JP2003323266A - 磁気テープライブラリー装置 - Google Patents

磁気テープライブラリー装置

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JP2003323266A
JP2003323266A JP2002130230A JP2002130230A JP2003323266A JP 2003323266 A JP2003323266 A JP 2003323266A JP 2002130230 A JP2002130230 A JP 2002130230A JP 2002130230 A JP2002130230 A JP 2002130230A JP 2003323266 A JP2003323266 A JP 2003323266A
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JP
Japan
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magnetic tape
tape
magnetic
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JP2002130230A
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English (en)
Inventor
Toyokatsu Uemura
豊克 植村
Yoshiro Ochi
啓郎 越智
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶領域の有効利用が可能になるとともに高
速なホストへの応答が可能な磁気テープライブラリー装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ホスト103から磁気テープ装置107
への制御命令を保持しすることができる記憶領域105
と、前記制御命令に付随したデータを蓄積することがで
きる別の記憶領域106とを備え、いずれかの記憶領域
のデータ量が基準値を超えるまで、記憶領域にデータを
受信できるバッファ制御装置101を設け、基準値を上
回った場合には保持した制御命令ならびに転送データ
を、順次磁気テープに転送して、記憶領域の有効利用が
可能になるとともにホストへの高速な応答が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気テープへの書き
込みおよび磁気テープからの読み出しを行う磁気テープ
装置を内蔵し、複数の磁気テープの保持と磁気テープの
交換が可能な磁気テープライブラリー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープ装置を内蔵した磁気テ
ープライブラリー装置では、磁気テープライブラリー装
置内にある記憶領域にホストから磁気テープ装置に装填
されている磁気テープへ書き込むデータを一時的に蓄積
し、記憶領域内に蓄積された磁気テープへ書き込みを行
うデータが基準値を上回った時に記憶領域内に蓄積され
たデータをホストから受け取ったデータサイズで磁気テ
ープ装置に転送を行っている。
【0003】また、磁気テープ装置を内蔵した磁気テー
プライブラリー装置では、ホストから磁気テープ装置に
装填してある磁気テープのテープ残量を問い合せられる
と、磁気テープライブラリー装置は磁気テープ装置への
データの書き込みを中断し、磁気テープ装置へテープ残
量の問い合わせを行っていた。
【0004】また、磁気テープ装置を内蔵した磁気テー
プライブラリー装置では、磁気テープ装置に装填されて
いる磁気テープに書き込むデータと磁気テープ装置の制
御命令に伴うデータを区別することなく同じ記憶領域に
記憶している。
【0005】また、磁気テープ装置を内蔵した磁気テー
プライブラリー装置では、磁気テープ装置に制御命令を
発行する毎にバス使用権の取得処理およびバス使用権の
開放処理を行っている。
【0006】また、磁気テープ装置を内蔵した磁気テー
プライブラリー装置では、ホストは磁気テープ装置に装
填してある磁気テープのテープ残量が基準値を下回れば
磁気テープライブラリー装置に磁気テープの交換を指示
している。
【0007】また、磁気テープ装置を内蔵した磁気テー
プライブラリー装置において記録した磁気テープの管理
は使用者が磁気テープの外装にファイル名等を記入する
などして管理していた。
【0008】また、複数の磁気テープにわたってファイ
ルが分割記録されている場合は複数の磁気テープを一括
管理していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術ではホスト
から磁気テープライブラリー装置へ書き込みの制御命令
が連続して送られている時は、磁気テープライブラリー
装置の記憶領域に磁気テープに書き込むデータを大量に
蓄積することが出来るが、複数のホストや複数の使用者
が磁気テープライブラリー装置を使用する場合には、書
き込みの制御命令と磁気テープライブラリー装置の制御
命令が無秩序に送られてくることがある。
【0010】他のホストが設定した設定値で連続した書
き込みを行うことができないため、磁気テープライブラ
リー装置の記憶領域に蓄積されているデータの蓄積量と
は無関係に磁気テープ装置にその時点で書き込みの指示
をださなければならず、磁気テープライブラリー装置の
記憶領域が有効に活用できない問題があった。
【0011】例えば、ブロック長を変更する制御命令を
受信した場合、次に連続して書き込み命令があったとし
ても受信データとブロックサイズの整合性が取れなくな
るため、続けてデータを記憶領域に保持しても無意味に
なるため、磁気テープライブラリー装置の記憶領域が有
効に活用できない問題があった。
【0012】本発明は記憶領域の有効利用が可能になる
とともに高速なホストへの応答が可能となる磁気テープ
ライブラリー装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
磁気テープライブラリー装置は、磁気テープへの書き込
みおよび磁気テープからの読み出しを行う磁気テープ装
置を内蔵し、複数の磁気テープの保持と磁気テープの交
換が可能な磁気テープライブラリー装置において、ホス
トから磁気テープ装置への一つ以上の制御命令を保持す
ることができる記憶領域と、前記制御命令に付随した転
送データを蓄積することができる前記記憶領域と領域を
別にする記憶領域とを具備し、前記いずれかの記憶領域
へのデータ量が基準値を超えた場合に、前記記憶領域に
保持した制御命令ならびに前記記憶領域に保持した転送
データを順次磁気テープに転送するバッファ制御装置を
設けたことを特徴とする。
【0014】本発明の請求項2記載の磁気テープライブ
ラリー装置は、請求項1において、バッファ制御装置
は、ホストから磁気テープ装置への制御命令のうちデー
タを磁気テープへ書き込む上で必要な制御命令と書き込
みに不要な制御命令とに区別する制御命令判別部を具備
したことを特徴とする。
【0015】この構成によると、複数のホストや複数の
ユーザが磁気テープライブラリー装置を使用した時にで
も磁気テープライブラリー装置の記憶領域に基準値を上
回るまで磁気テープに書き込みを行うデータを蓄積する
ことができ磁気テープライブラリー装置の記憶領域を効
率的に使用できるようにすることを実現できる。
【0016】本発明の請求項3記載の磁気テープライブ
ラリー装置は、磁気テープへの書き込みおよび磁気テー
プからの読み出しを行う磁気テープ装置を内蔵し、複数
の磁気テープの保持と磁気テープの交換が可能な磁気テ
ープライブラリー装置において、ホストから磁気テープ
装置への一つ以上の制御命令を保持できる記憶領域と、
前記制御命令に付随した転送データを蓄積することがで
きる前記記憶領域と領域を別にする記憶領域と、前記磁
気テープ装置に装填している磁気テープのテープ残量を
保存しておくテープ残量保存部と、前記制御命令の中で
磁気テープに書き込みを行う制御命令を前記磁気テープ
装置に対して実行した場合に前記磁気テープ装置に装填
してある磁気テープのテープ残量の減少量を計算し前記
磁気テープのテープ残量と前記テープ残量の減少量から
前記磁気テープ装置に装填してある磁気テープのテープ
残量を応答するテープ残量演算部とを具備したバッファ
制御装置を設けたことを特徴とする。
【0017】本発明の請求項4記載の磁気テープライブ
ラリー装置は、請求項3において、バッファ制御装置
は、磁気テープ装置に装填している磁気テープのテープ
残量が設定値より少なくなった場合にホストからの書き
込みを行う制御命令に対して受け付け拒否を行う制御命
令受け付け拒否部を具備したことを特徴とする。
【0018】本発明の請求項5記載の磁気テープライブ
ラリー装置は、請求項3または請求項4において、バッ
ファ制御装置は、磁気テープ装置に装填している磁気テ
ープのテープ残量の問い合せる間隔を前記テープ残量に
応じて調整するテープ残量問い合わせ間隔調整部を具備
したことを特徴とする。
【0019】この構成によると、複数のホストや複数の
ユーザが磁気テープライブラリー装置を使用した時にで
も、磁気テープ装置に装填されている磁気テープのテー
プ残量をホストに返答することができ、ホストから磁気
テープに書き込むことができないデータを受け取ること
も無く、磁気テープライブラリー装置の記憶領域を効率
的に使用できる。
【0020】本発明の請求項6記載の磁気テープライブ
ラリー装置は、磁気テープへの書き込みおよび磁気テー
プからの読み出しを行う磁気テープ装置を内蔵し、複数
の磁気テープの保持と磁気テープの交換が可能な磁気テ
ープライブラリー装置において、ホストから磁気テープ
装置への制御命令に付随した転送データを蓄積すること
ができる記憶領域として、前記制御命令に付随した転送
データを蓄積することができる記憶領域を前記磁気テー
プへ書き込むデータを記憶する記憶領域と前記磁気テー
プ装置制御用データを記憶する記憶領域に分割したバッ
ファ制御装置を設けたことを特徴とする。
【0021】本発明の請求項7記載の磁気テープライブ
ラリー装置は、請求項6において、バッファ制御装置
は、前記磁気テープへ書き込むデータを記憶する記憶領
域と前記制御用データを記憶する記憶領域の使用率を算
出し前記磁気テープ装置制御用データを記憶する記憶領
域の使用率が設定値を下回った場合は前記磁気テープへ
書き込むデータを記憶する記憶領域と前記磁気テープ装
置制御用データを記憶する記憶領域の分割比率を変更す
る記憶領域使用率算出部を具備したことを特徴とする。
【0022】この構成によると、複数のホストや複数の
ユーザが磁気テープライブラリー装置を使用した時にで
も磁気テープライブラリー装置の記憶領域を効率的に使
用できるようにすることと磁気テープライブラリー装置
の記憶領域から磁気テープ装置へのデータ転送を効率的
にできる。
【0023】本発明の請求項8記載の磁気テープライブ
ラリー装置は、磁気テープへの書き込みおよび磁気テー
プからの読み出しを行う磁気テープ装置を内蔵し、複数
の磁気テープの保持と磁気テープの交換が可能な磁気テ
ープライブラリー装置において、ホストから磁気テープ
装置への制御命令を保持するバッファ制御装置と前記磁
気テープ装置を接続しているバスは、前記バッファ制御
装置が起動時に前記磁気テープ装置と通信を行い使用権
を取得し、前記バスを占有して、制御命令毎に必要であ
ったバス使用権の取得処理およびバス使用権の開放処理
を省いて転送効率を上げるように構成したことを特徴と
する。
【0024】本発明の請求項9記載の磁気テープライブ
ラリー装置は、磁気テープへの書き込みおよび磁気テー
プからの読み出しを行う磁気テープ装置を内蔵し、複数
の磁気テープの保持と磁気テープの交換が可能な磁気テ
ープライブラリー装置において磁気テープを前記磁気テ
ープ装置に順次装填し前記磁気テープのテープ容量と前
記磁気テープのテープ残量を前記磁気テープ装置に問い
合せると共に前記複数の磁気テープのテープ容量とテー
プ残量を記憶し、なお且つ前記複数の磁気テープのテー
プ容量とテープ残量から総テープ容量と総テープ残量を
算出し記憶しておく総テープ残量記憶部と、前記磁気テ
ープ装置へ予め設定してあるデータ量の転送が行われる
度に前記磁気テープ装置に装填している磁気テープのテ
ープ残量を問い合せて前記テープ残量が予め設定した基
準値以下になった場合には前記磁気テープの交換を判定
する磁気テープ交換判定部と、前記磁気テープ装置に装
填してある磁気テープの交換を前記磁気テープ装置に指
示する磁気テープ交換指示部とホストからのテープ容量
とテープ残量の問い合わせに対して前記総テープ容量と
前記総テープ残量を応答とする総テープ容量応答制御部
とを具備したバッファ制御装置を設けたことを特徴とす
る。
【0025】この構成によると、複数のホストや複数の
ユーザが磁気テープライブラリー装置を使用した時にで
もホストと磁気テープライブラリー装置間の磁気テープ
交換を指示する制御命令の発行回数を削減し、データ転
送を効率的にできる。
【0026】本発明の請求項10記載の磁気テープライ
ブラリー装置は、磁気テープへの書き込みおよび磁気テ
ープからの読み出しを行う磁気テープ装置を内蔵し、複
数の磁気テープの保持と磁気テープの交換が可能な磁気
テープライブラリー装置において、ホストから磁気テー
プ装置への制御命令を保持するバッファ制御装置には、
前記磁気テープ装置に装填してある磁気テープへ書き込
んだデータが何巻の磁気テープにわたって書き込まれた
かとその他管理情報を記録する磁気テープ分割管理制御
部と、総磁気テープ巻数および前記管理情報から前記複
数の磁気テープにわたって書き込まれたデータを順番に
読み出す磁気テープ統合制御部を具備することを特徴と
する。
【0027】この構成によると、煩雑な磁気テープの管
理を行わずに容易にデータを複数の磁気テープに記録し
たり、複数の磁気テープにわたり記録されたデータを統
合できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図14に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1と図2は(実施の形態1)の磁気
テープライブラリー装置を示す。
【0029】ホスト103は制御命令および制御命令に
付随する転送データを磁気テープライブラリー装置10
2に送り、磁気テープライブラリー装置102内のバッ
ファ制御装置101の制御命令判別部104が磁気テー
プ装置107に直ちに実行する必要がある制御命令か判
定し、実行する必要がある場合は制御命令を実行し、実
行する必要がない場合は制御命令を制御命令用の記憶領
域105に記憶し、制御命令に付随する転送データを記
憶領域106に記憶する。
【0030】バッファ制御装置101は制御命令に付随
する転送データの蓄積量が基準値を上回った時に、制御
命令用の記憶領域105に記憶してある制御命令を磁気
テープ装置に実行する。この時、バッファ制御装置10
1は制御命令に付随する転送データも磁気テープ装置1
07に転送する。
【0031】図2はバッファ制御装置101のフローチ
ャートを示す。ステップS01では、転送データの蓄積
量が基準値を上回ったかどうかを示す書き込みフラグを
“偽”に設定する。
【0032】ステップS02では、ホスト103からの
制御命令を受け付ける。ステップS03では、ホスト1
03からの制御命令を直ちに実行する必要がある制御命
令か判定し、直ちに実行する必要がある場合はステップ
S04で制御命令を磁気テープ装置107に実行させ処
理を終る。
【0033】ステップS03において、直ちに実行する
必要が無い場合は、ステップS05を実行する。ステッ
プS05では、ホスト103からの制御命令に付随する
転送データを、記憶領域106に記憶した場合に転送デ
ータの蓄積量の基準値を上回るか判定し、基準値を上回
る場合はステップS06において書き込みフラグを
“真”に設定する。
【0034】制御命令に付随する転送データの蓄積量の
判定(ステップS05)が完了すると、ホスト103か
らの制御命令をステップS07において制御命令記憶領
域105に記憶し、ステップS08では、制御命令に付
随する転送データを、転送データを蓄積する記憶領域1
06に記憶する。
【0035】次いで、ステップS09では、書き込みフ
ラグの“真”“偽”の判定を行い、書き込みフラグが
“偽”の時は処理を終る。書き込みフラグが“真”の時
は、ステップS10においてホスト103からの制御命
令を記憶してある制御命令記憶領域105から制御命令
を取り出し磁気テープ装置107に実行させる。制御命
令に付随するデータがある場合は制御命令に付随する転
送データを記憶領域から取り出し磁気テープ装置に転送
する。
【0036】ステップS11では、制御命令の実行が完
了すると制御命令記憶領域105に磁気テープ装置10
7に対して実行していない制御命令が残っているか判定
を行う。制御命令記憶領域105に磁気テープ装置10
7に対して実行していない制御命令が残っている場合は
ホスト103からの制御命令を記憶してある制御命令記
憶領域から制御命令を取り出し磁気テープ装置107に
実行させる処理(ステップS10)と制御命令記憶領域
105に磁気テープ装置107に対して実行していない
制御命令が残っているか判定する処理(ステップS1
1)を繰り返す。
【0037】ステップS11において、制御命令記憶領
域105に磁気テープ装置107に対して実行していな
い制御命令が残っていない場合は処理を終了する。以上
により制御命令に付随するデータが基準値を上回るまで
蓄積する事が出来るようになり、複数のホストや複数の
使用者が磁気テープライブラリー装置102を使用する
場合にでも制御命令に付随する転送データを記憶する記
憶領域106を有効に活用できるようになる。
【0038】(実施の形態2)図3〜図5は本発明の
(実施の形態2)の磁気テープライブラリー装置302
を示す。
【0039】ホスト303は制御命令および制御命令に
付随する転送データを磁気テープライブラリー装置30
2に送り、磁気テープライブラリー装置302内のバッ
ファ制御装置301のテープ残量演算部304で前記制
御命令のうち磁気テープ装置307の磁気テープに書き
込みを行う制御命令および前記磁気テープ装置307の
磁気テープのテープ残量を求める制御命令かを判定し、
前記磁気テープ装置307へ書き込みを行う制御命令の
場合は書き込みを行うデータ量の算出を行いテープ残量
の更新しテープ残量保存部308に保存する。
【0040】また、磁気テープのテープ残量を求める制
御命令の場合はテープ残量保存部308で保存している
テープ残量をホスト303に返す。また、テープ残量問
い合せ間隔調整部310で設定されるテープ残量問い合
せ基準値をテープ残量保存部308のテープ残量が下回
ると磁気テープ装置307に磁気テープのテープ残量を
問い合せ、問い合せた結果のテープ残量をテープ残量保
存部308に保存する。
【0041】テープ残量保存部308は、テープ残量演
算部304で算出される磁気テープのテープ残量を保持
すると共に磁気テープ装置307へテープ残量の問い合
せを行った結果として得られる磁気テープのテープ残量
を保持する。
【0042】制御命令受け付け拒否部309は、テープ
残量保存部308で保持してあるテープ残量が、磁気テ
ープへの書き込みの際の書き込みマージンを下回るとホ
スト303からの書き込みの制御命令の受け付けを拒否
する。
【0043】テープ残量問い合せ間隔調整部310は、
テープ残量保存部308で保存してあるテープ残量に対
応してテープ残量問い合せ基準値を変更する。バッファ
制御装置301は、制御命令を制御命令用の記憶領域3
05に記憶し、制御命令に付随する転送データを記憶領
域306に記憶する。バッファ制御装置301は制御命
令に付随する転送データの蓄積量が基準値を上回った時
に、制御命令用の記憶領域305に記憶してある制御命
令を磁気テープ装置307に実行させる。この時、バッ
ファ制御装置301は制御命令に付随する転送データも
磁気テープ装置307に転送する。
【0044】図4と図5はバッファ制御装置301のフ
ローチャートを示す。ステップS01では、テープ残量
保存部308で保持してあるテープ残量がテープ残量問
い合せ間隔調整部310のテープ残量問い合せ基準値を
下回っているか判定し、下回っている場合はステップS
02において、磁気テープ装置307に磁気テープのテ
ープ残量を問い合せる。問い合せの結果としてえられる
テープ残量をステップS03でテープ残量保存部308
に保存する。ステップS04ではテープ残量をもとに磁
気テープ装置307に磁気テープのテープ残量を問い合
せる間隔を決定するテープ残量問い合せ基準値を設定す
る。
【0045】ステップS01でテープ残量がテープ残量
問い合せ間隔調整部310のテープ残量問い合せ基準値
を上回っていると判定された場合、ステップS04を完
了すると、ステップS05では、転送データの蓄積量が
基準値を上回ったかどうかを示す書き込みフラグを
“偽”に設定し、ステップS06においてホスト303
からの制御命令を受け付ける。
【0046】次いでステップS07では、ホスト303
からの制御命令が磁気テープのテープ残量を問い合せる
制御命令か判定し、磁気テープのテープ残量を問い合せ
る制御命令の場合はステップS08においてテープ残量
保存部308に保存してあるテープ残量を応答して返し
て処理を終る。
【0047】磁気テープのテープ残量を問い合せる以外
の制御命令の場合は、さらにステップS09で磁気テー
プに書き込みを行う制御命令か判定する。ステップS0
9において、磁気テープに書き込みを行う以外の制御命
令の場合であると判定した場合は、ホスト303からの
制御命令に付随する転送データを、転送データを蓄積す
る記憶領域306に記憶した場合に、図5に続くステッ
プS14において、転送データの蓄積量の基準値を上回
るか判定し、基準値を上回る場合はステップS15にお
いて書き込みフラグを“真”に設定する。
【0048】制御命令に付随する転送データの蓄積量の
判定(ステップS14)が完了すると、ステップS16
では、ホスト303からの制御命令を制御命令記憶領域
305に記憶し、ステップS17では制御命令に付随す
る転送データを、転送データを蓄積する記憶領域306
に記憶する。
【0049】次いで、ステップS18では、書き込みフ
ラグの“真”“偽”の判定を行い、書き込みフラグが
“偽”の時は処理を終る。書き込みフラグが“真”の時
は、ステップS20において、制御命令記憶領域305
に磁気テープ装置307に対して実行していない制御命
令が残っているか判定を行う。
【0050】制御命令記憶領域305に磁気テープ装置
307に対して実行していない制御命令が残っている場
合は、ステップS19でホスト303からの制御命令を
記憶してある制御命令記憶領域305から制御命令を取
り出し磁気テープ装置307に実行させる。あわせて制
御命令に付随するデータがある場合は制御命令に付随す
る転送データを、転送データを蓄積する記憶領域306
から取り出し磁気テープ装置307に転送する。制御命
令実行後は制御命令記憶領域に磁気テープ装置307に
対して実行していない制御命令が残っているか判定する
処理(ステップS20)に戻る。制御命令記憶領域30
5に磁気テープ装置307に対して実行していない制御
命令が残っていない場合は処理を終る。
【0051】前記ステップS09において、磁気テープ
に書き込みを行う制御命令か判定した時に書き込みを行
う制御命令の場合は、ステップS10を実行して、制御
命令から磁気テープに書き込みを行うデータ量を算出
し、テープ残量保存部308で保存しているテープ残量
から算出したデータ量を減算しテープ残量を更新する。
そして、更新したテープ残量が磁気テープへの書き込み
の際の書き込みマージンを下回るかをステップS11で
判定する。
【0052】書き込みマージン値を下回らない場合はホ
スト303からの制御命令に付随する転送データを記憶
領域に記憶した場合には、前記ステップS14にうつ
る。ステップS11で書き込みマージンを下回ると判定
された場合は、ステップS12で、ホスト303に対し
書き込み制御命令の受け付け拒否の応答を返し、ステッ
プS13で書き込みフラグを“真”にし、前記ステップ
S20に移る。
【0053】以上により、制御命令に付随するデータが
基準値を上回るまで蓄積できるようになると共に、磁気
テープ装置307の磁気テープのテープ残量を応答でき
るようになり、またホスト303から磁気テープに書き
込むことができないデータを受け取ることも無く、複数
のホストや複数の使用者が磁気テープライブラリー装置
302を使用する場合にでも制御命令に付随する転送デ
ータを記憶する記憶領域を有効に活用できるようにな
る。
【0054】(実施の形態3)図6と図7は本発明の
(実施の形態3)の磁気テープライブラリー装置502
を示す。
【0055】ホスト503は、制御命令および制御命令
に付随する転送データを磁気テープライブラリー装置5
02に送る。磁気テープライブラリー装置502内のバ
ッファ制御装置501は、制御命令に付随する転送デー
タのうち磁気テープ装置507の磁気テープに書き込み
を行う転送データを書き込みデータ記憶領域504に記
憶し、磁気テープ装置制御用データを磁気テープ制御用
データ記憶領域505に記憶する。
【0056】バッファ制御装置501は、書き込みデー
タ記憶領域504および磁気テープ装置制御用データ記
憶領域505のデータ量が蓄積基準値を上回った時に、
制御命令を磁気テープ装置507に実行する。
【0057】記憶領域使用率算出部506は、書き込み
データ記憶領域504および磁気テープ制御用データ記
憶領域505のデータ量が蓄積基準値を上回った時に各
領域の使用率を算出し、使用率が設定値を下回っている
場合は書き込みデータ記憶領域504と磁気テープ装置
制御用データ記憶領域505の分割位置を変更し各領域
の使用率の改善を行う。
【0058】図7はバッファ制御装置501のフローチ
ャートを示す。ステップS01では、バッファ制御装置
501の書き込みデータ記憶領域504および磁気テー
プ装置制御用データ記憶領域505のデータ量の蓄積基
準値を設定する。
【0059】ステップS02では、ホスト503からの
制御命令を受け付け、ステップS3では、制御命令に付
随する転送データがあるか判定する。付随するデータが
無い場合は処理を終了する。
【0060】ステップS03で制御命令に付随する転送
データがあると判定された場合は、ステップS04で制
御命令に付随する転送データが磁気テープ装置の磁気テ
ープへ書き込むデータか判定する。磁気テープへ書き込
む転送データの場合は書き込みデータ記憶領域504に
転送データを記憶する。磁気テープ装置制御用データの
場合はステップS06で磁気テープ装置制御用データ記
憶領域505に転送データを記憶する。
【0061】ステップS07では、転送データを記憶し
た後に書き込みデータ記憶領域504と磁気テープ装置
制御用データ記憶領域505のデータ量が蓄積基準値を
上回っているか判定する。ここでデータ量が蓄積基準値
を下回っている場合は処理を終了する。データ量が蓄積
基準値を上回っている場合は、ステップS08で書き込
みデータ記憶領域と磁気テープ装置制御用データ記憶領
域の使用率を算出し、ステップS09で制御命令を磁気
テープ装置に実行させる。
【0062】次いで、ステップS10では、書き込みデ
ータ記憶領域504と磁気テープ装置制御用データ記憶
領域505の使用率が設定値を下回っているか判定し、
使用率が設定値を下回っていない時は処理を終了する。
使用率が設定値を下回っている時は、ステップS11で
書き込みデータ記憶領域と磁気テープ装置制御用データ
記憶領域の新たな分割位置の算出と更新を行い各領域の
蓄積基準値の再設定を行い、処理を終了する。
【0063】このように構成したため、複数のホストや
複数のユーザが磁気テープライブラリー装置502を使
用した時にでも磁気テープライブラリー装置502の記
憶領域を効率的に使用でき、磁気テープライブラリー装
置502の記憶領域から磁気テープ装置507へのデー
タ転送を効率的にできる。
【0064】(実施の形態4)図8と図9は本発明の
(実施の形態4)の磁気テープライブラリー装置701
を示す。
【0065】磁気テープライブラリー装置701内に
は、バッファ制御装置702と、磁気テープ装置705
があり、バッファ制御装置702には、接続ドライブ判
定装置703と、バス使用権獲得および転送条件設定装
置704が設けられている。
【0066】電源投入時に、バッファ制御装置702が
接続ドライブ判定装置703に指示し、接続されている
磁気テープ装置705を検索し、確定する。確定後、バ
ス使用権獲得および転送条件設定装置704が、接続さ
れている磁気テープ装置705とのバス使用権を獲得
し、磁気テープ装置705と通信し、データ転送効率を
最大にするように最適な転送条件を確定する。
【0067】図9はバッファ制御装置702のフローチ
ャートを示す。磁気テープライブラリー装置701の電
源が投入されると同時に、ステップS01では、バッフ
ァ制御装置702にも電源が投入され自己の初期化を開
始する。また同時に、ステップS02で磁気テープ装置
705にも電源が投入され自己の初期化を開始する。
【0068】ステップS03では、バッファ制御装置7
02の初期化処理においてバッファ制御装置702内部
の接続ドライブ判定装置703が起動しバッファ制御装
置702に接続されている磁気テープ装置705を確認
する。
【0069】ステップS04では、複数の磁気テープ装
置が接続されているか判定し、複数の磁気テープ装置が
接続されていなければ、ステップS05で今後の交渉を
行う磁気テープ装置を確定する。
【0070】次いでステップS06では、交渉する磁気
テープ装置が確定後、バス使用権獲得および転送条件設
定装置704が磁気テープ装置705とのバス使用権を
獲得し、ステップS07では、続けて最適な転送条件を
確定しデータ転送効率を最大にする。
【0071】この構成により、電源投入時の初期化処理
内で今後のバッファ制御装置702と磁気テープ装置7
05間のバス獲得作業および交渉を一旦決定した後は、
これまで必要であった通信を省略できるため最適な転送
条件によりデータ転送効率を最大にできる。
【0072】(実施の形態5)図10と図11は本発明
の(実施の形態5)の磁気テープライブラリー装置90
2を示す。
【0073】ホスト903は、制御命令および制御命令
に付随する転送データを磁気テープライブラリー装置9
02に送る。磁気テープライブラリー装置902に磁気
テープが搭載されると、バッファ制御装置901の総テ
ープ残量記憶部904は、磁気テープ装置907に磁気
テープを装填し磁気テープのテープ容量およびテープ残
量を磁気テープ装置907へ問い合せる。
【0074】総テープ残量記憶部904は、磁気テープ
ライブラリー装置902に搭載されている複数の磁気テ
ープのテープ容量およびテープ残量を記憶すると共に磁
気テープライブラリー装置902に搭載されている複数
の磁気テープから総テープ容量および総テープ残量を算
出し記憶している。
【0075】バッファ制御装置901の磁気テープ交換
判定部905は、磁気テープに書き込んだデータ量から
算出されるテープ残量が磁気テープへの問い合せ間隔を
調整するテープ残量問い合せ基準値を下回ったか判定
し、下回っている場合は磁気テープ装置にテープ残量の
問い合せを行い、問い合せた結果として得られるテープ
残量が書き込みマージンを下回っているか判定する。
【0076】バッファ制御装置901のテープ交換指示
部908は、磁気テープ交換判定部905でテープ残量
が書き込みマージンを下回っていると判定した時に磁気
テープ装置へ磁気テープ交換の指示を行う。
【0077】バッファ制御装置901の総テープ容量応
答制御部906は、ホスト903からのテープ残量問い
合せの制御命令に対し総テープ残量記憶部904で記憶
してある総テープ残量を応答として返す。
【0078】図11はバッファ制御装置901のフロー
チャートを示す。ステップS01では、総テープ残量記
憶部904で記憶する複数の磁気テープのテープ容量お
よびテープ残量と総テープ容量と総テープ残量を初期化
する。
【0079】ステップS02では、磁気テープライブラ
リー装置902に磁気テープを搭載するか判定し、磁気
テープライブラリー装置に磁気テープを搭載する場合は
ステップS03で磁気テープを搭載し磁気テープ装置に
装填し磁気テープ装置へ磁気テープのテープ容量および
テープ残量の問い合せを行い、問い合せ結果から得られ
るテープ容量およびテープ残量を用いて総テープ残量記
憶部904で記憶する複数の磁気テープのテープ容量お
よびテープ残量と総テープ容量と総テープ残量をステッ
プS04で更新しステップS02に戻る。
【0080】磁気テープライブラリー装置902に磁気
テープを搭載しない場合は、ステップS05で、ホスト
903からの制御命令を受け付ける。ステップS06で
は、制御命令が磁気テープ装置の磁気テープ残量問い合
せか判定し、テープ残量問い合せの場合はステップS0
7で総テープ残量記憶部904で記憶する総テープ残量
を応答として返し、処理を終了する。
【0081】ステップS08では、テープ残量問い合せ
以外の制御命令の場合は、磁気テープ装置に制御命令を
実行する。ステップS09では、実行した制御命令が磁
気テープに書き込みを行う制御命令か判定し、書き込み
を行わない制御命令のときは処理を終了する。
【0082】磁気テープに書き込みを行う制御命令の場
合は、ステップS10で制御命令から磁気テープに書き
込みを行うデータ量を算出し、ステップS11では、総
テープ残量記憶部904で記憶するテープ残量と総テー
プ残量を更新する。
【0083】ステップS12では、更新したテープ残量
がテープ残量問い合せ基準値を下回っているか判定し、
下回っていない時は処理を終了する。テープ残量問い合
せ基準値を下回っている場合は、ステップS13で磁気
テープ装置907にテープ残量を問い合せ、ステップS
14では、問い合せた結果から得られるテープ残量が書
き込みマージンを下回ったか判定する。下回っていない
時は、ステップS16でテープ残量問い合せ基準値を更
新し処理を終了する。
【0084】テープ残量が書き込みマージンを下回って
いる時は、ステップS15で磁気テープ装置へ磁気テー
プ交換の指示を行い、ステップS16でテープ残量問い
合せ基準値を更新し処理を終了する。
【0085】このように構成したため、複数のホストや
複数のユーザが磁気テープライブラリー装置902を使
用した時にでもホスト903と磁気テープライブラリー
装置902間の磁気テープ交換を指示する制御命令の発
行回数を削減することができ、データ転送効率的が改善
できる。
【0086】(実施の形態6)図12〜図14は本発明
の(実施の形態6)を示す。図12は本発明の磁気テー
プライブラリー装置1102を示す。
【0087】ホスト1103は、制御命令および制御命
令に付随する転送データを磁気テープライブラリー装置
1102に送る。磁気テープライブラリー装置1102
のバッファ制御装置1101は、磁気テープ装置110
6へ書き込みデータを転送すると共に磁気テープ装置1
106から読み込みデータを受け取る。磁気テープ分割
管理制御部1104は、磁気テープへ書き込んだデータ
がいくつの磁気テープにわたって記録されているかを総
巻数として記憶すると共にその他の管理情報を磁気テー
プに記録する。データの書き込みが完了した際にデータ
を記録した磁気テープに対し総巻数の記録を行う。磁気
テープ統合制御部1105は、磁気テープに記録してあ
る管理情報を磁気テープ装置1106へ問い合せ、管理
情報をもとに目標とするデータを読み出し、データを統
合する。管理情報が目標とするデータの情報と一致しな
い場合は磁気テープ装置1106へ磁気テープ交換の制
御命令を発行し、一致する磁気テープを探し出す。
【0088】図13はバッファ制御装置1101のフロ
ーチャートであり、データを複数の磁気テープに記録す
る場合の手順であるファイル名や磁気テープに付ける通
し番号を管理情報の一例として処理を示す。
【0089】ステップS01では、ファイルがいくつの
磁気テープに分割記録されたかをカウントする総巻数お
よび磁気テープに付ける通し番号およびファイル名の初
期化を行い、ステップS02では、磁気テープ装置11
06に装填されている磁気テープにファイル名と通し番
号を記録する。
【0090】ステップS03では、ホスト1103から
書き込みデータが転送されると磁気テープにデータを書
き込み、ステップS04では、ファイルの書き込みが完
了したか判定し、書き込みがファイルの途中までしかで
きていない時は、ステップS05で磁気テープのテープ
残量が書き込みマージンを下回ってないか判定し、テー
プ残量が書き込みマージンを上回っている場合は磁気テ
ープにデータを書き込むステップS03に戻る。
【0091】磁気テープのテープ残量が書き込みマージ
ンを下回っている場合は、ステップS06で磁気テープ
装置1106の磁気テープを交換し、ステップS07で
は磁気テープ分割管理制御部1104で総巻数及通し番
号を更新し、磁気テープにファイル名と通し番号を記録
するステップS02に戻る。
【0092】ステップS04においてファイルの書き込
みが完了したと判定したときは、ステップS08でファ
イルを記録した磁気テープを再度磁気テープ装置に装填
すると共に総巻数を磁気テープに記録し、処理を終る。
【0093】図14は複数の磁気テープに記録されたデ
ータを統合する場合のフローチャートで、ファイル名や
磁気テープに付ける通し番号を管理情報の一例として処
理を示す。
【0094】ステップS01では統合する目標ファイル
名を設定し、ステップS02では目標とする通し番号を
設定する。ステップS03では、磁気テープ装置110
6に装填してある磁気テープに記録してある管理情報の
ファイル名と通し番号を問い合せ、ステップS04で
は、ファイル名と通し番号が目標としている値と一致し
ているか判定する。ステップS04で一致すると判定し
た場合は、ステップS05で磁気テープからデータを読
み出す。ステップS06では磁気テープの最後までデー
タを読み出したか判定し、まだの場合は磁気テープから
データを読み出すステップS05に戻る。
【0095】ステップS06で磁気テープの最後までデ
ータを読み出したと判定された場合は、ステップS07
で磁気テープの通し番号と総巻数を比較し、最終巻の場
合は処理を終了する。
【0096】最終巻以外のときは、ステップS08で目
標とする通し番号を更新し、ステップS09では、磁気
テープ装置1106の磁気テープの交換を行い、磁気テ
ープに記録してある管理情報のファイル名と通し番号を
問い合せるステップS03の処理に戻る。
【0097】ステップS04でファイル名と通し番号が
目標としている値と一致しているか判定して、一致しな
い場合はステップS09で磁気テープ装置1106の磁
気テープの交換を行う。
【0098】この構成によると、煩雑な磁気テープの管
理を行わずに容易にデータを複数の磁気テープに記録し
たり、複数の磁気テープに渡り記録されたデータを統合
することができる。
【0099】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のホ
ストや複数の使用者が磁気テープライブラリー装置を使
用する場合において、磁気テープライブラリー装置へ書
き込みの制御命令と書き込み制御以外の制御命令が無秩
序に送られてきたときにでも磁気テープライブラリー装
置の記憶領域に蓄積されている磁気テープに書き込みを
行うデータの蓄積量が基準値を上回るまで磁気テープ装
置に書き込み制御命令を実行する必要がなくなり、磁気
テープライブラリー装置の記憶領域の有効利用が可能に
なるとともに高速なホストへの応答が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)におけるブロック図
【図2】同実施の形態のフローチャート
【図3】本発明の(実施の形態2)におけるブロック図
【図4】同実施の形態のフローチャートの一部
【図5】同実施の形態のフローチャートの一部
【図6】本発明の(実施の形態3)におけるブロック図
【図7】同実施の形態のフローチャート
【図8】本発明の(実施の形態4)におけるブロック図
【図9】同実施の形態のフローチャート
【図10】本発明の(実施の形態5)におけるブロック
【図11】同実施の形態のフローチャート
【図12】本発明の(実施の形態6)におけるブロック
【図13】同実施の形態のデータ分割記録のフローチャ
ート
【図14】同実施の形態のデータ統合のフローチャート
【符号の説明】
101 バッファ制御装置 102 磁気テープライブラリー装置 103 ホスト 104 制御命令判別部 105 制御命令記憶領域 106 制御命令に付随の転送データ記憶領域 107 磁気テープ装置 301 バッファ制御装置 302 磁気テープライブラリー装置 303 ホスト 304 テープ残量演算部 305 制御命令記憶領域 306 制御命令に付随の転送データ記憶領域 307 磁気テープ装置 308 テープ残量保存部 309 制御命令受け付け拒否部 310 テープ残量問い合せ間隔調整部 501 バッファ制御装置 502 磁気テープライブラリー装置 503 ホスト 504 書き込みデータ記憶領域 505 磁気テープ装置制御用データ記憶領域 506 記憶領域使用率算出部 507 磁気テープ装置 701 バッファ制御装置 702 磁気テープライブラリー装置 703 接続ドライブ判定装置 704 バス使用権獲得および転送条件設定装置 705 磁気テープ装置 901 バッファ制御装置 902 磁気テープライブラリー装置 903 ホスト 904 総テープ残量記憶部 905 テープ交換判定部 906 総テープ容量応答制御部 907 磁気テープ装置 908 テープ交換指示部 1101 バッファ制御装置 1102 磁気テープライブラリー装置 1103 ホスト 1104 磁気テープ分割管理制御部 1105 磁気テープ統合制御部 1106 磁気テープ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B065 BA07 CC03 CE01 CE11 CE14 ZA03 5D077 AA08 BA18 CA02 DC35 DE13 EA01 EA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープへの書き込みおよび磁気テープ
    からの読み出しを行う磁気テープ装置を内蔵し、複数の
    磁気テープの保持と磁気テープの交換が可能な磁気テー
    プライブラリー装置において、 ホストから磁気テープ装置への一つ以上の制御命令を保
    持することができる記憶領域と、前記制御命令に付随し
    た転送データを蓄積することができる前記記憶領域と領
    域を別にする記憶領域とを具備し、前記いずれかの記憶
    領域へのデータ量が基準値を超えた場合に、前記記憶領
    域に保持した制御命令ならびに前記記憶領域に保持した
    転送データを順次磁気テープに転送するバッファ制御装
    置を設けた磁気テープライブラリー装置。
  2. 【請求項2】バッファ制御装置は、ホストから磁気テー
    プ装置への制御命令のうちデータを磁気テープへ書き込
    む上で必要な制御命令と書き込みに不要な制御命令とに
    区別する制御命令判別部を具備したことを特徴とする請
    求項1記載の磁気テープライブラリー装置。
  3. 【請求項3】磁気テープへの書き込みおよび磁気テープ
    からの読み出しを行う磁気テープ装置を内蔵し、複数の
    磁気テープの保持と磁気テープの交換が可能な磁気テー
    プライブラリー装置において、 ホストから磁気テープ装置への一つ以上の制御命令を保
    持できる記憶領域と、前記制御命令に付随した転送デー
    タを蓄積することができる前記記憶領域と領域を別にす
    る記憶領域と、前記磁気テープ装置に装填している磁気
    テープのテープ残量を保存しておくテープ残量保存部
    と、前記制御命令の中で磁気テープに書き込みを行う制
    御命令を前記磁気テープ装置に対して実行した場合に前
    記磁気テープ装置に装填してある磁気テープのテープ残
    量の減少量を計算し前記磁気テープのテープ残量と前記
    テープ残量の減少量から前記磁気テープ装置に装填して
    ある磁気テープのテープ残量を応答するテープ残量演算
    部とを具備したバッファ制御装置を設けた磁気テープラ
    イブラリー装置。
  4. 【請求項4】バッファ制御装置は、磁気テープ装置に装
    填している磁気テープのテープ残量が設定値より少なく
    なった場合にホストからの書き込みを行う制御命令に対
    して受け付け拒否を行う制御命令受け付け拒否部を具備
    したことを特徴とする請求項3記載の磁気テープライブ
    ラリー装置。
  5. 【請求項5】バッファ制御装置は、磁気テープ装置に装
    填している磁気テープのテープ残量の問い合せる間隔を
    前記テープ残量に応じて調整するテープ残量問い合わせ
    間隔調整部を具備したことを特徴とする請求項3または
    請求項4記載の磁気テープライブラリー装置。
  6. 【請求項6】磁気テープへの書き込みおよび磁気テープ
    からの読み出しを行う磁気テープ装置を内蔵し、複数の
    磁気テープの保持と磁気テープの交換が可能な磁気テー
    プライブラリー装置において、 ホストから磁気テープ装置への制御命令に付随した転送
    データを蓄積することができる記憶領域として、前記制
    御命令に付随した転送データを蓄積することができる記
    憶領域を前記磁気テープへ書き込むデータを記憶する記
    憶領域と前記磁気テープ装置制御用データを記憶する記
    憶領域に分割したバッファ制御装置を設けた磁気テープ
    ライブラリー装置。
  7. 【請求項7】バッファ制御装置は、前記磁気テープへ書
    き込むデータを記憶する記憶領域と前記制御用データを
    記憶する記憶領域の使用率を算出し前記磁気テープ装置
    制御用データを記憶する記憶領域の使用率が設定値を下
    回った場合は前記磁気テープへ書き込むデータを記憶す
    る記憶領域と前記磁気テープ装置制御用データを記憶す
    る記憶領域の分割比率を変更する記憶領域使用率算出部
    を具備したことを特徴とする請求項6記載の磁気テープ
    ライブラリー装置。
  8. 【請求項8】磁気テープへの書き込みおよび磁気テープ
    からの読み出しを行う磁気テープ装置を内蔵し、複数の
    磁気テープの保持と磁気テープの交換が可能な磁気テー
    プライブラリー装置において、 ホストから磁気テープ装置への制御命令を保持するバッ
    ファ制御装置と前記磁気テープ装置を接続しているバス
    は、前記バッファ制御装置が起動時に前記磁気テープ装
    置と通信を行い使用権を取得し、前記バスを占有して、
    制御命令毎に必要であったバス使用権の取得処理および
    バス使用権の開放処理を省いて転送効率を上げるように
    構成した磁気テープライブラリー装置。
  9. 【請求項9】磁気テープへの書き込みおよび磁気テープ
    からの読み出しを行う磁気テープ装置を内蔵し、複数の
    磁気テープの保持と磁気テープの交換が可能な磁気テー
    プライブラリー装置において、 磁気テープを前記磁気テープ装置に順次装填し前記磁気
    テープのテープ容量と前記磁気テープのテープ残量を前
    記磁気テープ装置に問い合せると共に前記複数の磁気テ
    ープのテープ容量とテープ残量を記憶し、なお且つ前記
    複数の磁気テープのテープ容量とテープ残量から総テー
    プ容量と総テープ残量を算出し記憶しておく総テープ残
    量記憶部と、前記磁気テープ装置へ予め設定してあるデ
    ータ量の転送が行われる度に前記磁気テープ装置に装填
    している磁気テープのテープ残量を問い合せて前記テー
    プ残量が予め設定した基準値以下になった場合には前記
    磁気テープの交換を判定する磁気テープ交換判定部と、
    前記磁気テープ装置に装填してある磁気テープの交換を
    前記磁気テープ装置に指示する磁気テープ交換指示部と
    ホストからのテープ容量とテープ残量の問い合わせに対
    して前記総テープ容量と前記総テープ残量を応答とする
    総テープ容量応答制御部とを具備したバッファ制御装置
    を設けた磁気テープライブラリー装置。
  10. 【請求項10】磁気テープへの書き込みおよび磁気テー
    プからの読み出しを行う磁気テープ装置を内蔵し、複数
    の磁気テープの保持と磁気テープの交換が可能な磁気テ
    ープライブラリー装置において、 ホストから磁気テープ装置への制御命令を保持するバッ
    ファ制御装置には、前記磁気テープ装置に装填してある
    磁気テープへ書き込んだデータが何巻の磁気テープにわ
    たって書き込まれたかとその他管理情報を記録する磁気
    テープ分割管理制御部と、総磁気テープ巻数および前記
    管理情報から前記複数の磁気テープにわたって書き込ま
    れたデータを順番に読み出す磁気テープ統合制御部を具
    備することを特徴とする磁気テープライブラリー装置。
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