JP2003322276A - インジケータ付流量調整弁 - Google Patents

インジケータ付流量調整弁

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JP2003322276A JP2002129136A JP2002129136A JP2003322276A JP 2003322276 A JP2003322276 A JP 2003322276A JP 2002129136 A JP2002129136 A JP 2002129136A JP 2002129136 A JP2002129136 A JP 2002129136A JP 2003322276 A JP2003322276 A JP 2003322276A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弁体の開閉状態とインジケータの表示とを常に
一致させるとともに、前記インジケータを外部より容易
に視認することができる。 【解決手段】内部を流体が流通する弁ボディ12と、前
記弁ボディ12の上部に連結される連結ボディ14と、
前記連結ボディ14の上部に連結されるハウジング16
と、前記連結ボディ14およびハウジング16の内部に
配設され、パイロット圧の作用下に変位するピストン7
2と、前記ピストン72と一体的に連結されるシャフト
76と、前記シャフト76の下端部に連結され、前記弁
ボディ12の内部に形成される弁座30に着座するダイ
ヤフラム78と、前記弁ボディ12の内部を流通する流
体の流量を調整する流量調整部20と、前記ダイヤフラ
ム78の開閉状態を表示するインジケータ部22とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、パイロッ
ト圧の作用下に変位する弁体の弁開度を調整することに
より流体の流量を制御するとともに、前記弁体の開閉状
態を外部より視認可能としたインジケータ付流量調整弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パイロット圧の作用下に変位
するバルブの開度を調整して流体流路の内部を流通する
流体の流量を制御する流量調整弁が採用されている。例
えば、前記流量調整弁は流体が内部を流通する流体配管
に接続され、前記流量調整弁のバルブの開閉状態を確認
するために、流体配管の流量調整弁より下流側に流体配
管の内部を流通する流体の流量に応じて変位するインジ
ケータ付の二方弁を別個独立して接続している。
【0003】すなわち、流量調整弁が弁開状態である場
合、前記流量調整弁の内部を流通した流体が下流側に接
続された二方弁の内部に導入され、前記流体の作用下に
前記二方弁のインジケータが変位してオン表示となり、
流量調整弁が弁開状態であることが表示される。また、
流量調整弁が弁閉状態である場合、前記流量調整弁の内
部で圧力流体が遮断されるため下流側に接続された二方
弁の内部に導入されることがない。そのため、前記二方
弁のインジケータが弁開時とは反対方向に変位してオフ
表示となり、流量調整弁が弁閉状態であることが表示さ
れる。
【0004】しかしながら、流量調整弁とインジケータ
付の二方弁とを流体配管上にそれぞれ別個独立して設け
ているため、それぞれを接続する配管コストの増大や、
配管作業が煩雑である等の種々の問題がある。
【0005】そこで、前記の問題を解決するために流量
調整弁部と前記インジケータ部とを一体的に設けたイン
ジケータ付き流量調整弁においては、流量調整弁部の本
体内部に供給されるパイロット圧によってバルブをバル
ブシートから離間させ、ばね部材のばね力によってバル
ブをバルブシートに着座させている。
【0006】また、前記流量調整弁部の本体に供給され
るパイロット圧を同時にインジケータ部に供給すること
により、バルブがバルブシートから離間した弁開状態に
おいてパイロット圧の作用下にインジケータ部を上方に
変位させることにより、前記バルブの弁開状態を、オン
表示となったインジケータ部の変位位置によって確認す
ることができる。
【0007】さらに、前記流量調整弁部の内部とインジ
ケータ部とに同時に供給されていたパイロット圧の供給
が停止することにより、バルブがばね力によってバルブ
シートに着座するとともに、インジケータ部もパイロッ
ト圧の供給が停止することにより下方に変位するため、
インジケータ付き流量調整弁の弁閉状態を、オフ表示と
なったインジケータ部の変位位置によって確認すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
係るインジケータ付き流量調整弁においては、流量調整
弁の本体に供給されるパイロット圧によってバルブを弁
開状態とするとともに、同一の圧力供給源から供給され
るパイロット圧をインジケータにも並行して供給してい
る。
【0009】そのため、流量調整弁の本体、またはイン
ジケータにパイロット圧を供給している配管に何らかの
問題が生じ、パイロット圧が供給されなくなった場合、
バルブの開閉状態と、インジケータのオン・オフ表示と
が一致しなくなるという問題がある。例えば、何らかの
原因によってパイロット圧が流量調整弁の本体にのみ供
給された場合、前記パイロット圧の作用下にバルブがバ
ルブシートより離間した弁開状態となるが、インジケー
タにパイロット圧が供給されていないためインジケータ
が上方に変位することがなく、該インジケータは弁閉状
態を示すオフ状態のままとなる。
【0010】本発明は、前記の問題を考慮してなされた
ものであり、インジケータと流量調整弁とを一体的に構
成するとともに、弁体の開閉動作をインジケータによっ
て確実に表示することが可能なインジケータ付流量調整
弁を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、供給されるパイロット圧の作用下にピ
ストンを変位させることにより、前記ピストンに連動し
て弁体を弁座に着座させるインジケータ付流量調整弁に
おいて、前記弁体が連結されるシャフトの一端部側に設
けられ、前記シャフトと対向する位置に設けられた突起
部によって押圧されて弁開状態となるチェック弁と、前
記パイロット圧の作用下に前記弁体の開閉状態を示す位
置に変位する表示部と、を備え、前記弁体が弁座より離
間して弁開状態となった際、前記チェック弁を弁開状態
とすることにより、前記チェック弁を介して導入される
パイロット圧の作用下に前記表示部が前記弁体の弁開状
態を示す位置に変位することを特徴とする。
【0012】本発明によれば、シャフトの一端部にチェ
ック弁を設け、弁体が弁座より離間して弁開状態となっ
た際、前記シャフトの一端部がピストンの変位作用下に
突起部に当接することによりチェック弁が押圧されて弁
開状態となる。そして、前記チェック弁を介して表示部
にパイロット圧が供給されて表示部が弁開状態を表示す
る。従って、弁体の開閉状態を表示部によって確実に視
認することができる。
【0013】また、本発明は、パイロット圧の作用下に
軸線方向に沿って変位自在に設けられるピストンと、前
記ピストンに一体的に連結されるシャフトと、前記シャ
フトの一端部に連結され、弁座に着座することにより流
体流路を閉塞する弁体と、前記シャフトと別体に設けら
れ、前記弁体の弁開度を調整する流量調整部と、前記流
量調整部の内部の流体通路を介して供給されるパイロッ
ト圧の作用下に前記弁体の開閉状態を示す位置に変位す
る表示部と、を備えることを特徴とする。
【0014】本発明によれば、弁体の弁開度を流量調整
部によって調整することにより、流通する流体の流量を
高精度に制御することができるとともに、流量制御部に
よって弁体の弁開度を変更した際においても、表示部の
変位位置が変わることがないため、弁体の開閉状態を確
実に視認することができる。
【0015】さらに、前記シャフトの一端部には、前記
シャフトと対向する位置に設けられた突起部によって押
圧されて弁開状態となるチェック弁が設けられ、前記弁
体が弁座より離間して弁開状態となった際、前記チェッ
ク弁を弁開状態とすることにより、前記チェック弁を介
して導入されるパイロット圧の作用下に前記表示部を前
記弁体の弁開状態を示す位置に変位させ、前記弁体の開
閉状態と表示部の表示とを常に一致させることができる
ため、表示部によって確実に弁体の開閉状態を視認する
ことができる。
【0016】さらにまた、前記表示部にパイロット圧の
作用下に軸線方向に沿って変位するインジケータと、前
記インジケータを前記弁体の方向に付勢するばね部材と
を備えることにより、圧力流体が供給された際にインジ
ケータがばね部材のばね力に抗して一方側に変位すると
ともに、圧力流体が停止した際には、ばね部材のばね力
によって他方側に変位する。そのため、圧力流体が供給
されない場合、前記インジケータが一方側に変位したま
まの状態となることが防止される。
【0017】またさらに、前記弁体の軸線方向に沿った
変位を規制する係止手段を設けることにより、流量調整
弁をメンテナンスする際などにおいて、弁体が誤って弁
座から離間して流体が流通することを防止することがで
きる。
【0018】また、前記係止手段に前記弁体の軸線方向
と直交する方向に回動自在に設けられる係止部材と、前
記流量調整部に形成される係合凹部と、を備え、前記係
止部材の回動作用下に該係止部材の一端部が前記係合凹
部に係合することにより、流量調整部を介してシャフト
に連結された弁体が軸線方向に沿って変位することを好
適に阻止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係るインジケータ付流量
調整弁について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を
参照しながら以下詳細に説明する。
【0020】図1および図2において、参照符号10
は、本発明の実施の形態に係るインジケータ付流量調整
弁を示す。
【0021】このインジケータ付流量調整弁10は、内
部を流体が流通する弁ボディ12と、前記弁ボディ12
の上部に連結される連結ボディ14と、前記連結ボディ
14の上部に連結されるハウジング16と、前記連結ボ
ディ14およびハウジング16の内部に配設される弁機
構部18と、前記弁ボディ12の内部を流通する流体の
流量を調整する流量調整部20と、前記弁機構部18の
変位状態を表示するインジケータ部(表示部)22とか
らなる。
【0022】弁ボディ12には、一端部に第1ポート2
4が形成され、他端部に第2ポート26が形成されると
ともに、前記第1および第2ポート24、26を連通す
る連通路(流体流路)28が形成されている。また、前
記連通路28には、後述するダイヤフラム78が着座す
る弁座30が形成されている。前記第1および第2ポー
ト24、26の内部には、図示しないチューブの開口部
に挿入されるインナ部材32が配設され、前記第1およ
び第2ポート24、26の外周部に刻設されたねじ溝3
6にロックナット34が螺入され、前記第1および第2
ポート24、26に接続された前記チューブの接続部位
の気密性が保持される。
【0023】前記弁ボディ12の上部には、内周部に刻
設されたねじ溝36に連結ボディ14の外周部が螺合さ
れ、弁ボディ12と連結ボディ14とが一体的に連結さ
れている。
【0024】前記連結ボディ14の内部には、後述する
ピストン72が軸線方向に変位自在に配設される第1シ
リンダ室38が形成されている。
【0025】また、前記第1シリンダ室38の下面に
は、環状溝を介して緩衝部材40が装着されている。す
なわち、後述する第1および第2ばね部材94、96の
ばね力の作用下に前記ピストン72が下方に変位して、
前記ピストン72の下面が第1シリンダ室38の下面に
当接した際に生じる衝撃を前記緩衝部材40によって緩
和することができる。前記第1シリンダ室38の下方に
は、該第1シリンダ室38より小径な挿通孔42が前記
第1シリンダ室38と弁ボディ12の連通路28とを連
通するように形成されている。
【0026】連結ボディ14の側面には、図示しないチ
ューブを介してパイロット圧が供給される接続プラグ4
4が装着されている。
【0027】前記接続プラグ44の内部には、図示しな
いチューブの開口部に挿入されるインナ部材32が配設
され、接続プラグ44の外周部のねじ溝36にロックナ
ット34が螺合されている。前記接続プラグ44は、弁
ボディ12およびハウジング16の側面から接続プラグ
44の方向に向かってそれぞれ突出した凸部46a、4
6bが接続プラグ44の凹部48に係合されることによ
って前記連結ボディ14の側面に周方向に沿って回動自
在に装着されている。なお、接続プラグ44が装着され
る連結ボディ14の側面にはシール部材50が装着され
ているため、接続プラグ44の内部の通路52を介して
供給されるパイロット圧が外部に漏出することがない。
【0028】前記接続プラグ44の通路52は、連結ボ
ディ14の側面に形成される第3ポート54および連結
ボディ14の内部に形成される連通室56を介して第1
シリンダ室38と連通している。
【0029】前記連結ボディ14の上部の外周部には、
ねじ溝36が刻設され、ハウジング16の内周部が螺合
されることにより連結ボディ14とハウジング16とが
一体的に連結されている。
【0030】前記ハウジング16の略中央部には、ねじ
孔58が貫通して形成され、後述する流量調整シャフト
126が軸線方向に変位自在に螺合されている。
【0031】また、ハウジング16の連結ボディ14側
の内部には、空間部60が形成されている。
【0032】さらに、前記ハウジング16の上部には略
環状の保持部材62が螺合され、前記保持部材62の半
径外方向に突出した部位には、ストッパ(係止部材)6
4がねじ部材66を支点として回動自在に軸支されてい
る。前記保持部材62の上部には締付ナット68が前記
保持部材62をハウジング16との間に挟持するように
螺合されている。前記締付ナット68の上部には、後述
する流量調整ハンドル128によって流量調整した後、
前記流量調整ハンドル128の回転をロックする回転防
止ナット69が螺合されている。
【0033】ストッパ64は略T字状に形成され、前記
ストッパ64の一端部が回動作用下に後述する流量調整
ハンドル128の側面に形成される係合凹部70に係合
される。
【0034】すなわち、ストッパ64の係合作用下に流
量調整シャフト126の上方への変位が阻止されるとと
もに、シャフト76が流量調整シャフト126によって
押圧されているため、ダイヤフラム(弁体)78が弁座
30から離間することが防止されたロック状態となる。
【0035】弁機構部18は、前記第1シリンダ室38
の内部を軸線方向に沿って変位自在に設けられるピスト
ン72と、前記ピストン72の略中央部に挿通され、ナ
ット74を介して該ピストン72と連結されるシャフト
76と、前記シャフト76の下端部に一体的に連結され
るダイヤフラム78と、ピストン72の下端部に連結さ
れ、該ピストン72と一体的に変位する変位部材80
と、前記変位部材80とダイヤフラム78との間に介装
され、ゴム等の弾性材料によって形成されることにより
前記ダイヤフラム78を保護する弾性部材82とからな
る。
【0036】ピストン72は断面略T字状に形成され、
図3および図4に示されるように、一端部側に形成され
る大径部84が第1シリンダ室38に挿通されるととも
に、他端部側に該大径部84より小径な小径部86が前
記挿通孔42に挿通されている。前記大径部84の外周
面には環状溝を介してピストンパッキン88aが装着さ
れ、第1シリンダ室38の内周面に当接することにより
第1シリンダ室38の内部の気密を保持している。
【0037】また、小径部86の外周面にも同様に環状
溝を介してピストンパッキン88bが装着され、図1お
よび図2に示されるように、挿通孔42(図3および図
4参照)の内周面に当接することにより弁ボディ12の
連通路28と第1シリンダ室38との気密を保持してい
る。
【0038】さらに、前記ピストン72の上面には環状
凹部90が形成され、前記環状凹部90とハウジング1
6の空間部60の上面に装着されるばね受部材92との
間に第1ばね部材94が介装されている。なお、ピスト
ン72の上面に装着される第1ばね部材94の一端部
は、前記環状凹部90に係合されているため半径方向に
脱抜することがない。
【0039】前記第1ばね部材94の内周側には、ピス
トン72の上面と前記ばね受部材92との間に第2ばね
部材96が介装されている。前記第1および第2ばね部
材94、96は、ピストン72を下方に押圧する方向に
付勢されている。
【0040】さらにまた、ピストン72の略中央部に貫
通して形成される貫通孔98にはシャフト76が挿通さ
れ、前記シャフト76の下方に拡径して形成されたフラ
ンジ部100(図1および図2参照)が、ピストン72
の下面に形成された係合溝102(図1および図2参
照)に係合される。そして、シャフト76の上部に形成
されるねじ部104にワッシャ106を介してナット7
4を螺合することによりピストン72とシャフト76と
が一体的に連結される。なお、前記シャフト76の外周
面に装着されるシール部材50によって前記第1シリン
ダ室38の気密を保持している。
【0041】また、シャフト76の上端部には、ナット
74の上部に断面コ字状の押え部材108が螺合され、
前記押え部材108の略中央部には孔部110が形成さ
れている。
【0042】前記シャフト76の上部には、軸線に沿っ
て所定長だけ流体通路112が形成され、該流体通路1
12は、軸線に沿った下端部から軸線と略直交する方向
に向かって延在している。前記流体通路112は、ピス
トン72の小径部86に形成される連通孔114を介し
て第1シリンダ室38の内部と連通している状態にあ
る。
【0043】さらに、前記流体通路112は軸線方向に
沿ってシャフト76の上面まで貫通して形成され、前記
シャフト76の上面から軸線方向に沿った所定長だけ半
径外方向に拡径して装着孔116が形成されている。前
記装着孔116には、該装着孔116と略同一の直径に
形成される鋼球118が装着され、前記装着孔116と
鋼球118の下面との間にはスプリング120が介装さ
れている。前記スプリング120のばね力は、前記鋼球
118をシャフト76の上端部に螺合される押え部材1
08の方向に向かって付勢している。そのため、前記鋼
球118の上部がスプリング120のばね力によって押
え部材108の孔部110に挿入されている状態にあ
る。
【0044】ダイヤフラム78は、図1および図2に示
されるように、シャフト76の下端部に一体的に螺合さ
れ、略中央部には下方に向かって突出し、弁座30に着
座する突出部122と、前記突出部122の側面から半
径外方向に向かって延在するスカート部124とから形
成され、前記スカート部124の外縁部が前記弁ボディ
12と連結ボディ14との間に挟持されている。
【0045】前記ダイヤフラム78は、弁ボディ12に
形成された弁座30に対して突出部122が着座し、あ
るいは弁座30から離間することにより、第1ポート2
4と第2ポート26とを連通する連通路28が開閉自在
に設けられている。
【0046】前記弾性部材82は、弾性材料によって形
成され、前記ダイヤフラム78のスカート部124の上
面に配設することにより、薄肉状に形成される前記スカ
ート部124を保護することができる。
【0047】流量調整部20は、ハウジング16の略中
央部のねじ孔58に軸線方向に変位自在に螺合される流
量調整シャフト126と、前記流量調整シャフト126
の上端部に一体的に連結される断面略十字状の流量調整
ハンドル128とからなる。
【0048】流量調整シャフト126は外周面に刻設さ
れたねじ部130が、前記ハウジング16の略中央部に
貫通するねじ孔58に螺合される。その際、前記流量調
整シャフト126の上部に連結された流量調整ハンドル
128を回転させることにより流量調整シャフト126
がねじ孔58に沿って螺回し、前記流量調整シャフト1
26を軸線方向に変位させることができる。
【0049】その際、流量調整ハンドル128を螺回す
ることによって流量調整シャフト126の軸線方向に沿
った位置を任意に設定し、シャフト76の上端部が当接
する挿入孔134(後述する)の上面の位置を変更する
ことができる。そのため、シャフト76を介してピスト
ン72およびダイヤフラム78の変位量、すなわち、弁
開度を任意に調整することができる。
【0050】また、図3および図4に示されるように、
流量調整シャフト126の下端部には、該流量調整シャ
フト126の軸径より大径な断面コ字状の係合部132
が形成され、前記係合部132の内部に形成される挿入
孔134にシャフト76の上端部に螺合される前記押え
部材108が挿入される。前記係合部132の側面に
は、挿入孔134と外部とを連通する呼吸ポート135
が形成されている。
【0051】前記挿入孔134の内周径は、押え部材1
08の外周径と略同一に形成され、前記押え部材108
の外周面に装着されたシール部材50によって挿入孔1
34の内部の気密が好適に保持される。
【0052】さらに、前記流量調整シャフト126の内
部には軸線に沿って流体通路136が形成され、流量調
整シャフト126の下端部に前記流体通路136と偏心
して形成される連通孔138と連通するとともに、前記
連通孔138を介して前記挿入孔134の内部と連通し
ている。
【0053】さらにまた、前記流量調整シャフト126
の挿入孔134の上面には、下方に向かって所定長だけ
突出した突起部140が形成されている。前記突起部1
40は、シャフト76に螺合された押え部材108の孔
部110および鋼球118と対向する位置に形成され、
前記突起部140の直径は前記孔部110の直径より若
干小さく形成されている。
【0054】インジケータ部22は、図1および図2に
示されるように、流量調整シャフト126の上部に配設
され、軸線方向に変位自在に設けられたインジケータ1
42と、流量調整ハンドル128の略中央部に一体的に
螺合されるカバー部材144と、前記インジケータ14
2とカバー部材144との間に介装され、前記インジケ
ータ142を下方に付勢するリターンスプリング(ばね
部材)146と、流量調整シャフト126の流体通路1
36と連通し、パイロット圧が供給される第2シリンダ
室148とからなる。
【0055】前記インジケータ142は、その下方にピ
ストン部149が形成され、流量調整シャフト126の
流体通路136を介して第2シリンダ室148に供給さ
れるパイロット圧が前記ピストン部149を押圧し、カ
バー部材144の内部を軸線方向に沿って変位する。そ
の際、流量調整ハンドル128の内周面より半径内方向
に所定長だけ突出した係止部150にインジケータ14
2の外周面に形成された段部152が係止されることに
より、インジケータ142の上方への変位が規制されて
いる。すなわち、インジケータ142が上方に変位した
際にカバー部材144に接触することがない。
【0056】また、インジケータ142の外周面には環
状溝を介して図示しないパッキンが装着され、前記第2
シリンダ室148の気密が保持される。
【0057】前記カバー部材144は、インジケータ1
42の軸線方向に沿った変位動作を外部より視認するこ
とができるように、透明または半透明な材質により形成
される。また、前記インジケータ142は外部から視認
しやすいように、例えば、赤、オレンジ等の色を着色す
るとよい。
【0058】本発明の実施の形態に係るインジケータ付
流量調整弁10は、基本的には以上のように構成される
ものであり、次にその動作並びに作用効果について説明
する。
【0059】図1は、第1シリンダ室38の内部にパイ
ロット圧が供給されていない状態にあり、第1および第
2ばね部材94、96のばね力によってダイヤフラム7
8が弁座30に着座して第1ポート24と第2ポート2
6との連通が遮断された状態を示している。
【0060】このような状態において、接続プラグ44
に接続された図示しないチューブを介してパイロット圧
(例えば、圧縮空気)を第1シリンダ室38の内部に供
給する。
【0061】なお、この場合、前記第1シリンダ室38
に供給されたパイロット圧がピストン72の連通孔11
4を介してシャフト76の流体通路112に導入される
が、図3に示されるように、前記流体通路112と連通
する押え部材108の孔部110がスプリング120の
ばね力によって押圧された鋼球118によって閉塞され
ているため、前記パイロット圧が前記孔部110を介し
て挿入孔134の内部に導入されることがない。
【0062】そして、図2に示されるように、前記第1
シリンダ室38に供給されるパイロット圧の作用下にピ
ストン72が第1および第2ばね部材94、96のばね
力に抗して上方に変位する。その際、ピストン72の略
中央部に連結されたシャフト76が一体的に上方に変位
するとともに、シャフト76の下端部に連結されたダイ
ヤフラム78の突出部122が弁座30より離間して第
1ポート24と第2ポート26とが連通路28を介して
連通した状態となる。
【0063】また、その際、図4に示されるように、ピ
ストン72の変位作用下にシャフト76が上方に変位し
て、押え部材108の上面が挿入孔134のテーパ面に
当接する。なお、シャフト76と一体的に押え部材10
8が上方に変位した際、前記挿入孔134の内部に予め
残存している流体が係合部132の呼吸ポート135よ
り外部に排出される。そのため、押え部材108がシャ
フト76と一体的に上方に変位した際、挿入孔134お
よび流体通路136の内部に予め残存している流体が前
記押え部材108の押圧作用下に第2シリンダ室148
に導入され、前記流体の押圧作用下にインジケータ14
2が上方に変位することを防止することができる。
【0064】そして、流量調整シャフト126の突起部
140が鋼球118の上面に当接し、前記鋼球118が
突起部140によってスプリング120のばね力に抗し
て下方に押圧される。その結果、突起部140が前記孔
部110に挿入され、前記鋼球118が孔部110より
離間することによりシャフト76の流体通路112に供
給されていたパイロット圧が孔部110と突起部140
との間より挿入孔134の内部に導入される。
【0065】前記シャフト76の流体通路112から挿
入孔134に導入されたパイロット圧は、流量調整シャ
フト126の連通孔138および流体通路136を介し
て第2シリンダ室148に供給される。第2シリンダ室
148に供給されたパイロット圧によってインジケータ
142がリターンスプリング146のばね力に抗して上
方に変位する。その結果、ダイヤフラム78が弁座30
より離間して弁開状態となる場合、インジケータ142
がカバー部材144の内部で上方に変位して、ダイヤフ
ラム78が弁開状態(オン表示)であることを外部から
容易に視認することができる(図2参照)。
【0066】なお、前記ピストン72は、前記パイロッ
ト圧の作用下にシャフト76が上方に変位し、シャフト
76の上端部に設けられた押え部材108の上面が挿入
孔134の上面のテーパ面に当接することによりシャフ
ト76の軸線方向に沿った変位量が規制されている。す
なわち、流量調整ハンドル128を螺回することによっ
て流量調整シャフト126の軸線方向に沿った位置を任
意に設定し、シャフト76の上端部が当接する挿入孔1
34の上面の位置を変更することができる。そのため、
シャフト76を介してダイヤフラム78の変位量、すな
わち、弁開度を任意に調整することができる。
【0067】上記とは反対に、ダイヤフラム78を弁座
30より離間させて第1ポート24と第2ポート26と
が連通した弁開状態(図2参照)から、ダイヤフラム7
8を弁座30に着座させて第1ポート24と第2ポート
26との連通を遮断する弁閉状態(図1参照)とする場
合には、接続プラグ44に接続された図示しないチュー
ブからのパイロット圧の供給を停止して、大気開放状態
とする。
【0068】そして、第1シリンダ室38の内部が大気
開放状態となるため、パイロット圧の作用下に上方に変
位していたピストン72が第1および第2ばね部材9
4、96のばね力によって下方に変位する。その際、第
1シリンダ室38の下面に設けられた緩衝部材40によ
ってピストン72が第1シリンダ室38の下面に当接し
た際の衝撃が緩和される。
【0069】ピストン72が下方に変位することにより
シャフト76を介して一体的に連結されたダイヤフラム
78が弁座30に着座して、第1ポート24と第2ポー
ト26との連通が遮断された弁閉状態となる。
【0070】また、その際、図3に示されるように、シ
ャフト76がピストン72の変位作用下に下方に変位す
ることにより、流量調整シャフト126の突起部140
によって押圧されていた鋼球118が突起部140より
離間する。そのため、スプリング120のばね力によっ
て鋼球118の上部が孔部110を押圧し、前記孔部1
10は閉塞された状態となる。
【0071】そのため、図1に示されるように、前記第
2シリンダ室148へのパイロット圧の供給が遮断さ
れ、インジケータ142がリターンスプリング146の
ばね力によって下方に変位する。その結果、インジケー
タ142がカバー部材144の内部で下方に変位して、
ダイヤフラム78が弁座30に着座して弁閉状態(オフ
表示)となったことを外部から容易に視認することがで
きる。
【0072】すなわち、前記鋼球118が突起部140
の押圧作用下に孔部110から離間するとともに、スプ
リング120のばね力によって孔部110に着座して、
流体通路112に供給されるパイロット圧の連通状態と
非連通状態とを切り換えるチェック弁としての機能を有
している。
【0073】さらに、図5に示されるように、シャフト
76を下方に変位させてダイヤフラム78が弁座30に
着座した弁閉状態として、流量調整ハンドル128を螺
回して流量調整シャフト126の挿入孔134の上面と
シャフト76に螺合された押え部材108の上面とが当
接するまで流量調整シャフト126を下方に変位させ
る。すなわち、流量調整シャフト126によってシャフ
ト76を介してダイヤフラム78が弁座30から離間す
ることを防止している。
【0074】前記シャフト76の上端部に流量調整シャ
フト126の係合部132が当接した状態において、ハ
ウジング16に保持部材62を介して設けられたストッ
パ64をねじ部材66を支点として上方に回動させ、そ
の一端部を流量調整ハンドル128の係合凹部70に係
合する。その結果、流量調整シャフト126と一体的に
連結された流量調整ハンドル128の軸線方向に沿った
変位が阻止されるため、前記ストッパ64によって弁座
30に着座したダイヤフラム78の変位をロックするこ
とができ、インジケータ付流量調整弁10をメンテナン
スする際などにおいて、ダイヤフラム78が誤って弁座
30から離間して流体が流通することを防止することが
できる。
【0075】前記ロック状態を解除する際は、前記係合
凹部70に係合されたストッパ64の一端部をねじ部材
66を支点として下方に回動させることにより、ストッ
パ64を係合凹部70より離間させることができるた
め、ダイヤフラム78の変位が規制された状態が解除さ
れる(図2参照)。
【0076】以上のように、本実施の形態では、ダイヤ
フラム78が弁座30から離間することにより第2シリ
ンダ室148にパイロット圧が供給され、インジケータ
142が上方に変位したオン状態となるため、ダイヤフ
ラム78の弁開状態とインジケータ142の変位位置
(オン表示)とが確実に一致する。また、前記パイロッ
ト圧の供給が停止した際においても、ダイヤフラム78
が第1および第2ばね部材94、96のばね力によって
弁座に着座するとともに、インジケータ142もリター
ンスプリング146のばね力によって下方に変位したオ
フ状態となるため、ダイヤフラム78の弁閉状態とイン
ジケータ142の変位位置(オフ表示)とが確実に一致
する。
【0077】そのため、ダイヤフラム78の開閉状態と
インジケータ142の変位位置(オン・オフ表示)とを
常に一致させることができるため、前記インジケータ1
42によってダイヤフラム78の開閉状態を確実に視認
することができる。
【0078】また、インジケータ付流量調整弁10にダ
イヤフラム78の開閉状態が視認可能なインジケータ1
42を一体的に構成することにより、インジケータ14
2の機能を有する前記インジケータ付流量調整弁10の
みを流体配管に接続すればよいため配管作業の効率を向
上させることができるとともに、接続する配管の数量を
低減することができるため、コストの低減を図ることが
できる。
【0079】さらに、ハウジング16に設けられたスト
ッパ64を流量調整ハンドル128に係合することによ
り、流量調整シャフト126を介してダイヤフラム78
を弁座30に着座した状態でロックすることができるた
め、インジケータ付流量調整弁10をメンテナンスする
際などにおいて、ダイヤフラム78が誤って弁座30か
ら離間して流体が流通することを防止することができ
る。
【0080】ところで、例えば、弁体が一体的に連結さ
れた弁シャフトと、インジケータを弁シャフトの上部に
一体的に連結して、パイロット圧の作用下にピストンを
変位させることにより前記ピストンと一体的に連結され
た弁シャフトを介して弁体を開閉させるとともに、弁体
の開閉状態をインジケータの変位によって直接的に視認
可能なインジケータ付流量調整弁が想定される。
【0081】一般的に、インジケータ付きの流量調整弁
においては、調整ハンドルによって弁体および前記弁体
が連結された弁シャフトを軸線方向に変位させることに
より前記弁体の弁開度を任意に調整することができる。
その際、弁シャフトが軸線方向に沿って変位することに
よりインジケータも一体的に軸線方向に変位するため、
例えば、弁体の弁開度を小とした場合、前記弁体および
弁シャフトの軸線方向に沿ったストローク量も合わせて
小さくなるためインジケータの変位量(弁本体からの突
出量、窪み量)が小さくなる。この場合、インジケータ
の変位量が小さいため外部より視認することが困難とな
り、本来のインジケータとして機能しないおそれがあ
る。換言すると、弁シャフトと一体的に変位するインジ
ケータの変位量が弁開度に対応して変位するため、前記
インジケータが視認可能な変位位置に到達しない場合が
ある。
【0082】また、前記インジケータの上方にリミット
スイッチ等を設け、インジケータが上方に変位した際
に、リミットスイッチの上面によって押圧するように設
定した場合においても、流量調整を行うことにより弁シ
ャフトおよびインジケータのストローク量が変化するた
め、インジケータとリミットスイッチとの離間距離と、
インジケータの変位量との関係によってはインジケータ
が上方に変位した際にリミットスイッチまで到達しない
等の問題がある。そのため、インジケータによってリミ
ットスイッチのオン・オフ状態を切り換える場合には、
インジケータの変位量が微小な場合であってもオン・オ
フ状態の切り換えが可能な場合のみに限定されてしまう
という不都合がある。
【0083】本発明の実施の形態に係るインジケータ付
流量調整弁10では、ダイヤフラム78が連結されるシ
ャフト76と、インジケータ142が装着される流量調
整シャフト126とを別体として、シャフト76の上端
の押え部材108が流量調整シャフト126の挿入孔1
34に挿入されて当接することにより、第2シリンダ室
148にパイロット圧が供給され、該パイロット圧によ
ってインジケータ142を変位させている。そのため、
流量調整ハンドル128によってダイヤフラム78の弁
開度を変更した際においても、インジケータ142はシ
ャフト76の変位量とは無関係に前記パイロット圧によ
って軸線方向に沿って変位するため、インジケータ14
2を常に外部から容易に視認することができる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0085】すなわち、シャフトの一端部にチェック弁
を設け、弁体が弁座より離間して弁開状態となった際、
突起部によりチェック弁が押圧されて弁開状態となり、
前記チェック弁を介して供給されるパイロット圧によっ
て表示部が弁開状態を示す位置に変位する。そのため、
弁体の開閉状態を表示部によって確実に視認することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインジケータ付流量
調整弁の弁閉状態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るインジケータ付流量
調整弁の弁開状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るインジケータ付流量
調整弁の拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るインジケータ付流量
調整弁の拡大断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るインジケータ付流量
調整弁のロック状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】 10…インジケータ付流量調整弁 12…弁ボディ 14…連結ボディ 16…ハウジング 18…弁機構部 20…流量調整部 22…インジケータ部 24…第1ポート 26…第2ポート 28…連通路 30…弁座 38…第1シリン
ダ室 42…挿通孔 44…接続プラグ 64…ストッパ 70…係合凹部 72…ピストン 74…ナット 76…シャフト 78…ダイヤフラ
ム 94…第1ばね部材 96…第2ばね部
材 98…貫通孔 108…押え部材 110…孔部 112、136…
流体通路 118…鋼球 120…スプリン
グ 126…流量調整シャフト 128…流量調整
ハンドル 134…挿入孔 140…突起部 142…インジケータ 144…カバー部
材 146…リターンスプリング 148…第2シリ
ンダ室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給されるパイロット圧の作用下にピスト
    ンを変位させることにより、前記ピストンに連動して弁
    体を弁座に着座させるインジケータ付流量調整弁におい
    て、 前記弁体が連結されるシャフトの一端部側に設けられ、
    前記シャフトと対向する位置に設けられた突起部によっ
    て押圧されて弁開状態となるチェック弁と、 前記パイロット圧の作用下に前記弁体の開閉状態を示す
    位置に変位する表示部と、 を備え、 前記弁体が弁座より離間して弁開状態となった際、前記
    チェック弁を弁開状態とすることにより、前記チェック
    弁を介して導入されるパイロット圧の作用下に前記表示
    部が前記弁体の弁開状態を示す位置に変位することを特
    徴とするインジケータ付流量調整弁。
  2. 【請求項2】パイロット圧の作用下に軸線方向に沿って
    変位自在に設けられるピストンと、 前記ピストンに一体的に連結されるシャフトと、 前記シャフトの一端部に連結され、弁座に着座すること
    により流体流路を閉塞する弁体と、 前記シャフトと別体に設けられ、前記弁体の弁開度を調
    整する流量調整部と、 前記流量調整部の内部の流体通路を介して供給されるパ
    イロット圧の作用下に前記弁体の開閉状態を示す位置に
    変位する表示部と、 を備えることを特徴とするインジケータ付流量調整弁。
  3. 【請求項3】請求項2記載のインジケータ付流量調整弁
    において、 前記シャフトの一端部には、前記シャフトと対向する位
    置に設けられた突起部によって押圧されて弁開状態とな
    るチェック弁が設けられ、前記弁体が弁座より離間して
    弁開状態となった際、前記チェック弁を弁開状態とする
    ことにより、前記チェック弁を介して導入されるパイロ
    ット圧の作用下に前記表示部が前記弁体の弁開状態を示
    す位置に変位することを特徴とするインジケータ付流量
    調整弁。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載のインジケータ付流
    量調整弁において、 前記表示部は、パイロット圧の作用下に軸線方向に沿っ
    て変位するインジケータと、 前記インジケータを前記弁体の方向に付勢するばね部材
    と、 を備えることを特徴とするインジケータ付流量調整弁。
  5. 【請求項5】請求項1または2記載のインジケータ付流
    量調整弁において、 前記弁体の軸線方向に沿った変位を規制する係止手段が
    設けられることを特徴とするインジケータ付流量調整
    弁。
  6. 【請求項6】請求項5記載のインジケータ付流量調整弁
    において、 前記係止手段は、前記弁体の軸線方向と直交する方向に
    回動自在に設けられる係止部材と、 前記流量調整部に形成される係合凹部と、 を備え、 前記係止部材の回動作用下に該係止部材の一端部が前記
    係合凹部に係合されることを特徴とするインジケータ付
    流量調整弁。
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