JP2003323055A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003323055A
JP2003323055A JP2002128363A JP2002128363A JP2003323055A JP 2003323055 A JP2003323055 A JP 2003323055A JP 2002128363 A JP2002128363 A JP 2002128363A JP 2002128363 A JP2002128363 A JP 2002128363A JP 2003323055 A JP2003323055 A JP 2003323055A
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bias
roller
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Application number
JP2002128363A
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English (en)
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Sueaki Okamoto
季明 岡本
Ryuji Watariki
龍司 渡木
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Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙を転写ローラに静電吸着させる機構の
製造コストを低減すると共に、画像転写終了後に記録紙
搬送ベルトから記録紙を分離し易くする。 【解決手段】 転写ローラにバイアス電圧を印加すると
共に、従動ローラにバイアス電圧を印加する転写バイア
ス部と、記録紙先端位置を検出する紙位置検出手段とを
備え、記録紙先端の位置が従動ローラと吸着ローラとの
対向位置を所定量通過した時に(S1でYES)、転写
バイアス部によるバイアス電圧印加を開始させ(S
2)、記録紙先端が画像転写位置に所定距離まで接近し
た時に(S4でYES)、転写バイアス部によるバイア
ス電圧印加を停止させ(S5)、記録紙先端が画像転写
位置を所定量通過した時に(S6でYES)、転写バイ
アス部がバイアス電圧を印加する(S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式を用いた複写
機,プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装置が提案さ
れており、例えば、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラ
ックの各色毎に感光体(像担持体)が並設され、各感光
体から各色のトナー像を記録紙搬送ベルト上の記録紙に
順次転写してフルカラー画像を形成するタンデム方式の
カラー画像形成装置が実用化されている。この画像形成
装置の場合、記録紙上にカラー画像を形成するためには
各感光体から記録紙にトナー画像を精度良く重ねて転写
しなければならないので、各感光体に対して記録紙を精
度良く搬送する必要がある。そのため、これら感光体の
上流側に配置されている記録紙搬送ベルト及び記録紙搬
送ベルト回転駆動用の従動ローラに対向する位置に吸着
ローラを配設し、この吸着ローラが記録紙に付与する電
荷による静電吸着力によって、記録紙を記録紙搬送ベル
トに吸着させ、記録紙搬送ベルトが記録紙を吸着保持し
た状態で各感光体まで搬送するようにした構成が採られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の画像形成装置の
場合、記録紙を記録紙搬送ベルトに静電吸着させるため
に必要な電荷を記録紙に付与するには、吸着ローラに約
1kv〜数kvものバイアスを印加する必要があるので、吸
着ローラにバイアスを印加するための吸着バイアス印加
手段として大容量の高圧トランスを備えていなければな
らなかった。そのため、記録紙を記録紙搬送ベルトに静
電吸着させるための機構の製造コストが高くなってい
た。
【0004】また、記録紙搬送ベルトが感光体下流側の
駆動ローラを通過した地点には、記録紙を記録紙搬送ベ
ルトから剥離するための分離爪が配設されているが、記
録紙が薄く腰の弱い場合には、記録紙が駆動ローラ地点
に差し掛かっても紙の弾性力が静電吸着力に負けてしま
い記録紙搬送ベルトから離れ難くなるため、分離不良を
起こすことも考えられる。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、記録紙を転写ローラに静電吸着
させる機構の製造コストを低減すると共に、画像転写終
了後に記録紙搬送ベルトから記録紙を分離し易くした画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、表面にトナー画像を担持す
る像担持体と、記録紙搬送方向の下流側に配置された下
流側ローラと、上流側に配置された上流側ローラの間に
張架され、記録紙を保持して像担持体に搬送するために
無端回転する記録紙搬送ベルトと、記録紙搬送ベルトを
挟んで上流側ローラに対向して配設され、記録紙を記録
紙搬送ベルトに静電吸着させる吸着手段と、像担持体表
面のトナー画像を記録紙搬送ベルトに保持された記録紙
に転写させる転写手段と、前記転写手段にバイアス電圧
を印加すると共に、前記従動ローラ又は前記吸着手段の
一方にバイアス電圧を印加する転写バイアス印加手段
と、前記記録紙搬送ベルトによって搬送される記録紙の
先端位置を検出する紙位置検出手段と、前記紙位置検出
手段によって記録紙先端の位置が前記上流側ローラと吸
着手段との対向位置を所定量通過したことが検出された
時に前記転写バイアス印加手段によるバイアス印加を開
始させ、前記紙位置検出手段によって記録紙先端が前記
転写手段による画像転写位置に所定距離まで接近したこ
とが検出された時に前記転写バイアス印加手段によるバ
イアス電圧の印加を停止させ、前記紙位置検出手段によ
って記録紙先端が前記転写手段による画像転写位置を所
定量通過したことが検出された時に前記転写バイアス印
加手段がバイアス電圧を印加するようにバイアス電圧印
加タイミング制御を行う制御手段とを備えたものであ
る。
【0007】この構成によれば、記録紙を転写材搬送体
に静電吸着させるために必要なバイアス電圧を転写バイ
アス印加手段から上流側ローラ又は吸着手段に印加する
ようにしたので、記録紙を転写材搬送体に静電吸着させ
るために必要なバイアスを印加するために大容量の高圧
トランスを備える必要をなくすことができる。
【0008】また、前記上流側ローラと吸着手段との対
向位置、及び転写手段の画像転写位置に記録紙先端が近
づいたときは、転写バイアス印加手段によるバイアス印
加を停止させて記録紙先端部分に電荷を付与しないよう
にしているので、記録紙先端部分には記録紙搬送ベルト
への静電吸着力が発生しない。これにより、記録紙先端
部分は記録紙搬送ベルトに吸着されず浮いた状態にな
り、画像転写後に記録紙先端部分と記録紙搬送ベルトと
の間に分離爪等を確実に差し入れることができるので、
記録紙搬送ベルトから記録紙を分離し易くなる。
【0009】その一方、記録紙先端が前記上流側ローラ
と吸着手段との対向位置を所定量通過た後、及び記録紙
先端が転写手段の画像転写位置を所定量通過した後に
は、記録紙に対してバイアスを印加しているので、記録
紙の記録紙搬送ベルトへの静電吸着力が確保されると共
に、記録紙への画像転写に支障を生じないようにするこ
とが可能である。
【0010】なお、記録紙先端が転写手段の画像転写位
置に接近した時に転写手段へのバイアス印加を停止させ
ると、これと同時に上流側ローラ又は吸着手段へのバイ
アス印加も停止することになるが、上記バイアス印加を
停止してからバイアス印加を再開するまでに記録紙が通
過する量、すなわち上記の所定量を、記録紙マージン範
囲内に設定する等、短い距離に設定することによって、
紙搬送に支障を生じるほど記録紙の記録紙搬送ベルトへ
の静電吸着力が低下しないようにすること、及び記録紙
への画像転写に支障が生じないようにすることができ
る。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の画像形成装置において、前記上流側ローラ又は
吸着手段のうち、前記転写バイアス印加手段によってバ
イアス電圧が印加されていない方の部材にバイアス電圧
を印加するための第2バイアス印加手段を配設し、前記
制御手段は、前記記録紙の先端が前記転写手段による画
像転写位置に所定距離まで接近してから当該画像転写位
置を所定量通過するまで前記転写バイアス印加手段によ
るバイアス電圧の印加を停止させている間、前記第2バ
イアス印加手段によるバイアス電圧印加の出力を増加さ
せるものである。
【0012】記録紙先端が転写手段の画像転写位置に接
近した時に転写手段へのバイアス印加を停止させると、
上流側ローラ又は吸着手段へのバイアス電圧印加も停止
することになり、当該上流側ローラ又は吸着手段が記録
紙に付与する電荷の量が低下するが、上記構成では、こ
の時に第2バイアス印加手段のバイアス電圧印加の出力
を増加させるため、当該電荷付与量の低下を補って静電
吸着力の減少を補償することが可能になる。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記記録
紙の厚さを検知する紙厚さ検知手段を更に備え、前記制
御手段は、前記紙厚さ検知手段によって記録紙の厚さが
所定値以下であると検知された時に前記バイアス電圧印
加タイミング制御を行うものである。
【0014】この構成によれば、紙厚さ検知手段によっ
て検知される記録紙の厚さに応じて上記バイアス電圧印
加タイミング制御を行う否かを切り換えるので、記録紙
の厚さが薄く、記録紙の弾性力が静電吸着力に負けてし
まい、記録紙が下流側ローラ付近に差し掛かっても記録
紙搬送ベルトから分離し難い場合(すなわち、上記バイ
アス印加タイミング制御が必要となる場合)にのみ上記
バイアス印加タイミング制御を行うようにすることがで
きる。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置におい
て、前記制御手段は、前記転写手段によるトナー画像転
写が記録紙の全面に対して行われる場合には、前記バイ
アス電圧印加タイミング制御を行わないものである。
【0016】上記バイアス印加タイミング制御を行う
と、記録紙先端が転写手段の画像転写位置に所定距離ま
で接近した時から当該画像転写位置を所定量通過するま
では転写手段に転写バイアスが印加されないため、記録
紙上に画像を転写しない領域が発生するが、上記構成に
よれば、トナー画像転写が記録紙の全面に対して行われ
る場合にはバイアス印加タイミング制御を行わず、記録
紙上に画像転写が行われない領域を発生させないように
するので、上記バイアス印加タイミング制御によって印
刷に支障が生じることがない。
【0017】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置におい
て、前記像担持体、転写手段及び転写バイアス印加手段
が複数設けられ、これら複数の転写バイアス印加手段の
いずれかから前記上流側ローラ又は吸着手段の一方にバ
イアス電圧が印加されるように構成され、前記制御手段
は、前記紙位置検出手段によって記録紙先端が前記各転
写手段の画像転写位置に所定距離まで接近したことが検
出された時に、当該転写手段の転写バイアス印加手段に
バイアス電圧印加を停止させ、前記紙位置検出手段によ
って記録紙先端が前記各転写手段の画像転写位置を所定
量通過したことが検出された時に、当該転写手段の転写
バイアス印加手段にバイアス電圧を印加させるものであ
る。
【0018】この構成によれば、画像形成装置に備えら
れる複数の転写手段の各々の画像転写位置に記録紙先端
が差し掛かった時には、その転写手段へのバイアス電圧
印加を停止し、記録紙先端が当該画像転写位置を所定量
通過してからバイアス電圧印加を再開するので、例え
ば、カラー印刷を行うために複数の像担持体及び転写手
段等によって画像形成する場合であっても、記録紙先端
が記録紙搬送ベルトに吸着されないようにして、記録紙
を記録紙搬送ベルトから分離させ易くすることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は
本発明に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す模式
図である。図1に示すように、プリンタ(画像形成装置
の一例)1では、プリンタ本体2内にシアン,マゼン
タ,イエロー,ブラックの各色用にそれぞれ現像装置3
が備えられている。それぞれの現像装置3においては、
a−Si(アモルファスシリコン)等からなる感光体ド
ラム(像担持体)4が備えられ、図中の矢印方向に回転
するようになっている。この感光体ドラム4が帯電部5
によって一様に帯電され、外部PC(パーソナルコンピ
ュータ)等から入力された原稿画像データに基づくLE
D光が露光部(LEDプリントヘッドユニット等)6か
ら感光体ドラム4の表面上に照射されて静電潜像が形成
され、この静電潜像にトナーが付着してトナー像が形成
される。このトナーの供給はトナー供給容器7C,7
M,7Y,7Bからそれぞれ行われる。これら各色用に
感光体ドラム4が並設されている下方には記録紙搬送ベ
ルト8が配設されている。記録紙搬送ベルト8は転写ロ
ーラ(転写手段)9によって各感光体ドラム4に押し付
けられた状態とされ、不図示のモータ等によって回転駆
動される駆動ローラ(本実施形態では下流側ローラ)1
0と、この駆動ローラ10によって無端回転される記録
紙搬送ベルト8に従って回転する従動ローラ(本実施形
態では上流側ローラ)11とによって感光体ドラム4の
回転方向の順方向に回転されるようになっている。
【0020】そして、給紙機構12から記録紙搬送路1
3を経由して記録紙搬送ベルト8側に記録紙が搬送され
ていき、レジストローラ17によって各感光体ドラム4
及び転写ローラ9等による画像転写動作と給紙動作のタ
イミングが調整される。当該タイミングの調整後、レジ
ストローラ17が回転駆動されて記録紙が感光体ドラム
4と記録紙搬送ベルト8との間に搬送される。記録紙が
各感光体ドラム4と記録紙搬送ベルト8との間を搬送さ
れていく間に各感光体ドラム4表面の各色のトナー像が
次々に記録紙に転写される。全ての感光体ドラム4によ
ってトナー像が転写された記録紙は定着ローラ対14に
搬送されてトナー像が定着され、カラー画像が形成され
る。定着ローラ対14を通過した記録紙は記録紙搬送路
15に送られ、排出部16から排出される。なお、上記
の各感光体ドラム4には、感光体ドラム4上の残留トナ
ー等を除去するクリーニング機構21が備えられてい
る。
【0021】また、各色用の画像形成ユニット(感光体
ドラム4,帯電部5,露光部6,現像装置3,転写ロー
ラ9等)の中で最も上流側に配置されたシアン用の画像
形成ユニットの更に上流側には、記録紙を記録紙搬送ベ
ルト8に静電吸着させる吸着ローラ(吸着手段)18が
設けられている。この吸着ローラ18は記録紙搬送ベル
ト8及び従動ローラ11に対向する位置に、記録紙搬送
ベルト8を介して従動ローラ11に当接するように設け
られている。
【0022】図2は上記プリンタ1の概略構成の一例を
示すブロック図である。プリンタ1には、プリンタ1全
体の制御を司る制御部(制御手段)110が備えられて
いる。制御部110には、装置全体の動作プログラム等
を記憶したROM112が接続され、画像データ等を一
時的に格納すると共に作業領域として機能するRAM1
13が接続されている。また、制御部110には、各色
用の画像形成ユニット20C,20M,20Y,20B
が接続されており、制御部110は、各画像形成ユニッ
ト20C,20M,20Y,20Bに備えられている帯
電部5、露光部6、及び現像装置3と、感光体ドラム4
上のトナー像を記録紙に転写するために転写ローラ9に
転写バイアス電圧を印加する転写バイアス部(転写バイ
アス印加手段)114と、感光体ドラム4の駆動源であ
るドラムモータ115とを制御するようになっている。
なお、図2では、イエロー,マゼンタ,シアン用の各画
像形成ユニットを1つの画像形成ユニットで示している
が、実際には各色用にそれぞれの画像形成ユニットが制
御部110に接続されて制御されるようになっている。
【0023】シアン用の画像形成ユニット20Cに備え
られている転写バイアス部114は、転写ローラ9に転
写バイアス電圧を印加すると共に、従動ローラ11にも
吸着バイアス電圧を印加するようになっている。
【0024】制御部110には、記録紙を記録紙搬送ベ
ルト8に静電吸着させるための電荷を記録紙に付与する
ために必要なバイアスを吸着ローラ18に印加する吸着
ローラバイアス部(第2バイアス印加手段)116が接
続されている。
【0025】記録紙搬送ベルト8を走行させる駆動ロー
ラ10の駆動源であるベルトローラモータ117も制御
部110に制御される。さらに、制御部110には、ユ
ーザからの印刷指示等が入力される操作パネル118が
接続されると共に、インタフェイス119を介してPC
(パソコン)120と接続されている。プリンタ1はこ
のPC120から入力される画像データに基づいて画像
形成を行う。
【0026】また、制御部110には、給紙機構12か
ら記録紙搬送路13を経由して記録紙を記録紙搬送ベル
ト8へ搬送するための搬送ローラ等を回転駆動する用紙
搬送モータ121が接続される。なお、吸着ローラ18
は、記録紙搬送ベルト8に対して従動するか、又は従動
ローラ11からギアを介して伝達される駆動力で回転駆
動するようになっている。さらに、制御部110には、
レジストローラ17(図1)を回転駆動するレジストモ
ータ123と、レジストローラ17の手前に配設された
フォトインタラプタ等で構成されるレジストセンサ12
4と、タイマ125とが接続されている。レジストセン
サ124は、記録紙先端がレジストローラ17の位置に
あることを検出するものであり、タイマ125はレジス
トモータ123が駆動されてからの時間経過を計測する
ようになっている。かかるタイマ125による時間経過
の計測と、レジストローラ17及び駆動ローラ10の回
転速度等とに基づいて、吸着ローラ及び各色用の画像形
成ユニットに搬送される記録紙の先端位置を検出するよ
うになっている。よって、タイマ125及び制御部11
0等が特許請求の範囲に記載した紙位置検出手段に相当
する。
【0027】図3は各転写ローラ9及び吸着ローラ18
に転写バイアス部114及び吸着ローラバイアス部11
6からバイアスを印加する構成の一例を示すブロック図
である。本発明に係るプリンタ1では、各色用の転写ロ
ーラ9についてそれぞれ転写バイアス部114が設けら
れ、これらとは別個に吸着ローラバイアス部116が設
けられているが、シアン用の転写バイアス部114は、
転写ローラ9に印加するバイアスを分岐して従動ローラ
11にもバイアスを印加するようになっている。このシ
アン用の転写バイアス部114は、従動ローラ11に対
して、転写ローラ9に印加するバイアスと同極性のバイ
アス(例えば、約−1.5kv〜−2.0kv)を印加する。記録
紙搬送ベルト8を介して従動ローラ11に当接対向して
いる吸着ローラ18側には、吸着ローラバイアス部11
6から当該転写バイアスと逆極性のバイアスを印加する
ようになっている。
【0028】この場合、吸着ローラバイアス部116か
ら吸着ローラ18に印加するバイアスは僅かなもので足
りる(上記のように従動ローラ11に約−1.5kv〜−2.0
kvのバイアスを印加する場合は、吸着ローラ18に印加
するバイアスは約+500v程度で足りる)。このように本
構成では、記録紙を記録紙搬送ベルト8に吸着させるた
めに記録紙に電荷を付与する高圧トランスとして転写バ
イアス部114を用いているので、吸着ローラバイアス
部116は低容量の高圧トランスで足りる。なお、転写
バイアス部114による従動ローラ11への転写バイア
ス印加のみで所定の静電吸着力が得られる場合は、吸着
ローラ18には吸着バイアスの印加が不要となり接地す
るだけで充分になる。
【0029】次に、本発明に係るプリンタ1における吸
着バイアス及び転写バイアス印加のタイミング制御につ
いて説明する。図4は吸着バイアス及び転写バイアス印
加のタイミング制御における処理の流れを示すフローチ
ャート、図5は吸着バイアス及び転写バイアス印加のタ
イミングチャートである。本発明に係るプリンタ1で
は、画像転写終了後に記録紙搬送ベルト8から記録紙を
分離し易くするために、以下のように吸着バイアス及び
転写バイアスの印加タイミングを制御する。
【0030】記録紙が給紙機構12から記録紙搬送路1
3を通じてレジストローラ17まで搬送され、レジスト
センサ124により記録紙先端が検出されると、レジス
トセンサ124からの出力信号に基づき用紙搬送モータ
121の駆動が停止され、記録紙搬送が一旦停止され
る。
【0031】そして、画像形成ユニット20C,20
M,20Y,20Bによる画像形成動作とのタイミング
を取った後にレジストモータ123が駆動されてレジス
トローラ17が回転駆動される。このレジストローラ1
7が駆動開始された時点t0からタイマ125によって時
間経過が計測される。当該タイマ125による時間計測
と、レジストローラ17及び駆動ローラ10の回転速度
等により記録紙搬送距離を検出し、当該時点t0からの時
間経過に基づいて当該バイアス印加タイミング制御を行
う。
【0032】記録紙先端が吸着ローラ18との接点(吸
着ローラ18と従動ローラ11との当接対向位置)に到
達する時間t1を過ぎ、記録紙先端が吸着ローラ18との
接点を所定量通過する時間t2が計測されると(S1でY
ES)、シアン用の転写バイアス部114によってシア
ン用の転写ローラ9(第1転写ローラ)及び従動ローラ
11にバイアスを印加し(S2)、これと同時に吸着ロ
ーラバイアス部116によって吸着ローラ18にバイア
スを印加する(S3)。当該「所定量」は、S2及びS
3で従動ローラ11及び吸着ローラ18にバイアスを印
加しても記録紙先端に電荷が付与されない程度の距離を
さす。
【0033】次に記録紙搬送ベルト8によって記録紙先
端が第1転写ローラ、即ち、シアン用の転写ローラ9と
の接点(画像転写位置)に所定距離まで接近する時間t3
が計測されると(S4でYES)、第1転写ローラ及び
従動ローラ11へのバイアス印加を停止する(S5)。
上記「所定距離」は、記録紙先端が上記転写ローラ9と
の接点に到達する直前に第1転写ローラ及び従動ローラ
11へのバイアス印加を停止することによって、当該記
録紙先端に第1転写ローラからの電荷付与を回避するに
足りる距離をさす。但し、第1転写ローラへのバイアス
印加を停止すると、同時に従動ローラ11へのバイアス
印加も停止することになり、記録紙を記録紙搬送ベルト
8に吸着させるために必要な電荷を記録紙に付与しない
ことになるので、できるだけ短い距離であることが望ま
しい。
【0034】そして、記録紙先端が第1転写ローラとの
接点を所定量通過する時間t4が計測されると(S6でY
ES)、第1転写ローラ及び従動ローラ11へのバイア
ス印加を再開する(S7)。このS6における「所定
量」は、第1転写ローラにバイアスを印加しても記録紙
先端に電荷が付与されない程度の距離であると共に、記
録紙先端が第1転写ローラとの接点を通過してから、当
該接点に記録紙上における画像転写領域が差し掛かるま
での領域の範囲内、例えば、記録紙端部のマージン領域
内などであることを要する。上記S5における転写バイ
アス印加の停止によって画像転写に不具合が生じること
を避けるためである。
【0035】記録紙搬送ベルト8により記録紙が搬送さ
れて行き、記録紙後端が吸着ローラ18との接点を通過
する時間t5が計測されると(S8でYES)、吸着ロー
ラバイアス部116による吸着ローラ18へのバイアス
印加を停止する(S9)。さらに記録紙が搬送されてい
き、記録紙後端が第1転写ローラとの接点を通過する時
間t6が計測されると(S10でYES)、第1転写ロー
ラ及び従動ローラ11へのバイアス印加を停止する(S
11)。以上の処理は、第2枚目以降の記録紙に対して
も同様に行う。
【0036】上記バイアス印加タイミング制御と並行し
て、マゼンタ,イエロー,ブラック用の各転写ローラ9
(それぞれ第2転写ローラ,第3転写ローラ,第4転写
ローラと称する)に対する転写バイアス印加タイミング
制御も行われる。図6は当該転写バイアス印加タイミン
グ制御における処理の流れを示すフローチャートであ
る。画像転写終了後における記録紙搬送ベルト8からの
記録紙の分離を容易化するために、第1,第2,第3転
写ローラのそれぞれに対する転写バイアス印加について
も、以下のようにバイアス印加のタイミングを制御する
(図6及び先の図5を用いて説明する)。
【0037】記録紙先端が記録紙搬送方向の最上流側に
配設されている第1転写ローラ(シアン用の転写ローラ
9)との接点を通過して、記録紙先端が第2転写ローラ
との接点(画像転写位置)を所定量通過する時間t7が計
測されると(S21でYES)、第2転写ローラへの転
写バイアス印加を開始する(S22)。この「所定量」
とは、図4のS6における「所定量」と同義であり、記
録紙先端が第2転写ローラとの接点を通過してから、当
該接点に記録紙上における画像転写領域が差し掛かるま
での領域の範囲内(記録紙端部のマージン領域内など)
をさす。
【0038】記録紙が更に搬送されていき、記録後端が
第2転写ローラとの接点を通過する時間t8が計測される
と(S23でYES)、当該第2転写ローラへの転写バ
イアス印加を停止する(S24)。更に記録紙が搬送さ
れていき、記録紙先端が第3,第4転写ローラのそれぞ
れの接点に差し掛かったときにも同様にして転写バイア
スの印加タイミング制御を行う。
【0039】次に、上記吸着バイアス及び転写バイアス
印加のタイミング制御の他の例について説明する。図7
は当該吸着バイアス及び転写バイアス印加のタイミング
制御における処理の流れを示すフローチャートである。
上記図4に示したバイアス印加タイミング制御では、上
述したように、S5において第1転写ローラへのバイア
ス印加を停止すると、同時に従動ローラ11へのバイア
ス印加も停止することになり、記録紙を記録紙搬送ベル
ト8に吸着させるために必要な電荷を記録紙に付与しな
いことになる。そのため、本例によるバイアス印加タイ
ミング制御では、この第1転写ローラへのバイアス印加
を停止した時には、同時に吸着ローラ18に印加するバ
イアスの出力を増加させるようにする(図7のS3
6)。これにより、上記従動ローラ11へのバイアス印
加を停止したことによる電荷付与量の低下を補って、静
電吸着力の減少を補償するようにする。
【0040】これに対応して、記録紙先端が第1転写ロ
ーラとの接点を所定量通過して(S37でYES)、第
1転写ローラ及び吸着ローラへのバイアス印加を再開し
たときには(S38)、S36における吸着ローラ18
への印加バイアス出力増加分を低下させるようにする
(S39)。
【0041】また、印刷条件に応じて上記バイアス印加
タイミング制御を行うか否かを決定するようにしてもよ
い。図8は当該印刷条件に応じたバイアス印加制御を行
う場合の処理を示すフローチャートである。例えば、記
録紙搬送路13等に記録紙厚さの検出が可能な光センサ
等(紙厚さ検知手段)を設ける等によって、印刷に使用
する記録紙の厚さが所定値以下、すなわち、記録紙の厚
さが薄く、記録紙が画像形成装置像転写を終えて駆動ロ
ーラ10のカーブ付近に差し掛かっても、記録紙の弾性
力(腰の強さ)が静電吸着力に負けて記録紙搬送ベルト
8から分離し難いことが想定されるほどの紙厚さの場合
(S51でYES)、及び、記録紙の全面に転写を行わ
ない場合(S52でNO)にのみ、上記バイアス印加タ
イミング制御を行うようにしてもよい(S53)。
【0042】この場合、記録紙の厚さが厚く、記録紙の
弾性力によって画像転写後に記録紙搬送ベルト8から記
録紙が離れ易いとき、すなわち、上記印加タイミング制
御が不要であるときには、上記印加タイミング制御を行
わない通常通りのバイアス印加を行う(S54)。ま
た、記録紙の全面に画像転写を行う場合には記録紙先端
から転写バイアスを印加する通常通りのバイアス印加を
行い(S54)、記録紙上に画像転写が行われない領域
を発生させないようにして、上記バイアス印加タイミン
グ制御によって印刷に支障(画像転写が必要であるにも
拘わらず画像転写が行われない事態)が生じないように
する。
【0043】このように、本実施形態のプリンタ1によ
れば、記録紙を記録紙搬送ベルト8に静電吸着させるた
めに必要なバイアスを転写バイアス部114から従動ロ
ーラ1に印加するようにしたので、記録紙を記録紙搬送
ベルトに静電吸着させるために必要なバイアスを印加す
るために大容量の高圧トランスを備える必要がない。
【0044】すなわち、転写バイアス部114を利用し
て従動ローラ11に高圧のバイアス印加を行うため、従
動ローラ11に対向して配設される吸着ローラ18側に
は高圧のバイアスを印加する必要がなくなり、吸着ロー
ラ18側には低容量の高圧トランスを用いれば足りる。
そのため、当該静電吸着機構の製造コストが低減され
る。
【0045】本発明は上記実施の形態の構成に限られず
種々の変形が可能である。図9は各転写ローラ9及び吸
着ローラ18に転写バイアス部114からバイアスを印
加する構成の他の例を示すブロック図である。この構成
では、シアン用の転写バイアス部114が転写ローラ9
に印加するバイアスを分岐して吸着ローラ18に同極性
のバイアスを印加することによって記録紙に吸着用の電
荷を付与するようにしている。この場合は、従動ローラ
11に印加する吸着バイアスは高電圧である必要がない
ので、従動ローラ11は低容量の高圧トランスを具備し
ていれば充分である。さらに、吸着ローラ18への転写
バイアス印加のみで所定の静電吸着力が得られるなら
ば、従動ローラ11には吸着バイアスの印加は不要とな
り接地するだけで充分である(図9には従動ローラ11
を接地する構成を図示)。
【0046】また、上記各実施形態では、シアン用の転
写バイアス部114が従動ローラ11又は吸着ローラ1
8に吸着バイアスを印加するようにしているが、ブラッ
ク,イエロー,又はマゼンタ用の転写バイアス114が
従動ローラ11又は吸着ローラ18に吸着バイアスを印
加する構成としてもよい。
【0047】また、上記各実施形態では、複数の画像形
成ユニットを備えたプリンタ1におけるバイアス印加タ
イミング制御を示したが、画像形成ユニット(又は感光
体ドラム4)を1つだけ備えたプリンタにおいて当該バ
イアス印加タイミング制御を行うことも可能である。
【0048】また、上記実施形態では、紙位置検出手段
をタイマ125及び制御部110等で構成しているが、
他の構成、例えば、吸着ローラ18及び各転写ローラ9
(感光体ドラム4)の近傍に設けた光センサ等によって
記録紙の位置を検出し、制御部110に送るような構成
であってもよい。
【0049】また、上記各実施形態では、吸着ローラ1
8によってバイアスを印加するようにしているが、針電
極やチャージャ等の他の手段によってバイアスを印加し
てもよい。
【0050】なお、上記各実施形態では、画像形成装置
の一例としてプリンタを示しているが、コピー機,ファ
クシミリ等の他の画像形成装置であってもよいことは勿
論である。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、前記上流
側ローラと吸着手段との対向位置,及び転写手段の画像
転写位置に記録紙先端が近づいたときは、転写バイアス
印加手段によるバイアス電圧印加を停止させて記録紙先
端部分に電荷を付与しないようにしているので、記録紙
先端部分には記録紙搬送ベルトへの静電吸着力が発生し
ない。これにより、記録紙先端部分は記録紙搬送ベルト
に吸着されず浮いた状態になり、画像転写後に記録紙先
端部分と記録紙搬送ベルトとの間に分離爪等を確実に差
し入れることが可能になるので、記録紙搬送ベルトから
記録紙を分離し易くなる。
【0052】その一方、記録紙先端が前記上流側ローラ
と吸着手段との対向位置を所定量通過た後、及び記録紙
先端が転写手段の画像転写位置を所定量通過した後に
は、記録紙に対してバイアス電圧を印加しているので、
記録紙の記録紙搬送ベルトへの静電吸着力が確保される
と共に、記録紙への画像転写に支障を生じないようにす
ることが可能である。
【0053】また、上流側ローラ又は吸着手段のうち、
転写バイアス印加手段によってバイアス電圧が印加され
ていない方の部材にバイアス電圧を印加するための第2
バイアス印加手段を配設し、制御手段が、記録紙の先端
が転写手段による画像転写位置に所定距離まで接近して
から当該画像転写位置を所定量通過するまで転写バイア
ス印加手段によるバイアス電圧印加を停止させている
間、第2バイアス印加手段によるバイアス電圧印加の出
力を増加させるように構成した場合は、転写バイアス印
加手段のバイアス電圧印加を停止することで低下した記
録紙への電荷付与量を、第2バイアス印加手段のバイア
ス電圧印加の出力を増加させることによって補うことが
でき、静電吸着力の減少を補償することが可能になる。
【0054】また、記録紙の厚さに応じてバイアス電圧
印加タイミング制御を行う否かを切り換えるようにすれ
ば、記録紙の厚さが薄く、記録紙の弾性力が静電吸着力
に負けてしまって、記録紙が下流側ローラ付近に差し掛
かっても記録紙搬送ベルトから分離し難いような場合
(すなわち、上記バイアス電圧印加タイミング制御が必
要となる場合)にのみ上記バイアス電圧印加タイミング
制御を行うようにすることができる。
【0055】また、トナー画像転写が記録紙の全面に対
して行われる場合には上記バイアス電圧印加タイミング
制御を行わないようにすれば、記録紙上に画像転写が行
われない領域が発生しないので、上記バイアス電圧印加
タイミング制御によって印刷に支障が生じることがな
い。
【0056】また、像担持体、転写手段及び転写バイア
ス印加手段が複数設けられ、これら複数の転写バイアス
印加手段のいずれかから上流側ローラ又は吸着手段の一
方にバイアス電圧が印加されるように構成され、制御手
段が、紙位置検出手段によって記録紙先端が各転写手段
の画像転写位置に所定距離まで接近したことが検出され
た時に、当該転写手段の転写バイアス印加手段にバイア
ス電圧印加を停止させ、紙位置検出手段によって記録紙
先端が前記各転写手段の画像転写位置を所定量通過した
ことが検出された時に、当該転写手段の転写バイアス印
加手段にバイアス電圧を印加させるように構成した場合
は、複数の転写手段の各々の画像転写位置に記録紙先端
が差し掛かった時には、その転写手段へのバイアス電圧
印加を停止し、記録紙先端が当該画像転写位置を所定量
通過してからバイアス電圧印加を再開するので、例え
ば、カラー印刷を行うために複数の像担持体及び転写手
段等によって画像形成する場合であっても、記録紙先端
が記録紙搬送ベルトに吸着されないようにして、記録紙
を記録紙搬送ベルトから分離させ易くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成の一例を
示す模式図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の概略構成の一例を
示すブロック図である。
【図3】各転写ローラ及び吸着ローラに転写バイアス部
及び吸着ローラバイアス部からバイアスを印加する構成
の一例を示すブロック図である。
【図4】吸着バイアス及び転写バイアス印加のタイミン
グ制御における処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図5】吸着バイアス及び転写バイアス印加のタイミン
グチャートである。
【図6】第2転写ローラ,第3転写ローラ,第4転写ロ
ーラに対する転写バイアス印加タイミング制御における
処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】吸着バイアス及び転写バイアス印加のタイミン
グ制御の他の例を示すフローチャートである。
【図8】印刷条件に応じたバイアス印加制御を行う場合
の処理を示すフローチャートである。
【図9】各転写ローラ及び吸着ローラに転写バイアス部
からバイアスを印加する構成の他の例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 プリンタ 4 感光体ドラム 8 記録紙搬送ベルト 9 転写ローラ 10 駆動ローラ 11 従動ローラ 17 レジストローラ 18 吸着ローラ 20C,20M,20Y,20B 画像形成ユニット 110 制御部 114 転写バイアス部 116 吸着ローラバイアス部 117 ベルトローラモータ 121 用紙搬送モータ 123 レジストモータ 124 レジストセンサ 125 タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H200 FA06 GA10 GA12 GA23 GA34 GA44 GA47 GB11 GB25 HA28 JA02 JA29 JB06 JB25 JB49 JB50 KA03 LA11 PA02 PA03 PA18 PB12 PB35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー画像を担持する像担持体
    と、 記録紙搬送方向の下流側に配置された下流側ローラと、
    上流側に配置された上流側ローラの間に張架され、記録
    紙を保持して像担持体に搬送するために無端回転する記
    録紙搬送ベルトと、 記録紙搬送ベルトを挟んで上流側ローラに対向して配設
    され、記録紙を記録紙搬送ベルトに静電吸着させる吸着
    手段と、 像担持体表面のトナー画像を記録紙搬送ベルトに保持さ
    れた記録紙に転写させる転写手段と、 前記転写手段にバイアス電圧を印加すると共に、前記従
    動ローラ又は前記吸着手段の一方にバイアス電圧を印加
    する転写バイアス印加手段と、 前記記録紙搬送ベルトによって搬送される記録紙の先端
    位置を検出する紙位置検出手段と、 前記紙位置検出手段によって記録紙先端の位置が前記上
    流側ローラと吸着手段との対向位置を所定量通過したこ
    とが検出された時に前記転写バイアス印加手段によるバ
    イアス印加を開始させ、前記紙位置検出手段によって記
    録紙先端が前記転写手段による画像転写位置に所定距離
    まで接近したことが検出された時に前記転写バイアス印
    加手段によるバイアス電圧の印加を停止させ、前記紙位
    置検出手段によって記録紙先端が前記転写手段による画
    像転写位置を所定量通過したことが検出された時に前記
    転写バイアス印加手段がバイアス電圧を印加するように
    バイアス電圧印加タイミング制御を行う制御手段とを備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記上流側ローラ又は吸着手段のうち、
    前記転写バイアス印加手段によってバイアス電圧が印加
    されていない方の部材にバイアス電圧を印加するための
    第2バイアス印加手段を配設し、 前記制御手段は、前記記録紙の先端が前記転写手段によ
    る画像転写位置に所定距離まで接近してから当該画像転
    写位置を所定量通過するまで前記転写バイアス印加手段
    によるバイアス電圧の印加を停止させている間、前記第
    2バイアス印加手段によるバイアス電圧印加の出力を増
    加させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記録紙の厚さを検知する紙厚さ検知
    手段を更に備え、 前記制御手段は、前記紙厚さ検知手段によって記録紙の
    厚さが所定値以下であると検知された時に前記バイアス
    電圧印加タイミング制御を行うことを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記転写手段によるト
    ナー画像転写が記録紙の全面に対して行われる場合に
    は、前記バイアス電圧印加タイミング制御を行わないこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体、転写手段及び転写バイア
    ス印加手段が複数設けられ、これら複数の転写バイアス
    印加手段のいずれかから前記上流側ローラ又は吸着手段
    の一方にバイアス電圧が印加されるように構成され、 前記制御手段は、前記紙位置検出手段によって記録紙先
    端が前記各転写手段の画像転写位置に所定距離まで接近
    したことが検出された時に、当該転写手段の転写バイア
    ス印加手段にバイアス電圧印加を停止させ、前記紙位置
    検出手段によって記録紙先端が前記各転写手段の画像転
    写位置を所定量通過したことが検出された時に、当該転
    写手段の転写バイアス印加手段にバイアス電圧を印加さ
    せることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載の画像形成装置。
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JP2006337578A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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