JP2003328974A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
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Abstract
材の破損を防止すること。 【解決手段】 前記ケーシング1に一体に設けたハウジ
ング2と、前記ケーシング1の内部に設けた固定スクロ
ール部材9と、前記ケーシング1及び前記ハウジング2
の軸方向に設けられている駆動軸3と、前記ハウジング
2に旋回運動可能に配置された可動スクロール部材10
とを含み、圧縮室23aの内圧が異常に高まったときに
のみ前記固定スクロール部材9及び前記可動スクロール
部材10が互いに前記軸方向で離れるように設けた弾性
部材61(63、81、92)を有している。
Description
縮機構を駆動して冷媒の圧縮作用を得るスクロール型圧
縮機に関する。
ては、ケーシングの内部に固定されている固定スクロー
ル部材と、ケーシングの内部に旋回運動可能に配置され
た可動スクロール部材とを含むスクロールコンプレッサ
が知られている。
は、一端が開放されている有底筒形のケーシング1と、
ケーシング1の開放端を塞ぐように設けられているハウ
ジング2とを有している。ハウジング2には、中央から
外側へ突出している軸支持部2aが設けられている。ハ
ウジング2は複数のネジ(図示せず)によりケーシング
1に固定されている。
通孔2cが形成されている。この貫通孔2cには、これ
を貫通するように駆動軸3が配置されている。この駆動
軸3は、軸支持部2aにベアリング4,5を介して回転
可能に支持されている。駆動軸3の突出端部には、駆動
装置6が取り付けられている。この駆動装置6は軸支持
部2aの突出端部に回転可能に支持されているプーリ7
と、このプーリ7の回転力の前記駆動軸3に対する伝達
を接続、または遮断する電磁クラッチ8と、プーリ7を
回転させるための動力装置(図示せず)と、この動力装
置の駆動力をプーリ7に伝える伝達装置(図示せず)と
からなる。
には、ケーシング1の底部に対向して配されている固定
スクロール部材9と、固定スクロール部材9に対峙して
いるとともにケーシング1の開放側に配されている可動
スクロール部材10とが配置されている。固定スクロー
ル部材9は、複数のボルト11aをケーシング1の底部
の外側から挿通することによってネジ締めされケーシン
グ1に固定されている。
底部と協同して吐出室12を構成する第1の板体13、
及びこの第1の板体13の一面に形成された固定渦巻体
14を有している。第1の板体13には、その中央部に
吐出口15が形成されている。吐出口15は第1の板体
13に設けた吐出弁20とリテーナ21とに対向してい
る。
6、及びこの第2の板体16の一面に形成され、固定渦
巻体14と噛み合う可動渦巻体17を有している。可動
スクロール部材10は、駆動軸3に対して偏心されて装
着され、かつケーシング1の内部で固定スクロール部材
9に対して旋回運動可能に配置されている。ここで、ケ
ーシング1の内部においては、吐出室12に対して可動
スクロール部材10と固定渦巻体14とが配置されてい
る空間が冷媒を外部から吸入する吸入室23を構成す
る。
は、ケーシング1の底部へ向けて突出している脚部13
aが形成されている。ケーシング1の内側の底部には、
脚部13aに当接するように突出部1aが形成されてい
る。複数の脚部13aに突出部1aを当接した後に、ケ
ーシング1の突出部1aに形成した貫通孔1cにケーシ
ング1の外側から複数のボルト11を挿通するという手
法によって固定スクロール部材9がボルト11によって
ネジ締め固定されている。
を吸入するための吸入穴(図示せず)と冷媒を吐出する
ための吐出穴(図示せず)とが形成されている。また、
吸入穴は吸入室23に、吐出穴は、吐出室12にそれぞ
れ連通されている。
力により旋回されると、可動スクロール部材10と固定
スクロール部材9によって構成される圧縮室23a(圧
縮空間)にケーシング1の吸入穴から冷媒が吸入室23
へ移動し、圧縮室23aに吸入されると共に圧縮され
る。この圧縮された高圧の冷媒は、固定スクロール部材
9の中央部分に形成されている吐出口15から吐出弁2
0を介して吐出室12に吐出される。さらにこの吐出室
12に吐出した冷媒は、ケージング1の吐出穴から吐出
される。
部空間19が形成されている。この軸受部空間19は、
軸支持部2に形成されている連通孔(図示せず)を介し
て可動スクロール部材10の冷媒吸入側空間に連通され
ている。駆動軸3における可動スクロール部材10が取
り付けられた部分の近くの部分には、駆動軸3に対して
偏心されて固定されている偏心ブッシュ25を介してカ
ウンタウェイト26が取り付けられている。
に基づき、以下に従来技術として各種の構造が異なるス
クロールコンプレッサの具体例を説明する。
ッサの要部における機構を示している。図7を参照する
と、従来技術1のスクロールコンプレッサの構造では、
ケーシング1の突出部1aの端面に固定スクロール部材
9の脚部13aの端面が対向し、ボルト11がケーシン
グ1に固定されている。ケーシング1の突出部1aに
は、ケーシング1の外面から軸方向にボルト貫通穴1d
が形成されている。固定スクロール部材9の脚部13a
の端面から第1の板体13にはネジ穴13dが形成され
ている。
定スクロール部材9の脚部13aの端面が当接し、ボル
ト11のネジ部11eがネジ穴13dにネジ締め固定さ
れている。ボルト11のの頭部11aにおける座面11
cとケーシング1の外面との間には、Oリングのような
シール部材31が装着され、大気側と圧縮機の内部との
間をシールしている。ボルト11の座面11cに対向す
るケーシング1面には、シール部材31を装着するため
のシール溝部1gが環状に形成されている。
ある吐出室12との間は、固定スクロール部材9の第1
の板体13とケーシング1の内面との間に設けられてい
るOリングのようなシール部材33によってシールされ
ている。第1の板体13には、ケーシング1の内面に対
向する面に、シール部材33を装着するためのシール溝
部13g′が環状に形成されている。ケーシング1に対
向するハウジング2面には、シール部材37を装着する
ように、環状のシール溝部2gが形成されている。
部材9の軸方向への移動を妨げず、かつ移動してもシー
ル部材33,37が外れないように、シール溝部2g,
13g′に嵌め込まれている構造としている。
固定スクロール部材9及び可動スクロール部材10の軸
方向におけるクリアランスを最適に保つように調整する
ための隙間調整用のシム35が設けられている。シム3
5の近傍には、ケーシング1とハウジング2との間をシ
ールするようにOリングのようなシール部材37が設け
られている。
動スクロール部材10の回転阻止機構として、ボールカ
ップリング41が用いられている。ボールカップリング
41は、ハウジング2に装着された固定スラストレース
42、固定リング43、ボール44、可動スクロール部
材10に装着された可動スラストレース45、可動リン
グ46によって可動スクロール部材10が位置決めされ
ている。なお、ボールカップリング41の機構について
は、例えば、特開平8−125340号公報に詳細に記
載されているので、これ以上の説明を省略する。
ッサの機構を示している。図2を参照すると、従来技術
2のスクロールコンプレッサの機構では、ハウジング2
に可動スクロール部材10が装着され、可動スクロール
部材10をハウジング2と挟み込むように固定スクロー
ル部材9が配置されている。
クロール部材10の軸方向におけるクリアランスを最適
に保つように調整するためのシム55が、ハウジング2
と固定スクロール部材9との間に設けられている。ハウ
ジング2と固定スクロール部材9とは、ボルト51のネ
ジ部51eによって固定されている。シム55の近傍に
は、固定スクロール部材9とハウジング2との間をシー
ルするようにシール部材56が設けらている。ハウジン
グ2には、ボルト51のネジ部51cにネジ締めされて
固定するためのネジが切られているネジ穴2dが形成さ
れている。
ッサの機構を示している。図9を参照すると、従来技術
3のスクロールコンプレッサの機構では、図7に示した
従来技術1に示したボールカップリング41に代わり、
可動スクロール部材10の回転阻止機構としてオルダム
カップリング60を用いている。可動スクロール部材1
0は、ハウジング2のスラスト力受面によって直接支持
されている。その他の構成は、図7に示した従来技術1
の構成と同じである。
ついては、例えば、特開2000−257571号公
報、特開平8−180516号公報などに詳細に記載さ
れているので、これ以上の説明を省略する。
平05−312158号公報、および特開平09−11
9389号公報があり、液圧縮によって過大な液圧力が
発生したときに、その液を、リリーフ弁を介して圧縮室
から逃がし、渦巻体の破損を防止しようとするスクロー
ルコンプレッサがある。
公報には、クランクピンと偏心ブッシュからなる可動渦
巻体の固定渦巻体への押し付け機構を用いて、液圧縮に
よって過大なトルクが発生したときに、可動渦巻体の押
し付け力を小さくし、渦巻体の破損を防止しようとする
スクロールコンプレッサがある。
プレッサにおいては、固定スクロール部材9が複数のボ
ルト11によってケーシング1とネジ締めされており、
固定スクロール部材9及び可動スクロール部材10によ
って構成される圧縮室23a内の圧力は、圧縮室23a
内に液が溜まったまま運転されると、通常運転時に比べ
異常に上昇する。このとき、異常に上昇した圧力によっ
て、固定スクロール部材及び可動スクロール部材が破損
する恐れがあるという問題がある。
ール部材10を適切な軸方向隙間になるように管理する
必要があるので生産性に劣るという問題がある。
めに、リリーフ弁を設けたり、可動スクロール部材10
の旋回半径を可変にしたりと、各種の対策がなされてい
るが、効果の不完全さ、生産性の低さ、性能低下などに
問題がある。
性を悪化させることなく、かつ性能も低下させることな
く、液圧縮時における前記固定スクロール部材及び前記
可動スクロール部材の破損を防止できる圧縮機を提供す
ることにある。
における一端側が開放されている有底筒形のケーシング
と、該ケーシングの開放端を塞ぐように前記ケーシング
に一体に設けたハウジングと、前記ケーシングの内部に
設けた固定スクロール部材と、前記軸方向に設けた駆動
軸と、該駆動軸に偏心されて前記固定スクロール部材に
対峙しかつ前記ケーシングの内部で旋回運動可能に配置
した可動スクロール部材と、前記固定スクロール部材及
び前記ケーシングの底部間に位置している吐出室と、前
記可動スクロール部材側でケーシング内に位置している
吸入室とを含むスクロール型圧縮機において、前記固定
スクロール部材及び前記可動スクロール部材の少なくと
も一方が前記軸方向へ移動可能に、かつ前記固定スクロ
ール部材及び前記可動スクロール部材によって構成され
る圧縮室の圧力が異常に高まったときにのみ前記固定ス
クロール部材及び前記可動スクロール部材が互いに前記
軸方向で離れるよう前記固定スクロール部材及び前記ケ
ーシング間、もしくは前記可動スクロール部材及び前記
ハウジング間のいずれかに設けた弾性部材を有している
ことを特徴とするスクロール型圧縮機が得られる。
施の形態例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、各
実施の形態例の圧縮機は、従来技術として図6に示した
スクロールコンプレッサとほぼ同様な構成となっている
ため、本発明の構成要素に説明に必要な部分の構成を除
き、従来技術の構成と同じ部分の説明を省略する。
施の形態例を示している。なお、このスクロールコンプ
レッサは、図6に示した圧縮機の全体構成、図7に従来
技術1として示した圧縮機の要部に対応しているため、
図6及び図7の構成と同じ部分には、同じ符号を付して
説明の一部を省略する。
スクロールコンプレッサでは、ケーシング1の突出部1
aの端面に固定スクロール部材9の脚部13aの端面が
対向し、ボルト11がケーシング1に固定されている。
ケーシング1の突出部1aには、ケーシング1の外面か
ら軸方向にボルト貫通ネジ穴1bが形成されている。固
定スクロール部材9の脚部13aの端面から第1の板体
13にはピン穴13cが形成されている。
ボルト11の頭部11a側に軸方向でネジ部11eがネ
ジ切りされており、ネジ部11eの先端から引き続き軸
方向へ延びているピン部11fを有している。ネジ部1
1eは、ケーシング1のボルト貫通ネジ穴1bに形成さ
れているネジ部にネジ締めされている。ピン部11fの
先端は、固定スクロール部材9の脚部13aの端面から
第1の板体13に形成されているピン穴13cの奥へ入
り込んでいる。即ち、固定スクロール部材9の脚部13
aには、ボルト11のピン部11fが軸方向に挿入され
ているので、固定スクロール部材9が軸方向へ移動可能
に装着されている。ピン部11fの中間部分は、ケーシ
ング1の突出部1aの端面と固定スクロール部材9の脚
部13aの端面との間で吐出部12に露出している。
cとケーシング1の外面との間には、シール部材31が
装着され、大気側と圧縮機の内部との間をシールしてい
る。ボルト11の座面11cに対向するケーシング1面
には、シール部材31を装着するためのシール溝部1g
が環状に形成されている。
ある吐出室12との間は、固定スクロール部材9の第1
の板体13とケーシング1の内面との間に設けられてい
るシール部材33によってシールされている。第1の板
体13には、ケーシング1の内面に対向する面に、シー
ル部材33を装着するためのシール溝部13gが環状に
形成されている。ケーシング1に対向するハウジング2
面には、シール部材37を装着するように、環状のシー
ル溝部2gが形成されている。
リングなどの周知なシール部材であればよい。シール部
材33は、固定スクロール部材9の軸方向への移動を妨
げず、かつ移動してもシール部材33が外れないよう
に、シール溝部2g,13gにそれぞれ嵌め込まれてい
る構造としている。また、シール溝部2g,13gは、
ケーシング1側に形成してあってもよい。
は、可動スクロール部材10の回転阻止機構として、ボ
ールカップリング41が用いられている。ボールカップ
リング41は、ハウジング2に装着されている固定スラ
ストレース42と固定リング43、ボール44、可動ス
クロール部材10に装着された可動スラストレース45
と可動リング46とを有し、可動スクロール部材10が
ハウジング2に対して位置決めされている。
シング1の突出部1aとの間には、弾性部材61もしく
は可撓性部材が組み込まれている。なお、この実施の形
態例では、弾性部材61であるコイル状のスプリングが
脚部13aの端面と突出部1aの端面との間に、かつ吐
出部12に露出しているピン部11fの中間部分の回り
に設けられている。
部材61によって軸方向において常に適切な所定の荷重
によって、可動スクロール部材10の軸方向へ移動可能
に押し付けられている。
内に液が溜まったまま運転されると、液圧縮によって圧
縮室23a内の圧力は通常運転時に比べ異常に上昇す
る。このとき、固定スクロール部材9は、弾性部材61
の荷重に打ち勝ってケーシング1の底部側へ移動する。
固定スクロール部材9が移動することによって、固定ス
クロール部材9及び可動スクロール部材10間には隙間
ができるため、圧縮室23a内の圧力は下がり、弾性部
材61の荷重によって元の状態に戻る。これら、一連の
動作によって液圧縮時に発生する異常圧力が発生しなく
なる。
61によって適正な荷重で可動スクロール部材10可動
渦巻体に押し付けられているため、ケーシング1とハウ
ジング2との間には図7に示したようなシム35が不要
となる。
されているピン穴13cはシリンダの役目も果たす。第
1の板体13の脚部13aに形成されているピン穴13
cの奥の空間と吐出室12との間には、液が出入り可能
な通路13hが形成されている。即ち、ピン部11fが
挿入されるピン穴13cの奥に液が溜まっていても、ピ
ン部11fに対して、脚部13aが自在に移動できるよ
うに、液が出入り可能な通路13hが吐出室12に連通
するように形成されている。
施の形態例を示している。なお、このスクロールコンプ
レッサは、図1に示した第1実施の形態例によって説明
したボルト11の代わりにピンを用いて固定スクロール
部材9を軸方向へ移動可能とした構成に変更したもので
ある。ここで、第1実施の形態例と異なる部分は、ケー
シング1の突出部1a′の端面からケーシング1の外面
側へ圧入穴1b′が形成されていることにある。この圧
入穴1b′には植え込みピン部材71の一端部側が圧入
されている。植え込みピン部材71の他端側は、第1の
板体13の脚部13aに形成されているピン穴13cに
スライド可能に挿入されている。突出部1a′、圧入穴
1b′及び植え込みピン部材71を除く構成は、第1実
施の形態例と同様な構成となっている。したがって、ケ
ーシング1の底部には、図1に示したボルト11が貫通
するボルト貫通ネジ穴1bは開いていない。
23a内に液が溜まったまま運転されると、液圧縮によ
って圧縮室23a内の圧力は通常運転時に比べ異常に上
昇する。このとき、固定スクロール部材9は、弾性部材
61の荷重に打ち勝ってケーシング1側に移動するが、
固定スクロール部材9が移動することによって、固定ス
クロール部材9及び可動スクロール部材10間に隙間が
できるため圧縮室内圧力は下がり、弾性部材61の荷重
によって元の状態に戻る。
生する異常圧力が発生しなくなる。また、固定スクロー
ル部材9は、弾性部材61によって適正な荷重で可動ス
クロール部材10へ押し付けられているため、図7に示
したシム35が不要となる。
施の形態例を示している。このスクロールコンプレッサ
の機構では、ハウジング2に固定スクロール部材9が装
着され、可動スクロール部材10をハウジング2と固定
スクロール部材9によって挟み込むように固定スクロー
ル部材9が配置されている。ハウジング2と固定スクロ
ール部材9とは、ボルト51によって固定されている。
固定スクロール部材9とこの固定スクロール部材9の外
周面に対向しているハウジング2の延長壁部2eとの間
は、シール部材56によってシールされている。シール
部材56は、固定スクロール部材9における第1の板体
13の外周面に環状に形成されているシール溝部2g′
に嵌め込まれている。なお、シール溝部2g′は、固定
スクロール部材9側に形成してあってもよい。
aから一側へ延びているピン部51bと、ピン部51b
の先端に引き続き延びているネジ部51cとを有してい
る。固定スクロール部材9における第1の板部13の吐
出室12(図6を参照)側でケーシング1の底部に対向
している外面には段部1mが形成されている。ボルト5
1は、段部1m側から第1の板部13に形成されている
貫通穴13fにピン部51bが挿通されている。ハウジ
ング2には、ボルト51のネジ部51cにネジ締めされ
て固定するためのネジが切られているネジ穴2dが形成
されている。さらに、貫通穴13fには、シール溝部1
3pが形成されており、シール溝部13pには、シール
部材54が嵌め込まれピン部51bとの間をシールして
いる。
ボルト51の頭部51aの座面51dとの間には、弾性
部材63もしくは可撓性部材が設けられている。なお、
この実施の形態例では、弾性部材63をコイル状のスプ
リングとしている。
機構として、図1において説明したボールカップリング
41が用いられており、可動スクロール部材10が位置
決めされており、固定スクロール部材9は、ハウジング
2にボルト51と弾性部材63とによって位置決めされ
ており、適切な荷重で可動スクロール部材10に押付け
られている。
であり、また、固定スクロール部材9とハウジング2と
の間は、シール部材56によって固定スクロール部材9
の移動を妨げない構造となっている。
クロール部材10の軸方向におけるクリアランスを最適
に保つように調整するために、従来技術において図8に
示したようなシム55をハウジング2と固定スクロール
部材9との間に設ける必要がない。
23a内に液が溜まったまま運転されると、液圧縮によ
って圧縮室23a内の圧力は通常運転時に比べ異常に上
昇する。このとき、固定スクロール部材9は、弾性部材
61の荷重に打ち勝ってケーシング1側に移動するが、
移動して固定スクロール部材9及び可動スクロール部材
10間に隙間ができるため、圧縮室内圧力は下がり、弾
性部材63の荷重によって元の状態に戻る。これら、一
連の動作によって液圧縮時に発生する異常圧力が発生し
なくなる。また、固定スクロール部材9は、弾性部材6
3によって適正な荷重で可動スクロール部材10に押し
付けられている。
例によって説明した固定スクロール部材9は、通常は、
適切な荷重で可動スクロール部材10へ押し付けられて
いるが、液圧縮によって圧縮室23aの内圧が異常に上
昇しようとすると、固定スクロール部材9が軸方向に押
されて可動スクロール部材10から離れる構造となる。
施の形態例を示している。この第4実施の形態例は、図
7に示した第1実施の形態例における構成の一部を変更
したものであるので、第1実施の形態例と同じ部分には
同じ符号を付して説明を省略する。
プレッサの機構では、可動スクロール部材10の回転阻
止機構として、図1によって説明したボールカップリン
グ41が用いられており、可動スクロール部材10を位
置決めしている。
間には、ゴム、弾性を有するプラスチックなどを用いた
弾性部材81が設けられている。可動スクロール部材1
0に大きな軸方向の荷重が働いたときには、ハウジング
2と可動スラストレース42の間に設けられている弾性
部材81によって、可動スクロール部材10がハウジン
グ2側へ移動する。また、可動スクロール部材10は、
運転時に、弾性部材81によって軸方向において常に適
切な荷重で固定スクロール部材9へスライド可能に押し
付けられている。
圧縮室23a内に液が溜まったまま運転されると、液圧
縮によって圧縮室23a内の圧力は通常運転時に比べ異
常に上昇する。このとき、可動スクロール部材10は、
ハウジング2側へ移動するが、固定スクロール部材9及
び可動スクロール部材10間に隙間ができるため内圧は
下がり、弾性部材81の荷重によって元の状態に戻る。
これら、一連の動作によって液圧縮時に発生する異常圧
力が発生しなくなる。
材81によって適正な荷重で固定スクロール部材9に押
し付けられているため、ケーシング1には図7に示した
シム35が不要となる。
施の形態例を示している。この第5実施の形態例は、第
4実施の形態例によって説明したボールカップリング4
1に代えて、図9によって説明したオルダムカップリン
グ60に変更し、オルダムカップリング60に対応した
構成とした点で異なるので、第4実施の形態例と同じ部
分には同じ符号を付して説明を省略する。
プレッサの機構では、可動スクロール部材10の回転阻
止機構としてオルダムカップリング60を用いている。
可動スクロール部材10は、ハウジング2のスラスト力
受面によって直接支持されている。
との間には、オルダムカップリング60と直接接触する
摺動板91と、摺動板91とハウジング2との間に弾性
部材92とが設けられている。したがって、可動スクロ
ール部材10に大きな軸方向の荷重が働いたときには、
ハウジング2側に移動することができる。
a内に液が溜まったまま運転されると、液圧縮によって
圧縮室23a内の圧力は通常運転時に比べ異常に上昇す
る。このとき、可動スクロール部材10は、ハウジング
2側へ移動するが、固定スクロール部材9及び可動スク
ロール部材10間に隙間ができるため内圧は下がり、弾
性部材92の荷重によって元の状態に戻る。これら、一
連の動作によって液圧縮時に発生する異常圧力が発生し
なくなる。
材92によって適正な荷重で固定スクロール部材9に押
し付けられているため、ケーシング1には図1に示した
シム35が不要となる。 このように、図4、図5に示
した可動スクロール部材10は、通常は、適切な荷重で
固定スクロール部材9に押し付けられているが、液圧縮
によって圧縮室23aの内圧が異常に上昇しようとする
と、可動スクロール部材10が軸方向に押されて固定ス
クロール部材9から離れる構造となっている。
ンプレッサにより説明したが、ケーシング1内を吸入室
23と吐出室12とを固定スクロール部材によって仕切
り、シールするような構成の圧縮機であれば、本発明の
構成を応用できる。
本発明の圧縮機によれば、固定スクロール部材をケーシ
ングに固定したボルトのピン部、もしくはピンによって
軸方向にスライド可能とし、固定スクロール部材とケー
シングとの間、もしくは可動スクロール部材とハウジン
グとの間に適切な弾性部材や弾性をもつ可撓性部材を設
け、通常運転時は、弾性体の荷重で可動及び固定スクロ
ール部材を適切な荷重で押し付け合うような構造とした
ことによって、液圧縮によって圧縮室内の圧力が通常運
転時に比べ異常に上昇することを防止でき、固定スクロ
ール部材及び可動スクロール部材の破損も防止すること
ができる。
ール部材は、弾性部材によって適正な荷重で押し付けら
れているため、ケーシングにシムが不要となり、生産性
も著しく向上する。
昇による固定スクロール部材及び可動スクロール部材の
破損を、リリーフ弁や複雑なクランク機構を用いること
なく、簡便な構造によって防止できるため、生産性が向
上し、リリーフ弁による性能低下の防止でき、低コスト
化が達成できる。
をシールする機構が廃止できる構造も採り得るため、生
産性の向上や低コスト化を達成できる。
ロールコンプレッサにおける第1実施の形態例を示す縦
断面図である。
ロールコンプレッサにおける第2実施の形態例を示す縦
断面図である。
ロールコンプレッサにおける第3実施の形態例を示す縦
断面図である。
ロールコンプレッサにおける第4実施の形態例を示す縦
断面図である。
ロールコンプレッサにおける第5実施の形態例を示す縦
断面図である。
コンプレッサを示す縦断面図である。
コンプレッサの従来技術1を示す縦断面図である。
コンプレッサの従来技術2を示す縦断面図である。
コンプレッサの従来技術3を示す縦断面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 軸方向における一端側が開放されている
有底筒形のケーシングと、該ケーシングの開放端を塞ぐ
ように前記ケーシングに一体に設けたハウジングと、前
記ケーシングの内部に設けた固定スクロール部材と、前
記軸方向に設けた駆動軸と、該駆動軸に偏心されて前記
固定スクロール部材に対峙しかつ前記ケーシングの内部
で旋回運動可能に配置した可動スクロール部材と、前記
固定スクロール部材及び前記ケーシングの底部間に位置
している吐出室と、前記可動スクロール部材側でケーシ
ング内に位置している吸入室とを含むスクロール型圧縮
機において、 前記固定スクロール部材及び前記可動スクロール部材の
少なくとも一方が前記軸方向へ移動可能に、かつ前記固
定スクロール部材及び前記可動スクロール部材によって
構成される圧縮室の圧力が異常に高まったときにのみ前
記固定スクロール部材及び前記可動スクロール部材が互
いに前記軸方向で離れるよう前記固定スクロール部材及
び前記ケーシング間、もしくは前記可動スクロール部材
及び前記ハウジング間のいずれかに設けた弾性部材を有
していることを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 【請求項2】 請求項1記載のスクロール型圧縮機にお
いて、通常の運転時に前記固定スクロール部材及び前記
可動スクロール部材のうちのいずれか一方が前記弾性部
材の前記軸方向へ所定の荷重によって前記固定スクロー
ル部材及び前記可動スクロール部材のうちのいずれか他
方に押し付けられていることを特徴とするスクロール型
圧縮機。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のスクロール型圧縮
機において、固定スクロール部材は、前記ケーシングの
底部へ向かって突出している脚部を有し、前記ケーシン
グの底部には、前記脚部に対向するよう突出している突
出部が形成されており、前記脚部には、前記脚部の端面
から前記軸方向にピン穴が形成されており、前記突出部
には、前記突出部の端面から前記ケーシングの外面へ前
記軸方向にボルトを通すボルト貫通ネジ穴が形成されて
おり、前記ボルトが前記ボルト貫通ネジ穴を通して前記
ピン穴に挿入されていることを特徴とするスクロール型
圧縮機。 - 【請求項4】 請求項3記載のスクロール型圧縮機にお
いて、前記ボルトは、前記ボルトの頭部側のネジ部が前
記ボルト貫通ネジ穴にネジ締め固定されており、前記ネ
ジ部の先端から引き続き前記軸方向へ延びているピン部
の先端部分が前記ピン穴の奥へ入り込んでおり、前記弾
性部材が前記脚部の端面と前記突出部の端面との間に設
けられていることを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載のスクロール型圧縮
機において、前記固定スクロール部材は、前記ケーシン
グの底部へ向けて突出している脚部を有し、前記ケーシ
ングの底部には、前記脚部に対向するよう突出している
突出部が形成されており、前記脚部には、前記脚部の端
面から前記軸方向へピン穴が形成されており、前記突出
部には、前記突出部の端面から前記ケーシングの外面側
へ圧入穴が形成されており、該圧入穴には、植え込みピ
ン部材の一端部側が圧入され、前記植え込みピン部材の
他端側が前記ピン穴にスライド可能に挿入されており、
前記弾性部材が前記脚部の端面と前記突出部の端面との
間に設けられていることを特徴とするスクロール型圧縮
機。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
スクロール型圧縮機において、前記ケーシングの内面と
前記ケーシングの内面に対向している前記固定スクロー
ル部材との間をシールするシール部材を有し、前記シー
ル部材が前記ケーシングもしくは前記固定スクロール部
材に形成したシール溝部に嵌め込まれていることを特徴
とするスクロール型圧縮機。 - 【請求項7】 請求項1又は2記載のスクロール型圧縮
機において、前記ハウジングと前記固定スクロール部材
によって前記可動スクロール部材を挟み込むように前記
固定スクロール部材が前記ハウジングに装着されてお
り、前記ハウジングと前記固定スクロール部材とがボル
トによって固定されており、前記ボルトは、前記ボルト
の頭部から一側へ延びているピン部と、該ピン部の先端
に引き続き延びているネジ部とを有し、前記ボルトは前
記固定スクロール部材の前記軸方向に形成されているボ
ルト貫通穴に前記ピン部が挿通されており、前記ハウジ
ングには、前記ボルトの前記ネジ部にネジ締めされて固
定するネジ穴が形成されており、前記ボルトと前記吐出
部側の前記固定スクロール部材面との間に前記弾性部材
が設けられていることを特徴とするスクロール型圧縮
機。 - 【請求項8】 請求項7記載のスクロール型圧縮機にお
いて、前記ハウジングの内面と前記ハウジングの内面に
対向している前記固定スクロール部材との間をシールす
るシール部材を有し、前記シール部材が前記ハウジング
もしくは前記固定スクロール部材に形成したシール溝部
に嵌め込まれていることを特徴とするスクロール型圧縮
機。 - 【請求項9】 請求項1又は2記載のスクロール型圧縮
機において、固定スクロール部材は、前記ケーシングの
底部へ向けて突出している脚部を有し、前記ケーシング
の底部には、前記脚部に当接するよう突出している突出
部が形成されており、前記脚部には、前記脚部の端面か
ら前記軸方向にネジ穴が形成されており、前記突出部に
は、前記突出部の端面から前記ケーシングの外面へ軸方
向にボルト貫通穴が形成されており、前記ボルトが前記
ネジ穴にネジ締め固定されており、さらに前記可動スク
ロール部材の回転を阻止するよう前記ハウジングと前記
可動スクロール部材との間に設けた回転阻止機構を有
し、前記弾性部材を前記回転阻止機構と前記ハウジング
との間に設けたことを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 【請求項10】 請求項9記載のスクロール型圧縮機に
おいて、前記ハウジングと摺動板との間には、前記可動
スクロール部材に大きな軸方向の荷重が働いたときに弾
性変形する弾性部材が設けられていることを特徴とする
スクロール型圧縮機。 - 【請求項11】 請求項10記載のスクロール型圧縮機
において、前記ボルトは、前記ボルトの頭部側に前記軸
方向でネジ部が形成されており、該ネジ部が前記ボルト
貫通穴に挿通されており、前記ネジ部の先端部分が前記
ネジ穴の奥へ入り込んでいることを特徴とするスクロー
ル型圧縮機。 - 【請求項12】 請求項3,4,又は5記載のスクロー
ル型圧縮機において、前記ピン穴には前記ピン穴の奥の
空間と前記吐出室との間で冷媒が出入り可能な通路が形
成されていることを特徴とするスクロール型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131786A JP4149733B2 (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131786A JP4149733B2 (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | スクロール型圧縮機 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003328974A true JP2003328974A (ja) | 2003-11-19 |
JP4149733B2 JP4149733B2 (ja) | 2008-09-17 |
Family
ID=29695913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002131786A Expired - Fee Related JP4149733B2 (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | スクロール型圧縮機 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4149733B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101469704B (zh) * | 2007-10-31 | 2013-05-01 | 株式会社日立制作所 | 涡旋式流体机械 |
WO2013118824A1 (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-15 | サンデン株式会社 | スクロール型膨張機及びこれを備えた流体機械 |
-
2002
- 2002-05-07 JP JP2002131786A patent/JP4149733B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101469704B (zh) * | 2007-10-31 | 2013-05-01 | 株式会社日立制作所 | 涡旋式流体机械 |
WO2013118824A1 (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-15 | サンデン株式会社 | スクロール型膨張機及びこれを備えた流体機械 |
JP2013160187A (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | Sanden Corp | スクロール型膨張機及びこれを備えた流体機械 |
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JP4149733B2 (ja) | 2008-09-17 |
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