JP2003039292A - レンズの心取り装置 - Google Patents

レンズの心取り装置

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JP2003039292A
JP2003039292A JP2001221728A JP2001221728A JP2003039292A JP 2003039292 A JP2003039292 A JP 2003039292A JP 2001221728 A JP2001221728 A JP 2001221728A JP 2001221728 A JP2001221728 A JP 2001221728A JP 2003039292 A JP2003039292 A JP 2003039292A
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来と同等以上のレンズの心取り精度を保ち
ながら、同時に微小径のレンズの心取りを可能にする。 【解決手段】 レンズ20を載置した状態で回転可能な
下軸ヤトイ2と、レンズ20を下軸ヤトイ2との間で挟
持して同期回転する上軸ヤトイ3をフレーム1に設け
る。フレーム1には、レンズ20の被検面21に向かっ
てレーザ光を出射して、被検面21での反射光に基づい
てレンズ20の偏心を検出する偏心測定器30を設け
る。さらに、下軸ヤトイ2と上軸ヤトイ3との間に進退
可能であり、偏心測定器30から出射されたレーザ光を
レンズ20の被検面21に向かうように反射させる全光
反射ミラー36を設ける。そして、偏心測定器30の検
出結果に基づいてレンズ20の位置を下軸ヤトイ2上で
調整させるレンズ押し部材40と、心だし調整したレン
ズ20の心取りを行う回転砥石50を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単レンズの芯出し
を行った後に心取りを行うレンズの心取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズの心取りを行う装置として
は、特開昭60−259365号公報に開示されてお
り、この心取り装置を図10を用いて説明する。図10
は上記心取り装置の一部を示してある。
【0003】上記心取り装置は、心取りを行うレンズ2
04に光源201からのレーザ光を透過させ、その透過
光の光点位置を光点位置検出器203で検出して心取り
を行う装置で、心取りを行うレンズ204は、第1レン
ズチャック軸205上に載置され、第2レンズチャック
軸206とでチャック可能になっている。
【0004】第1レンズチャック軸205は、下板20
7aと上板207bおよび中板207cを有するフレー
ム207の中板207cに回転可能に支持されている。
この第1レンズチャック軸205は、その回転軸208
を通る貫通孔205aからなる中空部を有する円筒形状
になっており、貫通孔205aを通って光源201から
のレーザ光がレンズ204を透過可能になっている。
【0005】第2レンズチャック軸206は、フレーム
207の上板207bの下方において第1レンズチャッ
ク軸205の上方に設置されており、第1レンズチャッ
ク軸205と同心に回転可能で且つ第1レンズチャック
軸205に対して接近・離反可能なようにZ方向に摺動
可能となっている。この第2レンズチャック軸206
も、第1レンズチャック軸205と同様に、その回転軸
208を通る貫通孔206aからなる中空部を有する円
筒形状になっており、レンズ204を透過したレーザ光
は貫通孔206aを通過して光点位置検出器203に到
達可能になっている。
【0006】光源201は、レーザの光路が第1レンズ
チャック軸205と第2レンズチャック軸206の回転
軸208を通るように、フレーム207の下板207a
に配置されている。
【0007】光点位置検出器203は、第2レンズチャ
ック軸206の上方に位置するようにフレーム207の
上板207bに取り付けられ、上記回転軸208上に設
置されており、その受光面上にレンズ204を透過した
レーザ光が投影され、その光点位置をX−Y座標電圧に
変換することができるようになっている。光点位置検出
器203と第2レンズチャック軸206の間には、コリ
メートレンズ202が配置されており、心取りするレン
ズ204の光学特性に応じてレーザ光を集束するように
位置調整可能となっている。
【0008】上記第1レンズチャック軸205の基端部
には、歯車209が取り付けられている。この歯車20
9には、フレーム207の下板207aに設けたモータ
210に取り付けた歯車211が噛合わされており、モ
ータ210の駆動により第1レンズチャック軸205と
ともにレンズ204の回転が行われる。また、第1レン
ズチャック軸205に載置したレンズ204の側方に
は、レンズ204をX方向に移動するロッド215が、
支持台218を介してフレーム207の中板207c上
に設置されている。ロッド215は、支持台218に回
動可能に支持されたねじ軸217に螺合され、ねじ軸2
17を回動するモータ216によりX方向に進退可能と
なっている。そして、上記モータ210,216を駆動
することで、第1レンズチャック軸205上に載置され
たレンズ204の位置を調整可能となっている。
【0009】上記光点位置検出器203とモータ21
0,216には、演算表示装置230が接続されてお
り、光点位置検出器203からの信号の処理とモータ2
10,216の駆動制御を行えるようになっている。
【0010】さらに、第1レンズチャック軸205に載
置したレンズ204の側方には、レンズ204の研削を
行う砥石220が配置されている。砥石220は、レン
ズ204に対して回転しながらX方向に進退可能となっ
ている。
【0011】上記レンズの心取り装置で心取りする際、
まず、第1レンズチャック軸205に対するレンズ20
4の心だし作業を行う。
【0012】第1レンズチャック軸205の上にレンズ
204を載置し、光源201からのレーザ光をレンズ2
04に照射しつつ、モータ210により第1レンズチャ
ック軸205とともにレンズ204を回転軸208回り
に回転させる。光源201からのレーザ光は、第1レン
ズチャック軸205の貫通孔205aを通ってレンズ2
04を透過し、その透過レーザ光は第2レンズチャック
軸206の貫通孔206aを通り、コリメータレンズ2
02を介して光点位置検出器203の受光面にレーザ光
の光点が投影される。そして、光点位置検出器203か
ら受光面上の光点位置が演算表示装置230に入力され
る。このとき、第1レンズチャック軸205の回転軸2
08とレンズ204の光軸とが一致していないと、光点
位置検出器203からの出力電圧(X−Y座標電圧)は
一定とはならない。
【0013】光点位置検出器203からの出力電圧が一
定でない場合は、まず、モータ210の回転を停止して
レンズ204の回転を停止する。そして、次にモータ2
16を駆動し、ねじ軸217によりロッド215をレン
ズ204に対してX方向に進退させてレンズ204の位
置を調整し、その調整が終了したらレンズ204から待
避させる。
【0014】そして、再度、第1レンズチャック軸20
5をモータ210により回転させ、光点位置検出器20
3からの出力電圧の振れを演算表示装置230により確
認する。この作業を出力電圧の振れが無くなるまで繰り
返し、第1レンズチャック軸205の回転軸208とレ
ンズ204の光軸とを一致させる。これにより心だし作
業が終了し、次にレンズ204の心取り作業を行う。
【0015】心だし作業を行った後、第1レンズチャッ
ク軸205の回転を停止させる。そして、第2レンズチ
ャック軸206を下降させて第1レンズチャック軸20
5との間でレンズ204をチャックし、再度、第1レン
ズチャック軸205をモータ210により回転させる。
【0016】この状態で、砥石220を回転させたま
ま、レンズ204に対してX方向に進退させ、砥石22
0によりレンズ204を研削する。これによりレンズ2
04の心取りが完了する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のレンズ
の心取り装置では、第1レンズチャック軸205および
第2レンズチャック軸206に貫通孔205aおよび貫
通孔206aを貫設し、各レンズチャック軸205,2
06を中空にした上で、この中空部分にレーザ光路を確
保している。
【0018】しかしながら、小径レンズを対象にしてレ
ンズの心取りを行う場合、この小径レンズをチャックす
る各レンズチャック軸205,206も小径化する必要
があり、各レンズチャック軸205,206そのものを
小型円筒形状にしようとすると、上記中空部分にレーザ
光路を確保できないという問題点があった。
【0019】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、従来と同等以上のレンズの心取り精度
を保ちながら、同時に微小径のレンズの心取りを可能に
するレンズの心取り装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明に係るレンズの心取り装置は、レンズを
載置した状態で回転可能な第1レンズ保持部材と、第1
レンズ保持部材に対向した位置に設けられ、レンズを上
記第1レンズ保持部材とで挟持した状態で同期回転する
第2レンズ保持部材と、上記レンズの被検面に向かって
光を出射して、その反射光に基づいてレンズの偏心を検
出する偏心検出器と、上記第1レンズ保持部材と第2レ
ンズ保持部材との間に進退可能であり、上記偏心検出器
から出射された光をレンズの被検面に向かうように反射
させる光反射部材と、上記偏心検出器の検出結果に基づ
いて上記レンズの位置を調整させるレンズ押し部材と、
所定位置に移動したレンズを回転させて、レンズの心取
りを行う研削手段と、を具備することとした。
【0021】本発明によれば、第1レンズ保持部材にレ
ンズを載置して回転させつつ、光反射部材を介して偏心
検出器から光をレンズの被検面に照射し、その照射光を
上記被検面で反射させる。レンズの被検面で反射された
光は、上記光反射部材を介して上記偏心検出器に入射さ
れる。この際、第1レンズ保持部材の回転軸に対してレ
ンズの光軸が偏心している場合、レンズ押し部材により
レンズの位置調整を行い、上記回転軸とレンズ光軸を一
致させる。このとき、レンズの被検面は、第1レンズ保
持部材に保持されるレンズ面とは反対側のレンズ面であ
り、微小径のレンズであっても行うことが可能である。
第1レンズ保持部材の回転軸とレンズの光軸を一致させ
た後、光反射部材を待避させ、レンズを第1レンズ保持
部材と第2レンズ保持部材とで挟持し、第1レンズ保持
部材と第2レンズ保持部材を同期回転させ、レンズの外
周を研削手段で加工し、高精度なレンズの心取りを行
う。
【0022】また、第2の発明に係るレンズの心取り装
置によれば、第1の発明に係るレンズの心取り装置にあ
って、上記光反射部材は、上記第1レンズ保持部材と第
2レンズ保持部材との間から待避したときに、上記偏心
検出器の開口部分を覆うこととした。
【0023】本発明によれば、研削手段によるレンズの
心取り加工中に、偏心検出器の開口部分を光反射部材に
より覆い、偏心検出器に対する切削粉や研削液の付着を
防ぐことが可能になる。
【0024】さらに、第3の発明に係るレンズの心取り
装置によれば、第1の発明または第2の発明に係るレン
ズの心取り装置にあって、上記第1レンズ保持部材の内
部に、レンズを吸着するための吸着孔を設けることとし
た。
【0025】本発明によれば、第1レンズ保持部材にレ
ンズを吸着し、上記レンズ押し部材により上記レンズの
位置調整を行う際に、レンズが第1レンズ保持部材から
落下するのを防ぎ、例え微小径のレンズであっても確実
な位置調整を可能にする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。まず、本発明のレンズの心取り装置を示す断面図
を用いて説明すると、第1レンズ保持部材としての下軸
ヤトイ2と第2レンズ保持部材としての上軸ヤトイ3
は、上下に対向させてフレーム1に設けられており、こ
れらの下軸ヤトイ2と上軸ヤトイ3は、フレーム1に対
して高精度な同軸度と振れで回転可能に取り付けられて
いる。
【0027】下軸ヤトイ2は、上軸ヤトイ3の下方に配
置され、その上部先端に心取りするレンズ20を、後述
する被検面21を上方に向けて載置し、モータ16によ
り回転軸4回りに高精度な偏心度で回転駆動される。
【0028】一方、上軸ヤトイ3は、上記回転軸4と一
致する回転軸4回りに回転可能となっており、図示しな
い動力伝達手段によって、上記モータ16により上記下
軸ヤトイ2と同期して回転されるようになっている。ま
た、上軸ヤトイ3は、図示しないZ方向駆動手段によっ
て、下軸ヤトイ2との高精度な同軸度と振れを保ったま
までZ方向(上下方向)へ回転軸4に沿って摺動可能と
なっている。すなわち、上軸ヤトイ3を下方に移動させ
ることで、上軸ヤトイ3の下部先端をレンズ20の被検
面21に当接させて下軸ヤトイ2との間でレンズ20を
挟持し、既に下軸ヤトイ2上で回転軸4とレンズ20の
光軸25が一致されている状態のレンズ20の位置を維
持できるようになっている。
【0029】また、フレーム1には、下軸ヤトイ2に載
置されたレンズ20の被検面21に対して上方から光を
出射可能な偏心検出器としての偏心測定器30が設けら
れている。この偏心測定器30は、上記レンズ20の被
検面21の回転軸4に対する光軸25の傾きを光学的に
検出可能となっており、上記光であるレーザ光を発する
レーザ光源31と、下軸ヤトイ2に載置したレンズ20
の被検面21の曲率に対応させてレーザ光源31からの
出射ビームの広がりを調整するためにZ方向と直交する
X方向(図において左右方向)に移動可能なレンズ群3
2と、レーザ光源31からのレーザ光を透過するととも
に上記被検面21で反射してきた求心反射光を反射する
偏光ビームスプリッタ34と、偏光ビームスプリッタ3
4で反射された求心反射光を検出するためのCCDカメ
ラ33が備えられている。そして、上記被検面21の光
軸25が下軸ヤトイ2の回転軸4に対して傾きを持って
いるときには、CCDカメラ33上で偏光ビームスプリ
ッタ34からの求心反射光が、上記傾きに応じた半径を
有する円を描くようになっている。
【0030】また、フレーム1には、X方向に進退可能
な可動軸を有するシリンダ35が偏心測定器30の上方
に配置されている。シリンダ35の可動軸の先端には、
光反射部材としての全反射ミラー36が、レーザ光源3
1からのレーザ光をレンズ20の被検面21に反射させ
るとともに被検面21からの求心反射光を偏光ビームス
プリッタに反射させるように調整して固定され、下軸ヤ
トイ2(レンズ20)と上軸ヤトイ3との間で下軸ヤト
イ3の回転軸4(測定位置)に対して進入および退避可
能なように設けられている。すなわち、全反射ミラー3
6は、レンズ20の偏心検出時には、上記測定位置に移
動され、下軸ヤトイ2と上軸ヤトイ3によるレンズ20
のクランプ時には、上軸ヤトイ3の移動を妨げないよう
に測定位置から待避位置へ移動可能になっている。
【0031】下軸ヤトイ3に載置されたレンズ20の側
方には、レンズ20の位置調整を下軸ヤトイ3上で行う
レンズ押し部材40が設けられている。レンズ押し部材
40は、X方向とY方向に微動可能なステージ41とス
テージ42上に固定されており、ステージ41,42を
進退させることでレンズ20の位置調整を可能にしてい
る。
【0032】さらに、下軸ヤトイ3に載置されたレンズ
20の側方には、上記レンズ押し部材40と干渉しない
位置に、レンズ20の心取りを行う研削手段としての回
転砥石50が設けられている。回転砥石50は、X方向
とY方向に微動可能なステージ51とステージ52上に
固定されており、回転砥石50を回転させながらステー
ジ51,52により微動させることでレンズ20の外径
を研削可能にしている。
【0033】上記構成からなるレンズの心取り装置の作
用を説明する。上軸ヤトイ3を上方に移動させ、下軸ヤ
トイ2上にレンズ20を載置する。そして、全反射ミラ
ー36をシリンダ35により上記測定位置に移動させ、
下軸ヤトイ2に載置したレンズ20の偏心測定を行う。
このとき、回転砥石50が待避位置にあり、モータ16
は停止した状態である。
【0034】偏心測定は、偏心測定器30のレンズ群3
2をレンズ20の被検面21の曲率に対応させてX方向
に移動し、上記被検面21からの求心反射光がCCDカ
メラ33に映るように調整する。このとき、偏心測定器
30のレーザ光源31から射出されたレーザ光の往路
は、レンズ群32と偏光ビームスプリッタ34を透過
し、全反射ミラー36で下方に反射し、上記被検面21
に求心入射して、偏光方向を90°変化させて反射す
る。上記被検面21で反射された求心反射光の復路は、
全反射ミラー36で反射された後、さらに偏光ビームス
プリッタ34で反射してCCDカメラ33へ導かれる。
【0035】次に、下軸ヤトイ2をモータ16により回
転させ、レンズ20も下軸ヤトイ2の回転軸4を中心に
回転させる。このとき、下軸ヤトイ2に載置されている
レンズ20の被検面21の光軸25が、下軸ヤトイ2の
回転軸4に対して傾きを持っていると、求心反射光はC
CDカメラ34上で円を描く。そして、この円の半径と
被検面21の曲率半径とから下軸ヤトイ2の回転軸4に
対する被検面21の光軸25の傾き量を算出し、この算
出結果に基づいてレンズ20の心だしを行う。
【0036】心だしは、上記算出結果により、レンズ押
し部材40をステージ41とステージ42により進退さ
せてレンズ20を下軸ヤトイ2上で移動し、下軸ヤトイ
2に対するレンズ20の位置を調整して上記傾き量を小
さくしていく。そして、下軸ヤトイ2の回転軸4とレン
ズ20の被検面21の光軸25とを一致させる心だしを
行った後、レンズ押し部材40と全反射ミラー36を待
避位置に移動する。そして、上軸ヤトイ3を下降させて
レンズ20を下軸ヤトイ2との間で挟持し、レンズ20
をクランプ固定してレンズ20の研削を行う。
【0037】研削は、レンズ20を下軸ヤトイ2と上軸
ヤトイ3によりクランプ固定したまま、モータ16と図
示しない動力伝達手段により下軸ヤトイ2と上軸ヤトイ
3を同期回転させ、回転砥石50を回転させながらステ
ージ51とステージ52により進退させてレンズ20の
外径の研削と面取りを行う。そして、回転砥石50によ
るレンズ20への所定の研削が終了した後、回転砥石5
0を待避位置に移動させ、その回転を停止する。また、
モータ16の回転を停止させて、下軸ヤトイ2と上軸ヤ
トイ3の回転を停止し、上軸ヤトイ3を上方に移動させ
てレンズ20のクランプを解除し、レンズ20を下軸ヤ
トイ2上から取り出す。以上により、レンズ20の心取
りが完了する。
【0038】(実施の形態1)本発明の実施の形態1を
図2および図3に基づいて説明する。図2は本実施の形
態1のレンズの心取り装置を示す断面図、図3はレンズ
押し部材を示す斜視図である。
【0039】図2において、フレーム101は、X方向
(図における左右方向)に延在させた下板101aと上
板101bをZ方向(図における上下方向)に延在させ
た側板101cの下部と上部に有する断面コの字形状を
なしている。このフレーム101の下板101aには、
第1レンズ保持部材としての下軸ヤトイ102が回転可
能に設けられている。
【0040】一方、フレーム101の上板101bに
は、下軸ヤトイ102と対向した位置に第2レンズ保持
部材としての上軸ヤトイ103が回転可能に設けられて
いる。
【0041】下軸ヤトイ102と上軸ヤトイ103は、
それぞれの回転軸104が一致しており、フレーム10
1に対して高精度な同軸度と振れで、同期回転可能に取
り付けられている。なお、下軸ヤトイ102と上軸ヤト
イ103は、多機種のレンズの心取りが行えるように、
交換可能となっている。
【0042】下軸ヤトイ102は、先端の表面の中心部
がくり貫かれた略円柱形状をなしており、載置するレン
ズ120の保持面120aの円周上に接触するような突
起部102aを有している。また、下軸ヤトイ103の
内部には、吸着孔としての貫通孔122が設けられてお
り、この貫通孔122を図示しない真空ポンプ等で負圧
にすることにより、下軸ヤトイ102上に載置されたレ
ンズ120を安定して保持するようになっている。
【0043】下軸ヤトイ102の基端部は、フレーム1
01の下板101aより下方に突出しており、その基端
部には、ヘリカルギア105が取り付けられており、モ
ータ116の回転駆動力がヘリカルギア106,10
7,108,109,110および105を介して下軸
ヤトイ102に伝達するようになっている。
【0044】一方、上軸ヤトイ103は、下軸ヤトイ1
02と高精度な同軸度と振れを保ったまま上下方向(矢
印Z方向)に摺動可能であり、下軸ヤトイ102に対向
している先端の表面の中心部がくり貫かれた略円柱形状
をなしており、下軸ヤトイ102上に載置されているレ
ンズ120の被検面121の円周上に接触するような突
起部103aを有している。
【0045】上軸ヤトイ103の基端部は、フレーム1
01の上板101bより上方に突出しており、その基端
部には、ヘリカルギア111が取り付けられており、モ
ータ116の回転駆動力がヘリカルギア106,11
2,113,114,115および111を介して上軸
ヤトイ103に伝達するようになっている。
【0046】なお、ヘリカルギア115およびヘリカル
ギア114は、ヘリカルギア115とヘリカルギア11
4を連結する軸部材117がフレーム101の上板10
1bの上面に設置されているシリンダ118に回転可能
に保持されており、このシリンダ118により上下方向
に移動可能となっている。これにより、ヘリカルギア1
15およびヘリカルギア114の上下方向の移動に合わ
せて上軸ヤトイ103も上下方向に移動する。
【0047】上軸ヤトイ103が上方向に移動して、上
軸ヤトイ103の突起部103aがレンズ120の被検
面121と離れた状態すなわち待避位置に移動した状態
では、ヘリカルギア114とヘリカルギア113とが離
れる。
【0048】一方、上軸ヤトイ103が下方向に移動し
て、上軸ヤトイ103の突起部103aがレンズ120
の被検面121と当接した状態すなわち心取り位置に移
動した状態では、ヘリカルギア114とヘリカルギア1
13が噛合うようになっている。
【0049】このように、本実施の形態では、ヘリカル
ギアを用いることで、下軸ヤトイ102と上軸ヤトイ1
03とが高精度な同期回転が可能となる。そして、上軸
ヤトイ103は、下軸ヤトイ102上に載置されたレン
ズ120の挟持(クランプ)とモータ116からの回転
駆動力の伝達が同時に行える。
【0050】また、フレーム101の側板101cに
は、下軸ヤトイ102上に載置されたレンズ120の偏
心を光学的に測定する偏心検出器としての偏心測定器1
30が設けられている。この偏心測定器130は、レン
ズ120の被検面121での求心反射光を検出するため
のCCDカメラ133、光としてのレーザ光を出射する
レーザ光源131、レンズ群132および偏光ビームス
プリッタ134を具備している。
【0051】レーザ光源131、レンズ群132および
偏光ビームスプリッタ134はX方向に同軸上に配置さ
れており、CCDカメラ133は偏光ビームスプリッタ
134の反射位置で且つ上記軸から外れたところに配置
されている。
【0052】レンズ群132は、レンズ120の曲率に
合わせてレーザ光源131から出射されたレーザ光の広
がりを調整するために、上下方向に対して垂直方向(矢
印X方向)に移動可能となっている。
【0053】そして、レンズ120の被検面121の光
軸125が下軸ヤトイ102の回転軸104に対して傾
きを持っていると、レンズ120を載置した下軸ヤトイ
102を回転させたときに、CCDカメラ133上で求
心反射光が円を描くようになっている。
【0054】また、フレーム101の上板101bの下
面には、シリンダ135により回動可能な光反射部材と
しての全反射ミラー136が設けられている。この全反
射ミラー136は、シリンダ135を駆動することによ
り、下軸ヤトイ102と上軸ヤトイ103との間で且つ
それらの回転軸104上である測定位置と、偏心測定器
130の開口部分130aを覆う待避位置との間を回動
するようになっている。
【0055】下軸ヤトイ102に載置されたレンズ12
0の側方には、レンズ押し部材140が設けられてい
る。このレンズ押し部材140は、図3に示すように、
下軸ヤトイ102に載置されたレンズ120と接触して
押圧する接触面140aを先端に有するLの字形状をな
している。
【0056】レンズ押し部材140は、フレーム101
の下板101a上に設けられX方向に微動可能なXピエ
ゾステージ141上に取り付けられており、上記偏心測
定器130の測定結果に基づいてXピエゾステージ14
1を駆動することにより、レンズ120の外周面120
bを押圧してレンズ120の位置を微調整する。
【0057】一方、下軸ヤトイ102に載置されたレン
ズ120の側方で且つレンズ押し部材140の対向位置
には、研削手段としての回転砥石150が設けられてい
る。
【0058】この回転砥石150は、X方向に移動可能
なXステージ151上に取り付けられており、このXス
テージ151がZ方向に移動可能なZステージ152上
に取り付けられている。Zステージ152はフレーム1
01の下板101a上に設けられており、回転砥石15
0は、Xステージ151とZステージ152により、加
工位置と待避位置に移動可能となっている。
【0059】そして、回転砥石150により、レンズ1
20の光軸125と下軸ヤトイ102の回転軸104と
が一致した状態すなわち調心した状態のレンズ120の
外周面(外径)120bを研削して面取りするいわゆる
面取りを行う。
【0060】なお、図示していないが、上記研削や面取
りを行う際、レンズ120の外周面120bに向かって
研削液を流す研削液流出装置やレンズ120を研削した
ときに発生する研削粉が回りに飛散しないようにする研
削粉飛散防止用のシャッターを設けても良く、これによ
り安定した研削や面取りを行うことができる。
【0061】次に、上記構成からなるレンズの心取り装
置の作用を図2〜図6に基づいて説明する。図4は下軸
ヤトイ上に載置されたレンズの求心反射光によりCCD
カメラ上に描かれる円の軌跡を示す図、図5は本実施の
形態のレンズの心取り装置によるレンズの心だし状態を
示す断面図、図6は本実施の形態のレンズの心取り装置
によるレンズの心取り状態を示す断面図である。
【0062】まず、シリンダ118を駆動することによ
り、図2に示すように、上軸ヤトイ103を上方向の待
避位置に移動させ、ヘリカルギア114とヘリカルギア
113とを離した状態にする。
【0063】そして、下軸ヤトイ102上に、両側の光
学面(被検面121と保持面120a)が凸形状である
レンズ120を載置する。その後、図示しない真空ポン
プ等によって下軸ヤトイ102の貫通孔122内を負圧
にし、レンズ120の保持面120aを下軸ヤトイ10
2の突起部102aに吸着させる。
【0064】次に、シリンダ135を駆動することによ
り、全反射ミラー136を下軸ヤトイ102と上軸ヤト
イ103との間で且つそれらの回転軸104上である測
定位置に移動させる。
【0065】その後、偏心測定器130のレンズ群13
2をX方向に移動させ、レンズ120の被検面121の
曲率半径に合わせた位置に調整する。偏心測定器130
のレーザ光源131から出射されたレーザ光の往路は、
レンズ群132と偏光ビームスプリッタ134を透過
し、全反射ミラー136で下方に向けて反射した後、レ
ンズ120の被検面121に求心入射して、偏光方向を
90°変化させて反射する。
【0066】そして、求心反射光の復路は、全反射ミラ
ー136で反射し、偏光ビームスプリッタ134で上方
に向けて反射してCCDカメラ133に導かれる。
【0067】この状態で、モータ116を回転させ、モ
ータ116の回転駆動力がヘリカルギア106,10
7,108,109,110および105を介して下軸
ヤトイ102を回転させる。
【0068】これにより、下軸ヤトイ102上に載置さ
れたレンズ120も回転し、下軸ヤトイ102の回転軸
104とレンズ120の被検面121の光軸125が一
致していない状態では、求心反射光はCCDカメラ13
3上で円の軌跡を描く。
【0069】具体的な求心反射光の様子を図4を用いて
説明する。図4において、CCDカメラ133上に捕ら
えられた求心反射光の回転軌跡は、点線で示すような円
を描いている。この回転軌跡の画像を画像演算すること
により、円の半径と中心を求める。ここで、円の半径は
回転軸104と光軸125との傾き量に相当し、円の中
心は回転軸104に相当する。さらに、レンズ120の
被検面121の曲率半径から偏心量を算出する。
【0070】次に、算出した偏心量に基づいて、図5に
示すように、Xピエゾステージ141を駆動することに
より、レンズ押し部材140をX方向に進退させ、レン
ズ押し部材140の接触面140aでレンズ120の外
周面(側面)120bを押圧する。これにより、レンズ
120の位置を調整し、レンズ120の光軸125と下
軸ヤトイ102の回転軸104との傾き量を小さくして
いく。
【0071】つまり、求心反射光のスポットが上記円の
中心に一致させることにより、下軸ヤトイ102の回転
軸104とレンズ120の被検面121の光軸125が
一致することになる。
【0072】このとき、下軸ヤトイ102の貫通孔12
2を負圧としているため、レンズ120がレンズ押し部
材140の進退によって、下軸ヤトイ102上から落ち
ることはない。なお、レンズ押し部材140の駆動量と
CCDカメラ133上での求心反射光の移動量との関係
は予め算出されている。
【0073】そして、下軸ヤトイ102の回転軸104
とレンズ120の被検面121の光軸125とを一致さ
せた後、図6に示すように、レンズ押し部材140と全
反射ミラー136を待避位置に移動させる。このよう
に、全反射ミラー136は、待避位置に移動すると、偏
心測定器130の開口部分130aをカバーする役目を
果たし、後に行う心取りのときに発生する研削粉や研削
液の付着を防止でき、偏心測定器130が汚れない。
【0074】次に、シリンダ118を駆動することによ
り、上軸ヤトイ103を下方向に移動させ、この上軸ヤ
トイ103と下軸ヤトイ102とでレンズ120を挟持
(クランプ)する。このとき、ヘリカルギア114とヘ
リカルギア113とが噛合う。
【0075】その後、モータ116を回転させることに
より、レンズ120をクランプした状態で上軸ヤトイ1
03と下軸ヤトイ102を同期回転させる。この状態
で、回転砥石150を待避位置から加工位置に前進させ
るとともに、Xステージ151とZステージ152を駆
動することにより、レンズ120の外周面(外径)12
0bの研削と面取りを行う。
【0076】そして、レンズ120の面取りが所定量達
したところで、面取りを終了し、回転砥石150を待避
位置に移動させる。
【0077】その後、モータ116の回転を停止させ、
上軸ヤトイ103を上方向に待避させてから、レンズ1
20の吸着を停止させ、面取りされたレンズ120を下
軸ヤトイ102上から取り出す。
【0078】本実施の形態によれば、下軸ヤトイ102
の貫通孔112を負圧してレンズ120を下軸ヤトイ1
02上に吸着しているので、レンズ押し部材140によ
りレンズ120を押圧して下軸ヤトイ102に対するレ
ンズ120の心だし作業を行う際に、レンズ押し部材1
40の進退によりレンズ120が下軸ヤトイ102上か
ら落ちるのを防ぐことができる。
【0079】また、レンズ102を研削してレンズ10
2の心取りを行う際に、全反射ミラー136をシリンダ
135により回動して偏心測定器130の開口部分13
0aをカバーするので、心取り作業中に生ずる研削液や
研削粉(切り粉)等の付着を防止し、偏心測定器130
が汚れるのを防ぐことができる。
【0080】(実施の形態2)本発明の実施の形態2を
図7に基づいて説明する。図7は本実施の形態のレンズ
の心取り装置を示す断面図である。
【0081】本実施の形態のレンズの心取り装置は、図
7に示すように、実施の形態1と同様に、断面コの字形
状をなすフレーム101に第1レンズ保持部材としての
下軸ヤトイ102および第2レンズ保持部材としての上
軸ヤトイ103が配設されており、その説明を省略す
る。また、下軸ヤトイ102と上軸ヤトイ103を同期
回転させる構成、および偏心検出器としての偏心測定器
130のフレーム101の設置位置およびその構成も、
実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する
し、実施の形態1と異なる構成について、以下に説明す
る。
【0082】図7において、フレーム101の上板10
1bと偏心測定器130との間には、シリンダ135に
よりX方向(図の左右方向)に進退可能な光反射部材と
しての全反射ミラー136が設けられている。この全反
射ミラー136は、シリンダ135を駆動することによ
り、下軸ヤトイ102と上軸ヤトイ103との間で且つ
それらの回転軸104上である測定位置と、その測定位
置から移動可能になっている。すなわち、全反射ミラー
136は、レンズ120の偏心測定時には上記測定位置
に移動され、レンズ120を下軸ヤトイ103と上軸ヤ
トイ103とでクランプする際には上記測定位置から待
避位置へ移動可能になっている。
【0083】また、下軸ヤトイ102に載置されたレン
ズ120の側方両側には、レンズ120の位置調整を行
うレンズ押し部材140,140が、下軸ヤトイ103
の回転軸104を中心にして180°の位置で対向して
設けられている。両レンズ押し部材140は、実施の形
態1と同様に、Lの字形状をなしている。
【0084】図7において、下軸ヤトイ102の右側に
配置されている一方のレンズ押し部材140は、X方向
に微動可能なXピエゾステージ141上に取り付けられ
ている。Xピエゾステージ141は、フレーム101の
下板101a上に取り付けられZ方向に移動可能なZピ
エゾステージ142に取り付けられており、レンズ押し
部材140はX方向とZ方向に移動可能になっている。
【0085】また、他方のレンズ押し部材140は、X
方向に微動可能なXピエゾステージ143上に取り付け
られ、このXピエゾステージ143は、フレーム101
の下板101a上に取り付けられZ方向に移動可能なZ
ピエゾステージ144に取り付けられており、このレン
ズ押し部材140も上記一方のレンズ押し部材140と
同様に、X方向とZ方向に移動可能になっている。
【0086】両レンズ押し部材140,140は、偏心
測定器130の測定結果に基づいてXピエゾステージ1
41,143およびZピエゾステージ142,144に
より移動され、下軸ヤトイ102上に載置してあるレン
ズ120の位置を微調整する。
【0087】本実施の形態に備えた下軸ヤトイ102に
は、実施の形態1の下軸ヤトイ102と異なり、レンズ
120を吸着するための貫通孔が設けられていない。こ
の下軸ヤトイ102と上軸ヤトイ103は、実施の形態
1と同様に、多機種のレンズの心取りが行えるように、
交換可能となっている。なお、レンズ押し部材140に
よりレンズ120の位置調整を行う際には、対向させた
一つのレンズ押し部材104,140により行うので、
レンズ120が下軸ヤトイ102から落ちることはな
い。
【0088】また、本実施の形態では、研削手段として
の回転砥石150が、X方向とZ方向およびX,Z方向
に直交するY方向に移動可能に設けられている。すなわ
ち、回転砥石150は、レンズ120の加工位置と待避
位置に移動可能となっており、レンズ120の光軸12
5と下軸ヤトイ102の回転軸104とが一致した状態
すなわち調心したレンズ120の外周面(外径)120
bの研削と面取りを行えるようになっている。
【0089】なお、図示していないが、上記研削や面取
りを行う際、レンズ120の外周面120bに向かって
研削液を流す研削液流出装置やレンズ120を研削した
ときに発生する研削粉が回りに飛散しないようにする研
削粉飛散防止用のシャッターを設けても良く、これによ
り安定した研削や面取りを行うことができる。
【0090】次に、上記構成からなるレンズの心取り装
置の作用を図7〜図9に基づいて説明する。図8は本実
施の形態のレンズの心取り装置によるレンズの心だし状
態を示す断面図、図9は本実施の形態のレンズの心取り
装置によるレンズの心取り状態を示す断面図である。
【0091】まず、シリンダ118を駆動することによ
り、図7に示すように、上軸ヤトイ103を上方向の待
避位置に移動させ、ヘリカルギア114とヘリカルギア
113とを離した状態にする。
【0092】そして、モータ116により回転駆動され
ていない下軸ヤトイ102上に、光学面が凹凸形状(被
検面121が凹形状で保持面102aが凸形状からなる
メニスカスレンズ)であるレンズ120を載置する。
【0093】次に、シリンダ135を駆動して全反射ミ
ラー136をX方向に移動させ、全反射ミラー136を
下軸ヤトイ102と上軸ヤトイ103との間で且つそれ
らの回転軸104上である測定位置へ配置させる。
【0094】その後、偏心測定器130のレーザ光源1
31から出射されたレーザ光をレンズ120の被検面1
21に求心入射し、レンズ120の被検面121からの
求心反射光をCCDカメラ133で捕らえ、下軸ヤトイ
102の回転軸104とレンズ120の被検面121の
光軸125が一致していない状態において求心反射光が
CCDカメラ133上で描く円の軌跡の画像を演算処理
し、円の半径と中心を求めるとともに、レンズ120の
被検面121の曲率半径から偏心量を算出するまでは、
実施の形態1と同様である。
【0095】次に、算出した偏心量に基づいて、図8に
示すように、Xピエゾステージ141,143とZピエ
ゾステージ142,144を駆動することにより、レン
ズ押し部材140をX方向とZ方向に進退させ、レンズ
押し部材140の下面でレンズ120の被検面121の
外縁部を押圧する。このとき、一方のレンズ押し部材1
40(図8にあっては、右側のレンズ押し部材140)
により押圧してレンズ120の位置を調整し、レンズ1
20の光軸125と下軸ヤトイ102の回転軸104と
の傾き量を小さくしていく。
【0096】つまり、求心反射光のスポットが上記円の
中心に一致させることにより、下軸ヤトイ102の回転
軸104とレンズ120の被検面121の光軸125が
一致することになる。なお、レンズ押し部材140の駆
動量とCCDカメラ133上での求心反射光の移動量と
の関係は予め算出されている。
【0097】そして、下軸ヤトイ102の回転軸104
とレンズ120の被検面121の光軸125とを一致さ
せた後、図9に示すように、レンズ押し部材140と全
反射ミラー136を待避位置に移動させる。
【0098】次に、シリンダ118を駆動することによ
り、上軸ヤトイ103を下方向に移動させ、この上軸ヤ
トイ103と下軸ヤトイ102とでレンズ120を挟持
(クランプ)する。このとき、ヘリカルギア114とヘ
リカルギア113とが噛合う。
【0099】その後、モータ116を回転させることに
より、レンズ120をクランプした状態で上軸ヤトイ1
03と下軸ヤトイ102を同期回転させる。この状態
で、回転砥石150を待避位置から移動させてレンズ1
20の加工位置に配置し、回転砥石150をX,Y,Z
方向に微動し、レンズ120の外周面(外径)120b
の研削と面取りを行う。
【0100】そして、レンズ120の面取りが所定量達
したところで、面取りを終了し、回転砥石150を待避
位置に移動させる。
【0101】その後、モータ116の回転を停止させ、
上軸ヤトイ103を上方向に待避させてから、レンズ1
20の吸着を停止させ、面取りされたレンズ120を下
軸ヤトイ102上から取り出すのは、実施の形態1と同
様である。
【0102】本実施の形態によれば、2つのレンズ押し
部材140,140を下軸ヤトイ102の回転軸104
を中心にして180°の位置に対向配置し、各レンズ押
し部材140を、それぞれのXピエゾステージ141,
143によりX方向に移動可能であるとともに、それぞ
れのZピエゾステージ142,144によりZ方向に移
動可能であるので、凹凸レンズの芯出し行って心取りを
行うことができる。
【0103】また、レンズ押し部材140,140によ
り、芯出しを2箇所で行えるので、下軸ヤトイ102の
停止位置がラフであっても良く、下軸ヤトイ102に対
する芯出しを高精度に行うことができる。
【0104】さらに、レンズ102を載置する下軸ヤト
イ102は、円筒形状ではなく、内部に貫通孔を有しな
い略円柱形状なので、小型化と高精度化を容易に実現す
ることができる。
【0105】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導き出される。 (付記) (1)互いの距離を狭めることでレンズを押圧し、かつ
同期回転する少なくとも2つのレンズ保持部材と、上記
レンズ保持部材の上に載置されたレンズの偏心を光学的
に検出する偏心検出器と、先端部にレンズ押し部材を配
し、少なくとも1方向に駆動可能で上記レンズ保持部材
の上に載置されたレンズを押圧するステージと、上記レ
ンズ保持部材と共に回転させたレンズを研削手段とから
なるレンズの心取り装置であって、上記レンズ保持部材
間に配置され、進退する光反射部材を有することを特徴
とするレンズの心取り装置。
【0106】(2)レンズを載置した状態で回転可能な
第1レンズ保持部材と、第1レンズ保持部材に対向した
位置に設けられ、レンズを上記第1レンズ保持部材とで
挟持した状態で同期回転する第2レンズ保持部材と、上
記レンズの被検面に向かって光を出射して、その反射光
に基づいてレンズの偏心を検出する偏心検出器と、上記
第1レンズ保持部材と第2レンズ保持部材の回転軸上に
進退可能であり、上記偏心検出器から出射された光をレ
ンズの被検面に向かうように反射させる光反射部材と、
上記偏心検出器の検出結果に基づいて上記レンズの位置
を調整させるレンズ押し部材と、上記レンズの外周面に
向かって進退可能なレンズの心取りを行う研削手段と、
を具備することを特徴とするレンズの心取り装置。
【0107】(3)上記光反射部材は、上記第1レンズ
保持部材と第2レンズ保持部材の回転軸上である測定位
置と、上記偏心検出器の開口部分を覆う待避位置との間
を回動可能であることを特徴とする付記(2)に記載の
レンズの心取り装置。
【0108】(4)上記第1レンズ保持部材と上記第2
レンズ保持部材は、略円柱形状の表面の中心部をくり貫
いた、レンズの保持面の円周上と接触する突起部を有す
ることを特徴とする付記(2)または(3)に記載のレ
ンズの心取り装置。
【0109】(5)上記レンズ押し部材は、上記第1レ
ンズ保持部材および第2レンズ保持部材の回転軸に沿っ
て移動可能であるとともに、上記回転軸に対して直交方
向に移動可能であることを特徴とする付記(2)から
(4)のいずれかに記載のレンズの心取り装置。
【0110】付記(1)のレンズの心取り装置によれ
ば、レンズ保持部材に載置したレンズの上面から光学的
にレンズの偏心を検出するので、レンズに対して光源か
ら光を照射する貫通孔をレンズ保持部材に設けて中空に
しなくても良いため、レンズの研削時に偏心検出器の光
源と光点検出器を覆い、研削粉や研削液等で汚れるのを
防止することができる。また、レンズ保持部材を中空に
しなくても良いため、レンズ保持部材を小型で高精度に
することができ、微小径レンズの調心、研削が可能であ
り、装置も小型化と低価格化が可能である。
【0111】また、レンズの心だしと外径の研削を連続
して行えるため、レンズの心取り加工を高速化かつ省人
化を可能である。
【0112】さらに、光反射体を用いてレンズの偏心測
定をしているため、測定部に汚れが付くのを防ぐことが
可能である。
【0113】また、微小ステージを有するため、微小径
の凹凸レンズや凹凸レンズ(メニスカスレンズ)の調心
と外径研削の自動化が可能である。
【0114】付記(2)のレンズの心取り装置によれ
ば、偏心検出器から出射した光を光反射部材により反射
させて第1レンズ保持部材に載置したレンズの被検面に
向かって照射し、その反射光を上記光反射部材により反
射させて上記偏心検出器に取り込んで第1レンズ保持部
材の回転軸に対するレンズの偏心状態を検出できるの
で、第1レンズ保持部材および第2レンズ保持部材の小
型化が可能で、微小径のレンズであっても、高精度に心
取りを行うことができる。
【0115】さらに、偏心検出器の検出結果に基づい
て、レンズ押し部材を移動し、レンズの調心を連続的に
行えるので、レンズの心取りの高速化と省人化を図るこ
とができる。
【0116】付記(3)のレンズの心取り装置によれ
ば、研削手段によるレンズの心取り中に、光反射部材に
より偏心検出器の開口部分を覆い、研削加工時の切削粉
や研磨液等の汚れが偏心検出器に付着するのを防ぎ、安
定した高精度の心取り作業を連続して行うことができ
る。
【0117】付記(4)のレンズの心取り装置によれ
ば、略円柱形状の表面の中心部をくり貫いて形成した突
起部の先端にレンズを載置することで、第1レンズ保持
部材と第2レンズ保持部材の回転軸とレンズの光軸とを
一致させることができる。さらい、円柱形状の第1レン
ズ保持部材と第2レンズ保持部材にすることで、各レン
ズ保持部材の小径化を図ることが可能で、微小径のレン
ズであっても高精度の心取りを行うことができる。
【0118】付記(5)のレンズの心取り装置によれ
ば、レンズの調心を行うレンズ押し部材が上記第1レン
ズ保持部材および第2レンズ保持部材の回転軸に対して
平行および直交して移動可能であるので、例え凹形状の
レンズ面を片面に有するレンズであっても、正確かつ容
易に芯出しを行うことができる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るレンズの心取り装置によれば、偏心検出器から出
射した光を光反射部材により反射させて第1レンズ保持
部材に載置したレンズの被検面に向かって照射し、その
反射光を上記光反射部材により反射させて上記偏心検出
器に取り込んで第1レンズ保持部材の回転軸に対するレ
ンズの偏心状態を検出できるので、第1レンズ保持部材
および第2レンズ保持部材の小型化が可能で、微小径の
レンズであっても、高精度に心取りを行うことができ
る。さらに、偏心検出器の検出結果に基づいて、レンズ
押し部材を移動し、レンズの調心を連続的に行えるの
で、レンズの心取りの高速化と省人化を図ることができ
る。
【0120】また、本発明の請求項2に係るレンズの心
取り装置によれば、研削手段によるレンズの心取り中
に、光反射部材により偏心検出器の開口部分を覆い、研
削加工時の切削粉や研磨液等の汚れが偏心検出器に付着
するのを防ぎ、安定した高精度の心取り作業を連続して
行うことができる。
【0121】さらに、本発明の請求項3に係るレンズの
心取り装置によれば、第1レンズ保持部材にレンズを吸
着して載置することで、レンズの偏心量を算出時に第1
レンズ保持部材とレンズを回転させても安定してレンズ
を第1レンズ保持部材に保持できるとともに、第1レン
ズ保持部材からレンズを落下させることなく、レンズ押
し部材によりレンズを移動してレンズの位置調整を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための概略的な
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるレンズ押し部材
を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるレンズの偏心状
態の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態1を示す断面図で、レンズ
の心だし状態を示している。
【図6】本発明の実施の形態1を示す断面図で、レンズ
の心取り状態を示している。
【図7】本発明の実施の形態2を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2を示す断面図で、レンズ
の心だし状態を示している。
【図9】本発明の実施の形態2を示す断面図で、レンズ
の心取り状態を示している。
【図10】従来のレンズ心取り装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2,102 下軸ヤトイ 3,103 上軸ヤトイ 20,120 レンズ 30,130 偏心測定器 36,136 全反射ミラー 40,140 レンズ押し部材 50,150 回転砥石 122 貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを載置した状態で回転可能な第1
    レンズ保持部材と、 第1レンズ保持部材に対向した位置に設けられ、レンズ
    を上記第1レンズ保持部材とで挟持した状態で同期回転
    する第2レンズ保持部材と、 上記レンズの被検面に向かって光を出射して、その反射
    光に基づいてレンズの偏心を検出する偏心検出器と、 上記第1レンズ保持部材と第2レンズ保持部材との間に
    進退可能であり、上記偏心検出器から出射された光をレ
    ンズの被検面に向かうように反射させる光反射部材と、 上記偏心検出器の検出結果に基づいて上記レンズの位置
    を調整させるレンズ押し部材と、 所定位置に移動したレンズを回転させて、レンズの心取
    りを行う研削手段と、を具備することを特徴とするレン
    ズの心取り装置。
  2. 【請求項2】 上記光反射部材は、上記第1レンズ保持
    部材と第2レンズ保持部材との間から待避したときに、
    上記偏心検出器の開口部分を覆うことを特徴とする請求
    項1記載のレンズの心取り装置。
  3. 【請求項3】 上記第1レンズ保持部材の内部に、レン
    ズを吸着するための吸着孔を設けたことを特徴とする請
    求項1または2記載のレンズの心取り装置。
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