JP2003326214A - 紙粉発生防止方法および該方法により紙粉発生防止処理が施された段ボール材 - Google Patents
紙粉発生防止方法および該方法により紙粉発生防止処理が施された段ボール材Info
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Abstract
の発生を有効に防止することができるようにする。 【解決手段】 原料段ボール紙B1は、印刷工程P1、
裁断工程P2、折畳み工程P3、結束工程P4、紙粉除
去工程P5およびコーティング工程P6を経ることによ
って製品段ボール材B7となり、当該製品段ボール材B
7が段ボール製品として出荷される。コーティング工程
P6は、紙粉除去工程P5で紙粉が除去された紙粉除去
済み段ボール材B6の周縁部にに対してコーティング処
理を施す工程であり、ここでの処理で段ボール材の周縁
部が硬化される。特に木口面の硬化が事後紙粉の発生を
防止する上で有効である。
Description
板紙で挟持してなる、いわゆる段ボール材からの紙粉の
発生を防止する紙粉発生防止方法および該方法により紙
粉発生防止処理が施された段ボール材に関するものであ
る。
成される複合紙であり、ボール紙製の波形紙を、一対の
ボール紙製の平板紙で挟持してなり、軽量な割りには保
形性に優れているとともに良好な緩衝性を有し、且つ安
価なことから各種物品の包装材料として重宝されてい
る。
は、コスト削減の面および資源の有効活用の面から使用
済みの紙を再生したいわゆる再生紙を利用するのが一般
的であり、したがって、通常の紙より繊維同士の結束力
が弱く、段ボール材の加工過程で繊維が粉状に分断され
たいわゆる紙粉が生じ易いという不都合が存在する。
包装箱(段ボール箱)の各所に付着した状態になるが、
とりわけ波形紙によって形成された平板紙間の隙間(波
形隙間)に存在する紙粉は、完全に取り除くことが困難
であるため、波形隙間に残留したままの状態で折り畳ま
れた段ボール箱が出荷されることがある。かかる段ボー
ル箱が、例えば生鮮食品や出前のピザのような調理食品
の包装用に使用されると、被包装食品を段ボール箱から
取り出すに際し、振動等に誘発されて段ボール材の木口
面から紙粉が排出され被包装食品に掛ってしまうような
不都合が生じ易くなる。
開平5−162223号公報に記載されているような段
ボール材からの紙粉発生を抑制する方法が知られてい
る。この紙粉抑制方法は、段ボール材の波形を呈した木
口面から波形隙間内に向けて接着剤液を噴霧するという
ものである。こうすることによって紙粉が波形隙間の内
壁面に接着されるため、紙粉の飛散を防止することがで
きる。
特開平5−162223号公報に記載されているような
紙粉抑制方法にあっては、噴霧に耐え得るように極めて
薄く希釈された接着剤が使用されるため、紙粉を段ボー
ル材の波形隙間の内壁面に確実に接着させることは困難
であるばかりか、逆に多くの紙粉が接着剤を介して凝集
されたいわゆる紙粉玉が形成され易くなる。そして、か
かる紙粉玉は、僅かな振動によって波形隙間の内壁面か
らポロリと剥がれ落ちることがあり、視認し得るほどの
大きさであることから消費者に不快な印象を与えるとと
もに、極めて非衛生であるという問題点を有している。
に接着剤を噴霧しても、噴霧された接着剤を波形隙間の
内壁面に均等に行き渡らせるのは困難であり、したがっ
て、波型隙間内の紙粉の全てを均等な状態で内壁面に固
着させることができず、結果として接着剤の噴霧量を多
くせざるを得なくなってランニングコストが高騰すると
いう問題点も存在する。
ール材からの紙粉発生のメカニズムを解明することによ
って得られたものであり、低コストでありながら段ボー
ル材からの紙粉の発生を有効に防止することができる紙
粉発生防止方法を提供することを目的としている。
粉発生防止方法)は、主に事後紙粉に視点を絞って紙粉
の発生を防止するように構成されたものであり、波形紙
を一対の平板紙で挟持してなる段ボール材の外周縁部に
コーティング剤を塗布することにより当該外周縁部を硬
化させて紙粉の発生を防止することを特徴とするもので
ある。
んどが段ボール材を切断処理するときに起るのである
が、このとき発生した紙粉(事前紙粉)は、段ボール材
の加工過程でしかるべき集塵処理等が施されることによ
り除去されているのが一般的である。
ことは少なく、むしろ段ボール材が折り畳み状態の段ボ
ール箱に加工された後のハンドリング時などに段ボール
材の周縁部が異物と干渉することにより、段ボール材の
組織が剥がれて発生する紙粉(事後紙粉)が問題になる
のである。
工程や、当該最終工程を離れた後の運搬時、さらには消
費者が段ボール箱を組み立てるときや使用するとき等に
発生するため、たとえ事前紙粉を完璧に除去した状態の
段ボール箱であっても、事後紙粉の発生を抑えることが
できず、従来かかる事後紙粉に対して対策されていなか
ったのが実情である。
ボール材の外周縁部がコーティング剤の塗布で硬化され
ているため、段ボール材の折り曲げ加工時や置き換えな
どのハンドリング時さらには段ボール材の折り曲げ加工
で形成された折り畳み状態の段ボール箱の搬送時等に、
段ボール材の外周縁部が異物と干渉することによって紙
組織が崩壊し、紙粉が発生するような不都合が確実に防
止される。
周縁部にのみ塗布されるため、従来の段ボール材の波形
空間内の全てに亘ってコーティング剤を噴霧するものに
比べて少ないコーティング剤で済ませることができ、材
料コストの低減化に貢献することができる。
明において、コーティング剤をロールによって塗布し含
浸させることを特徴とするものである。
ルによって段ボール材の外周縁部に付与されるため、例
えば作業者の人手による作業であっても、ロールを前記
外周縁部に沿わせて転動させるだけで均一にコーティン
グ剤を塗布することができるとともに、外周縁部をロー
ルの外周面に当接させた状態で段ボール材を移動させる
自動的な塗布作業をも容易に採用することができ、ラン
ニングコストの低減化に貢献する。
当接した部分にのみ付与されることとなってコーティン
グ剤の均一塗布が実現するとともに、刷毛塗りやスプレ
ー塗布に比べて必要最小限の塗布量で済ませることがで
き、ランニングコストの低減化に貢献する。
記載の発明において、前記段ボール材における波形紙の
波形が露出した木口面のみにコーティング剤を塗布する
ことを特徴とするものである。
出した状態になっている木口面にコーティング処理を施
すことにより、段ボール材は、その最も紙粉の発生し易
い部分が硬化された状態になり、以後のハンドリング等
で紙粉の発生が有効に防止される。
いずれかに記載の発明において、複数枚の段ボール材を
積み重ねた状態で各外周縁部にコーティング剤を塗布す
ることを特徴とするものである。
布操作で積み重ねられた複数枚の段ボール材の外周縁部
にコーティング剤が塗布され、これによってコーティン
グ剤の塗布作業の効率化が実現する。
明において、コーティング剤を、裁断刃による段ボール
材の裁断処理時に当該裁断刃を介して段ボール材の周縁
部に塗布することを特徴とするものである。
による裁断処理時に当該裁断刃を介して段ボール材の周
縁部にコーティング剤が塗布されるため、コーティング
剤を塗布する工程を別途設ける必要がなくなり、工程数
の減少により段ボール材の加工コストの低減化に寄与す
る。
複雑なものであっても、原料段ボールを切り抜くように
して裁断処理を行い段ボール材を得ることにより全ての
縁部にコーティング剤が付与されるため、裁断縁部でコ
ーティング剤の塗り残し部分が発生せず、段ボール材の
全ての縁部からの紙粉の発生を確実に防止することがで
きる。
いずれかに記載の発明において、前記ロールによるコー
ティング剤塗布に先立ち段ボール材の波形紙によって形
成された波形空間内の紙粉を除去することを特徴とする
ものである。
空間内の紙粉が除去されていることにより、外周縁部の
固化と相俟って段ボール材からの紙粉の飛散がより確実
に防止される。
至6のいずれかに記載の発明において、前記コーティン
グ剤として、アクリル酸エステル共重合体、スチレンア
クリル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリ
ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリビニルアルコー
ルおよびブタジエン系ゴムラテックスの内のいずれか又
はこれらの混合物からなる組成物を備えたものであっ
て、−25℃〜100℃の温度範囲内でガラス転移点を
有するものを用いることを特徴とするものである。
物として使用されるアクリル酸エステル共重合体、スチ
レンアクリル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリビニル
アルコールあるいはブタジエン系ゴムラテックスは、い
ずれも段ボール材への浸透性、付着性が良好であるばか
りか、得られるコーティング被膜は強靭であり、且つ耐
水性に優れているため、紙粉発生防止用の段ボール材へ
の塗布材料として有効である。
る油性であるブタジエン系ゴムラテックスなどを除き、
いずれも水やアルコール等の安価な溶剤で容易に希釈す
ることが可能であり、コーティング剤のコストの低減化
に貢献する。
油性のコーティング剤は、有機溶剤によって希釈される
が、有機溶剤は水よりも速乾性が顕著であるため、段ボ
ール材への塗布後に速やかに気化し、これによってコー
ティング工程が全工程のネックになるような不都合を回
避することができ、生産性の向上に貢献する。
は、ガラス転移点が−25℃〜100℃と比較的低い温
度範囲のものが採用されるため、低温で容易かつ迅速に
固化し、塗布工程の作業性が良好になるとともに、塗布
後の後工程への影響が最小限に抑えられる。
求項1乃至7のいずれかに記載の紙粉発生防止方法によ
って紙粉発生防止処理が施されてなることを特徴とする
ものである。
に裁断されて形成した段ボール材は、最も紙粉の発生し
易い周縁部が塗布されたコーティング剤によって固化さ
れているため、折り畳まれた段ボール材の立体形状への
展開時や、当該立体形状の段ボール材に対する物品の出
し入れ操作時に、当該段ボール材からの紙粉の発生が有
効に防止され、紙粉の発生で消費者に不愉快な思いをさ
せたり、特に被包装物品が出前のピザのような調理直後
の食品である場合に、当該食品が非衛生になることが確
実に防止される。
て使用した段ボール箱の製造について説明する。なお、
以下の説明において、原料段ボール紙B1(図1)と
は、段ボール箱B8を製造するために原料として用いら
れる板状の段ボール紙のことであり、印刷済段ボール紙
B2とは原料段ボール紙B1に所定の印刷が施されたも
ののことである。また、裁断済み段ボール紙B3,B
3′(図1、図5)とは、印刷済段ボール紙B2を所定
の形状に裁断したもののことであり、折畳み段ボール材
B4,B4′とは、裁断済み段ボール紙B3を所定の形
状に折畳んだもののことである。さらに、結束段ボール
材B5,B5′とは、折畳み段ボール材B4の複数枚を
積層して結束したもののことであり、紙粉除去済み段ボ
ール材B6とは、結束段ボール材B5から紙粉を取り除
いたもののことである。また、製品段ボール材B7,B
7′とは、縁部に硬化処理が施されたもののことであ
る。製品段ボール材B7,B7′を立体形状に組み立て
ることにより、いわゆる段ボール箱B8が形成される。
に用いられた「段ボール材」という用語は、前後の文脈
から原料段ボール紙B1、印刷済段ボール紙B2、裁断
済み段ボール紙B3,B3′、折畳み段ボール材B4,
B4′、結束段ボール材B5,B5′、紙粉除去済み段
ボール材B6および製品段ボール材B7,B7′のいず
れか、またはこれらの総称として使用される。
形態を示す工程図である。この図に示すように、原料段
ボール紙B1は、印刷工程P1、裁断工程P2、折畳み
工程P3、結束工程P4、紙粉除去工程P5およびコー
ティング工程P6を経ることによって製品段ボール材B
7となり、当該製品段ボール材B7が段ボール製品とし
て出荷される。
設定された矩形状の原料段ボール紙B1に所定の印刷処
理を施す工程であり、原料段ボール紙B1は、この工程
を経ることにより、その表面側に所定の印刷処理が施さ
れた印刷済段ボール紙B2になる。
処理の施された印刷済段ボール紙B2に対して裁断処理
を施す工程であり、裁断工程P2から1枚ずつ送り込ま
れた印刷済段ボール紙B2は、所定の裁断装置(例えば
プレス式の裁断装置)によって所定の形状に裁断される
とともに、所定の位置にプレス処理による折曲げライン
が形成される。
最終製品が例えば直方体状の段ボール箱である場合に
は、裁断済み段ボール紙B3は、図1の裁断工程P2の
枠内に示すように、平面視で長方形状を呈し、長手方向
(波形紙の波形状の延びる方向)に向けて所定の位置に
2本の平行な横折曲げラインB31が形成されるととも
に、短尺方向(波形紙の波空間の延びる方向)に向けて
所定の位置に5本の平行な縦折曲げラインB32が形成
され、しかも、裁断済み段ボール紙B3の各横折曲げラ
インB31を境にした外方位置に各縦折曲げラインB3
2に沿って合計8つの切込み部B33が形成される。
程であるコーティング工程P6を経て製品段ボール材B
7として出荷された後、ユーザーサイドで折り曲げられ
ていない縦折曲げラインB32に沿って内側に向けて直
角に折り曲げられ、さらに各横折曲げラインB31が内
側に向けてそれぞれ折り曲げられることにより段ボール
箱B8になる。
断処理の施された裁断済み段ボール紙B3に折り畳み処
理を施す工程であり、所定の折曲げ装置によって中央部
の所定の縦折曲げラインB32と端部の所定の縦折曲げ
ラインB32とが順次折り曲げ処理された上で、長手方
向の端部同士がステーブルによって接合され、これによ
って図1の折畳み工程P3の枠内に示すような環状に折
り畳まれた折畳み段ボール材B4が形成される。
り畳まれて形成した折畳み段ボール材B4の複数枚を結
束する工程である。この結束工程P4においては、複数
枚(通常10枚〜20枚)の折畳み段ボール材B4が同
一の向きで順次積層され、合成樹脂製の帯紐B41によ
る端部同士の溶着処理で結着されることにより結束段ボ
ール材B5が形成される。帯紐B41は、2本が横折曲
げラインB31と平行に帯紐B41に掛け回され、これ
によって結着状態が安定するとともに、結束段ボール材
B5における縦折曲げラインB32の延びる方向の端面
(木口面)には波形紙の波形が露出した状態になる。
結束された結束段ボール材B5に対して紙粉除去処理を
施して紙粉除去済み段ボール材B6を得るための施す工
程である。この紙粉除去工程P5においては、結束段ボ
ール材B5の一方の木口面側から圧搾空気を吹き込むこ
とによって、波形紙によって形成された各折畳み段ボー
ル材B4の波形空間内に溜まっている紙粉や、結束段ボ
ール材B5の表面に付着している紙粉が吹き飛ばされ、
結束段ボール材B5は紙粉の存在しない紙粉除去済み段
ボール材B6になる。
から排出される紙粉を含んだ汚染空気は、所定の集塵装
置に導入されて集塵処理され、紙粉の取り除かれた清浄
な空気のみが系外に排出されるようになっている。
程P5で紙粉が除去された紙粉除去済み段ボール材B6
に対してコーティング処理を施す工程であり、このコー
ティング工程P6での紙粉除去済み段ボール材B6に対
するコーティング剤塗布処理が本発明の紙粉発生防止方
法に係るものである。すなわち、紙粉除去済み段ボール
材B6は、このコーティング工程P6を経ることにより
紙粉除去済み段ボール材B6の木口面が硬化された状態
で製品段ボール材B7として出荷される。
ための搬送時やユーザーサイドでの組立て時、さらには
組立て後の段ボール箱B8への被包装物の内装時や、包
装された被包装物の段ボール箱B8からの取り出し時な
どに木口面からの紙粉の発生が確実に防止される。
るコーティング装置の一実施形態を示す一部切欠き分解
斜視図であり、図3は、その組立て斜視図である。ま
た、図4は、図3のA線矢視図である。これらの図に示
すように、コーティング装置10は、図2に示すような
直方体状の枠体20に、図1に示すような下側ロール部
材30と、この下側ロール部材30の上方に対向配置さ
れた上側ロール部材40と、該上側ロール部材40を挟
持した状態で上側ロール部材40上に配設される段ボー
ル挟持部材50とが支持されることによって構成されて
いる。
向(下側ロール部材30の延びる方向)が幅方向より若
干長尺に寸法設定された直方体状に形状設定され、4本
の支柱21と、これら支柱21の頂部間で幅方向に架設
された前後方向一対の頂部短尺フレーム22と、同前後
方向に架設された幅方向一対の頂部長尺フレーム23
と、支柱21の基部間で幅方向に架設された前後方向一
対の基部短尺フレーム24と、同前後方向に架設された
幅方向一対の基部長尺フレーム25とを備えて構成され
ている。
定本数の頂部架設フレーム26が架設され、これらの頂
部架設フレーム26に前記上側ロール部材40がその下
部を下方へ向けて突出させた状態で吊持固定されるよう
になっている。また、前記一対の基部長尺フレーム25
間の適所には支持板27が架設され、この支持板27上
に後述するコンベア駆動モータ60およびガイド板移動
モータ70が据え付けられるようになっている。
うに、前後方向に長尺の下側ロール支持枠31と、該下
側ロール支持枠31に支持された複数本の下側ロール3
5とを備えて構成されている。下側ロール支持枠31
は、図4における左方側に位置したコ字状フレーム32
と、同右方側に位置した平板状フレーム33と、これら
コ字状フレーム32および平板状フレーム33の下部位
置間に架橋された所定枚数の架橋板34とを備えて構成
されている。コ字状フレーム32は、その開口側を外方
に向けた状態で架橋板34に固定されている。
ール材B6(図3)を搬送するためのものであり、所定
本数が若干の隙間を介してコ字状フレーム32および平
板状フレーム33間に並設されて下側のコンベアが形成
されている。かかる各下側ロール35がコンベア駆動モ
ータ60の駆動で軸心回りに回転することによりこれら
の下側ロール35上に載置された紙粉除去済み段ボール
材B6が下流側に向けて搬送されることになる。かかる
下側ロール35は、本実施形態においては、24本が設
けられているが、24本であることに限定されるもので
はなく、24本未満であってもよいし25本以上であっ
てもよい。
ル部材30とで紙粉除去済み段ボール材B6を上下から
挟持するためのものであり、枠体20の頂部架設フレー
ム26に支持される上板41と、この上板41の四隅部
から軸心回りに回転可能に下方に向けて垂下された4本
のスパイラルロッド42と、これらのスパイラルロッド
42が螺着されることにより上板41に昇降自在に連結
された上側ロール支持枠43と、この上側ロール支持枠
43に前後方向へ向けて並設された複数本の上側ロール
46とからなっている。
ッド42に対応した軸受座41aがそれぞれ設けられて
いる。各軸受座41aには各スパイラルロッド42の上
端部が抜け止め状態で且つ軸心回りに回転自在に嵌挿さ
れているとともに、当該軸受座41aから上方に向けて
突出したスパイラルロッド42の上端部には同心で一体
回転可能にプーリ41bが装着されている。
ール支持枠43を昇降させるための支持枠昇降モータ8
0が縦置きで据え付けられている。かかる支持枠昇降モ
ータ80の駆動軸81には同心で一体回転可能に駆動プ
ーリ82が装着され、この駆動プーリ82と前記4つの
プーリ41bとの間に無端ベルト83が掛け回されてい
る。そして、各スパイラルロッド42は、支持枠昇降モ
ータ80の駆動により駆動軸81、駆動プーリ82、無
端ベルト83および各プーリ41bを介して正逆回転し
得るようになっている。
ルロッド42の下端部が連結される天板44と、この天
板44の幅方向の両側部から下方に向けて突設された一
対の側板45とを備えて構成されている。かかる上側ロ
ール支持枠43の幅寸法は、下側ロール支持枠31の幅
寸法より小さく(本実施形態においては下側ロール支持
枠31の幅寸法の略1/2)寸法設定されている。
面には、前記各スパイラルロッド42と対応した位置に
ナット部材44aがそれぞれ設けられ、各ナット部材4
4aにスパイラルロッド42がそれぞれ螺着されてい
る。したがって、支持枠昇降モータ80の駆動で無端ベ
ルト83を介して各スパイラルロッド42が軸心回りに
正逆回転することにより、上側ロール支持枠43は、ナ
ット部材44aを介して昇降することになる。
0の下降によって下側ロール部材30の下側ロール35
上に送り込まれた紙粉除去済み段ボール材B6を押圧し
ながら下側ロール35と協働して下流側に向けて移動さ
せるものであり、一対の側板45間に前後方向に向けて
複数本が並設されている。かかる上側ロール46は、本
実施形態においては13本が設けられているが、13本
に限定されるものではなく、12本以下であってもよい
し、14本以上であってもよい。
35上に供給された紙粉除去済み段ボール材B6を幅方
向でずれないように挟持しつつ当該紙粉除去済み段ボー
ル材B6の木口面にコーティング剤を塗布するためのも
のであり、幅方向一対のサイドガイド板51と、これら
のサイドガイド板51を幅方向にそれぞれ正逆移動させ
て当該サイドガイド板51間の内寸法を変更させる離間
幅変更機構52と、各サイドガイド板51に装着された
コーティング剤塗布ロール55とを備えて構成されてい
る。
去済み段ボール材B6を挟持するためのものであり、紙
粉除去済み段ボール材B6の幅寸法に応じて離間幅変更
機構52を駆動させることにより両者の離間幅が変更可
能になっている。かかるサイドガイド板51の上流端に
は離間距離が漸増するように傾斜した傾斜案内板51a
が上流側に向かってそれぞれ延設され、下側ロール35
の上流端に供給された紙粉除去済み段ボール材B6は、
これら一対の傾斜案内板51aに案内されることによっ
てサイドガイド板51間へ向けて容易に供給されるよう
になっている。
ド板51の外面側に固定された当該サイドガイド板51
を支持する前後方向一対(合計で前後方向二対)の支持
部材53と、幅方向で対向した支持部材53間に架設さ
れる前後方向一対のネジ軸54とを備えて構成されてい
る。
貫通されるナット部材53aと、このナット部材53a
から上方に向けて立設された薄い板状の一対の支柱片5
3bとからなっている。支柱片53bは、サイドガイド
板51に固定された状態でナット部材53aがサイドガ
イド板51の下縁部から少なくとも下側ロール35の直
径寸法より大きく離間するように上下長が寸法設定され
ている。
下側ロール35の直径より僅かに大きく寸法設定されて
いるとともに、各支柱片53bの厚み寸法は、隣設され
た下側ロール35間の隙間寸法より薄く寸法設定されて
いる。したがって、ナット部材53a当り各一対の支柱
片53bによって挟持される下側ロール35を除いて残
りの下側ロール35を両フレーム32,33間に装着し
た後、前記除いた前後一対の下側ロール35をそれぞれ
支柱片53b間に挟持させた状態でナット部材53a上
に載置し、かかる状態の支持部材53のネジ軸54を両
フレーム32,33間の適所に架設し、引き続き前後一
対の下側ロール35を両フレーム32,33間に装着す
ることによって、図2に示すように、一対のサイドガイ
ド板51が下側ロール35上に載置された状態になる。
が互いに逆に螺設されたいわゆる逆ネジが採用されてい
る。したがって、当該ネジ軸54を一方向へ向けて回転
させることにより一対のサイドガイド板51は支持部材
53を介して互いに接近する方向に向けて移動する一
方、同他方向へ向けて回転させることにより一対のサイ
ドガイド板51は支持部材53を介して互いに離間する
方向に向けて移動することになる。
対のサイドガイド板51に挟持された状態で下流側に向
けて移動する紙粉除去済み段ボール材B6の木口面にコ
ーティング剤を塗布するためのものであり、本実施形態
においては、幅方向一対の下部塗布ロール56と、同上
部塗布ロール57とからなっている。これら上下の塗布
ロール57,56は、スポンジ状の発泡性合成樹脂によ
って形成され、コーティング剤を良好に吸収し得るよう
になっている。
ド板51の若干上流寄りの位置の下半分に上下方向に延
びるように切り欠かれて形成した下端部が開放状態の下
部ロール窓51bから周面の一部がサイドガイド板51
間の内方に向かって突出した状態で各サイドガイド板5
1に取り付けられている。また、前記上部塗布ロール5
7は、各サイドガイド板51における下部ロール窓51
bより若干上流位置で上半分に上下方向に延びるように
穿設されて形成した上部ロール窓51cから周面の一部
がサイドガイド板51間の内方に向かって突出した状態
で各サイドガイド板51に取り付けられている。
上部塗布ロール57の下端位置とは同一高さにレベル設
定され、これによって紙粉除去済み段ボール材B6の木
口面に対してコーティング剤の塗り残し部分が発生しな
いようにしている。
部ロール窓51bの上方位置には、上下一対の支持ブラ
ケット51dが突設されているとともに、当該支持ブラ
ケット51dには上下方向に延びるロール支持軸56a
が貫通され、このロール支持軸56aの下方に突出した
部分に下部塗布ロール56が回転自在に軸支されてい
る。また、上部ロール窓51cの上縁部および下縁部に
は、上部ロール窓51cを挟むように上下で対向した一
対の支持ブラケット51eが外方に向かって突設され、
これら一対の支持ブラケット51e間にロール支持軸5
7aが支持されている。そして、前記上部塗布ロール5
7は、このロール支持軸57a回りに回転自在に軸支さ
れている。
は、一対のサイドガイド板51間に挟持された状態で下
側ロール35の駆動で下流側に向けて搬送されることに
より、下部塗布ロール56および上部塗布ロール57に
吸収されているコーティング剤がにじみ出て紙粉除去済
み段ボール材B6の木口面に供給され、これによって紙
粉除去済み段ボール材B6の木口面が硬化されることに
なる。
は、ガイド板移動モータ70の駆動でサイドガイド板5
1間の距離が調整されるようになっている。前記ガイド
板移動モータ70は、図4に示すように、枠体20の支
持板27上に据え付けられ、かかるガイド板移動モータ
70の駆動軸71に同心で駆動プーリ72が取り付けら
れている。一方、下流側のネジ軸54には、図2に示す
ように、その中央部に同心で従動プーリ73が固定され
ているとともに、従動プーリ73および駆動プーリ72
間には無端ベルト74が張設され、上流側のネジ軸54
は、ガイド板移動モータ70の駆動によって駆動軸7
1、駆動プーリ72、無端ベルト74および従動プーリ
73を介して軸心回りに回転するようになっている。
プーリ75が同心でそれぞれ固定され、これら一対の連
絡プーリ75間に連絡ベルト76が張設されている。し
たがって、ガイド板移動モータ70を正逆駆動すること
によって前後一対のネジ軸54は連絡ベルト76を介し
て同一方向に正逆回転し、これによって一対のサイドガ
イド板51間の距離を、紙粉除去済み段ボール材B6の
幅寸法に合わせて調節し得るようになっている。
の支持板27(図3)上に幅方向へ向いた状態で据え付
けられている。かかるコンベア駆動モータ60の駆動軸
61は、下側ロール支持枠31から左方の外方に向けて
突出され、この突出した部分に一対の駆動スプロケット
62が同心で一体回転可能に装着されている。
ーム32には、適所に複数個の従動スプロケット63が
所定の軸回りに回転自在に軸支されているとともに、こ
れら従動スプロケット63および前記内側の駆動スプロ
ケット62に下部チェーン64が張設されている。ま
た、下部チェーン64は、図略の駆動力伝達部材を介し
て各下側ロール35に連結されている。したがって、コ
ンベア駆動モータ60の駆動による下部チェーン64の
周回で各下側ロール35は軸心回りに回転し、これによ
って上流側で下側ロール35上に載置された紙粉除去済
み段ボール材B6は下流側に向けて移送されることにな
る。
駆動スプロケット62に対応した位置に2個の従動スプ
ロケット65が設けられているとともに、これらの従動
スプロケット65の前方位置(下流側の位置)にテンシ
ョンスプロケット66が設けられている。そして、外側
の駆動スプロケット62、一対の従動スプロケット65
およびテンションスプロケット66に上部チェーン68
が張設されており、この上部チェーン68は、コンベア
駆動モータ60の駆動による駆動スプロケット62の駆
動軸61回りの回転で周回するようになっている。
ルバネ66aによって下流側に向けて付勢され、これに
よって上部チェーン68は、上側ロール部材40が昇降
しても常に緊張状態が維持されるようになっている。
(図2に示す例では下方のもの)は、その支持軸65a
が上側ロール46を駆動させる上側ロール駆動機構69
に連結され、各上側ロール46は、支持軸65aが軸心
回りに回転することによって同一方向(紙粉除去済み段
ボール材B6を下流側に向かわせる方向)へ向けて同期
回転するようになっている。
0の近傍には、図4に示すように、コーティング剤を貯
留する貯留タンク90が設けられているとともに、この
貯留タンク90に貯留されているコーティング剤を幅方
向一対のコーティング剤塗布ロール55へ供給するため
の所定の供給装置91が一対で設けられ、これら供給装
置91の駆動によってコーティング剤がコーティング剤
塗布ロール55へ補給されるようになっている。
テル共重合体、スチレンアクリル共重合体、エチレン・
酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリビニルアルコールおよびブタジエン系ゴムラ
テックスの内のいずれか又はこれらの混合物からなる組
成物を備えたものであって、−25℃〜100℃の温度
範囲内でガラス転移点を有するものが用いられる。
ボール材への浸透性および付着性が良好であるばかり
か、得られるコーティング被膜は強靭であり、且つ耐水
性に優れているため、コーティング剤が塗布された紙粉
除去済み段ボール材B6の木口面においては、波形紙お
よびこれを挟持した平板紙の双方にコーティング剤が速
やかに浸透したのち速やかに乾燥して木口面を硬化させ
るため、紙粉発生防止用の段ボール材への塗布材料とし
て優れている。
る油性であるブタジエン系ゴムラテックスなどを除き、
いずれも水やアルコール等の安価な溶剤で容易に希釈す
ることが可能であり、コーティング剤のコストの低減化
に貢献することができる。
油性のコーティング剤は、有機溶剤によって希釈される
が、有機溶剤は水よりも速乾性が顕著であるため、段ボ
ール材への塗布後に速やかに気化し、これによってコー
ティング工程が全工程のネックになるような不都合を回
避することができ、生産性の向上に貢献することができ
る。
は、ガラス転移点が−25℃〜100℃と比較的低い温
度範囲のものが採用されるため、低温で容易かつ迅速に
固化し、塗布工程の作業性が良好になるとともに、塗布
後の後工程への影響を最小限に抑えることができる。
ーティング装置10によれば、紙粉除去工程P5(図
1)で得られた紙粉除去済み段ボール材B6を、木口面
を幅方向に向けた状態で、図3に二点鎖線で示すよう
に、並設された複数本の下側ロール35の上流端に供給
することにより、当該紙粉除去済み段ボール材B6は、
各下側ロール35の駆動回転によって下流側に向けて搬
送され、各傾斜案内板51aに案内されつつ一対のサイ
ドガイド板51間に導入される。
対のサイドガイド板51間に導入された直後に、上側ロ
ール46の駆動回転によって紙粉除去済み段ボール材B
6の上面が押圧されながら上流側に向けて押圧され、結
局、紙粉除去済み段ボール材B6は、上下のロール4
6,35に挟持されながら案対した状態で下流側に向け
て移送されることになる。
ーティング剤塗布ロール55に到達する(まず最初に下
部塗布ロール56に到達し、ついで上部塗布ロール57
に到達する)と、コーティング剤塗布ロール55(下部
塗布ロール56および上部塗布ロール57)は、柔軟な
スポンジ状の発泡性合成樹脂で形成されているため、軸
心に向けて弾性変形しながら以後の折畳み段ボール材B
4の前進に伴ってロール支持軸56a,57a回りにそ
れぞれ回転し、含浸されていたコーティング剤がにじみ
出て紙粉除去済み段ボール材B6の木口面に付与される
ことになる。
は、一対のサイドガイド板51間を通過することによ
り、幅方向の各木口面にはコーティング剤が塗布された
状態の製品段ボール材B7になる。塗布されたコーティ
ング剤は、速乾性のものであるため迅速に乾燥し、した
がって、以後のハンドリング時に製品段ボール材B7か
ら紙粉が生じるような不都合の生じることはない。
形態について説明する。この実施形態の段ボール材の製
造方法は、印刷済段ボール紙B2が裁断工程P2′で複
雑な形状に裁断されるような場合に有効なものである。
形態を示す工程図である。第2実施形態においては、原
料段ボール紙B1は、まず、印刷工程P1を経て原料段
ボール紙B1になり、ついで裁断工程P2′を経て裁断
済み段ボール紙B3′になり、その後、折畳み工程P
3、結束工程P4、紙粉除去工程P5およびコーティン
グ工程P6を順次経ることによって折畳み段ボール材B
4′、結束段ボール材B5′および製品段ボール材B
7′となり、当該製品段ボール材B7′が段ボール製品
として出荷される。
P4および紙粉除去工程P5は、基本的に第1実施形態
と同様であるが、第2実施形態においては、段ボール材
に対する周縁部の硬化処理が裁断工程P2′で裁断と同
時に実施される点が第1実施形態と相違している。した
がって、第2実施形態では先の実施形態で採用されてい
たコーティング工程P6は存在しない。
トムソン刃と通称される安全カミソリの刃のような薄い
鋼からなるものが使用される。かかるトムソン刃は、各
種の形状に合わせて柔軟に折り曲げることができるた
め、印刷済段ボール紙B2をプレス処理によって複雑な
形状に切り抜くときの裁断刃として好適である。そし
て、かかる裁断刃による裁断処理と同時に裁断済み段ボ
ール紙B3′の全外周面にコーティング剤が付与され
る。
あり、(イ)は斜視図、(ロ)は(イ)のX−X線断面
図、(ハ)は(ロ)のY線矢視図、(ニ)は(ハ)のZ
−Z線断面図である。図6の(イ)〜(ハ)に示すよう
に、裁断部材100は、薄い鋼からなる裁断刃101
と、この裁断刃101に付設されたコーティング剤保持
体102とからなっている。
(片刃において刃先に傾斜面105が形成されていない
面側)に多数の右上がりおよび左上がりの溝が交差して
なる交差溝103が凹設されている。この交差溝103
は、コーティング剤保持体102からのコーティング剤
を表面張力によって導入するためのものであり、右およ
び左上がりの各溝は、長手方向に向けて同一ピッチ(例
えば2mmピッチ)で凹設されているとともに、刃先縁
部に対して20°〜70°に角度設定されている。ま
た、各溝は、図6の(ニ)に示すように、断面紙の溝角
度が20°〜30°のV字溝とされている。
ティング剤を吸収し易いスポンジ状の発泡性合成樹脂に
よって形成され、裁断刃101と同一長さの角材状に形
状設定された上で裁断刃101の内面側104の上縁部
に接着その他で付設されている。かかるコーティング剤
保持体102の付与された裁断刃101は、内面側10
4が裁断済み段ボール紙B3′の周面に対向するように
所定の形状に折り曲げられて形抜き部材110(図5)
が形成される。印刷済段ボール紙B2は、この形抜き部
材110によって形抜き(裁断)され、裁断済み段ボー
ル紙B3′が得られる。
ング剤保持体102には、図略の貯留タンクからコーテ
ィング剤が供給されるようになっており、消費されたコ
ーティング剤は常に補給されるようになっている。
処理によれば、裁断刃101の内面側104には、コー
ティング剤保持体102からのコーティング剤が毛細管
現象によって常に交差溝103に供給された状態になっ
ているため、印刷済段ボール紙B2は、かかる裁断刃1
01で裁断されることにより、裁断刃101の内面側1
04の交差溝103に供給されているコーティング剤が
裁断済み段ボール紙B3′となるべき部分の周縁部に付
与され、これによって得られた裁断済み段ボール紙B
3′の周縁部がコーティング剤によって硬化した状態に
なる。
形成されているため、各溝の延びる方向と裁断刃101
の降下する方向とが一致せず、したがって、交差溝10
3が全ての切断縁部に対応し、これによってコーティン
グ剤を裁断済み段ボール紙B3′の周縁部に均等に供給
することができる。
101の加工方向と一致するような直線溝のみを裁断刃
101に設けた場合には、裁断処理時に直線溝に対応し
た切断縁部にのみコーティング剤が供給されてしまうこ
とになり、コーティング剤の均一塗布の面から不具合が
生じることになる。
み段ボール紙B3′は、すでにコーティング剤が付与さ
れていることによって周縁部が全周に亘って硬化してい
るため、後続の折畳み工程P3および結束工程P4にお
いて折畳み段ボール材B4′や結束段ボール材B5′の
木口面から紙粉が発生するような不都合の生じることは
なく、しかも最終工程である紙粉除去工程P5におい
て、結束段ボール材B5′の表面や波形空間内に残留し
ている紙粉が除去されるため、得られた製品段ボール材
B7′は、紙粉の発生が良好に抑制されたものになる。
生防止方法は、主に事後紙粉(製品段ボール材B7,B
7′の取り扱い時に発生する紙粉)に視点を絞って紙粉
の発生を防止するように構成されたものであり、裁断済
み段ボール紙B3,B3′の外周縁部にコーティング剤
を付与(塗布)することにより当該外周縁部を硬化させ
るものであるため、製品段ボール材B7,B7′のハン
ドリング時や搬送時等に、製品段ボール材B7の外周縁
部が異物と干渉しても、外周縁部は硬化していることに
よって当該外周縁部の紙組織が崩壊して紙粉が発生する
ような不都合を確実に防止することができる。
B7,B7′の外周縁部にのみ塗布されるため、従来の
段ボール材の波形空間内の全てに亘ってコーティング剤
を噴霧するものに比べて少ないコーティング剤で済ませ
ることができ、材料コストの低減化に貢献することがで
きる。
おいては、コーティング剤をロールによって塗布するよ
うにしているため、たとえ作業者の手作業による場合で
あっても、ロールを結束段ボール材B5の木口面に沿わ
せて転動させるだけで均一にコーティング剤を塗布する
ことができるとともに、上記のように外周縁部をコーテ
ィング剤塗布ロール55の外周面に当接させた状態で製
品段ボール材B7を移動させる自動的な塗布作業を容易
に採用することができ、ランニングコストの低減化に貢
献することができる。
ィング剤の均一塗布が実現するとともに、刷毛塗りやス
プレー塗布に比べて必要最小限の塗布量で済ませること
ができ、ランニングコストの低減化に貢献することがで
きる。
み段ボール材B4を積み重ねて結束し、得られた結束段
ボール材B5の木口面にコーティング剤を塗布すること
により、コーティング剤塗布ロール55による一度の塗
布操作で積み重ねられた複数枚の段ボール材がコーティ
ング処理され、これによってコーティング剤塗布作業の
効率化を実現することができる。
おいては、裁断工程P2′における裁断部材100によ
る裁断処理時に、コーティング剤保持体102を介して
裁断刃101に供給されたコーティング剤を印刷済段ボ
ール紙B2の切断縁部に付与するようにしているため、
第1実施形態で採用されていたコーティング剤を塗布す
るための専用の工程であるコーティング工程P6を設け
る必要がなくなり、その分段ボール材の加工コストの低
減化に寄与することができる。
ル紙B2に対する裁断形状がたとえ入り組んだ複雑なも
のであっても、裁断済み段ボール紙B3′の全周に亘っ
てコーティング剤が付与されるため、コーティング剤の
塗り残し部分が発生せず、全ての縁部からの紙粉の発生
を確実に防止することができる。
ボール箱B8は、最も紙粉の発生し易い周縁部が塗布さ
れたコーティング剤によって固化されているため、折り
畳まれた段ボール材の立体形状への展開時や、当該立体
形状の段ボール箱B8に対する物品の出し入れ操作時
に、当該段ボール箱B8からの紙粉の発生が有効に防止
され、紙粉の発生で消費者に不愉快な思いをさせたり、
特に被包装物品が出前のピザのような調理直後の食品で
ある場合に、当該食品が飛散した紙粉で非衛生になるよ
うな不都合を確実に防止することができる。
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
製造方法にあっては、折り畳まれて形成した折畳み段ボ
ール材B4に折畳み工程P3でコーティング剤が塗布さ
れるようにしているが、本発明は、第1実施形態の製造
方法において、折り畳まれた状態の折畳み段ボール材B
4にコーティング処理を施すことに限定されるものでは
なく、例えば裁断工程P2と折畳み工程P3との間にコ
ーティング工程を介設し、折り畳み前の裁断済み段ボー
ル紙B3に対してコーティング処理を施すようにしても
よい。
粉除去工程P5がコーティング工程P6の前工程として
設定されているが、本発明は、紙粉除去工程P5がコー
ティング工程P6の前工程として設定されることに限定
されるものではなく、紙粉除去工程P5をコーティング
工程P6の後工程にしてもよいし、折畳み工程P3と結
束工程P4との間に介設してもよい。
ーティング剤塗布ロール55として下部塗布ロール56
と上部塗布ロール57とが採用されているが、本発明
は、かかる2本の塗布ロール56,57を採用すること
に限定されるものではなく、1本のロールのみであって
もよい。
断部材100の裁断刃101としていわゆるトムソン刃
が採用されているが、本発明は、裁断刃101がトムソ
ン刃であることに限定されるものではなく、厚手の通常
の切断刃であってもよい。この場合、厚手の切断刃の内
面側に交差溝が凹設される。
断刃101の内面側104に交差溝103が凹設されて
いいるが、交差溝103に代えて刃先の延びる方向に対
して一方向にのみ傾いた傾斜溝のみでもよいし、ジグザ
グ溝や葛折り溝であってもよい。要は、裁断刃101の
切断時の移動方向に沿わないような溝であればどのよう
な溝であってもよい。
グ剤に添加剤としてシリコン系消泡剤や、シリカ、パラ
フィン等のブロッキング防止剤を混入してもよいし、こ
れらに加えて乾燥促進剤、酸化防止剤、分散剤、フィラ
ー等を混入してもよい。また、コーティング剤に着色剤
を混入してもよい。これによって紙粉除去済み段ボール
材B6のコーティング剤被塗布面が着色され、この部分
が硬化処理されていることを視認することができる。着
色剤としては、有機系顔料、無機系顔料、各種の染料等
を挙げることができる。
法)によれば、波形紙を一対の平板紙で挟持してなる段
ボール材の外周縁部にコーティング剤を塗布することに
より当該外周縁部を硬化させているため、段ボール材の
折り曲げ加工時や置き換えなどのハンドリング時さらに
は段ボール材の折り曲げ加工で形成された折り畳み状態
の段ボール箱の搬送時等に、段ボール材の外周縁部が異
物と干渉することによって紙組織が崩壊し、紙粉が発生
するような不都合を確実に防止することができ、これに
よって段ボール材を原料とする段ボール箱を極めて衛生
的なものとすることができる。
グ剤をロールによって塗布するようにしたため、例えば
作業者の人手による作業であっても、ロールを前記外周
縁部に沿わせて転動させるだけで均一にコーティング剤
を塗布することができるとともに、外周縁部をロールの
外周面に当接させた状態で段ボール材を移動させる自動
的な塗布作業をも容易に採用することができ、ランニン
グコストの低減化に貢献することができる。
当接した部分にのみ付与されることとなってコーティン
グ剤の均一塗布が実現するとともに、刷毛塗りやスプレ
ー塗布に比べて必要最小限の塗布量で済ませることがで
き、ランニングコストの低減化に貢献することができ
る。
における波形紙の波形が露出した木口面のみにコーティ
ング剤を塗布するようにしたため、無駄な部分へのコー
ティング材の塗布が行われず、材料コストの低減化に寄
与することができる。
ボール材を積み重ねた状態で各外周縁部にコーティング
剤を塗布するようにしたため、ロールによる一度の塗布
操作で積み重ねられた複数枚の段ボール材の外周縁部に
コーティング剤が塗布され、これによってコーティング
剤の塗布作業の効率化を実現することができる。
グ剤を、段ボール材の裁断刃による裁断処理時に当該裁
断刃を介して段ボール材の周縁部に塗布するようにした
ため、コーティング剤を塗布する工程を別途設ける必要
がなくなり、工程数の減少により段ボール材の加工コス
トの低減化に寄与することができる。
るコーティング剤塗布に先立ち段ボール材の波形紙によ
って形成された波形空間内の紙粉を除去するようにした
ため、外周縁部の固化と相俟って段ボール材からの紙粉
の飛散がより確実に防止される。
グ剤の組成物として使用されるアクリル酸エステル共重
合体、スチレンアクリル共重合体、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リビニルアルコールあるいはブタジエン系ゴムラテック
スは、いずれも段ボール材への浸透性、付着性が良好で
あるばかりか、得られるコーティング被膜は強靭であ
り、且つ耐水性に優れているため、これらのコーティン
グ材が縁部に塗布された段ボール材の周縁部からの紙粉
の発生を有効に防止することができる。
ば、用途に応じ所定の形状に裁断されて形成した段ボー
ル材は、最も紙粉の発生し易い周縁部が塗布されたコー
ティング剤によって固化されているため、折り畳まれた
段ボール材の立体形状への展開時や、当該立体形状の段
ボール材に対する物品の出し入れ操作時に、当該段ボー
ル材からの紙粉の発生が有効に防止され、紙粉の発生で
消費者に不愉快な思いをさせたり、特に被包装物品が出
前のピザのような調理直後の食品である場合に、当該食
品が非衛生になることを確実に防止することができる。
程図である。
置の一実施形態を示す一部切欠き分解斜視図でる。
ある。
程図である。
は斜視図、(ロ)は(イ)のX−X線断面図、(ハ)は
(ロ)のY線矢視図、(ニ)は(ハ)のZ−Z線断面図
である。
布ロール 56 下部塗布ロール 56a ロール支持軸 57 上部塗布ロール 57a ロール支持軸 60 コンベア駆動モータ 61 駆動軸 62 駆動スプロケット 63 従動スプロケット 64 下部チェーン 65 従動スプロケット 65a 支持軸 66a コイルバネ 66 テンションスプロケット 68 上部チェーン 69 上側ロール駆動機
構 70 ガイド板移動モータ 71 駆動軸 72 駆動プーリ 73 従動プーリ 74 無端ベルト 75 連絡プーリ 76 連絡ベルト 80 支持枠昇降モータ 81 駆動軸 82 駆動プーリ 83 無端ベルト 90 貯留タンク 91 供給装置 100 裁断部材 101 裁断刃 102 コーティング剤
保持体 103 交差溝 104 内面側 105 傾斜面 110 形抜き部材 B1 原料段ボール紙 B2 印刷済段ボール紙 B3,B3′ 裁断済み段ボール紙 B31 横折曲げライン B32 縦折曲げライン B33 切込み部 B4,B4′ 折畳み段
ボール材 B5,B5′ 結束段ボール材 B6 紙粉除去済み段ボール材 B7,B7′ 製品段ボール材 B8 段ボール箱 P1 印刷工程 P2,P2′ 裁断工程 P3 折畳み工程 P4 結束工程 P5 紙粉除去工程 P6 コーティング工程
Claims (8)
- 【請求項1】 波形紙を一対の平板紙で挟持してなる段
ボール材の外周縁部にコーティング剤を塗布することに
より当該外周縁部を硬化させて紙粉の発生を防止するこ
とを特徴とする紙粉発生防止方法。 - 【請求項2】 コーティング剤をロールによって塗布し
含浸させることを特徴とする請求項1記載の紙粉発生防
止方法。 - 【請求項3】 前記段ボール材における波形紙の波形が
露出した木口面のみにコーティング剤を塗布することを
特徴とする請求項1または2記載の紙粉発生防止方法。 - 【請求項4】 複数枚の段ボール材を積み重ねた状態で
各外周縁部にコーティング剤を塗布することを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれかに記載の紙粉発生防止方
法。 - 【請求項5】 コーティング剤を、裁断刃による段ボー
ル材の裁断処理時に当該裁断刃を介して段ボール材の周
縁部に塗布することを特徴とする請求項1記載の紙粉発
生防止方法。 - 【請求項6】 段ボール材の波形紙によって形成された
波形空間内の紙粉を除去することを特徴とする請求項1
乃至5のいずれかに記載の紙粉発生防止方法。 - 【請求項7】 前記コーティング剤として、アクリル酸
エステル共重合体、スチレンアクリル共重合体、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリビニルアルコールおよびブタジエン系ゴ
ムラテックスの内のいずれか又はこれらの混合物からな
る組成物を備えたものであって、−25℃〜100℃の
温度範囲内でガラス転移点を有するものを用いることを
特徴とする請求項請求項1乃至6のいずれかに記載の紙
粉発生防止方法。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の紙粉
発生防止方法によって紙粉発生防止処理が施されてなる
ことを特徴とする段ボール材。
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