JP2003327609A - 着色樹脂微粒子水分散体の製造方法、着色樹脂微粒子水分散体、着色樹脂微粒子、インク、記録ユニット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 - Google Patents

着色樹脂微粒子水分散体の製造方法、着色樹脂微粒子水分散体、着色樹脂微粒子、インク、記録ユニット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

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JP2003327609A
JP2003327609A JP2002140519A JP2002140519A JP2003327609A JP 2003327609 A JP2003327609 A JP 2003327609A JP 2002140519 A JP2002140519 A JP 2002140519A JP 2002140519 A JP2002140519 A JP 2002140519A JP 2003327609 A JP2003327609 A JP 2003327609A
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resin fine
colored resin
fine particle
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JP2002140519A
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English (en)
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Junichi Sakai
淳一 酒井
Hideyuki Takai
秀幸 高井
Masaaki Ko
正明 弘
Katsushi Danjiyou
桂志 檀上
Takeshi Tsurusaki
毅 鶴崎
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性及び耐擦過性に優れた画像を与え、吐
出安定性に優れたインクジェット用インクを与え、且つ
分散安定性にも優れたインクの色材として有用な着色樹
脂微粒子、その製造方法、インク、記録装置及び記録方
法等の提供。 【解決手段】 一般式(1)又は(2)で示される反応
性乳化剤の存在下、顔料を水性媒体中に分散させ、重合
開始剤及び重合性不飽和単量体を添加し、重合させて着
色樹脂微粒子水分散体を得る製造方法、着色樹脂微粒子
水分散体等。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐水性と分散安定
性に優れたインクの色材として有用な着色樹脂微粒子水
分散体及びその製造方法、着色樹脂微粒子に関する。更
には、上記着色樹脂微粒子水分散体或いは着色樹脂微粒
子をインク成分として用いた、記録画像の耐水性、イン
クの分散安定性に優れ、インクジェット用インクとして
も有用な、インクジェット記録ヘッドからの吐出安定性
にも優れたインク、記録ユニット、インクカートリッ
ジ、インクジェット記録装置並びにインクジェット記録
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、インクを飛
翔させ、紙等の被記録媒体にインクを付着させて記録を
行うものである。例えば、特公昭61−59911号公
報、特公昭61−59912号公報及び特公昭61−5
9914号公報等において開示されている、吐出エネル
ギー供給手段として電気変換体を用い、熱エネルギーを
インクに与えて気泡を発生させることにより液滴を吐出
させる方式のインクジェット記録方法によれば、記録ヘ
ッドの高密度マルチオリフィス化を容易に実現すること
ができ、高解像度及び高品位の画像を高速で記録するこ
とができる。
【0003】ところで、従来のインクジェット記録方法
に用いられるインク中の色材としては、例えば、水溶性
染料が使用されているが、かかるインクによる記録画像
は、より一層の耐水性向上が求められる。又、これまで
知られているインク用の水溶性染料は耐候性が不十分で
あり、画像の耐候性向上も同時に求められている。
【0004】これに対し、記録画像の耐水性と耐候性を
改良する手段として、インクの色材に顔料を使用し、水
中に顔料を分散させてインクとする技術がある。しか
し、この場合は、顔料の分散安定性とインクジェット記
録の吐出安定性とを両立させることが困難であり、これ
に加えて、顔料インクによって得られた記録画像は、特
に普通紙上での耐擦過性において改良の余地が残されて
いる。
【0005】そして、このような課題を改良する手段が
現在までに多数提案されている。例えば、記録画像の耐
擦過性を改良する目的で、顔料インクに対して樹脂を添
加する技術が多数提案されている。しかしながら、添加
する樹脂によってインクの粘度が増加するという問題が
ある。この粘度増加を抑える目的で、インク中に樹脂粒
子を添加する技術の提案がなされているが、樹脂粒子と
顔料とが、インク中に別々に分散されている状態にある
ため、インクの分散安定性や、記録画像の耐擦過性の改
良は不十分であった。
【0006】これに対し、インクに含有させる顔料を樹
脂で被覆する技術が提案されている。そして、使用する
樹脂の疎水部と親水部とを制御することにより、顔料へ
の吸着性を高めようとする技術が多数提案されてきてい
る。しかしながら、この製法では、樹脂は、ファンデル
ワールス力のみで顔料に吸着しているため、顔料に吸着
しないで浮遊するフリーの樹脂が系内に残存したり、或
いは、温度等の環境の変化によって吸着した樹脂が剥離
することでインクの粘度の増加が引き起こされたり、或
いは、インクの吐出時にシェアーがかかることによる樹
脂の脱離によって吐出性が損なわれることがあった。
【0007】このようなフリーの樹脂を残存させない製
法として、例えば、特開平09−279053号公報に
は、顔料を反応性界面活性剤で水媒体中に分散させ、そ
れを重合して顔料表面を樹脂で被覆してカプセル化する
方法が、又、特開平09−100303号公報には、顔
料を高分子分散剤で水媒体中に分散させ、更に不飽和単
量体を添加して重合させてカプセル化する方法が、又、
特開平10−316909号公報には、顔料をある特定
の反応性界面活性剤で水媒体中に分散させ、それと共重
合するモノマーと共重合を行させてカプセル化する技術
が、それぞれ開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らの検討によれば、上記した公知技術による顔料を分
散剤で分散させ、不飽和単量体を用いることで顔料を樹
脂でカプセル化する方法では、分散安定性が低く、特
に、インクジェット用インクとして用いた場合における
インクの吐出安定性や、記録画像の耐水性の確保が危惧
されることが予想された。
【0009】例えば、特開平09−279053号公報
では、顔料を重合性界面活性剤で分散し、それを重合し
て着色樹脂微粒子を得ているが、本発明者らの検討によ
ると、得られた着色樹脂微粒子は、分散安定性には優れ
るものの、顔料に対する樹脂量が少ないため、インクジ
ェットインクとして用いた場合には、得られる記録画像
の耐水性は著しく低いものであった。
【0010】又、特開平09−100303号公報で
は、ポリビニルアルコールを分散剤とし、不飽和単量体
を添加してこれを重合させている。しかしながら、上記
公報によると、サブミクロン以下の着色樹脂微粒子を得
るためには、多量のポリビニルアルコールを用いて分散
させる必要があると記載されており、これをインクジェ
ット用インクとして用いた場合には、水分散液の粘度が
上昇してしまい、吐出安定性の悪化の懸念や、印字物の
耐水性の低下が予想される。
【0011】又、特開平10−316909号公報で
は、顔料を、該公報に開示されている反応性界面活性剤
を用いることで顔料樹脂微粒子を得ている。しかしなが
ら、本発明者らの検討によると、このようにして得られ
る顔料樹脂微粒子体は、長期の分散安定性を十分に満足
させるものではなかった。
【0012】本発明者らは、以上のような従来技術の検
討から、インクジェット用インクにおいて、長期の分散
安定性の実現、記録画像の耐水性、画像形成の際の吐出
安定性に関して、より一層の改善を図るためには、これ
までとは異なる新たな技術開発が必要となるとの結論に
至った。
【0013】従って、本発明の目的は、長期の分散安定
性に優れた着色樹脂微粒子、及びその製造方法を提供す
ることにある。又、本発明の他の目的は、特に、水性イ
ンクの着色剤(色材)として好適に用いることができ、
そのインクを用いて形成した記録画像に対して優れた耐
水性及び耐擦過性を与え、インクジェット記録に用いた
場合には優れた吐出安定性が達成される着色樹脂微粒
子、該着色樹脂微粒子を用いたインク、記録ユニット、
インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びイン
クジェット記録方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、下記の本
発明によって達成される。即ち、本発明は、下記一般式
(1)で示される反応性乳化剤の存在下、顔料を水性媒
体中に分散させた後、重合開始剤及び重合性不飽和単量
体を添加し、その後、重合反応させることを特徴とする
着色樹脂微粒子水分散体の製造方法である。 [但し、式(1)中、mは1〜30のいずれかの整数、
nは1〜50のいずれかの整数、Xは、水素原子又はS
3 -+であり、該M+は、NH4 +又はアルカリ金属イオ
ン、Rは、アリル基、アクリロイル基又はメタクリロイ
ル基のいずれかを表す。]
【0015】又、本発明の別の形態は、下記一般式
(2)で示される反応性乳化剤の存在下、顔料を水性媒
体中に分散させた後、重合開始剤及び不飽和単量体を添
加し、その後、重合反応させることを特徴とする着色樹
脂微粒子水分散体の製造方法である。 [但し、式(2)中、mは1〜30のいずれかの整数、
nは0〜50のいずれかの整数、kは1又は2、Rはア
リル基又は(メタ)アクリロイル基のいずれかを表
す。]
【0016】又、本発明の別の実施態様は、上記いずれ
かの製造方法によって得られたことを特徴とする着色樹
脂微粒子水分散体である。又、本発明の別の態様は、上
記に記載の着色樹脂微粒子水分散体から水を除去するこ
とによって得られたことを特徴とする着色樹脂微粒子で
ある。又、本発明の別の実施態様は、上記の着色樹脂微
粒子水分散体を含んでいることを特徴とするインクであ
る。本発明の別の実施態様は、上記の着色樹脂微粒子と
液媒体とを含むことを特徴とするインクであり、その場
合の好ましい形態としては、上記において、液媒体が、
水性であるインク、液媒体が、油性であるインク、上記
において、インクジェット記録用であるインクを挙げる
ことができる。
【0017】又、本発明の他の実施態様は、上記のイン
クジェット用のインクが収容されているインク収容部
と、該インクを吐出するためのヘッド部とを少なくとも
具備していることを特徴とする記録ユニットである。
又、本発明の他の実施態様は、上記したいずれかのイン
クが収容されているインク収容部を少なくとも具備して
いることを特徴とするインクカートリッジである。
【0018】又、本発明の他の実施態様は、上記したい
ずれかのインクが収容されているインク収容部と、該イ
ンクを吐出するための記録ヘッドとを少なくとも具備し
ていることを特徴とするインクジェット記録装置であ
る。又、本発明の他の実施態様は、上記のインクジェッ
ト用のインクをインクジェット法で吐出させる工程を少
なくとも有することを特徴とするインクジェット記録方
法である。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、好ましい実施の形態を挙げ
て本発明を更に詳しく説明する。本発明の着色樹脂微粒
子水分散体の製造方法では、先ず、反応性乳化剤によっ
て水性媒体中に顔料を分散させた後、この中に重合開始
剤及び重合性不飽和単量体を添加し、その後、重合反応
させて着色樹脂微粒子水分散体を製造する。以下に、こ
の際に使用する反応性乳化剤、重合性不飽和単量体、顔
料、重合開始剤、及び水性媒体について説明する。
【0020】(反応性乳化剤)本発明の第1の実施形態
においては、反応性乳化剤として下記一般式(1)で示
される反応性乳化剤を用いる。 [但し、式(1)中、mは1〜30のいずれかの整数、
nは1〜50のいずれかの整数、Xは、水素原子又はS
3 -+であり、該M+は、NH4 +又はアルカリ金属イオ
ン、Rは、アリル基、アクリロイル基又はメタクリロイ
ル基のいずれかを表す。]
【0021】上記一般式(1)で示される反応性乳化剤
としては、通常、上記式中のmが1〜30、好ましくは
5〜20の整数であって、且つ、上記式中のnが1〜5
0、好ましくは5〜30、より好ましくは5〜20の数
のものを用いる。本発明においては、上記のような反応
性乳化剤を、顔料の分散安定性、インクジェットインク
として使用する際の吐出安定性を高めるためには、顔料
100質量部に対して1質量部〜200質量部、好まし
くは5質量部〜100質量部の範囲で用いることが好ま
しい。
【0022】又、本発明の第2の実施形態においては、
反応性乳化剤として下記一般式(2)で示される反応性
乳化剤を用いる。 [但し、式(2)中、mは1〜30のいずれかの整数、
nは0〜50のいずれかの整数、kは1又は2、Rはア
リル基又は(メタ)アクリロイル基のいずれかを表
す。]
【0023】上記一般式(2)で示される反応性乳化剤
としては、通常、mが1〜30、好ましくは5〜15の
整数であって、且つ、上記式中のnが0〜50、好まし
くは5〜30の数のものを用いる。
【0024】上記した一般式(2)で示される反応性乳
化剤は、一般的に、遊離酸或いはリン酸塩の形で用いら
れ、リン酸塩の対イオンとしては、例えば、アンモニウ
ムイオン、アミン塩、アルカリ金属イオンを用いること
ができる。本発明においては、上記のような反応性乳化
剤を、顔料の分散安定性、インクジェットインクとして
使用する際の吐出安定性を高めるためには、顔料100
質量部に対して1質量部〜200質量部、好ましくは2
質量部〜100質量部の範囲で用いることが好ましい。
【0025】本発明においては、上記した一般式(1)
及び(2)で示される反応性乳化剤は、単独で用いても
よいが、2種以上の反応性乳化剤を併用することもでき
る。又、本発明においては、上記した反応性乳化剤の濃
度を、臨界ミセル濃度(CMC)以下で用いることがで
きる。このように、CMC以下で着色剤を分散させるこ
とで、顔料を内包しない樹脂微粒子の生成の抑制を可能
とできる。
【0026】(重合性不飽和単量体)本発明で用いる重
合性不飽和単量体は、上記した反応性乳化剤と共重合す
るものであれば特に限定されないが、例えば、ビニル芳
香族炭化水素、(メタ)アクリル酸エステル類、(メ
タ)アクリルアミド、アルキル置換(メタ)アクリルア
ミド、N−置換マレイミド、無水マレイン酸、(メタ)
アクリロニトリル、メチルビニルケトン、酢酸ビニル、
及び塩化ビニリデン等が挙げられる。
【0027】上記のビニル芳香族炭化水素の具体例とし
ては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、o,
m,p−クロロスチレン、p−エチルスチレン、ジビニ
ルベンゼン等の、単独又は2種以上の組み合わせを挙げ
ることができる。しかし、本発明は、これに限定される
ものではない。
【0028】又、(メタ)アクリル酸エステル系単量体
の具体例としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フ
ェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ヘキシル、
メタクリル酸−2−エチルヘキシル、β−ヒドロキシア
クリル酸エチル、γ−ヒドロキシアクリル酸プロピル、
δ−ヒドロキシアクリル酸ブチル、β−ヒドロキシメタ
クリル酸エチル、エチレングリコールジメタクリル酸エ
ステル、又はテトラエチレングリコールジメタクリル酸
エステル、等が挙げられる。しかし、本発明は、これら
に限定されるものではない。
【0029】これらの重合性不飽和単量体は、1種又は
2種以上の組み合わせで使用することができる。勿論、
製造される着色樹脂微粒子の性質を、用途に応じたもの
に改善させるために、上記の重合性不飽和単量体に少量
の水溶性単量体を加えて重合させてもよい。その際に使
用することのできる水溶性単量体としては、スルホン酸
基、リン酸基、カルボン酸基等のアニオン性基を有する
ものが挙げられるが、これらの酸は、ナトリウム塩等の
アルカリ金属塩や、アンモニウム塩、アミン塩等の形の
ものでも、遊離酸の形のものでもよい。このようなもの
の適当な例としては、例えば、スチレンスルホン酸、ス
チレンスルホン酸ナトリウム、2−アクリルアミド−2
−メチルプロペンスルホン酸、2−ヒドロキシメチルメ
タクリロイルホスフェート、3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピルメタクリロイルホスフェート、アクリル酸、
メタクリル酸、フマル酸、クロトン酸、テトラヒドロテ
レフタル酸、イタコン酸、マレイン酸等が挙げられる。
【0030】上記に挙げたような重合性不飽和単量体の
使用量は、通常、顔料100質量部に対して、5質量部
〜700質量部の範囲である。5質量部よりも少ない
と、得られた顔料樹脂微粒子をインクジェットインクに
用いた場合に、これによって形成した画像の耐水性や耐
擦過性が低下するため、好ましくない。一方、700質
量部を超えると、分散液の粘度が上昇するため、インク
ジェット用インクとした場合に、インクの吐出安定性が
低下するので好ましくない。
【0031】(顔料)本発明で使用することができる顔
料は特に限定はないが、例えば、以下に挙げるような顔
料を好適に使用することができる。
【0032】ブラック色の樹脂微粒子、これを用いたブ
ラック顔料インクを製造する場合には、カーボンブラッ
クが好適に使用できる。特に、ファーネス法やチャネル
法で製造されたカーボンブラックであって、一次粒径が
15〜40mμm、BET法による比表面積が50〜3
00m2/g、DBP吸油量が40〜150ml/10
0g、揮発分が0.5〜10質量%、及びpH値が2〜
9であるものが好ましい。このようなものとしては、例
えば、No.2300、No.900、MCF88、N
o.40、No.52、MA7、MA8、No.220
0B(以上、三菱化学製)、RAVEN1255(コロンビ
ア製)、REGAL400R、REGAL660R、MOGUL L
(以上、キヤボット製)、Color Black FW1、Color
Black FW18、Color Black S170、Color Bla
ck S150、Printex 35、Printex U(以上、デ
グッサ製)等の市販品を使用することができる。勿論、
本発明のために新たに試作されたものであってもよい。
【0033】イエロー色の樹脂微粒子、これを用いたイ
エローインクを製造する場合に使用する顔料としては、
例えば、C.I.Pigment Yellow 1、C.I.Pigment Yellow
2、C.I.Pigment Yellow 3、C.I.Pigment Yellow
13、C.I.Pigment Yellow16、C.I.Pigment Yellow
83等が挙げられる。
【0034】マゼンタ色の樹脂微粒子、これを用いたマ
ゼンタインクを製造する場合に使用する顔料としては、
例えば、C.I.Pigment Red 5、C.I.Pigment Red 7、
C.I.Pigment Red 12、C.I.Pigment Red 48(C
a)、C.I.Pigment Red 48(Mn)、C.I.Pigment R
ed 57(Ca)、C.I.Pigment Red 112、C.I.Pig
ment Red 122等が挙げられる。
【0035】シアン色の樹脂微粒子、これを用いたシア
ンインクを製造する場合に使用する顔料としては、例え
ば、C.I.Pigment Blue 1、C.I.Pigment Blue 2、C.
I.Pigment Blue 3、C.I.Pigment Blue 15:3、C.
I.Pigment Blue 16、C.I.Pigment Blue 22、C.I.
Vat Blue 4、C.I.Vat Blue 6等が挙げられる。上記
いずれの色の色材に関しても、本発明のために新たに製
造されたものも、勿論、使用可能である。
【0036】上記したような顔料の、先に説明した反応
性乳化剤による水性媒体への分散は、従来公知の下記に
挙げるような分散方法によって行うことができる。分散
方法としては、例えば、超音波、ボールミル、ビーズミ
ル、サンドグラインドミル、及びペイントシェーカー等
が挙げられる。
【0037】(重合開始剤)前記した重合性不飽和単量
体と共に用いる重合開始剤としては、下記のような水溶
性のラジカル重合性開始剤を挙げることができる。例え
ば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモ
ニウム等の過硫酸塩、4,4−アゾビス−4−シアノ吉
草酸及びその塩、2,2’−アゾビス−(2−アミノジ
ノプロパン)塩酸塩等のアゾ系化合物、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド等のパーオキサイド化合物が挙げら
れる。又、上記に挙げた重合開始剤と還元剤とのレドッ
クス系の重合開始剤を用いてもよい。このような重合開
始剤の使用量は、全単量体100質量部に対して0.0
1〜10質量部とすることが好ましく、更に好ましく
は、0.05〜5質量部とするのがよい。
【0038】(水性媒体)本発明において、着色樹脂微
粒子の製造に使用することのできる水性媒体としては、
水、或いは水と下記に挙げる水溶性有機溶剤との混合溶
媒を使用することができる。その際に使用する水溶性有
機溶剤の使用量としては、インク全質量に対して2〜6
0質量%とすることが好ましい。水溶性有機溶剤として
は、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n
−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、ter
t−ブチルアルコール等の炭素数1〜4のアルキルアル
コール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド等のアミド類、アセトン等のケトン類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレン
グリコール類、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,2,6−へキサントリオール、チオジグリコール、
へキシレングリコール、ジエチレングリコール等のアル
キレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコ
ール類、グリセリン、エチレングリコールモノメチル
(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメ
チル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級
アルキルエーテル類、N−メチル−2−ピロリドン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、スルホラ
ン、ジメチルサルフォオキサイド、2−ピロリドン、ε
−カプロラクタム等の環状アミド化合物及びスクシンイ
ミド等のイミド化合物等が挙げられる。
【0039】次に、本発明の着色樹脂微粒子水分散体或
いは着色樹脂微粒子の製造方法について説明する。本発
明においては、上記のような材料を用いて、下記の要領
で、着色樹脂微粒子を製造する。先ず、先に説明した特
定の反応性乳化剤を用いて、顔料を水性媒体中に分散さ
せる。分散方法としては、超音波、ペイントシェーカ
ー、ボールミル、ビーズミル、サンドグラインドミル等
の公知の分散方法を用いることができる。次に、得られ
た分散液に、上記反応性乳化剤と共重合する重合性不飽
和単量体、及びその重合開始剤を加える。そして、通
常、40℃〜100℃、5時間〜50時間の条件で、重
合性不飽和単量体と反応性乳化剤との共重合反応を行っ
て着色樹脂微粒子を得る。この際の重合性不飽和単量体
の添加方法としては、使用する不飽和単量体の全量或い
は一部を、重合開始前に又は重合中に、連続的に又は間
欠的に添加することが好ましい。この場合に、使用する
重合性不飽和単量体の全量を一括して添加すると、顔料
を内包しない樹脂が生成する恐れがあるため、好ましく
ない。
【0040】本発明においては、以上のようにして重合
した後に得られる着色樹脂微粒子の平均粒子径を、50
0nm以下とすることが好ましく、更には、200nm
以下となるようにすることが好ましい。即ち、顔料樹脂
微粒子の平均粒径が大きい場合には、長期保存によって
沈降が起こり易くなって、分散安定性が保持され難くな
る。
【0041】本発明の製造方法によって製造される着色
樹脂微粒子水分散体及び着色樹脂微粒子は、インクとし
た場合に分散安定性及び保存安定性に優れ、且つ、これ
を用いて得られる画像の耐水性や耐擦過性に優れること
から、インクとして好適に用いることができる。更に、
吐出安定性にも優れるため、特にインクジェット用イン
クとして好適である。
【0042】本発明の着色樹脂微粒子は、先に説明した
方法で、着色樹脂微粒子水分散体として得られるため、
液媒体を含むインクとして利用することが可能である
が、得ようとするインクの組成に応じて、着色樹脂微粒
子水分散体から水を定法(例えば、蒸留、遠心分離、ろ
過、スプレードライ等)を利用して除去し、着色樹脂微
粒子として取り出し、液媒体を含まないインクとしての
使用も可能である。液媒体を含まないインクの形態とし
ては、例えば、加熱溶融して用いられるソリッドインク
が挙げられる。しかし、少なくとも、着色樹脂微粒子と
液媒体とを含んでインクとして構成したものも好ましい
形態である。この際に使用する液媒体としては、水性の
ものであっても油性のものであってもよい。特に、イン
クジェット用インクとする場合には、水性の液媒体を使
用することが好ましい。又、液媒体としては、通常、イ
ンクに用いられているものをいずれも使用できる。本発
明の着色樹脂微粒子を用いたインクとしては、例えば、
着色樹脂微粒子が水性媒体に分散状態を保持されて構成
される。この際のインク全質量に占める水の割合として
は、例えば、20〜95質量%、特には40〜95質量
%、更には60〜95質量%であることが好ましい。
【0043】上記のようにして作製される本発明にかか
るインクは、熱的エネルギー或いは機械的エネルギーに
よって記録ヘッドからインクを吐出させ、記録媒体に付
着させて画像を記録するインクジェット記録方法に好適
に用いられる。インクジェット記録用途に特に適したも
のとするには、インクを調製する場合に、インクの25
℃における物性として、表面張力が15〜60dyn/
cm、更には20〜50dyn/cm、粘度が15cP
以下、特には10cP以下にすることが好ましい。又、
pHの範囲としては、3〜11が好ましく、更に好適な
範囲は3.5〜10である。
【0044】そして、かかる特性を達成し得る具体的な
インク組成としては、例えば、後述する実施例に用いた
各種インクを挙げることができる。尚、本発明にかかる
インクには、上記のようにして得られた着色樹脂微粒子
の他に、界面活性剤、pH調整剤、防黴剤等の、各種の
添加剤を添加してもよい。
【0045】上記のような構成を有する本発明のインク
は、熱エネルギーの作用により液滴を吐出させて記録を
行うインクジェット記録方式にとりわけ好適に用いられ
るが、他のインクジェット記録方法や、一般の筆記具用
等の各種の記録方法として使用できることはいうまでも
ない。又、その際に用いることのできる記録媒体として
は、例えば、コピー用紙、ボンド紙等の普通紙や、イン
クジェット記録用に特別に調製されたコート紙、光沢紙
やOHPフィルム等が挙げられるが、特に限定されるも
のではない。
【0046】次に、本発明のインクを用いるインクジェ
ット記録方法について説明する。上記したように、本発
明のインクは、熱エネルギーの作用により液滴を吐出さ
せて記録を行うインクジェット記録方式に好適に用いら
れる。この場合に好適な記録装置としては、記録ヘッド
の室内に収容されたインクに、記録信号に対応した熱エ
ネルギーを与え、該エネルギーにより液滴を発生させる
装置が挙げられる。
【0047】かかる装置の主要部である記録ヘッド構成
例を、図1、図2及び図3に示した。ヘッド13は、イ
ンクを通す溝14を有する、ガラス、セラミックス、又
はプラスチック製の板等と、感熱記録に用いられる発熱
抵抗体を有する発熱ヘッド15(図ではヘッドが示され
ているが、これに限定されるものではない)とを接着し
て得られる。発熱ヘッド15は、酸化シリコン等で形成
される保護膜16、アルミニウム電極17−1、17−
2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層18、畜熱層
19、アルミナ等の放熱性のよい基板20より成ってい
る。
【0048】インク21は、吐出オリフィス(微細孔)
22まで満たされており、圧力Pによりメニスカス23
を形成している。図4に、上記したようなヘッドを組み
込んだインクジェット記録装置の1例を示した。図4に
おいて、61はワイピング部材としてのブレードであ
り、その一端は、ブレード保持部材によって保持されて
固定端となり、カンチレバーの形態をなす。ブレード6
1は、記録ヘッドによる記録領域に隣接した位置に配設
され、又、図4に示した例の場合は、記録ヘッドの移動
経路中に突出した形態で保持される。62はキャップで
あり、ブレード61に隣接するホームポジションに配設
され、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動して、
吐出面と当接しキャッピングを行う構成を備える。更
に、63は、ブレード61に隣接して設けられるインク
吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘッドの移動
経路中に突出した形態で保持される。
【0049】上記ブレード61、キャップ62、吸収体
63によって吐出回復部64が構成され、かかる吐出回
復部64によって、ブレード61及び吸収体63によっ
てインク吐出口面の水分、塵やほこり等の除去が行われ
る。65は、吐出エネルギー発生手段を有し、吐出口を
配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐出して
記録を行う記録ヘッド、66は、記録ヘッド65を搭載
して記録ヘッド65の移動を行うためのキャリッジであ
る。キャリッジ66は、ガイド軸67と摺動可能に係合
し、キャリッジ66の一部は、モータ68(不図示)に
よって駆動されるベルト69と接続している。これによ
り、キャリッジ66は、ガイド軸67に沿った移動が可
能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接
した領域の移動が可能となる。
【0050】51は、被記録材を挿入するための給紙
部、52は不図示のモータにより駆動される紙送りロー
ラである。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面
と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行する
につれて、排紙ローラ53を配した排紙部へ排紙され
る。上記構成において、記録ヘッド65が記録終了等で
ホームポジションに戻る際、吐出回復部64のキャップ
62は記録ヘッド65の移動経路から退避しているが、
ブレード61は移動経路中に突出している。この結果、
記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされる。尚、キ
ャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接してキャッ
ピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッドの移動経
路中へ突出するように移動する。
【0051】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は、上記したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても、記録ヘッド65の
吐出口面はワイピングされる。上記した記録ヘッドのホ
ームポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ば
かりでなく、記録ヘッドが記録のために記録領域を移動
する間に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジシ
ョンへ移動し、この移動に伴って、上記ワイピングが行
われる。
【0052】図5は、ヘッドに、インク供給部材、例え
ば、チューブを介して供給されるインクを収容したイン
ク収容部を具備しているインクカートリッジ45の一例
を示す断面図である。ここで、40は供給用インクを収
納したインク収容部、例えば、インク袋であり、その先
端にはゴム製の栓42が設けられている。この栓42に
針(不図示)を挿入することにより、インク袋40中の
インクをヘッドに供給可能にできる。44は、廃インク
を受容するインク吸収体である。
【0053】本発明で使用されるインクジェット記録装
置としては、上記の如きヘッドとインクカートリッジと
が別体となったものに限らず、図6に示すように、それ
らが一体になったものも好適に用いられる。図6におい
て、70は記録ユニットであって、この中にはインクを
収容したインク収容部、例えば、インク吸収体が収納さ
れており、かかるインク吸収体中のインクが複数のオリ
フィスを有するヘッド部71からインク滴として吐出さ
れる構成になっている。72は、記録ユニット内部を大
気に連通させるための大気連通口である。この記録ユニ
ット70は、図4で示す記録ヘッド65に代えて用いら
れるものであって、キャリッジ66に対して着脱自在に
なっている。
【0054】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を越えない
限り、下記の実施例によって限定されるものではない。
尚、以下の記載で「部」又は「%」とあるものは、特に
断らない限り質量基準である。
【0055】(第1の実施形態による着色樹脂微粒子水
分散体の調製) <実施例1−1:着色樹脂微粒子水分散体1−Aの調製
>顔料として、フタロシアニンブルー(C.I.Pigment Bl
ue 15:3、以下C.I.PB 15:3と略す)を
用い、反応性乳化剤として、下記一般式(1)におい
て、m=7、n=10、R=メタクリロイル基、X=S
3 -+であり、M+=Na+である反応性乳化剤を用い
た。
【0056】先ず、上記顔料5部及び反応性乳化剤3部
を水50部に入れ、これに直径0.5mmのガラスビー
ズ50部を加えてサンドミルで15時間分散した。次
に、ガラスビーズを除去した後、重合開始剤として過硫
酸カリウムを0.05部、重合性不飽和単量体としてメ
タクリル酸メチルを2部を加えて、窒素雰囲気下65℃
まで昇温した。更に、メタクリル酸メチル10部を2時
間かけて滴下し、滴下が終了してから更に20時間反応
させて、着色樹脂微粒子水分散体1−Aを得た。
【0057】<実施例1−2:着色樹脂微粒子水分散体
1−Bの調製>反応性乳化剤として、上記一般式(1)
において、m=11、n=20、R=アクリロイル基、
X=SO3 -+であり、M+=K+である反応性乳化剤を
用いた以外は実施例1−1と同様の方法で、着色樹脂微
粒子水分散体1−Bを得た。
【0058】<実施例1−3:着色樹脂微粒子水分散体
1−Cの調製>反応性乳化剤として、上記一般式(1)
において、m=14、n=10、R=アリル基、X=S
3 -+であり、M+=NH4 +である反応性乳化剤を用い
た以外は実施例1−1と同様の方法で、着色樹脂微粒子
水分散体1−Cを得た。
【0059】<実施例1−4:着色樹脂微粒子水分散体
1−Dの調製>反応性乳化剤として上記一般式(1)に
おいて、m=18、n=20、R=アリル基、X=SO
3 -+であり、M+=Li+の反応性乳化剤を用いた以外
は実施例1−1と同様の方法で、着色樹脂微粒子水分散
体1−Dを得た。
【0060】<実施例1−5:着色樹脂微粒子水分散体
1−Eの調製>反応性乳化剤として、上記一般式(1)
において、m=28、n=30、R=アクリロイル基、
X=SO3 -+であり、M+=K+である反応性乳化剤を
用いた以外は、実施例1−1と同様にして行い、着色樹
脂微粒子水分散体1−Eを得た。
【0061】<比較例1−1:着色樹脂微粒子水分散体
1−Fの調製>反応性乳化剤として下記の式(3)で示
される化合物を用いた以外は実施例1−1と同様の方法
で、着色樹脂微粒子水分散体1−Fを得た。
【0062】<比較例1−2:着色樹脂微粒子水分散体
1−Gの調製>実施例1−1で使用した反応性乳化剤の
代わりに、ポリビニルアルコール(クラレ社製PVA−
205 重合度500、ケン化度=87〜89)を用い
た以外は実施例1−1と同様の方法で、着色樹脂微粒子
水分散体1−Gを得た。
【0063】(着色樹脂微粒子水分散体の評価)上記実
施例1−1〜1−5、比較例1−1及び1−2で調製し
た着色樹脂微粒子水分散体1−A〜1−Gについて、下
記に示す評価方法及び基準で評価を行った。表1に、得
られた結果を示した。
【0064】[平均粒子径]着色樹脂微粒子の水分散体
の平均粒子径は、動的光散乱法(商品名:ELS−80
00;大塚電子(株)製)を用いて測定し、測定結果を
表1に示した。
【0065】[保存安定性]着色樹脂微粒子水分散体を
フッ素樹脂製の容器内に密閉し、60℃で1ヶ月間保存
した。その後、容器内に生じた沈殿物やゲル化の様子を
目視で観察し、以下に示す基準で評価した。そして、評
価結果を表1に示した。 A:ゲル化や沈殿物は、殆ど観察されない。 B:かすかにゲル化や沈殿物が観察される。 C:かなりの沈殿物、ゲル化が観察される。
【0066】
【0067】(第1の実施形態によるインクの調製)実
施例1−1〜1−5で調製した着色樹脂微粒子水分散体
1−A〜1−Eを用い、実施例1−6〜1−10のイン
クを調製した。インク組成は、グリセリン10部、エチ
レングリコール5部、トリメチロールプロパン5部、ア
セチレノールEHを1部、及び水40部、着色樹脂微粒
子水分散体1−A〜1−Eを各々39部とした。これら
の成分を混合及び撹拌した後、濾過して実施例1−6〜
1−10のインクを得た。又、比較例1−1及び1−2
で調製した着色樹脂微粒子水分散体1−F及び1−Gを
用いる以外上記と同様の方法で、比較例1−3及び1−
4のインクを得た。
【0068】(インクの評価)上記実施例1−6〜1−
10、比較例1−3及び1−4で調製したインクについ
て、下記に示す評価方法及び基準で評価を行った。表2
に、得られた結果を示した。
【0069】[保存安定性]各インクをフッ素樹脂製の
容器内に密閉し、60℃で1ヶ月間保存した。その後、
容器内に生じた沈殿物やゲル化の様子を目視で観察し、
以下に示す基準で評価した。そして、評価結果を表2に
示した。 A:ゲル化や沈殿物は、殆ど観察されない。 B:かすかにゲル化や沈殿物が観察される。 C:かなりの沈殿物、ゲル化が観察される。
【0070】[インクジェット記録特性]上記実施例1
−6〜1−10、比較例1−3及び1−4で調製した各
インクを、カラーBJプリンター(商品名:BJC−4
20J;キヤノン(株)社製)に搭載されているBC−
21カートリッジのインクタンクにそれぞれ充填し、こ
のカートリッジをBJC−420Jにセットした。そし
て、記録紙(BJ−電子写真共用紙キヤノンPB紙;キ
ヤノン(株)社製)に、BJC−420Jの、普通紙、
360×360DPI、HQモードにて印字を行った。
【0071】<吐出安定性>BC−21カートリッジの
使い始めに、1ドットの縦線を記録紙上に印字した。
又、BC−21カートリッジを使い切るまでテキストの
印字を行い、使い終わる直前になった該カートリッジを
用いて、別の記録紙上に1ドットの縦線を印字した。こ
れらの記録紙を25cm離れた距離から目視にて観察
し、使い始めのカートリッジによる印字結果と、使い終
わり直前のカートリッジによる印字結果を以下の基準に
て評価した。そして、評価結果を表2に示した。
【0072】A:両者に全く差異が見られない。 B:使い終わり直前のカートリッジで印字した縦線の一
部にドット着弾ずれが認められるものの、直線として認
識できる。 C:使い終わり直前のカートリッジで印字した縦線にド
ット着弾ずれがはっきりと認められ、又、縦線がずれて
認識できる。
【0073】<耐水性>先ず、BJC−420Jで印字
したベタ画像を印字後24時間放置した後、反射濃度計
マクベスRD−918(マクベス社製)を使用して、印
字物の反射濃度を測定した。次に、この印字物を水道水
中に5分間静置し、その後、引き上げて水を乾燥させた
後、印字物の反射濃度を測定した。そして、耐水試験前
と耐水試験後の反射濃度から画像濃度の残存率を求め、
耐水性の評価尺度とした。評価結果は、下記の基準で分
類し、評価した。下記表2に、評価結果を示した。 A:画像濃度の残存率が80%以上。 B:画像濃度の残存率が70%以上80%未満。 C:画像濃度の残存率が70%未満。
【0074】
【0075】(第2の実施形態による着色樹脂微粒子水
分散体の調製) <実施例2−1:着色樹脂微粒子水分散体2−Aの調製
>本実施例では、顔料としてフタロシアニンブルー
(C.I.PB 15:3)を用い、反応性乳化剤とし
て、下記一般式(2)において、m=12、n=10、
k=1、R=アリル基である反応性乳化剤を用いた。
【0076】先ず、上記顔料5部及び反応性乳化剤1部
を、水50部に加えた後、5%水酸化ナトリウム水溶液
でpHが9になるように調整した。更に、これに直径
0.5mmのガラスビーズを50部加え、サンドミルで
15時間分散した。次に、ガラスビーズを除去した後、
重合開始剤として過硫酸カリウムを0.1部、重合性不
飽和単量体として、メタクリル酸メチルを0.6部、及
びn−アクリル酸ブチルを0.9部を加えて、窒素雰囲
気下65℃に昇温した。更に、この中に、メタクリル酸
メチル2.4部と、n−アクリル酸ブチル3.6部とか
らなる混合溶剤を3時間かけて滴下した。滴下が終了し
てから、65℃で20時間反応を行って、着色樹脂微粒
子水分散体2−Aを得た。
【0077】<実施例2−2:着色樹脂微粒子水分散体
2−Bの調製>反応性乳化剤として、上記一般式(2)
において、m=12、n=0、k=1、R=アクリロイ
ル基である反応性乳化剤を用い、pH調整剤として5%
水酸化カリウム水溶液を用いた以外は実施例2−1と同
様の方法で、着色樹脂微粒子水分散体2−Bを得た。
【0078】<実施例2−3:着色樹脂微粒子水分散体
2−Cの調製>反応性乳化剤として上記一般式(2)に
おいて、m=25、n=25、k=2、R=メタクリロ
イル基である反応性乳化剤を用い、pH調整剤として5
%アンモニア水を用いた以外は実施例2−1と同様の方
法で、着色樹脂微粒子水分散体2−Cを得た。
【0079】<実施例2−4:着色樹脂微粒子水分散体
2−Dの調製>反応性乳化剤として上記一般式(2)に
おいて、m=8、n=18、k=2、R=アリル基であ
る反応性乳化剤を用い、pH調整剤として5%水酸化リ
チウム水溶液を用いた以外は実施例2−1と同様の方法
で、着色樹脂微粒子水分散体2−Dを得た。
【0080】<実施例2−5:着色樹脂微粒子水分散体
2−Eの調製>反応性乳化剤として上記一般式(2)に
おいて、m=30、n=45、k=1、R=アクリロイ
ル基である反応性乳化剤を用い、pH調整剤として5%
水酸化カリウム水溶液を用いた以外は実施例2−1と同
様の方法で、着色樹脂微粒子水分散体2−Eを得た。
【0081】<比較例2−1:着色樹脂微粒子水分散体
2−Fの調製>本比較例では、顔料としてフタロシアニ
ンブルー(C.I.PB 15:3)を用い、反応性乳
化剤として、下記式(3)で示される反応性乳化剤を用
いた。
【0082】先ず、上記顔料5部及び反応性乳化剤1部
を、水50部に加えた後、これに直径0.5mmのガラ
スビーズを50部加え、サンドミルで15時間分散し
た。次に、ガラスビーズを除去した後、重合開始剤とし
て過硫酸カリウムを0.1部、重合性不飽和単量体とし
て、メタクリル酸メチルを0.6部、及びn−アクリル
酸ブチルを0.9部を加えて、窒素雰囲気下65℃に昇
温した。更に、この中に、メタクリル酸メチル2.4部
と、n−アクリル酸ブチル3.6部とからなる混合溶剤
を3時間かけて滴下した。滴下が終了してから、65℃
で20時間反応を行って、着色樹脂微粒子水分散体2−
Fを得た。
【0083】<比較例2−2:着色樹脂微粒子水分散体
2−Gの調製>反応性乳化剤の代わりにポリビニルアル
コール(クラレ社製 PVA−205重合度=500、
ケン化度=87〜89)を用いた以外は、実施例2−1
と同様の方法で、着色樹脂微粒子水分散体2−Gを得
た。
【0084】(着色樹脂微粒子水分散体の評価)上記実
施例2−1〜2−5、比較例2−1及び2−2で調製し
た着色樹脂微粒子水分散体2−A〜2−Gについて、前
記実施例1及び比較例1の着色樹脂微粒子水分散体で用
いた評価方法及び基準を用いて評価を行った。表3に、
得られた結果を示した。
【0085】
【0086】(第2の実施形態によるインクの調製)実
施例2−1〜2−5で調製した着色樹脂微粒子水分散体
2−A〜2−Eを用い、実施例2−6〜2−10のイン
クを調製した。インク組成は、グリセリン10部、エチ
レングリコール5部、トリメチロールプロパン5部、ア
セチレノールEHを1部、及び水35部、着色樹脂微粒
子水分散体2−A〜2−Eを各々44部とした。これら
の成分を混合及び撹拌した後、濾過して実施例2−6〜
2−10のインクを得た。又、比較例2−1及び2−2
で調製した着色樹脂微粒子水分散体2−F及び2−Gを
用いる以外上記と同様の方法で、比較例2−3及び2−
4のインクを得た。
【0087】(インクの評価)上記実施例2−6〜2−
10、比較例2−3及び2−4で調製したインクについ
て、実施例1及び比較例1のインクの評価に用いた評価
方法及び基準と同様の評価を行った。表4に、得られた
結果を示した。
【0088】
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクの色材として有用な着色樹脂微粒子であって、長
期の分散安定性に優れた着色樹脂微粒子水分散体、及び
該着色樹脂微粒子水分散体が簡易に得られる着色樹脂微
粒子水分散体の製造方法が提供される。特に、水性イン
クの着色剤(色材)として好適に用いることができ、そ
のインクを用いて形成した記録画像が優れた耐水性及び
耐擦過性を有し、しかもインクジェット記録用インクと
した場合に優れた吐出安定性を与える着色樹脂微粒子、
該着色樹脂微粒子を用いたインク、記録ユニット、イン
クカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジ
ェット記録方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置のヘッド部の縦断面
図。
【図2】インクジェット記録装置のヘッド部の横断面
図。
【図3】インクジェット記録装置のヘッド部の外観斜視
図。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図。
【図5】インクカートリッジの縦断面図。
【図6】記録ユニットの斜視図。
【符号の説明】
13:ヘッド 14:溝 15:発熱ヘッド 16:保護膜 17−1、17−2:アルミニウム電極 18:発熱抵抗体層 19:蓄熱層 20:基板 21:インク 22:吐出オリフィス(微細孔) 23:メニスカス 25:被記録材 28:発熱ヘッド 40:インク袋 42:栓 44:インク吸収体 45:インクカートリッジ 51:給紙部 52:紙送りローラ 53:排紙ローラ 61:ワイピング部材 62:キャップ 63:インク吸収体 64:吐出回復部 65:記録ヘッド 66:キャリッジ 67:ガイド軸 68:モータ 69:駆動ベルト 70:記録ユニット 71:ヘッド部 72:大気連通口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 11/00 C09D 17/00 4J100 17/00 B41J 3/04 101Y (72)発明者 弘 正明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 檀上 桂志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鶴崎 毅 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA13 FA03 FA10 FC01 KC14 2H086 BA53 BA54 BA55 BA59 4J011 KA06 KA10 KB29 PB25 PC02 PC06 4J037 CC13 CC14 CC15 CC16 CC17 EE03 EE12 FF15 FF22 FF25 4J039 AD02 AD04 AD08 AD09 AD12 AD14 BE01 BE02 GA24 4J100 AB02P AC04P AE18Q AG04P AJ09P AK32P AL02P AL08Q AM02P AM15P AM19P AM43P BA02 BA03 BA08 BA32 BA56 CA03 FA20 JA07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示される反応性乳化
    剤の存在下、顔料を水性媒体中に分散させた後、重合開
    始剤及び重合性不飽和単量体を添加し、その後、重合反
    応させることを特徴とする着色樹脂微粒子水分散体の製
    造方法。 [但し、式(1)中、mは1〜30のいずれかの整数、
    nは1〜50のいずれかの整数、Xは、水素原子又はS
    3 -+であり、該M+は、NH4 +又はアルカリ金属イオ
    ン、Rは、アリル基、アクリロイル基又はメタクリロイ
    ル基のいずれかを表す。]
  2. 【請求項2】 下記一般式(2)で示される反応性乳化
    剤の存在下、顔料を水性媒体中に分散させた後、重合開
    始剤及び不飽和単量体を添加し、その後、重合反応させ
    ることを特徴とする着色樹脂微粒子水分散体の製造方
    法。 [但し、式(2)中、mは1〜30のいずれかの整数、
    nは0〜50のいずれかの整数、kは1又は2、Rはア
    リル基又は(メタ)アクリロイル基のいずれかを表
    す。]
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の製造方法によっ
    て得られたことを特徴とする着色樹脂微粒子水分散体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の着色樹脂微粒子水分散
    体を含んでいることを特徴とするインク。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の着色樹脂微粒子水分散
    体から水を除去することによって得られたことを特徴と
    する着色樹脂微粒子。
  6. 【請求項6】 少なくとも請求項5に記載の着色樹脂微
    粒子と液媒体とを含んでいることを特徴とするインク。
  7. 【請求項7】 液媒体が、水性である請求項6に記載の
    インク。
  8. 【請求項8】 液媒体が、油性である請求項6に記載の
    インク。
  9. 【請求項9】 インクジェット記録用である請求項4、
    6〜8のいずれか1項に記載のインク。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のインクが収容されて
    いるインク収容部と、該インクを吐出するためのヘッド
    部とを少なくとも具備していることを特徴とする記録ユ
    ニット。
  11. 【請求項11】 請求項4、6〜9のいずれか1項に記
    載のインクが収容されているインク収容部を少なくとも
    具備していることを特徴とするインクカートリッジ。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載のインクが収容されて
    いるインク収容部と、該インクを吐出するための記録ヘ
    ッドとを少なくとも具備していることを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載のインクをインクジェ
    ット法で吐出させる工程を少なくとも有することを特徴
    とするインクジェット記録方法。
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