JPH09182010A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

Info

Publication number
JPH09182010A
JPH09182010A JP34132795A JP34132795A JPH09182010A JP H09182010 A JPH09182010 A JP H09182010A JP 34132795 A JP34132795 A JP 34132795A JP 34132795 A JP34132795 A JP 34132795A JP H09182010 A JPH09182010 A JP H09182010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
image data
image
area
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34132795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3776493B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Sato
良彰 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP34132795A priority Critical patent/JP3776493B2/ja
Priority to US08/771,874 priority patent/US6067398A/en
Publication of JPH09182010A publication Critical patent/JPH09182010A/ja
Priority to US10/152,250 priority patent/USRE41155E1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3776493B2 publication Critical patent/JP3776493B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/907Television signal recording using static stores, e.g. storage tubes or semiconductor memories
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/433Content storage operation, e.g. storage operation in response to a pause request, caching operations
    • H04N21/4335Housekeeping operations, e.g. prioritizing content for deletion because of storage space restrictions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/765Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
  • Memory System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】画像情報の記録媒体としてオーバーライトが不
可能な記録媒体を適用した際でも記録チャンスを逃がす
ことなく、高速記録が可能な画像記録装置を提供する。 【構成】画像データ記録領域と該画像データ記録領域に
おける画像データの記録状態を管理する画像データ管理
領域とを有し、オーバーライトが不可能な画像記録媒体
13を適用する画像記録装置において、記録モード設定
用REC SW9aにより記録モードの設定を行ったと
き、未消去領域検出回路6により、記録媒体13の画像
データ未消去領域を検出し、CPU5により上記検出さ
れた未検出領域の画像データの実質的な消去動作を行
う。その状態で画像記録動作開始のための記録トリガス
イッチ9bの操作を待つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置、詳
しくは、オーバーライトが不可能な記録媒体を適用する
画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロッピーディスク等の磁気媒体
を画像情報の記録媒体として適用した画像記録装置は周
知である。この種の画像記録装置は、画像情報が、その
記録媒体に形成された同心円上の各トラック領域にアナ
ログ信号の形で記録されており、消去を行うに当たって
は、該当するトラック領域に対して磁気的に消去動作を
行なうことでその画像情報の消去を行っている。
【0003】近年、ディジタル電子スチルカメラと称さ
れる画像記録装置として、ディジタルデータ化した画像
情報を記録媒体としてのS−RAM等の半導体メモリに
記録するようにした画像記録装置が台頭してきている。
ディジタル電子スチルカメラのような画像記録装置は、
画像情報がもともとディジタルデータで構成されている
ことから、単なる画像情報のための記録装置としての利
用のみに止まらず、パーソナルコンピューター等を利用
した情報システム環境における画像取り込み用のツール
としても極めて重要、且つ、優位な地位を占めるように
なってきている。
【0004】従って、この種の画像記録装置では、上述
の記録媒体における画像データの管理形態として、先の
情報システム環境において非常に汎用性高く用いられる
DOS FATファイルシステムに準拠した形態を採用
することが有利となる。
【0005】ここで、DOSシステムに基づく画像デー
タ記録メディアの論理的な構造と、その管理の概要を説
明する。図19は、上記記録メディアの論理構造を示し
ている。記録媒体であるメディアは大きくわけると、次
の4つの領域から構成される。すなわち、 (1)論理的構造を示すパラメータが記述された領域3
1 (2)データ領域内のファイルの場所を示すマップが記
録される第1の管理領域32a(この領域のセクタ数
は、(セクタ/FAT)×2である) (3)登録されたファイルの名前やファイルサイズが記
録される固定サイズの第2の管理領域32b(この領域
のセクタ数は、ルートディレクトリエントリの総数÷
(バイト数/セクタ÷32)である) (4)登録されるファイルのデータ本体の記録領域、お
よび/または、サブディレクトリ情報が記録されるサブ
管理領域に当てられる領域33(この領域のセクタ数
は、メディアの中のセクタ総数−(ルートディレクトリ
のセクタ数+FATあたりのセクタ数×FATの数+予
約セクタ数))により構成される。
【0006】DOS FAT( FILE ALLOCATION TABLE
)ファイルシステムでは、上述の各領域のうち、領域
31がブートセクタ、領域32aがFAT、領域32b
がルートディレクトリ(データ管理領域)、領域33が
データ記録領域と呼ばれる。上記領域32bのルートデ
ィレクトリは、メディア毎にあらかじめ定められたエン
トリ数が決まっているため、データファイルだけを登録
すると、エントリ数分のファイルしか登録できない。そ
こで、ディレクトリには、ファイルだけではなく、新た
なディレクトリ(サブディレクトリ)も登録できるよう
になっている。いずれにしても登録されるファイルやデ
ィレクトリの本体は、データ記録領域33に記録され
る。
【0007】データ領域の記録場所や、メディアへの登
録、削除は、ディレクトリとFAT32aで管理され
る。ルートディレクトリ32bにファイルやディレクト
リを登録すると、そのエントリには、ファイル名または
ディレクトリ名と共にファイルサイズや日時などの付帯
情報とFAT32aのエントリ番号が記録される。ま
た、データ記録領域33は、例えばクラスタ34と呼ば
れる論理的な記録単位に分割されている。
【0008】FAT32aの各エントリは、データ記録
領域の各クラスタと一対一で関連付けられている。FA
T32aのエントリには、次に辿るべきエントリの番号
と、最終エントリ(辿るべき次のエントリがない)や未
使用のエントリを示すコードが記録される。従って、デ
ータ記録領域33のどのクラスタにデータやディレクト
リが記録されているかは、ディレクトリエントリに記述
された最初のFATのエントリをアクセスし、そこに書
かれたエントリ番号を順次追跡することにより解る仕組
みになっている。
【0009】これが、ファイルやディレクトリの登録と
再生の仕組みである。サブディレクトリの場合、ディレ
クトリのエントリ領域がデータ記録領域33に置かれる
だけで、そこに登録されるファイルやディレクトリの管
理は、ルートディレクトリと全く変わらない。
【0010】なお、従来の画像記録装置での消去モード
による消去は、所謂、疑似的消去であって、前記図19
の領域32bのエントリーに記録されているファイル名
の先頭を0にし、そのファイルのデータが置かれている
クラスタ番号が記述されているFAT32aの領域をF
Fh(このhは、16進数であることを示す)にする処
理を意味する。従って、従来の画像記録装置において、
消去されたファイルのデータは、データ記録領域33に
残ったままである。
【0011】さて、前述のした従来のディジタル電子ス
チルカメラのような画像記録装置において、画像データ
の消去を行う場合には、DOS FATファイルシステ
ムで周知のディレクトリイ領域等の画像データ管理領域
に対して、例えば、消去等の所定の処理を実行すること
により画像データ記録領域中の画像データを疑似的に消
去するようにしている。その記録媒体がS−RAMから
構成されているものであれば、画像データ記録領域中に
画像データが仮に残されていても、オーバーライト(重
ね書き)が可能であることから、以後の画像データの記
録動作には何等不都合は生じない。
【0012】ところで、最近、同じく半導体メモリであ
りながら、S−RAMの如きバックアップ電源を必要と
すること無く繰り返し記録及び消去の行えるオーバーラ
イトの不可能なフラッシュメモリを利用した記録媒体が
この種の画像記録装置に利用され始めてきている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のフラッ
シュメモリ等より構成されるオーバーライトの不可能な
記録媒体を上記ディジタル電子スチルカメラの画像記録
装置に適用すると、以下のような別の問題が生じること
となる。
【0014】即ち、この種の画像記録装置で記録媒体中
の画像データの消去を行うべく、S−RAMを用いた媒
体のときと同様に画像データ管理領域に対して上述の通
り所定の処理を実行しても、画像データの疑似消去は行
えるものの、オーバーライトが不可能であるが故に以後
の画像データの記録動作が画像データ記録領域に対して
行えない。従って、疑似消去動作とは別に画像データの
実質的消去動作を行う必要が更に生じてくることにな
る。
【0015】その結果、記録モードが設定されて、折角
の記録チャンス、すなわち、シャッターチャンスが訪れ
ても、画像データの実質的消去動作が行われていない場
合には改めてその実質的消去動作を行うことによってタ
イムラグが生じるため、その画像を取り逃がしてしまっ
て記録媒体に所望の画像情報を記録することができない
という問題を生ずるものであった。
【0016】本発明は、上述の実情に鑑みなされたもの
で、画像情報の記録媒体としてオーバーライトが不可能
な記録媒体を適用した際に記録チャンスを逃がすこと無
く、高速記録が可能な画像記録装置を提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
画像記録装置は、画像データ記録領域と該画像データ記
録領域における画像データの記録状態を管理する画像デ
ータ管理領域とを論理的に含むオーバーライトが不可能
な画像記録媒体を適用し、上記画像記録媒体における画
像データの消去を行なうべく、上記画像データ管理領域
に対して所定の処理を実行することにより、上記画像デ
ータ記録領域中の当該画像データの疑似的に消去するよ
うにした画像データ疑似消去手段を備えた画像記録装置
であって、上記画像記録媒体に画像データを記録するた
めの記録モードを設定する記録モード設定手段と、上記
画像データ疑似消去手段による消去動作によって上記画
像記録媒体における画像データ記録領域中に残された画
像データ未消去領域を検出する未消去領域手段と、上記
未消去領域検出手段によって検出された未消去領域にお
ける画像データの消去を実質的に行う画像データ消去手
段と、上記記録モード設定手段による記録モード設定動
作に応動して、上記未消去領域検出手段が画像データ未
消去領域を検出し、上記画像データ消去手段が該検出さ
れた未検出領域中の画像データの実質的な消去動作が開
始するように制御する制御手段とを備えている。上記画
像記録装置においては、上記記録モード設定手段による
記録モード設定動作に応動して、上記未消去領域検出手
段が画像データ未消去領域を検出し、上記画像データ消
去手段が該検出された未検出領域中の画像データの実質
的な消去動作が開始される。
【0018】本発明の請求項2記載の画像記録装置は、
上記請求項1記載の画像記録装置において、所定の回線
を介して伝送される画像データを受信するための画像受
信モードを設定する画像受信モード設定手段を更に備
え、上記制御手段は、上記画像受信モード設定手段によ
る画像受信モード設定動作に応動して、上記未消去領域
検出手段が画像データ未消去領域を検出し、上記画像デ
ータ消去手段が該検出された未消去領域中の画像データ
の実質的な消去動作を開始するように制御する。上記画
像記録装置においては、上記画像受信モード設定手段に
よる画像受信モード設定動作に応動して、上記未消去領
域検出手段が画像データ未消去領域を検出し、上記画像
データ消去手段が該検出された未消去領域中の画像デー
タの実質的な消去動作が開始される。
【0019】本発明の請求項3記載の画像記録装置は、
上記請求項1、または、請求項2記載の画像記録装置に
おいて、上記画像記録媒体が、当該装置本体に対して着
脱自在に配設されるフラッシュメモリより構成されたカ
ード状の媒体である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施
の形態である画像記録装置の主要ブロック構成図であ
る。なお、本実施の形態の画像記録装置における画像デ
ータ管理は、前述した図20に示すDOS FATファ
イルシステムに準じて行うものとする。
【0021】図1のブロック構成図に示すように、本画
像記録装置は、主に映像信号を取り込む映像信号入力回
路1と、映像信号をモニタ等に出力する映像信号出力回
路2と、映像信号の入出力処理を行う映像信号処理回路
3と、画像記録媒体13への記録,読み出しを行うデー
タ記録読み出し回路4と、未消去領域検出手段である未
消去領域検出回路6と、画像データを記憶するフレーム
メモリ7と、モード設定またはトリガ用のスイッチ群9
a〜9fと、該スイッチの入力用のスイッチ入力回路8
と、モード、コマ番号等を表示するLCD10と、電話
回線からの情報を取り込むモデム12と、モデム用のシ
リアル通信インターフェース(I/F)11と、装置内
蔵、または、着脱自在である画像データ記録用の画像記
録媒体13と、上記各制御要素をコントロールする制御
手段であるCPU5等で構成されている。
【0022】なお、上記スイッチ群9は、記録モードを
設定する記録モードスイッチ(REC SW)9aと、
記録トリガスイッチ(トリガSW)9bと、再生モード
を設定する再生モードスイッチ(PLAY SW)9c
と、消去モードを設定し、画像データの疑似的消去、ま
たは、後述する実質的消去を指示する消去モードスイッ
チ(消去モードSW)9dと、その他のモード設定スイ
ッチ(他のモードSW)9eとで構成されている。
【0023】上記映像信号処理回路3は、映像信号入力
回路1、または、映像信号出力回路2を介して映像信号
を入力、または、出力し、CPU5からの映像処理コン
トロール信号に基づいて、上記映像信号のA/D変換、
D/A変換、圧縮,伸長処理等を行う。
【0024】また、データ記録読み出し回路4は、CP
U5からのデータ録再信号に基づいて、映像信号を記録
媒体13に記録したり、または、記録媒体13から映像
信号の読み出しを行う。そのとき、CPU5は、CPU
バスとこの記録読み出し回路4を介して記録媒体13へ
アクセスする。
【0025】上記未処理領域検出回路6は、CPU5か
らの未消去領域検出命令信号を受けて、データ録再信号
2により、データ記録読み出し回路4をコントロールし
て記録媒体13内の未消去領域を検索し、その領域のセ
クタ、または、クラスタ番号をCPUバスを介してCP
U5へ知らせる。
【0026】上記CPU5には、各制御要素のコントロ
ール手段の他に画像データ疑似消去手段と、画像データ
消去手段と、画像受信モード設定手段と、圧縮モード設
定手段と、媒体種類判別手段と、固定記憶手段と、処理
プログラム追加手段等を内蔵されているものとする。
【0027】上記画像記録媒体13は、オーバーライト
不可能な記録媒体であり、本画像記録装置に内蔵されて
いてもよく、また、着脱可能な記録媒体であってもよ
い。着脱可能な記録媒体である場合、後述するように本
装置による効果が大きくなる。そして、記録媒体13の
種類としては本形態ではフラッシュメモリとしている
が、光磁気ディスク等のオーバーライト不可能な記録媒
体であればよく、これらは、画像データが疑似的消去さ
れた状態にある可能性が高く、本発明による効果も大き
くなる。
【0028】なお、上述の画像データの疑似的消去は、
前記図19による説明でも記載したように、第2管理領
域である領域32bのエントリーに記録されているファ
イル名の先頭を0にし、その画像ファイルのデータが置
かれているクラスタ番号が記述されている第2管理領域
であるFAT32aの領域をFFhにすることによって
画像データの消去する。従って、消去された画像ファイ
ルのデータ本体は、データ記録領域33に残されたまま
である。
【0029】次に、本画像記録装置における信号の流れ
を説明する。まず、記録モード時には、映像信号が映像
信号入力回路1へ入力され、映像信号処理回路3にてA
/D変換されて、フレームメモリ7へ記録される。記録
トリガSW9bが押されると、フレームメモリ7から読
み出されたデータは、映像信号処理回路3で圧縮され、
さらに、データ記録読み出し回路4へ出力された後、記
録媒体13へ記録される。
【0030】一方、再生モード時には、データ記録読み
出し回路4により画像データが記録媒体13から読み出
され、映像信号処理回路3へ出力される。該映像信号処
理回路3では画像データが伸長処理され、フレームメモ
リ7へ記録された後、D/A変換されて、映像信号出力
回路2を介して外部のモニタ等に出力される。
【0031】なお、先に説明した未処理領域検出回路6
はプログラム化してCPU5内のROM5aに収納する
ことも可能である。また、本画像記録装置ではシリアル
通信インターフェイス11,モデム12により電話回線
を介して画像伝送が可能である。
【0032】次に、本画像記録装置の動作モードについ
て、図2のフローチャートにより説明する。電源が投入
されると、本記録装置は、ステップS01、S02、S
03等に進み、スイッチ群9a〜9fのうち、どのスイ
ッチが押されたかを検出する。PLAY SW9cが押
されるとS05へ進む。ここで、初期値として本記録装
置が持っていることもあるが、再生コマが指定され、ス
テップS06で指定コマが再生処理される。この後、ス
テップS07でモード変化があったかどうかをみる。モ
ード変化がなかった場合は、ステップS05へ戻り、モ
ード変化があるまでステップS05〜S07の間を実行
する。モード変化があるとステップS01へ戻って、ど
のスイッチが押されたかを検出する。
【0033】ステップS02でREC SW9aが押さ
れたことを検出されると、ステップS08へ進む。ここ
で、未消去領域検出回路6により、未消去領域を検出す
る。なお、このステップS08の処理の詳細は、図3の
フローチャートにより後で説明する。その後、ステップ
S09へ進み、未消去領域についての実質的消去を行
う。そして、ステップS10へ進み、記録トリガSW9
bが押されるのを待つ。記録トリガSW9bが押されな
い場合は、S12に進み、モード変化があった場合は、
ステップS01に戻るが、モード変化がなかった場合
は、ステップS10へ戻り、記録トリガSW9bが押さ
れるまで、または、モード変化があるまでステップS1
0からS12を実行する。
【0034】記録トリガSW9bが押されると、ステッ
プS11へ進み、記録処理を行う。さらに、ステップS
12でモード変化があるかどうかを判定する。ステップ
S03では他のモードSW9eが押されたかを判別し、
押された場合、ステップS04に進み、他のモードを実
行する。
【0035】ここで、上述のステップS08における未
消去領域検出回路6による未消去領域検出処理動作につ
いて、図3のフローチャートにより詳細に説明する。図
3のフローチャートは、消去領域検出命令信号を受けた
後の未消去領域検出回路6の処理動作を示しており、ま
ず、ステップS15において記録媒体13の最大クラス
タ番号数個の作業用のメモリエリアをクリアする。すな
わち、表1に示すようにアドレス0からNまでの作業用
領域を確保し、この値を全て0hにする。
【0036】
【表1】
【0037】次に、ステップS16に進み、媒体のディ
レクトリ及びFATから使用されているクラスタ番号を
検出し、このクラスタ番号番地の作業メモリにデータと
してFFhを書き込む。表2で説明すると、クラスタ番
号1と2の領域がファイルとして使われていたため、こ
の作業メモリ領域のアドレス1と2のデータをFFhと
する。
【0038】
【表2】
【0039】上述のようにデータを書き込むことによ
り、使用されているクラスタ番号のところがマーキング
がされたことになる。さらに、上記ステップS16にお
いて、このデレクトリ、および、FATから使用されて
いるクラスタ番号を検出するという作業を、全てクラス
タにおいて実行する。
【0040】上述の処理が完了すると、ステップS17
において作業用RAMでデータが0hになっているとこ
ろのアドレス番号のクラスタを記録媒体13から読み出
して、そのデータがFFhならば作業用メモリのデータ
として55hを書き込む(表3参照)。
【0041】例えば、作業用メモリのアドレス0番地
は、データが0hであったので、記録媒体13からこの
クラスタ番地のデータを読み出し、それがFFhならば
その領域が実質的に消去されているということで、ここ
の作業用のメモリのアドレスに55hを書き込み、マー
キングする。ここを前述のFFhというふうにマーキン
グしてもまったく動作的には変わりない。
【0042】
【表3】
【0043】ステップS18において、作業用メモリで
値が0hになっているところのアドレスをCPU5へ出
力する。表3の場合、全てのクラスタをチェックした後
で作業用メモリを検索すると、そこの値が0である番地
は、N番地であることが判別される。したがって、記録
媒体13のクラスタN番地は、実質的に消去されていな
い、疑似消去のクラスタであるということで、この番地
NがCPU5へ出力される。
【0044】上述の処理内容を再度、表1〜表3を用い
て説明する。最終的にFFhであったところは、ファイ
ルとして既に使われているクラスタである。また、55
hとなっているところは、実質的にすでに消去されてい
る領域ということになる。データが0hであった領域と
いうのは疑似的に消去されてはいるが、記録媒体13の
対応するデータ領域にはデータとしてはまだ残っている
ということになる。
【0045】この後、画像記録装置では、疑似的に消去
されているが、データが残ったままである領域を実質的
に消去させることになる。実際に画像データを記録する
際は、作業用メモリ上のデータ0hであるアドレスに対
応する領域(実質的に消去を行った記録媒体上の領域)
と、さらに作業用メモリ上の55hであるアドレスに対
応する領域(もとから実質的に消去されていた領域)と
にデータが記録可能となる。
【0046】以上、説明した第1の実施の形態の画像記
録装置によると、オーバーライト不可能な記録媒体であ
って、画像データが疑似消去された領域をもつ記録媒体
を使用した場合ても、記録モード設定時、画像データの
記録に先だって、実質的消去を行ってしまうので、記録
トリガSW9bが押されてから画像データの記録媒体1
3への記録が完了するまでの時間が短縮され、シャッタ
チャンスを逃がすことが少なくなる。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態である画
像記録装置について説明する。画像データを電話回線を
介して伝送する場合、伝送中に上述したような記録媒体
の実質的な消去を行うと伝送時間が長くなってしまい、
回線使用料が多額になってしまう。本実施の形態の画像
記録装置は、その点を解決した画像記録装置である。
【0048】本画像記録装置の構成は、前記図1に示し
たものとほぼ同様の構成を有しているが、画像受信モー
ドSW9fによる受信モード設定後の処理が前記第1の
実施形態の装置と異なる。したがって、各構成制御要素
は、同一の符号を用いて説明する。
【0049】図4は、本画像記録装置における動作モー
ド処理のフローチャートである。電源が立ち上げられた
(パワーオン)後、ステップS21、S22、S23の
ルーチンの中で、どのモードSWが押されたかを検出す
る。例えば、PLAYSW9cが押された場合は、ステ
ップS21からステップS25へ進み、以下、前記図2
のステップ05以下の処理と同一の処理を実行する。
【0050】また、他のモードSW9eが押された場合
も、ステップS24に進み、各モードの処理を実行し、
モード変化があればステップS21に戻ってモードを検
出する動作を行う。上記ステップS22で画像受信モー
ドSW9fが押されたことが検出されると、ステップS
28へ進み、前記図2,3で説明した未消去領域検出回
路6により未消去領域を検出する動作を行う。
【0051】ステップS29において未消去領域の実質
的消去を行った後、ステップS30において、電話の着
信があるかないかを判断し、着信があるとステップS3
1で画像受信の処理を実行する。さらに、ステップS3
2において、モード変化が有るか無いかを判定し、無か
った場合は、さらに電話の着信を待つという処理にな
る。モード変化があった場合は、ステップS21に戻っ
て、新しく設定されたモード処理を実行する。
【0052】なお、図4の動作において、ステップS2
9で未消去領域を実質的消去を行うが、この処理は、前
記図2のステップS09に相当している。この実質的消
去というのは、実際上どのような処理を行うかという
と、記録媒体によって異なるが、特に、フラッシュメモ
リを媒体としたカード媒体である場合、対応領域のアド
レスにFFhを書き込むという処理である。
【0053】本実施の形態の画像記録装置は、着脱自在
に配置されるフラッシュメモリより構成されたカード媒
体であることを特徴とするが、特に、着脱自在に配設さ
れるカードであった場合は、この装置の効果が大きくな
る。
【0054】例えば、上記記録媒体がこの装置以外の画
像記録装置で消去されたカード媒体であった場合、特
に、パソコン等の外部の装置で行われたカード媒体であ
った場合、そのカ−ド媒体は未消去領域、つまり、疑似
的な消去が施された領域が非常に多いカードになってし
まう。本装置自体で画像データが消去されたカード媒体
であれば、その消去モードの時に完全に実質的な消去を
行ってしまえばよいが、上述のように他のパソコン等で
は上記疑似的な消去処理をメインに行われているため、
そのカ−ド媒体では疑似的に消去された領域が上述のよ
うに非常に多くなる。従って、着脱自在に配設されたフ
ラッシュメモリより構成されたカード状媒体であった場
合に、本実施の形態の装置では、回線を接続する以前に
上述の非常に多い疑似消去領域を実質消去するので、回
線利用時間が短縮され、その効果が大きくなる。
【0055】次に、本発明の第3の実施の形態である画
像記録装置について説明する。本画像記録装置は、前記
第1、または、第2の実施の形態の画像記録装置に対し
て、さらに記録準備完了表示手段であるLCD10(図
1参照)に記録準備完了表示が可能であることを特徴と
する。なお、本装置の基本的な構成は、図1の構成と同
様にであり、共通の構成部材については同一の符号を適
用する。
【0056】まず、本画像記録装置における処理動作に
ついて、図5のフローチャートにより説明する。但し、
この図5の処理は、前記図2のフローチャートにおける
ステップS02、および、ステップS08からステップ
S12までの処理が本図5のステップS108、およ
び、ステップS109からステップS115に変更され
た処理であり、その異なるステップについて、以下に説
明する。
【0057】図2のステップS01でPLAY SW9
cがオフであると判定されると、ステップS108にて
REC SW9aの状態を調べ、該SW9aが押された
と判定されると、ステップS109へ進み、未消去領域
検出回路6により未消去領域を検出する。続いて、ステ
ップS110において、未消去領域の実質的消去を行
う。ステップS111にてLCD10に記録準備完了表
示マーク10a(図7参照)を表示にする。この記録準
備完了表示マーク10aは、図7のLCD10の表示画
面に示すOKマークであり、それが点滅表示される。
【0058】次に、ステップS112において記録トリ
ガSW9bが押されたかどうかを判定し、押された場合
はステップS113で記録処理を実行する。さらに、ス
テップS114でモード変化があったどうかを検出す
る。モードの変化があった場合、ステップS115にお
いて、記録準備完了表示マーク10aの表示をオフにす
る。この後の処理は、図2と同じ動作になる。
【0059】本実施の形態の画像記録装置によると、記
録可能となるタイミングを記録準備完了表示によりユー
ザーが判別できるので、シャッタチャンスを逃がすこと
がなくなる。また、実質的未消去領域が存在することが
表示され、都合がよい。
【0060】次に、上記第2,第3実施の形態の画像記
録装置の変形例として画像受信モードを備え、記録準備
完了表示可能な画像記録装置について、その装置の処理
動作を図6のフローチャートを用いて説明する。但し、
この図6の処理は、前記図4のフローチャートにおける
ステップS22、および、ステップS28からステップ
S32までが、本図のステップS117、および、ステ
ップS118からステップS124までに変更された処
理であり、その異なるステップについて以下に説明す
る。
【0061】第3実施の形態の装置の場合と同じように
モードSWである画像受信モードSW9fが押されたこ
とをステップS117で判定すると、ステップS118
において、未消去領域検出回路6により、未消去領域を
検出する。ステップS119において、未消去領域の実
質的消去を行う。そして、ステップS120において、
図7に示すように記録準備完了表示手段であるLCD1
0上に記録準備完了表示マーク10aの表示を行う。
【0062】続いて、ステップS121において電話が
掛かってきたかどうか、着信ありかどうかの判定を行
い、電話が掛かってくると、ステップS122において
画像受信処理を行う。画像受信処理が終わると、ステッ
プS123において、モードの変化があったかどうか判
定し、モード変化があった場合は、ステップS124に
て記録準備完了表示をオフする。その後は、前記図4の
フローチャートと同じ動作になる。
【0063】本変形例の画像記録装置によると、伝送中
の余計な待ち時間が減るので、回線使用料の節約にな
る。また、実質的未消去領域が存在することが表示さ
れ、都合がよい。
【0064】次に、本発明の第4の実施の形態の画像記
録装置について説明する。従来、または、前述の各画像
記録装置においては、記録媒体が着脱可能であった場
合、記録媒体を消去または記録中に媒体が誤排出される
と、そのとき、書き込み中または消去中であった領域が
永久に使えなくなるというような問題点があったが、本
実施の形態の画像記録装置は、特に、このような不具合
状態の発生を防止できる。なお、本装置の基本的な構成
は、図1の構成と同様にであり、共通の構成部材につい
ては同一の符号を適用する。
【0065】図8は、本実施の形態の画像記録装置の主
要のブロック構成図である。本図に示されていない構成
要素は、前記図1のブロック構成図のものと同一とす
る。本画像記録装置において、CPU5は、データ記録
読み出し回路4を介して記録媒体13への画像データの
記録,消去を行うが、この記録媒体13の手前にCPU
5から出力される媒体引き抜き禁止信号がアクティブな
らば、記録信号、または、消去信号がアクティブとなる
ようなゲート素子21,22が配置されている。すなわ
ち、媒体引き抜き禁止信号によってCPU5は媒体離脱
禁止表示手段であるLCD10上に媒体引き抜き禁止表
示マーク10bを表示している間、このゲート21,2
2によって記録媒体13への書き込みまたは消去が行え
るように構成されている。
【0066】本画像記録装置における動作を図9のフロ
ーチャートで説明すると、電源が立ち上げられ、パワー
オンされた後、ステップS41、ステップS42、ステ
ップS43、ステップS44において、どのモードのS
Wが押されたかを検出する。例えば、ステップS41に
おいてPLAY SW9cが押されたのであれば、ステ
ップS45に進んで再生処理を行う。
【0067】また、ステップS42において、記録モー
ドスイッチであるREC SW9aが押されたことが検
出されると、ステップS48にて未消去領域検出回路6
により、未消去領域を検出する。ステップS49にて媒
体引き抜き禁止表示をオンする。すなわち、LCD10
上に図8に示す媒体引き抜き禁止表示マーク10bを表
示する。ステップS50において、未消去領域を実質的
消去する。これが完了すると、ステップS51において
媒体引き抜き禁止表示をオフする。
【0068】上記処理終了後、ステップS52において
記録トリガSW9bが押されるのをステップS56との
ルーチン中で待ち、記録トリガSW9bが押されると、
ステップS53にて、媒体引き抜き禁止表示マーク10
bを表示する。ステップS54で記録処理を行い、ステ
ップS55で再び媒体引き抜き禁止表示10bを消す。
【0069】上述のように、本画像記録装置では媒体引
き抜き禁止信号がアクティブであり、なおかつ、記録信
号または消去信号がアクティブの時に初めて記録媒体1
3への記録または消去が行える。そして、記録信号、消
去信号が非アクティブ、つまり、書き込みを行っていな
い状態では、記録媒体13には書き込み、または、消去
がなされない。
【0070】さらに、記録信号,消去信号がアクティブ
になったとしても、媒体引き抜き禁止信号がアクティブ
にならない限りは、即ち、LCD10上に媒体引き抜き
禁止表示マーク10bが表示されている間のみしか記録
媒体13には書き込みまたは消去信号が伝送されないと
いう構成にないる。
【0071】以上の説明したように、本実施の形態の画
像記録装置によると、ステップS50及びステップS5
4の処理を行っている間は、上述の媒体引き抜き禁止表
示マーク10bが表示され、媒体13が引き抜いてはい
けないということがユーザーにわかりやすくなる。そし
て、誤排出による媒体の破壊を防止できる。
【0072】次に、本発明の第5の実施の形態の画像記
録装置について説明する。本画像記録装置も第4の実施
の形態の装置と同様にCPU5の引き抜き禁止信号がア
クティブとなると、LCD10上に媒体引き抜き禁止表
示マーク10bが表示されるが、本装置では、その期間
中、図10のブロック構成図に示す媒体離脱防止機構と
してのシャッタ駆動部23が開閉シャッタ25により図
12(A)と該図12(A)のB矢視図である図12
(B)に示すように媒体記録装置24の媒体受け口24
aを閉じる。このように開閉シャッタ25を閉じること
によって記録媒体13(メモリカード)が排出できない
ようにする。なお、図10の状態は媒体記録装置24の
開閉シャッタ25が開放されている状態を示しており、
図11は、該図10のA矢視図である。
【0073】媒体引き抜き禁止表示信号がアクティブに
なった時、すなわちLCD上に媒体引き抜き禁止表示マ
ーク10bが表示されている間は開閉シャッターが降り
るので、媒体を引き抜いてはいけないタイミングでは、
ユーザーが媒体を引き出そうとしても引き出せないとい
う構成になっており、誤排出による媒体の破壊を確実に
防止できる。
【0074】次に、本発明の第6の実施の形態の画像記
録装置について説明する。本実施の形態の画像記録装置
は、圧縮モードを読み取って記録予定領域のみを実質的
消去する処理を行うことが可能な装置である。図13の
フローチャートにより本装置の動作について説明する。
なお、本装置の基本的な構成は、図1の構成と同様にで
あり、構成部材については同一の符号を適用する。
【0075】電源がオンとなると、すなわち、パワーオ
ンすると、ステップS61、ステップS62、ステップ
S63において、モードの検出を行う。該ステップS6
1において再生スイッチのPLAY SW9c、また
は、他のモードSW9eが押されたことが検出される
と、ステップS65以下の再生処理、または、ステップ
S64の他モード処理を行う。これらの処理は前記図2
と同様の処理である。
【0076】ステップS62において、記録スイッチで
あるREC SW9aが押されたことが検出されると、
さらに、ステップS68で圧縮モード設定が読み取られ
る。ステップS69で撮影される画像のサイズが予測さ
れ、記録の予定領域が判断でき、その領域の実質的に消
去を行う。この実質的記録予定領域の実質的消去が行わ
れると、ステップS70においてLCD10上に前記図
7に示したものと同様の記録準備完了表示10aである
OKマークが点滅表示される。
【0077】上記ステップS68において圧縮モード設
定が読み取られるが、その圧縮モード設定というのは、
図14の本実施の形態の画像記録装置の主要ブロック構
成図に示すモード設定スイッチ群のうち圧縮モードSW
9gの信号がスイッチ(SW)入力回路8へ出力され、
それをCPU5が読み取ると圧縮モードの設定が行われ
る。
【0078】ここで、上記圧縮モードについて説明する
と、その圧縮モードのうち、固定長の圧縮モードであっ
た場合は、これから撮ろうとする画像サイズが、例え
ば、72キロバイトであるとか、32キロバイトである
とか、または、全く圧縮をしない非圧縮で、例えば、7
20キロバイトであるというようなこれから撮る画像デ
ータのファイルサイズが決定される。そのサイズが決ま
ると記録予定領域がステップS69にて判定され、その
領域の実質的消去が行われる。即ち、前記図3で説明し
た未消去領域を検出した際の作業用メモリの中で、値が
0hになっていたアドレス番地のクラスタか、または、
値が55hになっていたリアドレス番地のクラスタを、
何クラスタ使うかということがステップS69において
判定され、その領域(クラスタ)の実質的消去を行う。
【0079】ステップS70において、記録準備完了表
示をオンし、前記図7に示す記録準備完了表示マーク1
0aをLCD10に表示する。ユーザーはこの表示を見
て画像記録が可能であるということを認識できる。その
後、ステップS71からステップS74のルーチンにお
いて、記録トリガSW9bが押されるか、または、モー
ド変化がなされるかのどちらかを待つ。記録トリガSW
9bが押されると、ステップS72で記録処理がなさ
れ、ステップS73に記録準備完了表示がオフされる。
【0080】上記ステップS73の後、すぐに記録トリ
ガSW9bが押されても、本画像記録装置としては記録
の予定領域の実質的消去が完了していないため、すぐに
記録動作に移ることはできない。ステップS73の後、
また、再度ステップS68に戻って、圧縮モードの設定
を読み取って、ステップS69で記録予定領域の消去を
行う。この後は記録トリガSW9bのオンを受け付ける
とすぐに記録処理に入れるという期間になり、再び、ス
テップS70において記録準備完了表示がオンする。
【0081】上記ステップS74においてモード変化が
ありと判別された場合は、ステップS75において記録
準備完了表示をオフする。また、モードが変わったとき
は、ステップS75以降では記録処理が行えないため、
ステップS75で記録準備完了表示をオフする。そし
て、ステップS61に戻り、以降、押されたスイッチの
モード処理を実行する。
【0082】上記図14の本画像記録装置の主要ブロッ
ク構成図について、改めて詳細に説明すると、本装置
は、CPU5、及び、後述するスイッチ群、スイッチ入
力回路8、LCD10を有しており、LCD10上には
図7に示した記録準備完了表示10aであるOKマーク
が表示可能である。また、スイッチ入力回路8には記録
モードスイッチのREC SW9a、記録トリガSW9
bの他に圧縮モードSW9g及びその他のモードSW9
eが配設されている。これらのスイッチ群からの信号
は、スイッチ入力回路8に受け付けられ、CPU5は、
どのスイッチが押されたかを該スイッチ入力回路8の出
力から読み取る。
【0083】本実施の形態の画像記録装置は、後述する
付記(7)の画像記録装置に対応しており、その付記
(7)の画像記録装置においては、上記記録モード設定
手段による記録モード設定動作に応動して、上記圧縮モ
ード設定手段により設定された圧縮モードから対応する
圧縮率に基づいた画像データ記録予定量およびその画像
記録データ記録予定領域を判定し、上記画像データ消去
手段が上記画像データ未処理領域の上記判定された記録
予定領域に相応した分の画像データの実質的な消去動作
が開始される。
【0084】しかし、実際には図13のステップS68
において圧縮モード設定を読み取り、ステップS69に
おいて記録予定領域を予想するが、例えば、クラスタ番
号が1、2、N−1、Nの領域に記録がされるという予
測がされたとする。そして、このN−1とNが疑似的消
去が成されているが実質的には消去されていない領域で
あったとすると、上記ステップS69においてはN−1
とNとクラスタ領域の実質的消去を行う。すなわち、F
Fhという値をN−1、N番のクラスタ内全体に書き込
む。
【0085】次のステップS72の記録処理において
は、1、2、N−1、Nのクラスタの領域に対して記録
動作を行うことになる。従って、ステップS69におい
て実質的消去を行った箇所のみに対してだけ、記録処理
を行うという限定的なものではない。つまり、既に実質
的消去をされていた領域、すなわち、図3で示した作業
用メモリエリア内で、55hと書かれたアドレス番地に
対応したクラスタ領域である1、2クラスタと、ステッ
プS69で実質的消去を行ったN−1、Nクラスタとに
画像データが記録される。
【0086】上述した本実施の形態の画像記録装置によ
れば、オーバーライト不可能な媒体を使用しても、記録
トリガスイッチ9bが押されてから記録が完了するまで
の時間が短縮され、かつ、1回当りの実質消去時間は短
くなるので、シャッタチャンスを逃がしにくくなる。
【0087】次に、本発明の第7の実施の形態の画像記
録装置について説明する。本画像記録装置は、複数種類
の記録媒体を利用することが可能な装置であって、記録
媒体であるメモリカードの種類によって記録の処理を変
えるとことができる。なお、本装置の構成部材につい
て、同一のものについては、図1のブロック構成に示す
構成部材の符号を適用する。
【0088】本装置の処理動作について、図15のフロ
ーチャートにより説明すると、まず、電源が入られる
と、ステップS80において媒体種別の判別の判定がさ
れる。ステップS81、ステップS82、ステップS8
3のルーチンの中でどのモードのSWが押されたかを判
定する。例えば、ステップS81でPLAY SW9c
が押されたと判定されると、ステップS85へ行って媒
体種別毎の再生処理が行われる。即ち、上記ステップS
80において判定された媒体種類についての処理を上記
ステップS85で行うことになる。
【0089】同様にREC SW9aを押された場合
は、ステップS86においても上記ステップS80の媒
体種別の判定結果に基づき、記録処理が行われる。その
他のモードにおいても同じで、ステップS83以降で他
のモードSW9eが押された場合はステップS80にて
媒体判定された媒体種類に応じてその他のモードの処理
がステップS87において実行される。
【0090】そして、ステップS84において媒体に変
化が検出された場合、例えば、媒体媒体が画像記録装置
から引き抜かれ、さらに、別の記録媒体が挿入された場
合には、再び、ステップS80において記録媒体種別の
判定が行われる。本実施の形態の画像記録装置によれ
ば、1つの装置で、大型化することなく、複数種類の記
録媒体を使用できる。
【0091】次に、上記第7の実施の形態の画像記録装
置の変形例として、後からROMを追加することにより
上述の記録媒体種別毎の処理方式を選択できる装置につ
いて説明する。図16の本変形例の装置の主要ブロック
構成図に示すように、CPU5の周辺に固定記憶手段と
してのROM26があり、さらに、処理プログラム追加
手段としての追加ROMが挿入できる追加ROMソケッ
ト27,28が配置されている。
【0092】この追加ROMソケット27,28は、ア
ドレスおよびデータバスによってCPU5と接続されて
おり、CPU5はコントロール信号29によってすでに
挿入されているROM26をコントロールでき、さらに
は追加ROMソケット27,28に追加ROMが挿入さ
れた場合は、コントロール信号30によって上記追加R
OMから処理方式を読み出し、実行することが可能とな
る。
【0093】本変形例の画像記録装置によると、1つの
装置で、大型化することなく、ユーザの判断により追加
ROMを装着することにより、更に多くの複数種類の記
録媒体を使用できる。
【0094】次に、前記上記第7の画像記録装置の別の
変形例として、上述の記録媒体種別毎の処理方式を、後
からROMを追加することなく選択できる装置について
説明する。図17は、本変形例の装置の主要ブロック構
成図である。前記変形例の装置と同様にCPU5とRO
M26が配置されているが、その他のメモリとしてフラ
ッシュメモリ、または、EEPROM等のメモリ32が
配置されている。さらに、カード状着脱自在な記録媒
体、例えば、SRAMカード、ROMカード、あるい
は、モデムカード等を装着できるカードソケット33が
配置されている。
【0095】上記ROM26、メモリ32、メモリカー
ドソケット33がアドレスデータバスによって接続され
ており、さらに、ROM26、メモリ32、カードソケ
ット33に挿入される記録媒体は、コントロール信号2
9,30,31によってコントロールされる。
【0096】そして、SRAMカード、ROMカード、
あるいは、モデムカード等のカードソケット33に装着
された記録媒体からメモリ32へカード種別毎の処理を
コピーすることによって、カード種別毎の処理を追加で
登録することが可能となる。
【0097】次に、本発明の第8の実施の形態の画像記
録装置について説明する。本装置は、特に、オーバーラ
イトが可能である記録媒体と、オーバーライトが不可能
である記録媒体の2種類に対応している装置であり、図
18は、その動作のフローチャートである。
【0098】ステップS91において、PLAY SW
9cが押圧されたことが検出された場合、前記図2のフ
ローチャートと同様に再生処理を行う。ステップS92
において、REC SW9aが押されたことが検出され
ると、ステップS98において、記録媒体がオーバーラ
イト可能であるかどうかの判定を行う。記録媒体がオー
バーライト可能である場合は、ステップS101にて、
直ちに記録トリガ受付可能な状態になる。
【0099】しかし、ステップS98において記録媒体
がオーバーライト不可能であると判定された場合は、ス
テップS99で圧縮モードの設定を読み取り、ステップ
S100で記録予定領域の実質的消去を行う。即ち、ス
テップS98での記録媒体がオーバーライト可能である
かどうかの判定処理の分岐点となり、記録媒体がオーバ
ーライト可能であった場合は、すぐに記録トリガを受け
付ける状態になるが、逆にオーバーライト不可能であっ
た場合は、記録予定領域の実質的消去を行った後、初め
て、記録トリガ受付可能の状態になる。
【0100】ステップS102において記録処理が終わ
ると、再びステップS98でオーバーライト可能かどう
かを判定する処理に戻る。ステップS103でモードの
変化があった場合は、前記図2と同じように他のモード
処理を実行する。また、この記録動作以外は全て図2と
同様の動作になる。
【0101】本実施の形態の画像記録装置によると、1
つの装置が大型化することなく、SRAMメモリーカー
ドとATAフラッシュカード等のように、オーバーライ
ト可能と、不可能な記録媒体のどちらでも記録媒体とし
て使える。
【0102】(付記)以上、説明した実施の形態に基づ
いて、以下に示す構成を有する画像記録装置を提案でき
る。すなわち、 (1) 画像データ記録領域と該画像データ記録領域に
おける画像データの記録状態を管理する画像データ管理
領域とを論理的に含むオーバーライトが不可能な画像記
録媒体を適用し、上記画像記録媒体における画像データ
の消去を行なうべく、上記画像データ管理領域に対して
所定の処理を実行することにより、上記画像データ記録
領域中の当該画像データを疑似的に消去するようにした
画像データ疑似消去手段を備えた画像記録装置であっ
て、上記画像記録媒体に画像データを記録するための記
録モードを設定する記録モード設定手段と、上記画像デ
ータ疑似消去手段による消去動作によって上記画像記録
媒体における画像データ記録領域中に残された画像デー
タ未消去領域を検出する未消去領域検出手段と、上記未
消去領域検出手段によって検出された未消去領域におけ
る画像データの消去を実質的に行う画像データ消去手段
と、上記記録モード設定手段による記録モード設定動作
に応動して、上記未消去領域検出手段が画像データ未消
去領域を検出し、上記画像データ消去手段が該検出され
た未検出領域中の画像データの実質的な消去動作が開始
するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴と
する画像記録装置。従来ではオバーライト不可能な媒体
を使用する場合、疑似消去動作とは別に実質的消去動作
を行う必要があり、この実質的消去動作を行うことによ
って生じるタイムラグにより記録チャンスを逃してしま
うという問題があったが、上記付記(1)の画像記録装
置によると、オーバーライト不可能な媒体を使用して
も、記録トリガスイッチが押されてから記録が完了する
までの時間が短縮されるので、シャッターチャンスを逃
がさなくなる。
【0103】(2)所定の回線を介して伝送される画像
データを受信するための画像受信モードを設定する画像
受信モード設定手段を更に備え、上記制御手段は、上記
画像受信モード設定手段による画像受信モード設定動作
に応動して、上記未消去領域検出手段が画像データ未消
去領域を検出し、上記画像データ消去手段が該検出され
た未消去領域中の画像データの実質的な消去動作を開始
するように制御することを特徴とする付記(1)記載の
画像記録装置。従来では、画像データを電話回線を介し
て伝送する場合、伝送中に上述したような記録媒体の実
質的な消去を行うと伝送時間が長くなってしまい、回線
使用料が多額になっていたが、上記付記(2)の画像記
録装置によれば、オーバーライト不可能な媒体を使用し
ても伝送時間が長くならず、回線使用料の節約になる。
【0104】(3) 上記画像データ消去手段が上記未
消去領域検出手段によって検出された未消去領域中の画
像データの実質的な消去動作を完了したことを示すため
の記録準備完了表示手段を更に備えていることを特徴と
する付記(1)または(2)記載の画像記録装置。従
来、記録,伝送時に実質的な消去動作の完了と認識でき
ることが望まれていたが、上記付記(3)の画像記録装
置によると、記録可能なタイミングをユーザーが判別で
きるのでシャッターチャンスを逃がさなくなる。また、
伝送中の余計な待ち時間が減るので、回線使用料の節約
になる。また、実質的未消去領域が存在することを表示
する。
【0105】(4) 上記画像記録媒体を当該装置に対
して着脱自在に配設するようになし、画像データ記録動
作中乃至は上記画像データ消去手段による画像データ消
去動作中は上記画像記録媒体が当該装置より離脱される
ことを禁止すべく絵文字、記号等によって直接的にその
表示を行うための媒体離脱禁止表示手段を更に備えてい
ることを特徴とする付記(1)記載の画像記録装置。従
来、記録媒体が着脱可能であった場合、記録媒体を消去
または記録中に媒体が誤排出されると、そのとき、書き
込み中または消去中であった領域が永久に使えなくなる
というような問題点があったが、上記付記(4)の画像
記録装置によれば、媒体を引き抜いてはいけないタイミ
ングをユーザーが判別しやすくなり、誤排出による媒体
の破壊を防止できる。
【0106】(5) 上記画像記録媒体を当該装置に対
して着脱自在に配設するようになし、上記画像記録媒体
が当該装置より離脱されることを禁止すべく表示を行う
ための媒体離脱禁止表示手段と、上記媒体離脱禁止表示
手段による表示中のみ画像データの記録動作乃至は上記
画像データ消去手段による画像データの消去動作を許可
する手段とを更に備えたことを特徴とする付記(1)記
載の画像記録装置。従来、記録媒体が着脱可能であった
場合、記録媒体を消去または記録中に媒体が誤排出され
ると、そのとき、書き込み中または消去中であった領域
が永久に使えなくなるというような問題点があったが、
上記付記(5)の画像記録装置によれば、媒体を引き抜
いてはいけないタイミングをユーザーがより確実に判別
できるようになり、誤排出による媒体の破壊を防止でき
る。
【0107】(6) 上記画像記録媒体を当該装置に対
して着脱自在に配設するようになし、画像データ記録動
作中乃至は上記画像データ消去手段による画像データ消
去動作中は上記画像記録媒体が当該装置より離脱される
ことを防止するための媒体離脱防止機構を更に備えたこ
とを特徴とする付記(1)記載の画像記録装置。従来、
記録媒体が着脱可能であった場合、記録媒体を消去また
は記録中に媒体が誤排出されると、そのとき、書き込み
中または消去中であった領域が永久に使えなくなるとい
うような問題点があったが、上記付記(6)の画像記録
装置によると、媒体を引き抜いてはいけないタイミング
では、媒体引き抜きを不可能にしたため、誤排出による
媒体の破壊を確実に防止できる。
【0108】(7) 画像データ記録領域と該画像デー
タ記録領域における画像データの記録状態を管理する画
像データ管理領域とを論理的に含むオーバーライトが不
可能な画像記録媒体を適用し、上記画像記録媒体におけ
る画像データの消去を行うべく上記画像データ管理領域
に対して所定の処理を実行することにより上記画像デー
タ記録領域中の当該画像データを疑似的に消去するよう
にした画像データ疑似消去手段を備えた画像記録装置で
あって、上記画像記録媒体に画像データを記録するため
の記録モードを設定する記録モード設定手段と、上記画
像記録媒体に記録すべき画像データの圧縮率を決定する
ために互いに異なる圧縮率を有する複数の圧縮モードの
中から一の圧縮モードを設定するための圧縮モード設定
手段と、上記画像データ疑似消去手段によって画像デー
タ記録領域中に残された画像データ未消去領域における
画像データの消去を実質的に行う画像データ消去手段
と、上記記録モード設定手段による記録モード設定動作
に応動して、上記圧縮モード設定手段により設定された
圧縮モードから対応する圧縮率に基づいた画像データ記
録予定量及びその画像データ記録予定領域を判定し、上
記画像データ消去手段が上記画像データ未消去領域内の
上記判定された記録予定領域に相応した分の画像データ
の実質的な消去動作を開始するように制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする画像記録装置。従来ではオ
バーライト不可能な媒体を使用する場合、疑似消去動作
とは別に実質的消去動作を行う必要があり、この実質的
消去動作を行うことによって生じるタイムラグにより記
録チャンスを逃してしまうという問題があった。また、
さらなる実質消去時間の短縮が望まれていた。上記付記
(7)の画像記録装置によると、オーバーライト不可能
な媒体を使用しても、記録トリガスイッチが押されてか
ら記録が完了するまでの時間が短縮され、かつ、1回当
りの実質消去時間は短くなるのでシャッターチャンスを
逃がしにくくなる。
【0109】(8) 上記画像データ消去手段が上記制
御手段によって判定された記録予定領域に相応した分の
画像データの実質的な消去動作を完了したことを示すた
めの記録準備完了表示手段を更に備えたことを特徴とす
る付記(7)記載の画像記録装置。従来、記録時には実
質的な消去動作の完了を認識できることが望まれていた
が、上記付記(8)の画像記録装置によると、記録可能
なタイミングをユーザーが判別できるのでシャッターチ
ャンスを逃がさなくなる。
【0110】(9) 少なくとも記録すべき画像データ
の記録処理動作が互いに異なる複数種の画像記録媒体を
着脱自在に配設するようになし、当該装置に挿着された
上記画像記録媒体が何れの種の媒体であるかを判別する
媒体種判別手段と、挿着され得る上記媒体種毎の処理ス
ピード、消去方式等に対応した複数の処理プログラムを
記憶した固定記憶手段と、上記媒体種判別手段の判別結
果に応じて上記固定記憶手段内の対応した処理プログラ
ムを選択し、該選択された処理プログラムに基づいて所
定の処理動作を実行させるようにした制御手段とを備え
たことを特徴とする画像記録装置。従来から複数種類の
記録媒体を使用することが望まれており、これを1つの
装置で実現しようと装置が大型化するという問題があっ
たが、上記付記(9)の画像記録装置によると、1つの
装置で、大型化することなく、複数種類の記録媒体を使
用できるようになる。
【0111】(10) 上記固定記憶手段に対して媒体
種に対応した新たな処理プログラムを追加記憶するため
の処理プログラム追加手段を更に備えたことを特徴とす
る付記(9)記載の画像記録装置。従来からユーザが任
意に記録媒体の種類を追加して使用することが望まれて
いたが、これを1つの装置で実現しようとすると装置が
大型化するといった問題があった。上記付記(10)の
画像記録装置によると、1つの装置で、大型化すること
なく、ユーザーの判断により更に多くの複数種類の記録
媒体を使用できるようになる。
【0112】(11) 画像データ記録領域と該画像デ
ータ記録領域における画像データの記録状態を管理する
画像データ管理領域とを論理的に含むオーバーライトが
可能な画像記録媒体または同領域を論理的に含むオーバ
ーライトが不可能な画像記録媒体のうち何れかの種の媒
体を適用して当該装置に対して着脱自在に配設するよう
になし、上記画像記録媒体における画像データの消去を
行うべく上記画像データ管理領域に対して所定の処理を
実行することにより上記画像データ記録領域中の当該画
像データを疑似的に消去するようにした画像データ疑似
消去手段を備えた画像記録装置であって、上記画像記録
媒体に画像データを記録するための記録モードを設定す
る記録モード設定手段と、上記画像データ疑似消去手段
による消去動作によって上記画像記録媒体における画像
データ記録領域中に残された画像データ未消去領域を検
出する未消去領域検出手段と、上記未消去領域検出手段
によって検出された未消去領域における画像データの消
去を実質的に行う画像データ消去手段と、当該装置に挿
着された上記画像記録媒体が何れの種の媒体であるかを
判別する媒体種判別手段と、上記媒体種判別手段による
判別結果がオーバーライト可能な媒体であると判別され
たとき、上記記録モード設定手段による記録モード設定
時に上記画像データ消去手段の消去動作を禁止させ、上
記媒体種判別手段による判別結果がオーバーライト不可
能な媒体であると判別されたとき、上記記録モード設定
手段による記録モード設定動作に応動して、上記未消去
領域検出手段が画像データ未消去領域を検出し、上記画
像データ消去手段が該検出された未消去領域中の画像デ
ータの実質的な消去動作を開始するように制御する制御
手段とを備えたことを特徴とする画像記録装置。従来、
オーバーライトが可能な記録媒体とオーバーライトが不
可能な記録媒体のどちらも使用可能な装置が望まれてい
たが、これを1つの装置で実現しようとすると、装置が
大型化するという問題があった。上記付記(11)の画
像記録装置によると、1つの装置が大型化することな
く、SRAMメモリーカードとATAフラッシュカード
等のように、オーバーライト可能と不可能な媒体のどち
らでも記録媒体として使えるようになる。
【0113】
【発明の効果】上述のように本発明の請求項1記載の画
像記録装置によれば、オーバーライト不可能な媒体を使
用しても、記録トリガスイッチが押されてから記録が完
了するまでの時間が短縮され、シャッタチャンスが逃が
すことが少なくなる。
【0114】本発明の請求項2記載の画像記録装置によ
れば、オーバーライト不可能な媒体を使用しても伝送時
間が短縮され、回線使用料の節約になる。
【0115】本発明の請求項3記載の画像記録装置によ
れば、特に、記録媒体がフラッシュメモリカード(フラ
ッシュATAカード)であり、これが、パソコン等で疑
似消去される場合が多く、この場合でも記録トリガスイ
ッチが押されてから記録完了までの時間が短縮され、シ
ャッターチャンスを逃がすことが少なくなる。また、伝
送時間が短縮され、回線使用料の節約が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像記録装置のブ
ロック構成図。
【図2】図1の画像記録装置における処理動作のフロー
チャート。
【図3】図1の画像記録装置における未消去領域検出処
理動作のフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施のの形態である画像記録装
置における処理動作のフローチャート。
【図5】本発明の第3の実施の形態である画像記録装置
における処理動作のフローチャート。
【図6】本発明の第2,第3の実施の形態である画像記
録装置の変形例における処理動作のフローチャート。
【図7】上記第3の実施の形態である画像記録装置、お
よび、変形例の装置におけるLCDの記録準備完了表示
画面を示す図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の画像記録装置の主
要ブロック構成図。
【図9】図8の画像記録装置の処理動作のフローチャー
ト。
【図10】本発明の第5の実施の形態の画像記録装置の
主要ブロック構成図。
【図11】図10のA矢視図。
【図12】図10の画像記録装置における媒体記録装置
のシャッタ閉じ状態を示す図であって、図12(A)は
側面図、図12(B)は図12(A)のB矢視図。
【図13】本発明の第6の実施の形態の画像記録装置の
処理動作のフローチャート。
【図14】図13の画像記録装置の主要ブロック構成
図。
【図15】本発明の第7の実施の形態の画像記録装置の
処理動作のフローチャート。
【図16】第7の実施の形態の画像記録装置の変形例の
主要ブロック構成図。
【図17】第7の実施の形態の画像記録装置の別の変形
例の主要ブロック構成図。
【図18】本発明の第8の実施の形態の画像記録装置の
処理動作のフローチャート。
【図19】従来の画像記録再生装置に適用される記録メ
ディアのメモリ論理構造を示す図。
【符号の説明】
5 ……CPU(画像データ疑似消去手段,画像データ
消去手段,制御手段) 6 ……未消去領域検出回路(未消去領域検出手段) 9a……REC SW(記録モード設定手段) 9f……画像受信モードSW(画像受信モード設定手
段) 13 ……画像記録媒体 33 ……画像データ記録領域 32a……画像データ管理領域 32b……画像データ管理領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データ記録領域と該画像データ記録
    領域における画像データの記録状態を管理する画像デー
    タ管理領域とを論理的に含むオーバーライトが不可能な
    画像記録媒体を適用し、 上記画像記録媒体における画像データの消去を行なうべ
    く、上記画像データ管理領域に対して所定の処理を実行
    することにより、上記画像データ記録領域中の当該画像
    データを疑似的に消去するようにした画像データ疑似消
    去手段を備えた画像記録装置であって、 上記画像記録媒体に画像データを記録するための記録モ
    ードを設定する記録モード設定手段と、 上記画像データ疑似消去手段による消去動作によって上
    記画像記録媒体における画像データ記録領域中に残され
    た画像データ未消去領域を検出する未消去領域検出手段
    と、 上記未消去領域検出手段によって検出された未消去領域
    における画像データの消去を実質的に行う画像データ消
    去手段と、 上記記録モード設定手段による記録モード設定動作に応
    動して、上記未消去領域検出手段が画像データ未消去領
    域を検出し、上記画像データ消去手段が該検出された未
    検出領域中の画像データの実質的な消去動作が開始する
    ように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 上記画像記録装置は、所定の回線を介し
    て伝送される画像データを受信するための画像受信モー
    ドを設定する画像受信モード設定手段を更に備え、 上記制御手段は、上記画像受信モード設定手段による画
    像受信モード設定動作に応動して、上記未消去領域検出
    手段が画像データ未消去領域を検出し、上記画像データ
    消去手段が該検出された未消去領域中の画像データの実
    質的な消去動作を開始するように制御することを特徴と
    する請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 上記画像記録媒体が、当該装置本体に対
    して着脱自在に配設されるフラッシュメモリより構成さ
    れたカード状の媒体であることを特徴とする請求項1、
    または、請求項2記載の画像記録装置。
JP34132795A 1995-12-27 1995-12-27 画像記録装置 Expired - Fee Related JP3776493B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34132795A JP3776493B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 画像記録装置
US08/771,874 US6067398A (en) 1995-12-27 1996-12-23 Image recording apparatus
US10/152,250 USRE41155E1 (en) 1995-12-27 2002-05-21 Image recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34132795A JP3776493B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 画像記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09182010A true JPH09182010A (ja) 1997-07-11
JP3776493B2 JP3776493B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=18345204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34132795A Expired - Fee Related JP3776493B2 (ja) 1995-12-27 1995-12-27 画像記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6067398A (ja)
JP (1) JP3776493B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004061669A1 (ja) * 2003-01-06 2004-07-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 映像及び音声信号記録装置及び記録方法
JP2008199663A (ja) * 2008-04-25 2008-08-28 Nikon Corp デジタルカメラ
JP2008206194A (ja) * 2008-05-09 2008-09-04 Nikon Corp デジタルカメラ
JP2009017597A (ja) * 2008-10-02 2009-01-22 Nikon Corp デジタルカメラ
JP2009044760A (ja) * 2008-10-02 2009-02-26 Nikon Corp デジタルカメラ
DE102011007240A1 (de) 2010-04-15 2011-11-10 Denso Corporation Fahrzeugnavigationsvorrichtung
US8149295B2 (en) 2002-02-18 2012-04-03 Nikon Corporation Digital camera with external storage medium detector
CN103034509A (zh) * 2011-10-07 2013-04-10 株式会社电装 车载设备
US8681243B2 (en) 2002-01-11 2014-03-25 Nikon Corporation Digital camera

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10285526A (ja) * 1997-04-03 1998-10-23 Konica Corp デジタルスチルカメラ
JP3685382B2 (ja) * 1999-05-25 2005-08-17 日本ビクター株式会社 映像情報記録装置
JP2001312410A (ja) * 2000-05-01 2001-11-09 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体
JP4487383B2 (ja) 2000-05-01 2010-06-23 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体
JP4730571B2 (ja) * 2000-05-01 2011-07-20 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体
JP2001312730A (ja) 2000-05-01 2001-11-09 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体
JP4431918B2 (ja) * 2000-05-01 2010-03-17 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および記録媒体
US7406548B2 (en) * 2004-03-26 2008-07-29 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Systems and methods for responding to a data transfer
US20050248663A1 (en) * 2004-05-05 2005-11-10 James Owens Systems and methods for responding to a data transfer
JP2010181397A (ja) * 2009-01-07 2010-08-19 Fujitsu Ten Ltd カーナビゲーション装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4855779A (en) * 1986-11-19 1989-08-08 Minolta Camera Kubushiki Kaisha Camera system
EP0336317B1 (en) * 1988-04-08 1995-07-19 Fuji Photo Film Co., Ltd. Electronic still camera capable of selecting recording media
US5857059A (en) * 1991-10-31 1999-01-05 Canon Kabushiki Kaisha Information recording apparatus
TW301101B (ja) * 1994-11-17 1997-03-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd
US5617407A (en) * 1995-06-21 1997-04-01 Bareis; Monica M. Optical disk having speech recognition templates for information access

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8681243B2 (en) 2002-01-11 2014-03-25 Nikon Corporation Digital camera
US8659677B2 (en) 2002-02-18 2014-02-25 Nikon Corporation Digital camera with external storage medium detector
US8149295B2 (en) 2002-02-18 2012-04-03 Nikon Corporation Digital camera with external storage medium detector
WO2004061669A1 (ja) * 2003-01-06 2004-07-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 映像及び音声信号記録装置及び記録方法
JP4715862B2 (ja) * 2008-04-25 2011-07-06 株式会社ニコン デジタルカメラ
JP2008199663A (ja) * 2008-04-25 2008-08-28 Nikon Corp デジタルカメラ
JP2008206194A (ja) * 2008-05-09 2008-09-04 Nikon Corp デジタルカメラ
JP4600517B2 (ja) * 2008-05-09 2010-12-15 株式会社ニコン デジタルカメラ
JP4600564B2 (ja) * 2008-10-02 2010-12-15 株式会社ニコン デジタルカメラ
JP4600565B2 (ja) * 2008-10-02 2010-12-15 株式会社ニコン デジタルカメラ
JP2009044760A (ja) * 2008-10-02 2009-02-26 Nikon Corp デジタルカメラ
JP2009017597A (ja) * 2008-10-02 2009-01-22 Nikon Corp デジタルカメラ
DE102011007240A1 (de) 2010-04-15 2011-11-10 Denso Corporation Fahrzeugnavigationsvorrichtung
CN103034509A (zh) * 2011-10-07 2013-04-10 株式会社电装 车载设备
CN103034509B (zh) * 2011-10-07 2015-12-16 株式会社电装 车载设备

Also Published As

Publication number Publication date
US6067398A (en) 2000-05-23
JP3776493B2 (ja) 2006-05-17
USRE41155E1 (en) 2010-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3776493B2 (ja) 画像記録装置
US10009573B2 (en) Image recording apparatus, dynamic image processing apparatus, dynamic image reproduction apparatus, dynamic image recording apparatus, information recording/reproduction apparatus
US6914625B1 (en) Method and apparatus for managing image categories in a digital camera to enhance performance of a high-capacity image storage media
US6871009B1 (en) Image storage system, image storage method and storage medium
JP4281174B2 (ja) データ記録再生装置、データ記録再生方法、データ記録再生システム及びデータ記録再生プログラムを提供するプログラム提供媒体
US20120243847A1 (en) Image playback apparatus, image recording apparatus, and methods thereof
JPH11112927A (ja) ディジタルカメラ
US6625626B1 (en) Recording apparatus and recording method, reproducing apparatus and reproducing method, and recording medium
JPH04307644A (ja) メモリカードの記憶管理方式
US20020149676A1 (en) Digital camera, digital camera control apparatus, digital camera system, digital camera control method, and medium
JP4543641B2 (ja) 記録装置、記録方法、撮像装置および撮像方法
JPH05233771A (ja) 画像情報再生装置
JP2002135711A (ja) 電子カメラ装置および記録媒体
US7760608B2 (en) Reproducing apparatus
KR20060045500A (ko) 데이터 기록 장치
JP4124878B2 (ja) 画像記録装置及び方法
JP3831472B2 (ja) 電子スチルカメラの消去動作制御装置
JPH1050084A (ja) メモリ制御装置およびメモリアクセス方法
JPH0540620Y2 (ja)
KR100300301B1 (ko) 데이터기억장치
JP2003271424A (ja) ファイル管理装置およびこれを備えた録画再生装置
JPH11136613A (ja) 画像記録装置および方法
JPH08235830A (ja) 情報記憶装置
JP2000260120A (ja) 電子アルバム装置
JPH08205069A (ja) 電子スチルカメラおよび該電子スチルカメラのメモリ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050912

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060223

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees