JP2003326971A - 自動車用ドアの保護装置 - Google Patents

自動車用ドアの保護装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のドアの開閉に際して、ドアに傷を付
けること、さらにはドアで他車に傷を付けることを防止
する自動車ドア保護装置の提供。 【解決手段】 ドアの開放にともないドアのアウターパ
ネルの内面に沿ってドア外部に突出する、特にドアの開
閉操作による回転運動を直線運動とするカム機構を末端
に有する杆により突出する板状体を自動車ドア保護装置
とし、ドアに傷を付けること、さらにはドアで他車に傷
を付けることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のドアの
開閉に際して、ドアが損傷することがなく、さらには、
ドアの開閉によって、当該車両以外の器物などを損傷す
るおそれのない自動車用ドアの保護装置に関するもの
で、自動車関連技術に属するものである。
【0002】
【従来の技術】道路や駐車場環境が必ずしも良くないわ
が国においては、自動車への乗降に際し、開こうとする
ドアを建物の壁や縁石、さらには、駐車中の車両などの
障害物に当てて損傷させる危険性がきわめて高く、かか
る事故による損傷は、損傷の範囲が小さく、軽微であれ
ば修理は簡単であるが、損傷範囲が小さくても凹みの程
度が大きい場合には、高い費用をかけて鈑金塗装修理し
ても、従前の塗装面に復元することが難しいうえ、経年
変化による色違い等を生じる可能性があり、元の塗装を
保持したままで凹みだけ修理する場合も、厳密な意味で
は、元のような状態には戻らず、修理痕を残すことが多
い。
【0003】また、自動車の愛好者、特にマニアにとっ
ては、愛車に傷をつけたということによる精神的なダメ
ージも小さくはなく、さらには、修理しても傷を完全に
修復できなかった車は、下取り価格や中古価格を減少さ
せるため、ドアの開閉による損傷を防止するため、種々
の提案がされている。
【0004】最も一般的な防止手段は、外側に緩やかな
円弧状で膨出するドア本体の、円弧状の頂部に位置する
部位に、ゴム又は樹脂製で、断面が半円状のプロテクタ
モールを、車両の長手方向に沿って設けているが、プロ
テクタモールの断面が厚くなるほどデザイン性を殺ぎ、
薄いと効果がないなど実用上問題があった。
【0005】そこで、実公平5−19255号公報にお
いては、自動車のドア外板に取り付けられるプロテクタ
モールにおいて、前記ドアの外側方向へ開く側のプロテ
クタモールの端末部に切欠凹部を設け、この切欠凹部に
ドアの閉時には前記プロテクタモールを同一面となるよ
うに後退位置し、ドアの開時にはプロテクタモールの面
より突出前進する可動モール片を設けたことを特徴とす
る自動車ドアのプロテクタモールが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の改良案は、開か
れたドアエッジで、他の自動車の車体を傷付けることを
防止するには、それなりの効果を有するものであるが、
当該自動車のドアエッジの損傷防止には、必ずしも有効
なものではない。
【0007】すなわち、障害物が地表から垂直にプロテ
クタモールよりも高く立設している場合は、可動片が障
害物に接触するために、ドアエッジが傷つくことがない
が、例えば縁石などのように障害物の高さがモール位置
より低いものは、損傷を防止することはできないもので
ある。
【0008】かかる現状に鑑み、鋭意研究の結果、ドア
の開閉に際し、ドアのアウターパネルの内面に沿って、
その延長方向に、板状の保護板を出没させるとういきわ
めて簡単かつ容易な手段で、自動車のドアに生ずるおそ
れのある損傷は勿論のこと、開かれたドアによる他の自
動車の車体や、手摺りなど構築物を損傷することのない
自動車用ドアの保護装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明の自動車用ドアの保護装置は、ドアを形成
するインナーパネルとアウターパネル間に形成される空
間部に、板状のプロテクタを、開放側のエッジ部から出
没自在に配置し、ドアの開放によってプロテクタがエッ
ジ部から外側に突出し、ドアを閉止方向に移動させる
と、空間部内に後退するよう構成したことを特徴とする
ものである。
【0010】また、この発明の請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の自動車用ドアの保護装置におい
て、前記プロテクタは、ドアの開閉操作によるヒンジ部
の回転運動を、直線運動とするカム機構と連繋する連結
アームの可動によって、ドアのエッジ部から出没するこ
とを特徴とするものである。
【0011】また、この発明の請求項3に記載の発明
は、請求項1又は2に記載の自動車用ドアの保護装置に
おいて、前記プロテクタは、ドアの開放側におけるエッ
ジの、上縁部および下縁部の一部をカバーすることので
きる形状を有することを特徴とするものである。
【0012】また、この発明の請求項4に記載の発明
は、請求項1に記載の自動車用ドアの保護装置におい
て、前記プロテクタは、ドアのエッジに沿って複数に分
割されたもので、それぞれがヒンジ部の回転運動を、直
線運動とするカム機構と連繋する連結アームの可動によ
って、ドアのエッジ部から出没するよう構成されている
ことを特徴とするものである。
【0013】さらに、この発明の請求項5に記載の発明
は、請求項1に記載の自動車用ドアの保護装置におい
て、前記アウターパネルは、前記プロテクタ及び/又は
連結アームを、水平方向に可動させる誘導用ガイドを有
することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の自動車用ドアの保護装
置は、インナーパネルとアウターパネル間に形成される
空間部に、板状のプロテクタを、開放側のエッジ部から
出没自在に配置し、ドアを開放すると、プロテクタがエ
ッジ部から外側に突出し、エッジ部が外部の障碍物に接
触、あるいは衝突して損傷する前に、障碍物に接触・衝
突し、エッジ部が接触・衝突することを防ぎ、損傷を防
止し、ドアを閉止方向に移動させると、空間部内に後退
するよう構成したものである。
【0015】より具体的には、前記インナーパネルに沿
って、板状のプロテクタを、ドアを開放した場合、開放
側のエッジ部から突出し、閉時には後退するよう配置す
るものであって、プロテクタの突出長さは、アウターパ
ネルの厚み、形状などに多少影響されるが、通常5〜2
0mm程度とすればよく、その程度突出させれば、ドア
のエッジ部が外部の障碍物に接触・衝突する前に、プロ
テクタ自体が接触・衝突して、エッジ部が損傷すること
を防止することができる。
【0016】このプロテクタは、装着車両のエッジ部の
損傷防止のみを考慮すれば、金属製の剛体でも問題ない
が、当該プロテクタによって他の車両ないし器物に損傷
を与えることを考慮すると、ゴムや合成樹脂製の硬質の
弾性体であるのが望ましく、金属製の芯材をゴムや合成
樹脂で被覆したものも使用可能である。
【0017】より効果的にドアを保護するには、前記プ
ロテクタは、ドアの側面から下部コーナー部及び底部に
亘って、できるだけ幅広く突出させるのが好ましく、幅
広くドアエッジを保護するためには、プロテクタを2枚
またはそれ以上の複数枚からなる構成とすることも可能
であり、望ましい方法である。
【0018】プロテクタを突出させるための動力として
は、ドアの空間部内に小型モータを設置し、ドアの開閉
に応じて、このモータを稼動させてもよいが、ドアと自
動車本体との接合部、すなわちヒンジ部に、プロテクタ
に連係するカムを設け、ドアの開閉の回転運動を利用し
て、プロテクタを突出させる直線運動の動力とするのが
簡便で望ましい。
【0019】さらに、ドアの底部を保護するために、複
数に分割されたプロテクタの一部に固定された回転中心
を設け、直線運動を回転運動に代え、プロテクタがドア
の底部にも突出するようにするのが好ましい。
【0020】
【実施例】以下、添付の図面に基づいて、この発明にか
かる自動車用ドアの保護装置の実施例を説明すると、こ
の発明の自動車用ドアの保護装置は、図1で明らかなよ
うに、自動車のドア2を車体3に開閉自在に結合するヒ
ンジ部4,4に並行して設けられたカム機構5と、この
カム機構5に連動する連結アーム6と、この連結アーム
6の可動によって、ドアのエッジ部から出没するプロテ
クタ1とで構成されている。
【0021】前記の構成からなる自動車用ドアの保護装
置を具備したドア2は、ドア2の開放に伴うヒンジ部4
の回転運動を、カム機構5により直線運動に代え、その
直線運動で、カム機構5に連結する連結アーム6を直進
させ、それによりにプロテクタ1は、ドア2のエッジ部
から外部に所要の幅7だけ突出する。
【0022】この所要の幅7だけ突出したプロテクタ1
は、ドア2の開放に伴うドア2のエッジ部が描く回転曲
線より大きな回転曲線を描き、外部の障害物が、極端な
形状をしていない限り、プロテクタ1の先端部が、ドア
2のエッジ部より先に障害物に接触し、ドア2のエッジ
部が障害物に接触することを防止する。
【0023】図2及び図3は、カム機構5の構成及びそ
の機能の一例を示すもので、図2はドア2が閉じられて
いる状態を、図3はドア2が開放されている状態を表
し、ドア2の開閉で回転するカム11は、その回転運動
を直線運動としてスタンパー12に伝え、その直線運動
は連結アーム6に伝えられ、最終的にプロテクタ1の突
出に用いられる。
【0024】なお、図中、13はスプリング13を示
し、ドア2が閉められる際、連結アーム6が後退し、プ
ロテクタ1が、インナーパネルとアウターパネルとで構
成される空間内へ収納されるのを、円滑にするためのも
のである。
【0025】また、プロテクタ1の突出及び後退を円滑
にできるようにプロテクタ1のためのガイド9、連結ア
ーム6のための保持ガイド10を設けることが好まし
く、さらに、プロテクタ1を複数とし、一部はドア2の
エッジ部の上縁部を、一部はエッジ部の下縁部を、ある
いは、エッジ部を複数に分割したプロテクタでカバーす
るように構成してもよい。
【0026】
【発明の効果】この発明の自動車用ドアの保護装置は、
ドアの開放側のエッジ部に、プロテクタを若干突出させ
るだけで、ドアのエッジ部の損傷を防止することがで
き、かつ開放されたドアによる他の器物に与える損傷を
も防止することができ、インナーパネルとアウターパネ
ル間に形成される空間にプロテクタを、ドアの開放側の
エッジ部から出没自在に配置するというきわめて簡単な
手段でドアの開放によるドアの損傷ならびに他の器物に
対する損傷をも防止できるとうい優れた効果を奏するも
のである。
【0027】また、この発明の自動車用ドアの保護装置
は、格別な装置・操作を施す必要はなく、単に自動車の
乗降に際し、当然の行為としてのドアを開閉することに
より、その機能を発揮するので、簡便にして且つ確実
に、ドアの開閉に起因する問題点を解消するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる自動車用ドアの保護装置の設
けられたドアの内面構造を示す概略説明図である。
【図2】ドア閉止状態におけるカム機構の構成図であ
る。
【図3】ドア開放状態におけるカム機構の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 プロテクタ 2 ドア 3 車体 4 ヒンジ部 5 カム機構 6 連結アーム 7 突出部 8 ガラス 9 ガイド 10 保持ガイド 11 カム 12 スタンパー 13 スプリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアを形成するインナーパネルとアウター
    パネル間に形成される空間部に、板状のプロテクタを、
    開放側のエッジ部から出没自在に配置し、ドアの開放に
    よってプロテクタがエッジ部から外側に突出し、ドアを
    閉止方向に移動させると、空間部内に後退するよう構成
    したことを特徴とする自動車用ドアの保護装置。
  2. 【請求項2】前記プロテクタは、 ドアの開閉操作によるヒンジ部の回転運動を、直線運動
    とするカム機構と連繋する連結アームの可動によって、
    ドアのエッジ部から出没することを特徴とする請求項1
    に記載の自動車用ドアの保護装置。
  3. 【請求項3】前記プロテクタは、 ドアの開放側におけるエッジの、上縁部および下縁部の
    一部をカバーすることのできる形状を有することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の自動車用ドアの保護装
    置。
  4. 【請求項4】前記プロテクタは、 ドアのエッジに沿って複数に分割されたもので、それぞ
    れがヒンジ部の回転運動を、直線運動とするカム機構と
    連繋する連結アームの可動によって、ドアのエッジ部か
    ら出没するよう構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の自動車用ドアの保護装置。
  5. 【請求項5】前記アウターパネルは、 前記プロテクタ及び/又は連結アームを、水平方向に可
    動させる誘導用ガイドを有することを特徴とする請求項
    1に記載の自動車用ドアの保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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