JP2003329362A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003329362A
JP2003329362A JP2002138630A JP2002138630A JP2003329362A JP 2003329362 A JP2003329362 A JP 2003329362A JP 2002138630 A JP2002138630 A JP 2002138630A JP 2002138630 A JP2002138630 A JP 2002138630A JP 2003329362 A JP2003329362 A JP 2003329362A
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refrigerator
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輝樹 飛沢
Hisashi Matsui
永 松井
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/061Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation through special compartments
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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    • F25D2331/80Type of cooled receptacles
    • F25D2331/807Eggs

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の冷蔵庫では、卵ケースの取り付け位置
は、冷蔵室扉に設けられているため、高さが150cm
程度の位置であるため、身長の低いユーザーが使用しよ
うとすると卵ケースの取り付け位置が高くて取り出しに
くかった。また、チルド室として使用されることが多い
スライド室の上部あるいは下部に卵ケースを配置する
と、冷蔵室内の容量を変更しないためにはスライド室の
高さを小さくしなければならず、使い勝手が悪かった。 【解決手段】 複数の貯蔵室のうち、冷蔵室が最上部に
配置された冷蔵庫において、冷蔵室内の下部に設けら
れ、冷蔵室の温度帯と同等以下の温度帯に冷蔵室とは独
立して温度制御される独立温度制御室と、冷蔵室内で独
立温度制御室の側面に仕切り板を介して設けられた空間
に前後方向にスライド可能に収納され、小物食品を貯蔵
する小物ケースと、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵室が最上部に
配置された冷蔵庫(以下ワークトップ型冷蔵庫)に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の冷蔵庫を表す図である。
図において、従来の冷蔵庫は、それぞれ断熱壁にて区画
され独立した扉を有する冷蔵室1、製氷室2、切替室
3、野菜室4、冷凍室5を有し、冷蔵室1内には冷蔵室
棚11のうち冷蔵室棚下12にて仕切られたスライド室
ケース14を備えたスライド室43を有する。また、7
は冷蔵室1の扉6に設けられた扉ポケットであり、8は
扉ポケット7に設けられた卵ケースである。従来の冷蔵
庫における卵の収納位置は冷蔵室扉ポケット7の内のひ
とつに設けられた卵ケース8であり、その高さは150
cm程度である。また、扉ポケット7には蓋等がなく冷
蔵庫内にて開放されている。
【0003】図13は従来の別の冷蔵庫を表す図、図1
4は従来の別の冷蔵庫の要部を表した図である。図にお
いて、図12と同等部分は同一の符号を付してある。図
において、断熱壁にて区画された独立扉を有する冷蔵室
1、野菜室4、冷凍室5を有し、冷蔵室1内には冷蔵室
棚11のうち冷蔵室棚下12にて仕切られたスライド室
ケース14を備えたスライド室43を有し、スライド室
ケース14の上部に上段小物ケース21を配置し、卵及
び小物類が収納できるようにしている。
【0004】また、図15は従来の別の冷蔵庫を表す図
である。図において、図12乃至図14と同等部分は同
一の符号を付してある。図において、冷蔵室1内には冷
蔵室棚下12にて仕切られたスライド室43を有し、ス
ライド室ケース14の下部に下段小物ケース22を配置
する場合もある。この場合は、冷蔵室1と野菜室4とを
仕切る断熱壁の一部に凹形状を設けて小物ケースを収納
するようにしてある。ここで、下段小物ケース22は冷
蔵室1の床面の断熱壁に設けられた凹形状窪み部内に配
置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示したような従来の冷蔵庫では、卵ケース8の取り付
け位置は、冷蔵室扉6に設けられているため、高さが1
50cm程度の位置であるため、身長の低いユーザーが
使用しようとすると卵ケース8の取り付け位置が高くて
取り出しにくく、また、扉6の開閉時の振動により卵が
落下する恐れがあった。また、冷蔵室1内に開放された
扉ポケット7は、扉6の開閉による温度上昇の影響を即
座に受け、卵の鮮度が劣る可能性があった。また、扉ポ
ケット7は冷蔵庫内にて開放状態にあるため、卵表面に
付着した雑菌などを冷蔵室1内に飛散させ、他の食品類
にも雑菌を付着させる可能性があった。
【0006】また、図13、図14に示したような従来
の冷蔵庫では、小物ケース21をスライド室ケース14
の上部に配置したため、スライド室ケース14の高さが
低くなり、容量の大きいヨーグルト等の収納ができなく
なるといった問題点があった。また、スライド室ケース
14の高さを低くしないように維持しようとすると、ス
ライド室43の高さを高くする必要が生じ、冷蔵室1の
内容積が減少し、また、棚11間の間隔を小さくしなけ
ればならなくなり、高さの高い物が収納できないといっ
た問題があった。
【0007】また、冷蔵室1の内容積を維持しようとす
ると、他の貯蔵室の高さを低くするか、あるいは、スラ
イド室ケース14の高さがUPした分だけ冷蔵室1の高
さを従来よりも高くする必要が生じ、そうすると、冷蔵
庫本体の高さが高くなり、従来の冷蔵庫のスペース(高
さ)では収納できないといった問題が発生していた。ま
た、冷蔵庫本体の高さが高くなると、上の方の棚11の
食品の出し入れが困難になるといった問題も発生し、卵
以外の食品の収納性にも問題が生じる可能性があった。
【0008】また、図15に示したような従来の冷蔵庫
では、スライド室ケース14の下部に小物ケース22を
配置しているため、冷蔵室1の下面の断熱壁内に凹部形
状を設ける必要があり、この場合は断熱壁の厚さが減少
するため断熱性能が低下し、余分にエネルギーを消費す
るといった問題があった。このため図14に示される従
来の冷蔵庫のように冷蔵室1と製氷室2及び切替室3を
断熱壁にて仕切った形態の冷蔵庫では、小物ケースの配
置位置がスライド室ケース14の上部よりも下部の方が
温度が安定しているため好ましいにも関わらず、図15
に示した従来の冷蔵庫のように、スライド室ケース14
の下部に下段小物ケース22を配置することは断熱壁の
厚さや断熱性能の観点から、スライド室ケース14の下
部に下段小物ケース22を配置することは困難であっ
た。
【0009】また、図14のようにスライド室42の上
部に上段小物ケース21を配置すると、スライド室43
がチルド室として使用されることが多いため、スライド
室14の上部に上段小物ケース21の底面がスライド室
14の温度の影響を受けて冷えすぎるという問題点があ
った。
【0010】さらに、図15に示したように従来の冷蔵
庫において、チルド室として使用されることが多いスラ
イド室43の下部に下段小物ケース22を配置すると、
ある程度の断熱壁を設けなければスライド室43の温度
の影響を受けやすく、冷えすぎが生じ、卵を収納した場
合には卵が凍結し、鮮度を維持できないという問題点が
あった。また、図14や図15の冷蔵庫では、チルド室
として使用されることが多いスライド室の上部あるいは
下部に小物ケースを配置しているため、冷蔵室内の容量
を変更しないためにはスライド室の高さを小さくしなけ
ればならず、使い勝手が悪かった。
【0011】また、図14や図15にて示したように小
物ケースの幅を冷蔵室1の全幅とした場合には、冷蔵室
1の扉6が2枚両開き(以下フレンチタイプ)の場合に
は、小物ケースを引き出すために両方の扉ともを開放す
る必要が生じ、無駄な冷気を逃がしてしまい省エネを行
なうが困難であった。
【0012】本発明は、省エネルギーな冷蔵庫を得るこ
とを目的とする。また、卵の鮮度を維持できる卵収納室
を備えた冷蔵庫を得ることを目的とする。また、卵が取
出しやすい卵収納室を備えた冷蔵庫を得ることを目的と
する。また、スライド室の高さを変更せずに卵などを収
納する小物ケースを設けて使い勝手を向上させることを
目的とする。また、フレンチタイプの場合に片方の扉を
空けるだけで卵が取出せる省エネルギーな冷蔵庫を得る
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
冷蔵庫は、複数の貯蔵室のうち、冷蔵室が最上部に配置
された冷蔵庫において、前記冷蔵室内の下部に設けら
れ、前記冷蔵室の温度帯と同等以下の温度帯に前記冷蔵
室とは独立して温度制御される独立温度制御室と、前記
冷蔵室内で前記独立温度制御室の側面に仕切り板を介し
て設けられた空間に前後方向にスライド可能に収納さ
れ、小物食品を貯蔵する小物ケースと、を備えたもので
ある。
【0014】また、本発明の請求項2に係る冷蔵庫は、
前記小物ケースを略密閉構造とし、前記冷蔵室内の温度
変化あるいは前記スライド室内の温度変化の影響を受け
にくくしたものである。
【0015】また、本発明の請求項3に係る冷蔵庫は、
前記小物ケースに、卵を1個づつ収納可能な卵ケースを
備えるようにしたものである。
【0016】また、本発明の請求項4に係る冷蔵庫は、
前記複数の小物ケースが収納される前記空間に前記空間
の温度を検出する小物ケース空間温度検出手段、あるい
は前記小物ケース内の温度を検出する小物ケース温度検
出手段を備えたものである。
【0017】また、本発明の請求項5に係る冷蔵庫は、
前記複数の小物ケースが収納される前記空間に前記小物
ケース内に冷気を供給するための小物ケース専用吹き出
し口を備えたものである。
【0018】また、本発明の請求項6に係る冷蔵庫は、
前記小物ケース専用吹き出し口より吹き出される冷気量
を調整する小物ケース専用ダンパを備えたものである。
【0019】また、本発明の請求項7に係る冷蔵庫は、
前記小物ケースの背面の断熱壁に設けられ、前記小物ケ
ース専用吹き出し口の開度を調節するシャッターと、前
記小物ケースの背面の断熱壁に設けられ、前記シャッタ
ーの開度を調整するレバーと、を備えたものである。
【0020】また、本発明の請求項8に係る冷蔵庫は、
前記複数の小物ケースが収納される前記空間に前記小物
ケース内の温度を検出する小物ケース温度検出手段と、
前記小物ケースが収納される空間の底面に前記小物ケー
スを加熱する加熱用ヒーターと、を備え、前記小物ケー
ス温度検出手段の検出温度に基づいて前記加熱用ヒータ
のオン、オフを制御して前記小物ケース内温度を制御す
るようにしたものである。
【0021】また、本発明の請求項9に係る冷蔵庫は、
前記小物ケースのうちの少なくとも1個は、上面開口部
の大きさを幅105mm以上、奥行250mm以上、か
つ深さ70mm以上としたものである。
【0022】また、本発明の請求項10に係る冷蔵庫
は、前記冷蔵室扉に設けられた扉ポケットのひとつに、
前記冷蔵室扉を閉じた状態で前記小物ケースの方向に突
出する弾性部材を設け、前記冷蔵室扉を閉じた状態で前
記扉ポケットが前記弾性部材を介して前記小物ケースを
押圧するようにしたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1、図2は本発
明の実施の形態1を示す冷蔵庫を表す図である。図にお
いて、100は冷蔵庫本体であり、1は冷蔵庫本体10
0の上部に配置され、床面の高さが約100cmである
冷蔵室、2は冷蔵室の下部に設けられた引き出し扉を有
する製氷室、3は冷蔵室1の下部で製氷室2の横に設け
られ、設定温度を切り替え可能な切替室、4は冷蔵室1
の下部に並列に設けられた製氷室2と切替室3の下部に
設けられた野菜室、5は野菜室4の下部で、冷蔵庫本体
100の最下部に設けられた冷凍室である。
【0024】冷蔵室1内には冷蔵室温度検出手段である
冷蔵室温度センサー17が設けられ、この冷蔵室温度セ
ンサー17により冷蔵室1内の温度を検出し、この検出
された温度に基づいて冷蔵室ダンパー19の開閉を制御
することによって、冷蔵室吹き出し口16から冷蔵室1
内に吹き出される冷気量が調整され冷蔵室1内の温度が
設定温度範囲内になるように温度が制御される。冷蔵室
1内には、棚11が設けられ、そのうちの最下部の棚で
ある冷蔵室棚下12と冷蔵室1の底面の断熱壁30との
間に−3℃〜+3℃の温度範囲内に冷蔵室1内の温度と
は独立して温度が制御される独立温度制御室であるスラ
イド室44が配置されている。スライド室44の下部に
は前後にスライドするスライド室ケースが設けられ、こ
のスライド室ケースの前面上部には蓋13が設けられて
いる。
【0025】スライド室44はスライド室ケース14の
前面上部を蓋13に覆う構造であり、略密閉構造となっ
ており、スライド室温度検出手段であるスライド室温度
センサー18が設けられ、スライド室温度センサー18
により検出された温度の基づいてスライド室吹き出し口
15より吹き出される冷気量が調整され、スライド室4
4内の温度が設定温度に制御される。
【0026】23は小物ケース下、24は小物ケース下
23の上部に設けられた小物ケース上であり、小物ケー
ス下23、小物ケース上24はスライド室44の側面に
仕切り板27を介してそれぞれ前後にスライド可能に設
けられている。8は小物ケース下23内に設けられた卵
ケースであり、断熱材を有する仕切り板27にて仕切ら
れたスライド室44の横に位置し、冷蔵室温度センサー
17によって検出された温度に基づいて冷蔵室ダンパー
19の開閉を制御して冷蔵室吹き出し口16より吹き出
される冷気量が調整されて小物ケース上24、小物ケー
ス23内の温度が制御されるので、スライド室44内の
温度の影響は受けない構造となっている。
【0027】本実施の形態においては、小物ケース上2
4の上端の高さは、スライド室ケース14の上端の高さ
に対して同等以下であり、また、本実施の形態では、小
物ケース下23、小物ケース上24内には、直接冷気を
吹き出す冷気吹き出し口を設けておらず、間接冷却とし
ているが、個別の冷気吹き出し口を設けて木目細かく温
度制御を行ってもよい。小物ケース下23、小物ケース
上24は、仕切り板左26及び仕切り板中27にそれぞ
れ設けられたレール上を前後にスライド可能に設けられ
ている。
【0028】同様に、スライド室ケース14も、仕切り
板中27及び仕切り板右40に設けられたレール上を前
後にスライド可能に設けられている。また、小物ケース
23、24およびスライド室ケース14は、冷蔵室扉6
を閉めた場合に冷蔵室扉6の下部に設けられたボトルポ
ケット9のフランジ前部9aにより押し込まれる構造に
なっており、小物ケース23、24およびスライド室ケ
ース14の閉め忘れを防止する構造となっている。
【0029】小物ケース下23内には卵ケース8が設置
されており、小物ケース下23内に卵を収納することが
可能となっている。また、卵ケース8は取り外しが可能
であり、収納食品の量に応じてユーザーが任意にその配
置及び有無を変更することができるようになっている。
本実施の形態においては、卵ケース8は小物ケース下2
3にのみ配置しているが、卵ケース8は小物ケース上2
4にも設置できるようにしており、ユーザーが、収納す
る食品の量などにより適宜配置する小物ケースを選択で
きるようにしている。また、小物ケース23、23の大
きさは、卵ケース8を取除いた状態で卵パックがそのま
ま収納できる大きさとしてあり、卵を卵パックから取出
して卵ケース8に移し替えるのがめんどうなユーザーが
卵パックをそのまま収納できるようにしている。また、
卵ケース8を設置する必要がない場合は、卵ケース8を
配置せずに、小物食品類を収納することができる。
【0030】現在市場にて主に販売されている卵パック
(10個入り)は縦250mm×横105mm×高さ7
0mm程度であり、小物ケース23、24は卵をパック
のまま収納可能な大きさ(縦250mm×横105mm
×高さ70mmよりもそれぞれを大きくしている。)に
している。ここで、卵の大きさは販売店や販売地区によ
り多種多様であるため、卵ケース8の大きさ、および小
物ケース23、24の大きさは本実施の形態に限ったも
のではなく、卵パックおよび卵が収納できる大きさであ
ればどのような形状、大きさであっても問題ない。
【0031】また、本実施の形態では、図1に示す形態
の冷蔵庫のみならず、断熱壁にて区画された独立扉を有
する、冷蔵室、野菜室、冷凍室等を備え、冷蔵室が最上
部に配置された冷蔵庫全般に適用することが可能であ
る。冷蔵庫の形態の別の一例を図3に示す。図3は本実
施の形態の別の形態の冷蔵庫を表す図である。図におい
て、図1、図2と同等部分は同一の符号を付して説明は
省略する。図において、41は冷蔵室1の下に断熱仕切
り壁を介して配置された野菜室、42は野菜室41の下
に断熱仕切り壁を介して配置された冷凍室上、43は冷
凍室上42の下に配置された冷凍室下である。このよう
に、一番上が冷蔵室1であるような冷蔵庫であれば、冷
蔵室1の下側の貯蔵室がどのような温度帯の貯蔵室であ
っても問題ない。
【0032】本実施の形態では、小物ケース23、24
をスライド室ケース14の側面で、かつ冷蔵室1の下部
に設けたているので、小物ケース23、24に卵を収納
した場合でも冷蔵室扉6の開閉による振動で卵が損傷す
ることがない。また、小物ケース23、24を冷蔵室1
の下部の取出しやすい高さ位置に引き出し式にて設けた
ので、背の低いユーザーでも背伸びする必要がなく卵を
取出しやすい。また、小物ケースを引き出し式の略密閉
構造にしているので、冷蔵室扉6を開放した状態でも、
外気温度の影響を受けにくく、卵の鮮度を保持できる。
【0033】図4は本発明の実施の形態1を表す別の冷
蔵庫の小物ケース部分の側断面図、図5は図4で表わさ
れた冷蔵庫の小物ケース部分の上断面図である。図にお
いて、図1〜図3と同等部分は同一の符号を付して説明
は省略する。図において、12は冷蔵室棚下、14はス
ライド室ケース、23、24は小物ケースであり、23
は小物ケース下、24は小物ケース上である。25はス
ライド室ケース23、24の前面部に設けられ、上方に
突出したリブ、25bはスライド室ケース23、24の
前面に設けられた取っ手である。また、8は卵ケース、
26は仕切り板左、27は仕切り板中である。
【0034】小物ケース23、24はケース前部にリブ
25を有し、このリブ25は取っ手25b部よりも上方
向及び横方向に突出しており、小物ケース23、24の
収納時にリブ25が仕切り板中27、仕切り板左26あ
るいは冷蔵室棚下12に当接することにより、蓋13を
設けない構造でケース内部を略密閉構造としている。す
なわち、小物ケース23、24の上方には蓋13の必要
がなく、構造が簡単に低コストで略密閉構造が可能とな
り、冷蔵室扉6の開閉による小物ケース23、24内の
温度が外気温度の影響を受け難いようにしている。ま
た、リブ25は小物ケース23、24を押し込む時のス
トッパーの役割も担っている。
【0035】以上のように本実施の形態では、複数の貯
蔵室のうち、冷蔵室1が最上部に配置された冷蔵庫にお
いて、冷蔵室1内の下部に設けられ、冷蔵室1の温度帯
と同等以下の温度帯に冷蔵室1とは独立して温度制御さ
れる独立温度制御室であるスライド室44と、冷蔵室1
内で独立温度制御室であるスライド室44の側面に仕切
り板27を介して設けられた空間に前後方向にスライド
可能に収納され、小物食品を貯蔵する小物ケース23、
24と、を備えたので、扉6の開閉による振動の影響を
受けにくく、また、冷蔵室1内の温度変化の影響を受け
にくい冷蔵室1の下部に卵を収納可能な小物ケース2
3、24を配置できるため、卵等の小物食品を1℃〜3
℃の低温度に安定した条件で食品鮮度を保ったまま長期
間保存でき、また、スライド室の高さを低くする必要が
無いので、スライド室44に容量の大きいヨーグルトな
ども収納できる。
【0036】また、小物ケース23、24を略密閉構造
とし、冷蔵室1内の温度変化あるいはスライド室44内
の温度変化の影響を受けにくくしたので、小物ケース2
3、24内の食品を鮮度良く長期間保存できる。
【0037】また、小物ケース23、24に、卵を1個
づつ収納可能な卵ケース8を備えるようにしたので、高
さが約100cmの冷蔵室1下部位置に卵ケース8を有
する小物ケース23、24が配置され、身長の低いユー
ザーでも割れやすい卵を容易に安心して取り出すことが
可能となる。
【0038】また、小物ケース23、24のうちの少な
くとも1個は、上面開口部の大きさを幅105mm以
上、奥行250mm以上、かつ深さ70mm以上とした
ので、卵を卵パックから取出さずに卵パックのまま収納
でき、ユーザーの好みに合わせて卵の収納方法が選択で
きるため、使い勝手のよい冷蔵庫が得られる。また、卵
を卵パックのまま収納できるので、卵表面に付着してい
る衛生条良くない菌などを冷蔵庫内に飛散させることが
抑制でき、安全で使い勝手の良い冷蔵庫を得ることがで
きる。
【0039】実施の形態2.図6は本発明の実施の形態
2を表す冷蔵庫の要部を示す図であり、説明しやすいよ
うに小物ケース下23を取り除いた状態を表している。
図において、実施の形態1の図1〜図5と同等部分は同
一の符号を付して説明は省略する。図において、44は
冷蔵室棚下12と冷蔵室1の底面の断熱壁30との間に
設けられ、冷蔵室1内の温度とは独立して温度が制御さ
れる独立温度制御室であるスライド室であり、23、2
4はスライド室44の側面に仕切り板27を介してそれ
ぞれ前後にスライド可能に設けられた小物ケースであ
る。実施の形態1では、小物ケース23、24内の温度
制御を他の貯蔵室と独立して行なっていなかったが、本
実施の形態では小物ケース23の下部の断熱仕切り壁内
に小物ケース用の加熱ヒータを設けて小物ケース23、
24内の温度が設定温度よりも低い状態で安定しないよ
うに制御するようにしている。
【0040】図において、1は冷蔵室、28は小物ケー
ス用温度検出手段である小物ケース温度センサーであ
る。また、29は冷蔵室1の低部床面の断熱仕切り壁内
に設けられ、小物ケース下23の下部に設けられた小物
ケース加熱用のヒータである。小物ケース23、24内
の温度は小物ケース温度センサー28にて検出され、小
物ケース温度センサー28にて検出された温度に基づい
て小物ケース加熱用ヒーター29へ通電され、小物ケー
ス23、24内の温度が卵保存温度が+1℃〜+3℃と
なるように小物ケース加熱用ヒーター29のON/OF
Fを制御している。したがって、小物ケース23、24
内に収納された卵などの小物が凍りつくことがなくな
り、卵などが冷えすぎて損傷することがなくなる。
【0041】また、図7は本実施の形態を表す別の冷蔵
庫の要部を示す図である。図において、図1〜図6と同
等部分は同一の符号を付して説明は省略する。図におい
て、30は小物ケース専用吹き出し口、31は冷蔵室用
冷気送風ダクト(図示せず)に設けられ、小物ケース専
用吹き出し口30から吹き出される冷気量を調整する小
物ケース専用ダンパーである。
【0042】小物ケース温度センサー28によって検出
された小物ケース23、24内の温度に基づいて小物ケ
ース23、24内の温度が設定温度範囲内になるように
小物ケース専用ダンパー31の開閉を調節し、小物ケー
ス23、24内の温度を制御する。ここで、小物ケース
専用ダンパー31はその開度を連続的に調整可能、ある
いは他段階に調整可能である方が望ましい。
【0043】以上のように、小物ケース専用ダンパー3
1の開閉制御と小物ケース加熱用ヒーター29のON/
OFF制御を単独で実施してもよいが、小物ケース専用
ダンパー31の開閉と小物ケース加熱用ヒーター29の
ON/OFFの制御を組み合わせた方が小物ケース2
3、24内の温度を効率よく短時間に設定温度範囲内に
することができ、卵などの小物食品の鮮度を長期間維持
できる。本実施の形態では、小物ケース23、24の設
定温度範囲は卵の鮮度保持を考慮して+1℃〜+3℃程
度にしている。したがって、小物ケース23、24に卵
を収納しても冷却しすぎて凍り付くこともなく、また、
冷却不足で腐ったりすることもなくなる。
【0044】図8は本実施の形態を示す別の冷蔵庫を表
す図である。図において、図1〜図7と同等部分は同一
の符号を付して説明を省略する。図においては、説明し
やすいいように、小物ケース23、24およびスライド
室ケース14を取除いた状態を表している。図におい
て、32は小物ケース専用吹き出し口30に設けられた
シャッター、33はシャッター32の開度を調整するレ
バーであり、左右にスライドさせることによりレーバー
33と連動してシャッター32が小物ケース専用吹き出
し口30の開度を調整するようになっている。図におい
て、小物ケース専用吹き出し口30の斜線部が、シャッ
ター32を表しており、全開から全閉まで連続的に調整
できる。
【0045】冷蔵室1の背面で小物ケース23、24の
背面に設けられている冷蔵室背面板10に設けた小物ケ
ース専用吹き出し口30は小物ケース23、24用の専
用の冷気吹き出し口であり、専用のシャッター32が設
けられている。シャッター32はレバー33の左右方向
のスライドにより、ユーザーが任意にその開度を調節す
ることができる。小物ケース23、24内の温度は小物
ケース温度センサー28にて感知され、冷蔵室扉6を閉
めた状態の冷蔵室扉6の正面表面に設けられた液晶パネ
ル等にて表示させることにより、シャッター32の開度
を調整できるようにすれば、ユーザーがいつでも小物ケ
ース23、24内の温度を確認でき、また、温度調節が
可能となり、冷え過ぎや冷却不足をユーザー自身で対応
できるようになり、卵などの鮮度が損なわれることがな
くなる。
【0046】以上のように、本実施の形態では、複数の
小物ケース23、24が収納される空間に空間の温度を
検出する小物ケース空間温度検出手段28、あるいは小
物ケース内の温度を検出する小物ケース温度検出手段を
備えたので、小物ケース内の安定した温度制御が可能と
なる。
【0047】複数の小物ケース23、24が収納される
空間に小物ケース内に冷気を供給するための小物ケース
専用吹き出し口30を備えたので、小物ケース23、2
4内の温度が設定温度以上になった場合に冷気を供給し
て冷却できるため、小物ケース23、24内の食品を鮮
度よく長期間保存できる。
【0048】小物ケース専用吹き出し口30より吹き出
される冷気量を調整する小物ケース専用ダンパ31を備
えたので、小物ケース23,24内の温度を木目細かく
制御でき、省エネルギーでしかも小物ケース23、24
内の食品を鮮度よく長期間保存できる。
【0049】小物ケース23、24の背面の断熱壁に設
けられ、小物ケース専用吹き出し口30の開度を調節す
るシャッター32と、小物ケース23、24の背面の断
熱壁に設けられ、シャッター32の開度を調整するレバ
ー33と、を備えたので、扉6の開閉等による冷蔵室1
の温度変化に依存しない安定した温度制御が可能とな
る。また、温度検出28と専用ダンパを設けるよりも低
コストで小物ケース内の温度調節が可能な冷蔵庫が得ら
れる。
【0050】複数の小物ケースが収納される空間に小物
ケース23、24内の温度を検出する小物ケース温度検
出手段28と、小物ケース23、24が収納される空間
の底面に小物ケース23、24を加熱する加熱用ヒータ
ー29と、を備え、小物ケース温度検出手段28の検出
温度に基づいて加熱用ヒータ29のオン、オフを制御し
て小物ケース23、24内温度を制御するようにしたの
で、小物ケース23、24内の冷えすぎによる卵などの
凍結を防止でき、小物ケース内の食品を鮮度よく長期間
保存できる。
【0051】実施の形態3.図9は本発明の実施の形態
3を示す冷蔵庫を表す図で、図10は図9に示した冷蔵
庫の小物ケースおよびスライド室ケース部を上から見た
図である。図において、図1〜図8と同等部分は同一の
符号を付して説明は省略する。本実施の形態では、冷蔵
室扉が観音開きのフレンチタイプの冷蔵庫に実施の形態
1や実施の形態2で説明した小物ケース23、24を適
用したものである。
【0052】図において、44は冷蔵室棚下12と冷蔵
室1の底面の断熱壁30との間に設けられ、冷蔵室1内
の温度とは独立して温度が制御される独立温度制御室で
あるスライド室であり、23、24はスライド室44の
側面に仕切り板27を介してそれぞれ前後にスライド可
能に設けられた小物ケースである。また、34は冷蔵室
1の左側に回転可能に設けられた冷蔵室扉左、35は冷
蔵室1の右側に回転可能に設けられた冷蔵室扉右、36
は冷蔵室扉左を回転可能に開閉させるためのヒンジ左、
37は冷蔵室扉右を回転可能に開閉させるためのヒンジ
右である。冷蔵室扉左34はヒンジ左36のヒンジ左軸
38を中心に回転開閉し、同様に冷蔵室扉35はヒンジ
右37のヒンジ右軸39を中心に回転開閉する。
【0053】本実施の形態では、冷蔵室1の左側に小物
ケース23、24がスライド室ケース14の左側面に上
下に配置されており、その幅は冷蔵室扉右35を閉じた
状態でも出し入れ可能なように冷蔵室扉右35を閉じた
状態での冷蔵室扉右35の左端寸法を越えない大きさで
ある。また、冷蔵室1の右側に配置されたスライド室ケ
ース14の幅は冷蔵室扉左34を閉じた状態でも出し入
れができるようにの冷蔵室扉左34を閉じた状態での冷
蔵室扉左34の右端を越えない大きさとしている。した
がって、冷蔵室左34のみを開いた状態で、小物ケース
23、24の出し入れができ、あるいは、冷蔵室扉右3
5のみを開いた状態で、スライド室ケース14の出し入
れができるので、小物ケース23、24のみやスライド
室ケース14のみを引き出したい場合に冷蔵室扉を両方
とも開放することによる使い勝手の悪さ、および冷気漏
れ量を低減させることができ、使い勝手の良い、省エネ
ルギーな冷蔵庫を得ることができる。
【0054】本実施の形態においては、小物ケース2
3、24を左側、スライド室ケース14を右側に配置し
た例を示したが、どちらか片一方の扉のみを開放するこ
とで小物ケース23、24もしくはスライド室ケース1
4を引き出すことが可能であれば、左右どちらに配置し
てもよい。
【0055】図11は本実施の形態を表す冷蔵庫の冷蔵
室扉を閉めた状態の小物ケース部分の縦断面図である。
図において、図1〜図10と同等部分は同一の符号を付
して説明は省略する。図において、小物ケース23、2
4を図10のように引き出した状態、や冷蔵室扉6、3
4、35を閉じた状態においては、冷蔵室1の下部でス
ライド室ケース14の側面に上下に2つ設けられた小物
ケース23、24と冷蔵室扉6、34、35に設けられ
たボトルポケット9は、干渉する高さ位置に配置してあ
る。そして、ボトルポケット9のフランジ前部9aにゴ
ムやスポンジなどの弾性部材50を設けることにより、
小物ケース23、24あるいはスライド室ケース14を
収納し忘れていても、冷蔵室扉6、34、35を閉める
ことによりボトルポケット9に設けられた弾性部材50
により小物ケース23、24あるいはスライド室ケース
14が押し込まれて収納される。
【0056】したがって、小物ケース23、24あるい
はスライド室ケース14の閉め忘れがなくなり、略密閉
構造が保持できるため、設定温度に維持でき鮮度も長期
間維持できる。ただし、小物ケース23、24を弾性部
材50にて押圧して押し込んだ状態、すなわち冷蔵室扉
6、34、35を閉じた状態においては、小物ケース2
3、24やスライド室ケース14に対して、ボトルポケ
ット9は、弾性部材50を介して押圧しているが、小物
ケース23、24やスライド室ケース14には無理な力
が作用しないように、また、接触しても傷など付かない
ように弾性部材50の材料や厚さや弾性係数などを設定
しているので、小物ケース23、24やスライド室ケー
ス14やボトルポケット9が破損することがなく、小物
ケース23、24やスライド室ケース14の収納忘れの
ない省エネルギーな冷蔵庫を得ることが出来る。
【0057】以上のように、本実施の形態では、冷蔵室
の扉が左右独立して開閉するフレンチタイプの冷蔵庫に
おいて、小物ケース23、24の幅を冷蔵室扉左34あ
るいは冷蔵室扉右35のどちらかの幅よりも小さくして
いるので、左右の扉34、35を両方とも開かなくても
どちらか一方を開いた状態で小物ケース23、24内の
食品の出し入れが可能となり、省エネルギーで使い勝手
の良い冷蔵庫が得られる。
【0058】また、冷蔵室の扉が左右独立して開閉する
フレンチタイプの冷蔵庫において、独立温度制御シ津で
あるスライド室44の幅を冷蔵室扉左34あるいは冷蔵
室扉右35のどちらかの幅よりも小さくしているので、
左右の扉34、35を両方とも開かなくてもどちらか一
方を開けばスライド室44内の食品の出し入れが可能と
なり、省エネルギーで使い勝手の良い冷蔵庫が得られ
る。
【0059】また、冷蔵室扉6、34、35に設けられ
た扉ポケットのひとつに、冷蔵室扉6、34、35を閉
じた状態で小物ケース23、24、あるいはスライド室
ケース44の方向に突出する弾性部材を設け、冷蔵室扉
6、34、35を閉じた状態で扉ポケットが弾性部材5
0を介して小物ケースを押圧するようにしたので、小物
ケースを収納し忘れても、冷蔵室扉を閉じることで小物
ケース23、24、あるいはスライド室ケース44が収
納されるようになるため、小物ケース23、24、ある
いはスライド室ケース44の収納忘れを防止することが
でき、また、収納忘れによる小物ケース23、24、あ
るいはスライド室ケース44内の食品の鮮度が低下する
のを抑制できる。
【0060】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る冷蔵庫は、複数
の貯蔵室のうち、冷蔵室が最上部に配置された冷蔵庫に
おいて、前記冷蔵室内の下部に設けられ、前記冷蔵室の
温度帯と同等以下の温度帯に前記冷蔵室とは独立して温
度制御される独立温度制御室と、前記冷蔵室内で前記独
立温度制御室の側面に仕切り板を介して設けられた空間
に前後方向にスライド可能に収納され、小物食品を貯蔵
する小物ケースと、を備えたので、扉開閉による振動の
影響を受けにくく、また、冷蔵室内の温度変化の影響を
受けにくい冷蔵室下部に卵を収納可能な小物ケースを配
置できるため、卵等の小物食品を1℃〜3℃の低温度に
安定した条件で食品鮮度を保ったまま長期間保存でき、
また、スライド室の高さを低くする必要が無いので、ス
ライド室に容量の大きいヨーグルトなども収納できる。
【0061】また、本発明の請求項2に係る冷蔵庫は、
前記小物ケースを略密閉構造とし、前記冷蔵室内の温度
変化あるいは前記スライド室内の温度変化の影響を受け
にくくしたので、小物ケース内の食品を鮮度良く長期間
保存できる。
【0062】また、本発明の請求項3に係る冷蔵庫は、
前記小物ケースに、卵を1個づつ収納可能な卵ケースを
備えるようにしたので、高さが約100cmの冷蔵室下
部位置に卵ケースを有する小物ケースが配置され、身長
の低いユーザーでも割れやすい卵を容易に安心して取り
出すことが可能となる。
【0063】また、本発明の請求項4に係る冷蔵庫は、
前記複数の小物ケースが収納される前記空間に前記空間
の温度を検出する小物ケース空間温度検出手段、あるい
は前記小物ケース内の温度を検出する小物ケース温度検
出手段を備えたので、小物ケース内の安定した温度制御
が可能となる。
【0064】また、本発明の請求項5に係る冷蔵庫は、
前記複数の小物ケースが収納される前記空間に前記小物
ケース内に冷気を供給するための小物ケース専用吹き出
し口を備えたので、小物ケース内の温度が設定温度以上
になった場合に冷気を供給して冷却できるため、小物ケ
ース内の食品を鮮度よく長期間保存できる。
【0065】また、本発明の請求項6に係る冷蔵庫は、
前記小物ケース専用吹き出し口より吹き出される冷気量
を調整する小物ケース専用ダンパを備えたので、小物ケ
ース内の温度を木目細かく制御でき、省エネルギーでし
かも小物ケース内の食品を鮮度よく長期間保存できる。
【0066】また、本発明の請求項7に係る冷蔵庫は、
小物ケースの背面の断熱壁に設けられ、小物ケース専用
吹き出し口の開度を調節するシャッターと、小物ケース
の背面の断熱壁に設けられ、シャッターの開度を調整す
るレバーと、を備えたので、扉の開閉等による冷蔵室の
温度変化に依存しない安定した温度制御が可能となる。
また、温度検出と専用ダンパを設けるよりも低コストで
小物ケース内の温度調節が可能な冷蔵庫が得られる。
【0067】また、本発明の請求項8に係る冷蔵庫は、
前記複数の小物ケースが収納される前記空間に前記小物
ケース内の温度を検出する小物ケース温度検出手段と、
前記小物ケースが収納される空間の底面に前記小物ケー
スを加熱する加熱用ヒーターと、を備え、前記小物ケー
ス温度検出手段の検出温度に基づいて前記加熱用ヒータ
のオン、オフを制御して前記小物ケース内温度を制御す
るようにしたので、小物ケース内の冷えすぎによる卵な
どの凍結を防止でき、小物ケース内の食品を鮮度よく長
期間保存できる。
【0068】また、本発明の請求項9に係る冷蔵庫は、
前記小物ケースのうちの少なくとも1個は、上面開口部
の大きさを幅105mm以上、奥行250mm以上、か
つ深さ70mm以上としたので、卵を卵パックから取出
さずに卵パックのまま収納でき、ユーザーの好みに合わ
せて卵の収納方法が選択できるため、使い勝手のよい冷
蔵庫が得られる。また、卵を卵パックのまま収納できる
ので、卵表面に付着している衛生条良くない菌などを冷
蔵庫内に飛散させることが抑制でき、安全で使い勝手の
良い冷蔵庫を得ることができる。
【0069】また、本発明の請求項10に係る冷蔵庫
は、前記冷蔵室扉に設けられた扉ポケットのひとつに、
前記冷蔵室扉を閉じた状態で前記小物ケースの方向に突
出する弾性部材を設け、前記冷蔵室扉を閉じた状態で前
記扉ポケットが前記弾性部材を介して前記小物ケースを
押圧するようにしたので、小物ケースを収納し忘れて
も、冷蔵室扉を閉じることで小物ケースが収納されるよ
うになるため、小物ケースの収納忘れを防止することが
でき、また、収納忘れによる小物ケース内の食品の鮮度
が低下するのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す冷蔵庫を表す図
である。
【図2】 本発明の実施の形態1を示す冷蔵庫を表す図
である。
【図3】 本発明の実施の形態1を表す別の形態の冷蔵
庫を表す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1を表す別の冷蔵庫の小
物ケース部分の側断面図である。
【図5】 図4で表わされた冷蔵庫の小物ケース部分の
上断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態2を表す冷蔵庫の要部を
示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態2を表す別の冷蔵庫の要
部を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態2を示す別の冷蔵庫を表
す図である。
【図9】 本発明の実施の形態3を示す冷蔵庫を表す図
でである。
【図10】 図9に示した冷蔵庫の小物ケースおよびス
ライド室ケース部を上から見た図である。
【図11】 本発明の実施の形態3を表す冷蔵庫の冷蔵
室扉を閉めた状態の小物ケース部分の縦断面図である。
【図12】 従来の冷蔵庫を表す図である。
【図13】 従来の別の冷蔵庫を表す図である。
【図14】 従来の別の冷蔵庫の要部を表した図であ
る。
【図15】 従来の別の冷蔵庫を表す図である。
【符号の説明】
1 冷蔵室、 2 製氷室、 3 切替室、 4 野菜
室、 5 冷凍室、6 冷蔵室扉、 7 冷蔵室扉ポケ
ット、 8 卵ケース、 9 ボトルポケット、 10
冷蔵室背面板、 11 冷蔵室棚、 12 冷蔵室棚
下、 13蓋、 14 スライド室ケース、 15 ス
ライド室吹き出し口、 16 冷蔵室吹き出し口、 1
7 冷蔵室センサー、 18 スライド室温度センサ
ー、19 冷蔵室ダンパー、 20 スライド室ダンパ
ー、 21 上段小物ケース、 22 下段小物ケー
ス、 23 小物ケース下、 24 小物ケース上、2
5 リブ、 26 仕切り板左、 27 仕切り板中、
28 小物ケース温度センサー、 29 加熱用ヒー
ター、 30 小物ケース専用吹き出し口、31 小物
ケース専用ダンパー、 32 シャッター、 33 レ
バー、 34冷蔵室扉左、 35 冷蔵室扉右、 36
ヒンジ左、 37 ヒンジ右、38 ヒンジ左軸、
39 ヒンジ右軸、 40 仕切り板右、 41 冷凍
室上、 42 冷凍室下、 43 スライド室、弾性部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 睦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の貯蔵室のうち、冷蔵室が最上部に
    配置された冷蔵庫において、前記冷蔵室内の下部に設け
    られ、前記冷蔵室の温度帯と同等以下の温度帯に前記冷
    蔵室とは独立して温度制御される独立温度制御室と、前
    記冷蔵室内で前記独立温度制御室の側面に仕切り板を介
    して設けられた空間に前後方向にスライド可能に収納さ
    れ、小物食品を貯蔵する小物ケースと、を備えたことを
    特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記小物ケースを略密閉構造とし、前記
    冷蔵室内の温度変化あるいは前記スライド室内の温度変
    化の影響を受けにくくしたことを特徴とする請求項1に
    記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記小物ケースに、卵を1個づつ収納可
    能な卵ケースを備えるようにしたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記複数の小物ケースが収納される前記
    空間に前記空間の温度を検出する小物ケース空間温度検
    出手段、あるいは前記小物ケース内の温度を検出する小
    物ケース温度検出手段を備えたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記複数の小物ケースが収納される前記
    空間に前記小物ケース内に冷気を供給するための小物ケ
    ース専用吹き出し口を備えたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記小物ケース専用吹き出し口より吹き
    出される冷気量を調整する小物ケース専用ダンパを備え
    たことを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記小物ケースの背面の断熱壁に設けら
    れ、前記小物ケース専用吹き出し口の開度を調節するシ
    ャッターと、前記小物ケースの背面の断熱壁に設けら
    れ、前記シャッターの開度を調整するレバーと、を備え
    たことを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記複数の小物ケースが収納される前記
    空間に前記小物ケース内の温度を検出する小物ケース温
    度検出手段と、前記小物ケースが収納される空間の底面
    に前記小物ケースを加熱する加熱用ヒーターと、を備
    え、前記小物ケース温度検出手段の検出温度に基づいて
    前記加熱用ヒータのオン、オフを制御して前記小物ケー
    ス内温度を制御するようにしたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項7のいずれかに記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 前記小物ケースのうちの少なくとも1個
    は、上面開口部の大きさを幅105mm以上、奥行25
    0mm以上、かつ深さ70mm以上としたことを特徴と
    する、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の冷蔵
    庫。
  10. 【請求項10】 前記冷蔵室扉に設けられた扉ポケット
    のひとつに、前記冷蔵室扉を閉じた状態で前記小物ケー
    スの方向に突出する弾性部材を設け、前記冷蔵室扉を閉
    じた状態で前記扉ポケットが前記弾性部材を介して前記
    小物ケースを押圧するようにしたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項9のいずれかに記載の冷蔵庫。
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