JP2003319597A - ギャップワインディングモータおよびその製造方法 - Google Patents

ギャップワインディングモータおよびその製造方法

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JP2003319597A
JP2003319597A JP2002118622A JP2002118622A JP2003319597A JP 2003319597 A JP2003319597 A JP 2003319597A JP 2002118622 A JP2002118622 A JP 2002118622A JP 2002118622 A JP2002118622 A JP 2002118622A JP 2003319597 A JP2003319597 A JP 2003319597A
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winding
gap
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yoke
windings
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Shigetoshi Yamaguchi
茂利 山口
Jiro Nakano
次郎 中野
Yoshiyuki Shibata
由之 柴田
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Toyoda Koki KK
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギャップに基づく磁気抵抗を低減し、モータ
トルクを向上するとともに、小型化を可能にすること。 【解決手段】 ヨークハウジング13の内周壁にループ
状の巻線31を複数並設して環状にしたギャップワイン
ディングコイル3と、該ギャップワインディングコイル
3の内部に外周に複数の磁石2を配設したロータシャフ
ト20とから成るギャップワインディングモータ4にお
いて、前記ループ状の巻線31が、円形断面形状の巻線
を上下の平面によって押し潰し上下偏平にしたギャップ
ワインディングモータおよびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヨーク内周壁にル
ープ状の巻線を複数並設したギャップワインディングコ
イルと、該ギャップワインディングコイルの内部に外周
に複数の磁石を配設したロータシャフトとから成るギャ
ップワインディングモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のギャップワインディングモータ
は、図8および図9に示されるように円形断面の巻き線
Wをループ状にして、ヨークYの内周に円筒状に配置す
るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のギャップワ
インディングモータは、円形断面の巻き線をループ状に
して、ヨークYの内周に円筒状に配置して、内部に外周
に複数の磁石Mを配設したロータシャフトRを挿入する
ものであるので、隣合う円形断面の巻線Wの外周と外周
との間にハの字状の隙間および逆ハの字状の隙間が形成
されるため、ロータシャフトRの外周に配設された磁石
Mの面からヨークYの内周面までの距離であるギャップ
が実質的に大きいので、磁気抵抗が増え、モータトルク
を低減するという問題があった。
【0004】また図10に示されるように隣合う円形断
面の巻線Wの外周と外周との間にハの字状の隙間が形成
されるため、ロータシャフトの外周に配設された磁石M
の面から巻線Wの平均的下面(図8中一点鎖線で示す)
までの距離であるギャップが実質的に大きいのである。
【0005】そこで本発明者は、ヨーク内周壁にループ
状の巻線を複数並設して環状にしたギャップワインディ
ングコイルと、該ギャップワインディングコイルの内部
に外周に複数の磁石を配設したロータシャフトとから成
るギャップワインディングモータにおいて、前記ループ
状の巻線を、断面形状が偏平な巻線によって構成するこ
とにより、ロータシャフトの外周に配設された磁石の面
からの距離であるギャップを小さくするという本発明の
技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結果、ギャ
ップに基づく磁気抵抗を低減し、モータトルクを向上す
るとともに、小型化を可能にするという目的を達成する
本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のギャップワインディングモータは、ヨー
ク内周壁にループ状の巻線を複数並設して環状にしたギ
ャップワインディングコイルと、該ギャップワインディ
ングコイルの内部に外周に複数の磁石を配設したロータ
シャフトとから成るギャップワインディングモータにお
いて、前記ループ状の巻線が、断面形状が偏平な巻線に
よって構成されているものである。
【0007】本発明(請求項2に記載の第2発明)のギ
ャップワインディングモータは、前記第1発明におい
て、前記巻線の断面形状が、略矩形であるものである。
【0008】本発明(請求項3に記載の第3発明)のギ
ャップワインディングモータは、前記第1発明におい
て、前記巻線の断面形状が、略長円形であるものであ
る。
【0009】本発明(請求項4に記載の第4発明)のギ
ャップワインディングモータは、前記第1発明におい
て、前記巻線が、円形断面形状の巻線を対向する2つの
平面によって押し潰し偏平にしたものであるものであ
る。
【0010】本発明(請求項5に記載の第5発明)のギ
ャップワインディングモータは、前記第1発明におい
て、同相の電流を流す前記巻線が複数折り重なるように
前記ヨーク内周壁に配設されているものである。
【0011】本発明(請求項6に記載の第6発明)のギ
ャップワインディングモータの製造方法は、円形断面形
状の巻線を対向する2つの平面によってプレスすること
により偏平に押し潰した巻線をループ状にし、ヨーク内
周壁に沿って偏平に押し潰されたループ状の巻線を多数
密に並設して環状にしたギャップワインディングコイル
をヨーク内周壁に固着し、該ギャップワインディングコ
イルの内部に外周に複数の磁石を配設したロータシャフ
トを挿入するものである。
【0012】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
ギャップワインディングモータは、ヨーク内周壁にルー
プ状の巻線を複数並設して環状にしたギャップワインデ
ィングコイルと、該ギャップワインディングコイルの内
部に外周に複数の磁石を配設したロータシャフトとから
成るギャップワインディングモータにおいて、前記ルー
プ状の巻線が、断面形状が偏平な巻線によって構成され
ているので、ロータシャフトの外周に配設された磁石の
面からの距離であるギャップを小さくするため、ギャッ
プに基づく磁気抵抗を低減し、モータトルクを向上する
とともに、小型化を可能にするという効果を奏する。
【0013】上記構成より成る第2発明のギャップワイ
ンディングモータは、前記第1発明において、前記巻線
の断面形状が、略矩形であるので、隣合う巻線の側壁と
側壁との間の隙間が殆どないので、ロータシャフトの外
周に配設された磁石の面からの距離であるギャップを最
も有効に小さくするため、ギャップに基づく磁気抵抗を
低減し、モータトルクを向上するとともに、小型化を可
能にするという効果を奏する。
【0014】上記構成より成る第3発明のギャップワイ
ンディングモータは、前記第1発明において、前記巻線
の断面形状が、略長円形であるので、隣合う巻線の側壁
と側壁との間の隙間が少ないので、ロータシャフトの外
周に配設された磁石の面からの距離であるギャップを有
効に小さくするため、ギャップに基づく磁気抵抗を低減
し、モータトルクを向上するとともに、小型化を可能に
するという効果を奏する。
【0015】上記構成より成る第4発明のギャップワイ
ンディングモータは、前記第1発明において、前記巻線
が、円形断面形状の巻線を対向する2つの平面によって
押し潰し偏平にしたので、隣合う巻線の側壁と側壁との
間の隙間が少ないので、ロータシャフトの外周に配設さ
れた磁石の面からの距離であるギャップを有効に小さく
するため、ギャップに基づく磁気抵抗を低減し、モータ
トルクを向上するとともに、小型化を可能にするという
効果を奏するとともに、一般的な形状の円形の巻線に偏
平加工を加えることにより、上記効果を実現するという
効果を奏する。
【0016】上記構成より成る第5発明のギャップワイ
ンディングモータは、前記1発明において、同相の電流
を流す前記巻線が複数折り重なるように前記ヨーク内周
壁に配設されていることとした。このため、前記第1発
明の作用及び効果に加え、ロータの各回転角においてト
ルクに寄与する電流が複数倍流せることとなるのでトル
クが増大する。また、本発明は同相の電流を流す前記巻
線が複数折り重なるように配設されていることが特徴で
ある。例えば、図6(A)に示すように巻線にU,V,
W相からなる三相交流を流す場合、U相の巻線には同じ
くU相の巻線が折り重なるように配設されるのである。
従来のように円形断面形状の巻線を複数層に配設する場
合には、例えば図6(B)に示すように、同相の巻線を
相互に折り重ねることは困難であり、相の変わり目では
異なる相の巻線が折り重なってしまう。これが磁場の形
成に影響し、モータの特性に影響を与える。本発明のよ
うに同相の電流を流す前記巻線同士が折り重なるように
することにより、相の境目が明確になり、理想的な制御
が可能となる。
【0017】上記構成より成る第6発明のギャップワイ
ンディングモータの製造方法は、円形断面形状の巻線を
対向する2つの平面によってプレスすることにより偏平
に押し潰した巻線をループ状にし、ヨーク内周壁に沿っ
て偏平に押し潰されたループ状の巻線を多数密に並設し
て環状にしたギャップワインディングコイルをヨーク内
周壁に固着し、該ギャップワインディングコイルの内部
に外周に複数の磁石を配設したロータシャフトを挿入す
るものであるので、ロータシャフトの外周に配設された
磁石の面からの距離であるギャップを小さくするため、
一般的な形状の円形巻線に偏平加工を加えることによ
り、ギャップに基づく磁気抵抗を低減し、モータトルク
を向上するとともに、小型化を可能にするギャップワイ
ンディングモータの製造を可能にするという効果を奏す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0019】(第1実施形態)本第1実施形態のギャッ
プワインディングモータは、図1ないし図5に示される
ようにヨークハウジング13の内周壁にループ状の巻線
31を複数並設して環状にしたギャップワインディング
コイル3と、該ギャップワインディングコイル3の内部
に外周に複数のマグネット2を配設したロータシャフト
20とから成るギャップワインディングモータ4におい
て、前記ループ状の巻線31が、円形断面形状の巻線を
対向する2つの平面によって押し潰し偏平にしたもので
ある。
【0020】本第1実施形態のギャップワインディング
モータ4は、一例として電気式動力舵取装置に適用され
るものである。該電気式動力舵取装置40は、図4およ
び図5に示すようにラックハウジング11と、このラッ
クハウジング11の端部に同軸状に取り付けられたチュ
ーブヨークハウジング13と、このチューブヨークハウ
ジング13の端部に同軸状に取り付けられたエンドハウ
ジング14とを備えている。
【0021】これら3つのハウジングは、いずれも中空
で略円筒形状に形成されており、それらの内部には、ラ
ックシャフト12が挿通されている。チューブヨークハ
ウジング13には軸受17および30を介してロータ1
0としての中空で鉄製のモータシャフトが回転可能に挿
通されている。
【0022】該モータシャフト20には、ボールねじナ
ット16が固着され、ボールねじナット16を介してラ
ックシャフト12が軸方向に移動可能に結合されてい
る。ラックシャフト12の両端には、ボール継手18を
介して操舵輪と連結されるタイロッド19がそれぞれ連
結されている。
【0023】前記チューブヨークハウジング13は、鉄
製であり、図5に示されるようにその内部にはモータ4
が装着されており、そのモータ4には、その回転軸であ
るモータシャフト20が挿通されている。
【0024】前記モータ4は、前記チューブヨークハウ
ジング13の内周面に固定されたループ状の巻線31を
複数並設して環状にしたギャップワインディングコイル
3と、モータシャフト20の外周面に複数接着されたマ
グネット2とを備えている。つまり、モータシャフト2
0が磁路を形成している。
【0025】本第1実施形態のギャップワインディング
モータの製造方法について、以下に述べる。円形断面形
状の巻線(図3中破線で示す)を、図3に示されるよう
に対向する2つの平面UP、DPによってプレスするこ
とにより偏平に押し潰した巻線(図3中実線で示す)と
する。
【0026】偏平に押し潰した巻線をループ状にし、前
記チューブヨークハウジング13の内周壁に沿って偏平
に押し潰されたループ状の巻線を多数密に並設して環状
にしたギャップワインディングコイル3を、前記チュー
ブヨークハウジング13の内周壁に固着する。
【0027】環状にしたギャップワインディングコイル
3の内部に外周に複数のマグネット2を配設したロータ
シャフト20を挿入する。
【0028】上記構成より本第1実施形態のギャップワ
インディングモータは、前記巻線31が、円形断面形状
の巻線を対向する2つの平面によって押し潰し偏平にし
たので、隣合う巻線の側壁と側壁との間の隙間が少ない
ので、前記ロータシャフト20の外周に配設された前記
マグネット2の面からの距離であるギャップを有効に小
さくするため、ギャップに基づく磁気抵抗を低減し、モ
ータトルクを向上するとともに、小型化を可能にすると
いう効果を奏する。
【0029】また本第1実施形態のギャップワインディ
ングモータは、一般的な形状の円形の巻線に偏平加工を
加えることにより、上記効果を実現するという効果を奏
する。
【0030】すなわち本第1実施形態においては、電気
アシストパワーステアリングのギャップワインデリング
モータにおける巻線31の形状を偏平にした点に特徴が
あり、ヨーク13、巻線31、マグネット2、ロータシ
ャフト20からなるギャップワインディングモータ4に
おいて、ヨーク13の内周に前記ギャップワインデリン
グコイル3を固定し、その内周にマグネット2とシャフ
ト20が回転する構造となっている。
【0031】一般的にマグネット2とヨーク13とのギ
ャップを狭くすることで、磁気抵抗を減らしマグネット
の磁束を上げることが出来るが、ギャップを狭くすると
スペース上の制約から、細い巻線しか巻けなくなり、電
流が流せなくなるところであるが、本実施形態において
は、巻線を潰して薄くし、マグネット2とヨーク13の
ギャップを狭くすることで、マグネット2の磁束を上げ
てモータのトルクを向上させるものである。
【0032】またマグネット2とヨーク13とのギャッ
プが狭くなるので、マグネットの磁束が上がり、モータ
のトルクが向上するものである。巻き線31の断面積を
変えずに、巻き線の厚さが薄くなるのでモータの外径が
細くなり、小型化を可能にする。最初から長方形断面の
巻き線を巻いた場合と比較して、線がねじれることがな
いので巻き線作業が簡単でコストが安くなる。
【0033】さらに本第1実施形態のギャップワインデ
ィングモータの製造方法は、円形断面形状の巻線を対向
する2つの平面によってプレスすることにより偏平に押
し潰した巻線31をループ状にし、ヨーク13の内周壁
に沿って偏平に押し潰されたループ状の巻線を多数密に
並設して環状にしたギャップワインディングコイル3を
ヨーク13の内周壁に固着し、該ギャップワインディン
グコイル3の内部に外周に複数のマグネット2を配設し
たロータシャフト20を挿入するものであるので、ロー
タシャフト20の外周に配設されたマグネット2の面か
らの距離であるギャップを小さくするため、円形断面形
状の巻線に偏平加工を加えて、ギャップに基づく磁気抵
抗を低減し、モータトルクを向上するとともに、小型化
を可能にするギャップワインディングモータの製造を可
能にするという効果を奏する。
【0034】すなわち本第1実施形態の製造方法におい
ては、平面に並べられた円形断面の巻き線を金型でプレ
スし、略長方形断面とするもので、プレスすることで、
巻き線の厚さは薄くなり、隙間は少なくなる。その巻き
線を円筒状に丸めヨーク13の内周に配置するものであ
る。
【0035】(第2実施形態)本第2実施形態のギャッ
プワインディングモータは、図6(A)および図7に示
されるようにヨークハウジング13の内周壁にループ状
の巻線31を複数並設して環状にしたギャップワインデ
ィングコイル3を2層にし、さらに同相の巻線が折り重
なるようにした点が、前記第1実施形態との相違点であ
り、以下相違点を中心に説明する。
【0036】本第2実施形態のギャップワインディング
モータにおいて、図6(A)におけるヨークハウジング
13の内周壁にループ状の巻線31を複数並設した各相
の配置を展開すると、図7に示すようになる。
【0037】本第2実施形態のギャップワインディング
モータは、偏平な矩形断面形状を採用したので、隣合う
巻線31の側壁と側壁との間の隙間が少ないので、前記
ロータシャフト20の外周に配設された前記マグネット
2の面からの距離であるギャップを有効に小さくするた
め、ギャップに基づく磁気抵抗を低減し、モータトルク
を向上するという効果を奏する。
【0038】また、同相の巻線が折り重なるので相の境
目が明確になり、理想的な制御が可能となる。即ち、巻
線に流す電流を制御する制御装置が意図したとおりの磁
場を形成できることから、精度の高い制御が可能となる
のである。
【0039】また本第2実施形態のギャップワインディ
ングモータは、図6(A)に示されるように巻き線可能
な範囲に対する巻線31の占有率は、80.5%であ
り、図6(B)に示される従来の2層構造のモータにお
ける円形断面形状の巻線における巻き線可能な範囲に対
する巻線の占有率は、65.6%に対して、巻線の占有
率を約15%向上するものである。
【0040】さらに本第2実施形態のギャップワインデ
ィングモータは、ギャップワインディングコイル3を2
層にしたものであるので、1層の厚さが円形の巻線に比
べて薄いので、2層にしても外径の増加を抑制するた
め、従来のモータに比べて外径を縮小するものであり、
小型化を可能にするという効果を奏するとともに、巻線
を多層にするにつれ、小型化の効果が顕著になるもので
ある。結果としてコストダウンおよび重量低減を実現す
るものである。
【0041】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0042】上述の実施形態においては、一例として円
形の巻線を偏平にして横長の略矩形断面形状のものを用
いる例について説明したが、本発明としてはそれらに限
定されるものでは無く、例えば図10に示されるように
縦長の矩形断面形状に変形することも可能であり、そう
することにより巻き線可能な範囲に対する巻線31の占
有率は、81.7%となり、上述の第2実施形態のそれ
よりさらに巻線31の占有率を、1.2%向上するもの
である。
【0043】上述の第1および第2実施形態において
は、一例として円形の巻線を偏平にして横長の略矩形断
面形状のものを用いる例について説明したが、本発明と
してはそれらに限定されるものでは無く、例えば巻線の
断面形状を台形にして、長い辺である底辺(下底)を上
にして短い辺である上辺(上底)を下にして載置並設す
ることにより、図1、図6(A)、図10に示される矩
形巻線31におけるヨーク13の内周壁に近い部分にお
ける隙間を無くすことが出来、さらに巻き線可能な範囲
に対する巻線31の占有率を向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のギャップワインディン
グモータの要部を示す要部断面図である。
【図2】本第1実施形態のギャップワインディングモー
タの全体を示す全体断面図である。
【図3】本第1実施形態における円形の巻線を押し潰し
て偏平の矩形にした前後の形状を比較するための比較図
である。
【図4】本第1実施形態のモータを適用した電気式動力
舵取装置を示す一部欠截断面図である。
【図5】本第1実施形態を適用した電気式動力舵取装置
のモータ部を示す一部拡大断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態および従来の2層構造の
ギャップワインディングモータの要部をそれぞれ示す要
部断面図である。
【図7】本第2実施形態におけるヨークハウジング内に
並設された各相の巻線を展開した展開図である。
【図8】従来のギャップワインディングモータの要部を
示す要部断面図である。
【図9】従来のギャップワインディングモータの全体を
示す全体断面図である。
【図10】本発明の変形例の縦長断面形状の巻線を用い
たギャップワインディングモータの要部を示す要部断面
図である。
【符号の説明】
2 マグネット 3 ギャップワインディングコイル 4 ギャップワインディングモータ 13 ヨークハウジング 20 ロータシャフト 31 巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 由之 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 5H603 AA01 AA09 BB01 CA01 CA05 CB02 CB16 CC17 CD05 CD22 CE05 5H604 BB01 BB10 BB14 CC01 CC12 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 PP01 PP12 QQ06 QQ12 SS09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨーク内周壁にループ状の巻線を複数並
    設して環状にしたギャップワインディングコイルと、該
    ギャップワインディングコイルの内部に外周に複数の磁
    石を配設したロータシャフトとから成るギャップワイン
    ディングモータにおいて、 前記ループ状の巻線が、断面形状が偏平な巻線によって
    構成されていることを特徴とするギャップワインディン
    グモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記巻線の断面形状が、略矩形であることを特徴とする
    ギャップワインディングモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記巻線の断面形状が、略長円形であることを特徴とす
    るギャップワインディングモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記巻線が、円形断面形状の巻線を対向する2つの平面
    によって押し潰し偏平にしたものであることを特徴とす
    るギャップワインディングモータ。
  5. 【請求項5】請求項1において、 同相の電流を流す前記巻線が複数折り重なるように前記
    ヨーク内周壁に配設されていることを特徴とするギャッ
    プワインディングモータ。
  6. 【請求項6】 円形断面形状の巻線を対向する2つの平
    面によってプレスすることにより偏平に押し潰した巻線
    をループ状にし、 ヨーク内周壁に沿って偏平に押し潰されたループ状の巻
    線を多数密に並設して環状にしたギャップワインディン
    グコイルをヨーク内周壁に固着し、 該ギャップワインディングコイルの内部に外周に複数の
    磁石を配設したロータシャフトを挿入することを特徴と
    するギャップワインディングモータの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019122230A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社デンソー 回転電機
WO2022092148A1 (ja) * 2020-11-02 2022-05-05 株式会社デンソー 回転電機

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WO2022092148A1 (ja) * 2020-11-02 2022-05-05 株式会社デンソー 回転電機

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