JP2003333502A - 信号処理システムおよび方法、信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

信号処理システムおよび方法、信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2003333502A
JP2003333502A JP2002143040A JP2002143040A JP2003333502A JP 2003333502 A JP2003333502 A JP 2003333502A JP 2002143040 A JP2002143040 A JP 2002143040A JP 2002143040 A JP2002143040 A JP 2002143040A JP 2003333502 A JP2003333502 A JP 2003333502A
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signal
coefficient
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哲二郎 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号処理装置の信号処理の複数の機能を選択
し、利用することができるようにする。 【解決手段】 アルゴリズムベイ12が、無線インタフ
ェース35を介して第2の信号処理装置13や第3の信
号処理装置14といった他の信号処理装置と無線通信す
る場合、信号処理装置検出部36は、他の信号処理装置
の種類を検出し、セレクタ部34は、検出された他の信
号処理装置の種類に対応する機能として、第1の機能提
供部32により提供される第1の機能、または、第2の
機能提供部33により提供される第2の機能を選択す
る。そして、セレクタ部34は、インタフェース31、
および、第1の信号処理装置11のインタフェース22
を介して信号処理部21の信号処理の機能を、選択した
第1、または、第2の機能に変更する。本発明は、画像
信号を処理する画像信号処理装置に適用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号処理システム
および方法、信号処理装置および方法、記録媒体、並び
にプログラムに関し、特に、信号処理装置の信号処理の
複数の機能を選択し、利用することができるようにした
信号処理システムおよび方法、信号処理装置および方
法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】入力した信号に、所定の信号処理を施し
て出力する信号処理装置に対して基板を装着し、その信
号処理の内容を変更するための情報を、基板から有線で
信号処理装置に供給するようにすることが知られてい
る。この場合、例えば、信号処理装置のバスに基板が接
続されることで、情報が基板から信号処理装置にバスを
介して供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、基板
には、信号処理装置の信号処理の1つの機能に対応する
情報しか対応づけられていなかった。従って、信号処理
装置に対して、複数の機能を割り付ける場合、複数の基
板を用意しなければならず、その保管が面倒になる課題
があった。また、機能を変更する場合、ユーザは、変更
する機能に対応する基板を探し、装着しなければなら
ず、操作性が悪いという課題があった。
【0004】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、信号処理装置の信号処理の複数の機能を
簡単に選択し、利用することができるようにするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の信号処理システ
ムは、入力した信号に、所定の信号処理を施して出力す
る第1の信号処理装置と、第1の信号処理装置の信号処
理を制御する第2の信号処理装置とからなり、第2の信
号処理装置は、他の信号処理装置と無線通信する無線通
信手段と、無線通信手段が無線通信する他の信号処理装
置の種類を検出する検出手段と、検出手段により他の信
号処理装置の種類が検出された場合、第1の信号処理装
置の信号処理の機能を、他の信号処理装置の種類に対応
する機能に変更するように制御する制御手段とを備える
第2の信号処理装置とからなることを特徴とする。
【0006】第2の信号処理装置は、第1の信号処理装
置に対して装着される基板として形成されているように
することができる。
【0007】検出手段は、電波強度に基づいて、他の信
号処理装置を検出するようにすることができる。
【0008】第2の信号処理装置は、クラス分類適応処
理を行うクラス分類適応処理実行手段をさらに設け、制
御手段は、検出手段により他の信号処理装置の種類が検
出された場合、クラス分類適応処理実行手段によるクラ
ス分類適応処理に利用する係数を、これまで利用してい
た第1の係数から、他の信号処理装置の種類に対応する
第2の係数に変更し、第1の信号処理装置の信号処理の
機能を、クラス分類適応処理実行手段により、第2の係
数を利用して、クラス分類適応処理が施された信号を出
力する機能に変更するように制御するようにすることが
できる。
【0009】第2の信号処理装置は、検出手段により、
他の信号処理装置の種類が、クラス分類適応処理を行う
種類であることが検出された場合、他の信号処理装置が
クラス分類適応処理を行う場合に利用する第3の係数
を、無線通信手段を介して他の信号処理装置に対して指
定する係数指定手段をさらに設けるようにすることがで
きる。
【0010】第2の信号処理装置は、検出手段により、
他の信号処理装置の種類が、クラス分類適応処理を行う
種類であることが検出された場合、他の信号処理装置が
クラス分類適応処理を行う場合に利用する係数を生成す
る係数生成手段をさらに設け、制御手段は、係数生成手
段により生成された係数を、無線通信手段を介して他の
信号処理装置に提供し、第1の信号処理装置の信号処理
の機能を、制御手段により他の信号処理装置に提供され
た係数を少なくとも利用して、他の信号処理装置により
クラス分類適応処理が施された信号を出力する機能に変
更するように制御するようにすることができる。
【0011】検出手段により、他の信号処理装置とし
て、第1および第2の他の信号処理装置の種類が、クラ
ス分類適応処理を行う種類であることが検出された場
合、制御手段は、係数生成手段により生成された係数
を、無線通信手段を介して第1および第2の他の信号処
理装置にもさらに提供し、第1の信号処理装置の信号処
理の機能を、制御手段により第2または第3の他の信号
処理装置に提供された係数を少なくとも利用して、第1
の他の信号処理装置によりクラス分類適応処理が施され
た信号を出力する機能に変更するように制御するように
することができる。
【0012】本発明の信号処理システムの信号処理方法
は、第1の信号処理装置が、入力した信号に、所定の信
号処理を施して出力し、第2の信号処理装置が、それと
無線通信する他の信号処理装置の種類を検出した場合、
第1の信号処理装置の信号処理の機能を、検出された他
の信号処理装置の種類に対応する機能に変更するように
制御することを特徴とする。
【0013】本発明の信号処理システムおよび方法にお
いては、第1の信号処理装置により、入力した信号に、
所定の信号処理が施されて出力される。第2の信号処理
装置により、それと無線通信する他の信号処理装置の種
類が検出された場合、第1の信号処理装置の信号処理の
機能を、検出された他の信号処理装置の種類に対応する
機能に変更するように制御される。
【0014】第1の信号処理装置は、信号を有線または
無線で受信する受信専用装置であっても構わないし、信
号を有線または無線で送信することも可能な送受信装置
であってもよい。
【0015】また、第2の信号処理装置は、信号を少な
くとも無線にて送信する機能を有する装置であれば、さ
らに有線で信号を送信可能な送信専用装置であっても構
わないし、信号を有線または無線にて受信することも可
能な送受信装置であってもよい。
【0016】本発明の第1の信号処理装置は、入力した
信号に、所定の信号処理を施して出力する信号処理手段
を備え、信号処理手段は、第1の他の信号処理装置によ
り、第1の他の信号装置が無線通信する第2の他の信号
処理装置の種類が検出された場合、第1の他の信号処理
装置の制御に基づいて、信号処理の機能を、検出された
第2の他の信号処理装置の種類に対応する機能に変更す
ることを特徴とする。
【0017】第1の他の信号処理装置は、基板として形
成されており、第1の信号処理装置は、その基板を装着
するようにすることができる。
【0018】他の第1の信号処理装置は、クラス分類適
応処理を行い、第2の他の信号処理装置の種類を検出し
た場合、クラス分類適応処理に利用する係数を、これま
で利用していた第1の係数から、他の第2の信号処理装
置の種類に対応する第2の係数に変更し、信号処理手段
は、第1の他の信号処理装置の制御に基づいて、信号処
理の機能を、第1の他の信号処理装置により、第2の係
数を利用して、クラス分類適応処理が施された信号を出
力する機能に変更するようにすることができる。
【0019】第1の他の信号処理装置は、第2の他の信
号処理装置の種類が、クラス分類適応処理を行う種類で
あることを検出した場合、第2の他の信号処理装置がク
ラス分類適応処理を行う場合に利用する係数を生成し、
生成した係数を、第2の他の信号処理装置に無線で提供
し、信号処理手段は、第1の他の信号処理装置の制御に
基づいて、信号処理の機能を、第1の他の信号処理装置
から第2の他の信号処理装置に提供された係数を少なく
とも利用して、第2の他の信号処理装置によりクラス分
類適応処理が施された信号を出力する機能に変更するよ
うにすることができる。
【0020】第1の他の信号処理装置は、第3の他の信
号処理装置の種類が、クラス分類適応処理を行う種類で
あることをさらに検出した場合、生成した係数を、第3
の他の信号処理装置にも無線で提供し、信号処理手段
は、第1の他の信号処理装置の制御に基づいて、信号処
理の機能を、第1の他の信号処理装置から第2または第
3の他の信号処理装置に提供された係数を少なくとも利
用して、第2の他の信号処理装置によりクラス分類適応
処理が施された信号を出力する機能に変更するようにす
ることができる。
【0021】本発明の第1の信号処理装置の信号処理方
法は、入力した信号に、所定の信号処理を施して出力す
る信号処理ステップと、第1の他の信号処理装置によ
り、第1の他の信号装置が無線通信する第2の他の信号
処理装置の種類が検出された場合、第1の他の信号処理
装置の制御に基づいて、信号処理ステップの信号処理の
機能を、検出された第2の他の信号処理装置の種類に対
応する機能に変更する機能変更ステップとを含むことを
特徴とする。
【0022】本発明の第1の記録媒体のプログラムは、
入力した信号に、所定の信号処理を施して出力する信号
処理ステップと、第1の他の信号処理装置により、第1
の他の信号装置が無線通信する第2の他の信号処理装置
の種類が検出された場合、第1の他の信号処理装置の制
御に基づいて、信号処理ステップの信号処理の機能を、
検出された第2の他の信号処理装置の種類に対応する機
能に変更する機能変更ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0023】本発明の第1のプログラムは、入力した信
号に、所定の信号処理を施して出力する信号処理ステッ
プと、第1の他の信号処理装置により、第1の他の信号
装置が無線通信する第2の他の信号処理装置の種類が検
出された場合、第1の他の信号処理装置の制御に基づい
て、信号処理ステップの信号処理の機能を、検出された
第2の他の信号処理装置の種類に対応する機能に変更す
る機能変更ステップとをコンピュータに実行させること
を特徴とする。
【0024】本発明の第1の信号処理装置および方法、
第1の記録媒体、並びに、第1のプログラムにおいて
は、入力した信号に、所定の信号処理が施されて出力さ
れる。第1の他の信号処理装置により、第1の他の信号
装置が無線通信する第2の他の信号処理装置の種類が検
出された場合、第1の他の信号処理装置の制御に基づい
て、その信号処理の機能が、検出された第2の他の信号
処理装置の種類に対応する機能に変更される。
【0025】第1の信号処理装置は、信号を有線または
無線にて受信する受信専用装置であっても構わないし、
信号を有線または無線にて送信することも可能な送受信
装置であってもよい。
【0026】本発明の第2の信号処理装置は、入力した
信号に、所定の信号処理を施して出力する第1の他の信
号処理装置に接続される信号処理装置であり、第2の他
の信号処理装置と無線通信する無線通信手段と、無線通
信手段が無線通信する第2の他の信号処理装置の種類を
検出する検出手段と、検出手段により第2の他の信号処
理装置の種類が検出された場合、第1の他の信号処理装
置の信号処理の機能を、第2の他の信号処理装置の種類
に対応する機能に変更するように制御する制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0027】信号処理装置は、第1の他の信号処理装置
に装着される基板として形成されてているようにするこ
とができる。
【0028】検出手段は、電波強度に基づいて、第2の
他の信号処理装置を検出するようにすることができる。
【0029】クラス分類適応処理を行うクラス分類適応
処理実行手段をさらに設け、制御手段は、検出手段によ
り第2の他の信号処理装置の種類が検出された場合、ク
ラス分類適応処理実行手段によるクラス分類適応処理に
利用する係数を、これまで利用していた第1の係数か
ら、第2の他の信号処理装置の種類に対応する第2の係
数に変更し、第1の他の信号処理装置の信号処理の機能
を、クラス分類適応処理実行手段により、第2の係数を
利用して、クラス分類適応処理が施された信号を出力す
る機能に変更するように制御するようにすることができ
る。
【0030】検出手段により、第2の他の信号処理装置
の種類が、クラス分類適応処理を行う種類であることが
検出された場合、第2の他の信号処理装置がクラス分類
適応処理を行う場合に利用する第3の係数を、無線通信
手段を介して第2の他の信号処理装置に対して指定する
係数指定手段をさらに設けるようにすることができる。
【0031】検出手段により、第2の他の信号処理装置
の種類が、クラス分類適応処理を行う種類であることが
検出された場合、第2の他の信号処理装置がクラス分類
適応処理を行う場合に利用する係数を生成する係数生成
手段をさらに設け、制御手段は、係数生成手段により生
成された係数を、無線通信手段を介して第2の他の信号
処理装置に提供し、第1の他の信号処理装置の信号処理
の機能を、制御手段により第2の他の信号処理装置に提
供された係数少なくともを利用して、第2の他の信号処
理装置によりクラス分類適応処理が施された信号を出力
する機能に変更するように制御するようにすることがで
きる。
【0032】検出手段により、第3の他の信号処理装置
の種類が、クラス分類を行う種類であることがさらに検
出された場合、制御手段は、係数生成手段により生成さ
れた係数を、無線通信手段を介して第3の他の信号処理
装置にも提供し、第1の他の信号処理装置の信号処理の
機能を、制御手段により第2または第3の他の信号処理
装置に提供された係数を少なくとも利用して、第2の他
の信号処理装置によりクラス分類適応処理が施された信
号を出力する機能に変更するように制御するようにする
ことができる。
【0033】本発明の、入力した信号に、所定の信号処
理を施して出力する第1の他の信号処理装置に接続され
る第2の信号処理装置の信号処理方法は、無線通信する
第2の他の信号処理装置の種類を検出する検出ステップ
と、検出ステップの処理により第2の他の信号処理装置
の種類が検出された場合、第1の他の信号処理装置の信
号処理の機能を、第2の他の信号処理装置の種類に対応
する機能に変更するように制御ステップとを含むことを
特徴とする。
【0034】本発明の第2の記録媒体のプログラムは、
入力した信号に、所定の信号処理を施して出力する第1
の他の信号処理装置に接続される第2の信号処理装置を
制御するコンピュータのプログラムであって、無線通信
する第2の他の信号処理装置の種類を検出する検出ステ
ップと、検出ステップの処理により第2の他の信号処理
装置の種類が検出された場合、第1の他の信号処理装置
の信号処理の機能を、第2の他の信号処理装置の種類に
対応する機能に変更するように制御する制御ステップと
を含むことを特徴とする。
【0035】本発明の第2のプログラムは、入力した信
号に、所定の信号処理を施して出力する第1の他の信号
処理装置に接続される第2の信号処理装置を制御するコ
ンピュータに、無線通信する第2の他の信号処理装置の
種類を検出する検出ステップと、検出ステップの処理に
より第2の他の信号処理装置の種類が検出された場合、
第1の他の信号処理装置の信号処理の機能を、第2の他
の信号処理装置の種類に対応する機能に変更するように
制御する制御ステップとをコンピュータに実行させる。
【0036】本発明の第2の信号処理装置および方法、
第2の記録媒体、並びに、第2のプログラムにおいて
は、入力した信号に、所定の信号処理を施して出力する
第1の他の信号処理装置に接続され、かつ、無線通信す
る第2の他の信号処理装置の種類が検出された場合、第
2の信号処理装置の制御に基づいて、第1の他の信号処
理装置の信号処理の機能が、第2の他の信号処理装置の
種類に対応する機能に変更される。
【0037】第2の信号処理装置は、信号を少なくとも
無線にて送信する機能を有する装置であれば、さらに有
線で信号を送信可能な送信専用装置であっても構わない
し、信号を有線または無線にて受信することも可能な送
受信装置であってもよい。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される信号
処理システムの構成例を表している。
【0039】図1に示されるように、信号処理システム
1は、第1の信号処理装置11と、それに装着される基
板として構成されるアルゴリズムベイ(商標)12から
構成される。
【0040】第1の信号処理装置11には、入力信号6
1に、所定の信号処理を施して、出力信号62として出
力する信号処理部21、および、アルゴリズムベイ12
と無線または有線で通信するインタフェース22が設け
られている。
【0041】アルゴリズムベイ12には、上述した第1
の情報処理装置11のインタフェース22と無線または
有線で通信するインタフェース31、第1の信号処理装
置11の信号処理部21の信号処理の第1の機能を提供
するための第1の機能提供部32、および、第1の信号
処理装置11の信号処理部21の信号処理の第2の機能
を提供するための第2の機能提供部33が設けられてい
る。
【0042】アルゴリズムベイ12にはまた、後述する
信号処理装置検出部36の検出結果に基づいて、第1の
機能提供部32より提供される第1の機能と、第2の機
能提供部33より提供される第2の機能のうちのいずれ
か一方を選択し、インタフェース31を介して第1の信
号処理装置11に提供するセレクタ部34が設けられて
いる。
【0043】アルゴリズムベイ12にはさらにまた、信
号処理部42を有する第2の信号処理装置13の無線イ
ンタフェース41や、信号処理部52を有する第3の信
号処理装置14の無線インタフェース51と、無線通信
を行うための無線インタフェース35、および、無線イ
ンタフェース35により無線接続される他の信号処理装
置(図1の例では、第2の信号装置13、または、第3
の信号装置14)の種類を検出する信号処理装置検出部
36が設けられている。
【0044】なお、図1の例では、アルゴリズムベイ1
2が、信号処理装置11に対して装着される基板として
形成されているが、このアルゴリズムベイ12を、基板
の代わりに、インタフェース31、第1の機能提供部3
2、第2の機能提供部33、セレクタ部34、無線イン
タフェース35、および、信号処理装置検出部36を有
する任意の装置として形成してもよい。
【0045】また、第1および第2の機能の具体例につ
いては、後述する。
【0046】次に、信号処理システム1の動作の概略を
説明する。
【0047】例えば、アルゴリズムベイ12の信号処理
装置検出部36により第2の信号処理装置13の種類が
検出された場合、セレクタ部34は、第1の信号処理装
置11の信号処理部21の機能を、第1の機能提供部3
2により提供される第1の機能に変更するように、イン
タフェース31およびインタフェース22を介して制御
する。これに対して、信号処理装置検出部36により第
3の信号処理装置14の種類が検出された場合、セレク
タ部34は、第1の信号処理装置11の信号処理部21
の機能を、第2の機能提供部33により提供される第2
の機能に変更するように、インタフェース31およびイ
ンタフェース22を介して制御する。
【0048】または、例えば、信号処理装置検出部36
により何も検出されない場合(通常の場合)、セレクタ
部34は、第1の信号処理装置11の信号処理部21の
機能を、第1の機能提供部32により提供される第1の
機能とするように、インタフェース31およびインタフ
ェース22を介して制御する。これに対して、信号処理
装置検出部36により他の信号処理装置(図1の例で
は、第2の信号処理装置13、または、第3の信号処理
装置14)の種類が検出された場合、セレクタ部34
は、第1の信号処理装置11の信号処理部21の機能
を、第1の機能から、第2の機能提供部33により提供
される第2の機能に変更するように、インタフェース3
1およびインタフェース22を介して制御する。
【0049】なお、図1の例では、アルゴリズムベイ1
2により変更される、第1の信号処理装置11の信号処
理部21の信号処理の機能は、第1および第2の機能の
2つの機能とされているが、アルゴリズムベイ12によ
り変更される機能の数は、特に限定されるものではな
い。
【0050】以上、本発明が適用される信号処理システ
ム1の概略について説明したが、信号処理システム1
は、様々な実施形態が実現可能である。
【0051】そのような様々な実施形態の構成例が、図
2、図5、および、図8にそれぞれ示されている。
【0052】そこで、以下、図2に示される信号処理シ
ステム1を、第1実施形態として、図5に示される信号
処理システム1を、第2実施形態として、図8に示され
る信号処理システム1を、第3実施形態として、それぞ
れ個別に説明する。
【0053】(第1実施形態)図2は、本発明の第1実
施形態が適用される信号処理システム1の構成例を表し
ており、図1のそれに対応する部分には、対応する符号
が付してある。
【0054】第1実施形態においては、図2に示される
ように、信号処理部21には、信号処理部21の全体の
処理を制御する制御部82、コンポジット信号である入
力信号61をコンポーネント信号に変換する1/3変換
部81、および、スイッチ83が設けられている。
【0055】スイッチ83は、制御部82の制御に基づ
いて切り換えられ、スイッチ83が1/3変換部81側
に切り換えられている場合、1/3変換部81より出力
されるコンポーネント信号(コンポジット信号である入
力信号61が、1/3変換部81により変換されたコン
ポーネント信号)が、出力信号62として出力される。
これに対して、スイッチ83が制御部82側に切り換え
られている場合、制御部82より出力されるコンポーネ
ント信号(後述するアルゴリズムベイ12より供給され
るコンポーネント信号)が、出力信号62として出力さ
れる。
【0056】また、図2の信号処理装置11にはさら
に、後述するDVD(Digital VersatileDisk)プレーヤ7
1と有線または無線による通信を行うためのインタフェ
ース84が設けられている。
【0057】なお、コンポーネント信号は、例えば、輝
度成分(Y)と2つの色差成分(青−輝度(B-Y)と赤−輝度
(R-Y))の3要素、あるいは、赤信号(R)、緑信号
(G)、および、青信号(B)の3要素で構成される。コンポ
ジット信号は、これらの3要素に対応する信号、同期信
号、および、カラーバースト信号などを全てひとつに合
成した信号であり、例えば、テレビジョン放送のNTSC
(National Television System Committee)規格の信号
などがコンポジット信号である。
【0058】従って、この例においては、1/3変換部
81は、1つのコンポジット信号を、3つの独立した信
号(この例では、輝度成分の信号(Y信号)、青−輝度
信号(B-Y信号)、および、赤−輝度信号(R-Y信号))
から構成されるコンポーネント信号に変換することにな
るので、以下、そのような1/3変換部81による処理
を、1/3変換処理と称する。
【0059】図2のアルゴリズムベイ12は、信号処理
装置11の制御部82よりインタフェース22を介して
供給される信号に対して、クラス分類適応処理を施し、
その処理の結果(クラス分類適応処理が施された信号)
を、信号処理装置11の制御部82にインタフェース2
2を介して提供する。
【0060】なお、クラス分類適応処理は、本出願人に
より先に提案された以下のような処理である。
【0061】即ち、クラス分類適応処理は、クラス分類
処理と適応処理とからなり、クラス分類処理によって、
信号(データ)が、その性質に基づいてクラス分けさ
れ、各クラスごとに適応処理が施される。
【0062】なお、ここでは、クラス分類適応処理の一
例として、例えば、画像信号に対する空間解像度を向上
するための処理を説明する。具体的には、標準解像度の
画像信号(以下、適宜、SD(Standard Definition)画
像信号と称する)を、高解像度の画像信号(以下、適
宜、HD(High Definition)画像信号と称する)に変換
する空間解像度を向上するための適応処理について説明
する。
【0063】この場合、適応処理では、SD画像を構成
する画素(以下、適宜、SD画素という)と、所定のタ
ップ係数との線形結合により、そのSD画像の空間解像
度を向上させたHD画像の画素の予測値を求めること
で、そのSD画像の解像度を向上させた画像が得られ
る。
【0064】具体的には、例えば、いま、あるHD画像
を教師データとするとともに、そのHD画像の解像度を
劣化させたSD画像を生徒データとして、HD画像を構
成する画素(以下、適宜、HD画素という)の画素値y
の予測値E[y]を、幾つかのSD画素(SD画像を構
成する画素)の画素値x1 ,x2 ,・・の集合と、所定
のタップ係数w1 ,w2 ,・・の線形結合により規定さ
れる線形1次結合モデルにより求めることを考える。こ
の場合、予測値E[y]は、式(1)で表される。 E[y]=w1 x1 +w2 x2 +・・・ (1)
【0065】式(1)を一般化するために、タップ係数
wj の集合でなる行列W、生徒データxijの集合でなる
行列X、および予測値E[yi]の集合でなる行列Y’を、
式(2)で示されるように定義する。
【0066】
【数1】
【0067】式(2)に示されるように定義すると、式
(3)に示されるような観測方程式が成立する。 XW=Y’ ・・・(3)
【0068】式(3)において、行列Xの成分xijは、
i件目の生徒データの集合(i件目の教師データyi の
予測に用いる生徒データの集合)の中のj番目の生徒デ
ータを意味し、行列Wの成分wj は、生徒データの集合
の中のj番目の生徒データとの積が演算されるタップ係
数を表す。また、yi は、i件目の教師データを表し、
従って、E[yi ]は、i件目の教師データの予測値を
表す。なお、式(1)の左辺におけるyは、行列Yの成
分yi のサフィックスiを省略したものであり、また、
式(1)の右辺におけるx1 ,x2 ,・・も、行列Xの
成分xijのサフィックスiを省略したものである。
【0069】そして、この観測方程式に最小自乗法を適
用して、HD画素の画素値yに近い予測値E[y]を求
めることを考える。この場合、教師データとなるHD画
素の真の画素値yの集合でなる行列Y、およびHD画素
の画素値yに対する予測値E[y]の残差eの集合でな
る行列Eを、定義すると、式(4)に示されるようにな
る。
【0070】
【数2】
【0071】この式(4)から、式(5)に示されるよ
うな残差方程式が成立する。 XW=Y+E ・・・(5)
【0072】この場合、HD画素の画素値yに近い予測
値E[y]を求めるためのタップ係数wj は、式(6)
で示される自乗誤差を最小にすることで求めることがで
きる。
【0073】
【数3】
【0074】従って、上述した自乗誤差をタップ係数w
j で微分したものが0になる場合、即ち、式(7)を満
たすタップ係数wj が、HD画素の画素値yに近い予測
値E[y]を求めるため最適値ということになる。
【0075】
【数4】
【0076】そこで、まず、上述した式(5)を、タッ
プ係数wj で微分することにより、式(8)が成立す
る。
【0077】
【数5】
【0078】上述した式(7)と式(8)より、式
(9)が得られる。
【0079】
【数6】
【0080】さらに、上述した式(5)の残差方程式に
おける生徒データxij、タップ係数wj 、教師データy
i 、および残差ei の関係を考慮すると、式(9)か
ら、式(10)に示されるような正規方程式を得ること
ができる。
【0081】
【数7】
【0082】式(10)に示される正規方程式において
は、行列(共分散行列)Aおよびベクトルvを、式(1
1)に示されるように定義する。
【0083】
【数8】
【0084】さらに、ベクトルWを、上述した式(2)
で示されるように定義すると、式(10)は、式(1
2)で示されるように表すことができる。 AW=v ・・・(12)
【0085】上述した式(10)における各正規方程式
は、生徒データxijおよび教師データyi のセットを、
ある程度の数だけ用意することで、求めるべきタップ係
数wj の数Jと同じ数だけたてることができ、従って、
上述した式(12)を、ベクトルWについて解くことで
(ただし、式(12)を解くには、式(12)における
行列Aが正則である必要がある)、最適なタップ係数w
j を求めることができる。なお、式(12)を解くにあ
たっては、例えば、掃き出し法(Gauss-Jordanの消去
法)などを用いることが可能である。
【0086】以上のように、生徒データと教師データを
用いて、生徒データとタップ係数から、教師データを予
測するのに最適なタップ係数wj を求める学習をしてお
き、さらに、そのタップ係数wj を用い、上述した式
(1)により、教師データyに近い予測値E[y]を求
めるのが適応処理である。
【0087】なお、適応処理は、SD画像には含まれて
いないが、HD画像に含まれる成分が再現される点で、
例えば、単なる補間処理とは異なる。即ち、適応処理で
は、上述した式(1)だけを見る限りは、いわゆる補間
フィルタを用いての補間処理と同一に見えるが、その補
間フィルタのタップ係数に相当するタップ係数wが、教
師データと生徒データを用いての学習により求められる
ため、HD画像に含まれる成分を再現することができ
る。このことから、上述したような適応処理は、いわば
画像の創造(解像度創造)作用がある処理と称すること
ができる。
【0088】従って、以下、上述したような適応処理
を、他の適応処理と区別するために、解像度創造適応処
理と称する。また、解像度創造適応処理を行う場合に利
用するタップ係数(上述したようなタップ係数)を、解
像度創造用係数と称する。
【0089】さらに、上述した例では、適応処理につい
て、空間解像度を向上させる場合を例にして説明した
が、適応処理によれば、教師データおよび生徒データを
変えて学習を行うことにより得られる種々のタップ係数
を用いることで、例えば、S/N(Signal to Noise Rat
io) の向上や、ぼけの改善、その他の各種の処理を行う
ことが可能である。
【0090】即ち、例えば、S/Nの向上やぼけの改善
を、適応処理によって行うには、S/Nの高い画像デー
タを教師データとするとともに、その教師データのS/
Nを低下させた画像(あるいは、ぼかした画像)を生徒
データとして、タップ係数を求めればよい。
【0091】このような適応処理を、以下、他の適応処
理と区別するために、ノイズ除去適応処理と称する。ま
た、ノイズ除去適応処理で利用するタップ係数を、以
下、ノイズ除去用係数と称する。
【0092】なお、解像度創造適応処理および解像度創
造用係数、並びに、ノイズ除去適応処理およびノイズ除
去用係数の詳細については、本出願人により先に出願さ
れた特願2001−110695号に開示されている。
【0093】さらにまた、コンポジット信号をコンポー
ネント信号に変換する処理(1/3変換)と、空間解像
度を向上する処理を、適応処理によって一括して施すこ
とができる。この場合、タップ係数は、コンポーネント
信号のHD信号を教師データとするとともに、その教師
データの空間解像度を低下させ、さらにコンポジット信
号に変換したSD信号を生徒データとして、上述した方
式に従って、求めればよい。
【0094】なお、以下、そのような適応処理を、他の
適応処理と区別するために、1/3変換および解像度創
造適応処理と称する。また、1/3変換および解像度創
造適応処理で利用するタップ係数(上述したようにして
求められたタップ係数)を、1/3変換および解像度創
造用係数と称する。
【0095】以上、クラス分類適応処理の概略について
説明したが、そのようなクラス分類適応処理を行うの
が、図2のアルゴリズムベイ12である。
【0096】即ち、アルゴリズムベイ12には、インタ
フェース31、アルゴリズムベイ12の全体の動作を制
御する制御部91、信号処理装置11より供給される信
号(制御部82より、インタフェース22、インタフェ
ース31、および、制御部91を介して供給される信
号)の特徴を検出し、その特徴に対応するクラスを決定
する(上述したクラス分類処理を行う)特徴検出部9
2、および、特徴検出部92により決定されたクラスに
対応する所定のタップ係数を用いて、信号処理装置11
より供給される信号(制御部82より、インタフェース
22、インタフェース31、および、制御部91を介し
て供給される信号)に対して、上述した適応処理を施
し、インタフェース31を介して信号処理装置11に供
給する適応処理部93が設けられている。
【0097】アルゴリズムベイ12にはまた、適応処理
部93による適応処理で利用するタップ係数を選択する
ためのスイッチ94、1/3変換および解像度創造適応
用係数を記憶する1/3変換および解像度創造用係数記
憶部95、解像度創造用係数を記憶する解像度創造用係
数記憶部96、協調分担先であるDVDプレーヤ71と無
線通信するための無線インタフェース35、および、無
線インタフェース35における電波(電界)強度を検出
する電波検出部97が設けられている。
【0098】スイッチ94は、制御部91の制御に基づ
いて切り換えられ、スイッチ94が、1/3変換および
解像度創造用係数記憶部95側に切り換えられている場
合、適応処理部93は、1/3変換および解像度創造用
係数記憶部95に記憶されている1/3変換および解像
度創造用係数を利用して、1/3変換および解像度創造
適応処理を行う。これに対して、スイッチ94が、解像
度創造用係数記憶部96側に切り換えられている場合、
適応処理部93は、解像度創造用係数記憶部96に記憶
されている解像度創造用係数を利用して、解像度創造適
応処理を行う。
【0099】協調分担先であるDVDプレーヤ71には、M
PEG(Moving Picture Experts Group)方式により符号化
された画像データ(DVDに記録されている画像データ)
を読出し、それをデコードして、コンポーネント信号と
して出力するMPEGデコード部101、MPEGデコード部1
01より供給されたコンポーネント信号に対して、上述
したクラス分類適応処理を施す特徴検出部102、およ
び、適応処理部103、並びに、信号処理装置11のイ
ンタフェース84と相互に通信するインタフェース10
4が設けられている。
【0100】DVDプレーヤ71にはまた、アルゴリズム
ベイ12の無線インタフェース35と相互に無線通信す
る無線インタフェース105、適応処理部103による
適応処理で利用するタップ係数を選択するためのスイッ
チ106、解像度創造用係数を記憶する解像度創造用係
数記憶部107、および、ノイズ除去用係数を記憶する
ノイズ除去用係数記憶部108が設けられている。
【0101】スイッチ106は、通常、解像度創造用係
数記憶部107側に切り換えられている。この場合、適
応処理部103は、解像度創造用係数記憶部107に記
憶されている解像度創造用係数を利用して、MPEGデコー
ド部101により出力されたコンポーネント信号に対し
て、解像度創造適応処理を施す。
【0102】これに対して、DVDプレーヤ71がアルゴ
リズムベイ12と協調分担してクラス分類適応処理を施
す場合、アルゴリズムベイ12の制御部91の無線イン
タフェース35および無線インタフェース105を介す
る制御により、スイッチ106は、ノイズ除去用係数記
憶部108側に切り換えられる。そして、適応処理部1
03は、ノイズ除去用係数記憶部108に記憶されてい
るノイズ除去用係数を利用して、MPEGデコード部101
により出力されたコンポーネント信号に対して、ノイズ
除去適応処理を施す。
【0103】次に、図3と図4のフローチャートを参照
して、図2の信号処理システム1の処理例について説明
する。
【0104】図3のステップS1において、信号処理装
置11の信号処理部21は、入力信号61であるコンポ
ジット信号を入力する。
【0105】ステップS2において、信号処理部21の
制御部82は、アルゴリズムベイ12が装着されている
か否かを判定する。
【0106】ステップS2において、アルゴリズムベイ
12が装着されていないと判定した場合、制御部82
は、ステップS3において、スイッチ83を1/3変換
部81側に切り替え、1/3変換部81から出力される
コンポーネント信号(1/3変換部81により、ステッ
プS1の処理で入力されたコンポジット信号(入力信号
61)に1/3変換が施されて、生成されたコンポーネ
ント信号)を、出力信号62として出力する。
【0107】これに対して、ステップS2において、ア
ルゴリズムベイ12が装着されていると判定した場合、
制御部82は、ステップS5において、アルゴリズムベ
イ12の制御部91に制御を委譲する(なお、以下、そ
の時点まで制御を行っていた制御部(この時点では、信
号処理装置11の制御部82)が、その制御を、他の制
御部(ここでは、アルゴリズムベイ12の制御部91)
に委譲することを、指揮権を譲渡すると称する)。
【0108】図4のステップS6において、制御部91
は、DVDプレーヤ71と無線接続されているか否かを判
定する。具体的には、制御部91は、電波検出部97に
より検出された所定のレベル以上の電波強度の電波を出
力している通信相手の識別番号(例えば、グローバルユ
ニークID)を受け取り、その識別番号から通信相手がDV
Dプレーヤ71であるか否かを判定する。
【0109】ステップS6において、アルゴリズムベイ
12が、DVDプレーヤ71に無線接続されていると判定
された場合、ステップS7乃至S11、S16、およ
び、S17の処理が実行されて、DVDプレーヤ71(MPE
Gデコード部101)からのコンポーネント信号に、DVD
プレーヤ71とアルゴリズムベイ12の協調分担による
クラス分類適応処理が施され、それが出力信号62とし
て外部に出力される。
【0110】即ち、ステップS7において、制御部91
は、アルゴリズムベイ12のスイッチ94を、解像度創
造用係数記憶部96側に切り換える。
【0111】ステップS8において、制御部91は、無
線インタフェー35、および、無線インタフェース10
5を介して、DVDプレーヤ71のスイッチ106を、ノ
イズ除去用係数記憶部108側に切り換える。
【0112】これにより、DVDプレーヤ71のMPEGデコ
ード部101より出力されたコンポーネント信号が、特
徴検出部102、および、適応処理部103によりクラ
ス分類適応処理が施され(ノイズ除去用係数記憶部10
8に記憶されているノイズ除去用係数を利用して、ノイ
ズ除去適応処理が施され)、インタフェース104、お
よび、信号処理装置11のインタフェース84を介して
制御部82に供給される。
【0113】信号処理装置11の制御部82に供給され
たDVDプレーヤ71からのコンポーネント信号は、さら
に、インタフェース22、および、アルゴリズムベイ1
2のインタフェース31を介して、制御部91に供給さ
れる。
【0114】このとき、ステップS9において、制御部
91は、DVDプレーヤ71からのコンポーネント信号
を受信し、特徴検出部92と適応処理部93に供給す
る。
【0115】ステップS10において、特徴検出部92
は、供給されたDVDプレーヤ71からのコンポーネント
信号の特徴を検出し、そのクラスを決定し、適応処理部
93に供給する。
【0116】ステップS11において、適応処理部93
は、解像度創造用係数記憶部96に記憶されている係数
のうちの、ステップS10の処理で特徴検出部92によ
り決定されたクラスに対応する係数(解像度創造用係
数)を利用して、DVDプレーヤ71からのコンポーネン
ト信号に適応処理(解像度創造適応処理)を施し、イン
タフェース31、および、信号処理装置11のインタフ
ェース22を介して制御部82に供給する。
【0117】ステップS16において、アルゴリズムベ
イ12の制御部91は、信号処理装置11の制御部82
に指揮権を譲渡する。
【0118】ステップS17において、信号処理装置1
1の制御部82は、スイッチ83を、制御部82自身側
に切り換え、アルゴリズムベイ12からのコンポーネン
ト信号(ステップS11の処理でアルゴリズムベイ12
より供給された、DVDプレーヤ71からのコンポーネン
ト信号)を、出力信号62として出力する。
【0119】これに対して、ステップS6において、ア
ルゴリズムベイ12が、DVDプレーヤ71に無線接続さ
れていないと判定された場合、ステップS12乃至S1
7の処理が実行されて、コンポジット信号(入力信号6
1)が、アルゴリズムベイ12により、コンポーネント
信号に変換されるとともに、クラス分類適応処理(ただ
し、解像度創造適応処理のみ)が施されて、それが出力
信号62として外部に出力される。
【0120】即ち、ステップS12において、アルゴリ
ズムベイ12の制御部91は、アルゴリズムベイ12の
スイッチ94を、1/3変換および解像度創造用係数記
憶部95側に切り換える。
【0121】ステップS13において、制御部91は、
信号処理装置11の制御部82からのコンポジット信号
(図3のステップS1の処理で制御部82に入力された
コンポジット信号(入力信号61))を、インタフェー
ス22、および、インタフェース31を介して受信し、
特徴検出部92と適応処理部93に供給する。
【0122】ステップS14において、特徴検出部92
は、供給されたコンポジット信号(入力信号61)の特
徴を検出し、そのクラスを決定し、適応処理部93に供
給する。
【0123】ステップS15において、適応処理部93
は、1/3変換および解像度創造用係数記憶部95に記
憶されている係数のうちの、ステップS14の処理で特
徴検出部92により決定されたクラスに対応する係数
(1/3変換および解像度創造用係数)を利用して、コ
ンポジット信号(入力信号61)に適応処理(1/3変
換および解像度創造適応処理)を施し、コンポーネント
信号にする。このコンポーネント信号は、インタフェー
ス31、および、信号処理装置11のインタフェース2
2を介して制御部82に供給される。
【0124】ステップS16において、アルゴリズムベ
イ12の制御部91は、信号処理装置11の制御部82
に指揮権を譲渡する。
【0125】ステップS17において、信号処理装置1
1の制御部82は、スイッチ83を、制御部82自身側
に切り換え、アルゴリズムベイ12からのコンポーネン
ト信号(ステップS15の処理でアルゴリズムベイ12
より供給された、入力信号61(コンポジット信号)に
対応するコンポーネント信号)を、出力信号62として
出力する。
【0126】図3に戻り、ステップS3、または、図3
のステップS17の処理が実行された後、ステップ4に
おいて、制御部82は、全ての信号(入力信号61、ま
たは、DVDプレーヤ71からの信号)が処理されたか否
かを判定する。
【0127】制御部82は、まだ全ての信号が処理され
ていないと判定した場合、その処理を、ステップS1に
戻し、それ以降の処理を繰り返す。即ち、全ての信号
が、コンポーネント信号である出力信号62として外部
に出力される。
【0128】そして、最後の出力信号62が出力される
と、ステップS4において、全ての信号が処理されたと
判定され、その処理が終了される。
【0129】このように、アルゴリズムベイ12の制御
部91は、電波検出部97によりDVDプレーヤ71が検
出された場合、クラス分類適応処理部93によるクラス
分類適応処理に利用する係数を、これまで利用していた
(DVDプレーヤ71が接続されない場合に利用されてい
た)1/3変換および解像度創造用係数から、解像度創
造用係数に変更する(スイッチ94を、1/3変換およ
び解像度創造用係数記憶部95側から、解像度創造用係
数記憶部96側に切り換える)。
【0130】さらに、アルゴリズムベイ12の制御部9
1は、DVDプレーヤ71の適応処理部103がクラス分
類適応処理を行う場合に利用する係数として、ノイズ除
去用係数を、無線インタフェース35を介してDVDプレ
ーヤ71に指定する(無線インタフェース35、およ
び、無線インタフェース105を介して、スイッチ10
6を、解像度創造用係数記憶部107側から、ノイズ除
去用係数記憶部108側に切り換える)。
【0131】そして、アルゴリズムベイ12の制御部9
1は、信号処理装置11の信号処理部21の機能を、
「DVDプレーヤ71からのコンポーネント信号(ノイズ
除去適応処理(クラス分類適応処理)が施されたコンポ
ーネント信号)に対して、さらに、適応処理部93によ
り解像度創造適応処理(クラス分類適応処理)が施され
た信号を、出力信号62として出力する機能」に変更す
るように制御する。
【0132】換言すると、信号処理装置11の制御部8
2は、アルゴリズムベイ12にDVDプレーヤ71が無線
接続されている場合、信号処理の1つの機能として、
「アルゴリズムベイ12から供給される、DVDプレーヤ
71とアルゴリズムベイ12の協調分担によるクラス分
類適応処理が施された、DVDプレーヤ71からの信号
を、出力信号62として出力する機能」を利用する。
【0133】(第2実施形態)図5は、本発明の第2実
施形態が適用される信号処理システム1の構成例を表し
ており、図2のそれに対応する部分には、対応する符号
が付してある。
【0134】即ち、図5の信号処理装置11(第2実施
形態が適用される信号処理装置11)は、図2の信号処
理装置11(第1実施形態が適用される信号処理装置1
1)と基本的に同一の構成とされる。
【0135】図5のアルゴリズムベイ12には、インタ
フェース31、制御部161、特徴検出部162、適応
処理部163、1/3変換および解像度創造用係数記憶
部165、電波検出部166、および、無線インタフェ
ース35が設けられている。これらの図5のインタフェ
ース31、制御部161、特徴検出部162、適応処理
部163、1/3変換および解像度創造用係数記憶部1
65、電波検出部166、および、無線インタフェース
35のそれぞれは、図2のアルゴリズムベイ12のイン
タフェース31、制御部91、特徴検出部92、適応処
理部93、1/3変換および解像度創造用係数記憶部9
5、電波検出部97、および、無線インタフェース35
のそれぞれと同一の構成とされる。
【0136】ただし、図5のアルゴリズムベイ12に
は、図2のスイッチ94に対応するスイッチは設けられ
ておらず、また、解像度創造用係数記憶部96の代わり
に、係数種記憶部164が設けられている。
【0137】係数種記憶部164は、ノイズ除去と解像
度創造を一括して適応処理により行うためのタップ係数
を生成するための生成式に利用する係数(以下、タップ
係数と区別するために、係数種と称する)を記憶してい
る。
【0138】なお、以下、ノイズ除去と解像度創造を一
括して行う適応処理を、他の適応処理と区別するため
に、ノイズ除去および解像度創造適応処理と称する。ま
た、ノイズ除去および解像度創造適応処理に利用するタ
ップ係数を、以下、ノイズ除去および解像度創造用係数
と称する。
【0139】また、係数種記憶部164は、制御部16
1の制御に基づいて、この係数種から、ノイズ除去およ
び解像度創造用係数を生成し、生成したノイズ除去およ
び解像度創造用係数のうちの一部を自分自身の空きメモ
リに記憶するとともに、残りのノイズ除去および解像度
創造用係数を、制御部161に供給する。
【0140】制御部161は、供給された係数を、無線
インタフェース35を介して後述するBS(Broadcasti
ng Satellite)チューナ151の係数用記憶部178に
記憶させる。
【0141】このように、係数種記憶部164は、ノイ
ズ除去および解像度創造用係数を生成するブロックでも
あるので、以下、適宜、ノイズ除去および解像度創造用
係数生成部とも称する。
【0142】なお、係数種からタップ係数を生成する方
法は、例えば、以下の通りとされる。
【0143】即ち、上述した式(1)で利用するタップ
係数wjは、係数種をqjk(kは、0乃至Kの整数値。ただ
し、ここでは、Kは、例えば、9とする)と表すと、式
(13)で示されるような、パラメータs,zを含む生
成式によって生成される。 wj=qj0+qj1s+qj2z+qj3s2+qj4sz+qj5z2+qj
6s3+qj7s2z+qj8sz2+qj9z3 ・・・(1
3)
【0144】以上、係数種からタップ係数を生成する方
法を簡単に説明したが、その詳細は、例えば、本出願人
により先に出願された特願2001−110695号に
開示されている。
【0145】協調分担先であるBSチューナ151には、
MPEG方式により符号化された画像データ(BS放送の画像
データ)を受信し、それをデコードして、コンポーネン
ト信号として出力するMPEGデコード部171、並びに、
MPEGデコード部171より供給されたコンポーネント信
号に対して、上述したクラス分類適応処理を施す特徴検
出部172、および、適応処理部173が設けられてい
る。
【0146】BSチューナ151にはまた、信号処理装置
11のインタフェース84と相互に通信するインタフェ
ース174、アルゴリズムベイ12の無線インタフェー
ス35と相互に無線通信する無線インタフェース17
5、適応処理部173による適応処理で利用するタップ
係数を選択するためのスイッチ176、ノイズ除去用係
数を記憶するノイズ除去用係数記憶部177、並びに、
アルゴリズムベイ12の制御部161より無線インタフ
ェース35および無線インタフェース175を介して供
給されるタップ係数(上述したアルゴリズムベイ12の
係数種記憶部(ノイズ除去および解像度創造用係数生成
部)164により生成されるノイズ除去および解像度創
造用係数)を記憶する係数用記憶部178が設けられて
いる。
【0147】スイッチ176は、通常、ノイズ除去用係
数記憶部177側に切り換えられており、適応処理部1
73は、MPEGデコード部171からのコンポーンネント
信号に対して、ノイズ除去用係数記憶部177に記憶さ
れているノイズ除去用係数を利用して、ノイズ除去適応
処理を施す。
【0148】これに対して、BSチューナ151がアルゴ
リズムベイ12と協調分担してクラス分類適応処理を施
す場合、アルゴリズムベイ12の制御部161の無線イ
ンタフェース35および無線インタフェース175を介
する制御により、スイッチ176は、係数用記憶部17
8側に切り換えられる。この場合、適応処理部173
は、係数用記憶部178に記憶されているノイズ除去お
よび解像度創造用係数を利用して、MPEGデコード部17
1からのコンポーネント信号に対して、ノイズ除去およ
び解像度創造適応処理を施す。
【0149】次に、図6と図7のフローチャートを参照
して、図5の信号処理システム1の処理例について説明
する。
【0150】なお、ここでは、信号処理装置11のイン
タフェース84とBSチューナ151のインタフェース1
74は、予め接続されているものとする。
【0151】図6のステップS31乃至S35の処理の
それぞれは、上述した図3のステップS1乃至S5のそ
れぞれと基本的に同様である。即ち、図6の信号処理装
置11にアルゴリズムベイ12が接続されていない場合
の信号処理システム1の処理は、図3のそれと基本的に
同様である。
【0152】また、図7のステップS43乃至S47の
処理のそれぞれは、図4のステップS13乃至S17の
処理のそれぞれと基本的に同様である。即ち、協調分担
先(ただし、図5の例では、BSチューナ151)に無
線接続されていないと判定された場合(図7のステップ
S36の処理でNOと判定された場合)の信号処理シス
テム1の処理は、図4のステップS6の処理でNOと判
定された場合の図2の信号処理システム1の処理と基本
的に同様である(ただし、図2の場合は、アルゴリズム
ベイ12のスイッチ94の切り換え処理(図4のステッ
プS12の処理)が必要とされる)。
【0153】従って、以下、図7のステップS37乃至
S42の処理についてのみ説明する。
【0154】即ち、ステップS36の処理において、図
5のBSチューナ151と無線接続されていると判定さ
れた場合(通信相手がBSチューナ151であるか否か
は、上述した識別番号により判定される)、ステップS
37において、アルゴリズムベイ12の制御部161
は、無線インタフェー35、および、無線インタフェー
ス175を介して、BSチューナ151のスイッチ17
6を、係数用記憶部178側に切り換える。
【0155】ステップS38において、制御部161
は、係数種記憶部(ノイズ除去および解像度創造用係数
生成部)164を制御し、係数種記憶部164に記憶さ
れている係数種からノイズ除去および解像度創造用係数
を生成し、係数種記憶部164の空きメモリ、または、
BSチューナ151の係数用記憶部178に記憶させ
る。
【0156】換言すると、上述したように、係数種記憶
部164は、自分自身が予め記憶している係数種から、
ノイズ除去および解像度創造用係数を生成し、生成した
ノイズ除去および解像度創造用係数のうちの一部を自分
自身の空きメモリに記憶するとともに、残りのノイズ除
去および解像度創造用係数を、制御部161に供給す
る。
【0157】制御部161は、供給されたノイズ除去お
よび解像度創造用係数を、無線インタフェース35、お
よび、BSチューナ151の無線インタフェース175
を介して、係数用記憶部178に記憶させる。
【0158】これにより、BSチューナ151のMPEGデ
コード部171より出力されたコンポーネント信号は、
特徴検出部172、および、適応処理部173によりク
ラス分類適応処理が施され(係数用記憶部178に記憶
されているノイズ除去および解像度創造用係数を利用し
て、ノイズ除去および解像度創造適応処理が施され)、
インタフェース174、および、信号処理装置11のイ
ンタフェース84を介して制御部82に供給される。
【0159】アルゴリズムベイ12の制御部161は、
ステップS39において、BSチューナ151の係数用
記憶部178に、BSチューナ151の特徴検出部17
2により決定されたクラスに対応する係数が記憶されて
いるか否かを判定する。
【0160】例えば、アルゴリズムベイ12の制御部1
61は、信号処理装置11の制御部82に、ノイズ除去
および解像度創造適応処理が施されたコンポーネント信
号(BSチューナ151からのコンポーネント信号)が
供給されてきたことを検出した場合、ステップS39に
おいて、BSチューナ151の係数用記憶部178に、
BSチューナ151の特徴検出部172により決定され
たクラスに対応する係数が記憶されていると判定する。
【0161】そして、ステップS41において、アルゴ
リズムベイ12の制御部161は、信号処理装置11の
制御部82に指揮権を譲渡する。
【0162】ステップS42において、信号処理装置1
1の制御部82は、スイッチ83を、制御部82自身側
に切り換え、そのBSチューナ151から出力されたコ
ンポーネント信号を、出力信号62として出力する。
【0163】これに対して、例えば、信号処理装置11
の制御部82に、ノイズ除去および解像度創造適応処理
が施されたコンポーネント信号(BSチューナ151か
らのコンポーネント信号)が供給されたことが検出され
ない場合(または、例えば、BSチューナ151の適応
処理部173より、これから適応処理を施すコンポーネ
ント信号のクラス(特徴検出部172により決定された
クラス)に対応するノイズ除去および解像度創造用係数
が係数用記憶部178に記憶されていないことを表す信
号が、無線インタフェース175、および、無線インタ
フェース35を介して供給されてきた場合)、ステップ
S39において、制御部161は、BSチューナ151
の係数用記憶部178に、BSチューナ151の特徴検
出部172により決定されたクラスに対応する係数が記
憶されていないと判定する。
【0164】そこで、ステップS40において、制御部
161は、係数種記憶部164に記憶されている、その
クラスに対応する係数(ステップS38の処理で係数種
記憶部164の空きメモリに記憶された係数のうちの、
クラスに対応する係数)を読出し、無線インタフェース
35、および、BSチューナ151の無線インタフェー
ス175を介して適応処理部173に提供する。
【0165】これにより、BSチューナ151のMPEGデ
コード部171より出力されたコンポーネント信号(特
徴検出部172によりクラスが決定されたコンポーネン
ト信号)は、適応処理部173により適応処理が施され
(ステップS40の処理でアルゴリズムベイ12の制御
部161(係数種記憶部164)より供給されたノイズ
除去および解像度創造用係数を利用して、ノイズ除去お
よび解像度創造適応処理が施され)、インタフェース1
74、および、信号処理装置11のインタフェース84
を介して制御部82に供給される。
【0166】このとき、ステップS41において、アル
ゴリズムベイ12の制御部161は、信号処理装置11
の制御部82に指揮権を譲渡する。
【0167】ステップS42において、信号処理装置1
1の制御部82は、スイッチ83を、制御部82自身側
に切り換え、そのBSチューナ151から出力されるコ
ンポーネント信号を、出力信号62として出力する。
【0168】このように、図5の信号処理システム1に
おいては、電波検出部166によりBSチューナ151
が検出された場合、アルゴリズムベイ12の制御部16
1は、係数種記憶部164を制御して、ノイズ除去およ
び解像度創用係数を生成させ、それを、無線インタフェ
ース35、および、BSチューナ151の無線インタフ
ェース175を介して係数用記憶部178に記憶させ
る。
【0169】これにより、アルゴリズムベイ12は、信
号処理装置11の信号処理部21の信号処理の機能を、
「BSチューナ151のMPEGデコード部171からのコ
ンポーネント信号に対して、係数用記憶部178に記憶
されたノイズ除去および解像度創造用係数を利用して、
ノイズ除去および解像度創造適応処理(クラス分類適応
処理)が施された信号を、出力信号62として出力する
機能」に変更するように制御することが可能になる。
【0170】(第3実施形態)以上、第1と第2実施形
態においては、アルゴリズムベイ12と無線接続が可能
な1台の他の信号処理装置(図2のDVDプレーヤ71、
または、図5のBSチューナ151)に応じて、信号処理
装置11の信号処理の機能が変化する例について説明し
た。
【0171】しかしながら、図1に示されるように、ア
ルゴリズムベイ12と無線接続が可能な他の信号処理装
置の台数は、特に限定されない。そこで、第3実施形態
においては、アルゴリズムベイ12と無線接続が可能な
複数の他の信号処理装置のそれぞれに応じて、信号処理
装置11の信号処理の機能が変化する例について説明す
る。
【0172】図8は、本発明の第3実施形態が適用され
る信号処理システム1の構成例を表しており、図1のそ
れに対応する部分には、対応する符号が付してある。
【0173】図8の信号処理装置11(第3実施形態が
適用される信号処理装置11)は、図2と図5の信号処
理装置11(第1と第2実施形態が適用される信号処理
装置11)と基本的に同一の構成とされる。即ち、図8
の1/3変換部211、制御部212、スイッチ21
3、インタフェース214、および、インタフェース2
2のそれぞれは、図2と図5の1/3変換部81、制御
部82、スイッチ83、インタフェース84、および、
インタフェース22のそれぞれと基本的に同一の構成と
される。
【0174】ただし、図8の制御部212は、後述する
ように、BSチューナ201、または、DVDプレーヤ
202から出力される信号のうちのいずれか一方を、出
力信号62にすることを指示する制御信号215を入力
する。
【0175】図8のアルゴリズムベイ12の構成は、図
5のアルゴリズムベイ12に、さらに、図2のスイッチ
94、1/3変換および解像度創造用係数記憶部95、
並びに、解像度創造用係数記憶部96を組み合わせた構
成とされる。
【0176】即ち、図8のアルゴリズムベイ12には、
インタフェース31、制御部221、特徴検出部22
2、適応処理部223、係数種記憶部227、電波検出
部228、および、無線インタフェース35が設けられ
ており、これらは、図5のアルゴリズムベイ12のイン
タフェース31、制御部161、特徴検出部162、適
応処理部163、係数種記憶部164、電波検出部16
6、および、無線インタフェース35のそれぞれと基本
的に同一の構成とされる。
【0177】図8のアルゴリズムベイ12は、それらに
加えて、さらに、図2のスイッチ94と基本的に同一の
構成のスイッチ224、図2の1/3変換および解像度
創造用係数記憶部95と基本的に同一の構成の1/3変
換および解像度創造用係数記憶部225、並びに、図2
の解像度創造用係数記憶部96と基本的に同一の構成の
解像度創造用係数記憶部226が設けられている。
【0178】また、協調分担先であるBSチューナ201
は、図5のそれと基本的に同一の構成とされる。即ち、
BSチューナ201のMPEGデコード部231乃至係数用記
憶部238のそれぞれは、図5のMPEGデコード部171
乃至係数用記憶部178のそれぞれと基本的に同一の構
成とされる。
【0179】協調分担先であるDVDプレーヤ202は、
図2のそれと基本的に同一の構成とされる。即ち、DVD
プレーヤ202のMPEGデコード部241乃至係数用記憶
部248のそれぞれは、図2のDVDプレーヤ71のMPEG
デコード部101乃至係数用記憶部108のそれぞれと
基本的に同一の構成とされる。
【0180】ただし、図8のDVDプレーヤ202にはさ
らに、BSチューナ201の係数用記憶部238と基本的
に同一の構成の係数用記憶部249が設けられている。
【0181】次に、図9乃至図12のフローチャートを
参照して、図8の信号処理システム1の処理例について
説明する。
【0182】なお、ここでは、信号処理装置11のイン
タフェース214とBSチューナ201のインタフェース
234、並びに、信号処理装置11のインタフェース2
14とDVDプレーヤ202のインタフェース244のそ
れぞれは、予め接続されているものとする。
【0183】図9のステップS51乃至S54の処理の
それぞれは、上述した図3のステップS1乃至S4(図
6のステップS31乃至S34)のそれぞれと基本的に
同様である。即ち、図8の信号処理装置11にアルゴリ
ズムベイ12が接続されていない場合の信号処理システ
ム1の処理は、図3や図6のそれと基本的に同様あるの
で、それらの処理の説明は省略する。
【0184】ステップS52において、アルゴリズムベ
イ12が装着されていると判定した場合、信号処理装置
11の制御部212は、ステップS55において、アル
ゴリズムベイ12の制御部221に指揮権を譲渡する。
【0185】ステップS56において、制御部221
は、通信相手の識別番号を受け取り、それに基づいて、
通信相手がDVDプレーヤ202であるか否か(DVDプレー
ヤ202と接続されているか否か)を判定する。
【0186】ステップS56において、DVDプレーヤ2
02と接続されていないと判定された場合、図10のス
テップS58乃至S69の処理が行われる。この処理
は、協調分担先としてDVDプレーヤ202が接続されて
いない場合の処理(協調分担先がBSチューナ201の
みの場合の処理)となるので、図5の信号処理装置1の
処理(上述した図7のステップS36乃至S47の処
理)と基本的に同様である。従って、それらの説明は省
略する。
【0187】これに対して、ステップS56において、
DVDプレーヤ202が接続されていると判定された場
合、制御部221は、さらに、ステップS57におい
て、BSチューナ201と接続されているか否かを判定
する。この判定も、通信相手の識別番号に基づいて行わ
れる。
【0188】ステップS57において、BSチューナ2
01と接続されていないと判定された場合、図11のス
テップS70乃至S76の処理が行われる。その処理
は、協調分担先としてBSチューナ201が接続されて
いない場合の処理(協調分担先がDVDプレーヤ202の
みの処理)となるので、図2の信号処理装置1の処理
(上述した図4のステップS7乃至S11の処理)と基
本的に同様である。従って、それらの説明は省略する。
【0189】これに対して、ステップS57において、
BSチューナ201と接続されていると判定された場
合、協調分担先は、BSチューナ201とDVDプレーヤ
202の2台となり、この場合に行われる図12のステ
ップS77乃至S92の処理は、第3実施形態特有の処
理となる。
【0190】そこで、以下、図12のフローチャートを
参照して、ステップS57の処理で、BSチューナ20
1と接続されていると判定された場合の処理について詳
細に説明する。
【0191】はじめに、ステップS57において、BS
チューナ201と接続されていると判定された場合、制
御部221は、ステップS77において、DVDプレーヤ
202が選択されたか否かを判定する。
【0192】即ち、制御部221は、信号処理装置11
の信号処理部21の機能として、DVDプレーヤ202か
ら出力されるコンポーネント信号を、出力信号62とし
て出力する機能を選択することを指示する制御信号21
5を入力した場合、DVDプレーヤ202が選択されたと
判定する。
【0193】これに対して、信号処理装置11の信号処
理部21の機能として、BSチューナ201から出力さ
れるコンポーネント信号を、出力信号62として出力す
る機能を選択することを指示する制御信号215を入力
した場合、DVDプレーヤ202が選択されていないと判
定する。
【0194】ステップS77の処理で、DVDプレーヤ2
02が選択されていると判定された場合、ステップS7
8において、アルゴリズムベイ12の制御部221は、
無線インタフェー35、および、無線インタフェース2
45を介して、DVDプレーヤ202のスイッチ246
を、ノイズ除去用係数記憶部248側に切り換える。
【0195】ステップS79において、制御部221
は、無線インタフェー35、および、無線インタフェー
ス235を介して、BSチューナ201のスイッチ23
6を、係数用記憶部238側に切り換える。
【0196】ステップS80において、制御部221
は、係数種記憶部227を制御して、係数種記憶部22
7に記憶されている係数種から解像度創造用係数を生成
し、係数種記憶部227の空きメモリ、または、BSチ
ューナ201の係数用記憶部238に記憶させる。
【0197】換言すると、上述したように、係数種記憶
部227は、自分自身が予め記憶している係数種から、
解像度創造用係数を生成し、生成した解像度創造用係数
のうちの一部を自分自身の空きメモリに記憶するととも
に、残りの解像度創造用係数を、制御部221に供給す
る。
【0198】制御部221は、供給された解像度創造用
係数を、無線インタフェース35、および、BSチュー
ナ201の無線インタフェース235を介して、係数用
記憶部238に記憶させる。
【0199】なお、DVDプレーヤ202の係数用記憶
部249に係数(解像度創造用係数)を記憶させてもよ
いが、スイッチ246がノイズ除去用係数記憶部248
側に切り換えられているので(ステップS78の処
理)、その係数は利用できない。そこで、この例におい
ては、空いているBSチューナ201の係数用記憶部2
38に係数が記憶される。
【0200】これにより、DVDプレーヤ202のMPEGデ
コード部241より出力されたコンポーネント信号は、
特徴検出部242、および、適応処理部243によりク
ラス分類適応処理が施され(ノイズ除去用係数記憶部2
48に記憶されているノイズ除去用係数を利用して、ノ
イズ除去適応処理が施され)、インタフェース244、
および、信号処理装置11のインタフェース214を介
して制御部212に供給される。
【0201】信号処理装置11の制御部212に供給さ
れたDVDプレーヤ202からのコンポーネント信号は、
さらに、インタフェース22、および、アルゴリズムベ
イ12のインタフェース31を介して、制御部221に
供給される。
【0202】このとき、ステップS81において、制御
部221は、供給されたDVDプレーヤ202からのコン
ポーネント信号を受信し、特徴検出部222と適応処理
部223に供給する。
【0203】ステップS82において、特徴検出部22
2は、供給されたDVDプレーヤ202からのコンポーネ
ント信号の特徴を検出し、そのクラスを決定し、適応処
理部223に供給する。
【0204】ステップS83において、適応処理部22
3は、係数種記憶部227、または、BSチューナ201
の係数用記憶部238に記憶されている係数のうちの、
ステップS82の処理で特徴検出部222により決定さ
れたクラスに対応する解像度創造用係数を利用して、DV
Dプレーヤ202からのコンポーネント信号に適応処理
(解像度創造適応処理)を施し、インタフェース31、
および、信号処理装置11のインタフェース22を介し
て制御部212に供給する。
【0205】例えば、適応処理部223は、ステップS
82の処理で特徴検出部222により検出されたクラス
に対応する解像度創造用係数が、係数種記憶部227に
存在する場合、係数種記憶部227から対応する解像度
創造用係数を制御部221を介して読み出し、それを適
応処理に利用する。
【0206】これに対して、例えば、適応処理部223
は、ステップS82の処理で特徴検出部222により検
出されたクラスに対応する解像度創造用係数が、係数種
記憶部227に存在しない場合、BSチューナ201の係
数種記憶部238から対応する解像度創造用係数を制御
部221、無線インタフェース35、および、無線イン
タフェース235を介して読み出し、それを適応処理に
利用する。
【0207】ステップS84において、アルゴリズムベ
イ12の制御部221は、信号処理装置11の制御部2
12に指揮権を譲渡する。
【0208】ステップS85において、信号処理装置1
1の制御部212は、スイッチ213を、制御部212
自身側に切り換え、アルゴリズムベイ12から出力され
るコンポーネント信号(ステップS83の処理でアルゴ
リズムベイ12より供給された、DVDプレーヤ202か
らのコンポーネント信号)を、出力信号62として出力
する。
【0209】このように、ステップS77の処理でDVD
プレーヤ202が選択されると、アルゴリズムベイ12
の制御部221は、係数種記憶部227により生成され
た解像度創造用係数を、係数種記憶部227に記憶させ
るとともに、さらに、無線インタフェース35、およ
び、無線インタフェース235を介してBSチューナ20
1の係数用記憶部238にも記憶させる。
【0210】これにより、アルゴリズムベイ12の制御
部221は、信号処理装置11の信号処理部21の信号
処理の機能を、「アルゴリズムベイ12(特徴検出部2
32と適応処理部223)により、係数種記憶部22
7、または、BSチューナ201の係数用記憶部238に
記憶された解像度創造用係数を利用して、DVDプレーヤ
202からのコンポーネント信号(MPEGデコード部24
1から出力されたコンポーネント信号に、ノイズ除去適
応処理(クラス分類適応処理)が施された信号)に、解
像度創造適応処理(クラス分類適応処理)が施された信
号を、出力信号61として出力する機能」に変更するよ
うに制御することができる。
【0211】これに対して、ステップS77において、
DVDプレーヤ202が選択されていないと判定された場
合、ステップS86において、アルゴリズムベイ12の
制御部221は、無線インタフェー35、および、無線
インタフェース245を介して、DVDプレーヤ202の
スイッチ246を、係数用記憶部249側に切り換え
る。
【0212】また、ステップS87において、制御部2
21は、無線インタフェー35、および、無線インタフ
ェース235を介して、BSチューナ201のスイッチ
236を、係数用記憶部238側に切り換える。
【0213】ステップS88において、制御部221
は、係数種記憶部227を制御し、係数種記憶部227
に記憶されている係数種からノイズ除去および解像度創
造用係数を生成し、係数種記憶部164の空きメモリ、
BSチューナ201の係数用記憶部238、または、DV
Dプレーヤ202の係数用記憶部249に記憶させる。
【0214】換言すると、上述したように、係数種記憶
部227は、自分自身が予め記憶している係数種から、
ノイズ除去および解像度創造用係数を生成し、生成した
ノイズ除去および解像度創造用係数のうちの一部を自分
自身の空きメモリに記憶するとともに、残りのノイズ除
去および解像度創造用係数を、制御部221に供給す
る。
【0215】制御部221は、供給されたノイズ除去お
よび解像度創造用係数のうちの一部を、無線インタフェ
ース35、および、BSチューナ201の無線インタフ
ェース235を介して、BSチューナ201の係数用記憶
部238に記憶させるとともに、残りを、無線インタフ
ェース35、および、DVDプレーヤ202の無線インタ
フェース245を介して、DVDプレーヤ202の係数用
記憶部249に記憶させる。
【0216】これにより、BSチューナ201のMPEGデ
コード部231より出力されたコンポーネント信号は、
特徴検出部232、および、適応処理部233によりク
ラス分類適応処理が施され(BSチューナ201の係数用
記憶部238に記憶されているノイズ除去および解像度
創造用係数を利用して、ノイズ除去および解像度創造適
応処理が施され)、インタフェース234、および、信
号処理装置11のインタフェース214を介して制御部
212に供給される。
【0217】このとき、アルゴリズムベイ12の制御部
221は、ステップS89において、BSチューナ20
1の係数用記憶部238に、BSチューナ201の特徴
検出部232により決定されたクラスに対応する係数が
記憶されているか否かを判定する。
【0218】例えば、アルゴリズムベイ12の制御部2
21は、信号処理装置11の制御部212に、ノイズ除
去および解像度創造適応処理が施されたコンポーネント
信号(BSチューナ201からのコンポーネント信号)
が供給されてきたことを検出した場合、ステップS89
において、BSチューナ201の係数用記憶部238
に、BSチューナ201の特徴検出部232により決定
されたクラスに対応する係数が記憶されていると判定す
る。
【0219】ステップS91において、アルゴリズムベ
イ12の制御部221は、信号処理装置11の制御部2
12に指揮権を譲渡する。
【0220】ステップS92において、信号処理装置1
1の制御部212は、スイッチ213を、制御部212
自身側に切り換え、そのBSチューナ201から出力さ
れるコンポーネント信号を、出力信号62として出力す
る。
【0221】これに対して、例えば、信号処理装置11
の制御部212に、ノイズ除去および解像度創造適応処
理が施されたコンポーネント信号(BSチューナ201
からのコンポーネント信号)が供給されてきたことが検
出されない場合(または、例えば、BSチューナ201
の適応処理部233より、これから適応処理を施すコン
ポーネント信号のクラス(特徴検出部232により決定
されたクラス)に対応するノイズ除去および解像度創造
用係数が係数用記憶部238に記憶されていないことを
表す信号が、無線インタフェース235、および、無線
インタフェース35を介して供給されてきた場合)、ス
テップS89において、制御部221は、BSチューナ
201の係数用記憶部238に、BSチューナ201の
特徴検出部232により決定されたクラスに対応する係
数が記憶されていないと判定する。
【0222】そこで、ステップS90において、制御部
221は、DVDプレーヤ202の係数用記憶部249、
または、係数種記憶部227に記憶されている、そのク
ラスに対応する係数を読出し(DVDプレーヤ202の係
数用記憶部249から読み出す場合、無線インタフェー
ス35、および、無線インタフェース245を介して読
み出し)、無線インタフェース35、および、BSチュ
ーナ151の無線インタフェース235を介してBSチュ
ーナ201の適応処理部233に提供する。
【0223】これにより、BSチューナ201のMPEGデ
コード部231より出力されたコンポーネント信号(特
徴検出部232によりクラスが決定されたコンポーネン
ト信号)は、適応処理部233により適応処理が施され
(ステップS90の処理でアルゴリズムベイ12の制御
部221(アルゴリズムベイ12の係数種記憶部22
7、または、DVDプレーヤ202の係数用記憶部24
9)より供給されたノイズ除去および解像度創造用係数
を利用して、ノイズ除去および解像度創造適応処理が施
され)、インタフェース234、および、信号処理装置
11のインタフェース214を介して制御部212に供
給される。
【0224】このとき、ステップS91において、アル
ゴリズムベイ12の制御部221は、信号処理装置11
の制御部212に指揮権を譲渡する。
【0225】ステップS92において、信号処理装置1
1の制御部212は、スイッチ213を、制御部212
自身側に切り換え、そのBSチューナ201から出力さ
れるコンポーネント信号を、出力信号62として出力す
る。
【0226】このように、ステップS77の処理でBSチ
ューナ201が選択されると(DVDプレーヤ202が選
択されないと)、アルゴリズムベイ12の制御部221
は、係数種記憶部227により生成されたノイズ除去お
よび解像度創造用係数を、係数種記憶部227に記憶さ
せ、さらに、無線インタフェース35、および、無線イ
ンタフェース235を介してBSチューナ201の係数用
記憶部238に記憶させるとともに、無線インタフェー
ス35、および、無線インタフェース245を介してDV
Dプレーヤ202の係数用記憶部249にも記憶させ
る。
【0227】これにより、アルゴリズムベイ12の制御
部221は、信号処理装置11の信号処理部21の信号
処理の機能を、「BSチューナ201(特徴検出部232
と適応処理部233)により、アルゴリズムベイ12の
係数種記憶部227、BSチューナ201の係数用記憶部
238、または、DVDプレーヤ202の係数用記憶部2
49のいずれかに記憶されたノイズ除去および解像度創
造用係数を利用して、BSチューナ201のMPEGデコード
部231からのコンポーネント信号に、ノイズ除去およ
び解像度創造適応処理(クラス分類適応処理)が施され
た信号を、出力信号61として出力する機能」に変更す
るように制御することができる。
【0228】以上説明したように、図1の信号処理シス
テム1においては、アルゴリズムベイ12が、これから
無線通信する他の信号処理装置(例えば、図1の第2の
信号処理装置13、または、第3の信号処理装置14)
の種類(DVDプレーヤ、BSチューナ等の種類)を検
出した場合、第1の信号処理装置11の信号処理の機能
を、検出した他の信号処理装置の種類に対応する機能に
変更するように制御するようにしたので、以下のような
効果を奏することが可能になる。
【0229】即ち、第1の効果として、上述した課題を
解決することが可能になる。換言すると、複数の基板
(アルゴリズムベイ12)を用意する必要がなくなるの
で、ユーザは、1枚のアルゴリズムベイ12を利用し
て、複数の機能の中から所望の機能を簡単に選択し、実
行させることができる。
【0230】第2の効果として、複数の基板(アルゴリ
ズムベイ12)を用意する必要がなくなるので、信号処
理装置11をコンパクトに製造することができる。従っ
て、信号処理装置11の製造コストや複数のアルゴリズ
ムベイ12の製造コストを削減することが可能になる。
【0231】第3の効果として、アルゴリズムベイと、
そのアルゴリズムベイと無線通信する他の信号処理装置
(例えば、上述したDVDプレーヤ、BSチューナ等のAV(A
odioVisial)機器)との位置関係に対応する、最適な信
号処理の機能を利用することができるので、最適な信号
処理が施された高質な出力を提供することが可能にな
る。
【0232】第4の効果として、例えば、第3実施形態
で説明したように、他の信号処理装置を複数集め、それ
らと協調分担して信号処理を施すことができるので、さ
らに高質な出力を提供することが可能になる。
【0233】上述した一連の処理は、ハードウエアによ
り実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行
させることができる。
【0234】この場合、上述した各種の信号処理装置
や、アルゴリズムベイに相当する信号処理装置は、例え
ば、図13に示されるようなパーソナルコンピュータに
より構成される。
【0235】図13に示されるように、CPU(Central P
rocessing Unit)301は、ROM(Read Only Memory)
302に記録されているプログラム、または記憶部30
8からRAM(Random Access Memory)303にロードさ
れたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM3
03にはまた、CPU301が各種の処理を実行する上に
おいて必要なデータなども適宜記憶される。
【0236】CPU301、ROM302、およびRAM303
は、バス304を介して相互に接続されている。このバ
ス304にはまた、入出力インタフェース305も接続
されている。
【0237】入出力インタフェース305には、キーボ
ード、マウスなどよりなる入力部306、ディスプレイ
などよりなる出力部307、ハードディスクなどより構
成される記憶部308、モデム、ターミナルアダプタな
どより構成される通信部309が接続されている。
【0238】通信部309には、有線インタフェース3
12が接続されている。即ち、通信部309は、有線イ
ンタフェース312を介して他の信号処理装置との有線
による通信処理を行う。また、図13のパーソナルコン
ピュータが、アルゴリズムベイに相当するものである場
合、通信部309にはさらに、無線インタフェース31
3が接続されている。この場合、通信部309は、無線
インタフェース313を介して他の信号処理装置との無
線による通信処理を行う。
【0239】入出力インタフェース305にはまた、必
要に応じてドライブ310が接続され、磁気ディスク、
光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなど
よりなるリムーバブル記録媒体311が適宜装着され、
それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必
要に応じて記憶部308にインストールされる。
【0240】一連の処理をソフトウエアにより実行させ
る場合には、そのソフトウエアを構成するプログラム
が、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュー
タ、または、各種のプログラムをインストールすること
で、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用の
パーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒
体からインストールされる。
【0241】この記録媒体は、図13に示されるよう
に、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供する
ために配布される、プログラムが記録されている磁気デ
ィスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-R
OM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Vers
atile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Di
sk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリム
ーバブル記録媒体(パッケージメディア)311により
構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状
態でユーザに提供される、プログラムが記録されている
ROM302や、記憶部308に含まれるハードディスク
などで構成される。
【0242】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿
って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系
列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行さ
れる処理をも含むものである。
【0243】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置や処理部により構成される装置全体を表すも
のである。
【0244】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の信号処理システ
ムおよび方法によれば、信号処理の内容を変更すること
ができるシステムを実現することが可能となる。特に、
信号処理装置の信号処理の複数の機能を容易に選択し、
利用することができるシステムを実現することが可能と
なる。
【0245】本発明の第1の信号処理装置および方法に
よれば、信号処理の内容を変更することができる。特
に、信号処理装置の信号処理の複数の機能を容易に選択
し、利用することが可能となる。
【0246】本発明の第2の信号処理装置および方法に
よれば、信号処理の内容を変更させることができる。特
に、信号処理装置の信号処理の複数の機能を容易に選択
させ、利用させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される信号処理システムの構成例
を示すブロック図である。
【図2】図1の信号処理システムの具体的な構成の例を
示すブロック図である。
【図3】図2の信号処理システムの処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】図2の信号処理システムの処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】図1の信号処理システムの具体的な他の構成例
を示すブロック図である。
【図6】図5の信号処理システムの処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】図5の信号処理システムの処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図8】図1の信号処理システムの具体的な他の構成例
を示すブロック図である。
【図9】図8の信号処理システムの処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】図8の信号処理システムの処理を説明するフ
ローチャートである。
【図11】図8の信号処理システムの処理を説明するフ
ローチャートである。
【図12】図8の信号処理システムの処理を説明するフ
ローチャートである。
【図13】本発明が適用される信号処理装置の他の構成
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 信号処理システム, 11 第1の信号処理装置,
12 アルゴリズムベイ, 13 第2の信号処理装
置, 14 第3の信号処理装置, 21 信号処理
部, 22 インタフェース, 31 インタフェー
ス, 32 第1の機能提供部, 33 第2の機能提
供部, 34 セレクタ部, 35無線インタフェー
ス, 36 信号処理装置検出部, 71 DVDプレー
ヤ, 91 制御部, 92 特徴検出部, 93 適
応処理部, 94 スイッチ, 951/3変換および
解像度創造用係数記憶部, 96 解像度創造用係数記
憶部,97 電波検出部, 102 特徴検出部, 1
03 適応処理部, 105無線インタフェース, 1
06 スイッチ, 107 解像度創造用係数記憶部,
108 ノイズ除去用係数記憶部, 164 係数種
記憶部(ノイズ除去および解像度創造用係数生成部),
178 係数種記憶部227 係数種記憶部, 23
8 係数用記憶部, 249 係数用記憶部
フロントページの続き Fターム(参考) 5C021 PA72 RA11 RB04 YC13 5C052 AA01 AB02 CC01 CC11 DD01 5C053 FA24 KA30

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した信号に、所定の信号処理を施し
    て出力する第1の信号処理装置と、 前記第1の信号処理装置の前記信号処理を制御する第2
    の信号処理装置と からなる情報処理システムにおいて、 前記第2の信号処理装置は、 他の信号処理装置と無線通信する無線通信手段と、 前記無線通信手段が無線通信する前記他の信号処理装置
    の種類を検出する検出手段と、 前記検出手段により前記他の信号処理装置の種類が検出
    された場合、前記第1の信号処理装置の前記信号処理の
    機能を、前記他の信号処理装置の種類に対応する機能に
    変更するように制御する制御手段とを備えることを特徴
    とする信号処理システム。
  2. 【請求項2】 前記第2の信号処理装置は、前記第1の
    信号処理装置に対して装着される基板として形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の信号処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、電波強度に基づいて、
    前記他の信号処理装置を検出することを特徴とする請求
    項1に記載の信号処理システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の信号処理装置は、クラス分類
    適応処理を行うクラス分類適応処理実行手段をさらに備
    え、 前記制御手段は、前記検出手段により前記他の信号処理
    装置の種類が検出された場合、前記クラス分類適応処理
    実行手段による前記クラス分類適応処理に利用する係数
    を、これまで利用していた第1の係数から、前記他の信
    号処理装置の種類に対応する第2の係数に変更し、前記
    第1の信号処理装置の前記信号処理の機能を、前記クラ
    ス分類適応処理実行手段により、前記第2の係数を利用
    して、前記クラス分類適応処理が施された信号を出力す
    る機能に変更するように制御することを特徴とする請求
    項1に記載の信号処理システム。
  5. 【請求項5】 前記第2の信号処理装置は、前記検出手
    段により、前記他の信号処理装置の種類が、前記クラス
    分類適応処理を行う種類であることが検出された場合、
    前記他の信号処理装置が前記クラス分類適応処理を行う
    場合に利用する第3の係数を、前記無線通信手段を介し
    て前記他の信号処理装置に対して指定する係数指定手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の信号
    処理システム。
  6. 【請求項6】 前記第2の信号処理装置は、前記検出手
    段により、前記他の信号処理装置の種類が、クラス分類
    適応処理を行う種類であることが検出された場合、前記
    他の信号処理装置が前記クラス分類適応処理を行う場合
    に利用する係数を生成する係数生成手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記係数生成手段により生成された前
    記係数を、前記無線通信手段を介して前記他の信号処理
    装置に提供し、 前記第1の信号処理装置の前記信号処理の機能を、前記
    制御手段により前記他の信号処理装置に提供された前記
    係数を少なくとも利用して、前記他の信号処理装置によ
    り前記クラス分類適応処理が施された信号を出力する機
    能に変更するように制御することを特徴とする請求項1
    に記載の信号処理システム。
  7. 【請求項7】 前記検出手段により、前記他の信号処理
    装置として、第1および第2の他の信号処理装置の種類
    が、前記クラス分類適応処理を行う種類であることが検
    出された場合、前記制御手段は、前記係数生成手段によ
    り生成された前記係数を、前記無線通信手段を介して前
    記第1および前記第2の他の信号処理装置に提供し、前
    記第1の信号処理装置の前記信号処理の機能を、前記制
    御手段により前記第1または前記第2の他の信号処理装
    置に提供された前記係数を少なくとも利用して、前記第
    1の他の信号処理装置により前記クラス分類適応処理が
    施された信号を出力する機能に変更するように制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の信号処理システム。
  8. 【請求項8】 第1の信号処理装置および第2の信号処
    理装置からなる信号処理システムの信号処理方法におい
    て、 前記第1の信号処理装置は、入力した信号に、所定の信
    号処理を施して出力し、 前記第2の信号処理装置は、前記第2の信号処理装置が
    無線通信する他の信号処理装置の種類を検出した場合、
    前記第1の信号処理装置の信号処理の機能を、検出した
    前記他の信号処理装置の種類に対応する機能に変更する
    ように制御することを特徴とする信号処理方法。
  9. 【請求項9】 入力した信号に、所定の信号処理を施し
    て出力する信号処理手段を備え、 前記信号処理手段は、第1の他の信号処理装置により、
    前記第1の他の信号装置とこれから無線通信する第2の
    他の信号処理装置の種類が検出された場合、前記信号処
    理の機能を、検出された前記第2の他の信号処理装置の
    種類に対応する機能に変更するように制御されることを
    特徴とする信号処理装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の他の信号処理装置は、基板
    として形成されており、前記信号処理装置は、前記基板
    を装着することを特徴とする請求項9に記載の信号処理
    装置。
  11. 【請求項11】 前記他の第1の信号処理装置は、クラ
    ス分類適応処理を行い、前記第2の他の信号処理装置の
    種類を検出した場合、前記クラス分類適応処理に利用す
    る係数を、これまで利用していた第1の係数から、前記
    他の第2の信号処理装置の種類に対応する第2の係数に
    変更し、 前記信号処理手段は、前記第1の他の信号処理装置の制
    御に基づいて、前記信号処理の機能を、前記第1の他の
    信号処理装置により、前記第2の係数を利用して、前記
    クラス分類適応処理が施された信号を出力する機能に変
    更することを特徴とする請求項9に記載の信号処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第1の他の信号処理装置は、前記
    第2の他の信号処理装置の種類が、クラス分類適応処理
    を行う種類であることを検出した場合、前記第2の他の
    信号処理装置により前記クラス分類適応処理が行われる
    場合に利用する係数を生成し、生成した前記係数を、前
    記第2の他の信号処理装置に無線で提供し、 前記信号処理手段は、前記第1の他の信号処理装置の制
    御に基づいて、前記信号処理の機能を、前記第1の他の
    信号処理装置から前記第2の他の信号処理装置に提供さ
    れた前記係数を少なくとも利用して、前記第2の他の信
    号処理装置により前記クラス分類適応処理が施された信
    号を出力する機能に変更することを特徴とする請求項9
    に記載の信号処理装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の他の信号処理装置は、第3
    の他の信号処理装置の種類が、前記クラス分類適応処理
    を行う種類であることをさらに検出した場合、生成した
    前記係数を、前記第3の他の信号処理装置にも無線で提
    供し、 前記信号処理手段は、前記第1の他の信号処理装置の制
    御に基づいて、前記信号処理の機能を、前記第1の他の
    信号処理装置から前記第2または前記第3の他の信号処
    理装置に提供された前記係数を少なくとも利用して、前
    記第2の他の信号処理装置により前記クラス分類適応処
    理が施された信号を出力する機能に変更するように制御
    することを特徴とする請求項12に記載の信号処理装
    置。
  14. 【請求項14】 信号処理装置の信号処理方法におい
    て、 入力した信号に、所定の信号処理を施して出力する信号
    処理ステップと、 第1の他の信号処理装置により、前記第1の他の信号装
    置が無線通信する第2の他の信号処理装置の種類が検出
    された場合、前記第1の他の信号処理装置の制御に基づ
    いて、前記信号処理ステップの前記信号処理の機能を、
    検出された前記第2の他の信号処理装置の種類に対応す
    る機能に変更する機能変更ステップとを含むことを特徴
    とする信号処理方法。
  15. 【請求項15】 信号処理装置を制御するコンピュータ
    のプログラムであって、 入力した信号に、所定の信号処理を施して出力する信号
    処理ステップと、 第1の他の信号処理装置により、前記第1の他の信号装
    置が無線通信する第2の他の信号処理装置の種類が検出
    された場合、前記第1の他の信号処理装置の制御に基づ
    いて、前記信号処理ステップの前記信号処理の機能を、
    検出された前記第2の他の信号処理装置の種類に対応す
    る機能に変更する機能変更ステップとを含むことを特徴
    とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録
    されている記録媒体。
  16. 【請求項16】 信号処理装置制御するコンピュータ
    に、 入力した信号に、所定の信号処理を施して出力する信号
    処理ステップと、 第1の他の信号処理装置により、前記第1の他の信号装
    置が無線通信する第2の他の信号処理装置の種類が検出
    された場合、前記第1の他の信号処理装置の制御に基づ
    いて、前記信号処理ステップの前記信号処理の機能を、
    検出された前記第2の他の信号処理装置の種類に対応す
    る機能に変更する機能変更ステップとを実行させること
    を特徴とするプログラム。
  17. 【請求項17】 入力した信号に、所定の信号処理を施
    して出力する第1の他の信号処理装置に接続される信号
    処理装置において、 第2の他の信号処理装置と無線通信する無線通信手段
    と、 前記無線通信手段が無線通信する前記第2の他の信号処
    理装置の種類を検出する検出手段と、 前記検出手段により前記第2の他の信号処理装置の種類
    が検出された場合、前記第1の他の信号処理装置の前記
    信号処理の機能を、前記第2の他の信号処理装置の種類
    に対応する機能に変更するように制御する制御手段とを
    備えることを特徴とする信号処理装置。
  18. 【請求項18】 前記信号処理装置は、第1の他の信号
    処理装置に対して装着される基板として形成されている
    ことを特徴とする請求項17に記載の信号処理装置。
  19. 【請求項19】 前記検出手段は、電波強度に基づい
    て、前記第2の他の信号処理装置を検出することを特徴
    とする請求項17に記載の信号処理装置。
  20. 【請求項20】 クラス分類適応処理を行うクラス分類
    適応処理実行手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記検出手段により前記第2の他の信
    号処理装置の種類が検出された場合、前記クラス分類適
    応処理実行手段による前記クラス分類適応処理に利用す
    る係数を、これまで利用していた第1の係数から、前記
    第2の他の信号処理装置の種類に対応する第2の係数に
    変更し、前記第1の他の信号処理装置の前記信号処理の
    機能を、前記クラス分類適応処理実行手段により、前記
    第2の係数を利用して、前記クラス分類適応処理が施さ
    れた信号を出力する機能に変更するように制御すること
    を特徴とする請求項17に記載の信号処理装置。
  21. 【請求項21】 前記検出手段により、前記第2の他の
    信号処理装置の種類が、前記クラス分類適応処理を行う
    種類であることが検出された場合、前記第2の他の信号
    処理装置が前記クラス分類適応処理を行う場合に利用す
    る第3の係数を、前記無線通信手段を介して前記第2の
    他の信号処理装置に対して指定する係数指定手段をさら
    に備えることを特徴とする請求項20に記載の信号処理
    装置。
  22. 【請求項22】 前記検出手段により、前記第2の他の
    信号処理装置の種類が、クラス分類適応処理を行う種類
    であると検出された場合、前記第2の他の信号処理装置
    により前記クラス分類適応処理が行われる場合に利用す
    る係数を生成する係数生成手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記係数生成手段により生成された前
    記係数を、前記無線通信手段を介して前記第2の他の信
    号処理装置に提供し、前記第1の他の信号処理装置の前
    記信号処理の機能を、前記制御手段により前記第2の他
    の信号処理装置に提供された前記係数を少なくとも利用
    して、前記第2の他の信号処理装置により前記クラス分
    類適応処理が施された信号を出力する機能に変更するよ
    うに制御することを特徴とする請求項17に記載の信号
    処理装置。
  23. 【請求項23】 前記検出手段により、第3の他の信号
    処理装置の種類が、前記クラス分類適応処理を行う種類
    であることがさらに検出された場合、前記制御手段は、
    前記係数生成手段により生成された前記係数を、前記無
    線通信手段を介して前記第3の他の信号処理装置にもさ
    らに提供し、前記第1の他の信号処理装置の前記信号処
    理の機能を、前記制御手段により前記第2または前記第
    3の他の信号処理装置に提供された前記係数を少なくと
    も利用して、前記第2の他の信号処理装置により前記ク
    ラス分類適応処理が施された信号を出力する機能に変更
    するように制御することを特徴とする請求項22に記載
    の信号処理装置。
  24. 【請求項24】 入力した信号に、所定の信号処理を施
    して出力する第1の他の信号処理装置に接続される信号
    処理装置の信号処理方法において、 無線通信する第2の他の信号処理装置の種類を検出する
    検出ステップと、 前記検出ステップの処理により前記第2の他の信号処理
    装置の種類が検出された場合、前記第1の他の信号処理
    装置の前記信号処理の機能を、前記第2の他の信号処理
    装置の種類に対応する機能に変更するように制御する制
    御ステップとを含むことを特徴とする信号処理方法。
  25. 【請求項25】 入力した信号に、所定の信号処理を施
    して出力する第1の他の信号処理装置に接続される信号
    処理装置を制御するコンピュータのプログラムであっ
    て、 無線通信する第2の他の信号処理装置の種類を検出する
    検出ステップと、 前記検出ステップの処理により前記第2の他の信号処理
    装置の種類が検出された場合、前記第1の他の信号処理
    装置の前記信号処理の機能を、前記第2の他の信号処理
    装置の種類に対応する機能に変更するように制御する制
    御ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読
    み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  26. 【請求項26】 入力した信号に、所定の信号処理を施
    して出力する第1の他の信号処理装置に接続される信号
    処理装置制御するコンピュータに、 無線通信する第2の他の信号処理装置の種類を検出する
    検出ステップと、 前記検出ステップの処理により前記第2の他の信号処理
    装置の種類が検出された場合、前記第1の他の信号処理
    装置の前記信号処理の機能を、前記第2の他の信号処理
    装置の種類に対応する機能に変更するように制御する制
    御ステップとを実行させることを特徴とするプログラ
    ム。
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US7787047B2 (en) 2008-08-04 2010-08-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing apparatus and image processing method

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