JP2003326364A - Tig溶接装置及びtig溶接方法 - Google Patents

Tig溶接装置及びtig溶接方法

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JP2003326364A JP2002137575A JP2002137575A JP2003326364A JP 2003326364 A JP2003326364 A JP 2003326364A JP 2002137575 A JP2002137575 A JP 2002137575A JP 2002137575 A JP2002137575 A JP 2002137575A JP 2003326364 A JP2003326364 A JP 2003326364A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワーク表面に良好な鱗状のビードを形成するこ
とができるTIG溶接装置及びTIG溶接方法を提供す
る。 【解決手段】TIG溶接装置10は、第1のアーム12
を有する第1の多関節ロボット14と、TIGトーチ1
6を保持しながらZ軸方向に移動させるTIGトーチ移
動手段18と、TIGトーチ移動手段18の一部を取り
囲むように形成され、フィラーワイヤガイド20を所定
の位置に保持するフィラーワイヤガイド保持手段22と
を有している。サーボモータ40の回転軸44が角度θ
の範囲内で振動性の運動を行うと、カム46の尖端側が
角度θの範囲内でZ軸方向に往復運動を行うので、ガイ
ドレール部材34に沿ってスライドテーブル36が移動
し、TIGトーチ16がZ軸方向に移動可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TIGトーチとワ
ークとの間のアーク形成空間に、フィラーワイヤガイド
からフィラーワイヤを供給しながら、ワーク表面におい
てTIG溶接を行い、前記ワーク表面にビードを形成す
るTIG溶接装置及びTIG溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TIGトーチとワークとの間のア
ーク形成空間に、フィラーワイヤを供給して、前記ワー
ク表面にビードを形成するTIG溶接が知られている。
【0003】例えば、2輪車のフレームでは、アルミニ
ウム又はアルミニウム合金からなる薄肉のワークの一部
と厚肉のワークの一部とを重ね合わせて溶接部位を構成
し、前記溶接部位にTIG溶接を行うことによって、該
溶接部位に鱗状のビードが形成され、前記2つのワーク
が接合される。
【0004】このとき、前記2つのワークの溶接には、
鉄等からなるワークを溶接するのと比較して、前記TI
G溶接に多大な熱量を必要とする。
【0005】また、前記2輪車のフレームは、顧客の目
に触れる箇所に配置されるため、前記鱗状のビードの良
否によって、該2輪車の顧客吸引力が左右される。
【0006】従って、前記フレームのTIG溶接は、T
IG溶接作業の熟練技術者によって行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記熟
練技術者が有するTIG溶接作業の技能を、一般的な溶
接技術者に伝承することは容易ではない。また、前記熟
練技術者が前記TIG溶接作業を行っても、前記フレー
ムの生産効率を大幅に向上させることは困難である。
【0008】そこで、従来、前記熟練技術者が行ってい
たTIG溶接作業を、多関節ロボットに行わせ、前記フ
レームの生産効率を向上させる試みが行われている。
【0009】この場合、前記多関節ロボットのアーム
に、TIGトーチとフィラーワイヤガイドとを保持さ
せ、前記TIGトーチと前記2つのワークの溶接部位と
の間のアーク形成空間に、前記フィラーワイヤガイドか
らフィラーワイヤを供給し、前記TIGトーチをウィー
ビング動作させることによって、TIG溶接を行うこと
が考えられる。
【0010】しかしながら、前記TIGトーチをウィー
ビング動作させると、前記2つのワーク表面に対する前
記TIGトーチの位置と前記フィラーワイヤの位置とが
変動するので、前記ビードを形成するために要するフィ
ラーワイヤの量が変動する。そのため、前記ビードの形
成中に、前記溶接部位に形成されたフィラーワイヤの溶
融池の状態が不安定となり、不良状態のビードが形成さ
れ、前記不良状態のビードによって、該2輪車の顧客吸
引力が低下するという問題があった。
【0011】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、多関節ロボットを用いても、ワーク表面
に良好な鱗状のビードを形成することができるTIG溶
接装置及びTIG溶接方法を提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るTIG溶接
装置は、TIGトーチとワークとの間のアーク形成空間
に、フィラーワイヤガイドからフィラーワイヤを供給し
ながら、前記ワーク表面でTIG溶接を行い、前記ワー
ク表面にビードを形成させるTIG溶接装置であり、多
関節ロボットのアームに保持され、且つ、前記ワーク表
面に接近する方向と離間する方向とに、前記TIGトー
チのウィービング動作が可能となるTIGトーチ移動手
段と、前記フィラーワイヤガイドを多関節ロボットのア
ームに保持するフィラーワイヤガイド保持手段とを有す
ることを特徴としている。
【0013】熟練技術者が一方の手に保持したフィラー
ワイヤガイドと、他方の手に保持したTIGトーチとに
よって従来行われていたTIG溶接作業を、TIGトー
チとフィラーワイヤガイドとを備えた前記多関節ロボッ
トで行うので、前記熟練技術者が有していた技能を自動
化することが可能となり、前記ワークに対するTIG溶
接によって生産された製品に対する生産効率を向上する
ことができる。
【0014】また、前記フィラーワイヤガイド保持手段
によって前記フィラーワイヤガイドが保持されるので、
前記ワーク表面に対する前記フィラーワイヤの位置を一
定に保持することができる。そのため、前記フィラーワ
イヤを前記アーク形成空間に安定した状態で供給するこ
とが可能となる。従って、従来、問題とされていた前記
ワーク表面における前記フィラーワイヤの溶融池の不安
定な状態は発生しない。
【0015】また、前記TIGトーチ移動手段は、前記
ワーク表面に接近する方向と離間する方向とに、前記T
IGトーチをウィービング動作させる。このようなウィ
ービング動作によって、良好な鱗状のビードを前記ワー
ク表面に形成することができ、顧客吸引力を向上するこ
とができる。
【0016】また、本発明に係るTIG溶接方法は、T
IGトーチとワークとの間のアーク形成空間に、フィラ
ーワイヤガイドからフィラーワイヤを供給しながら前記
ワーク表面でTIG溶接を行い、前記ワーク表面にビー
ドを形成するTIG溶接方法であり、多関節ロボットの
アームに、前記ワーク表面に沿った倣い動作を行わせな
がら、前記TIGトーチを前記ワーク表面に接近する方
向又は離間する方向にウィービング動作させることを特
徴としている。
【0017】前記TIGトーチがウィービング動作と倣
い動作とを同時に行っているので、良好であり且つ顧客
吸引力の高いビードを容易に得ることができる。
【0018】このとき、前記フィラーワイヤガイドは、
フィラーワイヤガイド保持手段を介して多関節ロボット
のアームに保持され、前記TIGトーチは、TIGトー
チ移動手段を介して前記多関節ロボットのアームに保持
され、前記TIGトーチ移動手段の任意の方向への移動
によって、前記TIGトーチのウィービング動作が行わ
れ、前記多関節ロボットのアームの前記ワーク表面に沿
った方向への移動によって、前記TIGトーチの倣い動
作が行われる。
【0019】このように、前記多関節ロボットのアーム
によって、前記フィラーワイヤガイドが保持され、前記
ワーク表面に対する前記TIGトーチのウィービング動
作と倣い動作とが行われるので、TIG溶接作業の間、
前記アーク形成空間に前記フィラーワイヤが安定した状
態で供給される。そのため、従来、問題とされてきた前
記ワーク表面における前記フィラーワイヤの溶融池の不
安定な状態は発生しない。
【0020】また、これまで熟練技術者が行ってきたT
IG溶接作業が自動化され、前記TIG溶接作業によっ
て生産された製品に対する生産効率を向上することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係るTIG溶接装置及び
TIG溶接方法の好適な実施の形態について、図1〜図
6を参照しながら、詳細に説明する。
【0022】本実施の形態に係るTIG溶接装置10
は、図1に示すように、第1のアーム12を有し、且つ
第1のアーム12を任意の方向に移動させる第1の多関
節ロボット14と、第1のアーム12に取り付けられ、
TIGトーチ16を保持しながら、前記TIGトーチ1
6をワークに対して接近する方向又は離間する方向(Z
軸方向)に移動させるTIGトーチ移動手段18と、T
IGトーチ移動手段18の一部を取り囲むように第1の
アーム12に取り付けられ、フィラーワイヤガイド20
を所定の位置に保持するフィラーワイヤガイド保持手段
22とを有している。
【0023】第1の多関節ロボット14は、図2に示す
ように、コントローラ24からの第1の制御信号S1に
よって、第1のアーム12を任意の方向に移動できるよ
うに制御される。
【0024】TIGトーチ16は、その先端にタングス
テン電極26を有する。このタングステン電極26に
は、第1のケーブル28を介してTIG溶接機30から
出力された数百Aまでの交流電流が供給される。コント
ローラ24からTIG溶接機30に第2の制御信号S2
が供給されたときに、前記交流電流がタングステン電極
26に供給される。次いで、前記交流電流の供給によっ
て、TIGトーチ16によるTIG溶接が開始される。
【0025】フィラーワイヤガイド保持手段22は、図
1に示すように、第1の多関節ロボット14の第1のア
ーム12に保持された固定枠32と、この固定枠32の
内部に固定され、Z軸方向に沿って形成されたガイドレ
ール部材34とを有する。
【0026】TIGトーチ移動手段18は、ガイドレー
ル部材34に沿って移動するスライドテーブル36と、
このスライドテーブル36に固定され、TIGトーチ1
6を把持する第1のホルダー38と、スライドテーブル
36の上部に固定され、サーボモータ40を把持する第
2のホルダー42と、サーボモータ40の回転軸44に
取り付けられたカム46とを有している。
【0027】前記カム46は、尖端型の板カムであるこ
とが好ましい。また、前記カム46の尖端側には、前記
カム46の板平面に対して、突出して設けられたロッド
48が固着されている。
【0028】一方、固定枠32の上部には、横長のスリ
ット50が設けられた拘束部材52が突出して設けられ
ており、前記スリット50には、ロッド48が挿入され
ている。
【0029】ここで、図2に示すように、コントローラ
24からサーボモータ40に第3の制御信号S3が供給
されたとき、TIGトーチ16がどのような運動を行う
かについて説明する。
【0030】第3の制御信号S3がサーボモータ40に
供給されると、図1に示すように、サーボモータ40の
回転軸44は、角度θの範囲内で振動性の運動を行う。
この運動に基づき、カム46の尖端側は、角度θの範囲
内でZ軸方向に往復運動を行う。
【0031】カム46のZ軸方向への往復運動は、スラ
イドテーブル36のZ軸方向への往復運動となる。その
ため、スライドテーブル36は、ガイドレール部材34
に沿って移動することが可能となる。従って、TIGト
ーチ16は、第3の制御信号S3によって、Z軸方向に
移動可能である。
【0032】一方、フィラーワイヤガイド20は、図2
に示すように、フィラーワイヤガイドチューブ54を介
してフィラーワイヤ供給装置56に接続されている。コ
ントローラ24からフィラーワイヤ供給装置56に第4
の制御信号S4が供給されたとき、フィラーワイヤ供給
装置56は、フィラーワイヤリール58に巻かれたフィ
ラーワイヤ60を、フィラーワイヤガイドチューブ54
を介してフィラーワイヤガイド20に供給する。また、
フィラーワイヤガイド20は、図1に示すように、固定
枠32の下部において固定された連結部材62によって
把持されている。
【0033】以上のようにして構成された本実施の形態
に係るTIG溶接装置10のTIGトーチ16に対向し
て、図2に示すように、ワーク64を接近、位置決めす
ることによって、ワーク64にTIG溶接作業を行うこ
とが可能となる。
【0034】このとき、ワーク64は、第2の多関節ロ
ボット66の第2のアーム68に取り付けられたフレー
ムホルダー70によって把持される。また、コントロー
ラ24から、第5の制御信号S5が第2の多関節ロボッ
ト66に供給されることにより、第2のアーム68が動
作して、ワーク64をTIGトーチ16に相対的に接
近、位置決めすることができる。更に、アース線である
第2のケーブル72を介して、TIG溶接機30とフレ
ームホルダー70とが接続されている。
【0035】本実施の形態では、TIG溶接装置10を
用いることによって、例えば、図3に示すようなワーク
64から、2輪車の車体を構成するアルミフレームをT
IG溶接で生産することができる。上記したことについ
て、以下に説明する。
【0036】ワーク64は、図3に示すように、第1及
び第2の鋳造成形品74及び76とメインパイプ78と
から構成される。
【0037】まず、第1の鋳造成形品74の一部とメイ
ンパイプ78の一部とを重ね合わせて、図4に示すよう
な溶接部位80を形成する。一方、第2の鋳造成形品7
6の一部とメインパイプ78の一部とを重ね合わせて、
溶接部位80とは別の溶接部位を形成する。
【0038】次いで、ワーク64をフレームホルダー7
0で把持し、図5に示すように、溶接部位80を任意の
方向、例えば、X軸方向(図1参照)に沿うように配置
し、TIGトーチ16のタングステン電極26に接近さ
せる。
【0039】次いで、タングステン電極26に交流電流
を供給して、溶接部位80とタングステン電極26との
間にアーク放電が発生しているアーク形成空間82を形
成する。そして、アーク形成空間82に、フィラーワイ
ヤガイド20からフィラーワイヤ60を供給する。
【0040】このとき、図1に示したように、回転軸4
4の振動性の運動に基づき、カム46がZ軸方向に対し
て往復運動を行うので、TIGトーチ移動手段18は、
TIGトーチ16をZ軸方向に移動可能である。TIG
トーチ16は、ワーク64の溶接部位80に対して接近
する方向と離間する方向とに振動するウィービング動作
を行う。
【0041】一方、フィラーワイヤガイド20は、連結
部材62によって把持されているので、TIGトーチ1
6のウィービング動作に関係なく、ワーク64の溶接部
位80に対して、常に、所定の位置に保持されている。
そのため、フィラーワイヤ60をアーク形成空間82に
安定した状態で供給することができる。
【0042】従って、TIGトーチ16のウィービング
動作と、フィラーワイヤガイド20からアーク形成空間
82へのフィラーワイヤ60を安定した状態で供給する
ことによって、良好な鱗状のビード84を溶接部位80
に形成することができる。
【0043】また、第1の多関節ロボット14の第1の
アーム12をX軸方向に移動させながら、TIGトーチ
16にウィービング動作を行わせると、複数の鱗状のビ
ード84が一部重なりながら、直線状に沿って形成され
る。
【0044】このようにして形成された鱗状のビード8
4を有する2輪車のアルミフレームは、前記2輪車の乗
車席の脇部に配置されるので、人目につきやすい。その
ため、本実施の形態に係るTIG溶接装置10によって
形成された鱗状のビード84を有するアルミフレーム
を、2輪車のアルミフレームとして使用すれば、前記2
輪車の顧客吸引力をより一層向上することができる。
【0045】ここで、本実施の形態に係るTIG溶接装
置10によってTIG溶接作業を行ったときのTIGト
ーチ16のウィービング動作と、タングステン電極26
に供給される交流電流と、フィラーワイヤ60の供給量
との関係について、時間経過の観点から説明する。
【0046】TIGトーチ16は、図6に示すように、
Nsの周期でウィービング動作を行う。具体的には、当
初、H1mmであったTIGトーチ16の高さは、0.
9Ns後には、H2mmにまで変化する。即ち、タング
ステン電極26の先端は、溶接部位80からH2mmの
位置にまで接近する。その後、TIGトーチ16の高さ
は、0.1Nsの間にH2mmからH1mmに変化す
る。
【0047】一方、アーク形成空間82の温度は、TI
G溶接の時間tの経過に伴い上昇するので、一定の交流
電流をタングステン電極26に流し続けると、ワーク6
4が高温となり、溶接部位80の溶け込み量が増加して
しまう。
【0048】そこで、タングステン電極26に供給する
交流電流を、段階的に減少させることによって入熱量を
変え、ビード84を安定させることができる。
【0049】このように、本実施の形態に係るTIG溶
接装置10は、これまで熟練作業者が行っていたTIG
溶接作業を自動化させたので、TIG溶接作業によって
生産された製品の生産効率を著しく向上させることがで
きる。
【0050】なお、本発明に係るTIG溶接装置及びT
IG溶接方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の
要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは
勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るT
IG溶接装置及びTIG溶接方法によれば、TIGトー
チにウィービング動作させ、且つ前記フィラーワイヤガ
イドをワーク表面に対して一定位置に保持しているの
で、前記TIGトーチと前記ワーク表面との間のアーク
形成空間にフィラーワイヤを安定した状態で供給でき、
良好且つ顧客吸引力の高い鱗状のビードが、前記ワーク
表面において容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るTIG溶接装置を示す斜視
図である。
【図2】本実施の形態に係るTIG溶接装置を示す平面
図である。
【図3】TIG溶接が行われるワークを示す斜視図であ
る。
【図4】図3のワークのIV−IV方向における断面図
である
【図5】図3のワーク表面におけるTIG溶接作業を示
す図である
【図6】TIGトーチのウィービング動作の時間経過を
示す図である。
【符号の説明】 10…TIG溶接装置 12…第1のアー
ム 14…第1の多関節ロボット 16…TIGトー
チ 18…TIGトーチ移動手段 20…フィラーワ
イヤガイド 22…フィラーワイヤガイド保持手段 24…コントローラ 26…タングステ
ン電極 28…第1のケーブル 30…TIG溶接
機 32…固定枠 34…ガイドレー
ル部材 36…スライドテーブル 38…第1のホル
ダー 40…サーボモータ 42…第2のホル
ダー 44…回転軸 46…カム 48…ロッド 50…スリット 52…拘束部材 54…フィラーワ
イヤガイドチューブ 56…フィラーワイヤ供給装置 58…フィラーワ
イヤリール 60…フィラーワイヤ 62…連結部材 64…ワーク 66…第2の多関
節ロボット 68…第2のアーム 70…フレームホ
ルダー 72…第2のケーブル 74…第1の鋳造
成形品 76…第2の鋳造成形品 78…メインパイ
プ 80…溶接部位 82…アーク形成
空間 84…ビード H1、H2…高さ N…周期 S1〜S5…第1
〜第5の制御信号 t…時間 θ…角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷水 繁 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 島崎 恵一 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 森田 紘史 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4E001 BB07 DC01 DF04 LH11 MD05 QA03 4E081 AA09 BA30 CA11 DA62 EA24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TIGトーチとワークとの間のアーク形成
    空間に、フィラーワイヤガイドからフィラーワイヤを供
    給しながら、ワーク表面でTIG溶接を行い、前記ワー
    ク表面にビードを形成させるTIG溶接装置において、 多関節ロボットのアームに保持され、且つ、前記ワーク
    表面に接近する方向と離間する方向とに、前記TIGト
    ーチのウィービング動作が可能となるTIGトーチ移動
    手段と、 前記フィラーワイヤガイドを多関節ロボットのアームに
    保持するフィラーワイヤガイド保持手段とを有すること
    を特徴とするTIG溶接装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のTIG溶接装置において、 前記TIGトーチ移動手段は、回転直動機構を有してい
    ることを特徴とするTIG溶接装置。
  3. 【請求項3】多関節ロボットのアームに保持されたTI
    Gトーチとワークとの間のアーク形成空間に、フィラー
    ワイヤガイドからフィラーワイヤを供給しながらワーク
    表面でTIG溶接を行い、ワーク表面にビードを形成す
    るTIG溶接方法において、 前記多関節ロボットのアームに、前記ワーク表面に沿っ
    た倣い動作を行わせながら、前記TIGトーチを前記ワ
    ーク表面に接近する方向又は離間する方向にウィービン
    グ動作させることを特徴とするTIG溶接方法。
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