JP2003326503A - 単板積層材の製造方法およびその装置 - Google Patents

単板積層材の製造方法およびその装置

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JP2003326503A JP2002141985A JP2002141985A JP2003326503A JP 2003326503 A JP2003326503 A JP 2003326503A JP 2002141985 A JP2002141985 A JP 2002141985A JP 2002141985 A JP2002141985 A JP 2002141985A JP 2003326503 A JP2003326503 A JP 2003326503A
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光将 成田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベニヤドライヤによって乾燥されたベニヤ単
板を、仕組みコンベヤ上で任意枚数配列させて隣接する
貼り合わせ位置で積層接着する単板積層材の製造方法お
よび装置を提供する。 【解決手段】 各搬入コンベヤは巻玉からの巻き戻し作
業に同期して回動し、また、いずれか一方の搬入コンベ
ヤから仕組みコンベヤへ2枚重ねのベニヤ単板または1
枚のベニヤ単板のいずれかが供給されるとき、他方の搬
入コンベヤからのベニヤ単板の供給は停止されることに
なる。したがって、停止されている側の搬入コンベヤへ
は巻玉からベニヤ単板は巻き戻されない。そして、仕組
みコンベヤ上へ供給される2枚重ねのベニヤ単板から次
の2枚重ねのベニヤ単板を供給するまでに配列される1
枚のベニヤ単板の隣接数によって単板積層材の積層数が
決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベニヤドライヤに
よって乾燥されたベニヤ単板を仕組みコンベヤ上で任意
枚数配列させて隣接する貼り合わせ位置で積層接着する
単板積層材の製造方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベニヤレースで切削されたベ
ニヤ単板は、通常、一旦巻取られて巻玉状としてリーリ
ングデッキ上で一旦貯留し、これを巻戻し位置まで移送
して巻戻しながら、或いはそのまま、連続した状態でベ
ニヤドライヤへ挿入され、ほぼ8〜12%の仕上がり含
水率を目標として乾燥される。ベニヤドライヤによって
乾燥されたベニヤ単板は、連続状のものにあっては、そ
の繊維に交差する方向と繊維方向の長さの比を、ほぼ
1:2となるように、切断機によって繊維方向とほぼ平
行に定尺切断される。
【0003】これら切断されたベニヤ単板は堆積され、
合板工場内において複数個の堆積山として或時間養生さ
れることになる。すなわち、ベニヤ単板は原木を切削し
て得られるのであるが、1本の原木においてもその表層
から深層に至るまで、性状、含水率等が相違している。
また、同種の原木であっても個々に、さらには原木の材
種が相違すれば、含水率が多岐に渡ることになる。
【0004】したがって、乾燥後のベニヤ単板であって
も、各積層毎のベニヤ単板を堆積する堆積山によって仕
上がり含水率が一定せず、含水率にバラツキがみられ
る。このように含水率にバラツキが発生していると、後
工程のプレス工程において、接着不良の原因となる。ま
た、単板積層材として製品化した後、含水率が表層に比
べて裏層の方が高い場合、製品自体が下方に反るいわゆ
る下反り、逆に含水率が表層に比べて裏層の方が低い場
合、製品自体が上方に反るいわゆる上反りの原因とな
る。これら不都合を解消するため、含水率のバラツキを
是正して、少なくとも堆積山毎に含水率を平衡させるた
め、前記記載したように、合板工場内において複数個の
堆積山として養生させることになる。
【0005】合板工場の限られた設置面積内で、これら
各板の種別毎の複数個の堆積山を、ほぼ野積み状態で或
時間(平均1昼夜)養生管理することは、合板工場の機
能上、限界があるものの各板の種別毎の堆積山を養生管
理すれば、1つの堆積山内での含水率の均等化が図れ、
平衡含水率は個別には或程度達成できる。
【0006】また、本願出願人が提案したような、ベニ
ヤドライヤによって乾燥されたベニヤ単板を仕組んで巻
玉化し、予め、単板積層材とする各板間の平衡含水率化
を図ることも可能である。本願発明者の実験による知見
では、乾燥前のベニヤ単板、すなわち、原木から切削直
後のベニヤ単板の巻取りに使用されている巻取りリール
(φ165mm)を、乾燥後のベニヤ単板の巻取りにその
まま使用すると、その細い直径になじまず、繊維と平行
する部分から割れ、巻取りリール自体に巻き付けること
が不可能であった。特に、乾燥後に発生した、割れ目、
切れ目等がベニヤ単板に存在すると、当該部分から列断
することになる。したがって、好適には、巻取りリール
の直径を300mm以上とすることにより、乾燥後のベニ
ヤ単板の巻取りを良好としている。
【0007】具体的には、乾燥後のベニヤ単板を表層と
裏層となる2枚重ねの重合状態として仕組むコンベヤ
と、このコンベヤの下流位置に、回転可能に設置された
大径の巻取りリールと、この巻取りリールの下面に位置
して駆動を伝達する変速可能なドライブロールと、前記
巻取りリールの長手方向へ任意間隔を置いて複数個設置
された糸部材繰り入れ機構とを備えて、2枚重ねのベニ
ヤ単板を一旦巻玉化することを可能としている。そし
て、この巻玉をリーリングデッキで或時間(平均1昼
夜)養生管理して平衡含水率化している。
【0008】そして、養生管理されたベニヤ単板は貼り
合わせ位置へ供給されて所望の積層枚数の単板積層材が
製造される。この単板積層材は、通常、ベニヤ単板の繊
維方向を各層とも平行状態にして仕組まれるものであ
る。仮に5層の単板積層材を積層接着させるには、その
表層部から順に表板、中板、中芯板、中板、裏板、さら
には9層単板積層材の場合には、その表層部から順に表
板、中板、中芯板、中板、中芯板、中板、中芯板、中
板、裏板によって構成される。この場合、中板の上下両
面に接着剤を塗布して、貼り合わせ位置上で交互に積層
されて接着される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単板積
層材の製品品目は多様化しており、その製品品目の変更
は作業実態においてその都度行われるのであるが、積層
枚数の変更において供給される中芯板の必要枚数を取り
揃える必要がある。例えば、5層の単板積層材であれ
ば、2枚重ねのベニヤ単板(表板と裏板)の他に中芯板
が1枚必要となり、7層の単板積層材であれば、2枚重
ねのベニヤ単板(表板と裏板)の他に中芯板が2枚必要
となり、9層の単板積層材であれば、2枚重ねのベニヤ
単板(表板と裏板)の他に中芯板が3枚必要となる。
【0010】そこで、本発明は上記記載のような課題を
解決すべく、ベニヤドライヤによって乾燥されたベニヤ
単板を所望の単板積層材積層枚数となるように、仕組み
コンベヤ上へベニヤ単板を任意枚数配列させることを目
的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】このた
め、本発明の単板積層材の製造方法は、仕組みコンベヤ
上へ2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ単板を積層す
べき枚数に応じた配列で任意枚数搬送させ、仕組みコン
ベヤに隣接する貼り合わせ位置において、2枚重ねのベ
ニヤ単板または1枚のベニヤ単板とその搬送方向と直交
する方向からその上下両面に接着剤が塗布されたベニヤ
単板を交互に供給させることによって前記課題を解決し
ている。
【0012】また、前記仕組みコンベヤ上へ2枚重ねの
ベニヤ単板と1枚のベニヤ単板を搬入するため、好適に
は仕組みコンベヤの始端にそれぞれ各別に搬入する搬入
コンベヤを連係している。そして、一方の搬入コンベヤ
には2枚重ねのベニヤ単板を搬送方向へ隣接した状態で
順次載置し、他方の搬入コンベヤには1枚のベニヤ単板
を搬送方向へ隣接した状態で順次載置する。これら各別
の搬入コンベヤを間歇作動させることによって乾燥後の
ベニヤ単板を単板積層材積層枚数に応じた配列になるよ
うに仕組みコンベヤ上へ2枚重ねのベニヤ単板と1枚の
ベニヤ単板を搬入することになる。
【0013】そして、各搬入コンベヤへ2枚重ねのベニ
ヤ単板や1枚のベニヤ単板を供給するには、各種別毎の
堆積山から人手によって或いは公知のベニヤ単板繰り出
し機構によって載置させることも可能である。しかしな
がら、好適には、2枚重ねのベニヤ単板、或いは1枚の
ベニヤ単板を予めそれぞれ各別の大径の巻取りリールに
糸部材と共に巻取った巻玉に対してその外周の一部に押
し付け状態となった駆動案内帯によって巻き戻し、次い
で折り返し案内部材によって折り返しながら前記搬入コ
ンベヤ上へ搬入することによる。
【0014】2枚重ねのベニヤ単板は単板積層材の表板
と裏板であり、1枚のベニヤ単板は単板積層材の中芯板
を構成しており、何れのベニヤ単板もその繊維方向は搬
送方向と交差した状態となっている。そして、各搬入コ
ンベヤは好適には巻玉からの巻き戻し作業に同期して回
動し、また、いずれか一方の搬入コンベヤから仕組みコ
ンベヤへ2枚重ねのベニヤ単板または1枚のベニヤ単板
のいずれかが供給されるとき、他方の搬入コンベヤから
のベニヤ単板の供給は停止されることになる。したがっ
て、停止されている側の搬入コンベヤへは巻玉からベニ
ヤ単板は巻き戻されない。
【0015】そして、仕組みコンベヤ上へ供給される2
枚重ねのベニヤ単板から次の2枚重ねのベニヤ単板を供
給するまでに配列される1枚のベニヤ単板の隣接数によ
って単板積層材の積層数が決定される。すなわち、2枚
重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ単板が交互に供給され
れば5層の単板積層材、次の2枚重ねのベニヤ単板との
間に1枚のベニヤ単板が隣接して2枚供給されれば7層
の単板積層材となるように仕組まれる。すなわち、1枚
のベニヤ単板の数が1枚増加する毎に9層、11層、…
の単板積層材を得るように配列されることになる。
【0016】また、仕組みコンベヤの終端には貼り合わ
せ位置が設定されている。そして、仕組みコンベヤ上を
搬送されてきた2枚重ねのベニヤ単板または1枚のベニ
ヤ単板をその配列順序にしたがってこの貼り合わせ位置
に載置される。
【0017】一方、仕組みコンベヤの搬送方向と直交す
る方向であって、この貼り合わせ位置に隣接して接着剤
塗布装置を設置している。そして、貼り合わせ位置に仕
組みコンベヤから2枚重ねのベニヤ単板または1枚のベ
ニヤ単板が載置される毎に、その上にはその搬送方向と
直交する方向から上下両面に接着剤を塗布したベニヤ単
板が載置される。このとき、仕組みコンベヤ上を搬送さ
れるベニヤ単板は繊維方向が搬送方向と交差する方向で
あり、一方、接着剤塗布装置へはその繊維方向を同一と
してベニヤ単板が繰り出される。したがって、貼り合わ
せ位置で積層接着される上下面に接着剤が塗布されたベ
ニヤ単板と、仕組みコンベヤから載置されるベニヤ単板
の繊維方向は平行となっている。
【0018】また、前記課題を解決するため、本発明の
単板積層材の製造方法は、ベニヤ単板を大径の巻取りリ
ールに糸部材と共に巻取られた巻玉の外周の一部に押し
付け状態となった駆動案内帯によって巻き戻し、次いで
折り返し案内部材によって折り返しながら仕組みコンベ
ヤ上へ搬送させ、仕組みコンベヤに隣接する貼り合わせ
位置において、仕組みコンベヤ上からのベニヤ単板とそ
の搬送方向と直交する方向から上面および/または下面
に接着剤が塗布されたベニヤ単板を交互に供給させるこ
とを特徴とする。
【0019】また、前記仕組みコンベヤ上に搬送される
乾燥後のベニヤ単板は、1枚ずつ搬送方向へ隣接して配
列させてもよい。この場合、所望の積層枚数となるま
で、貼り合わせ位置において仕組みコンベヤからのベニ
ヤ単板と接着剤塗布装置から上下両面に接着剤が塗布さ
れたベニヤ単板を積層接着させる。そして、所望の積層
枚数となったときに、接着剤塗布装置から上面または下
面のみに接着剤を塗布させたベニヤ単板を載置させれば
よい。
【0020】このとき、単板積層材の積層枚数が奇数枚
数であれば、仕組みコンベヤ上からのベニヤ単板とその
搬送方向と直交する方向から上下両面に接着剤が塗布さ
れたベニヤ単板を、交互に供給させてベニヤ単板を積層
接着させる。そして、所望の奇数積層枚数となるときベ
ニヤ単板の下面のみに接着剤を塗布して貼り合わせ位置
へ供給するものである。
【0021】このとき、単板積層材の積層枚数が偶数枚
数であれば、仕組みコンベヤ上からのベニヤ単板とその
搬送方向と直交する方向から上下両面に接着剤が塗布さ
れたベニヤ単板を、交互に供給させてベニヤ単板を積層
接着させる。そして、所望の偶数積層枚数となるときベ
ニヤ単板の上面のみに接着剤を塗布して貼り合わせ位置
へ供給するものである。
【0022】さらに、単板積層材の積層枚数が偶数枚数
であるとき、仕組みコンベヤ上からのベニヤ単板とその
搬送方向と直交する方向から上下両面に接着剤が塗布さ
れたベニヤ単板を、交互に供給させてベニヤ単板を積層
接着させる。そして、所望の偶数積層枚数となるとき表
板用となる専用のベニヤ単板の上面のみに接着剤を塗布
して貼り合わせ位置へ供給するものである。この方法に
よれば、造作用の単板積層材を簡便に製造可能となる。
【0023】また、上記問題を解決するために本発明の
単板積層材の製造装置は、乾燥後の2枚重ねのベニヤ単
板および/または1枚のベニヤ単板を搬送する仕組みコ
ンベヤと、この仕組みコンベヤの始端位置に、2枚重ね
のベニヤ単板を仕組みコンベヤ上へ搬入する搬入コンベ
ヤの終端と、1枚のベニヤ単板を仕組みコンベヤ上へ搬
入する搬入コンベヤの終端とをそれぞれ連係すると共
に、前記仕組みコンベヤの終端位置に配置された2枚重
ねのベニヤ単板または1枚のベニヤ単板と接着剤が塗布
されたベニヤ単板とを交互に重合させる貼り合わせ位置
と、前記仕組みコンベヤの搬送方向に直交する方向であ
って、前記貼り合わせ位置に隣接してベニヤ単板に接着
剤を塗布する接着剤塗布装置とを備えたことを特徴とす
る。
【0024】前記搬入コンベヤの一方の始端側には、乾
燥後の2枚重ねのベニヤ単板を搬入コンベヤ上へ繰り出
す繰り出し機構が設置されている。これは乾燥後の2枚
重ねのベニヤ単板をその堆積山から人手或いは公知の繰
り出し機構によって搬入コンベヤへ繰り出すものであ
る。しかしながら、好適には、乾燥後の2枚重ねのベニ
ヤ単板が糸部材と共に巻取られた巻玉の外周の一部に押
し付け状態とした駆動案内帯と、この駆動案内帯によっ
て巻き戻された2枚重ねのベニヤ単板を折り返しながら
搬送する巻き戻し案内部材とが少なくとも備えられた繰
り出し機構を採用するのが好ましい。
【0025】また同様に、前記搬入コンベヤの他方の始
端側には、乾燥後の1枚のベニヤ単板を搬入コンベヤ上
へ繰り出す繰り出し機構が設置されている。これは乾燥
後のベニヤ単板をその堆積山から人手或いは公知の繰り
出し機構によって搬入コンベヤへ繰り出すものである。
しかしながら、好適には、乾燥後の1枚のベニヤ単板が
糸部材と共に巻取られた巻玉の外周の一部に押し付け状
態とした駆動案内帯と、この駆動案内帯によって巻き戻
された1枚のベニヤ単板を折り返しながら搬送する巻き
戻し案内部材とが少なくとも備えられた繰り出し機構を
採用するのが好ましい。
【0026】そして、搬入コンベヤの各原動機には一方
を駆動させるとき他方を駆動停止させる切り換え駆動制
御器と、各搬入コンベヤへ2枚重ねのベニヤ単板または
1枚のベニヤ単板を巻き戻す各駆動案内帯を同調して駆
動制御する同調制御器とを少なくとも備えている。した
がって、各搬入コンベヤには2枚重ねのベニヤ単板また
は1枚のベニヤ単板が搬送方向へ隣接した状態で整然と
配列することが可能となる。
【0027】さらに、仕組みコンベヤ上を搬送される2
枚重ねのベニヤ単板は表板と裏板として構成され、ま
た、1枚のベニヤ単板は中芯板として構成されている。
そして、2枚重ねのベニヤ単板と次の2枚重ねのベニヤ
単板を供給するまでに配列される1枚のベニヤ単板の隣
接数によって単板積層材の積層数を決定している単板積
層材積層枚数設定器に前記切り換え駆動制御器を少なく
とも連係させている。
【0028】前記仕組みコンベヤの搬送方向と直交する
方向であって、前記貼り合わせ位置に隣接してベニヤ単
板の上下面に接着剤を塗布する接着剤塗布装置が少なく
とも備えられ、前記仕組みコンベヤ上を搬送されるベニ
ヤ単板の繊維方向と交差した繊維方向のベニヤ単板に接
着剤を塗布している。そして、2枚重ねのベニヤ単板お
よび/または1枚のベニヤ単板と接着剤が塗布されたベ
ニヤ単板は交互に貼り合わせ位置に供給され、単板積層
材に仕組まれることになる。
【0029】また、上記問題を解決するために本発明の
単板積層材の製造装置は、乾燥後のベニヤ単板が糸部材
と共に巻取られた巻玉の外周の一部に押し付け状態とし
た駆動案内帯と、この駆動案内帯によって巻き戻された
ベニヤ単板を折り返しながら搬送する巻き戻し案内部材
と、ベニヤ単板を搬送する仕組みコンベヤと、この仕組
みコンベヤの終端位置に配置され、仕組みコンベヤ上か
らのベニヤ単板と接着剤が塗布されたベニヤ単板とを交
互に重合させる貼り合わせ位置と、前記仕組みコンベヤ
の搬送方向に直交する方向であって、前記貼り合わせ位
置に隣接してベニヤ単板の上面および/または下面に接
着剤を塗布する接着剤塗布装置とから構成することも可
能である。
【0030】すなわち、前記仕組みコンベヤ上に搬送さ
れる乾燥後のベニヤ単板が1枚ずつ搬送方向へ隣接して
配列された場合、所望の積層枚数となるまで貼り合わせ
位置において仕組みコンベヤからのベニヤ単板と接着剤
塗布装置から上下両面に接着剤が塗布されたベニヤ単板
を積層接着させる。そして、所望の積層枚数となったと
きに、接着剤塗布装置から下面のみに接着剤を塗布させ
たベニヤ単板を載置させればよい。
【0031】前記接着剤塗布装置は、好適には、互いに
逆方向に回転してベニヤ単板に接着剤を塗布しながら前
方へ繰り出す上下一対の塗布ロールと、前記塗布ロール
に接触する位置とその周面から離間した位置のいずれか
に変位し、前記ベニヤ単板の挿入方向と交差する方向の
長さを少なくとも有するブレードと、前記ブレードの先
端部を前記塗布ロールの長手方向の周面に亘って接触す
る位置とその周面から離間した位置に変位させる変位機
構とを少なくとも備えて構成される。
【0032】このブレードは塗布ロールに対して接着剤
の塗布量を規制するドクターロールがベニヤ単板の挿入
側に位置していれば、上下一対の塗布ロールのいずれか
一方のベニヤ単板挿入側に位置している。そして、その
塗布ロールの周面に接触する位置に変位したときに、周
面全域に亘ってベニヤ単板に塗布するために塗布ロール
に転写された接着剤を除去する
【0033】前記ブレードは、塗布ロールに対して接着
剤の塗布量を規制するドクターロールがベニヤ単板の搬
出側に位置していれば、前記上下一対の塗布ロールのい
ずれか一方のベニヤ単板搬出側に位置している。そし
て、その塗布ロールの周面に接触する位置に変位したと
きに、周面全域に亘ってベニヤ単板に塗布するために転
写された接着剤を除去する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。まず、乾燥後のベニヤ単板を一旦
巻取って巻玉化したものを、巻戻しながら仕組む場合に
つき、図1ないし図2に基づいて説明する。定尺状の乾
燥後の1枚を単一(中芯板)としたベニヤ単板1が巻取
られた巻玉2は、ベニヤ単板巻戻し位置3において、巻
取りリール4の両端の軸受部分がリール受5に回転可能
に支持されている。この巻玉3の下方には支持軸6が軸
受けされており、この支持軸6の軸方向へ任意間隔を置
いて大径の基端部プーリ7を複数個取り付けている。各
基端部プーリ7の支持軸6上の両側には、一対の支持腕
が各々回転可能に支持されており、この一対の支持腕の
先端間隔内に小径の先端部プーリ8を各々回転可能に支
持している。各大径の基端部プーリ7と各小径の先端部
プーリ8間に駆動案内帯9を各々掛け渡し、支持軸6を
支点として先端部プーリ8を巻玉2方向へ旋回させるこ
とによって、各駆動案内帯9を巻玉2の外周下部へ押し
付けている。駆動案内帯9を図1中反時計方向へ回動さ
せると、巻玉2と駆動案内帯9との摩擦力によってベニ
ヤ単板1は巻戻される。巻戻されたベニヤ単板1は駆動
案内帯9上に移乗された状態で折り返し案内部材10へ
至り、搬送方向をZ字状に折り返され、搬入コンベヤ1
1上に至る。
【0035】このとき、ベニヤ単板1は矩形状に1枚毎
に切断されて巻取りリール4の軸芯方向とその繊維方向
を平行に巻取られている。すなわち、巻取りリール4の
軸芯方向には任意間隔を置いて複数列の糸部材(図示せ
ず)をガイドとしてベニヤ単板1が巻取られており、上
述のようにベニヤ単板1を巻き戻すに際しては、ガイド
として巻き付けられた糸部材を回収しながら、巻戻され
ることになる。
【0036】ベニヤ単板1はその繊維方向を搬送方向と
交差した状態で搬入コンベヤ11上を搬送され、搬入コ
ンベヤ11と平行に設置された位置規制手段12によっ
て搬送途上に位置規制されることになる。この位置規制
手段12は、搬入コンベヤ11の搬送方向の一側に搬入
コンベヤ11と平行に垂直状の第1規制ベルト13を設
置し、他側に、搬送途上のベニヤ単板1の側部を押圧す
る押圧体を備えたものである。この押圧体は、ベニヤ単
板1の搬送方向と交差する側部を押圧して第1規制ベル
ト13側へ寄せて位置規制をするものである。押圧手段
としては、流体動によって搬送方向と交差する方向へ進
退させたり、図示例のように、搬入コンベヤ11の搬送
方向と平行に設置された垂直状の第2規制ベルト14の
間隔内に偏心輪15を軸受し、偏心輪15を回転させる
ことによる。偏心輪15の回転によって、第2規制ベル
ト14面は搬送方向と交差する方向へ移動し、ベニヤ単
板1はその搬送方向の一側を第2規制ベルト14面へ押
し当てられ、搬送方向と同方向で回動する第一規制ベル
ト13によって位置規制されることになる。
【0037】一方、前記ベニヤ単板巻戻し位置3の上方
または下方においては、定尺状の乾燥後の2枚重ね(表
板と裏板)のベニヤ単板1を巻取った巻玉2が、上述し
た単一のベニヤ単板を巻取った巻玉2と同様に、巻取り
リール4の両端の軸受部分がリール受5に回転可能に支
持されている。なお、図示の形態ではこの2枚重ねのベ
ニヤ単板1を巻取った巻玉2は下方に位置している。そ
して、上記記載と同様の搬入コンベヤ11、この搬入コ
ンベヤ11と平行に設置された位置規制手段12を、上
下2段となるように各々個別に設置することになる。
【0038】前記各搬入コンベヤ11は終端部において
仕組みコンベヤ19に接続されることになる。このと
き、搬入コンベヤと仕組みコンベヤ19の始端と前記搬
入コンベヤの終端は互いに入り組んだ状態に設置され、
各々単独に回動可能に設定されている。そして、この仕
組みコンベヤ19の始端には、上段の搬入コンベヤ11
の終端よりベニヤ単板1(中芯板)を案内する案内コン
ベヤ20を設置している。この案内コンベヤ20は、搬
送方向へ向かって下り勾配を有しており、その先端部は
仕組みコンベヤ19の搬送面へ接近した状態に維持され
ている。
【0039】そして、各搬入コンベヤ11は好適には巻
玉2からの巻き戻し作業に同期して回動し、また、いず
れか一方の搬入コンベヤ11から仕組みコンベヤ19へ
2枚重ねのベニヤ単板または1枚のベニヤ単板のいずれ
かが供給されるとき、他方の搬入コンベヤ11からのベ
ニヤ単板1の供給は停止されることになる。したがっ
て、停止されている側の搬入コンベヤ11へは巻玉2か
らベニヤ単板1は巻き戻されない。また、この仕組みコ
ンベヤ19の搬送方向に隣接してベニヤ単板1を貼り合
わせる貼り合わせ位置21が設置されている。
【0040】一方、仕組みコンベヤ19の搬送方向と直
交する方向であって、この貼り合わせ位置21に隣接し
て接着剤塗布装置22を設置している。そして、貼り合
わせ位置21に仕組みコンベヤ19から2枚重ねのベニ
ヤ単板または1枚のベニヤ単板が載置される毎に、その
上にはその搬送方向と直交する方向から上下両面に接着
剤を塗布したベニヤ単板が載置される。このとき、仕組
みコンベヤ19上を搬送されるベニヤ単板は繊維方向が
搬送方向と交差する方向であり、一方、接着剤塗布装置
22へはその繊維方向を同一としてベニヤ単板が繰り出
される。したがって、貼り合わせ位置21で積層接着さ
れる上下面に接着剤が塗布されたベニヤ単板と、仕組み
コンベヤ19から載置されるベニヤ単板の繊維方向は平
行となっている。
【0041】次に、この実施例における制御系統手段を
図3に基づいて説明する。前記仕組みコンベヤ19の搬
送方向の下流側の上方には2枚重ね(表板と裏板)また
は単一の1枚のベニヤ単板1の前端を検出するため、接
触式、或いは透過型、反射型等の非接触式の第1検出器
30が設置されている。また、前記上段の搬入コンベア
11の搬送方向の下流側の上方には単一の1枚のベニヤ
単板1の前端を検出するため、上記記載と同様の第2検
出器31が設置されている。また、下段の搬入コンベヤ
11の搬送方向の下流側の上方には2枚重ね(表板と裏
板)のベニヤ単板1の前端を検出するため、上記記載と
同様の非接触式の第3検出器32が設置されている。
【0042】駆動制御器33には、前記仕組みコンベヤ
19の距離Kを設定した距離設定器34が接続され、パ
ルス発信器35からのパルス量読み込みによって、距離
K分のパルス量として捉えている。また、駆動制御器3
3には単板積層材23の積層枚数を何層にするかを決定
する単板積層材積層枚数設定器36が接続され、仕組み
コンベヤ19上へ供給される2枚重ねの(表板と裏板)
ベニヤ単板1から次の2枚重ねのベニヤ単板1を供給す
るまでに配列される単一の1枚のベニヤ単板1の隣接し
て供給される枚数が決定される。
【0043】そして、前記案内コンベヤ20上を搬送さ
れる単一の1枚のベニヤ単板1、搬入コンベヤ11上を
搬送される2枚重ねのベニヤ単板1(表板と裏板)の前
端部分を前記第2、3検出器31,32がそれぞれ検出
したとき、この検出指令を駆動制御器33へ発信する。
駆動制御器33内には複数の記憶素子が内蔵され、その
記憶素子の1つに上記検出指令が書き込まれる。また、
仕組みコンベヤ19上に設置された第1検出器30は未
だベニヤ単板1が検出されていないとき、まず、上段の
巻き戻し制御器37へ巻き戻し禁止指令を発信して、上
段の巻き戻し位置3の駆動案内帯9の原動機の駆動を停
止させる。
【0044】下段の巻き戻し位置3の駆動案内帯9は継
続駆動されることによって2枚重ねのベニヤ単板1(表
板と裏板)が引き続き巻き戻され、検出された2枚重ね
のベニヤ単板1(表板と裏板)は搬入コンベヤ11から
仕組みコンベヤ19上へ移乗される。この移乗時、第3
検出器32が2枚重ねのベニヤ単板1(表板と裏板)の
後端を検出して上段の巻き戻し制御器37への巻き戻し
禁止指令を解除して、上段の巻き戻し位置3の駆動案内
帯9の原動機の駆動を起動させる。これに同期して下段
の巻き戻し制御器38へ巻き戻し禁止指令を発信して、
下段の巻き戻し位置3の駆動案内帯9の原動機の駆動を
停止させる。この下段の巻き戻し制御器38への巻き戻
し禁止指令は、単板積層材積層枚数設定器36にて設定
された積層数を構成するだけの中芯板、すなわち単一の
ベニヤ単板枚数が案内コンベヤ20から仕組みコンベヤ
19へ移乗される間継続される。
【0045】具体的には、5層単板積層材であれば2枚
重ね(表板と裏板)と単一の1枚のベニヤ単板1は交互
に隣接した状態で配列される。また、7層単板積層材で
あれば2枚重ね(表板と裏板)のベニヤ単板の次には単
一の1枚のベニヤ単板1が2枚、さらに、9層単板積層
材であれば2枚重ね(表板と裏板)のベニヤ単板の次に
は単一の1枚のベニヤ単板1が3枚隣接した状態で配列
される。
【0046】このため、単板積層材積層枚数設定器36
から仮に9層単板積層材の構成枚数が設定されていれ
ば、第2検出器が単一のベニヤ単板1の後端を3回検出
したときに、下段の巻き戻し制御器38への巻き戻し禁
止指令を解除して、下段の巻き戻し位置3の駆動案内帯
9の原動機の駆動を起動させる。これに同期して上段の
巻き戻し制御器37へ巻き戻し禁止指令を発信して、上
段の巻き戻し位置3の駆動案内帯9の原動機の駆動を停
止させる。
【0047】そして、2枚重ねのベニヤ単板1(表板と
裏板)が仕組みコンベヤ19上を距離K搬送され、これ
を当該記憶素子がパルス量のカウントアップによって検
出するとき、当該記憶素子をリセットする。次いで、隣
接する貼り合わせ位置21上へこの2枚重ねのベニヤ単
板1(表板と裏板)が繰り出されるとき、その後端が前
記第1検出器30によって検出される。この検出指令に
伴って、この貼り合わせ位置21に隣接して配置された
接着剤塗布装置22を作動させ、貼り合わせ位置21
(図1参照)上へベニヤ単板(中板)の上下面へ接着剤
を塗布させて供給させるものである。
【0048】次に、好適なベニヤ単板1の貼り合わせの
一形態を以下に詳述する。図4及び図5において、ベニ
ヤ単板(中板)の上下両面に接着剤を塗布するロール式
の接着剤塗布装置22は、互いに逆方向に回転する上下
一対の塗布ロール53、54と、この上下一対の塗布ロ
ール53、54に対して水平方向に進退してその塗布量
を規制する上下一対のドクターロール55、56によっ
て構成されている。ベニヤ単板(中板)がその繊維方向
を平行として前記塗布ロール53、54間に挿入される
と、その上下両面に塗布ロール53、54とドクターロ
ール55、56によって形成された貯留部からの接着剤
が塗布される。
【0049】そして、前記貼り合わせ位置21にはベニ
ヤ単板(中板)の貼り合わせ高さに応じてその上面高さ
が所定の高さに維持される昇降装置58と、ベニヤ単板
(中板)の前後部の位置を規制するためにベニヤ単板
(中板)の繰り出し方向の前後に設置された前縁部59
と後縁部60とから構成されている。なお、この後縁部
60の上部は繰り出されたベニヤ単板(中板)の後端を
円滑に受け入れるため、好ましくは湾曲状に形成されて
いる。
【0050】前記貼り合わせ位置21の下流位置に隣接
して左右一対の機枠61が設置され、この機枠61の前
後部に回転可能に支持されたプーリ62、63間に各々
タイミングベルト64が掛け渡されている。図6に示す
ように、この一対のタイミングベルト64は連結軸65
によって同調されており、減速機付きモータ66の正逆
動に伴って前後回動されると共に、この回動量はモータ
66に内蔵されるパルス発信器によって制御されてい
る。
【0051】一対のタイミングベルト64の上下の軌道
間隔内に搬送方向と平行に敷設されたリニヤウエイ67
上に、前記タイミングベルト64に取り付けられたリニ
ヤブロック68を各々載置している。各リニヤブロック
68間に搬送方向と直交する方向に亘って走行体69を
取り付け、この走行体69に移動方向と交差する方向の
両側に移動梁70を一対突出させた状態で設置してい
る。各移動梁70はその突出端において連結体71によ
って連結され、この連結体71の前端部に、ベニヤ単板
(中板)の繰り出し方向と交差する方向に複数個の支持
体72を取り付ける。
【0052】この支持体72は、ベニヤ単板(中板)を
支受けするための受け取り面が傾斜面又は湾曲面状に形
成され、望ましくは、その移動方向と平行する断面形状
を三角形状に形成されている。特に、移動梁70は片持
ち状に突出した状態で移動する構造のため、先端に取り
付けられた支持体72を三角形状の折曲げ加工として軽
量化を図ることもある。ベニヤ単板(中板)が接着剤塗
布装置22によって前方へ繰り出されるとき、前方への
繰り出し量が多少相違しても繰り出し方向にある長さ形
成された支持体72の傾斜面又は湾曲面に、ベニヤ単板
(中板)の前端部が一旦受け止められ、そのまま支持さ
れることになる。
【0053】前記減速機付きモータ66を駆動させてタ
イミングベルト64を正転させると、リニヤブロック6
8はリニヤウエイ67上を摺動して前記貼り合わせ位置
21方向へ移動を開始する。そして、リニヤブロック6
8に取り付けられている走行体69が前進限に至ると
き、前記支持体72は貼り合わせ位置21の上方におい
て待機位置に至る。この走行体69の移動量はモータ6
6に内蔵されるパルス発信器によってパルス量として捉
えられている。
【0054】なお、支持体72の移動は上記の形態の
他、図7に示すように、前記機枠61の中間枠73に左
右一対の流体シリンダ74を設置し、そのピストンロッ
ド75の先端を前記連結体71に取り付けて流耐圧によ
って制御することも可能である。また、同様に、図8に
示すように、前記機枠61の中間枠73に減速機付きモ
ータ76を設置して、このモータ76に軸着したピニオ
ン77を前記移動梁70の下面に刻設されたラックギヤ
78に歯合させるとともに、補助ロール79と補助ピニ
オン80によって移動梁70を規制し、モータ76の正
逆転動によって前記支持体72を移動制御することも可
能である。
【0055】また、各支持体72のいずれかの間隔内に
は、ベニヤ単板(中板)の前端部を停止させる停止体8
1が設置されている。この停止体81によって、貼り合
わせ位置21上に至ったベニヤ単板(中板)の後端を前
記後縁部60側へ当接させて、ベニヤ単板(中板)の位
置決め堆積を可能としている。図9に示すように、前記
連結体71の両側近傍位置には、前記支持体72の移動
方向と平行に流体シリンダ82を設置し、そのピストン
ロッド83の前端に取り付けられた停止体81を、図9
(c)に示すように、ピストンロッド83の伸長時に支
持体72の前端より突出させた位置へ、また、図9
(b)に示すように、ピストンロッド83の縮小時に支
持体72の前端より引っ込ませた位置へ変位可能として
いる。
【0056】ベニヤ単板(中板)はその前端のみを支持
体72によって支持され、その中間域から後端にかけて
一対の塗布ロール53、54によって支持されている
が、ベニヤ単板(中板)が一対の塗布ロール53、54
間から完全に繰り出されるとき、その後端は自由端とな
る。このとき、繰り出し時の慣性によって、ベニヤ単板
(中板)は支持体72の移動速度に追随しようとする
が、ベニヤ単板(中板)の自重により支持体72の移動
速度に追従しない場合も発生する。この場合、一対の塗
布ロール53、54と貼り合わせ位置21の間隔内に、
ベニヤ単板の繰り出し方向と交差する方向に任意間隔を
置いて、ベニヤ単板の後端を支持してベニヤ単板(中
板)を貼り合わせ位置21上へ至らせることも可能であ
る。
【0057】具体的には、図4及び図5に示すように、
一対の塗布ロール53、54のうち下方のロール54に
近接して設置され、チエン、ベルトあるいはワイヤ等が
巻掛けされた無端帯87をベニヤ単板の繰り出し方向と
交差する方向に任意間隔を置いて多列に構成する。そし
て、支持体72にその前端が支持されて移動するベニヤ
単板(中板)の後端をこれらの無端帯87に支持させ、
これらの無端帯87をベニヤ単板の繰り出し速度とほぼ
同速度で回動させることにより、ベニヤ単板(中板)を
貼り合わせ位置21上へ至らせるものである。
【0058】また、上記無端帯87に代替して、繰り出
されるベニヤ単板(中板)の幅分に相当する噴射体88
をベニヤ単板の繰り出し方向と交差して設置し、この噴
射体88の上部にその長手方向に亘って任意間隔を置い
て複数個のノズル89を形成した形態とすることも可能
である。そして、この噴射体88の一端に導通されたエ
ヤー源から圧縮空気を供給し、一対の塗布ロール53、
54から繰り出されたベニヤ単板(中板)の後端を複数
個のノズル89から噴出される圧縮空気によって支持す
ることにより、ベニヤ単板(中板)を浮遊させながら貼
り合わせ位置21上へ至らせるものである。
【0059】貼り合わせ位置21上において、接着剤が
その上下両面に塗布されたベニヤ単板(中板)上に単板
積層材23を構成すべき2枚重ねのベニヤ単板(表板、
裏板)、または単一の1枚のベニヤ単板(中芯板)を供
給することになる。この場合、貼り合わせ位置21上ま
で仕組みコンベヤ19を往復動可能とする形態としても
良い。
【0060】具体的には、貼り合わせ位置21の左右の
両外方に、適宜支持台を介してスライドレールあるいは
図示例のようなリニヤウェイ等の移動部材91を各々傾
斜状態で敷設し、各移動部材91上に前後に任意間隔を
置いてリニヤブロック92を載架する。そして、各リニ
ヤブロック92上には傾斜可動枠93をそれぞれ取り付
け、また、一対の傾斜可動枠93の前部に前部可動プー
リ94を突出して支承させる。一方この前部可動プーリ
94の後方位置において、垂直方向へ移動可能とした後
部可動プーリ95を回転自在に支承している。
【0061】すなわち、垂直面内においても垂直線上に
スライドレールあるいはリニヤウェイ等の移動部材96
を垂直方向にそれぞれ敷設し、この移動部材96上に上
下に任意間隔を置いてリニヤブロック97を載架する。
そして、これらリニヤブロック97の上部と下部を、一
対の補助固定プーリ98、99間隔内の垂直線上に位置
するように、垂直可動枠100をそれぞれ取り付け、ま
た、一対の垂直可動枠100の上部に後部可動プーリ9
5を突出して支承させる。
【0062】これら前部可動プーリ94、固定プーリ1
01、一対の補助固定プーリ98、99、後部可動プー
リ95間にはベルト102を無端状に、且つバランスウ
エイト、タイナープーリ等(図示せず)を介して緊張状
態に掛け渡している。そして、無端状に掛け渡されたベ
ルト102にモータ(図示せず)を接続して、ベルト1
02に駆動、減速、停止等の制御を付与し、傾斜可動枠
93が図4及び図10の実線位置から二点鎖線位置まで
傾斜上の距離L伸長するとき、垂直可動枠50を同図の
実線位置から二点鎖線位置まで垂直上の距離L伸長させ
る。すなわち、この仕組み単板コンベヤの傾斜可動プー
リ94伸長時に、ベルト102上に重合された表板と裏
板とを貼り合わせ位置21上に供給し、また、傾斜可動
プーリ93縮小時(垂直可動プーリ100縮小時)に、
ベルト102上に2枚重ねのベニヤ単板(表板、裏
板)、または単一の1枚のベニヤ単板(中芯板)を載置
させるものである。
【0063】次に、一対の塗布ロール53、54から繰
り出されるベニヤ単板(中板)の堆積工程を図11を参
照して時系列的に説明する。まず、S10において支持
体72が貼り合わせ位置21上の所定の待機位置に待機
しているか否かを判断し、肯定判断であればS20へ進
んでベニヤ単板(中板)を一対の塗布ロール53、54
間へ挿入し、否定判断であればS10へ戻る。S30に
おいて、一対の塗布ロール53、54間から繰り出され
始めたベニヤ単板(中板)の先端が、待機する支持体7
2の近傍位置の上方に配置された第4検知器103(図
4参照;例えば、光電管等よりなる非接触式の検出器)
によって検知されたか否かを判断する。肯定判断であれ
ば、S40において、支持体72を待機位置からベニヤ
単板(中板)の繰り出し方向へその繰り出し速度とほぼ
同速度で移動(後退)させる。また、否定判断であれ
ば、S30へ戻り、第4検知器の出力の読み込みを継続
する。
【0064】続くS50において、一対の塗布ロール5
3、54間から完全に繰り出されたベニヤ単板(中板)
の後端が、一対の塗布ロール53、54の近傍位置の上
方に配置された第5検知器104(図4参照)によって
検知されたか否かを判断する。肯定判断であれば、S6
0に進んで支持体72の移動(後退)速度を減速させ、
また、否定判断であれば、S50へ戻り、第5検知器1
04の出力の読み込みを継続する。S70に進んで、繰
り出されたベニヤ単板(中板)の後端が、貼り合わせ位
置21の後縁部60上に至ったか否かを、後縁部60の
近傍位置の上方に配置された第6検知器105(図4参
照)によって判断する。肯定判断であれば、S80に進
んで、支持体72の移動方向と平行に設置された流体シ
リンダ82のピストンロッド83を伸長させ、前端に取
り付けられた停止体81を支持体72より突出させ、ベ
ニヤ単板(中板)の前端に当接させてベニヤ単板(中
板)を貼り合わせ位置21の前縁部59と後縁部60間
に載置させる。
【0065】なお、繰り出されたベニヤ単板(中板)の
後端が貼り合わせ位置21の後縁部60上に至ったか否
かは、前記第3検知器32によって検知する他、支持体
72を移動制御している走行体69の移動量をパルス量
として捉え、支持体72の移動量が所定のパルス量にい
たるときとすることも可能である。
【0066】また、単板積層材23を製造するに際して
は上述の形態の他、下記の形態とすることも可能であ
る。すなわち、単板積層材23を構成する各層の材質、
材厚等を同一仕様としても良く、例えば表板と裏板と他
の層材と峻別をする必然性がない場合には、仕組みコン
ベヤ19上へ搬送するベニヤ単板を1枚ずつ隣接供給す
れば足りる。この制御系統は図12のように示される。
【0067】前記仕組みコンベヤ19の搬送方向の下流
側の上方には、単一の1枚のベニヤ単板1の前端を検出
するため、上述と同様の非接触式の第1検出器30が設
置されている。駆動制御器33には、単板積層材23の
積層枚数を何層にするかを決定する単板積層材積層枚数
設定器36が接続されている。そして、仕組みコンベヤ
19上に設置された第1検出器30に未だベニヤ単板1
が検出されていないとき、巻き戻し位置3の駆動案内帯
9を継続駆動することによってベニヤ単板1が引き続き
巻き戻され、搬入コンベヤ11から仕組みコンベヤ19
上へ移乗される。次いで、仕組みコンベヤ19上から隣
接する貼り合わせ位置21へ供給される単一の1枚のベ
ニヤ単板1の前端を前記第1検出器30が検出したと
き、この検出指令を駆動制御器33へ発信する。駆動制
御器33内に内蔵された記憶素子に上記検出指令が書き
込まれ、前記単板積層材積層枚数設定器36に設定され
た積層枚数に該当する中芯板枚数がカウントアップされ
たときにリセットされる。
【0068】一方、貼り合わせ位置21に移乗されたベ
ニヤ単板1上には、仕組みコンベヤ19の搬送方向と直
交する延長線上に位置する接着剤塗布装置22からその
上下面に接着剤が塗布されたベニヤ単板(中板)1が重
合される。この重合作業中、例えば、第1検出器30が
ベニヤ単板1の後端を検出して遅延回路を経由させるこ
とにより任意時間だけ、若しくはベニヤ単板(中板)1
が貼り合わせ位置21へ到達したことを上述と同様の検
出器によって検出するまで、巻き戻し制御器39へ巻き
戻し禁止指令を発信して、巻き戻し位置3の駆動案内帯
9の原動機の駆動を停止させる。
【0069】具体的には、単板積層材積層枚数設定器3
6に設定された積層枚数が奇数枚数、例えば5層であれ
ば第1検出器30が仕組みコンベヤ19上を搬送される
ベニヤ単板1を3枚カウントしたときに、接着剤塗布装
置22によってベニヤ単板の上面にのみ接着剤を塗布さ
せる。したがって、接着剤塗布装置22を通過する2枚
までのベニヤ単板は、その2層目と4層目は中板として
使用される。そして、次の5層の単板積層材の1層目
(最下層)となるベニヤ単板は仕組みコンベヤ19上か
ら搬送され、再び仕組みコンベヤ19上を搬送されるベ
ニヤ単板1を3枚カウントしたときに、接着剤塗布装置
22によってベニヤ単板の上面にのみ接着剤を塗布させ
る(図19参照)。このとき、仕組みコンベヤ19上を
搬送されるベニヤ単板1と接着剤塗布装置22を通過さ
せるベニヤ単板を交互に貼り合わせ位置21へ供給させ
るのであれば、図19の上部に示すように、最下層とな
るベニヤ単板の上面にのみ接着剤が塗布され、このベニ
ヤ単板は表板或いは裏板に相当することになる。また、
7層であれば第1検出器30が仕組みコンベヤ19上を
搬送されるベニヤ単板1を4枚カウントしたときに、接
着剤塗布装置22によってベニヤ単板の上面にのみ接着
剤を塗布させる(図20参照)。したがって、接着剤塗
布装置22を通過する3枚までのベニヤ単板は、その2
層目と4層目と6層目は中板として使用される。このと
き、仕組みコンベヤ19上を搬送されるベニヤ単板1と
接着剤塗布装置22を通過させるベニヤ単板を交互に貼
り合わせ位置21へ供給させるのであれば、図20の上
部に示すように、最下層となるベニヤ単板の上面にのみ
接着剤が塗布され、このベニヤ単板は表板或いは裏板に
相当することになる。
【0070】逆に、単板積層材積層枚数設定器36に設
定された積層枚数が偶数枚数、例えば6層であれば、第
1検出器30が仕組みコンベヤ19上を搬送されるベニ
ヤ単板1を3枚カウントしたときに、接着剤塗布装置2
2によってベニヤ単板(中板)の下面にのみ接着剤を塗
布させる(図21参照)。したがって、接着剤塗布装置
22を通過する2枚までのベニヤ単板は、その2層目と
4層目は中板として使用され、3番目の下面にのみ接着
剤が塗布されるベニヤ単板は表板或いは裏板に相当する
ことになる。また、8層であれば第1検出器30がベニ
ヤ単板1を4枚カウントしたときに、接着剤塗布装置2
2によってベニヤ単板(中板)の下面にのみ接着剤を塗
布させる(図22参照)。したがって、接着剤塗布装置
22を通過する3枚までのベニヤ単板は、その2層目と
4層目と6層目は中板として使用され、4番目の下面に
のみ接着剤が塗布されるベニヤ単板は表板或いは裏板に
相当することになる。このため、接着剤塗布装置22は
ベニヤ単板(中板)の上面および/または下面に接着剤
を塗布させる機能を有するものが好適である。
【0071】次に好適な形態の接着剤塗布装置22の一
形態を以下に詳述する。図13及び図14において、ベ
ニヤ単板1の上下両面に接着剤を塗布するロール式の接
着剤塗布装置22は、図14に示す矢符方向へ互いに逆
方向に回転する上下一対の塗布ロール203、204
と、この上下一対の塗布ロール203、204に対して
水平方向に進退可能な上下一対のドクターロール20
5、206によって構成されている。そして、塗布ロー
ル203、204とドクターロール205、206によ
って形成された上部には、その長手方向の両端部を堰板
によって囲われた貯留部207に接着剤が貯留されてお
り、ドクターロール205、206の前進量によって規
制された接着剤の塗布量208が塗布ロール203、2
04の長手方向の周面全域に亘って転写される。ベニヤ
単板1がその繊維方向を平行として前記塗布ロール20
3、204間に挿入されると、塗布ロール203、20
4に一旦転写された塗布量208がベニヤ単板1の上下
両面に塗布される。
【0072】そして、前記塗布ロール203、204の
いずれか一方(図14、図15の実施例においては下方
の塗布ロール204)にはその先端部がこの塗布ロール
204の長手方向の周面に接触する位置と、その周面か
ら離間した位置のいずれかの位置に接触・離間可能に変
位するブレード209が設置されている。このブレード
209の長さはベニヤ単板1の挿入方向と交差する方向
の長さを少なくとも有しており、前記接着剤の貯留部2
07からドクターロール206の前進量によって規制さ
れ、塗布ロール204に転写された塗布量208を塗布
ロール204に接触することによって除去するものであ
る。
【0073】図示例では、このブレード209は下方の
塗布ロール204側に設置されているが、これはブレー
ド209によって掻き取られ、除去された接着剤が下方
に位置する貯留部207へそのまま流下することにな
り、接着剤の貯留部207への回収に有利であることに
起因している。しかしながら、ブレード209によって
掻き取られた接着剤を回収する機構を設置すれば、上方
の塗布ロール203側にブレード209を設置すること
も可能である。
【0074】このブレード209は、図14に示すよう
に、ベニヤ単板1の挿入側に位置しており、前記ドクタ
ーロール206の長手方向の両端部延長方向上に設置さ
れた一対の機枠210に支持体211をそれぞれ枢支状
態に支持している。即ち、一対の支持体211の先端部
には案内棒212の両端部を、また一対の支持体211
の後端部には変位機構213を設置する。そして、前記
案内棒212は前記塗布ロール204の軸方向とほぼ平
行に支持体211に取り付けられ、この案内棒212に
取り付けられた取付体214に前記塗布ロール204の
軸方向とほぼ平行なブレード209を取り付ける。
【0075】好適には、ブレード209はその先端が線
状態から面状態に変形し得る弾性素材によって構成され
ていれば、仮に、両端部分が軸受された塗布ロール20
4に自重による撓みが発生していたり、塗布ロール20
4自体に構造上に多少の歪みがあったとしても、それら
の撓みや歪みに倣ってブレード209の先端部が塗布ロ
ール204の長手方向の周面に接触し得ることになる。
【0076】また、塗布ロール204の上述した撓みや
歪みに対応するため、ブレード209の先端に切り欠き
を設けることによってブレード209の先端と塗布ロー
ル204の長手方向の周面との良好な接触を図ることが
できる。この場合、例えば図16に示すように、ブレー
ド209にその先端側から基端側に向けて任意幅のスリ
ット状の切り欠き215を塗布ロール204の長手方向
に亘って任意間隔を置いて複数個形成させるものであ
る。このようにすれば、塗布ロール204の長手方向の
周面にブレード209が接触するとき、先端部がスリッ
ト状の切り欠き215によってそれぞれ分断された状態
であるので、塗布ロール204の撓み、歪みに対して個
々単独に倣って接触することができることになる。
【0077】また図17に示すように、ブレード209
を塗布ロール204の長手方向に亘って複数個分割され
て並んだ状態で設置し、塗布ロール204に別個独立に
接触し得る構成としても、上述と同様にブレードの先端
と塗布ロールの長手方向の周面との良好な接触を図るこ
とができる。そして、ブレード209の先端部が塗布ロ
ール204の長手方向の周面に接触するとき、塗布ロー
ル204に転写された接着剤の塗布量208が塗布ロー
ル204の周面から順次掻き取られて除去され、接着剤
の貯留部へ戻される。
【0078】一方、前記変位機構213は、前記ブレー
ド209を支持する支持体211の後端に流体シリンダ
216のピストンロッド217を取り付けている。そし
て、ピストンロッド217の伸長時に支持体211の支
点部218を支点として、ブレード209の先端部を下
方へ旋回させて塗布ロール204の周面に接触させ、ピ
ストンロッド217の縮小時に塗布ロール204の周面
からブレード209の先端を旋回させながら離間させ
る。
【0079】また、前記ブレード209の塗布ロール2
04に対する設置位置としては、上述した態様であれば
ベニヤ単板1の挿入側225に位置し、ドクターロール
206によって転写された接着剤の塗布量208を除去
すべく、接着剤の塗布量208転写後からベニヤ単板1
を通過させる一対の塗布ロール203、204間に至る
までの任意位置としている。しかしながら、塗布ロール
203、204に対して接着剤の塗布量208を規制す
るドクターロール205、206がベニヤ単板1の搬出
側226に位置していれば、前記ブレード209の設置
位置は前記上下一対の塗布ロール203、204のいず
れか一方のベニヤ単板1の搬出側226に位置してい
る。そして、その塗布ロール203、204の周面に接
触する位置に変位したときに、周面全域に亘ってベニヤ
単板1に塗布するために転写された接着剤を除去するも
のである。
【0080】この場合、図18に示すように上方の塗布
ロール203側にブレード209を設置する方が有利で
ある。これはブレード209によって掻き取られ、除去
された接着剤が下方に位置する貯留部207へそのまま
流下することになり、接着剤の貯留部207への回収に
有利であることに起因している。しかしながら、破線で
示すようにブレード209によって掻き取られた接着剤
を回収する受け樋227、前記貯留部207へ配送する
配管228、配送させるポンプ229等の回収機構23
0を設置すれば、下方の塗布ロール204側にブレード
209を設置することも可能である。
【0081】上述したように、単板積層材積層枚数設定
器36に設定された積層枚数が5層であれば、第1検出
器30がベニヤ単板1を3枚カウントしたときに、接着
剤塗布装置22によってベニヤ単板(表板)1の上面に
のみ接着剤を塗布させる。具体的には、下方の塗布ロー
ル204に対してブレード209を接触させて一旦下方
の塗布ロール204に転写された接着剤の塗布量208
を掻き取り、上下一対の塗布ロール203、204間に
挿入されたベニヤ単板(中板)の上面にのみ接着剤を塗
布させる。また、7層であれば第1検出器30がベニヤ
単板1を4枚カウントしたときに、下方の塗布ロール2
04に対してブレード209を接触させて一旦下方の塗
布ロール204に転写された接着剤の塗布量208を掻
き取り、上下一対の塗布ロール203、204間に挿入
されたベニヤ単板(表板)の上面にのみ接着剤を塗布さ
せる。このとき、貼り合わせ位置21に重合されたベニ
ヤ単板(表板)の下面には接着剤が塗布されていないの
で、今までに積層された5層の単板積層材23とは別個
の単板積層材23を構成することになる。
【0082】また、単板積層材積層枚数設定器36に設
定された積層枚数が6層であれば、第1検出器30がベ
ニヤ単板1を3枚カウントしたときに、接着剤塗布装置
22によってベニヤ単板(表板)1の下面にのみ接着剤
を塗布させる。具体的には、上方の塗布ロール203に
対してブレード209を接触させて一旦上方の塗布ロー
ル203に転写された接着剤の塗布量208を掻き取
り、上下一対の塗布ロール203、204間に挿入され
たベニヤ単板(中板)の下面にのみ接着剤を塗布させ
る。また、7層であれば第1検出器30がベニヤ単板1
を4枚カウントしたときに、上方の塗布ロール203に
対してブレード209を接触させて一旦上方の塗布ロー
ル204に転写された接着剤の塗布量208を掻き取
り、上下一対の塗布ロール203、204間に挿入され
たベニヤ単板(表板)の下面にのみ接着剤を塗布させ
る。このとき、貼り合わせ位置21に重合されたベニヤ
単板(表板)の上面には接着剤が塗布されていないの
で、続く仕組みコンベヤ19上から搬入されるベニヤ単
板(裏板)とは別個の単板積層材23を構成することに
なる。
【0083】その後、ブレード209は下方の塗布ロー
ル204の周面から離間して、5層であれば第1検出器
30が仕組みコンベヤ19上からのベニヤ単板1を2枚
カウントする間、接着剤塗布装置22によってベニヤ単
板(中板)の上下面に接着剤を塗布させる。また、7層
であれば第1検出器30がベニヤ単板1を3枚カウント
する間、接着剤塗布装置22によってベニヤ単板(中
板)の上下面に接着剤を塗布させる。
【0084】また、6層の単板積層材23であればブレ
ード209は上方の塗布ロール203の周面から離間し
て、第1検出器30が仕組みコンベヤ19上からのベニ
ヤ単板1を2枚カウントする間、接着剤塗布装置22に
よってベニヤ単板(中板)の上下面に接着剤を塗布させ
る。また、8層であれば第1検出器30がベニヤ単板1
を3枚カウントする間、接着剤塗布装置22によってベ
ニヤ単板(中板)の上下面に接着剤を塗布させる。
【0085】なお、この単板積層材23の形態は各層の
材質、材厚等を同一仕様としても良い場合に限定して説
明したが、特に造作用に美麗な化粧表面としたいときに
は、次のように設定すれば足りる。すなわち、偶数枚数
の単板積層材23において、偶数層目の表層となる表板
用のベニヤ単板の堆積山を中板となるベニヤ単板の堆積
山の近傍に備えるものである。例えば、図2の符号Fに
て示す位置表板用のベニヤ単板の堆積山を備え、単板積
層材積層枚数設定器36に設定された積層枚数の最終層
に至るとき、この表板用のベニヤ単板の堆積山から1枚
取り出して接着剤塗布装置22を通過させてその下面に
のみ接着剤を塗布させる。或いは、予め中板となる堆積
山にその積層順序に沿って中板と表板を仕組むものとす
る。例えば、6層でれば中板を2枚揃えて3枚目に表板
を、8層であれば中板を3枚揃えて4枚目に表板となる
ように順に仕組むものである。
【0086】本発明は、その根本的技術的思想を踏襲
し、発明の効果を著しく損なわない限度において、前記
の実施態様の一部を変更して実施でき、それらの変更態
様も当然に本発明の技術的範囲に包含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾燥後のベニヤ単板を一旦巻取って巻玉化した
ものを、巻戻しながら仕組み巻玉とする実施例の側面
図。
【図2】図1の平面図。
【図3】本発明の制御系統を説明するブロック線図。
【図4】好適な接着剤塗布装置の一実施例を示す一部切
り欠き側面図。
【図5】図4の一部切り欠き平面図。
【図6】ベニヤ単板受け取り部材を示す一部切り欠き斜
視図。
【図7】ベニヤ単板受け取り部材の他の形態を示す側面
図。
【図8】ベニヤ単板受け取り部材の他の形態を示す側面
図。
【図9】ベニヤ単板受け取り部材の一部切り欠き正面図
(a)と、この正面図(a)のA−A矢視図(b)と、
停止体の作動説明図(c)を示した図。
【図10】仕組み単板コンベヤの平面図。
【図11】ベニヤ単板堆積手順の一実施例を示すフロー
チャート。
【図12】本発明の他の形態の制御系統を説明するブロ
ック線図。
【図13】好適な接着剤塗布装置の一実施例を示す概略
平面図。
【図14】図13の側面図。
【図15】図14の作動説明図。
【図16】ブレードの他の形態を示す平面図。
【図17】ブレードの他の形態を示す平面図。
【図18】好適な接着剤塗布装置の他の実施例を示す側
面図。
【図19】5層の単板積層材の模式的説明図。
【図20】7層の単板積層材の模式的説明図。
【図21】6層の単板積層材の模式的説明図。
【図22】8層の単板積層材の模式的説明図。
【符号の説明】
1 ベニヤ単板 11 搬入コンベヤ 19 仕組みコンベヤ 21 貼り合わせ位置 22 接着剤塗布装置 23 単板積層材 30 検出器 33 駆動制御器 36 単板積層枚数設定器 37 上段の巻き戻し制御器 38 下段の巻き戻し制御器 39 巻き戻し制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B200 AA05 AA07 BA03 BA07 BA13 BB01 CA02 CA11 DA17 DA18 EA06 EB05 EC11 EE11 EE13 EE16 FA06 FA12 FA24 FA32 GB05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仕組みコンベヤ上へ2枚重ねのベニヤ単板
    と1枚のベニヤ単板を積層すべき枚数に応じた配列で任
    意枚数搬送させ、仕組みコンベヤに隣接する貼り合わせ
    位置において、2枚重ねのベニヤ単板または1枚のベニ
    ヤ単板とその搬送方向と直交する方向からその上下両面
    に接着剤が塗布されたベニヤ単板を交互に供給させるこ
    とを特徴とする単板積層材の製造方法。
  2. 【請求項2】前記仕組みコンベヤの始端には2枚重ねの
    ベニヤ単板と1枚のベニヤ単板を各別に搬入する搬入コ
    ンベヤがそれぞれ連係されており、乾燥後のベニヤ単板
    を単板積層材積層枚数に応じた配列になるように前記各
    別の搬入コンベヤを間歇作動させて仕組みコンベヤ上へ
    2枚重ねのベニヤ単板と1枚のベニヤ単板を搬入する請
    求項1記載の単板積層材の製造方法。
  3. 【請求項3】前記2枚重ねのベニヤ単板および/または
    1枚のベニヤ単板は、それぞれ各別の大径の巻取りリー
    ルに糸部材と共に巻取られた巻玉の外周の一部に押し付
    け状態となった駆動案内帯によって巻き戻し、次いで折
    り返し案内部材によって折り返しながら前記搬入コンベ
    ヤ上へ搬入される請求項1または2記載の単板積層材の
    製造方法。
  4. 【請求項4】ベニヤ単板を大径の巻取りリールに糸部材
    と共に巻取られた巻玉の外周の一部に押し付け状態とな
    った駆動案内帯によって巻き戻し、次いで折り返し案内
    部材によって折り返しながら仕組みコンベヤ上へ搬送さ
    せ、仕組みコンベヤに隣接する貼り合わせ位置におい
    て、仕組みコンベヤ上からのベニヤ単板とその搬送方向
    と直交する方向から上面および/または下面に接着剤が
    塗布されたベニヤ単板を交互に供給させることを特徴と
    する単板積層材の製造方法。
  5. 【請求項5】前記仕組みコンベヤ上からのベニヤ単板
    と、その搬送方向と直交する方向から上下両面に接着剤
    が塗布されたベニヤ単板を、交互に供給させてベニヤ単
    板を積層接着させ、所望の積層枚数となるときベニヤ単
    板の上面または下面のみに接着剤を塗布して貼り合わせ
    位置へ供給する請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の単板積層材の製造方法。
  6. 【請求項6】前記仕組みコンベヤ上からのベニヤ単板と
    その搬送方向と直交する方向から上下両面に接着剤が塗
    布されたベニヤ単板とを、交互に供給させてベニヤ単板
    を積層接着させ、所望の奇数積層枚数となるときベニヤ
    単板の上面のみに接着剤を塗布して貼り合わせ位置へ供
    給する請求項4または5記載の単板積層材の製造方法。
  7. 【請求項7】前記仕組みコンベヤ上からのベニヤ単板
    と、その搬送方向と直交する方向から上下両面に接着剤
    が塗布されたベニヤ単板とを、交互に供給させてベニヤ
    単板を積層接着させ、所望の偶数積層枚数となるときベ
    ニヤ単板の下面のみに接着剤を塗布して貼り合わせ位置
    へ供給する請求項4または5記載の単板積層材の製造方
    法。
  8. 【請求項8】前記仕組みコンベヤ上からのベニヤ単板
    と、その搬送方向と直交する方向から上下両面に接着剤
    が塗布されたベニヤ単板とを、交互に供給させてベニヤ
    単板を積層接着させ、所望の偶数積層枚数となるとき表
    板用となる専用のベニヤ単板の下面のみに接着剤を塗布
    して貼り合わせ位置へ供給する請求項4または5または
    7記載の単板積層材の製造方法。
  9. 【請求項9】乾燥後の2枚重ねのベニヤ単板および/ま
    たは1枚のベニヤ単板を搬送する仕組みコンベヤと、こ
    の仕組みコンベヤの始端位置に、2枚重ねのベニヤ単板
    を仕組みコンベヤ上へ搬入する搬入コンベヤの終端と、
    1枚のベニヤ単板を仕組みコンベヤ上へ搬入する搬入コ
    ンベヤの終端とをそれぞれ連係すると共に、前記仕組み
    コンベヤの終端位置に配置された2枚重ねのベニヤ単板
    または1枚のベニヤ単板と接着剤が塗布されたベニヤ単
    板とを交互に重合させる貼り合わせ位置と、前記仕組み
    コンベヤの搬送方向に直交する方向であって、前記貼り
    合わせ位置に隣接してベニヤ単板に接着剤を塗布する接
    着剤塗布装置とを備えたことを特徴とする単板積層材の
    製造装置。
  10. 【請求項10】前記搬入コンベヤの一方の始端側には、
    乾燥後の2枚重ねのベニヤ単板が糸部材と共に巻取られ
    た巻玉の外周の一部に押し付け状態とした駆動案内帯
    と、この駆動案内帯によって巻き戻された2枚重ねのベ
    ニヤ単板を折り返しながら搬送する巻き戻し案内部材と
    が少なくとも備えられた請求項9記載の単板積層材の製
    造装置。
  11. 【請求項11】前記搬入コンベヤの他方の始端側には、
    乾燥後の1枚のベニヤ単板が糸部材と共に巻取られた巻
    玉の外周の一部に押し付け状態とした駆動案内帯と、こ
    の駆動案内帯によって巻き戻された1枚のベニヤ単板を
    折り返しながら搬送する巻き戻し案内部材とが少なくと
    も備えられた請求項9または10記載の単板積層材の製
    造装置。
  12. 【請求項12】前記搬入コンベヤの各原動機には一方を
    駆動させるとき他方を駆動停止させる切り換え駆動制御
    器と、各搬入コンベヤへ2枚重ねのベニヤ単板または1
    枚のベニヤ単板を巻き戻す各駆動案内帯を同調して駆動
    制御する同調制御器とを少なくとも備えた請求項9ない
    し10のいずれか1項に記載の単板積層材の製造装置。
  13. 【請求項13】前記2枚重ねのベニヤ単板を表板と裏板
    とし、1枚のベニヤ単板を中芯板とするとともに、次の
    2枚重ねのベニヤ単板を供給するまでに配列される1枚
    のベニヤ単板の隣接数によって単板積層材の積層数を決
    定している積層枚数設定器に前記切り換え駆動制御器を
    少なくとも連係させた請求項12記載の単板積層材の製
    造装置。
  14. 【請求項14】乾燥後のベニヤ単板が糸部材と共に巻取
    られた巻玉の外周の一部に押し付け状態とした駆動案内
    帯と、この駆動案内帯によって巻き戻されたベニヤ単板
    を折り返しながら搬送する巻き戻し案内部材と、ベニヤ
    単板を搬送する仕組みコンベヤと、この仕組みコンベヤ
    の終端位置に配置され、仕組みコンベヤ上からのベニヤ
    単板と接着剤が塗布されたベニヤ単板とを交互に重合さ
    せる貼り合わせ位置と、前記仕組みコンベヤの搬送方向
    に直交する方向であって、前記貼り合わせ位置に隣接し
    てベニヤ単板の上面および/または下面に接着剤を塗布
    する接着剤塗布装置とを備えたことを特徴とする単板積
    層材の製造装置。
  15. 【請求項15】前記接着剤塗布装置は互いに逆方向に回
    転してベニヤ単板に接着剤を塗布しながら前方へ繰り出
    す上下一対の塗布ロールと、前記塗布ロールに接触する
    位置とその周面から離間した位置のいずれかに変位し、
    前記ベニヤ単板の挿入方向と交差する方向の長さを少な
    くとも有するブレードと、前記ブレードの先端部を前記
    塗布ロールの長手方向の周面に亘って接触する位置とそ
    の周面から離間した位置に変位させる変位機構とを少な
    くとも備えた請求項14記載の単板積層材の製造装置。
  16. 【請求項16】前記ブレードは、前記上下一対の塗布ロ
    ールのいずれか一方のベニヤ単板挿入側に位置し、その
    塗布ロールの周面に接触する位置に変位したときに、周
    面全域に亘ってベニヤ単板に塗布するために転写された
    接着剤を除去する請求項15記載の単板積層材の製造装
    置。
  17. 【請求項17】前記ブレードは、前記上下一対の塗布ロ
    ールのいずれか一方のベニヤ単板搬出側に位置し、その
    塗布ロールの周面に接触する位置に変位したときに、周
    面全域に亘ってベニヤ単板に塗布するために転写された
    接着剤を除去する請求項15記載の単板積層材の製造装
    置。
  18. 【請求項18】前記ブレードは前記上下一対の塗布ロー
    ルのいずれかの長手方向に亘って接触するとき、その先
    端が線状態から面状態に変形し得る弾性素材によって構
    成された請求項15ないし17のいずれかに記載のベニ
    ヤ単板の接着剤塗布装置。
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