JP2003320139A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003320139A
JP2003320139A JP2003149946A JP2003149946A JP2003320139A JP 2003320139 A JP2003320139 A JP 2003320139A JP 2003149946 A JP2003149946 A JP 2003149946A JP 2003149946 A JP2003149946 A JP 2003149946A JP 2003320139 A JP2003320139 A JP 2003320139A
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ball
board
harness wire
wiring
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JP2003149946A
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Shizuko Fukui
静子 福井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機の遊技盤配線作業に係わるコスト
の削減を図る。 【解決手段】 遊技盤25の裏面に取付可能な配線樋2
23を用意する。この配線樋223へは、遊技盤25に
設けられる各種装飾装置及び各種入賞装置へ接続できる
雌コネクタが取り付けられたハーネスワイヤを埋設す
る。ハーネスワイヤの他端を配線樋コネクタ225に挿
通し、この配線樋コネクタ225を配線樋223の上部
へ取り付けて、さらに埋設されたハーネスワイヤは配線
樋223に固着する。配線された配線樋223は遊技盤
25の裏面の適所へ取り付けて、雄コネクタを各種装飾
装置及び各種入賞装置へ差し込んで配線行程の終了であ
る。以上により、時間と人手を必要とする遊技盤組み立
てラインで配線組付作業をしていたものが、別行程(外
注依存)で配線組行程ができるから、遊技盤組み立てラ
インにおいて特別な技術者や補助作業員(部品点数が多
いから配達要員が必要)をも不要となり、同じ生産ライ
ンでも生産量の増加が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機(遊技
規則制定遊技機)等に設けられる電気部品への配線処理
をコネクタの改良とその利用方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機(パチンコ遊技機、ア
レンジボール遊技機、雀球遊技機、スマートボール遊技
機、回胴式遊技機及びその他の遊技機で球を使用するも
の)に代表されるパチンコ遊技機(以後、弾球遊技機及
びパチンコ遊技機をパチンコ機と称す)は、遊技の基本
ともなる遊技盤(部品の取り付けたものを遊技盤で、部
品の取り付けてないものを遊技板という)を内装して、
その遊技盤は、表側と裏側とで生産ラインを異ならせ
て、それぞれの必要部品を取り付けている。遊技盤の製
造においては、近年、自動生産方式(ロボットによる部
品の組み付け)が採用され、人件費の削減と、故障の少
なくて均一した遊技盤の製造実現に向けて努力してい
る。例えば、手作業による前面部品の取り付け作業にお
いて、取付部品の間違いや取付位置の歪み、ハンマーで
部品を叩き込むとき、間違ってその部品を叩いて破損さ
せると言ったことの防止や、前面部品の取り付けにおけ
る手さばきの優れた技術者の養成といったことなどを、
ロボットに置き換える等である。
【0003】現在広まりつつある自動化は、遊技盤の前
面側が、かなりのスピードで実現されてきている。その
例としては、遊技盤の前面に対して、遊技釘の自動打
ち、遊技球を誘導するためのガイドレールの自動填め込
みと自動圧入、さらに自動で行う各種入賞設備、装飾部
品等の配設とビス止めである。この前面に対して遊技盤
の裏側と言えば、入賞球を処理するための集合盤が自動
的に取り付けられるようになってきた。表側に取り付け
た各電気部品(電動式の入賞装置、装飾及び表示ランプ
等)の電飾部品(ランプ風車やコーナランプ等)の背部
から引き出されるハーネスワイヤは、固有形状を有して
いないので全て手作業で接続と纏めの作業を行ってい
る。遊技盤には、電気部品から引き出されたハーネスワ
イヤに各種コネクタ(間違い防止のために色分けしたコ
ネクタ、手作業で染色する)をそれぞれ取り付けて、一
個所に集合する目的で設けた端子基盤へ、それぞれに適
合する位置へ、このコネクタを差し込む、そして、ハー
ネスワイヤの弛みを一定に揃えて集合盤の取り付け位置
へ、配線止めステッカを取り付けて固定をしている。
【0004】遊技盤へのハーネスワイヤ素材は、ハーネ
スワイヤ加工工場で作成され、パチンコ機製造メーカに
納品される。この後、パチンコ機製造メーカでは、コン
ベア式に稼働する遊技盤生産ラインの各部署にハーネス
ワイヤ素材が配置される。別行程で遊技盤の表側へ各部
品が取り付けられた遊技盤は、遊技盤の裏面側を稼働す
る生産ライン上に置かれ、入賞球を処理する集合盤(別
行程で端子盤を取着)が取り付けられる。集合盤の取り
付けが終わると、次に、配線行程になり、最初に遊技盤
下側の電機部品(アタッカ等の入賞装置)からコネクタ
付きハーネスワイヤを該当個所に差し込んで、最後にラ
ンプ風車から遊技盤最上部の遊技盤装飾(タンク窓飾り
とも言う)まで取り付けられる。電機部品に電線コネク
タが差し込まれた次は、この電線コネクタの反対側のコ
ネクタを端子盤に設けたコネクタへ差し込んで行くが、
ほぼ同一ピンのコネクタ(2P)が多いため色分けがし
てある。色分けに従って各ハーネスワイヤを取り付けた
後は、ハーネスワイヤの纏めを行うが、屈曲する位置の
処理方法によっては平行線であるから長短のずれが生じ
る。このずれを考慮してハーネスワイヤの設計段階で屈
曲するところを外側にするか内側にするかを定めている
から、配線熟練者でないと定長に揃えることはできな
い。従って、高度の技術を身につけないと整った配線処
理ができず、弛みの生じたハーネスワイヤは、遊技盤を
パチンコ機本体へ収納したとき、ハーネスワイヤ咬みが
発生して、機構盤を閉じるのに膨出部ができる。突っ張
りの生じたハーネスワイヤは、引き合っているから振動
等で営業中にコネクタが抜けることがある。以上述べた
構成及び作業は、特開平12−176133及び特許第
2574715号がその例であって、従来技術と共に現
在技術でもある。
【0005】次に端子基盤については、主に片面の配線
パターンを引き、基板素材をガラスエポキシ基板を使用
するが、紙フェノールまたは紙エポキシからなる材料で
作成する基板(部品の無いものが基板で部品を搭載した
ものを基盤という)を利用することもある。この紙エポ
キシや紙フェノールで作成する基板は、曲げとか衝撃に
弱い欠点を有しているが、安価であることから利用する
こともある。基板に配線パターンを設計し、接続される
ハーネスワイヤの使用本数を減らす目的でダイナミック
方式とする場合がある。ダイナミック方式の場合は、ハ
ーネスワイヤの使用本数を減らすことができるが、その
分、配線パターンが複雑になって、両面の配線パターン
となり、両面であれば裏表のパターンの接続にスルホー
ル加工をしなければならないので高価となる。従って、
安い電線(ハーネスワイヤ)を使用することとなり、コ
ネクタの極数も増え電線の本数も増える。何れかを選択
して、低部品代の基板を選ぶか、低人件費の設計を選ぶ
かは、設計者が選択している。このうち、基板の設計を
選択した場合において忘れてはならないことがあって、
基板の素材には銅板が貼り付けられていて、この銅板の
配線パターン以外を溶解すると言うことである。銅板の
溶解は、エッチング行程とも言われ、このエッチング
は、特殊薬剤(2FeCl3)で溶解処理をする。溶解
処理後に残る廃液処理という行程もあり、希薄して下水
に流すと環境ホルモンと言う問題が残ることも念頭にお
く必要がある。現時点での廃液処理は、薬剤により中和
され、さらに金属成分を濾過して、その後、水で希薄さ
れて排水溝へ垂れ流しをしている。無害と言われている
が、当然、生物の成長はない。エッチング加工と、パン
チング加工(外郭と孔開け)及び部品の番号(各部品を
定位に置けるように外郭形状と番号)を当該基板の表側
にシルク印刷と裏側にレジスト加工をして、これら、加
工が済んで基板が出来上がる。この基板に雄コネクタを
半田付けをするが、まず、同極数の雄コネクタを使用す
る部分は、差し込み違いの防止目的でコネクタを顔料と
言う染料で熱処理染色をする。また、対する雌コネクタ
(ハーネスワイヤ側)も同色染色もする。シルク印刷さ
れた通りに雄コネクタを挿入して、ソルディング行程
(コンベアラインによる自動半田付け)を行って、この
後フラックス洗浄をしてできあがりである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上、従来技術を述べ
たが、前述の遊技盤を組み立てるときコンベアラインで
ハーネスワイヤを組み付けていたのでは、時間も掛か
り、しかも、技術者も必要となる。当然この分での省力
化が望まれるが、できないままである。集合盤に端子基
盤を取り付けて各電気部品からのハーネスワイヤを纏め
る作業は、前述したように長短のずれを直感的に判断し
て組み込むので熟練した技術者を必要としている。さら
に、複雑な生産工程と公害問題を抱える基板をも必要と
して、前述しなかったが、基板の穿孔(自動式及び手動
式)作業による有害粉塵等の軽減をも考慮しなければな
らない。そこで、以上の難点を発明者は鑑みて、次に提
案することによりその欠点の解決をみることができた。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】その解
決方法は、請求項1に記載されるように、遊技機に設置
される遊技盤と、該遊技盤に取り付けられる発光装飾装
置と電動役物装置および一般入賞口と、前記発光装飾装
置を駆動させる駆動ハーネスワイヤと、前記電動役物装
置を駆動させるための制御ハーネスワイヤと、前記電動
役物装置に設けられ遊技球通過を検出する検出器に接続
される入力ハーネスワイヤとを備え、前記遊技盤の遊技
領域へ遊技球を発射し、前記電動役物装置および前記一
般入賞口へ遊技球が入球して入賞が生じたとき、該入賞
によって遊技球を賞品球として払い出しの実行がなされ
る弾球遊技機において、前記遊技盤の裏に配線処理手段
を設けるとともに、該配線処理手段に、前記駆動ハーネ
スワイヤと前記制御ハーネスワイヤと前記入力ハーネス
ワイヤとを纏めてコネクタ手段へ接続するようにした。
遊技盤の裏面に取付可能な配線樋(配線処理手段)を用
意する。この配線樋へは、遊技盤に設けられる各種装飾
装置(発光装飾装置)及び各種入賞装置(電動役物装
置)へ接続できる雌コネクタが取り付けられたハーネス
ワイヤを埋設して固着する。ハーネスワイヤの他端を配
線樋コネクタに挿通し、この配線樋コネクタを配線樋の
上部へ取り付けて、さらに埋設されたハーネスワイヤは
配線樋に固着する。配線された配線樋は遊技盤の裏面の
適所へ取り付けて、雄コネクタを各種装飾装置及び各種
入賞装置へ差し込んで配線行程の終了である。以上によ
り、時間と人手を必要とする遊技盤組み立てラインで配
線組付作業をしていたものが、別行程(外注依存)で配
線組行程ができるから、遊技盤組み立てラインにおいて
特別な技術者(配線を複雑な形に折り曲げて取り付ける
から内周と外周の設定が悪いとき、長さに狂いが生じ
る。これを一定の長さにできるように感で組み付ける)
や補助作業員(部品点数が多いから配達要員が必要)を
も不要となり、同じ生産ラインでも生産量の増加が可能
となる。
【0008】請求項2においては、前記駆動ハーネスワ
イヤと前記制御ハーネスワイヤと前記入力ハーネスワイ
ヤとを前記コネクタ手段へ挿脱可能にした。これにより
不良配線(圧着部での切断)の取り替えが可能となる。
また、加工工程において、有害物質をも含む基板の利用
を少なくすることも目的としている。請求項3において
は、前記駆動ハーネスワイヤと前記制御ハーネスワイヤ
と前記入力ハーネスワイヤとを色彩を施した透明電線に
している。配線樋へ配線内部に隠すように違法部品の取
り付けが容易に発見ができるとともに、端子と心線との
圧着切断等の心線不良も容易に発見ができるようにな
る。請求項4においては、前記駆動ハーネスワイヤと前
記制御ハーネスワイヤと前記入力ハーネスワイヤ前記ハ
ーネスワイヤとは磁性体を含んだ絶縁被覆からなるハー
ネスワイヤにしたので、ノイズ発生アンテナの防止とノ
イズ受信アンテナ抑制に役立つ。請求項5においては、
前記コネクタ手段は前記配線処理手段へ着脱可能にして
いる。不用意にコネクタの接触ピンが折損したときなど
や、コネクタ本体のロックレバーが折れたり、動かなく
なったりしたとき、容易に交換ができる。従来のように
端子基盤へ取り付けたコネクタであれば、接続コネクタ
に加え基盤分も単価的に高額になるが、本請求項5で
は、このようなことがない。請求項6においては、前記
駆動ハーネスワイヤと前記制御ハーネスワイヤと前記入
力ハーネスワイヤは、前記配線処理手段へ融着または樹
脂固着することにより、請求項3と同様に違法部品の取
り付けが不能となり、配線を収容した状態の配線樋を移
動(納品や作業場への移動)時に配線が脱落しない。
【0009】従来、遊技盤への配線取り付け行程は、生
産ライン上で組み付けしてタッカー止着や金属ステッカ
等によりその配線を固定し、中継端子板を取り付けて各
センサスイッチおよび電動入賞装置へ配線処理をしてい
た。これも集合盤(入賞球の処理する樋)の一部に配線
掛け部を設けて各種配線処理方法が提案され実施されて
はいる。しかしながら、配線の曲げ方で長短のずれが生
じるので熟練者(高額給料)に頼ざるを得ない。また、
配線処理中にコネクタの根本で心線が切断しても発見が
できない。違法部品の隠し取り付けの発見不能などが、
本発明で一気に解決できるようになった。
【0010】
【発明の実施の形態】以上説明した発明の事項を、より
明確にするべき下記に示す好適な実施例により、図を参
照しながら説明をする。なお、ここでは、遊技機の一例
としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はパチンコ遊技
機に限られず、例えばアレンジボール遊技機や回胴式遊
技機および風俗営業法に規定される遊技機はもとより、
風俗営業法に規定されないゲームセンターに設置される
遊技機等であってもよい。請求項1に示すコネクタ手段
は、コネクタを配線処理手段(後述する配線樋)へ取り
付けるのではなく、配線処理手段へ直接接続させる方法
で、配線処理手段にコネクタ部を一体成形するのであっ
て、例えば、配線樋自体にコネクタとなる配線ピンを挿
通できるようにすれば、コネクタを取り付ける必要がな
い。このような構造ににすれば、コネクタをいちいち取
り付ける手間が省けて大きく省力化に貢献ができる。ま
た、コネクタを一体的に他の成型品へ構成することは、
配線樋に限らず多くの分野で利用可能で、一体成形とす
ることの設計上、抜き型で技術的に困難ではあるが、完
成すれば、産業上の振興に大きく寄与できる。
【0011】
【実施例】図1は弾球遊技機に代表されるパチンコ機1
0の正面図である。パチンコ機10には、該パチンコ機
10の外周を囲むように底なしの箱状の外枠11が設け
られ、この外枠11はパチンコ機10を保持すると共に
図示を省略した遊技店に設けられる遊技機設置島に設置
するための設置手段でもある。パチンコ機10は、パチ
ンコ機10の構成の基本をなす前面枠12が取り付けら
れている。この前面枠12と外枠11とは、その表側上
下に図示しないヒンジ機構が設けられ、この上下のヒン
ジ機構を支軸にして前面枠12が外枠11から離脱する
ように遊技者側へ開閉可能に取り付けられている。
【0012】従来からの前面枠は、板材の表面に硬質の
デコラ材を貼り付けた加工板材としているが、本実施例
の前面枠12においては、内部の筐体となる骨格が板材
に代わってプラスチックの廃材と廃紙を粉体にし、少量
の炭酸カルシューム(1%)と塩化カルシューム(0.
05%)を混合させて成形した構成にしており、成形再
使用は困難ではあるが、燃料化ができるようにしてい
る。前面枠12の背部下方に燃料化の手順を説明する文
字が金型彫刻にて成形され、この、燃料化の手順を説明
が、従来のようにシールやラベル等によって貼り付けた
ものでは剥がれやすく汚れによって読みとりが困難であ
ったが、このようなことがない。また、前面枠12の表
面には、従来と同様にデコラ材を貼り付け、輪送中の瑕
疵や遊技客に悪戯である「たばこ」や硬貨及び鍵等によ
る傷を付けられる心配がない。現在広まりつつある総プ
ラスチック製の前面枠では、経時と共に僅かではあるが
紫外線の影響により艶が消失して見苦しくなることと、
遊技客の悪戯による瑕疵等で余儀なく交換をすることあ
るが、本実施例の前面枠12ではこのようなこともな
い。デコラ材の代わりに薄型鋼板(ジュース缶に利用さ
れている)を外皮的にプレス成形したものでの利用方法
もある。
【0013】尚、デコラ材は耐火性に優れて難燃性では
あるが、高温下(800度以上)では化学変化もなく容
易に燃焼して有害ガスの発生もない。また、各種プラス
チックの800度以上の高温燃焼では有害ガスの発生が
ないことは公知であり、さらに炭酸カルシュームが混合
してあると、この石灰に含まれるカルシュームが有害ガ
スと化合して無毒化することも知られている。塩化カル
シューム(これ以外の中性導電剤でもよい)の混合は、
約センチメートルあたり100MΩの導電性が生じるよ
うにしているから、静電気の帯電がなく、たとえ静電気
の発生する条件ができたとしても、一部後述する炭素コ
ード70により他へ接続して、この静電気を中和させる
ようにしている。
【0014】前面枠12には、窓枠状の金属サッシで構
成されたガラス枠(図示略)が装填され、詳細を図示し
ない左側を支軸にして前面枠12から出没開閉可能にさ
れ、このガラス枠には、板ガラスが、相当間隔をおいて
2重に装填されている。前面枠12にガラス枠の支軸と
なるヒンジ機構が、ガラス枠と共に背部から圧入装填し
ている。前面枠12の上部には、動作案内表示装置13
が設けられている。この動作案内表示装置13は、前面
枠12の内部をくりぬいた凹部状の空間部となって、こ
の内部には表層に単色液晶スクリーンと多色LEDのバ
ックライトからなる表示体が設けられている。動作案内
表示装置13は、絵柄や文字等が表示されるようになっ
ており、トラブルの発生状況の表示や大当りの表示、確
率変更表示、遊技球不足及び過剰払い出しによる満杯等
の遊技状況がスライド又はスクロール形式で表示される
ようになっている。従来のような複数の色彩プラスチッ
クレンズとランプによる報知表示体とは違って、店員等
の遊技状況の説明を必要とせず、遊技客に、その遊技状
況やトラブル等が容易に判断や確認ができるようにな
る。例えば、大当りの表示のときは、バックライトを赤
発光と緑発光の交互点滅させて「大当りです」と表示
し、この文字列を拡大縮小させたりの交互表示し、遊技
客にアピールする。
【0015】前面枠12の右端中央部には、前面枠12
とガラス枠を開放させる図示しない枠開放錠が取り付け
られている。この枠開放錠に図を省略する台鍵(店員が
常時持参している)を挿入して時計方向に回すと、従来
と同様に前面枠12が開放され、反時計方向に回すとガ
ラス枠の開放ができる。前面枠12の略下方で、ガラス
枠の下には、受皿装置14(上皿扉)が取り付けられて
いる。受皿装置14の上部には上皿15(上受け皿とも
いう)が設けられ、この上皿15は長池状になって右傾
斜した皿部(図省略)が設けられ、この皿部は遊技球の
保有ができるようになっている。上皿15に対して払出
球排出口16が開口しており、遊技中に入賞の発生によ
って遊技球が払い出されるとき、この払出球排出口16
より皿部に排出できるようになっている。上皿15の皿
部は約3度の先細右下がり傾斜を有して、詳細を省略す
るが、傾斜下流側から球送装置へ発射球の供給可能にも
なっている。
【0016】受皿装置14の下部には、下皿21(下受
け皿ともいう)が取り付けられ、この下皿21には、上
皿15が一杯になったときに溢れる遊技球を排出する溢
球排出口22が開口している。受皿装置14の左側に
は、受皿装置14を開閉するための支軸となる受皿装置
ヒンジ14A(点線表示で図示)と、対する右側には、
内部に面発光の多色LEDランプを備えたメーカー名称
を表示するネームプレート20と、受皿装置開放錠(図
示略)とが設けられている。受皿装置14を開放すると
きは、係合状態にある受皿装置開放錠に、枠開放錠に使
用している鍵により開放可能になっている。開放された
受皿装置14を閉鎖するときは、この受皿装置14を元
の位置に押し込むと、受皿装置14が図示しないラッチ
機構で自動的に閉塞できる。一般的な上皿扉とガラス扉
は、防犯上の理由により係合関係にあって、ガラス扉を
開放しないとガラス扉が開放できないようにされてい
る。ところがこのような構成にしても、ガラス枠の下部
は構造上係合関係ができているが、余裕が多いので上皿
扉の左右上部の何れかを変形させて(5吋の一ドライバ
ーで容易に変形可能)、異物、例えば透明プラスチック
(セル師行為)の薄板や板バネ等を差し込んで入賞装置
(例、大入賞口や電動チューリップ等)を開けたり、入
賞口(チャッカ等)に遊技球を導いたりする等の違法行
為が可能になっている。
【0017】本実施例のガラス枠と受皿装置14は、ガ
ラス枠と受皿装置14の間に防犯板(図示略)を設置し
ているから、異物の挿入ができないようにしている。受
皿装置14の中央左側には、効果音を出力する可聴音ス
ピーカ17が内蔵され、その右側には可聴不能な超音波
スピーカ18も内蔵している。上皿15の膨出した遊技
客側には超音波検出器19が設けられている。遊技中に
効果音を出力する可聴音スピーカ17は、遊技の進行に
従って効果音を出力させることができ、それにかえ超音
波スピーカ18から出力された超音波は、対向する遊技
機設置島の遊技機に反射して超音波検出器19で検出で
きるようにされている。パチンコ機10の前に遊技客が
着席すると超音波の反射距離と反射量の変更で来客であ
ることを検出する。このとき効果音を出力する可聴音ス
ピーカ23から「いらっしゃいませ」等の案内音声が出
力されるが、遊技客が立つと「ありがとうございまし
た」の音声等が出力される。超音波スピーカ18は、ラ
ンジュパン型振動子又はセラミック系の圧電素子からな
り、その構造については公知であるから詳細図を省略す
るが、波形形式に対応した複数の振動体を重ね合わせた
複合構成の振動子であり、それぞれの波形形式で8KH
Zから64KHZ迄の周波数が出力できるようになって
いる。出力される波形形式が正弦波と、鋸波及びFM波
(周波数変調方式)等の単独又は複合又は合成の出力が
可能になっている。
【0018】超音波スピーカ18の出力は、特殊な効果
的超音波を出力ができるようにされており、少し違う周
波数の合成出力で(うねり現象)可聴音も出力可能で、
単独出力の場合は、内耳には取り込むことができない
が、人体の骨格構成の一部や内臓の一部と、皮膚構成の
真皮、毛髪及び脳幹等に感じ取れる。人体の各部に感じ
取られる周波数や波形形式により、例えば、頭蓋骨の構
成からすれば、湾曲する頭蓋骨の一部や脳幹部が超音波
のある周波数に共鳴現象を引き起こし「何かを感じる」
とした感覚で感じ取られる。これは、地震等が発生する
前に動物たちが一斉に逃げ出す現象が電磁波に加え超低
周波に加算された超音波が発生しているからで、人体も
予感的に感じている場合がある。この優れた超音波を可
聴音と共に出力すれば、可聴音による効果音出力が小さ
い、又は遊技店内の雑音の中で聞き取れなくても効果的
演出が可能となる。例えば、大当り等が出現したとき、
通常の可聴音による効果音の出力と、正弦波(柔らか
さ)の超音波とによる効果音に比例した超音波を出力す
れば、隣接遊技客や対抗位置の遊技客にもアピールがで
き一層の効果的演出が可能となり、さらに、異常事態
(機械的トラブルや遊技上のトラブル等)が生じたとき
には、通常警告音と共に鋸歯的波形の波形形状(いやな
感じ)の超音波を加えれば、寒気がよだつ状態が人体に
感じられ、通常警告音では得られなかった効果が得られ
る。さらに特定遊技客が違法行為をしたとき、図を省略
した違法検知装置が検知したときに同様出力すると、隣
接及び対抗遊技客に報知ができ、対抗手段が採れるよう
になる。(例えば、店員等に)
【0019】超音波を含有させて出力することは、CD
−ROMを利用した高級オーデオ等で採用され、超音波
成分によって生演奏を肌で感じる臨場感を得ることがで
きると言った優れた効果を有していることは周知であ
る。従来の音楽再生機能は、電子楽器でない楽器にも可
聴不能な超音波的成分が含まれているが、録音する装置
とメディアの関係上、録音が不能であったが、技術革新
が進んで可能となり、この超音波成分をもレコーディン
グするから再生時に優れた臨場感が得られる結果となっ
ている。超低周波音の出力可能な重低音のスピーカと通
常音スピーカと高音スピーカからなるオーディオでは、
高音スピーカから周波数が低いが、超音波をも出力して
いるので体感的に人体が、この超音波によってさらなる
臨場感を創り出している。以上のように超音波を弾球遊
技機に応用すれば、従来にない効果音出力等が実現で
き、遊技客に効果的優越感と遊技感を与え、遊技店に一
層の売り上げをもたらすと言う特別の優れた効果を奏す
ることとなる。
【0020】受皿装置14の下右側には、受皿装置14
の所定位置に発射ハンドル24が取り付けられ、この発
射ハンドル24は、受皿装置14に設けた取付部(図
略)へ着脱可能に固定されている。受皿装置14に固定
される発射ハンドル24には、回転軸(図略)があっ
て、この回転軸が、後述する発射装置64(図2)の回
転受孔軸(図略)へ挿入できるようになっている。受皿
装置14を開放すると、発射ハンドル24の回転軸が、
回転受孔軸から離脱する。尚、発射ハンドル24に設け
られる部品についての説明は、数多く提案されているの
で省略する。ガラス枠の内部には、点線で図示し、その
詳細を後述する遊技盤25が着脱可能に収納されてい
る。この遊技盤25には、図3により説明をする電動役
物装置53が取り付けられている。遊技の開始に伴っ
て、遊技者が、発射ハンドル24を操作すると、その詳
細を省略した発射機構から遊技球を遊技盤25の遊技領
域に発射することができ、また電動役物装置53への入
賞も可能になっている。
【0021】パチンコ機10の左側には、図を省略した
プリペードカードによる遊技球の貸し出しをするカード
ユニット100が併設され、このカードユニット100
の頂上には、貸し出しのための遊技球の補給を受ける遊
技球補給筒101が設けられている。遊技球補給筒10
1は、図示しない巻きスプリングによりできた蛇腹が接
続され遊技機設置島の島樋に接続できるようになってい
る。カードユニット100の正面上部には、液晶表示体
からなる案内表示部102が取り付けられ、その下に5
個の表示体からなる硬貨受付表示部103と、通貨挿入
口104とが設けられ、このうち通貨挿入口104は、
千円札の挿入と500円、100円の硬貨の投入可能に
なっている。
【0022】通貨挿入口104の下には、図を省略した
ICカードやプリペードカードが挿入できるプリペード
カード挿入口105と、各カードを挿入していることを
表示できるプリペードカード表示部106とが設けられ
ている。プリペードカード挿入口105の下には、公知
の球貸操作部107が設けられており、一般的にはこの
球貸操作部107は上皿や下皿等に設けられるが、上皿
や下皿に設けると、信号分岐のための基盤や、ハーネス
ワイヤ等が必要になり、とくにハーネスワイヤが複雑に
なり上皿の開放閉鎖時に接続線の咬み込みや、接続する
コネクタの元での断線が生じることがある。また、パチ
ンコ機の払出装置で遊技球の貸し出しをする場合の装置
自体も複雑な構成になるので、部品点数の増加とハーネ
スワイヤする手間等でコスト的にも良くなかった。従っ
て、本実施例のようにカードユニット100側に設ける
と、パチンコ機10にハーネスワイヤや端子基盤を設け
ることもなく、断線等による故障等も生じることがな
い。さらには、貸し出しのための遊技球補給に係わる故
障等が生じてもパチンコ機10を遊休させることもな
く、遊技に必要な遊技球の貸し出しは、他の貸出装置で
借り受けて遊技の実行が可能となる。カードユニット1
00の最下部にはプリペードカード排出口111が設け
られている。
【0023】球貸操作部107には残高表示部108と
貸出ボタン109および精算ボタン110とが設けら
れ、この残高表示部108と貸出ボタン109および精
算ボタン110等の機能説明は、公知であるからその説
明を省くこととする。球貸操作部107の下方には、先
端部に遊技球排出口113が接続された象鼻樋112が
左右遊動可能に取り付けられている。遊技球の貸し出し
のときに、この象鼻樋112の遊技球排出口113か
ら、上皿15へ遊技球が排出されるようになっている。
常時、遊技球排出口113は、上皿15へ向いている
が、遊技客側に象鼻樋112の遊技球排出口113を遊
技者側へ廻すと、貸出ボタン109の操作を無効にする
図を省略したスイッチが内部に設けられ、排出閉塞扉
(詳細図略)ている。従って、遊技客が誤って貸出ボタ
ン109の操作をしたときに、貸し出し球が床に散らば
る、といったことがない。
【0024】ここで、カードユニット100の機能の説
明すれば、図を省略するICカード(複数回使用可能)
又はプリペードカード(1回使用)をプリペードカード
挿入口105に挿入すると、案内表示部102に「カー
ド挿入中です」の表示をすると共に、残高表示部108
には有価価値の残高が表示される。この有価価値の残高
が表示されているとき、貸出ボタン109を任意の回数
分を押すと、遊技球がパチンコ機10の内部から皿部に
排出される。所望の数の遊技球が排出されると、ICカ
ード又はプリペードカードに記憶された有価価値分の残
高に対して減算された数値に更新される。残高が無くな
ると、ICカードはプリペードカード挿入口105より
排出され、プリペードカードの場合は内部に引き込まれ
て、案内表示部102に「プリペードカードが無効にな
りました」と表示され、ある時間後に表示が消される。
【0025】ICカードは利用者本人の写真印刷と電話
番号が記憶されており、登録した利用者本人しか利用で
きないようになっている。ICカード取扱発行店(取扱
銀行、取扱遊技店)において写真の提示と、住所と名前
が明確に証明された書類(居住証明書、運転免許証等)
とを提出すると後日郵送されてくる。受領したICカー
ドをプリペードカード発行機に挿入して、所望する球貸
しに該当する金額を挿入して、返却ボタンを押すとIC
カードが利用可能になって排出される。また、追加記憶
も可能で、有価価値の残があっても所定金額の投入によ
って、有価価値の追加ができる。このICカードは、プ
リペードカードのように内容を書き換えて違法に遊技球
を盗みとることができないようにセキュリティが設けて
あり、プリペードカード挿入口105に挿入すると、プ
リペードカード管理会社のコンピュータと接続をして内
容の照会をし残高の確認をする。違法に内容を書き換え
ても残高違いで排出され、遊技店の管理部に通報するよ
うになっている。従って、従来のようなプリペードカー
ドの使い捨てによって生じるゴミの発生や資源保護等が
できないものと違って、セキュリティを保持して、長期
の利用が可能となる。ICカードを紛失したとき、発行
店等に申し出て登録した電話番号を述べれば即座に紛失
したICカードを無効にすることができる。
【0026】通貨挿入口104は、紙幣と硬貨の共用投
入口になっており、直線的に紙幣の読み取りをする図を
省略した紙幣判別機と、この紙幣判別機の下段側には図
を省略するコインセレクタが設けられている。紙幣判別
機とコインセレクタは一体的にされカードユニット10
0の所定位置に取り付けられている。紙幣の挿入によっ
て前述したようにプリペードカードの発行をするが、硬
貨の場合は千円単位として機能をし、100円を投入す
ると硬貨受付表示部103の頂上の表示体が1個点滅
し、25個の貸し出し遊技球を遊技球排出口113より
排出する。次に、200円目を投入すると、点滅してい
た表示体が点灯に変化し、遊技球の排出がなされる。5
個すべてが点灯すると、擬似的にプリペードカード発行
の信号が生成され、500円の場合は、投入すれば12
5個の遊技球が排出され硬貨受付表示部103の2個の
表示体が点灯し3個目が点滅するようになる。満杯の点
灯の変化で同様に擬似的にプリペードカード発行の信号
が生成され、プリペードカードを扱っている管理会社へ
送信される。
【0027】このカードユニット100の特徴は、たと
えば、遊技中に大当たりが発生し、皿部に発射する遊技
球が不足したとき100円を投入すれば即、遊技の継続
が可能で、従来では、特定入球口を設けたパチンコ機の
遊技中に発射球が無くなって、大当たりが発生したと
き、発射する遊技球がないから、せっかく生じた大当り
権利の消滅になることがあった。このとき、プリペード
カードの発行から、続いてプリペードカードをプリペー
ドカード挿入口に挿入して遊技球の借り受け操作を行っ
てもよいが、札入れから千円出して挿入しようとしても
両手を使わなければならないので、どうしても発射ハン
ドルから手を離さなければならないという欠点を備えて
いたが本実施例のカードユニット100では、小銭が使
えるのでこのような心配する必要がない。といった優れ
た機能構成を備えている。
【0028】次に、パチンコ機10の背面側を図2に従
って説明をする。図2はパチンコ機10の背面を示した
もので、背面ではあるが前面枠12の上部には、先に図
1により図示した動作案内表示装置13の背後には、遊
技表示基盤27が取り付けられている。この遊技表示基
盤27の左方には、ハーネスワイヤが接続される遊技表
示装置コネクタ28が取り付けられている。前面枠12
のぼぼ全体を覆うようにクリア部材からなる機構装置2
6が取り付けられ、この機構装置26は、外郭であるプ
ラスチック成形時にノイズ防止のためのアルファモス粉
体(磁性体)を混入させて構成をしている。機構装置2
6は、図示しない機構装置ヒンジを支軸にして扉状に開
閉可能になっている。さらに、この機構装置26には、
機構装置26の部品の一部として、これもクリア部材か
らなる装置盤30が開閉可能に設けられている。前面枠
12の背部と機構装置26との間には遊技盤25が嵌挿
されており、クリア部材からなる機構装置26と装置盤
30から遊技盤25の背面の一部が視認可能になってい
る。
【0029】機構装置26の上部には、球タンク31が
取り付けられ、この球タンク31の側面に、補給検出器
32を上下に移動変更可能に設けられている。この球タ
ンク31は、遊技中において入賞があったとき、賞品球
として払い出すための遊技球を保有する目的で設けら
れ、遊技球の最大保有数が約800個位まで保有が可能
となっている。球タンク31の下には、遊技球を整列流
下させる遊技球誘導樋33が約3度の傾斜をつけて取り
付けられ、この遊技球誘導樋33の下流側に、方向を変
換する流路変換樋34(カーブレールとも言う)と、こ
の下流側に払出装置35とが着脱交換容易に接続されて
いる。流路変換樋34と払出装置35との間には、図を
省略した減圧屈曲樋(流路変換構成)が遊技盤25の裏
面に対して膨出型構造になって着脱容易に填め込まれて
いる。従来の機構装置の減圧屈曲樋は、遊技盤に対して
平行で複式「く」の字型にしてあるから機構装置に占め
る面積が本実施例の機構装置26より大きな面積占有と
なっている。従って、遊技盤25の後方開口部の面積が
大きく採れ、メンテナンス時における取り扱いが便利と
なっている。また、流路変換樋34と払出装置35と
は、その接続方向が流路方向に接続され、流路変換樋3
4の出口が払出装置35の入口に挿入されるようにして
ある。このように接続しないと球タンク31からの球重
量でずれが生じ、合わせ目で球噛み現象が生じる(例特
開平5−253343)。この点、差込方式はなんら問
題がない。払出装置35には、排出球検出器42(図6
により後述)が設けられ、払い出しが実行されると払い
出す遊技球の数を数えることができる。払出装置35の
下流部には、球抜装置(図示略、以後同)が接続され、
図示しない球抜スイッチをオンにすると球タンク31や
遊技球誘導樋33及び払出装置35に保有している全て
の遊技球をパチンコ機10の外に排出することができ
る。
【0030】機構装置26の右方上部には、パチンコ機
10の遊技情報の出力や遊技機能操作が可能な信号授受
を、管理コンピュータ(詳細を省略するが遊技店に設
置)に連絡可能にする外部接続端子板36が取り付けら
れている。この外部接続端子板36には、電源コネクタ
39が取り付けられ、この電源コネクタ39に電源コー
ド38が差し込まれている。電源コード38のそれぞれ
の先端には、外部接続端子板36側に雌形式の電源コネ
クタ39と電源取り込み側に電源プラグ40とが、電源
コード38と共に一体化されて取り付けられている。電
源コード38の電源プラグ40側には、電圧制限を記載
した電圧制限ラベル41(AC24Vと明記)が貼り付
けてある。電圧制限ラベル41は、パチンコ機10を設
置している遊技機設置島において、電源コード38の電
源プラグ40を、共に図を省略した遊技機設置島内部の
給電コードプラグへ差込時に、左手に電源コード38と
右手に給電コードとを持って差し込む姿勢となる。この
とき、左手にもった電源コード38の電圧制限ラベル4
1が正位置で目前になるように貼り付けてある。図1で
説明したように前面枠12が左ヒンジで右側が遊技客側
へ開放できる構造であるから、電源コード38を取り付
ける姿勢が以上説明した通りに電圧制限ラベル41の貼
り付ける位置や方向性を採り入れている。従って、間違
って100Vの給電コードに差し込むことがない。パチ
ンコ機10以外にも広く応用可能である。尚、本実施例
の電源コード38の構成は、出願人が先に出願した特願
2001−133409に記載した内容と同等の構成を
しているから、この出願内容を援用する。
【0031】機構装置26に設けられる装置盤30は、
機構装置26側に設けられる装置盤ヒンジ44と装置盤
30側に設けられる装置盤ヒンジ44と共同して、装置
盤ヒンジ44を支軸にして装置盤30が、機構装置26
から離脱するように開閉可能になっている。装置盤30
の左側上下には、公知のナイラッチ45が、それぞれ取
り付けられ、対する機構装置26にもナイラッチ45が
保持する、図を省略した穴が設けられている。装置盤3
0が機構装置26へ閉鎖状態にあるときは、ナイラッチ
45により機構装置26に固着できるようになって、装
置盤30を開放するときは、ナイラッチ45を引き出せ
ば開放ができる。装置盤30を外すときは、装置盤30
を最大開放状態にして引き上げれば、機構装置26から
とりだしができるようになっている。装置盤30の周囲
と中央横断部には、配線収容樋46(復点線周囲)が設
けられ、この配線収容樋46には、各色からなる透明な
メインハーネス47(復点線表示)が収容されている。
装置盤30には各種制御装置が取り付けられており、上
部から入賞記憶表示部29を備えた入賞記憶装置48と
その左下には、電源制御装置49、略中央部にメイン制
御装置50と、この下側に動作制御装置51と、その右
側にアース端子盤52とがそれぞれ取り付けられてい
る。これらの各制御装置やアース端子盤52とは、メイ
ンハーネス47により前面枠12や遊技盤25及び機構
装置26に設けた電機部品とを接続をしている。メイン
制御装置50は、演算や入出力を司る8ビット構成のC
PUを備え、周辺チップにRAM、ROM、I/O等か
らなっている。さらに、RAMより対ノイズ性に優れた
フラッシュメモリをも搭載しており、タイマーリセット
のフラグや遊技データのフラグに利用されている。
【0032】ここで、動作制御装置51の内部の様子を
図3の簡易図によって説明する。図3は動作制御装置5
1を分解した斜視図であって、実装されている電機部品
の内、当該コネクタのみを表示し、他の集積回路チップ
やコンデンサ、抵抗器及び一部の説明に必要のないヘッ
ダコネクタ等は省略している。動作制御装置51の内部
には、出力制御基盤201と払出制御基盤202、音声
制御基盤203及び発射制御基盤204とが収容されて
いる。出力制御基盤201には、FPCコネクタ205
(ケーブルを直接接続可能)と雄基盤コネクタ206
が、払出制御基盤202と音声制御基盤203には、雄
基盤コネクタ206に加え雌基盤コネクタ207が、発
射制御基盤204には、雌基盤コネクタ207それぞれ
実装されている。これら基盤は、図に示すように雄基盤
コネクタ206に対して雌基盤コネクタ207がそれぞ
れ挿入可能になっており、出力制御基盤201に対して
払出制御基盤202が矢印a方向に挿入され、払出制御
基盤202へは矢印b方向に音声制御基盤203が、音
声制御基盤203に対しても発射制御基盤204が矢印
c方向にそれぞれ挿入連結される。これら4個の基盤に
は、図を省略したが、上記の各々基盤に接続される電気
部品や電源制御装置49へのコネクタが設けられてい
る。
【0033】動作制御装置51は、底部が基盤台208
と表部が基盤蓋209からなって、基盤台208へ出力
制御基盤201と払出制御基盤202、音声制御基盤2
03及び発射制御基盤204が連結状態で図を省略した
取付ビスにより止着され、この上に基盤蓋209が重ね
られる構成である。この基盤台208と基盤蓋209
は、蛍光色彩を帯びたクリアなプラスチック部材からな
り、基盤台208の裏側には、対電磁特性の優れた珪素
鋼板からなる電磁波遮蔽盤212が取り付けられると共
に、この電磁波遮蔽盤212の4隅にタップ孔215を
設けている。基盤台208と基盤蓋209と共に電磁波
遮蔽盤212とは、重ね合わせてタッピングビスにより
タップ孔215から締め付ける。電磁波遮蔽盤212が
珪素鋼板であるから非常にもろいので頻繁に抜き差しが
できないが、セキュリティのこともあるので、一般人で
は開閉を不可とされているので問題はない。基盤蓋20
9には雄セキュリティ210、基盤台208には雌セキ
ュリティ211が設けられ、4個の基盤をセットしてプ
ラスチック成型したビスにより、基盤蓋209側の雄セ
キュリティ210から4個挿通して、この内3個は押し
込み(基盤台208に達しない)にし、残り1個を基盤
台208まで締め付ける。メンテナンス時に動作制御装
置51を開放する場合は、1個の締め付けたビスを力一
杯締め付ければ、プラスチック成型したビスであるから
容易にビスの頭部が切断されて開放ができる。但しビス
の切れ端が残るので開放されたことの確認ができる。電
磁波遮蔽盤212の一部には、遮蔽板端子213が設け
られ、アース端子盤52から延設された炭素コード70
が接続されることとなるが、炭素コード70には、図を
省略した絶縁被覆で覆われたタブオン端子214が設け
られ、このタブオン端子214によって遮蔽板端子21
3に接続する。以上が装置盤30の構成説明である。
【0034】戻って、装置盤30の略中央部でメイン制
御装置50の上部には、窓が設けられ、この窓は遊技盤
25に取り付けられる電動役物装置53(図3により後
述)の背部が突出するように開けられている。電動役物
装置53の背部の右下側には、半電動式の装置盤錠54
が取り付けられ、図を省略した装置盤蓋を装置盤30に
覆って押し込むと、詳細を省略するラッチ機構が働いて
装置盤30を覆い、固着させることができる。装置盤蓋
を外すときは、これも図を省略する管理者鍵(公的認定
された管理者)により施錠解除することができる。詳細
図を省略するが、装置盤錠54は、電気的ロックされて
おり、管理者鍵を押し込むと電気的ロックが解除され、
管理者鍵を時計方向に回せば装置盤蓋が外れ、電気的ロ
ックの解除が管理コンピュータへ送信され、解除したこ
とが記録される。これら、装置盤錠54と管理者鍵によ
る装置盤30の管理は、各制御装置の違法交換や各制御
装置の改変と言ったことの防犯目的で設けられているか
ら、それ相当の防犯効果が生じる。
【0035】図に戻って、メインハーネス47からは各
電機部品に接続できるように支線が引き出してあり、そ
の内容を次に説明をする。装置盤30から突出している
電動役物装置53の背部には、メインハーネス47から
の2組のリード線に付けられた役物電源コネクタ55と
役物制御コネクタ56とが接続されている。役物電源コ
ネクタ55からのハーネスワイヤは、電源制御装置49
へ接続され、役物制御コネクタ56からのハーネスワイ
ヤは、メイン制御装置50に接続されている。入賞記憶
装置48には。記憶装置コネクタ57が取り付けられ、
記憶装置コネクタ57からのハーネスワイヤはメイン制
御装置50と動作制御装置51へ接続されている。配線
収容樋46の上部からは、遊技表示装置コネクタ28に
接続するリード線が引き出され、続いて外部接続端子板
36へ接続するリード線には外部接続コネクタ58が付
けられている。装置盤30の上部からには、遊技盤25
へ接続する遊技盤入出力線59が引き出され、装置盤3
0のほぼ中央右側には、払出装置35(図6により詳
述)に接続する有色透明な払出装置ハーネス256が引
き出してある。図6と図7とにより詳述するが、払出装
置ハーネス256には、払出装置コネクタ60が付けら
れている。メイン制御装置50と動作制御装置51と
は、FPCリボンケーブル61により直接接続され、メ
イン制御装置50に生じる各種データをパラレルライン
方式によりパラレル送信が可能になっている。装置盤3
0の右下には、受皿装置14へ接続する受皿装置コネク
タ62が、メインハーネス47から引き出されたリード
線に接続されている。さらには、図の記載をできない
が、発射装置接続線63も引き出されている。図示した
ようにメインハーネス47から引き出されているリード
線は、装置盤ヒンジ44の軸線に沿って引き出されてい
るから、装置盤30を開放するとき、コネクタを抜かな
くても開放が容易にできる。
【0036】従って、装置盤30を開放しなければでき
ないようなメンテナンス作業が容易となり、例えば、電
動役物装置53に故障が発生して交換を余儀なくする場
合、役物電源コネクタ55と役物制御コネクタ56とを
抜くことと、電動役物装置53を保持する電動役物装置
取付枠76を遊技盤25に取り付けたビスを取り除くこ
とで交換ができる。従来のパチンコ機等の弾球遊技機で
あれば、機構装置を開放しなければならないので、複数
個のコネクタ(図柄表示装置のコネクタ、発射装置のコ
ネクタ、払出装置のコネクタ、前面枠に設けられる報知
手段へのコネクタ、電源に係わるコネクタ)等を抜かな
いとできない。遊技店で突発故障(球詰まり等)が起き
たとき、このような作業ができないから遊休台として故
障札をいれ、遊技客に他のパチンコ機へ移動を促すが、
気分の乗っている遊技客は気分をこわして遊技店を去る
こととなる。本実施例のパチンコ機10は、装置盤30
の採用により、遊技店で突発故障が起きたときは、即修
理対応ができるから遊技店では売り上げの減少をみるこ
ともなく、遊技客も遊技の続行ができるのでなんら問題
が起きないと言った優れた構成要件を備えている。
【0037】機構装置26の左下で前面枠12の背部に
は発射装置64が取り付けられ、この発射装置64に
は、発射モータ65が設けられている。この発射モータ
65には、図示しない発射制御コネクタが取り付けられ
ている。さきに述べた発射装置接続線63が、この発射
制御コネクタに接続され、発射モータ65の発射制御コ
ネクタから着脱自在になっている。発射装置接続線63
は発射の駆動と停止の制御できるようにされ、さらにこ
の発射装置接続線63は、弱蛍光色彩を帯びた透明ハー
ネスワイヤによって作成されると共に、各線を融着させ
て取り付け状態に形状記憶している。従って、取り付け
作業が簡便になり、垂れ下がりがないので咬み込む心配
もない。機構装置26の中央下にはアウト球排出口66
が設けられ、遊技盤25に打ち込まれた全ての遊技球
が、このアウト球排出口66より排出され、排出された
遊技球は、遊技機設置島内部へと誘導される。アウト球
排出口66の内側であってその周囲には、詳細図を省略
するが、静電気の吸収と破損防止の目的で金属板が貼り
付けられている。この金属板には、後述する炭素コード
70が接続され、対する接続先がアース端子盤52へと
接続している。
【0038】前出した電源制御装置49には、メインハ
ーネス47へ接続される各制御装置への電源線が引き出
されて、電源制御装置49のほぼ全体を覆うようにアル
ミ放熱板67が設けられている。このアルミ放熱板67
には、放熱ファン68と、静電気を中和させるための炭
素コード70とが取り付けられている。放熱ファン68
は、電源制御装置49内部に生じる熱を好適に排出がで
き、熱の籠もりで詳細を述べない制御部の異常動作を抑
えることができる。一般的には、電源部を開放状態にし
て熱の籠もりの防止をしているが、開放状態であるから
外部からの電磁波の影響を受けやすく、特に3端子レギ
ュレタは異常高圧(マイクロセックの髭状波)を検出す
ると一瞬電源入力側を遮断して、出力側を短絡させて、
自己保全をしている。このような瞬停現象が生じること
があったが、本実施例のアルミ放熱板67で好適に外部
ノイズの遮断が可能となり、熱の籠もりによる温度上昇
で生じる瞬停現象も生じることもなくなった。電源制御
装置49には、通電表示部69が設けられ、各制御装置
への通電状況を表示できるようになっている。通電表示
部69の光源は、赤色と緑色2色LEDを利用してお
り、緑色が点灯しているときは正常通電を示し、赤色の
点滅は、短絡を検出したとき、赤色の点灯が通電不良を
示すようにしている。赤色と緑色の交互点滅で橙色(柿
色)となり、この橙色の点灯が電源制御装置49の出力
電圧不足を示し、点滅が電流過剰(短絡でない)を示す
ようにしている。緑色の点滅が他の電源と競合している
ときを示し、競合する同士の点滅がみられる。
【0039】前述の入賞記憶装置48は、公知のROM
やRAM及びI/Oを備えた8ビット構成の1チップマ
イクロコンピュータを備え、入賞に係わる記憶と表示を
する制御をおこなっている。以上の構成されたチップの
内に、公知の電気的書き込みと消去可能なEEP−RO
Mをも設けられている。入賞記憶表示部29には、モノ
クロ液晶(詳細図略)とリセットボタン43とが取り付
けられている。EEP−ROMは、入賞があって払出実
行前に、クリア処理をしてから払出数を一旦電気的に書
き込んで、さらに払出実行後電気的に消去更新するよう
になっている。EEP−ROMに代えてフラッシュメモ
リでもよいが、ノイズによってデータ変化が起きる場合
があるからノイズ対策を充分にすれば利用可能である。
記憶を消去するリセットボタン43は、3秒以上押すこ
とによって電気的に内容を消去できるようになってい
る。テスト等のときのために2回以上高速連続押して数
値の手動上昇記憶も可能で、払い出しの実行中にEEP
−ROMの更新する状況を検査する機能をも備えてい
る。従来から利用されているチュウム電池や高容量のコ
ンデンサによってRAMのデータ保持は、対ノイズ性に
弱い。このことは、目視確認ができる電力的放電では、
基盤の回路構成やプログラム処理によって対応できる
が、ビス等に集電された静電気が放電するとき(目視確
認が不能な非電力的放電)に生じるノイズが、ナノセッ
ク幅であるのでノイズ処理が困難である。従って、CP
UのレジスタやRAM及びI/Oのラッチ回路に異常を
きたし、全てが電源投入時の状態になることがある。E
EP−ROMを利用するとこのような問題はおきない。
【0040】メイン制御装置50が入賞の検出をする
と、遊技球の払い出しのコマンド情報を入賞記憶装置4
8と、動作制御装置51の払出制御基盤202に対して
一方的に割込フラグを伴って送信する。受信した入賞記
憶装置48は、入賞数をEEP−ROMに記憶して入賞
記憶表示部29に表示をし、払い出しのコマンド情報を
受信した払出制御基盤202は、即払い出しの実行をす
る。払出指令コマンドを受信した入賞記憶装置48は、
払出指令コマンドを分析して、結果をメモリカウンタに
記憶させる。払出指令コマンドを受信した払出制御基盤
202(図3により後述する)は、払出指令コマンドを
分析して、その結果に基づいて払い出しの実行をさせ
る。払い出しが実行されると、後述の賞球個数検出部
(図示略)が通過する遊技球を検出して、検出した分の
数をメモリカウンタの更新処理を実行する。更新処理
は、一旦消去して、別の数値を書き込むことを言う。
【0041】従来の入賞記憶は、保持電源でメイン制御
装置の特定領域のRAMを保持し、落雷等によって引き
起こされる瞬間停電や通常停電に備えていた。ところ
が、この方式の欠点である電源の通電、非通電時に生じ
るノイズや遊技球の衝接による静電気の放電現象及び落
雷等によって生じる電力的ノイズ等により、RAM内容
の変化で払出数に異常をきたすことがあって、記憶値が
多かったり、少なかったりし、さらにはRAMの作業領
域に変化をもたらし、初期値に戻ると言ったこともあっ
た。このうち、瞬間停電という事態が少なかったので遊
技客や遊技店の管理者等に知れることが無く過ぎている
のが実状である。特に落雷等による停電時には顕著に現
れるが、停電による照明の無い状態からでは、遊技客が
動揺をしているので、気付かれることがなかった。本実
施例の入賞記憶装置48はこのようなことがなく、遊技
客にも遊技店の管理職にも安心してパチンコ機10を利
用することができるといった優れた効果を奏する。
【0042】次に、球タンク31の補給検出器32は、
アナログ的な検出方法を採用しており、半導体からなる
磁性体検出方法で内部に比較回路とスイッチング回路と
を備えている。この補給検出器32は遊技内容によって
補給タイミングと補給要求時期がそれぞれ異なるように
メイン制御装置50のプログラムによって制御をしてい
る。例えば、第一種型パチンコ機と第三種型パチンコ機
であれば、一気に多量の遊技球が放出されるので、補給
スピードが一定のため途中で補給遅れが生じないように
早めの補給要求をし、第二種型パチンコ機であれば、遊
技釘の反発力に変化を与える振動を吸収するかいなかの
自重的であって、自動的な入球率変化(遊技スランプ)
をさせるため遅く補給要求をするようにしている。従っ
て、相反する要素を備えた遊技機全般に好適にその威力
が発揮できる。
【0043】また。アレンジボール遊技機やじゃん球遊
技機では、第三種型パチンコ機と第二種型パチンコ機と
の双方の遊技特性を備えているので遊技店において機能
選択ができるようにこの補給検出器32が上下方向に移
動可能として、プログラム上の補給要求の設定値は第一
種型パチンコ機と第三種型パチンコ機との中間値にして
いる。この補給に係わる遊技特性(遊技スランプ)は、
必ず発生するとは限らず、外気温や外気湿度と、遊技盤
25の含有湿度と温度と、さらには、遊技盤25のベニ
ヤ材質や接着斑等によっても影響が生じるので、本実施
例の補給検出器32による補給方法は調節可能であるか
ら優れた構成を備えていると言えよう。
【0044】本実施例の補給要求以外に古来からある球
タンク31の左側面にマイクロスイッチを取り付ける方
法もあるが、この場合でも遊技特性は、機種に似合った
プログラムの作成方法によってかなり精度の高い補給が
可能である。例えば、最初の補給数を起点として払出数
に対して発射数を算出して、特定の数値に達したら補給
を開始する方法である。この場合であると営業の開始時
に起点となるべき貯留する遊技球の定量をセットしなけ
ればならないので面倒である。マイクロスイッチが作動
して補給をする従来の補給方法は、利用するマイクロス
イッチが機械的接点を用いているので、補給時に遊技球
の衝突によってアクチェータなど機構的各部に変形や変
質が生じて信頼性に欠ける欠点を有している。この点に
注意すると共に、早めにマイクロスイッチを交換などを
して利用すれば良好に使用可能である。ここでマイクロ
スイッチの、ある特性を述べれば、採用するマイクロス
イッチの押し圧グラムが20グラムとした場合、初期で
は20グラムであっても複数回オンとオフの繰り返し後
(遊技球のまばらな衝突)には押し圧グラムが15グラ
ム以下に下がり、アクチェータに接するレバー等の自重
により戻らなくなることがある。これは、マイクロスイ
ッチ内部の接点片が隣青銅で作成されており、この隣青
銅は、僅かではあるが形状記憶の性質も備えているので
このような現象が生じる。この特性を考慮して押し圧グ
ラム数とアクチェータ及びレバー等を選択して利用すれ
ばよい。
【0045】本実施例では、補給要求の設定値を第三種
型パチンコ機の値にしてあり、遊技球の不足を検出して
から、約100個前後の賞球払い出しの実行後に補給要
求をするようにしている。これ以外にも、遊技盤とプロ
グラムを第一種型パチンコ機と第三種型パチンコ機の設
定にしたものであれば、補給検出器32を最上部に固定
し、連続払い出しが実行されて約2500個が払い出さ
れてても球タンク31に少しの遊技球が残るようになっ
ている。この場合大当り信号の停止と同時に払い出し信
号の停止となるから正確なベース値と出玉率が記録が可
能となる。従来の補給要求方法では、大当りが発生して
賞球の払い出しが実行されても、補給要求するスイッチ
の取り付け位置の関係から球タンクが空になって初めて
補給の開始がされる。補給スピードに比べて払い出しの
スピードがはるかに速いので、賞球の払い出しが弱間歇
実行がなされる。この結果、大当り終了後でも入賞記憶
分の払い出しの続行がされるので、大当り信号と払い出
し信号との差でベース値と出玉率に誤差が生じている。
このベース値と出玉率に誤差が遊技店に不測の利益格差
が生じることがあり、これら調整を感にたよって釘調整
をしているのが実状である。本実施例の補給方法を採用
すればこのようなことがない。
【0046】図1で前面側を説明したカードユニット1
00の背面の説明をする。カードユニット100の背面
上部には、情報連絡コネクタ114が設けられ、遊技店
に設置してあるカード管理コンピュータ(図略)とのプ
リペードカードやICカード及び現金の投入に関する情
報の連絡用にされている。情報連絡コネクタ114の下
方には、ユニット鍵118を設けた通貨回収函115が
取り付けられている。図を省略したが、特定遊技店の遊
技機設置島内部には、通貨回収用コンベアが設けられ、
この通貨回収用コンベアに通貨排出接続樋が各パチンコ
機10の位置に合うように設けられ、通貨回収函115
を取り除いて図を省略した通貨排出接続樋を付けること
が可能にもなっている。通貨回収函115の下には無効
プリペードカード排出口117が設けられ、着脱自在に
図示しない受け箱も設けられている。従来は、無効にな
ったプリペードカードを有価価値が無くなったときに、
遊技客側に排出していたが、無効になったプリペードカ
ードを違法に更新処理をすることの防止のために、使い
切ったプリペードカードを遊技客の手の届かない位置に
排出するようになっている。
【0047】無効プリペードカード排出口117の下に
は、ユニット鍵118を設けた補充カード装填函116
が取り付けられている。高額紙幣(千円札)を通貨挿入
口104に挿入すると、補充カード装填函116からプ
リペードカードが内部に取り込まれ、所定データが記憶
されて、残高表示部108に紙幣分に相当する貸球量と
度数が表示される。貸球の要求をしないときは、精算ボ
タン110を押すことによって、このプリペードカード
を遊技客側に排出することができる。これにより従来か
ら遊技機設置島サイドに設置してあるプリペードカード
発行機の設置が不要となり、容易に遊技客は席を立たず
にプリペードカードの購入ができるようになると共に、
遊技店においては高価なプリペードカード発行機の設置
をすることがなくなり、その分、遊技客に有利な遊技質
量をあげることが可能となる。カードユニット100の
背面下部には、図示しない電源コードが引き出してあ
り、この電源コードの先端には、給電するためのユニッ
ト電源プラグ119が取り付けられている。この電源コ
ードは、アルファモス等の磁性体粉末を混入させた被覆
からなり、不良電磁波の発信源とならないようにしてい
る。また、この電源コードは、3線式で、その中央1極
が図示しないアース端子にしている。
【0048】次に図4により、遊技盤25の表構成の説
明をする。遊技盤25は、ベニヤ板71からなり、この
ベニヤ板71の製造は、ロール状においた木材(ブナ材
及びラワン材)を板状切削すると連続した薄板状にな
る。これを規定寸法に切断し、複数枚を接着剤を塗布し
て年輪組成を交直重ね合わせて乾燥させて作成されてい
る。薄板を接着する接着剤は、湿度に順応する塩化カル
シュームを少量混入しており、僅かながらの導電性を帯
びている。遊技盤25の盤面上部には、遊技盤装飾72
が取り付けられ、この遊技盤装飾72の左側には、2段
表示構成の球不足表示部73と左側にも2段構成の入賞
表示部74とが設けられている。
【0049】遊技盤25の略中央には、電動役物装置5
3が取り付けられ、この電動役物装置53は、電動役物
装置取付枠76により固着され電動役物装置53と電動
役物装置取付枠76を含んで電動役物装置53という。
取り付けは、遊技盤25に電動役物装置取付枠76を取
り付けてから電動役物装置53を遊技客側より押し込む
と、図を省略した複数個の爪により着脱自在に固定する
ことができる。電動役物装置53の頂上には、遊技球の
通過可能な図柄変動始動口75が設けられ、その下側が
障害屋根78になって、遊技球が図柄変動始動口75を
通過してから障害屋根78におい左右に振り分けられる
ようになっている。障害屋根78には、8個からなる保
留表示部77Aが設けられると共に、障害屋根78の下
に、変動図柄表示可能な図柄表示部77が設けられてい
る。この図柄表示部77は、公知の液晶表示装置で、副
遊技を演出するために設けられている。
【0050】発射された遊技球が図柄変動始動口75を
通過すると保留表示部77Aが点灯し。さらに通過を検
出すれば点灯が増加する。保留表示部77Aに保留の点
灯があると、図柄表示部77の図柄が変動を開始して保
留表示部77Aの点灯が減灯され、保留表示部77Aの
点灯が全て無くなると図柄の変動もしなくなる。電動役
物装置53の略中央下の左右には、動力で図示しない芯
軸から傾動可能な受入翼79と、これも動力で図示しな
い芯軸を軸として上下傾動可能な誘導翼80がそれそれ
一対ずつ設けられている。受入翼79は点線で図示する
受入翼79’へと傾動と復元ができ、誘導翼80は誘導
翼80’へと上下傾動させることができる。受入翼79
と誘導翼80は、後述するロータリソレノイド227に
連結してあるので、このロータリソレノイド227に通
電することによって、上述の動作駆動が可能となる。
【0051】左右の誘導翼80の中央には、詳細図を省
略した特定装置81が設けられ、図5により後述する特
定装置ソレノイド232の駆動力によって出没可能な特
定保留部82を備えている。特定条件の成立によって特
定保留部82が没して、この没した後に遊技球の取り込
みが、1球のみ可能となり、特定条件の終了と共に遊技
球を取り込んで再び特定保留部82が出現するようにな
っている。特定保留部82の左右には、領域外入賞口8
3が設けられ、特定保留部82に入球できなかった遊技
球がこの領域外入賞口83に取り込まれる。電動役物装
置53の上部左右には、ランプ風車84が取り付けら
れ、それぞれのランプ風車84の下には、金属翼からな
る風車86も取り付けられている。それぞれの風車86
の下には、中央を遊技球の通過が可能な樋を設けた風車
入賞口87が取り付けられている。この風車入賞口87
の下部には、上部から落下してきた遊技球を検出する風
車センサ91が設けられている。風車入賞口87の入口
上部には、遊技球の通過を可能範囲にした風車命釘92
(点線で図示)が打ち込まれている。
【0052】電動役物装置53の左右には、取り付け構
造を後述するサイドランプ(発光装飾装置)85が設け
られている。電動役物装置53の下には、開放時のみ入
球可能な電動チューリップ89が取り付けられ、この電
動チューリップ89の左右には、一般入賞口88が、そ
して、遊技盤25の遊技領域の最下部にはアウト口90
とが設けられている。前述のサイドランプ85は、図を
省略した遊技釘により周囲を囲って遊技球が衝突しない
ようにしており、さらに、このサイドランプ85の背部
には、図を省略したダボピンが背部に設けてある。遊技
盤25にもサイドランプ85のダボピンに合う位置にダ
ボピン孔が開けてあり、このダボピン孔へサイドランプ
85のダボピンを挿入するのみで止着できるようになっ
ている。従来のサイドランプは、叩き込み式か、ビス止
め方式が通例であり、サイドランプのランプが切れるな
どのときのメンテナンス時には、遊技客側からのランプ
の取り替えが、+ドライバーの使用や釘起こしドライバ
ー等を使用しなければ、取り出しが困難で、非常に面倒
である。
【0053】本実施例のサイドランプ85は、表側表層
にウレタンゴム(硬度15度)が貼り付けてあり、ガラ
ス枠の解放時に脱落しない程度に押し込んで、手で容易
に抜けるようにしている。従って、差し込むようにして
いるから取り付けや取り外しが簡単であって、遊技盤2
5の組立時に、作業員による取り付けでもロボットによ
る取り付けでも1行程で取着ができる。従来の方式で
は、複数の部品の組み合わせて取り付けるか、または、
ビス締めを必要としているので、本実施例は、コスト的
に有利になっている。尚、本実施例の8個からなる保留
表示部77Aは、保留記憶を最大8個に制限しており、
通過式のため賞品球の払い出しがないのでベース値の保
証が低く、そして不安定となる。そこで8個に制限し
て、多く記憶させないようにている。実際には5個から
7個の点灯になるように天釘関係を調整すれば、遊技客
及び遊技店双方に満足される出玉率が得られる。
【0054】次に、遊技盤25の裏面について図5によ
り説明をする。尚、この図5は、遊技盤25の裏側を示
すもので、表側に設けられる各部品の背面を示すものと
なって、同一番号の部品はその裏面を示している。遊技
盤25は、前述の通りベニヤ板71から構成され、その
上部には、図3により図示した遊技盤装飾72に設けら
れた球不足表示部73と、入賞表示部74との電機部品
を配設する装飾基盤221が取り付けられている。この
装飾基盤221には装飾基盤コネクタ222が取り付け
られている。装飾基盤221の下部には、配線樋223
が取り付けられ、この配線樋223の下部には誘導樋部
224が併設されている。配線樋223には、透明な蛍
光色素を含んで接続別に色分けした遊技盤ハーネス22
6(点線で図示)が樋部(図示略)に埋設され、この遊
技盤ハーネス226から図示しないハーネスワイヤが分
岐して装飾基盤コネクタ222に接続されている。配線
樋223の上部には、有色透明の配線樋コネクタ225
が取り付けられ、この配線樋コネクタ225は、遊技盤
25に設けられる各電気部品からのハーネスワイヤを遊
技盤ハーネス226として、全てを纏めて接続してい
る。遊技盤ハーネス226は、電動役物装置53を駆動
させるための制御ハーネスワイヤ(図示略)と、電動役
物装置53に設けられ遊技球通過を検出する検出器(図
示略)に接続される入力ハーネスワイヤ(図示略)及び
発光装飾装置(サイドランプ85、電動役物装置53内
のランプ等)を駆動させる駆動ハーネスワイヤとを融着
して配線樋223内に填め込まれている。融着しなくて
も樹脂により固着してもよい。これにより遊技内容を変
化させる異物の仕込みができなくなる。
【0055】ここで配線樋コネクタ225について図6
を参照して詳述する。図6は、配線樋コネクタ225の
実体斜視図で、2個の成型物を合体させて本体部99が
形成され、合体ビス98により本体部99が合体構成と
している。本体部99は、遊技盤ハーネス226からの
先端部にコンタクトピン94を圧着接続して本体部99
に挿嵌するようになっている。本体部99にはロックレ
バー93が設けられ、このロックレバー93はレバー軸
95を支軸にして傾動可能になっている。本体部99に
はピンロック孔96と取着ビス孔97とが設けられ、ピ
ンロック孔96はコンタクトピン94をロック保持でき
るようになっており、取着ビス孔97は配線樋223の
上部に取着するためのビス孔になっている。
【0056】普通、一般的な遊技盤に設けられる各電気
部品と、各制御装置(メイン制御装置とランプ制御装
置)間を接続する構成は、まず第1に遊技盤裏側に端子
基盤を設けて、各電気部品からの接続ハーネスワイヤに
雌コネクタを取り付けると共に、この端子基盤には、こ
の雌コネクタに合うような雄コネクタを設けて、各電気
部品からの雌コネクタを各々接続(各電気部品数に合っ
たコネクタ数が必要、そして差込違いを防止のために雄
雌とも各色に染色)をする。第2に、端子基盤から各制
御装置へ連絡するための複数個の雄コネクタ(機種別に
仕分けのために雄雌とも染色)を設ける。以上の構成か
らみれば、端子基盤と言う部品、端子基盤に設ける複数
個の接続別コネクタ、そして、この端子基盤に各雄コネ
クタを搭載する行程と、雄コネクタと端子基盤とを半田
付けするソルディング行程(自動半田付)が必要であ
る。このように従来は、遊技盤製造に係わる行程におい
て、多くの単体部品(同じコネクタでも各色に染色して
ある)と組み付け及び組み立て行程にコスト的に難点を
有している。また、以上の構成からすると、部品点数分
の余裕在庫も必要となるから、それだけ資金も必要とな
る。
【0057】図5に戻って、前述したように遊技盤25
には電動役物装置53が設けられ、この電動役物装置5
3には、前述した役物電源コネクタ55、役物制御コネ
クタ56、4個のロータリソレノイド227等と、ソレ
ノイドコネクタ(図示略)を設置している特定装置ソレ
ノイド232、特定装置センサ233及び領域外入賞口
センサ234も設けられている。やや下がって、電動チ
ューリップ89には、電動チューリップソレノイド22
8が取り付けられ、この電動チューリップソレノイド2
28には、作動電力を受けるためのソレノイドコネクタ
229と遊技球通過を検出する電動チューリップセンサ
230とが設けられている。一般入賞口88には、これ
も遊技球通過を検出する一般入賞口センサ231が左右
(一方図示略)に設けられている。誘導樋部224の下
は、アウト口90の出口で図示しないベニヤ板をくり抜
いて通路が形成されている。各種センサには図示を省略
した雄型センサコネクタが設けられ、対する雌型センサ
コネクタには、色別透明ハーネスワイヤ(図を省略、融
着複線)が接続されて遊技盤ハーネス226へ混成され
て配線樋コネクタ225に接続している。配線樋223
による配線作業は、出願人が先に出願した特願2001
−222306と類似の構成になっているので、その作
業等や効果説明は、これを援用する。
【0058】本実施例の入賞に係わる賞品球数は、一般
入賞口88が6個の払い出しとし、電動チューリップ8
9と特定装置81及び領域外入賞口は15個の払い出し
にしている。風車入賞口87は、1個の賞品球を払い出
し、丁度、アレンジボール遊技機のリプレー孔に類似し
て再打球と同等にしている。風車入賞口87は、直線的
に通過樋が設けられ、その内部に錘を擁して常時この樋
が垂直状態にある。風車入賞口87は、上部に間隔の調
整可能な風車命釘92が打ち込まれており、この風車命
釘92を狭めると、横ぶれが吸収されて風車命釘92間
を通過する遊技球が直下に落下するようになる。真下に
落下すると、その通過量は減少するものの、その下に設
けた風車センサ91を通過するようになって、賞品球が
1個払い出される。風車入賞口87の特徴は、取り付け
位置からみても分かるように、入賞のチャンスが無くな
った遊技球が通るルートであって、左右のサイドランプ
85周辺を通過する遊技球があると遊技者は入賞チャン
スが無くなったと諦め、この周辺を通過する遊技球の通
過率が多いと客離れが生じる。そこで、風車入賞口87
を設けて、たとえ1球でも返してやれば遊技客は納得す
るようになる。
【0059】遊技店の扱いは、風車入賞口87への遊技
球の通過量が多くなると、ベース値(打ち球100に対
して払い出される数の値)が上昇する。ベース値を下げ
るようにするには、風車命釘92間を広げれば、横ぶれ
が発生して風車の入口の縁に当たって風車が回転をし
て、風車センサ91から外れる。従って、風車命釘92
間を広げれば、有利と思われれ、狭めれば、不利と思わ
れる(実際には有利)といった、相反する構成のなるか
ら、遊技店にとっても、遊技者にとっても納得できると
言った極めて優れておもしろい効果を奏する。
【0060】以上の構成をなすパチンコ機10の電気的
接続について図9に示す制御系統ブロック図より概略の
説明をする。制御系統の基としてのメイン制御装置50
は、パチンコ機10の裏側に設けられた装置盤30に搭
載され、その構成はCPU、RAM、ROMと複数の入
出力ポートとを備えている。入力ポートに接続される入
力側が2ポートとしており、1の入力ポートには、配線
樋コネクタ225を介して遊技盤ハーネス226に接続
され、この遊技盤ハーネス226から電動チューリップ
89に内装している電動チューリップセンサ230、電
動役物装置53内に設けられた特定装置センサ233、
領域外入賞口センサ234、電動役物装置53以外で遊
技盤25の特定位置に設けられる複数の一般入賞口セン
サ231、図柄変動始動口75に設けられる始動センサ
(図を省略)と風車センサ91とが接続されている。一
方、2の入力ポートは、前面枠12側に属する入力側と
してあり、球詰りによって払出装置35への通路で球詰
が発生したことを検出する球切検出器(図示省略)、前
面枠12とガラス枠が開放されたことを検出する枠開放
検出器(図示省略)、払い出す遊技球の数を数える払出
個数検出器(図示省略)、球タンク31の側面に設けら
れた補給検出器32、受皿装置14に組み込まれ発射球
数を検出する発射球検出器(図を省略)下皿21に遊技
球が一杯排出されて一杯になったことを検出する満杯検
出器(図略)及び装置盤錠54等である。
【0061】メイン制御装置50の出力ポートに接続さ
れる出力側は、2ポートの出力にしてあり、1の出力ポ
ートは電動役物装置53に接続されている。2の出力ポ
ートがチップセレクトを備えたバスライン制御方式で入
賞記憶装置48と動作制御装置51とが接続されてい
る。チップセレクトを備えたバスライン制御方式は、相
手方のに割込端子にチップセレクトを接続して各制御装
置を選択している。電動役物装置53には、電動役物装
置53の全てを制御する図示しない電動役物装置制御
部、液晶装置からなる図柄表示部77、電動役物装置取
付枠76(ペットボトル等に使用されるPET廃材料を
原材料にして成形し、濁色であるから表面を塗装する)
に設けられる図示しない周囲装飾表示部、特定装置ソレ
ノイド232、受入翼79と誘導翼80のそれぞれに設
けられるロータリソレノイド227及びバックライトと
バックライト電源部(共に図示略)等であり、図では記
載を省略した図柄変動始動口のセンサ、特定装置センサ
233と領域外入賞口センサ234とが電動役物装置取
付枠76一体化されて取り付けられている。図柄変動始
動口のセンサと特定装置センサ233及び領域外入賞口
センサ234は、電動役物装置制御部に入力はせず、役
物制御コネクタ56とメインハーネス47とを介してメ
イン制御装置50へ入力されている。
【0062】電動役物装置53の電動役物装置制御部
(図示省略)は、メイン制御装置50からのコマンド情
報に従って作動するROM、RAM、複数個の割込端子
(IRQ、NMI、リセット)及び10を内蔵して1チ
ップ化された公知のマイクロコンピュータを備えてい
る。電動役物装置制御部は、別付けされたクロック回路
のクロック信号に同期しながら、メイン制御装置50か
らのコマンド情報を分析して、分析結果から図柄表示部
77の図柄変動表示制御、特定条件に基づいて作動する
電動役物装置取付枠76の保留表示部77A、周囲装飾
表示部、特定装置ソレノイド232、受入翼79と誘導
翼80等を作動制御している。電動役物装置53は、図
柄表示部77と周囲装飾表示部、特定装置ソレノイド2
32、受入翼79及び誘導翼80等が一体化され電動役
物装置制御部により制御されているので、従来のように
主基盤制御装置で動作させるものと違って、電動役物装
置制御部によっておこなわれるからメイン制御装置50
にプログラム上の負担が少なくなり、電動役物装置制御
部が勝手に判断(主に内部に生成される乱数値によって
決定される)して制御しているから表示において一定の
表示でなくバリエーションに富んだ表示が行えると言っ
た優れた構成になっている。
【0063】動作制御装置51は、図3で説明したよう
に出力制御基盤201と発射制御基盤204、音声制御
基盤203及び払出制御基盤202とを雄基盤コネクタ
206と雌基盤コネクタ207とによって連結一体化し
ているので、各基盤間を接続する連結構成となってい
る。従って、ハーネスワイヤが不要となり、省略化され
コスト的に有利になっている。出力制御基盤201と発
射制御基盤204、音声制御基盤203及び払出制御基
盤202は、メイン制御装置50からのコマンド情報に
従って作動するROM、RAM、複数個の割込端子(I
RQ、NMI、リセット)とクロック回路及びI/Oを
内蔵して1チップ化された公知のマイクロコンピュータ
を備え、各制御基盤はチップセレクト端子により選択さ
れて、コマンド情報を分析して個々に自己判断しながら
作動制御するようになっている。出力制御基盤201の
出力先は、図を省略した出力ポート1に動作案内表示装
置13に接続され、出力ポート2が風車入賞口87に設
けられるランプ(LEDでも良い)、ランプ風車84、
サイドランプ85、球不足表示部73、入賞表示部74
の払出決定表示部及び払出済表示部(共に図示略)、遊
技店に設けられる管理コンピュータへの遊技情報を出力
する外部接続端子板36等である。
【0064】発射制御基盤204の出力先は、発射装置
64の発射モータ65とネームプレート20のタッチ表
示及び受皿装置14の内部に設けた球送装置(図を省
略)である。発射制御基盤204はメイン制御装置50
からコマンド情報に従って発射の制御をしているが、発
射ハンドル24からの信号で主たる動作をする。メイン
制御装置50から発射制御基盤204へのコマンド情報
は、不正遊技の検出と満杯検出及び球切検出によって発
射の停止制御するのみである。音声制御基盤203は、
メイン制御装置50からコマンド情報に従って制御さ
れ、この音声制御基盤203の出力先が可聴音スピーカ
17と超音波スピーカ18とに接続されて音波出力でき
るようになっている。音声制御基盤203の動作制御に
付いては、出願人が先に出願した特願2001−295
077と同等の機能を備えているのでこれを援用する。
払出制御基盤202の入力には、不要になった遊技球を
抜き取るための球抜スイッチが接続され、出力側には、
払出モータ(図略)と球抜装置が接続されている。払出
制御基盤202は、払い出しのコマンド情報をメイン制
御装置50から受け取って払い出しの実行をするが、停
電等の事故が発生したときは、接続線「a」により接続
されている入賞記憶装置48を参照して、残払出数の遊
技球を払い出すようにしている。
【0065】電源制御装置49は、メイン制御装置50
や、各制御装置及び制御基盤への電力を供給すると共
に、電力の消費動向を分析しながら、その電力の消費状
況によって各制御装置への供給電力の制御をしている。
従来はアナログ検出によって電流調整をしていたもの
が、本実施例の電源制御装置49は、例えば動作制御装
置51の出力制御基盤201が何個のランプを点灯する
から電力補充準備のコマンド受信等である。この電源制
御装置49はAC24V電源の受給からプログラムスタ
ートし、各制御装置と各制御部への電力供給開始の順序
と、各制御装置の作動開始の順序を各制御装置のリセッ
ト端子への制御とを行い、さらには補助電源を有してお
り、この補助電源は充放電可能なリチュウム電池(図
略)をも使用しており、電源制御装置49が停電または
瞬間停電を検出するようになっている。また、電源が遮
断されたらリチュウム電池の電源で球抜装置を作動させ
ることが可能となっており、従来では電源が遮断される
と球抜ができなかったが、本実施例のパチンコ機10で
は、リチュウム電池の電源で球抜可能となっている。
【0066】本実施例のパチンコ機10は、前述したE
EP−ROMの利用によって電源遮断処理の実行がなさ
れた場合、払い出しのデータと大当り権利が記憶されて
いるから電源の復活によって電源遮断時の状態で遊技が
再開される。EEP−ROMに書き込みのタイミング
は、大当りが発生すると、大当り権利と払い出し最大値
が書き込まれ、ラウンド途中のインターバルにおいて、
既に払い出されたデータを減算して、減算結果に基づい
て更新処理がなされる。通常の入賞によるデータは、入
賞記憶装置48を制御するCPU内蔵のRAMのみに書
き込みが行われる。営業中に停電等があったときは、大
当り権利と払い出しデータが保持されるが、それ以外は
電源の遮断によって全ての記憶が消去される。
【0067】電源制御装置49には、電源スイッチ37
が設けられ、この電源スイッチ37は、ソフト的なプロ
グラムスイッチで、この電源スイッチ37には、図示し
ない電磁リレーが接続され、この電磁リレーは4回路
(詳細図は略)内蔵し、1回路が自己保持接続をしてい
る。電源スイッチ37の一瞬のオンで電磁リレーが自己
保持して連続通電になる構造で、電源スイッチ37のボ
タンを押して電源の投入となれば、まず、電源制御装置
49が立ち上がって、各制御装置と制御基盤への通電が
プログラムに従って順次通電され、強制リセットも順次
解除する。電源の遮断は、電源スイッチ37のボタンを
押すと、電源の遮断信号であると電源制御装置49が判
断し、強制的にリセット信号を各制御装置や制御部に送
信をしてから電磁リレーの通電を停止して電源を遮断す
るようになっている。電源が遮断されて電磁リレーの自
己保持が解かれると、電磁リレーの2回路目のオープン
接点がリチュウム電池の電源を球抜装置へ切替するよう
になっている。交流電源の波形一部が欠落する瞬間停電
(瞬停ともいう)は、ソフト的スイッチ構成であるから
瞬停には対応が可能になっているので、(約2秒間リチ
ュウム電池による保持が可能)電源スイッチのボタンを
押しても即、電源を遮断せず、暫くして電源が遮断され
ると言った動作をする構成になっている。
【0068】本発明の要点である前述した払出装置35
の構成を図6(a)と(b)により説明をする。図6
(a)は、払出装置35の上方斜め斜視図である。払出
装置35は、外郭を払出本体251からなり、この払出
装置35には、機構装置26への取着のための取付リブ
257が設けられている。取付リブ257は、機構装置
26に設けたガイドレール(図略)に上方よりスライド
セットするようにされており、ビスを使用せずに取り付
けられるようになっている。尚、この払出装置35の上
下固定は、払出装置35をスライドセット後、流路変換
樋34を取り付けることにより固定される。流路変換樋
34も、ガイドレールによりスライドセットして1本の
ビスにより固定をする。従って、従来は少なくとも12
本のビスにより固定されていたものが、1本ビスで固定
ができるから製造コストダウンに貢献できる。
【0069】払出装置35には、球抜通路252が設け
られ、内部に設けた球抜装置により保有する遊技球をア
ウト球排出口66へ排出できるようになっている。払出
装置35の右下には、(流下方向)排出球検出器42が
2個設けられ、それぞれの排出球検出器42には、セン
サコネクタ259が挿入され、このセンサコネクタ25
9には、カウントハーネス260が接続されている。払
出装置35の左側には、キャップイァ254が設けられ
たベースポットキャップ253が着脱自在に取り付けら
れ、このベースポットキャップ253は、その内部にベ
ースポット255を内装している。ベースポット255
は復型の雄ピンを配植したヘッダ構成をしており、前述
した払出装置ハーネス256に設けられる払出装置コネ
クタ60(プラグハウジングとも言う)が、このベース
ポット255に挿入されている。尚、ベースポットキャ
ップ253とベースポット255とは、図6(b)と図
8により後述する。ベースポット255の上側が払出装
置ハーネス256であるに対して、下側には、コネクタ
雌側であるプラグハウジング60A(図8に示す)と、
このプラグハウジング60Aに接続される駆動ハーネス
258(有色透明)とカウントハーネス260(有色透
明)が引き出してある。駆動ハーネス258は、図を省
略するが、払出モータと球抜装置へ接続がしてある。カ
ウントハーネス260は、前述した排出球検出器42へ
センサコネクタ259を介して接続してある。入賞が生
じて払い出しが実行されると、遊技球を賞品球として、
矢印で示すようにM及びM’の方向へ排出されるように
なる(これは前述したとおりである)。
【0070】ベースポットキャップ253とベースポッ
ト255について図6の(b)により詳述する。ベース
ポット255は、ベースポットキャップ253に覆い被
されるように構成されており、ベースポット255に
は、内部に点線で図示するようにベースピン264が配
植され、一方が不視ではあるが両サイドにベースイァ2
62が設けられている。ベースポット255は、前後
(後ろは不視)に挿入口265があり、それぞれの挿入
口265には、ベース極性263を設けている。挿入口
265へはプラグハウジング60Aや払出装置コネクタ
60が挿入でき、ベース極性263を設けているので、
一定方向の挿入しかできない。従って、極性を間違える
ことがない。ベースポットキャップ253は、略「コ」
の字状をしており、キャップイァ254(前述)と、
「コ」の字状の先端部に4個からなる取付爪261とが
設けられている。ベースイァ262とキャップイァ25
4とは、係合関係にあって、ベースイァ262とキャッ
プイァ254とを合わせるようにして、ベースポット2
55をベースポットキャップ253に内装し、図を省略
した払出本体251に設けた係合孔へ、取付爪261を
挿入すれば、ベースポット255が払出本体251にこ
ていができる。
【0071】次に、ベースポット255とプラグハウジ
ング60A及び払出装置コネクタ60の詳細を図8を参
照して詳述する。ベースポット255は、前述したよう
に、双方に挿入口265を備え、ベースイァ262とベ
ース極性263が設けられている。一方の挿入口265
には、払出装置コネクタ60が挿入できるようにされ、
この払出装置コネクタ60は、ベースポット255のベ
ース極性263に合うようにハウジング極性266が設
けられている。払出装置コネクタ60は、払出装置ハー
ネス256の先端部に圧着された雌コンタクト(図省
略)が払出装置コネクタ60に挿入され、雌コンタクト
が固定できるようにロックバー267が設けられてい
る。対するプラグハウジング60Aは、払出装置コネク
タ60と同様の内容構成をしているので、詳細を省略す
るが、ただ、このプラグハウジング60Aは、左右対称
の2個のプラグハウジングからなり、分割線269で、
詳細図を省略した嵌合部で一体化されている。これは、
駆動ハーネス258とカウントハーネス260とがそれ
ぞれ分岐しているので、このような構成になっている。
ベースポットの幅を広くして2個以上のプラグハウジン
グが挿入可能に構成することも可能である。ベースポッ
ト255へ、払出装置コネクタ60とプラグハウジング
60Aとを挿入すると、それぞれに設けたコンタクトホ
ール268が、ベースポット255に設けたベースピン
264へ貫挿され、払出装置ハーネス256と、駆動ハ
ーネス258及びカウントハーネス260が通電可能状
態になる。
【0072】従来から払出装置に接続される信号線等の
接続は、特願昭60−244773に開示されるように
単体コネクタを組み合わせて取り付ける方法もあるが、
複数のコネクタをまとめるとき、その上下方向や並べ位
置等が定まりにくいので採用は困難であった。なお、特
願昭60−244773は、効果等を加筆(不法)され
て分割出願により、特公平7−4447が成立してい
る。また、特開平5−253343に示される同様の提
案は、一面式であるから払出装置をこのようにしないと
交換ができない。この点、本実施例の払出装置35は、
装置盤30の着脱容易を目的にしているので、払出装置
コネクタ60を一個に纏めて、差込間違いをも防止して
いる。
【0073】以上の実施例は、パチンコ機10の配線作
業に於ける省力化を実現するべき提案であって、本発明
の配線樋コネクタ225やベースポットキャップ253
に内装固着させるようにしたベースポット255の構造
やベースポットキャップ253利用方法を実施の形態に
従って説明した。従って本発明の配線樋コネクタ225
やベースポットキャップ253等の構造及び利用は、こ
の実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で様々に実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパチンコ機の正面図である。
【図2】実施例のパチンコ機の背面図である。
【図3】図2に示した動作制御装置の分解斜視図であ
る。
【図4】実施例のパチンコ機に装填される遊技盤の正面
図である。
【図5】図4に示される遊技盤の背面図である。
【図6】図2で示した機構装置に設けられる払出装置の
説明図で、(a)が払出装置の上部斜視図であって
(b)が払出装置に取り付けられるベースポットの詳細
図である。
【図7】実施例の遊技盤の背面に取り付けられている配
線樋コネクタの斜視図である。
【図8】実施例の払出装置に取り付けられる払出装置コ
ネクタの分解斜視図である。
【図9】実施例のパチンコ機を制御する各制御装置と制
御基盤の動作説明のための電気系統ブロック図である。
【符号の説明】
10‥‥パチンコ機、14‥‥受皿装置、15‥‥上
皿、21‥‥下皿、24‥‥発射ハンドル、25‥‥遊
技盤、26‥‥機構装置、31‥‥球タンク、35‥‥
払出装置、46‥‥配線収容樋、47‥‥メインハーネ
ス、50‥‥メイン制御装置、51‥‥動作制御装置、
52‥‥アース端子盤、60‥‥払出装置コネクタ、6
4‥‥発射装置、65‥‥発射モータ、74‥‥入賞表
示部、75‥‥図柄変動始動口、84‥‥ランプ風車、
85‥‥サイドランプ、100‥‥カードユニット、1
07‥‥球貸操作部、108‥‥残高表示部、109‥
‥貸出ボタン、110‥‥精算ボタン、201‥‥出力
制御基盤、202‥‥払出制御基盤、203‥‥音声制
御基盤、204‥‥発射制御基盤、251‥‥払出本
体、252‥‥球抜通路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機に設置される遊技盤と、該遊技盤に
    取り付けられる発光装飾装置と電動役物装置および一般
    入賞口と、前記発光装飾装置を駆動させる駆動ハーネス
    ワイヤと、前記電動役物装置を駆動させるための制御ハ
    ーネスワイヤと、前記電動役物装置に設けられ遊技球通
    過を検出する検出器に接続される入力ハーネスワイヤと
    を備え、 前記遊技盤の遊技領域へ遊技球を発射し、前記電動役物
    装置および前記一般入賞口へ遊技球が入球して入賞が生
    じたとき、該入賞によって遊技球を賞品球として払い出
    しの実行がなされる弾球遊技機において、 前記遊技盤の裏に配線処理手段を設けるとともに、該配
    線処理手段に、前記駆動ハーネスワイヤと前記制御ハー
    ネスワイヤと前記入力ハーネスワイヤとを纏めてコネク
    タ手段へ接続したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の弾球遊技機において、前記
    駆動ハーネスワイヤと前記制御ハーネスワイヤと前記入
    力ハーネスワイヤとを前記コネクタ手段へ挿脱可能にし
    たことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】請求項1ないし2記載の弾球遊技機におい
    て、 前記駆動ハーネスワイヤと前記制御ハーネスワイヤと前
    記入力ハーネスワイヤとを色彩を施した透明電線からな
    ることを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】請求項1から3記載の弾球遊技機におい
    て、前記駆動ハーネスワイヤと前記制御ハーネスワイヤ
    と前記入力ハーネスワイヤ前記ハーネスワイヤとは磁性
    体を含んだ絶縁被覆からなることを特徴とする弾球遊技
    機。
  5. 【請求項5】請求項1から4記載の弾球遊技機におい
    て、 前記コネクタ手段は前記配線処理手段へ着脱可能にした
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  6. 【請求項6】請求項1から5記載の弾球遊技機におい
    て、 前記駆動ハーネスワイヤと前記制御ハーネスワイヤと前
    記入力ハーネスワイヤは、前記配線処理手段へ融着また
    は樹脂固着したことを特徴とする弾球遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093218A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Daiman:Kk 制御装置および該制御装置を搭載した遊技機
JP2009066274A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Sammy Corp 遊技機

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