JP2003329469A - 地図表示システム、地図表示装置、渋滞情報の表示方法およびプログラム - Google Patents

地図表示システム、地図表示装置、渋滞情報の表示方法およびプログラム

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JP2003329469A
JP2003329469A JP2002140773A JP2002140773A JP2003329469A JP 2003329469 A JP2003329469 A JP 2003329469A JP 2002140773 A JP2002140773 A JP 2002140773A JP 2002140773 A JP2002140773 A JP 2002140773A JP 2003329469 A JP2003329469 A JP 2003329469A
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map
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road
traffic jam
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Tadashi Yokoyama
正 横山
Kenji Kirigatani
賢司 桐ヶ谷
Keisuke Ishii
啓介 石井
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、地図情報が複雑な場合であって
も、視覚的に認識し易い渋滞情報を示すことのできる地
図情報システムを提供する。 【解決手段】 地図表示システムは、地図を表示するた
めの画像表示部27と、この画像表示部27に表示され
る領域の道路に関する情報を含む地図情報を地図情報格
納部25より取得する地図情報処理部23と、道路につ
いての渋滞情報を取得する渋滞情報取得部21より取得
する渋滞情報処理部22と、道路に関する情報に基づい
て画像表示部27に表示される道路線を作成すると共
に、渋滞情報に基づいて道路線本来の色彩を維持しつつ
渋滞情報の描画情報にしたがって道路線を加工すること
により渋滞情報を図示する画面描画処理部24とを備え
る。加工された道路線は、地図・道路描画情報格納部2
6から読み込まれた地図描画情報と重ね合わせて画像表
示部27に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図表示システム
に係り、より詳しくは、視覚的に認識し易い渋滞情報を
地図の道路上に表示することのできる地図表示システム
等に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用ナビゲーションシステムやPDA
(Personal Digital Assistant)等の携帯情報機器で
は、地図、一般・高速道路図等を各種記憶デバイスに予
め記憶しておくことができる。そして、例えばGPS
(Global Positioning Systems)により認識された車載
用ナビゲーションシステムを搭載する車の位置やナビゲ
ーション機能を有する携帯情報機器の存在する位置に基
づいて、またはユーザの指定に基づいて、所定の地図情
報を表示装置に表示している。また、地図および道路線
と共に、表示された道路線が示す道路の渋滞等に関する
情報を表示することが行われていた。
【0003】図17は、従来における渋滞情報の表示例
を示す図である。例えば、互いに近接する2本の道路が
並行している場合、表示装置には、道路種別により色分
けされた2本の道路線111,112が近接して表示さ
れる。また一般道路の上に高架の高速道路が設けられて
いる場合、2本の道路線111,112は、数ドットず
らされて互いに重なり合うように表示される。そして並
行する道路が両方とも渋滞している場合には、渋滞に関
する情報が道路線111,112と重ならないように、
当該道路線111,112から数ドット離れた位置、か
つ当該道路線111,112に沿うように2本の渋滞矢
印121,122として表示されていた。図示した例で
は、渋滞矢印121が道路線111にて示される道路が
渋滞している旨の情報を、渋滞矢印122が道路線11
2にて示される道路が渋滞している旨の情報を提供して
いる。また、これらの渋滞矢印121,122は、渋滞
の程度に応じて色分けして表示されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来に
おける渋滞情報の表示は、道路線の近傍に2本の渋滞矢
印を、当該道路線に沿うように表示することにより行わ
れていた。しかしながらこのような渋滞情報の表示方法
では、2本以上の道路が並行して設けられている場合
や、複数の道路が複雑に交差している場合には、どの渋
滞矢印がどの道路線の渋滞情報を示しているのかが、一
目しただけではわかりにくい。
【0005】また、表示装置に表示される道路線および
渋滞矢印などは、車を運転している場合においては、凝
視されるのではなく一目されることが多い。そのため、
これら表示される各種情報は、一目しただけでもどの道
路が渋滞しているのかが明確にわかるように表示される
のが望ましい。しかしながら、道路線の色と渋滞矢印の
色とが同色にて表示されると、一目しただけでは区別が
つけにくい。その結果、地図自体の視認性が低下し、ナ
ビゲーションシステムとしての使い勝手が悪くなってし
まっていた。
【0006】そこで、本発明は、地図情報が複雑な場合
であっても、視覚的に認識し易い渋滞情報を示すことの
できる地図表示システムおよび渋滞情報の表示方法を提
供することを目的とする。また、本発明は、地図上にお
いて渋滞情報に対応する道路の位置を容易に判別するこ
とのできる地図表示システムおよび渋滞情報の表示方法
を提供することを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、次のような手段を備えたことを特徴とする地図
表示システムを提供する。この地図表示システムでは、
表示手段にて地図を表示し、地図情報取得手段がこの表
示手段に表示される領域について道路に関する情報を含
む地図情報を取得し、渋滞情報取得手段が道路について
の渋滞情報を取得し、画面描画処理手段が道路に関する
情報に基づいて表示手段に表示される道路線を作成する
と共に、渋滞情報に基づいて道路線本来の色彩を維持し
つつこの道路線を加工することによりこの渋滞情報を図
示する。この画面描画処理手段は、渋滞情報取得手段に
よって取得された混雑または渋滞の度合いに応じて道路
線の表示態様を変更する。
【0008】また本発明は、次のように構成されたこと
を特徴とする地図表示装置を提供する。この地図表示装
置において地図情報処理部は、地図情報格納部から所定
の領域の地図情報を読み込み、渋滞情報取得部は渋滞情
報を取得し、画面描画処理部は、この地図情報に基づい
て地図・道路描画情報格納部から地図および道路線を描
画するための情報を読み込み、渋滞情報に基づいて道路
線の所定領域における表示態様を変更することにより、
この地図上に渋滞情報を含む道路線を描画した画像を作
成する。ここで、画面描画処理部にて描画される渋滞情
報線の種類としては、少なくとも以下の3つの態様があ
る。1つめの態様において画面描画処理部は、取得され
た渋滞情報に基づいて道路線上の渋滞部分を非表示領域
とする。また2つめの態様において画面描画処理部は、
取得された渋滞または混雑の度合いに応じて道路線の所
定領域における明度を変更する。さらに3つめの態様に
おいて画面描画処理部は、取得された渋滞または混雑の
度合いに応じて道路線の色彩を維持しつつ道路線の所定
領域における表示パターンを変更する。
【0009】さらに本発明は、次のように構成されたこ
とを特徴とする地図表示装置を提供する。この地図表示
装置において地図情報処理部は、地図情報格納部から所
定の領域の地図情報を読み込み、渋滞情報取得部は渋滞
情報を取得し、画面描画処理部は、この地図情報に基づ
いて地図・道路描画情報格納部から地図および道路線を
描画するための情報を読み込み、渋滞情報取得部により
取得された混雑または渋滞の度合いに応じて道路線の所
定領域における表示幅を変更することにより、渋滞情報
が表現された道路線を描画した画像を作成する。
【0010】またさらに本発明は、次のように構成され
たことを特徴とする地図表示装置を提供する。この地図
表示装置において地図情報処理部は、地図情報格納部か
ら所定の領域の地図情報を読み込み、渋滞情報取得部は
渋滞情報を取得し、画面描画処理部は、この地図情報に
基づいて地図・道路描画情報格納部から地図および道路
線を描画するための情報を読み込み、渋滞情報取得部に
より取得された混雑または渋滞の度合いに応じて道路線
を立体化することにより、道路線の高さにて渋滞情報が
表現された道路線を描画した画像を作成する。
【0011】さらにまた本発明は、次のように構成され
たことを特徴とする地図表示装置を提供する。この地図
表示装置において地図情報処理部は、地図情報格納部か
ら所定の領域の地図情報を読み込み、渋滞情報取得部は
渋滞情報を取得し、画面描画処理部は、この地図情報に
基づいて地図・道路描画情報格納部から地図および道路
線を描画するための情報を読み込み、渋滞情報取得部に
より取得された混雑または渋滞の度合いに応じて変化す
る動画情報を作成すると共に、地図上に動画情報を含む
道路線を描画した画像を作成する。
【0012】さらに本発明は、以下のような渋滞情報の
表示方法を提供する。地図上に渋滞情報を表示する渋滞
情報の表示方法は、取得された渋滞情報を読み込むステ
ップと、読み込まれた渋滞情報の中から表示される地図
に該当する領域に対応した部分の渋滞情報を抽出するス
テップと、抽出された渋滞情報に基づいて渋滞が発生し
た道路を示すオブジェクトの一部または全部の表示態様
を変更することによりこのオブジェクトを加工するステ
ップとを含む。
【0013】またさらに本発明は、以下のようなプログ
ラムを提供する。このプログラムは、コンピュータ装置
を制御して渋滞情報を表示するプログラムであって、地
図情報および道路情報を読み込むと共に、描画情報を読
み込んで描画する処理と、読み込まれた地図情報および
道路情報に対応する渋滞情報を時間の経過にしたがって
随時取得する処理と、随時取得される渋滞情報に基づい
て渋滞が発生した道路を示すオブジェクトの一部または
全部に対しこのオブジェクトの色彩を維持しつつこのオ
ブジェクトの明度および/または形状を変更する処理と
をコンピュータ装置に実行させる。ここで、このプログ
ラムにおいてオブジェクトの明度および/または形状を
変更する処理では、取得された渋滞情報に含まれる混雑
または渋滞の度合いに応じてオブジェクトの表示態様を
変更する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す本実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本実施
の形態が適用される地図表示システムの全体構成を示す
図である。この地図表示システムは、例えば、車載ナビ
ゲーションシステム、携帯用ナビゲーションシステム、
PDA等の携帯情報装置、および各種コンピュータ装置
等、地図情報を表示する各種システムに適用される。
【0015】図1に示す地図表示システムは、予め定め
られた制御プログラムに従ってソフトウェアのデジタル
演算処理を実行するマイクロコンピュータ10を備えて
いる。このマイクロコンピュータ10は、システム全体
を制御するCPU11と、CPU11により実行される
制御プログラム等が格納されるROM12と、CPU1
1の作業用メモリ等として用いられるRAM13と、マ
イクロコンピュータ10に接続される入出力装置等の各
種デバイスを制御するI/O回路14と、画像出力手段
に表示するための地図に関する情報を書き込む作業用メ
モリ等として用いられるVRAM15とを含んでいる。
【0016】また、図示するように、本実施の形態が適
用される地図表示システムは、VRAM15に書き込ま
れた内容を描画する出力手段としてのモニタ16と、後
に説明する地図情報や地図を描画するための情報(以
下、地図描画情報とする)や、一般・高速道路情報(以
下、道路情報とする)等の各種データが格納された情報
格納部17と、地図表示システムの外部から渋滞情報を
取得することのできるVICS(Vehicle Information
and Communication System)18とを備える。モニタ1
6としては、例えば、所定以上のサイズ、および解像度
を有する液晶表示装置を用いることができる。情報格納
部17としては、例えば、DVD−ROM、CD−RO
M、HDDを用いることができる。その他にも、外部ネ
ットワークシステムとの間で通信を行い、地図を表示す
るのに必要な各種データを取得する構成のものを用いて
も構わない。また渋滞情報を取得するVICS18に代
えて、パケット通信サービスが利用可能な携帯電話等の
電話回線を用いることもできる。さらに地図表示システ
ムには、図示しないリモートコントローラ、タッチパネ
ル、または各種ポインティングデバイスからなる操作入
力部等、この地図表示システムを動作させるのに必要な
手段が備えられている。
【0017】図2は、本実施の形態における地図表示シ
ステムの機能構成を示す図である。地図表示システムの
機能は、ROM12に格納されたプログラムに従って制
御されるCPU11によって実現される。そして図示す
るように、この地図表示システムの機能は、渋滞情報取
得部21にて取得された渋滞情報についての処理を行う
渋滞情報処理部22と、地図情報格納部25から読み出
された地図情報についての処理を行う地図情報処理部2
3と、地図・道路描画情報格納部26から読み出された
種々の情報に基づいて画像表示部27に表示する画像を
描画する画面描画処理部24とを備える。このような機
能を実現する渋滞情報取得部21としては図1に示した
VICS18を、画像表示部27としては図1に示した
液晶表示装置などのモニタ16を用いることができる。
また、地図情報格納部25と地図・道路描画情報格納部
26は、図1に示した情報格納部17に含まれる。渋滞
情報処理部22、地図情報処理部23、画面描画処理部
24における処理については後述する。
【0018】地図情報格納部25には、例えば、緯度・
経度および住所に関する情報や、地図中の地点に関する
情報であるノードやリンクのデータなどが格納されてい
る。これらの情報は、地図情報処理部23に読み込まれ
る。そして画面描画処理部24は、地図情報処理部23
に読み込まれた情報および渋滞情報処理部22によって
取得された情報に従って以下説明する地図・道路描画情
報格納部26から必要な情報を読み込む。地図・道路描
画情報格納部26には、地図および道路を描画するため
の地図描画情報、渋滞情報を表示するための描画情報が
格納されている。これらの情報は、渋滞情報処理部22
および地図情報処理部23によって読み込まれてRAM
13に保持された各情報に基づいて、画面描画処理部2
4へと読み込まれる。そしてVRAM15に保持されつ
つ、所定の処理によって加工されることにより画像表示
部27に表示される描画情報(地図上に渋滞情報を含む
道路線が重ね合わせられた画像)が作成される。
【0019】ところで、従来の地図表示システムにおけ
るモニタとして、640×480dpi(dot per inc
h)の解像度を有する、比較的低解像度の液晶表示装置
が一般的に用いられていた。このような解像度の液晶表
示装置を用いた場合には、画面(画面を構成するドット
ピッチ)が粗いため、道路線上に渋滞情報矢印等を重ね
合わせて表示すると、道路線が渋滞情報矢印によって隠
れてしまい、それによって地図としての視認性を損なっ
てしまう。
【0020】しかしながら、近年、液晶表示装置等の製
造技術の向上により、地図表示システムにおける液晶表
示装置では、細かく、かつ鮮明な画像を提供することが
できるようになってきている。より具体的には、800
×480dpiの解像度を有するワイド画面の液晶表示
装置、または1024×768dpi以上の解像度を有
する液晶表示装置が実用化されつつある。そこで本実施
の形態では、このような高解像度の液晶表示装置を地図
表示システムのモニタ16として用いることにより、道
路線との関連がわかりやすい渋滞情報の表示手法を提案
する。
【0021】本実施の形態では、例えばVICS18に
て取得された渋滞情報(道路交通情報)に基づいて、マ
イクロコンピュータ10が道路線上の渋滞発生領域を加
工して当該領域部分を渋滞情報線とし、その一部に渋滞
情報線を含む道路線を地図上に重ね合わせることにより
モニタ16に表示する。そうすることによって、モニタ
16上に示された渋滞情報が、どの道路に関するものな
のかを容易に識別することができるようになる。また、
渋滞している道路を示す道路線自体を加工して表示する
ことにより、渋滞情報を示す地図表示システムとしての
視認性が格段に向上する。さらに、ひとつの道路線によ
って示される道路が、混雑および渋滞しているような場
合であっても、これらの状態を道路線上に示すことがで
きるようになり、地図表示システムとしての利便性が向
上する。
【0022】渋滞情報を取得するVICS18には一般
的に、一般道路において時速10km/h以下、高速道
路において時速40km/h以下で走行しているような
場合に、道路が渋滞している旨の情報が、電波または光
ビーコンによって送信されてくる。また例えば、一般道
路において時速20km/h以下、高速道路において時
速60km/h以下で走行しているような場合に、道路
が混雑している旨の情報が送信されてくる。
【0023】以下、図3〜図16では、本実施の形態に
おける地図表示システムのモニタ16に表示される渋滞
情報の表示例を示す。本実施の形態では、一例として、
次の6つの態様を提案する。渋滞情報(道路線)の表示
態様を次のように変更することにより、表示が変更され
た部分の道路線によって示される道路が、通常の状態と
は異なっていることを視覚的に、かつ一目しただけで認
識することができるようになる。
【0024】第1の態様は、地図上に表示された道路線
のうち、渋滞が発生している部分を消去する(道路線の
一部を非表示にする)ことによって、非表示となった部
分にて示される道路が渋滞していることを示す表示態様
である。第2の態様は、道路線の明度(濃淡)を変更す
ることによって、明度が変更された部分にて示される道
路が混雑または渋滞していることを示す表示態様であ
る。第3の態様は、道路線の表示パターンを変更するこ
とによって、表示パターンが変更された部分にて示され
る道路が混雑または渋滞していることを示す表示態様で
ある。第4の態様は、道路線の幅(太さ)を変更するこ
とによって、太さが変更された部分にて示される道路が
混雑または渋滞していることを示す表示態様である。第
5の態様は、道路線の高さを変更して立体的に表現する
ことによって、立体的に表現された部分にて示される道
路が混雑または渋滞していることを示す表示態様であ
る。第6の態様は、道路線の一部に動画情報を取り入れ
る(または重ね合わせる)ことによって、動画情報が取
り入れられた部分にて示される道路が混雑または渋滞し
ていることを示す表示態様である。
【0025】図3は、地図表示システムのモニタ16に
表示される道路線を示す図である。以下では、対向して
設けられた道路の一方を上り線(車線)、他方を下り線
(車線)として説明する。図示するように道路線30
は、上り線を示す道路線30a、および下り線を示す道
路線30bよりなる。そしてこれらの道路線30a,3
0bは、例えば比較的詳細な地図として、100〜40
0m四方の範囲を描画する場合において、例えば2〜4
ドット幅を有する線として表示される。また道路線30
は、例えば、国道が赤色、高速道路が青色、都道府県道
が緑色、およびその他の道路が茶色といったように色分
けして表示される。そうすることにより、一目しただけ
で道路種別を視覚的に認識することができるようになっ
ている。図3では、道路線30a,30bの中間部に破
線が引かれているが、この破線は道路線30aと道路線
30bとの境界を示すためのものであり、実際の地図表
示システムのモニタ16上には表示されない。しかしな
がら、地図表示システム用の液晶表示装置として、さら
に高い解像度を有するものが実用化されれば、このよう
な境界線をモニタ16上に表示することも可能となる。
【0026】地図表示システムにおいては、地図情報、
および道路線30a,30b等の道路情報は、地図情報
格納部25に格納されている。地図情報および道路情報
は、GPS等による測位情報またはユーザの要求に応じ
て、地図情報処理部23によって読み出される。また同
時に、地図・道路描画情報格納部26に格納された地図
および道路を描画するための描画情報が、画像描画処理
部24によって読み出される。そして、これら地図情報
および道路情報は、地図および道路を描画するための描
画情報に基づいて、画像表示部27に地図および道路線
30a,30bとして描画される。
【0027】さて、実際の道路上で種々の要因により、
混雑または渋滞が発生したとする。このような道路の状
況は、渋滞情報取得部21にて渋滞情報として取得(受
信)され、渋滞情報処理部22へと送信される。取得さ
れる渋滞情報には、例えば、取得された情報が地図のど
の部分に関する情報であるか(地図上における位置)を
示すメッシュID、どの道路に関する情報であるかを示
すリンクID、道路上において渋滞が開始している地点
(位置)を示す開始地点、この開始地点から渋滞が続い
ている距離、渋滞の要因、渋滞の開始時刻、渋滞の終了
(解消)時刻、段階的に示される渋滞の程度(混雑また
は渋滞といった道路の状況)などの情報が含まれる。
【0028】そしてこの渋滞情報は、渋滞情報処理部2
2にて所定の処理を施された後に画像描画処理部24へ
と送信され、予め読み込まれて保持されていた地図情報
および道路情報と合成され、画像表示部27へと表示さ
れる。そして、この渋滞情報(混雑または渋滞を示す情
報)は画像表示部27においては、道路線自体が加工さ
れた状態(または作成された渋滞情報を示すオブジェク
トが道路線上に重ね合わせられた状態)で表示される。
つまり渋滞情報は画像表示部27においては、表示態様
が変更された道路線として表示される。
【0029】図4は、第1の表示態様による渋滞情報の
表示例を示す図である。第1の表示態様では、上述のよ
うにして渋滞情報が処理されると、この渋滞情報にて特
定される位置の道路線30は、画面描画処理部24にお
いて、非表示となるように加工される。つまり、道路線
30を地図上から消去することにより、消去された部分
の道路線30によって示される道路が渋滞していること
を示す。そして、上り線の道路線30aの一部が渋滞情
報線41a、下り線の道路線30bの一部が渋滞情報線
41bとして地図上に表示される。第1の表示態様で
は、図示するように道路線30の一部を非表示領域とす
ることにより、当該非表示領域部分の地図を透過して表
示することができる。そうすることにより、渋滞情報線
41a,41bによって示される領域が渋滞しているこ
とが、一目しただけでわかるようになる。
【0030】しかしながら、上り線と下り線の双方向に
おいて同時に渋滞が発生している場合には、図4に示し
たように互いに隣接して表示される道路線30a,30
bの同じ部分が渋滞情報線41a,41bとなってしま
い、渋滞が発生しているのか、それとも道路が途切れて
いるのかが判断できなくなってしまうことも考え得る。
そこで、以下では、上り線と下り線の双方向において渋
滞が発生した場合においても道路線30が完全に消えて
しまうことのない渋滞情報の表示例を示す。
【0031】図5は、地図表示システムのモニタ16に
表示される道路線を示す図である。図示するように道路
線30は、上り線を示す道路線31、下り線を示す道路
線32、および道路線31,32の中間に設けられた道
路芯線33とよりなる。そしてこれらの道路線31,3
2および道路芯線33は、例えば詳細地図を描画した際
に、それぞれが3ドット幅を有する線として表示され
る。このように道路芯線33の両側部に道路線31,3
2を表示することにより、道路の位置と渋滞が発生し得
る部分とを独立して表示することができるようになる。
【0032】このような道路線30を用いれば、どのよ
うな表示態様にてにおいても道路線30全体が途切れる
ことはなくなるので、以下では、道路線31,32およ
び道路芯線33とからなる道路線30が表示される例を
示す。また、以下に示す表示態様において、道路線30
全体が途切れる虞がないものであれば、道路芯線33を
省略して表示するようにしても構わない。
【0033】図6は、第1の表示態様による渋滞情報の
他の表示例を示す図である。図4にて説明したのと同様
に、渋滞情報にて特定される位置の道路線30は、画面
描画処理部24において、非表示となるように加工され
る。ここでは、上り線の道路の一部および下り線の道路
の一部が渋滞している場合を例示する。図示するように
上り線の道路線31の一部は、渋滞情報線41、つまり
非表示領域として表示される。また、下り線の道路線3
2の一部は渋滞情報線42(非表示領域)として表示さ
れる。このように渋滞情報線41、42を表示すれば、
道路線30によって示される道路のうち、どの部分が渋
滞しているかを視覚的に、かつ容易に判断することがで
きる。しかも、道路全体を道路線31,32および道路
芯線33とからなる道路線30にて表示することによ
り、上り線・下り線の双方向において渋滞した場合で
も、道路線30の位置は道路芯線33によって特定する
ことができるので、道路線30が途切れてしまうことも
ない。そうすることにより、渋滞情報線41,42によ
って示される領域が渋滞していることが、一目しただけ
でわかるようになる。
【0034】以下、図7および図8を用いて第2の表示
態様について説明する。図7は、第2の表示態様による
渋滞情報の表示例を示す図である。第2の表示態様で
は、取得された渋滞情報にて特定される位置の道路線3
0は、画面描画処理部24において、道路線30の他の
部分とは異なった明度となるように加工される。ここで
は、下り線の道路の一部が混雑し、上り線の道路の一部
が渋滞している場合の表示例を示す。図示するように、
混雑していることを示す下り線の道路線32の一部は、
道路線32よりも明度の高い渋滞情報線44として表示
される。また、渋滞していることを示す上り線の道路線
31の一部は、渋滞情報線44よりもさらに明度の高い
渋滞情報線43として表示される。つまり、渋滞情報線
44は道路線30よりも薄く、渋滞情報線43は渋滞情
報線44よりもさらに薄く表示される。このように渋滞
情報線43,44を段階的な濃淡を用いて(段階的に明
度を変更して)表示すれば、道路線30自体の色彩を維
持しつつ渋滞の度合いを示すことができる。そうするこ
とにより、地図上において色彩が複雑に混ざり合った状
態で表示されることがなくなり、視認性が向上する。
【0035】図8は、第2の表示態様による渋滞情報の
他の表示例を示す図である。道路上においては、ある位
置(混雑の開始地点)から徐々に混雑し、さらにその先
の他の位置(混雑の終了地点、かつ渋滞の開始地点)か
ら所定の位置(渋滞の終了地点)まで渋滞している場合
がある。例えば、上り線の道路の一部の区間が混雑し、
さらに混雑している区間の先が渋滞している場合の表示
例を示す。このような場合、上り線の道路線31は、取
得された渋滞情報に基づいて、濃淡が段階的に変化する
ように加工される。そうすると図示するように、混雑し
ている区間は道路線31よりも明度の高い渋滞情報線4
5a、渋滞している区間は渋滞情報線45aよりもさら
に明度の高い渋滞情報線45bとして表示される。この
ように濃淡の段階的な変化(グラデーション)を用いて
表示することにより、ひとつの道路における混雑または
渋滞の度合いを示すことができるようになる。
【0036】図9は、第3の表示態様による渋滞情報の
表示例を示す図である。第3の表示態様では、混雑また
は渋滞が発生した道路線31,32の表示パターンを変
更する。道路線31,32は、画面描画処理部24にお
いて、取得された渋滞情報に基づいて、他の部分とは異
なった表示パターンにて表示されるように加工される。
そして図示するように、道路線31のうち混雑している
区間は、他の部分よりも薄く、かつ斜線が加線された表
示パターンの渋滞情報線46として表示される。また、
道路線32のうち渋滞している区間は、他の部分よりも
薄く、かつ渋滞情報線46よりも間隔が狭い斜線が加線
された表示パターンの渋滞情報線47として表示され
る。渋滞情報線46,47をこのように表示すれば、道
路の混雑または渋滞を一目しただけで認識することがで
きる。以上では、線の濃淡と斜線を用いて混雑および渋
滞を示す場合について例示したが、渋滞情報線46,4
7の表示パターンとしては、テクスチャパターンなど、
表示装置上に表示することのできる様々な表示パターン
を適用することができる。
【0037】以下、図10および図11を用いて第4の
表示態様について説明する。図10は、第4の表示態様
による渋滞情報の表示例を示す図である。第4の表示態
様では、渋滞情報より混雑または渋滞の度合いを取得す
る。そして、この度合いに応じて道路線31,32の幅
(太さ)を変更する。ここでは、例えば、上り線の道路
の一部の区間が混雑し、さらに混雑している区間の先が
渋滞している場合の表示例を示す。このような場合、上
り線の道路線31は、画面描画処理部24において、取
得された渋滞情報に基づいて、幅が段階的に変化するよ
うに加工される。そうすると図示するように、混雑して
いる区間は道路線31よりも細い渋滞情報線48a、渋
滞している区間は渋滞情報線48b(非表示領域)とし
て表示される。図示した例では渋滞情報線48bを非表
示領域としたが、このような非表示領域としてではな
く、渋滞情報線48aよりもさらに細い渋滞情報線48
bとして表示することも可能である。上述したように道
路線31,32は、それぞれ3ドット幅を有する線とし
て表示されているので、例えば、渋滞情報線48aを2
ドット幅、渋滞情報線48bを1ドット幅といったよう
に段階的な変化を用いて表示することができる。
【0038】図11は第4の表示態様による渋滞情報の
他の表示例を示す図である。図11に示す例では、図1
0にて説明したのと同様に、混雑または渋滞の度合いに
応じて、道路線31,32の幅を段階的に変化させる。
地図表示システムのモニタ16として、今後、さらに高
い解像度を有する液晶表示装置が適用されるようになれ
ば、図示するように連続的に幅が減少する渋滞情報線4
9を表示することも可能である。つまり、渋滞情報線4
9を道路線31の渋滞開始地点から渋滞終了地点にかけ
て、先細りになるような滑らかな斜め線として示すこと
ができるようになる。以上のように第4の表示態様で
は、混雑または渋滞の度合いによって道路線31,32
の幅を変更して渋滞情報線48a,48b,49を表示
する。このようにすれば、ひとつの道路における混雑ま
たは渋滞の度合いを、視覚的に認識し易い状態にて表示
することができる。
【0039】以下、図12および図13を用いて第5の
表示態様について説明する。図12は、第5の表示態様
による渋滞情報の表示例を示す図である。第5の表示態
様では、渋滞情報より混雑または渋滞の度合いを取得す
る。そして、この度合いに応じて道路線31,32の高
さを変更する。このような場合、道路線31,32は、
画面描画処理部24において、混雑または渋滞の度合い
に応じて高さが変更された状態に加工される。ここで
は、上り線の道路が渋滞し、下り線の道路が混雑してい
る場合の表示例を示す。図示するように、混雑している
下り線の道路線32は所定の高さを有する立体的な渋滞
情報線52、渋滞している上り線の道路線31は渋滞情
報線52よりもさらに高い高さを有する立体的な渋滞情
報線51として表示される。このように、渋滞情報線5
1,52を立体的に表現することにより、道路の混雑お
よび渋滞を表現することができる。
【0040】図13は、第5の表示態様による渋滞情報
の他の表示例を示す図である。図13に示す例では、図
11にて説明したのと同様に、混雑または渋滞の度合い
を立体的に表現する。図示するように、混雑または渋滞
している道路線31の一部は、画面描画処理部24にお
いて傾斜を有する立体的な渋滞情報線53として加工さ
れる。そして、このような表示態様では、混雑または渋
滞の度合いに応じて渋滞情報線53の高さおよび傾斜角
度を変化させることも可能である。以上のように第5の
表示態様では、加線または表示パターンを変更された道
路線31,32としてではなく、元々の道路線31,3
2とは形状が明確に異なる渋滞情報線51,52,53
を表示することができる。そうすることにより、視覚的
に認識し易い形状の渋滞情報を提供することができる。
【0041】以下、図14および図15を用いて第6の
表示態様について説明する。図14(a)〜(e)は、
第6の表示態様による渋滞情報の表示例を示す図であ
る。第6の表示態様では、取得された渋滞情報に基づい
て画面描画処理部24において動画情報を作成し、この
動画情報を用いて渋滞情報を表示する例を示す。ここで
は、道路線31にて示される上り線の道路のうち、図1
4(a)〜(e)に示す区間60において渋滞が発生し
ている場合の表示例を示す。区間60が渋滞している場
合には、図14(a)に示すように、道路線31上に表
示される渋滞情報マーク61(非表示領域)が生成され
る。そして、この渋滞情報マーク61が、図14
(b)、図14(c)、図14(d)、図14(e)に
示すようにして渋滞している区間60を徐々に移動する
ような動画情報を作成する。そして、この動画情報を道
路線31上に表示する。そうすることにより、渋滞して
いる区間60では、渋滞情報マーク61が道路線31上
を移動しているような動画(アニメーション)が表示さ
れる。そうすると、道路線31にて示される上り線の一
部の区間が渋滞していることを示す。また、画像描画処
理部24において動画情報を作成する際に、混雑または
渋滞の度合いに応じて渋滞情報マーク61が移動する速
度を変更すれば、混雑または渋滞の度合いを示すことが
できる。
【0042】図15(a)〜(e)は、第6の表示態様
による渋滞情報の他の表示例を示す図である。図15に
示す例では、図14にて説明したのと同様に、動画情報
を作成し、この動画情報を表示することにより渋滞が発
生している区間60を示す。ここでは、渋滞が発生して
いる区間60を渋滞区間62(非表示領域)とする。そ
れと共に、渋滞区間62上を移動する渋滞情報マーク6
3が生成される。そして、この渋滞情報マーク63が、
図15(b)、図15(c)、図15(d)、図15
(e)に示すようにして渋滞区間62上を移動する動画
となるように渋滞情報を表示する。以上のように、第6
の表示態様では、渋滞している区間60上を移動する動
画として渋滞情報を表示している。そうすることによ
り、動きのある、見易い動画としての渋滞情報の画像を
表示することができる。
【0043】以下、図16に示すフローチャートに基づ
いて、地図表示システムにおいて図3〜図15に示した
ような渋滞情報線を表示するための処理について説明す
る。図16は、本実施の形態の地図表示システム全体に
おける処理の流れを説明するフローチャートである。C
PU11における地図情報処理部23は、DVD−RO
Mなどの外部記録媒体である地図情報格納部25から地
図情報を読み込む(ステップ1601)。また地図情報
処理部23は、地図情報格納部25から道路情報を読み
込む(ステップ1602)。さらにCPU11における
画面描画処理部24は、地図・道路描画情報格納部26
から、地図および道路線を描画するための情報を読み込
む(ステップ1603)。そして、ステップ1603に
て読み込まれた情報に基づいて、地図および道路線がモ
ニタ16に表示される(ステップ1604)。ステップ
1601〜ステップ1604における地図描画は、GP
S等による測位結果に基づいて行われ、地図表示システ
ムが移動した際には、更新が行われる。
【0044】地図が描画されると、渋滞情報があるか否
かについての判断が行われる(ステップ1605)。ス
テップ1605にて渋滞情報があると判断された場合、
CPU11は、取得された渋滞情報を読み込んで、描画
する道路線を加工することにより渋滞情報線を(ステッ
プ1606)、モニタ16へと表示する。そして渋滞情
報線が図3〜図15にて示した何れかの態様にて表示さ
れると処理が終了する。また、ステップ1605におい
て渋滞情報が無いと判断された場合には、処理が終了す
る。
【0045】以上のように本実施の形態における地図表
示システムでは、モニタ16として高解像度の液晶表示
装置を用いている。そして、道路線自体の表示態様を加
工して、モニタ16の地図上に表示している。そうする
ことにより、複数の道路線が近接かつ並行していたり、
複雑に入り組んでいる場合であっても、どの道路が渋滞
しているのかが見分け易いように表示することができ
る。また本実施の形態では、地図上に描画される線の数
を従来のものよりも少なくすることができると共に、道
路線本来の色彩を変更することなく渋滞情報を含む道路
線を描画するので、地図表示システムとしての視認性が
格段に向上する。このような地図表示システムは、例え
ば、車載ナビゲーションシステム、携帯用ナビゲーショ
ンシステム、および各種コンピュータ装置等に適用する
ことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地図情報が複雑な場合であっても、視覚的に認識し易い
渋滞情報を示すことのできる地図表示システムを提供す
ることができる。
【0047】また、本発明によれば、地図上において渋
滞情報に対応する道路の位置を容易に判別することので
きる渋滞情報の表示方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態が適用される地図表示システム
の全体構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態における地図表示システムの機
能構成を示す図である。
【図3】 地図表示システムのモニタに表示される道路
線を示す図である。
【図4】 第1の表示態様による渋滞情報の表示例を示
す図である。
【図5】 地図表示システムのモニタに表示される道路
線の他の表示例を示す図である。
【図6】 第1の表示態様による渋滞情報の他の表示例
を示す図である。
【図7】 第2の表示態様による渋滞情報の表示例を示
す図である。
【図8】 第2の表示態様による渋滞情報の他の表示例
を示す図である。
【図9】 第3の表示態様による渋滞情報の表示例を示
す図である。
【図10】 第4の表示態様による渋滞情報の表示例を
示す図である。
【図11】 第4の表示態様による渋滞情報の他の表示
例を示す図である。
【図12】 第5の表示態様による渋滞情報の表示例を
示す図である。
【図13】 第5の表示態様による渋滞情報の他の表示
例を示す図である。
【図14】 第6の表示態様による渋滞情報の表示例を
示す図である。
【図15】 第6の表示態様による渋滞情報の他の表示
例を示す図である。
【図16】 本実施の形態の地図表示システム全体にお
ける処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】 従来における渋滞情報の表示例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10…マイクロコンピュータ、11…CPU、12…R
OM、13…RAM、14…I/O回路、15…VRA
M、16…モニタ、17…情報格納部、18…VIC
S、21…渋滞情報取得部、22…渋滞情報処理部、2
3…地図情報処理部、24…画面描画処理部、25…地
図情報格納部、26…地図・道路描画情報格納部、27
…画像表示部、30,30a,30b,31,32…道
路線、33…道路芯線、41,41a,41b,42,
43,44,45a,45b,46,47,48a,4
8b,49…渋滞情報線、51,52,53…渋滞情報
線、60…区間、61,63…渋滞情報マーク、62…
渋滞区間、111,112…道路線、121,122…
渋滞矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/10 G09B 29/10 A (72)発明者 石井 啓介 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB02 HB05 HB22 HB23 HC08 HC11 HC13 HC22 HC27 HD03 HD23 2F029 AA02 AB07 AB12 AC02 AC09 AC13 AC16 5B050 AA06 BA17 CA07 EA09 FA02 FA05 FA17 FA19 5H180 AA01 BB05 BB13 CC12 FF05 FF12 FF13 FF22 FF24 FF33 FF40

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示される領域について道路に関する情
    報を含む地図情報を取得する地図情報取得手段と、 前記道路についての渋滞情報を取得する渋滞情報取得手
    段と、 前記道路に関する情報に基づいて前記表示手段に表示さ
    れる道路線を作成すると共に、前記渋滞情報に基づいて
    当該道路線本来の色彩を維持しつつ当該道路線を加工す
    ることにより前記渋滞情報を図示する画面描画処理手段
    とを備えたことを特徴とする地図表示システム。
  2. 【請求項2】 前記画面描画処理手段は、 前記渋滞情報取得手段によって取得された混雑または渋
    滞の度合いに応じて前記道路線の表示態様を変更するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の地図表示システム。
  3. 【請求項3】 地図情報格納部から所定の領域の地図情
    報を読み込む地図情報処理部と、 渋滞情報を取得する渋滞情報取得部と、 前記地図情報に基づいて地図・道路描画情報格納部から
    地図および道路線を描画するための情報を読み込み、前
    記渋滞情報に基づいて当該道路線の所定領域における表
    示態様を変更することにより、当該地図上に当該渋滞情
    報を含む道路線を描画した画像を作成する画面描画処理
    部とを備えたことを特徴とする地図表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画面描画処理部は、 取得された前記渋滞情報に基づいて前記道路線上の渋滞
    部分を非表示領域とすることを特徴とする請求項3に記
    載の地図表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画面描画処理部は、 取得された渋滞または混雑の度合いに応じて前記道路線
    の所定領域における明度を変更することを特徴とする請
    求項3に記載の地図表示装置。
  6. 【請求項6】 前記画面描画処理部は、 取得された渋滞または混雑の度合いに応じて前記道路線
    の色彩を維持しつつ当該道路線の所定領域における表示
    パターンを変更することを特徴とする請求項3に記載の
    地図表示装置。
  7. 【請求項7】 地図情報格納部から所定の領域の地図情
    報を読み込む地図情報処理部と、 渋滞情報を取得する渋滞情報取得部と、 前記渋滞情報に基づいて地図・道路描画情報格納部から
    地図および道路線を描画するための情報を読み込み、前
    記渋滞情報取得部により取得された混雑または渋滞の度
    合いに応じて当該道路線の所定領域における表示幅を変
    更することにより、渋滞情報が表現された道路線を描画
    した画像を作成する画面描画処理部とを備えたことを特
    徴とする地図表示装置。
  8. 【請求項8】 地図情報格納部から所定の領域の地図情
    報を読み込む地図情報処理部と、 渋滞情報を取得する渋滞情報取得部と、 前記渋滞情報に基づいて地図・道路描画情報格納部から
    地図および道路線を描画するための情報を読み込み、前
    記渋滞情報取得部により取得された混雑または渋滞の度
    合いに応じて当該道路線を立体化することにより、当該
    道路線の高さにて渋滞情報が表現された道路線を描画し
    た画像を作成する画面描画処理部とを備えたことを特徴
    とする地図表示装置。
  9. 【請求項9】 地図情報格納部から所定の領域の地図情
    報を読み込む地図情報処置部と、 渋滞情報を取得する渋滞情報取得部と、 前記渋滞情報に基づいて地図・道路描画情報格納部から
    地図および道路線を描画するための情報を読み込み、前
    記渋滞情報取得部により取得された混雑または渋滞の度
    合いに応じて変化する動画情報を作成すると共に、当該
    地図上に当該動画情報を含む道路線を描画した画像を作
    成する画面描画処理部とを備えたことを特徴とする地図
    表示装置。
  10. 【請求項10】 地図上に渋滞情報を表示する渋滞情報
    の表示方法であって、 取得された渋滞情報を読み込むステップと、 読み込まれた前記渋滞情報の中から表示される前記地図
    に該当する領域に対応した部分の渋滞情報を抽出するス
    テップと、 抽出された前記渋滞情報に基づいて渋滞が発生した道路
    を示すオブジェクトの一部または全部の表示態様を変更
    することにより当該オブジェクトを加工するステップと
    を含むことを特徴とする渋滞情報の表示方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータ装置を制御して渋滞情報
    を表示するプログラムであって、 地図情報および道路情報を読み込むと共に、描画情報を
    読み込んで描画する処理と、 読み込まれた前記地図情報および前記道路情報に対応す
    る前記渋滞情報を時間の経過にしたがって随時取得する
    処理と、 随時取得される前記渋滞情報に基づいて渋滞が発生した
    道路を示すオブジェクトの一部または全部に対し当該オ
    ブジェクトの色彩を維持しつつ当該オブジェクトの明度
    および/または形状を変更する処理とを前記コンピュー
    タ装置に実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 前記オブジェクトの明度および/また
    は形状を変更する処理では、 取得された前記渋滞情報に含まれる混雑または渋滞の度
    合いに応じて前記オブジェクトの表示態様を変更するこ
    とを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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