JP2003319348A - データ変換装置およびデータ変換方法、学習装置および学習方法、並びにプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

データ変換装置およびデータ変換方法、学習装置および学習方法、並びにプログラムおよび記録媒体

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JP2003319348A JP2002125628A JP2002125628A JP2003319348A JP 2003319348 A JP2003319348 A JP 2003319348A JP 2002125628 A JP2002125628 A JP 2002125628A JP 2002125628 A JP2002125628 A JP 2002125628A JP 2003319348 A JP2003319348 A JP 2003319348A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を、より画質の良い画像に変換する。 【解決手段】 クラスタップ生成回路2と予測タップ生
成回路3は、HD画像の注目ブロックのHD画素をクラ
ス分類するのに用いるクラスタップと、注目ブロックの
HD画素を求めるのに用いる予測タップを、SD画像か
ら生成し、クラス分類回路4は、クラスタップに基づい
て、注目ブロックのHD画素をクラス分類する。係数RA
M7は、学習の教師となる教師データと、学習の生徒と
なる生徒データとの関係を、教師データに所定の拘束条
件を与えて、1以上のクラスごとに学習することにより
得られたタップ係数から、注目ブロックのHD画素のク
ラスのタップ係数を取得し、予測演算回路8と復号回路
9は、そのタップ係数と、予測タップとを用いて、注目
ブロックのHD画素を求める。本発明は、例えば、テレ
ビジョン受像機に適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ変換装置お
よびデータ変換方法、学習装置および学習方法、並びに
プログラムおよび記録媒体に関し、特に、例えば、画像
データを、より高画質の画像データに変換すること等が
できるようにするデータ変換装置およびデータ変換方
法、学習装置および学習方法、並びにプログラムおよび
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、例えば、画像の画質等の
向上その他の画像の変換を行うデータ変換処理として、
クラス分類適応処理を、先に提案している。
【0003】クラス分類適応処理は、クラス分類処理と
適応処理とからなり、クラス分類処理によって、データ
を、その性質に基づいてクラス分けし、各クラスごとに
適応処理を施すものであり、適応処理とは、以下のよう
な手法の処理である。
【0004】即ち、適応処理では、例えば、低画質また
は標準画質の画像(以下、適宜、SD(Standard Defini
tion)画像という)データが、所定のタップ係数を用い
てマッピング(写像)されることにより、高画質の画像
(以下、適宜、HD(High Definition)画像という)デ
ータに変換される。
【0005】いま、このタップ係数を用いてのマッピン
グ方法として、例えば、線形1次結合モデルを採用する
こととすると、HD画像データを構成する画素(以下、
適宜、HD画素という)(の画素値)yは、SD画像デ
ータを構成する画素(以下、適宜、SD画素という)か
ら、HD画素を予測するための予測タップとして抽出さ
れる複数のSD画素と、タップ係数とを用いて、次の線
形1次式(線形結合)によって求められる。
【0006】
【数1】 ・・・(1)
【0007】但し、式(1)において、xnは、HD画
素yについての予測タップを構成する、n番目のSD画
像データの画素の画素値を表し、wnは、n番目のSD
画素(の画素値)と乗算されるn番目のタップ係数を表
す。なお、式(1)では、予測タップが、N個のSD画
素x1,x2,・・・,xNで構成されるものとしてあ
る。
【0008】ここで、HD画素の画素値yは、式(1)
に示した線形1次式ではなく、2次以上の高次の式によ
って求めるようにすることも可能である。
【0009】いま、第kサンプルのHD画素の画素値の
真値をykと表すとともに、式(1)によって得られる
その真値ykの予測値をyk’と表すと、その予測誤差e
kは、次式で表される。
【0010】
【数2】 ・・・(2)
【0011】式(2)の予測値yk’は、式(1)にし
たがって求められるため、式(2)のyk’を、式
(1)にしたがって置き換えると、次式が得られる。
【0012】
【数3】 ・・・(3)
【0013】但し、式(3)において、xn,kは、第k
サンプルのHD画素についての予測タップを構成するn
番目のSD画素を表す。
【0014】式(3)の予測誤差ekを0とするタップ
係数wnが、HD画素を予測するのに最適なものとなる
が、すべてのHD画素について、そのようなタップ係数
nを求めることは、一般には困難である。
【0015】そこで、タップ係数wnが最適なものであ
ることを表す規範として、例えば、最小自乗法を採用す
ることとすると、最適なタップ係数wnは、統計的な誤
差としての、例えば、次式で表される自乗誤差の総和E
を最小にすることで求めることができる。
【0016】
【数4】 ・・・(4)
【0017】但し、式(4)において、Kは、HD画素
kと、そのHD画素ykについての予測タップを構成す
るSD画素x1,k,x2,k,・・・,xN,kとのセットの
サンプル数を表す。
【0018】式(4)の自乗誤差の総和Eを最小(極
小)にするタップ係数wnは、その総和Eをタップ係数
nで偏微分したものを0とするものであり、従って、
次式を満たす必要がある。
【0019】
【数5】 ・・・(5)
【0020】そこで、上述の式(3)をタップ係数wn
で偏微分すると、次式が得られる。
【0021】
【数6】 ・・・(6)
【0022】式(5)と(6)から、次式が得られる。
【0023】
【数7】 ・・・(7)
【0024】式(7)のekに、式(3)を代入するこ
とにより、式(7)は、式(8)に示す正規方程式で表
すことができる。
【0025】
【数8】 ・・・(8)
【0026】式(8)の正規方程式は、HD画素yk
SD画素xn,kのセットを、ある程度の数だけ用意する
ことで、求めるべきタップ係数wnの数と同じ数だけた
てることができ、従って、式(8)を解くことで(但
し、式(8)を解くには、式(8)において、タップ係
数wnにかかる左辺の行列が正則である必要がある)、
最適なタップ係数wnを求めることができる。なお、式
(8)を解くにあたっては、例えば、掃き出し法(Gaus
s-Jordanの消去法)などを採用することが可能である。
【0027】以上のように、多数のHD画素y1,y2
・・・,yKを、タップ係数の学習の教師となる教師デ
ータとするとともに、各HD画素ykについての予測タ
ップを構成するSD画素x1,k,x2,k,・・・,xN,k
を、タップ係数の学習の生徒となる生徒データとして、
式(8)を解くことにより、最適なタップ係数wnを求
める学習を行っておき、さらに、そのタップ係数wn
用い、式(1)により、SD画像データを、HD画像デ
ータにマッピング(変換)するのが適応処理である。
【0028】なお、適応処理は、SD画像には含まれて
いないが、HD画像に含まれる成分が再現される点で、
例えば、単なる補間処理等とは異なる。即ち、適応処理
では、式(1)だけを見る限りは、いわゆる補間フィル
タを用いての補間処理と同一であるが、その補間フィル
タのタップ係数に相当するタップ係数wnが、教師デー
タとしてのHD画像データと生徒データとしてのSD画
像データとを用いての学習により求められるため、HD
画像に含まれる成分を再現することができる。このこと
から、適応処理は、いわば画像の創造(解像度想像)作
用がある処理ということができる。
【0029】ここで、タップ係数wnの学習では、教師
データyと生徒データxとの組み合わせとして、どのよ
うなものを採用するかによって、各種の変換を行うタッ
プ係数wnを求めることができる。
【0030】即ち、例えば、教師データyとして、HD
画像データを採用するとともに、生徒データxとして、
そのHD画像データにノイズやぼけを付加したSD画像
データを採用した場合には、画像を、そのノイズやぼけ
を除去した画像に変換するタップ係数wnを得ることが
できる。また、例えば、教師データyとして、HD画像
データを採用するとともに、生徒データxとして、その
HD画像データの解像度を劣化させたSD画像データを
採用した場合には、画像を、その解像度を向上させた画
像に変換するタップ係数wnを得ることができる。さら
に、例えば、教師データyとして、画像データを採用す
るとともに、生徒データxとして、その画像データをD
CT(Discrete Cosine Transform)変換したDCT係数
を採用した場合には、DCT係数を画像データに変換す
るタップ係数wnを得ることができる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、クラ
ス分類適応処理においては、式(4)の自乗誤差の総和
Eを最小にするタップ係数wnがクラスごとに求めら
れ、そのタップ係数wnを用い、式(1)が演算される
ことにより、SD画像が、高画質のHD画像に変換され
る。即ち、タップ係数wnと、SD画像から生成される
予測タップxnとを用いて、式(1)が演算されること
により、HD画像を構成するHD画素が求められる。
【0032】従って、先に提案したクラス分類適応処理
によれば、個々のHD画素に注目した場合には、各HD
画素について、真値に対する予測誤差を統計的に最小に
する画素値を求めることができる。
【0033】即ち、いま、図1Aに示すように、例え
ば、水平、垂直、または斜め方向に隣接する2つのHD
画素ykとyk+1を考えた場合に、HD画素ykについて
は、その真値ykに対する予測の誤差ekを統計的に最小
にする予測値yk’を得ることができ、また、HD画素
k+1についても同様に、その真値yk+1に対する予測誤
差ek+1を統計的に最小にする予測値yk+1’を得ること
ができる。
【0034】しかしながら、先に提案したクラス分類適
応処理では、例えば、図1Aに示したような、真値が右
肩上がりになる2つのHD画素ykとyk+1の並びに関し
て、図1Bに示すように、HD画素ykについては、真
値より大きい予測値yk’が得られ、HD画素yk+1につ
いては、真値より小さい予測値yk+1’が得られること
があった。
【0035】そして、この場合、HD画素ykの予測値
k’と、HD画素yk+1の予測値yk +1’の並びが、図
1Bに示すように、右肩下がりになることがある。
【0036】このように、真値の並びが右肩上がりであ
るのにも関わらず、右肩下がりの予測値の並びが得られ
る場合には、画素値の変化が真値の変化と逆になること
から、見た目の画質が劣化することがあった。
【0037】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、例えば、画像データを、より高画質の画
像データに変換することができるようにするものであ
る。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のデータ変
換装置は、注目している第2のデータのサンプルである
注目サンプルを1以上のクラスのうちのいずれかのクラ
スにクラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラス
タップを、第1のデータから生成するクラスタップ生成
手段と、クラスタップに基づいて、注目サンプルをクラ
ス分類するクラス分類手段と、注目サンプルを求めるの
に用いる予測タップを、第1のデータから生成する予測
タップ生成手段と、学習の教師となる、第2のデータに
対応する教師データと、学習の生徒となる、第1のデー
タに対応する生徒データとの関係を、教師データに所定
の拘束条件を与えて、1以上のクラスごとに学習するこ
とにより得られたタップ係数から、注目サンプルのクラ
スのタップ係数を取得するタップ係数取得手段と、注目
サンプルのクラスのタップ係数と、予測タップとを用い
て、注目サンプルを求める演算手段とを備えることを特
徴とする。
【0039】本発明の第1のデータ変換方法は、注目し
ている第2のデータのサンプルである注目サンプルを1
以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けす
るクラス分類を行うのに用いるクラスタップを、第1の
データから生成するクラスタップ生成ステップと、クラ
スタップに基づいて、注目サンプルをクラス分類するク
ラス分類ステップと、注目サンプルを求めるのに用いる
予測タップを、第1のデータから生成する予測タップ生
成ステップと、学習の教師となる、第2のデータに対応
する教師データと、学習の生徒となる、第1のデータに
対応する生徒データとの関係を、教師データに所定の拘
束条件を与えて、1以上のクラスごとに学習することに
より得られたタップ係数から、注目サンプルのクラスの
タップ係数を取得するタップ係数取得ステップと、注目
サンプルのクラスのタップ係数と、予測タップとを用い
て、注目サンプルを求める演算ステップとを備えること
を特徴とする。
【0040】本発明の第1のプログラムは、注目してい
る第2のデータのサンプルである注目サンプルを1以上
のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするク
ラス分類を行うのに用いるクラスタップを、第1のデー
タから生成するクラスタップ生成ステップと、クラスタ
ップに基づいて、注目サンプルをクラス分類するクラス
分類ステップと、注目サンプルを求めるのに用いる予測
タップを、第1のデータから生成する予測タップ生成ス
テップと、学習の教師となる、第2のデータに対応する
教師データと、学習の生徒となる、第1のデータに対応
する生徒データとの関係を、教師データに所定の拘束条
件を与えて、1以上のクラスごとに学習することにより
得られたタップ係数から、注目サンプルのクラスのタッ
プ係数を取得するタップ係数取得ステップと、注目サン
プルのクラスのタップ係数と、予測タップとを用いて、
注目サンプルを求める演算ステップとを備えることを特
徴とする。
【0041】本発明の第1の記録媒体は、注目している
第2のデータのサンプルである注目サンプルを1以上の
クラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラ
ス分類を行うのに用いるクラスタップを、第1のデータ
から生成するクラスタップ生成ステップと、クラスタッ
プに基づいて、注目サンプルをクラス分類するクラス分
類ステップと、注目サンプルを求めるのに用いる予測タ
ップを、第1のデータから生成する予測タップ生成ステ
ップと、学習の教師となる、第2のデータに対応する教
師データと、学習の生徒となる、第1のデータに対応す
る生徒データとの関係を、教師データに所定の拘束条件
を与えて、1以上のクラスごとに学習することにより得
られたタップ係数から、注目サンプルのクラスのタップ
係数を取得するタップ係数取得ステップと、注目サンプ
ルのクラスのタップ係数と、予測タップとを用いて、注
目サンプルを求める演算ステップとを備えるプログラム
が記録されていることを特徴とする。
【0042】本発明の第1の学習装置は、タップ係数の
学習の教師となる、第2のデータに対応する教師データ
のうちの注目している注目データを1以上のクラスのう
ちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行
うのに用いるクラスタップを、学習の生徒となる、第1
のデータに対応する生徒データから生成するクラスタッ
プ生成手段と、クラスタップに基づいて、注目データを
クラス分類するクラス分類手段と、注目データを求める
のに用いる予測タップを、生徒データから生成する予測
タップ生成手段と、注目データと予測タップを用い、教
師データと生徒データとの関係を、教師データに所定の
拘束条件を与えて、1以上のクラスごとに学習すること
により、1以上のクラスごとのタップ係数を求める学習
手段とを備えることを特徴とする。
【0043】本発明の第1の学習方法は、タップ係数の
学習の教師となる、第2のデータに対応する教師データ
のうちの注目している注目データを1以上のクラスのう
ちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行
うのに用いるクラスタップを、学習の生徒となる、第1
のデータに対応する生徒データから生成するクラスタッ
プ生成ステップと、クラスタップに基づいて、注目デー
タをクラス分類するクラス分類ステップと、注目データ
を求めるのに用いる予測タップを、生徒データから生成
する予測タップ生成ステップと、注目データと予測タッ
プを用い、教師データと生徒データとの関係を、教師デ
ータに所定の拘束条件を与えて、1以上のクラスごとに
学習することにより、1以上のクラスごとのタップ係数
を求める学習ステップとを備えることを特徴とする。
【0044】本発明の第2のプログラムは、タップ係数
の学習の教師となる、第2のデータに対応する教師デー
タのうちの注目している注目データを1以上のクラスの
うちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を
行うのに用いるクラスタップを、学習の生徒となる、第
1のデータに対応する生徒データから生成するクラスタ
ップ生成ステップと、クラスタップに基づいて、注目デ
ータをクラス分類するクラス分類ステップと、注目デー
タを求めるのに用いる予測タップを、生徒データから生
成する予測タップ生成ステップと、注目データと予測タ
ップを用い、教師データと生徒データとの関係を、教師
データに所定の拘束条件を与えて、1以上のクラスごと
に学習することにより、1以上のクラスごとのタップ係
数を求める学習ステップとを備えることを特徴とする。
【0045】本発明の第2の記録媒体は、タップ係数の
学習の教師となる、第2のデータに対応する教師データ
のうちの注目している注目データを1以上のクラスのう
ちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行
うのに用いるクラスタップを、学習の生徒となる、第1
のデータに対応する生徒データから生成するクラスタッ
プ生成ステップと、クラスタップに基づいて、注目デー
タをクラス分類するクラス分類ステップと、注目データ
を求めるのに用いる予測タップを、生徒データから生成
する予測タップ生成ステップと、注目データと予測タッ
プを用い、教師データと生徒データとの関係を、教師デ
ータに所定の拘束条件を与えて、1以上のクラスごとに
学習することにより、1以上のクラスごとのタップ係数
を求める学習ステップとを備えるプログラムが記録され
ていることを特徴とする。
【0046】本発明の第2のデータ変換装置は、注目し
ている第2のデータのサンプルである注目サンプルを1
以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けす
るクラス分類を行うのに用いるクラスタップを、第1の
データから生成するクラスタップ生成手段と、クラスタ
ップに基づいて、注目サンプルをクラス分類するクラス
分類手段と、注目サンプルを求めるのに用いる予測タッ
プを、第1のデータから生成する予測タップ生成手段
と、学習の教師となる、第2のデータに対応する教師デ
ータの複数サンプルから得られる特徴と、学習の生徒と
なる、第1のデータに対応する生徒データの複数サンプ
ルとの関係を、1以上のクラスごとに学習することによ
り得られたタップ係数から、注目サンプルのクラスのタ
ップ係数を取得するタップ係数取得手段と、注目サンプ
ルのクラスのタップ係数と、予測タップとを用いて、注
目サンプルを求める演算手段とを備えることを特徴とす
る。
【0047】本発明の第2のデータ変換方法は、注目し
ている第2のデータのサンプルである注目サンプルを1
以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けす
るクラス分類を行うのに用いるクラスタップを、第1の
データから生成するクラスタップ生成ステップと、クラ
スタップに基づいて、注目サンプルをクラス分類するク
ラス分類ステップと、注目サンプルを求めるのに用いる
予測タップを、第1のデータから生成する予測タップ生
成ステップと、学習の教師となる、第2のデータに対応
する教師データの複数サンプルから得られる特徴と、学
習の生徒となる、第1のデータに対応する生徒データの
複数サンプルとの関係を、1以上のクラスごとに学習す
ることにより得られたタップ係数から、注目サンプルの
クラスのタップ係数を取得するタップ係数取得ステップ
と、注目サンプルのクラスのタップ係数と、予測タップ
とを用いて、注目サンプルを求める演算ステップとを備
えることを特徴とする。
【0048】本発明の第3のプログラムは、注目してい
る第2のデータのサンプルである注目サンプルを1以上
のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするク
ラス分類を行うのに用いるクラスタップを、第1のデー
タから生成するクラスタップ生成ステップと、クラスタ
ップに基づいて、注目サンプルをクラス分類するクラス
分類ステップと、注目サンプルを求めるのに用いる予測
タップを、第1のデータから生成する予測タップ生成ス
テップと、学習の教師となる、第2のデータに対応する
教師データの複数サンプルから得られる特徴と、学習の
生徒となる、第1のデータに対応する生徒データの複数
サンプルとの関係を、1以上のクラスごとに学習するこ
とにより得られたタップ係数から、注目サンプルのクラ
スのタップ係数を取得するタップ係数取得ステップと、
注目サンプルのクラスのタップ係数と、予測タップとを
用いて、注目サンプルを求める演算ステップとを備える
ことを特徴とする。
【0049】本発明の第3の記録媒体は、注目している
第2のデータのサンプルである注目サンプルを1以上の
クラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラ
ス分類を行うのに用いるクラスタップを、第1のデータ
から生成するクラスタップ生成ステップと、クラスタッ
プに基づいて、注目サンプルをクラス分類するクラス分
類ステップと、注目サンプルを求めるのに用いる予測タ
ップを、第1のデータから生成する予測タップ生成ステ
ップと、学習の教師となる、第2のデータに対応する教
師データの複数サンプルから得られる特徴と、学習の生
徒となる、第1のデータに対応する生徒データの複数サ
ンプルとの関係を、1以上のクラスごとに学習すること
により得られたタップ係数から、注目サンプルのクラス
のタップ係数を取得するタップ係数取得ステップと、注
目サンプルのクラスのタップ係数と、予測タップとを用
いて、注目サンプルを求める演算ステップとを備えるプ
ログラムが記録されていることを特徴とする。
【0050】本発明の第2の学習装置は、タップ係数の
学習の教師となる、第2のデータに対応する教師データ
のうちの注目している注目データを1以上のクラスのう
ちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行
うのに用いるクラスタップを、学習の生徒となる、第1
のデータに対応する生徒データから生成するクラスタッ
プ生成手段と、クラスタップに基づいて、注目データを
クラス分類するクラス分類手段と、注目データを求める
のに用いる予測タップを、生徒データから生成する予測
タップ生成手段と、注目データと予測タップを用い、教
師データの複数サンプルから得られる特徴と生徒データ
の複数サンプルとの関係を、1以上のクラスごとに学習
することにより、1以上のクラスごとのタップ係数を求
める学習手段とを備えることを特徴とする。
【0051】本発明の第2の学習方法は、タップ係数の
学習の教師となる、第2のデータに対応する教師データ
のうちの注目している注目データを1以上のクラスのう
ちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行
うのに用いるクラスタップを、学習の生徒となる、第1
のデータに対応する生徒データから生成するクラスタッ
プ生成ステップと、クラスタップに基づいて、注目デー
タをクラス分類するクラス分類ステップと、注目データ
を求めるのに用いる予測タップを、生徒データから生成
する予測タップ生成ステップと、注目データと予測タッ
プを用い、教師データの複数サンプルから得られる特徴
と生徒データの複数サンプルとの関係を、1以上のクラ
スごとに学習することにより、1以上のクラスごとのタ
ップ係数を求める学習ステップとを備えることを特徴と
する。
【0052】本発明の第4のプログラムは、タップ係数
の学習の教師となる、第2のデータに対応する教師デー
タのうちの注目している注目データを1以上のクラスの
うちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を
行うのに用いるクラスタップを、学習の生徒となる、第
1のデータに対応する生徒データから生成するクラスタ
ップ生成ステップと、クラスタップに基づいて、注目デ
ータをクラス分類するクラス分類ステップと、注目デー
タを求めるのに用いる予測タップを、生徒データから生
成する予測タップ生成ステップと、注目データと予測タ
ップを用い、教師データの複数サンプルから得られる特
徴と生徒データの複数サンプルとの関係を、1以上のク
ラスごとに学習することにより、1以上のクラスごとの
タップ係数を求める学習ステップとを備えることを特徴
とする。
【0053】本発明の第4の記録媒体は、タップ係数の
学習の教師となる、第2のデータに対応する教師データ
のうちの注目している注目データを1以上のクラスのう
ちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行
うのに用いるクラスタップを、学習の生徒となる、第1
のデータに対応する生徒データから生成するクラスタッ
プ生成ステップと、クラスタップに基づいて、注目デー
タをクラス分類するクラス分類ステップと、注目データ
を求めるのに用いる予測タップを、生徒データから生成
する予測タップ生成ステップと、注目データと予測タッ
プを用い、教師データの複数サンプルから得られる特徴
と生徒データの複数サンプルとの関係を、1以上のクラ
スごとに学習することにより、1以上のクラスごとのタ
ップ係数を求める学習ステップとを備えるプログラムが
記録されていることを特徴とする。
【0054】本発明の第1のデータ変換装置および第1
のデータ変換方法、並びに第1のプログラムおよび第1
の記録媒体においては、注目している第2のデータのサ
ンプルである注目サンプルを1以上のクラスのうちのい
ずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うのに
用いるクラスタップと、注目サンプルを求めるのに用い
る予測タップが、第1のデータから生成され、クラスタ
ップに基づいて、注目サンプルがクラス分類される。そ
して、学習の教師となる、第2のデータに対応する教師
データと、学習の生徒となる、第1のデータに対応する
生徒データとの関係を、教師データに所定の拘束条件を
与えて、1以上のクラスごとに学習することにより得ら
れたタップ係数から、注目サンプルのクラスのタップ係
数が取得され、そのタップ係数と、予測タップとを用い
て、注目サンプルが求められる。
【0055】本発明の第1の学習装置および第1の学習
方法、並びに第2のプログラムおよび第2の記録媒体に
おいては、タップ係数の学習の教師となる、第2のデー
タに対応する教師データのうちの注目している注目デー
タを1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス
分けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップと、
注目データを求めるのに用いる予測タップが、学習の生
徒となる、第1のデータに対応する生徒データから生成
され、クラスタップに基づいて、注目データがクラス分
類される。そして、注目データと予測タップを用い、教
師データと生徒データとの関係を、教師データに所定の
拘束条件を与えて、1以上のクラスごとに学習すること
により、1以上のクラスごとのタップ係数が求められ
る。
【0056】本発明の第2のデータ変換装置および第2
のデータ変換方法、並びに第3のプログラムおよび第3
の記録媒体においては、注目している第2のデータのサ
ンプルである注目サンプルを1以上のクラスのうちのい
ずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うのに
用いるクラスタップと、注目サンプルを求めるのに用い
る予測タップが、第1のデータから生成され、クラスタ
ップに基づいて、注目サンプルがクラス分類される。さ
らに、学習の教師となる、第2のデータに対応する教師
データの複数サンプルから得られる特徴と、学習の生徒
となる、第1のデータに対応する生徒データの複数サン
プルとの関係を、1以上のクラスごとに学習することに
より得られたタップ係数から、注目サンプルのクラスの
タップ係数が取得され、注目サンプルのクラスのタップ
係数と、予測タップとを用いて、注目サンプルが求めら
れる。
【0057】本発明の第2の学習装置および第2の学習
方法、並びに第4のプログラムおよび第4の記録媒体に
おいては、タップ係数の学習の教師となる、第2のデー
タに対応する教師データのうちの注目している注目デー
タを1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス
分けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップと、
注目データを求めるのに用いる予測タップが、学習の生
徒となる、第1のデータに対応する生徒データから生成
され、クラスタップに基づいて、注目データがクラス分
類される。そして、注目データと予測タップを用い、教
師データの複数サンプルから得られる特徴と生徒データ
の複数サンプルとの関係を、1以上のクラスごとに学習
することにより、1以上のクラスごとのタップ係数が求
められる。
【0058】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を適用した画像処
理装置の一実施の形態の構成例を示している。
【0059】この画像処理装置においては、例えば、ぼ
けたSD画像が入力され、そのSD画像に対して、クラ
ス分類適応処理が施されることにより、SD画像のぼけ
度にかかわらず、そのぼけが十分に改善されたHD画像
(ぼけ改善画像)が出力されるようになっている。
【0060】即ち、この画像処理装置は、フレームメモ
リ1、クラスタップ生成回路2、予測タップ生成回路
3、クラス分類回路4、フレームメモリ10、主画素処
理回路11、および副画素処理回路12から構成され、
そこには、ぼけの改善を行う対象となるSD画像が入力
される。
【0061】フレームメモリ1は、画像処理装置に入力
されるSD画像を、例えば、フレーム(またはフィール
ド)単位で一時記憶する。なお、本実施の形態では、フ
レームメモリ1は、複数フレームのSD画像を、バンク
切換によって記憶することができるようになっており、
これにより、画像処理装置に入力されるSD画像が動画
であっても、その処理をリアルタイムで行うことができ
るようになっている。
【0062】クラスタップ生成回路2は、クラス分類適
応処理により求めようとするHD画像(ここでは、SD
画像からぼけを完全に排除した、ぼけのない理想的なH
D画像)を、複数のHD画素(サンプル)からなるブロ
ックにブロック化(分割)し、さらに、各ブロックを、
順次、注目ブロックとする。そして、クラスタップ生成
回路2は、注目ブロックを構成するHD画素についての
クラス分類に用いるクラスタップを、フレームメモリ1
に記憶されたSD画像から生成し、クラス分類回路4に
出力する。即ち、クラスタップ生成回路2は、例えば、
注目ブロックの位置から空間的または時間的に近い位置
にある複数のSD画素(サンプル)を、フレームメモリ
1に記憶されたSD画像から抽出することによりクラス
タップとし、クラス分類回路4に出力する。
【0063】具体的には、クラスタップ生成回路2は、
例えば、図3に示すように、HD画像を、垂直方向に隣
接する2つのHD画素からなるブロックに分割し、各ブ
ロックを、順次、注目ブロックとする。
【0064】ここで、図3において、○印がSD画像を
構成するSD画素を表し、×印がHD画像を構成するH
D画素を表している。また、図3では、HD画像は、水
平方向と垂直方向それぞれの画素数が、SD画像の2倍
の画像になっている。
【0065】クラスタップ生成回路2は、注目ブロック
について、例えば、図3に示すように、その注目ブロッ
クの位置から近い横×縦が3×3個のSD画素を、フレ
ームメモリ1に記憶されたSD画素から抽出することに
よりクラスタップとする。
【0066】なお、以下、適宜、HD画像をブロック化
したブロックの上側のHD画素と下側のHD画素を、そ
れぞれy(1)とy(2)と表す。また、以下、適宜、クラス
タップを構成する3×3個のSD画素のうちの、第1行
第1列、第1行第2列、第1行第3列、第2行第1列、
第2行第2列、第2行第3列、第3行第1列、第3行第
2列、第3行第3列のSD画素を、それぞれ、x(1)
(2),x(3),x(4),x(5),x(6),x(7),x(8)
(9)と表す。
【0067】予測タップ生成回路3は、予測演算回路6
において注目ブロックを構成するHD画素(の予測値)
を求めるのに用いる予測タップを、フレームメモリ1に
記憶されたSD画像から生成し、予測演算回路6に供給
する。即ち、クラスタップ生成回路2は、例えば、注目
ブロックの位置から空間的または時間的に近い位置にあ
る複数のSD画素を、フレームメモリ1に記憶されたS
D画像から抽出することにより予測タップとし、予測演
算回路6に供給する。
【0068】なお、ここでは、説明を簡単にするため
に、予測タップ生成回路3は、注目ブロックを構成する
HD画素について、クラスタップと同一のタップ構造の
予測タップ、即ち、3×3のSD画素からなる予測タッ
プを生成するものとする。
【0069】但し、クラスタップとするSD画素と、予
測タップとするSD画素とは、同一である必要はない。
即ち、クラスタップと予測タップは、それぞれ独立に構
成(生成)することが可能である。また、クラスタップ
や予測タップのタップ構造は、図3に示した、3×3個
のSD画素に限定されるものではない。
【0070】図2に戻り、クラス分類回路4は、クラス
タップ生成回路2からのクラスタップに基づいて、注目
ブロックを構成するHD画素をクラス分類し、その結果
得られる注目ブロックを構成するHD画素のクラスに対
応するクラスコードを、主画素処理回路11と副画素処
理回路12に供給する。即ち、クラス分類回路4は、ク
ラスタップ生成回路2からのクラスタップを、例えば、
1ビットADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)処理
し、その結果得られるADRCコードを、クラスコードとし
て、主画素処理回路11と副画素処理回路12に出力す
る。
【0071】なお、KビットADRC処理においては、クラ
スタップを構成するSD画素の画素値の最大値MAXと最
小値MINが検出され、DR=MAX-MINを、局所的なダイナミ
ックレンジとし、このダイナミックレンジDRに基づい
て、クラスタップを構成するSD画素がKビットに再量
子化される。即ち、クラスタップを構成する各SD画素
の画素値から、最小値MINが減算され、その減算値がDR/
2Kで除算(量子化)される。従って、クラスタップが、
1ビットADRC処理された場合には、そのクラスタップを
構成する各SD画素の画素値は1ビットとされることに
なる。そして、この場合、以上のようにして得られる、
クラスタップを構成する各SD画素についての1ビット
の画素値を、所定の順番で並べたビット列が、ADRCコー
ドとして出力される。但し、クラス分類は、その他、例
えば、クラスタップを構成するSD画素を、ベクトルの
コンポーネントとみなし、そのベクトルをベクトル量子
化すること等によって行うことも可能である。また、ク
ラス分類としては、1クラスのクラス分類を行うことも
可能である。この場合、クラス分類回路4は、どのよう
なクラスタップが供給されても、固定のクラスコードを
出力するものとなる。
【0072】ここで、本実施の形態では、クラスタップ
生成回路2において、注目ブロックを構成するHD画素
(1)とy(2)それぞれについて、同一のクラスタップが
生成される。従って、クラス分類回路4では、注目ブロ
ックを構成するHD画素y(1 )とy(2)それぞれが、同一
のクラスにクラス分類される。このことから、クラス分
類回路4では、注目ブロックのHD画素がクラス分類さ
れているということができるとともに、注目ブロックが
クラス分類されているということもできる。
【0073】なお、クラスタップ生成回路2では、注目
ブロックを構成するHD画素y(1)とy(2)それぞれにつ
いて、別々のタップ構造のクラスタップを生成するよう
にすることも可能である。同様に、予測タップ生成回路
3でも、注目ブロックを構成するHD画素y(1)とy(2)
それぞれについて、別々のタップ構造の予測タップを生
成するようにすることが可能である。但し、注目ブロッ
クを構成するHD画素y(1)とy(2)それぞれについて、
別々のタップ構造のクラスタップや予測タップを生成す
る場合には、主画素処理回路11と副画素処理回路12
それぞれに、各回路で求めようとするHD画素について
生成されたクラスタップから求められたクラスコードお
よび予測タップを供給するようにする必要がある。
【0074】フレームメモリ10は、主画素処理回路1
1で求められるHD画素と、副画素処理回路12で求め
られるHD画素を一時記憶し、例えば、1フレーム分の
HD画素を記憶すると、そのHD画素で構成される1フ
レームのHD画像を出力する。なお、フレームメモリ1
0は、フレームメモリ1と同様に構成されており、これ
により、主画素処理回路11や副画素処理回路12から
供給されるHD画素の記憶と、フレームメモリ10に記
憶されたHD画素の読み出しとを同時に行うことができ
るようになっている。
【0075】主画素処理回路11は、係数RAM(Random A
ccess Memory)5と予測演算回路6から構成されてお
り、注目ブロックを構成するHD画素のうちの、主画素
を注目画素とし、その主画素(の予測値)を求めて、フ
レームメモリ10に供給し、その主画素の位置に対応す
るアドレスに記憶させる。
【0076】即ち、係数RAM5は、学習の教師となるH
D画像データである教師データと、学習の生徒となるS
D画像データである生徒データとの関係を、1以上のク
ラスごとに学習することにより得られたタップ係数を記
憶している。そして、係数RAM5は、クラス分類回路4
から注目ブロック(のHD画素)のクラスコードが供給
されると、そのクラスコードに対応するアドレスに記憶
されているタップ係数を読み出すことにより、注目ブロ
ックを構成するHD画素のうちの主画素のクラスのタッ
プ係数を取得し、予測演算回路6に供給する。なお、係
数RAM5に記憶されるタップ係数の学習方法についての
詳細は、後述する。
【0077】予測演算回路6は、係数RAM5から供給さ
れる、主画素のクラスについてのタップ係数w1,w2
・・・と、予測タップ生成回路3からの予測タップ(を
構成する各SD画素の画素値)x1,x2,・・・とを用
いて、式(1)に示した積和演算を行うことにより、主
画素y(の予測値)を求め、これを、ぼけを改善したH
D画素の画素値とし、フレームメモリ10に供給して記
憶させる。
【0078】ここで、本実施の形態においては、HD画
像をブロック化して得られる各ブロックを構成するHD
画素の中には、例えば、少なくとも1つの主画素と、主
画素以外の画素である副画素とが存在する。主画素は、
教師データと生徒データとの関係を、教師データに拘束
条件を与えずに学習することにより得られたタップ係数
を用いて求められるHD画素を意味し、副画素は、教師
データと生徒データとの関係を、教師データに拘束条件
を与えて学習することにより得られたタップ係数を用い
て求められるHD画素を意味する。
【0079】なお、本実施の形態では、図3に示したH
D画像のブロックを構成する2つのHD画素のうちの、
例えば、上側のHD画素y(1)が主画素であり、下側の
HD画素y(2)が副画素であるとする。
【0080】副画素処理回路12は、係数RAM7、予測
演算回路8、復号回路9から構成されており、注目ブロ
ックを構成するHD画素のうちの、副画素y(2)(の予
測値)を求め、フレームメモリ10に供給して、その副
画素の位置に対応するアドレスに記憶させる。
【0081】即ち、係数RAM7は、学習の教師となるH
D画像データである教師データと、学習の生徒となるS
D画像データである生徒データとの関係を、教師データ
に拘束条件を与えて、1以上のクラスごとに学習するこ
とにより得られたタップ係数を記憶している。そして、
係数RAM7は、クラス分類回路4から注目ブロックのク
ラスコードが供給されると、そのクラスコードに対応す
るアドレスに記憶されているタップ係数を読み出すこと
により、注目ブロックを構成するHD画素のうちの副画
素のクラスのタップ係数を取得し、予測演算回路6に供
給する。なお、同一ブロックの主画素と副画素について
は、ここでは、上述したように、同一のクラスタップが
生成されるので、そのクラスも同一である。また、係数
RAM7に記憶されるタップ係数の学習方法についての詳
細は、後述する。
【0082】予測演算回路8は、係数RAM7から供給さ
れる、副画素のクラスについてのタップ係数と、予測タ
ップ生成回路3からの予測タップ(を構成する各SD画
素の画素値)とを用いて、式(1)に示した演算に対応
する積和演算を行うことにより、副画素と、フレームメ
モリ10に既に記憶されているHD画素との差分値△y
(の予測値)を求め、復号回路9に供給する。ここで、
本実施の形態では、予測演算回路8において、注目ブロ
ックの副画素y(2)について、例えば、その副画素y(2)
と、その注目ブロックの主画素y(1)との差分値△y
(=y(2)−y(1))が求められるものとする。
【0083】復号回路9は、予測演算回路8から供給さ
れる副画素についての差分値を、副画素に復号する。即
ち、本実施の形態では、副画素y(2)についての差分値
△yとして、その副画素y(2)と、その副画素のブロッ
クの主画素y(1)との差分値が採用されているため、復
号回路9は、フレームメモリ10から、注目ブロックの
主画素(の予測値)y(1)を読み出し、予測演算回路8
から供給される差分値△yと加算することで、副画素
(の予測値)y(2)(=△y+y(1))を求める。そし
て、復号回路9は、求めた副画素を、フレームメモリ1
0に供給して記憶させる。
【0084】次に、図4のフローチャートを参照して、
図2の画像処理装置が行う、SD画像をHD画像に変換
する画像変換処理について説明する。
【0085】フレームメモリ1には、画像変換処理の対
象としてのSD画像(動画像)が、フレーム単位で順次
供給され、フレームメモリ1では、そのようにフレーム
単位で供給されるSD画像が順次記憶されていく。
【0086】そして、ステップS1において、クラスタ
ップ生成回路2は、これから求めようとするHD画像の
フレーム(フレームメモリ10に記憶させるHD画像の
フレーム)を、注目フレームとして、その注目フレーム
を、図3で説明したように、垂直方向に並ぶ2つのHD
画素y(1)とy(2)からなるブロックにブロック化し、ス
テップS2に進む。
【0087】ステップS2では、クラスタップ生成回路
2は、注目フレームを構成するブロックのうち、まだ注
目ブロックとしていないブロックのうちの1つを注目ブ
ロックとして選択し、ステップS3に進む。
【0088】ステップS3では、クラスタップ生成回路
2と予測タップ生成回路3が、注目ブロックの位置に空
間的または時間的に近い複数のSD画素を、フレームメ
モリ1に記憶されたSD画像から抽出することにより、
クラスタップと予測タップをそれぞれ生成する。さら
に、ステップS3では、クラスタップ生成回路2が、注
目ブロックについてのクラスタップを、クラス分類回路
4に供給するとともに、予測タップ生成回路3が、注目
ブロックについての予測タップを、主画素処理回路11
および副画素処理回路12に供給し、ステップS4に進
む。
【0089】ステップS4では、クラス分類回路4は、
クラスタップ生成回路2から供給されるクラスタップに
基づき、注目ブロック(を構成する主画素y(1)と副画
素y( 2)それぞれ)についてクラス分類を行い、その結
果得られる注目ブロックのクラスを表すクラスコード
を、主画素処理回路11および副画素処理回路12に供
給して、ステップS5に進む。
【0090】ステップS5では、主画素処理回路11の
係数RAM5が、クラス分類回路4から供給されるクラス
コードに対応するアドレスに記憶されているタップ係数
を読み出し、これにより、注目ブロック(を構成する主
画素y(1))のクラスのタップ係数を取得して、予測演
算回路6に供給する。さらに、ステップS5では、副画
素処理回路12の係数RAM7が、クラス分類回路4から
供給されるクラスコードに対応するアドレスに記憶され
ているタップ係数を読み出し、これにより、注目ブロッ
ク(を構成する副画素y(2))のクラスのタップ係数を
取得して、予測演算回路8に供給する。
【0091】その後、ステップS6に進み、主画素処理
回路11は、注目ブロックの主画素を、注目画素とし
て、その注目画素(の予測値)y(1)を算出する。即
ち、ステップS6では、主画素処理回路11において、
予測演算回路6が、予測タップ生成回路3からの予測タ
ップと、係数RAM5からのタップ係数とを用いて、式
(1)に示した演算を行い、注目画素としての主画素
(の予測値)y(1)を求める。さらに、ステップS6で
は、予測演算回路6は、求めた主画素y(1)を、フレー
ムメモリ10に供給し、その主画素y(1)の位置に対応
するアドレスに記憶させ、ステップS7に進む。
【0092】ステップS7では、副画素処理回路12
は、注目ブロックの副画素を、注目画素として、その注
目画素(の予測値)y(2)を算出する。即ち、ステップ
S7では、副画素処理回路12において、予測演算回路
8が、予測タップ生成回路3からの予測タップと、係数
RAM7からのタップ係数とを用いて、式(1)に対応す
る積和演算(この演算の詳細については、後述する)を
行い、注目画素としての副画素y(2)と主画素であるH
D画素y(1)との差分値(の予測値)△yを求め、復号
回路9に供給する。さらに、ステップS7では、復号回
路9が、予測演算回路8から供給される差分値△yに、
ステップS6で求められ、フレームメモリ10に記憶さ
れている主画素y(1)を加算することにより、注目画素
としての副画素(の予測値)y(2)を求める。そして、
復号回路9は、その副画素y(2)を、フレームメモリ1
0に供給し、その副画素y(2)の位置に対応するアドレ
スに記憶させ、ステップS8に進む。
【0093】ステップS8では、クラスタップ生成回路
2が、注目フレームを構成するブロックのうち、まだ、
注目ブロックとしていないブロックが存在するかどうか
を判定し、存在すると判定した場合、ステップS2に戻
り、以下、同様の処理を繰り返す。
【0094】また、ステップS8において、注目ブロッ
クとしていないブロックが存在しないと判定された場
合、即ち、注目フレームを構成するすべてのHD画素
が、フレームメモリ10に記憶された場合、ステップS
9に進み、フレームメモリ10は、その注目フレームの
HD画像を、そこから読み出して出力し、ステップS1
0に進む。
【0095】ステップS10では、クラスタップ生成回
路2が、次に求めるべきHD画像のフレームが存在する
かどうかを判定し、存在すると判定した場合、ステップ
S1に戻り、そのフレームを、新たに注目フレームとし
て、以下、同様の処理を繰り返す。
【0096】また、ステップS10において、次に求め
るべきHD画像のフレームが存在しないと判定された場
合、処理を終了する。
【0097】次に、図5は、図2の係数RAM5に記憶さ
せるクラスごとのタップ係数を求める学習を行う学習装
置の一実施の形態の構成例を示している。
【0098】学習用データベース21には、タップ係数
の学習用の画像データとしての、例えばHD画像データ
が記憶されている。
【0099】学習対生成回路22は、学習用データベー
ス21に記憶された学習用の画像データから、タップ係
数の学習に用いられる教師データと生徒データのセット
である学習対データを生成し、学習対データベース63
に供給する。
【0100】即ち、学習対生成回路22は、学習用デー
タベース21に記憶された学習用の画像データを読み出
し、その学習用の画像データであるHD画像データを、
例えば、そのまま教師データとする。ここで、図2の画
像処理装置で得られるHD画像は、図5の学習装置で教
師データとして用いられるHD画像データの画質に対応
したものとなる。
【0101】さらに、学習対生成回路22は、教師デー
タとしてのHD画像データの画質を劣化させることによ
り、即ち、例えば、教師データとしてのHD画像データ
の画素を間引き、さらに、LPF(Low Pass Filter)で
フィルタリングすること等により、その教師データとし
てのHD画像データをぼかしたSD画像データである生
徒データを生成する。ここで、生徒データとしてのSD
画像データは、図2の画像処理装置で処理対象となるS
D画像データに対応した画質のものとする必要がある。
【0102】学習対生成回路22は、上述のようにし
て、教師データと、その教師データに対応する生徒デー
タ(教師データから生成された生徒データ)とを生成す
ると、その教師データと生徒データのセットを、学習対
データとして、学習対データベース23に供給する。
【0103】学習対データベース23は、学習対生成回
路22からの学習対データを一時記憶する。
【0104】クラスタップ生成回路24は、学習対デー
タベース23に記憶された学習対データにおける教師デ
ータとしてのHD画像を、図2のクラスタップ生成回路
2における場合と同一のブロックにブロック化し、各ブ
ロックを、順次、注目ブロックとする。さらに、クラス
タップ生成回路24は、注目ブロック(を構成する主画
素と副画素それぞれ)についてのクラスタップを、学習
対データベース23に記憶された学習対データにおける
生徒データとしてのSD画像から生成し、クラス分類回
路26に供給する。ここで、クラスタップ生成回路24
は、図2のクラスタップ生成回路2が生成するのと同一
のタップ構造のクラスタップを生成する。
【0105】予測タップ生成回路25は、注目ブロック
(を構成する主画素と副画素それぞれ)についての予測
タップを、学習対データベース23に記憶された学習対
データにおける生徒データとしてのSD画像から生成
し、足し込み回路27に供給する。ここで、予測タップ
生成回路25は、図2の予測タップ生成回路3が生成す
るのと同一のタップ構造のクラスタップを生成する。
【0106】クラス分類回路26は、図2のクラス分類
回路4と同様に構成され、クラスタップ生成回路24か
らのクラスタップに基づいて、注目ブロック(を構成す
る主画素と副画素それぞれ)をクラス分類し、注目ブロ
ックのクラスを表すクラスコードを、足し込み回路27
に供給する。
【0107】足し込み回路27およびタップ係数演算回
路28は、学習対データベース23に記憶された学習対
データにおける、注目ブロックの主画素となっている教
師データと、予測タップ生成回路25から供給される予
測タップとを用い、学習対データベース23に記憶され
た学習対データとしての教師データと生徒データとの関
係を、クラス分類回路26から供給されるクラスごとに
学習することにより、クラスごとのタップ係数を求め
る。
【0108】即ち、足し込み回路27は、クラス分類回
路26が出力するクラスコードごとに、予測タップ生成
回路25から供給される予測タップと、学習対データベ
ース23に記憶された学習対データにおける、注目ブロ
ックの主画素となっている教師データであるHD画素と
を対象とした、式(8)の足し込みを行う。
【0109】具体的には、足し込み回路27は、クラス
分類回路26から供給されるクラスコードに対応するク
ラスごとに、予測タップを構成する生徒データとしての
SD画素xn,kを用い、式(8)の左辺の行列における
SD画素どうしの乗算(xn,kn',k)と、サメーショ
ン(Σ)に相当する演算を行う。
【0110】さらに、足し込み回路27は、やはり、ク
ラス分類回路26から供給されるクラスコードに対応す
るクラスごとに、予測タップを構成する生徒データとし
てのSD画素xn,kと注目ブロックにおける主画素とな
っている教師データであるHD画素ykを用い、式
(8)の右辺のベクトルにおけるSD画素xn,kおよび
HD画素ykの乗算(xn,kk)と、サメーション
(Σ)に相当する演算を行う。
【0111】足し込み回路27は、学習対データベース
23に記憶された学習対データにおける教師データとし
てのHD画像のブロックすべてを注目ブロックとして、
上述の足し込みを行うことにより、各クラスについて、
式(8)に示した正規方程式をたてると、その正規方程
式を、タップ係数演算回路28に供給する。
【0112】タップ係数演算回路28は、足し込み回路
27から、各クラスについての式(8)の正規方程式を
受信し、その正規方程式を解くことにより、クラスごと
のタップ係数を求めて出力する。
【0113】タップ係数メモリ29は、タップ係数演算
回路28が出力するクラスごとのタップ係数を記憶す
る。
【0114】次に、図6は、図5の学習対生成回路22
の構成例を示している。
【0115】学習対生成回路22には、学習用データベ
ース21(図5)に記憶された学習用の画像データとし
てのHD画像データが供給され、学習対生成回路22
は、そのHD画像データを、そのまま教師データとして
出力する。
【0116】また、間引き回路31は、学習用の画像デ
ータとしてのHD画像データの画素を間引き、その間引
きによって得られるSD画像データを、LPF32に供
給する。ここで、本実施の形態では、図3で説明したよ
うに、図2の画像処理装置において、SD画像データ
が、その水平方向と垂直方向それぞれの画素数が2倍に
されたHD画像データに変換されるため、間引き回路3
1では、その逆に、学習用の画像データとしてのHD画
像データを構成する水平方向と垂直方向それぞれの画素
数が1/2に間引かれる。
【0117】LPF32は、所定の周波数特性を有する
LPFで、間引き回路31から供給されるSD画像デー
タをフィルタリングすることにより、そのSD画像デー
タをぼかしたSD画像データを得て、生徒データとして
出力する。
【0118】学習対生成回路22は、以上のようにして
得られる教師データと生徒データのセットを、学習対デ
ータとして、学習対データベース23(図5)に出力す
る。
【0119】次に、図7のフローチャートを参照して、
図5の学習装置において行われる、クラスごとのタップ
係数を求める学習処理について説明する。
【0120】まず最初に、ステップS11において、学
習対生成回路22は、学習用データベース21から学習
用の画像データを読み出し、教師データと生徒データを
生成する。さらに、ステップS11では、学習対生成回
路22は、その教師データと生徒データとをセットにす
ることで学習対データを生成し、学習対データベース2
3に供給して記憶させる。
【0121】そして、ステップS12に進み、クラスタ
ップ生成回路24は、学習対データベース23に記憶さ
れた学習対データにおける教師データとしてのHD画像
データを、図2のクラスタップ生成回路2における場合
と同様に、垂直方向に並ぶ2つのHD画素の単位のブロ
ックにブロック化し、ステップS13に進む。
【0122】ステップS13では、クラスタップ生成回
路24は、学習対データベース23に記憶された学習対
データにおける教師データとしてのHD画像のブロック
の中から、まだ注目ブロックとしていないもののうちの
1つを注目ブロックとして選択し、ステップS14に進
む。ステップS14では、クラスタップ生成回路24と
予測タップ生成回路25は、注目ブロック(の主画素)
についてのクラスタップと予測タップを、学習対データ
ベース23に記憶された生徒データとしてのSD画素か
ら、それぞれ生成し、そのクラスタップと予測タップ
を、クラス分類回路26と足し込み回路27にそれぞれ
供給して、ステップS15に進む。
【0123】ステップS15では、クラス分類回路26
が、図2のクラス分類回路4における場合と同様にし
て、クラスタップ生成回路24からのクラスタップを用
いて、注目ブロック(の主画素)をクラス分類し、その
注目ブロックのクラスを表すクラスコードを、足し込み
回路27に供給して、ステップS16に進む。
【0124】ステップS16では、足し込み回路27
が、学習対データベース23から、注目ブロックの主画
素となっているHD画素を、注目画素として読み出す。
さらに、ステップS16では、足し込み回路27が、ク
ラス分類回路26から供給されるクラスコードが表す注
目ブロックのクラスごとに、予測タップ生成回路25か
ら供給される予測タップ、および学習対データベース2
3から読み出した注目画素を対象とした、上述した式
(8)における足し込みを行い、ステップS17に進
む。
【0125】そして、ステップS17では、クラスタッ
プ生成回路24は、学習対データベース23に記憶され
た教師データとしてのHD画像データのブロックの中
に、まだ注目ブロックとしていないものがあるかどうか
を判定する。ステップS17において、学習対データベ
ース23に記憶された教師データのブロックの中に、ま
だ注目ブロックとしていないものがあると判定された場
合、ステップS13に戻り、以下、同様の処理が繰り返
される。
【0126】また、ステップS17において、学習対デ
ータベース23に記憶された教師データのブロックの中
に、注目ブロックとしていないものがないと判定された
場合、足し込み回路27は、いままでのステップS16
における足し込みによって、クラスごとに得られた式
(8)の正規方程式を、タップ係数演算回路28に供給
して、ステップS18に進む。
【0127】ステップS18では、タップ係数演算回路
28は、足し込み回路27から供給される、各クラスご
との式(8)の正規方程式を解くことにより、クラスご
とのタップ係数を求め、タップ係数メモリ29に供給し
て記憶させ、処理を終了する。
【0128】以上のようにして、タップ係数メモリ29
に記憶されたクラスごとのタップ係数が、図2の画像処
理装置における係数RAM5に記憶されている。従って、
その係数RAM5を有する主画素処理回路11では、本件
出願人が先に提案したクラス分類適応処理における場合
と同様にして、主画素としてのHD画素が求められる。
【0129】なお、以上のようなタップ係数の学習処理
において、用意する学習用の画像データ等によっては、
タップ係数を求めるのに必要な数の正規方程式が得られ
ないクラスが生じる場合があり得るが、そのようなクラ
スについては、例えば、タップ係数演算回路28におい
て、デフォルトのタップ係数を出力するようにすること
等が可能である。あるいは、タップ係数を求めるのに必
要な数の正規方程式が得られないクラスが生じた場合に
は、新たに学習用の画像データを用意して、再度、タッ
プ係数の学習を行うようにしても良い。このことは、後
述する学習装置におけるタップ係数の学習についても、
同様である。
【0130】次に、図8は、図2の係数RAM7に記憶さ
せるクラスごとのタップ係数を求める学習を行う学習装
置の一実施の形態の構成例を示している。
【0131】図8の学習装置は、図5の学習用データベ
ース21、学習対生成回路22、学習対データベース2
3、クラスタップ生成回路24、予測タップ生成回路2
5、クラス分類回路26、足し込み回路27、タップ係
数演算回路28、タップ係数メモリ29とそれぞれ同様
に構成される学習用データベース41、学習対生成回路
42、学習対データベース43、クラスタップ生成回路
44、予測タップ生成回路45、クラス分類回路46、
足し込み回路47、タップ係数演算回路48、タップ係
数メモリ49から構成されている。
【0132】従って、図8の学習装置では、基本的に
は、図5の学習装置における場合と同様にして、1以上
のクラスごとのタップ係数が求められるようになってい
る。但し、図8の学習装置は、教師データと生徒データ
との関係を、教師データに所定の拘束条件を与えて、1
以上のクラスごとに学習することにより、1以上のクラ
スごとのタップ係数を求めるようになっている。
【0133】即ち、図8の学習装置では、例えば、教師
データのブロックにおける主画素と副画素との関係を拘
束する拘束条件を与えて、教師データと生徒データとの
関係の学習が行われる。具体的には、例えば、主画素と
副画素の差分値を拘束する拘束条件を与えて、教師デー
タと生徒データとの関係の学習が行われる。
【0134】ここで、主画素y(1)と副画素y(2)の差分
値△yを拘束して、教師データと生徒データとの関係を
学習することにより、即ち、理想的には、式(1)の積
和演算で求められる主画素の予測値y(1)’と副画素の
予測値y(2)’について、その差分値△y’=y(2)’−
(1)’が、副画素の真値y(2)から主画素の真値y(1)
を減算して得られる差分値の真値△y=y(2)−y(1)
一致するという拘束条件の下で、教師データと生徒デー
タとの関係を学習することにより、主画素の真値y(1)
と副画素の真値y(2)との間の関係を維持した副画素の
予測値y(2)’を求めるタップ係数を得ることができ
る。
【0135】そして、そのようなタップ係数を用いて、
SD画像をHD画像に変換した場合には、拘束条件の効
果によって、つまり、主画素と副画素の差分値が拘束さ
れることによって、前述の図1Bで説明したような、画
素値の変化が真値の変化と逆になることを防止すること
ができる。
【0136】ところで、副画素y(2)から主画素y(1)
減算して得られる差分値△yを拘束する拘束条件とし
て、例えば、上述したように、主画素の予測値y(1)
と副画素の予測値y(2)’の差分値(以下、適宜、差分
値の予測値ともいう)△y’=y(2)’−y(1)’が、主
画素の真値y(1)と副画素の真値y(2)の差分値である差
分値の真値△y=y(2)−y(1)に一致するという条件を
採用した場合に、すべてのブロックの主画素と副画素
に、その拘束条件を満足させることは困難である。
【0137】そこで、図8の学習装置では、差分値の予
測値△’yの、その真値△yに対する予測誤差を統計的
に最小にするという拘束条件の下で、教師データと生徒
データとの関係の学習が行われる。
【0138】即ち、例えば、いま、主画素y(1)と副画
素y(2)を求めるためのタップ係数を、それぞれwn (1)
とwn (2)とそれぞれ表すと、主画素y(1)と副画素y(2)
は、タップ係数wn (1)とwn (2)それぞれと、予測タップ
nを用い、式(1)にしたがって、式(9)と(1
0)によりそれぞれ求められる。
【0139】
【数9】 ・・・(9)
【0140】
【数10】 ・・・(10)
【0141】いま、タップ係数wn (1)とwn (2)の差分値
△wnを次式で定義する。
【0142】
【数11】 ・・・(11)
【0143】この場合、式(9)乃至(11)から、差
分値△yは、次の積和演算で求められることになる。
【0144】
【数12】 ・・・(12)
【0145】差分値の予測値△’yの、その真値△yに
対する予測誤差を統計的に最小にするという拘束条件
は、例えば、差分値の予測値△’yの予測誤差の総和を
最小にすることによって満足させることができ、そのよ
うな予測誤差の総和を最小にするタップ係数△wnが、
拘束条件を満たすタップ係数となる。
【0146】そして、差分値の予測値△’yの予測誤差
の総和を最小にするタップ係数△w nは、例えば、最小
自乗法によって求めることができる。
【0147】ところで、式(12)は、式(1)におけ
るHD画素yを、差分値△yに置き換えるとともに、タ
ップ係数wnを、タップ係数△wnに置き換えた式と等価
である。従って、式(12)により求められる差分値y
の予測誤差の総和を最小にするタップ係数△wnは、や
はり、式(8)のHD画素yを、差分値△yに置き換え
るとともに、タップ係数wnを、タップ係数△wnに置き
換えることによって得られる式(13)の正規方程式を
解くことによって求めることができる。
【0148】
【数13】 ・・・(13)
【0149】図8の学習装置では、以上のようにして、
教師データykと生徒データxkとの関係を、教師データ
kに上述の拘束条件を与えて、1以上のクラスごとに
学習することにより、1以上のクラスごとのタップ係数
△wnを求めるようになっている。
【0150】従って、図8の学習装置で行われる学習
は、教師データのブロックの主画素y (1)と副画素y(2)
の差分値△yを、拘束条件によって拘束された教師デー
タ(以下、適宜、拘束教師データという)として、その
拘束教師データ△yと、生徒データxkとの関係を学習
することと等価である。
【0151】このため、学習対生成回路42では、教師
データそのものと生徒データとのセットではなく、拘束
教師データと生徒データとのセットが、学習対データと
して生成されるようになっている。また、足し込み回路
47では、やはり、教師データそのものと生徒データを
対象とした式(8)の足し込みではなく、拘束教師デー
タと生徒データを対象とした式(13)における足し込
みが行われるようになっている。
【0152】次に、図9は、図8の学習対生成回路42
の構成例を示している。
【0153】学習対生成回路42には、学習用データベ
ース41(図8)に記憶された学習用の画像データとし
てのHD画像データが供給され、学習対生成回路42
は、そのHD画像データを、教師データとして、間引き
回路51、メモリ53、およびセレクタ55に供給す
る。
【0154】間引き回路51は、図6の間引き回路31
と同様に、教師データとしてのHD画像データの画素を
間引き、その間引きによって得られるSD画像データ
を、LPF52に供給する。LPF52は、図6のLP
F32と同様の、所定の周波数特性を有するLPFで、
間引き回路51から供給されるSD画像データをフィル
タリングすることにより、そのSD画像データをぼかし
たSD画像データを得て、そのSD画像データを構成す
るSD画素を、生徒データとして出力する。
【0155】一方、メモリ53は、学習用データベース
41から供給される教師データとしてのHD画像データ
を一時記憶し、そのHD画像データをブロックにブロッ
ク化したときに、ブロックの主画素y(1)となるHD画
素を、演算回路54に供給する。
【0156】演算回路54は、学習用データベース41
から供給される教師データとしてのHD画像データのう
ち、そのHD画像データをブロックにブロック化したと
きに、ブロックの副画素y(2)となるHD画素を受信す
る。さらに、演算回路54は、ブロックの副画素y(2)
から、メモリ53より供給されるそのブロックの主画素
(1)を減算することにより、差分値△y=y(2)−y
(1)を求め、その差分値△yを、セレクタ55に出力す
る。
【0157】セレクタ55は、学習用データベース41
から供給される教師データとしてのHD画像データのう
ち、そのHD画像データをブロックにブロック化したと
きに、ブロックの主画素となるHD画素については、そ
のHD画素を選択し、副画素となるHD画素について
は、演算回路54が出力する差分値△yを選択して、拘
束教師データとして出力する。
【0158】従って、セレクタ55が出力する拘束教師
データにおいては、主画素は、教師データとしてのHD
画素そのものの画素値を有するものとなっており、副画
素は、その副画素の画素値から主画素の画素値を減算し
た値の画素値を有するものとなっている。
【0159】学習対生成回路42は、以上のようにして
得られる拘束教師データと生徒データのセットを、学習
対データとして、学習対データベース43(図8)に出
力する。
【0160】次に、図10のフローチャートを参照し
て、図8の学習装置において行われる、クラスごとのタ
ップ係数を求める学習処理について説明する。
【0161】まず最初に、ステップS21において、学
習対生成回路42は、学習用データベース41から学習
用の画像データを読み出し、拘束教師データと生徒デー
タを生成する。さらに、ステップS21では、学習対生
成回路42は、その拘束教師データと生徒データとをセ
ットにすることで学習対データを生成し、学習対データ
ベース43に供給して記憶させる。
【0162】そして、ステップS22に進み、クラスタ
ップ生成回路44は、学習対データベース43に記憶さ
れた学習対データにおける拘束教師データを、図2のク
ラスタップ生成回路2における場合と同様に、垂直方向
に並ぶ2つのHD画素の単位のブロックにブロック化
し、ステップS23に進む。
【0163】ステップS23では、クラスタップ生成回
路44は、学習対データベース43に記憶された学習対
データにおける拘束教師データのブロックの中から、ま
だ注目ブロックとしていないもののうちの1つを注目ブ
ロックとして選択し、ステップS24に進む。ステップ
S24では、クラスタップ生成回路44と予測タップ生
成回路45は、注目ブロック(の副画素)についてのク
ラスタップと予測タップを、学習対データベース43に
記憶された生徒データとしてのSD画素から、それぞれ
生成し、そのクラスタップと予測タップを、クラス分類
回路46と足し込み回路47にそれぞれ供給して、ステ
ップS25に進む。
【0164】ステップS25では、クラス分類回路46
が、図2のクラス分類回路4における場合と同様にし
て、クラスタップ生成回路44からのクラスタップを用
いて、注目ブロック(の副画素)をクラス分類し、その
注目ブロックのクラスを表すクラスコードを、足し込み
回路47に供給して、ステップS26に進む。
【0165】ステップS26では、足し込み回路47
が、学習対データベース43から、注目ブロックの副画
素となっているHD画素(の画素値である差分値△y)
を、注目画素として読み出す。さらに、ステップS26
では、足し込み回路47が、クラス分類回路46から供
給されるクラスコードが表す注目ブロックのクラスごと
に、予測タップ生成回路45から供給される予測タッ
プ、および学習対データベース43から読み出した注目
画素を対象とした、上述した式(13)における足し込
みを行い、ステップS27に進む。
【0166】そして、ステップS27では、クラスタッ
プ生成回路44は、学習対データベース43に記憶され
た拘束教師データのブロックの中に、まだ注目ブロック
としていないものがあるかどうかを判定する。ステップ
S27において、学習対データベース43に記憶された
拘束教師データのブロックの中に、まだ注目ブロックと
していないものがあると判定された場合、ステップS2
3に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0167】また、ステップS27において、学習対デ
ータベース43に記憶された拘束教師データのブロック
の中に、注目ブロックとしていないものがないと判定さ
れた場合、足し込み回路47は、いままでのステップS
26における足し込みによって、クラスごとに得られた
式(13)の正規方程式を、タップ係数演算回路48に
供給して、ステップS28に進む。
【0168】ステップS28では、タップ係数演算回路
48は、足し込み回路47から供給される、各クラスご
との式(13)の正規方程式を解くことにより、クラス
ごとのタップ係数△wnを求め、タップ係数メモリ49
に供給して記憶させ、処理を終了する。
【0169】以上のようにして、タップ係数メモリ49
に記憶されたクラスごとのタップ係数△wnが、図2の
画像処理装置における係数RAM7に記憶されている。そ
して、その係数RAM7を有する副画素処理回路12で
は、予測演算回路8において、係数RAM7に記憶された
タップ係数△wnと、予測タップxnとを用い、式(1)
に対応する式(12)の積和演算が行われることによっ
て、予測誤差の総和を最小にする、副画素y(2)の、主
画素y(1)に対する差分値△y(の予測値)が求められ
る。さらに、復号回路9において、差分値△yは、既に
求められてフレームメモリ10に記憶されている主画素
(1)(の予測値)と加算され、これにより、副画素y
(2)(の予測値)が求められる。
【0170】従って、副画素は、主画素との関係を維持
するタップ係数を用いて求められることから、図2の画
像処理装置では、求められるHD画像の画素値の変化が
真値の変化と逆になるようなことを防止して、より高画
質のHD画像を得ることができる。
【0171】次に、図11は、図8の学習対生成回路4
2の他の構成例を示している。なお、図中、図9におけ
る場合と対応する部分については、同一の符号を付して
あり、以下では、その説明は、適宜省略する。即ち、図
11の学習対生成回路42は、クラス分類適応処理回路
60が新たに設けられている他は、図9における場合と
同様に構成されている。
【0172】クラス分類適応処理回路60には、LPF
52が出力する生徒データとしてのSD画像データが供
給されるようになっており、クラス分類適応処理回路6
0は、その生徒データとしてのSD画像データを対象
に、本件出願人が先に提案したクラス分類適応処理を施
すことにより、教師データとしてのHD画像データ(の
予測値)を求め、メモリ53に供給する。
【0173】即ち、クラス分類適応処理回路60は、図
2のフレームメモリ1、クラスタップ生成回路2、予測
タップ生成回路3、クラス分類回路4、係数RAM5、予
測演算回路6とそれぞれ同様に構成されるフレームメモ
リ61、クラスタップ生成回路62、予測タップ生成回
路63、クラス分類回路64、係数RAM65、予測演算
回路66で構成され、図2における場合と同様にして、
LPF52から供給される生徒データとしてのSD画像
データをHD画像データに変換するクラス分類適応処理
を行い、その結果得られるHD画像データを、メモリ5
3に供給する。
【0174】但し、クラス分類適応処理回路60では、
HD画像データのブロックが、すべて主画素で構成され
るものとして、クラス分類適応処理が行われる。即ち、
クラス分類適応処理回路60では、係数RAM65に、図
5の学習装置によって求められたタップ係数が記憶され
ており、HD画像データのブロックを構成するHD画素
は、すべて、その係数RAM65に記憶されたタップ係数
を用いた式(1)の積和演算を行うことによって求めら
れる。
【0175】従って、図11の実施の形態では、メモリ
53には、学習用データベース41に記憶された学習用
の画像データとしての教師データそのものではなく、ク
ラス分類適応処理回路60によって求められた、教師デ
ータの予測値が記憶される。その結果、図11の演算回
路54では、学習用データベース41から供給される教
師データとしてのHD画像データのうち、そのHD画像
データをブロックにブロック化したときに、ブロックの
副画素y(2)となるHD画素から、メモリ53に記憶さ
れたそのブロックの主画素y(1)の予測値を減算するこ
とにより、差分値△yが求められる。即ち、ブロックの
副画素y(2)となるHD画素から、そのブロックの主画
素y(1)そのものではなく、クラス分類適応処理回路6
0で求められた主画素y(1)の予測値が減算されること
により、差分値△yが求められ、拘束教師データとされ
る。
【0176】従って、学習対生成回路42が図9に示し
たように構成される場合よりも、副画素の予測精度の高
い(副画素の予測誤差が小さい)タップ係数を求めるこ
とが可能となる。
【0177】即ち、図2の画像処理装置では、副画素処
理回路12の予測演算回路8において、予測タップxk
とタップ係数△wnを用いた式(12)の積和演算が行
われることにより、副画素y(2)と主画素y(1)の差分値
△yの予測値が求められ、さらに、復号回路9におい
て、予測演算回路8で求められた差分値yの予測値に、
主画素処理回路11で求められた主画素y(1)の予測値
が加算されることで、副画素y(2)の予測値が求められ
る。
【0178】従って、図2の画像処理装置において、副
画素を求めるのに用いられるのが、主画素の真値ではな
く、その予測値であることから、図8の学習装置でも、
学習対生成回路42において、主画素の真値ではなく、
その予測値を用いて、拘束教師データを生成した方が、
図2の画像処理装置における副画素の予測精度を向上さ
せることができる。
【0179】なお、図11の実施の形態では、クラス分
類適応処理回路60において、教師データとしてのHD
画像データのすべてのHD画素(の予測値)を求めるよ
うにしたが、その後段のメモリ53および演算回路54
では、クラス分類適応処理回路60が出力するHD画素
のうち、図2の画像処理装置において主画素とされるH
D画素だけが使用される。従って、クラス分類適応処理
回路60では、図2の画像処理装置において主画素とさ
れるHD画素のみを求め、副画素とされるHD画素につ
いては無視する(特に処理をしない)ようにすることが
可能である。
【0180】次に、図12は、本発明を適用した画像処
理装置の他の一実施の形態の構成例を示している。な
お、図中、図2における場合と対応する部分について
は、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、
適宜省略する。即ち、図12の画像処理装置は、副画素
処理回路12が、係数RAM7、予測演算回路8、および
復号回路9に代えて、係数RAM77および予測演算回路
78で構成されている他は、図2における場合と同様に
構成されている。
【0181】係数RAM77には、図2の係数RAM5に記憶
されたクラスごとのタップ係数wnと、係数RAM7に記憶
されたタップ係数△wnとを加算して得られるクラスご
とのタップ係数が記憶されている。そして、係数RAM7
7は、クラス分類回路4から供給される注目ブロックの
クラスコードが表すクラスのタップ係数を読み出すこと
により、そのタップ係数を取得し、予測演算回路78に
供給する。
【0182】予測演算回路78は、係数RAM77から供
給される注目ブロックのクラスのタップ係数と、予測タ
ップ生成回路3から供給される注目ブロックの予測タッ
プとを用いて、式(1)に対応する積和演算を行うこと
により、注目ブロックの副画素(の予測値)を求める。
さらに、予測演算回路78は、求めた副画素を、フレー
ムメモリ10の対応するアドレスに供給して記憶させ
る。
【0183】即ち、拘束教師データを用いた学習によれ
ば、式(12)の積和演算に用いられる、副画素y(2)
から主画素y(1)を減算した差分値△yを求めるタップ
係数△wnが得られるが、このタップ係数△wnは、式
(11)で定義されるものである。
【0184】そして、式(11)によれば、タップ係数
n (2)は、次式によって求めることができる。
【0185】
【数14】 ・・・(14)
【0186】式(14)によれば、タップ係数w
n (2)は、拘束教師データを用いた学習によって求められ
るタップ係数△wnから得られる。従って、タップ係数
n (2)も、拘束教師データを用いた学習によって求めら
れたものということができる。そして、タップ係数wn
(2)によれば、式(1)に対応する式(10)の積和演
算によって、副画素y(2)(の予測値)を求めることが
できる。
【0187】そこで、図12の実施の形態では、係数RA
M77に、式(14)で表されるクラスごとのタップ係
数wn (2)が記憶されており、予測演算回路78におい
て、そのタップ係数wn (2)と、予測タップ生成回路3が
出力する予測タップxnとを用いて、式(10)の積和
演算が行われることにより、副画素y(2)が求められ
る。
【0188】従って、図12の画像処理装置では、図4
のステップS5において、係数RAM7からタップ係数△
nが取得される代わりに、係数RAM77からタップ係数
n ( 2)が取得され、ステップS8において、係数RAM7
に記憶されたタップ係数△wnと予測タップxnを用いた
式(12)の積和演算によって、差分値△yが求めら
れ、さらに、その差分値△yと主画素y(1)とが加算さ
れることにより、副画素y(2)が求められる代わりに、
係数RAM77に記憶されたタップ係数wn (2)と予測タッ
プxnを用いた式(10)の積和演算によって、副画素
(2)が求められる他は、図4で説明した場合と同様の
処理が行われるため、図12の画像処理装置の処理につ
いて説明は、省略する。
【0189】図12の画像処理装置においても、図2の
画像処理装置における場合と同様に、副画素は、主画素
との関係を維持するタップ係数を用いて求められるの
で、やはり、求められるHD画像の画素値の変化が真値
の変化と逆になるようなことを防止して、より高画質の
HD画像を得ることができる。
【0190】ここで、係数RAM77に記憶させるタップ
係数wn (2)は、図5の学習装置で求められたタップ係数
n (1)と、図8の学習装置で求められたタップ係数Δw
nとを、別途加算することによって求めることも可能で
あるし、図5と図8の学習装置を、一体的に構成し、か
つ、タップ係数演算回路28が出力するタップ係数w n
(1)と、タップ演算回路48が出力するタップ係数Δwn
とを加算する回路を設けた学習装置によって求めるよう
にすることも可能である。
【0191】なお、図2の実施の形態では、副画素処理
回路12において、主画素と副画素の差分値を、図3に
示したSD画素の画素値x(1)乃至x(9)そのものを予測
タップとして用いて求めるようにしたが、主画素と副画
素の差分値については、SD画素の画素値x(1)乃至x
(9)の差分値を予測タップとして用いて求めるようにす
ることが可能である。即ち、主画素と副画素の差分値に
ついては、例えば、SD画素の画素値x(1)乃至x(9)
うちの垂直方向に並ぶ2つのSD画素どうしの差分値で
あるx(1)−x(4),x(2)−x(5),x(3)−x(6),x
(4)−x(7),x(5)−x(8),x(6)−x(9)を予測タップ
として用いて求めるようにすることが可能である。但
し、この場合、図8の学習装置でも、同様の予測タップ
を用いる必要がある。
【0192】また、本実施の形態では、説明を簡単にす
るために、HD画像データを、垂直方向に並ぶ2つのH
D画素でなるブロックに分割するようにしたが、ブロッ
クは、3以上のHD画素で構成することが可能である。
即ち、ブロックは、例えば、図13に示すように、横×
縦が2×2のHD画素y(1),y(2),y(3),y(4)で構
成することが可能である。
【0193】さらに、ブロックにおいて、主画素とする
HD画素は、1つに限定されるものではない。即ち、例
えば、図13に示したように、4つのHD画素y(1)
至y( 4)でブロックを構成した場合には、例えば、その
うちの1つのHD画素y(1)だけを主画素とするととも
に、残りの3つのHD画素y(2)乃至y(4)を副画素とす
ることもできるし、あるいは、例えば、そのうちの2つ
のHD画素y(1)およびy(2)を主画素とし、残りの2つ
のHD画素y(3)およびy(4)を副画素とすることもでき
る。
【0194】また、図8の学習装置では、学習対生成回
路42において、副画素から主画素を減算して得られる
差分値を、拘束教師データとして用いるようにしたが、
拘束教師データとしては、その他、例えば、副画素から
他の副画素を減算して得られる差分値を採用することも
可能である。即ち、例えば、図13に示したように、4
つのHD画素y(1)乃至y(4)でブロックを構成し、その
うちの1つのHD画素y(1)だけを主画素とするととも
に、残りの3つのHD画素y(2)乃至y(4)を副画素とし
た場合には、例えば、副画素y(2)については、その副
画素y(2)から主画素y(1)を減算して得られる差分値
を、副画素y(3)については、その副画素y (3)から副画
素y(2)を減算して得られる差分値を、副画素y(4)につ
いては、その副画素y(4)から副画素y(3)を減算して得
られる差分値を、それぞれ拘束教師データとして採用す
ることが可能である。但し、この場合、図2の画像処理
装置における復号回路9では、副画素y(2)は、予測演
算回路8が出力する差分値に、フレームメモリ10に記
憶された主画素y(1)を加算することで、副画素y
(3)は、予測演算回路8が出力する差分値に、フレーム
メモリ10に記憶された副画素y(2)を加算すること
で、副画素y(4)は、予測演算回路8が出力する差分値
に、フレームメモリ10に記憶された副画素y(3)を加
算することで、それぞれ求められることになる。
【0195】さらに、本実施の形態では、教師データと
しての副画素に、1つの画素である主画素との差分値を
拘束する拘束条件しか与えなかったが、副画素には、複
数の画素それぞれとの差分値を拘束する拘束条件を与え
ることが可能である。即ち、例えば、図13に示した場
合において、y(4)を副画素とすると、副画素y(4)につ
いては、差分値y(4)−y(1),y(4)−y(2),y(4)
(3)を拘束教師データとして、図8の足し込み回路4
7における足し込みに用いるようにすることが可能であ
る。
【0196】また、図2の実施の形態では、上下に隣接
する2つのHD画素を1ブロックとし、さらに、そのブ
ロックにおける上側のHD画素と下側のHD画素を、そ
れぞれ主画素と副画素として、副画素の差分値の予測値
と、主画素の予測値とを加算することにより、副画素の
予測値を求める(副画素を復号する)ようにしたが、1
フレーム(またはフィールド)の各HD画素は、その
他、例えば、次のようにして求めることが可能である。
即ち、各HD画素(の予測値)は、例えば、そのHD画
素を副画素として、その副画素の差分値の予測値と、そ
の上側に隣接するHD画素の予測値とを加算することで
求めるようにすることが可能である。なお、この場合、
最上行のHD画素は、そのHD画素を主画素として、そ
の予測値を求めることにより復号しても良いし、また、
最上行のHD画素については、その真値を、何らかの方
法で取得するようにしても良い。
【0197】さらに、本実施の形態では、学習装置にお
いて、教師データと生徒データとの関係を、教師データ
に所定の拘束条件を与えて学習することにより、教師デ
ータである複数のHD画素どうしの関係を反映したHD
画素の予測値を求めることができるタップ係数を求める
ようにしたが、この教師データに拘束条件を与えた学習
は、教師データの複数サンプル(複数のHD画素)から
得られる特徴と、生徒データ(のサンプル)との関係を
学習していると言い換えることができる。
【0198】即ち、図8の学習装置では、上述したよう
に、副画素(の画素値の真値)から主画素を減算して得
られる差分値を拘束教師データとして、その拘束教師デ
ータと、生徒データとの関係が学習される。この場合
に、副画素から主画素を減算して得られる差分値は、主
画素としてのHD画素と、副画素としてのHD画素と
の、2つのHD画素の特徴を表しているということがで
き、従って、図8の学習装置では、教師データの複数の
HD画素から得られる特徴と、生徒データの複数のSD
画素との関係が学習され、両者を対応付けるタップ係数
が求められているということができる。
【0199】なお、教師データの複数のHD画素から得
られる特徴は、差分値に限定されるものではない。
【0200】また、特徴を求める複数のHD画素も、2
つのHD画素に限定されるものではなく、3以上のHD
画素を採用することが可能である。
【0201】即ち、教師データの複数のHD画素から得
られる特徴としては、例えば、3つのHD画素から得ら
れる差分値などを採用することができる。この場合、図
8の学習装置では、例えば、教師データにおいて、上下
方向(または左右方向)に隣接する3つのHD画素を、
上から順にa,b,cとして、上から2番目のHD画素
bから一番上のHD画素aを減算した差分値△1=b−
aが求められる。さらに、その差分値△1を、上から2
番目のHD画素bに加算することで、一番下のHD画素
cの、いわば仮の予測値c’=b+△1が求められる。
そして、HD画素cの仮の予測値c’から、その真値c
を減算して得られる差分値△2=c’−cが、3つのH
D画素a,b,cから得られる特徴として用いられ、こ
の差分値△2と、生徒データ(から得られる予測タッ
プ)とを対応付けるタップ係数が学習される。
【0202】なお、この場合、図2の画像処理装置で
は、一番上のHD画素aと上から2番目のHD画素b
は、例えば、主画素とされ、主画素処理回路11におい
て、それぞれの予測値が求められる。そして、一番下の
HD画素cについては、副画素処理回路12において、
主画素処理回路11で求められたHD画素aとb(の予
測値)から、それらの差分値△1(の予測値)が求めら
れ、主画素処理回路11で求められたHD画素bと加算
されることで、HD画素cの仮の予測値c’が求められ
る。さらに、副画素処理回路12において、3つのHD
画素a,b,cから得られる特徴としての差分値△2
(の予測値)が、学習により得られたタップ係数を用い
て求められ、その差分値△2を、HD画素cの仮の予測
値c’から減算することで、HD画素c(の予測値)が
求められる。
【0203】次に、上述した一連の処理は、ハードウェ
アにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行う
こともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う
場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、
汎用のコンピュータ等にインストールされる。
【0204】そこで、図14は、上述した一連の処理を
実行するプログラムがインストールされるコンピュータ
の一実施の形態の構成例を示している。
【0205】プログラムは、コンピュータに内蔵されて
いる記録媒体としてのハードディスク105やROM1
03に予め記録しておくことができる。
【0206】あるいはまた、プログラムは、フレキシブ
ルディスク、CD-ROM(Compact DiscRead Only Memory),
MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile
Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブ
ル記録媒体111に、一時的あるいは永続的に格納(記
録)しておくことができる。このようなリムーバブル記
録媒体111は、いわゆるパッケージソフトウエアとし
て提供することができる。
【0207】なお、プログラムは、上述したようなリム
ーバブル記録媒体111からコンピュータにインストー
ルする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放
送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送し
たり、LAN(Local Area Network)、インターネットとい
ったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送
し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくる
プログラムを、通信部108で受信し、内蔵するハード
ディスク105にインストールすることができる。
【0208】コンピュータは、CPU(Central Processing
Unit)102を内蔵している。CPU102には、バス1
01を介して、入出力インタフェース110が接続され
ており、CPU102は、入出力インタフェース110を
介して、ユーザによって、キーボードや、マウス、マイ
ク等で構成される入力部107が操作等されることによ
り指令が入力されると、それにしたがって、ROM(Read O
nly Memory)103に格納されているプログラムを実行
する。あるいは、また、CPU102は、ハードディスク
105に格納されているプログラム、衛星若しくはネッ
トワークから転送され、通信部108で受信されてハー
ドディスク105にインストールされたプログラム、ま
たはドライブ109に装着されたリムーバブル記録媒体
111から読み出されてハードディスク105にインス
トールされたプログラムを、RAM(Random Access Memor
y)104にロードして実行する。これにより、CPU10
2は、上述したフローチャートにしたがった処理、ある
いは上述したブロック図の構成により行われる処理を行
う。そして、CPU102は、その処理結果を、必要に応
じて、例えば、入出力インタフェース110を介して、
LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成され
る出力部106から出力、あるいは、通信部108から
送信、さらには、ハードディスク105に記録等させ
る。
【0209】ここで、本明細書において、コンピュータ
に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処
理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載され
た順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あ
るいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるい
はオブジェクトによる処理)も含むものである。
【0210】また、プログラムは、1のコンピュータに
より処理されるものであっても良いし、複数のコンピュ
ータによって分散処理されるものであっても良い。さら
に、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実
行されるものであっても良い。
【0211】なお、本実施の形態では、本発明を、SD
画像データをHD画像データに変換する場合を例に説明
したが、本発明は、その他、例えば、音声データを、よ
り高音質の音声データに変換する場合にも適用可能であ
る。
【0212】さらに、本発明は、SD画像データを、そ
の画素数(サンプル数)を多くしたHD画像データ、即
ち、空間解像度を向上させたHD画像データに変換した
り、時間方向の解像度(フレームまたはフィールド数)
を向上させたHD画像データや、レベル方向の解像度
(画素値に割り当てられたビット数)を向上させたHD
画像データに変換する場合の他、例えば、画像を拡大す
る場合などにも適用可能である。
【0213】また、本実施の形態では、画像を変換する
画像処理装置と、その画像処理装置で用いるクラスごと
のタップ係数を学習する学習装置とを、別々の装置とし
て構成するようにしたが、画像処理装置と学習装置とは
一体的に構成することも可能である。そして、この場
合、学習装置には、リアルタイムで学習を行わせ、画像
処理装置で用いるタップ係数を、リアルタイムで更新さ
せるようにすることが可能である。
【0214】さらに、本実施の形態では、係数RAM5や
7、77に、あらかじめクラスごとのタップ係数を記憶
させておくようにしたが、このタップ係数は、例えば、
SD画像とともに、画像処理装置に供給するようにする
ことも可能である。
【0215】さらに、本実施の形態では、1次式によっ
て、HD画素を求めるようにしたが、HD画素は、2次
以上の式によって、求めるようにすることも可能であ
る。
【0216】また、クラスタップや予測タップは、1つ
のフレームだけではなく、複数フレームのSD画像デー
タからSD画素を抽出することによって構成することが
可能である。
【0217】さらに、HD画像データのブロックも、1
つのフレームだけではなく、複数フレームのHD画像デ
ータのHD画素によって構成することが可能である。
【0218】なお、図2や図12の画像処理装置は、例
えば、テレビジョン放送信号を受信して画像を表示する
テレビジョン受像機や、DVDから画像データを再生し
て出力するDVD再生装置、ビデオテープから画像デー
タを再生して出力するVTRその他の画像を処理する装
置などに適用可能である。
【0219】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、データ
を、より品質の良いデータに変換することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】画質が劣化する場合を説明する図である。
【図2】本発明を適用した画像処理装置の第1実施の形
態の構成例を示すブロック図である。
【図3】HD画像データのブロックと、クラスタップお
よび予測タップを示す図である。
【図4】画像処理装置の処理を説明するフローチャート
である。
【図5】係数RAM5に記憶させるタップ係数を学習する
学習装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図であ
る。
【図6】学習対生成回路22の構成例を示すブロック図
である。
【図7】係数RAM5に記憶させるタップ係数を学習する
学習処理を説明するフローチャートである。
【図8】係数RAM7に記憶させるタップ係数を学習する
学習装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図であ
る。
【図9】学習対生成回路42の構成例を示すブロック図
である。
【図10】係数RAM7に記憶させるタップ係数を学習す
る学習処理を説明するフローチャートである。
【図11】学習対生成回路42の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図12】本発明を適用した画像処理装置の第2実施の
形態の構成例を示すブロック図である。
【図13】HD画像データのブロックの他の例を示す図
である。
【図14】本発明を適用したコンピュータの一実施の形
態の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 フレームメモリ, 2 クラスタップ生成回路,
3 予測タップ生成回路, 4 クラス分類回路, 5
係数RAM, 6 予測演算回路, 7 係数RAM, 8
予測演算回路, 9 復号回路, 10 フレーム
メモリ, 11主画素処理回路, 12 副画素処理回
路, 21 学習用データベース,22 学習対生成回
路, 23 学習対データベース, 24 クラスタッ
プ生成回路, 25 予測タップ生成回路, 26 ク
ラス分類回路, 27 足し込み回路, 28 タップ
係数演算回路, 29 タップ係数メモリ, 31間引
き回路, 32 LPF, 41 学習用データベー
ス, 42 学習対生成回路, 43 学習対データベ
ース, 44 クラスタップ生成回路, 45予測タッ
プ生成回路, 46 クラス分類回路, 47 足し込
み回路, 48 タップ係数演算回路, 49 タップ
係数メモリ, 51 間引き回路,52 LPF, 5
3 メモリ, 54 演算回路, 55 セレクタ,
60クラス分類適応処理回路, 61 フレームメモ
リ, 62 クラスタップ生成回路, 63 予測タッ
プ生成回路, 64 クラス分類回路, 65 係数RA
M, 66 予測演算回路, 77 係数RAM, 78
予測演算回路, 101 バス, 102 CPU, 1
03 ROM, 104 RAM, 105 ハードディス
ク, 106 出力部, 107 入力部, 108
通信部, 109ドライブ, 110 入出力インタフ
ェース, 111 リムーバブル記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B056 BB02 BB11 BB23 BB28 BB42 BB51 BB72 HH03 5B057 AA20 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CD06 CE02 CE03 5C063 BA03 BA04 BA08 CA01 CA05 CA11 CA29 CA36

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のデータを第2のデータに変換する
    データ変換装置であって、 注目している前記第2のデータのサンプルである注目サ
    ンプルを1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにク
    ラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップ
    を、前記第1のデータから生成するクラスタップ生成手
    段と、 前記クラスタップに基づいて、前記注目サンプルをクラ
    ス分類するクラス分類手段と、 前記注目サンプルを求めるのに用いる予測タップを、前
    記第1のデータから生成する予測タップ生成手段と、 学習の教師となる、前記第2のデータに対応する教師デ
    ータと、前記学習の生徒となる、前記第1のデータに対
    応する生徒データとの関係を、前記教師データに所定の
    拘束条件を与えて、前記1以上のクラスごとに学習する
    ことにより得られたタップ係数から、前記注目サンプル
    のクラスのタップ係数を取得するタップ係数取得手段
    と、 前記注目サンプルのクラスのタップ係数と、前記予測タ
    ップとを用いて、前記注目サンプルを求める演算手段と
    を備えることを特徴とするデータ変換装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の拘束条件は、前記教師データ
    の第1のサンプルと第2のサンプルとの関係を拘束する
    条件であることを特徴とする請求項1に記載のデータ変
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の拘束条件は、前記教師データ
    の第1と第2のサンプルどうしの差分値を拘束する条件
    であることを特徴とする請求項2に記載のデータ変換装
    置。
  4. 【請求項4】 前記タップ係数は、前記教師データの前
    記第1と第2のサンプルどうしの差分値と、前記生徒デ
    ータとの関係を学習することにより得られたものであ
    り、 前記演算手段は、 前記注目サンプルについて、前記注目サンプルと、前記
    注目サンプル以外の前記第2のデータの所定のサンプル
    との差分値を、前記タップ係数と予測タップとを用いて
    求め、 前記注目サンプルについて求められた差分値と、前記所
    定のサンプルとを加算することにより前記注目サンプル
    を求めることを特徴とする請求項3に記載のデータ変換
    装置。
  5. 【請求項5】 前記タップ係数は、 前記教師データの前記第1と第2のサンプルどうしの差
    分値と、前記生徒データとの関係を学習することにより
    得られた第1のタップ係数と、 前記教師データの前記第1のサンプルと、前記生徒デー
    タとの関係を学習することにより得られた第2のタップ
    係数とを加算したものであり、 前記演算手段は、前記タップ係数と予測タップを用い
    て、前記注目サンプルを求めることを特徴とする請求項
    3に記載のデータ変換装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段は、前記タップ係数と予測
    タップとを用いた積和演算を行うことにより、前記注目
    サンプルを求めることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ変換装置。
  7. 【請求項7】 前記第1と第2のデータは、画像データ
    であることを特徴とする請求項1に記載のデータ変換装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第2のデータは、前記第1のデータ
    よりも高品質のデータであることを特徴とする請求項1
    に記載のデータ変換装置。
  9. 【請求項9】 第1のデータを第2のデータに変換する
    データ変換方法であって、 注目している前記第2のデータのサンプルである注目サ
    ンプルを1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにク
    ラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップ
    を、前記第1のデータから生成するクラスタップ生成ス
    テップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目サンプルをクラ
    ス分類するクラス分類ステップと、 前記注目サンプルを求めるのに用いる予測タップを、前
    記第1のデータから生成する予測タップ生成ステップ
    と、 学習の教師となる、前記第2のデータに対応する教師デ
    ータと、前記学習の生徒となる、前記第1のデータに対
    応する生徒データとの関係を、前記教師データに所定の
    拘束条件を与えて、前記1以上のクラスごとに学習する
    ことにより得られたタップ係数から、前記注目サンプル
    のクラスのタップ係数を取得するタップ係数取得ステッ
    プと、 前記注目サンプルのクラスのタップ係数と、前記予測タ
    ップとを用いて、前記注目サンプルを求める演算ステッ
    プとを備えることを特徴とするデータ変換方法。
  10. 【請求項10】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るデータ変換処理を、コンピュータに行わせるプログラ
    ムであって、 注目している前記第2のデータのサンプルである注目サ
    ンプルを1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにク
    ラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップ
    を、前記第1のデータから生成するクラスタップ生成ス
    テップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目サンプルをクラ
    ス分類するクラス分類ステップと、 前記注目サンプルを求めるのに用いる予測タップを、前
    記第1のデータから生成する予測タップ生成ステップ
    と、 学習の教師となる、前記第2のデータに対応する教師デ
    ータと、前記学習の生徒となる、前記第1のデータに対
    応する生徒データとの関係を、前記教師データに所定の
    拘束条件を与えて、前記1以上のクラスごとに学習する
    ことにより得られたタップ係数から、前記注目サンプル
    のクラスのタップ係数を取得するタップ係数取得ステッ
    プと、 前記注目サンプルのクラスのタップ係数と、前記予測タ
    ップとを用いて、前記注目サンプルを求める演算ステッ
    プとを備えることを特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るデータ変換処理を、コンピュータに行わせるプログラ
    ムが記録されている記録媒体であって、 注目している前記第2のデータのサンプルである注目サ
    ンプルを1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにク
    ラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップ
    を、前記第1のデータから生成するクラスタップ生成ス
    テップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目サンプルをクラ
    ス分類するクラス分類ステップと、 前記注目サンプルを求めるのに用いる予測タップを、前
    記第1のデータから生成する予測タップ生成ステップ
    と、 学習の教師となる、前記第2のデータに対応する教師デ
    ータと、前記学習の生徒となる、前記第1のデータに対
    応する生徒データとの関係を、前記教師データに所定の
    拘束条件を与えて、前記1以上のクラスごとに学習する
    ことにより得られたタップ係数から、前記注目サンプル
    のクラスのタップ係数を取得するタップ係数取得ステッ
    プと、 前記注目サンプルのクラスのタップ係数と、前記予測タ
    ップとを用いて、前記注目サンプルを求める演算ステッ
    プとを備えるプログラムが記録されていることを特徴と
    する記録媒体。
  12. 【請求項12】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るのに用いられる所定のタップ係数を求める学習を行う
    学習装置であって、 前記タップ係数の学習の教師となる、前記第2のデータ
    に対応する教師データのうちの注目している注目データ
    を1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分
    けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップを、前
    記学習の生徒となる、前記第1のデータに対応する生徒
    データから生成するクラスタップ生成手段と、 前記クラスタップに基づいて、前記注目データをクラス
    分類するクラス分類手段と、 前記注目データを求めるのに用いる予測タップを、前記
    生徒データから生成する予測タップ生成手段と、 前記注目データと予測タップを用い、前記教師データと
    生徒データとの関係を、前記教師データに所定の拘束条
    件を与えて、前記1以上のクラスごとに学習することに
    より、前記1以上のクラスごとの前記タップ係数を求め
    る学習手段とを備えることを特徴とする学習装置。
  13. 【請求項13】 前記学習手段は、前記教師データの第
    1のサンプルと第2のサンプルとの関係を拘束する拘束
    条件を与えて、前記教師データと生徒データとの関係を
    学習することを特徴とする請求項12に記載の学習装
    置。
  14. 【請求項14】 前記学習手段は、前記教師データの第
    1と第2のサンプルどうしの差分値を拘束する拘束条件
    を与えて、前記教師データと生徒データとの関係を学習
    することを特徴とする請求項13に記載の学習装置。
  15. 【請求項15】 前記学習手段は、前記教師データの前
    記第1と第2のサンプルどうしの差分値と、前記生徒デ
    ータとの関係を学習することにより、前記タップ係数を
    求めることを特徴とする請求項14に記載の学習装置。
  16. 【請求項16】 前記学習手段は、 前記教師データの前記第1と第2のサンプルどうしの差
    分値と、前記生徒データとの関係を学習することにより
    第1のタップ係数を求めるとともに、前記教師データの
    前記第1のサンプルと、前記生徒データとの関係を学習
    することにより第2のタップ係数を求め、 前記第1と第2のタップ係数を加算することにより、最
    終的なタップ係数を求めることを特徴とする請求項14
    に記載の学習装置。
  17. 【請求項17】 前記学習手段は、前記第1のデータ
    を、その第1のデータと前記タップ係数との積和演算を
    行うことにより、前記第2のデータに変換する前記タッ
    プ係数を求めることを特徴とする請求項12に記載の学
    習装置。
  18. 【請求項18】 前記第1と第2のデータは、画像デー
    タであることを特徴とする請求項12に記載の学習装
    置。
  19. 【請求項19】 前記第2のデータは、前記第1のデー
    タよりも高品質のデータであることを特徴とする請求項
    12に記載の学習装置。
  20. 【請求項20】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るのに用いられる所定のタップ係数を求める学習を行う
    学習方法であって、 前記タップ係数の学習の教師となる、前記第2のデータ
    に対応する教師データのうちの注目している注目データ
    を1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分
    けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップを、前
    記学習の生徒となる、前記第1のデータに対応する生徒
    データから生成するクラスタップ生成ステップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目データをクラス
    分類するクラス分類ステップと、 前記注目データを求めるのに用いる予測タップを、前記
    生徒データから生成する予測タップ生成ステップと、 前記注目データと予測タップを用い、前記教師データと
    生徒データとの関係を、前記教師データに所定の拘束条
    件を与えて、前記1以上のクラスごとに学習することに
    より、前記1以上のクラスごとの前記タップ係数を求め
    る学習ステップとを備えることを特徴とする学習方法。
  21. 【請求項21】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るのに用いられる所定のタップ係数を求める学習処理
    を、コンピュータに行わせるプログラムであって、 前記タップ係数の学習の教師となる、前記第2のデータ
    に対応する教師データのうちの注目している注目データ
    を1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分
    けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップを、前
    記学習の生徒となる、前記第1のデータに対応する生徒
    データから生成するクラスタップ生成ステップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目データをクラス
    分類するクラス分類ステップと、 前記注目データを求めるのに用いる予測タップを、前記
    生徒データから生成する予測タップ生成ステップと、 前記注目データと予測タップを用い、前記教師データと
    生徒データとの関係を、前記教師データに所定の拘束条
    件を与えて、前記1以上のクラスごとに学習することに
    より、前記1以上のクラスごとの前記タップ係数を求め
    る学習ステップとを備えることを特徴とするプログラ
    ム。
  22. 【請求項22】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るのに用いられる所定のタップ係数を求める学習処理
    を、コンピュータに行わせるプログラムが記録されてい
    る記録媒体であって、 前記タップ係数の学習の教師となる、前記第2のデータ
    に対応する教師データのうちの注目している注目データ
    を1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分
    けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップを、前
    記学習の生徒となる、前記第1のデータに対応する生徒
    データから生成するクラスタップ生成ステップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目データをクラス
    分類するクラス分類ステップと、 前記注目データを求めるのに用いる予測タップを、前記
    生徒データから生成する予測タップ生成ステップと、 前記注目データと予測タップを用い、前記教師データと
    生徒データとの関係を、前記教師データに所定の拘束条
    件を与えて、前記1以上のクラスごとに学習することに
    より、前記1以上のクラスごとの前記タップ係数を求め
    る学習ステップとを備えるプログラムが記録されている
    ことを特徴とする記録媒体。
  23. 【請求項23】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るデータ変換装置であって、 注目している前記第2のデータのサンプルである注目サ
    ンプルを1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにク
    ラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップ
    を、前記第1のデータから生成するクラスタップ生成手
    段と、 前記クラスタップに基づいて、前記注目サンプルをクラ
    ス分類するクラス分類手段と、 前記注目サンプルを求めるのに用いる予測タップを、前
    記第1のデータから生成する予測タップ生成手段と、 学習の教師となる、前記第2のデータに対応する教師デ
    ータの複数サンプルから得られる特徴と、前記学習の生
    徒となる、前記第1のデータに対応する生徒データの複
    数サンプルとの関係を、前記1以上のクラスごとに学習
    することにより得られたタップ係数から、前記注目サン
    プルのクラスのタップ係数を取得するタップ係数取得手
    段と、 前記注目サンプルのクラスのタップ係数と、前記予測タ
    ップとを用いて、前記注目サンプルを求める演算手段と
    を備えることを特徴とするデータ変換装置。
  24. 【請求項24】 前記教師データの複数サンプルは、前
    記教師データの第1のサンプルと第2のサンプルの2つ
    のサンプルであることを特徴とする請求項23に記載の
    データ変換装置。
  25. 【請求項25】 前記教師データの複数サンプルから得
    られる特徴は、前記第1と第2のサンプルどうしの差分
    値であることを特徴とする請求項24に記載のデータ変
    換装置。
  26. 【請求項26】 前記タップ係数は、前記教師データの
    前記第1と第2のサンプルどうしの差分値と、前記生徒
    データの複数サンプルとの関係を学習することにより得
    られたものであり、 前記演算手段は、 前記注目サンプルについて、前記注目サンプルと、前記
    注目サンプル以外の前記第2のデータの所定のサンプル
    との差分値を、前記タップ係数と予測タップとを用いて
    求め、 前記注目サンプルについて求められた差分値と、前記所
    定のサンプルとを加算することにより前記注目サンプル
    を求めることを特徴とする請求項25に記載のデータ変
    換装置。
  27. 【請求項27】 前記タップ係数は、 前記教師データの前記第1と第2のサンプルどうしの差
    分値と、前記生徒データの複数サンプルとの関係を学習
    することにより得られた第1のタップ係数と、 前記教師データの前記第1のサンプルと、前記生徒デー
    タの複数サンプルとの関係を学習することにより得られ
    た第2のタップ係数とを加算したものであり、 前記演算手段は、前記タップ係数と予測タップを用い
    て、前記注目サンプルを求めることを特徴とする請求項
    25に記載のデータ変換装置。
  28. 【請求項28】 前記演算手段は、前記タップ係数と予
    測タップとを用いた積和演算を行うことにより、前記注
    目サンプルを求めることを特徴とする請求項23に記載
    のデータ変換装置。
  29. 【請求項29】 前記第1と第2のデータは、画像デー
    タであることを特徴とする請求項23に記載のデータ変
    換装置。
  30. 【請求項30】 前記第2のデータは、前記第1のデー
    タよりも高品質のデータであることを特徴とする請求項
    23に記載のデータ変換装置。
  31. 【請求項31】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るデータ変換方法であって、 注目している前記第2のデータのサンプルである注目サ
    ンプルを1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにク
    ラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップ
    を、前記第1のデータから生成するクラスタップ生成ス
    テップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目サンプルをクラ
    ス分類するクラス分類ステップと、 前記注目サンプルを求めるのに用いる予測タップを、前
    記第1のデータから生成する予測タップ生成ステップ
    と、 学習の教師となる、前記第2のデータに対応する教師デ
    ータの複数サンプルから得られる特徴と、前記学習の生
    徒となる、前記第1のデータに対応する生徒データの複
    数サンプルとの関係を、前記1以上のクラスごとに学習
    することにより得られたタップ係数から、前記注目サン
    プルのクラスのタップ係数を取得するタップ係数取得ス
    テップと、 前記注目サンプルのクラスのタップ係数と、前記予測タ
    ップとを用いて、前記注目サンプルを求める演算ステッ
    プとを備えることを特徴とするデータ変換方法。
  32. 【請求項32】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るデータ変換処理を、コンピュータに行わせるプログラ
    ムであって、 注目している前記第2のデータのサンプルである注目サ
    ンプルを1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにク
    ラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップ
    を、前記第1のデータから生成するクラスタップ生成ス
    テップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目サンプルをクラ
    ス分類するクラス分類ステップと、 前記注目サンプルを求めるのに用いる予測タップを、前
    記第1のデータから生成する予測タップ生成ステップ
    と、 学習の教師となる、前記第2のデータに対応する教師デ
    ータの複数サンプルから得られる特徴と、前記学習の生
    徒となる、前記第1のデータに対応する生徒データの複
    数サンプルとの関係を、前記1以上のクラスごとに学習
    することにより得られたタップ係数から、前記注目サン
    プルのクラスのタップ係数を取得するタップ係数取得ス
    テップと、 前記注目サンプルのクラスのタップ係数と、前記予測タ
    ップとを用いて、前記注目サンプルを求める演算ステッ
    プとを備えることを特徴とするプログラム。
  33. 【請求項33】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るデータ変換処理を、コンピュータに行わせるプログラ
    ムが記録されている記録媒体であって、 注目している前記第2のデータのサンプルである注目サ
    ンプルを1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにク
    ラス分けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップ
    を、前記第1のデータから生成するクラスタップ生成ス
    テップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目サンプルをクラ
    ス分類するクラス分類ステップと、 前記注目サンプルを求めるのに用いる予測タップを、前
    記第1のデータから生成する予測タップ生成ステップ
    と、 学習の教師となる、前記第2のデータに対応する教師デ
    ータの複数サンプルから得られる特徴と、前記学習の生
    徒となる、前記第1のデータに対応する生徒データの複
    数サンプルとの関係を、前記1以上のクラスごとに学習
    することにより得られたタップ係数から、前記注目サン
    プルのクラスのタップ係数を取得するタップ係数取得ス
    テップと、 前記注目サンプルのクラスのタップ係数と、前記予測タ
    ップとを用いて、前記注目サンプルを求める演算ステッ
    プとを備えるプログラムが記録されていることを特徴と
    する記録媒体。
  34. 【請求項34】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るのに用いられる所定のタップ係数を求める学習を行う
    学習装置であって、 前記タップ係数の学習の教師となる、前記第2のデータ
    に対応する教師データのうちの注目している注目データ
    を1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分
    けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップを、前
    記学習の生徒となる、前記第1のデータに対応する生徒
    データから生成するクラスタップ生成手段と、 前記クラスタップに基づいて、前記注目データをクラス
    分類するクラス分類手段と、 前記注目データを求めるのに用いる予測タップを、前記
    生徒データから生成する予測タップ生成手段と、 前記注目データと予測タップを用い、前記教師データの
    複数サンプルから得られる特徴と生徒データの複数サン
    プルとの関係を、前記1以上のクラスごとに学習するこ
    とにより、前記1以上のクラスごとの前記タップ係数を
    求める学習手段とを備えることを特徴とする学習装置。
  35. 【請求項35】 前記学習手段は、前記教師データの第
    1のサンプルと第2のサンプルの2つのサンプルと、前
    記生徒データの複数サンプルとの関係を学習することを
    特徴とする請求項34に記載の学習装置。
  36. 【請求項36】 前記学習手段は、前記教師データの第
    1と第2のサンプルどうしの差分値を、前記教師データ
    の複数サンプルから得られる特徴として求めることを特
    徴とする請求項35に記載の学習装置。
  37. 【請求項37】 前記学習手段は、前記教師データの前
    記第1と第2のサンプルどうしの差分値と、前記生徒デ
    ータの複数サンプルとの関係を学習することにより、前
    記タップ係数を求めることを特徴とする請求項36に記
    載の学習装置。
  38. 【請求項38】 前記学習手段は、 前記教師データの前記第1と第2のサンプルどうしの差
    分値と、前記生徒データの複数サンプルとの関係を学習
    することにより第1のタップ係数を求めるとともに、前
    記教師データの前記第1のサンプルと、前記生徒データ
    の複数サンプルとの関係を学習することにより第2のタ
    ップ係数を求め、 前記第1と第2のタップ係数を加算することにより、最
    終的なタップ係数を求めることを特徴とする請求項36
    に記載の学習装置。
  39. 【請求項39】 前記学習手段は、前記第1のデータ
    を、その第1のデータと前記タップ係数との積和演算を
    行うことにより、前記第2のデータに変換する前記タッ
    プ係数を求めることを特徴とする請求項34に記載の学
    習装置。
  40. 【請求項40】 前記第1と第2のデータは、画像デー
    タであることを特徴とする請求項34に記載の学習装
    置。
  41. 【請求項41】 前記第2のデータは、前記第1のデー
    タよりも高品質のデータであることを特徴とする請求項
    34に記載の学習装置。
  42. 【請求項42】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るのに用いられる所定のタップ係数を求める学習を行う
    学習方法であって、 前記タップ係数の学習の教師となる、前記第2のデータ
    に対応する教師データのうちの注目している注目データ
    を1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分
    けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップを、前
    記学習の生徒となる、前記第1のデータに対応する生徒
    データから生成するクラスタップ生成ステップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目データをクラス
    分類するクラス分類ステップと、 前記注目データを求めるのに用いる予測タップを、前記
    生徒データから生成する予測タップ生成ステップと、 前記注目データと予測タップを用い、前記教師データの
    複数サンプルから得られる特徴と生徒データの複数サン
    プルとの関係を、前記1以上のクラスごとに学習するこ
    とにより、前記1以上のクラスごとの前記タップ係数を
    求める学習ステップとを備えることを特徴とする学習方
    法。
  43. 【請求項43】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るのに用いられる所定のタップ係数を求める学習処理
    を、コンピュータに行わせるプログラムであって、 前記タップ係数の学習の教師となる、前記第2のデータ
    に対応する教師データのうちの注目している注目データ
    を1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分
    けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップを、前
    記学習の生徒となる、前記第1のデータに対応する生徒
    データから生成するクラスタップ生成ステップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目データをクラス
    分類するクラス分類ステップと、 前記注目データを求めるのに用いる予測タップを、前記
    生徒データから生成する予測タップ生成ステップと、 前記注目データと予測タップを用い、前記教師データの
    複数サンプルから得られる特徴と生徒データの複数サン
    プルとの関係を、前記1以上のクラスごとに学習するこ
    とにより、前記1以上のクラスごとの前記タップ係数を
    求める学習ステップとを備えることを特徴とするプログ
    ラム。
  44. 【請求項44】 第1のデータを第2のデータに変換す
    るのに用いられる所定のタップ係数を求める学習処理
    を、コンピュータに行わせるプログラムが記録されてい
    る記録媒体であって、 前記タップ係数の学習の教師となる、前記第2のデータ
    に対応する教師データのうちの注目している注目データ
    を1以上のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分
    けするクラス分類を行うのに用いるクラスタップを、前
    記学習の生徒となる、前記第1のデータに対応する生徒
    データから生成するクラスタップ生成ステップと、 前記クラスタップに基づいて、前記注目データをクラス
    分類するクラス分類ステップと、 前記注目データを求めるのに用いる予測タップを、前記
    生徒データから生成する予測タップ生成ステップと、 前記注目データと予測タップを用い、前記教師データの
    複数サンプルから得られる特徴と生徒データの複数サン
    プルとの関係を、前記1以上のクラスごとに学習するこ
    とにより、前記1以上のクラスごとの前記タップ係数を
    求める学習ステップとを備えるプログラムが記録されて
    いることを特徴とする記録媒体。
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