JP2003332079A - 有機el及びこれを用いた光触媒装置並びにこれらの製造方法 - Google Patents

有機el及びこれを用いた光触媒装置並びにこれらの製造方法

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JP2003332079A
JP2003332079A JP2002142044A JP2002142044A JP2003332079A JP 2003332079 A JP2003332079 A JP 2003332079A JP 2002142044 A JP2002142044 A JP 2002142044A JP 2002142044 A JP2002142044 A JP 2002142044A JP 2003332079 A JP2003332079 A JP 2003332079A
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organic
manufacturing
electrode
polymer
titanium oxide
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Toru Emi
亨 江見
Moriyuki Sato
守之 佐藤
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、省エネかつ従来よりも高効率で、
さらに安価な有機EL有機EL及びその製造方法並びに
この有機ELを用いた光触媒装置及びその製造方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明による有機ELは、下記化学式
(A)で示される第1化合物と、下記化学式(B)で示
される第2化合物とを縮重合反応させて得られたポリマ
ーで構成される。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外光、可視光の
存在しないエアコン、空気配管内などの暗部での空気清
浄(脱臭・殺菌)を行うために用いられる触媒に関する
ものであり、特に、紫外線を発光する有機EL(Electr
oluminescence、以下ELと略す)と、この有機ELと
光触媒機能を有する酸化チタンとを組み合わせたフィル
ム状の光触媒装置及びこれらの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】酸化チタンの光触媒機能を活用した脱臭
・殺菌は従来から行われている。この光触媒機能を誘発
するには紫外線が必要であるが、その使用場所は屋外等
に限定されていた。最近では酸化チタンを改質し、可視
光での光触媒機能を持たせた酸化チタンも開発されてい
るが、いずれにしても光触媒機能を誘発するには可視光
或いは紫外光が必要である。
【0003】紫外光或いは可視光のない場所での光触媒
機能の光源として、紫外線ランプ或いはLEDを使用し
たものがある。紫外線ランプを使用するものとしては図
4に示す様な構造のものが市販されている。一方、LE
D或いは有機ELを使用したものに関しては特開200
1−259434号公報や特開2000−37615号
公報記載の光触媒装置等がある。
【0004】図5は、酸化チタンの光触媒機能の基本的
な原理を示す図である。図5に示すように、酸化チタン
1に波長370〜400nmの紫外光2を照射し、酸化
チタン2内に電子3と正孔4が生じ、これを臭気の原因
となる有機物或いは細菌等(図示せず)と接触させて分
解する。このような光触媒機能を有する酸化チタンを屋
外で触媒として使用する場合は、太陽光に紫外光が含ま
れているため、光触媒機能を励起させるには問題がな
い。一方、室内で使用する場合は、紫外光が十分でない
ため、光触媒機能は大きく低下する。
【0005】このような光触媒機能の低下に対する対策
として、室内灯が発する可視光でも光触媒機能を有する
酸化チタンが開発され使用されつつある。しかし、エア
コン内部或いは高層ビル内の空気配管内には、紫外光・
可視光共に存在しないため、酸化チタンの光触媒機能を
励起させるには別途光源を用意する必要がある。このよ
うに光源を用意する場合には、多くのケースで紫外線ラ
ンプ、LED或いは有機ELが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は以上のよ
うに構成されていたため、次のような課題が存在してい
た。すなわち、光源として紫外線ランプを用いる場合
は、紫外線ランプは蛍光灯と同様に棒状であるため、こ
のような紫外線ランプを光源として空気の脱臭・殺菌に
使用する場合には、図4または図6に示すような構造と
なる。
【0007】このように紫外線ランプを光源として用い
る場合の問題点は、下記の通りである。 (1a)空気の流れが3次元であるのに対し、酸化チタ
ン面は2次元であるため、十分な清掃機能を発揮するこ
とができない。 (1b)紫外線ランプの形状が棒状に限定されているた
め、自由な空気の通路(流路)設計ができず、装置への
組み込み形式が限定されていた。また、発光源から酸化
チタンまでの距離があるため、変換効率が低下し、浄化
効率の低下を招いていた。 (1c)通常、紫外線ランプの消費電力は数W〜数十W
程度であり、消費電力が大きい。 (1d)ランプ自体及び制御回路の重量が大きい。 (1e)ランプが振動に弱いため、自動車等のように振
動を伴う装置・機械等に搭載できなかった。
【0008】また、LEDを光源として用いた場合には
下記のような課題があった。即ち、LEDの場合は紫外
線ランプと比較し軽量化が可能である等のため、上記
(1a)、(1e)の課題は解決可能であるが、形状の
自由度は高くないため、自由な形状に設計することは困
難であるという課題があった。
【0009】さらに、従来の有機ELを光源として用い
る場合には、有機EL自体の分子構造が高分子ではない
ため、連続的にフィルム状に成形するにはスピンコート
の様な特殊な製造プロセスが必要であった。また、通常
高価なITO電極を使用する必要があるため製品価格の
上昇を招くという課題があった。
【0010】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、省エネかつ従来よりも高効
率で、さらに安価な有機EL有機EL及びその製造方法
並びにこの有機ELを用いた光触媒装置及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の有機ELは、下
記化学式(A)で示される第1化合物と、下記化学式
(B)で示される第2化合物とを縮重合反応させて得ら
れたポリマーで構成される。
【化5】
【0012】また、前記ポリマーは、下記繰り返し単位
(C)と(D)とから構成される
【化6】 (式中、x=0.0〜1.0、y=0.0〜1.0、か
つ、m≠m、l≠lであり、またx+y=1.
0である。)
【0013】また、前記ポリマーにおいて、x=0.2
〜0.4、y=0.6〜0.8(ただしx+y=1.
0)である。
【0014】また、前記ポリマーは、平均分子量130
00以上、ガラス転移点温度60℃以上、融点130℃
以上であり、その発光特性は波長370〜400nmの
範囲で最高輝度を呈する。
【0015】本発明の有機ELを用いた光触媒装置は、
先行するいずれかの有機ELをフィルム状に形成し、一
方の面にメッシュ状の第1電極を設けると共に酸化チタ
ンを配設し、他方の面に凹凸加工された第2電極を設け
た構成である。
【0016】また、前記第2電極は凹凸加工されたアル
ミ箔である。
【0017】本発明の有機ELの製造方法は、下記化学
式(A)で示される第1化合物と、下記化学式(B)で
示される第2化合物とを縮重合反応させて有機EL用の
ポリマーを連続的に生成する方法である。
【化7】
【0018】前記ポリマーは、下記繰り返し単位(C)
と(D)とから構成される。
【化8】 (式中、x=0.0〜1.0、y=0.0〜1.0、か
つ、m≠m、l≠lであり、またx+y=1.
0である。)
【0019】また、x=0.2〜0.4、y=0.6〜
0.8(ただしx+y=1.0)として前記ポリマーを
生成する。
【0020】また、前記ポリマーは、平均分子量130
00以上、ガラス転移点温度60℃以上、融点130℃
以上であり、その発光特性は波長370〜400nmの
範囲で最高輝度を呈する。
【0021】本発明の有機ELを用いた光触媒装置の製
造方法は、先行するいずれか記載の製造方法により製造
される有機ELをフィルム状に形成する工程と、前記フ
ィルム状の有機ELの一方の面にメッシュ状の第1電極
を形成すると共に酸化チタンを配設する工程と、前記有
機ELの他方の面に凹凸加工された第2電極を形成する
工程とを備え、これにより光触媒装置を製造する方法で
ある。
【0022】また、前記第2電極を形成する工程は、ア
ルミ箔を凹凸加工することにより前記第2電極を作製す
る工程である。
【0023】本発明の他の形態に係る有機ELを用いた
光触媒装置の製造方法は、先行するいずれか記載の製造
方法により製造される有機ELを第2電極として機能す
る金属薄膜上に塗布する工程と、前記有機ELの上にメ
ッシュ状の第1電極を形成すると共に酸化チタンを配設
する工程と、前記金属薄膜の前記有機ELが塗布されて
いない面を凹凸加工する工程とを備え、これにより光触
媒装置を製造する方法である。
【0024】さらに、前記金属薄膜はアルミ箔である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による有
機EL及びこれを用いた光触媒装置並びにこれらの製造
方法の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0026】本発明の有機ELを用いた光触媒装置で光
源として用いる有機ELは、例示的に示す下記の縮重合
反応により生成される。即ち、第1化合物として下記化
学式(A)で示されるジメチルエステルからなるモノマ
ーAを用い、第2化合物として下記化学式(B)で示さ
れるジアルコールであるモノマーBを用い、オルトチタ
ン酸テトライソプロピルを触媒とした条件の下、等モル
のモノマーA、Bを窒素雰囲気中において180℃〜1
85℃で2時間加熱する。その後、15Torr、190℃
〜195℃の条件下で1時間反応させ、さらに1Torr以
下、200℃〜205℃の条件下で1時間反応させる。
これらの反応終了後、得られたポリマーをトリフルオロ
酢酸に溶解させ、メタノールに注いで沈殿させて精製し
てからろ過して取り出す。その後、75℃で2日間減圧
乾燥させる。このようにして、モノマーA、Bからホモ
またはコポリマー(図示しない)を介して下記化学式
(C)、(D)で示される繰り返し単位C、Dからなる
ポリマーが得られる。
【0027】
【化9】
【化10】
【0028】この縮重合反応において、モノマーA、B
を縮重合反応させて繰り返し単位C、Dを得る際にはM
eOH基が抜ける。また、繰り返し単位C、Dにおける
、m(ただしm≠m)はモノマーAにおける
整数mに対応するものであり、前記縮重合反応において
は、m=m のモノマーAとm=mのモノマーAとを
混合して用いる。即ち、m:mの比が繰り返し単位
C、Dのx、yの比に対応する。
【0029】同様に、繰り返し単位C、Dにおける
、l(ただしl≠l)はモノマーBにおける
整数lに対応するものであり、前記縮重合反応において
は、l=lのモノマーBとl=lのモノマーBとを
混合して用いる。即ち、l:l の比が繰り返し単位
C、Dのx、yの比に対応する。
【0030】このようなm、m、l、lとして
は、例えばm=5、m=10、l=6、l=5
が挙げられる。また、m=1〜15、m=1〜1
5、l=2〜16、l=2〜16であることが好ま
しい。
【0031】表1は、本発明で用いる有機ELを作成す
る際における繰り返し単位C、Dをx:y(x+y=
1)の配合比で縮重合させて生成したポリマーの収率
(%)、平均分子量、ガラス転移点および融点を示す。
表1にはa〜fの6種の配合比の場合についての結果を
示す。図1は、各配合比(a、b、e、f)によるポリ
マーの発光によるスペクトル特性を示す。なお、表1に
おける配合比c、dの場合のスペクトル特性は、配合比
a、b、e、fのスペクトル特性と同様であるため図1
の見易さを優先して省略する。
【0032】
【表1】
【0033】本発明では、有機ELをフィルム状に加工
するので、ガラス転移点温度が高く、分子量の大きい
(即ち溶融強度が強い)ポリマーが好ましい。また、ス
ペクトル分布におけるピークが酸化チタンの吸収波長領
域である370nm〜400nmの間にあることが好ま
しい。このような条件で最適な配合比を検索すると、
(x=0.4、y=0.6)〜(x=0.2、y=0.
8)の間が最適であることが判明する((x=0、y=
1.0)も使用可能であるが、最高輝度波長が400n
mよりやや大きくなり光効率の点で劣ってしまう)。従
って、この実施の形態では、(x=0.4、y=0.
6)〜(x=0.2、y=0.8)の間の配合比でポリ
マーを生成することが最も好ましい。
【0034】図2は、本発明の有機ELを用いた光触媒
装置の構成を概略的に示す構成図である。図2におい
て、所望の配合比で生成した有機EL原料10を押出機
11に投入し、ダイス12からフィルム状の有機EL1
0Aを送り出す。有機EL10Aは、装着ローラ13を
通過する際に、一方の面(図3中上側)に金属メッシュ
で構成される電極線14が装着され、他方の面(図3中
下側)にアルミ箔15が貼り付けられる。前記装着ロー
ラ13は、平坦面からなる装着ローラ13Aと凹凸面か
らなる装着ローラ13Bで構成されている。従って、前
記アルミ箔15が有機EL10Aに貼り付けられる際に
は、凹凸状に加工される。
【0035】このようにして電極線14及びアルミ箔1
5が取り付けられた有機EL10Aは、第2ローラであ
るローラ16においてフッ素樹脂等で構成される保持材
17が塗布される。さらに、保持材17の塗布後に酸化
チタン18を散布した後に埋設用ローラ19を通過させ
ることにより保持材17の表面に散布された酸化チタン
18が保持材17に埋設される。
【0036】ここで用いる酸化チタン18はアナターゼ
型と呼ばれる通常のものであり、保持材17としてフッ
素系の樹脂フィルムを使用するが、酸化チタンの表面に
シリカ等を付与したものを使用する場合はポリプロピレ
ン(PP)、ポリエチレン(PE)等の汎用樹脂を保持
材17として用いてもよい。なお、この実施の形態では
上述のように保持材17を塗布してから酸化チタン18
を埋設するようにししたため、埋設時のロール圧を調整
することで確実に保持材17表面に酸化チタン18を埋
設することが可能であるが、酸化チタン18の設置方法
はこのような方法に限定されず、事前にフッ素等の保持
材17上に酸化チタン18を配設したものを有機EL1
0Aの表面に貼り付けてもよい。
【0037】以上の工程が終了したら、裁断機20で所
望の大きさに裁断し、有機ELを用いた光触媒装置にユ
ニット化する。さらに、ユニット化した光触媒装置の周
辺に補強用及び電極用としてのフレームを配設して完成
させる。なお、フレームを波形状にすれば、波形部分を
通過する空気全体を酸化チタンに接触させることが可能
となり、その結果清浄効果が向上する。即ち、有機EL
10Aと酸化チタン18とを組み合わせたシートを固定
するフレームを波形にすれば、前記シートも波形に構成
される。このように波形に形成した光触媒装置を平行に
並べれば、隣接する光触媒装置間を通過する空気の流れ
が乱れ、圧損は高くなるものの、シート表面と接触する
空気量を増大させることができ、ひいては清浄効果の向
上をもたらすことができる。
【0038】なお、以上では、押出機11で有機EL1
0Aをフィルム状に連続的に成形した後に、連続してメ
ッシュ状の電極線13、アルミ箔15、保持材17及び
酸化チタン18を装着することにより有機ELを用いた
光触媒装置を製造する方法について説明したが、図3
(b)に示すように、アルミ箔15上に有機EL10A
を滴下し、ローラで成形するようにしても同様に本発明
の有機ELを用いた光触媒装置を連続的に製造すること
ができる。
【0039】上述のように、本発明の有機ELを用いた
光触媒装置では、有機EL用の電極として、導電性のあ
るメッシュ状の電極線14と市販のアルミ箔15を用
い、材料のコストダウンを図った。また、有機ELを用
いた光触媒装置フィルム状にすることで連続製造を可能
とし、これによってもコストダウンを図った。さらに、
光の透過率は高いが高価であることが難点であるITO
を用いずに、安価なメッシュ状の電極線14を用いると
共に、凹凸付きのローラ13Bでアルミ箔15をプレス
することによりアルミ箔15の表面に凹凸を設けた。こ
れにより、装置を安価に抑えつつ、有機EL10A内に
おいて紫外光の乱反射を誘発し、酸化チタン18ヘの光
の到達率を改善した。
【0040】また、上述のように有機ELを用いた光触
媒装置をフィルム状に構成したので、形状の自由度が増
大し、例えば波形構造に形成することにより効果的に空
気の流路に配置することが可能である。これにより清浄
能力の向上を図ることができる。さらに、本発明の有機
ELを用いた光触媒装置は厚みがlmm程度のシートで
あり、軽量化が可能である。また、光源である有機EL
と酸化チタンが隣接することにより変換効率を向上させ
ることができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、フィルム
状に加工可能な有機ELを提供することができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、繰り返し単
位の比を任意に変更可能で、かつ、加工性の良い有機E
Lを提供することができる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、発光スペク
トル分布のピークが370〜400nmにある有機EL
を提供することができる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、酸化チタン
と組み合わせてフィルム状の光触媒装置を作製するのに
最適な有機ELを提供することができる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、安価かつ高
性能で、かつ、フィルム状であるため形状的な自由度の
極めて高い有機ELを用いた光触媒装置を提供すること
ができる。
【0046】請求項6記載の発明によれば、安価に抑え
つつも酸化チタンへの光の到達率の高い高性能な有機E
Lを用いた光触媒装置を提供することができる。
【0047】請求項7記載の発明によれば、フィルム状
に加工可能な有機ELの製造方法を提供することができ
る。
【0048】請求項8記載の発明によれば、繰り返し単
位の比を任意に変更可能で、かつ、加工性の良い有機E
Lの製造方法を提供することができる。
【0049】請求項9記載の発明によれば、発光スペク
トル分布のピークが370〜400nmにある有機EL
の製造方法を提供することができる。
【0050】請求項10記載の発明によれば、酸化チタ
ンと組み合わせてフィルム状の光触媒装置を作製するの
に最適な有機ELの製造方法を提供することができる。
【0051】請求項11記載の発明によれば、安価かつ
高性能で、かつ、フィルム状であるため形状的な自由度
の極めて高い有機ELを用いた光触媒装置の製造方法を
提供することができる。
【0052】請求項12記載の発明によれば、安価に抑
えつつも酸化チタンへの光の到達率の高い高性能な有機
ELを用いた光触媒装置の製造方法を提供することがで
きる。
【0053】請求項13記載の発明によれば、安価かつ
高性能で、かつ、フィルム状であるため形状的な自由度
の極めて高い有機ELを用いた光触媒装置の製造方法を
提供することができる。
【0054】請求項14記載の発明によれば、安価に抑
えつつも酸化チタンへの光の到達率の高い高性能な有機
ELを用いた光触媒装置の製造方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による有機ELの発光スペクトル特性を
概略的に示す特性図である。
【図2】本発明による有機ELを用いた光触媒装置の構
成を概略的に示す斜視図及び断面図である。
【図3】本発明の有機ELを用いた光触媒装置の製造装
置を概略的に示す構成図である。
【図4】市販されている紫外線ランプを用いた光触媒装
置を概略的に示す構成図である。
【図5】酸化チタンの光触媒機能の基本的な原理を示す
図である。
【図6】従来の紫外線ランプを用いた光触媒装置を概略
的に示す構成図である。
【符号の説明】
10有機EL原料 10A 有機EL 11 押出機 12 ダイス 13A 装着ローラ 13B 装着ローラ 14 電極線 15 アルミ箔 16 ローラ 17 保持材 18 酸化チタン 19 埋設用ローラ 20 裁断機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 11/06 680 H05B 33/10 H05B 33/10 33/26 Z 33/26 B01D 53/36 J // B08B 9/027 B08B 9/06 (72)発明者 佐藤 守之 島根県松江市山代町698番地の1 合同宿 舎山代住宅 5号棟204号室 Fターム(参考) 3B116 AA12 BC01 3K007 AB04 BA07 CC00 DB03 4D048 AA21 AA22 BA07Y BA41Y CA06 CC40 CC41 EA01 4G069 AA01 AA03 BA04A BA22A BA48A CA01 CA11 CA17 DA06 EA08 EE10 FA03 FB23 4J029 AA03 AB01 AD01 AD06 AD07 AD10 AE18 BH01 CH01 DA15 DA16

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化学式(A)で示される第1化合物
    と、下記化学式(B)で示される第2化合物とを縮重合
    反応させて得られたポリマーで構成される有機EL。 【化1】
  2. 【請求項2】 前記ポリマーは、下記繰り返し単位
    (C)と(D)とから構成されることを特徴とする請求
    項1記載の有機EL。 【化2】 (式中、x=0.0〜1.0、y=0.0〜1.0、か
    つ、m≠m、l≠lであり、またx+y=1.
    0である。)
  3. 【請求項3】 前記ポリマーにおいて、x=0.2〜
    0.4、y=0.6〜0.8(ただしx+y=1.0)
    であることを特徴とする請求項2記載の有機EL。
  4. 【請求項4】 前記ポリマーは、平均分子量13000
    以上、ガラス転移点温度60℃以上、融点130℃以上
    であり、その発光特性は波長370〜400nmの範囲
    で最高輝度を呈することを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか記載の有機EL。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか記載の有機E
    Lをフィルム状に形成し、一方の面にメッシュ状の第1
    電極を設けると共に酸化チタンを配設し、他方の面に凹
    凸加工された第2電極を設けたことを特徴とする有機E
    Lを用いた光触媒装置。
  6. 【請求項6】 前記第2電極は凹凸加工されたアルミ箔
    であることを特徴とする請求項5記載の有機ELを用い
    た光触媒装置。
  7. 【請求項7】 下記化学式(A)で示される第1化合物
    と、下記化学式(B)で示される第2化合物とを縮重合
    反応させて有機EL用のポリマーを連続的に生成するこ
    とを特徴とする有機ELの製造方法。 【化3】
  8. 【請求項8】 前記ポリマーは、下記繰り返し単位
    (C)と(D)とから構成されることを特徴とする請求
    項7記載の有機ELの製造方法。 【化4】 (式中、x=0.0〜1.0、y=0.0〜1.0、か
    つ、m≠m、l≠lであり、またx+y=1.
    0である。)
  9. 【請求項9】 x=0.2〜0.4、y=0.6〜0.
    8(ただしx+y=1.0)として前記ポリマーを生成
    することを特徴とする請求項8記載の有機ELの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記ポリマーは、平均分子量1300
    0以上、ガラス転移点温度60℃以上、融点130℃以
    上であり、その発光特性は波長370〜400nmの範
    囲で最高輝度を呈することを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか記載の有機ELの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項7から11のいずれか記載の製
    造方法により製造される有機ELをフィルム状に形成す
    る工程と、前記フィルム状の有機ELの一方の面にメッ
    シュ状の第1電極を形成すると共に酸化チタンを配設す
    る工程と、前記有機ELの他方の面に凹凸加工された第
    2電極を形成する工程とを備え、これにより光触媒装置
    を製造することを特徴とする有機ELを用いた光触媒装
    置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第2電極を形成する工程は、アル
    ミ箔を凹凸加工することにより前記第2電極を作製する
    工程であることを特徴とする請求項11記載の有機EL
    を用いた光触媒装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項7から11のいずれか記載の製
    造方法により製造される有機ELを第2電極として機能
    する金属薄膜上に塗布する工程と、前記有機ELの上に
    メッシュ状の第1電極を形成すると共に酸化チタンを配
    設する工程と、前記金属薄膜の前記有機ELが塗布され
    ていない面を凹凸加工する工程とを備え、これにより光
    触媒装置を製造することを特徴とする有機ELを用いた
    光触媒装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記金属薄膜はアルミ箔であることを
    特徴とする請求項13記載の有機ELを用いた光触媒装
    置の製造方法。
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