JP2003330519A - 生産進捗状況管理システムと管理方法とそのためのサーバ - Google Patents

生産進捗状況管理システムと管理方法とそのためのサーバ

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JP2003330519A
JP2003330519A JP2002134051A JP2002134051A JP2003330519A JP 2003330519 A JP2003330519 A JP 2003330519A JP 2002134051 A JP2002134051 A JP 2002134051A JP 2002134051 A JP2002134051 A JP 2002134051A JP 2003330519 A JP2003330519 A JP 2003330519A
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Yuichiro Nakano
裕一郎 中野
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品生産に遅延が発生した場合に、遅延の発
生を関係者に迅速に通知してタイムリーに対策できるよ
うにする技術を提供する。 【解決手段】 サーバは、終了予定時刻記憶手段と、ア
ラーム時間記憶手段と、アドレス記憶手段とを備えてい
る。さらに、通過検出手段が検出した部品の通過時刻
と、終了予定時刻記憶手段が記憶している終了予定時刻
と、アラーム時間記憶手段が記憶しているアラーム時間
とからその部品の生産遅れの有無を判別し、遅延してい
ると判別された場合には、アドレス記憶手段を検索して
生産遅れが発生した工程の進捗管理者が所持する情報端
末のアドレスを特定し、アドレスが特定された情報端末
に遅延に関する情報を送信する手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は大規模生産系の生
産進捗状況を管理するシステムと、管理方法と、管理に
用いられるサーバと、管理に用いられる情報端末に関す
るものである。特に、生産遅延が発生した場合に、その
遅延に対して迅速に対処することができる技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】 自動車の生産工場等の大規模生産系に
おいては、前工程で生産された低次部品を用いて自工程
で高次部品を生産し、自工程で生産した高次部品を後工
程に供給する。後工程ではさらに高次の部品を生産して
それに続く工程に供給する。大規模生産系では、前工程
で生産された低次部品を用いて高次部品を生産して後工
程に供給する連鎖が複数段に連結している。最終工程で
製品が完成してその製品の受領者に引き渡される。大規
模生産系では、例えば、生産設備や物流のトラブルに起
因して予定どおりに生産できないことがしばしば生じ
る。そこで、生産の進捗状況を管理する必要がある。部
品生産の進捗状況を管理する方法の一例が、特開平6―
75975号公報に記載されている。この公報記載の技
術では、大規模生産系の各工程に入力端末を設ける。各
工程で部品生産が終了すると工程終了時刻が入力端末に
入力される。入力端末はデータ処理装置に接続されてお
り、データ処理装置に部品生産の進捗状況を示すデータ
が集約される。データ処理装置は、部品ごとの工程終了
時刻に基づいて部品生産進捗状況を示すデータを更新す
る。更新された進捗状況を示すデータを用いてその後の
生産計画が再立案され、その後は再立案された生産計画
に従って部品生産が実行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 生産活動の進捗状況
は、できるだけ早期に関係者に通知されることが好まし
い。進捗状況を管理する者が早期に生産遅れの発生を知
ることができれば、遅れを回復したり、遅れを最小に留
めるための対策を講じることができる。製品受領予定者
が早期に生産遅れの発生を知ることができれば、代替製
品を手配する等の対策を講じることができる。しかしな
がら従来の進捗状況管理技術では、関係者に早期に通知
するための措置を欠いており、上記の要求に応えること
ができない。また、関係者に早期に通知するだけでも不
充分であり、通知に基づいて関係者に必要な対策を講じ
るように促すこと、さらには、対策したことによってそ
の後の予定がどう変化するのかを返信するように求める
ことができれば、生産活動の進捗状況をモニタできるの
みならず、時時刻刻に対策しながら生産を進めることが
でき、対策後の予定を知ることができる。従来の技術
は、できるだけリアルタイムに通知してタイムリーに対
策できるようにする視点を欠いている。システムと関係
者間のマンマシンインターフェイスが発達していない。
【0004】本発明は、かかる問題を解決するためにな
されたものであり、部品生産に遅延が発生した場合に、
遅延の発生を関係者に迅速に通知してタイムリーに対策
できるようにする技術を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用と効果】 請求項1
に記載のシステムは、前工程で生産された低次部品を用
いて高次部品を生産して後工程に供給する連鎖が複数段
に連結している大規模生産系の生産進捗状況を管理す
る。そのシステムは、工程の途中に設けられて通過する
部品の識別情報と通過時刻を検出する通過検出手段と、
各工程の進捗管理者が所持する情報端末と、通過検出手
段に接続されるとともに通信ネットワークを介して前記
情報端末に接続されるサーバとを備えている。そのサー
バは、部品識別情報と工程をキーとして部品が工程を終
了する予定時刻を記憶している終了予定時刻記憶手段
と、工程をキーとして部品が通過検出手段を通過してか
らその工程を終了するまでに要する時間に基づいて設定
されているアラーム時間を記憶しているアラーム時間記
憶手段と、工程をキーとしてその工程の進捗管理者が所
持する情報端末のアドレスを記憶しているアドレス記憶
手段とを備えている。さらに、通過検出手段が検出した
部品の通過時刻と、終了予定時刻記憶手段が記憶してい
る終了予定時刻と、アラーム時間記憶手段が記憶してい
るアラーム時間とからその部品の生産遅れの有無を判別
し、遅延していると判別された場合には、アドレス記憶
手段を検索して生産遅れが発生した工程の進捗管理者が
所持する情報端末のアドレスを特定し、アドレスが特定
された情報端末に「遅延に関する情報」を送信する手段
を有している。
【0006】上記の生産進捗状況管理システムでは、工
程の途中に設けられている通過検出手段がそこを通過す
る部品の識別情報と通過時刻を検出する。そして、通過
検出手段が検出した部品の通過時刻と、終了予定時刻
と、アラーム時間から部品生産の遅れの有無を判別す
る。ここでいうアラーム時間は、通過検出手段を通過し
てからその工程を終了するまでに要する時間に基づいて
設定されている。例えば、通過検出手段を通過してから
その工程を終了するまでに20分を要すれば、20分な
いしそれに遅れ許容時間(例えば5分)を減じた時間
(例えば15分)が設定されている。遅れ許容時間がゼ
ロ分である場合、終了予定時刻が2時である部品が1時
40分以降に通過すれば生産が遅れていることがわか
る。遅れ許容時間が5分であれば、終了予定時刻が2時
である部品が1時45分以降に通過すれば生産が遅れて
いることがわかる。部品生産が遅れていると判別された
場合には、サーバの送信手段が作動して、遅れが発生し
た工程の進捗を管理している者が所持する情報端末(例
えば携帯電話)に、遅延に関する情報(例えばどの部品
の生産が遅れているのかを示す情報)を送信する手段を
有している。情報はメール機能を利用して視覚可能に送
信してもよいし、音声で送信してもよい。このように構
成されていると、進捗管理者は部品の生産が遅延してい
ることをその部品の生産工程の途中で知ることができ
る。このため、遅延している部品がその工程で生産され
ている間に、その遅延に対して必要な対策(例えば、応
援要員を手配する、その後の処理の優先度を上げる、欠
品した部品に代わって在庫部品を充当する、あるいは生
産設備を至急に復旧させる等)を講じることが可能とな
る。進捗管理者が所持する情報端末にはメール機能を有
する携帯電話が適しているが、進捗管理者に大きな時間
遅れなく情報を伝達できる任意の装置を利用することが
できる。
【0007】本発明はまた生産進捗状況を管理する方法
を創出した。この方法は、前工程で生産された低次部品
を用いて高次部品を生産して後工程に供給する連鎖が複
数段に連結している大規模生産系の生産進捗状況を管理
する方法である。この方法では、工程の途中に設けられ
た通過ポイントを通過した部品の識別情報と通過時刻を
検出する。そして、識別された部品の通過時刻と、部品
が通過ポイントを通過してからその工程を終了するまで
に要する時間に基づいて定められているアラーム時間
と、識別された部品の工程終了予定時刻とから、識別さ
れた部品の生産遅れの有無を判別する。そして、部品の
生産が遅延していると判別された場合にはその部品を生
産している工程の進捗管理者が所持する情報端末に、遅
延に関する情報を送信する。進捗管理者は、所持する情
報端末に送信される情報によって、部品生産に遅延が発
生したことを部品の生産工程の途中で知ることができ
る。
【0008】本発明で用いられるサーバは、部品識別情
報と工程をキーとして部品が工程を終了する予定時刻を
記憶している終了予定時刻記憶手段と、工程をキーとし
て部品が通過検出手段を通過してからその工程を終了す
るまでに要する時間に基づいて設定されているアラーム
時間を記憶しているアラーム時間記憶手段と、工程をキ
ーとしてその工程の進捗管理者が所持する情報端末のア
ドレスを記憶しているアドレス記憶手段とを備えてい
る。さらに、通過検出手段が検出した部品の通過時刻
と、終了予定時刻記憶手段が記憶している終了予定時刻
と、アラーム時間記憶手段が記憶しているアラーム時間
とからその部品の生産遅れの有無を判別し、遅延してい
ると判別された場合には、アドレス記憶手段を検索して
生産遅れが発生した工程の進捗管理者が所持する情報端
末のアドレスを特定し、アドレスが特定された情報端末
に遅延に関する情報を送信する手段を備えている。上記
のサーバによれば、生産に遅れが発生した工程の進捗管
理者が所持する情報端末に、部品の生産工程の途中で、
部品生産に遅延が発生したことを送信することができ
る。
【0009】上記のサーバが、進捗管理者が所持する情
報端末に、遅延している部品の識別情報と、その部品の
終了予定時刻の変更の返信することを要求する表示と、
終了予定時刻の変更が有る場合には変更後の終了予定時
刻を返信することを要求する表示とを表示させることが
好ましい(請求項4)。情報端末に上記の情報が表示さ
れると、進捗管理者は生産が遅延している部品を識別す
ることができる。また、生産遅れに対策することが促さ
れ、対策しても遅れを解消できない場合には、終了予定
時刻の変更が促される。このようにして早期の対策を講
じることと、対策後の生産進捗状況を時時刻刻に集約し
ていくことが可能となる。
【0010】本発明のサーバが、部品識別情報をキーと
してその部品を用いて生産される製品が受領者に納入さ
れる時期を記憶している納入時期記憶手段と、進捗管理
者が所持する情報端末から送信されてきた変更後の終了
予定時刻に基づいて納入時期記憶手段に記憶されている
納入時期を更新する手段を有することが好ましい(請求
項5)。このように構成されていると、生産が遅延して
いる部品を用いる製品の納入時期が更新され、関係者は
更新された納入時期を知ることができる。
【0011】請求項5に記載のサーバが、製品をキーと
してその製品の受領者が所持する情報端末のアドレスを
記憶している受領者アドレス記憶手段と、納入時期記憶
手段に記憶されている製品の納入時期が更新された場合
に、受領者アドレス記憶手段を検索してその製品の受領
者が所持する情報端末のアドレスを特定し、アドレスが
特定された情報端末に更新された納入時期を表示させる
ことが好ましい(請求項6)。このように構成されてい
ると、受領者からの問い合わせを受けてから製品の納入
時期を回答するのではなく、納入時期が変更となった場
合には、受領者が所持する情報端末にその変更が送信さ
れる。このため、受領者の満足度が向上する。
【0012】請求項5に記載のサーバが、製品の受領者
が所持している情報端末からその製品の納入時期を返信
することを要求する情報が送信されてきた場合に、納入
時期記憶手段に記憶されているその製品の納入時期を受
領者が所持する情報端末に送信する手段を有することが
好ましい(請求項7)。このように構成されていると、
受領者が所持する情報端末から製品の納入時期が問い合
わせられたときに、生産遅れを加味して更新された正確
なを納入時期を回答することができる。
【0013】請求項8に記載の情報端末は、請求項3か
ら7に記載のサーバに通信ネットワークを介して接続さ
れて用いられ、情報端末を所持する者に必要な情報を提
供する。
【0014】特に、進捗管理者が所持する情報端末であ
り、その進捗管理者が管理している生産工程で生産遅れ
が発生したときに、生産が遅延している部品の識別情報
と、その部品の工程終了予定時刻の変更の有無を入力し
てサーバへ返信することを要求する表示と、終了予定時
刻の変更が有る場合には変更後の終了予定時刻を入力し
てサーバへ返信することを要求する表示を表示する情報
端末は、極めて有用である。また、製品受領者が所持す
る情報端末であり、その製品の生産に必要な部品の生産
に遅れが発生して製品納入時期に遅れが生じる場合に、
変更された製品納入時期を表示する情報端末も極めて有
用である。
【0015】
【発明の実施の形態】 本発明の一実施形態に係わる自
動車の生産・輸送管理システム10について、図面を参
照しながら説明する。図1に示されているように、生産
・輸送管理システム10は、管理センター30に設けら
れている管理サーバ32や配信・受信サーバ46、生産
現場11や輸送現場20に配置されている通過検出装置
14、24、生産現場11や輸送現場20で進捗状況を
管理している者が所持している携帯電話16、26、顧
客(販売店55や御客51)が所持している携帯電話5
6、53やパソコン52等から構成されている。携帯電
話16、26、56、53は、メール機能を持ち、イン
ターネット網48を経由してホームページにアクセスす
ることができる。ここでいう所持とは、身に付けている
ものの他、情報端末に情報が送信されたことを知覚可能
に管理していることをいい、活動範囲が狭い担当者は固
定された情報端末を利用することができる。各生産工程
12に配置されている生産進捗管理者は、メールの送受
信が可能な携帯電話16を所持している。生産現場11
には、自動車の部品を生産する複数の生産工程12が設
けられている。部品は、各生産工程12で生産されて次
第に高次な部品となり、最終的には製品である自動車が
完成する。生産工程12とは、例えば、ボデー組付工
程、塗装工程、組立工程等である。なお、以下において
は、生産中の自動車と完成した自動車を総称して自動車
と呼ぶ。図2に示されているように、各生産工程12の
途中には、通過検出装置14が設置されている。通過検
出装置14の設置場所を自動車が通過すると、その自動
車のオーダ番号と通過時刻が通過検出装置14に入力さ
れる。このオーダ番号は、受注した自動車に対して固有
の番号として付与されている。オーダ番号の通過検出装
置14への入力は、自動車に貼り付けられているバーコ
ードを読取ることによって行われる。図1に示されてい
るように、通過検出装置14は、有線58を介して管理
センター30に設置されている管理サーバ32に接続さ
れている。各生産工程12に配置されている生産進捗管
理者は、メールの送受信が可能な携帯電話16を所持し
ている。
【0016】生産現場11で製作された自動車を顧客ま
で輸送する輸送現場20には、複数の輸送工程22が設
けられている。自動車の輸送は、キャリアカー21によ
って行われる。輸送工程22とは、例えば、生産現場1
1(工場)から中継拠点を経て他の中継拠点への輸送、
中継拠点でのキャリアカーから他のキャリアカーへの自
動車の載せ替え等である。各輸送工程22の途中には、
通過検出装置24が設置されている。通過検出装置24
の設置場所を自動車15が通過するとその自動車のオー
ダ番号と通過時刻が通過検出装置24に入力される。通
過検出装置24は、有線58を介して管理サーバ32に
接続されている。各輸送工程22に配置されている輸送
進捗管理者は、携帯電話26を所持している。
【0017】管理サーバ32は、計画・実績データ記憶
装置34、顧客リスト記憶装置36、工程リスト記憶装
置38、アラームリスト記憶装置42、顧客フォローリ
スト記憶装置44を備えている。これらの記憶装置3
4、36、38、42、44の記憶内容については、後
述にて詳細に説明する。管理サーバ32は、記憶装置3
4、36、38、42、44の他に、CPU、ROM、
RAM等から構成されているが、これらの構成や動作に
ついては公知の技術と変わらないので、ここでの説明は
省略する。管理サーバ32は、配信・受信サーバ46を
介してインターネット網48に接続されている。
【0018】生産現場11の生産進捗管理者が所持して
いる携帯電話16、輸送現場20の輸送進捗管理者が所
持している携帯電話26は、基地局49を介して無線4
7によってインターネット網48に接続することができ
る。販売店55の販売店員が所持している携帯電話5
6、御客51が所持している携帯電話53も基地局49
を介してインターネット網48に接続することができ
る。御客51が所有しているパソコン52は、有線59
(電話回線、光通信回線等)を介してインターネット網
48に接続することができる。
【0019】計画・実績データ記憶装置34、工程リス
ト記憶装置38、アラームリスト記憶装置42、顧客フ
ォローリスト記憶装置44、顧客リスト記憶装置36の
記憶内容について説明する。なお、以下においては、生
産現場11に係る部分を主体に説明する。計画・実績デ
ータ記憶装置34には、図3に示されているオーダリス
ト61が記憶されている。オーダリスト61には、現日
時、オーダ番号、現工程、現工程終了予定、残り時間が
記憶される。現工程は、自動車が現在位置している工程
を意味する。現工程終了予定は、自動車が現工程を終了
する(現工程を出て行く)予定日時である。残り時間
は、現工程終了予定から現日時を差し引いたものであ
る。オーダリスト61は、後述する遅延抽出処理S14
が行われるまでは、図3に示されているようにブランク
のままである。また、計画・実績データ記憶装置34に
は、オーダ番号と現工程に現工程終了予定を対応付けた
現工程終了予定データが記憶されている。
【0020】工程リスト記憶装置38には、図4に示さ
れている工程リスト63が記憶されている。工程リスト
63には、生産工程12毎(図4では、工程A〜工程
F)に、アラーム時間、生産進捗管理者の従業員番号、
生産進捗管理者が所持している携帯電話のメールアドレ
スが記憶されている。ここで、アラーム時間は、自動車
が生産工程12に設置されている通過検出装置14を通
過してからその生産工程を終了するまでに要する標準的
な時間に余裕を加えて設定されている。オーダリスト6
1に記憶されている残り時間がアラーム時間以下になる
と、生産工程14で自動車の生産が遅延しているとの判
別が行われる(この判別に係わる処理については、後述
にて詳細に説明する)。
【0021】アラームリスト記憶装置42には、図5に
示されているアラームリスト65が記憶される。アラー
ムリスト65には、現日時、オーダ番号、現工程、現工
程終了予定、生産進捗管理者が所持している携帯電話1
6のメールアドレスが記憶されている。アラームリスト
65は、後述する遅延抽出処理S14が行われるまで
は、図5に示されているようにブランクのままである。
【0022】顧客フォローリスト記憶装置44には、図
6に示されている顧客フォローリスト66が記憶されて
いる。顧客フォローリスト66には、現日時、オーダ番
号、現工程、現工程終了予定、変更現工程終了予定、変
更納車予定日が記憶される。ここで、変更現工程終了予
定とは、自動車の生産が遅延したことによって変更され
た現工程終了予定を意味する。変更納車予定とは、変更
現工程終了予定に基づいて変更された顧客への納車予定
日を意味する。顧客フォローリスト66は、後述する顧
客案内処理S72が行われるまでは、図6に示されてい
るように、ブランクのままである。顧客リスト記憶装置
36には、図7に示されている顧客リスト68が記憶さ
れている。顧客リスト68には、顧客名に対応して、オ
ーダ番号と顧客メールアドレスが記憶されている。
【0023】以上説明したように構成されている生産・
輸送管理システム10の管理サーバ32が実行する種々
の処理についてフローチャート等を参照しながら説明す
る。図8は、管理サーバ32が実行する処理全体である
生産管理処理S12を図示している。生産管理処理S1
2においては、最初に遅延抽出処理S14が実行され
る。図9は、遅延抽出処理S14の細部を示している。
遅延抽出処理S14の最初の処理S16では、受注済
み、かつ顧客に納入されていないオーダ番号がリストア
ップされたオーダリスト61が作成される。リストアッ
プされる件数はN件である。図10は、S16の処理に
よって作成されるオーダリスト61を示している。図1
0に示されているように、オーダリスト61には、オー
ダ番号001〜Nの自動車がリストアップされる。現日
時は、オーダリスト61の左上に示されているように、
2001/10/1の17:30である。
【0024】S16に続くS18では、Nの初期値とし
てn=1が設定される。S18に続いてS20が実行さ
れる。S20では、通過検出装置14に入力されたオー
ダ番号から自動車が現在位置している工程(現工程)を
特定し、オーダリスト61に記憶させる。また、オーダ
リスト61には、現日時である2001/10/11
7:30が記憶される(以下においては、日時の内の日
付を省略し、時刻のみを記載する)。S20に続くS2
1では、オーダ番号と現工程に基づいて計画・実績デー
タ記憶装置34に記憶されている現工程終了予定データ
から現工程終了予定が読み込まれ、オーダリスト61に
記憶される。図11は、S20、S21の処理が実行さ
れたオーダリスト61を示している。例えば、オーダ番
号006の自動車の現工程はEであり、その自動車の現
工程終了予定は22:00である。
【0025】S21に続いて実行されるS22では、オ
ーダリスト61に記憶されている現日時から現工程終了
予定を差し引くことにより、残り時間が算出される。算
出された残り時間は、オーダリスト61に記憶される。
例えば、n=1の場合には、オーダリスト61に記憶さ
れている1件目のオーダ番号001について行われる。
次に実行されるS24では、残り時間が工程リスト63
に記憶されているアラーム時間よりも少ないか否かが判
別される。S24で残り時間がアラーム時間よりも少な
いと判別された場合(YESの場合)には、S26に移
行してそのオーダ番号と現工程と現工程終了予定がアラ
ームリスト65に記憶される。また、S26では、工程
リスト63からその現工程の生産進捗管理者が所持して
いる携帯電話16のメールアドレスが読み込まれ、アラ
ームリスト65に記憶される。S24で残り時間がアラ
ーム時間よりも少なくないと判断された場合(NOの場
合)には、S26がスキップされる。S30では、nに
1が加算される。
【0026】S32では、n=Nであるか否かが判別さ
れる。S32でn=Nではないと判別された場合(NO
の場合)には、S22以降の処理が再び実行される。S
32でNOと判別されてS22以降の処理が繰り返され
ると、残り時間の算出と、残り時間がアラーム時間より
も少ないか否かの判別がオーダリスト61にリストアッ
プされている順番に実行され、それぞれオーダリスト6
1とアラームリスト65に記憶される。S32でn=N
と判別された場合(YESの場合)には、遅延抽出処理
S14を終了する。
【0027】図12は、S22が実行され、残り時間が
記憶されたオーダリスト61を示している。既に図4を
用いて説明したように、生産工程12毎にアラーム時間
が設定されている。図12に記載されている残り時間と
図4に記載されているアラーム時間とを対比すると、工
程Bのアラーム時間140分に対して、工程Bに位置し
ているオーダ番号002の残り時間は90分である。工
程Aのアラーム時間50分に対して、工程Aに位置して
いるオーダ番号005の残り時間は30分である。工程
Eのアラーム時間300分に対して、工程Eに位置して
いるオーダ番号006の残り時間は270分である。従
って、オーダ番号002、005、006の残り時間は
アラーム時間以下であり、この場合にはそのオーダ番号
の自動車の生産に遅延が発生していると判断できる。図
13は、S26の処理が実行され、遅延が発生している
自動車のオーダ番号や現工程等が記憶されたアラームリ
スト65を示している。
【0028】図8に示されているように、遅延抽出処理
S14に続いてS40が実行される。S40では、生産
が遅延している自動車の有無が判別される。具体的に
は、アラームリスト65に記憶が行われているか否かに
よって判別される。S40で遅延している自動車が無い
と判別された場合(NOの場合)には、後述するS42
〜S90をスキップして生産管理処理S12を終了す
る。S40で遅延している自動車が有ると判別された場
合(YESの場合)には、遅延対応決定処理S42が実
行される。遅延対応決定処理S42の細部は、図14に
示されている。
【0029】図14に示されているように、遅延対応決
定処理S42の最初の処理S44では、アラームリスト
65が読み込まれる。読み込まれる件数はM件である。
S44に続くS46では、Mの初期値としてm=1が設
定される。S46実行後、S48に移行する。S48で
は、アラームリスト65から遅延している自動車のオー
ダ番号と生産進捗管理者が所持している携帯電話16の
メールアドレスが検索される。S48に続くS50で
は、S48で検索されたメールアドレスを用いて、管理
サーバ32から生産進捗管理者所持の携帯電話16にメ
ールが送信される。送信されるメール内容は、遅延して
いる自動車のオーダ番号と、遅延回答ホームページにア
クセスして回答を入力することを要求するものである。
遅延回答ホームページに入力するのは、遅延の挽回の可
否と、挽回が不可能な場合の変更現工程終了予定である
(携帯電話16に管理サーバ32から送信されてくるメ
ールの表示内容や、遅延回答ホームページの表示内容に
ついては、後述にて説明する)。
【0030】S50に続くS52では、メールを受信し
た生産進捗管理者によって、遅延している自動車に対す
る対応が検討される。S52に続いて実行されるS54
では、S52での検討の結果を受けて、遅延の挽回の可
否が判断される。S54で遅延の挽回が不可能と判断さ
れる場合(NOの場合)には、S56に移行する。S5
6では、遅延に対して現工程終了予定の変更によって対
応すること、およびその変更日時が決定される。そし
て、S60が実行される。一方、S54で遅延の挽回が
可能と判断される場合(YESの場合)には、S58に
移行して遅延の挽回で対応することが決定され、続いて
S60が実行される。S60では、生産進捗管理者が携
帯電話16を用いて遅延回答ホームページにアクセス
し、遅延への対応内容を入力する。
【0031】S60に続くS62では、mに1が加算さ
れる。S64では、m=Mであるか否かが判別される。
S64でm=Mではないと判別された場合(NOの場
合)には、S48以降の処理が再び実行される。m=M
の場合には、アラームリスト65に記憶されている全て
のオーダ番号に対しての処理が完了している。よって、
S64でm=Mであると判別された場合(YESの場
合)には、遅延対応決定処理S42を終了する。
【0032】S50の処理が行われることにより、生産
進捗管理者所持の携帯電話16に表示されるメール内容
について説明する。図15は、アラームリスト65に記
憶されているオーダ番号002について、携帯電話16
のディスプレー16aに表示されるメール内容を示して
いる。ディスプレー16aに表示されるのは、送信先の
メールアドレス70a、メールの目的(Subjec
t)70b、オーダ番号70c、遅延回答ホームページ
へのアクセス要求70d、遅延回答ホームページのアド
レス70eである。このメールによって、生産進捗管理
者は、遅延が発生していること、遅延している自動車の
オーダ番号、遅延回答ホームページのアドレスを知るこ
とができる。
【0033】S60の処理において、生産進捗管理者が
アクセスして入力を行う遅延回答ホームページについて
説明する。図16に示されているように、遅延回答ホー
ムページには、遅延が挽回可能で現工程終了予定を変更
する必要が無いときにチェックするチェックボックス7
2aと、遅延の挽回が不可能であり、現工程終了予定を
変更する必要があるときにチェックするチェックボック
ス72bが設けられている。図16は、チェックボック
ス72bがチェックされ(黒に反転)、遅延が挽回不可
能であることが入力された状態を示している。チェック
ボックス72bの下には、それまでの現工程終了予定7
2c(2001/10/1 19:00)が表示され、
そのさらに下には変更現工程終了予定72d(2001
/10/2 7:00)が入力される。遅延回答ホーム
ページに入力された内容は、管理サーバ32に送信され
る。
【0034】図17は、アラームリスト65に記憶され
ているオーダ番号005について、管理サーバ32が携
帯電話16へ送信し、携帯電話16のディスプレー16
aに表示されたメール内容を示している。図18は、図
17に示されているメールに対して回答する遅延回答ホ
ームページを図示している。この場合には、遅延の挽回
が可能なので、チェックボックス72aがチェックされ
る。このため、変更現工程終了予定72dの入力は行わ
れない。なお、チェックボックス72aがチエックされ
ると、変更現工程終了予定は入力できないようになる。
【0035】図19は、アラームリスト65に記憶され
ているオーダ番号006について、携帯電話16のディ
スプレー16aに表示されるメール内容を示している。
図20は、図19に示されているメール内容に対して回
答する遅延回答ホームページを図示している。この場合
には、遅延の挽回が不可能なのでチェックボックス72
bがチェックされる。変更された現工程終了予定72d
は2001/10/2 6:00である。
【0036】図8に示されているように、遅延対応決定
処理S42に続いてS70が実行される。S70では、
生産進捗管理者による遅延回答ホームページへの入力に
基づいて、製品の納入までの間に、遅延の挽回が可能か
否かが判別される。S70で遅延の挽回が可能と判別さ
れた場合(YESの場合)には、後述するS72がスキ
ップされる。S70で遅延の挽回が不可能であり、製品
の納入が遅れると判別された場合(NOの場合)には、
顧客案内処理S72が実行される。顧客案内処理S72
の細部は、図21に示されている。
【0037】図21に示されているように、顧客案内処
理S72の最初の処理S74では、製品納入の遅れ挽回
が不可能なオーダ番号、現工程、現工程終了予定、変更
現工程終了予定、変更納車予定日がリストアップされた
顧客フォローリスト66が作成される。リストアップさ
れる件数はY件である。図22は、S22の処理によっ
て作成された顧客フォローリスト66を示している。生
産進捗管理者が遅延回答ホームページに入力した結果
(図16、図20)が顧客フォローリスト66の変更現
工程終了予定に反映されている。オーダ番号002の自
動車の顧客への納車予定日は、変更現工程終了予定に基
づいて見直され、変更納車予定日は、2001/10/
10とされている。同様にオーダ番号006の自動車の
納車予定日も見直され、変更納車予定日は2001/1
0/9とされている。
【0038】図21に示されているように、S74に続
くS76では、Yの初期値としてy=1が設定される。
S76の次にS78が実行される。S78では、顧客フ
ォローリスト66にリストアップされた顧客に対して、
インターネット網48を介して遅延に関するメールが送
信される。メールの送信に際しては、遅延している自動
車のオーダ番号を用いて、図7に示されている顧客リス
ト68を検索して顧客名と顧客メールアドレスを特定
し、その顧客に対してメールが送信される。このメール
に含まれる内容は、納車予定日が変更されること、自動
車の現工程、変更された納車日である。メールが送信さ
れるのは、販売店55の販売店員が所持している携帯電
話56、御客が所持している携帯電話53やパソコン5
2等である(携帯電話53、56やパソコン52に表示
されるメールの内容については後述にて説明する)。
【0039】S78に続くS80では、yに1を加算す
る処理が行われる。そして、S82が実行される。S8
2では、y=Yであるか否かが判別される。S82でy
=Yではないと判別された場合(NOの場合)には、S
76以降の処理が再び実行される。S82でNOと判別
されてS76以降の処理が繰り返される毎に、顧客フォ
ローリスト66に記憶されているオーダ番号の自動車が
納入される顧客に対して、メールが順次送信される。y
=Yの場合には、顧客フォローリスト66に記憶されて
いる全てのオーダ番号について処理が完了している。よ
って、S82でy=Yであると判別された場合(YES
の場合)には、顧客案内処理72を終了する。
【0040】顧客の携帯電話53、56やパソコン52
に表示されるメール内容について説明する。図23は、
顧客フォローリスト66の最初に記憶されているオーダ
番号002に対応して、顧客の携帯電話53、56やパ
ソコン52のディスプレー76に表示されるメール内容
を示している。このメール内容は、顧客のメールアドレ
ス76a、目的(Subject)76b、顧客に納入
される自動車の現工程と予定変更の案内76c、それま
での現工程終了予定76d、変更現工程終了予定76
e、変更された納車予定日の案内76fである。図24
は、顧客フォローリスト66の2番目に記憶されている
オーダ番号006に対応してディスプレー76に表示さ
れるメール内容を示している。このようなメールを受信
することにより、顧客は発注している自動車が現在位置
している生産工程や、変更された納車予定日を知ること
ができる。
【0041】図8に示されているように、顧客案内処理
S72終了後、S90が実行される。S90では、全て
の遅延している自動車について処理が完了したか否かが
判別される。S90で全ての遅延している自動車につい
て処理が終了していないと判別された場合(NOの場
合)には、S42以降の処理が再び実行される。S90
で全ての遅延している自動車について処理が終了してい
ると判別された場合(YESの場合)には、生産管理処
理S12を終了する。
【0042】輸送現場20の輸送工程22に設けられて
いる通過検出装置24からも通過した自動車のオーダ番
号や、通過時刻が管理サーバ32に対して送信される。
管理サーバ32は、通過検出装置24から送信されてく
る情報に基づいて、輸送現場20の管理や、顧客への納
車予定日変更のメール送信等を行う。これらの処理は上
述した生産現場11に係るものと同様なので、ここでの
説明は省略する。
【0043】従来、現場で遅延が発生した場合には、現
場の管理者がその遅延状況を把握し、工程終了予定を変
更していた。上述した生産・輸送管理システムによれ
ば、管理サーバ32が統合的に現場における遅延の状況
を把握して進捗管理者が所持している携帯電話にメール
を送信し、進捗管理者が直接遅延回答ホームページにア
クセスして遅延に対する対応を入力する。よって、管理
サーバ32に記憶されている工程終了予定や納車予定日
がリアルタイムに変更される。このため、現場の管理者
の負担が軽減されるとともに、遅延に対する対応が迅速
に行われる。
【0044】また、納車予定日についても、従来は顧客
からの電話等による問い合わせに対して受付窓口が対応
し、受付窓口が現場の管理者に連絡し、管理者が進捗管
理者に回答を求め、これらを逆にたどるルートで納車予
定日が顧客に回答されていた。このため、上述したルー
ト上の者が1人でも不在だったりすると顧客への回答が
遅れてしまい、顧客が不満を抱くことが多かった。特
に、生産、輸送、販売それぞれの稼働日が異なると、顧
客への回答が遅れがちであった。上述した生産・輸送管
理システムによれば、納車予定日が変更になった場合
に、それがリアルタイムに顧客に連絡されるので、納車
予定日が変更になったことによって生じる顧客のストレ
スを軽減することができる。さらには、生産進捗管理者
や輸送進捗管理者と顧客が擬似的に一対一で対応するの
で、顧客はきめ細かな対応を受けていると感じ、その対
応に満足する。
【0045】以上、本発明の具体例を詳細に説明した
が、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定する
ものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上
に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれ
る。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、
単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性
を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組み合わ
せに限定されるものではない。また、本明細書または図
面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであ
り、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的
有用性を持つものである。従って、以下に記載するよう
に構成することもできる。
【0046】(1)顧客の携帯電話やパソコンから現工
程や納車予定日を回答せよとの要求が送信されてきた場
合に、管理サーバは最新の現工程や納車予定日を顧客に
回答する。このように構成すると、顧客は最新の現工程
や納車予定日を知ることができるので、顧客の満足度が
向上する。 (2)通過検出装置を自動車が通過する予定時刻を記憶
しておき、その予定時刻を所定時間過ぎても通過が行わ
れないと生産が遅延していると判別する。この場合、通
過検出装置は生産工程の途中位置に設けてもよいし、生
産工程の開始位置に設けてもよいし、生産工程の終了位
置に設けてもよい。 (3)進捗管理者が管理サーバからメールを受信した
り、遅延回答ホームページに入力したりするのは、携帯
電話に限られるものではない。例えば、現場に設置され
たパソコンや、モバイルパソコンや、PDAであっても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係わる生産・輸送管理システムの模
式図。
【図2】実施形態に係わる生産工程に通過検出装置が配
置された状態の説明図。
【図3】実施形態に係わるオーダリスト。
【図4】実施形態に係わる工程リスト。
【図5】実施形態に係わるアラームリスト。
【図6】実施形態に係わる顧客フォローリスト。
【図7】実施形態に係わる顧客リスト。
【図8】実施形態に係わる生産管理処理のフローチャー
ト。
【図9】実施形態に係わる遅延抽出処理のフローチャー
ト。
【図10】実施形態に係わるオーダリスト。
【図11】実施形態に係わるオーダリスト。
【図12】実施形態に係わるオーダリスト。
【図13】実施形態に係わるアラームリスト。
【図14】実施形態に係わる遅延対応決定処理のフロー
チャート。
【図15】実施形態に係わるメール内容。
【図16】実施形態に係わる遅延回答ホームページ内
容。
【図17】実施形態に係わるメール内容。
【図18】実施形態に係わる遅延回答ホームページ内
容。
【図19】実施形態に係わるメール内容。
【図20】実施形態に係わる遅延回答ホームページ内
容。
【図21】実施形態に係わる顧客案内処理のフローチャ
ート。
【図22】実施形態に係わる顧客フォローリスト。
【図23】実施形態に係わるメール内容。
【図24】実施形態に係わるメール内容。
【符号の説明】
10:生産・輸送管理システム 11:生産現場 12:生産工程 14:通過検出装置 15:自動車 16:携帯電話、16a:ディスプレー 20:輸送現場 21:キャリアカー 22:輸送工程 24:通過検出装置 26:携帯電話 30:管理センター 32:管理サーバ 34:計画・実績データ記憶装置 36:顧客リスト記憶装置 38:工程リスト記憶装置 42:アラームリスト記憶装置 46:配信・受信サーバ 47:無線 48:インターネット網 49:基地局 51:御客 52:パソコン 53:携帯電話 55:販売店 56:携帯電話 58:有線 61:オーダリスト 63:工程リスト 65:アラームリスト 66:顧客フォローリスト 68:顧客リスト 70a:メールアドレス、70b:メールの目的、70
c:オーダ番号、70d:アクセス要求、70e:アド
レス 72a:チェックボックス、72b:チェックボック
ス、72c:現工程終了予定、72d:変更現工程終了
予定 76:ディスプレー、76a:顧客メールアドレス、7
6b:目的、76c:現工程と予定変更の案内、76
d:現工程終了予定、76e:変更現工程終了予定、7
6f:変更納車予定日

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前工程で生産された低次部品を用いて高
    次部品を生産して後工程に供給する連鎖が複数段に連結
    している大規模生産系の生産進捗状況を管理するシステ
    ムであり、 工程の途中に設けられて通過する部品の識別情報と通過
    時刻を検出する通過検出手段と、 各工程の進捗管理者が所持する情報端末と、 通過検出手段に接続されるとともに通信ネットワークを
    介して前記情報端末に接続されるサーバとを備えてお
    り、 そのサーバは、 部品識別情報と工程をキーとして部品が工程を終了する
    予定時刻を記憶している終了予定時刻記憶手段と、 工程をキーとして部品が通過検出手段を通過してからそ
    の工程を終了するまでに要する時間に基づいて設定され
    ているアラーム時間を記憶しているアラーム時間記憶手
    段と、 工程をキーとしてその工程の進捗管理者が所持する情報
    端末のアドレスを記憶しているアドレス記憶手段と、 通過検出手段が検出した部品の通過時刻と、終了予定時
    刻記憶手段が記憶している終了予定時刻と、アラーム時
    間記憶手段が記憶しているアラーム時間とからその部品
    の生産遅れの有無を判別し、遅延していると判別された
    場合には、アドレス記憶手段を検索して生産遅れが発生
    した工程の進捗管理者が所持する情報端末のアドレスを
    特定し、アドレスが特定された情報端末に「遅延に関す
    る情報」を送信する手段を有していることを特徴とする
    生産管理システム。
  2. 【請求項2】 前工程で生産された低次部品を用いて高
    次部品を生産して後工程に供給する連鎖が複数段に連結
    している大規模生産系の生産進捗状況を管理する方法で
    あり、 工程の途中に設けられた通過ポイントを通過した部品の
    識別情報と通過時刻を検出し、 識別された部品の通過時刻と、部品が通過ポイントを通
    過してからその工程を終了するまでに要する時間に基づ
    いて定められているアラーム時間と、識別された部品の
    工程終了予定時刻とから、識別された部品の生産遅れの
    有無を判別し、 その部品の生産が遅延していると判別された場合には、
    その部品を生産している工程の進捗管理者が所持する情
    報端末に、「遅延に関する情報」を送信することを特徴
    とする生産管理方法。
  3. 【請求項3】 前工程で生産された低次部品を用いて高
    次部品を生産して後工程に供給する連鎖が複数段に連結
    している大規模生産系の生産進捗状況の管理に用いら
    れ、工程の途中に設けられて通過する部品の識別情報と
    通過時刻を検出する通過検出手段に接続されるととも
    に、通信ネットワークを介して各工程の進捗管理者が所
    持する情報端末に接続されるサーバであり、 部品識別情報と工程をキーとして部品が工程を終了する
    予定時刻を記憶している終了予定時刻記憶手段と、 工程をキーとして部品が通過検出手段を通過してからそ
    の工程を終了するまでに要する時間に基づいて設定され
    ているアラーム時間を記憶しているアラーム時間記憶手
    段と、 工程をキーとしてその工程の進捗管理者が所持する情報
    端末のアドレスを記憶しているアドレス記憶手段と、 通過検出手段が検出した部品の通過時刻と、終了予定時
    刻記憶手段が記憶している終了予定時刻と、アラーム時
    間記憶手段が記憶しているアラーム時間とからその部品
    の生産遅れの有無を判別し、遅延していると判別された
    場合には、アドレス記憶手段を検索して生産遅れが発生
    した工程の進捗管理者が所持する情報端末のアドレスを
    特定し、アドレスが特定された情報端末に「遅延に関す
    る情報」を送信する手段を備えていることを特徴とする
    サーバ。
  4. 【請求項4】 進捗管理者が所持する情報端末に、遅延
    している部品の識別情報と、その部品の終了予定時刻の
    変更の有無を返信することを要求する表示と、終了予定
    時刻の変更が有る場合には変更後の終了予定時刻を返信
    することを要求する表示とを表示させることを特徴とす
    る請求項3に記載のサーバ。
  5. 【請求項5】 部品識別情報をキーとしてその部品を用
    いて生産される製品が受領者に納入される時期を記憶し
    ている納入時期記憶手段と、進捗管理者が所持する情報
    端末から送信されてきた変更後の終了予定時刻に基づい
    て納入時期記憶手段に記憶されている納入時期を更新す
    る手段が更に設けられていることを特徴とする請求項4
    に記載のサーバ。
  6. 【請求項6】 製品をキーとしてその製品の受領者が所
    持する情報端末のアドレスを記憶している受領者アドレ
    ス記憶手段と、納入時期記憶手段に記憶されている製品
    の納入時期が更新された場合に、受領者アドレス記憶手
    段を検索してその製品の受領者が所持する情報端末のア
    ドレスを特定し、アドレスが特定された情報端末に更新
    された納入時期を表示させることを特徴とする請求項5
    に記載のサーバ。
  7. 【請求項7】 製品の受領者が所持している情報端末か
    らその製品の納入時期を返信することを要求する情報が
    送信されてきた場合に、納入時期記憶手段に記憶されて
    いるその製品の納入時期を受領者が所持する情報端末に
    送信する手段が更に設けられていることを特徴とする請
    求項5に記載のサーバ。
  8. 【請求項8】 請求項3から7に記載のサーバに通信ネ
    ットワークを介して接続されることを特徴とする情報端
    末。
  9. 【請求項9】 進捗管理者が所持する情報端末であり、
    その進捗管理者が管理している生産工程で生産遅れが発
    生したときに、生産が遅延している部品の識別情報と、
    その部品の工程終了予定時刻の変更の有無を入力してサ
    ーバへ返信することを要求する表示と、終了予定時刻の
    変更が有る場合には変更後の終了予定時刻を入力してサ
    ーバへ返信することを要求する表示とを表示することを
    特徴とする情報端末。
  10. 【請求項10】 製品受領者が所持する情報端末であ
    り、その製品の生産に必要な部品の生産に遅れが発生し
    て製品納入時期に遅れが生じる場合に、変更された製品
    納入時期を表示することを特徴とする情報端末。
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