JP2003325501A - 放射線撮像装置及び放射線撮像方法、並びに、放射線撮像プログラム - Google Patents

放射線撮像装置及び放射線撮像方法、並びに、放射線撮像プログラム

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JP2003325501A
JP2003325501A JP2002141001A JP2002141001A JP2003325501A JP 2003325501 A JP2003325501 A JP 2003325501A JP 2002141001 A JP2002141001 A JP 2002141001A JP 2002141001 A JP2002141001 A JP 2002141001A JP 2003325501 A JP2003325501 A JP 2003325501A
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Hideyuki Sakaida
英之 境田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速に放射線撮像を行い、位相コントラスト
法を用いて3次元画像データを取得することができる放
射線撮像装置等を提供する。 【解決手段】 この放射線撮像装置は、所定の波長を有
する放射線を発生する光源と、光源によって発生された
放射線が透過する被写体を保持する保持手段と、被写体
との距離が異なる複数の面に配置され、被写体を透過し
た放射線の強度を検出する複数の検出素子を含む検出手
段と、被写体と検出手段との相対位置、及び、被写体に
おける放射線の入射方向を変化させるように、保持手
段、及び/又は、光源及び検出手段を駆動する駆動手段
と、検出手段によって放射線の強度を検出することによ
り取得され、複数の面における放射線画像情報をそれぞ
れ表す検出データに基づいて、被写体を透過した放射線
の位相情報を求めると共に、該位相情報に基づいて画像
データを生成する画像構成手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線撮像により
得られた画像情報に基づいて画像を構成するために用い
られる放射線撮像装置及び放射線撮像方法、並びに、放
射線撮像プログラムに関する。なお、本願において、放
射線とは、X線、α線、β線、γ線、紫外線等の一般的
な放射線に加えて、電子線等の粒子線や電磁波を含む広
義の放射線を指すものとする。
【0002】
【従来の技術】従来より、X線等を用いた撮像方法は様
々な分野で利用されており、特に医療分野においては、
診断のための最も重要な手段の一つとなっている。最初
のX線写真が実現されてから、X線写真法は数々の改良
を重ねられ、現在では蛍光スクリーンとX線フィルムを
組み合わせた方法が主流となっている。一方、近年にお
いては、X線CTや超音波、MRI等の様々なディジタ
ル化された装置が実用化されており、病院内での診断情
報処理システム等の構築が進められようとしている。X
線画像についても、撮像システムをディジタル化するた
めの多くの研究がなされている。撮像システムをディジ
タル化することにより、画質の劣化を招くことなく、大
量のデータを長期間保存することが可能であり、医療診
断情報システムへの発展にも役立つものである。
【0003】近年では、厚さを有する被写体の3次元内
部情報を得るために、被写体とX線源及び検出器との相
対位置を変化させながらX線撮像を行うX線CT(comp
utedtomography)が実用化されている。例えば、図7の
(a)に示すシングルスライスX線CTや、図7の
(b)に示すマルチスライスX線CTにおいては、回転
しながら回転軸方向に移動する被写体100に向けてX
線源101からX線を照射するヘリカル(らせん状)ス
キャンが行われている。ヘリカルスキャンを行うことに
より、被写体に関する内部情報を連続的に得ることがで
きる。なお、図7の(a)に示すシングルスライスX線
CTが、1層の検出器(センサ)102を用いて、被写
体が1回転するごとにメモリをクリアしながら繰り返し
X線の検出を行うのに対し、図7の(b)に示すマルチ
スライスX線CTは、被写体が1回転する間に、複数層
の検出器103を用いてX線を検出するので、短時間で
広範囲、且つ、精度の高い測定を行うことができる。
【0004】このようにして得られる放射線画像は、被
写体を透過した放射線の強度を画像の明度に換算するこ
とにより生成されたものである。例えば、骨部を含む領
域を撮像する場合に、骨部を透過した放射線は大きく減
衰し、骨部以外の部位、即ち、軟部を透過した放射線は
僅かに減衰する。この場合には、異なる組織を透過した
放射線の強度差が大きいので、高コントラストの放射線
画像を得ることができる。
【0005】一方、例えば、乳房等の軟部領域を撮像す
る場合に、軟部においては全体的に放射線が透過しやす
いので、軟部における組織の違いが透過放射線の強度差
として現れ難い。このため、軟部については、低コント
ラストの放射線画像しか得ることができない。このよう
に、放射線撮像法は、軟部における僅かな組織の違いを
可視化する方法としては適当ではない。
【0006】ところで、被写体を透過した放射線に含ま
れている情報としては、強度情報の他に位相情報があ
る。近年、この位相情報を利用して画像を生成する位相
コントラスト法が研究されている。位相コントラスト法
は、X線等が被写体を透過することによって生じた位相
差を画像の明度に変換して表示する画像構成技術であ
る。
【0007】位相コントラスト法には、干渉計やゾーン
プレートを用いることにより生じた干渉光に基づいて位
相差を求める手法や、回折光に基づいて位相差を求める
手法がある。この内、回折光に基づいて位相差を求める
回折法は、次のような原理に基づいて位相差を求める。
例えば、X線は、光と同様に波が進行することにより物
質中を伝搬する。その伝搬する速度は、物質が有する屈
折率によって異なる。このため、位相の揃ったX線を被
写体に向けて照射すると、被写体における組織の違いに
よりX線の伝わり方に相違が生じる。これにより被写体
を透過するX線の波面が歪むので、透過X線に基づいて
得られたX線画像に回折縞が生じる。この回折縞のパタ
ーンは、X線を結像させるスクリーンと被写体との距離
やX線の波長によって異なっている。従って、回折縞パ
ターンの異なる2枚以上のX線画像を解析することによ
り、スクリーンの各位置において生じたX線の位相差を
求めることができる。この位相差を明度に換算すること
により、被写体における組織の違いが明確に現れたX線
画像を得ることができる。
【0008】特に、被写体の軟部を透過した後の放射線
においては、透過した組織の違いにより、透過放射線に
おいて強度差よりも位相差の方が大きくなる。このた
め、位相コントラスト法を用いることにより、組織間の
微妙な相違を可視化することができる。
【0009】このような位相コントラスト法を利用して
画像を構成するために、放射線撮像を行う際の撮像条件
や、回折縞パターンから位相を復元する様々な手法が検
討されている。例えば、P. Clotensらによる「Quantita
tive aspects of coherent hard X-ray imaging : Talb
ot images and holographic reconstruction」(Proc.
SPIE, Vol. 3154 (1997), pp. 72-82)には、X線が物
体を透過する際に、位相シフトのみを考慮すれば良い物
体、即ち、位相物体について、物体とセンサとの間の距
離を変えて撮像された複数のX線画像に基づいて位相を
復元することが記載されている。この文献においては、
図8に示すような構成が想定されている。即ち、波長λ
を有するX線を、位相物体である被写体104に照射す
る。被写体104を透過したX線は、被写体104から
の距離d1、d2、…、dNの位置において、センサ10
5に入射する。これにより、X線回折光の強度I
d1(x,y)、Id2(x,y)、…、IdN(x,y)が
それぞれ検出される。ここで、I dn(x,y)は、被写
体104からの距離dnにおいてセンサ105の画素
(x,y)によって検出されたX線の強度を表す。ただ
し、n=1、2、…、Nである。これらの値を用いて、
被写体104を透過した直後のX線の位相φ(x,y)
は、次式を用いて求められる。
【数1】 ここで、Nは画像の枚数、fは空間周波数、φ(f)
は、周波数が0でないときの位相シフト量の周波数成
分、Idn(f)は、強度Idn(x,y)をフーリエ変換
することによって求められた周波数成分である。ただ
し、f≠0である。
【0010】また、P. Clotensらによる「Holotomograp
hy: Quantitative phase tomography with micrometer
resolution using hard synchrotron radiation x ray
s」(APPLIED PHYSICS LETTERS, Vol. 75, No. 19 (199
9), pp. 2912-2914)には、位相コントラスト法を用い
てX線CTを行うことが記載されている。位相コントラ
スト画像を構成するためには、例えば、撮像距離の異な
る複数の画像情報が必要である。このため、上記文献に
おいては、被写体を回転させて複数の方向からX線撮像
を行い、これを、被写体と検出器との距離を変えて複数
回行うことにより、被写体の3次元内部情報を表す位相
コントラスト画像を得ている。
【0011】ところで、上記の位相コントラストX線C
Tにおいては、物体を回転させながら行うX線撮像と、
センサの移動及び固定とが交互に行われる。このような
撮像方法によれば、先に述べた通常のX線CTにおける
ヘリカルスキャンのように連続的に撮像を行うことがで
きないので、1枚の位相コントラスト画像を得るために
必要な全体の撮像時間が長くなってしまう。このため、
このような撮像方法は、生体のように刻々と状態が変化
する被検体を撮像する場合には適していない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記の点に鑑
み、本発明は、高速に放射線撮像を行い、位相コントラ
スト法を用いて画像データを生成して3次元画像を構成
することができる放射線撮像方法及び放射線撮像装置、
並びに、放射線撮像プログラムを提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明に係る放射線撮像装置は、所定の波長を有す
る放射線を発生する光源と、光源によって発生された放
射線が透過する被写体を保持する保持手段と、被写体と
の距離が異なる複数の面に配置され、被写体を透過した
放射線の強度を検出する複数の検出素子を含む検出手段
と、被写体と検出手段との相対位置、及び、被写体にお
ける放射線の入射方向を変化させるように、保持手段、
及び/又は、光源及び検出手段を駆動する駆動手段と、
検出手段によって放射線の強度を検出することにより取
得され、複数の面における放射線画像情報をそれぞれ表
す検出データに基づいて、被写体を透過した放射線の位
相情報を求めると共に、該位相情報に基づいて画像デー
タを生成する画像構成手段とを具備する。
【0014】また、本発明に係る放射線撮像方法は、所
定の波長を有する放射線を発生する光源と、該光源によ
って発生された放射線が透過する被写体を保持する保持
手段と、被写体との距離が異なる複数の面に配置され、
被写体を透過した放射線の強度を検出する複数の検出素
子を含む検出手段とを用いて被写体を撮像する放射線撮
像方法であって、被写体と検出手段との相対位置、及
び、被写体における放射線の入射方向を変化させるよう
に、保持手段、及び/又は、光源及び検出手段を駆動し
ながら該検出手段によって放射線の強度を検出すること
により、複数の面における放射線画像情報をそれぞれ表
す検出データを取得するステップ(a)と、ステップ
(a)において取得された検出データに基づいて、被写
体を透過した放射線の位相情報を求めると共に、該位相
情報に基づいて画像データを生成するステップ(b)と
を具備する。
【0015】さらに、本発明に係る放射線撮像プログラ
ムは、所定の波長を有する放射線を発生する光源と、該
光源によって発生された放射線が透過する被写体を保持
する保持手段と、被写体との距離が異なる複数の面に配
置され、被写体を透過した放射線の強度を検出する複数
の検出素子を含む検出手段とを用いて被写体を撮像する
ために用いられる放射線撮像プログラムであって、被写
体と検出手段との相対位置、及び、被写体における放射
線の入射方向を変化させるように、保持手段、及び/又
は、光源及び検出手段を駆動しながら該検出手段によっ
て放射線の強度を検出することにより、複数の面におけ
る放射線画像情報をそれぞれ表す検出データを取得する
手順(a)と、手順(a)において取得された検出デー
タに基づいて、被写体を透過した放射線の位相情報を求
めると共に、該位相情報に基づいて画像データを生成す
る手順(b)とをCPUに実行させる。
【0016】本発明によれば、被写体との距離が異なる
複数の検出素子を有する検出手段を用いて被写体をスキ
ャンすることにより、被写体との距離が異なる複数の面
における放射線画像情報をそれぞれ表す検出データを連
続的且つ高速に取得することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の構
成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る放射線撮像装置の構
成を示すブロック図である。この放射線撮像装置は、放
射線によって被写体をヘリカルスキャンすることにより
被写体に関する放射線画像情報を表す画像信号を出力す
る撮像部1と、放射線画像情報を表す画像信号に基づい
て被写体を透過した放射線の位相情報を復元し、復元さ
れた位相情報に基づいて画像データを生成する画像構成
部2と、撮像部1における放射線撮像動作や画像構成部
2における画像信号の処理動作等を制御する制御部3
と、放射線撮像動作や画像信号の処理動作等を各部に行
わせるためのプログラム等を記録する記録媒体4と、画
像データに基づいて可視画像を表示する表示部5と、可
視画像をフィルム等にプリント出力する出力部6とを有
している。
【0018】図2は、撮像部1の構成を示す模式図であ
る。撮像部1は、光源11と、センサ12とを有してい
る。光源11は、放射線ビームを発生する。光源11と
しては、コヒーレント性及び単色性が高いビームを発生
することができる光源を用いることが望ましい。ここ
で、単色性が高いビームとは、主に単一波長を有するビ
ームのことをいう。このため、本実施形態においては、
光源11として、X線を発生する放射光光源を用いてい
る。放射光とは、電子を加速したり、電子の進行方向を
曲げることによって発生する光(電磁波)のことをい
う。このような放射光光源においては、電子の加速度等
を調節することにより、発生するX線の波長を設定する
ことができる。光源11から発生したX線は、被写体1
0を透過することによって回折し、センサ12に入射す
る。
【0019】センサ12は、被写体10との距離が異な
る複数の段に配置された複数の検出素子を有するマルチ
スライス検出器であり、入射した回折光の強度を表す検
出信号を出力する。センサ12の各段は、例えば、CC
D(coupled charge device)等のように、入射したX
線の強度を電気信号に変換して出力する複数の検出素子
を有する1次元又は2次元センサによって構成されてい
る。なお、以下において、被写体10とセンサ12の各
段の検出面との間の距離を「撮像距離」という。また、
図2において、第n段のセンサ12(n)の撮像距離を
nとする(n=1、2、…、N)。
【0020】センサ12の各段の検出素子には、増幅器
15及びA/D変換器16が接続されている。増幅器1
5は、センサ12の各段の検出素子から出力された検出
信号を増幅する。また、A/D変換器16は、増幅器1
5によって増幅された検出信号をディジタル信号(「画
像信号」又は「検出データ」という)に変換する。
【0021】また、撮像部1は、被写体10を戴置させ
るために用いられる保持台13と、保持台13を駆動す
る駆動部14とを有している。駆動部14は、保持台1
3をθ方向に回転させながら、回転軸方向であるy方向
に移動させる。このように、保持台13を駆動すること
により、センサ12と被写体10との相対位置を変化さ
せると共に、被写体10に対するX線の照射方向を変更
する。これにより、検出対象となる被写体10の範囲が
変化して、被写体10に対するヘリカルスキャンが実現
される。
【0022】再び、図1を参照すると、画像構成部2
は、記憶部21と、データ再配列部22と、位相復元部
23と、画像処理部24とを含んでいる。記憶部21
は、撮像部1から出力された検出データを順次記憶す
る。また、データ再配列部22は、記憶部21に時系列
に記憶されている検出データが、その検出データが得ら
れたときの回転角ごとに配列されるようにデータ配列を
変換し、再び記憶部21に記憶させる。位相復元部23
は、回転角が等しく撮像距離が異なる放射線画像情報を
表す検出データに基づいて、回転角ごとに位相情報を復
元する。画像処理部24は、位相復元部23によって回
転角ごとに復元された位相情報に基づいて画像データを
生成し、これらの画像データを用いて3次元画像データ
を構成する。画像処理部24は、さらに、構成された3
次元画像データに対して階調処理等の所定の画像処理を
施しても良い。
【0023】画像構成部2は、ディジタル回路で構成し
ても良いし、ソフトウェアとCPUで構成しても良い。
その場合には、画像構成部2の各部21〜24に所定の
処理を行わせるための画像構成プログラムを記録媒体4
に記録し、CPUを含む制御部3が、記録媒体4に記録
された画像構成プログラムに基づいて検出データを処理
する。記録媒体4としては、フレキシブルディスク、ハ
ードディスク、MO、MT、RAM、CDROM、又
は、DVDROM等が該当する。
【0024】制御部3は、撮像部1の駆動部14を制御
することにより保持台13の回転速度及びy方向への移
動速度を調節する。また、制御部3は、撮像部1の制御
と同時に、画像構成部2における検出信号の取り込みタ
イミングを制御する。これにより、被写体10の所定の
領域に対して所定の方向から放射線を照射することによ
って得られる放射線画像情報を表す検出データが、画像
構成部2に取り込まれる。
【0025】表示部5は、例えば、CRT等のディスプ
レイ装置であり、画像構成部2において構成された画像
データに基づいて可視画像を表示する。また、出力部6
は、例えば、レーザプリンタであり、画像データに基づ
いて可視画像をフィルム等にプリント出力する。
【0026】次に、図1〜図4を参照しながら、本発明
の一実施形態に係る放射線撮像方法について説明する。
図3は、本実施形態に係る放射線撮像方法を説明するた
めの図である。図3に示すように、被写体10の回転速
度をvθ、y方向への移動速度をvyとする。また、各
段のセンサ12(n)の視野範囲をΔyとし、本実施形
態において、被写体10は、1回転する間にΔyだけ上
昇するものとする。即ち、被写体が1回転する周期をΔ
Tとすると、被写体のy方向への移動速度vyは、vy
Δy/ΔTと表される。ここで、センサの視野範囲と
は、そのセンサに入射するX線の空間領域のことをい
う。
【0027】また、本実施形態においては、説明を簡単
にするために、回転角θ1、θ2、及び、θ3のときに検
出データを取り込むものとする。このとき、それぞれの
回転角の間隔をΔθ=θ2−θ1=θ3−θ2=θ1−θ3
2πとすると、検出データの取り込み間隔Δtは、Δt
=Δθ/vθと表される。なお、本実施形態において
は、Δθ×3=2πであることから、ΔT=Δt×3で
ある。また、回転角θnのときに、光源から発生するX
線に対して垂直な面をθn面という(n=1、2、
3)。
【0028】図4は、本発明の一実施形態に係る放射線
撮像方法を示すフローチャートである。まず、ステップ
S1において、放射線撮像を開始する。これにより、図
2に示すように、光源10から波長λを有するX線が発
生し、保持台13及び被検体10が、回転運動及び垂直
移動を行う。
【0029】次に、ステップS2において、画像構成部
2は、検出データの取り込みを開始する。即ち、画像構
成部2は、センサ12に含まれるそれぞれの検出素子か
ら出力され、増幅器15及びA/D変換器によって処理
された検出データを、制御部3の制御に従ってΔtごと
のタイミングで取り込む。取り込まれた検出データは、
記憶部21に、センサ12の画素ごとに時系列に記憶さ
れる。
【0030】図5の(a)は、記憶部21に記憶されて
いる検出データを示している。図5の(a)において、
1〜t9は、検出データの取り込み時刻を示している。
また、d1〜d5は、センサ12の各段のセンサ12
(1)〜12(5)によって検出されたデータ、即ち、
撮像距離d1〜d5における検出データであることを示し
ている。
【0031】例えば、時刻t1には、被写体10のθ1
に向けてX線が照射され、このX線をセンサ12(1)
〜12(5)によってそれぞれ検出することにより得ら
れた検出データIθ1(x,y1)〜Iθ1(x,y5
が、記憶部21の記憶領域(t1,d1)〜(t1,d
5)にそれぞれ記憶される。これらのデータは、被写体
10の領域y1〜y5に関する画像情報を表している。
【0032】また、時刻t4には、再び被写体10のθ1
面に向けてX線が照射され、このX線をセンサ12
(1)〜12(5)によってそれぞれ検出することによ
り得られた検出データIθ1(x,y2)〜Iθ1(x,
6)が、記憶部21の記憶領域(t1,d1)〜(t
1,d5)にそれぞれ記憶される。ここで、時刻t
4は、時刻t1のΔT時間後の時刻であり、この間に被写
体10は1回転してΔyだけy方向に上昇している。こ
のため、センサ12(1)〜センサ12(5)には、被
写体10のy2〜y6領域に関する画像情報が入力され
る。
【0033】次に、ステップS3において、データ再配
列部22は、記憶部21に時系列に記憶されている検出
データの配列を変換する。即ち、データ再配列部22
は、撮像距離ごとに時系列に記憶されている検出データ
が、図5の(b)に示すように、回転角ごとに配列され
るように、各検出データが記憶される記憶領域を指定す
る。
【0034】図5の(a)に示すt1列、t2列、…の
データは、図5の(b)に示すように、θ1領域、θ2
領域、θ3領域の順に記憶される。この際に、それぞれ
の回転角ごとの記憶領域において、例えば、θ1領域の
a1列、a2列、a3列に示すように、検出データは、
列ごとに行アドレスをずらして記憶される。このように
検出データを配列することにより、被写体10の共通の
領域に関する画像情報であって、異なる撮像距離におけ
る画像情報を表す検出データが集められる。例えば、θ
1領域のb3行には、θ1面に向けて照射され、被写体
10の(x,y3)領域を透過したX線を、撮像距離
1、d2、d3においてそれぞれ検出することにより得
られた検出データId1(x,y3)、Id2(x,y3)、
d3(x,y 3)が記憶されている。
【0035】次に、ステップS4において、位相復元部
23は、記憶部21に記憶されている検出データに基づ
いて位相情報を復元する。位相情報の復元は、次のよう
に行われる。ここでは、説明のために、図5の(b)に
示すθ1領域のb3行の検出データId1(x,y3)、
d2(x,y3)、Id3(x,y3)に基づいて、θ1
に向けて被写体10の領域(x,y3)を透過したX線
の位相情報を復元する。
【0036】まず、検出データId1(x,y3)、Id2
(x,y3)、Id3(x,y3)に対してフーリエ変換を
施し、検出データの周波数成分Id1(f)、I
d2(f)、I d3(f)をそれぞれ求める。 Idn(f)=F[Idn(x,y3)] …(1) ここで、F[ ]はフーリエ変換を表す。また、n=
1、2、3である。
【0037】次に、次式(2)を用いて位相φを求め
る。
【数2】 ここで、fは、空間周波数を表し、φ(f≠0)は、空
間周波数が0でないときの位相シフト量の周波数成分を
表している。また、Nは放射線画像の枚数であり、N=
3である。なお、式(2)の導出については、P. Clote
nsらによる「Quantitative aspects of coherent hard
X-ray imaging : Talbot images and holographic reco
nstruction」(Proc. SPIE, Vol. 3154 (1997), pp. 72
-82)を参照されたい。位相復元部23は、このような
処理を、図5の(b)に示すθ1、θ2、θ3領域の各
行b1、b2、…における検出データに対して行う。こ
れにより、被写体10の領域(x,ym)を異なる複数
の方向から透過した放射線画像情報を表す位相データφ
θ13(x,ym)が得られる。ここで、m=1、2、
…である。
【0038】次に、ステップS5において、画像処理部
24は、ステップS4において得られた位相データに基
づいて3次元画像データを構成する。3次元画像データ
を構成する手法は、通常のCTにおける手法と同様であ
る。また、画像処理部24は、構成された3次元画像デ
ータに対して、階調処理や補間処理等の画像処理を行っ
ても良い。ステップS6において、表示部5や出力部6
は、このようにして生成された画像データに基づいて可
視画像を画面やフィルム等に表示する。
【0039】なお、本実施形態においては、図3に示す
ように、センサ12を構成する各段のセンサとして、1
列の検出素子が配置されている1次元センサを用いてい
るが、図6の(a)に示すように、複数列の検出素子が
配置されている2次元センサを用いても良い。また、本
実施形態においては、図3に示すように、センサ12
(1)、センサ12(2)、…の順に各段における撮像
距離を長くしているが、各段における撮像距離を配置順
に長く、或いは、短くする必要はない。例えば、図6の
(a)に示すように、各段のセンサが、撮像距離に関わ
らずランダムに並んでいても良い。
【0040】また、本実施形態においては、各段のセン
サの視野範囲Δyが全て等しいものとして説明したが、
図6の(b)に示すように、各段のセンサの視野範囲が
異なっていても良い。この場合には、ステップS3にお
いてデータ配列を変換する際に、データを記憶する領域
のアドレスの割当てを変更すれば良い。
【0041】さらに、被写体10をヘリカルスキャンす
る際に、視野の抜けを無くすためには、図6の(b)に
おいて、被写体10のy方向における速度vyと、各段
のセンサの視野範囲Δy1、Δy2、…、ΔyNとが、次
の関係を満たすようにすれば良い。 vy≦min{Δy1、Δy2、…、ΔyM}/ΔT ここで、min{Δy1、Δy2、…、ΔyM}は、各段
のセンサの視野範囲Δy1、Δy2、…、ΔyMの最小値
を示す。
【0042】また、本実施形態においては、光源及びセ
ンサの位置を固定し、被写体を回転させながら回転軸方
向に移動させることによりヘリカルスキャンを行ってい
るが、反対に、被写体位置を固定し、光源及びセンサを
回転させながら回転軸方向に移動させることにより、被
写体をヘリカルスキャンしても良い。或いは、光源及び
センサと被写体とのいずれか一方を回転させ、他方を回
転軸方向に移動させることにより被写体をヘリカルスキ
ャンしても良い。
【0043】本実施形態においては、被写体を撮像する
際にX線を用いているが、被写体を透過することにより
回折縞を生じるビームであればX線に限らず用いること
ができる。このようなビームとして、例えば、電子線を
含む粒子線等が挙げられる。
【0044】さらに、本実施形態においては、被写体を
撮像する際に放射光光源を用いているが、放射光ではな
いビームを発生する光源を用いても良い。例えば、立命
館大学が開発した電子蓄積型高輝度硬X線発生装置は、
卓上型でありながら放射光並みに輝度及び指向性の高い
X線を発生することができる。この装置が発生するX線
はコヒーレント性を有しており、また、単一波長ではな
いが、単色化結晶と組み合わせることにより、単色化す
ることが可能である。また、技術研究組合フェムト秒テ
クノロジー研究機構(FESTA)が開発した線源は、
逆コンプトン散乱の原理に基づいて極短パルス高輝度X
線を発生する。この線源は、小型で持ち運びが可能であ
り、コヒーレント性を有すると共に、指向性及び単色性
の高いX線を発生することができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、被
写体との距離が異なる複数の検出素子を有する検出手段
を用いて被写体をスキャンすることにより、被写体との
距離が異なる複数の面における放射線画像情報をそれぞ
れ表す検出データを連続的且つ高速に取得することがで
きる。さらに、被写体における放射線の入射方向ごとに
再配列された検出データに基づいて放射線の位相情報を
復元し、復元された位相情報に基づいて3次元画像デー
タを構成することにより、位相コントラスト法による微
妙な組織の違いが表現された3次元画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る放射線撮像装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す撮像部の構成を示す模式図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る放射線撮像方法を説
明するための図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る放射線撮像方法を示
すフローチャートである。
【図5】図1に示すデータ再配列部におけるデータ配列
の変換を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る放射線撮像装置にお
いて使用されるセンサについて説明するための図であ
る。
【図7】従来のX線CTにおける撮像動作を説明するた
めの図である。
【図8】位相復元の原理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 撮像部 2 画像構成部 3 制御部 4 記録媒体 5 表示部 6 出力部 10、100、104 被写体 11、101 光源 12、102、103、105 センサ 12(1)、12(2)、… 検出素子 13 保持台 14 駆動部 15 増幅器 16 A/D変換器 21 記憶部 22 データ再配列部 23 位相復元部 24 画像処理部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の波長を有する放射線を発生する光
    源と、 前記光源によって発生された放射線が透過する被写体を
    保持する保持手段と、 被写体との距離が異なる複数の面に配置され、被写体を
    透過した放射線の強度を検出する複数の検出素子を含む
    検出手段と、 被写体と前記検出手段との相対位置、及び、被写体にお
    ける放射線の入射方向を変化させるように、前記保持手
    段、及び/又は、前記光源及び前記検出手段を駆動する
    駆動手段と、 前記検出手段によって放射線の強度を検出することによ
    り取得され、前記複数の面における放射線画像情報をそ
    れぞれ表す検出データに基づいて、被写体を透過した放
    射線の位相情報を求めると共に、該位相情報に基づいて
    画像データを生成する画像構成手段と、を具備する放射
    線撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段が、被写体と前記検出手段
    との相対位置を変化させると共に被写体における放射線
    の入射方向を変化させることにより、前記検出手段が被
    写体に対してらせんを描いて移動するように、前記保持
    手段、又は、前記光源及び前記検出手段を駆動する、請
    求項1記載の放射線撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記画像構成手段が、 前記検出手段によって取得された検出データを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている検出データを、それぞれ
    の検出データの取得タイミングに従って被写体における
    放射線の入射方向ごとに再配列するデータ再配列手段
    と、 前記データ再配列手段によって再配列された検出データ
    に基づいて、被写体を透過した放射線の位相情報を復元
    する位相復元手段と、 前記位相復元手段によって復元された位相情報に基づい
    て3次元画像データを生成する画像処理手段と、 を含む、請求項2記載の放射線撮像装置。
  4. 【請求項4】 所定の波長を有する放射線を発生する光
    源と、前記光源によって発生された放射線が透過する被
    写体を保持する保持手段と、被写体との距離が異なる複
    数の面に配置され、被写体を透過した放射線の強度を検
    出する複数の検出素子を含む検出手段とを用いて被写体
    を撮像する放射線撮像方法であって、 被写体と前記検出手段との相対位置、及び、被写体にお
    ける放射線の入射方向を変化させるように、前記保持手
    段、及び/又は、前記光源及び前記検出手段を駆動しな
    がら前記検出手段によって放射線の強度を検出すること
    により、前記複数の面における放射線画像情報をそれぞ
    れ表す検出データを取得するステップ(a)と、 ステップ(a)において取得された検出データに基づい
    て、被写体を透過した放射線の位相情報を求めると共
    に、該位相情報に基づいて画像データを生成するステッ
    プ(b)と、を具備する放射線撮像方法。
  5. 【請求項5】 所定の波長を有する放射線を発生する光
    源と、前記光源によって発生された放射線が透過する被
    写体を保持する保持手段と、被写体との距離が異なる複
    数の面に配置され、被写体を透過した放射線の強度を検
    出する複数の検出素子を含む検出手段とを用いて被写体
    を撮像するために用いられる放射線撮像プログラムであ
    って、 被写体と前記検出手段との相対位置、及び、被写体にお
    ける放射線の入射方向を変化させるように、前記保持手
    段、及び/又は、前記光源及び前記検出手段を駆動しな
    がら前記検出手段によって放射線の強度を検出すること
    により、前記複数の面における放射線画像情報をそれぞ
    れ表す検出データを取得する手順(a)と、 手順(a)において取得された検出データに基づいて、
    被写体を透過した放射線の位相情報を求めると共に、該
    位相情報に基づいて画像データを生成する手順(b)
    と、をCPUに実行させる放射線撮像プログラム。
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