JP2003332773A - 筐体のヒートシンク構造 - Google Patents

筐体のヒートシンク構造

Info

Publication number
JP2003332773A
JP2003332773A JP2002139516A JP2002139516A JP2003332773A JP 2003332773 A JP2003332773 A JP 2003332773A JP 2002139516 A JP2002139516 A JP 2002139516A JP 2002139516 A JP2002139516 A JP 2002139516A JP 2003332773 A JP2003332773 A JP 2003332773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat sink
housing
fins
sink structure
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002139516A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuyuki Ogura
睦行 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WAKO SEISAKUSHO KK
Wako Seisakusho KK
Original Assignee
WAKO SEISAKUSHO KK
Wako Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WAKO SEISAKUSHO KK, Wako Seisakusho KK filed Critical WAKO SEISAKUSHO KK
Priority to JP2002139516A priority Critical patent/JP2003332773A/ja
Publication of JP2003332773A publication Critical patent/JP2003332773A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋内外に設置され、内側と外側との強制又は
自然冷却条件の異なる環境内に設置される筐体の熱交換
器のヒートシンク構造であって、外部ファンを用いず放
熱効率の大幅の向上が図れる簡便構造の筐体のヒートシ
ンク構造を提供する。 【解決手段】 屋外筐体4の筐体本体5の外壁12には
外面側フィン群2と内面側フィン群3とからなるヒート
シンク構造1が設けられている。この外面側フィン群2
のフィン2Aの間隔aが内面側フィン群3のフィン3A
の間隔bよりも広く形成される。これによりフィン2A
間の通気性の向上が図れ、結果として放熱効率の大幅の
向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、屋内外に設置さ
れ、内側と外側との強制又は自然冷却条件が異なる環境
内に設置される筐体に設けられる熱交換器のフィンタイ
プのヒートシンク構造に係り、特に、放熱効率を大幅に
向上させる簡便構造の筐体のヒートシンク構造に関す
る。 【0002】 【従来の技術】図8,図9は内部に発熱体10を収納す
る筐体4aとこれに設けられるヒートシンク構造1a等
を示す。即ち、この筐体4aの構造としては発熱対10
を収納する内部ケーシング17と、流通路18を介し内
部ケーシング17を囲む外部ケーシング19と、この周
辺を囲む遮蔽板9等とからなる。また、内部ケーシング
17には空気を拡散するための内部ファン8が設けられ
ており、図9に示すように、外部ケーシング19の開口
部14は開閉扉6により開閉自在に閉止されている。 【0003】ヒートシンク構造1aは図8,図9に示す
ように外部ケーシング19に設けられ、その詳細構造は
図10,図11に示されている。なお、この筐体4aは
前記のように内部に発熱体10を収納し、その発熱をヒ
ートシンク構造1aを介して外部側に放熱して発熱体1
0の温度コントロールをするものであるが、筐体の構造
としてはこれに限定されるものではなく、屋内外に設置
されてその内側と外側との強制又は自然冷却条件の異な
る環境内に設置されるすべてのものが含まれるが、ここ
では屋外に設置されて内部に発熱体10を収納するもの
について説明している。 【0004】図10は前記のヒートシンク構造1aの構
造をわかり易く説明するための簡便構造のものである。
ヒートシンク構造1aは前記の外部ケーシング19に相
当する筐体本体5aの外壁12aに取付けられる構造の
ものが示されている。なお、図11も従来のヒートシン
ク構造1bを示すものであり、外部ケーシング19の筐
体本体5bの外壁12bに取付けられているものが示さ
れている。 【0005】図10及び図11に示すヒートシンク構造
1a,1bは、前記のように屋外筐体4a,4bの筐体
本体5a,5bの外壁12a,12bに取付けられるも
のであり、その取付板13a,13bとこの外面側に立
設する外面側フィン群2a,2bと内面側に立設する内
面側フィン群3a,3bとからなる。外面側フィン群2
a,2bは多数枚のフィン2Aを並設したものからな
り、内面側フィン群3a,3bは同じく多数枚のフィン
3Aを並設したものからなる。なお、図10のヒートシ
ンク構造1aは外面側フィン群2aのフィン2Aと内面
側のフィン群3aのフィン3Aとが対峙して一直線上に
配置されているものからなるが、図11に示すヒートシ
ンク構造1bは外面側フイン群2bのフイン2Aと内面
側フィン群3bのフィン3Aとが互いに喰い違った位置
(一直線上ではない)に配置される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】図10,図11に示し
たヒートシンク構造1a,1bの場合は外面側フィン群
2a,2bと内面側フィン群3a,3bの夫々のフィン
2A,3Bの間隔dや厚みや形状が全く等しいものから
なる。従って、このような型式のヒートシンク構造1
a,1bの場合は内面側フィン等3a,3bで吸収した
熱が外面側フィン群2a,2bのフィン2Aから放熱す
る場合、放熱効率が必ずしもよくない問題点があった。 【0007】そこで、本願の発明者は、外面側フィン群
のフィンの間隔や厚み,形状を工夫し、種々の実験を試
みた結果、外面側フィン群のフィン間の間隔を内面側フ
ィン群のフィン間の間隔より広くしたり、その厚みや形
状を夫々相違させることにより放熱効率が大幅に向上す
ることを実証した。なお、この間隔寸法をいくらにする
か又はその厚みや形状をどのようにするかは筐体の容積
や発熱体の性質や、筐体の設置場所及び筐体の冷却環境
条件等を考慮して適宜設定されるものであり、その詳細
内容の開示は省略する。 【0008】本発明は、以上の事情に鑑みて創案された
ものであり、外部ファンを使用しない熱交換器のフィン
タイプのヒートシンク構造において、放熱効率を大幅に
向上でき、かつ簡便に実施できる筐体のヒートシンク構
造を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、請求項1の発明は、屋内外に設置さ
れ、内側と外側との強制又は自然冷却条件が異なる環境
内に配置される筐体に付設される熱交換用のヒートシン
ク構造であって、該ヒートシンク構造は、内側及び外側
に多数枚のフィンを並設したものからなり、この内面側
フィン群と外面側フィン群とのフィン間の間隔やその厚
み,形状の1つ乃至全部が夫々相異するものであること
を特徴とする。内面側フィン群と外面側フィン群のフィ
ン間の間隔やその厚み形状等を相異させることにより、
吸熱した熱の放熱条件が従来のものと相異し、大幅な放
熱効率を向上させることができると共に、フィンの構造
相違のみの簡便構造のものであり、容易に、かつ比較的
安価に実施することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳述する。筐体としては各種のものが考えら
れるが、本実施の形態では内部に発熱体を収納する筐体
を説明の対象とし、その全体構造やヒートシンク構造に
ついても説明の都合上、簡便構造のものとしたが、勿論
筐体はこれに限定されるものではなく、屋内外に設置さ
れ、その内側と外側との強制又は自然冷却条件の異なる
環境内に設置されるすべての筐体を含む。図1は本発明
のヒートシンク構造1を備えた筐体4を示す。また、図
2は図1のA−A線断面図である。図1,図2に示すよ
うに筐体4は筐体本体5と熱交換器であるフィンタイプ
のヒートシンク構造1を備えるものからなる。筐体本体
5は、周囲三面を外壁12で囲まれ一面側に開口部14
(図2)を設け、天井15と底面16で上下を閉止され
た箱体からなり、開口部14には開閉扉6がヒンジ7に
より開閉可能に設けられている。発熱体10はこの筐体
本体5内に収納され、開閉扉6から出入される。また、
筐体本体5のまわりには図2に示すように遮蔽板9が設
けられている。 【0011】ヒートシンク構造1は図2に示すように筐
体本体5の三面の外壁12に設けられている。即ち、ヒ
ートシンク構造1は外壁12側に取付けられて、この開
口部を閉止する取付板13と、この外面側に配設される
外面側フィン群2とこの内面側に配設される内面側フィ
ン群3とからなり、熱伝達率のよい材料で比較的軽い材
料が用いられる。 【0012】外面側フィン群2は多数枚の板状のフィン
2Aを間隔aを介して並設したものからなり、内面側フ
ィン群3は同じく多数枚の板状のフィン3Aを間隔bで
並設したものからなる。本発明の特徴はこのフィン間の
間隔のa,bをa>bとしたものである。例えば、一例
として2a≒2bに形成されるが勿論これに限定される
ものではない。また、本実施の形態では内面側フィン群
3と外面側フィン群2とのフィン3Aとフィン2Aの厚
みや形状については特にふれていないが、互いに相違す
るものでもよい。 【0013】図3は本発明のヒートシンク構造1の放熱
作用を説明するための部分断面図である。筐体本体5内
に収納されている発熱体10からの発熱は筐体本体5内
の空気を加熱し加熱空気が形成される。この加熱空気は
内部ファン8により筐体本体5内で拡散されてヒートシ
ンク構造1の内面側フィン群3のフィン3Aに伝達さ
れ、フィン3Aを介して外面側フィン群2側に伝達され
る。図4に示すように、外面側フィン群2のフィン2A
間の間隔は広いため外気はこの間隔内を円滑に流通す
る。これにより、フィン2Aに伝達された熱は流通する
外気により効率的に放熱される。これにより結果として
筐体本体5内の空気の温度が低下し、発熱体10は所望
の温度にコントロールされる。 【0014】外面側フィン群2のフィン2A間の間隔a
をどの位にするかについては屋外筐体4の容積内部に収
納される発熱体10の性質や筐体4の設置場所等を考慮
して適宜決められる。 【0015】以上の説明において、図1に示すように、
ヒートシンク構造1は1つの外壁12に1セットしか設
けられていないが、勿論、複数組設けてもよい。また、
前記のように外面側フィン群2のフィン2Aと内面側フ
ィン群3のフィン3Aの厚みや形状は以上の説明や図示
では一定のものとしたが、勿論これに限定するものでは
ない。また、遮蔽板9の構造についても以上の図示の形
状のものに限定するものではなく、一層に限らず複数層
のものであってもよい。 【0016】図5乃至図7は本発明のヒートシンク構造
1を設けた筐体4における発熱体10からの熱の放熱状
態を示すための模式図であり、これ等はヒートシンク構
造の部分を除けば前記の図10とほぼ近似する構造から
なる。図5では発熱体10からの熱は内部ファン8によ
り拡散されながら内部ケーシング17と外部ケーシング
19との間の流通路18を通り、ヒートシンク構造1に
より吸熱されて外部ケーシング18と遮蔽板9との間に
放熱され放熱される。この間を流通する流気により外部
側に放熱される。また、図6,図7は内部ファン8の取
付位置が相異するものであり、ヒートシンク構造1から
の放熱状態は図5のものとほぼ同じであり、重複説明を
省略する。 【0017】 【発明の効果】本発明の筐体のヒートシンク構造によれ
ば、外部ファンを用いない簡便で、メンテナンスフリー
のタイプのものからなり、かつヒートシンク構造のフィ
ンの間隔や厚みや形状を工夫することによる簡便手段に
より放熱効率の大幅な向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のヒートシンク構造を備えた筐体の概要
構造を示す斜視図。 【図2】図1のA−A線拡大断面図。 【図3】本発明のヒートシンク構造による放熱作用を説
明するための部分断面図。 【図4】本発明のヒートシンク構造による放熱作用を説
明するための部分斜視図。 【図5】本発明のヒートシンク構造を備えた筐体におけ
る放熱状態を示す模式図。 【図6】本発明のヒートシンク構造を備えた筐体におけ
る放熱状態を示す模式図。 【図7】本発明のヒートシンク構造を備えた筐体におけ
る放熱状態を示す模式図。 【図8】従来の熱交換器を備える筐体の概要構造を示す
断面図。 【図9】図8の正面図。 【図10】従来のヒートシンク構造における放熱作用を
説明するための部分断面図。 【図11】従来のヒートシンク構造における放熱作用を
説明するための部分断面図。 【符号の説明】 1 ヒートシンク構造 2 外面側フィン群 3 内面側フィン群 2A フィン 3A フィン 4 筐体 5 筐体本体 6 開閉扉 7 ヒンジ 8 内部ファン 9 遮蔽板 10 発熱体 12 外壁 13 取付板 14 開口部 15 天井 16 底面 17 内部ケーシング 18 流通路 19 外部ケーシング

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 屋内外に設置され、内側と外側との強制
    又は自然冷却条件が異なる環境内に配置される筐体に付
    設される熱交換用のヒートシンク構造であって、該ヒー
    トシンク構造は、内側及び外側に多数枚のフィンを並設
    したものからなり、この内面側フィン群と外面側フィン
    群とのフィン間の間隔やその厚み,形状の内の1つ乃至
    全部が夫々相異するものであることを特徴とする筐体の
    ヒートシンク構造。
JP2002139516A 2002-05-15 2002-05-15 筐体のヒートシンク構造 Pending JP2003332773A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002139516A JP2003332773A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 筐体のヒートシンク構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002139516A JP2003332773A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 筐体のヒートシンク構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003332773A true JP2003332773A (ja) 2003-11-21

Family

ID=29700634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002139516A Pending JP2003332773A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 筐体のヒートシンク構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003332773A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140313428A1 (en) * 2013-04-19 2014-10-23 Sony Corporation Image display apparatus, cooling unit, and cooling method
CN104780744A (zh) * 2015-04-23 2015-07-15 特变电工西安电气科技有限公司 一种电气设备的散热系统
JP2016146438A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 三菱電機株式会社 電力変換装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140313428A1 (en) * 2013-04-19 2014-10-23 Sony Corporation Image display apparatus, cooling unit, and cooling method
JP2016146438A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 三菱電機株式会社 電力変換装置
CN104780744A (zh) * 2015-04-23 2015-07-15 特变电工西安电气科技有限公司 一种电气设备的散热系统
CN104780744B (zh) * 2015-04-23 2017-07-18 特变电工西安电气科技有限公司 一种电气设备的散热系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110431925B (zh) 显示装置
US6833991B2 (en) Passive cooling apparatus for an outdoor cabinet
JP2009245916A (ja) 照明装置とその熱放散構造
JP3578228B2 (ja) 通信装置用キャビネット
WO2018062170A1 (ja) 空気調和機の室外機および空気調和機
JP2001267774A (ja) 機器収納用筐体
WO2019205743A1 (zh) 一种散热器及植物照明灯
CN107357375B (zh) 一种密封型机箱的高效散热装置及密封型机箱
CN111246712A (zh) 一种服务器机柜及其相变热电复合式散热系统
TW201239258A (en) Lamp
KR101648831B1 (ko) 경량화한 중계기 함체
WO2009076850A1 (zh) 一种通信设备
JP2016012516A (ja) Led投光器
JP2003332773A (ja) 筐体のヒートシンク構造
CN115103578B (zh) 一种外置内循环风道组件以及应用该组件的逆变器
JP3090024U (ja) 筐体のヒートシンク構造
JP2004287189A5 (ja)
WO2017187898A1 (ja) ヒートシンクおよび筐体
TWI575202B (zh) 氣流交換裝置之氣流交換組件
KR200340054Y1 (ko) 내부공기의 냉각이 가능한 밀폐식 옥외함체
KR101742532B1 (ko) 열회수용 환기장치
JP2001057485A (ja) 屋外設置電子装置
JP2531328Y2 (ja) 放熱器の放熱構造
CN219124263U (zh) 一种光学引擎内循环无尘散热结构
CN217563991U (zh) 一种安装与散热一体化电子设备