JP2003324757A - デジタルデータを累進的に変形し、符号化するシステムおよび方法 - Google Patents

デジタルデータを累進的に変形し、符号化するシステムおよび方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルピクチャの累進的な変換・符号化を
容易にする。 【解決手段】 本発明は、多重解像度重複変換を使用し
て累進的なレンダリングを提供する。多重解像度重複変
換は、変換係数、例えば、第1および第2の変換係数を
出力する。多重解像度重複変換の第2の変換係数を利用
して多重解像度表現が得られる。色空間マッパは、入力
イメージをその入力イメージの色空間表現にマップす
る。次に、入力イメージの色空間表現が多重解像度重複
変換に提供される。量子化器は第1の変換係数および/
または第2の変換係数を受け取り、スキャナおよび/ま
たはエントロピー符号器が使用するための量子化された
係数の出力を提供する。スキャナは量子化された係数を
走査して、エントロピー符号器が使用するための1次元
ベクトルを生成する。エントロピー符号器は、量子化器
および/またはスキャナから受け取られた量子化された
係数を符号化し、データ圧縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、デジタル
ピクチャ処理に関し、より詳細には、ピクチャ符号化お
よび/または復号を容易にするためのシステムおよび方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを介して利用可能な情報の
量は、コンピュータネットワーク、インターネット、お
よびデジタル記憶手段が広く普及するとともに劇的に増
加している。そのように情報の量が増加するとともに、
情報を迅速に伝送し、その情報を効率的に記憶する必要
性が生じている。データ圧縮は、情報の効果的な伝送お
よび記憶を容易にする技術である。
【0003】データ圧縮は、情報を表すのに必要なスペ
ースの量を小さくし、多くの情報タイプに関して使用す
ることができる。イメージ、テキスト、オーディオ、お
よびビデオを含め、デジタル情報を圧縮する要求は、ま
すます高まっている。通常、データ圧縮は、標準のコン
ピュータシステムとともに使用される一方、それだけに
限らないが、デジタル/衛星テレビジョン並びにセルラ
ー/デジタル電話機など他の技術も、データ圧縮を使用
する。
【0004】大量の情報を扱い、伝送し、処理する要求
が高まるにつれて、そのようなデータを圧縮する要求も
高まっている。記憶デバイス容量は相当に増加している
が、情報の要求の方が、容量の進歩を上回っている。例
えば、圧縮されていないデジタルピクチャは、5メガバ
イトのスペースを必要とする可能性があるが、一方、同
じピクチャをロスなしに圧縮して、2.5メガバイトの
スペースしか必要としないようにすることが可能であ
る。したがって、データ圧縮により、大量の情報を転送
することが容易になる。ブロードバンド、DSL、ケー
ブルモデムインターネットなどのように伝送速度が増加
しても、圧縮されていない情報では、伝送の限界に容易
に達する。例えば、DSL回線を介する圧縮されていな
いイメージの伝送に、10分間かかる可能性がある。し
かし、同じイメージを、圧縮しているとき、およそ1分
間で伝送することができ、データスループットで10倍
の利得がもたらされる。
【0005】一般に、2つのタイプの圧縮、ロスレス圧
縮およびロスのある圧縮が存在する。ロスレス圧縮は、
圧縮の後、厳密に元のデータを回復することを可能に
し、一方、ロスのある圧縮は、圧縮の後に回復されるデ
ータが、元のデータとは異なることを見込む。ロスのあ
る圧縮の方が、ある程度のデータ完全性の妥協が許容さ
れるため、ロスレス圧縮よりも高い圧縮比を提供するこ
とで、この2つの圧縮モード間にはトレードオフが存在
する。ロスレス圧縮は、例えば、データを正確に再構成
するのに失敗することが、テキストの品質および可読性
に劇的に影響を及ぼす可能性があるため、クリティカル
なテキストを圧縮する際に使用することができる。ロス
のある圧縮は、ある量のひずみまたは雑音が許容可能で
あるか、または人間の感覚で感知できないピクチャまた
はクリティカルでないテキストで使用することができ
る。
【0006】ピクチャの圧縮は、デジタルピクチャが、
前述した情報増大の相当な部分であるため、特に重要な
技術的問題である。今日のほとんどのWebページが、
多数のピクチャを含み、また多くのオフィス文書も、い
くつかのピクチャを含む。デジタルカメラの使用が、急
速なペースで増加しており、多くのユーザが、そのよう
なカメラで文字どおり数千のピクチャを撮影している。
【0007】ピクチャ圧縮の最もポピュラーで、広く使
用されている技術の1つが、ジョイントフォトグラフィ
ックエキスパーツグループ(Joint Photographic Exper
ts Group)(JPEG)標準である。JPEG標準は、
8×8ピクセルの正方形ブロックを、離散コサイン変換
(DCT)を使用することによって周波数領域にマップ
することで機能する。DCTによって得られた係数が、
スケールファクタで割られ、最も近い整数に丸められ
(量子化として知られるプロセス)てから、固定のジグ
ザクスキャンパターンを介して1次元ベクトルにマップ
される。この1次元ベクトルは、ランレングス符号化と
ハフマン符号化の組合せを使用して符号化される。
【0008】JPEGは、ポピュラーで広く使用される
圧縮技術であるが、いくつかの欠点を有する。例えば、
JPEGの1つの欠点は、低いビット伝送速度では、D
CTが、再構成されたイメージにおいて不規則な部分お
よび不連続な部分(タイリング(tiling)アーチファク
トまたはブロッキングアーチファクトとして知られる)
を生じさせることである。ブロッキングアーチファクト
は、8×8ピクセルのブロックのグループ間の境界が、
再構成されたイメージにおいて見えるようになることを
生じさせる。このブロッキングアーチファクトは、イメ
ージ品質の望ましくない低下を生じさせる。JPEGの
別の欠点は、JPEGが、忠実度が累進的なイメージ再
構成を行うことができないことである。言い換えれば、
イメージをある忠実度で符号化し、後により低い忠実度
が所望される場合(例えば、利用可能な帯域幅またはス
トレージが限られているため)、そのイメージを復号し
て、再び符号化しなければならない。
【0009】JPEGの欠点のいくつかは、DCTをウ
ェーブレット変換で置き換える新しいJPEG2000
によって軽減されている。ウェーブレットは、ブロッキ
ングアーチファクトなしの平滑な信号の再構成を提供す
るが、ブラーリング(blurring)アーチファクトおよび
リンギングアーチファクトの増加をもたらす可能性があ
る。さらに、JPEG2000は、比較的複雑な係数符
号化システムを使用し、JPEGと比べて3×(または
それを上回って)遅い可能性がある圧縮技術をもたら
す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題を
解決するためになされたもので、デジタルデータを累進
的に変形し、符号化するシステムおよび方法を提供する
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明のいくつ
かの態様の基本的理解を提供するための本発明の単純化
した概要を提示する。この概要は、本発明を広範に概説
するものではない。この概要は、本発明の主要な/クリ
ティカルな要素を明らかにすること、または本発明の範
囲を画定することを目的とする。この概要の目的は、後
に提示するより詳細な説明の前置きとして、本発明のい
くつかの概念を単純化した形で提示することだけであ
る。
【0012】本発明は、入力値を(例えば、色空間マッ
パ(mapper)から)受け取る多重解像度重複変換(mult
i-resolution lapped transform)を使用するデジタル
ピクチャ圧縮のシステムおよび方法を提供し、また累進
的なレンダリングを提供する。多重解像度重複変換は、
JPEGなどの離散コサイン変換(DCT)を使用する
多くの従来のピクチャ圧縮に関連する「ブロッキングア
ーチファクト」を軽減する階層式の重複双直交変換(hi
erarchical lapped bi-orthogonal transform)を利用
する。さらに、重複双直交変換の使用により、従来のD
CTベースのピクチャ圧縮システムと比べて目立った
「リンギングアーチファクト」が少なくなる。
【0013】本発明の1つの特定の態様は、色空間マッ
パ、多重解像度重複変換、量子化器、スキャナ、および
/またはエントロピー符号器を有するピクチャ圧縮シス
テムを提供する。多重解像度重複変換は、変換係数、例
えば、第1の変換係数および第2の変換係数を出力す
る。多重解像度表現は、多重解像度重複変換の第2の変
換係数を利用して得ることができる。色空間マッパは、
入力イメージをその入力イメージの色空間表現(例え
ば、YUVおよび/またはYC)にマップする。
次に、この入力イメージの色空間表現が、多重解像度重
複変換に提供される。量子化器は、第1の変換係数およ
び/または第2の変換係数を受け取り、スキャナおよび
/またはエントロピー符号器が使用するための量子化さ
れた係数の出力を提供する。スキャナはその量子化され
た係数を走査して、エントロピー符号器が使用するため
の1次元ベクトルを生成する。ペアノ様の(Peano-lik
e)走査順序は、スキャナによって利用されることが可
能である。エントロピー符号器は、量子化器および/ま
たはスキャナから受け取った量子化された係数を符号化
して、データ圧縮がもたらされる。エントロピー符号器
は、適応ランレングス符号器を利用することができる。
【0014】本発明の別の態様は、色空間マッパ、ロス
レス変換、およびエントロピー符号器を有するピクチャ
圧縮システムを提供する。ロスレス変換は、色空間マッ
パから入力値を受け取り、ロスレス変換(例えば、階層
式アダマール変換)を利用する。
【0015】本発明のさらに別の態様は、エントロピー
復号器、逆変換、およびリバース色空間マッパを有する
ピクチャ圧縮解除システムを提供する。エントロピー復
号器は、ビットストリーム(例えば、対応するエントロ
ピー符号器によって生成された)を受け取り、そのビッ
トストリームを復号する。エントロピー復号器は、適応
ランレングス復号器を利用することができる。
【0016】逆変換は、エントロピー復号器から入力値
を受け取り、逆変換(例えば、逆向きの階層式の重複双
直交変換または逆向きの階層式アダマール変換)を利用
する。逆変換は、リバース色空間マッパに出力値を提供
する。リバース色空間マッパは、入力値(例えば、YU
Vおよび/またはYC)をRGB出力イメージに
マップする。
【0017】本発明の別の態様は、セグメント化された
階層式イメージシステム、写真複写機、文書スキャナ、
光学式文字認織システム、パーソナルデジタルアシスタ
ント、ファックス装置、デジタルカメラ、デジタルビデ
オカメラ、および/またはビデオゲームを含むが、以上
には限定されない多数の様々な文書イメージアプリケー
ションで使用されるピクチャ圧縮システムを提供する。
【0018】本発明の他の態様は、データ圧縮/符号
化、データ圧縮解除/復号、一群の係数の走査、色マッ
ピング、およびリバース色マッピングを行うための方法
を提供する。ピクチャ圧縮用のシステムのためのコンピ
ュータ使用可能命令を有するコンピュータ可読媒体、お
よびピクチャ圧縮解除用のシステムのためのコンピュー
タ使用可能命令を有するコンピュータ可読媒体がさらに
提供される。また、データ圧縮を容易にする関連する情
報を含む、2つ以上のコンピュータプロセス間で伝送さ
れるように適合されたデータパケットも提供され、この
情報は、入力値の重複双直交変換に少なくとも部分的に
基づく第1の変換係数、および少なくとも1つの第1の
変換係数の重複双直交変換に少なくとも部分的に基づく
第2の変換係数を含む。入力値の階層式アダマール変換
に少なくとも部分的に基づく第1の変換係数、および少
なくとも1つの第1の変換係数の階層式アダマール変換
に少なくとも部分的に基づく第2の変換係数を含むデー
タフィールドを含むデータ圧縮を容易にする、2つ以上
のコンピュータ構成要素間で伝送されるように適合され
たデータパケットがさらに提供される。
【0019】以上の目的および関連する目的を達するた
め、本発明のいくつかの例としての態様を本明細書で、
以下の説明および添付の図面に関連して説明する。ただ
し、これらの態様は、本発明の原理を使用することがで
きる様々なやり方のいくつかを示すものに過ぎず、本発
明は、すべてのそのような態様および等価の態様を含む
ものとする。本発明の他の利点および新しい特徴は、本
発明の以下の詳細な説明を図面と併せて考慮することで
明白となる可能性がある。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図面を参照して説
明する。すべての図面で、同様の要素を指すのに同様の
符号を使用している。以下の説明では、説明に関して、
本発明の十分な理解を提供するため、多数の特定の詳細
を提示する。ただし、本発明は、それらの詳細なしに実
施できることが明白となろう。その他、周知の構造およ
び周知のデバイスは、本発明を説明するのを容易にする
ため、ブロック図形式で示している。
【0021】本出願で使用する「コンピュータ構成要
素」という用語は、ハードウェア、ハードウェアとソフ
トウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフ
トウェアであるコンピュータ関連エンティティを指すも
のとする。例えば、コンピュータ構成要素は、プロセッ
サ上で実行されているプロセス、プロセッサ、オブジェ
クト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、およ
び/またはコンピュータであることが可能であるが、以
上には限定されない。例として、サーバ上で実行されて
いるアプリケーションも、そのサーバもともにコンピュ
ータ構成要素であることが可能である。1つ以上のコン
ピュータ構成要素が、プロセスおよび/または実行スレ
ッドの内部に存在することが可能であり、また構成要素
は、1つのコンピュータ上に局所化され、および/また
は2つ以上のコンピュータ間で分散されていることが可
能である。
【0022】図1を参照すると、本発明の態様によるピ
クチャ圧縮システム100が示されている。前述した通
り、本発明のシステム100は、多重解像度重複変換1
20の使用を介して、累進的なレンダリング、並びに多
くの従来の圧縮システムと比べてブロッキングアーチフ
ァクトおよびリンギングアーチファクトの軽減を提供す
る。ピクチャ圧縮システム100は、色空間マッパ11
0、多重解像度重複変換120、量子化器130、スキ
ャナ140、およびエントロピー符号器150を含む。
【0023】色空間マッパ110は、入力イメージをそ
の入力イメージの色空間表現にマップする。次に、入力
イメージの色空間表現が、多重解像度重複変換120に
提供される。一例では、色空間マッパ110は、入力イ
メージをRGB入力イメージ(例えば、レッド、グリー
ン、ブルーで表現される)のYUV表現にマップする。
YUV表現は、Yで表される輝度成分、Uで表されるク
ロミナンス−レッド、およびVで表されるクロミナンス
−ブルーを使用する。
【0024】別の例では、色空間マッパ110は、入力
イメージをYC表現にマップする。YC
現は、Yで表される輝度、Cで表されるクロミナンス
−オレンジ、およびCで表されるクロミナンス−グリ
ーンを利用する。RGB入力成分が、以下の変換を利用
して、YCにマップされる(例えば、前述した従
来のYUVの代わりに)。
【0025】
【数1】
【0026】重要なこととして、YC色空間マッ
ピングの利点は、RGBからYC へのマッピン
グ、およびYCからRGBへの逆変換が、整数演
算を利用して達することができ、計算上のオーバーヘッ
ドが小さくなることである。さらに、逆変換は、乗算な
しに行うことができる。YC色空間表現により、
普及しているYUVよりも相当に高いパフォーマンスが
もたらされる可能性がある。というのは、YC
空間表現の方が、最新のデジタルピクチャデータに対す
る主成分解析から得られる統計上最適な空間のよりよい
近似となっているからである。
【0027】本発明に関連して多重解像度重複変換を利
用するデータ圧縮を容易にすることに寄与する多数の他
の色空間が、企図されていることを理解されたい。本発
明に関連して使用するためのあらゆる適切な色空間表現
が、頭記の特許請求の範囲に含まれるものとする。さら
に、あらゆる適切なコンピュータプロセス(例えば、整
数および/または浮動点)が、本発明による色空間マッ
パ110によって行われることが可能である。
【0028】多重解像度重複変換120は、例えば、色
空間マッパ110から入力値を受け取る。多重解像度重
複変換120により、ピクチャ圧縮システム100が、
累進的なレンダリングを有するようにすることができ
る。多重解像度重複変換120は、階層式の重複双直交
変換を利用する。重複変換を使用することにより、JP
EGなどの、離散コサイン変換(DCT)を使用する従
来のピクチャ圧縮システムの「ブロッキングアーチファ
クト」を減らすことができる。さらに、重複双直交変換
の使用により、従来のDCTベースのピクチャ圧縮シス
テムと比べて目立った「リンギングアーチファクト」が
少なくなる。
【0029】図2を参照すると、本発明の態様による重
複双直交変換(LBT)200が示されている。LBT
200は、第1のブロックのデータに関連する4つの入
力x(0)、x(1)、x(2)、およびx(3)を有
する第1のDCT様の変換(DCT-like transform)
210(例えば、DCTに類似するが、同一ではない)
を含む。また、LBT200は、第2のブロックのデー
タに関連する4つの入力x(0)、x(1)、x
(2)、およびx(3)を有する第2のDCT様の変換
220も含む。LBT200は、4つの出力230、X
(0)、X(1)、X(2)、およびX(3)も有す
る。図2で示す通り、直接変換(例えば、データ圧縮/
符号化)では、データは、左から右に処理され、また逆
変換(例えば、データ圧縮解除/復号)では、データ
は、右から左に処理される。スケールファクタは、直接
(D)変換と逆(I)変換で異なっていることが可能で
ある。
【0030】変換の重複部分を行うため、第2のDCT
様の変換220に入力されたデータブロックに関する出
力230が、第1のDCT様の変換210に入力された
前のデータブロックの入力に依存する。前に入力された
データブロックが存在しない場合(例えば、初期設定後
および/またはピクチャのコーナにおいて(at corner
(s)))、第1のDCT様の変換210への入力値は、
完全に定義されていない。具体的には、第1のDCT様
の変換210が、行または列の最初のものである場合、
x(0)およびx(1)が、ピクチャ境界の外側にな
る。その場合、例としての解決策は、x(1)=x
(2)、かつx(0)=x(3)に設定することによ
り、偶対称の拡大を使用することである。同様の対称反
射をピクセルの行または列に関して最後のDCT様の変
換210に適用する。両方の場合で、行または列に関す
る最初と最後のDCT様の変換210を単純な2×2演
算子(例えば、2つの別個の入力、2つの別個の出力)
で置き換えることができるのを容易に見て取ることがで
きる。
【0031】一例では、LBT200における実質的に
すべての計算を、整数演算だけを使用して、乗算を全く
使用せずに実行することができる。例えば、所与の値z
に関して、新しい値z/2が、右シフト、すなわち、z
>>1として実施される。さらに、zを右に2回シフト
して、その量をzに加える(例えば、z+(z>>
2))ことにより、量1.252を実施することができ
る。この実施は、シフトによって生成される小さい打切
り誤差をもたらす可能性があるが(データが、適切にス
ケーリングされている限り)、注目に値することとし
て、この実施は、一般にプロセッサ独立である。という
のは、結果が、通常、変換を行うのに使用されるプロセ
ッサに関わらず同じであるからである。したがって、本
発明のシステムおよび方法の実質的にすべての実施形態
により、JPEG、MPEG、およびその他の標準など
の従来のデータ圧縮システムとは異なり、同じ元のピク
チャビットマップに関して実質的に同様の圧縮されたフ
ァイルがもたらされることが可能である。
【0032】図3を簡単に見ると、本発明の態様による
多重解像度重複変換300が示されている。多重解像度
重複変換300は、第1の初期LBT310ないし第
S番の初期LBT310を含み、Sは、1以上の整数
である。第1の初期LBT310ないし第S番の初期
LBT310は、全体として、初期LBT310と呼
ぶことができる。また、多重解像度重複変換300は、
第2のLBT320も含む。多重解像度重複変換300
は、例えば、多重解像度重複変換120によって利用さ
れることが可能である。
【0033】初期LBT310が、入力値を受け取る
(例えば、色空間マッパ110から)。初期LBT31
0は、入力値を処理し、入力値の重複双直交変換に少な
くとも部分的に基づいて第1の変換係数を出力する。例
えば、初期LBT310は、前述した例としてのLBT
200を利用することができる。
【0034】第1の初期LBT310ないし第S番の
初期LBT310の第1の変換係数が、第2のLBT
320への入力として提供される。一例では、低い周波
数の係数(例えば、DC)が、初期LBT310によっ
て第2のLBT320に提供される。第2のLBT32
0は、第1の変換係数を処理し、入力の第1の変換係数
の重複双直交変換に少なくとも部分的に基づいて第2の
変換係数を出力する。例えば、第2のLBT320は、
前述した例としてのLBT200を利用することができ
る。
【0035】第2の重複双直交変換320の第2の変換
係数を利用して多重解像度表現を得ることができる。例
えば、逆の階層式LBTの第2レベルだけを適用するこ
とによって再構成されたビットマップにより、従来の双
3次ダウンサンプリングフィルタによってもたらされる
イメージと同等の元のイメージの4×ダウンサンプリン
グされたバージョンを表すピクチャビットマップが回復
される。
【0036】図4を簡単に見ると、本発明の態様による
多重解像度重複変換400が示されている。変換400
は、第1の初期LBT410、第2の初期LBT41
、第3の初期LBT410、第4の初期LBT4
10、および2次LBT420を含む。第1の初期L
BT410、第2の初期LBT410、第3の初期
LBT410、および第4の初期LBT410の低
い周波数の係数の出力が、2次LBT420に入力とし
て提供される。多重解像度重複変換400は、例えば、
多重解像度重複変換120によって利用されることが可
能である。
【0037】次に、図5を見ると、本発明の態様による
多重解像度重複変換500が示されている。変換500
は、初期LBT510および2次LBT520を含む。
初期LBT510の低い周波数の係数の出力が、2次L
BT520に順次に提供される。2次LBT520は、
初期LBT510から十分に低い周波数の係数が受け取
られた後、第2レベルの係数の出力を提供する。多重解
像度重複変換500は、例えば、多重解像度重複変換1
20によって利用されることが可能である。
【0038】イメージを処理するため、2次元変換が利
用される。2次元変換を実行するため、前述したLBT
を(例えば、色空間マッパ110から受け取られたY、
、およびCのそれぞれの)入力値の行および列に
適用することができる。一例では、計算上のオーバーヘ
ッドを小さくするため、列全体は処理しない。というの
は、各列アクセスが、ほとんどビットマップアレイ全体
にわたり、オフキャッシュメモリアクセス(off-cache
memory access)が必要とされることになるからであ
る。代わりに、本発明によれば、4行の各セットが処理
された後、列変換が行われる内部で「ローリングバッフ
ァ(rolling buffer)」の手法を利用することができ
る。このようにすると、元のビットマップの一回だけの
走査で、2次元変換を計算することができる。
【0039】図1を再び参照すると、量子化器130
が、第1の変換係数および/または第2の変換係数を受
け取り、スキャナ140および/またはエントロピー符
号器150が使用するための量子化された係数の出力を
提供する。量子化器130は、通常、ピクチャ圧縮シス
テム100に情報損失を導入する。損失は、係数の量子
化によってもたらされる。というのは、変換された値Y
に関して、量子化されたバージョンは、通常、r=in
t[(Y+f)/s]で与えられ、ただし、sは、量子
化器130のステップサイズであり、通常、|f|が、
s/2に等しく、かつ符号(f)=符号(Y)となって
いるからである。したがって、ステップサイズsが増加
するにつれ、rの対応するダイナミックレンジが小さく
なり、rの尤度も同様であり、ゼロに等しくなる。圧縮
解除(例えば、復号)中、Yの近似が、通常、
【0040】
【数2】
【0041】で回復される。したがって、ステップサイ
ズsが小さくなるほど、近似
【0042】
【数3】
【0043】が近くなる。ステップサイズが大きくなる
につれ、通常、データ圧縮が、より効果的になる。ただ
し、より大きい損失が導入される。一例では、計算上の
オーバーヘッドを小さくするため、量子化器130が、
例えば、整数因子Zで値をスケーリングし、Z/sを整
数で近似することにより、整数演算を利用する。
【0044】スキャナ140が量子化された係数を走査
して、エントロピー符号器150が使用するための1次
元ベクトルを生成する。一例では、スキャナ140は、
行方向走査(row-wise scanning)を利用するが、別の
例では、スキャナは、列方向走査(column-wise scanni
ng)を利用する。さらに別の例では、スキャナ140
は、従来のJPEGデータ圧縮システムにおけるよう
に、ジグザグパターンを利用する。
【0045】第4の例では、量子化された係数が、異な
ってはいるが、やはり固定の(データ独立の)パターン
で走査される(例えば、ランダムなデータアクセスを回
避するため)。図6を簡単に見ると、本発明の態様によ
る4×4ブロックの係数が示されている。次に、図7を
見ると、本発明の態様による16×16データマクロブ
ロック(このケースでは、L=4であるLブロックのグ
ループ)に関するペアノ様の走査パターンが示されてい
る。図8は、本発明の態様による4×4ブロックの第2
レベルの係数(320、420、および520の2次の
重複変換で生成されるもののような)に関する走査パタ
ーンを示している。
【0046】各マクロブロック(例えば、4×4変換の
階層式カスケードで生成される)に関して、変換値が、
6グループの係数の1つのグループに読み込まれる。各
グループの連続する値が、M個の連続するマクロブロッ
ク(「一まとまり(a "chunk")」)から読み取られ、
6グループは、エントロピー符号器に送られる1つの2
56M長のベクトルとして連結される。したがって、各
まとまりは、独立に符号化することができる。独立した
符号化により、各まとまりを独立に復号することができ
るようになり、所望される場合、ピクチャビットマップ
の一部分だけを復号することができるようになる。
【0047】図7および図8で提示した走査パターン
は、DC係数(例えば、2つのレベルのLBTを経た)
に関する空間−周波数の順の走査と、AC係数(例え
ば、第1レベルのLBTだけを経た)に関するペアノプ
ラス空間周波数順の走査(Peanoplus spatial-frequenc
y-ordered scan)の組合せである。ペアノ成分(図7の
陰影付き矢印パターン)を使用して、特定のグループの
中で隣接するAC係数の各グループが、隣接する4×4
ブロックから来るようにする。
【0048】したがって、グループ0は、各マクロブロ
ックの第2レベルのLBTを通過した特定の第2レベル
のDC係数を含む。次に、グループ1ないしグループ5
の走査を各マクロブロックに関して行うことができ、次
にグループ1ないしグループ5の走査を次のマクロブロ
ックに関して行い、以下同様である。グループ1は、あ
るマクロブロックに関して、そのマクロブロックに関す
る第2レベルのLBTを経た、残っているDC係数を含
む。グループ2は、そのマクロブロックの各LBTブロ
ックに関して、図示した係数値を含む。グループ3は、
そのマクロブロックの各LBTに関して、図示した係数
を含む。グループ4は、そのマクロブロックの各LBT
ブロックに関して、図示した係数値を含む。グループ5
は、そのマクロブロックの各LBTブロックに関して、
図示した係数値を含む。
【0049】図1を再び参照すると、エントロピー符号
器150が、量子化器130および/またはスキャナ1
40から受け取った量子化された係数を符号化してい
る。色空間マッパ110、多重解像度重複変換120、
量子化器130、および/またはスキャナ140が、元
のピクセルデータを、データは全く圧縮されていない
が、より小さいダイナミックレンジおよび長いストリン
グのゼロを伴う整数のベクトルに変換している。エント
ロピー符号器150が、この量子化された係数を符号化
し、データ圧縮がもたらされる。
【0050】一例では、適応ランレングス符号器が、エ
ントロピー符号器150によって利用される。入力ベク
トルの各ビット平面が、最上位のビット(MSB)から
開始して、最下位のビットで終了する順序で処理され
る。各係数に関して、ビットには、ゼロではないビット
がまだ符号化されていない場合、「有意」とラベルが付
けられ、あるいはその係数に関して有意なビットが既に
符号化されている場合、「リファインメント(refineme
nt)」とラベルが付けられる。リファインメントビット
は、ゼロまたは1である尤度が等しく、したがって、変
更されずにビットストリームにコピーされる。有意なビ
ットは、ゼロである可能性の方が高く、したがって、適
応式の効率的なランレングス符号器を介して符号化さ
れ、これにより、テーブル1で記した規則に従って記号
が生成される。
【0051】
【表1】
【0052】パラメータkは、ランレングス符号器の圧
縮効率を制御する。kの値が大きいほど、単一のビット
=0から成るコードワードで表されることが可能なゼロ
ビットのストリングが長くなり、したがって、圧縮比が
高くなる。パラメータkは、データの統計に合わせて
「調整」して、2が、ゼロのストリングの最も可能性
の高い長さにほぼ等しくなるようにすることができる。
【0053】従来のランレングス符号化では、パラメー
タkが固定であるか、または定期的に更新され、ビット
ストリームに加えられる(復号器が、kの変更があった
場合、それを知っている必要があるため)。双方の手法
ともに、相当なパフォーマンスのペナルティをもたらす
可能性があるが、これは、2つの理由による。第1に、
入力データは、通常、変動する統計を有し、したがっ
て、kは、そのような変化を追うために様々である必要
がある。第2に、kの値をビットストリームにコピーす
ることによって更新することにより、相当なオーバーヘ
ッドが加わる。というのは、kの値を表すのに数ビット
が必要とされるからである。したがって、この例の適応
ランレングス符号器では、kに関する逆方向適応規則が
使用される。逆方向で意味するのは、kが、入力データ
に基づいてではなく、符号化された記号に基づいて調整
されることである。したがって、符号器および復号器
が、同じ適応規則を使用する限り、kの値を伝送する必
要がない。基本適応規則は、極めて単純である。コード
ワードが、ゼロである場合、これは、ゼロの連続が観察
されたことを意味し、ゼロの連続の可能性がより高いこ
とが予期され、したがって、kを増加させる。コードワ
ードが、1で開始する場合、これは、不完全な連続が観
察されたことを意味し、したがって、ゼロの連続の可能
性がより低いことが予期され、したがって、kを減少さ
せる。
【0054】kを整数で増大させることにより、圧縮パ
フォーマンスの結果のペナルティとの適合があまりにも
急速になり過ぎる可能性がある。したがって、kは、分
数の量で調整することができる(例えば、kのスケーリ
ングされたバージョンを増加または減少させることによ
り)。
【0055】ランレングス符号化記号は、各ビット平面
の終りで終端させて、各ビット平面に関する符号化され
たデータレングスを有するフィールドを加えることがで
きる。したがって、ビットストリームを構文解析して、
所望される場合、最下位のビット平面を除去することが
できる。これは、データをステップサイズの半分で再符
号化することと等価である。したがって、そのデータを
再圧縮することが、単に圧縮されたファイルから何らか
のビットを構文解析して除くことで達せられる。このた
め、忠実度のスケーラビリティを実現することができ
る。
【0056】本発明に関連して多重解像度重複変換を利
用するデータ圧縮を容易にするのに寄与する多数の他の
エントロピー符号化技術(例えば、適応演算符号化)
が、企図されることを理解されたい。本発明に関連して
使用するためのあらゆる適切なエントロピー符号化技術
が、頭記の特許請求の範囲に含まれるものとする。
【0057】図1は、ピクチャ圧縮システム100の構
成要素を示したブロック図であるが、色空間マッパ11
0、多重解像度重複変換120、量子化器130、スキ
ャナ140、および/またはエントロピー符号器150
は、本明細書で用語を定義したところの、1つ以上のコ
ンピュータ構成要素として実装できることを理解された
い。したがって、ピクチャ圧縮システム100、色空間
マッパ110、多重解像度重複変換120、量子化器1
30、スキャナ140、および/またはエントロピー符
号器150を実装するように動作可能なコンピュータ実
行可能構成要素を、本発明に従い、ASIC(特定用途
向け集積回路)、CD(コンパクトディスク)、DVD
(デジタルビデオディスク)、ROM(読取り専用メモ
リ)、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディス
ク、EEPROM(電気的に消去可能なプログラマブル
読取り専用メモリ)、およびメモリスティックを含む
が、以上には限定されないコンピュータ可読媒体上に記
憶することが可能なことを理解されたい。
【0058】次に、図9を見ると、本発明の態様による
ロスレスピクチャ圧縮システム900が示されている。
ロスレスピクチャ圧縮システム900は、色空間マッパ
110、ロスレス変換910、およびエントロピー符号
器150を含む。
【0059】ロスレス変換910が、例えば、色空間マ
ッパ110から入力値を受け取る。ロスレス変換910
は、ロスレス変換を利用する。ロスレス符号化の場合、
重なり合う変換を使用する必要はない。というのは、ブ
ロッキングアーチファクトが存在しないからである(量
子化が全く関与しないため)。例えば、階層式のアダマ
ール変換が、ロスレス変換910によって利用されるこ
とが可能である。図10を簡単に見ると、階層式の変換
構造1010を利用することができるが、4×4変換モ
ジュールが、ロスレスアダマール構造1020によって
実装されている。ロスレス変換1010は、本明細書で
用語を定義したところの、1つ以上のコンピュータ構成
要素として実装できることを理解されたい。
【0060】図11を見ると、本発明の態様によるピク
チャ圧縮解除システム1100が示されている。ピクチ
ャ圧縮解除システム1100は、エントロピー復号器1
110、リバーススキャナ1120、逆量子化器113
0、逆変換構成要素1140、およびリバース色空間マ
ッパ1150を含む。
【0061】エントロピー復号器1110が、ビットス
トリーム(例えば、対応するエントロピー符号器によっ
て生成された)を受け取り、そのビットストリームを復
号する。一例では、エントロピー復号器1110は、エ
ントロピー符号器150に関して前述したものと同様に
動作する適応ランレングス復号器を利用する。
【0062】リバーススキャナ1120は、エントロピ
ー復号器1110から受け取られたエントロピー復号さ
れた入力のビットストリームをリバース走査(reverse
scan)する。リバーススキャナ1120は、量子化され
た第1の変換係数および/または量子化された第2の変
換係数の出力を逆量子化器1130に提供する。
【0063】一例では、リバーススキャナ1120は、
行方向のリバース走査を利用するが、別の例では、リバ
ーススキャナは、列方向のリバース走査を利用する。さ
らに別の例では、リバーススキャナ1120は、従来の
JPEGデータ圧縮システムにおけるように、ジグザグ
パターンを利用する。第4の例では、エントロピー復号
された入力のビットストリームが、ペアノ様のリバース
走査パターンなどの、異なってはいるが、それでも固定
の(データ独立の)パターンで走査される(ランダムな
データアクセスを回避するため)。
【0064】逆量子化器1130が、リバーススキャナ
1120から受け取られた量子化された第1の変換係数
および/または量子化された第2の変換係数を逆量子化
する。逆量子化器1130は、量子化解除(unquantiz
e)された係数(例えば、第1の変換係数および/また
は第2の変換係数)の出力を提供する。
【0065】逆変換構成要素1140が、逆量子化器1
130から出力値を受け取る。一例では、逆変換構成要
素1140は、逆の階層式の重複双直交変換を利用し
て、出力値をリバース色空間マッパ1150に提供す
る。例えば、逆変換構成要素1140は、図2の多重解
像度重複変換200の逆(例えば、右から左へ)を使用
することができる。別の例では、逆変換構成要素114
0は、例えば、逆のロスレス変換(例えば、逆の階層式
のアダマール変換)を利用して、ロスレス符号化システ
ム900を使用して元々符号化されたピクチャビットマ
ップを復号する。例えば、逆変換(例えば、ロスレス)
は、基本的に、ロスレスモジュール1020における計
算を元に戻すことができる(例えば、逆の順序で)。
【0066】リバース色空間マッパ1150が、入力値
をRGB出力イメージにマップする。一例では、リバー
ス色空間マッパ1150は、YUV表現をRGB出力に
マップする。別の例では、リバース色空間マッパ115
0は、YC表現をRGB出力にマップする。本発
明に関連して、例えば、逆の階層式の重複双直交変換を
利用するデータ圧縮解除を容易にすることに寄与する多
数の他の色空間表現が企図されることを理解されたい。
本発明に関連して使用するためのあらゆる適切な色空間
表現が、頭記の特許請求の範囲に含まれるものとする。
さらに、あらゆる適切なコンピュータプロセス(整数お
よび/または浮動点)が、本発明によるリバース色空間
マッパ1150によって行われることが可能である。
【0067】エントロピー復号器1110、リバースス
キャナ1120、逆量子化器1130、逆変換114
0、および/またはリバース色空間マッパ1150は、
コンピュータ構成要素であることが可能なことを理解さ
れたい。
【0068】図示し、以上に説明した例としてのシステ
ムに鑑みて、本発明に従って実施することができる方法
が、図12、図13、図14、図16、および図17の
流れ図を参照することで、よりよく理解されよう。説明
を簡明にするため、方法を一連のブロックとして図示
し、説明しているが、本発明は、そのブロックの順序で
限定されないことを理解し、認識されたい。というの
は、一部のブロックは、本発明により、本明細書で図示
し、説明するものと異なる順序で生じ、および/または
他のブロックと同時に生じることが可能であるからであ
る。さらに、すべての図示したブロックが、本発明によ
る方法を実施するのに必要とされる可能性があるわけで
はない。
【0069】本発明は、1つ以上の構成要素によって実
行される、プログラムモジュールなどのコンピュータ実
行可能命令の一般的コンテキストで説明することができ
る。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスク
を行う、または特定の抽象データタイプを実装するルー
チン、プログラム、オブジェクト、データ構造等が含ま
れる。通常、プログラムモジュールの機能は、様々な実
施形態で所望に応じて、組み合わせるか、または分散さ
せることができる。
【0070】図12を見ると、本発明の態様によるデー
タ圧縮/符号化のための方法1200が示されている。
1210で、各マクロブロックに関して、各ブロックに
関する変換が行われる。一例では、重複双直交変換が使
用される(例えば、ロスのあるモード)。別の例では、
ロスレスアダマール変換(例えば、ロスレスアダマール
構造1020)が利用される(例えば、ロスレスモー
ド)。1220で、ブロックの低い周波数の係数に対し
て変換が行われる。一例では、重複双直交変換が使用さ
れる(例えば、ロスのあるモード)。第2の例では、ロ
スレスアダマール変換(例えば、ロスレスアダマール構
造1020)が利用される(例えば、ロスレスモー
ド)。次に、1230で、係数が量子化される。124
0で、係数が走査される。1250で、量子化された係
数が符号化される。
【0071】図13を参照すると、本発明の態様による
ピクチャ圧縮解除/復号のための方法1300が示され
ている。1310で、係数が復号される。1320で、
各マクロブロックに関して、各ブロックに関する低い周
波数の係数に対して逆変換が行われる。一例では、逆の
重複双直交変換が利用される(例えば、ロスのあるモー
ド)。別の例では、逆のロスレスアダマール変換が使用
される(例えば、ロスレスモード)。1330で、各ブ
ロックに関する係数に対して逆変換が行われる。一例で
は、逆の重複双直交変換が利用される(例えば、ロスの
あるモード)。第2の例では、逆のロスレスアダマール
変換が使用される(例えば、ロスレスモード)。
【0072】次に、図14を参照すると、本発明の態様
による一まとまりの係数を走査するための方法1400
が示されている。1410で、まとまりの中の各マクロ
ブロックに関する1つの第2レベルの係数(例えば、D
C成分)が走査される。次に、1420で、まとまりの
中の各マクロブロックに関して、そのマクロブロックに
関する残りの第2レベルの係数が走査される。1430
で、マクロブロックの中の各ブロックに関するグループ
2の第1レベルの係数(例えば、AC成分)が走査され
る。1440で、マクロブロックの中の各ブロックに関
するグループ3の第1レベルの係数が走査される。14
50で、マクロブロックの中の各ブロックに関するグル
ープ4の第1レベルの係数が走査される。1460で、
マクロブロックの中の各ブロックに関するグループ5の
第1レベルの係数が走査される。かたまりの中で、走査
されていない何らかのマクロブロックがまだ存在する場
合、1420で走査が継続される。前述した例としての
走査方法では、6つのグループの変換係数(グループ0
ないし5)が生成される。そのような走査およびグルー
プ化の構成により、良好な圧縮結果がもたらされるもの
と考えられるが、例えば、より高速の処理のために圧縮
パフォーマンスを犠牲にすることができる場合、任意の
他の適切な走査およびグループ化パターンを使用するこ
とができる。本発明に関連して使用するためのあらゆる
そのような走査/グループ化のパターンが、頭記の特許
請求の範囲に含まれるものとする。
【0073】図15を見ると、フォワードマッパ構成要
素1510(例えば、色空間マッパ110が使用するた
めの)が示されている。フォワードマッパ構成要素15
10は、元のRGB入力成分が、空間YCにマッ
プされるようにする(例えば、数式(1)のスケーリン
グされたバージョンを介して)。スケーリングは、2で
割ることが必要とされるようになっており(1/2でラ
ベルを付けた矢印で示す通り)、2で割ることは、前述
した通り、右シフトによって実行される。最初、そのよ
うなシフトによって導入される誤差は、回復不可能なも
のであるように思われるかもしれない。しかし、リバー
スマッパ構成要素1520において、フォワードマッパ
構成要素1510の出力が逆の順序で適用され、シフト
による打切り(例えば、フォワードマッピング構成要素
1510におけるのと同じ)が生じるようになるが、こ
の場合、その打切りの効果は引かれ(−1/2でラベル
を付けた矢印で示す通り)、これにより、元のデータの
回復が可能になる。したがって、リバースマッパ構成要
素1520は、YC成分から元のRGB入力成分
を(例えば、正確に)回復することができる。
【0074】次に、図16を参照すると、色空間マッピ
ングを行うための方法1600が示されている。例え
ば、方法1600は、フォワードマッパ構成要素151
0によって使用されることが可能である。
【0075】1610で、RGB入力(R成分、G成
分、およびB成分を含む)が受け取られる。1620
で、RGB入力の平均光度(輝度)の表現を含むYチャ
ネル出力が提供される。Yチャネルは、前述した変換
(1)に基づいて提供することができる(例えば、Y
は、少なくとも部分的に、R+2G+Bに基づいてい
る)。一例では、Yチャネルは、乗算なしに、RGB入
力に関連する情報の加算および/またはシフトを使用し
て提供することができる。
【0076】1630で、オレンジに近い方向全体にわ
たってRGB入力の色情報(クロミナンス)の表現を含
むCチャネル出力が提供される。Cチャネルは、前
述した変換(1)に基づいて提供することができる(例
えば、Cが、少なくとも部分的に、2R−2Bに基づ
く)。一例では、Cチャネルを、乗算なしに、RGB
入力に関連する情報の加算および/またはシフトを使用
することによって提供することができる。
【0077】1640で、グリーンに近い方向全体にわ
たってRGB入力の色情報(クロミナンス)の表現を含
むCチャネル出力が提供される。Cチャネルは、前
述した変換(1)に基づいて提供することができる(例
えば、Cが、少なくとも部分的に、−R+2G−Bに
基づく)。一例では、Cチャネルを、乗算なしに、R
GB入力に関連する情報の加算および/またはシフトを
使用することによって提供することができる。
【0078】別の例では、方法1600に従って提供さ
れるYCチャネルのリバースマッピングによって
R成分、G成分、および/またはB成分を回復すること
ができる。
【0079】次に、図17を見ると、リバース色空間マ
ッピングのための方法1700が示されている。例え
ば、方法1700は、リバースマッパ構成要素1520
によって使用されることが可能である。
【0080】1710で、平均光度を表すYチャネル、
オレンジに近い方向全体にわたって色情報を表すC
ャネル、およびグリーンに近い方向全体にわたって色情
報を表すCチャネルを含むYC入力が受け取ら
れる。1720で、少なくとも部分的に、YC
力に基づくR成分が提供される。R成分は、前述した変
換(1)に基づいて提供することができる(例えば、R
が、少なくとも部分的に、Y+C−Cに基づく)。
一例では、R成分を、乗算なしに、YC入力に関
連する情報の加算および/またはシフトを使用すること
によって提供することができる。
【0081】1730で、少なくとも部分的に、YC
入力に基づくG成分が提供される。G成分は、前述
した変換(1)に基づいて提供することができる(例え
ば、Gが、少なくとも部分的に、Y+Cに基づく)。
一例では、G成分を、乗算なしに、YC入力に関
連する情報の加算および/またはシフトを使用すること
によって提供することができる。
【0082】1740で、少なくとも部分的に、YC
入力に基づくB成分が提供される。B成分は、前述
した変換(1)に基づいて提供することができる(例え
ば、Bが、少なくとも部分的に、Y+C−Cに基づ
く)。一例では、B成分を、乗算なしに、YC
力に関連する情報の加算および/またはシフトを使用す
ることによって提供することができる。
【0083】本発明のシステムおよび/または方法を圧
縮システム全体において利用して、テキスト、手書き、
図面、ピクチャ等の圧縮を容易にすることができるのが
理解されよう。さらに、本発明のシステムおよび/また
は方法を、写真複写機、文書スキャナ、光学式文字認織
システム、PDA、ファックス装置、デジタルカメラ、
デジタルビデオカメラ、および/またはビデオゲームを
含むが、以上には限定されない多数の様々な文書イメー
ジアプリケーションにおいて使用できることが、当分野
の技術者には認められよう。
【0084】本発明の様々な態様のさらなるコンテキス
トを提供するため、図18および以下の考察は、本発明
の様々な態様を実施することができる適切な動作環境1
810の簡単な一般的説明を提供することを目的とす
る。図19が、本発明が動作することができる追加の動
作環境および/または代替の動作環境を提供する。本発
明を、1つ以上のコンピュータまたはその他のデバイス
によって実行される、プログラムモジュールなどの、コ
ンピュータ実行可能命令の一般的コンテキストで説明す
るが、本発明は、他のプログラムモジュールと組み合わ
せて、および/またはハードウェアとソフトウェアの組
合せとして実施することも可能なことが、当分野の技術
者には認められよう。ただし、一般に、プログラムモジ
ュールには、特定のタスクを行うか、または特定のデー
タタイプを実装するルーチン、プログラム、オブジェク
ト、構成要素、データ構造等が含まれる。動作環境18
10は、適切な動作環境の一例に過ぎず、本発明の使用
または機能の範囲に関する何らかの限定を示唆するもの
ではない。本発明とともに使用するのに適していること
が可能な他の周知のコンピュータシステム、コンピュー
タ環境、および/またはコンピュータ構成には、パーソ
ナルコンピュータ、ハンドヘルドデバイスまたはラップ
トップデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロ
プロセッサベースのシステム、プログラマブル家庭用電
化製品、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メイン
フレームコンピュータ、以上のシステムまたはデバイス
を含む分散コンピューティング環境等が含まれるが、以
上には限定されない。
【0085】図18を参照すると、本発明の様々な態様
を実施するための例としての動作環境1810が、コン
ピュータ1812を含む。コンピュータ1812は、処
理ユニット1814、システムメモリ1816、および
システムバス1818を含む。システムバス1818
は、システムメモリ1816ないし処理ユニット181
4を含むが、以上には限定されないシステム構成要素を
結合する。処理ユニット1814は、様々な利用可能な
プロセッサの任意のものであることが可能である。ま
た、デュアルマイクロプロセッサおよびその他のマルチ
プロセッサアーキテクチャも、処理ユニット1814と
して使用することができる。
【0086】システムバス1818は、18ビットバ
ス、インダストリアルスタンダードアーキテクチャ(In
dustrial Standard Architecture)(ISA)、マイク
ロチャネルアーキテクチャ(Micro-Channel Architectu
re)(MSA)、エクステンデッドISA(Extended I
SA)(EISA)、インテリジェントドライブエレクト
ロニクス(Intelligent Drive Electronics)(ID
E)、VESAローカルバス(VESA Local Bus)(VL
B)、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト
(Peripheral Component Interconnect)(PCI)、
ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus)
(USB)、アドバンストグラフィックスポート(Adva
nced Graphics Port)(AGP)、パーソナルコンピュ
ータメモリカードインターナショナルアソシエーション
(Personal Computer Memory Card International Asso
ciation)(PCMCIA)バス、およびスモールコン
ピュータシステムズインターフェース(Small Computer
Systems Interface)(SCSI)を含むが、以上には
限定されない任意の様々な利用可能なバスアーキテクチ
ャを使用する、メモリバスまたはメモリコントローラ、
周辺バスまたは外部バス、および/またはローカルバス
を含むいくつかのタイプのバス構造の任意のものである
ことが可能である。
【0087】システムメモリ1816は、揮発性メモリ
1820および不揮発性メモリ1822を含む。起動中
などに、コンピュータ1812内部の要素間で情報を転
送する基本ルーチンを含む基本入力/出力システム(B
IOS)が、不揮発性メモリ1822の中に記憶され
る。例として、限定としてではなく、不揮発性メモリ1
822には、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマ
ブルROM(PROM)、電気的にプログラマブルなR
OM(EPROM)、電気的に消去可能なROM(EE
PROM)、またはフラッシュメモリが含まれることが
可能である。揮発性メモリ1820には、外部キャッシ
ュメモリとして作用するランダムアクセスメモリ(RA
M)が含まれる。例として、限定としてではなく、RA
Mは、シンクロナス(synchronous)RAM(SRA
M)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナス
DRAM(SDRAM)、ダブルデータレート(double
datarate)SDRAM(DDR SDRAM)、エン
ハンスト(enhanced)SDRAM(ESDRAM)、シ
ンクリンク(Synchlink)DRAM(SLDRAM)、
およびダイレクトラムバス(direct Rambus)RAM
(DRRAM)などの多くの形態で入手可能である。
【0088】また、コンピュータ1812は、取外し可
能/取外し不可能な、揮発性/不揮発性のコンピュータ
記憶媒体も含む。図18は、例えば、ディスクストレー
ジ1824を示している。ディスクストレージ1824
には、磁気ディスクドライブ、フロッピー(登録商標)
ディスクドライブ、テープドライブ、Jazz(登録商
標)ドライブ、Zip(登録商標)ドライブ、LS−1
00ドライブ、フラッシュメモリカード、またはメモリ
スティックが含まれるが、以上には限定されない。さら
に、ディスクストレージ1824は、独立に、あるいは
コンパクトディスクROMデバイス(CD−ROM)、
書込み可能CDドライブ(CD−R Drive)、書
換え可能CDドライブ(CD−RW Drive)、ま
たはデジタルバーサタイルディスクROMドライブ(D
VD−ROM)などの光ディスクドライブが含まれる
が、以上には限定されない他の記憶媒体との組合せで記
憶媒体を含むことが可能である。ディスクストレージデ
バイス1824をシステムバス1818に接続するのを
容易にするため、インターフェース1826のような取
外し可能な、または取外し不可能なインターフェース
が、通常、使用される。
【0089】図18は、ユーザと、適切な動作環境18
10において説明した基本的なコンピュータリソースの
間の仲介として動作するソフトウェアを描いていること
が認められよう。そのようなソフトウェアには、オペレ
ーティングシステム1828が含まれる。ディスクスト
レージ1824上に記憶することができるオペレーティ
ングシステム1828は、コンピュータシステム181
2のリソースの制御および割振りを行うように動作す
る。システムアプリケーション1830は、システムメ
モリ1816の中に、またはディスクストレージ182
4上に記憶されたプログラムモジュール1832および
プログラムデータ1834を介してオペレーティングシ
ステム1828によるリソースの管理を利用する。本発
明を、様々なオペレーティングシステムを使用して、ま
たはオペレーティングシステムの組合せを使用して実施
できることが理解されよう。
【0090】ユーザは、入力デバイス1836を介して
コマンドまたは情報をコンピュータ1812に入力す
る。入力デバイス1836には、マウス、トラックボー
ル、スタイラス、タッチパッドなどのポインティングデ
バイス、キーボード、マイクロホン、ジョイスティッ
ク、ゲームパッド、サテライトディッシュ、スキャナ、
TVチューナカード、デジタルカメラ、デジタルビデオ
カメラ、ウェブカメラ等が含まれるが、以上には限定さ
れない。以上の入力デバイスおよびその他の入力デバイ
スが、インターフェースポート1838を介してシステ
ムバス1818を通して処理ユニット1816に接続さ
れる。インターフェースポート1838には、例えば、
シリアルポート、パラレルポート、ゲームポート、およ
びユニバーサルシリアルバス(USB)が含まれる。出
力デバイス1840は、同じタイプのポートのいくつか
を入力デバイス1836として使用する。したがって、
例えば、USBポートを使用して入力をコンピュータ1
812に提供し、またコンピュータ1812から出力デ
バイス1840に情報を出力することができる。特別の
アダプタを必要とする出力デバイス1840として、と
りわけモニタ、スピーカ、およびプリンタのようないく
つかの出力デバイス1840が存在するのを示すため、
出力アダプタ1842を提供している。出力アダプタ1
842には、例として、限定としてではなく、出力デバ
イス1840とシステムバス1818の間の接続手段を
提供するビデオカードおよびサウンドカードが含まれ
る。遠隔コンピュータ1844のような他のデバイスお
よび/またはデバイスのシステムは、入力能力と出力能
力をともに提供することに留意されたい。
【0091】コンピュータ1812は、遠隔コンピュー
タ1844のような1つ以上の遠隔コンピュータに対す
る論理接続を使用するネットワーク化された環境で動作
することができる。遠隔コンピュータ1844は、パー
ソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークP
C、ワークステーション、マイクロプロセッサベースの
機器、ピアデバイス、または他の一般的なネットワーク
ノード等であることが可能であり、通常、コンピュータ
1812に関連して説明した要素の多く、またはすべて
を含む。簡略のため、メモリ記憶デバイス1846だけ
を遠隔コンピュータ1844とともに示している。遠隔
コンピュータ1844は、コンピュータ1812にネッ
トワークインターフェース1848を介して論理接続さ
れており、通信コネクション1850を介して物理的に
接続される。ネットワークインターフェース1848
は、ローカルエリアネットワーク(LAN)およびワイ
ドエリアネットワーク(WAN)などの通信網を包含す
る。LAN技術には、ファイバディストリビューテッド
データインターフェース(Fiber Distributed Data Int
erface)(FDDI)、コッパディストリビューテッド
データインターフェース(Copper Distributed Data In
terface)(CDDI)、イーサネット(登録商標)/
IEEE 1502.3、トークンリング/IEEE
1502.5等が含まれる。WAN技術には、ポイント
ツーポイントリンク、統合デジタル通信網(ISDN)
およびその変形形態のような回線交換網、パケット交換
網、およびデジタル加入者回線(DSL)が含まれる
が、以上には限定されない。
【0092】通信コネクション1850とは、ネットワ
ークインターフェース1848をバス1818に接続す
るのに使用されるハードウェア/ソフトウェアを指す。
通信コネクション1850は、明確に示すため、コンピ
ュータ1812の内部に示しているが、コンピュータ1
812の外部にあることも可能である。ネットワークイ
ンターフェース1848に接続するために必要なハード
ウェア/ソフトウェアには、単に例として、通常の電話
品質のモデム、ケーブルモデムおよびDSLモデム、I
SDNアダプタ、並びにイーサネット(登録商標)カー
ドを含むモデムなどの内部技術および外部技術が含まれ
る。
【0093】図19は、本発明が対話することができる
サンプルのコンピューティング環境1900を示す概略
ブロック図である。システム1900は、1つ以上のク
ライアント1910を含む。クライアント1910は、
ハードウェアおよび/またはソフトウェア(例えば、ス
レッド、プロセス、コンピューティングデバイス)であ
ることが可能である。また、システム1900は、1つ
以上のサーバ1930も含む。サーバ1930も、ハー
ドウェアおよび/またはソフトウェア(例えば、スレッ
ド、プロセス、コンピューティングデバイス)であるこ
とが可能である。サーバ1930は、例えば、本発明を
使用することによって変換を行うスレッドを収容するこ
とができる。クライアント1910とサーバ1930間
の1つの可能な通信は、2つ以上のコンピュータプロセ
スの間で伝送されるように適合されたデータパケットの
形態であることが可能である。システム1900は、ク
ライアント1910とサーバ1930の間で通信を容易
にするのに使用することができる通信フレームワーク1
950を含む。クライアント1910は、クライアント
1910にローカルで情報を記憶するのに使用すること
ができる1つ以上のクライアントデータストアに動作
上、接続される。同様に、サーバ1930も、サーバ1
930にローカルで情報を記憶するのに使用することが
できる1つ以上のサーバデータストア1940に動作
上、接続される。
【0094】以上に説明したことが、本発明の例を含
む。もちろん、本発明を説明するために構成要素または
方法の考えられるすべての可能な組合せを説明すること
は、可能ではないが、本発明の多くのさらなる組合せま
たは置換えが可能であるのを当分野の技術者は認識する
ことができよう。したがって、本発明は、頭記の特許請
求の範囲の趣旨および範囲に含まれるすべてのそのよう
な変更形態、改変形態、および変形形態を包含するもの
とする。さらに、「含まれる」という用語が、詳細な説
明または特許請求の範囲で使用される限り、そのような
用語は、請求項において従来の用語として使用される
際、「含む」という用語が解釈されるのと同じように包
括的であるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の態様によるピクチャ圧縮システムを示
すブロック図である。
【図2】本発明の態様による重複双直交変換を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の態様による多重解像度重複変換を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の態様による多重解像度重複変換を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の態様による多重解像度重複変換を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の態様による4×4データブロックを示
すブロック図である。
【図7】本発明の態様による16×16マクロブロック
に関するペアノ様の走査パターンを示すブロック図であ
る。
【図8】本発明の態様による第2レベルの係数の4×4
ブロックに関する走査パターンを示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の態様によるピクチャ圧縮システムを示
すブロック図である。
【図10】本発明の態様によるレングス4アダマール変
換を示すブロック図である。
【図11】本発明の態様によるピクチャ圧縮解除システ
ムを示すブロック図である。
【図12】本発明の態様によるデータ圧縮/符号化のた
めの方法を示す流れ図である。
【図13】本発明の態様によるデータ圧縮解除/復号の
ための方法を示す流れ図である。
【図14】本発明の態様による一まとまりの係数を走査
するための方法を示す流れ図である。
【図15】本発明の態様によるロスレス色空間フォワー
ドマッパ構成要素およびリバースマッパ構成要素を示す
ブロック図である。
【図16】本発明の態様による色空間マッピングを行う
ための方法を示す流れ図である。
【図17】本発明の態様によるリバース色空間マッピン
グを行うための方法を示す流れ図である。
【図18】本発明が機能することができる例としての動
作環境を示す図である。
【図19】本発明による例としての通信環境を示す概略
ブロック図である。
【符号の説明】
100 ピクチャ圧縮システム 110 色空間マッパ 120,200,300,400,500 多重解像度
重複変換 130 量子化器 140 スキャナ 150 エントロピー符号器 210,220 DCT様の変換 230 出力 320 重複双直交変換 900 ロスレスピクチャ圧縮システム(ロスレス符号
化システム) 910,1010 ロスレス変換 1020 ロスレスアダマール構造(ロスレスモジュー
ル) 1100 ピクチャ圧縮解除システム 1110 エントロピー復号器 1120 リバーススキャナ 1130 逆量子化器 1140 逆変換 1150 リバース色空間マッパ 1510 フォワードマッピング構成要素 1520 リバースマッパ構成要素 1810 動作環境 1812 コンピュータシステム 1814 処理ユニット 1816 システムメモリ 1818 システムバス 1820 揮発性メモリ 1822 不揮発性メモリ 1824 ディスクストレージ 1826 インターフェース 1828 オペレーティングシステム 1830 システムアプリケーション 1832 プログラムモジュール 1834 プログラムデータ 1836 入力デバイス 1838 インターフェースポート 1840 出力デバイス 1842 出力アダプタ 1844 遠隔コンピュータ 1846 メモリ記憶デバイス 1848 ネットワークインターフェース 1850 通信コネクション 1900 コンピューティング環境 1910 クライアント 1930 サーバ 1940 サーバデータストア 1950 通信フレームワーク
フロントページの続き (72)発明者 ヘンリク エス.マルバー アメリカ合衆国 98074 ワシントン州 サマミッシュ 233 アベニュー ノース イースト 2302 Fターム(参考) 5C057 AA01 AA03 AA07 AA14 BA14 CA01 DA03 DA06 EA02 EA07 EC01 ED07 EE01 EM08 EM11 EM13 EM16 GL02 5C059 KK03 MA21 MA22 MA32 MA45 MC11 MC38 ME00 ME05 PP01 PP15 PP16 SS02 SS08 SS14 UA02 UA05 5C078 AA09 BA53 CA21 CA31 DA01 DB01 DB16 5J064 AA02 BA09 BA16 BB13 BC01 BC16 BC29 BD02 BD04 BD06

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力値を受け取り、少なくとも部分的に
    前記入力値の重複双直交変換に基づく第1の変換係数を
    含む出力を提供する第1の重複双直交変換と、 前記第1の重複双直交変換から前記第1の変換係数の少
    なくとも1つを受け取り、少なくとも部分的に前記少な
    くとも1つの第1の変換係数の重複双直交変換に基づく
    第2の変換係数を含む出力を提供する第2の重複双直交
    変換とを含むことを特徴とするピクチャ圧縮システム。
  2. 【請求項2】 入力イメージを前記入力イメージのYC
    表現にマップし、前記YC表現を前記第1
    の重複双直交変換への入力値として提供する色空間マッ
    パをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のピク
    チャ圧縮システム。
  3. 【請求項3】 入力イメージを前記入力イメージのYU
    V表現にマップし、前記YUV表現を前記第1の重複双
    直交変換への入力値として提供する色空間マッパをさら
    に含むことを特徴とする請求項1に記載のピクチャ圧縮
    システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の変換係数および前記第2の変
    換係数の少なくとも1つを量子化し、量子化された係数
    の出力を提供する量子化器をさらに含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のピクチャ圧縮システム。
  5. 【請求項5】 前記量子化された係数を走査するスキャ
    ナをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のピク
    チャ圧縮システム。
  6. 【請求項6】 前記スキャナは、少なくとも部分的にペ
    アノ様の走査順序を使用することを特徴とする請求項5
    に記載のピクチャ圧縮システム。
  7. 【請求項7】 前記量子化された係数をデジタル式にエ
    ントロピー符号化するエントロピー符号器をさらに含む
    ことを特徴とする請求項4に記載のピクチャ圧縮システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記第1の重複双直交変換は、前記入力
    値の前記重複双直交変換を行う際、整数演算を利用する
    ことを特徴とする請求項1に記載のピクチャ圧縮システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記第1の重複双直交変換は、前記入力
    値の前記重複双直交変換を行う際、浮動点演算を利用す
    ることを特徴とする請求項1に記載のピクチャ圧縮シス
    テム。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のピクチャ圧縮システ
    ムを使用することを特徴とする写真複写機。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のピクチャ圧縮システ
    ムを使用することを特徴とする文書スキャナ。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のピクチャ圧縮システ
    ムを使用することを特徴とする光学式文字認織システ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のピクチャ圧縮システ
    ムを使用することを特徴とするパーソナルデジタルアシ
    スタント。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載のピクチャ圧縮システ
    ムを使用することを特徴とするファックス装置。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載のピクチャ圧縮システ
    ムを使用することを特徴とするデジタルカメラ。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載のピクチャ圧縮システ
    ムを使用することを特徴とするデジタルビデオカメラ。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載のピクチャ圧縮システ
    ムを使用することを特徴とするセグメント化された階層
    式イメージシステム。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載のピクチャ圧縮システ
    ムを使用することを特徴とするビデオゲーム。
  19. 【請求項19】 入力イメージを色空間表現にマップす
    る色空間マッパと、 前記色空間マッパから入力値を受け取り、少なくとも部
    分的に前記入力値の階層式のアダマール変換に基づくロ
    スレス変換済み係数を含む出力を提供するロスレス変換
    と、 前記ロスレス変換済み係数をデジタル式にエントロピー
    符号化するエントロピー符号器とを含むことを特徴とす
    るピクチャ圧縮システム。
  20. 【請求項20】 前記色空間マッパは、前記入力イメー
    ジを前記入力イメージのYC表現にマップするこ
    とを特徴とする請求項19に記載のピクチャ圧縮システ
    ム。
  21. 【請求項21】 入力ビットストリームをデジタル式に
    エントロピー復号するエントロピー復号器と、 前記エントロピー復号器から入力値を受け取り、逆の階
    層式の重複双直交変換を利用して出力値を提供する逆変
    換構成要素と、 前記逆変換構成要素からの出力値をRGB出力イメージ
    にマップするリバース色空間マッパとを含むことを特徴
    とするピクチャ圧縮解除システム。
  22. 【請求項22】 前記リバース色空間マッパは、YC
    表現からの前記出力値をマップすることを特徴とす
    る請求項21に記載のピクチャ圧縮解除システム。
  23. 【請求項23】 前記エントロピー復号された入力ビッ
    トストリームをリバース走査し、量子化された第1の変
    換係数および量子化された第2の変換係数の少なくとも
    1つの出力を提供するリバーススキャナをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項21に記載のピクチャ圧縮解除シ
    ステム。
  24. 【請求項24】 量子化された第1の変換係数および量
    子化された第2の変換係数の前記少なくとも1つを逆量
    子化し、量子化解除された係数の出力を提供する逆量子
    化器をさらに含むことを特徴とする請求項23に記載の
    ピクチャ圧縮解除システム。
  25. 【請求項25】 入力ビットストリームをデジタル式に
    エントロピー復号するエントロピー復号器と、 前記エントロピー復号器からの入力値を受け取り、逆の
    階層式のアダマール変換を利用して出力値を提供する逆
    変換構成要素と、 前記逆変換構成要素からの出力値をRGB出力イメージ
    にマップするリバース色空間マッパとを含むことを特徴
    とするピクチャ圧縮解除システム。
  26. 【請求項26】 前記リバース色空間マッパは、YC
    表現からの前記出力値をマップすることを特徴とす
    る請求項21に記載のピクチャ圧縮解除システム。
  27. 【請求項27】 前記エントロピー復号された入力ビッ
    トストリームをリバース走査し、量子化された第1の変
    換係数および量子化された第2の変換係数の少なくとも
    1つの出力を提供するリバーススキャナをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項21に記載のピクチャ圧縮解除シ
    ステム。
  28. 【請求項28】 量子化された第1の変換係数および量
    子化された第2の変換係数の前記少なくとも1つを逆量
    子化し、量子化解除された係数の出力を提供する逆量子
    化器をさらに含むことを特徴とする請求項23に記載の
    ピクチャ圧縮解除システム。
  29. 【請求項29】 少なくとも部分的に入力値の重複双直
    交変換に基づいて第1レベルの係数を提供すること、お
    よび、 少なくとも部分的に第1レベルの係数の重複双直交変換
    に基づいて第2レベルの係数を提供することを含むこと
    を特徴とするピクチャデータ圧縮/符号化のための方
    法。
  30. 【請求項30】 前記第1レベルの係数を量子化するこ
    と、 前記第2レベルの係数を量子化すること、 前記第1レベルの係数および前記第2レベルの係数の少
    なくとも1つを走査すること、および、 前記第1レベルの係数および前記第2レベルの係数の少
    なくとも1つを符号化することのうち少なくとも1つの
    動作をさらに含むことを特徴とする請求項29に記載の
    方法。
  31. 【請求項31】 係数を復号すること、 少なくとも部分的に復号された係数の逆の重複双直交変
    換に基づいて第2レベルの係数を提供すること、 少なくとも部分的に第2レベルの係数および復号された
    係数の逆の重複双直交変換に基づいて第1レベルの係数
    を提供することを含むことを特徴とするピクチャデータ
    圧縮解除/復号のための方法。
  32. 【請求項32】 少なくとも部分的に入力値の階層式の
    アダマール変換に基づいて第1レベルの係数を提供する
    こと、および、 少なくとも部分的に第1レベルの係数の階層式のアダマ
    ール変換に基づいて第2レベルの係数を提供することを
    含むことを特徴とするピクチャデータ圧縮/符号化のた
    めの方法。
  33. 【請求項33】 前記第1レベルの係数を量子化するこ
    と、 前記第2レベルの係数を量子化すること、 前記第1レベルの係数および前記第2レベルの係数の少
    なくとも1つを走査すること、および、 前記第1レベルの係数および前記第2レベルの係数の少
    なくとも1つを符号化することのうち少なくとも1つの
    動作をさらに含むことを特徴とする請求項32に記載の
    方法。
  34. 【請求項34】 係数を復号すること、 少なくとも部分的に復号された係数の逆の階層式のアダ
    マール変換に基づいて第2レベルの係数を提供するこ
    と、および、 少なくとも部分的に第2レベルの係数および復号された
    係数の逆の階層式のアダマール変換に基づいて第1レベ
    ルの係数を提供することを含むことを特徴とするピクチ
    ャデータ圧縮解除/復号のための方法。
  35. 【請求項35】 データのまとまりの量子化された多重
    解像度重複変換係数を走査するための方法であって、 前記まとまりの中の各マクロブロックに関して少なくと
    も1つの第2レベルの係数を走査すること、 前記マクロブロックに関する残りの第2レベルの係数を
    走査すること、および、 前記マクロブロックの中の各ブロックに関して第1レベ
    ルの係数の第2のグループを走査することを含むことを
    特徴とする方法。
  36. 【請求項36】 前記マクロブロックの中の各ブロック
    に関して第1レベルの係数の第3のグループを走査する
    ことをさらに含むことを特徴とする請求項35に記載の
    方法。
  37. 【請求項37】 前記マクロブロックの中の各ブロック
    に関して第1レベルの係数の第4のグループを走査する
    ことをさらに含むことを特徴とする請求項36に記載の
    方法。
  38. 【請求項38】 前記マクロブロックの中の各ブロック
    に関して第1レベルの係数の第5のグループを走査する
    ことをさらに含むことを特徴とする請求項37に記載の
    方法。
  39. 【請求項39】 データ圧縮を容易にする2つ以上のコ
    ンピュータ構成要素間で伝送されるデータパケットであ
    って、 少なくとも部分的に入力値の重複双直交変換に基づく第
    1の変換係数を含むデータフィールドと、 少なくとも部分的に少なくとも1つの第1の変換係数の
    重複双直交変換に基づく第2の変換係数とを含むことを
    特徴とするデータパケット。
  40. 【請求項40】 データ圧縮を容易にする2つ以上のコ
    ンピュータ構成要素間で伝送されるデータパケットであ
    って、 少なくとも部分的に入力値の階層式のアダマール変換に
    基づく第1の変換係数を含むデータフィールドと、 少なくとも部分的に少なくとも1つの第1の変換係数の
    階層式のアダマール変換に基づく第2の変換係数とを含
    むことを特徴とするデータパケット。
  41. 【請求項41】 ピクチャ圧縮のためのシステムのコン
    ピュータ実行可能構成要素を記憶するコンピュータ可読
    媒体であって、 入力値を受け取り、少なくとも部分的に前記入力値の重
    複双直交変換に基づく第1の変換係数を含む出力を提供
    する第1の重複双直交変換構成要素と、 前記第1の重複双直交変換から前記第1の変換係数の少
    なくとも1つを受け取り、少なくとも部分的に前記少な
    くとも1つの第1の変換係数の重複双直交変換に基づく
    第2の変換係数を含む出力を提供する第2の重複双直交
    変換構成要素とを含むことを特徴とするコンピュータ可
    読媒体。
  42. 【請求項42】 ピクチャ圧縮のためのシステムのコン
    ピュータ実行可能構成要素を記憶するコンピュータ可読
    媒体であって、 入力値を受け取り、少なくとも部分的に前記入力値の階
    層式のアダマール変換に基づく第1の変換係数を含む出
    力を提供する第1の階層式のアダマール変換構成要素
    と、 前記第1の階層式のアダマール変換構成要素から前記第
    1の変換係数の少なくとも1つを受け取り、少なくとも
    部分的に前記少なくとも1つの第1の変換係数の階層式
    のアダマール変換に基づく第2の変換係数を含む出力を
    提供する第2の階層式のアダマール変換構成要素とを含
    むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  43. 【請求項43】 ピクチャ圧縮解除のためのシステムの
    コンピュータ実行可能構成要素を記憶するコンピュータ
    可読媒体であって、 入力ビットストリームをデジタル式にエントロピー復号
    するエントロピー復号器構成要素と、 前記エントロピー復号器構成要素から入力値を受け取
    り、逆の階層式の重複双直交変換を利用して出力値を提
    供する逆変換構成要素と、 前記逆変換構成要素からの出力値をRGB出力イメージ
    にマップするリバース色空間マッパ構成要素とを含むこ
    とを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  44. 【請求項44】 ピクチャ圧縮解除のためのシステムの
    コンピュータ実行可能構成要素を記憶するコンピュータ
    可読媒体であって、 入力ビットストリームをデジタル式にエントロピー復号
    するエントロピー復号器構成要素と、 前記エントロピー復号器構成要素からの値を入力し、逆
    の階層式のアダマール変換を利用して出力値を提供する
    逆変換構成要素と、 前記逆変換構成要素からの出力値をRGB出力イメージ
    にマップするリバース色空間マッパとを含むことを特徴
    とするコンピュータ可読媒体。
  45. 【請求項45】 入力イメージの色空間表現への色空間
    マッピングを行うための手段と、 前記色空間表現の多重解像度重複変換を行い、第1の変
    換係数および第2の変換係数を提供するための手段と、 前記第1の変換係数および前記第2の変換係数を量子化
    するための手段と、 前記第1の変換係数および前記第2の変換係数を走査す
    るための手段と、 前記走査された第1の変換係数および前記第2の変換係
    数をデジタル式にエントロピー符号化するための手段と
    を含むことを特徴とするピクチャ圧縮システム。
  46. 【請求項46】 RGB入力を受け取ること、 前記RGB入力の平均光度の表現を含むYチャネル出力
    を提供すること、 オレンジに近い方向全体にわたって前記RGB入力の色
    情報の表現を含むCチャネル出力を提供すること、お
    よび、 グリーンに近い方向全体にわたって前記RGB入力の色
    情報の表現を含むCチャネル出力を提供することを含
    むことを特徴とする色空間マッピングのための方法。
  47. 【請求項47】 前記RGB入力が、 R成分、G成分、およびB成分を含むこと、 少なくとも部分的にR+2G+Bに基づいて前記Yチャ
    ネルを提供すること、 少なくとも部分的に2R−2Bに基づいて前記Cチャ
    ネルを提供すること、および、 少なくとも部分的に−R+2G−Bに基づいて前記C
    チャネルを提供することのうち少なくとも1つの動作を
    さらに含むことを特徴とする請求項46に記載の方法。
  48. 【請求項48】 加算およびシフトを使用して前記Yチ
    ャネルの提供を行うこと、 加算およびシフトを使用して前記Cチャネルの提供を
    行うこと、および、 加算およびシフトを使用して前記Cチャネルの提供を
    行うことのうち少なくとも1つをさらに含むことを特徴
    とする請求項46に記載の方法。
  49. 【請求項49】 前記R成分を前記YCチャネル
    のリバースマッピングによって回復できることを特徴と
    する請求項46に記載の方法。
  50. 【請求項50】 前記G成分を前記YCチャネル
    のリバースマッピングによって回復できることを特徴と
    する請求項46に記載の方法。
  51. 【請求項51】 前記B成分を前記YCチャネル
    のリバースマッピングによって回復できることを特徴と
    する請求項46に記載の方法。
  52. 【請求項52】 平均光度を表すYチャネル、オレンジ
    に近い方向全体にわたって色情報を表すCチャネル、
    およびグリーンに近い方向全体にわたって色情報を表す
    チャネルを含むYC入力を受け取ること、 少なくとも部分的に前記YC入力に基づいてR成
    分を提供すること、 少なくとも部分的に前記YC入力に基づいてG成
    分を提供すること、および、 少なくとも部分的に前記YC入力に基づいてB成
    分を提供することを含むことを特徴とする色空間マッピ
    ングのための方法。
  53. 【請求項53】 少なくとも部分的にY+C−C
    基づいて前記R成分を提供すること、 少なくとも部分的にY+Cに基づいて前記G成分を提
    供すること、および、 少なくとも部分的にY−C−Cに基づいて前記B成
    分を提供することをさらに含むことを特徴とする請求項
    52に記載の方法。
  54. 【請求項54】 加算およびシフトを使用して前記R成
    分の提供を行うこと、 加算およびシフトを使用して前記G成分の提供を行うこ
    と、および、 加算およびシフトを使用して前記B成分の提供を行うこ
    とをさらに含むことを特徴とする請求項52に記載の方
    法。
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