JP2003319619A - 電機子コアの製造方法 - Google Patents

電機子コアの製造方法

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JP2003319619A JP2002116751A JP2002116751A JP2003319619A JP 2003319619 A JP2003319619 A JP 2003319619A JP 2002116751 A JP2002116751 A JP 2002116751A JP 2002116751 A JP2002116751 A JP 2002116751A JP 2003319619 A JP2003319619 A JP 2003319619A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定部位に対して絶縁のための樹脂を一体成形
する電機子コアの製造方法であって、その樹脂を小さい
成形圧力で十分な成形を行うことができる電機子コアの
製造方法を提供する。 【解決手段】本実施形態の成形機10には、キャビティ
24a内に位置決め配置されるコア6の上側の端面と、
該端面から同方向における該キャビティ24aとの間に
樹脂Rを一旦溜めておく樹脂溜り31が構成される。そ
して、成形機10は、樹脂Rが溜められた樹脂溜り31
内にコア6を移動させることにより、該コア6の所定部
位に絶縁のための被覆部が一体形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機に用いら
れる電機子コアの製造方法に係り、詳しくは、巻線との
絶縁を図るための絶縁樹脂を電機子コアに一体成形する
その成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電機子コア(鉄心)に対し、巻線との絶
縁を図るための絶縁樹脂を一体成形することが従来から
行われている。このような電機子を有するモータを高温
環境下で使用する場合、その樹脂は耐熱性の高いもので
なければならない。そこで、耐熱性の高い樹脂である熱
硬化性樹脂をコアに一体成形することが考えられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
絶縁樹脂は、コアに対して薄肉に成形されるものであ
る。そのため、幅の狭いゲートからキャビティ内の狭い
空間を隅々まで樹脂を行き渡らせるために、樹脂の注入
圧力(成形圧力)が高く設定されている。従って、型割
り面の隙間に樹脂が多く流れ込み、多くのバリが発生し
てしまう。しかも、本出願人が絶縁樹脂として用いる熱
硬化性樹脂は、成形時にバリが生じ易い材料であるた
め、特に問題となる。
【0004】このようなバリが発生すると、成形後にバ
リを取り除く後処理を行う必要があって手間である。
又、バリによって成形型が磨耗し、該成形型の寿命が短
くなるという問題がある。
【0005】又、キャビティ内への樹脂の注入圧力(成
形圧力)を高く設定すると、型締め力を大きくする必要
がある。そのため、樹脂の注入量に対して成形機が大型
化するという問題もある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、所定部位に対して絶
縁のための樹脂を一体成形する電機子コアの製造方法で
あって、その樹脂を小さい成形圧力で十分な成形を行う
ことができる電機子コアの製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、板状のコアシートを複数
枚積層して構成される積層型のコアであって、少なくと
も巻線と接触し得る部位に対して熱硬化性樹脂よりなる
絶縁被覆部を一体成形する電機子コアの製造方法であっ
て、成形型のキャビティ内に位置決め配置される前記コ
アの軸方向一方の端面と、該端面から同方向における該
キャビティとの間に前記樹脂を一旦溜めておく樹脂溜り
を構成し、前記樹脂が溜められた樹脂溜り内に前記コア
を相対的に移動させることにより、前記絶縁被覆部の成
形を行うようにした。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電機子コアの製造方法において、前記コアは、中心部
に軸方向に貫通形成される貫通孔を有し、前記成形型
は、その貫通孔と該成形型の外部とを連通する通路を有
するものであって、成形時にキャビティ内に生じるガス
を、前記コアを構成するコアシート間の隙間、前記貫通
孔及び前記通路を介して前記成形型の外部に排出するよ
うにした。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の電機子コアの製造方法において、前記コアが移
動端に到達する前に、前記キャビティと該キャビティ内
に前記樹脂を注入するゲートとを相対的に移動する前記
コアにて遮断するようにした。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の電機子コアの製造方法において、
前記樹脂溜り内に溜められた前記樹脂の粘度が最も低く
なるタイミングで、該樹脂溜り内に前記コアを相対的に
移動させて成形するようにした。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1項に記載の電機子コアの製造方法において、
前記コアは、成形する前に前記樹脂に応じた所定の温度
で加温するようにした。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項に記載の電機子コアの製造方法において、
前記コアを、相対的に上下方向に移動するようにした。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の電機子コア
の製造方法において、前記樹脂溜りは、前記コアの上側
の端面と、該端面から上方向における該キャビティとの
間に構成されるものである。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか1項に記載の電機子コアの製造方法において、
前記コアを、前記樹脂溜り内に移動するようにした。
(作用)請求項1に記載の発明によれば、成形型のキャ
ビティ内に位置決め配置されるコアの軸方向一方の端面
と、該端面から同方向における該キャビティとの間に樹
脂を一旦溜めておく樹脂溜りが構成され、該樹脂が溜め
られた樹脂溜り内にコアを相対的に移動させることによ
り、該コアの所定部位に絶縁被覆部が一体形成される。
これにより、樹脂溜り内の樹脂がコアの軸方向一方の端
面全体から軸方向他方側に容易に回り込むので、樹脂の
成形圧力を比較的小さくしても十分な成形を行うことが
可能となる。そのため、成形圧力が小さくすむことか
ら、このような成形を行う成形機の型割り面等でバリが
生じ難く、成形後にバリを取り除く後処理が少なくな
る。又、バリによる成形型の磨耗を低減できるので、該
成形型の寿命が長くなる。又、樹脂の成形圧力が比較的
小さくてすむので、型締め力が小さくてすみ、成形機の
小型化を図ることが可能となる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、コアは、
中心部に軸方向に貫通形成される貫通孔を有しており、
成形型は、その貫通孔と成形型の外部とを連通する通路
を有している。そして、成形時にキャビティ内に生じる
ガスは、コアを構成する各コアシート間の隙間、貫通孔
及び通路を介して成形型の外部に排出される。これによ
り、バリになり得る樹脂がコアを構成する各コアシート
間の隙間に入り込むため、バリが発生し難い。又、成形
型の隙間からガスを抜くのが一般的であるが、コアの中
心方向からガスを抜くようにしているので、成形型の隙
間の気密性を高めることが可能となる。これによって
も、成形型の隙間でバリが発生し難い。又、各コアシー
ト間の隙間に若干樹脂が流れ込んで目詰まりするが、コ
アは成形するたびに交換されるので、ガスを抜くための
通路の目詰まりを考慮する必要がない。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、コアが移
動端に到達する前に、キャビティと該キャビティ内に樹
脂を注入するゲートとが相対的に移動するコアにて遮断
される。これにより、ゲート内の樹脂がキャビティ内の
樹脂と繋がらないので、ゲート内で硬化した樹脂の切断
処理を行う必要がない。又、樹脂が完全に硬化する前に
ゲートとキャビティとが遮断されるので、コアに成形す
る絶縁被覆部に切断跡が残らない。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、樹脂溜り
内に溜められた樹脂の粘度が最も低くなるタイミング
で、該樹脂溜り内にコアが相対的に移動されて成形され
る。これにより、キャビティ内の樹脂の回りが良好で、
成形不良が発生し難い。又、絶縁被覆部を薄肉するとキ
ャビティとコアとの隙間が小さくなるが、樹脂の粘度が
最も低い状態で成形するので、樹脂の回りが良好で、絶
縁被覆部が薄肉であっても容易に成形可能である。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、コアは、
成形する前に樹脂に応じた所定の温度で加温される。こ
れにより、成形時に樹脂の温度が急激に低下して粘度が
大きく変化することが防止される。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、コアは、
相対的に上下方向に移動されるので、同方向と直交する
平面において樹脂の回りが均一化される。請求項7に記
載の発明によれば、樹脂溜りは、コアの上側の端面と、
該端面から上方向における該キャビティとの間に構成さ
れる。これにより、樹脂溜りとは反対方向が下方にな
り、コアの下部への樹脂の回りがより良好となる。
【0019】請求項8に記載の発明によれば、成形時に
コアを樹脂溜り内に移動する構成であるので、樹脂溜り
側をコアに移動させる形態と比べて、成形機の構成が簡
単となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1に示すように、モー
タ1は、ハウジング2内にマグネット3が固定され、そ
のマグネット3の内側に電機子(アーマチャ)4が回転
可能に収容されて構成されている。電機子4は、回転軸
5と、該回転軸5に固定される電機子コア(以下、単に
コアとする)6と、該コア6に巻回される巻線7とを備
えている。
【0021】コア6は、板状のコアシート8を複数枚積
層して構成される積層型のコアであり、中心部に軸方向
に貫通形成され回転軸5を嵌挿するための軸貫通孔6a
と、巻線7が巻回される複数(6個)のティース6b
と、各ティース6b間に巻線7を収容するスロット6c
とを有している。このようなコア6には、巻線7と絶縁
を図るべく該巻線7が接触し得る部分、即ちコア6の軸
方向の両端面6d,6e及びスロット6cにおけるスロ
ット内周面6fに、熱硬化性樹脂よりなる絶縁のための
被覆部9a〜9cが一体成形され、各部位を絶縁被覆す
る。尚、被覆部9a〜9cにおいて、コア6の軸方向の
端面6d,6eを被覆する部分を端面被覆部9a,9b
とし、スロット内周面6fを被覆する部分をスロット内
被覆部9cとする。そして、このような被覆部9a〜9
cは、図2に示すような成形機10にて成形される。
【0022】図2は、その成形機10を示す。尚、図2
に示す成形機10は、既にコア6がセットされた状態を
示している。下側金型取付盤11の上面には、下側基台
12が固定されている。下側基台12の中央部にはロッ
ド挿通孔12aが形成されており、その挿通孔12aか
ら押出ロッド13が出没する。押出ロッド13は、油圧
若しくは電動により上下方向に出没するものである。下
側基台12の上面には、押出板14が配置されている。
【0023】押出板14は、押出ロッド13と連結さ
れ、該押出ロッド13により上下方向に移動する。尚、
押出板14は、下側基台12と当接する図2に示す位置
が基端位置である。又、押出板14の図2における左側
には、スライドブロック15が左右方向に移動可能であ
って、かつ後述する圧縮板17から下方に突出する押出
ピン26と干渉しない位置に取り付けられている。又、
スライドブロック15には、左側先端に後述するカム3
3と当接するための斜面15aが形成されている。そし
て、スライドブロック15は、スプリング16により付
勢されて基端位置としての左端位置に配置されている。
【0024】押出板14の上方には、圧縮板17が配置
されている。圧縮板17は、前記下側基台12に対して
移動不能に設けられた後述の下型24に対し、支持部材
18により上下方向に移動可能に組み付けられている。
圧縮板17は、引張リンク19にて押出板14と所定間
隔以上離間しないように連結されている。そのため、前
記押出板14が下側基台12と当接する図2に示す基端
位置に配置されている場合、圧縮板17は、下型24に
対して所定間隔だけ離間した基端位置に配置される。
【0025】圧縮板17には、下型入れ子20が組み付
けられている。図7に示すように、下型入れ子20は、
略円筒状に上方に延びて下型24内に挿入されるもので
ある。この下型入れ子20の上面には、コア6の下側の
端面6eを被覆する端面被覆部9bを成形するための端
面被覆成形部20aが形成されている。又、下型入れ子
20の上面には、コア6の各スロット6c内にそれぞれ
挿通されるスロット内挿通突起21が立設されている。
このスロット内挿通突起21は、その外周面がスロット
内周面6fを被覆するためのスロット内被覆成形部21
aをなしている。
【0026】下型入れ子20の中心部には、コア6の軸
貫通孔6a内に挿通されるセンタピン22が上下方向に
移動可能に設けられている。尚、センタピン22は、図
2に示す下端位置が基端位置である。センタピン22に
は、コア6を位置決め載置するための段差状の載置部2
2aが形成されている。センタピン22には、その中心
部において上方に延びるガス抜き穴22bが形成されて
いる。ガス抜き穴22bの一端側は、収容されるコア6
の軸貫通孔6aに開口し、他端はセンタピン22の上端
で開口している。
【0027】又、センタピン22には、図2に示すよう
に、その下端に押出ピン23が連結されている。押出ピ
ン23は、圧縮板17の下面から前記押出板14に向か
って下方に突出している。尚、前記センタピン22が基
端位置に配置された時の押出ピン23の下方への突出長
さは、前記スライドブロック15の前記押出板14から
上方への突出長さよりも小さく設定されている。
【0028】圧縮板17の上方には、下型24が支持部
材25を介して前記下側基台12に対し移動不能に組み
付けられている。下型24には、図7に示すように、コ
ア6を収容し各被覆部9a〜9cを成形するための断面
円形状をなすキャビティ24aが形成されている。キャ
ビティ24aには、前記圧縮板17から延びる下型入れ
子20が嵌挿されている。
【0029】下型24の上面、即ち後述する上型27と
の型割り面Pには、該面Pに沿って延びる凹状のゲート
25a及びランナ25bが形成されている。ランナ25
bの底部にはピン挿通孔25cが連設されており、該挿
通孔25cに押出ピン26が上下方向に移動可能に組み
付けられている。押出ピン26は、図2に示す下端位置
が基端位置である。押出ピン26の下端は、下型24か
ら下方に突出しており、更に前記圧縮板17を貫通し、
該圧縮板17の下面から露出している。尚、押出ピン2
6が図2に示す基端位置に配置されている時、該ピン2
6の上端面とランナ25bの底面とが面一となってい
る。そのため、押出ピン26が上昇すると、該ピン26
がランナ25bの底面から突出するようになっている。
又、前記ランナ25bには、キャビティ24a内の後述
する樹脂Rの充填量のバラツキを吸収するためのオーバ
ーフロー用溜り25dが連設されている。
【0030】下型24の上面(型割り面P)には、図2
に示すように、上型27が接離可能に配置されている。
即ち、上型27は、上側金型取付盤28に対して上側基
台29を介して固定されており、上側金型取付盤28の
上下方向の移動に伴って下型24と接離される。この上
側金型取付盤28は、前記押出ロッド13と同様、油圧
若しくは電動により作動するものである。尚、上型27
は、下型24の上面(型割り面P)と当接する図2に示
す位置が基端位置である。
【0031】上型27には、図7に示すように、前記下
型入れ子20と対応した位置に、上型入れ子30が組み
付けられている。上型入れ子30の下面には、コア6の
上側の端面6dを被覆するための端面被覆部9aを成形
する端面被覆成形部30aが形成されている。又、前記
キャビティ24a内にコア6が収容され、かつ下型入れ
子20が組み付けられている圧縮板17が図2に示す基
端位置に配置されている時、上型入れ子30の端面被覆
成形部30aと収容されたコア6の上側の端面6dとの
間に所定の空間、即ち樹脂Rを一旦溜めるための樹脂溜
り31が形成される(図8参照)。
【0032】又、上型入れ子30の下面には、前記セン
タピン22及び前記スロット内挿通突起21を嵌挿する
ためのピン嵌挿孔30b及び突起嵌挿孔30cがそれぞ
れ形成されている。このピン嵌挿孔30bには、上型入
れ子30に設けられる排気通路30dと連設されてい
る。排気通路30dは、上型27の外部に繋がってい
る。
【0033】前記上型27には、上方に延びるスプルー
25eが形成されている。スプルー25eは、前記ピン
挿通孔25cと同軸となるように上下方向に延びてお
り、下端が前記ランナ25bと連設され、上端が図2に
示すように樹脂Rを射出するノズル32に繋がってい
る。
【0034】又、図2に示すように、上型27及び上側
基台29には、カム33が組み付けられている。カム3
3は、その先端が前記スライドブロック15の斜面15
aに当接するように下方まで延びている。このカム33
の先端には、スライドブロック15が取り付けられた前
記押出板14の上下方向の移動に伴って該ブロック15
を左右方向に移動させるべく、該ブロック15の斜面1
5aと当接するカム面33aが形成されている。
【0035】又、上型27及び前記下型24の所定部位
には、ヒータ34が取り付けられている。ヒータ34
は、上型27及び下型24、特に樹脂Rの流路であるス
プルー25e、ランナ25b、ゲート25a及びキャビ
ティ24a近傍の温度を所定の温度(例えば、180℃
〜200℃)で略一定となるように制御されるものであ
る。
【0036】次に、このように構成された成形機10に
よるコア6の被覆部9a〜9cの成形手順を説明する。
成形機10は、図2に示す状態が成形開始状態であっ
て、可動する部材である押出板14、スライドブロック
15、圧縮板17、押出ピン23,26及び上型27が
それぞれ基端位置に配置されている。因みに、この状態
では、前回の成形時に上型27が上昇した際に、コア6
がキャビティ24a内にセットされている。又、コア6
は、図示しない成形機10とは別に設けられる加温機で
所定の温度(例えば、120℃〜140℃)に加温され
た状態でセットされており、成形時に樹脂Rの温度が急
激に低下して粘度が大きく変化することが防止されてい
る。又、この成形機10に設けられるヒータ34によ
り、該成形機10の所定部位が本実施形態で用いる樹脂
Rの成形に最適な温度で一定となるように調整されてい
る。
【0037】このような成形機10は、先ず、図3及び
図8に示すように、ノズル32から樹脂Rを射出し、該
樹脂Rがスプルー25e、ランナ25b及びゲート25
aを介してキャビティ24a内におけるコア6の上側の
端面6dと上型入れ子30の端面被覆成形部30aとの
間に形成された樹脂溜り31に供給される。尚、この時
の樹脂Rの射出圧力は、各被覆部9a〜9cを成形する
ためのものではなく、単に樹脂溜り31に供給するため
のものであるので、小さく設定されている。
【0038】次いで、成形機10は、押出ロッド13を
突出させ、押出板14を上昇させる。すると、カム33
により、スライドブロック15が図3において右方向に
スプリング16の付勢力に抗して移動する。つまり、押
出板14の上昇とともに、スライドブロック15が右方
向に移動する。そして、スライドブロック15の上面が
圧縮板17の下面に当接し、押出板14の上昇とともに
圧縮板17を上昇させる。このとき、押出ピン26は、
圧縮板17と係合していないために上昇しない。
【0039】圧縮板17の上昇に伴って、下型入れ子2
0とともにコア6がキャビティ24a内で上昇する。す
ると、上型入れ子30の端面被覆成形部30aとコア6
との間隔が徐々に狭まって、樹脂溜り31内に溜められ
た樹脂Rが圧縮され、スロット内被覆成形部21aとコ
ア6との隙間及び樹脂溜り31とは反対側の端面被覆成
形部20aとコア6との隙間に回り込む。そして、図4
及び図9に示すように、圧縮板17が下型24と当接す
る上端位置まで上昇すると、コア6がキャビティ24a
内の上端位置まで上昇し、該コア6に対して端面被覆部
9a,9b及びスロット内被覆部9cが成形される。
【0040】ここで、上記成形時において、樹脂溜り3
1内の樹脂Rは、コア6の上側の端面6d全体からスロ
ット6cを介してコア6の下側の端面6e側に容易に回
り込むので、樹脂Rの成形圧力、この場合、圧縮板17
の圧縮力を比較的小さくしても十分な成形を行うことが
可能である。
【0041】又、上記成形時において、キャビティ24
a内にガスGが生じる。しかしながら、このガスGは、
図9に示すように、コア6を構成する各コアシート8間
の隙間から該コア6の中心方向に向かい、センタピン2
2に設けたガス抜き穴22bにて上方に移動し、ピン嵌
挿孔30b及び排気通路30dを介して外部に排出され
る。
【0042】又、上記成形時において、コア6がキャビ
ティ24a内の移動端位置である上端位置まで上昇する
と、図9に示すように、コア6の上側の端面6dがゲー
ト25aより高い位置となるようになっている。又、こ
の場合、ゲート25aがコア6のティース6bの外側面
と対向する位置に設定されているので、コア6が移動端
に到達する前にゲート25aとキャビティ24aとが移
動するコア6により遮断される。つまり、ゲート25a
内の樹脂Rとキャビティ24a内の樹脂Rとが繋がらな
いようになっている。
【0043】更に、上記成形は、図10に示す本実施形
態の樹脂Rのブラベンダー特性を用いて行われている。
具体的には、樹脂Rの粘度が最も低くなる時間tよりも
所定時間前、即ち粘度が最も低くなる前の状態で樹脂溜
り31に所定量の樹脂Rが注入され溜められる。このと
き、樹脂Rの粘度が若干高いことから、該樹脂Rが樹脂
溜り31から下方に多く流れることなく保持される。そ
して、樹脂Rの粘度が最も低くなる時間t(タイミン
グ)に合わせてコア6が上昇され、成形が行われてい
る。
【0044】次いで、樹脂Rを硬化させるための所定時
間が経過した後、図5に示すように、成形機10は、上
型27を上昇させて下型24から離間させる。この上型
27の移動とともにカム33も移動し、該カム33とス
ライドブロック15との係合が解かれる。そのため、ス
ライドブロック15は、スプリング16の付勢力により
押出板14の左端の基端位置に復帰する。つまり、スラ
イドブロック15は、圧縮板17と当接しない位置に配
置される。
【0045】次いで、図6に示すように、成形機10
は、更に押出板14を上昇させる。この場合、押出板1
4の上面に両押出ピン23,26が当接しているため、
該押出板14の上昇に伴って両押出ピン23,26が上
昇する。すると、押出ピン23と連結しているセンタピ
ン22も上昇し、該センタピン22の載置部22aに載
置された成形後のコア6が下型24の型割り面Pから押
出される。そして、コア6は、センタピン22及びスロ
ット内挿通突起21から抜き取ることにより取り出され
る。又、このとき、他方の押出ピン26の上昇に伴っ
て、スプルー25e、ランナ25b及びゲート25a内
で硬化した樹脂Rが下型24の型割り面Pから押出され
る。この場合、上記成形時においてゲート25aとキャ
ビティ24aとがコア6により遮断されるので、コア6
と、スプルー25e、ランナ25b及びゲート25a内
で硬化した樹脂Rとが切断することなく別々に取り出さ
れるようになっている。
【0046】次いで、成形したコア6を取り出した後
に、次に成形するコア6がセンタピン22及びスロット
内挿通突起21に挿通され、該コア6がセンタピン22
の載置部22aに位置決め載置される。そして、成形機
10は、押出ロッド13を没入させ、押出板14を下側
基台12と当接する基端位置まで下降させるとともに、
上型27を下降させて下型24に圧接させる。こうし
て、成形機10は、図2に示す成形開始状態となり、上
記手順を繰り返すことにより、コア6が次々と製造され
ている。
【0047】上記したように、本実施形態によれば、以
下の効果を有する。 (1)本実施形態の成形機10には、キャビティ24a
内に位置決め配置されるコア6の上側の端面6dと、該
端面6dから同方向における該キャビティ24aとの間
に樹脂Rを一旦溜めておく樹脂溜り31が構成される。
そして、成形機10は、樹脂Rが溜められた樹脂溜り3
1内にコア6を相対的に移動させることにより、該コア
6の所定部位に絶縁のための被覆部9a〜9cが一体形
成される。これにより、樹脂溜り31内の樹脂Rがコア
6の上側の端面6d全体から下側に容易に回り込むの
で、樹脂Rの成形圧力を比較的小さくしても十分な成形
を行うことができる。そのため、成形圧力が小さくすむ
ことから、成形機10の下型24や各入れ子20,30
との間等の隙間でバリが生じ難く、成形後にバリを取り
除く後処理を少なくすることができる。又、バリによる
下型24や各入れ子20,30の磨耗を低減できるの
で、それらの寿命を長くすることができる。又、樹脂R
の成形圧力が比較的小さくてすむので、成形機10の型
締め力が小さくてすみ、成形機10の小型化を図ること
ができる。
【0048】(2)コア6は、中心部に軸方向に貫通形
成される軸貫通孔6aを有しており、センタピン22及
び上型27は、その軸貫通孔6aと上型27の外部とを
連通するための通路(ガス抜き穴22b、ピン嵌挿孔2
0b、排気通路30d)を有している。そして、成形時
にキャビティ24a内に生じるガスGは、コア6を構成
する各コアシート8間の隙間、軸貫通孔6a及び通路
(ガス抜き穴22b、ピン嵌挿孔20b、排気通路30
d)を介して上型27の外部に排出される。これによ
り、バリになり得る樹脂Rがコア6を構成する各コアシ
ート8間の隙間に入り込むため、バリが発生し難い。
又、従来より成形型の隙間からガスを抜くのが一般的で
あるが、本実施形態ではコア6の中心方向からガスを抜
くようにしているので、下型24や各入れ子20,30
等の隙間の気密性を高めることができる。これによって
も、下型24や各入れ子20,30等の隙間でバリが発
生し難い。又、各コアシート8間の隙間に若干樹脂Rが
流れ込んで目詰まりするが、コア6は成形するたびに交
換されるので、ガスGを抜くための通路の目詰まりを考
慮する必要がない。
【0049】(3)コア6がキャビティ24a内の移動
端位置である上端位置に到達する前に、キャビティ24
aと該キャビティ24a内に樹脂Rを注入するゲート2
5aとが移動するコア6にて遮断される。これにより、
ゲート25a内の樹脂Rがキャビティ24a内の樹脂R
と繋がらないので、ランナ25bやゲート25a内等で
硬化した樹脂Rの切断処理を行う必要がない。又、樹脂
Rが完全に硬化する前にゲート25aとキャビティ24
aとが遮断されるので、コア6に成形する絶縁のための
被覆部9a〜9cに切断跡が残らない。
【0050】(4)樹脂溜り31内に溜められた樹脂R
の粘度が最も低くなる時間t(タイミング)で、該樹脂
溜り31内にコア6が移動されて成形される。これによ
り、キャビティ24a内の樹脂Rの回りが良好で、成形
不良が発生し難い。又、絶縁のための被覆部9a〜9c
を薄肉するとキャビティ24aとコア6との隙間が小さ
くなるが、樹脂Rの粘度が最も低い状態で成形するの
で、樹脂Rの回りが良好で、被覆部9a〜9cが薄肉で
あっても容易に成形することができる。
【0051】(5)コア6は、成形する前に樹脂Rに応
じた所定の温度(120℃〜140℃)で加温される。
これにより、成形時に樹脂Rの温度が急激に低下して粘
度が大きく変化することを防止することができる。
【0052】(6)成形時にコア6を上下方向に移動す
る構成としたので、同方向と直交する平面において樹脂
Rの回りを均一化することができる。 (7)樹脂溜り31は、コア6の上側の端面6dと、該
端面6dから上方向における該キャビティ24aとの間
に構成される。これにより、樹脂溜り31とは反対方向
が下方になり、コア6の下部への樹脂Rの回りがより良
好である。
【0053】(8)成形時にコア6を樹脂溜り31内に
移動する構成であるので、樹脂溜り31側をコア6に移
動させる形態と比べて、成形機10の構成が簡単とな
る。尚、本発明の実施形態は、以下のように変更しても
よい。
【0054】○上記実施形態では、成形時にコア6を上
下方向に移動する構成としたが、これ以外の方向であっ
てもよい。例えば、上下方向に対して傾いた方向にコア
6を移動する構成としてもよい。又、左右方向にコア6
を移動する構成としてもよい。
【0055】○上記実施形態では、樹脂溜り31をコア
6の上側の端面6dより上側に構成したが、樹脂溜り3
1をコア6の下側の端面6eより下側に構成するように
してもよい。
【0056】○上記実施形態では、成形時にコア6を樹
脂溜り31内に移動する構成であったが、樹脂溜り31
側をコア6に移動させる構成としてもよい。 ○上記実施形態では、コア6がキャビティ24a内の移
動端位置である上端位置に到達する前に、キャビティ2
4aと該キャビティ24a内に樹脂Rを注入するゲート
25aとが移動するコア6にて遮断し、ゲート25a内
等で硬化した樹脂Rの切断処理を省略するようにした。
これを、切断のための手段を設けて切断処理を行うよう
にしてもよい。
【0057】○上記実施形態では、樹脂溜り31内に溜
められた樹脂Rの粘度が最も低くなる時間t(タイミン
グ)で成形するようにしたが、このタイミング以外で成
形するようにしてもよい。
【0058】○上記実施形態では、コア6を成形機10
とは別に設けられる加温機で加温するようにしたが、こ
の加温機を成形機10内に設け、成形機10内で加温す
るようにしてもよい。又、加温の必要がなければ、加温
機を省略してもよい。
【0059】○上記実施形態の成形機10の構成を適宜
変更してもよい。 ○上記実施形態のモータ1の構成を適宜変更してもよ
い。例えば、コア6の形状を変更してもよい。
【0060】上記各実施形態から把握できる技術的思想
を以下に記載する。 (イ) 板状のコアシートを複数枚積層して構成される
積層型のコアであって、少なくとも巻線と接触し得る部
位に対して熱硬化性樹脂よりなる絶縁被覆部を一体成形
する電機子コアの製造装置であって、成形型のキャビテ
ィ内に位置決め配置される前記コアの軸方向一方の端面
と、該端面から同方向における該キャビティとの間に前
記樹脂を一旦溜めておく樹脂溜りを構成し、前記樹脂が
溜められた樹脂溜り内に前記コアを相対的に移動させて
前記絶縁被覆部を成形するように構成されていることを
特徴とする電機子コアの製造装置。
【0061】(ロ) 上記(イ)に記載の電機子コアの
製造装置において、前記コアは、中心部に軸方向に貫通
形成される貫通孔を有し、前記成形型は、その貫通孔と
該成形型の外部とを連通する通路を有し、成形時にキャ
ビティ内に生じるガスを、前記コアを構成するコアシー
ト間の隙間、前記貫通孔及び前記通路を介して前記成形
型の外部に排出するように構成されていることを特徴と
する電機子コアの製造装置。
【0062】(ハ) 上記(イ)又は(ロ)に記載の電
機子コアの製造装置において、前記コアが移動端に到達
する前に、前記キャビティと該キャビティ内に前記樹脂
を注入するゲートとを相対的に移動する前記コアにて遮
断するように構成されていることを特徴とする電機子コ
アの製造装置。
【0063】(ニ) 上記(イ)〜(ハ)のいずれか1
項に記載の電機子コアの製造装置において、前記樹脂溜
り内に溜められた前記樹脂の粘度が最も低くなるタイミ
ングで、該樹脂溜り内に前記コアを相対的に移動させて
成形するように構成されていることを特徴とする電機子
コアの製造装置。
【0064】(ホ) 上記(イ)〜(ニ)のいずれか1
項に記載の電機子コアの製造装置において、前記コア
を、相対的に上下方向に移動するように構成されている
ことを特徴とする電機子コアの製造装置。
【0065】(ヘ) 上記(ホ)に記載の電機子コアの
製造装置において、前記樹脂溜りは、前記コアの上側の
端面と、該端面から上方向における該キャビティとの間
に構成されるものであることを特徴とする電機子コアの
製造装置。
【0066】(ト) 上記(イ)〜(ヘ)のいずれか1
項に記載の電機子コアの製造装置において、前記コア
を、前記樹脂溜り内に移動するように構成されているこ
とを特徴とする電機子コアの製造装置。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
所定部位に対して絶縁のための樹脂を一体成形する電機
子コアの製造方法であって、その樹脂を小さい成形圧力
で十分な成形を行うことができる電機子コアの製造方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本実施形態のモータの断面図、
(b)は、コアの斜視図、(c)は、コアの断面図。
【図2】 成形機の断面図。
【図3】 成形機の動作を説明するための断面図。
【図4】 成形機の動作を説明するための断面図。
【図5】 成形機の動作を説明するための断面図。
【図6】 成形機の動作を説明するための断面図。
【図7】 (a)は、図2の要部拡大断面図、(b)
は、下型の型割り面における平断面図。
【図8】 (a)は、図3の要部拡大断面図、(b)
は、下型の型割り面における平断面図。
【図9】 (a)は、図4の要部拡大断面図、(b)
は、下型の型割り面における平断面図。
【図10】 樹脂のブラベンダー特性を説明するための
図。
【符号の説明】
6…電機子コア、6a…貫通孔としての軸貫通孔、6d
…端面、7…巻線、8…コアシート、9a,9b…絶縁
被覆部としての端面被覆部、9c…絶縁被覆部としての
スロット内被覆部、20…成形型を構成する下型入れ
子、22b…通路を構成するガス抜き穴、24…成形型
を構成する下型、24a…キャビティ、25a…ゲー
ト、27…成形型を構成する上型、30…成形型を構成
する上型入れ子、30b…通路を構成するピン嵌挿孔、
30d…通路を構成する排気通路、31…樹脂溜り、G
…ガス、R…樹脂。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状のコアシートを複数枚積層して構成
    される積層型のコアであって、少なくとも巻線と接触し
    得る部位に対して熱硬化性樹脂よりなる絶縁被覆部を一
    体成形する電機子コアの製造方法であって、 成形型のキャビティ内に位置決め配置される前記コアの
    軸方向一方の端面と、該端面から同方向における該キャ
    ビティとの間に前記樹脂を一旦溜めておく樹脂溜りを構
    成し、前記樹脂が溜められた樹脂溜り内に前記コアを相
    対的に移動させることにより、前記絶縁被覆部の成形を
    行うようにしたことを特徴とする電機子コアの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電機子コアの製造方法
    において、 前記コアは、中心部に軸方向に貫通形成される貫通孔を
    有し、 前記成形型は、その貫通孔と該成形型の外部とを連通す
    る通路を有するものであって、 成形時にキャビティ内に生じるガスを、前記コアを構成
    するコアシート間の隙間、前記貫通孔及び前記通路を介
    して前記成形型の外部に排出するようにしたことを特徴
    とする電機子コアの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電機子コアの製
    造方法において、 前記コアが移動端に到達する前に、前記キャビティと該
    キャビティ内に前記樹脂を注入するゲートとを相対的に
    移動する前記コアにて遮断するようにしたことを特徴と
    する電機子コアの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電
    機子コアの製造方法において、 前記樹脂溜り内に溜められた前記樹脂の粘度が最も低く
    なるタイミングで、該樹脂溜り内に前記コアを相対的に
    移動させて成形するようにしたことを特徴とする電機子
    コアの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電
    機子コアの製造方法において、 前記コアは、成形する前に前記樹脂に応じた所定の温度
    で加温するようにしたことを特徴とする電機子コアの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電
    機子コアの製造方法において、 前記コアを、相対的に上下方向に移動するようにしたこ
    とを特徴とする電機子コアの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電機子コアの製造方法
    において、 前記樹脂溜りは、前記コアの上側の端面と、該端面から
    上方向における該キャビティとの間に構成されるもので
    あることを特徴とする電機子コアの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電
    機子コアの製造方法において、 前記コアを、前記樹脂溜り内に移動するようにしたこと
    を特徴とする電機子コアの製造方法。
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