JP2003329234A - ダクト清掃装置 - Google Patents
ダクト清掃装置Info
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Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダクト清掃装置の清掃具に付着するダストを
確実に除去して、排ガスダクトの内壁面に付着するダス
トを確実に除去・搬送する。 【解決手段】 横ダクト2内に、その横ダクト2の軸線
方向に沿って往復動されるとともに、その軸線周りに回
転される主軸5を設け、この主軸5の外周壁に、リンク
チェーン6を螺旋状に巻き付け、このリンクチェーン6
の一端部と他端部とを主軸5の外周壁に固着する。
確実に除去して、排ガスダクトの内壁面に付着するダス
トを確実に除去・搬送する。 【解決手段】 横ダクト2内に、その横ダクト2の軸線
方向に沿って往復動されるとともに、その軸線周りに回
転される主軸5を設け、この主軸5の外周壁に、リンク
チェーン6を螺旋状に巻き付け、このリンクチェーン6
の一端部と他端部とを主軸5の外周壁に固着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、灰溶融炉に連通す
る排ガスダクトの内壁面に付着するダストを清掃するダ
クト清掃装置に関するものである。
る排ガスダクトの内壁面に付着するダストを清掃するダ
クト清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ごみ焼却炉から生じる焼却残
渣、飛灰等は、無害化、減容化の観点から灰溶融炉を用
いて溶融固化処理されている。
渣、飛灰等は、無害化、減容化の観点から灰溶融炉を用
いて溶融固化処理されている。
【0003】図4には、この灰溶融炉の一例としてのプ
ラズマ溶融炉の要部構成図が示されている。このプラズ
マ溶融炉50は、溶融炉本体51と、この溶融炉本体5
1内に被溶融物52を連続的に供給する供給装置53
と、前記溶融炉本体51より溢流される溶融スラグ54
を回収するスラグ水冷槽55を備えている。また、前記
溶融炉本体51の炉頂部には、被溶融物52の溶融によ
ってその溶融炉本体51内に存在するヒュームおよび未
燃ガス(一酸化炭素や水素)等からなるガス体(排ガ
ス)を排出する、縦ダクト56および横ダクト57から
なる排ガスダクト58が接続されている。この排ガスダ
クト58を通過した排ガスは燃焼室59に導かれ、この
排ガス中に含有されている未燃ガスがその燃焼室59内
に送入される燃焼用空気によって完全燃焼される。な
お、この完全燃焼されたガスは冷却後に図示されないバ
グフィルタを経て煙突から排出される。
ラズマ溶融炉の要部構成図が示されている。このプラズ
マ溶融炉50は、溶融炉本体51と、この溶融炉本体5
1内に被溶融物52を連続的に供給する供給装置53
と、前記溶融炉本体51より溢流される溶融スラグ54
を回収するスラグ水冷槽55を備えている。また、前記
溶融炉本体51の炉頂部には、被溶融物52の溶融によ
ってその溶融炉本体51内に存在するヒュームおよび未
燃ガス(一酸化炭素や水素)等からなるガス体(排ガ
ス)を排出する、縦ダクト56および横ダクト57から
なる排ガスダクト58が接続されている。この排ガスダ
クト58を通過した排ガスは燃焼室59に導かれ、この
排ガス中に含有されている未燃ガスがその燃焼室59内
に送入される燃焼用空気によって完全燃焼される。な
お、この完全燃焼されたガスは冷却後に図示されないバ
グフィルタを経て煙突から排出される。
【0004】前記排ガスダクト58内に導入される排ガ
ス中には、揮散した塩類や低沸点金属類を主成分とする
粉塵(以下、「ダスト」という。)が大量に含まれてお
り、このダストが排ガスダクト58の内壁面に付着・堆
積することから、前記排ガスダクト58には、この排ガ
スダクト58の内壁面を定期的に清掃するためのダクト
清掃装置60が付設されている。このダクト清掃装置6
0は、前記縦ダクト56の内壁面に付着したダストを除
去する縦ダクト清掃装置61と、前記横ダクト57の内
壁面に付着したダストを除去する横ダクト清掃装置62
とにより構成されている。ここで、縦ダクト清掃装置6
1と横ダクト清掃装置62とは略同一構成のものである
ので、以下、横ダクト清掃装置62の従来構造を中心に
説明する。
ス中には、揮散した塩類や低沸点金属類を主成分とする
粉塵(以下、「ダスト」という。)が大量に含まれてお
り、このダストが排ガスダクト58の内壁面に付着・堆
積することから、前記排ガスダクト58には、この排ガ
スダクト58の内壁面を定期的に清掃するためのダクト
清掃装置60が付設されている。このダクト清掃装置6
0は、前記縦ダクト56の内壁面に付着したダストを除
去する縦ダクト清掃装置61と、前記横ダクト57の内
壁面に付着したダストを除去する横ダクト清掃装置62
とにより構成されている。ここで、縦ダクト清掃装置6
1と横ダクト清掃装置62とは略同一構成のものである
ので、以下、横ダクト清掃装置62の従来構造を中心に
説明する。
【0005】前記横ダクト清掃装置62は、図5(a)
(b)に示されるように、横ダクト57の軸線方向に延
設される主軸63と、この主軸63の先端部に取り付け
られる掻き取り羽根(清掃具)64とを備え、前記主軸
63が軸回転モータ65によってその軸線周りに回転さ
れるとともに、この軸回転モータ63を支持する支持台
66が送りモータ67によって前記主軸63の軸線方向
に往復動されるように構成されている。ここで、掻き取
り羽根64は、互いに隣接する羽根間に排ガス流路68
を有し、この掻き取り羽根64が横ダクト57中にある
ときにその排ガス流路68を排ガスが通過してプラズマ
溶融炉50の運転を継続して行えるようにされている。
(b)に示されるように、横ダクト57の軸線方向に延
設される主軸63と、この主軸63の先端部に取り付け
られる掻き取り羽根(清掃具)64とを備え、前記主軸
63が軸回転モータ65によってその軸線周りに回転さ
れるとともに、この軸回転モータ63を支持する支持台
66が送りモータ67によって前記主軸63の軸線方向
に往復動されるように構成されている。ここで、掻き取
り羽根64は、互いに隣接する羽根間に排ガス流路68
を有し、この掻き取り羽根64が横ダクト57中にある
ときにその排ガス流路68を排ガスが通過してプラズマ
溶融炉50の運転を継続して行えるようにされている。
【0006】この横ダクト清掃装置62は、予め設定さ
れるタイマーによって定期的に作動される。作動時に
は、主軸63および掻き取り羽根64が横ダクト57の
内壁面に沿って往復動されるとともに軸周りに回転さ
れ、これによってその内壁面に付着したダストが掻き取
り羽根64にて掻き取り除去され、後流側の燃焼室59
内へ排出される。
れるタイマーによって定期的に作動される。作動時に
は、主軸63および掻き取り羽根64が横ダクト57の
内壁面に沿って往復動されるとともに軸周りに回転さ
れ、これによってその内壁面に付着したダストが掻き取
り羽根64にて掻き取り除去され、後流側の燃焼室59
内へ排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のダクト清掃装置においては、運転時間が長くなる
と、掻き取り羽根(清掃具)64自体にダストが付着し
て排ガス流路68が小さくなり、遂にはその排ガス流路
68が閉塞するという事態を招いてしまう。この結果、
横ダクト清掃装置62の作動中に、プラズマ溶融炉50
からの排ガスが排出できなくなって、このプラズマ溶融
炉50の運転停止に至ることになる。
来のダクト清掃装置においては、運転時間が長くなる
と、掻き取り羽根(清掃具)64自体にダストが付着し
て排ガス流路68が小さくなり、遂にはその排ガス流路
68が閉塞するという事態を招いてしまう。この結果、
横ダクト清掃装置62の作動中に、プラズマ溶融炉50
からの排ガスが排出できなくなって、このプラズマ溶融
炉50の運転停止に至ることになる。
【0008】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、ダクト清掃装置の清掃具に付着す
るダストを確実に除去することができ、これによって排
ガスダクトの内壁面に付着するダストを確実に除去・搬
送することのできるダクト清掃装置を提供することを目
的とするものである。
めになされたもので、ダクト清掃装置の清掃具に付着す
るダストを確実に除去することができ、これによって排
ガスダクトの内壁面に付着するダストを確実に除去・搬
送することのできるダクト清掃装置を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、本発明によるダクト清掃装置は、
灰溶融炉に連通する排ガスダクトの内壁面に付着するダ
ストを清掃するダクト清掃装置において、(a)前記排
ガスダクト内に配され、その排ガスダクトの軸線方向に
沿って往復動されるとともに、その軸線周りに回転され
る主軸および(b)この主軸の外周壁に螺旋状に巻き付
けられ、少なくとも一端部と他端部とが前記主軸の外周
壁に固着される索状体を備えることを特徴とするもので
ある。
的を達成するために、本発明によるダクト清掃装置は、
灰溶融炉に連通する排ガスダクトの内壁面に付着するダ
ストを清掃するダクト清掃装置において、(a)前記排
ガスダクト内に配され、その排ガスダクトの軸線方向に
沿って往復動されるとともに、その軸線周りに回転され
る主軸および(b)この主軸の外周壁に螺旋状に巻き付
けられ、少なくとも一端部と他端部とが前記主軸の外周
壁に固着される索状体を備えることを特徴とするもので
ある。
【0010】本発明によれば、主軸が往復動しながら回
転することにより、この主軸の外周壁に螺旋状に巻き付
けられた索状体がスクリューコンベヤと同様の機能を発
揮し、排ガスダクト内のダクトが主軸の前進方向に搬送
され、この排ガスダクト内におけるダストの堆積が防止
される。また、索状体は、主軸の外周壁への固着箇所以
外の部位においては、この主軸の回転および往復動に伴
って、許容される範囲で主軸に対して離間・近接移動す
るため、この移動によって索状体に付着したダストは振
り落とされて成長することがない。したがって、クリー
ナを用いなくても清掃具としての索状体に付着したダス
トを確実に除去することができる。こうして、排ガス流
路が閉塞するといった不具合の発生を未然に防ぐことが
でき、灰溶融炉の運転停止の事態を回避することができ
る。さらに、索状体は少なくともその一端部と他端部と
が主軸に固着された構造であるため、その老朽化に対し
ても取り替えが極めて容易であり、しかも安価であると
いう利点がある。
転することにより、この主軸の外周壁に螺旋状に巻き付
けられた索状体がスクリューコンベヤと同様の機能を発
揮し、排ガスダクト内のダクトが主軸の前進方向に搬送
され、この排ガスダクト内におけるダストの堆積が防止
される。また、索状体は、主軸の外周壁への固着箇所以
外の部位においては、この主軸の回転および往復動に伴
って、許容される範囲で主軸に対して離間・近接移動す
るため、この移動によって索状体に付着したダストは振
り落とされて成長することがない。したがって、クリー
ナを用いなくても清掃具としての索状体に付着したダス
トを確実に除去することができる。こうして、排ガス流
路が閉塞するといった不具合の発生を未然に防ぐことが
でき、灰溶融炉の運転停止の事態を回避することができ
る。さらに、索状体は少なくともその一端部と他端部と
が主軸に固着された構造であるため、その老朽化に対し
ても取り替えが極めて容易であり、しかも安価であると
いう利点がある。
【0011】本発明において、前記主軸の軸内空間には
冷却空気が供給されるのが好ましい。こうすることで、
索状体が主軸と接触しているときにはその索状体が冷却
されることになり、この索状体の高温腐食による劣化を
未然に防ぐことができる。
冷却空気が供給されるのが好ましい。こうすることで、
索状体が主軸と接触しているときにはその索状体が冷却
されることになり、この索状体の高温腐食による劣化を
未然に防ぐことができる。
【0012】また、前記索状体は前記主軸の外周壁に複
数条巻き付けられるのが好ましい。このようにすれば、
ダストの搬送効率が向上されるとともに、各条の索状体
が相互に擦れ合うことによってそれら索状体に付着した
ダストの除去効果が向上される。
数条巻き付けられるのが好ましい。このようにすれば、
ダストの搬送効率が向上されるとともに、各条の索状体
が相互に擦れ合うことによってそれら索状体に付着した
ダストの除去効果が向上される。
【0013】ここで、前記索状体はリンクチェーンであ
るのが好ましい。これにより、安価で、かつ構造を簡素
化できるとともに、各リンクチェーン自体の隙間も排ガ
ス流路として利用することができる。
るのが好ましい。これにより、安価で、かつ構造を簡素
化できるとともに、各リンクチェーン自体の隙間も排ガ
ス流路として利用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるダクト清掃装
置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説
明する。
置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説
明する。
【0015】図1には、本発明の一実施形態に係るダク
ト清掃装置の縦断面図(a)およびそのA矢視図(b)
が示されている。
ト清掃装置の縦断面図(a)およびそのA矢視図(b)
が示されている。
【0016】本実施形態においては、図示されないプラ
ズマ溶融炉の溶融炉本体の炉頂部に、縦ダクト1および
横ダクト2からなる排ガスダクト3が接続され、縦ダク
ト1の内壁面に付着したダストを除去する縦ダクト清掃
装置(図示せず)と、横ダクト2の内壁面に付着したダ
ストを除去する横ダクト清掃装置4とがそれぞれ設けら
れている。以下、縦ダクト清掃装置と横ダクト清掃装置
4とは略同一構造であるため、横ダクト清掃装置4の構
造を中心に説明する。
ズマ溶融炉の溶融炉本体の炉頂部に、縦ダクト1および
横ダクト2からなる排ガスダクト3が接続され、縦ダク
ト1の内壁面に付着したダストを除去する縦ダクト清掃
装置(図示せず)と、横ダクト2の内壁面に付着したダ
ストを除去する横ダクト清掃装置4とがそれぞれ設けら
れている。以下、縦ダクト清掃装置と横ダクト清掃装置
4とは略同一構造であるため、横ダクト清掃装置4の構
造を中心に説明する。
【0017】前記横ダクト清掃装置4は、横ダクト2の
軸線方向に延設される主軸5と、この主軸5の先端部に
取り付けられる清掃具としてのリンクチェーン6とを備
えている。前記主軸5は、軸回転モータ7によってその
軸線周りに回転されるように構成され、この軸回転モー
タ7を支持する支持台8が前記主軸5の軸線方向に延設
されるレール9に沿って摺動できるようにされている。
また、前記支持台8より突設されるフランジ(図示せ
ず)がボールねじ10に螺合され、このボールねじ10
が送りモータ11によって回転されることで、前記支持
台8が前記主軸5の軸線方向に往復動されるように構成
されている。
軸線方向に延設される主軸5と、この主軸5の先端部に
取り付けられる清掃具としてのリンクチェーン6とを備
えている。前記主軸5は、軸回転モータ7によってその
軸線周りに回転されるように構成され、この軸回転モー
タ7を支持する支持台8が前記主軸5の軸線方向に延設
されるレール9に沿って摺動できるようにされている。
また、前記支持台8より突設されるフランジ(図示せ
ず)がボールねじ10に螺合され、このボールねじ10
が送りモータ11によって回転されることで、前記支持
台8が前記主軸5の軸線方向に往復動されるように構成
されている。
【0018】前記主軸5は先端が閉じた中空管にされ
て、その中心軸部に冷却空気供給管12が配されてい
る。一方、この冷却空気供給管12は、先端が開口され
た中空管にされて、その中空軸部には図示されない空気
供給源から冷却空気が供給される。こうして、冷却空気
供給管12を通して供給された冷却空気はその先端から
主軸5の軸内空間に吐出され、この軸内空間を矢印Bに
て示されるように基端側へ向けて戻され、これによって
主軸5の内周壁を冷却する。
て、その中心軸部に冷却空気供給管12が配されてい
る。一方、この冷却空気供給管12は、先端が開口され
た中空管にされて、その中空軸部には図示されない空気
供給源から冷却空気が供給される。こうして、冷却空気
供給管12を通して供給された冷却空気はその先端から
主軸5の軸内空間に吐出され、この軸内空間を矢印Bに
て示されるように基端側へ向けて戻され、これによって
主軸5の内周壁を冷却する。
【0019】図2に図1(a)の部分拡大図が示されて
いるように、前記主軸5の外周壁にはリンクチェーン
(清掃具)6が螺旋状に巻き付けられ、この主軸5が前
記軸回転モータ7によって矢印P方向に回転され、かつ
送りモータ11によって矢印Q方向に前進動されること
で、横ダクト2の内壁面に付着したダストが掻き落とさ
れて前方へ向けて排出されるようになっている。
いるように、前記主軸5の外周壁にはリンクチェーン
(清掃具)6が螺旋状に巻き付けられ、この主軸5が前
記軸回転モータ7によって矢印P方向に回転され、かつ
送りモータ11によって矢印Q方向に前進動されること
で、横ダクト2の内壁面に付着したダストが掻き落とさ
れて前方へ向けて排出されるようになっている。
【0020】前記リンクチェーン6は、その基端側(上
流端)の端部が主軸5の外周壁にボルト等の固定部材1
3によって固定され、先端側(下流端)の端部が主軸5
の外周壁にボルト等の固定部材14によって固定されて
いる。
流端)の端部が主軸5の外周壁にボルト等の固定部材1
3によって固定され、先端側(下流端)の端部が主軸5
の外周壁にボルト等の固定部材14によって固定されて
いる。
【0021】このように構成されているので、主軸5が
回転すると、この主軸5の上方ではリンクチェーン6が
その主軸5の外周面に接触し、主軸5の下方ではリンク
チェーン6がその主軸5の外周面との間に隙間を生じ
る。また、前記リンクチェーン6は主軸5の回転に伴っ
て軸方向(水平方向)および軸線に直交する方向(上下
方向)に自由に移動されるため、この移動するリンクチ
ェーン6によってそのリンクチェーン6に付着したダス
トは振り落とされ、成長することがない。したがって、
この清掃具としてのリンクチェーン6に付着したダスト
を掻き落とすためのクリーナを別途設ける必要がない。
回転すると、この主軸5の上方ではリンクチェーン6が
その主軸5の外周面に接触し、主軸5の下方ではリンク
チェーン6がその主軸5の外周面との間に隙間を生じ
る。また、前記リンクチェーン6は主軸5の回転に伴っ
て軸方向(水平方向)および軸線に直交する方向(上下
方向)に自由に移動されるため、この移動するリンクチ
ェーン6によってそのリンクチェーン6に付着したダス
トは振り落とされ、成長することがない。したがって、
この清掃具としてのリンクチェーン6に付着したダスト
を掻き落とすためのクリーナを別途設ける必要がない。
【0022】また、本実施形態では、主軸5の軸内空間
に冷却空気が流通するようにされているので、リンクチ
ェーン6が主軸5の外周壁と接触しているときにはその
リンクチェーン6が冷却されることになり、このリンク
チェーン6に高温腐食が発生するのを防止することがで
きる。また、当然、リンクチェーン6は主軸5の周りに
螺旋状に巻き付けられているので、スクリューコンベヤ
と同様の搬送機能を有していて、横ダクト2内のダスト
を前方の燃焼室へ向けて搬送し、この横ダクト2内にダ
ストが堆積するのを確実に防止することができる。
に冷却空気が流通するようにされているので、リンクチ
ェーン6が主軸5の外周壁と接触しているときにはその
リンクチェーン6が冷却されることになり、このリンク
チェーン6に高温腐食が発生するのを防止することがで
きる。また、当然、リンクチェーン6は主軸5の周りに
螺旋状に巻き付けられているので、スクリューコンベヤ
と同様の搬送機能を有していて、横ダクト2内のダスト
を前方の燃焼室へ向けて搬送し、この横ダクト2内にダ
ストが堆積するのを確実に防止することができる。
【0023】図3には、本発明の他の実施形態に係るダ
クト清掃装置の要部拡大図が示されている。
クト清掃装置の要部拡大図が示されている。
【0024】先の実施形態においては、主軸5の周りに
リンクチェーン6を1条のみ巻き付けるものとしたが、
本実施形態の横ダクト清掃装置4Aにおいては、主軸5
の周りに2条のリンクチェーン(第1のリンクチェーン
6および第2のリンクチェーン15)をそれぞれの配設
ピッチを変えて巻き付けるように構成したものである。
本実施形態において、先の実施形態と共通する部分には
図に同一符号を付してその詳細な説明を省略することと
する。なお、図3に、符号16,17にて示されるの
は、それぞれ第2のリンクチェーン15の上流側端部お
よび下流側端部を固定するボルト等の固定部材である。
リンクチェーン6を1条のみ巻き付けるものとしたが、
本実施形態の横ダクト清掃装置4Aにおいては、主軸5
の周りに2条のリンクチェーン(第1のリンクチェーン
6および第2のリンクチェーン15)をそれぞれの配設
ピッチを変えて巻き付けるように構成したものである。
本実施形態において、先の実施形態と共通する部分には
図に同一符号を付してその詳細な説明を省略することと
する。なお、図3に、符号16,17にて示されるの
は、それぞれ第2のリンクチェーン15の上流側端部お
よび下流側端部を固定するボルト等の固定部材である。
【0025】本実施形態によれば、2条のリンクチェー
ン6,15が設けられているので、先の実施形態による
効果に加えて、より搬送効率の向上が図れるとともに、
各リンクチェーン6,15同士が擦れ合うことにより、
これらリンクチェーン6,15に付着したダストを除去
する効果が更に発揮される。
ン6,15が設けられているので、先の実施形態による
効果に加えて、より搬送効率の向上が図れるとともに、
各リンクチェーン6,15同士が擦れ合うことにより、
これらリンクチェーン6,15に付着したダストを除去
する効果が更に発揮される。
【0026】前記各実施形態の横ダクト清掃装置4,4
Aによれば、経年変化によってリンクチェーン6,15
が損傷しても、固定部材13,14;16,17として
ボルト等の着脱可能な締結具を使用することで、その取
り替えが容易に行えるという利点がある。また、当然装
置を安価に提供できるという利点もある。また、リンク
チェーン6,15の固定位置を任意に変更することがで
きるので、その巻数(ピッチ)の設定が自由に行え、か
つ固定部の設定が任意に行えるとともにその変更が容易
に行え、これによって搬送特性を自由に設定することが
できる。
Aによれば、経年変化によってリンクチェーン6,15
が損傷しても、固定部材13,14;16,17として
ボルト等の着脱可能な締結具を使用することで、その取
り替えが容易に行えるという利点がある。また、当然装
置を安価に提供できるという利点もある。また、リンク
チェーン6,15の固定位置を任意に変更することがで
きるので、その巻数(ピッチ)の設定が自由に行え、か
つ固定部の設定が任意に行えるとともにその変更が容易
に行え、これによって搬送特性を自由に設定することが
できる。
【0027】前記各実施形態においては、横ダクト2の
清掃を行う横ダクト清掃装置4,4Aについて説明した
が、各実施形態の構造は、縦ダクト1の清掃を行う縦ダ
クト清掃装置に対しても適用することができる。
清掃を行う横ダクト清掃装置4,4Aについて説明した
が、各実施形態の構造は、縦ダクト1の清掃を行う縦ダ
クト清掃装置に対しても適用することができる。
【0028】前記各実施形態においては、主軸5の周り
にリンクチェーン6,15を巻き付けるものを説明した
が、このリンクチェーン以外の他の索状体を巻き付ける
ようにしても同様の効果を得ることができる。
にリンクチェーン6,15を巻き付けるものを説明した
が、このリンクチェーン以外の他の索状体を巻き付ける
ようにしても同様の効果を得ることができる。
【0029】また、前記各実施形態においては、リンク
チェーン6,15の主軸5への固定箇所をそのリンクチ
ェーンの上流端と下流端の2箇所に設定したものを説明
したが、この固定箇所は、主軸5の長さに応じて3箇所
以上設けることもできる。
チェーン6,15の主軸5への固定箇所をそのリンクチ
ェーンの上流端と下流端の2箇所に設定したものを説明
したが、この固定箇所は、主軸5の長さに応じて3箇所
以上設けることもできる。
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るダクト清掃
装置の縦断面図(a)およびそのA矢視図(b)であ
る。
装置の縦断面図(a)およびそのA矢視図(b)であ
る。
【図2】図2は、図1(a)の部分拡大図である。
【図3】図3は、本発明の他の実施形態に係るダクト清
掃装置の要部拡大図である。
掃装置の要部拡大図である。
【図4】図4は、灰溶融炉の一例としてのプラズマ溶融
炉の要部構成図である。
炉の要部構成図である。
【図5】図5(a)(b)は、従来の横ダクト清掃装置
の構成説明図である。
の構成説明図である。
1 縦ダクト
2 横ダクト
3 排ガスダクト
4,4A 横ダクト清掃装置
5 主軸
6,15 リンクチェーン
7 軸回転モータ
8 支持台
9 レール
10 ボールねじ
11 送りモータ
12 冷却空気供給管
13,14,16,17 固定部材
Claims (4)
- 【請求項1】 灰溶融炉に連通する排ガスダクトの内壁
面に付着するダストを清掃するダクト清掃装置におい
て、(a)前記排ガスダクト内に配され、その排ガスダ
クトの軸線方向に沿って往復動されるとともに、その軸
線周りに回転される主軸および(b)この主軸の外周壁
に螺旋状に巻き付けられ、少なくとも一端部と他端部と
が前記主軸の外周壁に固着される索状体を備えることを
特徴とするダクト清掃装置。 - 【請求項2】 前記主軸の軸内空間には冷却空気が供給
される請求項1に記載のダクト清掃装置。 - 【請求項3】 前記索状体は前記主軸の外周壁に複数条
巻き付けられる請求項1または2に記載のダクト清掃装
置。 - 【請求項4】 前記索状体はリンクチェーンである請求
項1〜3のいずれかに記載のダクト清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131381A JP2003329234A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | ダクト清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131381A JP2003329234A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | ダクト清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003329234A true JP2003329234A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29695868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002131381A Pending JP2003329234A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | ダクト清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003329234A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7269874B2 (en) | 2005-03-04 | 2007-09-18 | Yoen Hung | Cleaning device for cleaning ducts and pipes |
JP2008180425A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 燃焼灰等の灰輸送管詰り防止装置 |
KR101346231B1 (ko) | 2011-12-21 | 2014-01-07 | 대한민국 | 목재 펠릿 보일러의 연관 청소 장치 |
CN113503555A (zh) * | 2021-07-20 | 2021-10-15 | 光大环保技术研究院(南京)有限公司 | 一种三自由度水力清灰器及清灰方法 |
-
2002
- 2002-05-07 JP JP2002131381A patent/JP2003329234A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7269874B2 (en) | 2005-03-04 | 2007-09-18 | Yoen Hung | Cleaning device for cleaning ducts and pipes |
JP2008180425A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 燃焼灰等の灰輸送管詰り防止装置 |
KR101346231B1 (ko) | 2011-12-21 | 2014-01-07 | 대한민국 | 목재 펠릿 보일러의 연관 청소 장치 |
CN113503555A (zh) * | 2021-07-20 | 2021-10-15 | 光大环保技术研究院(南京)有限公司 | 一种三自由度水力清灰器及清灰方法 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041208 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061207 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061219 |
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A02 | Decision of refusal |
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