JP2003324609A - 画像生成装置 - Google Patents
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- JP2003324609A JP2003324609A JP2002128961A JP2002128961A JP2003324609A JP 2003324609 A JP2003324609 A JP 2003324609A JP 2002128961 A JP2002128961 A JP 2002128961A JP 2002128961 A JP2002128961 A JP 2002128961A JP 2003324609 A JP2003324609 A JP 2003324609A
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Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械的な部分の変更や追加をすることなく、
不要空間周波数成分（振動成分等）を画像データから除
去してより高画質な画像を得ることができる画像生成装
置を提供する。 【解決手段】 入力された画像データを保持するメモリ
と、該メモリに保持された画像データに対するフィルタ
リング手段とを有する画像生成装置において、前記メモ
リに保持された画像データに対して、不要な空間周波数
成分を低減するように予め設定したフィルタ係数による
フィルタリングを実行する手段を備えていることを特徴
とする画像生成装置である。
不要空間周波数成分（振動成分等）を画像データから除
去してより高画質な画像を得ることができる画像生成装
置を提供する。 【解決手段】 入力された画像データを保持するメモリ
と、該メモリに保持された画像データに対するフィルタ
リング手段とを有する画像生成装置において、前記メモ
リに保持された画像データに対して、不要な空間周波数
成分を低減するように予め設定したフィルタ係数による
フィルタリングを実行する手段を備えていることを特徴
とする画像生成装置である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像デ
ータを保持するメモリと、該メモリに保持された画像デ
ータに対するフィルタリング手段とを有する画像生成装
置に関する。
ータを保持するメモリと、該メモリに保持された画像デ
ータに対するフィルタリング手段とを有する画像生成装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ディジタル複写機の画像品質において、
異常画像としてバンディングが知られている。このバン
ディングとは通紙中に作像系や搬送系が振動して、通紙
方向に画像の濃淡が現れる現象である。従来では、駆動
ギアの高精度化、フライホイール追加によってバンディ
ングの低減を図っている。
異常画像としてバンディングが知られている。このバン
ディングとは通紙中に作像系や搬送系が振動して、通紙
方向に画像の濃淡が現れる現象である。従来では、駆動
ギアの高精度化、フライホイール追加によってバンディ
ングの低減を図っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バンディングの低減方法では、高精度な駆動ギアを用い
たり、フライホイールを追加したりという機械的な部分
の変更や追加をしなければならないという問題があっ
た。
バンディングの低減方法では、高精度な駆動ギアを用い
たり、フライホイールを追加したりという機械的な部分
の変更や追加をしなければならないという問題があっ
た。
【０００４】そこで、本発明は、機械的な部分の変更や
追加をすることなく、不要空間周波数成分（振動成分
等）を画像データから除去してより高画質な画像を得る
ことができる画像生成装置を提供することをその目的と
する。
追加をすることなく、不要空間周波数成分（振動成分
等）を画像データから除去してより高画質な画像を得る
ことができる画像生成装置を提供することをその目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１の発明は、入力された画像データを保持する
メモリと、該メモリに保持された画像データに対するフ
ィルタリング手段とを有する画像生成装置において、前
記メモリに保持された画像データに対して、不要な空間
周波数成分を低減するように予め設定したフィルタ係数
によるフィルタリングを実行する手段を備えていること
を特徴とする画像生成装置である。
に請求項１の発明は、入力された画像データを保持する
メモリと、該メモリに保持された画像データに対するフ
ィルタリング手段とを有する画像生成装置において、前
記メモリに保持された画像データに対して、不要な空間
周波数成分を低減するように予め設定したフィルタ係数
によるフィルタリングを実行する手段を備えていること
を特徴とする画像生成装置である。
【０００６】また、請求項２の発明は、振動計測用画像
パターンを内蔵し、メモリに保持された画像データに対
するＦＦＴ機能部を有すると共に、原稿を読み取って画
像データに変換するスキャナ部を有する画像生成装置に
おいて、前記画像パターンの出力サンプルを前記スキャ
ナ部で読み取ってメモリに保存する手段と、読み取った
画像データに対するＦＦＴ実行結果から振動計測用パタ
ーン成分を取り除いた演算結果に対して逆ＦＦＴを実行
する手段と、逆ＦＦＴを実行された演算結果により得ら
れた製品個々に対する不要成分除去フィルタ係数とを備
え、機差なく不要な空間周波数成分を低減することを特
徴とする画像生成装置である。
パターンを内蔵し、メモリに保持された画像データに対
するＦＦＴ機能部を有すると共に、原稿を読み取って画
像データに変換するスキャナ部を有する画像生成装置に
おいて、前記画像パターンの出力サンプルを前記スキャ
ナ部で読み取ってメモリに保存する手段と、読み取った
画像データに対するＦＦＴ実行結果から振動計測用パタ
ーン成分を取り除いた演算結果に対して逆ＦＦＴを実行
する手段と、逆ＦＦＴを実行された演算結果により得ら
れた製品個々に対する不要成分除去フィルタ係数とを備
え、機差なく不要な空間周波数成分を低減することを特
徴とする画像生成装置である。
【０００７】また、請求項３の発明は、原稿全面の画像
データを保持できるメモリと、複数のフィルタ系列を保
持できるメモリとを有するディジタル複写機において、
前記画像データを任意の領域に分割してそれぞれの領域
に対して、領域毎の不要な空間周波数成分を低減するよ
うに個別に設定したフィルタ係数によるフィルタリング
を実行する手段とを備えていることを特徴とする画像生
成装置である。
データを保持できるメモリと、複数のフィルタ系列を保
持できるメモリとを有するディジタル複写機において、
前記画像データを任意の領域に分割してそれぞれの領域
に対して、領域毎の不要な空間周波数成分を低減するよ
うに個別に設定したフィルタ係数によるフィルタリング
を実行する手段とを備えていることを特徴とする画像生
成装置である。
【０００８】また、請求項４の発明は、振動計測用画像
パターンを内蔵し、メモリに保持された画像データの任
意の領域に対するＦＦＴ機能部を有すると共に、原稿を
読み取って画像データに変換するスキャナ部を有するデ
ィジタル複写機において、前記画像パターンの出力サン
プルを前記スキャナ部で読み取ってメモリに保存する手
段と、読み取った画像データの任意の領域に対するＦＦ
Ｔ実行結果から振動計測用パターン成分を取り除いた演
算結果に対して逆ＦＦＴを実行する手段と、逆ＦＦＴを
実行された演算結果により得られた製品個々に対する任
意の領域における不要成分除去フィルタ係数とを備え、
この領域に対する不要な空間周波数成分を低減すること
を特徴とする画像生成装置である。
パターンを内蔵し、メモリに保持された画像データの任
意の領域に対するＦＦＴ機能部を有すると共に、原稿を
読み取って画像データに変換するスキャナ部を有するデ
ィジタル複写機において、前記画像パターンの出力サン
プルを前記スキャナ部で読み取ってメモリに保存する手
段と、読み取った画像データの任意の領域に対するＦＦ
Ｔ実行結果から振動計測用パターン成分を取り除いた演
算結果に対して逆ＦＦＴを実行する手段と、逆ＦＦＴを
実行された演算結果により得られた製品個々に対する任
意の領域における不要成分除去フィルタ係数とを備え、
この領域に対する不要な空間周波数成分を低減すること
を特徴とする画像生成装置である。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は本発明の画像生成装置の構
成図、図２は図１の画像生成装置に備える振動計測用内
部パターンを示す図、図３は図２の振動計測用内部パタ
ーンの周波数成分を示す図である。
を参照して説明する。図１は本発明の画像生成装置の構
成図、図２は図１の画像生成装置に備える振動計測用内
部パターンを示す図、図３は図２の振動計測用内部パタ
ーンの周波数成分を示す図である。
【００１０】図１に示すように、通常ディジタルコピー
機はスキャナ部１で読み取った原稿の画像データを画像
処理部２で適宜処理した後メモリ部３に保持し、書き込
み部４により作像してプリンタ部５より出力する。本発
明の画像生成装置は、さらに、メモリ部３にアクセスで
きるＦＦＴ部６及びフィルタ部７と、このフィルタ係数
を保持しておくフィルタ係数保持メモリ部８と、図２に
示す振動計測用内部パターン部９とが追加される。図２
に示すように、振動計測用内部パターンは、副走査方向
に一定の間隔で横線が作像されるパターンであり、その
副走査方向の空間周波数特性Ｐ（ω）は図３に示され
る。空間周波数特性Ｐ（ω）はその時間領域での設計値
に対してＦＦＴ（高速フーリエ変換）を実行することで
得られる。
機はスキャナ部１で読み取った原稿の画像データを画像
処理部２で適宜処理した後メモリ部３に保持し、書き込
み部４により作像してプリンタ部５より出力する。本発
明の画像生成装置は、さらに、メモリ部３にアクセスで
きるＦＦＴ部６及びフィルタ部７と、このフィルタ係数
を保持しておくフィルタ係数保持メモリ部８と、図２に
示す振動計測用内部パターン部９とが追加される。図２
に示すように、振動計測用内部パターンは、副走査方向
に一定の間隔で横線が作像されるパターンであり、その
副走査方向の空間周波数特性Ｐ（ω）は図３に示され
る。空間周波数特性Ｐ（ω）はその時間領域での設計値
に対してＦＦＴ（高速フーリエ変換）を実行することで
得られる。
【００１１】図４は振動計測用内部パターンの読みとり
結果を示す図、図５は不要成分除去フィルタの特性を示
す図である。図１に示した内部パターン部９の画像デー
タは書き込み部４に送られ、プリンタ部５により出力さ
れる。出力されたサンプル画像には、図３の空間周波数
特性Ｐ（ω）以外の本来の出力画像には不要である振動
等の成分がその副走査方向に重畳されて、副走査方向に
図４のような振動成分Ｖを有する空間周波数特性を持っ
て出力される。この空間周波数特性をＱ（ω）とする。
空間周波数特性Ｑ（ω）は画像データが蓄積されたメモ
リ部３に対して、副走査方向にＦＦＴを実行することで
得ることができる。
結果を示す図、図５は不要成分除去フィルタの特性を示
す図である。図１に示した内部パターン部９の画像デー
タは書き込み部４に送られ、プリンタ部５により出力さ
れる。出力されたサンプル画像には、図３の空間周波数
特性Ｐ（ω）以外の本来の出力画像には不要である振動
等の成分がその副走査方向に重畳されて、副走査方向に
図４のような振動成分Ｖを有する空間周波数特性を持っ
て出力される。この空間周波数特性をＱ（ω）とする。
空間周波数特性Ｑ（ω）は画像データが蓄積されたメモ
リ部３に対して、副走査方向にＦＦＴを実行することで
得ることができる。
【００１２】今、空間周波数特性Ｑ（ω）と空間周波数
特性Ｐ（ω）との差分Ｒ（ω）、 Ｒ（ω）＝Ｐ（ω）−Ｑ（ω）・・・（１） を考える。この時、差分Ｒ（ω）の空間周波数特性は図
５に示すようになる。この差分Ｒ（ω）は振動計測用内
部パターンを含まない出力サンプルの空間周波数特性と
は全く逆の特性を持つ。よって、この差分Ｒ（ω）を不
要成分を除去するディジタルフィルタ（不要成分除去フ
ィルタ）として考え、読み取られた画像データに対して
差分Ｒ（ω）によるフィルタリングを実施することによ
りディジタルコピー機が持つ振動等の本来の画像に不要
な成分を低減することができる。
特性Ｐ（ω）との差分Ｒ（ω）、 Ｒ（ω）＝Ｐ（ω）−Ｑ（ω）・・・（１） を考える。この時、差分Ｒ（ω）の空間周波数特性は図
５に示すようになる。この差分Ｒ（ω）は振動計測用内
部パターンを含まない出力サンプルの空間周波数特性と
は全く逆の特性を持つ。よって、この差分Ｒ（ω）を不
要成分を除去するディジタルフィルタ（不要成分除去フ
ィルタ）として考え、読み取られた画像データに対して
差分Ｒ（ω）によるフィルタリングを実施することによ
りディジタルコピー機が持つ振動等の本来の画像に不要
な成分を低減することができる。
【００１３】差分Ｒ（ω）の空間周波数特性を持つディ
ジタルフィルタのフィルタ係数ｒ（ｎ）は、差分Ｒ
（ω）を逆ＦＦＴすることにより得ることができる。得
られたフィルタ係数ｒ（ｎ）は、フィルタ係数保持メモ
リ部８に保持される。その後、画像データが入力される
毎にフィルタ係数ｒ（ｎ）のディジタルフィルタによる
フィルタリングを実施することで、本来の画像に不要な
成分を低減することができる。
ジタルフィルタのフィルタ係数ｒ（ｎ）は、差分Ｒ
（ω）を逆ＦＦＴすることにより得ることができる。得
られたフィルタ係数ｒ（ｎ）は、フィルタ係数保持メモ
リ部８に保持される。その後、画像データが入力される
毎にフィルタ係数ｒ（ｎ）のディジタルフィルタによる
フィルタリングを実施することで、本来の画像に不要な
成分を低減することができる。
【００１４】図６は異なるピッチのバンディングが混在
している場合を説明するための図である。図６に示すよ
うに、領域１にピッチＰ１、領域２にピッチＰ２である
バンディングが混在する場合を考える。領域１の副走査
方向の空間周波数特性をＱ１（ω）とする。領域１に対
する不要成分除去フィルタＲ１（ω）は、（１）式と同
様に、 Ｒ１（ω）＝Ｐ（ω）−Ｑ１（ω）・・・（２） で得ることができる。またこのＲ１（ω）のフィルタ係
数ｒ１（ｎ）はＲ１（ω）の逆ＦＦＴから得ることがで
きる。同様に領域２に対して、不要成分除去フィルタＲ
２（ω） Ｒ２（ω）＝Ｐ（ω）−Ｑ２（ω）・・・（３） を考え、Ｒ２（ω）の逆ＦＦＴによりフィルタ係数ｒ２
（ｎ）を得る。得られたフィルタ係数列ｒ１（ｎ）およ
びｒ２（ｎ）はフィルタ係数保持メモリ部８に保持され
る。以後、画像データが入力される毎に領域１に対して
はフィルタ係数ｒ１（ｎ）によるフィルタリング、領域
２に対してはフィルタ係数ｒ２（ｎ）によるフィルタリ
ングを実施することで、ピッチの異なるバンディングが
混在する画像に対しても、本来の画像に不要な成分を低
減することができる。
している場合を説明するための図である。図６に示すよ
うに、領域１にピッチＰ１、領域２にピッチＰ２である
バンディングが混在する場合を考える。領域１の副走査
方向の空間周波数特性をＱ１（ω）とする。領域１に対
する不要成分除去フィルタＲ１（ω）は、（１）式と同
様に、 Ｒ１（ω）＝Ｐ（ω）−Ｑ１（ω）・・・（２） で得ることができる。またこのＲ１（ω）のフィルタ係
数ｒ１（ｎ）はＲ１（ω）の逆ＦＦＴから得ることがで
きる。同様に領域２に対して、不要成分除去フィルタＲ
２（ω） Ｒ２（ω）＝Ｐ（ω）−Ｑ２（ω）・・・（３） を考え、Ｒ２（ω）の逆ＦＦＴによりフィルタ係数ｒ２
（ｎ）を得る。得られたフィルタ係数列ｒ１（ｎ）およ
びｒ２（ｎ）はフィルタ係数保持メモリ部８に保持され
る。以後、画像データが入力される毎に領域１に対して
はフィルタ係数ｒ１（ｎ）によるフィルタリング、領域
２に対してはフィルタ係数ｒ２（ｎ）によるフィルタリ
ングを実施することで、ピッチの異なるバンディングが
混在する画像に対しても、本来の画像に不要な成分を低
減することができる。
【００１５】図７はフィルタリング実施後の画像データ
を示す図、図８は振動成分を示す図、図９は振動成分が
重畳された画像データを示す図である。まず、不要成分
を除去するための調整モードを実行する。ある領域でピ
ッチＰの振動を画像に与えるディジタルコピー機におい
て、図２の振動計測用内部パターンを出力する。出力さ
れたサンプルをスキャナ部１で読み取り、画像データを
画像用のメモリ部３に蓄積する。この画像データについ
て、ＦＦＴ部６により副走査方向にＦＦＴを実行し空間
周波数特性を求める。求められた特性から、図３の振動
計測用内部パターンの空間周波数成分を取り除く。残っ
た振動成分Ｖの特性を反転し、逆ＦＦＴを実行し、不要
成分除去フィルタ係数を得る。
を示す図、図８は振動成分を示す図、図９は振動成分が
重畳された画像データを示す図である。まず、不要成分
を除去するための調整モードを実行する。ある領域でピ
ッチＰの振動を画像に与えるディジタルコピー機におい
て、図２の振動計測用内部パターンを出力する。出力さ
れたサンプルをスキャナ部１で読み取り、画像データを
画像用のメモリ部３に蓄積する。この画像データについ
て、ＦＦＴ部６により副走査方向にＦＦＴを実行し空間
周波数特性を求める。求められた特性から、図３の振動
計測用内部パターンの空間周波数成分を取り除く。残っ
た振動成分Ｖの特性を反転し、逆ＦＦＴを実行し、不要
成分除去フィルタ係数を得る。
【００１６】次に、実際のコピー動作に対する振動成分
の除去をする。スキャナ部１により原稿を読み込みメモ
リ部３に蓄積する。この画像データに対して上記で得ら
れた不要成分除去フィルタによるフィルタリングを実施
し、プリンタ部５から出力する。フィルタリングされた
画像データ（図７）には予め振動成分を打ち消すように
フィルタリングされており、これに振動成分（図８）が
重畳されることにより、より原稿に近いコピー画像（図
９）を得ることができる。
の除去をする。スキャナ部１により原稿を読み込みメモ
リ部３に蓄積する。この画像データに対して上記で得ら
れた不要成分除去フィルタによるフィルタリングを実施
し、プリンタ部５から出力する。フィルタリングされた
画像データ（図７）には予め振動成分を打ち消すように
フィルタリングされており、これに振動成分（図８）が
重畳されることにより、より原稿に近いコピー画像（図
９）を得ることができる。
【００１７】以上のように本発明は、ディジタル複写機
において、空間周波数特性が既知である振動計測用パタ
ーンを内蔵し、このパターンの出力サンプルをスキャナ
部で読み取り、その画像データに対してＦＦＴを実施
し、得られた空間周波数特性から前述の振動計測用パタ
ーン成分を除去した空間周波数特性を反転し逆ＦＦＴを
実施することで得られた不要成分除去フィルタによっ
て、入力された画像の不要振動成分を除去してより高画
質な画像を出力することができる画像生成方式を有する
画像生成装置に関するものである。
において、空間周波数特性が既知である振動計測用パタ
ーンを内蔵し、このパターンの出力サンプルをスキャナ
部で読み取り、その画像データに対してＦＦＴを実施
し、得られた空間周波数特性から前述の振動計測用パタ
ーン成分を除去した空間周波数特性を反転し逆ＦＦＴを
実施することで得られた不要成分除去フィルタによっ
て、入力された画像の不要振動成分を除去してより高画
質な画像を出力することができる画像生成方式を有する
画像生成装置に関するものである。
【００１８】本発明は、機械的な部分の変更や追加をす
ることなくバンディングを低減するため、ソフトウェア
で実現できるＦＦＴ機能およびフィルタリング機能と、
フィルタリングに要するフィルタ係数を決定するための
振動計測用内部パターンとを追加することで、コピー機
全体としての不要空間周波数成分（振動成分等）を画像
データから除去してより高画質な画像を得ることができ
る。なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
い。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施することができる。
ることなくバンディングを低減するため、ソフトウェア
で実現できるＦＦＴ機能およびフィルタリング機能と、
フィルタリングに要するフィルタ係数を決定するための
振動計測用内部パターンとを追加することで、コピー機
全体としての不要空間周波数成分（振動成分等）を画像
データから除去してより高画質な画像を得ることができ
る。なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
い。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施することができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よれば、画像データに対して、既知である振動成分等の
不要成分を打ち消すようにフィルタリングを実施するこ
とにより、ギア高精度化やフライホイール追加等のコス
トアップとなるような構成を要せずとも不要成分を取り
除いた高画質なコピー画像を得ることができる。
よれば、画像データに対して、既知である振動成分等の
不要成分を打ち消すようにフィルタリングを実施するこ
とにより、ギア高精度化やフライホイール追加等のコス
トアップとなるような構成を要せずとも不要成分を取り
除いた高画質なコピー画像を得ることができる。
【００２０】また、請求項２の発明によれば、画像デー
タに対して、振動等の不要成分と逆特性を持つ製品毎に
最適なフィルタ係数を得ることができ、このフィルタ係
数によるフィルタリングを実施することにより、ギア高
精度化やフライホイール追加等のコストアップとなるよ
うな構成を要せずとも不要成分を取り除いた機差のない
高画質なコピー画像を得ることができる。
タに対して、振動等の不要成分と逆特性を持つ製品毎に
最適なフィルタ係数を得ることができ、このフィルタ係
数によるフィルタリングを実施することにより、ギア高
精度化やフライホイール追加等のコストアップとなるよ
うな構成を要せずとも不要成分を取り除いた機差のない
高画質なコピー画像を得ることができる。
【００２１】また、請求項３の発明によれば、領域によ
って振動周波数成分が異なる画像データにおいて、それ
ぞれの領域に対して既知である振動成分等の不要成分を
打ち消すようにフィルタリングを実施することにより、
ギア高精度化やフライホイール追加等のコストアップと
なるような構成を要せずとも個々の領域の不要成分を取
り除いた高画質なコピー画像を得ることができる。
って振動周波数成分が異なる画像データにおいて、それ
ぞれの領域に対して既知である振動成分等の不要成分を
打ち消すようにフィルタリングを実施することにより、
ギア高精度化やフライホイール追加等のコストアップと
なるような構成を要せずとも個々の領域の不要成分を取
り除いた高画質なコピー画像を得ることができる。
【００２２】また、請求項４の発明によれば、領域によ
って振動周波数成分が異なる画像データにおいて、領域
毎に振動等の不要成分と逆特性を持つ製品毎に最適なフ
ィルタ係数を得ることができ、このフィルタ係数による
フィルタリングを実施することにより、ギア高精度化や
フライホイール追加等のコストアップとなるような構成
を要せずとも個々の領域毎に不要成分を取り除いた機差
のない高画質なコピー画像を得ることができる。
って振動周波数成分が異なる画像データにおいて、領域
毎に振動等の不要成分と逆特性を持つ製品毎に最適なフ
ィルタ係数を得ることができ、このフィルタ係数による
フィルタリングを実施することにより、ギア高精度化や
フライホイール追加等のコストアップとなるような構成
を要せずとも個々の領域毎に不要成分を取り除いた機差
のない高画質なコピー画像を得ることができる。
【図１】本発明の画像生成装置の構成図である。
【図２】図１の画像生成装置に備える振動計測用内部パ
ターンを示す図である。
ターンを示す図である。
【図３】図２の振動計測用内部パターンの周波数成分を
示す図である。
示す図である。
【図４】振動計測用内部パターンの読みとり結果を示す
図である。
図である。
【図５】不要成分除去フィルタの特性を示す図である。
【図６】異なるピッチのバンディングが混在している場
合を説明するための図である。
合を説明するための図である。
【図７】フィルタリング実施後の画像データを示す図で
ある。
ある。
【図８】振動成分を示す図である。
【図９】振動成分が重畳された画像データを示す図であ
る。
る。
１ スキャナ部
２ 画像処理部
３ メモリ部
４ 書き込み部
５ プリンタ部
６ ＦＦＴ部
７ フィルタ部
８ フィルタ係数保持メモリ部
９ 内部パターン部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 5B057 AA11 CA08 CA12 CA16 CB08
CB12 CB16 CC01 CE06 CE11
CH07 CH08 CH11
5C077 LL04 LL19 NN02 PP02 PP03
PP10 PP49 PP59 PQ12 PQ22
SS01 TT06
Claims (4)
- 【請求項１】 入力された画像データを保持するメモリ
と、該メモリに保持された画像データに対するフィルタ
リング手段とを有する画像生成装置において、 前記メモリに保持された画像データに対して、不要な空
間周波数成分を低減するように予め設定したフィルタ係
数によるフィルタリングを実行する手段を備えているこ
とを特徴とする画像生成装置。 - 【請求項２】 振動計測用画像パターンを内蔵し、メモ
リに保持された画像データに対するＦＦＴ機能部を有す
ると共に、原稿を読み取って画像データに変換するスキ
ャナ部を有する画像生成装置において、 前記画像パターンの出力サンプルを前記スキャナ部で読
み取ってメモリに保存する手段と、読み取った画像デー
タに対するＦＦＴ実行結果から振動計測用パターン成分
を取り除いた演算結果に対して逆ＦＦＴを実行する手段
と、逆ＦＦＴを実行された演算結果により得られた製品
個々に対する不要成分除去フィルタ係数とを備え、機差
なく不要な空間周波数成分を低減することを特徴とする
画像生成装置。 - 【請求項３】 原稿全面の画像データを保持できるメモ
リと、複数のフィルタ系列を保持できるメモリとを有す
るディジタル複写機において、前記画像データを任意の
領域に分割してそれぞれの領域に対して、領域毎の不要
な空間周波数成分を低減するように個別に設定したフィ
ルタ係数によるフィルタリングを実行する手段とを備え
ていることを特徴とする画像生成装置。 - 【請求項４】 振動計測用画像パターンを内蔵し、メモ
リに保持された画像データの任意の領域に対するＦＦＴ
機能部を有すると共に、原稿を読み取って画像データに
変換するスキャナ部を有するディジタル複写機におい
て、 前記画像パターンの出力サンプルを前記スキャナ部で読
み取ってメモリに保存する手段と、読み取った画像デー
タの任意の領域に対するＦＦＴ実行結果から振動計測用
パターン成分を取り除いた演算結果に対して逆ＦＦＴを
実行する手段と、逆ＦＦＴを実行された演算結果により
得られた製品個々に対する任意の領域における不要成分
除去フィルタ係数とを備え、この領域に対する不要な空
間周波数成分を低減することを特徴とする画像生成装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002128961A JP2003324609A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 画像生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002128961A JP2003324609A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 画像生成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003324609A true JP2003324609A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29542545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002128961A Withdrawn JP2003324609A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 画像生成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003324609A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012191552A (ja) * | 2011-03-14 | 2012-10-04 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体 |
-
2002
- 2002-04-30 JP JP2002128961A patent/JP2003324609A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012191552A (ja) * | 2011-03-14 | 2012-10-04 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |