
【0013】この再生装置においては、同一のディスク
状記録媒体から読出された空間解像度の異なる2つの映
像情報信号に基づいて、クラス分類適応処理を学習し、
係数データを保有することができ、クラス分類適応処理
による高解像度の映像を再生することができる。
【0014】そして、本発明に係る再生装置は、映像情
報信号が記録されているディスク状記録媒体が装着され
このディスク状記録媒体から光ヘッドを介して情報信号
を読出して再生する再生装置であって、映像情報信号に
基づいて時間解像度学習を行って係数データを保持し、
この係数データに基づいて映像情報信号についてクラス
分類適応処理による時間解像度予測を行うクラス分類適
応処理予測回路を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0015】この再生装置においては、クラス分類適応
処理による時間解像度予測により、滑らかなスロー再生
を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0017】〔第1の実施の形態〕本発明に係るディス
ク状記録媒体は、図1に示すように、円盤状の基材の主
面部上に信号記録層が形成され、この信号記録層上の同
心円状または螺旋状の記録トラックに沿って情報信号が
記録されるディスク状記録媒体101であり、記録トラ
ックに沿う方向の情報信号の記録線密度が内外周に亘っ
て略々一定となっているものである。
【0018】そして、空間解像度が異なり映像の内容が
同一である複数の映像情報信号が、空間解像度の高い映
像情報信号が空間解像度の低い映像情報信号よりも外周
側となる位置に記録されていることによって、各映像情
報信号は、媒体の中心回りの略々同一の角度位置及び角
度範囲に記録されている。
【0019】なお、このディスク状記録媒体に記録する
ための空間解像度の低い映像情報信号は、空間解像度の
高い映像情報信号をローパスフィルタ(LPF1,LP
F2,LPF3・・・)に通すことによって得ることが
できる。
【0020】ここでは、最も空間解像度の高い映像情報
信号は、高解像度カメラでの撮影により得られた映像情
報信号であることとし、中間的な空間解像度の映像情報
信号が、標準的なテレビジョン受像機で再生できる程度
とする。
【0021】ディスク状記録媒体においては、各円周の
長さによって、各同一円周上に記録できる情報量が異な
るため、空間解像度の高い映像情報信号は、より外周側
に、空間解像度の低い映像情報信号は、より内周側に記
録する。そして、全ての円周上の映像情報信号は、再生
時に同期して再生できるように、同一フレームの映像情
報信号が、同じ角度範囲内となるように記録する。
【0022】このディスク状記録媒体から映像情報信号
を読出して再生する本発明に係る再生装置においては、
図2に示すように、第1のユーザインターフェイス1を
介して入力されるユーザが所望する再生速度を示す制御
信号が、制御回路2に供給され、この制御回路2から、
上述のディスク状記録媒体101を回転操作する駆動装
置3に送られる。制御回路2は、再生速度を示す信号に
応じて駆動装置3を制御することにより、ディスク状記
録媒体101の回転速度を制御する。
【0023】ここで、読み取りヘッド部4は、ディスク
状記録媒体101の回転速度が変わっても、その速度に
応じた映像情報信号の読み取りが可能となっている。ユ
ーザは、ディスク状記録媒体101の回転速度を細かく
指示することで、この再生装置に好みのスピードでの映
像再生を行わせることができる。
【0024】また、第1のユーザインターフェイス1を
介しては、所望の再生空間解像度を示す制御信号が制御
回路2に入力される。制御回路2は、この制御信号に応
じて、読み取りヘッド制御装置5を制御する。読み取り
ヘッド制御装置5は、再生空間解像度をを示す信号を受
けて、読み取りヘッド部4を移動させ、ディスク状記録
媒体101における映像情報信号を読出す円周の位置を
決定する。
【0025】ディスク状記録媒体101においては、前
述したように、各円周ごとに、その記録容量に応じた空
間解像度の映像情報信号が記録されている。したがっ
て、映像情報信号を読出す円周の位置を決めることは、
再生する映像の解像度を決めることと等価となる。
【0026】読み取られた信号は、上述のように、ヘッ
ドアンプ6を通じてデジタル信号処理回路7に送られ
る。デジタル信号処理回路7では、二値データを映像情
報に変換する。デジタル信号処理回路7も、制御回路2
により、再生速度を示す信号に応じて、処理速度を制御
される。変換された映像情報は、データ整列用メモリ8
に蓄えられる。データ整列用メモリ8は、読み出された
映像情報信号の解像度及び再生速度に応じて、メモリコ
ントローラ9を介して、制御回路2に制御される。メモ
リコントローラ9は、映像の再生速度に応じて、映像情
報がデータ整列用メモリ8に書き込まれる速度を制御す
る。また、メモリコントローラ9は、図4に示すよう
に、ユーザが指定した解像度に応じて、データ整列用メ
モリ8における書き込み領域を制御する。
【0027】データ整列用メモリ8に保持された映像情
報の解像度が、通常のテレビジョン受像機で再生できる
標準的な解像度よりも高い場合には、表示デバイスによ
っては、その映像情報に相当する映像の一部しか表示で
きない。その場合、図5に示すように、第2のユーザイ
ンターフェイス11をユーザが制御することで、任意の
位置における高解像度映像を表示させることができる。
第2のユーザインターフェイス11を介して指示される
表示領域を示す信号は、データ抽出回路10に送られ
る。データ抽出回路10は、データ整列用メモリ8か
ら、表示領域を示す信号に応じた映像データを抽出し、
出力用メモリ12に蓄える。この出力用メモリ12から
の出力が、再生信号となる。
【0028】上述のような再生装置の動作は、図3のフ
ローチャートに示すように、まず、ステップst1にお
いて、ユーザが、例えば「ジョイスティック」のような
2軸コントロールが可能な第1のユーザインターフェイ
ス1を用いて、所望の再生解像度と再生速度を指定す
る。すると、ステップst2で、ディスク状記録媒体1
01の回転速度が制御されるとともに、ステップst3
で、読み取りヘッドの位置が制御される。そして、ステ
ップst4で、デジタル処理がなされ、ステップst5
で、データ整列用メモリに映像情報が蓄積される。ステ
ップst6では、映像のサイズが表示デバイスの表示画
面より大きいか否かを判別し、大きくなければステップ
st8に進み、そのまま表示を行って処理を終了する。
映像のサイズが表示デバイスの表示画面より大きい場合
には、ステップst7に進み、ユーザによる第2のユー
ザインターフェイスを用いた表示領域の指定を入力し、
ステップst9において、映像の表示を行って処理を終
了する。
【0029】〔第2の実施の形態〕次に、この再生装置
は、図6に示すように、クラス分類適応処理学習回路
(空間解像度)13及びクラス分類適応処理予測回路
(空間解像度)14を備えることにより、ディスク状記
録媒体に記録された映像情報信号よりも高解像度の再生
映像を得るように構成することができる。すなわち、前
述の第1の実施の形態においては、予めディスク状記録
媒体101に記録されている最大の解像度以上の映像情
報信号を出力することはできないが、この第2の実施の
形態においては、予めディスク状記録媒体101に記録
されている最大の解像度以上の映像情報信号を出力する
ことができる。
【0030】この再生装置においては、クラス分類適応
処理といわれる解像度創造技術を用いて、図10に示す
ように、ディスク状記録媒体101に記録されている映
像情報信号の解像度以上の映像情報信号を再生できるよ
うにする。また、同様に、図6に示すように、クラス分
類適応処理学習回路(時間解像度)16及びクラス分類
適応処理予測回路(時間解像度)15を備えることによ
り、クラス分類適応処理による時間解像度創造技術によ
って、時間解像度を倍密化することで、映像のスロー再
生時に、動きの滑らかな再生を実現することができる。
【0031】クラス分類適応処理とは、図8に示すよう
に、(時間あるいは空間の)解像度の大きい映像を教師
映像、解像度の小さい映像を生徒映像とし、生徒映像の
各画素ごとの特徴であるクラスコードごとに、生徒映像
の周辺の画素(予測タップ)を使って、教師映像の画素
を予測させるような線形一次結合式の重みを学習させる
ものである。
【0032】この再生装置においては、映像情報信号を
再生する前に、クラス分類適応処理の学習を自動的に予
め行っておく必要がある。以下に説明する学習は、ディ
スク状記録媒体101をこの再生装置に装着したとき
に、ディスク状記録媒体101を再生する前の処理とし
て、この再生装置が自動的に行うものである。
【0033】すなわち、空間解像度のクラス分類適応処
理学習回路13においては、ディスク状記録媒体101
から、2つの異なる解像度の映像を、図8に示すよう
に、それぞれのバッファ17,18に保持する。ここ
で、解像度の大きい方を教師、小さい方を生徒とした学
習を行う。生徒映像は、バッファ18からクラスタップ
切り出し回路19、クラスコード発生回路20を経て、
正規方程式加算回路22に送られる。また、生徒映像
は、バッファ18から予測タップ切り出し回路21を経
て、正規方程式加算回路22に送られる。一方、教師映
像は、バッファ17から正規方程式加算回路22に送ら
れる。
【0034】この正規方程式加算回路22において、デ
ィスク状記録媒体101に存在する全ての異なる解像度
の組合わせに対して、それぞれの学習係数を求める。各
学習係数は、クラス分類適応処理予測回路14に送ら
れ、生徒映像及び教師映像間の解像度の比率によって決
定される拡大倍率の順に保存される。
【0035】そして、クラス分類適応処理予測回路14
では、図9に示すように、前処理としてディスク状記録
媒体101に記録された映像情報信号の組合わせを使っ
て学習された様々な倍率の解像度を創造する学習係数が
RAM28に保持されている。そこで、ユーザが所望す
る解像度の倍率を指示する信号をうけて、選択回路27
が、その倍率に相当する学習係数を選択して予測演算部
26に送る。一方、ディスク状記録媒体101から読出
された映像情報信号は、クラスタップ切り出し回路23
及びクラスコード発生回路25を経て予測演算部26に
送られるとともに、予測タップ切り出し回路24を経て
予測演算部26に送られる。予測演算部26は、選択さ
れた学習係数を使って、入力映像をクラスコードごとに
予測演算することによって、所望の解像度の映像情報を
出力することができる。
【0036】また、図6中の時間方向のクラス分類適応
処理の学習回路(クラス分類適応処理学習回路(時間解
像度)16及びクラス分類適応処理予測回路(時間解像
度)15)においては、ディスク状記録媒体101から
得られる時間解像度の映像を教師映像とし、そこから1
フレームごとに間引いた映像を生徒映像として学習を行
う。
【0037】このような動作により、この第2の実施の
形態においては、ユーザがインターフェイス1を用い
て、ディスク状記録媒体101に記録されている空間解
像度以上の解像度の映像を見たいと指示することができ
る。ディスク状記録媒体101に記録されている映像情
報信号よりも高解像度の映像情報信号の再生をユーザが
指示した場合、図6におけるクラス分類適応処理予測回
路(空間解像度)14には、制御回路2を介して、ユー
ザが見たい空間解像度の倍率を表す制御信号が送られ
る。そして、ディスク状記録媒体101から読出された
映像情報信号を、このクラス分類適応処理予測回路14
により、ユーザが所望する空間解像度をもつ映像情報と
して、出力する。
【0038】また、この再生装置においては、クラス分
類適応処理による時間解像度創造処理を施すことによ
り、時間解像度が2倍となった映像情報を出力すること
ができる。そのため、ユーザが第1のユーザインターフ
ェイス1を介してスロー再生を指示した場合には、動き
の滑らかなスロー再生が可能となる。
【0039】上述のような再生装置の動作は、図7のフ
ローチャートに示すように、まず、ステップst10に
おいて、ユーザが、例えば「ジョイスティック」のよう
な2軸コントロールが可能な第1のユーザインターフェ
イス1を用いて、所望の再生解像度と再生速度を指定す
る。すると、ステップst11で、ディスク状記録媒体
101の回転速度が制御されるとともに、ステップst
12で、読み取りヘッドの位置が制御される。そして、
ステップst13で、デジタル処理がなされ、ステップ
st14で、ユーザが指示した解像度がディスク状記録
媒体101に記録された映像情報信号の最高の解像度よ
りも高いか否かを判別する。ユーザが指示した解像度が
ディスク状記録媒体101に記録された映像情報信号よ
りも低い場合には、ステップst15に進み、データ整
列用メモリに映像情報が蓄積される。一方、ユーザが指
示した解像度がディスク状記録媒体101に記録された
映像情報信号よりも高い場合には、ステップst16に
進み、クラス分類適応処理による空間解像度創造を行っ
てから、ステップst15に進む。
【0040】次に、ステップst17では、映像のサイ
ズが表示デバイスの表示画面より大きいか否かを判別
し、大きくなければステップst19に進み、クラス分
類適応処理による時間解像度創造を行う。映像のサイズ
が表示デバイスの表示画面より大きい場合には、ステッ
プst18に進み、ユーザによる第2のユーザインター
フェイスを用いた表示領域の指定を入力し、ステップs
t19に進む。ステップst19の時間解像度創造が完
了したならば、ステップst20に進み、映像表示を行
って処理を終了する。
【0041】〔第3の実施の形態〕次に、この再生装置
は、図11に示すように、複数の読み取りヘッド部4
a,4b,4c,4d・・・を備えて構成してもよい。
【0042】この再生装置においては、まず、ユーザ
は、いわゆる「ジョイスティック」のように2軸コント
ロールが可能な第1のユーザインターフェイス1を用い
て、所望の再生解像度と再生速度を指示する。
【0043】第1のユーザインターフェイス1を介して
得られる所望の再生速度を示す制御信号は、制御回路2
から、ディスク状記録媒体101を回転操作する駆動装
置3に送られる。ここで、再生速度を示す制御信号によ
って、駆動装置3が制御され、ディスク状記録媒体10
1の回転速度が制御される。そして、各読み取りヘッド
部4a,4b,4c,4d・・・は、ディスク状記録媒
体101の回転速度が変わっても、その速度に応じた映
像情報信号の読み取りが可能である。ディスク状記録媒
体101の回転速度を細かく制御できることで、ユーザ
は、好みのスピードでの映像再生をさせることができ
る。
【0044】ディスク状記録媒体101においては、上
述したように、各円周ごとに、その記録容量に応じた空
間解像度の映像情報信号が記録されている。そして、複
数の光ヘッド部4a,4b,4c,4d・・・は、それ
ぞれの光ヘッド部4a,4b,4c,4d・・・が異な
る空間解像度の映像情報信号に対応して同時に読み出せ
るように、所定の間隔ごとに配列されて連結されてい
る。
【0045】各光ヘッド部4a,4b,4c,4d・・
・で読み取られた各映像情報信号は、それぞれヘッドア
ンプ6を通じて、デジタル信号処理回路7に送られる。
デジタル信号処理回路7で、それぞれが二値データから
映像情報に変換される。デジタル信号処理回路7も、制
御回路2を通じて、再生速度を示す制御信号に応じて処
理速度を制御される。変換された映像情報は、それぞれ
のデータ整列用メモリ8に蓄えられる。データ整列用メ
モリ8は、読み出される映像信号の解像度と再生速度に
応じて、メモリコントローラ9を通じて、制御回路2に
より制御される。メモリコントローラ9は、映像の再生
速度に応じて、データ整列用メモリ8に映像情報が書き
込まれる速度を制御する。
【0046】第1のユーザインターフェイス1を介して
得られる所望の再生空間解像度を示す信号は、制御回路
2から、セレクタ29に送られる。セレクタ29では、
その制御信号を受けて、所望の解像度の映像情報が格納
されているメモリからデータを読出し、データ抽出回路
10に送る。
【0047】データ整列用メモリ8からセレクタ29に
よって読出された映像情報の解像度が、通常のテレビジ
ョン受像機で再生できる標準的な解像度よりも高い場合
には、表示デバイスによっては、その映像情報に相当す
る映像の一部しか表示できない。その場合、第2のユー
ザインターフェイス11をユーザが制御することで、任
意の位置における高解像度映像を表示させることができ
る。第2のユーザインターフェイス11を介して指示さ
れる表示領域を示す信号は、データ抽出回路10に送ら
れる。データ抽出回路10は、セレクタ10を介して、
データ整列用メモリ8から、表示領域を示す信号に応じ
た映像データを抽出し、出力用メモリ12に蓄える。こ
の出力用メモリ12からの出力が、再生信号となる。
【0048】この再生装置においては、従来の1個の読
み取りヘッド部を用いたランダムアクセス的なデータの
読み込みに比較して、ユーザの操作に応じた滑らかなズ
ーム動作を実現することができる。これは、従来は、ズ
ーム動作など、読出したい映像情報信号をユーザが変更
したい場合においては、ディスク状記録媒体101内の
様々な個所にランダムに記録されている情報に順番にア
クセスしていく必要があったのに対し、この再生装置で
は、複数の解像度の映像情報信号を同時に読み取ってメ
モリに蓄えているため、時間的ロスめない滑らかなズー
ム動作が可能となるためである。
【0049】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスク状
記録媒体及び再生装置を用いることにより、ユーザにと
ってインタラクティブに、自由な時空間解像度での再生
状態を滑らかに変更することができる。すなわち、この
ディスク状記録媒体及び再生装置においては、ユーザが
任意に指定した倍率による滑らかなズーム動作をリアル
タイムで実現することができる。例えば、コンサートな
どのコンテンツに対して、任意の人物にフォーカスした
後に、即座に映像全体を再生するような自由な操作を、
連続的な空間解像度の変化を用いて、滑らかに行うこと
ができる。
【0050】また、このような空間解像度が異なり同一
の内容の映像情報信号をメモリに蓄えておき、このメモ
リから映像情報信号を読出して再生することにより、ユ
ーザの所望に応じて再生速度を滑らかに変更できる。す
なわち、通常の再生速度から、ハイライトシーンのみで
スロー再生とするような再生動作を、連続的な再生スピ
ードの変化によって、滑らかに実現することができる。
【0051】すなわち、本発明は、映像情報信号を記録
したディスク状記録媒体を再生する場合において、表示
映像中の特定箇所のみをユーザの指定に応じてアナログ
的に滑らかに拡大し、または、滑らかなスロー再生を実
現することができるディスク状記録媒体及び再生装置を
提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク状記録媒体の構成を示す
平面図である。
【図2】本発明に係る再生装置の第1の実施の形態にお
ける構成を示すブロック図である。
【図3】上記第1の実施の形態における再生装置の動作
を示すフローチャートである。
【図4】上記再生装置のデータ整列メモリ内の状態を示
す平面図である。
【図5】上記再生装置の第2のユーザインターフェイス
の構成を示す正面図である。
【図6】本発明に係る再生装置の第2の実施の形態にお
ける構成を示すブロック図である。
【図7】上記第2の実施の形態における再生装置の動作
を示すフローチャートである。
【図8】上記再生装置のクラス分類適応処理処理学習回
路の構成を示すブロック図である。
【図9】上記再生装置のクラス分類適応処理処理予測回
路の構成を示すブロック図である。
【図10】上記再生装置におけるクラス分類適応処理処
理予測の動作を示す平面図である。
【図11】本発明に係る再生装置の第3の実施の形態に
おける構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 第1のユーザインターフェイス、2 制御回路、3
駆動装置、4 読み取りヘッド部、11、第2のユー
ザインターフェイス、13 クラス分類適合処理学習回
路(空間解像度)、14 クラス分類適合処理予測回路
(空間解像度)、15 クラス分類適合処理予測回路
(時間解像度)、16 クラス分類適合処理学習回路
(時間解像度)、101 ディスク状記録媒体
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Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の基材の主面部上に信号記録層が
    形成され、この信号記録層上の同心円状または螺旋状の
    記録トラックに沿って情報信号が記録されるディスク状
    記録媒体であって、 空間解像度が異なり映像の内容が同一である複数の映像
    情報信号が、空間解像度の高い映像情報信号が空間解像
    度の低い映像情報信号よりも外周側となる位置に記録さ
    れていることによって、各映像情報信号は、媒体の中心
    回りの略々同一の角度位置及び角度範囲に記録されてい
    るとともに、記録トラックに沿う方向の情報信号の記録
    線密度が内外周に亘って略々一定となっていることを特
    徴とするディスク状記録媒体。
  2. 【請求項2】 空間解像度が異なり映像の内容が同一で
    ある複数の映像情報信号が空間解像度の高い映像情報信
    号が空間解像度の低い映像情報信号よりも外周側となる
    位置に記録されていることによって各映像情報信号が媒
    体の中心回りの略々同一の角度位置及び角度範囲に記録
    されているディスク状記録媒体が装着され、このディス
    ク状記録媒体から光ヘッドを介して情報信号を読出して
    再生する再生装置であって、 空間解像度を示す制御信号が入力され、この制御信号に
    応じて、上記ディスク状記録媒体の径方向についてこの
    ディスク状記録媒体から情報信号の読出しを行う位置を
    制御することを特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】 空間解像度が異なり映像の内容が同一で
    ある複数の映像情報信号が空間解像度の高い映像情報信
    号が空間解像度の低い映像情報信号よりも外周側となる
    位置に記録されていることによって各映像情報信号が媒
    体の中心回りの略々同一の角度位置及び角度範囲に記録
    されているディスク状記録媒体が装着され、このディス
    ク状記録媒体から光ヘッドを介して情報信号を読出して
    再生する再生装置であって、 上記ディスク状記録媒体の径方向に配列された複数の光
    ヘッドを有し、 空間解像度を示す制御信号が入力され、この制御信号に
    応じて、上記ディスク状記録媒体から情報信号の読出し
    を行う光ヘッドを選択して、上記ディスク状記録媒体の
    径方向についてこのディスク状記録媒体から情報信号の
    読出しを行う位置を制御することを特徴とする再生装
    置。
  4. 【請求項4】 空間解像度が異なり映像の内容が同一で
    ある複数の映像情報信号が空間解像度の高い映像情報信
    号が空間解像度の低い映像情報信号よりも外周側となる
    位置に記録されていることによって各映像情報信号が媒
    体の中心回りの略々同一の角度位置及び角度範囲に記録
    されているディスク状記録媒体が装着され、このディス
    ク状記録媒体から光ヘッドを介して情報信号を読出して
    再生する再生装置であって、 空間解像度の異なる2つの映像情報信号を上記ディスク
    状記録媒体から読出し、これら各映像情報信号に基づい
    てクラス分類適応処理を学習し、その係数データを保有
    することを特徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】 映像情報信号について係数データを用い
    てクラス分類適応予測処理を行うクラス分類適応処理予
    測回路を備え、 空間解像度を示す制御信号が入力され、この制御信号に
    応じて、上記ディスク状記録媒体から読出された映像情
    報信号について上記係数データを用いてクラス分類適応
    予測処理を行い、該ディスク状記録媒体に記録されてい
    る映像情報信号よりも高い空間解像度を有する映像情報
    信号を生成することを特徴とする請求項4記載の再生装
    置。
  6. 【請求項6】 映像情報信号が記録されているディスク
    状記録媒体が装着され、このディスク状記録媒体から光
    ヘッドを介して情報信号を読出して再生する再生装置で
    あって、 上記映像情報信号に基づいて時間解像度学習を行って係
    数データを保持し、この係数データに基づいて、該映像
    情報信号についてクラス分類適応処理による時間解像度
    予測を行うクラス分類適応処理予測回路を備えているこ
    とを特徴とする再生装置。
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