JP2003326499A - 半導体デバイス及びその製造方法 - Google Patents

半導体デバイス及びその製造方法

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JP2003326499A JP2002129822A JP2002129822A JP2003326499A JP 2003326499 A JP2003326499 A JP 2003326499A JP 2002129822 A JP2002129822 A JP 2002129822A JP 2002129822 A JP2002129822 A JP 2002129822A JP 2003326499 A JP2003326499 A JP 2003326499A
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将樹 高岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板の裏面1bから表面1a側に貫通
孔を形成し、基板表面の所望の位置に所望の大きさの開
口を形成する。 【解決手段】 半導体基板1に1μm程度の幅の溝状ガ
イド2を形成する(A)。ガイド2周辺に格子欠陥12
を導入し(B)、ガイド2を覆う表面膜3上に集積回路
4などを形成する(C、D)。その後、裏面からエッチ
ングによりガイド11の先端まで貫通孔14を形成し
(E)、次いで異方性エッチングにより貫通孔14を表面
まで貫通させる(F)。貫通孔14に残留する表面膜3
の一部を除去し(G)、貫通孔14の幅を所望の幅まで
エッチングにより広げる(H)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス、
なかでも半導体デバイス及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、シリコンなどの半導体材料を
利用したマイクロマシン技術が提供されている。このマ
イクロマシン技術を用いたデバイスとしては、各種セン
サ、マイクロアクチュエータ、マイクロポンプやバルブ
などの流体制御デバイスなどが挙げられる。このような
デバイスは、一般的には、半導体基板の表面に絶縁膜や
金属パターンを用いて立体的な構造物が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10は、マイクロポ
ンプの構造及びその動作原理を示す説明図である。同図
(a)は吐出モードのマイクロポンプを示す説明図、同
図(b)は吐出モードのマイクロポンプを示す説明図、
同図(c)はマイクロポンプのバルブ、入口及び出口の
平面図、同図(d)はバルブの拡大図である。マイクロ
ポンプは、仕切板62が形成された耐熱ガラス板61
と、バルブ72a,72b及び貫通孔73a,73b,
73c,73d(貫通孔73)が形成されたシリコン基
板71と、耐熱ガラス板61と反対側のシリコン基板面
に接合された耐熱ガラス板81とから形成される。耐熱
ガラス板61の仕切板62上には、仕切板62を振動さ
せるためのピエゾアクチュエータ63が取り付けられて
いる。バルブ72a,72bは、液路となる貫通孔73
を有するシリコン基板71上に、液路をふさぐような形
状のポリシリコンでできた円盤状の弁と、片側を基板に
固定され前記弁を支える4本の腕とから形成される(図
10(c)、(d)参照)。
【0004】このような構造のマイクロポンプは、ピエ
ゾアクチュエータ63に電圧を印加することにより動作
する。電圧を印加されたピエゾアクチュエータ63は、
仕切板62を押し下げる。これにより圧力室66内の圧
力が高まり、入口64側のバルブ72aが閉じ、出口6
5側のバルブ72bが開いてそこから液が吐出される
(図10(a)参照)。電圧が切られると、仕切板62
が元に戻ろうとする。これにより圧力室66内の圧力が
下がり、出口65側のバルブ72bが閉じ、入口64側
のバルブ72aが開いて新しい液が圧力室66に吸入さ
れる(図10(b)参照)。
【0005】ところで、このようなマイクロポンプの製
造工程では、バルブ72a,72bをシリコン基板71
に形成した後、バルブ72と精密に位置があうように貫
通孔73b、73dを形成する。また、耐熱ガラス板6
1に形成される液の入口64や出口65と精密に位置が
あうように、貫通孔73a、73cを形成する。貫通孔
73は、シリコン基板71の両面にマスクを形成してお
き、シリコン基板71を表面及び裏面から異方性エッチ
ングすることにより形成される。
【0006】しかし、シリコンなど半導体基板の厚さ
は、例えば6インチ用ウェハの基板であれば約625μ
mであり、エッチングする深さが深い。そのため、形成
される貫通孔が半導体基板の表面や裏面に貫通するまで
にエッチングの進行方向がずれ、表面の狙った位置に貫
通孔を到達させることが難しい。その原因としては例え
ば以下のことが考えられる。
【0007】1)貫通孔が貫通すべき表面の位置と、裏
面におけるエッチングの開始位置とのアライメントを画
像処理により行うが、画像処理のずれによりアライメン
トの精度を得ることが難しい。 2)半導体基板中に存在する格子欠陥のためにエッチン
グの進行方向にずれが生じ、表面の開口位置が狙ってい
た位置からずれてしまう。
【0008】3)エッチングは温度や湿度によるエッチ
ングスピードの変動が大きく、バッチ処理などを行った
場合、ウェハ間やウェハ面内でのエッチング速度、サイ
ドエッチング量のばらつきを抑えることが難しい。 そのため、貫通孔を形成するにあたり、半導体基板の表
面における開口部の位置及び大きさにマージンを持たせ
た設計にせざるを得ず、半導体デバイスが大きくなり、
製造コストが上昇してしまう。具体的には、6インチ用
シリコン基板を用いて基板表面に幅20μm程度の貫通
孔を形成したい場合でも、製作段階では100μm程度
の開口用スペースを見込んでいる。
【0009】本発明の課題は、半導体基板の一面に、他
方の面から精度良く貫通孔を形成することにある。本発
明の別の課題は、半導体基板の一面に必要十分な大きさ
の開口を有する貫通孔を他方の面から形成することによ
り、高密度の半導体デバイスを製造及び提供することに
ある。
【0010】本発明のさらに別の課題は、ウェハや製造
プロセスに関わらず貫通孔を安定して形成することによ
り、安定した品質の半導体デバイスを製造することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明1に係る半導体デバ
イスの製造方法は下記のステップを含む。 ・半導体基板の第1面に溝状または穴状の空間である第
1ガイド部を形成するガイド形成ステップ。 ・前記第1面と反対側の半導体基板の第2面側から前記
第1ガイド部へ向けて前記半導体基板をエッチングし、
前記半導体基板を貫通する貫通孔を形成する貫通孔形成
ステップ。
【0012】半導体基板表面(第1面)に細い孔、例え
ば幅1μmの溝を形成し、好ましくは細溝の周囲に格子
欠陥をさらに導入した後、基板の裏面からエッチングに
より貫通孔を形成する。その段階で溝の周囲の格子欠陥
が発生している部分にエッチングが誘導される。そのた
め、細溝をガイドとしてエッチングが急速に進み、溝幅
とほぼ同等の幅を持つ開口部を基板表面に有する貫通孔
が形成される。このようにして形成された半導体デバイ
スは、基板表面の所望の位置に所望の幅を有する貫通孔
が形成されているので、基板表面に高密度に集積回路な
どの機能部を搭載することができる。貫通孔の幅は、必
要に応じてさらにエッチングすることにより目的とする
幅に調整することができる。従って、貫通孔を形成する
際の位置や大きさのずれのためのマージンをとる必要が
なく、高密度で歩留まりの良い半導体チップを製造する
ことができる。
【0013】発明2に係る半導体デバイスの製造方法は
表面膜形成ステップをさらに含む。表面膜形成ステップ
は、前記半導体基板よりもエッチングレートの速い材料
で、少なくとも前記第1ガイド部を覆う表面膜を、前記
第1面上に形成する。この方法では、細溝を覆う表面膜
を形成する。表面膜上には集積回路などを形成してもよ
い。貫通孔の開口部分や内部に入り込んでいる表面膜
は、前記貫通孔形成ステップにおけるエッチングによ
り、または前記エッチングとは独立なエッチングによ
り、除去することができる。
【0014】発明3に係る半導体デバイスの製造方法
は、発明1または2において、前記第1ガイド部の周囲
の半導体基板に格子欠陥を導入する欠陥導入ステップを
さらに含んでいる。この方法では、第1ガイド部周辺に
導入された格子欠陥により、第1ガイド部に沿ってエッ
チングが進む。そのために、第1ガイド部の幅程度、例
えば1μmの開口幅を有する貫通孔を、第1面の目的の
位置に、第2面側からのエッチングで形成することがで
きる。
【0015】発明4に係る半導体デバイスの製造方法
は、発明2または3において、前記半導体基板はシリコ
ン基板であり、前記表面膜形成ステップではシリコン酸
化膜またはポリシリコンにより前記表面膜を形成する。
とりわけポリシリコンはシリコンに比して高速度でエッ
チング可能なため、第1面における貫通孔の開口位置を
制御しやすい利点がある。
【0016】発明5に係る半導体デバイスの製造方法
は、発明2または3において、前記表面膜形成ステップ
では、前記表面膜を、CVD(Chemical Vapor Depositi
on)により形成する。表面膜をCVD、例えばプラズマ
CVDで形成する場合、貫通孔となる部分に形成される
基板の細溝の内部に表面膜が入り込みにくい。そのた
め、第1ガイド部の開口部分だけが表面膜でふさがれ、
第1ガイド部の奥は中空となり、溝全てを表面膜で埋め
た場合に比して表面膜の不要な部分を除去するのが容易
である。
【0017】発明6に係る半導体デバイスの製造方法
は、発明1〜5のいずれかにおいて、前記貫通孔の幅を
調整する調整ステップをさらに含んでいる。調整ステッ
プにより貫通孔をニーズに応じた幅に調整することがで
きる。発明7に係る半導体デバイスの製造方法は、発明
1〜6のいずれかにおいて、前記貫通孔形成ステップが
以下のステップを含む。 ・異方性エッチングまたは等方性エッチングにより貫通
孔を前記第1ガイド部先端まで形成する第1次エッチン
グステップ。 ・異方性エッチングにより前記貫通孔を前記第1面まで
貫通させる第2次エッチングステップ。
【0018】まず最初に第1次エッチングを行い、第1
ガイド部の先端までエッチングを行う。これにより、形
成途中の貫通孔がガイド部先端に確実かつ迅速に到達す
る。その後異方性エッチングに切り替えて基板表面まで
貫通孔を貫通させる。第2次エッチングを異方性エッチ
ングで実行することにより、貫通孔の基板表面の開口縁
の厚さを等方性エッチングの場合に比して厚く形成する
ことができる。
【0019】発明8に係る半導体デバイスの製造方法
は、発明1〜7のいずれかにおいて、前記ガイド形成ス
テップでは、溝状または穴状の空間である第2ガイド部
をさらに形成する。貫通孔形成ステップでは、前記第1
面と反対側の半導体基板の第2面側から前記第1ガイド
部及び前記第2ガイド部へ向けて前記半導体基板をエッ
チングすることにより、前記半導体基板を貫通する貫通
孔を形成する。
【0020】大きな貫通孔を精度良く形成したい場合に
は、複数のガイド部を形成し、各ガイド部に対応する貫
通孔を形成する。これにより、大きな貫通孔を目的の位
置に目的の大きさで形成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】<第1実施形態例>図1に本発明
の第1実施形態に係る半導体デバイスの基本構造を示
す。この半導体デバイスは、貫通孔14が形成されたS
i、GaAs、InPなどの半導体基板1と、基板表面
1aの少なくとも一部に形成された表面膜3とを有して
いる。
【0022】半導体基板1の表面1aには、デバイスの
種類に応じ、各種の機能部が形成されている場合がある
(後述する図3(H)参照)。ここで基板表面1aと
は、電極や各種素子などの機能部が形成される面をい
う。半導体基板1の表面1a及び裏面1bには、貫通孔
14によりそれぞれ開口101及び開口102が形成さ
れている。開口101,102の平面形状は、半導体基
板1の表面1a上に形成する機能部や貫通孔14の機能
にもよるが、矩形状、帯状などである。
【0023】貫通孔14は、基板裏面1bから表面1a
に向かうほどその幅を狭くしながら、半導体基板1を貫
通している。貫通孔14による基板裏面1b上の開口1
02の幅W2は、基板表面1a上の開口101の幅W1
よりも広い(W2>W1)。後述するように、貫通孔1
4は基板裏面1bからのエッチングにより形成され、そ
の基板表面1aにおける開口101近傍はガイドに沿っ
たエッチングにより形成されている。ガイドについては
後述する。
【0024】次に図2及び図3を参照し、図1に示す半
導体デバイスの製造方法について説明する。ここでは、
一例としてシリコン基板を用いた製造方法について説明
する。まずシリコン基板1の表面上にSiNやSiO2
などのマスク2を形成し、マスク2を介して基板表面側
から高密度プラズマエッチングなどの手法を用いてSi
エッチングを行い、幅1μm程度の溝状または矩形状の
ガイド11をシリコン基板1に形成する(同図
(A))。ガイド11の幅が1μmを超えないようにし
ておくと、後述する表面膜3により容易にガイド11の
開口を覆うことができるので好ましい。エッチング条件
として、例えばエッチングガスにSF6を用い、異方性
ドライエッチングを行う。ガイド11の深さは、表面デ
バイスに影響を与えない深さ、例えば50μm程度の深
さで形成する。
【0025】ついで、ガイド11内に露出しているシリ
コン基板面に、格子欠陥12を導入する(同図
(B))。これは例えば露出しているシリコン基板面
を、N2ガスまたはNH3ガスにより、高温、例えば1
000℃で10分程度窒化処理することにより行う。後
述するように、基板裏面1bからエッチングを行う際
に、格子欠陥12に沿ってガイド11周辺にエッチング
の進行を導くためである。
【0026】その後、マスク2を必要に応じて除去し、
シリコン基板1上に平坦な表面膜3をCVD法または熱
酸化法により形成するとともに、ガイド11を埋める
(同図(C))。表面膜3の材料は、エッチャントの選
択によって半導体基板1よりも早いエッチングレートで
エッチング可能な材質が選ばれる。また、表面膜3の材
料は、その上に通常の半導体プロセスで各種素子を形成
可能な材質が好ましい。例えばシリコン基板に対して
は、フッ酸で選択的エッチングが可能であり、その上に
集積回路を形成可能なポリシリコンのCVD膜やシリコ
ン熱酸化膜を用いて表面膜3を形成することが挙げられ
る。なかでもポリシリコンは、シリコンに比して高速に
選択エッチングが可能なため、後述する表面膜3の除去
処理上好ましい。表面膜3上には集積回路などの機能部
4を形成し、基板裏面1b上にはSiNやSiO2など
のマスク5を形成する(同図(D))。機能部4とは、
例えばマイクロポンプに用いられる半導体デバイスであ
れば、バルブを構成する弁、腕、固定リングなどであ
る。
【0027】さらに、マスク5を介し、基板裏面1bか
らアルカリ性ウェットエッチングまたは酸性ウェットエ
ッチングにより第1次エッチングを行い、ガイド11の
先端まで貫通孔14を形成する(同図(E))。エッチ
ングの条件は、貫通孔14がガイド11の先端に到達す
るように調整される。例えば、6インチ用シリコン基板
であれば、例えばエッチャントとしてTMAH(テトラ
メチルアンモニウムハイドロオキサイド)22%溶液を
用い、80℃で15時間エッチングを行う。
【0028】第1次エッチングに続き第2次エッチング
を行い、貫通孔14を基板表面1aまで到達させる(同
図(F))。このプロセスにおいて、エッチングはガイ
ド11の周辺にできた格子欠陥に沿って進行するため、
貫通孔14はガイド11に沿って形成され、最終的にガ
イド11の開口部に到達する。第2次エッチングは、貫
通孔14の基板表面1aにおける開口端に厚さを持たせ
るために、異方性ウェットエッチングを行うことが好ま
しい。例えばシリコンの(111)面を出したい場合に
はTMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサ
イド)などを用いて異方性エッチングを行う。エッチン
グ条件は、貫通孔14が基板表面1aに到達するように
調整される。
【0029】その後、貫通孔14に残留している表面膜
3の一部を、基板裏面1b側から選択的にエッチングし
て除去する(図3(G))。例えば表面膜3がCVDに
より形成されたSiO膜や熱酸化膜であれば、貫通孔1
4内に残留している表面膜3の一部をフッ酸などにより
除去することができる。このとき、若干のエッチャント
が基板表面1a側に回り込み、貫通孔14の開口付近の
表面膜3も一部除去される。
【0030】貫通孔14内に残った表面膜3の一部を取
り除いた後、さらに裏面から第3次エッチングを行うこ
とにより、貫通孔14の幅を所望の幅W1まで広げ、機
能部4が搭載された半導体デバイスを得る(同図
(H))。第3次エッチングも、第2次エッチングと同
様の理由により異方性ウェットエッチングが好ましい。
エッチング条件は、所望の幅W1が得られるように調整
される。
【0031】このようにして得られた半導体デバイス
は、貫通孔14の基板表面1aの開口幅W1が小さく、
また所望の位置に形成されている。具体的には、6イン
チ用のシリコン基板であれば、シリコン基板表面上に約
20μmの開口幅を持つ帯状または矩形状の貫通孔14
を形成することができる。そのため、開口101の大き
さのずれや位置のずれのためのマージンを小さくでき、
本デバイスを用いた半導体チップの小型化、高密度化を
促進することができる。また、ウェハやエッチングプロ
セス毎に基板表面1aの開口101の大きさや位置がず
れることを防ぎ、歩留まりを向上させ、本デバイスを用
いた半導体チップの低コスト化を図ることができる。
【0032】<その他の実施形態例> (A)図4及び図5は、図1に示す半導体デバイスの他
の製造方法を示す。図2及び図3と同様に、シリコン基
板を用いた半導体デバイスを例にとって説明する。まず
図2(A)(B)と同様にしてシリコン基板1にガイド
11を形成し、ガイド11に露出したシリコンを直接窒
化処理してガイド11の周辺に格子欠陥12を導入する
(図4(A)(B))。
【0033】その後、マスク2を必要に応じて除去し、
シリコン基板1上に平坦な表面膜3をCVDなどにより
形成するとともに、ガイド11の開口部をふさぐ(同図
(C))。プラズマCVDなどで形成される表面膜3
は、段差を被覆する性質が減圧CVD法や熱酸化膜など
で形成される膜に比して弱いため、ガイド11の内部ま
で表面膜が入り込みにくい。表面膜3の材料は、前述の
通りである。プラズマCVDを用いる場合、例えばSi
4+N2O雰囲気中で膜を形成する。その後、前記と同
様に、表面膜3上に集積回路などの機能部4を形成し、
基板裏面1b上にはSiNやSiO2などのマスク5を
形成する(同図(D))。さらに、マスク5を介し、基
板裏面1bから第1次エッチングを異方性または等方性
エッチングで、その後第2次エッチングを好ましくは異
方性エッチングで前述と同様に行い、ガイド11の先端
まで貫通孔14を形成する(同図(E)(F))。エッ
チングの条件は前述と同様である。
【0034】その後、貫通孔14をふさぐ表面膜3の一
部を、基板裏面1b側から選択的にエッチングして除去
する(図5(G))。例えば表面膜3がSiO2であれ
ば、貫通孔14をふさぐ表面膜3の一部や貫通孔14の
開口付近の表面膜を、フッ酸などにより除去することが
できる。表面膜3がポリシリコンであれば、Siの等方
性または異方性エッチングにより選択的かつ高速に表面
膜3をエッチングすることができる。
【0035】貫通孔14をふさぐ表面膜3の一部を取り
除いた後、前述のようにさらに裏面から第3次エッチン
グを異方性ウェットエッチングにより行い、貫通孔14
の幅を所望の幅W1まで広げる(同図(H))。エッチ
ング条件は、所望の幅W1が得られるように調整され
る。この処理によれば、貫通孔14内に残留する表面膜
3がほとんどないので、表面膜3の除去処理を迅速にで
きる利点がある。
【0036】(B)比較的大きな開口を有する貫通孔1
4を正確に形成したい場合、複数のガイド11a、11
b、11cを形成し、これらにより複数の開口を基板表
面に形成した後に各開口を連通させ、一つの貫通孔を得
ることができる。図6及び図7は、この場合の貫通孔の
製造方法を示す説明図である。まずシリコン基板1の表
面上にSiNやSiO2などのマスク2を形成し、マス
ク2を介して基板表面側から高密度プラズマエッチング
を行い、幅1μm程度の溝状のガイド11a、11b、
11cをシリコン基板1に形成する(図6(A))。つ
いで、各ガイド内に露出しているシリコン基板面に、格
子欠陥を導入する(同図(B))。その後、マスク2を
必要に応じて除去し、シリコン基板1上に平坦な表面膜
3をCVDや熱酸化などにより形成するとともに、ガイ
ド11を覆うかまたは埋める(同図(C))。表面膜3
上に集積回路などの機能部4を形成し、基板裏面1b上
にはSiNやSiO2などのマスク5を形成する(同図
(D))。
【0037】さらに、マスク5を介し、基板裏面1bか
ら第1次エッチングを行い、各ガイド11a、11b、
11cの先端まで貫通孔14を形成する(同図
(E))。第1次エッチングに続き第2次エッチングを
好ましくは異方性エッチングにより行い、貫通孔14を
基板表面1aまで到達させる(同図(F))。このプロ
セスにおいて、エッチングはガイド11に沿って進行す
るため、貫通孔14の先端は各ガイド11a、11b、
11cに沿って分岐している。
【0038】その後、貫通孔14の開口の一部を覆う表
面膜3を、基板裏面1b側から選択的にエッチングして
除去する(図7(G))。さらに裏面から第3次エッチ
ングを好ましくは異方性エッチングにより行い、分岐し
ていた貫通孔14の先端を連結し、かつその幅を所望の
幅W1まで広げる(同図(H))。このようにして、大
きな貫通孔、例えば表面における開口幅100μm以上
の貫通孔を、裏面から目的の位置に正確な大きさで形成
することができる。
【0039】(C)図8は、複数の貫通孔14a,14
bが形成されている半導体デバイスを示す。基板表面1
aには複数の開口101a、101bが形成され、基板
裏面1bには複数の開口102a、102bが形成され
ている。半導体基板1に複数のガイドを設け、各ガイド
に沿って独立の貫通孔を形成することにより、複数の貫
通孔を有する半導体デバイスを製造することができる。
【0040】
【実施例】[マイクロポンプ]図9に、第1実施形態に
よる基本構造をマイクロポンプに適用した場合の実施例
を示す。図9(a)〜(h)はマイクロポンプの要部の
製造工程を示し、同図(h)はマイクロポンプの要部の
構成を示している。同図(h)に示すように、マイクロ
ポンプは、バルブ22a,22bが形成されたシリコン
基板21と、シリコン基板21の両面に接合された2つ
の耐熱ガラス板31a,31bとを含む。
【0041】耐熱ガラス板31aには、仕切板32、液
の入口33及び液の出口34が形成されている。仕切板
32は、シリコン基板21表面との間に圧力室35を形
成している。この仕切板32上には、仕切板32を振動
させるためのピエゾアクチュエータが取り付けられ(図
示せず)、圧力室35内の圧力を変化させる。シリコン
基板21には、貫通孔23a,23b,23c,23d
(貫通孔23)が形成されている。このうち、貫通孔2
3b及び23dには、バルブ22a及び22b(バルブ
22)がそれぞれ取り付けられている。また、貫通孔2
3a及び23dは、耐熱ガラス板31aに形成された入
口33及び出口34の位置にそれぞれ合うように開口
し、入口14から吸入された液が貫通孔23a、23
b、23c及び23dを順次通って出口15から吐出さ
れるようになっている。他の2つの貫通孔23b及び2
3cは、仕切板32とシリコン基板21表面との間の圧
力室35内に開口を有している。シリコン基板21の裏
面は、耐熱ガラス板31との間に液路24を形成し、こ
れにより貫通孔23aが貫通孔23bと、貫通孔23c
が貫通孔23dと、それぞれ連通するようになってい
る。
【0042】次に図9(a)〜(h)を参照し、同図5
(h)に示すマイクロポンプの製造方法について説明す
る。図9(a)及び(b)は、耐熱ガラス板31aに仕
切板32、入口33及び出口34を形成するプロセスを
示している。まずエッチングマスク、例えばCr−Cu
を耐熱ガラス板31aの両面に真空蒸着し、両面フォト
エッチングによりレジスト36を形成する(同図(a)
参照)。このエッチングマスク及びレジスト36は、仕
切板32、入口33、出口34及び圧力室35に対応し
ている。次いで、例えば50%HF液を用いて裏面の圧
力室35部分を形成する。さらに圧力室35部分をワッ
クスなどで覆って表面をエッチングすることにより、仕
切板32を形成する。この仕切板32をさらにワックス
で覆い、さらにエッチングして入口33及び出口34に
相当する貫通孔を形成する。その後レジストとエッチン
グマスクとを除去する(同図(b)参照)。
【0043】図9(c)〜(g)は、シリコン基板21
にバルブ22及び貫通孔23を形成するプロセスを示し
ている。まず、前述の方法で、例えば(100)シリコ
ン基板21に、ガイド110a,b,c,d及びガイド
周辺の格子欠陥を形成する(同図(c)参照)。また、
シリコン基板21の裏面に液路24に対応するエッチン
グマスクを例えばSiO2で形成し、異方性エッチング
により液路24を形成する(同図(c)参照)。
【0044】次いで、ガイド110a〜dに対向する開
口を有するマスク25を、シリコン基板21の表面と裏
面とに形成する。マスク25は、例えばSi3N4やS
iO2で形成される。シリコン基板21表面のマスク上
に、CVDとフォトレジストをマスクにしたプラズマエ
ッチングとにより、バルブ22a、22bをさらに形成
する。(同図(d)参照)。さらに、マスク25により
保護されたシリコン基板21の裏面から2段階のエッチ
ングを行い、さらに開口幅をエッチングで調整すること
により、バルブ22a、22bの下に開口する貫通孔2
3b、23dを形成する(同図(d)、(e)参照)。
この2つの貫通孔は、基板裏面から表面に向かって幅が
狭くなるように形成され、基板表面上の開口幅は、例え
ば6インチ用シリコン基板であれば、20μmやそれ以
下に調整することができる。
【0045】他の2つの貫通孔23a、23cを形成す
るに先立ち、シリコン基板21の表面上に形成されたバ
ルブ22a、22bを、例えばSi3N4やSiO2な
どのエッチングマスク26で保護する(同図(f)参
照)。その後、シリコン基板21を表面から2段階に渡
ってエッチングし、さらに開口幅をエッチングで調整す
ることにより、基板表面から裏面に向かって開口幅が狭
くなる貫通孔23a,23cを形成する。その後、バル
ブ22a、22bを覆うエッチングマスク26を除去
し、バルブ22及び貫通孔23を有するシリコン基板2
1を得る(同図(g)参照)。
【0046】このようにして得られた耐熱ガラス板31
a,31とシリコン基板21とを陽極接合により接合
し、同図(h)に示すマイクロポンプを得る。接合条件
は、例えば温度約400℃であり、耐熱ガラス板側に負
の電圧約500Vを印加する。このようなマイクロポン
プにおいては、貫通孔23を形成する段階で、ガイド1
10の周囲に導入された格子欠陥がエッチングを誘導す
るので、貫通孔23の基板表面における開口位置が正確
に制御される。その後、小さな貫通孔の幅を所望の幅ま
でエッチング条件を調整して広げることにより、目的と
する幅を有する貫通孔23を、目的とする位置に形成す
ることができる。従って、バルブ22や圧力室35、液
路24、入口33、出口34など各種素子や機能部をシ
リコン表面上に高密度に形成することができる。
【0047】ここではマイクロポンプを例に挙げたが、
他にマイクロバルブやフローセンサなど様々なマイクロ
マシンに本発明を適用可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明を用いれば、半導体基板に形成し
たガイドによりエッチングの進行方向を誘導するので、
半導体基板の一方の面上に、目的の位置に目的の大きさ
の開口を有する貫通孔を他方の面から形成することがで
きる。また貫通孔の開口位置及び大きさをコントロール
できるので、高密度の半導体デバイスを歩留まり良く安
定して作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体デバイスの
断面構成図。
【図2】前記半導体デバイスの製造プロセスを示す図
(1)。
【図3】前記半導体デバイスの製造プロセスを示す図
(2)。
【図4】前記半導体デバイスの別の製造プロセスを示す
図(1)。
【図5】前記半導体デバイスの別の製造プロセスを示す
図(2)。
【図6】前記半導体デバイスのさらに別の製造プロセス
を示す図(1)。
【図7】前記半導体デバイスのさらに別の製造プロセス
を示す図(2)。
【図8】本発明の別の実施形態による半導体デバイスの
断面構成図。
【図9】前記半導体デバイスをマイクロポンプに適用し
た場合の概略断面構成図。 (a)、(b)耐熱ガラス板の製造工程を示す説明図。 (c)ガイドの形成及び格子欠陥の導入工程。 (d)バルブの形成及び裏面からの第1次エッチング工
程。 (e)裏面からの第2次エッチング工程終了時の状態。 (f)表面からの第1次エッチング工程。 (g)貫通孔の形成終了後の状態。 (h)マイクロポンプの要部の構成を示す断面図。
【図10】従来のマイクロポンプの概略断面構成図。従
来のマイクロポンプの構成及び動作説明図。 (a)吐出モードのマイクロポンプ。 (b)吐出モードのマイクロポンプ。 (c)マイクロポンプのバルブ、入口及び出口の平面
図。
【符号の説明】
1、21:半導体基板 2、5:マスク 3:表面膜 4:機能部 11、110:ガイド 12:格子欠陥 14:貫通孔 101:基板表面側の開口 102:基板裏面側の開口 22a、22b:バルブ 23a,23b,23c,23d:貫通孔 25,26:マスク

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の第1面に溝状または穴状の空
    間である第1ガイド部を形成するガイド形成ステップ
    と、 前記第1面と反対側の半導体基板の第2面側から前記第
    1ガイド部へ向けて前記半導体基板をエッチングし、前
    記半導体基板を貫通する貫通孔を形成する貫通孔形成ス
    テップと、 を含む、半導体デバイスの製造方法。
  2. 【請求項2】前記半導体基板よりもエッチングレートの
    速い材料で、少なくとも前記第1ガイド部を覆う表面膜
    を、前記第1面上に形成する表面膜形成ステップをさら
    に含む、請求項1に記載の半導体デバイスの製造方法。
  3. 【請求項3】前記第1ガイド部の周囲の半導体基板に格
    子欠陥を導入する欠陥導入ステップをさらに含む、請求
    項1または2に記載の半導体デバイスの製造方法。
  4. 【請求項4】前記半導体基板はシリコン基板であり、 前記表面膜形成ステップでは、シリコン酸化膜またはポ
    リシリコンにより前記表面膜を形成する、 請求項2または3に記載の半導体デバイスの製造方法。
  5. 【請求項5】前記表面膜形成ステップでは、前記表面膜
    を、CVD(Chemical Vapor Deposition)により形成す
    る、請求項2または3に記載の半導体デバイスの製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記貫通孔の幅を調整する調整ステップを
    さらに含む、請求項1〜5のいずれかに記載の半導体デ
    バイスの製造方法。
  7. 【請求項7】前記貫通孔形成ステップは、 異方性エッチングまたは等方性エッチングにより貫通孔
    を前記第1ガイド部先端まで形成する第1次エッチング
    ステップと、 異方性エッチングにより前記貫通孔を前記第1面まで貫
    通させる第2次エッチングステップと、 を含む、請求項1〜6のいずれかに記載の半導体デバイ
    スの製造方法。
  8. 【請求項8】前記ガイド形成ステップでは、溝状または
    穴状の空間である第2ガイド部をさらに形成し、 貫通孔形成ステップは、前記第1面と反対側の半導体基
    板の第2面側から前記第1ガイド部及び前記第2ガイド
    部へ向けて前記半導体基板をエッチングすることによ
    り、前記半導体基板を貫通する貫通孔を形成する、 請求項1〜7のいずれかに記載の半導体デバイスの製造
    方法。
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