JP2003332945A - Cdma復調器回路用共通データパスレーキ受信器 - Google Patents

Cdma復調器回路用共通データパスレーキ受信器

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JP2003332945A
JP2003332945A JP2003129280A JP2003129280A JP2003332945A JP 2003332945 A JP2003332945 A JP 2003332945A JP 2003129280 A JP2003129280 A JP 2003129280A JP 2003129280 A JP2003129280 A JP 2003129280A JP 2003332945 A JP2003332945 A JP 2003332945A
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Stefano Cervini
セルビーニ ステファノ
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ST MICROELECTRONICS Inc
STMicroelectronics lnc USA
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ST MICROELECTRONICS Inc
STMicroelectronics lnc USA
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    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/711Interference-related aspects the interference being multi-path interference
    • H04B1/7115Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2201/00Indexing scheme relating to details of transmission systems not covered by a single group of H04B3/00 - H04B13/00
    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70707Efficiency-related aspects

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡散スペクトル信号を復調する場合に使用さ
れるレーキ受信器を改善する。 【解決手段】 CMDA復調器のレーキ受信器用のアー
キテクチャが信号処理用の共通データパスを使用する。
この共通データパスは、冗長な計算を回避し、回路空間
を減少させ且つ電力消費を減少させるために全てのチャ
ンネル(物理的チャンネルか又は物理的チャンネル内の
伝播経路のいずれか)によって共用される。復調用の共
通データパスの共用は、時分割態様で行われ、各チャン
ネルはデータパスに対して逐次的なアクセスが与えられ
て、与えられた機能(例えば、デスクランブル、逆拡
散、デローテーション、デスキュー累算)の全て又は一
部を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散通
信に関するものであって、更に詳細には、レーキ受信器
用の信号処理操作及び該操作を実施するための集積回路
チップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】多数のマルチアクセス技術が従来公知で
ある。例えば、多数のユーザの間での無線通信は、現
在、例えば、時分割多重接続(TDMA)、周波数多重
接続(FDMA)、符号分割多重接続(CDMA)技術
を使用しており、それらは多数のユーザが制限された通
信周波数スペクトルを共用することを可能とする。
【0003】CDMA技術に対して現在かなりの注目が
払われており、該技術は、当業者によって、その他の多
重接続技術と比較して多数の利点を有するものとして考
えられている。これらの利点はCDMA通信フォーマッ
トのワイドバンド即ち広帯域特性から得られるものであ
り、それは、ナローバンド即ち狭帯域TDMA及びFD
MA技術と異なり、広い帯域にわたって信号エネルギを
拡散させる。このような態様で拡散することにより、周
波数スペクトルをより効果的に再使用して通信容量を増
加させることが可能である。更に、CDMAシステム
は、無線地上通信チャンネルに問題を発生させるマルチ
パス及びフェーディングの一般的な問題に起因する実質
的な悪影響なしに動作する。実際に、CDMAシステム
はマルチパス即ち複数個の経路の通信エネルギを捕獲す
るためにダイバーシティ合成器を使用することによりマ
ルチパス現象を利用し、従って、通信性能を向上させ
る。
【0004】1つの通信チャンネルの2つの別個のパス
(経路)を復調するために、これら2つのパスの間の時
間オフセットを決定せねばならない。復調器を使用する
場合、CDMA受信器はオフセットのシーケンスを介し
てサーチを行い且つ対応する受信エネルギを測定する。
測定したエネルギがスレッシュホールドを超える場合に
は、該受信器はその特定のオフセットを表わす信号に対
して復調要素(当該技術分野において、レーキ受信器の
「フィンガー」とも呼称される)を割当てる。1つのチ
ャンネルに対する全てのパス即ち経路が決定され且つフ
ィンガーが割当てられると、これらのパス上の信号が夫
々のフィンガーによって復調され且つ各フィンガーから
出力される記号が加算されて通信信号を回復する。無線
地上通信チャンネルの経時変化特性からして、パス間の
相対的なオフセットが変化することが可能であり、且
つ、実際に、蓋然性があり、従って、レーキ受信器の個
別的なフィンガーはオフセット時間変化に追従し、調節
し且つ考慮する能力を有するものでなければならない。
【0005】レーキ受信器のフィンガーの機能は、複数
個の伝播経路の非同期特性に起因して、互いに非同期で
ある。合成操作は単一のチャンネルの複数個のパスから
の同期記号が使用可能であることを必要とするので、典
型的に、各フィンガーから出力される記号データを一時
的に格納するためにバッファが使用される。与えられた
チャンネルに対して合成されるべき最後の記号がそれを
処理するフィンガー(即ち、最も遅延された伝播経路を
追従するフィンガー)から出力されると、バッファに格
納されている記号に関して合成操作が実施される。次い
で、バッファ内の位置が、その後に到着する記号を格納
するために開放され、且つ処理が繰返される。合成のた
めに異なる経路(パス)にわたって担持される関連する
記号を回収(累算)するこの操作は、当該技術におい
て、「デスキュー操作(de−skewing)」と呼
称される。従来のバッファを基礎としたデスキュー操作
については多数の認識されている欠点が存在している。
復調のために必要な計算は、局所的に、即ちレーキ受信
器のフィンガー内において実施される。そのために、フ
ィンガーの各々において実施される冗長な処理操作に起
因して計算を減少させることは不可能でないにしても非
常に困難である。更に、各フィンガーは非同期的な態様
でシーケンス発生要求を提出する。従って、異なるフィ
ンガーは異なる時間において同一のシーケンスを受取る
ための要求を繰返す。然しながら、フィンガーによって
使用されるシーケンスは同一であり、従って、該受信器
はシーケンス期間当たり1つを超えるシーケンスを発生
するために非効率的に動作する。これらの問題全ては、
実現が複雑であり且つ動作において電力を消費する受信
器となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、各フィンガーにおける復調計算の別個の局
所的な性能に対する必要性を除去した改良したレーキ受
信器及び復調方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】複数個のチャンネルを介
して送信された拡散スペクトル信号が、復調用データパ
スに沿って拡散スペクトル復調操作を実施することによ
り復調される。各チャンネルによる復調用データパスへ
のアクセスは、拡散スペクトル信号の各々に関する拡散
スペクトル復調操作の実施が時分割態様で発生するよう
に時分割を基礎として管理される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明に基づ
いて構成されたレーキ受信機10のブロック図が示され
ている。受信器10は3個の主要なアーキテクチャコン
ポーネントを有しており、即ち制御器12、シーケンス
発生器14、データパス(経路)16を有している。デ
ータパス16は、チャンネル復調に関する演算及び論理
的計算を実施するために使用される。重要なことである
が、データパス16は共用資源である。このことによ
り、この同一且つ単一のデータパス16が、全ての通信
物理的チャンネル及びその中の通信パス(経路)に対す
る全ての復調計算を実施するために使用されることを意
味している。この目標を達成するために、データパス1
6は、マルチパスを復調し且つ記号データをデスキュー
操作する目的のために異なるチャンネルによって時分割
される。このような共用される単一のデータパス16資
源を使用することは、取扱われ且つ操作されるべきデー
タの量を減少させることを可能とし、且つ実施せねばな
らない計算の量を減少させ且つ最適化させることを可能
とする。電力消費を減少させ且つ回路空間を減少させる
ことに関連するある操作上の利点も達成される。
【0009】共用データパス16の詳細について説明す
る前に、その操作の簡単な数学的説明を本発明の理解を
助けるために行う。p(c)をチャンネルcに割当てられ
るスクランブルシーケンスとする。q(c)をチャンネル
cに割当てられるチャンネル化(OVSF)シーケンス
とする。更に、MOCを受信器によって取扱うために存
在する物理的チャンネルの数を意味するものとする(例
えば、cは1乃至NOCの範囲である)。fをチャンネ
ルc内の適宜のパス(経路)を意味するものとする。N
OPをチャンネル内の伝播経路の数を意味するものとす
る(例えば、fは1乃至NOPの範囲である)。又、u
(c)をチャンネルcに対するスクランブルシーケンスと
チャンネル化シーケンスの積とする(u(c):=p(c)
(c))。u(f,c)をf伝播経路の遅延に起因するシーケ
ンスu(c)の変換を意味するものとする(u(f,c)(n)
=u(c)(n+t(f)))。
【0010】更に、τfをサンプリング期間に対して量
子化されている最も速い受信経路に関しての伝播経路f
の遅延を意味するものとする。遅延τfは複数個のチッ
プの整数t+1個のチップの1部分φとして表わすこと
が可能であり、従ってτf=tf+φfである。dphをチ
ップ期間に関して位相phにおいてサンプリングした受
信データシーケンスとする(尚、ph=0は任意に設定
され且つphは0乃至チップ当たりのサンプル数(NO
SPC)−1の範囲である)。従って、データシーケン
スdph(f)は、その位相オフセットがその伝播経路fに
対する遅延に対応するシーケンスのことを意味してい
る。更に認識すべきことであるが、NOSPCはデータ
シーケンスdのサンプリングレートを一般化させるため
に定義されている(例えば、NOSPC=1は1Xチッ
プレートに対応しており、NOSPC=2は2Xチップ
レートに対応しており、以下同様である)。更に、ph
(f)=φf・NOSPCである。
【0011】図2は多数のパス(経路)fを有する与え
られたチャンネルciの復調に対する基本的な操作のチ
ェーンを示している。全ての線及び矢印は、チャンネル
化シーケンスqがスカラー信号である点を除いて、複素
数値信号を示している。理解されるように、各パス即ち
経路に対する受信信号を処理する場合に、デスクランブ
ル(de−scrambling)操作、逆拡散(de
−spreading)操作、デローテーション(de
−rotation)操作及び合成(即ち累算)操作が
実施されねばならない。最初の3つの操作は各パスfに
関して個別的に実施されるが、最後の操作は全てのパス
即ち経路にわたって集約的に実施される。演算的な観点
からは、デスクランブル操作は、受信データシーケンス
d(複素数)とスクランブルシーケンスp(複素数)と
の間で実施される複素数値内積操作である。逆拡散操作
は受信データシーケンスd(複素数)とチャンネル化シ
ーケンスq(スカラー)の複素数値スカラー積である。
デローテーション操作はデスクランブルし且つ逆拡散し
た出力と伝播経路fのチャンネル推定c(f)(ここで
は、ch estとも呼称する)との複素数値乗算であ
る。合成操作は、パス即ち経路fの各々にわたってデロ
ーテーション操作した出力記号z(複素数)を累算する
ことによって実施されそのチャンネルに対して出力され
る記号zを発生する。
【0012】図3は本発明に対する共用データパス16
における結合させた逆拡散及びデスクランブル操作に対
するブロック図を示している。これは単一のチャンネル
1及び単一のパスf1に対する処理を示しているが、デ
ータパス16によって実施されるここに例示した操作は
任意のチャンネル及びパスに対して有効なものであるこ
とを理解すべきである。この結合した操作は長さ4のM
スカラー積の結合を介して達成される。この場合には、
長さ4のスカラー積はチャンネルの復調に対する基本的
なオペレーターである。4個のサンプルのブロックが入
力データシーケンスdからフォーマットされ、断続的に
uとのスカラー積へパスされる。理解されるように、図
3における例示は機能的な表現である。回路における例
示した機能の実現は、好適には、出力シーケンスyの各
値に対して単一のスカラー積をM回使用するに過ぎな
い。この例示において、結合された操作が単一のパスf
に対してのみ実施されることを示しているように、受信
データシーケンスdの逆拡散及びデスクランブル操作を
完了するためにはチャンネルcにおける各パスに対して
この操作を繰返さねばならない。
【0013】4サンプルブロックのデータレートを最小
に維持するために、全てのチャンネルに対して共通の単
一ブロックフォーマットが好適に使用される。このこと
は、伝播経路fの遅延がどのようなものであろうとも全
てのチャンネルに対して同一のブロックを使用すること
を意味している。従って、あるチャンネルがブロックの
境界と整合していない伝播経路を有するというあるイン
スタンスが存在する。この場合に、2つの部分的なスカ
ラー積(各々が4未満のサンプル長)、即ち1つがデー
タシーケンスの前端にあり且つ1つがデータシーケンス
の後端にある点が、他の完全な長さ(4に等しいサンプ
ル長)のスカラー積に加えて、且つそれと加算されて実
施されねばならない。
【0014】図3の結合した逆拡散及びデスクランブル
操作は、単一ブロックフォーマットでのこの不整合を考
慮するために図4に示した態様で修正することが可能で
ある。この例示は単一チャンネルc1及び単一パスf1
対しての処理を示す物であるが、データパス16によっ
て実施される例示した操作は任意のチャンネル及びパス
に対して有効なものであることを理解すべきである。2
つの部分的な積は以下に定義するような夫々の長さA及
びBを有している。
【0015】A=t(f) mod 4 B=4−t(f) mod 4 図示例における|N|4をN未満の4の最大の倍数を示
すものとする(例えば、|29|4=28)。これら2
つの部分的スカラー積の最も内側のもの(参照番号1
1)は、現在の出力記号y(参照番号15)に貢献する
項y1及びy2を発生する。一方、これら2つの部分的ス
カラー積の最も外側のもの(参照番号13)は、前の記
号(参照番号17)及びその後の記号(参照番号19)
に夫々貢献する記号を発生する。この場合にも、図示例
では単一のパスfに対してのみ結合した操作が実施され
ているが、この操作は受信データシーケンスdの逆拡散
及びデスクランブル操作を完了するためにチャンネルc
における各パスに対して繰返されねばならない。
【0016】図3及び4に示した表現が与えられると、
長さ4のスカラー積の実施は、図5に示したスカラー積
実現例を使用して共用態様で実施することが可能であ
る。この実現例は、単一ブロックフォーマット化に対す
るデータシーケンスの整合に基づいて必要に応じて全長
スカラー積が発生されるか又は2つの部分的な長さのス
カラー積が発生されるかであるように動作すべく構成さ
れている。どの積が発生されるかの決定は、A′の入力
値によってなされる。A′=1である場合には、2つの
部分的長さスカラー積が20及び24において発生さ
れ、上述した如く長さBに対する20における第一部分
積(d及びuの)は出力22において発生され(ADD
2)、且つ上述した如く長さAに対する24における第
二部分積(d及びuの)は28において発生され且つ出
力26に対する入力アキュムレータ値(ACC)へ加算
29される(ADD1)。A′=0である場合には、2
4において第一部分積(d及びuの)によって出力22
は発生されることはなく、その代わりに、20及び24
における積が結合して28において全長スカラー積(d
及びuの)を発生し、それは出力26に対して入力アキ
ュムレータ値(ACC)へ加算29される(ACC
1)。
【0017】従って、理解されるように、スカラー積実
現例は、A′=1である場合に、図4に示したように内
側及び外側の部分積を発生すべく機能し、それらは現在
の出力記号y(参照番号15)、前の記号(参照番号1
7)及び/又はその後の記号(参照番号19)に必要に
応じて貢献する。
【0018】図5のスカラー積実現例は、全てのチャン
ネルcを復調するために時分割態様で有益的に使用する
ことが可能である。該実現例は、記号毎にM回(伝播経
路fの遅延がブロック整合されている場合)か又は記号
当たりM+1回(伝播経路fの遅延がブロック整合され
ていない場合)のいずれかで1つのチャンネルによりア
クセスされる。後者の場合には、1つのチャンネルによ
る2つのアセクス(記号当たり最初と最後)は前の記号
及びその後の記号に対してもデータを発生する(2つの
部分積に対し)。上述したように、復調されるべき全て
のチャンネルに対して同一のデータブロックが使用さ
れ、且つそのために、該実現例は第一チャンネルにより
アクセスされ、次いで再度第一チャンネルで使用するた
めにリターンする前に全てのその他のチャンネルにより
逐次的にアクセスされる。これらのM又はM+1回のア
クセスは連続的なもの又は不連続的なものとすることが
可能である。これにより、該チャンネルは記号の発生を
完了するためにM又はM+1連続的な回数に対しアクセ
スし且つ使用することが可能であり、又は、別法とし
て、且つ本発明に基づいて好適には、該チャンネルはM
又はM+1回のアクセスを個別的に及び別個に(不連続
的)行うことが可能である。いずれの場合においても、
処理用資源への時分割アクセスが複数個のチャンネルに
関して行われる。
【0019】上述したように、任意のチャンネルにおけ
る復調のステータスは、スカラー積実現例への入力値A
CC及びA′によって与えられる。異なるチャンネルが
時分割態様で該実現例へアクセスさせるために、入力に
関して制御が注意深く行われねばならず、且つACC及
びA′の正しい値が現在該実現例へアクセスしているチ
ャンネルに対して適時に供給されねばならない。ことこ
とを、1つのチャンネルの単一パスに関連する図5のス
カラー積実現例へのアクセスのシーケンスを示す図6に
例示してある。2つのデータブロックの間の境界に対応
する最初のアクセス30(1)において、A=1及びス
カラー積実現例が2つの部分的スカラー積を計算し、そ
のうちの1つは入力ACC値(ここでは、SYMとも呼
称する)へ加算されて参照番号35において出力記号値
(記号n−1)を発生し、且つ別の1つは参照番号31
において次の記号値(記号n)の第一成分として出力さ
れる。
【0020】そのパス(経路)に関して次のアクセス3
0(2)が発生する前に、図5のスカラー積実現例は、
逆拡散及びデスクランブル操作を実施するためにその他
のパス及びその他のチャンネルによって共用し且つ使用
することが可能である。将来の計算が正確に実施される
ことを確保するために、次のnの第一成分に対する部分
的スカラー積出力(参照番号31における)は保存さ
れ、次いで、そのパスが再度スカラー積実現例へのアク
セスを有する時に検索されねばならない。この出力31
に関する保存操作は前に格納された保存されているAC
Cを上書きし且つクリアする。
【0021】そのパスに対する該チャンネルによる次の
アクセス30(2)の場合に、A=0及びACC値(上
述した如くに保存された)が検索される。次いで、該ス
カラー積実現例が全長スカラー積を計算し、それは入力
ACC値(参照番号31におけるアクセス30(1)か
ら発生された記号nの第一成分)へ加算されて次の記号
値(記号n)の累算成分を発生する。この累算成分出力
(参照番号33における)も保存されねばならず、一方
該スカラー積実現例はその他のチャンネル及びパスのア
クセスに関連して共用され且つ使用される。
【0022】前述したアクセス30は、そのパスに対し
てM+1番目のアクセス30(M+1)がなされるま
で、その他のチャンネル及びパスについて共用した態様
で繰返す。各このような処理の完了時に、出力累算成分
出力33が保存され、次いでACC入力として処理用に
使用するために検索される。この点において、再度2つ
のデータブロックの間の境界に対応して、A=1及び該
スカラー積実現例が2つの部分的スカラー積を計算し、
そのうちの1つが入力ACC値(前のアクセス30
(M)からの参照番号33)へ加算されて参照番号35
において出力記号値(記号n)を発生し、且つそのうち
の別の1つが参照番号31において次の記号値(記号n
+1)の第一成分として出力される。
【0023】結論として、結合させたデスクランブル及
び逆拡散操作の結果は出力シーケンスy(f,c)によって
表わされる。再度図2を参照すると、この操作は以下の
ような2つの形態を取ることが可能である。
【0024】
【数1】
【0025】及び、
【数2】
【0026】与えられたパスに対して式(1)及び
(2)に従って図5−6のスカラー積実現例によって発
生された記号yは、次に、デローテーション処理し、次
いでその他のパスに対する記号と累算させることが必要
である(図2参照)。次に、図7を参照すると、本発明
に基づくデローテーション(de−rotation)
及びアキュムレーション(accumulation)
即ち累算実現例が示されている。前述したように、デロ
ーテーションはその記号が属する伝播経路のチャンネル
推定(ch est)との記号(図6からの参照番号3
5)の複素数値乗算40が関与する。アキュムレータ4
2(COMとして呼称し、且つアキュムレータ46の集
合から選択される)がデローテーション乗算40(フィ
ードバックを使用)から出力される記号zを合成させる
加算器44からの入力を受取る。
【0027】結合させた図5−7を使用して、共用型デ
ータパス16は図8Aのブロック図によって表わすこと
が可能である。データパス16は記号積分ステージ50
(図5のスカラー積実現例から構成されている)及び記
号合成ステージ52(図7のデローテーション及び累算
実現例から構成されている)を有している。前述したよ
うに、データパス16はチャンネルcの全てによって時
分割態様で占有されている。データパス16へアクセス
するためのチャンネル識別(ID)は、物理的チャンネ
ルc及びその伝播経路fによって定義される。データパ
ス16へのアクセスは、4個のチップ毎に一度繰返すパ
ターンで行われる(その場合に、4チップ期間が「タイ
ムスロット」と呼称され且つ2つの異なるチャンネルに
よるデータチャンネルへの2つの連続するアクセスの間
の期間は「時間単位」と呼称される)。1つのチャンネ
ルの復調は、典型的に、その複数個の経路に起因して複
数個のタイムスロットにわたってスパンする。従って、
理解されるように、あるチャンネルに対する復調のため
の計算は不連続的である。不連続性の後に計算を再開す
ることが可能であるためには、該計算のステータスを特
定し且つ同一のチャンネルがデータパス16へアクセス
する次の時にそのステータスを検索することが可能であ
ることが必要である。データパス16へアクセスする場
合に、そのチャンネルに対するステータスによって決定
されるような適切なデータが該データパスを介して経路
付けされ且つ取扱われる。
【0028】データパス16は記号積分ステージ50を
M回検索し、次いで、M個の期間ごとに一度記号合成ス
テージ52をイネーブルさせることによりチャンネルの
アクセス要求を実行する。従って、データパス16が1
つのチャンネルに対して割当てられる任意の時間におい
て、記号積分又は記号合成のいずれかの操作が実施され
る。
【0029】記号積分は、参照番号28における全長ス
カラー積(A′=0で)を計算し且つその積をアキュム
レータSYM値内に格納されている前に計算した積値へ
加算してアキュムレータSYM内に格納される累算した
記号出力26を発生することにより記号積分ステージ5
0により実施される。この加算操作が現在計算された積
ではなく前に格納した積累算と実施されることを確保す
るために遅延要素54が設けられている。この記号積分
操作は図8Bに例示しており、その場合に、データパス
16の活性化された部分は太線で示してある。図6に関
して図8Bの操作は、アクセス30(2)乃至30
(M)におけるスカラー積実現例により実施される操作
を表わしている。前述したように、図8Bの例示は、各
アクセス30に対して図6において上述したように、1
つのチャンネル(物理的チャンネル及び/又は伝播経
路)によるデータパスへの単一のアクセスを表わしてお
り、且つ各チャンネルに対して複数個の図8Bの操作が
必要とされ、更に、処理用資源は時分割されねばならな
いので、与えられたチャンネルに対して相次ぐ操作の間
においてその他のチャンネルに対し複数個の図8Bの操
作が発生する。
【0030】チャンネルcの各データパスに関してM記
号積分を完了した後に、記号合成ステージ52によって
記号合成が実施される。然しながら、最初に、アクセス
30(M+1)に対して、A=1の記号積分に注意する
と、2つの部分的スカラー積が計算される。最初のもの
(参照番号31)は新たな記号積分の開始としてアキュ
ムレータSYM内にロードされる。2番目のもの(参照
番号28)は29において前に格納した積累算SYM
(アクセス30(M)から)へ加算されて記号zとして
出力35へ供給される。これがチャンネルcの最初のパ
スfである場合には、その出力35の記号zは記号合成
ステージ52により捕獲され、参照番号40における乗
算によりデローテーション処理され且つアキュムレータ
42COM内に格納される(実効的に加算器44をバイ
パスする)。第一パスに対するこの記号積分及び合成操
作を図8Cに例示してあり、その場合に、データパス1
6の活性化される部分は太線で示してある。図6に関し
ての図8Cの操作は、アクセス30(1)及び30(M
+1)におけるスカラー積実現例により実施される操作
を表わしている。再度、前述したように、図8Cの例示
は、各アクセス30に対する図6において前述したよう
に、1つのチャンネル(物理的チャンネル及び/又は伝
播経路)によるデータパスへの単一のアクセスのみを表
わしており、且つ各チャンネルに対して複数個の図8C
の操作が必要であり、更に、処理用資源が時分割されね
ばならないので、与えられたチャンネルに対する相次ぐ
操作の間でその他のチャンネルに対して複数個の図8C
の操作が発生する。
【0031】次に、記号積分ステージ50における図8
Cの操作がパスfの各々に対して繰返され、対応する記
号出力zが記号合成ステージ52により捕獲され、デロ
ーテーション処理され(参照番号40)且つそのパスに
対してアキュムレータ42COMから得られる前に格納
され且つ累算された値へ44において加算される。この
加算操作が現在計算された記号ではなく前に格納された
記号累算と実施されることを確保するために遅延要素5
6が設けられている。その後のパスに対するこの記号合
成操作を図8Dに例示してあり、その場合、データパス
16の活性化される部分は太線で示してある。この場合
も、前述した如く、図8Dの例示は、単に、1つのチャ
ンネル(物理的チャンネル及び/又は伝播経路)による
データパスへの単一のアクセスを表わしており、各チャ
ンネルに対して複数個の図8Dの操作が必要であり、更
に、処理用資源は時分割されねばならないので、与えら
れたチャンネルに対する相次ぐ操作の間でその他のチャ
ンネルに対して複数回の図8Dの操作が発生する。
【0032】上述したように、任意の特定のチャンネル
アクセスにおいてデータパス16により実施されるべき
操作の選択は、そのチャンネルの計算ステータスに依存
する。現在のステータスに鑑みこの操作を制御するため
に有限状態マシン(FSN)を定義することが可能であ
る。該マシンは該チャンネルの各々に対して実施される
べき操作のシーケンスを記述する。各チャンネルに対し
て1組の状態変数が使用され、且つチャンネルアクセス
の適切なステータスを反映し、実施されるべき適切な操
作を選択するために操作期間中に動的にアップデートさ
れる。
【0033】1つのチャンネルがデータパス16へアク
セスする任意の時刻において、該チャンネルの計算状態
が検索され且つコードシーケンス(スクランブルコード
及びチャンネル化コード)に対する適切なデータが入力
される(シーケンスuとして)。次いで、該チャンネル
の現在の状態により、データパス16により正しい操作
が実施される。これらの操作は有限状態マシンの使用に
基づいて制御器12(図1参照)により制御される。機
能的には、これらの操作は以下の手順を実行するデータ
パス割当て操作を反映する。
【0034】※アクセスが割当てられるチャンネルに対
して適切なコード(シーケンスu)をデータパスへ供給
する; ※そのアクセスするチャンネルに対して計算状態を検索
する; ※COM及びSYMアキュムレータとして割当てられる
べき適切なアキュムレータを選択し、尚累算される記号
に関連する出力は格納されるか又は検索される。
【0035】全体的な挙動は、タイムスロット毎に実行
される繰返し手順により記述することが可能であり且つ
図9に例示してある。ステップ80において、NOC物
理的チャンネルのうちの1つが選択される。その選択さ
れた物理的チャンネルに対して、NOPパスのうちの1
つがステップ82により選択される。その選択されたチ
ャンネル/パスに対して、ステップ84において処理す
るためにデータパスが割当てられる。次いで、選択され
たチャンネル/パスの現在の状態がステップ86におい
て検索される。現在の状態が、決定ステップ88におい
て決定されるように、記号積分である場合には、図8B
に示したような記号積分操作がステップ90において実
施され且つ現在の状態情報がこの操作の完了を反映する
ためにアップデートされる。注意すべきことであるが、
全ての適切なSYM/COMアキュムレータ、入力シー
ケンスd及びシーケンスu情報が記号積分操作の実施に
関連してロードされる。次いで、そのパスはステップ9
2においてインクリメントされ且つ本プロセスはステッ
プ82へ復帰して次のパスを選択する。決定ステップ8
8が、現在の状態は記号積分ではないことを表わす場合
には、それは記号合成のはずであり且つ本プロセスは、
次に、決定ステップ94において、現在のパス(ステッ
プ82)がステップ80で選択した物理的チャンネルに
対する第一パス(パス#1)であるか否かを判別する。
そうである場合には、図8Cに示したような記号合成操
作がステップ96において実施され且つ現在の状態情報
がアップデートされてこの操作の完了を反映させる。そ
うでない場合には、図8Dに示したような記号合成操作
がステップ98において実施され且つ現在の状態情報が
アップデートされてこの操作の完了を反映させる。いず
れの場合においても、注意すべきことであるが、全ての
適切なSYM及びCOMアキュムレータ、入力シーケン
スd、シーケンスu及びch est情報が記号合成操
作の実施に関連してロードされる。その後に、そのパス
がステップ92においてインクリメントされ且つ本プロ
セスはステップ82へリターンして次のパスを選択す
る。各ステップ92に続いて、ステップ100におい
て、与えられた物理的チャンネルに対する最後のパスが
処理されたか否かの判別がなされる。そうでない場合に
は、本プロセスは前述した如くステップ82へ移行す
る。そうである場合には、パスがリセットされ(第一パ
スへ復帰)且つチャンネルがステップ102においてイ
ンクリメントされ、本プロセスはステップ80へリター
ンして次の物理的チャンネルを選択する。
【0036】次に、図10を参照すると、データパス1
6の構成に対するブロック図が示されている。データパ
ス16は前計算ブロック120、データレジスターファ
イルブロック130、オペランド選択ブロック140、
複素数加算器ブロック150、複素数乗算器ブロック1
70、アキュムレータブロック190から構成されてい
る。前計算ブロック120は、データレジスターファイ
ルブロック130へ入力を供給すべく接続されており、
データレジスターファイルブロック130は制御器12
からの入力も受取る。データレジスターファイルブロッ
ク130は、オペランド選択ブロック140へ入力を供
給すべく接続されており、オペランド選択ブロック14
0はシーケンス発生器14からの入力も受取る。オペラ
ンド選択ブロック140は複素数加算器ブロック150
へ入力を供給すべく接続されており、複素数加算器ブロ
ック150はアキュムレータブロック190からの入力
も受取る。複素数加算器ブロック150は複素数乗算器
ブロック170及びアキュムレータブロック190の両
方へ入力を供給する。最後に、複素数乗算器ブロック1
70はアキュムレータブロック190へも入力を供給
し、アキュムレータブロック190は制御器12からの
入力も受取る。
【0037】次に、図11を参照すると、図10に示し
たデータパス16における前計算ブロック120のブロ
ック図が示されている。ブロック120は受取ったサン
プルデータシーケンスdの実数成分(RE)及び虚数成
分(IM)の両方を受取り、次いでスカラー積を計算す
る場合に使用されるある予備的なデータ(SUM及びD
IF)の値を計算する。より詳細に説明すると、ブロッ
ク120は、位相の任意の値及びコードシーケンスuの
任意の値に対して次式の計算のための予備的なデータを
計算する。
【0038】
【数2a】
【0039】上述した説明から、定義上次式が成立す
る。
【0040】
【数3】
【0041】式(3)における加算の各項は以下の如く
に書くことが可能である。
【0042】
【数3a】
【0043】以下の表はu (k)(尚、u はuの上
にオーバーラインをつけたものと同じ意味である)及び
1,U2,U3,U4をマッピングしたものである。
【0044】
【表1】
【0045】次式を定義することにより、
【数3b】
【0046】上述した式は以下のようになる。
【0047】
【数3c】
【0048】次式の如く共通の項を定義することによ
り、
【数3d】
【0049】前述した式は以下のように還元させること
が可能である。
【0050】
【数4】
【0051】式(4)の利点は、項SUM及びDIFが
チャンネルに依存しないと言うことである。チャンネル
の役割は、単に、与えられた時間において計算されるべ
き適切なSUM又はDIF項を選択することである。計
算されるべき項の総数は、伝播経路が有する位相の数の
みに依存する。位相数の上限はチップ当たりのサンプル
数である。例えば、チップレートの4倍のサンプリング
レートの場合には、ブロック120が式(4)を使用し
且つ8個の値(SUMの1乃至4及びDIFの1乃至
4)のみを計算する場合には、1チップだけ前進した
(時間kに対し)全てのチャンネル(例えば、最大で6
4)の復調を有することが可能である。従って、ブロッ
ク120はデータシーケンスdの実数成分及び虚数成分
を受取る。操作122及び124は、実数成分及び虚数
成分から、夫々、Aph(h)(k)及びBph(h)(k)の値
を計算する。次いで、第一加算器126がSUM値を計
算し、且つ第二加算器128が上述した式に従ってDI
F値を計算する。
【0052】次に、図12を参照すると、図10のデー
タパス構成におけるデータレジスターファイルブロック
130のブロック図が示されている。データレジスター
ファイルブロック130は2個のレジスターバンクを有
している。SUMバンク132と呼称される第一バンク
は、前計算ブロック120から出力されるSUM値を格
納する。DIFバンク134と呼称される第二バンクは
前計算ブロック120から出力されるDIF値を格納す
る。バンク132及び134は読取操作及び書込操作の
両方のために別個に且つ独立的にアクセス可能である。
制御器12へ接続されているアドレスバス136はデー
タレジスターファイルブロック130に対する読取アド
レス及び書込アドレスを担持する。該アドレスは、バン
ク132又は134のいずれがアクセスされているか
(読取又は書込のため)を特定し、且つSUM値及びD
IF値が関係するデータシーケンスdのチャンネル及び
位相に関連するその中の特定の位置138を特定する。
新たな読取/書込アドレスが各サンプリング期間と共に
発生され、従ってデータレジスターファイルブロック1
30における完全な組のアドレス位置38は8チップ期
間毎に一度アクセスされる(即ち、タイムスロット
毎)。読取及び書込操作はバンクを使用し、例えば、バ
ンク132へSUM値を書込む場合には、DIF値がバ
ンク134から読取られ、且つその逆も又真である。各
読取り操作の出力は4つの値である(4つのSUM
(0)−SUM(3)の値か又は4つのDIF(0)−
DIF(3))。
【0053】次に、図13を参照すると、図10のデー
タパス構成におけるオペランド選択ブロック140のブ
ロック図が示されている。オペランド選択ブロック14
0はバンク132/134から読み出された4つのSU
M(0)−SUM(3)の値及び/又は4つのDIF
(0)−DIF(3)の値からなるデータレジスターフ
ァイルブロック130からの入力を受取る。インバータ
142はSUM(0)−SUM(3)及びDIF(0)
−DIF(3)の値に関して符号反転を実施する。オリ
ジナルの値及び反転を使用して、ベクトルV(n)を以
下のご如くに定義することが可能である。
【0054】V(n)=[SUM(n),−SUM
(n),DIF(n),−DIF(n)] 尚、n=0,1,2,3 4×2マルチプレクサ144(n)が各ベクトルと関連
しており、マルチプレクサ144は、シーケンス発生器
14(図1)から受取った選択信号(SEL)の制御下
において、以下の如くに、ベクトルV(n)から入力の
4つの値のうちの出力2つを選択すべく動作する。
【0055】mux4×2[V(n),SEL]=[x
(n),y(n)] 尚、n=0,1,2,3 選択信号SELは3ビットワードであり、それは以下の
表に記載した態様で出力用にSUM及びDIF値を選択
するためのクロックレートでインクリメントする。
【0056】
【表2】
【0057】従って、4×2マルチプレクサ144
(n)は16×8マルチプレクサ146を形成し、それ
は以下の如くにして4つのベクトルV(n)から入力1
6個の値のうちの出力8個の値を選択する。
【0058】mux16×8[V(0),V(1),V
(2),V(3)]=[mux4×2(V(0)),m
ux4×2(V(1)),mux4×2(V(2)),
mux4×2(V(n))] 8個の出力値はOPERAND(0,...,7)を有
しており、それは4つの複素数値を表わす(尚、4つの
値は実数部分であり且つその他の4つの値は虚数部分で
ある)。
【0059】次に、図14を参照すると、図10のデー
タパス構成における複素数加算器ブロック150のブロ
ック図が示されている。複素数加算器ブロック150は
第一スカラー加算器152及び第二スカラー加算器15
4を有している。第一スカラー加算器152はオペラン
ド選択ブロック140から出力されたオペランド(OP
ERAND)値の4つの実数部分とアキュムレータブロ
ック190から受取った現在のアキュムレータSYM値
158の実数部分156とを加算すべく動作する。第二
スカラー加算器154は、オペランド選択ブロック14
0から出力されたオペランド(OPERAND)値の4
つの虚数部分をアキュムレータブロック190から受取
った現在のアキュムレータSYM値158の虚数部分1
60と加算すべく動作する。この操作の目的は、現在の
アキュムレータSYM値158(前の累算されたオペラ
ンド(OPERAND)値を表わす)に対して新たな複
素数オペランド(OPERAND)値を累算することで
ある。
【0060】前述したように、この累算処理は任意のチ
ャンネルに対して独立的に繰返され、従って、オペラン
ド(OPERAND)値及び現在のアキュムレータCO
M値158の選択は、データパス16へアクセスする現
在のチャンネル/パスに依存する。適切なオペランド
(OPERAND)値の供給と適切な現在のアキュムレ
ータCOM値158の供給との間の共同作業を達成する
ために、制御器12(図1)は、データパス16へ現在
アクセスしているチャンネル/パスに基づいて(図9の
処理の実行により支配されて)、オペランド選択ブロッ
ク140及びアキュムレータブロック190からの出力
に対して適切な値を同時的に選択する。
【0061】スカラー加算器152/154の各々は図
15に示した内部構造を有している。各スカラー加算器
152/154は第一加算器162と第二加算器164
とを有している。第一加算器162は以下の操作のうち
のいずれか1つを選択的に実施することが可能である。
【0062】
【表3】
【0063】第二加算器164は以下の操作のうちのい
ずれか1つを選択的に実施することが可能である。
【0064】ADD2=B+C+D ADD2=C+D ADD2=D 制御器12(図1)から受取られる制御値(S)は以下
の表に示す態様でADD1出力及びADD2出力を共同
させる。
【0065】
【表4】
【0066】制御値S=0である場合には、ADD2出
力は存在しない。このことは、処理すべき新たなオペラ
ンド(OPERAND)が存在する場合にはいつでも、
新たな計算のために第一加算器162を常に活性化させ
ることを可能とする。第二加算器164は二重累算が必
要とされる場合にのみ活性化され(S=1,2,3)、
従って、計算が必要とされない限り稼動することが防止
される。
【0067】合成器166が、第一スカラー加算器15
2からのRe(ADD1)値と第二スカラー加算器15
4から得られたIm(ADD1)値を合成させ且つAD
D1OUT値を発生するために設けられている。同様
に、別の合成器168が、第一スカラー加算器152か
らのRe(ADD2)と第二スカラー加算器154から
得られたIm(ADD2)とを合成させ且つADD2O
UT値を発生するために設けられている。ADD1OU
T及びADD2OUT値は受取ったデータシーケンスd
の完了した逆拡散及びデスクランブル処理を表わしてい
る。
【0068】次に、図16を参照すると、図10のデー
タパス構成における複素数乗算器ブロック170のブロ
ック図が示されている。複素数乗算器ブロック170は
データシーケンスdの完了した逆拡散及びデスクランブ
ル処理の結果として複素数加算器ブロック150から発
生される記号値をデローテーション操作を実施する。デ
ローテーション処理した記号はCOM値としてアキュム
レータブロック190内に格納するために複素数乗算器
ブロック170から出力される。次いで、複素数乗算器
ブロック170はパスの各々にわたってCOM値を累算
する機能を実施する。
【0069】制御器12(図1)から受取ったイネーブ
ル制御ビット(E)は、複素数乗算器ブロック170に
よって実施される操作を定義する。E=0である場合に
は、その記号とch est値と乗算することによりそ
の記号をデローテーション処理し、次いで第一パスに対
する記号合成操作(図8Cに示したように)がそのデロ
ーテーションした記号に関して実施される。一方、E=
1である場合には、その記号をch est値と乗算さ
せることによりその記号を再度デローテーション処理す
るが、次いで、残りのパスに対する記号合成操作(図8
Dに示したように)をデローテーション処理した記号に
関して実施する。
【0070】記号をデローテーション処理するための複
素数乗算は、以下のアルゴリズムに従って乗算器172
によって実施される。
【0071】
【数4a】
【0072】次いで、Z=Re{Z}+jIm(z)を
COM値としてアキュムレータブロック190内に格納
する。Re{Z}及びIm(z)の値を形成するために
必要な選択的な加算及び減算操作は加算器174を使用
して達成される。
【0073】加算器174は、更に、マルチパス累算処
理を実施する。マルチプレクサ176はアキュムレータ
ブロック190からの累算されたZ値178及びゼロ値
180を受取る。イネーブル制御ビット(E)が、これ
らの値のうちのどちらが更なる処理のために選択される
かを選択する。E=0である場合には、これは第一パス
に関係するパス累算であり(図8C参照)、且つゼロ値
180がマルチプレクサ176によって選択され且つ加
算器174へ印加される(実数部分及び虚数部分におい
て)。然しながらE=1である場合には、アキュムレー
タブロック190からの累算されたZ値178(CO
M)がマルチプレクサ176によって選択され且つ加算
器174へ印加され(実数部分及び虚数部分において)
現在のパスに対するデローテーション処理されたZ値へ
加算され、更に、与えられたチャンネルに対する記号値
を累算する。
【0074】次に、図17を参照すると、図10のデー
タパス構成におけるアキュムレータブロック190のブ
ロック図が示されている。アキュムレータブロック19
0は、逆拡散及びデスクランブル操作において使用され
た中間SYM値を格納するために記号積分操作(図8B
参照)に対して使用される第一アキュムレータバンク1
92を有している。このアキュムレータバンク192
は、複素数加算器ブロック150によって発生されたA
DD1OUT及びADD2OUTの値を受取り且つ複素
数加算器ブロックへ入力されるSYS ACC値を供給
する。アキュムレータブロック190は、更に、第二ア
キュムレータバンク194を有しており、それは該チャ
ンネルの複数個のパスにわたって該記号の累算において
使用される中間COM値を格納するために記号合成操作
(図8C及び8D参照)のために使用される。制御器1
2へ接続されているアドレスバス196は、アキュムレ
ータブロック190、より詳細には、その中のバンク1
92及び194に対する読取アドレス及び書込アドレス
を担持する。これらのアドレスは、バンク192又は1
94のどちらがアクセスされるか(読取又は書込のた
め)を特定し且つデータの取扱いのために使用されるそ
の中の特定の位置198を特定する。これらのアドレス
は、記号積分及び記号累算操作を実施する目的のため
に、中間データ(SYS及びCOM)をどこに格納すべ
きか及び/又はどこから検索すべきかを特定するために
現在データパス16をアクセスしているチャンネル/パ
スに基づいて発生される。
【0075】図1の復調器は、好適には、集積回路とし
て実現される。一方、図1の復調器の一部を集積回路と
して実現することが可能である。更に、該復調器の各部
分はそれ自身の集積回路を有することが可能であり、一
群の集積回路が復調機能用のチップセットを形成するこ
とが可能である。更に、図1の復調器の全て又は一部を
ソフトウエアで、又はファームウエアで、又はそれら両
者の組合わせで実現することが可能である。
【0076】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ制限
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づくレーキ受信器を示した概略ブ
ロック図。
【図2】 多数のパスを具備する与えられたチャンネル
の復調用の基本的操作のチェーンを示した概略図。
【図3】 本発明に基づく結合させた逆拡散及びデスク
ランブル操作を示した概略ブロック図。
【図4】 本発明に基づく不整合データに対する結合さ
せた逆拡散及びデスクランブル操作を示した概略ブロッ
ク図。
【図5】 本発明に基づくスカラー積実現例を示した概
略ブロック図。
【図6】 結合させたデスクランブル及び逆拡散操作を
実施するために図5のスカラー積実現例に対してなされ
る相次ぐアクセスを例示した概略図。
【図7】 本発明に基づくデローテーション及びアキュ
ムレーション(累算)実現例を示した概略図。
【図8A】 共用型データパスを示した概略ブロック
図。
【図8B】 スペクトル拡散信号を復調するための処理
操作における図8Aの共用型データパスの使用状態を示
した概略図。
【図8C】 スペクトル拡散信号を復調するための処理
操作における図8Aの共用型データパスの使用状態を示
した概略図。
【図8D】 スペクトル拡散信号を復調するための処理
操作における図8Aの共用型データパスの使用状態を示
した概略図。
【図9】 データパス操作に対する繰返し手順を例示し
たフローチャート。
【図10】 データパスの構成を示した概略ブロック
図。
【図11】 図10のデータパス構成における前計算ブ
ロックを示した概略ブロック図。
【図12】 図10のデータパス構成におけるデータレ
ジスターファイルブロックを示した概略ブロック図。
【図13】 図10のデータパス構成におけるオペラン
ド選択ブロックを示した概略ブロック図。
【図14】 図10のデータパス構成における複素数加
算器ブロックを示した概略ブロック図。
【図15】 図14の複素数加算器ブロック内において
使用されるスカラー加算器用の内部構成を示した概略ブ
ロック図。
【図16】 図10のデータパス構成における複素数乗
算器ブロックを示した概略ブロック図。
【図17】 図10のデータパス構成におけるアキュム
レータブロックを示した概略ブロック図。
【符号の説明】
10 レーキ受信器 12 制御器 14 シーケンス発生器 16 データパス
フロントページの続き (72)発明者 ステファノ セルビーニ アメリカ合衆国, カリフォルニア 92037, ラホーラ, ビア マロルカ ドライブ 8548, ナンバー イー. Fターム(参考) 5K022 EE02 EE14 EE32

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理的チャンネルを介して送信され且つ
    複数個の伝播経路に対応する複数個のインスタンスで受
    信したスペクトル拡散信号を復調する復調器において、 スペクトル拡散復調操作を実施すべく動作可能な復調用
    データパス、 時分割態様で前記スペクトル拡散信号のインスタンスの
    各々に関してスペクトル拡散復調用操作を実施するため
    に前記復調用データパスへの時分割アクセスを管理すべ
    く動作可能な制御システム、を有していることを特徴と
    する復調器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記復調用データパ
    スがデスクランブル及び逆拡散機能を有しており、且つ
    前記制御システムが、更に、時分割態様で前記スペクト
    ル拡散信号のインスタンスの各々に関してデスクランブ
    ル及び逆拡散操作を実施するために前記復調用データパ
    スの前記デスクランブル及び逆拡散機能への時分割アク
    セスを管理すべく動作することを特徴とする復調器。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記復調用データパ
    スが、更に、デローテーション機能を有しており、且つ
    前記制御システムが、更に、時分割態様で前記スペクト
    ル拡散信号のインスタンスの各々内の記号に関してデロ
    ーテーション操作を実施するために前記復調用データパ
    スの前記デローテーション機能への時分割アクセスを管
    理すべく動作することを特徴とする復調器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記復調用データパ
    スが、更に、記号累算機能を有しており、且つ前記制御
    システムが、更に、物理的チャンネルに対する全ての伝
    播経路から累算した記号を発生するために時分割態様で
    前記スペクトル拡散信号のインスタンスの各々からデロ
    ーテーション処理した記号に関しての累算操作を実施す
    るために前記記号累算機能への時分割アクセスを管理す
    べく動作することを特徴とする復調器。
  5. 【請求項5】 請求項1において、本復調器が集積回路
    として製造されていることを特徴とする復調器。
  6. 【請求項6】 複数個のチャンネルを介して送信された
    スペクトル拡散信号を復調する復調器において、 スペクトル拡散復調操作を実施すべく動作可能な復調用
    データパス、 時分割態様で前記スペクトル拡散信号の各々に関してス
    ペクトル拡散復調操作を実施するために前記復調用デー
    タパスへの時分割アクセスを管理すべく動作可能な制御
    システム、を有していることを特徴とする復調器。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記復調用データパ
    スによって実施される前記スペクトル拡散復調操作がデ
    スクランブル及び逆拡散を包含しており、且つ前記制御
    システムが、更に、時分割態様で前記スペクトル拡散信
    号の各々をデスクランブル及び逆拡散するために前記復
    調用データパスへの時分割アクセスを管理すべく動作す
    ることを特徴とする復調器。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記復調用データパ
    スによって実施される前記スペクトル拡散復調操作が、
    更に、デローテーションを包含しており、且つ前記制御
    システムが、更に、時分割態様で前記スペクトル拡散信
    号の各々内の記号をデローテーション処理するために前
    記復調用データパスへの時分割アクセスを管理すべく動
    作することを特徴とする復調器。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記復調用データパ
    スによって実施される前記スペクトル拡散復調操作が、
    更に、各スペクトル拡散信号に対して複数個の伝播経路
    からのデローテーション処理した記号を累算することを
    包含しており、且つ前記制御システムが、更に、前記ス
    ペクトル拡散信号の各々に対し全ての伝播経路からの累
    算した記号を発生するために時分割態様で前記スペクト
    ル拡散信号の各々内の伝播経路からデローテーション処
    理した記号を累算するために前記復調用データパスへの
    時分割アクセスを管理すべく動作することを特徴とする
    復調器。
  10. 【請求項10】 請求項6において、本復調器が集積回
    路として製造されていることを特徴とする復調器。
  11. 【請求項11】 請求項6において、前記複数個のチャ
    ンネルが複数個の物理的チャンネルであることを特徴と
    する復調器。
  12. 【請求項12】 請求項6において、前記複数個のチャ
    ンネルが複数個の物理的チャンネルの各1つ内の複数個
    の伝播経路であることを特徴とする復調器。
  13. 【請求項13】 物理的チャンネルを介して送信され且
    つ複数個の伝播経路に対応する複数個のインスタンスで
    受信されたスペクトル拡散信号を復調する方法におい
    て、 単一の復調用データパスに沿って前記受信したスペクト
    ル拡散信号に関してスペクトル拡散復調操作を実施し、 時分割態様で前記スペクトル拡散信号のインスタンスの
    各々に関しスペクトル拡散復調操作を実施するために前
    記復調用データパスへの時分割アクセスを管理する、上
    記各ステップを有していることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記実施するス
    テップが、デスクランブル及び逆拡散を行うステップを
    有しており、且つ前記管理するステップが、前記デスク
    ランブル及び逆拡散ステップの実施のために時分割態様
    で前記単一の復調データパスに対して前記スペクトル拡
    散信号のインスタンスの各々の時分割割当てを行うステ
    ップを有していることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記実施するス
    テップが、更に、デローテーションを行うステップを有
    しており、且つ前記管理するステップが、更に、前記デ
    ローテーションステップの実施のために時分割態様で前
    記単一の復調データパスに対して前記拡散スペクトル信
    号のインスタンスの各々を時分割割当てるステップを有
    していることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記実施するス
    テップが、更に、前記物理的チャンネルに対する全ての
    伝播経路からデローテーションさせた記号を累積するス
    テップを有しており、且つ前記管理するステップが、更
    に、前記物理的チャンネルに対する全ての伝播経路から
    累算した記号を発生するために前記累算ステップの実施
    のために時分割態様で前記単一の復調データパスに対し
    て前記拡散スペクトル信号のインスタンスの各々を時分
    割割当てるステップを有していることを特徴とする方
    法。
  17. 【請求項17】 複数個のチャンネルを介して送信した
    拡散スペクトル信号を復調する方法において、 単一の復調用データパスに沿って受信した拡散スペクト
    ル信号に関して拡散スペクトル復調操作を実施し、 時分割態様で前記拡散スペクトル信号の各々に関して拡
    散スペクトル復調操作を実施するために前記復調用デー
    タパスに対しての時分割アクセスを管理する、ことを包
    含していることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記実施するス
    テップがデスクランブル及び逆拡散を行うステップを有
    しており、且つ前記管理するステップが、時分割態様で
    前記スペクトル拡散信号に関するデスクランブル及び逆
    拡散ステップを実施するために時分割態様で前記単一の
    復調データパスに対してのアクセスを拡散スペクトル信
    号の各々に選択的に許可するステップを有していること
    を特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項18において、前記実施するス
    テップが、更に、デローテーションを行うステップを有
    しており、且つ前記管理するステップが、時分割態様で
    前記スペクトル拡散信号に関するデローテーションステ
    ップの実施のために時分割態様で前記単一の復調データ
    パスに対するアクセスをスペクトル拡散信号の各々に選
    択的に許可するステップを有していることを特徴とする
    方法。
  20. 【請求項20】 請求項19において、前記実施するス
    テップが、更に、各スペクトル拡散信号に対する複数個
    の伝播経路からデローテーションさせた記号を累算する
    ステップを有しており、且つ前記管理するステップが、
    前記スペクトル拡散信号の各々に対する全ての伝播経路
    から累算した記号を発生するために時分割態様で前記ス
    ペクトル拡散信号に関する累算ステップの実施のために
    時分割態様で前記単一の復調データパスへのアクセスを
    スペクトル拡散信号の各々に選択的に許可するステップ
    を有していることを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 請求項17において、前記複数個のチ
    ャンネルが複数個の物理的チャンネルであることを特徴
    とする方法。
  22. 【請求項22】 請求項17において、前記複数個のチ
    ャンネルが複数個の物理的チャンネルの各1つ内の複数
    個の伝播経路であることを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】 スペクトル拡散信号用の復調器におい
    て、 共用アクセスデータパスであって、 回復した記号を発生するために前記スペクトル拡散信号
    に関してデスクランブル操作及び逆拡散操作を実施すべ
    く動作可能な記号積分ステージと、 前記回復した記号に関してデローテーションを実施し且
    つデローテーションさせた記号を累算し且つ出力記号を
    発生すべく動作可能な記号合成ステージと、を具備して
    いる共用アクセスデータパス、 前記スペクトル拡散信号に関して操作するために前記記
    号積分ステージ及び前記記号合成ステージのうちの適宜
    の1つを利用する目的のために前記共用アクセスデータ
    パスへの時分割アクセスを各スペクトル拡散信号に選択
    的に許可する制御回路、を有していることを特徴とする
    復調器。
  24. 【請求項24】 請求項23において、前記制御回路が
    あるスペクトル拡散信号に関して前記記号積分ステージ
    への第一時分割アクセスを許可して前記あるスペクトル
    拡散信号をデスクランブル及び逆拡散し且つ第一記号を
    回復し、且つ前記制御回路が前記記号合成ステージへの
    第二時分割アクセスを許可して前記あるスペクトル拡散
    信号の前記第一記号をデローテーションさせることを特
    徴とする復調器。
  25. 【請求項25】 請求項24において、前記制御回路が
    前記記号合成ステージへの第三時分割アクセスを許可し
    て前記第一記号をその他の記号と累算して前記あるスペ
    クトル拡散信号に対する出力記号を発生することを特徴
    とする復調器。
  26. 【請求項26】 請求項25において、前記あるスペク
    トル拡散信号に関する前記第一、第二及び第三時分割ア
    クセスの各々が、前記あるスペクトル拡散信号以外のス
    ペクトル拡散信号の取扱いのために共用アクセスデータ
    パスへのその他の制御回路が許可した時分割アクセスで
    介在されていることを特徴とする復調器。
  27. 【請求項27】 請求項26において、前記その他のス
    ペクトル拡散信号が同一の物理的チャンネルに対するそ
    の他の伝播経路上の信号を有していることを特徴とする
    復調器。
  28. 【請求項28】 請求項23において、前記スペクトル
    拡散信号が複数個の物理的チャンネルからの信号を有し
    ていることを特徴とする復調器。
  29. 【請求項29】 請求項23において、前記スペクトル
    拡散信号が単一の物理的チャンネルの複数個の伝播経路
    からの信号を有していることを特徴とする復調器。
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