JP2003328316A - アスファルト面取装置 - Google Patents
アスファルト面取装置Info
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Abstract
テーパー状に研磨して、アスファルト接続面での剥離を
長期間にわたって防止したアスファルト面取装置を提供
するものである。 【解決手段】円錐状の回転体20の表面に、複数個の切
削ビット21を突設した円錐状グラインダー11を、そ
の小径側を下方に向けて、走行装置2に取付けたエンジ
ン3に接続して、アスファルト舗装の垂直切断面7に沿
って円錐状グラインダー11を回転させて切断面7をテ
ーパー状に研磨するようにしたものである。
Description
る場合に、アスファルト舗装の垂直切断面をテーパー状
に研磨するアスファルト面取装置に関するものである。
場合、アスファルトカッターで、補修面との境界を切断
し、補修面側のアスファルト舗装を剥がして、コンクリ
ート面や砂利面を露出させた後、この上に、新たなアス
ファルトを敷き詰めて、転圧して修復している。
合、先ずアスファルトカッターで、補修面との境界を切
断している。従来のアスファルトカッター1は図11
(A)に示すように、走行装置2に取付けたエンジン3
からの回転駆動力を伝達した回転軸4に、円板状の回転
カッター5を垂直に取付け、水を噴射しながら、回転カ
ッター5でアスファルト舗装面6を垂直に切断してい
る。この後、図11(B)に示すように、垂直切断面7
の片側のアスファルト舗装面6を剥離した後、図11
(C)に示すように、新たなアスファルト8を敷き詰め
て、転圧して修復している。
修面9との境界は、垂直な切断面7となっているので、
新たなアスファルト8を敷き詰めた場合、6カ月から1
年程度経過すると、このつないだ境界部分から剥離する
問題があった。
状の回転カッター5を傾斜して走行装置2に取付け、ア
スファルト舗装面6を傾斜して切断する斜め切りアスフ
ァルトカッター1Aが開発されている。これはテーパー
状に切断した後、図12(B)に示すように、この片側
のアスファルト舗装面6を剥離し、この後、図12
(C)に示すように、新たなアスファルト8を敷き詰め
ることにより、接合面が重なるって、剥離を防止するよ
うにしたものである。
カッター1Aは、アスファルト舗装面6に凹凸がある
と、回転カッター5がアスファルト8に深く食い込んで
側面に加わる負荷が大きくなり、回転が停止してしまう
ことが頻繁に起こる問題があり、普及していなかった。
善し、アスファルト舗装面を垂直に切断した切断面をテ
ーパー状に研磨して、アスファルト接続面での剥離を長
期間にわたって防止したアスファルト面取装置を提供す
るものである。
アスファルト面取装置は、円錐状の回転体の表面に、複
数個の切削ビットを突設した円錐状グラインダーを、そ
の小径側を下方に向けて、走行装置に取付けた回転駆動
源に接続して、アスファルト舗装の垂直切断面に沿って
円錐状グラインダーを回転させて切断面をテーパー状に
研磨するようにしたことを特徴とするものである。
装置は、円錐状グラインダーに突設した複数個の切削ビ
ットが、先端を尖らせた切削ビットと、先端が平面状の
切削ビットで構成されていることを特徴とするものであ
る。
装置は、走行装置にガイド枠を取付け、このガイド枠に
円錐状グラインダーを上下左右に移動するグラインダー
移動機構を取付け、ここに回転駆動源となるモーターに
接続した円錐状グラインダーを取付けたことを特徴とす
るものである。
は、ガイド枠が走行装置の前方に、左右に回動自在に支
持されていることを特徴とするものである。
ないし図6を参照して詳細に説明する。図1において1
0はアスファルト面取装置を示すもので、車輪走行装置
2の上にエンジン3が取付けられ、この走行装置2の横
に、円錐状グラインダー11が、その小径側を下方に向
けて取付けられている。
に、プーリー13Aが取付けられ、これは伝導軸14に
取付けたプーリー13Bとベルト15で連結されてい
る。この伝導軸14の他端側のギアボックス16内には
笠歯車17Aが取付けられ、ここに回転軸18の上端に
設けた笠歯車17Bが噛合して、回転方向を変換するよ
うになっている。
ダー11が取付けられている。前記円錐状グラインダー
11は、図3に示すように円錐状の回転体20の外周表
面に、複数個の切削ビット21が突設されている。この
切削ビット21は、先端を尖らせた三角形状の切削ビッ
ト21aと、先端が平滑な平面状の切削ビット21bと
を間隔をおいて円錐状の回転体20の外周表面に取付け
られている。
先ず図11(A)に示すように、走行装置2に円板状の
回転カッター5を垂直に取付けたアスファルトカッター
1でアスファルト舗装面6を垂直に切断する。この後、
図11(B)に示すように、垂直切断面7の片側のアス
ファルト舗装面6を剥離する。次に本発明のアスファル
ト面取装置10を図2に示すように、円錐状グラインダ
ー11が垂直切断面7に接触するように合わせてる。
うに、エンジン3の回転によりこの出力軸に取付けたプ
ーリー13Aが回転し、ベルト15にプーリー13B、
伝導軸14、笠歯車17Aが回転し、ここで垂直に噛合
する笠歯車17Bにより回転軸18が水平方向に回転
し、この下部に取付けた円錐状グラインダー11が回転
する。
外周表面に突設した切削ビット21が垂直切断面7を斜
めにテーパー状に研磨していく。切削ビット21は、先
端を尖らせた三角形状の切削ビット21aと、先端が平
滑な平面状の切削ビット21bとが間隔をおいて円錐状
の回転体20の外周表面に取付けられているので、図4
(A)に示すように、三角形状の切削ビット21aで深
く切削すると共に、平板状の切削ビット21bで角部を
削り取りながら、先端平面でテ−パー面の表面を平滑化
して、図4(B)に示すようにV溝と平面を組合せたテ
ーパー状研磨面22を形成されることにより、新たに敷
き詰めたアスファルト8の食い込みが良く、接着性を向
上させることができる。この場合、三角形状の切削ビッ
ト21aだけでは、深い溝が形成されアスファルト8が
十分に食い込まず接着性が低下してしまう。
断面7の端部までテーパー状に研磨したら、アスファル
ト面取装置10の方向を変えて、円錐状グラインダー1
1で研磨しながら走行する。
ンダー11の切削ビット21で研磨されてテーパー状研
磨面22が形成されていく。この後、新たなアスファル
ト8を敷き詰めて転圧すると図6に示すように、アスフ
ァルト8がテーパー状研磨面22の上に重なった状態で
補修面9が形成される。
1で掻き取られて表面が凹凸状になっているため、新た
なアスファルト8との密着性が良く、長期間にわたっ
て、接続面での剥離を防止することができる。また垂直
切断面7のコーナー部では図5に示すように、円錐状グ
ラインダー11の半径のアールでそのまま連続して研磨
できるので、従来の円板状の回転カッター5を用いた場
合のようにコーナ−部を十字状に余分に切る必要がな
い。
態を示すもので、図7に示すようにクローラー24で走
行するクローラー走行装置2に円錐状グラインダー11
を取付けたアスファルト面取装置10Aである。このア
スファルト面取装置10Aは、車体の前方にヒンジ25
を介してガイド枠26が左右に回動自在に支持されてい
る。ガイド枠26は図8に示すように、横長のフレーム
27の上下にガイドパイプ28、28が水平に取付けら
れ、ここに枠状の可動ブロック29が左右に移動自在に
支持されている。
モータ30が取付けられ、この出力軸にピニオン歯車3
1が取付けられ、横長のフレーム27の中間に水平に設
けたラック32と噛合して、油圧モータ30の回転によ
り、可動ブロック29をガイドパイプ28に沿って左右
に水平移動するようになっている。
間隔をおいて2本のガイドパイプ34、34が間隔をお
いて上下方向に取付けられ、ここにガイドされて昇降ブ
ロック35が上下動自在に支持されている。昇降ブロッ
ク35の上部にはシリンダー36が接続され、この上端
は前記可動ブロック29の上部に立設したブラケット3
7に連結されて、シリンダー36の伸縮により昇降ブロ
ック35が上下動するようになっている。
圧モータ38が取付けられ、この出力軸の下部に前記円
錐状グラインダー11が取付けられている。更に図9に
示すように、走行装置2の前方のガイド枠26を左右に
回動自在に支持するヒンジ25にはシリンダー40が取
り付けられ、シリンダー40の伸縮によりガイド枠26
を左右に回動させるようになっている。
は、先ず図11(A)に示すように、走行装置2に円板
状の回転カッター5を垂直に取付けたアスファルトカッ
ター1でアスファルト舗装面6を垂直に切断する。この
後、図11(B)に示すように、垂直切断面7の片側の
アスファルト舗装面6を剥離する。次に本発明のアスフ
ァルト面取装置10Aを、図10に示すようにアスファ
ルト舗装面6を剥離した部分に走行させて、ガイド枠2
6を垂直切断面7と直交するように近付ける。
てピニオン歯車31を回転させると、これに噛合するラ
ック32に沿って可動ブロック29が、ガイドパイプ2
8、28にガイドされながら左右に移動する。垂直切断
面7の上に来たら、シリンダー36を伸出させると、昇
降ブロック35が可動ブロック29内に設けたガイドパ
イプ34、34にガイドされて下降する。
ンダー11を、その側面が図3に示すように、垂直切断
面7に接触する位置で停止させる。この後、油圧モータ
38を駆動させると、この出力軸に取付けた円錐状グラ
インダー11が回転し、垂直切断面7をテーパー状に研
磨する。このようにクローラー走行装置2で自走しなが
ら、直線的に研磨していく。
ファルト面取装置10Aがコーナー部まで来たら、油圧
モータ30を駆動させてピニオン歯車31を回転させ、
ラック32に沿って水平に移動させながら、円錐状グラ
インダー11で横方向に連続的に研磨する。
端部まで来たら回転を停止し、アスファルト面取装置1
0Aの向きを90度変えてから、図9に示すようにシリ
ンダー40を進出させて、ヒンジ25で連結されたガイ
ド枠26を90度回転させる。この後、油圧モータ30
とシリンダー36を駆動させて円錐状グラインダー11
が垂直切断面7に接触するように調整してから、垂直切
断面7に沿って走行しながら連続的に研磨していく。
11の位置を任意に調整することができ。またクローラ
ー24を用いた自走式であるので、作業性を大幅に向上
させることができると共に、アスファルト舗装面6を剥
がした凹凸路面も走行できるので安定して作業すること
ができる。またコーナー部では円錐状グラインダー11
の半径のアールでそのまま連続して研磨することができ
る。
記載のアスファルト面取装置によれば、円錐状の回転体
の表面に、複数個の切削ビットを突設した円錐状グライ
ンダーを回転させながら垂直切断面に接触させてテーパ
ー状に研磨していくので、切削ビットで掻き取られて表
面が凹凸状になり、新たなアスファルを重ねた場合の密
着性が良く、長期間にわたって接続面での剥離を防止す
ることができる。またコーナー部では、円錐状グライン
ダーの半径のアールでそのまま連続して研磨することが
できる。
によれば、円錐状グラインダーに突設した複数個の切削
ビットが、先端を尖らせた切削ビットと、先端が平面状
の切削ビットで構成されているので、V溝と平面を組合
せたテーパー状研磨面が形成され、新たに敷き詰めたア
スファルトの食い込みが良く、接着性を向上させること
ができる。
によれば、走行装置にガイド枠を取付け、このガイド枠
に円錐状グラインダーを上下左右に移動するグラインダ
ー移動機構を取付けたので、円錐状グラインダーの位置
調整が容易で、精度良く研磨することができる。
によれば、円錐状グラインダーを支持するガイド枠が走
行装置の前方に、左右に回動自在に支持されているの
で、コーナー部や角度が変わる部分での研磨が容易であ
る。
装置の側面図である。
置の正面図である。
態を示す説明図である。
ている状態を拡大して示す説明図、(B)は研磨後のテ
ーパー状研磨面を拡大して示す説明図である。
ながら研磨している状態を示す説明図である。
詰めた状態を示すアスファルト舗装面の断面図である。
アスファルト面取装置を示す側面図である。
る。
ァルト面取装置の平面図である。
しながら研磨している状態を示す説明図である。
けた、従来のアスファルトカッターでアスファルト舗装
面を垂直に切断している状態を示す正面図、(B)は垂
直切断面の片側のアスファルト舗装面を剥がした状態を
示す断面図、(C)は新たなアスファルトを敷き詰めた
状態を示すアスファルト舗装面の断面図である。
従来の斜め切りアスファルトカッターでアスファルト舗
装面をテーパー状に切断している状態を示す正面図、
(B)はテーパー状切断面の片側のアスファルト舗装面
を剥がした状態を示す断面図、(C)は新たなアスファ
ルトを敷き詰めた状態を示すアスファルト舗装面の断面
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 円錐状の回転体の表面に、複数個の切削
ビットを突設した円錐状グラインダーを、その小径側を
下方に向けて、走行装置に取付けた回転駆動源に接続し
て、アスファルト舗装の垂直切断面に沿って円錐状グラ
インダーを回転させて切断面をテーパー状に研磨するよ
うにしたことを特徴とするアスファルト面取装置。 - 【請求項2】 円錐状グラインダーに突設した複数個の
切削ビットが、先端を尖らせた切削ビットと、先端が平
面状の切削ビットで構成されていることを特徴とする請
求項1記載のアスファルト面取装置。 - 【請求項3】 走行装置にガイド枠を取付け、このガイ
ド枠に円錐状グラインダーを上下左右に移動するグライ
ンダー移動機構を取付け、ここに回転駆動源となるモー
ターに接続した円錐状グラインダーを取付けたことを特
徴とする請求項1または2記載のアスファルト面取装
置。 - 【請求項4】 ガイド枠が走行装置の前方に、左右に回
動自在に支持されていることを特徴とする請求項3記載
のアスファルト面取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142253A JP4095340B2 (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | アスファルト面取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142253A JP4095340B2 (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | アスファルト面取装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003328316A true JP2003328316A (ja) | 2003-11-19 |
JP2003328316A5 JP2003328316A5 (ja) | 2005-09-22 |
JP4095340B2 JP4095340B2 (ja) | 2008-06-04 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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- 2002-05-17 JP JP2002142253A patent/JP4095340B2/ja not_active Expired - Fee Related
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