JP2003322706A - 積層型マイクロレンズアレイ - Google Patents

積層型マイクロレンズアレイ

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JP2003322706A
JP2003322706A JP2002130695A JP2002130695A JP2003322706A JP 2003322706 A JP2003322706 A JP 2003322706A JP 2002130695 A JP2002130695 A JP 2002130695A JP 2002130695 A JP2002130695 A JP 2002130695A JP 2003322706 A JP2003322706 A JP 2003322706A
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meth
acrylates
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microlens array
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JP2002130695A
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Inventor
Shinya Okada
慎也 岡田
Kyoji Kitamura
恭司 北村
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芳香族系(メタ)アクリレート類の高屈折率
樹脂層2と、フッ素あるいはシリコン含有(メタ)アク
リレート類の低屈折率樹脂層3を積層した構造の積層型
マイクロレンズアレイ5の作製後の反りの発生を大幅に
低減すること。 【解決手段】 高屈折率樹脂層2の樹脂成分として、炭
素数8〜18の長鎖脂肪族系モノ(メタ)アクリレート類
を、芳香族系(メタ)アクリレート類に対して5〜15重
量%配合して作製された積層型マイクロレンズアレイ
5。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高屈折率樹脂層と
低屈折率樹脂層を積層した構造の積層型マイクロレンズ
アレイに関する。詳しくは、反りの発生が大幅に低減さ
れた積層型マイクロレンズアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】積層型マイクロレンズアレイは一般に図
1のような構造をなしており、高屈折率樹脂層2と低屈折
率樹脂層3がガラス板などのような透明基板1、4の間に
積層され、それらの層の界面は微小な凹凸レンズの形状
をなしている。樹脂層の全厚は一般的には50〜100μmで
あり、界面のレンズ部の寸法(図1のd)は、一般的に
は、径10〜50μmである。このような寸法のマイクロレ
ンズが無数に配列されて積層型マイクロレンズアレイを
構成している(特開平8-209076号公報、特開平8-240802
号公報、特開平10-253801号公報など)。
【0003】従来から、積層型マイクロレンズアレイに
対しては、一層の薄型化や小型化が業界から強く要求さ
れてきた。しかしながら、これまでの積層型マイクロレ
ンズアレイ5'には、作製後、図2に示すような反り(図
中、h)が発生するという問題があったため、薄型化や
小型化が実現できないという重大な課題があった。 (1)透明基板がプラスチックである場合は、反りはさ
らに大きくなる。また、反りは、積層型マイクロレンズ
アレイを薄型化するほど大きくなる傾向にある。 (2)反りが大きいと、ガラス基板の割れや樹脂層の剥
離が生じる。 (3)反りが大きい場合には、液晶パネルを張り合わせ
ても、張り合わせ面が均一な厚みとならない。このた
め、プロジェクション画像にゆがみやぼやけが生じて、
画像の品質が著しく低下する。従って、積層型マイクロ
レンズアレイを薄型化や小型化するには上記した反り発
生という問題を是非とも解決する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】積層型マイクロレンズ
アレイに反りが発生する原因は、以下のように推定され
る。一般的に、硬化型樹脂は硬化時に収縮するため、硬
化物に応力が残留する。すなわち、積層型マイクロレン
ズアレイの作製工程にあっても、硬化時にそれぞれの層
に応力が残留する。例えば、図1に示すような積層型マ
イクロレンズアレイ5を作製する場合では、先に塗布さ
れた低屈折率樹脂層3は、硬化後、ガラス基板の反対側
の面が開放されるので残留応力は比較的小さい。これに
対してその上に積層された高屈折率樹脂層2はガラス基
板に挟まれたまま硬化するので、残留応力は大きくな
る。
【0005】通常、高屈折率樹脂層2は屈折率が1.5以上
の高屈折率の硬化型樹脂から構成される。そのような硬
化型樹脂としては、例えば、硫黄含有樹脂、フッ素以外
のハロゲン含有樹脂と芳香族系樹脂が知られているが、
前二者は耐光性、耐熱性などが不良なため、耐光性が必
要な積層型マイクロレンズアレイには必ずしも使用でき
ない。従って、積層型マイクロレンズアレイの反り発生
の問題を解決するには、高屈折率樹脂層に使用される芳
香族系硬化型樹脂の硬化時の残留応力をできるだけ小さ
くする必要がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、反りが大幅に低減された積層型マイクロレンズアレ
イを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は高屈折率樹脂層
と低屈折率樹脂層を積層した構造のマイクロレンズアレ
イにおいて、高屈折率樹脂層が少なくとも芳香族系(メ
タ)アクリレート類および長鎖脂肪族系(メタ)アクリ
レート類からなる積層型マイクロレンズアレイに関す
る。
【0008】本発明者らは、積層型マイクロレンズアレ
イの高屈折率樹脂層の主成分として使用される芳香族系
(メタ)アクリレート類に、長鎖脂肪族系(メタ)アク
リレート類を適量配合すれば、積層型マイクロレンズア
レイの反りの発生が大幅に低減されることを見出し、本
発明に到達した。詳しくは、芳香族系(メタ)アクリレ
ート類を主成分とする高屈折率樹脂層に、C8〜C18(C8
〜C18は炭素数8〜18を表す。以下の表記も同じであ
る。)の長鎖脂肪族系モノ(メタ)アクリレート類を配
合することにより、積層型マイクロレンズアレイの反り
の発生を大幅に低減できることが可能となった。本明細
書中、(メタ)アクリレート類はアクリレート類とメタ
クリレート類を表わすものとする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の積層型マイクロレンズア
レイは高屈折率樹脂層および低屈折率樹脂層を有してな
り、詳しくは、図1に概略的に示すように、透明基板4、
1間で高屈折率樹脂層2および低屈折率樹脂層3が積層さ
れてなる構造を有するものである。
【0010】本発明の積層型マイクロレンズアレイの高
屈折率樹脂層2の主成分である硬化型樹脂としては、芳
香族系(メタ)アクリレート類を使用するのがよい。芳
香族系(メタ)アクリレート類以外の芳香族系硬化型樹
脂としては、芳香族系のビニル類、ビニルエーテル類、
ビニルアミノ類、アリル類、アリルエーテル類などもあ
るが、いずれも硬化性、硬化物の物性や耐光性、耐熱性
などが良好とはいえないので、本発明に使用するのはあ
まり好ましくない。ただし、芳香族系(メタ)アクリレ
ート類に対して10重量%以下のような少量を併用するこ
とはかまわない。
【0011】本発明において使用される芳香族系(メ
タ)アクリレート類としては、水酸基(フェノール性水
酸基とアルコール性水酸基の両方を表わす。以下の表記
も同じである。)を有する芳香族系化合物のエステル化
反応により得られる芳香族系(メタ)アクリレート類お
よびエポキシ基(分子末端の1,2−エポキシ基を表わ
す。以下の表記も同じである。)を有する芳香族系化合
物の付加反応により得られる芳香族系(メタ)アクリレ
ート類がある。エステル化反応は(メタ)アクリル酸や
(メタ)アクリル酸クロライドとのエステル化反応であ
り、一方、付加反応は(メタ)アクリル酸との付加反応
である。いずれの反応も一般的な常法として知られてお
り、本発明にとって特別な反応ではない。
【0012】水酸基のエステル化反応により得られる芳
香族系(メタ)アクリレート類としては、具体的には、
フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アク
リレート、o−、m−およびp−メチルフェニル(メ
タ)アクリレート、o−、m−およびp−メチルベンジ
ル(メタ)アクリレート、3,5−ジメチルフェニル
(メタ)アクリレート、p−フェニルフェニル(メタ)
アクリレート、p−フェニルベンジル(メタ)アクリレ
ート、p−フェノキシフェニル(メタ)アクリレート、
m−およびp−フェノキシベンジル(メタ)アクリレー
ト、1−メチル−3−フェニルベンジル(メタ)アクリ
レート、α−およびβ−ナフチル(メタ)アクリレー
ト、1−ナフチルエチル(メタ)アクリレート、2−お
よび9−フルオレニル(メタ)アクリレート、9−フル
オレニルメチル(メタ)アクリレートなどのモノ(メ
タ)アクリレート類、o−、m−およびp−フェニレン
ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAおよびFジ
(メタ)アクリレート、2,6,2',6'−テトラメチ
ルビフェニレンジ(メタ)アクリレート、1,6−ナフ
チレンジ(メタ)アクリレート、9,9−ビス[4−
((メタ)アクリロイルオキシ)フェニル]フルオレン、
トリス[4−((メタ)アクリロイルオキシ)フェニ
ル]メタン、1,1,2,2−テトラキス[4−((メ
タ)アクリロイルオキシ)フェニル]エタンなどのジ以
上の多官能(メタ)アクリレート類がある。
【0013】本発明の芳香族系(メタ)アクリレート類
には、上記した芳香族系(メタ)アクリレート類の原料
化合物である水酸基を有する芳香族系化合物の水酸基に
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドなどのアル
キレンオキサイドを付加して得られるアルキレンオキサ
イド付加物の末端水酸基をエステル化して得られる芳香
族系(メタ)アクリレート類も含まれる。アルキレンオ
キサイドの付加モル数は水酸基1個に対して4以下が好
ましい。アルキレンオキサイドの付加モル数が4を越え
ると屈折率が低下するので好ましくない。
【0014】エポキシ基の付加反応により得られる芳香
族系(メタ)アクリレート類としては、具体的には、フ
ェニルグリシジルエーテル、o−、m−およびp−メチ
ルフェニルグリシジルエーテル、3,5−ジメチルフェ
ニルグリシジルエーテル、2−メチル−5−イソプロピ
ルフェニルグリシジルエーテル、p−フェニルフェニル
グリシジルエーテル、m−およびp−フェノキシフェニ
ルグリシジルエーテル、α−およびβ−ナフチルグリシ
ジルエーテル、9−フルオレニルグリシジルエーテルな
どのモノ(メタ)アクリル酸付加物類、o−、m−およ
びp−フェニレン−ビス(グリシジルエーテル)、ビフ
ェニルおよび3,5,3',5'−テトラメチルビフェニ
ル−4,4'−ビス(グリシジルエーテル)、ナフタレ
ン−1,6−ビス(グリシジルエーテル)、ビスフェノ
ールA−およびF−ビス(p−グリシジルエーテル)、
9,9−ビス(4−グリシジルオキシフェニル)フルオ
レン、トリフェニルメタン−トリス(p−グリシジルエ
ーテル)、1−メチル−1,3,3−トリフェニルプロ
パン−トリス(p−グリシジルエーテル)、ジ−α−ナ
フチルメタン−2,7,2'−トリス(グリシジルエー
テル)、1,1,2,2−テトラフェニルエタン−テト
ラキス(p−グリシジルエーテル)、ジ−α−ナフチル
メタン−2,7,2',7'−テトラキス(グリシジルエ
ーテル)などの(メタ)アクリル酸(2〜4モル)付加物
類などがある。(メタ)アクリル酸(2モル)付加物類
とは1分子中の2個のエポキシ基1個づつに、各1分子
(1モル)の(メタ)アクリル酸が付加した付加物を意
味する。
【0015】本発明において使用される芳香族系(メ
タ)アクリレート類には、芳香環を含有する重合度の小
さいオリゴマー類の(メタ)アクリレート類も含まれ
る。そのような芳香環含有オリゴマー類の(メタ)アク
リレート類としては、具体的には、ポリカーボネート・
ジオール(平均分子量:約500〜2000)のジ(メタ)ア
クリレート類、フェノールやクレゾールなどのノボラッ
ク型エポキシ樹脂、ジフェノール・ノボラック型エポキ
シ樹脂、トリス(ヒドロキシフェニル)メタン縮合型エ
ポキシ樹脂(いずれも平均分子量:約500〜2000)の
(メタ)アクリル酸(2以上の多モル)付加物類、ビス
フェノールAやビスフェノールFとエピクロルヒドリン
との縮合物(平均分子量:約350〜2000)の(メタ)ア
クリル酸(2モル)付加物類などがある。これらの芳香
環含有オリゴマー類の(メタ)アクリレート類は固体ま
たは粘稠な液体であるので、前記した芳香族系(メタ)
アクリレート類の中の液状の芳香族系モノあるいはジ
(メタ)アクリレート類に溶解して使用される。これら
の芳香環を含有するオリゴマー類の(メタ)アクリレー
ト類は、一般的に、オリゴマー類の平均分子量が約2000
を超えると、液状の芳香族系(メタ)アクリレート類と
の相溶性が不十分となるので好ましくない。
【0016】本発明において使用される芳香族系(メ
タ)アクリレート類としては、硬化後の樹脂の物性や耐
熱性などから、分子中に2個以上の(メタ)アクリロイ
ルオキシ基を有する芳香族系多官能(メタ)アクリレー
ト類を使用するのが好ましい。
【0017】芳香族系多官能(メタ)アクリレート類と
しては、水酸基のエステル化反応により得られる芳香族
系(メタ)アクリレート類として例示した多官能(メ
タ)アクリレート類、エポキシ基の付加反応により得ら
れる芳香族系(メタ)アクリレート類として例示した
(メタ)アクリル酸(2〜4モル)付加物類、および上記
した芳香環含有オリゴマー類の多官能(メタ)アクリレ
ート類が挙げられる。
【0018】多くの芳香族系多官能(メタ)アクリレー
ト類は、室温において固体または粘稠な液体である。こ
のため、液状の芳香族系モノあるいはジ(メタ)アクリ
レート類を、上記した芳香環含有オリゴマー類の(メ
タ)アクリレート類の場合と同じように、反応性希釈剤
として使用する。芳香族系多官能(メタ)アクリレート
類は芳香族系(メタ)アクリレート類全量の50重量%以
上とするのが好ましく、より好ましくは60〜100重量%
以上である。液状の芳香族系モノあるいはジ(メタ)ア
クリレート類の配合量は芳香族系(メタ)アクリレート
類全量の50重量%未満とするのが好ましく、より好まし
くは40重量%未満である。
【0019】本発明においては、上記した芳香族系(メ
タ)アクリレート類以外の他の(メタ)アクリレート類
も少量の配合量であれば使用することができる。そのよ
うな(メタ)アクリレート類は、脂肪族系と脂環族系
(メタ)アクリレート類である。具体的には、例えば、
ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールトリ(メタ)アクリレート、トリシクロデカ
ンジメチロールジ(メタ)アクリレートなどのような脂
肪族系と脂環族系多官能(メタ)アクリレート類が挙げ
られる。その配合量は、硬化樹脂の物性や耐熱性、屈折
率などから、芳香族系(メタ)アクリレート類全量の10
重量%未満とすることが好ましい。また、前記した硫黄
やフッ素以外のハロゲンを含有する(メタ)アクリレー
ト類も少量の配合量であれば使用することができる。そ
の配合量は、耐光性、耐熱性などから、芳香族系(メ
タ)アクリレート類全量の10重量%未満とすることが好
ましい。
【0020】本発明においては、硬化した高屈折率樹脂
層の屈折率はできるだけ高いことがのぞましく、特に屈
折率は1.5以上が好ましい。高屈折率樹脂層と低屈折率
樹脂層の屈折率の差が大きいほど、マイクロレンズアレ
イとしての光学的機能は増大する。したがって、主成分
である芳香族系(メタ)アクリレート類としては、屈折
率増大に寄与する芳香環、すなわちベンゼン環を分子中
に多く含有することが好ましい。ナフタレン環も屈折率
増大に寄与するが、耐光性が不良なので、高屈折率樹脂
層に多量に配合することは好ましくない。
【0021】本発明においては、ベンゼン環を分子中に
より多く含有する芳香族系多官能(メタ)アクリレート
類を使用することがより好ましく、特に、9,9−ジフ
ェニルフルオレン骨格を有する芳香族系多官能(メタ)
アクリレート類が好ましい。そのように特に好ましい芳
香族系多官能(メタ)アクリレート類としては、下記一
般式(1)および一般式(2)で表されるフルオレン誘導
体のジ(メタ)アクリレート類である。
【0022】
【化3】 上記一般式(1)中、RおよびRは、HまたはCH
である;RおよびRは、OCHCH、OCH
(CH)CH、OCH(C)CH、O(CH)
またはO(CH)、好ましくは、OCHCH
mおよびnは、0〜4の整数、好ましくは、0または1であ
る。
【0023】上記一般式(1)で表されるフルオレン誘
導体のジ(メタ)アクリレート類の具体例としては、例
えば、9,9−ビス[4−((メタ)アクリロイルオキ
シ)フェニル]フルオレン、9,9−ビス[4−(2−
(メタ)アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フル
オレン、9,9−ビス[4−(4−(メタ)アクリロイ
ルオキシエトキシエトキシ)フェニル]フルオレン、
9,9−ビス[4−(2−メチル−2−(メタ)アクリ
ロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン、9,9
−ビス[4−(2,4−ジメチル−4−(メタ)アクリ
ロイルエトキシエトキシ)フェニル]フルオレン、9,
9−ビス[4−(2−エチル−2−(メタ)アクリロイ
ルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン、9,9−ビ
ス[4−(3−(メタ)アクリロイルオキシプロポキ
シ)フェニル]フルオレン、9,9−ビス[4−(4−
(メタ)アクリロイルオキシブトキシ)フェニル]フル
オレン)などが挙げられる。
【0024】
【化4】 上記一般式(2)中、RおよびRは、HまたはCH
;xは0〜2の数、好ましくは0〜1である。上記一般式
(2)で表わされるフルオレン誘導体のジ(メタ)アク
リレート類の具体例としては、例えば、9,9−ビス
(p−グリシジルオキシ)フルオレンや9,9−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン2モルとエピク
ロルヒドリン3モルとの付加縮合物の(メタ)アクリル
酸(2モル)付加物などが挙げられる。
【0025】フルオレン誘導体のジ(メタ)アクリレー
ト類は反応性希釈剤への溶解性が良好であり、高屈折率
樹脂層へ多量に配合できるので、屈折率の増大に非常に
有効である。また、一般式(1)または一般式(2)のフ
ルオレン誘導体のジ(メタ)アクリレート類が硬化した
樹脂は、物性や耐光性なども良好であり、着色はなく透
明であり、高屈折率樹脂層にとって最適の芳香族系(メ
タ)アクリレート類である。
【0026】一般式(1)で示されるフルオレン誘導体
のジ(メタ)アクリレート類は、9,9−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)フルオレンを直接ジ(メタ)アクリ
レート化反応させるか、あるいは、9,9−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)フルオレンにアルキレンオキサイ
ドを付加させたのち、ジ(メタ)アクリレート化反応さ
せることにより得られる。アルキレンオキサイドとして
は、C2〜C4のアルキレンオキサイドが付加できるが、付
加モル数がそれぞれ4を超えると、ベンゼン環の分子中
での含有率が減少し、屈折率の低下につながるので好ま
しくない。
【0027】一般式(2)で示されるフルオレン誘導体
のジ(メタ)アクリレート類は、9,9−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)フルオレンとエピクロルヒドリンと
の付加縮合物の両末端エポキシ基に(メタ)アクリル酸
を付加反応させることにより得られる。9,9−ジフェ
ニルフルオレン骨格が分子中で3個を超えると、前記し
た反応性希釈剤への溶解性が低下するので好ましくな
い。
【0028】本発明において使用される長鎖脂肪族系
(メタ)アクリレート類は、C〜C18、好ましくはC10
〜C18の長鎖脂肪族系モノ(メタ)アクリレート類であ
る。すなわち、本発明において使用される長鎖脂肪族系
(メタ)アクリレート類は、分子末端に1個の(メタ)
アクリロイルオキシ基を有する長鎖脂肪族系炭化水素類
である。長鎖脂肪族系炭化水素結合には二重結合やメチ
ル基、エチル基のような短い側鎖を有していてもよい。
本発明においては上記長鎖脂肪族系モノ(メタ)アクリ
レート類を、前記した芳香族系(メタ)アクリレート類
とともに使用することによって、積層型マイクロレンズ
アレイの反りを顕著に低減できる。
【0029】本発明の長鎖脂肪族系モノ(メタ)アクリ
レート類の反りの発生に対する特異的に大きな低減効果
に対比して、同じ炭素数の長鎖脂肪族系のジ以上の多官
能(メタ)アクリレート類および同じ炭素数の脂環族系
のモノおよびジ以上の多官能(メタ)アクリレート類
は、殆んど反りの発生への低減効果を示さないという顕
著な差異がある。またC以下の脂肪族系モノ(メタ)
アクリレート類は、反りの発生を低減する効果が非常に
小さく、対照的である。一方、C19以上の長鎖脂肪族系
モノ(メタ)アクリレート類では、炭素数の増加ととも
に芳香族系(メタ)アクリレート類との相溶性が低下
し、硬化樹脂の透明性が不良になるので、使用するのは
好ましくない。また、C〜C18の炭素数に相当したポリ
(アルキレングリコール)(重合度:約2〜6)のオリゴマ
ー類のモノおよびジ(メタ)アクリレート類も反りの発
生への低減効果をほとんど示さない。
【0030】本発明において使用される長鎖脂肪族系モ
ノ(メタ)アクリレート類は、長鎖脂肪族系アルコール
類の(メタ)アクリレート化反応によるか、あるいは長
鎖脂肪族系モノエポキシ化合物の(メタ)アクリル酸付
加反応によって得ることができる。長鎖脂肪族系モノエ
ポキシ化合物は、末端基がグリシジルエーテル基やグリ
シジルエステル基であってもかまわない。
【0031】上記長鎖脂肪族系アルコール類の(メタ)
アクリレート化反応によって得られる本発明の長鎖脂肪
族系モノ(メタ)アクリレート類としては、具体的に
は、オクチルアルコール、イソオクチルアルコール、カ
プリルアルコール、ノニルアルコール、3,5,5−ト
リメチル−1−ヘキサノール、デシルアルコール、ウン
デシルアルコール、ラウリルアルコール、トリデシルア
ルコール、ミリスチルアルコール、イソミリスチルアル
コール、ペンタデシルアルコール、セチルアルコール、
ヘプタデシルアルコール、ステアリルアルコール、イソ
ステアリルアルコール、オレイルアルコールなどの長鎖
脂肪族系アルコール類の(メタ)アクリレート化反応に
よって得られるモノ(メタ)アクリレート類がある。
【0032】上記長鎖脂肪族系モノエポキシ化合物の
(メタ)アクリル酸付加反応によって得られる本発明の
長鎖脂肪族系モノ(メタ)アクリレート類としては、具
体的には、デシルグリシジルエーテル、ラウリルグリシ
ジルエーテル、トリデシルグリシジルエーテル、ミリス
チルグリシジルエーテル、ステアリルグリシジルエーテ
ル、ラウリルグリシジルエステル、ミリスチルグリシジ
ルエステル、パルミチルグリシジルエステル、ステアリ
ルグリシジルエステル、オレイルグリシジルエステルな
どの長鎖脂肪族系モノエポキシ化合物の(メタ)アクリ
ル酸付加反応によって得られるモノ(メタ)アクリレー
ト類がある。
【0033】本発明においては、長鎖脂肪族系(メタ)
アクリレート類は1種類を単独に、あるいは2種類以上
を組み合わせて使用することができる。その配合量は、
芳香族系(メタ)アクリレート類全量に対して5〜15重
量%の範囲である。その配合量が15重量%を超えると、
相溶性に問題が生じ始めるばかりでなく、高屈折率樹脂
層の屈折率の低下も大きくなるので好ましくない。一
方、その配合量が5重量%未満では、反りの発生の低減
に対して十分な効果を示さないので、好ましくない。
【0034】本発明における低屈折率樹脂層3の屈折率
は1.45以下とするのが一般的である。低屈折率樹脂層に
使用される硬化型樹脂としては、フッ素含有樹脂やシリ
コン含有樹脂のような低屈折率の硬化型樹脂が例示でき
る。硬化性を高屈折率の硬化型樹脂と類似させるために
は、(メタ)アクリレート類がよい。
【0035】本発明の低屈折率樹脂層に使用される低屈
折率の硬化型樹脂としては、フッ素含有(メタ)アクリ
レート類では、具体的には、2,2,2−トリフルオロ
エチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラ
フルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,
4,4,4−ヘキサフルオロブチル(メタ)アクリレー
ト、オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、パ
ーフルオロオクチルエチル(メタ)アクリレート、パー
フルオロシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレート、
オクタフルオロヘキシレンジ(メタ)アクリレートなど
のフッ素含有(メタ)アクリレート類および、フッ化ア
ルキレンエーテル・オリゴマー類(平均分子量:4000以
下)のモノおよびジ以上の多官能(メタ)アクリレート
類がある。シリコン含有(メタ)アクリレート類では、
具体的には、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)アクリ
ロイルオキシプロピル(トリメチルシロキシ)ジメチル
シラン、ビス(γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ルジメチルシリル)エーテルなどのシリコン含有(メ
タ)アクリレート類およびジメチルまたはジエチルシロ
キサン・オリゴマー類(重合度:10以下)のジ(メタ)
アクリレート類がある。
【0036】低屈折率樹脂層の屈折率を大幅に増大させ
ない範囲であれば、高屈折率樹脂層の場合と同様に、前
記した脂肪族系あるいは脂環族系(メタ)アクリレート
類を併用することができるが、その配合量はフッ素含有
やシリコン含有(メタ)アクリレート類全量に対して60
重量%以下である。
【0037】本発明において、高屈折率樹脂層に使用さ
れる芳香族系(メタ)アクリレート類を主成分とする硬
化型樹脂および低屈折率樹脂層に使用されるフッ素含有
あるいはシリコン含有(メタ)アクリレート類を主成分
とする硬化型樹脂の硬化方法としては、光重合開始剤を
添加した光硬化方法あるいは熱重合開始剤を添加した熱
硬化方法のいずれの方法も適用できる。また、光硬化方
法と熱硬化方法を組み合わせた硬化方法も適用できる。
硬化時間が非常に短いことや、取り扱い性が良好なこと
などの理由から、光硬化方法を採用するのが一般的であ
る。光重合開始剤および熱重合開始剤のいずれも、本発
明に特に限定される重合開始剤はなく、公知の重合開始
剤がそのまま使用できる。
【0038】光重合開始剤としては、例えば、ベンゾイ
ンエーテル類、α−ヒドロキシフェニルケトン類、ベン
ジルジアルキルケタール類、フェニルホスフィンオキサ
イド類、ベンゾインオキシムケトン類、ベンゾフェノン
類、ベンジル類、アセトフェノン類、アントラキノン
類、チオキサントン類、ベンゾイルベンゾエート類、
α,α−ジアルコキシアセトフェノン類、アミノベンゾ
フェノン類などが例示できる。このような光重合開始剤
は、1種類のみを単独に、あるいは2種類以上を組み合
わせて使用される。また、アミン化合物、硫黄化合物、
リン化合物のような増感剤を少量併用してもよい。本発
明における光重合開始剤の添加量は、高屈折率樹脂層と
低屈折率樹脂層のそれぞれに使用される(メタ)アクリ
レート類全量に対して1〜7重量%が一般的である。
【0039】熱重合開始剤としては、中温分解型および
高温分解型の有機過酸化物を使用するのがよい。そのよ
うな熱重合開始剤としては、例えば、ジアルキルパーオ
キサイド類、ベンゾイルパーオキサイド類、ジアルキル
ケトンパーオキサイド類、アルキルパーオキシルエステ
ル類、ヒドロキシシクロヘキシルパーオキサイド類、ジ
クミルパーオキサイド類、アルキルクミルパーオキサイ
ド類、ジアルキルハイドロパーオキサイド類、クメンハ
イドロパーオキサイド類などが例示できる。このような
熱重合開始剤は、1種類のみを単独に、あるいは2種類
以上を組み合わせて使用される。本発明における熱重合
開始剤の添加量は、光重合開始剤の場合と同様に、(メ
タ)アクリレート類全量に対して1〜5重量%が一般的で
ある。
【0040】光重合開始剤を使用する光硬化方法では、
活性光線、特に紫外線を照射する必要がある。紫外線の
光源としては、高圧水銀灯やメタルハライド灯が好適で
ある。紫外線の照射量は1000〜5000mJ/cm2が一般的であ
る。熱重合開始剤を使用する熱硬化方法では、室温以上
の温度に加熱する必要がある。加熱方法は任意である
が、加熱温度は使用する有機過酸化物の臨界温度以上に
する必要がある。加熱温度としては50〜150℃が一般的
であり、加熱時間は30分〜5時間が一般的である。本発
明においては、光硬化方法と熱硬化方法を組み合わせて
硬化してもよい。この場合は、光重合開始剤と熱重合開
始剤を組み合わせて添加し、まず光硬化したのち、加熱
して熱硬化させる硬化方法が一般的である。
【0041】積層型マイクロレンズアレイは、前掲した
公知の方法に従って作製することができる。すなわち、
低屈折率樹脂層に使用する硬化型樹脂に光重合開始剤を
添加した樹脂組成物を、ガラス基板のような透明基板上
にスピンコーターなどの塗布装置を用いて所定の厚さに
塗布したのち、表面にマイクロレンズアレイの押し型を
当てて、透明基板側から紫外線を照射して低屈折率樹脂
層を形成する。次に、押し型をとり去ったのち、表面に
マイクロレンズアレイが賦形された低屈折率樹脂層上
に、高屈折率の硬化型樹脂に光重合開始剤を添加した樹
脂組成物を、スピンコーターなどの塗布装置を用いて所
定の厚さに塗布し、その上にガラス基板のような透明基
板を重ねて、透明基板の上側から紫外線を照射して、高
屈折率樹脂層を形成する。一般的には、このような方法
によって積層型マイクロレンズアレイを作製することが
できる。熱硬化方法の場合には、紫外線を照射するかわ
りに、加熱装置の中で所定時間加熱すればよい。
【0042】従来技術のように、芳香族系(メタ)アク
リレート類のみを使用して、上記したような方法により
積層型マイクロレンズアレイを作製すると、図2に示す
ような反りが発生し、重大な問題となっていたことは前
記した。ところが、本発明のC〜C18の長鎖脂肪族系モ
ノ(メタ)アクリレート類を配合することにより、反り
の発生を、従来の積層型マイクロレンズアレイと比較し
て、図2の反りの高さ(h)で10%以下にまで低減できる
ことが判明した。
【0043】本発明者らは、反りの発生が大幅に低減さ
れた本発明の積層型マイクロレンズアレイの高屈折率樹
脂層の物性についても詳しく測定してみたところ、本発
明のC〜C18の長鎖脂肪族系モノ(メタ)アクリレート
類を配合した高屈折率樹脂層のヤング率は3200MPa以下
となっているという結果を得た。このような結果に対し
て、本発明のC〜C18の長鎖脂肪族系モノ(メタ)アク
リレート類以外の(メタ)アクリレート類、すなわち、
前記したような同様の炭素数の長鎖脂肪族系のジ以上の
多官能(メタ)アクリレート類や、同様の炭素数の脂環
族系のモノおよびジ以上の多官能(メタ)アクリレート
類を配合した高屈折率樹脂層のヤング率は約3700MPa以
下にはならないという結果を得た。このように、配合さ
れる(メタ)アクリレート類の種類によって、高屈折率
樹脂層のヤング率が3200MPa以下と3700MPa以上との二領
域に明確に分割されることが判明した。従って、芳香族
系(メタ)アクリレート類の高屈折率樹脂層に、本発明
のC〜C18の長鎖脂肪族系モノ(メタ)アクリレート類
を所定量配合すれば、結果として、高屈折率樹脂層のヤ
ング率は3200MPa以下となり、作製された積層型マイク
ロレンズアレイの反りの発生は、反りの高さで測定して
10%以下にまで大幅に低減されることが判明した。
【0044】本発明による反りの大幅に低減された積層
型マイクロレンズアレイは、いろいろな方式の液晶プロ
ジェクタに代表されるような各種の光学プロジェクショ
ン機器に使用される。例えば、液晶プロジェクタにおい
ては、本発明の積層型マイクロレンズアレイは反りが大
幅に低減されているため、表示素子に張り合わせる場
合、均一な張り合せ面とすることができる。その結果と
して、プロジェクション画像にゆがみやぼやけがほとん
ど生じることがなく、優れた品質の画像とすることがで
きる。
【0045】以下、光学プロジェクション機器の1種で
ある液晶プロジェクタの1方式について、図3を用いて
説明する。なお、本発明でいう光学プロジェクション機
器は、以下の形式の液晶プロジェクタに制限されるもの
ではなく、本発明の積層型マイクロレンズアレイが具備
されていればよい。
【0046】液晶プロジェクタは積層型マイクロレンズ
アレイが液晶パネルの光源側に具備されており、詳しく
は、図3に示すような構造となっている:特開平10-2538
01号公報。図3において、6は液晶パネル部を示し、液晶
パネル部の光源12側に、積層型マイクロレンズアレイ5
が配置されている。液晶パネル部6は、TFTを駆動するた
めの配線が設けられている格子状のブラックマトリック
ス11や透明電極9が形成されたガラス基板10と、共通全
面電極7が形成されたガラス基板との間に液晶材料8を封
止したものである。積層型マイクロレンズアレイ5は各
レンズが液晶パネル部6の各画素に対向するよう配置さ
れている。詳しくは、ブラックマトリックス11によって
囲まれた透明電極9の部分が画素開口となっており、積
層型マイクロレンズアレイ5の各マイクロレンズは、そ
れぞれ液晶パネル部6の各画素開口に対向するように配
置され、各マイクロレンズで光源12からの光を集光し、
集光した光を各マイクロレンズに対向する各画素開口に
通過させるようになっている。
【0047】
【実施例】以下に、実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明は実施例に限定されるものではないこと
はいうまでもない。測定用試験片の作製と測定は次記す
る手順と方法に従った。 (反りの高さの測定方法)ガラス基板(100mm×100mm×
0.2mm)に紫外線硬化型低屈折率樹脂組成物をスピンコ
ーターを用いて厚さ50μmに塗布し、離型剤処理した別
のガラス板をかさね、ガラス基板側から高圧水銀灯によ
り紫外線を2000mJ/cm2照射して硬化させたのち、ガラス
板をとり去り低屈折率樹脂層を形成した。次に、紫外線
硬化型高屈折率樹脂組成物を同様にスピンコーターを用
いて、低屈折率樹脂層上に厚さ50μmに塗布し、ガラス
基板(100mm×100mm×0.2mm)をその上にかさね、上側
から同様に高圧水銀灯により紫外線を2000mJ/cm2照射し
て硬化させ、高屈折率樹脂層を形成し、測定用試験片を
作製した。加熱硬化法により測定用試験片を作製する場
合は、紫外線照射の代わりに、各樹脂組成物を塗布後、
100℃および150℃においてそれぞれ30分間加熱して硬化
させた。作製された測定用試験片を用いて、レーザー干
渉計(富士写真光機(株)製:INTERFEROMETER、型式F7
01S)を用いて図2に示した反りの高さを測定した。
【0048】(ヤング率の測定方法)反りの高さの測定
用試験片の作製のために調製した紫外線硬化型高屈折率
樹脂組成物から、注型型を用いて、紫外線を5000mJ/cm2
照射して硬化させて、ダンベル試験片(ASTM D638、TYP
E1)を作製した。作製された試験片にひずみゲージ
((株)共和電業製:型式KFG-5-120-D16)をとりつけ
て、引っ張り試験機((株)島津製作所製:オートグラ
フ、型式AG-100KNG)を用いて、25℃、0.5mm/minの条件
下で応力−ひずみ曲線を測定し、ヤング率を算出した。
加熱硬化型樹脂組成物の場合には、同じダンベル注型型
を用いて、100℃において30分間、続いて、150℃におい
て60分間硬化させて測定用試験片を作製した。
【0049】実施例1 9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキ
シ)フェニル]フルオレン(前記一般式(1)におい
て、R=R=H、R=R=CHCHO、m
=n=1):60重量部とベンジルメタクリレート:40重
量部の混合物に、ラウリルメタクリレート:10重量%
と、光重合開始剤である2−ヒドロキシ−2−メチル−
1−フェニルプロパン−1−オン:3重量%を混合し、
溶解して、紫外線硬化型高屈折率樹脂組成物(A)を調
製した。
【0050】比較例1 9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキ
シ)フェニル]フルオレン:60重量部とベンジルメタク
リレート:40重量部の混合物に、光重合開始剤である2
−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1
−オン:3重量%を混合し、溶解して、紫外線硬化型高
屈折率樹脂組成物(a)を調製した。
【0051】比較例2 9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキ
シ)フェニル]フルオレン:60重量部とベンジルメタク
リレート:40重量部の混合物に、ヘキシルアクリレー
ト:12重量%と、光重合開始剤である2−ヒドロキシ−
2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン:3重量
%を混合し、溶解して、紫外線硬化型高屈折率樹脂組成
物(b)を調製した。
【0052】比較例3 9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキ
シ)フェニル]フルオレン:60重量部とベンジルメタク
リレート:40重量部の混合物に、1,9−ノナンジオー
ルジアクリレート:10重量%と、光重合開始剤である2
−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1
−オン:3重量%を混合し、溶解して、紫外線硬化型高
屈折率樹脂組成物(c)を調製した。
【0053】比較例4 9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキ
シ)フェニル]フルオレン:60重量部とベンジルメタク
リレート:40重量部の混合物に、メトキシ・トリエチレ
ングリコールアクリレート:10重量%と、光重合開始剤
である2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロ
パン−1−オン:3重量%を混合し、溶解して、紫外線
硬化型高屈折率樹脂組成物(d)を調製した。
【0054】比較例5 9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキ
シ)フェニル]フルオレン:60重量部とベンジルメタク
リレート:40重量部の混合物に、テトラエチレングリコ
ールジメタクリレート:10重量%と、光重合開始剤であ
る2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン
−1−オン:3重量%を混合し、溶解して、紫外線硬化
型高屈折率樹脂組成物(e)を調製した。
【0055】比較例6 9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキ
シ)フェニル]フルオレン:60重量部とベンジルメタク
リレート:40重量部の混合物に、イソボルニルメタクリ
レート:10重量%と、光重合開始剤である2−ヒドロキ
シ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン:3
重量%を混合し、溶解して、紫外線硬化型高屈折率樹脂
組成物(f)を調製した。
【0056】比較例7 9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキ
シ)フェニル]フルオレン:60重量部とベンジルメタク
リレート:40重量部の混合物に、ジペンタエリスリトー
ルヘキサアクリレート:10重量%と、光重合開始剤であ
る2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン
−1−オン:3重量%を混合し、溶解して、紫外線硬化
型高屈折率樹脂組成物(g)を調製した。
【0057】別に、パーフルオロオクチルエチルメタク
リレート:50重量部、ネオペンチルグリコールジメタク
リレート:30重量部およびイソボルニルメタクリレー
ト:20重量部の混合物に、光重合開始剤であるイルガキ
ュア1000(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製
品):3重量%を混合し、溶解して、紫外線硬化型低屈
折率樹脂組成物(1)を調製した。
【0058】紫外線硬化型高屈折率樹脂組成物(A)、
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)および(g)のそれぞれと紫
外線硬化型低屈折率樹脂組成物(1)を組み合わせて、
前記方法にしたがって測定用試験片を作製した。各試験
片の測定結果を表1および表2に示した。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】実施例2 9,9−ジフェニルフルオレン−ビス(4−グリシジル
オキシ)のメタクリル酸2モル付加物(前記一般式
(2)において、R=R=CH、x=0):70重
量部とフェニルメタクリレート:30重量部の混合物に、
ミリスチルグリシジルエーテルのアクリル酸付加物:10
重量%と、光重合開始剤であるルシリンTPO(ビーエー
エスエフジャパン(株)製品):3重量%を混合し、溶
解して、紫外線硬化型高屈折率樹脂組成物(B)を調製
した。
【0062】比較例8 9,9−ジフェニルフルオレン−ビス(4−グリシジル
オキシ)のメタクリル酸2モル付加物:70重量部とフェ
ニルメタクリレート:30重量部の混合物に、光重合開始
剤であるルシリンTPO(前出):3重量%を混合し、溶解
して、紫外線硬化型高屈折率樹脂組成物(h)を調製し
た。
【0063】比較例9 9,9−ジフェニルフルオレン−ビス(4−グリシジル
オキシ)のメタクリル酸2モル付加物:70重量部とフェ
ニルメタクリレート:30重量部の混合物に、デカンジオ
ールジアクリレート:10重量%と、光重合開始剤である
ルシリンTPO(前出):3重量%を混合し、溶解して、紫
外線硬化型高屈折率樹脂組成物(i)を調製した。
【0064】紫外線硬化型高屈折率樹脂組成物(B)、
(h)および(i)のそれぞれと、紫外線硬化型低屈折率
樹脂組成物(1)(前出)を組み合わせて、前記の方法に
したがって測定用試験片を作製した。各試験片の測定結
果を表3に示した。
【0065】
【表3】
【0066】実施例3 ビスフェノールFジメタクリレート:65重量部とベンジ
ルメタクリレート:35重量部の混合物に、ステアリルメ
タクリレート:7重量%と、熱重合開始剤であるジ−t
−ブチルパーオキサイド:3重量%を混合し、溶解し
て、熱硬化型高屈折率樹脂組成物(C)を調製した。
【0067】比較例10 ビスフェノールFジメタクリレート:65重量部とベンジ
ルメタクリレート:35重量部の混合物に、ジ−t−ブチ
ルパーオキサイド:3重量%を混合し、溶解して、熱硬
化型高屈折率樹脂組成物(j)を調製した。
【0068】比較例11 ビスフェノールFジメタクリレート:65重量部とベンジ
ルメタクリレート:35重量部の混合物に、ヘキシルメタ
クリレート:10重量%と、熱重合開始剤であるジ−t−
ブチルパーオキサイド:3重量%を混合し、溶解して、
熱硬化型高屈折率樹脂組成物(k)を調製した。
【0069】比較例12 ビスフェノールFジメタクリレート:65重量部とベンジ
ルメタクリレート:35重量部の混合物に、1,9−ノナ
ンジオールジメタクリレート:10重量%と、熱重合開始
剤であるジ−t−ブチルパーオキサイド:3重量%を混
合し、溶解して、熱硬化型高屈折率樹脂組成物(l)を
調製した。
【0070】別に、パーフルオロオクチルエチルメタク
リレート:60重量部と、1,4−ブタンジオールメタク
リレート:20重量部およびトリメチロールプロパントリ
メタクリレート:20重量部の混合物に、熱重合開始剤で
あるジ−t−ブチルパーオキサイド:3重量%を混合
し、溶解して、熱硬化型低屈折率樹脂組成物(2)を調
製した。
【0071】熱硬化型高屈折率樹脂組成物(C)、(j)、
(k)および(l)のそれぞれと、熱硬化型低屈折率樹脂
組成物(2)を組み合わせて、前記の方法にしたがって
測定用試験片を作製した。各試験片の測定結果を表4に
示した。
【0072】
【表4】
【0073】実施例4 9−フルオレニルメチルメタクリレート:70重量部とベ
ンジルメタクリレート:30重量部の混合物に、ステアリ
ルメタクリレート:10重量%と、光重合開始剤である2
−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1
−オン:3重量%を混合し、溶解して、紫外線硬化型高
屈折率樹脂組成物(D)を調製した。
【0074】別に、ビス(γ−メタクリロイルオキシプ
ロピルジメチルシリル)エーテル:50重量部、γ−メタ
クリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン:30重量
部とトリメチロールプロパントリメタクリレート20重量
部の混合物に、光重合開始剤である2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン:3重量%
を混合し、溶解して、紫外線硬化型低屈折率樹脂組成物
(3)を調製した。
【0075】石英ガラス基板(100mm×100mm×0.15mm)
上に上記樹脂組成物(3)をスピンコーターを用いて厚
さ35μmとなるように塗布した。次に、塗布膜表面にマ
イクロレンズアレイの金型(球面レンズ、径30μm)を
押し当て、石英ガラス基板側から、高圧水銀灯を用いて
照射量が2000mJ/cm2となるまで紫外線を照射し、低屈折
率樹脂層を形成した。続いて、金型をとり去ったのち、
低屈折率樹脂層のマイクロレンズアレイ賦形表面に、ス
ピンコーターを用いて上記樹脂組成物(D)を厚さ35μm
となるように塗布した。塗布膜表面に石英ガラス基板
(100mm×100mm×0.15mm)を重ね、石英ガラス基板の上
側から、高圧水銀灯を用いて照射量が2000mJ/cm2となる
まで紫外線を照射し、積層型マイクロレンズアレイを作
製した。得られた積層型マイクロレンズアレイの反りの
高さを測定したところ、1μm以下であった。また、前記
した方法により、樹脂組成物(D)を使用して作製した
ダンベル型試験片を用いてヤング率を測定した結果は、
3000MPaであった。
【0076】比較例13 9−フルオレニルメチルメタクリレート:70重量部とベ
ンジルメタクリレート:30重量部の混合物に、光重合開
始剤である2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル
プロパン−1−オン:3重量%を混合し、溶解して、紫
外線硬化型高屈折率樹脂組成物(m)を調製した。
【0077】樹脂組成物(m)と実施例4において調製し
た樹脂組成物(3)を使用して、実施例4と同じ手順と方
法により積層型マイクロレンズアレイを作製した。得ら
れた積層型マイクロレンズアレイの反りの高さを測定し
たところ、12μmであった。また、前記した方法によ
り、樹脂組成物(m)を使用して作製したダンベル型試
験片を用いてヤング率を測定した結果は、4100MPaであ
った。
【0078】
【発明の効果】本発明により、積層型マイクロレンズア
レイの反りは、従来からの積層型マイクロレンズアレイ
と比較して、10%以下にまで低減できるようになった。
本発明により、積層型マイクロレンズアレイの反りの問
題が解決され、その結果として、従来の技術では不可能
であった薄型化や小型化が可能となり、その技術的波及
効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の積層型マイクロレンズアレイの概略
断面図である。
【図2】 積層型マイクロレンズアレイに生じる反りを
説明するための概略説明図である。
【図3】 本発明の光学プロジェクション機器の一実施
形態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1:透明基板、2:高屈折率樹脂層、3:低屈折率樹脂
層、4:透明基板、5:積層型マイクロレンズアレイ、
6:液晶パネル部、7:全面電極、8:液晶材料、9:電
極、10:基板、11:ブラックマトリックス、12:光源。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高屈折率樹脂層と低屈折率樹脂層を積層
    した構造のマイクロレンズアレイにおいて、高屈折率樹
    脂層が少なくとも芳香族系(メタ)アクリレート類およ
    び長鎖脂肪族系(メタ)アクリレート類からなる積層型
    マイクロレンズアレイ。
  2. 【請求項2】 芳香族系(メタ)アクリレート類が、分
    子中に2個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基を有す
    る芳香族系多官能(メタ)アクリレート類であることを
    特徴とする請求項1に記載の積層型マイクロレンズアレ
    イ。
  3. 【請求項3】 芳香族系多官能(メタ)アクリレート類
    が、下記一般式(1); 【化1】 (上式(1)において、RおよびRは、HまたはC
    を、RおよびRは、OCHCH、OCH
    (CH)CH、OCH(C)CH、O(CH)
    またはO(CH)を、mおよびnはそれぞれ、0〜4
    の数を表わす。)で示されるフルオレン誘導体のジ(メ
    タ)アクリレート類、および下記一般式(2); 【化2】 (上式(2)において、RおよびRは、HまたはC
    を、xは0〜2の数を表わす。)で示されるフルオレ
    ン誘導体のジ(メタ)アクリレート類の群より選ばれた
    1種類以上の芳香族系多官能(メタ)アクリレート類で
    あることを特徴とする請求項2に記載の積層型マイクロ
    レンズアレイ。
  4. 【請求項4】 長鎖脂肪族系(メタ)アクリレート類
    が、C8〜C18の長鎖脂肪族系モノ(メタ)アクリレート
    類の群より選ばれた1種類以上の長鎖脂肪族系(メタ)
    アクリレート類であることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の積層型マイクロレンズアレイ。
  5. 【請求項5】 高屈折率樹脂層のヤング率が3200MPa以
    下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の積層型マイクロレンズアレイ。
  6. 【請求項6】 低屈折率樹脂層が、フッ素含有(メタ)
    アクリレート類およびシリコン含有(メタ)アクリレー
    ト類の群より選ばれた1種類以上の(メタ)アクリレー
    ト類を含んでなることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の積層型マイクロレンズアレイ。
  7. 【請求項7】 高屈折率樹脂層および低屈折率樹脂層
    が、光重合開始剤または/および熱重合開始剤を添加さ
    れ、光硬化方法または/および熱硬化方法により作製さ
    れたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の積
    層型マイクロレンズアレイ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の積層型マ
    イクロレンズアレイを具備したことを特徴とする光学プ
    ロジェクション機器。
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