JP2003323270A - 印刷システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷装置に保存した画像データを容易に再印刷
できるようにすること。 【解決手段】プリンタドライバ１２による印刷データの
生成に伴い再印刷要求識別子と該印刷データの識別情報
とからなる再印刷要求ファイルを作成して記憶装置１４
に保存し、生成された印刷データはプリンタ２に送信さ
れる。ユーザが再印刷を希望する場合、再印刷要求アプ
リケーションプログラム１５で再印刷要求ファイルを操
作することにより、再印刷する印刷データの識別情報を
表示し、再印刷要求ファイルの内容をプリンタ２に送信
する。プリンタ２は、再印刷要求ファイルの内容である
再印刷要求識別子と印刷データの識別情報を受信する
と、該識別情報に基づいて保存されている該印刷データ
に対応する画像データを使用して再印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、印刷データを生成
し印刷装置に供給するデータ供給装置に関し、特に、過
去に受信した印刷データの再印刷要求を受け付ける印刷
装置に送信する印刷データを生成し供給するデータ供給
装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、印刷データを生成し印刷装置に供
給するデータ供給装置では、文書等の印刷元データから
印刷データを生成し印刷装置に送信し、印刷装置では印
刷データに基づいて印刷する。通常の印刷装置では、印
刷データは印刷後には破棄するため、ユーザが過去に印
刷したことのある文書等を再印刷する場合でも、上述し
た各プロセスを再び実行することになる。 【０００３】そこで、印刷装置にハードディスク装置等
の記憶手段を設け印刷に係る画像データを保存し再印刷
時に使用することにより、印刷データ生成装置での印刷
データの生成や送信を実行しなくても再印刷ができるよ
うにした印刷装置、印刷システムも提案されている。ユ
ーザが印刷装置に設けた記憶手段に保存されている画像
データを使用して再印刷する場合、印刷装置に設けられ
た操作パネル等の入力部から保存されている画像データ
のファイル名一覧から所望するファイル名を選択するこ
とにより印刷できる。また、特開平１０−２６９０３６
号公報に記載のように、保存されている画像データの基
となった印刷データのファイル名を含む属性情報の一覧
をホストコンピュータに転送し、Ｗｅｂブラウザから閲
覧し選択できるようにしたものもある。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術で
は、保存されている画像データを使用して再印刷する場
合、ユーザは印刷装置に設けた記憶手段に保存されてい
る画像データのファイル名等の識別情報一覧を閲覧しな
ければ選択できない。そのため、保存されている画像デ
ータ数が増加すると選択に時間がかかってしまう。 【０００５】また、新規印刷では印刷したい文書等のフ
ァイルを選択して該ファイルが対応するアプリケーショ
ンプログラムで開いて印刷指示するのに対し、再印刷で
は印刷装置の操作パネルやホストコンピュータのＷｅｂ
ブラウザで識別情報一覧を閲覧して所望の画像データの
識別情報を選択し印刷指示するといった、全く異なる操
作手続きになっているため、使い勝手が低いという問題
があった。 【０００６】本発明は、上述のような問題を鑑みなされ
たもので、その目的は、印刷装置に設けた記憶手段に保
存されている画像データの識別情報一覧を閲覧すること
なく、また、上述の新規印刷のようにファイル操作で再
印刷できるようにしたデータ供給装置を提供することに
ある。 【０００７】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の印刷システムのデータ供給装置は、印刷デ
ータを生成し印刷装置に供給するデータ供給装置であっ
て、印刷データの生成に伴い再印刷要求識別子と前記印
刷データに含まれる識別情報を併せて１つのファイルに
する再印刷要求ファイル作成手段と、前記再印刷要求フ
ァイルの内容を前記印刷装置に送信するファイル内容送
信手段と、前記再印刷要求ファイルを読み出して前記識
別情報を表示する識別情報表示手段とを設けたものであ
る。さらに、本発明の印刷装置は、印刷時に受信した印
刷データを印刷用に変換した画像データを記憶装置に保
存し、前記印刷データの識別情報と前記画像データを関
連づけて管理するようにした。 【０００８】本発明の印刷システムの前記構成は、印刷
時と再印刷時につぎのように作用する。まず、印刷時に
は、データ供給装置では、再印刷要求ファイル作成手段
により再印刷要求識別子と印刷データの識別情報を印刷
データごとに記憶し、印刷装置では、印刷データに基く
画像データを記憶するとともに、当該印刷データの識別
情報と前記画像データを関連づけて管理するようにす
る。再印刷時には、データ供給装置で、識別情報表示手
段により再印刷する対象を特定し、ファイル内容送信手
段により特定された再印刷ファイルを印刷装置に送信す
る。印刷装置では、受信した再印刷要求ファイルの識別
情報を基に、画像データを特定し、印刷をおこなうよう
にする。 【０００９】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図１は、本実施の形態によるデータ供
給装置と印刷装置とからなる印刷システムの構成例を示
す図である。この印刷システムは、「データ供給装置」
であるホストコンピュータ１と、「印刷装置」であるプ
リンタ２と、汎用アプリケーションプログラム１１と、
プリンタドライバ１２と、インターフェース部１３と、
記憶装置１４と、再印刷要求アプリケーションプログラ
ム１５と、識別情報表示部１５Ａと、ファイル内容送信
部１５Ｂとを備えている。なお、記憶装置１４は、例え
ば、ハードディスク装置やフロッピディスク装置等であ
り、印刷元データファイルや再印刷要求ファイルを保存
するためのものである。ただし、汎用アプリケーション
プログラム１１、プリンタドライバ１２、再印刷要求ア
プリケーションプログラム１５は、記憶装置１４の内に
保存してあってもよい。 【００１０】図２は、プリンタ２の構成例を示す図であ
る。このプリンタ２は、インターフェース部２１と、制
御部２２と、プリンタエンジン２３と、主メモリ２４
と、記憶装置２５と、画像データ管理ＤＢ２５Ａとを備
えている。 【００１１】最初に、再印刷でない通常の印刷の手続き
を説明する。文書等の印刷元データは、汎用アプリケー
ションプログラム１１で新規に作成したり、記憶装置１
４に保存されている印刷元データファイルを読み出した
りすることにより用意される。印刷元データの印刷は、
汎用アプリケーションプログラム１１からプリンタドラ
イバ１２に要求により印刷元データに基づいて印刷デー
タを生成しインターフェース部１３を介してプリンタ２
に送信することで行なわれる。 【００１２】ここで、本発明に関わるプリンタドライバ
１２の処理を図３で説明する。図３は、プリンタドライ
バ１２の処理を示すフローチャートである。印刷要求を
受けたプリンタドライバ１２は、印刷データの識別情報
として、例えば、印刷が要求された日時、印刷元データ
のファイル名やファイルサイズータを取得する（１２
１）。１２１で取得した情報は、印刷データの生成にお
いて印刷データに含められる（１２２）。次に、再印刷
要求ファイルの作成に先立ち、ユーザに再印刷要求ファ
イルの記憶装置１４の内での保存先およびファイル名の
入力を要求する（１２３）。この入力要求に対して、ユ
ーザが保存先およびファイル名を入力し保存を指示した
か否かを判定し（１２４）、保存が指示された場合には
再印刷要求識別子と１２１で取得した識別情報とから成
る再印刷要求ファイルを生成し入力された保存先および
ファイル名で保存し（１２５）、保存が指示されずにキ
ャンセルされた場合には１２５の処理は実行しない。そ
の後、１２２で生成した印刷データをインターフェース
部１３を介してプリンタ４に送信され（１２６）、処理
を終了する。 【００１３】一方、プリンタ２では、印刷データをイン
ターフェース部２１で受信し、制御部２２で画像データ
に変換し、主メモリ２４に画像データを一時的に保持す
る。さらに、主メモリ２４に保持されている画像データ
を記憶装置２５に保存し、画像データ管理ＤＢ２５Ａで
該識別情報と、該画像データの保存場所とを対応づけて
管理する。その後、主メモリ２４に保持されている画像
データはプリンタエンジン２３により画像として印刷さ
れ、主メモリ２４の画像データは破棄される。 【００１４】次に、再印刷の手続きを説明する。上述の
ように、印刷データの生成に伴い作成され、記憶装置１
４に保存されている再印刷要求ファイルは、再印刷要求
アプリケーションプログラム１５により使用することが
できる。再印刷要求アプリケーションプログラム１５で
再印刷要求ファイルを開くと識別情報表示部１５Ａによ
り識別情報を表示する。図４は、再印刷要求アプリケー
ションプログラム１５で再印刷要求ファイルを開いたと
きの画面構成例である。画面表示４では、印刷データの
識別情報として印刷データの印刷日時、印刷元データの
ファイル名、ファイルサイズ等を表示する。また、再印
刷ボタン４１と、キャンセルボタン４２とがそれぞれ設
けられており、再印刷ボタン４１が操作されると開いて
いる再印刷要求要求ファイルの内容をファイル内容送信
部１５Ｂによりインターフェース部１３を介してプリン
タに送信する。キャンセルボタン４２が操作されると図
４の表示を終了する。 【００１５】プリンタ２は、再印刷要求ファイルの内容
をインターフェース部２１で受信すると、制御部２２
は、再印刷要求ファイルの内容に含まれる再印刷要求識
別子により再印刷要求と判断し、再印刷要求ファイルに
含まれる識別情報を取得し、画像データ管理ＤＢ２５に
より該識別情報の画像データの格納場所を取得し、画像
データを主メモリ２４に書き出し、プリンタエンジン２
３により画像として印刷され、主メモリ２４の画像デー
タは破棄される。 【００１６】本実施例により、過去に受信した印刷デー
タの再印刷要求を受け付ける印刷装置に印刷データを供
給するデータ供給装置において、汎用アプリケーション
プログラムの文書等の印刷元データの再印刷が再印刷要
求アプリケーションプログラムで再印刷要求ファイルを
開くことにより行えるため、印刷装置に設けた記憶手段
に保存されている画像データの識別情報一覧を閲覧する
ことなく、汎用アプリケーションプログラムの文書等の
印刷元データのファイルを開いて新規印刷するのと同様
の操作手続きで再印刷することができる。 【００１７】 【発明の効果】本発明によれば、印刷データの生成に伴
い再印刷要求ファイルを作成し、該再印刷要求ファイル
によって再印刷を要求するため、印刷装置に設けた記憶
手段に保存されている画像データの識別情報一覧を閲覧
することなく、再印刷要求ファイルのファイル操作で再
印刷ができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】 【図１】本実施の形態によるデータ供給装置と印刷装置
とからなる印刷システムの構成例を示す図である。 【図２】プリンタの構成例を示す図である。 【図３】プリンタドライバの処理を示すフローチャート
である。 【図４】再印刷要求アプリケーションプログラム１５で
再印刷要求ファイルを開いたときの画面構成例である。 【符号の説明】 １…ホストコンピュータ、２…プリンタ、４…再印刷要
求アプリケーションプログラムで再印刷要求ファイルを
開いたときの画面表示、１１…汎用アプリケーションプ
ログラム、１２…プリンタドライバ、１３…インターフ
ェース部、１４…記憶装置、１５…再印刷要求アプリケ
ーションプログラム、１５Ａ…識別情報表示部、１５Ｂ
…ファイル内容送信部、２１…インターフェース部、２
２…制御部、２３…プリンタエンジン、２４…主メモ
リ、２５…記憶装置、２５Ａ…画像データ管理ＤＢ、４
１…再印刷ボタン、４２…キャンセルボタン、１２１…
印刷日時（印刷要求日時）および印刷元データのファイ
ル名、ファイルサイズを取得する処理、１２２…取得し
た情報を含めた印刷データを生成する処理、１２３…再
印刷要求ファイルの保存先およびファイル名の入力を要
求する処理、１２４…保存が指定されたか判定する処
理、１２５…再印刷要求ファイルを生成し保存する処
理、１２６…印刷データをプリンタに送信する処理

フロントページの続き (72)発明者 山本 清 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所デジタルメディアシステム事 業部内 Ｆターム(参考） 5B021 AA01 BB01 CC05 DD12

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 印刷装置と印刷データを生成し前記印刷
   装置に供給するデータ供給装置とから成る印刷システム
   において、 前記データ供給装置は、印刷データの生成時に再印刷要
   求識別子と前記印刷データの識別情報を併せて記憶する
   再印刷要求ファイル作成手段と、前記再印刷要求ファイ
   ルの内容を前記印刷装置に送信するファイル内容送信手
   段と、前記再印刷要求ファイルを読み出して前記識別情
   報を表示する識別情報表示手段とを有し、前記印刷装置
   は、印刷時に前記印刷データから生成した画像データを
   格納する記憶手段と、該印刷データの識別情報と前記画
   像データを関連付ける管理手段とを備え、再印刷時に、
   前記識別情報表示手段により特定された再印刷要求ファ
   イルの識別情報に基き、前記記憶手段から画像データを
   呼出し、印刷することを特徴とする印刷システム。