JP2003324141A - ウェーハ保持装置 - Google Patents

ウェーハ保持装置

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JP2003324141A JP2002127103A JP2002127103A JP2003324141A JP 2003324141 A JP2003324141 A JP 2003324141A JP 2002127103 A JP2002127103 A JP 2002127103A JP 2002127103 A JP2002127103 A JP 2002127103A JP 2003324141 A JP2003324141 A JP 2003324141A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェーハを回転可能に保持するウェーハ保持装
置上でウェーハのセンタリングができる様にし、ウェー
ハのセンタリングを確実迅速に且つ高精度に行える様に
する。 【解決手段】ウェーハチャックと、該ウェーハチャック
と同心にウェーハを載置可能なウェーハ受け孔5を具備
するウェーハ受載板4と、該ウェーハ受載板に設けら
れ、前記ウェーハ受け孔に沿って等間隔に設けられ、ウ
ェーハを中心方向に押圧する少なくとも3組のセンタリ
ングユニットと、該センタリングユニットを同期して駆
動しセンタリングを行うセンタリング駆動機構とを具備
し、前記センタリングユニットは前記ウェーハ受け孔の
半径方向に進退しウェーハ周縁に当接可能なピストン1
8を有し、前記センタリング駆動機構は前記ピストンを
進退させ、前記ウェーハチャックとウェーハ受載板とは
相対的に昇降可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造工程で、
ウェーハを回転させ処理する装置、例えばウェーハに付
着する異物、ウェーハ表面の傷を検査する表面検査装
置、ウェーハ表面に膜を生成或は塗布する装置等に於い
て、ウェーハのセンタリング機能を具備するウェーハ保
持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコン等半導体のウェーハに多数の半
導体素子が形成されて半導体装置が製造されるが、高密
度集積化の為、加工は増々微細化され、更に歩留りの向
上の為、ウェーハの大径化が増々促進されている。
【0003】高密度集積化、微細化に伴いウェーハに付
着する異物は製品品質、製品の歩留りに大きく影響す
る。この為、半導体製造工程には検査工程が組込まれ、
検査装置によりウェーハの表面検査を行い、ウェーハに
付着した異物の付着状況或は傷の有無等を検査してい
る。
【0004】ウェーハの表面検査はウェーハを高速で回
転し、ウェーハ表面にレーザ光線を照射して円周方向に
走査し、ウェーハ表面で反射されるレーザ光線を受光
し、反射状況により異物、傷等の付着を検出している。
【0005】上記した様に、ウェーハは増々大径化する
一方、更に検査時間を短縮し、生産性を向上させること
が求められており、検査時のウェーハ回転速度も増大さ
れている。従って、ウェーハの検査時、保持されたウェ
ーハには大きな遠心力が作用する。又、ウェーハ中心と
ウェーハ保持装置の回転中心との偏心量はウェーハに作
用する遠心力に大きく影響する。
【0006】更に、ウェーハ表面上の異物、欠陥を検出
した場合、異物、欠陥の位置(座標)はウェーハのエッ
ジを基準として示される。ウェーハのエッジはウェーハ
保持装置に保持され、回転された状態で検出されるが、
ウェーハの偏心量が大きい場合は回転によりウェーハの
エッジが大きく移動することとなり、正確にエッジを検
出することが難しくなり、基準座標の精度が悪くなる。
この為、検出された異物、欠陥の位置情報の精度も低下
する。
【0007】この為、ウェーハ保持装置にウェーハを保
持させる場合に、ウェーハ中心とウェーハ保持装置の回
転中心とは正確に一致させる必要がある。
【0008】従来、ウェーハのセンタリングは、表面検
査装置の他に別途センタリング装置を具備しており、該
センタリング装置でウェーハの中心合せを行い、その後
ウェーハ移載機構で表面検査装置のウェーハ保持装置に
ウェーハを移載しており、センタリング装置でのウェー
ハの中心合せが前記ウェーハ保持装置がウェーハを保持
した時に反映される様になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記した従
来のウェーハセンタリングでは以下に示す不具合があ
る。
【0010】ウェーハのセンタリングをウェーハ保持装
置で行わず、別途設けたセンタリング装置で行っている
為、センタリング装置からウェーハ保持装置に移載する
間で誤差が生じる場合がある。
【0011】又、ウェーハ保持装置とセンタリング装置
との位置合せをウェーハ移載機構を介して行わなければ
ならず、調整が面倒である等の問題があった。
【0012】本発明は斯かる実情に鑑み、ウェーハ保持
装置上でウェーハのセンタリングができる様にし、ウェ
ーハのセンタリングを確実迅速に且つ高精度に行える様
にするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウェーハチャ
ックと、該ウェーハチャックと同心にウェーハを載置可
能なウェーハ受け孔を具備するウェーハ受載板と、該ウ
ェーハ受載板に設けられ、前記ウェーハ受け孔に沿って
等間隔に設けられ、ウェーハを中心方向に押圧する少な
くとも3組のセンタリングユニットと、該センタリング
ユニットを同期して駆動しセンタリングを行うセンタリ
ング駆動機構とを具備し、前記センタリングユニットは
前記ウェーハ受け孔の半径方向に進退しウェーハ周縁に
当接可能なピストンを有し、前記センタリング駆動機構
は前記ピストンを進退させ、前記ウェーハチャックとウ
ェーハ受載板とは相対的に昇降可能であるウェーハ保持
装置に係り、又前記センタリングユニットは半径方向に
進退可能なピストンホルダを具備し、前記センタリング
駆動機構は前記ピストンホルダを進退させ、前記ピスト
ンは前記ピストンホルダに進退可能に設けられ、中心方
向に付勢されたウェーハ保持装置に係り、又前記センタ
リング駆動機構は前記センタリングユニットを駆動する
複数のリンクレバーを有し、該複数のリンクレバーは相
互に連結され、同期して駆動されるウェーハ保持装置に
係り、又前記リンクレバーの少なくとも1つの端部に当
接する偏心カムと、該偏心カムを駆動する駆動モータを
具備したウェーハ保持装置に係り、更に又センタリング
作動を複数回繰返すウェーハ保持装置に係るものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0015】図示しない駆動部に連結された回転軸1の
上端にウェーハチャック2が設けられ、該ウェーハチャ
ック2は真空吸着でウェーハ3を保持可能となってい
る。
【0016】前記ウェーハチャック2の上方にはウェー
ハ受載板4が設けられ、該ウェーハ受載板4にはウェー
ハ受け孔5が設けられ、該ウェーハ受け孔5は前記ウェ
ーハチャック2と同心であり、又該ウェーハチャック2
が自在に通過できる様、該ウェーハチャック2に比べ若
干大きくなっている。又、前記ウェーハ受け孔5の内縁
にはフランジ6が形成され、該フランジ6に前記ウェー
ハ3が載置される様になっている。尚、前記ウェーハ受
載板4には前記ウェーハ3を移載する搬送ロボット(図
示せず)が干渉しない様に欠切部7が形成され、又前記
ウェーハチャック2が前記ウェーハ受載板4に対して移
動する場合の通路として欠切部8が形成されている。
【0017】前記ウェーハ受載板4に等間隔で3組のセ
ンタリングユニット9a,9b,9cが設けられ、又該
センタリングユニット9a,9b,9cは前記ウェーハ
受け孔5の半径の延長線上に設けられている。又、前記
ウェーハ受載板4の裏面には、前記3組のセンタリング
ユニット9a,9b,9cを同時に動作させるセンタリ
ング駆動機構11が設けられている。
【0018】前記センタリングユニット9a,9b,9
cについて説明する。
【0019】該センタリングユニット9a,9b,9c
は同一構造であり、以下はセンタリングユニット9aに
ついて説明する。
【0020】前記ウェーハ受載板4の上面から収納溝1
2を形成する。該収納溝12は前記ウェーハ受け孔5に
対して開口し、深さは前記ウェーハ受載板4の上面から
前記フランジ6上面迄の深さより深くなっている。前記
収納溝12にホルダガイド13を固定、或は嵌合固着す
る。該ホルダガイド13はピストンガイド溝14が形成
された断面逆凹字形であり、該ピストンガイド溝14は
前記ウェーハ受け孔5の半径の延長線上に位置してい
る。前記ピストンガイド溝14にピストンホルダ16が
前記ウェーハ受け孔5の半径方向に摺動自在に設けら
れ、前記ピストンホルダ16にはシリンダ孔17が前記
ウェーハ受け孔5の半径上に穿設され、前記シリンダ孔
17にはピストン18が摺動自在に嵌入されている。該
ピストン18の中心側端部は径が大きくなった頭部18
aであり、該頭部18aの先端面は曲面加工されてい
る。又、該頭部18aの先端面を弗素樹脂等でコーティ
ングし、或は該頭部18aを合成樹脂製としてもよい。
【0021】前記ピストン18の基端と前記シリンダ孔
17の底面間には圧縮スプリング19が圧縮状態で設け
られている。又、前記ピストンホルダ16の基端部には
前記シリンダ孔17と同心のバネ力調整螺子21が螺入
されている。該バネ力調整螺子21は前記圧縮スプリン
グ19の基端と当接しており、前記バネ力調整螺子21
を回転させて進退させることで、前記圧縮スプリング1
9の圧縮量が調整される。
【0022】前記ピストン18にはストッパピン22が
植設されており、該ストッパピン22は前記ピストンホ
ルダ16に穿設された長孔23に摺動自在に嵌合してお
り、前記シリンダ孔17と前記ピストンホルダ16間の
相対変位量は、前記ストッパピン22の前記長孔23に
対する可動範囲に制限される。
【0023】前記ピストンホルダ16の下面には前記収
納溝12の底面を貫通する可動ピン24が立設され、該
可動ピン24が貫通する孔25は前記ウェーハ受け孔5
の半径方向に長孔となっている。前記可動ピン24には
後述するリンクレバー31の端部が当接する。
【0024】前記ウェーハ受載板4の裏面にバネ軸26
が立設され、該バネ軸26に捩りコイルバネ27が設け
られ、該捩りコイルバネ27の一端は前記可動ピン24
に係合し、他端は前記ウェーハ受載板4の裏面に立設さ
れたバネ受けピン28に係合し、前記ピストンホルダ1
6は前記可動ピン24を介して前記捩りコイルバネ27
により中心方向に付勢されている。
【0025】次に、前記センタリング駆動機構11につ
いて説明する。
【0026】前記ウェーハ受載板4の裏面に4本のリン
クレバー31,32,33,34が前記ウェーハ受け孔
5の周囲に、該ウェーハ受け孔5と同心の円周上に等間
隔で枢着され、前記リンクレバー31,32と前記リン
クレバー33,34とは対称に配置されている。
【0027】前記リンクレバー31と前記リンクレバー
32とが連結ピン35を介して一端部で連結され、該連
結ピン35はピンガイド36により前記ウェーハ受け孔
5の半径方向に移動可能に支持されている。前記リンク
レバー34と前記リンクレバー33も同様に連結ピン3
7により一端部で連結され、該連結ピン37はピンガイ
ド38により半径方向に移動可能に支持されている。
尚、40は前記ウェーハ受載板4を一体化する為の連結
バーである。
【0028】前記リンクレバー32と前記リンクレバー
33の他端部は接触しない様に上下に配置され、又該他
端部は前記ウェーハ受け孔5の半径に対して直交する様
に屈曲し、前記リンクレバー32と前記リンクレバー3
3の他端部が前記可動ピン24に当接している。
【0029】前記リンクレバー31の他端部、前記リン
クレバー34の他端部も同様に前記ウェーハ受け孔5の
半径に対して直交する様に屈曲しており、両他端部はそ
れぞれ他の2つのセンタリングユニット9a,9bの可
動ピン24に当接している。前記リンクレバー31の屈
曲した他端部は更に延出してセンサ作動片39となって
おり、該センサ作動片39の可動範囲に光電センサ4
1,42が設けられている。
【0030】前記リンクレバー32,33の屈曲した他
端部の反可動ピン側にはセンタリング駆動部43が係合
している。
【0031】該センタリング駆動部43について図7を
参照して説明する。
【0032】該センタリング駆動部43は前記センタリ
ングユニット9cに対して設けられ、上記した様に、前
記リンクレバー32とリンクレバー33の屈曲した他端
部が重合する位置に設けられる。
【0033】前記ウェーハ受載板4の下面にモータベー
ス44が固着され、該モータベース44はクランク形状
をしており、前記可動ピン24の下方を覆う様に張出し
ている。前記モータベース44に駆動モータ45が減速
器46を介して設けられ、該減速器46の出力軸には偏
心カム47が軸着され、該偏心カム47は前記リンクレ
バー32,33の屈曲した他端部に当接している。前記
可動ピン24は前記捩りコイルバネ27によって中心方
向に付勢されており、前記可動ピン24は前記捩りコイ
ルバネ27によって前記リンクレバー32,33に押圧
され、更に該リンクレバー32,33が前記偏心カム4
7に押圧されている。
【0034】而して、前記駆動モータ45により前記減
速器46を介して前記偏心カム47が回転されると、前
記リンクレバー32,33の他端部が半径方向に変位す
る。該リンクレバー32,33の他端部の変位は前記セ
ンタリングユニット9cの可動ピン24に伝達されると
共に前記リンクレバー32,31を介して前記センタリ
ングユニット9aの可動ピン24に伝達され、前記リン
クレバー33,34を介してセンタリングユニット9b
の可動ピン24に伝達される様になっている。又、前記
センタリングユニット9a,9b,9cの全ての可動ピ
ン24の動き量が同一となる様に、前記リンクレバー3
1,32,33,34のレバー比が設定されている。
【0035】以下、センタリング作動について説明す
る。
【0036】前記ウェーハチャック2が降下し、前記ピ
ストンホルダ16が後退した状態(図2、図5、図7参
照)で、前記ウェーハ3が前記ウェーハ受載板4の前記
ウェーハ受け孔5内に載置される。前記リンクレバー3
1先端のセンサ作動片39は前記光電センサ41を遮光
している状態である。該光電センサ41が遮光されてい
ると該光電センサ41からの信号によって、前記センタ
リング駆動機構11が作動していないことが判断され
る。
【0037】前記駆動モータ45が駆動され、前記偏心
カム47が回転される。該偏心カム47の回転により前
記リンクレバー32,33の他端部が中心側に変位し、
前記偏心カム47による変位は前記リンクレバー32,
31を介して前記センタリングユニット9aの可動ピン
24に、又前記リンクレバー33,34を介して前記セ
ンタリングユニット9bの可動ピン24に伝達される。
全ての可動ピン24は前記捩りコイルバネ27により中
心側に付勢されているので、前記リンクレバー32,3
1、及び前記リンクレバー33,34の変位に追従し、
前記全てのセンタリングユニット9a,9b,9cのピ
ストンホルダ16が同時に中心方向に同じ変位量で移動
する。
【0038】前記ピストンホルダ16と一体に前記ピス
トン18が中心方向に変位し、前記頭部18aが前記ウ
ェーハ3の周縁に当接する。該ウェーハ3が偏心してい
た場合、偏心している側の前記頭部18aが先ず前記ウ
ェーハ3の周縁に当接し、該ウェーハ3を中心側に押込
み、該ウェーハ3が中心に合致すると、全ての前記頭部
18aが前記ウェーハ3の周縁に当接する。
【0039】該ウェーハ3の外径寸法は、僅かであるが
誤差を有している。前記可動ピン24は前記偏心カム4
7の回転により、前記頭部18aが前記ウェーハ3に当
接した後も所要量中心側に変位される(図8参照)。従
って、前記ピストンホルダ16と前記ピストン18とは
半径方向に相対変位する。前記ピストンホルダ16と前
記ピストン18との相対変位は前記ストッパピン22と
前記長孔23との遊びによって許容されている。又、相
対変位量は前記ウェーハ3の寸法誤差を吸収する充分な
量に設定されている。
【0040】前記センタリング駆動機構11によりセン
タリングが行われると、前記センサ作動片39は前記光
電センサ42を遮光する。該光電センサ42が遮光され
ると、該光電センサ42からの検出信号で、センタリン
グが行われている状態であることが判断される。
【0041】尚、摩擦等の影響で、一度のセンタリング
作動では正確にセンタリングされていない場合が考えら
れるので、センタリング作動は複数回、少なくとも2回
実施される。複数回センタリングが行われることで、精
度の高いセンタリングが行われる。
【0042】センタリング作動が完了すると、前記セン
サ作動片39からの信号が確認され、前記ウェーハチャ
ック2が上昇し、該ウェーハチャック2が前記ウェーハ
3を保持する。前記ウェーハチャック2を介し前記ウェ
ーハ3が回転され、該ウェーハ3の表面が検査される。
【0043】尚、上記実施の形態では3組のセンタリン
グユニット9を設けたが4組以上設けてもよい。又、各
センタリングユニット9をリンクレバーで連結し、同期
させ作動させる様にしたが、リング状のカムを設け、リ
ング状のカム回転により全ての前記可動ピン24を同期
して変位させる様にしてもよい。
【0044】又、センタリングする位置と、前記ウェー
ハチャック2により前記ウェーハ3をチャックする位置
とは同一であるので、前記センタリング駆動機構11の
センタリング精度を高めることでそのまま前記ウェーハ
チャック2に対する前記ウェーハ3のセンタリング精度
が向上する。
【0045】従って、調整作業が簡単であり、又別途セ
ンタリング装置が必要ないので、装置コストも低減す
る。
【0046】尚、ウェーハの表面検査を実施する際に、
前記ウェーハ受載板4、前記センタリング駆動機構11
が障害になる場合は、前記ウェーハチャック2とウェー
ハ受載板4の一方を水平方向に移動可能とする。この場
合、前記ウェーハチャック2が前記ウェーハ3を保持し
た状態(該ウェーハ3を持上げた状態)で例えば前記ウ
ェーハ受載板4が移動する。該ウェーハ受載板4の移動
に際して前記ウェーハチャック2は前記欠切部8を通過
する。
【0047】又、上記実施の形態では前記ウェーハチャ
ック2が昇降する様にしたが、前記ウェーハ受載板4が
昇降する様にしてもよい。
【0048】更に、前記センタリング駆動部43の偏心
カム47は前記リンクレバー32とリンクレバー33と
を同時に駆動したが、全てのリンクレバー31,32,
33,34を連結し、1つのリンクレバーのみを駆動し
てもよい。又、前記偏心カム47によらず前記リンクレ
バー31,32,33,34の内1つを回転軸を介して
モータ等により直接回動する様にしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、ウェー
ハチャックと、該ウェーハチャックと同心にウェーハを
載置可能なウェーハ受け孔を具備するウェーハ受載板
と、該ウェーハ受載板に設けられ、前記ウェーハ受け孔
に沿って等間隔に設けられ、ウェーハを中心方向に押圧
する少なくとも3組のセンタリングユニットと、該セン
タリングユニットを同期して駆動しセンタリングを行う
センタリング駆動機構とを具備し、前記センタリングユ
ニットは前記ウェーハ受け孔の半径方向に進退しウェー
ハ周縁に当接可能なピストンを有し、前記センタリング
駆動機構は前記ピストンを進退させ、前記ウェーハチャ
ックとウェーハ受載板とは相対的に昇降可能であるの
で、前記センタリングユニットでセンタリングされたウ
ェーハを同心のウェーハチャックで保持でき、センタリ
ング作動でウェーハの移替えが必要なくなり、センタリ
ング精度が向上し、センタリング作業が短時間で行え、
又装置が簡略化し製作コストが低減される。
【0050】更に、センタリング作動を複数回繰返すの
でセンタリング精度が向上する等の優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図2】同前実施の形態を示す立断面図である。
【図3】同前実施の形態を示す底面図である。
【図4】図1のA部拡大図である。
【図5】同前実施の形態の作動を示す断面図である。
【図6】図4のB−B矢視図である。
【図7】同前実施の形態のセンタリング駆動部を示す断
面図である。
【図8】該センタリング駆動部のセンタリング状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
2 ウェーハチャック 3 ウェーハ 4 ウェーハ受載板 5 ウェーハ受け孔 9 センタリングユニット 11 センタリング駆動機構 13 ホルダガイド 16 ピストンホルダ 18 ピストン 19 圧縮スプリング 22 ストッパピン 24 可動ピン 31 リンクレバー 32 リンクレバー 33 リンクレバー 34 リンクレバー 41 光電センサ 42 光電センサ 43 センタリング駆動部 47 偏心カム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハチャックと、該ウェーハチャッ
    クと同心にウェーハを載置可能なウェーハ受け孔を具備
    するウェーハ受載板と、該ウェーハ受載板に設けられ、
    前記ウェーハ受け孔に沿って等間隔に設けられ、ウェー
    ハを中心方向に押圧する少なくとも3組のセンタリング
    ユニットと、該センタリングユニットを同期して駆動し
    センタリングを行うセンタリング駆動機構とを具備し、
    前記センタリングユニットは前記ウェーハ受け孔の半径
    方向に進退しウェーハ周縁に当接可能なピストンを有
    し、前記センタリング駆動機構は前記ピストンを進退さ
    せ、前記ウェーハチャックとウェーハ受載板とは相対的
    に昇降可能であることを特徴とするウェーハ保持装置。
  2. 【請求項2】 前記センタリングユニットは半径方向に
    進退可能なピストンホルダを具備し、前記センタリング
    駆動機構は前記ピストンホルダを進退させ、前記ピスト
    ンは前記ピストンホルダに進退可能に設けられ、中心方
    向に付勢された請求項1のウェーハ保持装置。
  3. 【請求項3】 前記センタリング駆動機構は前記センタ
    リングユニットを駆動する複数のリンクレバーを有し、
    該複数のリンクレバーは相互に連結され、同期して駆動
    される請求項1のウェーハ保持装置。
  4. 【請求項4】 前記リンクレバーの少なくとも1つの端
    部に当接する偏心カムと、該偏心カムを駆動する駆動モ
    ータを具備した請求項3のウェーハ保持装置。
  5. 【請求項5】 センタリング作動を複数回繰返す請求項
    1のウェーハ保持装置。
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