JP2003327798A - 半導体封止用難燃性エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 - Google Patents

半導体封止用難燃性エポキシ樹脂組成物及び半導体装置

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JP2003327798A
JP2003327798A JP2002141489A JP2002141489A JP2003327798A JP 2003327798 A JP2003327798 A JP 2003327798A JP 2002141489 A JP2002141489 A JP 2002141489A JP 2002141489 A JP2002141489 A JP 2002141489A JP 2003327798 A JP2003327798 A JP 2003327798A
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epoxy resin
resin composition
flame
inorganic filler
hydrogen atom
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JP2002141489A
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Hiroyuki Takenaka
博之 竹中
Masakazu Osada
将一 長田
Shingo Ando
信吾 安藤
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)エポキシ樹脂 (B)硬化剤 (C)無機質充填剤 (D)モリブデン酸亜鉛を無機質充填剤に担持してなる
モリブデン化合物 (E)下記平均組成式(1)で示されるホスファゼン化
合物 【化1】 (R1は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、R2
3は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、アルコキ
シ基、NR45及びSR4から選ばれる基、XはO、S
又はNR6、R4〜R6は水素原子又は炭素数1〜4のア
ルキル基、a,b,nは0<a≦2n、0≦b<2n、
a+b=2n、3≦n≦1000。)を必須成分とし、
臭素化物及びアンチモン化合物を実質的に含まない半導
体封止用難燃性エポキシ樹脂組成物、及びこの組成物の
硬化物で封止した半導体装置。 【効果】 本発明の半導体封止用難燃性エポキシ樹脂組
成物は、成形性に優れるとともに、難燃性及び耐湿信頼
性に優れた硬化物を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形性に優れると
ともに、難燃性及び耐湿信頼性に優れ、臭素化エポキシ
樹脂等の臭素化物、三酸化アンチモン等のアンチモン化
合物を含有しない硬化物を得ることができる半導体封止
用エポキシ樹脂組成物、及び該樹脂組成物の硬化物で封
止した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
半導体デバイスは樹脂封止型のダイオード、トランジス
ター、IC、LSI、超LSIが主流であるが、エポキ
シ樹脂が他の熱硬化性樹脂に比べて成形性、接着性、電
気特性、機械特性、耐湿性等に優れているため、エポキ
シ樹脂組成物で半導体装置を封止することが一般的であ
る。半導体デバイスは家電製品、コンピュータ等、生活
環境のあらゆる所で使用されているため、万が一の火災
に備えて、半導体装置には難燃性が要求されている。
【0003】半導体封止用エポキシ樹脂組成物中には、
難燃性を高めるため、一般にハロゲン化エポキシ樹脂と
三酸化アンチモンとが配合されている。このハロゲン化
エポキシ樹脂と三酸化アンチモンとの組み合わせは、気
相においてラジカルトラップ、空気遮断効果が大きく、
その結果、高い難燃効果が得られるものである。
【0004】しかし、ハロゲン化エポキシ樹脂は燃焼時
に有毒ガスを発生するという問題があり、また三酸化ア
ンチモンにも粉体毒性があるため、人体、環境に対する
影響を考慮すると、これらの難燃剤を樹脂組成物中に全
く含まないことが好ましい。
【0005】このような要求に対して、ハロゲン化エポ
キシ樹脂あるいは三酸化アンチモンの代替として、従来
からAl(OH)3、Mg(OH)2等の水酸化物、赤リ
ン、リン酸エステル等のリン系難燃剤等の検討がなされ
てきている。しかし、Al(OH)3、Mg(OH)2
の水酸化物は難燃効果が低いため、難燃組成とするため
には、エポキシ樹脂組成物中に水酸化物を多量に添加し
なければならず、その結果、組成物の粘度が上昇し、成
形時にボイド、ワイヤー流れ等の成形不良が発生すると
いう問題がある。一方、赤リン、リン酸エステル等のリ
ン系難燃剤をエポキシ樹脂組成物に添加した場合、半導
体装置が高温高湿条件にさらされると、リン系難燃剤が
加水分解されてリン酸が生成し、このリン酸がアルミ配
線を腐食させ、信頼性を低下させるという大きな問題が
あった。
【0006】この問題を解決するため、特許第2843
244号公報では、赤リンの表面にSiXY組成からな
る被覆層で被覆した化合物を難燃剤として使用したエポ
キシ樹脂組成物が提案されているが、上記の耐湿信頼性
は改善されていないのが現状である。また、特開平10
−259292号公報では、環状ホスファゼン化合物
を、充填剤を除く配合成分の合計量に対して、燐原子の
量が0.2〜3.0重量%となる量を使用したエポキシ
樹脂組成物も提案されているが、難燃性を得るためには
相当な量をエポキシ樹脂組成物に添加する必要があり、
その場合は硬化性の低下ならびに高温環境下での電気抵
抗性低下を引き起こす等の問題点があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、臭素化エポキシ樹脂等の臭素化物及び三酸化アンチ
モン等のアンチモン化合物を含有せず、成形性に優れる
とともに、難燃性及び耐湿信頼性に優れる硬化物を得る
ことができる半導体封止用難燃性エポキシ樹脂組成物、
及び該樹脂組成物の硬化物で封止した半導体装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意検討を行った結
果、(A)エポキシ樹脂、(B)硬化剤、(C)無機質
充填剤、(D)モリブデン酸亜鉛を無機質充填剤に担持
してなるモリブデン化合物及び(E)下記平均組成式
(1)で示されるホスファゼン化合物を必須成分とし、
臭素化物及びアンチモン化合物を実質的に含まない半導
体封止用難燃性エポキシ樹脂組成物が、成形性に優れる
とともに、難燃性、耐湿信頼性に優れる硬化物を得るこ
とができ、また該エポキシ樹脂組成物の硬化物で封止さ
れた半導体装置が、難燃性、耐湿信頼性に優れるもので
あることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
【0009】従って、本発明は、 (A)エポキシ樹脂 (B)硬化剤 (C)無機質充填剤 (D)モリブデン酸亜鉛を無機質充填剤に担持してなる
モリブデン化合物 (E)下記平均組成式(1)で示されるホスファゼン化
合物
【化2】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
であり、R2、R3は水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基、アルコキシ基、NR45及びSR4から選ばれる基
であり、XはO、S又はNR6であり、R4、R5、R6
それぞれ水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であ
る。a,b,nは、0<a≦2n、0≦b<2n、a+
b=2n、3≦n≦1000である。)を必須成分と
し、臭素化物及びアンチモン化合物を実質的に含まない
ことを特徴とする半導体封止用難燃性エポキシ樹脂組成
物、及び上記難燃性エポキシ樹脂組成物の硬化物で封止
した半導体装置を提供する。
【0010】本発明のエポキシ樹脂組成物は、このよう
に、臭素化物、アンチモン化合物を実質的に含まないも
のである。一般に、エポキシ樹脂組成物中には、難燃性
を達成するため、臭素化エポキシ樹脂と三酸化アンチモ
ンとが配合されているが、本発明のエポキシ樹脂組成物
は、この臭素化エポキシ樹脂と三酸化アンチモンとを使
用せずに、難燃規格であるUL−94、V−0を達成す
ることができるものである。
【0011】ここで、臭素化エポキシ樹脂あるいは三酸
化アンチモンの代替として、従来からAl(OH)3
Mg(OH)2等の水酸化物、赤リン、リン酸エステル
等のリン系難燃剤等が検討されている。しかし、これら
の公知の代替難燃剤は、特に高温において耐水性が弱
く、難燃剤自身が溶解、分解して、抽出水中の不純物イ
オンを増加させるという共通の欠点があった。このた
め、臭素化物、アンチモン化合物を実質的に含まない従
来の難燃性エポキシ樹脂組成物で封止された半導体装置
を長時間高温高湿下に放置すると、半導体装置のアルミ
配線が腐食し、耐湿信頼性が低下するという問題があっ
た。
【0012】本発明者等は、上記不都合を解決すべく鋭
意検討を行った結果、難燃剤として、モリブデン酸亜鉛
を無機質充填剤に担持してなるモリブデン化合物
(D)、及び平均組成式(1)で示されるホスファゼン
化合物(E)の2種を併用した半導体封止用エポキシ樹
脂組成物が、前述のように抽出水中の不純物イオンを増
加させることもなく、成形性に優れ、難燃性及び耐湿信
頼性に優れた硬化物を得ることができることを見出した
ものである。
【0013】この場合、これら2種類の化合物は、いず
れも耐水性が高く、抽出水中の不純物イオンを増加させ
る作用がないものである。しかし、これらの化合物をそ
れぞれ単独で使用した場合は、難燃効果が不十分であっ
たり、エポキシ樹脂組成物の流動性が低下したり、ある
いは硬化性が低下したりする不都合があったが、本発明
の難燃性エポキシ樹脂組成物は、難燃剤として、モリブ
デン酸亜鉛を無機質充填剤に担持してなるモリブデン化
合物(D)、及び平均組成式(1)で示されるホスファ
ゼン化合物(E)の2種を併用したことにより、それぞ
れの添加量を最小限に抑えることができるため、上述の
ような成形時の問題点もなく、しかも難燃性及び耐湿信
頼性に特に優れた硬化物を得ることができるものであ
る。
【0014】以下、本発明について更に詳しく説明す
る。本発明のエポキシ樹脂組成物を構成する(A)エポ
キシ樹脂は特に限定されない。一般的なエポキシ樹脂と
しては、ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラ
ック型エポキシ樹脂、トリフェノールアルカン型エポキ
シ樹脂、アラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニル骨格含
有アラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹
脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、複素環型エ
ポキシ樹脂、ナフタレン環含有エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールA型エポキシ化合物、ビスフェノールF型エポキ
シ化合物、スチルベン型エポキシ樹脂等が挙げられ、こ
れらのうち1種又は2種以上を併用することができる
が、本発明においては臭素化エポキシ樹脂は配合されな
い。
【0015】上記エポキシ樹脂は、加水分解性塩素が1
000ppm以下、特に500ppm以下であり、ナト
リウム及びカリウムはそれぞれ10ppm以下の含有量
とすることが好ましい。加水分解性塩素が1000pp
mを超えたり、ナトリウム又はカリウムが10ppmを
超える場合は、長時間高温高湿下に半導体装置を放置す
ると、耐湿性が劣化する場合がある。
【0016】本発明に用いる(B)硬化剤も特に限定さ
れるものではない。一般的な硬化剤としては、フェノー
ル樹脂が好ましく、具体的には、フェノールノボラック
樹脂、ナフタレン環含有フェノール樹脂、アラルキル型
フェノール樹脂、トリフェノールアルカン型フェノール
樹脂、ビフェニル骨格含有アラルキル型フェノール樹
脂、ビフェニル型フェノール樹脂、脂環式フェノール樹
脂、複素環型フェノール樹脂、ナフタレン環含有フェノ
ール樹脂、ビスフェノールA型樹脂、ビスフェノールF
型樹脂等のビスフェノール型フェノール樹脂などが挙げ
られ、これらのうち1種又は2種以上を併用することが
できる。
【0017】上記硬化剤は、エポキシ樹脂と同様に、ナ
トリウム及びカリウムの含有量をそれぞれ10ppm以
下とすることが好ましい。ナトリウム又はカリウムが1
0ppmを超える場合は、長時間高温高湿下に半導体装
置を放置すると、耐湿性が劣化する場合がある。
【0018】ここで、エポキシ樹脂、硬化剤の配合量は
特に制限されないが、硬化剤としてフェノール樹脂を用
いる場合、エポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基1モル
に対して、硬化剤中に含まれるフェノール性水酸基のモ
ル比が0.5〜1.5、特に0.8〜1.2の範囲であ
ることが好ましい。
【0019】また、本発明において、エポキシ樹脂と硬
化剤との硬化反応を促進させるため、硬化促進剤を用い
ることが好ましい。この硬化促進剤は、硬化反応を促進
させるものであれば特に制限はなく、例えばトリフェニ
ルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリ(p−メチ
ルフェニル)ホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホス
フィン、トリフェニルホスフィン・トリフェニルボラ
ン、テトラフェニルホスフィン・テトラフェニルボレー
トなどのリン系化合物、トリエチルアミン、ベンジルジ
メチルアミン、α−メチルベンジルジメチルアミン、
1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7
などの第3級アミン化合物、2−メチルイミダゾール、
2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル
イミダゾールなどのイミダゾール化合物等を使用するこ
とができる。
【0020】硬化促進剤の配合量は有効量であるが、
(A)エポキシ樹脂と(B)硬化剤との総量100重量
部に対し、0.1〜5重量部、特に0.5〜2重量部と
することが好ましい。
【0021】本発明のエポキシ樹脂組成物中に配合され
る(C)無機質充填剤としては、通常エポキシ樹脂組成
物に配合されるものを使用することができる。例えば、
溶融シリカ、結晶性シリカ等のシリカ類、アルミナ、窒
化珪素、窒化アルミニウム、ボロンナイトライド、酸化
チタン、ガラス繊維等が挙げられる。
【0022】これら無機質充填剤の平均粒径や形状及び
無機質充填剤の充填量は、特に限定されないが、難燃性
を高めるためには、エポキシ樹脂組成物中に成形性を損
なわない範囲で可能な限り多量に充填させることが好ま
しい。この場合、無機質充填剤の平均粒径、形状とし
て、平均粒径5〜30μmの球状の溶融シリカが特に好
ましく、また、無機質充填剤の充填量は、(A)エポキ
シ樹脂と(B)硬化剤との総量100重量部に対し、4
00〜1200重量部、特に500〜1000重量部と
することが好ましい。
【0023】なお、無機質充填剤は、樹脂と無機質充填
剤との結合強度を強くするため、シランカップリング
剤、チタネートカップリング剤などのカップリング剤で
予め表面処理したものを配合することが好ましい。この
ようなカップリング剤としては、γ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメ
チルジエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン等のアミノシラン、γ−メルカプトシラン等のメル
カプトシランなどのシランカップリング剤を用いること
が好ましい。ここで表面処理に用いるカップリング剤の
配合量及び表面処理方法については、特に制限されるも
のではない。
【0024】本発明の半導体封止用難燃性エポキシ樹脂
組成物は、(D)モリブデン酸亜鉛を無機質充填剤に担
持してなるモリブデン化合物を使用するものである。
【0025】十分な難燃効果を得るためには、モリブデ
ン酸亜鉛をエポキシ樹脂組成物中に均一に分散させるこ
とが好ましく、分散性を向上させるためには、予めモリ
ブデン酸亜鉛をシリカ、タルク等の無機質充填剤に担持
したモリブデン化合物が最適である。
【0026】モリブデン酸亜鉛を担持させる無機質充填
剤としては、溶融シリカ、結晶性シリカ等のシリカ類、
タルク、アルミナ、窒化珪素、窒化アルミニウム、ボロ
ンナイトライド、酸化チタン、酸化亜鉛、ガラス繊維等
が挙げられる。この場合、無機質充填剤の平均粒径とし
ては、0.1〜40μmであることが好ましく、より好
ましくは0.5〜15μmである。また、比表面積は、
0.5〜50m2/gであることが好ましく、より好ま
しくは0.7〜10m2/gである。
【0027】なお、本発明において、平均粒径は、例え
ばレーザー光回折法等による重量平均値(又はメディア
ン径)等として求めることができ、比表面積は、例えば
BET吸着法により求めることができる。
【0028】また、無機質充填剤にモリブデン酸亜鉛を
担持させたモリブデン化合物中のモリブデン酸亜鉛の含
有量は、5〜40重量%、特に10〜30重量%である
ことが好ましい。モリブデン酸亜鉛の含有量が少なすぎ
ると十分な難燃効果が得られない場合があり、また多す
ぎると成形時の流動性、硬化性が低下する場合がある。
【0029】このようなモリブデン酸亜鉛を無機質充填
剤に担持してなるモリブデン化合物としては、例えばS
HERWIN−WILLIAMS社のKEMGARD1
260、1261、911B、911C等が挙げられ
る。
【0030】(D)成分である無機質充填剤にモリブデ
ン酸亜鉛を担持させたモリブデン化合物の添加量として
は、(A)エポキシ樹脂と(B)硬化剤との総量100
重量部に対して3〜100重量部であることが好まし
く、特に5〜100重量部であることが好ましい。3重
量部未満では十分な難燃効果が得られない場合があり、
また100重量部を超えると、流動性、硬化性の低下を
引き起こす場合がある。この場合、モリブデン化合物中
のモリブデン酸亜鉛自体の添加量は、(A)エポキシ樹
脂と(B)硬化剤との総量100重量部に対して0.1
〜40重量部、特に0.2〜40重量部が好ましい。
0.1重量部未満では十分な難燃効果が得られない場合
があり、また40重量部を超えると、流動性、硬化性の
低下を引き起こす場合がある。
【0031】更に、本発明の半導体封止用難燃性エポキ
シ樹脂組成物は、(E)下記平均組成式(1)で示され
るホスファゼン化合物を使用するものである。
【0032】
【化3】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
であり、R2、R3は水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基、アルコキシ基、NR45及びSR4から選ばれる基
であり、XはO、S又はNR6であり、R4、R5、R6
それぞれ水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であ
る。a,b,nは、0<a≦2n、0≦b<2n、a+
b=2n、3≦n≦1000である。)
【0033】上記式(1)で示されるホスファゼン化合
物を添加した本発明の半導体封止用難燃性エポキシ樹脂
組成物は、赤リン、リン酸エステル等のリン系難燃剤を
添加したエポキシ樹脂組成物と比較して、熱水抽出特性
に優れ、耐湿信頼性に特に優れる硬化物を得ることがで
きる。また、上記式(1)で示されるホスファゼン化合
物をモリブデン化合物と併用することにより、更に高い
難燃効果を得ることができる。
【0034】ここで、式(1)において、nは3〜10
00であるが、より好ましい範囲は3〜10である。合
成上特に好ましくはn=3である。
【0035】a、bの比率は、0<a≦2n、0≦b<
2nであるが、難燃性と硬化性、高温保管時の電気抵抗
性を高いレベルで両立するためには、0.33n≦a≦
1.67n、0.33n≦b≦1.67nが望ましい。
【0036】R1は、水素原子又は炭素数1〜4のアル
キル基であるが、より高い硬化性を得る為にはエポキシ
基と反応する水素原子であることが望ましい。
【0037】R2、R3は、水素原子、又は炭素数1〜4
のアルキル基、アルコキシ基、NR 45、SR4など電
子供与性の基である。電子供与基の置換が無い場合、R
1が水素原子又はXがNHである時のNの求核性が低下
するため、エポキシ基との反応性が低くなる。その為、
式(1)で示されるホスファゼン化合物の添加量を増や
した場合、硬化性の低下、高温時の電気抵抗性低下が生
じる。また、R2、R3が炭素数5以上のアルキル基、ア
ルコキシ基において、炭素数が増加すると難燃性が低下
する。従って、メチル基、メトキシ基、アミノ基、ジメ
チルアミノ基が望ましい。
【0038】また、(E)成分であるホスファゼン化合
物の添加量は、(A)エポキシ樹脂と(B)硬化剤との
総量100重量部に対し、1〜50重量部であることが
好ましく、特に2〜20重量部であることが好ましい。
添加量が1重量部未満では十分な難燃効果が得られない
場合があり、また50重量部を超えると、流動性の低下
を引き起こす場合がある。
【0039】本発明の半導体封止用難燃性エポキシ樹脂
組成物は、本発明の目的及び効果を発現できる範囲内に
おいて、他の難燃剤、例えばリン酸エステル、トリフェ
ニルホスフェート、ポリリン酸アンモニウム、赤リン等
のリン系化合物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウム等の水酸化物、ホウ酸亜鉛、スズ酸亜鉛等の無機化
合物を添加することもできる。但し、三酸化アンチモン
等のアンチモン化合物は配合されない。
【0040】本発明の半導体封止用難燃性エポキシ樹脂
組成物には、更に必要に応じて各種の添加剤を配合する
ことができる。例えば熱可塑性樹脂、熱可塑性エラスト
マー、有機合成ゴム、シリコーン系等の低応力剤、カル
ナバワックス、高級脂肪酸、合成ワックス等のワックス
類、カーボンブラック等の着色剤、ハロゲントラップ剤
等の添加剤を添加配合することができる。
【0041】本発明の半導体封止用難燃性エポキシ樹脂
組成物は、エポキシ樹脂、硬化剤、無機質充填剤、その
他の添加物を所定の組成比で配合し、これをミキサー等
によって十分均一に混合した後、熱ロール、ニーダー、
エクストルーダー等による溶融混合処理を行い、次いで
冷却固化させ、適当な大きさに粉砕して成形材料とする
ことができる。
【0042】このようにして得られる本発明の半導体封
止用難燃性エポキシ樹脂組成物は、各種の半導体装置の
封止用として有効に利用でき、この場合、封止の最も一
般的な方法としては、低圧トランスファー成形法が挙げ
られる。なお、本発明の半導体封止用難燃性エポキシ樹
脂組成物の成形は、温度150〜180℃で30〜18
0秒、後硬化は150〜180℃で2〜16時間行うこ
とが望ましい。
【0043】
【発明の効果】本発明の半導体封止用難燃性エポキシ樹
脂組成物は、成形性に優れるとともに、難燃性及び耐湿
信頼性に優れた硬化物を得ることができる。しかも、臭
素化エポキシ樹脂等の臭素化物、三酸化アンチモン等の
アンチモン化合物をエポキシ樹脂組成物中に含有しない
ので、人体、環境に対する悪影響もないものである。ま
た、本発明の半導体封止用難燃性エポキシ樹脂組成物の
硬化物で封止された半導体装置は、難燃性、耐湿信頼性
に優れたものであり、産業上特に有用である。
【0044】
【実施例】以下、ホスファゼン化合物の合成例、及びエ
ポキシ樹脂組成物の実施例と比較例を示し、本発明を具
体的に示すが、本発明は下記の実施例に制限されるもの
ではない。なお、式中のMeはメチル基を示す。
【0045】[合成例A]窒素雰囲気下、室温にてアニ
リン64.3g(0.690mol)をトルエン100
mlに溶かし、そこにヘキサクロロトリホスファゼン2
0.0g(57.5mmol)のトルエン150ml溶
液を滴下後、8時間加熱還流した。析出した白色結晶を
ろ過により取出し、その結晶をトルエン、水、更にエタ
ノールにて洗浄した後、真空乾燥し、白色結晶39.2
gを得た。
【0046】
【化4】
【0047】[合成例B]窒素雰囲気下、室温にてヘキ
サクロロトリホスファゼン15.0g(43mmo
l)、3−メチルフェノール23.3g(216mmo
l)をトルエン200mlに溶かし、そこにアニリン2
0.1g(216mmol)、DBU65.6g(43
1mmol)のトルエン100ml溶液を滴下した。加
熱還流下で10時間攪拌した後、デカンテーションによ
り得られた下層の黄色シロップ状物を80%酢酸120
mlに溶解し、水500mlに移して結晶を得た。得ら
れた結晶を水洗し、更にトルエン、水、エタノールにて
洗浄した後、真空乾燥し、褐色固体20.8gを得た。
【0048】
【化5】
【0049】[合成例C]窒素雰囲気下、室温にてヘキ
サクロロトリホスファゼン25.5g(73mmo
l)、フェノール17.3g(216mmol)をトル
エンに溶かし、そこにアニリン20.1g(216mm
ol)、DBU65.6g(431mmol)のトルエ
ン100ml溶液を滴下した。加熱還流下で10時間攪
拌した後、デカンテーションにより得られた下層の黄色
シロップ状物を80%酢酸120mlに溶解し、水50
0mlに移して結晶を得た。得られた結晶を水洗し、更
にトルエン、水、エタノールにて洗浄した後、真空乾燥
し、褐色固体19.2gを得た。
【0050】
【化6】
【0051】[合成例D]窒素雰囲気下、室温にてヘキ
サクロロトリホスファゼン25.5g(73mmo
l)、フェノール17.3g(216mmol)をトル
エンに溶かし、そこにN−メチルアニリン23.1g
(216mmol)、DBU65.6g(431mmo
l)のトルエン100ml溶液を滴下した。加熱還流下
で16時間攪拌した後、5%水酸化ナトリウム水溶液2
00ml×2、5%硫酸水溶液200ml×2、5%炭
酸水素ナトリウム水溶液200ml×2、水200ml
×2で抽出を行った。溶媒を減圧留去し、褐色固体1
9.2gを得た。
【0052】
【化7】
【0053】[実施例1〜4、比較例1〜3]表1に示
す成分を熱2本ロールにて均一に溶融混合し、冷却、粉
砕して半導体封止用エポキシ樹脂組成物を得た。これら
の組成物につき、次の(I)〜(VII)の諸特性を測
定した。結果を表2に示した。
【0054】(I)スパイラルフロー値 EMMI規格に準じた金型を使用して、温度175℃、
成形圧力6.9N/mm2、成形時間120秒の条件で
測定した。
【0055】(II)ゲル化時間 組成物のゲル化時間を175℃の熱板上で測定した。
【0056】(III)成形硬度 JIS−K6911に準じて、温度175℃、成形圧力
6.9N/mm2、成形時間90秒の条件で10×4×
100mmの棒を成形したときの熱時硬度をバーコール
硬度計で測定した。
【0057】(IV)高温電気抵抗特性 温度175℃、成形圧力6.9N/mm2、成形時間1
20秒の条件で70φ×3mmの円板を成形し、180
℃で4時間ポストキュアーした。その後、150℃雰囲
気下で体積抵抗率を測定した。
【0058】(V)難燃性 UL−94規格に基づき、1/32インチ厚の板を、温
度175℃、成形圧力6.9N/mm2、成形時間12
0秒の条件で成形し、180℃で4時間ポストキュアー
したものの難燃性を調べた。
【0059】(VI)耐湿性 アルミニウム配線を形成した6×6mmの大きさのシリ
コンチップを14pin−DIPフレーム(42アロ
イ)に接着し、更にチップ表面のアルミニウム電極とリ
ードフレームとを30μmφの金線でワイヤボンディン
グした後、これにエポキシ樹脂組成物を温度175℃、
成形圧力6.9N/mm2、成形時間120秒の条件で
成形し、180℃で4時間ポストキュアーした。このパ
ッケージそれぞれ20個を140℃/85%RHの雰囲
気中−5Vの直流バイアス電圧をかけて500時間放置
した後、アルミニウム腐食が発生したパッケージ数を調
べた。
【0060】(VII)高温保管信頼性 アルミニウム配線を形成した6×6mmの大きさのシリ
コンチップを14pin−DIPフレーム(42アロ
イ)に接着し、更にチップ表面のアルミニウム電極とリ
ードフレームとを30μmφの金線でワイヤボンディン
グした後、これにエポキシ樹脂組成物を温度175℃、
成形圧力6.9N/mm2、成形時間120秒の条件で
成形し、180℃で4時間ポストキュアーした。このパ
ッケージそれぞれ20個を200℃雰囲気中500時間
放置した後、発煙硝酸で溶解、開封し、金線引張り強度
を測定した。引張り強度が初期値の70%以下となった
ものを不良とし、不良数を調べた。
【0061】
【表1】
【0062】エポキシ樹脂:o−クレゾールノボラック
型エポキシ樹脂、EOCN1020−55(日本化薬
製、エポキシ当量200) 硬化剤:フェノールノボラック樹脂、DL−92(明和
化成製、フェノール性水酸基当量110) モリブデン化合物:モリブデン酸亜鉛、KEMGARD
911C(SHERWIN−WILLIAMS製、モリ
ブデン酸亜鉛含有量18重量%、コア材:タルク、平均
粒径2.0μm、比表面積2.0m2/g) ホスファゼン化合物:合成例A〜Dの化合物 無機質充填剤:球状溶融シリカ(龍森製、平均粒径20
μm) 硬化触媒:トリフェニルホスフィン(北興化学製) 離型剤:カルナバワックス(日興ファインプロダクツ
製) カーボンブラック:デンカブラック(電気化学工業製) シランカップリング剤:γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン、KBM−403(信越化学工業製)
【0063】
【表2】
【0064】表2の結果から明らかなように、本発明の
半導体封止用難燃性エポキシ樹脂組成物は、硬化性に優
れると共に、難燃性、耐湿信頼性に優れ、高温電気抵抗
特性に優れる硬化物を得ることができ、本発明のエポキ
シ樹脂組成物の硬化物で封止された半導体装置は、難燃
性、耐湿信頼性に優れるものである。しかも、臭素化エ
ポキシ樹脂等の臭素化物、三酸化アンチモン等のアンチ
モン化合物を樹脂組成物中に含有しないので、人体・環
境に対する悪影響がないものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/31 H01L 23/30 R //(C08L 63/00 85:02) (72)発明者 長田 将一 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 安藤 信吾 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 Fターム(参考) 4J002 CC03X CC04X CC05X CC06X CC07X CD03W CD04W CD05W CD06W CD07W CE00X CQ013 DE107 DE136 DE137 DE146 DE147 DF016 DF017 DJ006 DJ007 DJ016 DJ017 DJ047 DK006 DK007 DL006 DL007 EW158 FA046 FA077 FB077 FD016 FD090 FD130 FD133 FD138 FD150 FD200 GQ00 4M109 AA01 CA21 EB07 EB12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)エポキシ樹脂 (B)硬化剤 (C)無機質充填剤 (D)モリブデン酸亜鉛を無機質充填剤に担持してなる
    モリブデン化合物 (E)下記平均組成式(1)で示されるホスファゼン化
    合物 【化1】 (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
    であり、R2、R3は水素原子、炭素数1〜4のアルキル
    基、アルコキシ基、NR45及びSR4から選ばれる基
    であり、XはO、S又はNR6であり、R4、R5、R6
    それぞれ水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であ
    る。a,b,nは、0<a≦2n、0≦b<2n、a+
    b=2n、3≦n≦1000である。)を必須成分と
    し、臭素化物及びアンチモン化合物を実質的に含まない
    ことを特徴とする半導体封止用難燃性エポキシ樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 (A)エポキシ樹脂と(B)硬化剤との
    総量100重量部に対し、(C)無機質充填剤の添加量
    が400〜1200重量部であり、(D)モリブデン化
    合物の添加量が3〜100重量部であり、(E)ホスフ
    ァゼン化合物の添加量が1〜50重量部であることを特
    徴とする請求項1記載の半導体封止用難燃性エポキシ樹
    脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体封止用難燃
    性エポキシ樹脂組成物の硬化物で封止した半導体装置。
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