JP2010071577A - 冷凍冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造で、部品数を少なくコスト安で独立した区画内における上下の区画室の容量を可変させるようにした冷凍冷蔵庫を得ることを目的とする。
【解決手段】独立した冷蔵室1、製氷室2、切替室3、野菜室4、冷凍室5を有する冷凍冷蔵庫において、冷蔵室1内に4つの独立した区画7a〜7dを設け、その一番下の独立した区画7d内に上下移動可能な天井棚8を設けたものである。
【選択図】図2
【解決手段】独立した冷蔵室1、製氷室2、切替室3、野菜室4、冷凍室5を有する冷凍冷蔵庫において、冷蔵室1内に4つの独立した区画7a〜7dを設け、その一番下の独立した区画7d内に上下移動可能な天井棚8を設けたものである。
【選択図】図2
Description
本発明は冷凍冷蔵庫、詳しくは冷蔵室内の独立した区画内に上下移動可能な天井棚を設けた冷凍冷蔵庫に関する。
従来の冷凍冷蔵庫は、冷蔵室の下部に升状部材と上側に棚が構成された筒状部材とを組み合わせた容器を設け、棚と筒状部材が連動して上下移動可能に構成している冷蔵庫がある(例えば、特許文献1参照)。
また、冷蔵室の下部に容量可変容器を備えた冷蔵庫がある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、低温室は外部ケースと内部ケースから構成され、内部ケースは底面に設けられたバネにより上下に動作し、容量が可変する冷蔵庫がある(例えば、特許文献3参照)。
また、冷蔵室の下部に容量可変容器を備えた冷蔵庫がある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、低温室は外部ケースと内部ケースから構成され、内部ケースは底面に設けられたバネにより上下に動作し、容量が可変する冷蔵庫がある(例えば、特許文献3参照)。
上述した特許文献1記載の従来の冷凍冷蔵庫は、外側の升状部材と上側に棚が構成された内側の筒状部材とを組み合わせた容器を備え、外側の升状部材が上下動することにより容器の容量を可変させるものである。
また、上述した特許文献2、3に記載の従来の冷蔵庫は、外側ケースと内側ケースとを組み合わせ、外側ケースに対し内側ケースを上下動させて容量を可変させるものである。
このように上述した従来の冷蔵庫は、いずれも内側と外側の2種類のケースを組み合わせ、内側又は外側のケースを上下動させて容量を可変させるもので、容器構造が複雑であり、また部品数が多くコスト高となるという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、簡易な構造で、部品数を少なくコスト安で独立した区画内における上下の区画室の容量を可変させるようにした冷凍冷蔵庫を得ることを目的とする。
また、上述した特許文献2、3に記載の従来の冷蔵庫は、外側ケースと内側ケースとを組み合わせ、外側ケースに対し内側ケースを上下動させて容量を可変させるものである。
このように上述した従来の冷蔵庫は、いずれも内側と外側の2種類のケースを組み合わせ、内側又は外側のケースを上下動させて容量を可変させるもので、容器構造が複雑であり、また部品数が多くコスト高となるという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、簡易な構造で、部品数を少なくコスト安で独立した区画内における上下の区画室の容量を可変させるようにした冷凍冷蔵庫を得ることを目的とする。
本発明の冷凍冷蔵庫は、少なくとも独立した冷蔵室、冷凍室を有する冷凍冷蔵庫において、前記冷蔵室内に1つ以上の独立した区画を設け、その独立した区画内に上下移動可能な天井棚を設けたものである。
本発明の冷凍冷蔵庫においては、少なくとも独立した冷蔵室、冷凍室を有する冷凍冷蔵庫において、前記冷蔵室内に1つ以上の独立した区画を設け、その独立した区画内に上下移動可能な天井棚を設けたので、独立した区画内で天井棚によって上下に仕切られた2つの区画室の容量を天井棚の上下移動によって可変でき、その構成部品は上下移動可能な天井棚だけであるため、簡易な構造で、部品数が少なく、コスト安という効果がある。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の冷凍冷蔵庫の正面図、図2は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の正面図、図3は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室下部の正面図、図4は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室下部の断面図、図5は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の平面図、図6は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の正面図、図7は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の右側面図、図8は図7の部分拡大断面図、図9は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の昇降機構を示す斜視図、図10は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の昇降機構の回転軸と回転軸ホルダと固定ホルダとの分解斜視図、図11は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の昇降機構の回転軸と回転軸ホルダが組み付けられた固定ホルダを冷蔵庫に固定した状態を示す説明図、図12は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の昇降機構の回転軸の上下動を示す説明図、図13は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚が下位置の状態を示す断面図、図14は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚が下位置の状態の仕切部分を示す断面図、図15は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚が上位置の状態を示す断面図、図16は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚が上位置の状態の仕切部分を示す断面図である。
図1は本発明の実施の形態1の冷凍冷蔵庫の正面図、図2は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の正面図、図3は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室下部の正面図、図4は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室下部の断面図、図5は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の平面図、図6は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の正面図、図7は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の右側面図、図8は図7の部分拡大断面図、図9は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の昇降機構を示す斜視図、図10は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の昇降機構の回転軸と回転軸ホルダと固定ホルダとの分解斜視図、図11は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の昇降機構の回転軸と回転軸ホルダが組み付けられた固定ホルダを冷蔵庫に固定した状態を示す説明図、図12は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚の昇降機構の回転軸の上下動を示す説明図、図13は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚が下位置の状態を示す断面図、図14は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚が下位置の状態の仕切部分を示す断面図、図15は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚が上位置の状態を示す断面図、図16は同冷凍冷蔵庫の冷蔵室の天井棚が上位置の状態の仕切部分を示す断面図である。
図1〜図4において、本実施の形態1の冷凍冷蔵庫は、上部に冷蔵室1を有し、冷蔵室1の下に製氷室2及び切替室3を有し、製氷室2及び切替室3の下に野菜室4を有し、野菜室4の下で最下部に冷凍室5を有している。
冷蔵室1は上下方向に3つの固定棚6a〜6cで仕切られ、4つの区画室7a〜7dを有している。一番下の区画室7dは上下方向に移動する天井棚8で仕切られており、天井棚8の下方は固定仕切板21で垂直に仕切られており、右側には小区画室であるチルド室9が形成され、左側には小区画室である卵室10が形成されている。そのチルド室9にチルドケース9aが配設され、卵室10に卵ケース10aが配設されている。22は天井棚8の上下方向の移動に伴って移動する可動仕切板である。その可動仕切板22にはチルド室の前側上部に設けられたフタ11も一体に取り付けられている。
冷蔵室1は上下方向に3つの固定棚6a〜6cで仕切られ、4つの区画室7a〜7dを有している。一番下の区画室7dは上下方向に移動する天井棚8で仕切られており、天井棚8の下方は固定仕切板21で垂直に仕切られており、右側には小区画室であるチルド室9が形成され、左側には小区画室である卵室10が形成されている。そのチルド室9にチルドケース9aが配設され、卵室10に卵ケース10aが配設されている。22は天井棚8の上下方向の移動に伴って移動する可動仕切板である。その可動仕切板22にはチルド室の前側上部に設けられたフタ11も一体に取り付けられている。
図5〜図12において、冷蔵室1の一番下の区画室7dに配設された天井棚8は、昇降機構12によって上下方向に移動させられる。
その昇降機構12は、図9に示す如く、区画室7dの四隅の側壁の横穴13にそれぞれ挿入係止された固定ホルダ14と、各固定ホルダ14に固定された回転軸ホルダ15と、各回転軸ホルダ15に螺合された昇汞部材である回転軸16と、各回転軸16の上部に一体に取り付けられたベルト受け軸17と、各ベルト受け軸17に張設されたベルト18と、ベルト18に取り付けられ、ベルト18を可動させるレバー19とで構成されている。20は回転軸16を覆うカバーである。
そして、4つの回転軸19にそれぞれ一体の4つのベルト受け軸17の頂部に天井棚8の四隅が載置されており、4つの回転軸16の上下動に伴い、天井棚8が上下に移動する。
その昇降機構12は、図9に示す如く、区画室7dの四隅の側壁の横穴13にそれぞれ挿入係止された固定ホルダ14と、各固定ホルダ14に固定された回転軸ホルダ15と、各回転軸ホルダ15に螺合された昇汞部材である回転軸16と、各回転軸16の上部に一体に取り付けられたベルト受け軸17と、各ベルト受け軸17に張設されたベルト18と、ベルト18に取り付けられ、ベルト18を可動させるレバー19とで構成されている。20は回転軸16を覆うカバーである。
そして、4つの回転軸19にそれぞれ一体の4つのベルト受け軸17の頂部に天井棚8の四隅が載置されており、4つの回転軸16の上下動に伴い、天井棚8が上下に移動する。
固定ホルダ14の冷蔵室1への固定と、固定ホルダ14への回転軸ホルダ15の取り付け状態について図10及び図11に基づいて詳細に説明する。
固定ホルダ14は、水平係止舌片14aと、水平係止舌片14aの基端に一体に取り付けられた一対のL字状支持片14bと、各L字状の支持片14の水平支持片に設けられた突起挿入穴14cと、水平係止舌片14aの基端に一体に取り付けられたホルダ案内受け片14dとを有して構成されている。
また、回転軸ホルダ15は、細長い板状ホルダ本体15a、板状ホルダ本体15aの中央に設けられた回転軸16が螺合するネジ穴15bと、板状ホルダ本体15aの両端から垂下するよう設けられた固定用突起15cと、板状ホルダ本体15aの一側部から垂下するよう設けられた案内片15dとを有して構成されている。
固定ホルダ14は、水平係止舌片14aと、水平係止舌片14aの基端に一体に取り付けられた一対のL字状支持片14bと、各L字状の支持片14の水平支持片に設けられた突起挿入穴14cと、水平係止舌片14aの基端に一体に取り付けられたホルダ案内受け片14dとを有して構成されている。
また、回転軸ホルダ15は、細長い板状ホルダ本体15a、板状ホルダ本体15aの中央に設けられた回転軸16が螺合するネジ穴15bと、板状ホルダ本体15aの両端から垂下するよう設けられた固定用突起15cと、板状ホルダ本体15aの一側部から垂下するよう設けられた案内片15dとを有して構成されている。
冷蔵室1の一番下の区画室7dの四隅の側壁に設けられた横穴13に固定ホルダ14の水平係止舌片14aを挿入係止することにより、区画室7dの側壁に固定ホルダ14が固定される。その固定ホルダ14の一対のL字状支持片14bの水平支持片に設けられた突起挿入穴14cにそれぞれ回転軸ホルダ15の固定用突起15cを挿入することにより、固定ホルダ14に回転軸ホルダ15が回動しないように取り付けられる。このとき、固定ホルダ14のホルダ案内受け片14dに回転軸ホルダ15の案内片15dが係合する。
そして、回転軸ホルダ15の板状ホルダ本体15aのネジ穴15bに回転軸16が螺合されている。なお、回転軸16の下端には抜け止め部材15aが取り付けられている。
そして、回転軸ホルダ15の板状ホルダ本体15aのネジ穴15bに回転軸16が螺合されている。なお、回転軸16の下端には抜け止め部材15aが取り付けられている。
次に、天井棚8を上下方向に移動させる昇降機構12の動作について説明する。
図6又は図9に示すレバー19を左右に移動させると、レバー18と一体のベルト18も左右に移動し、ベルト18が張設されている各ベルト受け軸17が回転し、各ベルト受け軸17と一体の回転軸16が回転する。回転軸16は固定ホルダ14に固定された回転軸ホルダ15に螺合しているので、回転軸16が回転すると、回転ホルダ15に対して図12に示すように上下動する。回転軸16と一体のベルト受け軸17も上下動し、ベルト受け軸17に載置されている天井棚80が上下方向に移動、即ち昇降することになる。
この天井棚8の上下方向の移動により、チルドケース9aが配設されたチルド室9と卵ケース10aが配設された卵室10の内容積が変動する。
また、天井棚8に一体の可動仕切板22とそれと一体のフタ11も上下動する。
図6又は図9に示すレバー19を左右に移動させると、レバー18と一体のベルト18も左右に移動し、ベルト18が張設されている各ベルト受け軸17が回転し、各ベルト受け軸17と一体の回転軸16が回転する。回転軸16は固定ホルダ14に固定された回転軸ホルダ15に螺合しているので、回転軸16が回転すると、回転ホルダ15に対して図12に示すように上下動する。回転軸16と一体のベルト受け軸17も上下動し、ベルト受け軸17に載置されている天井棚80が上下方向に移動、即ち昇降することになる。
この天井棚8の上下方向の移動により、チルドケース9aが配設されたチルド室9と卵ケース10aが配設された卵室10の内容積が変動する。
また、天井棚8に一体の可動仕切板22とそれと一体のフタ11も上下動する。
この実施の形態1の冷凍冷蔵庫では、冷蔵室1の固定棚6cで仕切られた一番下の区画室7dは上下方向に移動する天井棚8で仕切られており、天井棚8の下方は固定仕切板21で垂直に仕切られており、右側にはチルド室9が形成され、左側には卵室10が形成されており、天井棚8はレバー19の操作により駆動する昇降機構12によって上下方向に移動することにより、チルド室9と卵室10の内容積が変動するようにしているので、追加部品は仕切り部材である天井棚8と、天井棚8を上下方向に移動させる昇降機構12を設けるだけで済み、部品数が従来のものに比べて大幅に減少し、コスト安である。
実施の形態2.
図17は本発明の実施の形態2の冷凍冷蔵庫の冷蔵室のチルドケースが引き出された状態を示す断面図である。
この実施の形態2は、冷蔵室1の固定棚6cで仕切られた一番下の区画室7dの上下方向に移動する天井棚8と固定仕切板21で垂直に仕切られた右側のチルド室9に、チルドケース9aを引き出し自在に設けたものである。
このように、チルド室9にチルドケース9aを引き出し自在に設けることにより、チルドケース9aに収納する食品の出し入れが容易になる。
図17は本発明の実施の形態2の冷凍冷蔵庫の冷蔵室のチルドケースが引き出された状態を示す断面図である。
この実施の形態2は、冷蔵室1の固定棚6cで仕切られた一番下の区画室7dの上下方向に移動する天井棚8と固定仕切板21で垂直に仕切られた右側のチルド室9に、チルドケース9aを引き出し自在に設けたものである。
このように、チルド室9にチルドケース9aを引き出し自在に設けることにより、チルドケース9aに収納する食品の出し入れが容易になる。
1 冷蔵室、2 製氷室、3 切替室、4 野菜室、5 冷凍室、6a〜6c 固定棚、7a〜7d 区画室、8 天井棚、9 チルド室、9a チルドケース、10 卵室、10a 卵ケース、11 フタ、12 昇降機構、19 レバー。
Claims (4)
- 少なくとも独立した冷蔵室、冷凍室を有する冷凍冷蔵庫において、
前記冷蔵室内に1つ以上の独立した区画を設け、その独立した区画内に上下移動可能な天井棚を設けたことを特徴とする冷凍冷蔵庫。 - 前記天井棚はレバー操作によって駆動される昇降機構によって上下移動させられることを特徴とする請求項1記載の冷凍冷蔵庫。
- 前記独立した区画内で前記天井棚によって仕切られた下方の区画室は垂直な固定仕切板によって2つの小区画室を有することを特徴とする請求項1又は2記載の冷凍冷蔵庫。
- 前記1つの小区画室に前方に引き出し可能な容器を設けたことを特徴とする請求項3記載の冷凍冷蔵庫。
Priority Applications (1)
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JP2008240582A JP2010071577A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | 冷凍冷蔵庫 |
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---|---|---|---|---|
JP2001343186A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-12-14 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
JP2002228349A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷蔵庫 |
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2008
- 2008-09-19 JP JP2008240582A patent/JP2010071577A/ja active Pending
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