JP2003320238A - 洗浄液供給方法、洗浄液供給装置、洗浄装置及び化学機械研磨装置 - Google Patents

洗浄液供給方法、洗浄液供給装置、洗浄装置及び化学機械研磨装置

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JP2003320238A
JP2003320238A JP2002121086A JP2002121086A JP2003320238A JP 2003320238 A JP2003320238 A JP 2003320238A JP 2002121086 A JP2002121086 A JP 2002121086A JP 2002121086 A JP2002121086 A JP 2002121086A JP 2003320238 A JP2003320238 A JP 2003320238A
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Toshiichi Tomita
敏一 冨田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混合タンクが不要であり且つ高精度に濃度調
整された洗浄液を供給することのできる洗浄液供給装置
及び方法を提供すること。 【解決手段】 本発明は、薬液と純水とを混合し洗浄液
として供給先100に供給する洗浄液供給装置10にお
いて、薬液を供給する薬液供給管14と、純水を供給す
る純水供給管18と、これらの供給管が接続され供給先
に延びる洗浄液供給管20と、薬液供給管に設けられた
第1流量計22及び流量調整弁26と、純水供給管に設
けられた第2流量計28と、第1及び第2の流量計から
の流量に相当する検出信号に応じて流量調整弁を制御す
る制御装置24とを備えることを特徴とする。かかる構
成においては、流量調整弁の制御を流量計と制御装置を
介して行うので、精度が向上し、濃度が安定した洗浄液
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス等
の製造における洗浄プロセスで用いられる洗浄液供給方
法、洗浄液供給装置及び洗浄装置に関し、また、洗浄プ
ロセスに関連する化学機械研磨(Chemical Mechanical
Polishing:以下「CMP」という)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造の分野においては、近年の半
導体デバイスの微細化や多層化、或いは銅を配線材料と
して用いた半導体デバイスの実用化等に伴い、半導体ウ
ェハ表面の凹凸を平坦化する技術として化学機械研磨
(Chemical Mechanical Polishing:以下「CMP」と
いう)プロセスの重要性が著しく増大している。ここ
で、CMPプロセスとは、特殊な研磨液を用いてウェハ
の表面を化学的に且つ機械的に研磨するプロセスをい
う。
【0003】また、CMPプロセスの終了後、半導体ウ
ェハの表面から研磨液を洗浄液にて洗い落とす洗浄プロ
セスを実施する。洗浄液は、一般に、HF等の薬液を純
水により所定の濃度に希釈したものを用いる。従来にお
いては、比較的容量の大きな混合タンクに薬液と純水と
を導入して多量の洗浄液を作って貯蔵しておき、必要に
応じて混合タンクから洗浄液を取り出すこととしている
が、近年、薬液と純水とを所定流量で1本の配管に導入
してそこで混合し、そのまま供給先に供給する洗浄液供
給装置が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の洗浄液
供給装置は、混合タンクが不要となることから省スペー
スの面で優れている。しかしながら、従来の洗浄液供給
装置は、フロート式の流量計とニードルバルブとの組合
せにより薬液の流量と純水の流量とをそれぞれ制御する
方式を採っているため、濃度コントロール性能にやや問
題を有している。すなわち、流量計のフロートによりニ
ードルバルブの開度を調整するという機械的な流量調整
を行うため、得られる流量に誤差が生じやすいという問
題がある。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その主目的は、混合タンクが不要であり且つ高
精度に濃度調整された洗浄液を供給することのできる洗
浄液供給方法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、第1液体供給管を流通する
第1液体と、第2液体供給管を流通する第2液体とを洗
浄液供給管にて合流させて洗浄液として供給先に供給す
る洗浄液供給方法において、第2液体供給管に第2液体
を流通させ、第2液体供給管を流通する第2液体の流量
を検出し、前記検出した第2液体の流量から、洗浄液に
おける第2液体に対する第1液体の目標濃度となる第1
液体の流量を算出し、前記算出した流量の所定範囲内で
第1液体供給管に第1液体を流通させることを特徴とし
ている。
【0007】この方法では、2液を洗浄液供給管にて直
接混合するので、混合タンクは不要である。また、一方
の液体(第2液体)の流量を基準とし、他方の液体(第
1液体)の流量調整を行うだけでよいので、流量制御が
容易となり、濃度調整を高精度に行うことができる。
【0008】また、洗浄液の供給開始時には、第1液体
供給管を流通する第1液体の流量を最小として、第1液
体の流量を前記算出した流量の所定範囲内となるまで漸
次増加させることが好ましい。例えば、供給先がCMP
プロセスの終了後の洗浄装置である場合、第1液体とし
てはフッ化水素酸(HF)、第2液体としては純水が用
いられるが、この方法を採用すれば、HFが高濃度の状
態で洗浄装置に供給されることがない。
【0009】請求項4に記載の発明は、上記方法に適し
た洗浄液供給装置に係るものである。すなわち、この洗
浄液供給装置は、第1液体と第2液体とを混合し洗浄液
として供給先に供給する洗浄液供給装置であって、第1
液体を供給する第1液体供給管と、第2液体を供給する
第2液体供給管と、第1液体供給管及び第2液体供給管
が接続され供給先に延びる洗浄液供給管と、第1液体供
給管に設けられた第1流量計と、第2液体供給管に設け
られた第2流量計と、第1液体供給管に設けられた流量
調整弁と、第1流量計及び前記第2流量計からの流量に
相当する検出信号に応じて流量調整弁を制御する制御装
置と、を備えることを特徴としている。
【0010】かかる構成においては、流量調整弁の制御
を流量計と制御装置を介して行うので、精度が向上し、
濃度が安定した洗浄液が得られる。
【0011】制御装置としては、第2流量計からの検出
信号から、洗浄液における第2液体に対する第1液体の
目標濃度となる第1液体の流量を算出する第1手段と、
第1流量計からの検出信号に対応する第1液体の流量が
第1手段による算出値の所定範囲内にあるか否かを判定
する第2手段と、第2手段により第1流量計からの検出
信号に対応する第1液体の流量が前記算出値の所定範囲
内にないと判定された場合に、第1液体の流量が前記所
定範囲内となるよう流量調整弁の開度を調整し、第2手
段により第1流量計からの検出信号に対応する第1液体
の流量が前記算出値の所定範囲内にあると判定された場
合に、流量調整弁の開度を維持する第3手段と、を備え
るものが考えられる。
【0012】また、制御装置は、洗浄液の供給開始時に
流量調整弁の開度を最小として、第1液体の流量が前記
算出値の所定範囲内となるまで流量調整弁の開度を漸次
大きくしていくよう構成されたものであることが有効で
ある。
【0013】更に、請求項7に係る発明は、上記洗浄液
供給装置を有する洗浄装置に関するものである。この洗
浄装置は、洗浄液供給装置から供給される洗浄液が高精
度に濃度調整されたものであるので、水槽等に溜めた洗
浄液に洗浄対象を沈めて洗浄するタイプのものよりも、
洗浄対象にノズル等から直接洗浄液を掛けるタイプのも
のであることが、洗浄液供給装置の性能を有効に引き出
すことができるという観点から好適である。ここで、
「洗浄液を掛ける」とは、洗浄液を洗浄対象に吹き付
け、噴射し、滴下し又は吐出する等の態様を意味するも
のである。
【0014】また、請求項10に係る発明は、かかる洗
浄装置を備えるCMP装置に関する。このCMP装置
は、CMPプロセスから洗浄プロセスまでを一貫して行
うことができ、半導体ウェハ等のドライイン・ドライア
ウトという要請に応えることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照に本発明の好適
な実施形態について詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明による洗浄液供給装置を示
す概略図である。この洗浄液供給装置10は種々の洗浄
装置に適用可能であるが、本実施形態では、半導体製造
におけるCMPプロセスの終了後に行う洗浄プロセスで
用いられる洗浄装置100に供給するためのものとす
る。この洗浄装置100は、CMPプロセスから洗浄プ
ロセス、そして乾燥プロセスまでの一連のプロセスにつ
いて、いわゆるドライイン・ドライアウトを実現するた
めに、乾燥装置200と共にCMP装置300と一体化
されている。また、洗浄装置100は、詳細には図示し
ていないが、洗浄ノズルから洗浄液を半導体ウェハに噴
射してブラシにより半導体ウェハの表面を洗浄するタイ
プのものとする。洗浄液は洗浄対象にもよるが、一般に
CMPプロセス後においてはSiO2パーティクルを除
去する必要があるため、本実施形態ではフッ化水素酸
(HF)を洗浄液として用いる。
【0017】図1に示すように、洗浄液供給装置10
は、希釈されて洗浄液となる薬液、すなわち高濃度のH
F(第1液体)を供給する薬液供給源12から延びる薬
液供給管(第1液体供給管)14を備えている。また、
洗浄液供給装置10は、薬液を希釈する純水(第2液
体)を供給する純水供給源16から延びる純水供給管
(第2液体供給管)18を備えている。薬液供給管14
及び純水供給管18は洗浄液供給管20に接続し、この
洗浄液供給管20は洗浄装置の洗浄ノズルに接続されて
いる。従来の一般的な洗浄液供給装置では、薬液供給管
及び純水供給管は大容量の混合タンクに接続されている
が、本実施形態の洗浄液供給装置10は混合タンクが省
かれているので、非常にコンパクトであり、省スペース
に大いに寄与し、洗浄装置100に内蔵することも可能
となる。
【0018】薬液供給管14には第1流量計22が取り
付けられている。この第1流量計22は、薬液供給管1
4内を流れる薬液の流量を検出し、その検出流量に相当
する検出信号を出力することができるものである。出力
信号はアナログ信号でもデジタル信号でもよく、第1流
量計22としては例えば超音波式流量計やフロート式流
量計を用いることができる。第1流量計22からの検出
信号は、洗浄液供給装置10全体の制御を担うマイクロ
コンピュータ等から構成される制御装置24に入力され
る。また、薬液供給管14には、第1流量計22よりも
下流側の部分に、流量調整弁26が介設されている。流
量調整弁26は制御装置24からの制御信号により遠隔
的に制御されるタイプのものであり、例えばステッピン
グモータによって開度を段階的に調整できるものが好適
である。
【0019】一方、純水供給管18にも、前記の第1流
量計22と同様な、例えば超音波式流量計やフロート式
流量計のような第2流量計28が設けられている。この
第2流量計28からの検出信号も制御装置24に送られ
る。
【0020】なお、符号30,32,34はそれぞれ開
閉弁であり、これらもまた制御装置24により遠隔的に
開閉が制御される。
【0021】次に、上述したような洗浄液供給装置10
を用いての洗浄液供給方法について、制御装置24の流
量調整手順を示す図2のフローチャートに沿って説明す
る。なお、制御装置24には、予め、薬液の濃度と、目
標となる洗浄液の濃度(希釈濃度)とが記憶されてい
る。
【0022】半導体ウェハがCMP装置300でのCM
Pプロセスを終了し、洗浄装置100内に搬送され、洗
浄プロセスの開始状態となったならば、洗浄液供給装置
10が起動され洗浄液の供給を開始する。起動前にあっ
ては、流量調整弁26は最小の開度(開度がゼロの場合
も含む)とされており、且つ、開閉弁30,32,34
は全て閉じられており、洗浄液供給装置10が起動され
ると、制御装置24からの制御信号により開閉弁32,
34が開放される(S100)。これにより、純水が純
水供給源16から供給され、純水供給管18から洗浄液
供給管20へと流れる。この際、何らかの異常が発生し
ていない限り、純水の流量は開閉弁32,34の全開状
態で定まる流量範囲内となる。制御装置24は、第2流
量計28からの検出信号から純水が正常に流れているこ
とを認識したならば、制御信号を開閉弁30に発し開閉
弁30を開く(S102,S104,S106)。その
結果、薬液が薬液供給源12から薬液供給管14を通っ
て流れ、洗浄液供給管20にて純水と合流、混合し、洗
浄液として洗浄装置100の洗浄ノズルに送られる。
【0023】この初期段階においては、流量調整弁26
が開度が最小となっているため、洗浄液供給管14を流
れる洗浄液のHF濃度は所望の希釈濃度よりも相当に低
くなる。HFは高濃度では半導体ウェハ、特にSiO2
膜に対して大きな影響を与えるため、洗浄液のHF濃度
には上限値が定められているが、本実施形態では初期段
階で流量調整弁26が最小開度とされるので、HF濃度
が上限値を越える心配はない。また、洗浄液の溶媒は純
水であるので、この初期段階に生成される純水に近い洗
浄液が、半導体ウェハに対して悪影響を与えることも当
然ない。
【0024】洗浄液供給装置10の開閉弁30,32,
34の全てが開放されたならば、制御装置24は、第2
流量計28から純水の流量に相当する検出信号を受け、
純水の流量から目標の希釈濃度に要する薬液の目標流量
を算出する(S108,S110)。制御装置24は、
この薬液の目標流量が得られるよう、流量調整弁26に
制御信号を送ってその開度を漸次大きくしていく。この
流量調整工程を実行している間、制御装置24は、第1
流量計22からの検出信号により薬液の実際の流量を監
視しており、薬液の実際の流量が目標流量の一定範囲内
に達したと判定した時点で、流量調整工程を終了する
(S112,S114、S116)。
【0025】なお、流量調整弁26の開度を急激に大き
くした場合には、薬液の流れに脈動等が生じ、所望の流
量を超えるおそれもある。その一方で、目標の希釈濃度
に達していない洗浄液では洗浄効果が十分に発揮されな
いので、目標の希釈濃度に達するまでの時間は可能な限
り短い方が好ましい。このため、制御装置24は、流量
調整弁26の性能に適合した最高の速度で流量調整弁2
6を徐々に開いていくよう、制御信号を流量調整弁26
に発することが好ましい。
【0026】薬液の流量が目標の流量範囲内に達した後
は、制御装置24は、第2流量計28からの信号により
純水の流量の監視を続け、純水の流量に変化が生じた場
合には、その都度、目標の希釈濃度となる薬液の流量を
算出し、薬液がその目標の算出流量となるように流量調
整弁を制御する(S118〜S132)。すなわち、第
2流量計28からの信号により、目標の希釈濃度となる
薬液の流量を算出し(S128:第1手段)、第1流量
計22からの検出信号に対応する薬液の流量が、算出さ
れた目標値の所定範囲内にあるか否かを判定する(S1
30:第2手段)。そして、薬液の流量が算出流量の所
定範囲内にないと判定した場合に、薬液の流量が所定範
囲内となるよう流量調整弁26の開度を調整し(S12
6)、一方、薬液の流量が所定範囲内にあると判定した
場合には、流量調整弁26の開度を維持するのである
(第3手段)。
【0027】また、何らかの原因により純水の供給が停
止する等、純水の流量が所定範囲を超えて低減した場合
には、制御装置24は開閉弁30,32,34に緊急遮
断信号を発し、開閉弁30,32,34を閉じて洗浄液
の供給を停止し、洗浄装置での洗浄液のHF濃度が所定
の上限値を越えないようにする(S122,S13
4)。
【0028】このようにして、洗浄液の希釈濃度はほぼ
一定に維持され、半導体ウェハの洗浄効果は安定したも
のとなる。また、洗浄液のHF濃度が上限値を超えるこ
とがないので、半導体ウェハに対するHFによる悪影響
を防止することができる。
【0029】そして、洗浄装置100での洗浄プロセス
が終了し、洗浄液の供給が不要となり洗浄液供給装置1
0のスイッチがオフとされると、開閉弁30,32,3
4が閉じられると共に、流量調整弁26の開度が最小に
戻される(S132,S136)。なお、洗浄装置10
0内の洗浄済み半導体ウェハは乾燥装置200に送ら
れ、乾燥された後、次工程に搬送される。
【0030】以上、本発明の好適な実施形態について詳
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない
ことは云うまでもない。
【0031】例えば、上記実施形態では、洗浄液は薬液
(HF)と純水とから構成されるものとしているが、他
の液体の組合せでもよい。
【0032】また、濃度調整の方法についても上記実施
形態のものに限られない。例えば、上記実施形態では、
純水が洗浄対象である半導体ウェハに何らの影響も与え
ないものであるので、純水を基準として薬液の流量を調
整することとしているが、純水以外の液体を溶媒とした
場合には、薬液の流量を基準として溶媒の流量を調整す
るようにしてもよい。
【0033】本発明による洗浄液供給装置は、洗浄液を
一旦貯留する混合タンク等を必要とせずに略一定の濃度
の洗浄液を供給することができるので、供給先の洗浄装
置については、水槽に溜めた洗浄液に半導体ウェハを浸
漬させて洗浄するタイプ(例えば超音波洗浄)のものよ
りも、洗浄液供給装置から供給された洗浄液をウェハに
噴射、滴下、又は吐出するタイプのものの方が、洗浄液
中の薬液濃度の変化が処理に影響を与えやすいため、よ
り有効である。従って、上記実施形態では洗浄装置はブ
ラシ式としているが、洗浄ノズルから洗浄液をウェハに
ジェット噴射させて洗浄するジェット洗浄式や、回転す
るウェハ上に洗浄液を噴射、滴下、又は吐出して遠心力
による作用も利用して洗浄するスピン洗浄式等の洗浄装
置に対しても本発明による洗浄液供給装置は有効に適用
が可能である。
【0034】更に、上記実施形態では、CMPプロセス
後の洗浄プロセスとなっているが、洗浄はCMPプロセ
ス以外のプロセス、例えば電解メッキプロセスの後に行
うものであってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による洗浄液
供給方法及び装置は、濃度がほぼ一定の洗浄液を洗浄装
置に供給することができる。従って、この洗浄液供給方
法・装置が適用された洗浄装置では安定した洗浄プロセ
スを実施することが可能となり、完成品である半導体デ
バイスの歩留まり向上にも寄与する。また、混合タンク
が不要となるので、CMPプロセスから洗浄プロセス、
そして乾燥プロセスまでを1つのチャンバ内で一貫して
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を概略的に示す説明図であ
る。
【図2】図1の洗浄液供給装置における制御装置が実行
する手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…洗浄液供給装置、12…薬液供給源、14…薬液
供給管(第1液体供給管)、16…純水供給源、18…
純水供給管(第2液体供給管)、20…洗浄液供給管、
22…第1流量計、24…制御装置、26…流量調整
弁、28…第2流量計、30.32,34…開閉弁、1
00…洗浄装置、200…乾燥装置、300…CMP装
置(化学機械研磨装置)。
フロントページの続き (72)発明者 冨田 敏一 千葉県成田市新泉14ー3野毛平工業団地内 アプライド マテリアルズ ジャパン株 式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA03 BA02 BB22 BB38 BB90 BB93 BB95 CD41 CD43 4G037 BC02 BD04 BD10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1液体供給管を流通する第1液体と、
    第2液体供給管を流通する第2液体とを洗浄液供給管に
    て合流させて洗浄液として供給先に供給する洗浄液供給
    方法において、 前記第2液体供給管に第2液体を流通させ、 前記第2液体供給管を流通する第2液体の流量を検出
    し、 前記検出した第2液体の流量から、洗浄液における第2
    液体に対する第1液体の目標濃度となる第1液体の流量
    を算出し、 前記算出した流量の所定範囲内で前記第1液体供給管に
    第1液体を流通させる、洗浄液供給方法。
  2. 【請求項2】 洗浄液の供給開始時に前記第1液体供給
    管を流通する第1液体の流量を最小として、第1液体の
    流量を前記流量の前記所定範囲内となるまで漸次増加さ
    せる請求項1に記載の洗浄液供給方法。
  3. 【請求項3】 前記供給先は、化学機械研磨プロセスの
    終了後に行う洗浄プロセスに用いられる洗浄装置であ
    り、第1液体はフッ化水素酸であり、第2液体は純水で
    ある請求項1又は2に記載の洗浄液供給方法。
  4. 【請求項4】 第1液体と第2液体とを混合し洗浄液と
    して供給先に供給する洗浄液供給装置において、 第1液体を供給する第1液体供給管と、 第2液体を供給する第2液体供給管と、 前記第1液体供給管及び前記第2液体供給管が接続され
    前記供給先に延びる洗浄液供給管と、 前記第1液体供給管に設けられた第1流量計と、 前記第2液体供給管に設けられた第2流量計と、 前記第1液体供給管に設けられた流量調整弁と、 前記第1流量計及び前記第2流量計からの流量に相当す
    る検出信号に応じて前記流量調整弁を制御する制御装置
    と、を備える洗浄液供給装置。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、 前記第2流量計からの検出信号から、洗浄液における第
    2液体に対する第1液体の目標濃度となる第1液体の流
    量を算出する第1手段と、 前記第1流量計からの検出信号に対応する第1液体の流
    量が前記第1手段による算出値の所定範囲内にあるか否
    かを判定する第2手段と、 前記第2手段により前記第1流量計からの検出信号に対
    応する第1液体の流量が前記算出値の前記所定範囲内に
    ないと判定された場合に、第1液体の流量が前記所定範
    囲内となるよう前記流量調整弁の開度を調整し、前記第
    2手段により前記第1流量計からの検出信号に対応する
    第1液体の流量が前記算出値の前記所定範囲内にあると
    判定された場合に、前記流量調整弁の開度を維持する第
    3手段と、を備える請求項4に記載の洗浄液供給装置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、洗浄液の供給開始時に
    前記流量調整弁の開度を最小として、第1液体の流量が
    前記算出値の前記所定範囲内となるまで前記流量調整弁
    の開度を漸次大きくしていくようになっている請求項5
    に記載の洗浄液供給装置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれか1項に記載の洗
    浄液供給装置により洗浄液が供給される洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄液供給装置により供給された洗
    浄液を洗浄対象に掛けるよう構成されている請求項7に
    記載の洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記洗浄装置が、化学機械研磨プロセス
    の終了後に行う洗浄プロセスに用いられるものである請
    求項7又は8に記載の洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項9に記載の洗浄装置を備え
    る化学機械研磨装置。
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Cited By (4)

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