JP2003327821A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

Info

Publication number
JP2003327821A
JP2003327821A JP2002139394A JP2002139394A JP2003327821A JP 2003327821 A JP2003327821 A JP 2003327821A JP 2002139394 A JP2002139394 A JP 2002139394A JP 2002139394 A JP2002139394 A JP 2002139394A JP 2003327821 A JP2003327821 A JP 2003327821A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
resin composition
capacitor
ceramic powder
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002139394A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nagai
永井  晃
Takao Miwa
崇夫 三輪
Akio Takahashi
昭雄 高橋
Morimichi Unno
盛道 海野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002139394A priority Critical patent/JP2003327821A/ja
Publication of JP2003327821A publication Critical patent/JP2003327821A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基板に内蔵可能なコンデンサ材料を得るため、
比誘電率の高い樹脂組成物を得ることを目的とする。 【解決手段】樹脂中にセラミックス粉体を充填した樹脂
組成物において、マトリックス樹脂としてチオ尿酸構造
を有することを特徴とする。 【効果】マトリックスポリマー中にチオ尿素構造を導入
することにより比誘電率の高いマトリックスが得られ、
それによりセラミックス粉体と組み合わせた樹脂組成物
の比誘電率は50以上の高い値を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高誘電率特性を有す
る樹脂組成物に関するものであり、特にコンデンサ形成
材料として有用で、樹脂基板の受動素子内蔵用材料とし
て用いることができる。
【0002】
【従来の技術】近年電子機器の高性能化,小型化の要求
に伴い、実装回路基板の高密度化,高性能,高機能化が
一層強まっている。そのため実装回路基板に電子部品を
実装する際、実装効率を高めるためにインダクタ
(L),コンデンサ(C),抵抗(R)等(以下総称して
LCRと呼ぶ)を基板内に内蔵した構造が要求されてい
る。
【0003】また信号の高速化や大容量化,消費電力の
低減に伴い、ノイズの発生が問題となっている。そのた
め従来半導体素子の近くに設置していたコンデンサ部品
を基板内に形成する試みが提案されてきた。これによ
り、基板表面にコンデンサのディスクリートチップを設
置する必要がなく、高密度実装が可能になる。また半導
体素子とコンデンサ間の距離を短くでき電気特性の向上
が図れるとともにノイズの影響も大幅に低減できる。ま
た部品点数,接続点数が少なくなるため、信頼性の向上
も期待できる。
【0004】このような高密度化やノイズ低減を目的と
した受動素子の内蔵化技術としてはセラミック基板にお
けるLCR一括焼成による形成方法が古くから知られて
いた。これに対して樹脂基板においてもLCRを内蔵化
する試みが近年活発化している。
【0005】例えばコンデンサの誘電体層形成方法とし
ては樹脂中に高誘電率のフィラを分散させた材料を用い
て基板作成することが検討されてきた、また樹脂基板へ
の抵抗体形成方法としてはカーボンブラックの抵抗体ペ
ーストを印刷形成することが検討されてきた。また基板
樹脂へのインダクタ形成方法としては導体回路のパター
ニングによりコイル形状を形成することが検討されてき
た。
【0006】さらに近年では回路基板上に高精度のLC
Rを実現するためレーザ照射等による半導体プロセスを
応用したシーケンシャル積層技術も検討されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれら従来のL
CR内蔵方法は以下の問題点がある。セラミックの一括
焼成は生産性に問題があり、大面積の基板を形成するの
にコストが高くなる。また焼成温度も高いため、半導体
素子等の能動素子を同時に内蔵するには不適である。半
導体プロセスを応用したシーケンシャル積層方法も生産
性に問題があり、時間,コストのかかる形成方法であ
る。またこちらも高温プロセスであるため半導体素子等
の能動素子を同時に内蔵するには不適である。
【0008】これに対して樹脂中に高誘電率のフィラを
分散させた材料を用いて基板作成する方法は上記の問題
がないが、今までの材料は一般に高誘電率の特性に問題
があり、高誘電率化のためにフィラ含量を上げると材料
が脆くなり、基板厚みが薄くなったとき、変形やクラッ
ク,割れが発生しやすい。フィラ含量を高くして比誘電
率を大きくした材料としてエポキシ樹脂にPMNPT
(鉛マグネシウムニオベート/鉛チタネート)とチタン
酸バリウムを85容量%添加して比誘電率150の材料
が提案されている。(ECTC(Electronic Components
and TechnologyConference)予稿集、2001年、51
巻、1408ページ))但しフィラ含量が非常に高いた
め非常に脆い材料であると懸念される。製品化され基板
内蔵に検討されている材料としては、フィラ含有量が一
般に低く、比誘電率としては40前後のものが製品化さ
れているのが現状である(例えばhttp://www.mew.co.jp
/press/0112/0112-2.htm)。
【0009】本発明は上記の問題を解決するため樹脂中
に高誘電率のフィラを分散させた材料において、樹脂の
化学構造に着目して、フィラが比較的低含量でも高誘電
率を発現できる樹脂組成物を提供するものである。さら
にそれを用いて高性能のコンデンサ材料,受動素子内蔵
基板を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めには、本発明の以下の手段により達成できる。即ち第
一の手段は樹脂中にセラミックス粉体を充填した樹脂組
成物において、該樹脂の分子構造が下記一般式(1) ―NR―CS―NR― (1) (式中、Rは水素またはCが1〜4の炭化水素,チオ尿
素化合物の場合は添加剤となる)を含むことを特徴とす
る樹脂組成物をコンデンサ材料に用いることに達成でき
る。このときセラミックス粉体としてチタン酸バリウム
系の材料を用いることにより、比誘電率が高い材料を得
ることができる。さらにチタン酸バリウム系の材料は鉛
を含有していないため、環境に対する負荷も小さいこと
が特徴である。またマトリックスの樹脂の比誘電率が1
0以上の材料を用いることにより、比較的セラミックス
粉体の少ない組成物でも比誘電率の高い材料を得ること
ができる。またセラミックス粉体の90重量%以上が粒
径1μm以下であることにより、コンデンサとして比較
的薄膜を形成しても機械特性の優れた状態を得ることが
できる。
【0011】以下、本発明の特徴についてさらに詳細に
説明する。実装回路基板内部にコンデンサを形成する材
料としては樹脂中に比較的誘電率の高いセラミックス粉
体を分散させた樹脂組成物が比較的低温でコンデンサ層
を形成できる。この場合プロセス温度は樹脂の軟化温
度,硬化温度にも依存するが、一般的には150〜250
℃の範囲でコンデンサ層が形成される。
【0012】このような樹脂組成物において、添加する
セラミックス粉体の比誘電率が高いこともさることなが
ら、分散させるマトリックスの比誘電率が高いことが非
常に重要である。このマトリックスの比誘電率を高くす
ることにより、容易に得られる樹脂組成物の比誘電率を
高くすることができる。
【0013】本発明では樹脂の構造中に―NR―CS―
NR―構造を有する、いわゆるチオ尿素化合物を用いる
ことにより比誘電率が高くなることが分かった。これに
より室温の比誘電率が従来の一般的な樹脂では3〜5程
度であるが、チオ尿素構造を含むことにより、倍の6〜
10、場合によっては一桁高い30〜50程度にもなる
ことが分かった。
【0014】このような樹脂にチオ尿素構造を導入する
方法としてはいくつか考えられる。ひとつはチオ尿素構
造―NR―CS―NR―を分子構造中に有するポリマー
(高分子)材料をマトリックス樹脂として用いる方法で
ある。このようなポリマーとしてはポリチオ尿素,チオ
尿素とホルムアルデヒドとの縮合反応から得られるポリ
マー、及びそれらのチオ尿素誘導体から同様に得られる
ポリマーが挙げられる。
【0015】別なポリマーとしてはジアミンと硫化炭素
(CS2)から脱硫化水素(H2S)反応により得られる
ポリマーが挙げられる。この場合数多くのジアミンがあ
り、それら全てのポリマーは構造中に―NR―CS―N
R―を有するため高い比誘電率を有する。このときジア
ミンの水素の一部が置換されている場合も有り、その置
換基の電気陰性度によっては、大きな双極子モーメント
を有し、さらに高い比誘電率を発現することになる。
【0016】別なポリマーとしては上記の反応を利用し
たハイパーブランチポリマー,デンドリマー構造の化合
物がある。この場合得られる化合物は低粘度,ポリマー
鎖の広がりが小さい等の特徴を有しているため、マトリ
ックス樹脂、あるいは添加剤としても非常に優れた特性
を有している。
【0017】樹脂にチオ尿素構造―NR―CS―NR―
を取りこむ別な方法としては、従来からマトリックス樹
脂として使用されているエポキシ,ポリイミド樹脂等と
上記チオ尿素構造ポリマーを組み合わせて用いる場合が
ある。この場合は従来のマトリックス樹脂としての優れ
た特性を利用できる特徴がある。ブレンド方法としては
共重合化合物,ポリマーブレンド(単なる添加剤的な混
合も含む),ポリマーアロイ等様々な手法があるが本発
明においては特に限定されるものではない。
【0018】また樹脂にチオ尿素構造―NR―CS―N
R―を取りこむ別な方法としては、チオ尿素化合物(H
2N−CS−NH2:融点180℃の固体)をマトリック
ス樹脂に添加することにより上記と同等の効果が得られ
る。このように樹脂にチオ尿素構造―NR―CS―NR
―(あるいはH2N−CS−NH2構造)を導入する方法
は様々であるが、マトリックス樹脂の比誘電率を大きく
する効果は得られる。
【0019】次に、上記高誘電率マトリックス樹脂と組
み合わせるセラミックス粉体は特に限定することはない
が、比誘電率が比較的高く、かつ鉛を含有しない環境負
荷の比較的少ない材料としてはチタン酸バリウム系化合
物が挙げられる。酸化数,チタンとバリウムの比率、あ
るいは第三の元素等、様々な化合物が考えられるが本発
明はマトリックス樹脂に大きな特徴を有しているため、
セラミックス粉体に関しては目的に応じて選定すればよ
い。
【0020】当然、比誘電率の高い粉体を用いることに
より得られる樹脂組成物の比誘電率は添加量が少量でも
高くなる傾向にある。二種類以上の化合物を組み合わせ
ることにより、分極の誘起効果等を発現して、高い誘電
率が得られる可能性もある。
【0021】粒径は粒度分布を最適化することにより、
高充填化が可能になり、低粘度の作業性に優れた樹脂組
成物を得ることができる。このとき平均粒径としては1
/3〜1/10の二種の粉体を体積分率で6:3〜8:
2(粒径大:粒径小)の割合で混合すると比較的高充填
化が図れ、かつ低粘度化も達成できる。
【0022】粒径としては特に限定はないが、1μm以
下のものを用いることにより、コンデンサとして薄膜化
した際に絶縁破壊に対する耐性が強くなることが期待で
きる。
【0023】本発明で得られる樹脂組成物を用いたコン
デンサとしては基板内に形成したデカップリングコンデ
ンサ,フィルタ,デュプレクサ,ノイズフィルタ等様々
な機能を有する素子として使うことができる。特にデカ
ップリングコンデンサは大容量のコンデンサを要求され
ることが多く、比誘電率が高いことは大きな利点とな
る。容量の小さいコンデンサが要求されるときは面積を
小さくするか、厚膜化して強靭な膜として使うか、ある
いは添加するセラミックス粉体量を減らして機械特性の
優れた膜として使用すればよく、本発明による樹脂を用
いても特に問題はない。
【0024】本発明で得られる樹脂組成物を用いてコン
デンサを内蔵した基板は、表面の受動素子部品点数が少
なくてすみ、能動素子を数多く実装できるため、極めて
高性能な用途の電子機器に用いられることができる。ま
た実装部品点数を低減できるため、基板内回路も少なく
てすみ、層数の低減,基板サイズの縮小が実現でき、低
コスト化にも極めて効果がある。
【0025】本発明で得られた樹脂組成物によるコンデ
ンサを内蔵した基板を用いた電子機器は、超小型化,超
高性能化が実現でき、低コスト化に対しても極めて効果
がある。
【0026】
【発明の実施の形態】次にいくつかの代表的な実施例を
用いてさらに本発明を説明するが、本発明の内容はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
【0027】(実施例1)p−ジアミノベンゼンと硫化
炭素からの重合体であるポリ(フェニレンチオ尿素)
(下記4式) ―NH―CS―NH―C64― (4) で表されるポリマーをマトリックス樹脂として、セラミ
ックス粉体としてチタン酸ストロンチウムを60重量%
混合して、ペースト状樹脂組成物を作成した。本実施例
において、マトリックス樹脂の比誘電率は9であり、得
られた樹脂組成物の1GHzにおける比誘電率は65で
あった。
【0028】(実施例2)ジアミノジフェニルメタンと
硫化炭素からの重合体であるポリ(ジフェニレンチオ尿
素)(下記5式) ―NH―CS―NH―C64―CH2―C64― (5) で表されるポリマーをマトリックス樹脂として、セラミ
ックス粉体としてチタン酸バリウムを50重量%混合し
て、ペースト状樹脂組成物を作成した。本実施例におい
て、マトリックス樹脂の比誘電率は10であり、得られ
た樹脂組成物の1GHzにおける比誘電率は64であっ
た。
【0029】(実施例3)チオ尿素とホルムアルデヒド
からの重合体であるポリ(メチレンチオ尿素)(下記6
式) ―NH―CS―NH―CH2― (6) で表されるポリマーをマトリックス樹脂として、セラミ
ックス粉体としてチタン酸バリウムを40重量%混合し
て、ペースト状樹脂組成物を作成した。本実施例におい
て、マトリックス樹脂の比誘電率は23であり、得られ
た樹脂組成物の1GHzにおける比誘電率は81であっ
た。
【0030】(実施例4)チオ尿素とホルムアルデヒド
からの重合体であるポリ(メチレンチオ尿素)(下記6
式) ―NH―CS―NH―CH2― (6) で表されるポリマーをマトリックス樹脂として、セラミ
ックス粉体としてチタン酸バリウムを70重量%混合し
て、ペースト状樹脂組成物を作成した。本実施例におい
て、マトリックス樹脂の比誘電率は15であり、得られ
た樹脂組成物の1GHzにおける比誘電率は233であ
った。このときチタン酸バリウムの粒径は90重量%以
上が1μm以下の微粒子を用いた。
【0031】(実施例5)チオ尿素とホルムアルデヒド
からの重合体であるポリ(メチレンチオ尿素)(下記6
式) ―NH―CS―NH―CH2― (6) で表されるポリマー50重量%にジグリシジルジフェニ
ルメタンと無水メチルナジック酸からなるエポキシ樹脂
を50重量%混合してマトリックス樹脂として、その中
にチタン酸バリウムを60重量混合して、ペースト状樹
脂組成物を作成した。本実施例において、マトリックス
樹脂の比誘電率は16であり、得られた樹脂組成物の1
GHzにおける比誘電率は122であった。
【0032】(実施例6)ジグリシジルジフェニルメタ
ンと無水メチルナジック酸からなるエポキシ樹脂にチオ
尿素を30重量%添加してマトリックス樹脂とした。そ
の中にチタン酸バリウムを55重量混合して、ペースト
状樹脂組成物を作成した。本実施例において、マトリッ
クス樹脂の比誘電率は12であり、得られた樹脂組成物
の1GHzにおける比誘電率は84であった。
【0033】(実施例7)実施例1で得られた樹脂組成
物を銅箔に厚さ5μmで塗り、加熱により揮発分等を除
去して、フィルム状コンデンサを作成した。容量密度は
115pF/mm2であった。
【0034】(実施例8)実施例4で得られた樹脂組成
物を銅箔に厚さ10μmで塗り、加熱により揮発分等を
除去して、フィルム状コンデンサを作成した。容量密度
は206pF/mm2 であった。
【0035】(比較例1)実施例1のマトリックス樹脂
としてジグリシジルジフェニルメタンと無水メチルナジ
ック酸からなるエポキシ樹脂を用いて、セラミックス粉
体としてチタン酸バリウムを60重量%混合して、ペー
スト状樹脂組成物を作成した。本比較例において、マト
リックス樹脂の比誘電率は3であり、得られた樹脂組成
物の1GHzにおける比誘電率は46であった。
【0036】本実施例で示したようにマトリックスポリ
マー中にチオ尿素構造を導入することにより比誘電率の
高いマトリックスが得られ、それによりセラミックス粉
体と組み合わせた樹脂組成物の比誘電率は50以上の高
い値を有する。この比誘電率の高い樹脂組成物はコンデ
ンサ材料として優れており、容量密度で100pF/mm
2 以上の高い値を有する。またセラミックス粉体と樹脂
から構成されているため、基板内に埋め込むことが可能
で、基板内にデカップリングコンデンサ,フィルタ等の
機能を有する受動素子を構成することができる。これに
より、従来基板表面に実装していた受動素子部品を大幅
に削減でき、高密度実装が可能になる。そのため、本発
明による電子機器としては携帯電話をはじめ、小型化,
高性能化に大きな貢献ができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂中に高誘電率のフ
ィラを分散させた材料において、フィラが比較的低含量
でも高誘電率を発現できる樹脂組成物を提供することが
できる。さらにそれを用いて高性能のコンデンサ材料,
受動素子内蔵基板を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 3/30 H01B 3/30 J N H01G 4/20 H01G 4/20 H01L 23/12 H01L 23/12 B (72)発明者 高橋 昭雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 海野 盛道 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 4J002 CC161 CK011 DE186 FD016 5E082 BB01 BC14 BC39 FF14 FG26 FG34 5G303 AA01 AA05 AB06 BA12 CA01 CA09 CB03 CB35 5G305 AA01 AA06 AB09 BA15 CA19 CA35 CC02 CD01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂中にセラミックス粉体を充填した樹脂
    組成物において、該樹脂の分子構造が下記一般式(1) ―NR―CS―NR― (1) (式中、Rは水素またはCが1〜4の炭化水素,チオ尿
    素化合物の場合は添加剤となる)を含むことを特徴とす
    る樹脂組成物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の樹脂組成物において、前
    記セラミックス粉体がチタン酸バリウムであることを特
    徴とする樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の樹脂組成物において、前
    記樹脂の比誘電率が10以上であることを特徴とする樹
    脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の樹脂組成物において、前
    記セラミックス粉体の90重量%以上が粒径1μm以下
    であることを特徴とする樹脂組成物。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の樹脂組成物において、前
    記樹脂が下記一般式(2) ―NH―CS―NH―Cn2n+1― (2) (式中nは1〜9の整数)を含むことを特徴とする樹脂
    組成物。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の樹脂組成物において、前
    記樹脂が下記一般式(3) ―NH―CS―NH―C64― (3) (式中C64はフェニレン環)を含むことを特徴とする
    樹脂組成物。
  7. 【請求項7】コンデンサを形成する誘電体材料が樹脂中
    にセラミックス粉体を充填した樹脂組成物であり、該樹
    脂の分子構造が下記一般式(1) ―NR―CS―NR― (1) (式中、Rは水素またはCが1〜4の炭化水素,チオ尿
    素化合物の場合は添加剤となる)を含む樹脂組成物であ
    ることを特徴とする誘電体材料。
  8. 【請求項8】基板に内蔵するコンデンサを形成する誘電
    体材料が樹脂中にセラミックス粉体を充填した樹脂組成
    物であり、該樹脂の分子構造が下記一般式(1) ―NR―CS―NR― (1) (式中、Rは水素またはCが1〜4の炭化水素,チオ尿
    素化合物の場合は添加剤となる)を含んだ樹脂組成物で
    あることを特徴とする誘電体材料。
  9. 【請求項9】請求項8のコンデンサがデカップリングコ
    ンデンサであることを特徴とする誘電体材料。
  10. 【請求項10】請求項5のコンデンサがフィルタを形成
    する素子であることを特徴とする誘電体材料。
  11. 【請求項11】基板にコンデンサを内蔵したコンデンサ
    内蔵基板において、該コンデンサを形成する誘電体材料
    が樹脂中にセラミックス粉体を充填した樹脂組成物であ
    り、該樹脂の分子構造が下記一般式(1) ―NR―CS―NR― (1) (式中、Rは水素またはCが1〜4の炭化水素,チオ尿
    素化合物の場合は添加剤となる)を含む樹脂組成物であ
    ることを特徴とするコンデンサ内蔵基板。
  12. 【請求項12】樹脂中にセラミックス粉体を充填した樹
    脂組成物であり、該樹脂の分子構造が下記一般式(1) ―NR―CS―NR― (1) (式中、Rは水素またはCが1〜4の炭化水素,チオ尿
    素化合物の場合は添加剤となる)を含む樹脂組成物を誘
    電体材料とするコンデンサが基板の内部に形成されたコ
    ンデンサ内蔵基板を有することを特徴とする電子機器。
JP2002139394A 2002-05-15 2002-05-15 樹脂組成物 Pending JP2003327821A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002139394A JP2003327821A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002139394A JP2003327821A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003327821A true JP2003327821A (ja) 2003-11-19

Family

ID=29700537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002139394A Pending JP2003327821A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003327821A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006107770A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Sumitomo Bakelite Co Ltd 誘電体ペースト、キャパシタおよび基板
KR100638663B1 (ko) 2004-11-18 2006-10-30 삼성전기주식회사 고유전상수를 갖는 세라믹/폴리머 복합체 및 내장형캐패시터용 유전체 필름
JP2007036237A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 複合金属酸化物誘電体膜の製造方法及び複合金属酸化物誘電体膜
JP2019506125A (ja) * 2016-02-12 2019-02-28 キャパシタ サイエンシス インコーポレイテッド 容量性エネルギー蓄積セル、容量性エネルギー蓄積モジュール、及び容量性エネルギー蓄積システム
CN113583238A (zh) * 2021-09-08 2021-11-02 华南理工大学 一种聚硫脲类化合物及其制备方法与应用

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006107770A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Sumitomo Bakelite Co Ltd 誘電体ペースト、キャパシタおよび基板
KR100638663B1 (ko) 2004-11-18 2006-10-30 삼성전기주식회사 고유전상수를 갖는 세라믹/폴리머 복합체 및 내장형캐패시터용 유전체 필름
JP2007036237A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 複合金属酸化物誘電体膜の製造方法及び複合金属酸化物誘電体膜
JP2019506125A (ja) * 2016-02-12 2019-02-28 キャパシタ サイエンシス インコーポレイテッド 容量性エネルギー蓄積セル、容量性エネルギー蓄積モジュール、及び容量性エネルギー蓄積システム
CN113583238A (zh) * 2021-09-08 2021-11-02 华南理工大学 一种聚硫脲类化合物及其制备方法与应用
CN113583238B (zh) * 2021-09-08 2022-05-10 华南理工大学 一种聚硫脲类化合物及其制备方法与应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Rao et al. Novel polymer–ceramic nanocomposite based on high dielectric constant epoxy formula for embedded capacitor application
KR100674848B1 (ko) 고유전율 금속-세라믹-폴리머 복합 유전체 및 이를 이용한임베디드 커패시터의 제조 방법
KR100576882B1 (ko) Tcc 특성이 우수한 커패시터용 수지 조성물 및 폴리머/세라믹 복합체
Rao et al. Material characterization of a high‐dielectric‐constant polymer–ceramic composite for embedded capacitor for RF applications
WO2001089827A1 (en) High dielectric constant nano-structure polymer-ceramic composite
KR100665261B1 (ko) 온도변화에 따른 정전용량변화가 작은 복합 유전체 조성물및 이를 이용한 시그널 매칭용 임베디드 캐패시터
CN101974205A (zh) 用于埋入式电容器的树脂组合物、使用其制作的介电层及覆金属箔板
JP4171725B2 (ja) 誘電体形成用組成物、キャパシタ層並びに印刷回路基板
US7381468B2 (en) Polymer/ceramic composite paste for embedded capacitor and method for fabricating capacitor using same
JP2005015652A (ja) 高誘電率樹脂組成物と電子部品
Rao et al. Ultra high dielectric constant epoxy silver composite for embedded capacitor application
KR20100080783A (ko) 우수한 tcc를 갖는 중합체-세라믹 복합재
Li et al. Novel polymer-ceramic nanocomposite based on new concepts for embedded capacitor application (I)
JP2003327821A (ja) 樹脂組成物
TWI262204B (en) Resin composition having high dielectric constant and uses thereof
JP7461191B2 (ja) 銀ペースト
JP2005008665A (ja) 高誘電率エポキシ樹脂組成物並びに電子部品
Rao et al. Novel high dielectric constant nano-structure polymer-ceramic composite for embedded capacitor application
Rao et al. High dielectric constant polymer-ceramic composite for embedded capacitor application
JP3876679B2 (ja) 樹脂組成物とその利用
JP2006019621A (ja) キャパシタ用ポリマーセラミックコンポジット材料、多層配線板及びモジュール基板
JP2004335364A (ja) 高誘電率粉末並びに高誘電率樹脂組成物、電子部品
KR100638663B1 (ko) 고유전상수를 갖는 세라믹/폴리머 복합체 및 내장형캐패시터용 유전체 필름
Rao et al. Novel ultra-high dielectric constant polymer based composite for embedded capacitor application
JP2004285105A (ja) 高誘電率樹脂混合物