JP2003327305A - ワークの自動供給システム及び搬送ユニット - Google Patents
ワークの自動供給システム及び搬送ユニットInfo
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Abstract
を個別に選別することができ、もって、効率的なワーク
の提供を実現することのできるワークの自動供給システ
ム及び搬送ユニットを提供することを課題としている。 【解決手段】 容器Cは、ストック棚200の一方から
入庫ユニット300によってストック棚200へ収納さ
れ、ストック棚200の他方から出庫ユニット400に
よってストック棚200から出庫されるようになってい
る。容器Cの収納位置は、メイン制御部によって管理さ
れ、Z方向の列の途中にある目的の容器Cは、それより
下流側の容器Cを出庫ユニット400によって返送棚へ
戻して、出庫され得るようになっている。
Description
システム及び搬送ユニットに関する。
顧客から受注した受注品のデータから管理データないし
CADデータを生成し、これら管理データないしCAD
データに基づいて、製品の材料を発注したり、納品され
た材料の在庫を管理したりすることが要請される。
料が加工される加工ステーションへ適切に供給され、品
番間違いや供給切れによる手待ち等が起きないように、
入庫処理や出庫処理を行うことが必要になる。
に、多くの工業製品は、種類の異なる複数の部品を組み
合わせて自動生産されている。そのような自動生産にお
いては、同種の部品においても、仕様の異なるものを複
雑に組み合わせて多品種少量生産を行うことが要請され
ている。
には、生産計画に基づいて、材料の総数を管理可能な部
品供給装置が開示されている。この部品供給装置は、多
段のストック棚を有し、各ストック棚にワークを収容す
るストックユニットと、各ストック棚にワークを搬出入
するリフト式の搬出入ユニットとを有している。上記ワ
ークの種類は、ストック棚毎に設定されている。また上
記ストック棚にストックされたワークの個数は、生産管
理データとリンクして管理されている。
は、3次元で多種類のワークを収納する自動倉庫が開示
されている。この自動倉庫では、ワークの種類ごとに複
数のストック棚を設け、ストック棚の上流側でワークの
品番をバーコードリーダ等により読み取って対応するス
トック棚に仕分けるようにしている。
た先行技術では、何れもワークの種類を管理するに当
り、ストック棚毎に設定された品番でワークを管理して
いたので、一列に配置されたワーク群から特定のワーク
を優先的に出庫する、といった、ワークの個別管理を行
うことができなかった。例えば、ワークが容器に収容さ
れた電線である場合、同一のストック棚には、新品の電
線が収容された容器と、一部が消費されている電線(以
下、「端尺電線」という)が収容された容器とが混在す
ることになる。その場合、上述した先行技術では、端尺
電線が収容された容器を優先的に消費しようとすること
ができないという問題があった。
であり、一列に配置されたワーク群から特定のワークを
個別に選別することができ、もって、効率的なワークの
提供を実現することのできるワークの自動供給システム
及び搬送ユニットを提供することを課題としている。
に本発明は、複数のワークを一方向に沿って収容する収
容空間を有するストック棚と、このストック棚に対し
て、ワークを上記一方向上流側から入庫する入庫ユニッ
トと、上記ストック棚に対して、ワークを上記一方向下
流側から出庫する出庫ユニットと、両ユニットの動作を
制御するユニット制御部と、このユニット制御部の動作
プログラムを含むメイン制御部とを備えた自動供給シス
テムにおいて、上記入庫ユニットと出庫ユニットとの間
に、当該一方向下流側から上流側へワークを返送する一
時ストック経路を設け、上記メイン制御部に、生産計画
に基づいてストック棚に対するワークの出入庫トランザ
クションを処理するトランザクション処理部を設け、上
記トランザクション処理部は、出庫要求のあるワークが
上記一方向の最下流端に移動するまで、当該出庫要求の
あるワークの下流側にストックされたワークを出庫ユニ
ットによって一時ストック経路に返送するようにユニッ
ト制御部を制御するものであることを特徴とする自動供
給システムである。
ワークをストック棚に入庫するとともに、ストック棚に
ストックされているワークを出庫ユニットによって取り
出すことができる。この際、出庫要求のあるワークがス
トック棚の一方向において、列の途中にある場合には、
当該列の下流側にあるワークを出庫ユニットが一時スト
ック経路に戻し、出庫要求のあるワークを取り出すこと
ができる。
ョン処理部は、一時ストック経路に返送されたワークを
入庫ユニットが元のストック棚に戻すようにユニット制
御部を制御するものである。この態様では入庫ユニット
を出庫ユニットと並行して駆動し、ストック棚に収容さ
れているワークの在庫を管理することができるので、出
入庫トランザクションが頻繁に行われる場合において
も、迅速な出入庫処理を行うことができる。
ク棚は、上記一方向と交差する方向に並設された複数の
ストック部と、このストック部毎に設けられ、ワークを
一方向に沿って送給可能な一群の駆動ローラ群と、各駆
動ローラ群に対し、入庫ユニットと出庫ユニットとに対
応して設けられ、当該駆動ローラ群への駆動力を入力す
る入庫側動力入力部材および出庫側動力入力部材とを有
し、上記入庫ユニットおよび出庫ユニットは、各ストッ
ク部の対応する動力入力部材に対し、駆動力を出力する
動力出力機構を有し、上記一時ストック経路は、上記ス
トック部から選択された特定のストック部によって構成
されている。
られた動力入力部材に対して入庫ユニットおよび出庫ユ
ニットから駆動力を出力することができるので、ワーク
を一時ストック経路に返送する作業や通常の出入庫トラ
ンザクションを同一のハード構成で行うことができる。
また、一時ストック経路をストック部から選択された特
定のストック部によって構成しているので、ワークの出
庫条件や安全在庫が変動した場合においても、ソフトウ
エアに設定される設定条件の変更のみによって、柔軟に
仕様変更に対応することが可能になる。
庫ユニット、及び出庫ユニットを複数組設け、各組の出
庫ユニット毎に設けられ、当該出庫ユニットから出庫さ
れるワークを搬出する複数の出庫コンベヤーを設け、各
出庫コンベヤーから出庫されたワークを選択的に加工ス
テーションに出庫する優先順位特定手段を設けている。
大規模な倉庫システムを構築し、各出庫ユニットから並
行してワークを搬出するように設定しても、搬出された
ワークは、優先順位特定手段を窓口とする待ち行列を構
成し、且つ当該優先順位特定手段によって所望のワーク
を優先的に出庫することが可能になる。この結果、加工
ステーションで要請されるワークを緊急度の高いものか
ら順に出庫することが可能になり、一層多品種少量生産
に好適な出庫処理を行うことが可能になる。
向に沿って収容する収容空間を区画するフレーム、フレ
ームに設けられ、当該収容空間内にてワークを上記一方
向に沿って搬送する搬送ローラ群、及び搬送ローラ群の
駆動力を入力するための動力入力部材を有するストック
棚に併設され、上記ストック棚との間でワークを受け渡
す搬送ユニットであって、ワークを担持可能な構造体
と、この構造体に設けられ、ワークを移送するローラ群
と、このローラ群を駆動する駆動源とを有し、上記ロー
ラ群には、ワークの受渡時に上記駆動源の動力をストッ
ク棚の動力入力部材に入力する動力出力部材が設けられ
ていることを特徴とする搬送ユニットである。
トック棚に入庫または出庫する際、搬送ユニットに設け
られた駆動源による駆動力を動力出力部材を介してスト
ック棚の動力入力部材に入力することができるので、ワ
ークを収容空間の一方向において任意の位置に送給した
り、任意の位置からワークを引き出したりすることが可
能になる。この態様において、「ストック棚との間でワ
ークを受け渡す」とは、ワークをストック棚に入庫する
場合であってもよく、出庫する場合であってもよい。ま
た、駆動源の駆動方向を双方向に設定し、一の搬送ユニ
ットによって、ワークの出庫と入庫の双方を行うことが
できるようにしてもよい。
発明の好ましい実施形態について詳述する。
線Wを収容した容器Cの斜視図である。
ーハーネスを製造する際の材料とされる被覆電線をロー
ル状に束ねたものである。
体11の上縁に延設された多目的フランジ12とを備え
ている。これら本体11、多目的フランジ12は、樹脂
によって一体成形されたものである。
た底部13を有し、その底部13の中央部に、一体成形
されたコア14が立設されている。このコア14は、底
の無い中空円筒形状であり、定ピッチで設けたスリット
14bによって周方向に4分割されている。また、コア
の先端部14aは、球状に収束するように湾曲してい
る。このコア14は、図1に示す環状に巻回された線材
(図のそれは電線W)の束の中心部に挿入される。
つの長辺13aと4つの短辺13bが交互に連なる八角
形に形成されており、それぞれの辺13a、13bに、
側壁15が連設されている。この側壁15は、上広がり
の方向に傾斜しており、その側壁の上端に上記多目的フ
ランジ12が連設されている。なお、図1の18はアク
リル製のシートを湾曲させて構成した仕切り部材(弾性
スペーサ)であり、この仕切り部材18を本体11内の
四隅に設け、各仕切り部材でコア14に担持される電線
Wの束の外周面を弾性的に受けて繰り出し終了時に至る
まで、電線Wの束の荷崩れが生じないようにしている。
ランジにして平板形状に形成している。また、このフラ
ンジの長辺部、即ち底部の各長辺13aに対応する部位
には、補強用の中空リブ16を立設しており、この中空
リブ16によって、多目的フランジ12と側壁15の機
械的連結強度を高め、多目的フランジ12を線材束収納
容器搬送時の把手として兼用することが可能になってい
る。さらに、このリブ16で受け口を形成し、多目的フ
ランジ12を支持座にして、空になっている容器Cを上
下に積み重ねることを可能にしている。
り、複数の目的を達成するための機能を備えた構造体で
あり、コンベヤーで搬送する際のガイド機能を奏するこ
ともできる他、以下に説明するように、電線Wの繰り出
し端W1を仮止めする仮止め部品20を担持する担持部
材として、或いは、側壁15のコーナ部に設けられた絵
符収納部30の開口(絵符挿抜口)を画する部材として
も機能する。
2の一隅に形成されたスリット12aを挿抜口としてそ
こからバーコードC1の印刷された絵符C2を挿抜可能
に収納するためのものである。バーコードC1は、本体
11内に収容される電線Wの線種や長さなどのデータを
コード化したものである。
加工する工場Fのレイアウトを概略的に示す斜視図であ
り、図3は同工場の要部を示す平面部分略図である。
は、加工対象となる電線W(図1参照)を入庫する入庫
ステーションST1と、この入庫ステーションST1か
ら入庫した電線を加工する加工ステーションST2と、
加工ステーションST2で用済みになった電線等を回収
する回収処理ステーションST3とが設定されており、
本実施形態に係る自動供給システム100は、これら各
ステーションST1〜ST3間でワークを自動送給でき
るように構成されている。
は、入庫ステーションST1と加工ステーションST2
との間に連設された複数のストック棚200と、各スト
ック棚200に設けられて、対応するストック棚200
に対し、上記電線Wを入庫するための入庫ユニット30
0と、各ストック棚200に設けられて、対応するスト
ック棚200からワークを出庫するための出庫ユニット
400と、各ステーションST1〜ST3と各ユニット
200〜400との間で上記電線Wを搬送するためのコ
ンベヤーユニット500とを有している。
にはフレームに支持された多数の搬送ローラをベルトで
連結し、駆動モータで駆動することにより、ワークを搬
送するものであり、後述する経路PH1〜PH3に応じ
て上下に配置されて相互に搬送方向の異なる多段の搬送
路を構成しているものである。
路PH1〜PH3中の節点に配置され、容器Cの搬送方
向を切り換える方向切換部510と、入庫ステーション
ST1から各入庫ユニット300へワークを搬送する入
庫搬送部520と、入庫搬送部520に搬送されたワー
クの待ち行列を処理するための行列処理部530と、各
出庫ユニット400から搬出されたワークを搬送する出
庫搬送部540と、各出庫搬送部540に搬送されてい
るワークを払い出す昇降式移載装置550と、昇降式移
載装置550から払い出されたワークを加工ステーショ
ンST2へ送給するとともに、加工ステーションST2
から回収されるべきワークを回収処理ステーションST
3へ送給可能な循環部560とを有している。これら各
部520〜560により、コンベヤーユニット500
は、入庫ステーションST1から加工ステーションST
2へワークを供給する供給経路PH1と、加工ステーシ
ョンST2から回収処理ステーションST3へワークを
返送する回収経路PH2とを構成している。さらに本実
施形態においては、回収経路PH2の間に切換点(分岐
点)を設け、この切り換え点から分岐して電線Wが収容
されている容器Cをストック棚200に返送するための
ストック返送経路PH3が形成されている。
形態に係るストック棚200の詳細について説明する。
ストック棚200は、工場Fの一側壁に沿って例えば5
ユニット連設されている(図2参照)。以下の説明で
は、このストック棚の連設方向をX方向、鉛直方向をY
方向、X方向と直交する水平方向をZ方向とする。図示
の実施形態では、上記Z方向の一端側に入庫ユニット3
00が設置されているとともに、他端側に出庫ユニット
400が設置されている(図4参照)。
略構成を示す側面図であり、図5は図4のストック部分
に採用されているストック棚200の一部を省略して示
す正面略図である。
は、全体として直方体に構成される外フレーム210
と、この外フレーム210に組み付けられて、全体とし
て3次元の収容空間SPを形成する複数のガイドフレー
ム220、230と、ガイドフレーム230に設けられ
た駆動ローラユニット240と、駆動ローラユニット2
40によって駆動される容器Cの飛び出しを規制するス
トッパユニット250とを有している。
外郭を構成する部材であり、鋼材を全体として直方体の
箱状に形成したものである。
れX方向およびY方向において、外郭が構成されたスト
ック棚200の内部を等分し、全体としてストック棚2
00の内部に3次元の収容空間SPを構成するためのも
のである。
柱状の部材であり、このガイドフレーム220を外フレ
ーム210の内部に等配することにより、外フレーム2
10の内部はX方向に等分される。
に沿って延びているとともに、Y方向沿いに等配され、
外フレーム210またはガイドフレーム220に固定さ
れているアングル材である。このガイドフレーム230
により、外フレーム210の内部はY方向に等分され
る。この結果、外フレーム210並びにガイドフレーム
220、230は、全体として、X方向、Y方向、およ
びZ方向に特定可能な3次元の収容空間SPを構成す
る。
たアドレスの説明図である。
ガイドフレーム220、230によって、区画された3
次元の収容空間SPには、アドレスSNが設定されてい
る。具体的には、このアドレスSNは、X方向の番地を
特定する行番号Xn(nは0から9までの実数)、Y方
向の番地を特定する列番号Yn(nは1からFまでの実
数)、Z方向の番地を特定する出入庫番号Zn(nは0
から5までの実数)の三次元変数のアドレス SN=(Xn、Yn、Zn) で構成されている。なお、図示の実施形態では、複数の
ストック棚200を採用しているので、そのユニット番
号Nをアドレスの添え字で表しているが、これに限ら
ず、ユニット番号Nをひとつの変数とする4次元変数の
アドレス S=(Nn、Xn、Yn、Zn) を採用してもよい。
おける任意のアドレスの容器Cを取り出すために、何れ
かのガイドフレーム230によって区画された空間が返
送棚230Rとして設定されている(図5参照)。ま
た、具体的には図示していないが、この返送棚230R
には容器検知センサが設けられており、この返送棚23
0Rに容器Cが搬送されたことを検知して、後述する手
順により、入庫ユニット300を駆動制御することがで
きるようになっている。
0の要部を一部破断して示す側面部分拡大図である。
駆動ローラユニット240は、二つ一組となった各ガイ
ドフレーム230の内側面に取り付けられることによ
り、当該ガイドフレーム230間に容器Cを搬送するこ
とができるようになっている機構である。
レーム230の長手方向に沿って配設される駆動ローラ
241と、この駆動ローラ241に巻回されている無端
ベルト242とを有している。
ンジ12下面と転がり接触して、容器Cを概ねZ方向に
沿って送給するためものであり、ガイドフレーム230
の長手方向に沿って一列に配設されている。これととも
に、ガイドフレーム230の適所には、当該駆動ローラ
241の列から下側にずれた張力調整ローラ241aが
設けられている。そして、この張力調整ローラ241a
の外周に無端ベルト242を掛け渡すことにより、当該
張力調整ローラ241aの両側に配置された駆動ローラ
241との間で無端ベルト242に起伏を形成し、駆動
ローラ241と無端ベルト242との間に動力伝達力が
増すようになっている。
部に配置された駆動ローラ241には、入力歯車243
が同心に設けられている(図4参照)。図示の実施形態
では、後述する入庫ユニット300または出庫ユニット
400からこの入力歯車243に回転駆動力を入力され
て、無端ベルト242を介し、各ローラ241、241
aに回転駆動力を伝達して、容器Cを駆動ローラ241
で駆動することができるようになっている。かかる機構
を採用することにより、図示の実施形態では、駆動ロー
ラ241と容器Cの多目的フランジ12との間に滑りが
生じにくくなり、高い精度で容器Cを駆動することがで
きるようになっている。
て、出庫側が若干下側に傾斜した姿勢で固定されてい
る。これにより、入庫側から導入された容器Cは、自重
によって出庫側へ移動しやすくなっている(図4参
照)。このため、外フレーム210の出庫側には、各ガ
イドフレーム230に対応して、二つ一組のストッパユ
ニット250が設けられている。
の出庫側の部分を示すものであり、(A)は正面部分略
図、(B)は平面部分略図である。
ッパユニット250は、外フレーム210またはガイド
フレーム230に固定されてZ方向に延びるステー25
1と、このステー251の出庫側端面に固定されている
ガイドストッパ252と、このガイドストッパ252に
取り付けられたスライドストッパ253とを有してい
る。スライドストッパ253は、ガイドストッパ252
によって、X方向に変位可能にガイドされている長片部
253aと、この長片部253aの端部からZ方向にお
いて出庫側に屈曲する操作片部253bとを有する平面
視略L字型の板状部材である。そして、後述するよう
に、この操作片部253bを把持して、長片部253a
をスライドさせることにより、長片部253aが入庫側
の容器Cに臨んで容器Cの出庫側への飛び出しを規制す
る規制ポジションと長片部253aが容器Cの出庫側へ
の変位を許容する開放ポジションとの間で変位すること
ができるようになっている。
置されたガイドフレーム230において、ストッパユニ
ット250もそれぞれ互いに長片部253aの自由端が
対向する姿勢で対をなして配置されている。
00に対し、容器Cを出入庫する入庫ユニット300お
よび出庫ユニット400について詳述する。
0、入庫ユニット300、および出庫ユニット400を
概観したストック部分全体の斜視図である。
ストック棚200には、それぞれ入庫側に配置された入
庫ユニット300、出庫側に配置された出庫ユニット4
00が対をなして装備されている。各ユニット300、
400は、それぞれストック棚200の入庫側にX方向
に沿って敷設された入庫側レール301、出庫側レール
401と、各レール301、401上にてX方向沿いに
往復移動可能に配置されたスライドタワー302、40
2とを有している。
ック棚200の全高にわたる竪型の構造体であり、その
底部に設けられた図略のサーボモータを駆動することに
より、X方向に沿って往復移動可能に構成されている。
スライドタワー302、402には、その内部にそれぞ
れ入庫搬送ユニット310、出庫搬送ユニット410を
内蔵しており(図4参照)、上記レール301、401
に沿って移動することにより、対応する搬送ユニット3
10、410をX方向に駆動することができるように構
成されているとともに、自身の内部で上記搬送ユニット
310、410を上下に駆動することにより、それぞれ
対応する搬送ユニット310、410をY方向にガイド
可能に装備している。
ワー302、402の頂部と底部には、X方向に対向し
て対をなすスプロケット303a、303b、403
a、403bが配置されており、これらスプロケット3
03a〜403bには、チェーン304、404が掛け
わたされている。チェーン304、404の一端部に
は、対応する搬送ユニット310、410がそれぞれ取
り付けられているとともに、他端部には、ウエイト30
5、405が取り付けられており、ウエイト305、4
05と搬送ユニット310、410をバランスさせて相
対的に上下に昇降させることにより、搬送ユニット31
0、410をY方向に駆動することができるようになっ
ている。上記スプロケット303a〜403bのうち、
各スライドタワー301、401の頂部に設けられてい
るものには、図略のサーボモータが取り付けられてお
り、これによって、精緻に搬送ユニット310、410
を所望の高さに駆動することができるようになってい
る。
00の要部を示す斜視図、図11は同入庫ユニット30
0に採用されている搬送ユニット310のフレーム部の
分解斜視図、図12は同搬送ユニット310の駆動部3
50の斜視図、図13は同搬送ユニット310の使用状
態を示す斜視図、図14から図16は同搬送ユニット3
10の搬送動作を示す側面図である。
0に採用されている搬送ユニット310は、構造体とし
てのフレーム部320(図11参照)と、このフレーム
部320に組付けられる駆動部350(図12参照)と
を有している。
301に連結される昇降フレーム330と、この昇降フ
レーム330に対してZ方向に相対的に変位可能に組み
付けられるスライドフレーム340とを有している。
対をなし、スライドタワー301に連結されて上下に昇
降する昇降連結部331と、この昇降連結部331に固
定された昇降テーブル332とを有している。
ガイドローラ群331aと、ガイドローラ群331aを
担持する取付板331bと、取付板331bの内側に、
平面視略直角な姿勢で固定された略台形の固定板331
cとを有している。
31aは、スライドタワー301のX方向両側に立設さ
れた図略のガイドレールをX方向に挟み込んだ状態で転
がり接触することにより、搬送ユニット310全体を上
下に昇降ガイドするためのものである。この昇降連結部
331には、上述したチェーン304の端部が連結され
ており、搬送ユニット310は、このチェーン304を
介して上下に昇降されることになる。
2は、Z方向に対向する一対の底板332aと、両底板
332aの両側部に設けられ、Z方向に延びる一対の側
板332bとを有している。上記一対の底板332a、
332aのうち、入庫側のものには、軸受332cが固
定されており、この軸受332cに保持されるピン(図
示せず)を介して後述するスライドフレーム340が連
結されるようになっている。また、各側板332bの上
部には、それぞれ一対のスライド保持部332dが配設
されており、このスライド保持部332dを介して、上
記スライドフレーム340がZ方向に相対変位可能にガ
イドされるようになっている。
1と、この底板341の両側に設けられた側板342と
を有している。
フレーム340がZ方向に変位するためのエアシリンダ
343が固定されており、そのロッド343aが入庫側
に向けられている。ロッド343aの端部には、上記昇
降フレーム330に設けられた軸受332cに連結され
る連結部材343bが設けられており、この連結部材3
43bが図略のピンで軸受332cに連結されている。
ドレール344が固定されている。ガイドレール344
は、Z方向に沿って水平に延びており、上記昇降フレー
ム330の側板332bに固定されたスライド保持部3
32dに連結されるものである。したがってこの実施形
態では、昇降フレーム330にスライドフレーム340
がZ方向に相対変位可能に連結され、後述するように、
ストック棚200の駆動ローラユニット240に対し動
力を伝達可能に昇降フレーム330からスライドフレー
ム340が突出する動力伝達姿勢とスライドフレーム3
40が昇降フレーム330上に退避する退避フレームと
の間で変位できることになる。
イドフレーム340に組み付けられて、容器Cの搬送を
行う機構である。
340の底板341の底面に固定されたモータ351を
備えている。このモータ351の出力軸351aは、X
方向に沿って配置されている。モータ351の出力軸3
51aには、出力歯車352が固定されている。出力歯
車352には、中継歯車353が噛合している。中継歯
車353は、図略のステーを介して上記スライドフレー
ム340の底板341の下方に取り付けられている。こ
の中継歯車353には、出力軸354が固定されてい
る。出力軸354は、X方向に延びてその両端部分が、
スライドフレーム340の底板341の両側部分に形成
された切欠341aを介して上方に臨んでいる。出力軸
354の両端部には、出力ローラ355が固定されてい
る。この出力ローラ355は、上記スライドフレーム3
40の側板342の内側に取り付けられたローラ群35
6に対し、タイミングベルト357を介して動力を伝達
するためのものである。ローラ群356は、その上部周
面が側板342の上縁に沿って並ぶように配置されてい
る。これにより、当該ローラ群356に巻回されたタイ
ミングベルト357が、容器C(図13参照)の多目的
フランジ12の下面を駆動することができるようになっ
ている。上記モータ351は、後述するシーケンサの制
御により、正逆方向に出力歯車352を駆動することが
できるようになっている。したがって、上記タイミング
ベルト357によって搬送される容器Cの搬送方向も、
双方向に切り換えることができるようになっている。
ク棚200に最も近接しているものは、ステー358を
介して側板342のZ方向外方に突出している。上記ス
テー358には、当該ローラ群356の回転駆動力を受
ける駆動歯車360と、この駆動歯車360と噛合する
出力歯車361が取り付けられている。この出力歯車3
61は、ストック棚200の入力歯車243と噛合可能
な位置に配置されている。この結果、スライドフレーム
340が図14に示す退避姿勢から図15、図16に示
す動力伝達姿勢をとることにより、出力歯車361がス
トック棚200の入力歯車243と噛合し、ストック棚
200に対する容器Cの搬送動作を行うことができるよ
うになっている。
送ユニット410について詳述する。図17は本実施形
態に係る出庫側の搬送ユニット410の概略構成を示す
斜視図である。
10は、基本的には入庫側の搬送ユニット310と概ね
同様の仕様になっており、ストック棚200のストッパ
ユニット250を駆動する一対のストッパ解除ユニット
420が設けられている点のみが相違している。以下の
説明では、搬送ユニット310と同等の部材には、同一
の符号を付して重複する説明を省略する。
用されているストッパ解除ユニット420を拡大して示
す斜視図、図19は同ストッパ解除ユニット420の動
作手順を示す平面図であり、(A)は係合前、(B)は
係合時、(C)は駆動時を示している。
ニット420は、搬送ユニット410の底板332aに
取り付けられた取付板421と、この取付板421の端
面に固定されたステー422と、このステー422に取
り付けられることにより、軸芯をX方向沿わせているエ
アシリンダ423と、このエアシリンダ423のロッド
423aによってX方向沿いに往復移動する駆動ブロッ
ク424と、この駆動ブロック424に固定された一対
の解除爪425とを有している。
び、スペーサ421aを介してボルト421bで搬送ユ
ニット410の底板332aに対し、Z方向に相対変位
可能に取り付けられている。具体的に図示していない
が、この取付板421は、図略のエアシリンダによって
Z方向に往復移動することができるようになっている。
からストック棚200に向かってZ方向に延びている片
持ち状の部材である。ステー422には、Z方向に沿っ
てシリンダ423の両側に配置された一対のガイドバー
422aがそれぞれX方向外向きに突設されており、そ
の端部が上記駆動ブロック424を貫通した状態でガイ
ドしている。
424がガイドバー422aでガイドされているストロ
ーク範囲において、駆動ブロック424をX方向に駆動
することにより、ストッパユニット250のスライドス
トッパ253を規制ポジションと開放ポジションとの間
で駆動することができるようになっている。
3に設けられた操作片部253bを駆動するためのもの
であり、それぞれ駆動ブロック423から鉛直に立ち上
がる起立部425aと、この起立部425aの頂部から
ストック棚200に向かってZ方向に延びる水平部42
5bとを一体に有している。図示の実施形態では、これ
ら一対の解除爪425、425の各水平部425b間に
操作片部253bを係合させるため、各水平部425b
には、互いに向かい合う個所が面取りされて、ストック
棚200へ向かうに連れて末広がり状に開くテーパ面4
25cが形成されている。
410の動作手順を示す側面図である。
て、出庫側の搬送ユニット410のX方向、Y方向のポ
ジションが定まると、まず、取付板421が図略のエア
シリンダでストック棚200の方に近接する方向に駆動
される。これにより、図20に示すように、出力歯車3
61がストック棚200の出庫側に設けた入力歯車24
3に噛合する前に、解除爪425がストッパユニット2
50の操作片部253bと係合する。
ッパ解除ユニット420のエアシリンダ423がロッド
423aを伸長することにより、各解除爪425が駆動
ブロック424を介してX方向において、互いに離反す
る方向に駆動される。この駆動動作により、解除爪42
5と係合していた操作片部253bがそれぞれX方向に
おいて、離反する方向に駆動される結果、スライドスト
ッパ253が規制ポジションから開放ポジションに移動
する(図19(C)参照)。
253が開放ポジションに移動した後、搬送ユニット4
10は、スライドフレーム320をストック棚200に
向けて駆動する。この結果、出力歯車361がストック
棚200の出庫側に設けた入力歯車243に噛合し、当
該入力歯車243から動力を受ける駆動ローラユニット
240が容器Cを出庫側に駆動する。この結果、出庫側
の最下流端にある容器Cがストック棚200から搬出さ
れ、出庫側の搬送ユニット410に受け渡される(図2
2参照)。なお、この搬送動作が終了すると、まず、各
ストッパ解除ユニット420がストッパユニット250
を規制ポジションに戻した後、出力歯車361による動
力が遮断されることになる。
ット310、410でストック棚200に入庫または出
庫する際、搬送ユニット310、410に設けられた駆
動源としてのモータ351による駆動力を動力出力部材
としての出力歯車352を介してストック棚200の入
力歯車243(動力入力部材)に入力することができる
ので、容器Cを収容空間のZ方向において任意の位置に
送給したり、任意の位置から容器Cを引き出したりする
ことが可能になる。
ニット400の制御は、詳しくは図59以下で説明する
ように、自動供給システム100全体を制御するメイン
制御部800と、このメイン制御部800と通信可能に
接続されたユニット制御部850とによって行われる
(図2、図59参照)。
れる容器Cを搬送するコンベヤー装置500の詳細につ
いて説明する。
500の要部を示す平面図である。
に、コンベヤー装置500は、方向切換部510、入庫
搬送部520、行列処理部530、出庫搬送部540、
昇降式移載装置550、及び循環部560を有してい
る。
面図であり、(A)は方向切換前、(B)は方向切換途
中、(C)は方向切換後をそれぞれ示している。
コンベヤー装置500の各節点に配設され、当該節点に
おいて、搬送される容器Cの送給方向を90°切り換え
るためのものであり、基本的には後述する図35〜図3
8で説明する昇降動作で容器Cを受ける搬送ローラ群を
変更し、搬送方向を切り換えるように構成されているも
のである。
途中部に設けられた方向切換部510は、入庫ステーシ
ョンST1からの供給経路PH1と循環部560からの
ストック返送経路PH3とが合流するT字路にあるた
め、両経路PH1、PH3から搬送された容器Cを何れ
も入庫ユニット300の方へ搬送可能な構成とされてい
る。より詳細に説明すると、入庫搬送部520の途中部
に設けられた方向切換部510は、コンベヤー装置50
0の構造体を構成するフレーム501と、このフレーム
501に設けられて、回転中心を鉛直線上に沿わせてい
るモータ511と、このモータ511によって、90°
の範囲で双方向に回動するターンテーブル512と、こ
のターンテーブル512に設けられた搬送ローラ群51
4とを有しており、図24(A)に示すように、一の方
向から搬送された容器Cをターンテーブル512上の搬
送ローラ群514で受け、その後、(B)で示すように
ターンテーブル512をモータ511で90°駆動し、
上記一の方向と直交する他の方向に容器Cを送給するこ
とができるようになっている。
示す側面略図である。
520は、Z方向に延びているコンベヤーユニットであ
り、その一端部が入庫ステーションST1に臨んでいる
とともに、他端部が別の方向切換部510を介して循環
部560の下流端と接続されている。この結果、詳しく
は後述するように、循環部560の下層に設けた返送用
コンベヤー730(図46参照)によって返送される容
器Cが、この入庫搬送部520の他端から当該入庫搬送
部520の途中部に設けた方向切換部510を介して、
入庫ユニット200の方へ循環することができるように
なっている。
0の構造体を構成するフレーム521と、このフレーム
521内に装備され、容器Cを入庫ステーションST1
から下流端の方向切換部510に送給する入庫送給用コ
ンベヤー522と、入庫供給用コンベヤー522を駆動
する駆動モータ523とを有している。入庫送給用コン
ベヤー522は、フレーム522aに搬送ローラ群52
2bを設け、この搬送ローラ群522bを図略の無端ベ
ルトを介して駆動モータ523で駆動するように構成さ
れている。この入庫送給用コンベヤー522には、上流
端に容器有無センサ522cが設けられており、入庫ス
テーションST1で作業している作業者が容器Cを入庫
送給用コンベヤー522に搬送することにより、上記セ
ンサ522cが容器Cを検出し、この検出に基づいて上
記駆動モータ523が駆動され、容器Cが上記方向切換
部510に送給されるように構成されている。この際、
作業者は、この入庫ステーションST1に入荷した電線
Wを容器Cに収容し、当該電線Wのデータがコード化さ
れているバーコードC1が記された上記絵符C2を搬送
される容器Cの絵符収納部30に収容する。この絵符の
C2に記されたバーコードC1を読み取るために、入庫
搬送部520には、バーコードリーダユニット524が
設けられている。
ダユニット524の側面図である。同図に示すように、
バーコードリーダユニット524は、読取部524a
と、この読取部524aを上下方向へ移動可能に設けら
れるバーコードリーダ昇降部524bを備えており、図
略のエアシリンダで昇降部524bを駆動して、読み取
り部524aを容器Cの通過を許容する退避ポジション
と容器CのバーコードC1を読み取る読取ポジションと
の間で変位可能に構成されている。ここで、バーコード
リーダユニット254の読取部524aが読み取ったデ
ータは、新束データとして、後述するメイン制御部80
0に対し、図略の通信モジュールを介して出力されるよ
うになっている。
ユニット524に容器Cを位置決めするために、容器C
の供給経路PH1において、バーコードリーダユニット
524の上下流には、一対のセンサ522d、522e
が入庫送給用コンベヤー522に設けられており、両セ
ンサ522d、522eが順次、容器Cを検出した時点
で図略のストッパが作動し、容器Cを一時停止させて、
当該容器Cの絵符C2に記されたバーコードC1をバー
コードリーダユニット524の読取部524aに位置決
めすることができるようになっている。
リーダユニット524で読み取られた電線Wの入庫可否
を報知する表示灯525と、表示灯525の表示に基づ
いて作業者が入庫作業のキャンセルを行うリセットボタ
ン526とが設けられており、後述するように、メイン
制御部800がエラー処理(図62のステップA35)
を行った際、これら表示灯525が作動し、作業者に所
定の処理を行ってリセットボタン526を操作するよう
に報知されるようになっている。
図である。
部に設けられた方向切換部510は、供給経路PH1を
90°変更して入庫ユニット200の背後(Z方向にお
いて出庫ユニット400と反対側)に容器Cを搬出する
ように設定されている(図3参照)。そして、入庫搬送
部520は、この方向切換部510の下流側に配置さ
れ、方向切換部510から搬出された容器Cを行列処理
部530に受け渡すリフタ527を備えている。
構造体を構成するフレーム527aと、このフレーム5
27aの頂部に取り付けられて鉛直方向に沿うエアシリ
ンダ528と、エアシリンダ528によって昇降動作す
る一対のアーム529とを有している(図27、図28
に一方のみ図示)。
構成する入庫送給用コンベヤー522のフレーム522
aよりも幾分高く設定され、この入庫送給用コンベヤー
522よりも上方に配置された、行列処理部530の供
給コンベヤー570に容器Cを受け渡すことができるよ
うになっている。
528aとこのシリンダ本体528aによって上下に昇
降するロッド528bとを有しており、メイン制御部8
00によって一対のアーム529を昇降するものであ
る。
チャネル状に形成されたアーム本体529aと、このア
ーム本体529aの内側壁にそれぞれ設けられた容器ト
レイ529bと、この容器トレイ529bに設けられた
搬送ローラ群529cと、それぞれの搬送ローラ群52
9cを図略の無端ベルトで駆動するように容器トレイ5
29bに設けられた駆動モータ529dとを有してお
り、容器Cの下面を搬送ローラ群529cで駆動可能に
受け、駆動モータ529dの駆動力によって受け取った
容器Cを下流側に配置された行列処理部530に搬出す
ることができるようになっている。
0の概略構成を示す側面図である。
30は、X方向に沿って全入庫ユニット300に臨むベ
ースフレーム531と、このベースフレーム531の上
方に平行に延びるトップフレーム532と、両フレーム
531及び532間に設けられたピラーフレーム533
とを有している。これらフレーム531〜533は、コ
ンベヤー装置500の構造体を構成する外郭部材であ
り、全体として、複数の入庫ユニット300に対する容
器供給機構を構成している。
入庫ユニット300毎に設定され、容器Cを取り込むた
めの容器取込口534と、取り込んだ容器Cを対応する
入庫ユニット300に送出するための容器送出口535
とを規定している。
H1を構成する上下2段の供給コンベヤー570、58
0と、これら供給コンベヤー570、580の下方に配
置され、供給コンベヤー570、580からあふれた容
器Cを一時的に退避させる退避コンベヤー590とを有
している。
570、580は、入庫ユニット300毎に対をなして
配設されている。X方向において最上流の入庫ユニット
300に臨んで配置された一方の供給コンベヤー570
は、上流端がリフタ527の搬出口に臨んでいる(図3
3参照)とともに、下流端が上記容器取込口534に臨
んでいる。また、他方の供給コンベヤー580は、一方
の供給コンベヤー570の上方に配置され、上記容器取
込口534に上流端が臨んでいるとともに、下流端が上
記容器送出口535に臨んでいる。さらに退避コンベヤ
ー590は、上記一方の供給コンベヤー570の下方
に、X方向に沿って配置され、その上流端が、最下流に
配置された入庫ユニット300の容器取込口534に臨
んでいる(図32参照)とともに、下流端が上記リフタ
527に対し、容器Cを受け渡し可能に臨んでいる(図
33参照)。なお下流側の供給コンベヤー570、58
0については、上流側の容器取込口534に下流側の供
給コンベヤー570の上流端が臨んだ状態で、上記パタ
ーンを繰り返している。
は、当該供給コンベヤー580が満杯になっているか否
かを検出する空スペース検出手段としてのセンサ580
aが配置されている。このセンサ580aは、供給コン
ベヤー580の最上流に載置可能な容器Cを検出可能な
位置に配置されており、このセンサ580aが容器Cを
検出している場合、後述するユニット制御部850は、
空スペースがなくなっていると判別する。
0、580の要部を示す部分拡大略図であり、図32は
図29に示す行列処理部530の終端部分を拡大して示
す拡大部分略図である。また図33及び図34は図29
に示す行列処理部530の上流端を拡大して示す拡大部
分略図である。
0〜590は、それぞれフレーム571、581、59
1と、フレーム571〜591に装着される複数の搬送
ローラ572、582、592と、フレーム571〜5
91毎に設けられ、対応するフレーム571〜591の
搬送ローラ572〜592に動力を伝達する無端ベルト
573、583、593と、フレーム571〜591毎
に設けられ、無端ベルト573〜593に駆動力を出力
する駆動モータ574、584、594とを有してい
る。
駆動モータ574〜594の駆動軸には、それぞれ出力
ローラ574a、584a、594aが設けられてい
る。これらの出力ローラ574a〜594aの動力は、
上記無端ベルト573〜593を介して各駆動ローラ5
72〜592に伝達され、これら駆動ローラ572〜5
92上に容器Cの多目的フランジ12を載置して、当該
容器Cを下流側へ搬送し得るようになっている。
ンベヤー590の下流端、並びに供給コンベヤー580
の上流端には、出力ローラ575、585、595が設
けられている。これらの出力ローラ575〜595の回
転軸には、それぞれ出力歯車577、587、597が
同心に連結されている。
ット780が設けられている。
ト780は、上記一方の供給コンベヤー570に送給さ
れた容器Cを後続する供給コンベヤー570に移送した
り、他方の供給コンベヤー580に移送したりするため
のものである。
1を含んでいる。このシリンダ781は、シリンダ本体
781aと、このシリンダ本体781aに対して相対変
位可能なロッド781bから構成される。このロッド7
81bの下端には、昇降フレーム782が固定されてい
る。昇降フレーム782は、供給経路PH1の進行方向
にみて下向きに開くコの字形に形成されており、その頂
部が上記ロッド781bに固定されることにより、エア
シリンダ781によって、昇降可能に構成されている。
昇降フレーム782には、容器ハンガ783が固定され
ている。容器ハンガ783は、一対のフレーム783a
と、両フレーム783aにそれぞれ搬送ローラ群783
bを設けたものである。各搬送ローラ群783bの供給
経路PH1における上流端には、歯車783dが同心に
設けられている。この歯車783dには、そのさらに上
流側に配置された入力歯車783eが噛合している。入
力歯車783eは、図略のステーによって、フレーム7
83aに取り付けられており、このフレーム783aの
上流側に突出している。そして、この入力歯車783e
を介して、後述する昇降動作により、供給コンベヤー5
70、580に設けられた出力歯車577、587また
は、退避コンベヤー590に設けた出力歯車597と選
択的に噛合できるようになっている。これにより、図3
0および図31並びに図32で示すように、入力歯車7
83eが噛合している側のコンベヤー570(または5
80あるいは590)の駆動モータ574(または58
4あるいは594)が回転すると、その回転動力が入力
歯車783eを介して歯車783dに伝達される結果、
供給コンベヤー570(または供給コンベヤー580あ
るいは退避コンベヤー590)における回転駆動力が、
切換ユニット780の搬送ローラ群783bに伝達され
る。したがって、入力歯車783eが供給コンベヤー5
70の出力歯車577に噛合した場合、当該供給コンベ
ヤー570に搬送されている容器Cは、搬送ローラ群7
83bに受け渡される。
出する場合には、エアシリンダ781を駆動させて上方
にシフトし、入力歯車783eを供給コンベヤー580
の出力歯車587に噛合させ、容器Cを供給コンベヤー
580に搬出する。
ストック棚200に空きスペースがない場合、或いは、
別のストック棚200に収容するものである場合、切換
ユニット780は、供給コンベヤー570に連結された
ままの状態を維持している。この結果、搬送ローラ群7
83bに受け渡された容器Cは、そのまま下流側のコン
ベヤー570に搬出される。図示の実施形態において
は、各ストック棚200の収容空間に容器C毎のアドレ
スを設定し、同一のガイドフレーム230(図4参照)
上に多種類の容器Cを収容可能に構成されているので、
容器Cの利用頻度や在庫変動に伴う空きスペースの変動
に柔軟に対応し、無駄な収容空間を設けることなく、多
種類の容器Cをストック棚200に収容することが可能
になる。
いて、容器Cを供給コンベヤー580に搬出することが
できない場合、切換ユニット780は、容器ハンガ78
3を降下させて、容器Cを退避コンベヤー590に搬出
することになる。
入庫搬送部520の断面図である。
90に搬出された容器Cは、行列処理部530の最上流
に還流し、リフタ527に戻される。リフタ527に戻
された容器Cは、入庫ステーションST1からの容器C
に優先してリフタ527のアーム529に搬出され、再
び、最上流の供給コンベヤー570に戻される。このよ
うに、図示の実施形態においては、各ストック棚200
に対応して設けた供給コンベヤー580上で待ち行列が
発生している場合でも、退避コンベヤー590で容器C
の還流経路PH4を構成することにより、タスク処理を
柔軟に行うことができる。したがって、各ストック棚2
00に設けられた入庫ユニット300の稼働率を高める
ことができる一方、入庫ステーションST1で作業者が
手待ちになる可能性も可及的に低くなる。
535に配置されている搬入装置588について詳述す
る。
入装置588の平面部分略図である。また図36は搬入
装置588の概略構成を示すものであり、(A)は昇降
テーブル588a動作前の正面図、(B)は昇降テーブ
ル588a動作後の正面図である。また図37は同搬入
装置588の動作を示す側面図であり、(A)は退避ポ
ジションにある状態、(B)は受渡ポジションにある状
態をそれぞれ示している。さらに図38は同搬入装置5
88の動作を示す側面略図である。
Cの方向を切り換えるための昇降テーブル588aを備
えている。
aには、容器Cを入庫ユニット300の方へ送給するた
めにZ方向に沿って並ぶ搬送ローラ群588bが設けら
れており、無端ベルト588cによって、これら搬送ロ
ーラ群588bに動力が伝達可能に構成されている。さ
らに搬送ローラ群588bのZ方向下流端には、動力伝
達歯車588eが設けられており、この動力伝達歯車5
88eを介して搬送ローラ群588bを駆動することが
できるようになっている。さらに、この昇降テーブル5
88aは、エアシリンダ588fにより、上下に昇降可
能に構成されている。この昇降動作により、昇降テーブ
ル588aは、容器送出口535に搬送された容器Cの
直下に退避している退避ポジション(図36(A)、3
7(A)参照)と、フレーム581に設けられた駆動ロ
ーラ582から容器Cを浮揚し、容器Cを搬送する受渡
ポジション(図36(B)、37(B)参照)との間で
昇降可能に構成されている。
器Cを支持するために、容器送出口535には、昇降テ
ーブル588aに対してZ方向に対向し、X方向に並ぶ
支持ローラ群588gが配置されている。この支持ロー
ラ群588gは、昇降テーブル588aが退避ポジショ
ンにある状態では、容器送出口535に送給された容器
Cの底部を受けることにより、容器Cが退避ポジション
にある昇降テーブル588aの真上に搬送されるのを許
容する(図37(A)参照)とともに、昇降テーブル5
88aが受渡ポジションに変位した場合には、昇降テー
ブル588aの搬送ローラ群588bに容器Cを受け渡
し、Z方向に容器Cが搬出されるのを許容する位置に配
置されている(図37(B)参照)。また、上記昇降テ
ーブル588aの側壁には、この支持ローラ群588g
との干渉を回避するための切欠588hが形成されてい
る(図37(A)(B)参照)。
ユニット300の搬送ユニット310に搬入するため
に、搬入装置588には、行列処理部530に設けられ
た中継ローラ群588iが併設されている。この中継ロ
ーラ群588iは、受渡ポジションに変位した容器Cの
多目的フランジ12を受ける位置に配置されている。こ
の中継ローラ群588iの下流端は、行列処理部530
からZ方向に沿い、入庫ユニット300の背面(Z方向
において、出庫ユニット400と反対側の面)に臨み得
る位置に突出している。
588aとの間には、駆動ユニット588jが設けられ
ている。駆動ユニット588jは、モータ588kと、
このモータ588kに駆動される出力歯車588mとを
備えている。この出力歯車588mは、上記昇降テーブ
ル588aの動力伝達歯車588eに対してY方向に連
結可能な位置に配置されている。これにより、昇降テー
ブル588aが退避ポジションにあるときには、両歯車
588e、588mが分離しているとともに、昇降テー
ブル588aが受渡ポジションに変位した場合には、両
歯車588e、588mが噛合し、昇降テーブル588
aの搬送ローラ群588bを駆動して、当該搬送ローラ
群588bが底面を受けている容器CをZ方向において
入庫ユニット300側に送給することができるようにな
っている。この結果、図38に示すように、上述した入
庫ユニット300の搬送ユニット310がこの中継ロー
ラ群588iの下流端に臨み、昇降テーブル588aが
受渡ポジションに変位すると、搬入装置588に担持さ
れている容器Cが中継ローラ群588iを介し、入庫ユ
ニット300の搬送ユニット310内に送出されること
になる。なお図示の実施形態では、上記歯車588mに
噛合する歯車588nを設け、この歯車588nと同軸
の駆動ローラから無端ベルト588Pを介して中継ロー
ラ群588iにも動力を駆動するようにしている。
によって、ストック棚200の収容空間内に収容される
ことになる。
540及び昇降式移載装置550について説明する。
示す側面略図である。
40は、その外郭を構成するフレーム体540aと、こ
のフレーム体540a内に構築されている出庫コンベヤ
ー541〜545とを有している。フレーム体540a
は、下流側(図39の左側)がストック棚200毎に高
くなる多段形状に形成されている枠状の構造体である。
上記出庫コンベヤー541〜545は、ストック棚20
0毎に設けられているものであり、その上流端が対応す
るストック棚200のX方向略中央部分に臨み、下流端
が最下流のストック棚200のX方向終端部分に臨んで
いる。各出庫コンベヤー541〜545の機構について
は、上述した行列処理部530の搬送コンベヤー570
と同等であるので、その詳細については説明を省略す
る。
には、搬出装置546が設けられている(図39に一箇
所のみ図示)。
設けられた搬出装置546の平面図である。
庫ユニット400の搬送ユニット410から送出された
容器Cを対応する出庫コンベヤー541〜545に搬出
して、容器Cを加工ステーションST2へ供給するもの
であり、基本的には、上述した搬入装置588と同等の
機構で構成されているので、以下の説明では、搬入装置
588に対応する部材には同一の符号を付して重複する
説明を省略する。
出庫側における下流端部分を示す側面部分略図である。
ベヤー541〜545は、その下流端が同一の鉛直線上
で揃った状態でX方向に沿い、水平に並んでいる。そし
て、各出庫ユニット400から出庫された容器Cは、各
出庫コンベヤー541〜545の下流側に配置された昇
降移載装置550を介して、加工ステーションST1に
連続する循環部560の供給経路PH1に移送するよう
に構成されている。
551と、このフレーム体551に装備された容器搬送
コンベヤー552と、容器搬送コンベヤー552の上方
に配置された昇降コンベヤー553と、昇降コンベヤー
553を昇降駆動する昇降駆動機構554とを有してい
る。
された枠体であり、その全長は、上記出庫搬送部540
の全長よりも幾分高く設定されている。これにより、最
下段に配置された出庫コンベヤー541から最上段に配
置された出庫コンベヤー545まで容器Cの受け渡し動
作を次に説明する容器搬送コンベヤー552や昇降コン
ベヤー553との間でできるようになっている。
ム体551の内部に構成されたテーブル552aと、こ
のテーブル552a上に設けられ、Z方向に対向し、且
つX方向に延びる一対の搬送フレーム552b(図41
に一方のみ図示)と、この搬送フレーム552bに設け
られた搬送ローラ群552cと、この搬送ローラ群55
2cを駆動する図略の駆動モータとを有しており、容器
Cの底面を搬送ローラ群552cで受け、搬送ローラ群
552cを駆動して容器Cを下流側の循環部560に設
けた方向切換部510に送出することにより、容器Cを
循環部560に設けた供給経路PH1に搬出することが
できるようになっている。
向し、且つX方向に延びる一対のアーム553aと、各
アーム553aに設けられて対をなすフレーム553b
と、各フレーム553bに設けられて対をなし、X方向
に容器Cを搬送するための搬送ローラ群553cと、各
搬送ローラ群553cを駆動するための駆動モータ55
3dと、この駆動モータ553dを担持するとともに、
X方向でみて下向きに開くチャンネル状に形成されて、
両アーム553aをその下端で一体的に担持する担持体
553eとを有している。上記アーム553aには、一
対のエアシリンダ553fがZ方向に沿って取り付けら
れており、各フレーム553bが互いにZ方向に沿って
近接し、容器Cの多目的フランジ12下面を受ける容器
保持ポジションと各フレーム553bが互いにZ方向に
離反して容器Cの多目的フランジ12から各搬送ローラ
群553cが離脱する離脱ポジションとの間で変位可能
になっている。
から容器Cを受ける際には、各フレーム553bを容器
保持ポジションに変位させた状態で駆動モータ553d
を駆動することにより、各出庫コンベヤー541〜54
5から搬出される容器Cの多目的フランジ12を搬送ロ
ーラ群553cで受け、さらに次に説明する昇降駆動機
構554によって保持した容器Cを容器搬送コンベヤー
552の搬送ローラ群552cに着座させた後、各フレ
ーム553bを離脱ポジションに変位させることによ
り、容器Cを容器搬送コンベヤー552に受け渡すこと
ができるようになっている。
51の頂部に設けたサーボモータ554aと、Z方向に
対向して対をなし、このサーボモータ554aによって
駆動される一対のスプロケット554bと(図41に一
方のみ図示)、このスプロケット554bに連結され、
且つ一端が上記昇降コンベヤー553に固定されている
チェーン554cと、チェーン554cの他端に取り付
けられたバランスウェイト554dとを有しており、こ
のサーボモータ554aでチェーン554cを駆動する
ことにより、上記昇降コンベヤー553を任意の出庫コ
ンベヤー541〜545の下流端に臨ませ、上述した手
順で容器Cを取り出すことができるようになっている。
550の駆動制御を行うために、出庫搬送部540に
は、出庫制御部555が設けられている。
ヤー552の駆動モータ、昇降コンベヤー553の駆動
モータ553dやエアシリンダ553f、さらには昇降
駆動機構554のサーボモータ554aを駆動制御する
ためのものであり、マイクロプロセッサその他の電装品
を有しているシーケンサで具体化されている。ここで、
本実施形態においては、各出庫ユニット400は、後述
するメイン制御部800からの出庫指示に従ってそれぞ
れ並行して出庫動作を行うことになる。この結果、各出
庫コンベヤー541〜545に搬出される容器Cも、ラ
ンダムに昇降移載装置550に向かって搬出されること
になる。これら複数の容器Cの出庫順位を加工ステーシ
ョンST2での出庫要求順位に対応させる制御を行うた
め、この出庫制御部555には、各出庫コンベヤー54
1〜545の下流端にそれぞれ二つ一組で設けられたセ
ンサ541a〜545aが接続されている。また、これ
らセンサ541a〜545aの出力結果に基づいて、各
出庫コンベヤー541〜545による容器Cの払い出し
動作を制御するために、シーケンサ555には、各出庫
コンベヤー541〜545の駆動モータ541b〜54
5bが接続されている。
循環部560並びに循環部560に設けられた切換装置
700について説明する。
の全体構成を示す側面図である。
係るコンベヤーユニット500の循環部560は、上記
切換点の下流側に上下二段の返送用コンベヤー730、
及び回収用コンベヤー740を形成しており、その一方
(図示の例では返送用コンベヤー730)で上記ストッ
ク返送経路PH3を構成しているとともに、他方(図示
の例では回収用コンベヤー740)で上記回収経路PH
2の下流側を構成している。なお、これら各コンベヤー
730、740は、基本的には、図30、図31で説明
した供給コンベヤー570、580と同等の機構で構成
されて、搬送方向を逆向きに設定しているだけであるの
で、対応する部材には同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。
循環部560の切換点を基点として選別装置710およ
び積層装置720を構築することにより、具体化された
ものであり、上記返送用コンベヤー730と回収用コン
ベヤー740との分岐点に配置され、容器Cの送給経路
を切り換える選別装置710と、この選別装置710に
よって回収経路PH2に送給された空容器Cを積層用コ
ンベヤー750の上流側で積層する積層装置720とを
有している。
の概略構成を一部省略して示す斜視図であり、図48
は、図47の選別装置710の計量動作を示す正面略図
であり、(A)は判別前の状態、(B)は判別中の状態
をそれぞれ示している。
0は、ベース711を含んでいる。このベース711
は、金属等で形成される上面視略長方形の板状部材であ
る。また、ベース711の上面視略中央位置には、判別
手段としてのウエイトセンサ711aが固定されてい
る。図示の実施形態では、ウエイトセンサ711aとし
て、0.01kg単位で計測可能なロードセルを採用し
ている。したがって、本実施形態では、単に容器C内に
電線Wが残っているか否かを判別するに留まらず、容器
Cに残っている電線Wの長さをも計測することが可能に
なっている。
線711bが設けられ、このリード線711bは、後述
するメイン制御部800と通信可能な図略の通信モジュ
ールに接続されている。これにより、ウエイトセンサ7
11aの計測値は、メイン制御部800に出力されるよ
うになっている。
検査台712が設けられている。この検査台712は、
金属等で形成された台本体712aを含んでいる。この
台本体712aは、上記ベース711と略同一の幅寸法
を有するとともに、上記ベース711より若干短い長手
寸法を有している。また、上記台本体712aの長手方
向の両端部には、長手方向と直交する水平方向へ載置板
712bが延設されている。この載置板712bの各端
部(4箇所)には、それぞれ押圧シリンダ712cが設
けられている。これらの押圧シリンダ712cは、シリ
ンダ本体712eとこのシリンダ本体712eに駆動さ
れるロッド712dから構成される。このロッド712
dが上方へ向けて上記載置板712bから突出した状態
で、シリンダ本体712eが載置板712bに固定され
ている。
パネル711cを示す一部拡大略図である。
11aの計測値は、表示パネル711cへ表示されるよ
うになっている。この表示パネル711cは、作業者が
ウエイトセンサ711aによる容器Cの計測値を確認す
るために切換装置700のフレーム563に対して固定
されている(図46参照)。
方向の両端部には、上方へ向けて一対のスライドバー7
13の一端が固定されている。これらのスライドバー7
13の他端は、循環部560に固定された支持フレーム
713aの両端部に固定されている。この支持フレーム
713aは、金属等で形成され、上面視略長方形の部材
である。また、上記支持フレーム713aの上面視略中
央部には、昇降シリンダ714が設けられている。この
昇降シリンダ714は、鉛直に配置されたシリンダ本体
714aと、このシリンダ本体714aの直下で該シリ
ンダ本体714aに駆動されるロッド714bから構成
される。このロッド714bが下方へ向けて上記支持フ
レーム713aを挿通した状態で、シリンダ本体714
aが支持フレーム713aに固定されている。
レーム713aと略同一の寸法を有する天板715に固
定されている。この天板715の両端部には、上記スラ
イドバー713が挿通している。また、上記天板715
の両端部には、一対の側板715aが対向した状態で固
定されている。これらの側板715aは、金属等で形成
され、側面視略長方形の板状部材である。また、上記側
板715aには、その長手方向へ向けて上記スライドバ
ー713が貫通している。さらに、各側板715aの対
向する側面には、一対の昇降ハンガ716がそれぞれ対
向した状態で設けられている。これらの昇降ハンガ71
6は、金属等で形成された側面視略長方形の棒状部材で
あり、その長手方向を水平方向へ向けて上記側板715
aへ固定されている。また、各昇降ハンガ716は、上
述した循環部560の各コンベヤー730、740等で
採用されているものと同様の搬送ローラ群716aをそ
れぞれ有しており、これら搬送ローラ群716aによっ
て、回収経路PH2の上流側から下流側へ容器Cを搬送
することができるようになっている。各搬送ローラ群7
16aに巻回された無端ベルト716bには、回収経路
PH2の下流端に配置された入力ローラ717が巻回し
ている。この入力ローラ717には、さらにその下流側
に配置された連結歯車717bが噛合しており、この連
結歯車717bを介して、後述する昇降動作により、各
コンベヤー730、740に設けられた出力歯車577
または587と選択的に噛合できるようになっている。
これにより、行列処理部530と同様に、昇降ハンガ7
16の搬送ローラ群716aに担持されている容器Cが
回収経路PH2またはストック返送経路PH3の下流側
に進行することになる。
ンダ714並びに昇降ハンガ716等が、容器Cの搬送
経路を切り換える切換手段を構成している。
に差し掛かった容器Cを検出するための計量部センサ7
18が含まれている。この計量部センサ718は、容器
Cが上記検査台712上の切換点を通過する前の状態で
容器Cを検出する位置に設けられている。
電線の種類を特定するために、上記切換点の近傍には、
種類読取手段としてのバーコードリーダユニット719
が設けられている。このバーコードリーダユニット71
9は、基本的には図26で説明したバーコードリーダユ
ニット524と同一仕様のものであり、上下に昇降して
容器Cに設けられたバーコードC1を読み込むように構
成されている。
ハンガ716上の所定位置まで容器Cが搬送されると、
計量部センサ718の検出によって検査台712の上方
でその搬送が停止され、図48(A)の状態となる。こ
の状態で、容器Cの下面は、上記押圧シリンダ712c
は非接触の状態である。そして、上記押圧シリンダ71
2cの各ロッド712dは、上方へ向けて押圧を開始
し、図48(B)の状態となる。
dがロッド712dを伸長することにより、容器Cが各
押圧シリンダ12dによって、昇降ハンガ716から浮
揚されることになる。このため、容器Cの荷重は、押圧
シリンダ712dを介して矢印Yで示すようにウエイト
センサ711に作用するので、ウエイトセンサ711
は、検査台712へ生じた荷重を計測し、その計測値を
図49で示した表示パネル711cに表示するととも
に、上記メイン制御部800に出力するようになってい
る。
れた容器Cに対しては、上記バーコードリーダユニット
719の読取部719aが、バーコードリーダ昇降部7
19bによって適宜位置を調整され、容器Cのバーコー
ドC1を読み込むようになっている。そして、バーコー
ドC1を読み込まれた容器Cは、ハンガ上記昇降ハンガ
716から返送用コンベヤー730へ搬送されるように
なっている(図46参照)。一方、電線Wが残存しない
(すなわち、空である)と判別された容器Cは、回収用
コンベヤー740へ搬送される。回収用コンベヤー74
0へ搬送された容器Cは、積層装置720へ搬送され
る。
の概略構成を一部省略して示す斜視図であり、(A)は
容器Cの積層前の状態、(B)は容器Cの積層後の状態
をそれぞれ示している。
段としての積層装置720は、上述した積層用コンベヤ
ー750の上流端に構築されている。積層装置720
は、リフトシリンダ721を含んでいる。このリフトシ
リンダ721は、シリンダ本体721aと、このシリン
ダ本体721aに対して相対変位可能なロッド721b
から構成される。このロッド721bを下方に向けた状
態で、上記シリンダ本体721aが積層用コンベヤー7
50の上流端真上に位置するフレーム563に固定され
ている。また、上記ロッド721bの一端は、駆動板7
22の上面視略中央位置に固定されている。この駆動板
722は、金属等で形成された矩形部材であり、その長
手方向が水平となるように上記ロッド721bに固定さ
れている。また、この駆動板722の両端には、当該駆
動板722の長手方向と直交する水平方向の一方側へ向
けて一対のリフトアーム722aが片持ち状に延設され
ている。これらのリフトアーム722aは、それぞれ鉛
直方向へ向けて一対の支持部723を備えている。これ
らの支持部723には、それぞれ対向する方向へ向けて
爪部723aが設けられている。これらの爪部723a
は、それぞれ上記支持部723に対して軸723bによ
って支持されている。この軸723bによって各爪部7
23aは、水平方向を基準として、上方(すなわち、リ
フトアーム722a側)へ回動可能であるとともに、下
方(すなわち、鉛直方向)へ回動不可とされている。ま
た、上記各軸723は、金属等で形成された棒状部材で
あり、それぞれ上記各リフトアーム722aと平行に設
けられている。さらに、積層装置720には、上述の積
層用コンベヤー750上の所定位置に容器Cが搬送され
た状態で反応するリフト部センサ724が設けられてい
る。
は、図50(B)のように積層された容器C群における
最下段の容器Cの多目的フランジ12を上記各爪部72
3aによって支持するようになっている。そして、別の
容器Cを積層する場合には、上記リフトシリンダ721
によって、積層された容器C群を上昇させ、上記回収コ
ンベヤー740から搬送される容器Cを待機するように
なっている。
の爪部723aの動作を示す一部拡大略図であり、
(A)はリフトシリンダ721の降下直後の状態、
(B)はリフトシリンダ721の降下中の状態、(C)
はリフトシリンダ721の降下後の状態をそれぞれ示し
ている。
740に沿って搬送された容器Cは、上記リフト部セン
サ724によって、上記積層用コンベヤー750上で、
その搬送が停止される(図46参照)。すなわち、上記
積層装置720の下方位置(または積層容器C群の下
方)で容器Cは、停止するようになっている。この状態
で積層装置720のリフトシリンダ721が下降を開始
する。
721が下降すると、上記各爪部723aの上面が上記
容器Cの多目的フランジ12から離反し、各爪部723
aの下面が下方の容器Cの多目的フランジ12に当接す
る。さらにリフトシリンダ721が下降すると、各爪部
723aは、上記軸723bを中心として上方へ回動を
始める。
リンダ721が下降すると、上記各爪部723aは、下
方の容器Cの多目的フランジ12より下方の位置まで移
動する。そして、各爪部723aは、上記図51(A)
の状態、すなわち、その上面がフランジC1の下面に当
接する状態まで、軸723bを中心として下方へ回動す
る。
ために、自動供給システム100には、切換制御部77
7が設けられている(図46参照)。この切換制御部7
77は、後述するメイン制御部800と通信可能に構成
されたシーケンサで具体化されている。
順を示す側面図である。これらの図に示すように、切換
制御部777とメイン制御部800による制御により、
切換装置700は選別装置710で容器Cの選別を行
い、空の容器Cについては積層装置720で積層するこ
とができるようになっている。
御機構について説明する。
ム100全体のブロック図である。
には、シーケンサで具体化される制御装置としてのメイ
ン制御部800が設けられている。メイン制御部800
は、マイクロプロセッサその他の電装品で構成されてい
る他、RS232C等のシリアルポートで接続された通
信モジュールを介して各部と信号の交換が可能になって
いる。この結果、メイン制御部800は、コンベヤー装
置500に設けられた方向切換部510、入庫搬送部5
20、行列処理部530、出庫搬送部540、昇降式移
載装置550のシーケンサ555、切換装置700の切
換制御部777、及び入庫ユニット300と出庫ユニッ
ト400との制御を司る各ユニット制御部850と制御
信号を通信可能になっている他、加工ステーションST
1に配置された各加工装置1のバーコードリーダユニッ
ト2の読み取った情報も、出庫命令指示として受信する
ことが可能になっている。なお図示の実施形態では、メ
イン制御部800にモニタ用のパーソナルコンピュータ
830が接続されている他、全ユニット制御部850の
制御状態をモニタするためのモニタ用パーソナルコンピ
ュータ860が全ユニット制御部850と接続されてい
る。
0に対するトランザクション処理(新規の電線Wの入庫
処理や出庫要求のあった電線Wの出庫処理等)を行うた
めのトランザクション処理部810と、このトランザク
ション処理部810がトランザクション処理を行うデー
タベース820とが含まれている。
けられているトランザクション処理部810の概略構成
を示すブロック図である。
810は、入庫要求または出庫要求を受け付ける要求受
付部811と、受け付けられた要求に係る容器Cのアド
レスを割り付けるアドレス割付部812と、アドレス割
付部812が割り付けたアドレスに基づいて入庫指示ま
たは出庫指示を出力する指示出力部815と、アドレス
割付部812の割り付けたアドレス情報とユニット制御
部からの処理結果情報に基づいて、データベース820
を更新するデータ更新部816とを有している。
付ける入庫要求受付部811aと出庫要求を受け付ける
出庫要求受付部811bとを有している。入庫要求受付
部811aは、入庫搬送部510に設けたバーコードリ
ーダユニット524の送信データと、選別装置710に
設けたバーコードリーダユニット719の送信データ
と、選別装置710に設けたウエイトセンサ711aの
送信データとを受付可能に構成されている。入庫要求受
付部811aは、各バーコードリーダユニット524、
719からの送信データに含まれるパケットのヘッダ情
報から、送信データの送信元を特定することができると
ともに、送信されたパケットのデータ部から、入庫要求
のある容器Cに収容されている電線Wの品番や、長さ
(新規の電線Wの場合には、バーコードC1に登録され
ている長さ。端尺電線の場合には、ウエイトセンサ71
1aが計測した重さに基づく長さ。)を演算することが
可能になっている。
置1のバーコードリーダユニット2が読み取った読取デ
ータを出庫要求として受信するためのものである。この
出庫要求受付部811bにおいても、送信されたパケッ
トのヘッダ情報から、出庫要求のあった送信元の加工装
置1を特定することができるとともに、送信されたパケ
ットのデータ部から出庫されるべき電線Wの長さを演算
することが可能になっている。
1が受け付けた送信データに基づいて、後述する手順に
基づき、入庫/出庫される容器Cのアドレスを特定し、
処理結果を指示出力部815とデータ更新部816とに
出力するように構成されている。
入庫指示出力部815aと、出庫指示を出力する出庫指
示出力部815bとを有している。いずれの出力部81
5a、815bもアドレス割付部812の処理結果を上
記通信モジュールを介して何れかのユニット制御部85
0に出力し、入庫ユニット300または出庫ユニット4
00、或いは両ユニット300、400を駆動して、入
庫処理または出庫処理を行うことができるようになって
いる。ここで図示の実施形態では、上述した昇降移載装
置550を窓口とする待ち行列において、出庫の優先順
位を後述するステップで特定するために出庫指示を出庫
制御部555にも出力するように構成されている。
0の在庫管理に必要な種々のデータが記憶されている。
このデータベース820に含まれるデータとしては、ス
トック棚200のアドレスSN、ストック棚200に収
納されている容器Cの在庫情報、加工装置1のID情
報、ストック棚200のID情報等が含まれている。
に説明する概念図並びにフローチャートに基づいて制御
される。
ムのメイン制御部のフローチャートである。
のトランザクション制御部810は、入庫要求または出
庫要求の受信を待機している(ステップA1)。
ニット2、524、719から送信データを受信した場
合、そのヘッダ情報に基づいて、要求受付部811が入
庫要求と出庫要求との仕分けを行う(ステップA2)。
ション処理部810のアドレス割付部812、入庫指示
出力部815aは入庫要求処理を行う(ステップA
3)。
る場合、トランザクション処理部810のアドレス割付
部812、出庫指示出力部815bは出庫要求処理を行
う(ステップA4)。
クション処理部810のデータ更新部816は、データ
更新処理を行う(ステップA5)。これによって受信し
た送信データの処理を完了する。
ムのユニット制御部のフローチャートである。
は、メイン制御部800からの制御命令を待機している
(ステップU1)。
場合、ユニット制御部850は、入庫処理プログラムを
実行し、入庫処理を行う(ステップU2)。
下った場合、ユニット制御部850は、出庫処理プログ
ラムを実行し、出庫処理を行う(ステップU3)。
0は、処理結果をメイン制御部800に送信し、処理を
終了する(ステップU4)。
庫処理フローを示す概念図であり、図62はメイン制御
部800における入庫要求処理のサブルーチンを示すフ
ローチャート、図63はユニット制御部850における
入庫処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
て、生産計画に基づいて電線Wが発注され、発注した電
線Wが工場F内に入荷されると、入庫ステーションST
1の作業者は、電線Wを空の容器Cに収容し、収容した
電線Wの絵符C2を絵符収容部30内に収容して、入庫
搬送部520に搭載する。入庫搬送部520は、バーコ
ードリーダユニット524で上記絵符C2のバーコード
C1を読み取り、入庫要求データとして読み取ったワー
クの情報をメイン制御部800に送信する。この送信デ
ータに基づき、メイン制御部800では、入庫命令をユ
ニット制御部850に出力し、対応するストック棚20
0の対応するアドレスSNに容器Cを収容する。
(ステップA3)が実行されると、アドレス割付部81
2は、データベース820のデータを展開し、在庫デー
タを読み取る(ステップA31)。次いで、アドレス割
付部812は、読み取った在庫データから、空きのアド
レスSNを検索する(ステップA32)。
は、空きのアドレスSNを特定し、特定した空きのアド
レスSNを該当するストック棚200のユニット制御部
850に送信する(ステップA34)。仮に空きのアド
レスSNが見当たらない場合、アドレス割付部812
は、エラー処理を行って入庫要求処理を終了する(ステ
ップA35)。このエラー処理では、例えば、「空きス
ペースがありません。リーダに連絡して対応してくださ
い」等のメッセージをモニタ用のパーソナルコンピュー
タ820に出力したり、入庫搬送部520に設けた表示
灯525を点灯させて、作業者に報知したりする作業が
含まれる。本実施形態においては、ストック棚200の
収容空間を3次元で構成し、しかも、その三次元の座標
を特定可能なアドレスを採用して管理しているととも
に、同一のガイドフレーム230(図4参照)上に多種
類の容器Cを収容可能に構成されているので、空きのア
ドレスS Nの確保も容易になるという利点がある。
らの入庫要求を受けると、ユニット制御部850は、入
庫ユニット300を駆動し、当該入庫ユニット300の
搬送ユニット310を該当する行列処理部530の容器
送出口535(図35参照)に臨ませる(ステップU2
1)。この状態で入庫ユニット300は、容器Cが容器
送出口535に搬送されるのを待機する(ステップU2
2)。容器Cが到着すると、ユニット制御部530は、
当該容器送出口535に設けた搬入装置588を駆動し
て、容器Cを搬送ユニット310に搬入する。この搬入
動作では、まず、図36(A)、図37(A)で示すよ
うに、退避ポジションにある搬入装置588のエアシリ
ンダ588fが昇降テーブル588aをリフトして、受
渡ポジションに変位させ、図36(B)、図37(B)
で示すように、容器Cを搬送ローラ群588bで受け、
搬送ローラ群582から浮揚する。次いで、モータ58
8kを駆動して受渡ポジションに変位することにより、
図38で示すように、モータ588kの駆動力を歯車5
88mから歯車588eに伝達し、搬送ローラ群588
bを駆動して容器Cを搬送ユニット310の搬送ローラ
群356のタイミングベルト357上に送給する。図1
4〜図16に示すように、容器Cを担持した搬送ユニッ
ト310は、上述した手順でストック棚200の入力歯
車243を駆動し(ステップU25)、容器Cをストッ
ク棚200内に導入する(ステップU26)。
0、行列処理部530、ストック棚200、及び入庫ユ
ニット300の適所に設けた図略のセンサで上記手順が
正常に終了したか否かを監視しており、異常が発生した
場合には、その時点で処理をとめてエラー処理を行うよ
うにしている。仮に全ての処理が正常に終了した場合、
ユニット制御部850は元のルーチンに復帰して処理を
終了する(ステップS27)。他方、エラーが生じた場
合には、エラー処理を行った後、元のルーチンに復帰す
る(ステップU28)。このエラー処理では、エラー内
容をモニタ用のパーソナルコンピュータ860に表示さ
せるための処理を行う他、図60のメインルーチンにお
ける処理結果送信においてエラーログをデータ部に付加
する処理が含まれる。
れた容器Cに残っている端尺電線Wの処理について図6
4〜図66を参照しながら説明する。
理フローを示す概念図であり、図65は当該入庫処理の
手順を示すフローチャート、図66は同切換装置700
における設定外容器処理のサブルーチンを示すフローチ
ャートである。
ST2においては、電線Wがなくなった空の容器Cや、
不要になった電線Wが収容されている容器Cが、適宜、
循環部560の回収経路PH2に送出され、図3で説明
した切換装置700の設置されている切換点に到達す
る。これら容器Cは、切換装置700の選別装置710
に設けたウエイトセンサ711aによって空容器と端尺
電線Wが収容されている容器Cとに選別される。次い
で、端尺電線Wが収容されている容器Cについては、そ
のバーコードC1がバーコードリーダユニット719に
よって読み取られ、ウエイトセンサ711aの計測値と
ともにメイン制御部800に送信される。メイン制御部
800のトランザクション処理部810は、これらウエ
イトセンサ711a及びバーコードリーダユニット71
9の出力によって入庫命令を下すとともに、切換装置7
00においては、切換制御部777が以下の手順で切換
装置700の各部を制御する。
計量部センサ718によって上記循環部560から搬送
される容器Cを待機する(ステップS1)。容器Cの到
着が検出され、容器Cが昇降ハンガ716に設けた搬送
ローラ群716aの上に到達すると、押圧シリンダ71
2cが駆動され、到達した容器Cが計量され(図48参
照)、パネル711cに表示される(図49参照)。
容器Cの質量が1.32kg超であるか否かを判定する
(ステップS2)。この1.32kgは、本実施形態の
容器Cが空の状態であるときの質量に相当する。つま
り、ステップS2では、容器Cに電線Wが残存するか否
かが判定される。次いで、このステップS2で容器Cの
質量Mが1.32kg以下である(すなわち、空の容器
Cである)と判定されると、切換制御部777は、選別
装置710の昇降シリンダ714と、積層装置720の
リフトシリンダ721を駆動し、昇降ハンガ716を介
して容器Cをリフトするとともに、リフトアーム722
aを介して、積層コンベヤー750で積層されている空
の容器Cをリフトする(ステップS3)。
に設けた連結歯車717bが搬送部740の入力歯車5
87と噛合する。この結果、昇降ハンガ716の搬送ロ
ーラ群716aが回動し、当該搬送ローラ716aに多
目的フランジ12が着座している容器Cは、昇降ハンガ
716から搬送部740に移動する(ステップS4)。
ンサ724により、空の容器Cが積層装置720に設定
された積層位置に到達するのを待機している(ステップ
S5)。仮に容器Cが積層位置に到達した場合、切換制
御部777は、リフトシリンダ721を駆動し、リフト
アーム722aを降下する(ステップS6)。このリフ
トアーム722aの降下途中において、搬送された容器
Cの上に、既に積層された容器Cの積層体が載置される
とともに、その後のリフトシリンダ721の降下によ
り、図51で示したプロセスを経て爪部723aが搬送
された容器C(最下段)の多目的フランジ12の下面に
係止し、図56に示す状態に至る。
によってカウントされている。切換制御部777は、そ
の累積積載回数が予め定めた積層数(図示の実施形態で
は10個)に達するか否かを管理している(ステップS
7)。
には、空の容器Cに対する処理が終了する。他方、空の
容器Cの数量が上記積層数に至った場合、切換制御部7
77は、積層された10個の容器Cを上記積層用コンベ
ヤー750の下流側(図46の左側)へ搬送する(ステ
ップS8)。その後、上記累積回数(容器Cの数量)が
リセットされ、空の容器Cの処理が終了する。
1.32kg超であると判定されると、切換制御部77
7は、バーコードリーダ昇降部719bによって読取部
719aの位置を調整して、容器CのバーコードC1を
バーコードリーダユニット719で読み取る(ステップ
S9)。
バーコードC1の情報をメイン制御部800に送信し、
当該容器Cに収容されている電線Wがメイン制御部80
0に管理されているものであるか否かを照会する(ステ
ップS10)。
品番のものである場合、切換制御部777は、返送用コ
ンベヤー730で、容器Cをそのまま返送経路PH3の
下流側に搬出し、処理を終了する(図46参照)。これ
により、メイン制御部800は、上記入庫要求処理に基
づき、返送された容器Cの入庫処理を行う(ステップS
11)。
が設定外のものである場合、メイン制御部800は、ト
ランザクション処理部810の出庫指示部815bか
ら、当該容器Cを回収処理ステーションST3に出庫す
るように出庫指示を切換制御部777に出力する。これ
により、切換制御部777は、設定外容器処理へと移行
する(ステップS12)。
ブルーチンを示すフローチャートである。
は、切換制御部777は、空の容器Cを処理する場合と
同様に、選別装置710の昇降シリンダ714と、積層
装置720のリフトシリンダ721を駆動し、昇降ハン
ガ716を介して容器Cをリフトするとともに、リフト
アーム722aを介して、積層コンベヤー750で積層
されている空の容器Cをリフトする(ステップS12
1)。
収容している容器Cは、空の容器Cと同様に昇降ハンガ
716から搬送部740に移動する(ステップS12
2)。
ンサ724により、上記容器Cが積層装置720に設定
された積層位置を通過するのを待機している(ステップ
S123)。そして容器Cが積層位置を通過した場合、
上記容器Cは、回収処理ステーションST3まで搬送さ
れることになる。他方、容器Cが積層位置を通過した時
点で、切換制御部777は、リフトシリンダ721を駆
動し、空の容器Cの積層体が上記積層位置に着座するま
でリフトアーム722aを降下する(ステップS12
4)。
について、図67〜図72を参照しながら説明する。
念図である。
は、電線加工装置1のバーコードリーダユニット2で生
産計画書3に付されるバーコード3aを読み込むことに
よって開始される。生産計画書3のバーコード3aは、
当該電線加工装置1での生産に要する線種、長さ等の出
庫要求データがコード化されたものである。この出庫要
求データを含む出庫要求命令は、メイン制御部800に
も送信される。メイン制御部800のトランザクション
処理部810は、バーコードリーダユニット2から送信
されたデータに基づき、要求される電線W(容器C)の
各ストック棚200におけるアドレスSNを特定し、ユ
ニット制御部850に出庫命令を送信する。
要求処理のサブルーチンを示すフローチャートであり、
図69はユニット制御部850における出庫処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
810が出庫要求を受け付けると、出庫要求受付部81
1bは、要求されている総出庫電線長さLを計算し(ス
テップA41)、アドレス割付部812に出力する。
20にアクセスして在庫データを読取り(ステップA4
2)、在庫の存否を確認する(ステップA43)。仮に
在庫が足りない場合、アドレス割付部812は、その旨
の出力を入庫指示出力部815aに行い、これによって
入庫指示出力部815aから電線補充指示を出力する
(ステップA44)。この電線補充指示では、モニタ用
のパーソナルコンピュータ820に「電線在庫無し」
「電線倉庫に要求した以下の電線:○○がありませんで
した」「リーダに連絡して対応してください」等の表示
を行い、加工ステーションST2で作業している作業者
に報知する処理が含まれる。これにより、作業者は、電
線Wの在庫切れを迅速に知り、対応することが可能にな
る。
存在する場合、アドレス割付部812は、同種の電線W
の端尺電線Wがストック棚200に存在するか否かを判
別する(ステップA45)。このステップA45で、仮
に端尺電線Wがストック棚200に存在する場合、アド
レス割付部812は、該当アドレスSNを出庫指示出力
部815bに出力し、出庫指示出力部815bから当該
アドレスSNに保管されている容器Cの出庫命令を出力
する(ステップA46)。他方、ステップA45で、端
尺電線Wがストック棚200に存在しない場合、アドレ
ス割付部812は、新品の電線Wの該当アドレスSNを
出庫指示出力部815bに出力し、出庫指示出力部81
5bから当該アドレスSNに保管されている容器Cの出
庫命令を出力する(ステップA47)。このように本実
施形態では、端尺電線Wから優先的に出庫するようにし
ているので、古い電線Wから先に加工ステーションST
2で消費することが可能になり、長期在庫を抱えること
が少なくなる。
ユニット制御部850は、出庫指示出力部815bが出
力したアドレスSNを特定するに当り、容器Cが、スト
ック棚200のガイドフレーム230において、Z方向
の最下流部にあるものかどうか識別する(ステップU3
1、U32)。この識別は、三次元変数のアドレス SN=(Xn、Yn、Zn) または4次元変数のアドレス S=(Nn、Xn、Yn、Zn) に設定されているZ方向の値が、最下流にある値か否か
を判別することにより、容易に行うことが可能である。
この判別の結果、仮に容器CがZ方向の最下流にはない
場合、ユニット制御部850は、出庫ユニット400と
入庫ユニット300とを協働させて、優先取出処理を行
う(ステップU33)。
ト制御部850は、図19〜図22で説明した手順で出
庫ユニット400を駆動し(ステップU34)、ストッ
ク棚200のストッパユニット250を開き(ステップ
U35)、その後、ストック棚200の駆動ローラユニ
ット240を駆動して容器Cを取り出す(ステップU3
6、U37)。なおこの出庫処理においても、ユニット
制御部850は上記手順が正常に終了したか否かを監視
しており(ステップU38参照)、異常が発生した場合
には、その時点で処理をとめてエラー処理を行うように
している(ステップU39)。
ブルーチンを示すフローチャートである。
が、Z方向において最下流のアドレスにない場合、ま
ず、ユニット制御部850は、出庫ユニット400を駆
動し(ステップU321)、Z方向において当該容器C
の最下流にある容器Cに対応するストッパユニット25
0を駆動してこれを開き(ステップU322)、その容
器Cを取り出すとともに(ステップU323)、取り出
した容器Cを返送棚230R(図5参照)に搬出する
(ステップU324)。これにより、出庫要求のある容
器Cは、Z方向に繰り上がることになる。この繰り上が
り動作で、出庫要求のある容器Cのアドレスが更新され
(ステップU325)、元のルーチンのステップU31
に復帰する。この結果、仮にこの手順でZ方向に移動し
た容器CがZ方向の最下流にある場合には、上記ステッ
プU33以降の手順により、出庫コンベヤー541〜5
45に出庫されるとともに、最下流に至らない場合に
は、再度、この最優先取出処理を繰り返すことにより、
最下流に出庫要求のある容器Cを移動させて、優先的に
搬出することが可能になる。
ト300の返送制御を示すフローチャートである。
出庫ユニット400が返送棚230Rに容器Cを返送す
ると、返送棚230Rに設けたセンサがこれを検出する
(ステップB1)。
部850が入庫ユニット300を駆動し、当該搬送ユニ
ット310のモータ351を通常とは逆向きに回転させ
て、返送棚230Rに返送された容器Cを取り出す(ス
テップB3)。
Cが収容されていたアドレスに対応する元のストック棚
200に容器Cを再入庫する(ステップB4)。
るアドレスを可及的に変更することなく、所望の容器C
を優先的に取り出すことが可能になる。
850は上記手順が正常に終了したか否かを監視してお
り(ステップB5参照)、異常が発生した場合には、そ
の時点で処理をとめてエラー処理を行うようにしている
(ステップB6)。
ニット400が並行して行うことができるように、メイ
ン制御部800でのプログラムが設定されている。この
結果、出庫搬送部540には、複数の容器Cが搬出さ
れ、昇降移載装置550を窓口とする容器Cの待ち行列
が構成される場合がある。この待ち行列処理において、
メイン制御部800の出庫指示出力部815は、各出庫
コンベヤー541〜545の最下流端にある容器Cの搬
送時間と、当該容器Cの電線Wが加工ステーションST
2において品切れになるまでの残り時間とを演算し、そ
の演算結果に基づいて優先順位を特定して出庫命令を出
力する。他方、出庫コンベヤー541〜545や昇降移
載装置550を制御する出庫制御部555は、この出庫
命令に基づく順番で出庫コンベヤー541〜545から
循環部560に容器Cを搬出する。これにより、上述し
たストック棚200からの優先取出処理と相俟って、加
工ステーションST2で要請されている容器Cをきわめ
て迅速に搬出することが可能になる。
サブルーチンを示すフローチャートである。
810のアドレス割付部812は、入庫処理または出庫
処理に要するアドレスを割り付けた後、そのアドレスを
更新処理部816に出力する(ステップA51)。他
方、上述した入庫処理または出庫処理が終了すると、ユ
ニット制御部850からは、処理結果が送信される(図
60参照)ので、更新処理部816は、その処理結果を
待機する(ステップA52)。更新処理部816は、処
理結果が正常であるか否かを受信した処理結果情報から
判断し(ステップA53)、処理が正常な場合にのみ、
アドレス割付部812の更新情報に基づいてデータベー
ス820の内容を更新する(ステップA54)。これに
より、複数のストック棚200における在庫情報等の整
合性を維持することができる。
いて出庫要求のある総出庫電線長さLが更新されるの
で、当該容器Cの出庫によって要求された電線Wが全て
出庫される場合には、処理が終了し、電線Wが足りない
場合には、ステップA42に戻って処理が繰り返され
る。
はなく、例えば以下図面に示すように構成してもよい。
別装置760の計量動作を示す正面略図であり、(A)
は判別前の状態、(B)は判別中の状態をそれぞれ示し
ている。
60は、上記選別装置710におけるベース711上に
ウエイトセンサ711a、検査台712、押圧シリンダ
712cが非設置である点を除いて、選別装置710の
構成ほぼ同一の構成を有している。そのため、ここでは
選別装置710と相違する構成のみを説明する。上記選
別装置760において、容器浮揚部としての昇降シリン
ダ714は、シリンダ本体714aと、このシリンダ本
体714aと相対変位可能なロッド714bから構成さ
れる。上記シリンダ本体714aは、支持フレーム71
3aに固定されている。また、上記ロッド714bの一
端は、支持フレーム713aを挿通して計測部としての
ウエイトセンサ761の上面に固定されている。このウ
エイトセンサ761の下面は、天板715の上面に固定
されている。また、上記ウエイトセンサ761には、上
記切換制御部777へ連結されるリード線761aが設
けられている。
は、図73(A)のように容器Cの多目的フランジ12
が無端ベルト716b上へ載置された状態で昇降ハンガ
716間を搬送される。このとき、容器Cの下面は、上
記ベース711と非接触の状態である。そして、昇降シ
リンダ714が、昇降ハンガ716を容器Cとともに上
昇させ、図73の(B)の状態となる。この昇降シリン
ダ714の上昇時には、昇降ハンガ716、搬送ローラ
群716a、無端ベルト716b、入力ローラ717、
連結歯車717b、側板715a、天板715及び、容
器Cの合計荷重が上記ウエイトセンサ761へ生じる。
この合計荷重は、上記切換制御部777へ転送され、切
換制御部777に予め設定された容器C以外の合計荷重
のデータと比較されるようになっている。この比較によ
って当該容器Cの荷重が算出されるため、上記選別装置
760は、容器C内に電線Wが残存するか否かを判別し
得るようになっている。
では、容器Cの質量によって、電線Wが残存するか否か
を判別しているが、質量による判別に限定されることは
ない。例えば、赤外線センサのような光学的な判別手段
を用いてもよく、ラインセンサ等の撮像手段によって、
容器C内の撮像データから電線Wの残存を確認してもよ
い。
は、選別装置710、760が設けられているため、加
工後の容器Cに電線Wが残存するか否かを判別し、電線
Wが残存する容器Cを返送用コンベヤー730へ搬出し
て、各ストック棚200へ入庫することができる。一
方、上記切換装置700は、積層装置720が設けられ
ているため、選別装置710、760によって電線Wが
残存しないと判別された容器Cを積層して、回収処理ス
テーションST3へ搬送することができる。さらに、切
換装置700は、上記選別装置710、760によって
容器Cに残存すると判別された電線Wが切換制御部77
7に設定されていない場合には、当該容器Cを単独で
(積層せずに)回収処理ステーションST3へ搬送する
ことができる。
トック棚1200の概略構成を示す正面略図である。
は、全体として直方体に構成される外フレーム1210
と、この外フレーム1210に組み付けられたガイドフ
レーム1230とを有している。その他の構成は、上記
ストック棚200と同様の構成であるため、上述の符号
を付するとともに、ここでは説明を省略する。
一列、かつZ方向へ複数列に収容可能な二次元の収容空
間2DSPを構成するようにストック棚1200の外郭
を構成するための部材である。
レーム230と略同一の構成を有している。このガイド
フレーム1230により、外フレーム1210の内部は
Y方向に等分される。この結果、外フレーム1210並
びにガイドフレーム1230は、全体として、Y方向、
Z方向に特定可能な2次元の収容空間2DSPを構成す
る。また、Z方向における任意のアドレスの容器Cを取
り出すために、本実施形態では、最下段のガイドフレー
ム1230が返送棚1230Rとして設定されている。
0は、上記実施形態と同様に入庫ユニット300により
入庫ステーションST1及び、加工ステーションST2
から搬送された容器Cが入庫されるとともに、出庫ユニ
ット400により容器Cを循環コンベヤ560へ搬送す
るようになっている。そして、出庫の際には、上述した
メイン制御部800における出庫処理(図69から図7
1参照)によって、ストック棚1200は、返送棚12
30Rを利用して、端尺電線を収容する容器Cから優先
的に出庫し得るようになっている。
び、Z方向で二次元の収容空間2DSPを構成している
が、X方向及び、Z方向で二次元の収容空間2DSPを
構成してもよい。
庫要求のあるワークがストック棚の一方向において、列
の途中にある場合においても、当該列の下流側にあるワ
ークを出庫ユニットが一時ストック経路に戻し、出庫要
求のあるワークを取り出すことができるので、一列に配
置されたワーク群から特定のワークを個別に選別するこ
とができ、もって、効率的なワークの提供を実現するこ
とができるという顕著な効果を奏する。
した容器の斜視図である。
レイアウトを概略的に示す斜視図である。
示す側面図である。
ク棚の一部を省略して示す正面略図である。
明図である。
断して示す側面部分拡大図である。
を示すものであり、(A)は正面部分略図、(B)は平
面部分略図である。
ト、および出庫ユニットを概観したストック部分全体の
斜視図である。
す斜視図である。
ットのフレーム部の分解斜視図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
概略構成を示す斜視図である。
トッパ解除ユニットを拡大して示す斜視図である。
平面図であり、(A)は係合前、(B)は係合時、
(C)は駆動時を示している。
面図である。
面図である。
面図である。
示す平面図である。
(A)は方向切換前、(B)は方向切換途中、(C)は
方向切換後をそれぞれ示している。
る。
の側面図である。
示す側面図である。
である。
である。
して示す拡大部分略図である。
て示す拡大部分略図である。
て示す拡大部分略図である。
分略図である。
(A)は昇降テーブル588a動作前の正面図、(B)
は昇降テーブル588a動作後の正面図である。
(A)は退避ポジションにある状態、(B)は受渡ポジ
ションにある状態をそれぞれ示している。
ある。
面図である。
分を示す側面部分略図である。
分を示す側面部分略図である。
分を示す側面部分略図である。
分を示す側面部分略図である。
分を示す側面部分略図である。
側面図である。
省略して示す斜視図である。
図であり、(A)は判別前の状態、(B)は判別中の状
態をそれぞれ示している。
拡大略図である。
省略して示す斜視図であり、(A)は容器の積層前の状
態、(B)は容器の積層後の状態をそれぞれ示してい
る。
す一部拡大略図であり、(A)はリフトシリンダの降下
後の状態、(B)はリフトシリンダの降下中の状態、
(C)はリフトシリンダの降下後の状態をそれぞれ示し
ている。
ブロック図である。
ランザクション処理部の概略構成を示すブロック部であ
る。
ン制御部のフローチャートである。
ット制御部のフローチャートである。
ーを示す概念図である。
ルーチンを示すフローチャートである。
ーチンを示すフローチャートである。
す概念図である。
る。
ルーチンを示すフローチャートである。
る。
ルーチンを示すフローチャートである。
ーチンを示すフローチャートである。
ンを示すフローチャートである。
制御を示すフローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
量動作を示す正面略図であり、(A)は判別前の状態、
(B)は判別中の状態をそれぞれ示している。
概略構成を示す正面略図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のワークを一方向に沿って収容する
収容空間を有するストック棚と、 このストック棚に対して、ワークを上記一方向上流側か
ら入庫する入庫ユニットと、 上記ストック棚に対して、ワークを上記一方向下流側か
ら出庫する出庫ユニットと、 両ユニットの動作を制御するユニット制御部と、 このユニット制御部の動作プログラムを含むメイン制御
部とを備えた自動供給システムにおいて、 上記入庫ユニットと出庫ユニットとの間に、当該一方向
下流側から上流側へワークを返送する一時ストック経路
を設け、 上記メイン制御部に、生産計画に基づいてストック棚に
対するワークの出入庫トランザクションを処理するトラ
ンザクション処理部を設け、 上記トランザクション処理部は、出庫要求のあるワーク
が上記一方向の最下流端に移動するまで、当該出庫要求
のあるワークの下流側にストックされたワークを出庫ユ
ニットによって一時ストック経路に返送するようにユニ
ット制御部を制御するものであることを特徴とする自動
供給システム。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動供給システムにおい
て、 上記トランザクション処理部は、一時ストック経路に返
送されたワークを入庫ユニットが元のストック棚に戻す
ようにユニット制御部を制御するものであることを特徴
とする自動供給システム。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の自動供給システ
ムにおいて、 上記ストック棚は、上記一方向と交差する方向に並設さ
れたストック部と、このストック部毎に設けられ、ワー
クを一方向に沿って送給可能な一群の駆動ローラ群と、
各駆動ローラ群に対し、入庫ユニットと出庫ユニットと
に対応して設けられ、当該駆動ローラ群への駆動力を入
力する入庫側動力入力部材および出庫側動力入力部材と
を有し、 上記入庫ユニットおよび出庫ユニットは、各ストック部
の対応する動力入力部材に対し、駆動力を出力する動力
出力機構を有していることを特徴とする自動供給システ
ム。 - 【請求項4】 請求項1、2、または3記載の自動供給
システムにおいて、 上記ストック棚、入庫ユニット、及び出庫ユニットを複
数組設け、 各組の出庫ユニット毎に設けられ、当該出庫ユニットか
ら出庫されるワークを搬出する複数の出庫コンベヤーを
設け、 各出庫コンベヤーから出庫されたワークを選択的に加工
ステーションに出庫する優先順位特定手段を設けている
ことを特徴とする自動供給システム。 - 【請求項5】 複数のワークを一方向に沿って収容する
収容空間を区画するフレーム、フレームに設けられ、当
該収容空間内にてワークを上記一方向に沿って搬送する
搬送ローラ群、及び搬送ローラ群の駆動力を入力するた
めの動力入力部材を有するストック棚に併設され、上記
ストック棚との間でワークを受け渡す搬送ユニットであ
って、 ワークを担持可能な構造体と、この構造体に設けられ、
ワークを移送するローラ群と、このローラ群を駆動する
駆動源とを有し、上記ローラ群には、ワークの受渡時に
上記駆動源の動力をストック棚の動力入力部材に入力す
る動力出力部材が設けられていることを特徴とする搬送
ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002136194A JP3879585B2 (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | ワークの自動供給システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003327305A true JP2003327305A (ja) | 2003-11-19 |
JP3879585B2 JP3879585B2 (ja) | 2007-02-14 |
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JP (1) | JP3879585B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008184264A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-08-14 | S & S Engineering:Kk | トレーの移載方法並びにそのための装置 |
CN108147018A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-06-12 | 江苏智维自动化设备有限公司 | 无害化冷藏收储设备 |
-
2002
- 2002-05-10 JP JP2002136194A patent/JP3879585B2/ja not_active Expired - Fee Related
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