JP2001084368A - データ処理装置およびデータ処理方法、並びに媒体 - Google Patents

データ処理装置およびデータ処理方法、並びに媒体

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JP2001084368A
JP2001084368A JP26170699A JP26170699A JP2001084368A JP 2001084368 A JP2001084368 A JP 2001084368A JP 26170699 A JP26170699 A JP 26170699A JP 26170699 A JP26170699 A JP 26170699A JP 2001084368 A JP2001084368 A JP 2001084368A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの処理性能を向上させる。 【解決手段】 中心画素を始点とする各方向D1,D2
・・・,D16について、その方向にあるSD画素の波形
特性(画素値の特性)に基づき、最終的にタップを構成
させるSD画素が決定される。即ち、各方向Diについ
て、その方向にあるSD画像の波形特性に基づいて、図
4に示すように、その方向にあるタップを構成させるS
D画素の位置が移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置お
よびデータ処理方法、並びに媒体に関し、例えば、画像
データ等のデータ処理を行う際の、その処理性能を向上
させることができるようにするデータ処理装置およびデ
ータ処理方法、並びに媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、例えば、画像の画質等の
向上その他の画像の改善を行うための処理として、クラ
ス分類適応処理を、先に提案している。
【0003】クラス分類適応処理は、クラス分類処理と
適応処理とからなり、クラス分類処理によって、データ
を、その性質に基づいてクラス分けし、各クラスごとに
適応処理を施すものであり、適応処理は、以下のような
手法のものである。
【0004】即ち、適応処理では、例えば、入力画像
(クラス分類適応処理の処理対象の画像)を構成する画
素(以下、適宜、入力画素という)と、所定の予測係数
との線形結合により、原画像の画素の予測値を求めるこ
とで、その入力画像に含まれるノイズを除去した画像
や、入力画像に生じているぼけを改善した画像、解像度
を向上させた画像等が得られるようになっている。
【0005】具体的には、例えば、いま、原画像(例え
ば、ノイズを含まない画像や、ぼけのない画像、解像度
の高い画像等)を教師データとするとともに、その原画
像にノイズを重畳したり、あるいはぼかしを付加した入
力画像を生徒データとして、原画像を構成する画素(以
下、適宜、原画素という)の画素値yの予測値E[y]
を、幾つかの入力画素(入力画像を構成する画素)の画
素値x1,x2,・・・の集合と、所定の予測係数w1
2,・・・の線形結合により規定される線形1次結合
モデルにより求めることを考える。この場合、予測値E
[y]は、次式で表すことができる。
【0006】 E[y]=w11+w22+・・・・・・(1) 式(1)を一般化するために、予測係数wの集合でなる
行列W、生徒データの集合でなる行列X、および予測値
E[y]の集合でなる行列Y’を、
【0007】
【数1】 で定義すると、次のような観測方程式が成立する。
【0008】 XW=Y’・・・(2) ここで、行列Xの成分xijは、i件目の生徒データの集
合(i件目の教師データyiの予測に用いる生徒データ
の集合)の中のj番目の生徒データを意味し、行列Wの
成分wjは、式(1)において、生徒データの集合の中
のj番目の生徒データとの積が演算される予測係数を表
す。また、yiは、i件目の教師データを表し、従っ
て、E[yi]は、i件目の教師データの予測値を表
す。
【0009】そして、この観測方程式に最小自乗法を適
用して、原画素の画素値yに近い予測値E[y]を求め
ることを考える。この場合、教師データとなる原画素の
真の画素値(真値)yの集合でなる行列Y、および原画
素の画素値yに対する予測値E[y]の残差eの集合で
なる行列Eを、
【0010】
【数2】 で定義すると、式(2)から、次のような残差方程式が
成立する。
【0011】 XW=Y+E・・・(3) この場合、原画素の画素値yに近い予測値E[y]を求
めるための予測係数w iは、自乗誤差
【0012】
【数3】 を最小にすることで求めることができる。
【0013】従って、上述の自乗誤差を予測係数wi
微分したものが0になる場合、即ち、次式を満たす予測
係数wiが、原画素の画素値yに近い予測値E[y]を
求めるため最適値ということになる。
【0014】
【数4】 ・・・(4) そこで、まず、式(3)を、予測係数wiで微分するこ
とにより、次式が成立する。
【0015】
【数5】 ・・・(5) 式(4)および(5)より、式(6)が得られる。
【0016】
【数6】 ・・・(6) さらに、式(3)の残差方程式における生徒データx、
予測係数w、教師データy、および残差eの関係を考慮
すると、式(6)から、次のような正規方程式を得るこ
とができる。
【0017】
【数7】 ・・・(7) 式(7)の正規方程式を構成する各式は、生徒データx
および教師データyを、ある程度の数だけ用意すること
で、求めるべき予測係数wの数と同じ数だけたてること
ができ、従って、式(7)を解くことで(但し、式
(7)を解くには、式(7)において、予測係数wにか
かる係数で構成される行列が正則である必要がある)、
最適な予測係数wを求めることができる。なお、式
(7)を解くにあたっては、例えば、掃き出し法(Gaus
s-Jordanの消去法)などを用いることが可能である。
【0018】以上のようにして、最適な予測係数wを求
めておき、さらに、その予測係数wを用い、式(1)に
より、原画素の画素値yに近い予測値E[y]を求める
のが適応処理である。
【0019】なお、適応処理は、入力画像には含まれて
いないが、原画像に含まれる成分が再現される点で、例
えば、単なる補間処理とは異なる。即ち、適応処理で
は、式(1)だけを見る限りは、いわゆる補間フィルタ
を用いての補間処理と同一であるが、その補間フィルタ
のタップ係数に相当する予測係数wが、教師データyを
用いての、いわば学習により求められるため、原画像に
含まれる成分を再現することができる。このことから、
適応処理は、いわば画像の創造(解像度想像)作用があ
る処理ということができ、上述したように、入力画像か
らノイズやぼけを除去した原画像の予測値を求める他、
例えば、低解像度または標準解像度の画像を、高解像度
の画像に変換するような場合にも用いることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、クラ
ス分類適応処理では、各クラスごとに適応処理が施され
るが、その前段で行われるクラス分類では、予測値を求
めようとする原画素(原画素は、学習時以外において
は、実際に存在するわけではないため、ここでは、想定
することになる)に注目し、その注目画素の位置の周辺
にある複数の入力画素が抽出され、その性質(例えば、
その複数の入力画素の画素値のパターンや、画素値の傾
斜等)に基づいて、注目画素がクラス分けされる。そし
て、このクラス分類に用いられる複数の入力画素として
は、注目画素から見て、固定の位置にある入力画素が抽
出される。
【0021】しかしながら、クラス分類適応処理によっ
て、例えば、ぼけのある入力画像を、そのぼけを改善し
た画像に変換する場合等において、その入力画像のぼけ
の度合いに関係なく、注目画素から見て、固定の位置に
ある入力画素を、注目画素のクラス分類に用いたので
は、その注目画素の性質を十分に反映したクラス分けが
困難となることがある。
【0022】即ち、例えば、ぼけ度(ぼけの度合い)の
小さい入力画像を対象にクラス分類適応処理を行う場合
においては、注目画素から見て、比較的近い位置にある
入力画素を用いてクラス分類を行う方が、注目画素の性
質を十分に反映したクラス分けを行うことができる。ま
た、ぼけ度の大きい入力画像を対象にクラス分類適応処
理を行う場合においては、注目画素から見て、比較的遠
い位置にある入力画素を用いてクラス分類を行う方が、
その性質を十分に反映したクラス分けを行うことができ
る。
【0023】さらに、例えば、注目画素の位置の周辺部
分の入力画像が平坦なものである場合には、ある程度の
変化が見られる入力画像の広い範囲にある入力画素を用
いてクラス分類を行う方が、注目画素の性質を十分に反
映したクラス分けを行うことができる。
【0024】従って、注目画素から見て、固定の位置に
ある入力画素を、注目画素のクラス分類に用いたので
は、その注目画素の性質を十分に反映したクラス分けが
できず、その結果、クラス分類適応処理の処理性能が劣
化すること、即ち、クラス分類処理によって、入力画像
を十分に改善した画像が得られないことがある。
【0025】また、適応処理でも、注目画素から見て、
固定の位置にある入力画素を用いて、式(1)の線形予
測式が演算され、注目画素の予測値が求められるが、こ
の場合も、クラス分類における場合と同様に、必要に応
じて、注目画素から見て、可変の位置にある入力画素を
用いて、式(1)の線形予測式を演算した方が、注目画
素に対する予測誤差の小さい予測値が求められることが
予想される。
【0026】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、例えば、クラス分類適応処理等の処理性
能を向上させることができるようにするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のデータ処
理装置は、入力データの波形特性に基づいて、入力デー
タから抽出する複数のデータを決定する決定手段と、決
定手段における決定にしたがい、予測値を求めようとす
る出力データである注目出力データについて、複数のデ
ータを、入力データから抽出する抽出手段と、抽出手段
において抽出された複数のデータに基づいて、注目出力
データの予測値を求める予測手段とを含むことを特徴と
する。
【0028】第1のデータ処理装置には、抽出手段にお
いて抽出された複数のデータに基づき、注目出力データ
についてクラス分類を行い、対応するクラスコードを出
力するクラス分類手段をさらに設けることができ、この
場合、予測手段には、クラスコードに対応する所定の予
測係数を用いて、注目出力データの予測値を求めさせる
ことができる。
【0029】また、予測手段には、予測係数を用いて、
注目出力データを、線形一次予測させることができる。
さらに、予測手段には、予測係数と、抽出手段において
抽出された複数のデータとを用いて、注目出力データ
を、線形一次予測させることができる。
【0030】第1のデータ処理装置には、クラスコード
ごとに、予測係数を記憶している予測係数記憶手段をさ
らに設けることができる。
【0031】決定手段には、入力データの極値を検出さ
せ、その検出結果に基づいて、入力データから抽出する
複数のデータを決定させることができる。また、決定手
段には、入力データどうしの差分値を演算させ、その演
算結果に基づいて、入力データから抽出する複数のデー
タを決定させることができる。さらに、決定手段には、
入力データを近似する関数に対する入力データの誤差を
演算させ、その演算結果に基づいて、入力データから抽
出する複数のデータを決定させることができる。
【0032】入力データおよび出力データは、画像デー
タとすることができる。さらに、この場合、抽出手段に
は、入力データとしての画像データから、注目出力デー
タとしての画素に対して、空間的または時間的に周辺に
ある画素を抽出させることができる。
【0033】本発明の第1のデータ処理方法は、入力デ
ータの波形特性に基づいて、入力データから抽出する複
数のデータを決定する決定ステップと、決定ステップに
おける決定にしたがい、予測値を求めようとする出力デ
ータである注目出力データについて、複数のデータを、
入力データから抽出する抽出ステップと、抽出ステップ
において抽出された複数のデータに基づいて、注目出力
データの予測値を求める予測ステップとを含むことを特
徴とする。
【0034】本発明の第1の媒体がコンピュータに実行
させるプログラムは、入力データの波形特性に基づい
て、入力データから抽出する複数のデータを決定する決
定ステップと、決定ステップにおける決定にしたがい、
予測値を求めようとする出力データである注目出力デー
タについて、複数のデータを、入力データから抽出する
抽出ステップと、抽出ステップにおいて抽出された複数
のデータに基づいて、注目出力データの予測値を求める
予測ステップとを含むことを特徴とする。
【0035】本発明の第2のデータ処理装置は、予測係
数の学習のための教師となる教師データから、生徒とな
る生徒データを生成する生成手段と、生徒データの波形
特性に基づいて、生徒データから抽出する複数のデータ
を決定する決定手段と、決定手段における決定にしたが
い、予測値を求めようとする教師データである注目教師
データについて、複数のデータを、生徒データから抽出
する抽出手段と、抽出手段において抽出された複数のデ
ータに基づいて、予測係数を求める演算手段とを含むこ
とを特徴とする。
【0036】第2のデータ処理装置には、抽出手段にお
いて抽出された複数のデータに基づき、注目教師データ
についてクラス分類を行い、対応するクラスコードを出
力するクラス分類手段をさらに設けることができ、この
場合、演算手段には、抽出手段において抽出された複数
のデータを用いて、クラスコードごとに、予測係数を求
めさせることができる。
【0037】演算手段には、線形一次予測によって、教
師データが得られるようにするための予測係数を求めさ
せることができる。また、演算手段には、抽出手段にお
いて抽出された複数のデータを用いての線形一次予測に
よって、教師データが得られるようにするための予測係
数を求めさせることができる。
【0038】決定手段には、生徒データの極値を検出さ
せ、その検出結果に基づいて、生徒データから抽出する
複数のデータを決定させることができる。また、決定手
段には、生徒データどうしの差分値を演算させ、その演
算結果に基づいて、生徒データから抽出する複数のデー
タを決定させることができる。さらに、決定手段には、
生徒データを近似する関数に対する生徒データの誤差を
演算させ、その演算結果に基づいて、生徒データから抽
出する複数のデータを決定させることができる。
【0039】生徒データおよび教師データは、画像デー
タとすることができる。この場合、抽出手段には、生徒
データとしての画像データから、注目教師データとして
の画素に対して、空間的または時間的に周辺にある画素
を抽出させることができる。
【0040】本発明の第2のデータ処理方法は、予測係
数の学習のための教師となる教師データから、生徒とな
る生徒データを生成する生成ステップと、生徒データの
波形特性に基づいて、生徒データから抽出する複数のデ
ータを決定する決定ステップと、決定ステップにおける
決定にしたがい、予測値を求めようとする教師データで
ある注目教師データについて、複数のデータを、生徒デ
ータから抽出する抽出ステップと、抽出ステップにおい
て抽出された複数のデータに基づいて、予測係数を求め
る演算ステップとを含むことを特徴とする。
【0041】本発明の第2の媒体がコンピュータに実行
させるプログラムは、予測係数の学習のための教師とな
る教師データから、生徒となる生徒データを生成する生
成ステップと、生徒データの波形特性に基づいて、生徒
データから抽出する複数のデータを決定する決定ステッ
プと、決定ステップにおける決定にしたがい、予測値を
求めようとする教師データである注目教師データについ
て、複数のデータを、生徒データから抽出する抽出ステ
ップと、抽出ステップにおいて抽出された複数のデータ
に基づいて、予測係数を求める演算ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0042】本発明の第3のデータ処理装置は、入力デ
ータの波形特性に基づいて、入力データから抽出する複
数のデータを決定する第1の決定手段と、第1の決定手
段における決定にしたがい、予測値を求めようとする出
力データである注目出力データについて、第1の複数の
データを、入力データから抽出する第1の抽出手段と、
第1の抽出手段において抽出された第1の複数のデータ
に基づいて、注目出力データの予測値を求める予測手段
と、予測係数の学習のための教師となる教師データか
ら、生徒となる生徒データを生成する生成手段と、生徒
データの波形特性に基づいて、生徒データから抽出する
複数のデータを決定する第2の決定手段と、第2の決定
手段における決定にしたがい、予測値を求めようとする
教師データである注目教師データについて、第2の複数
のデータを、生徒データから抽出する第2の抽出手段
と、第2の抽出手段において抽出された複数のデータに
基づいて、予測係数を求める演算手段とを含むことを特
徴とする。
【0043】本発明の第1のデータ処理装置およびデー
タ処理方法、並びに媒体においては、入力データの波形
特性に基づいて、入力データから抽出する複数のデータ
が決定され、その決定にしたがい、予測値を求めようと
する出力データである注目出力データについて、複数の
データが、入力データから抽出される。そして、その抽
出された複数のデータに基づいて、注目出力データの予
測値が求められる。
【0044】本発明の第2のデータ処理装置およびデー
タ処理方法、並びに媒体においては、予測係数の学習の
ための教師となる教師データから、生徒となる生徒デー
タが生成され、その生徒データの波形特性に基づいて、
生徒データから抽出する複数のデータが決定される。そ
して、その決定にしたがい、予測値を求めようとする教
師データである注目教師データについて、複数のデータ
が、生徒データから抽出され、その抽出された複数のデ
ータに基づいて、予測係数が求められる。
【0045】本発明の第3のデータ処理装置において
は、入力データの波形特性に基づいて、入力データから
抽出する複数のデータが決定され、その決定にしたが
い、予測値を求めようとする出力データである注目出力
データについて、第1の複数のデータが、入力データか
ら抽出される。そして、その抽出された第1の複数のデ
ータに基づいて、注目出力データの予測値が求められ
る。一方、予測係数の学習のための教師となる教師デー
タから、生徒となる生徒データが生成され、その生徒デ
ータの波形特性に基づいて、生徒データから抽出する複
数のデータが決定される。そして、その決定にしたが
い、予測値を求めようとする教師データである注目教師
データについて、第2の複数のデータが、生徒データか
ら抽出され、その抽出された複数のデータに基づいて、
予測係数が求められる。
【0046】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した画像処
理装置の一実施の形態の構成例を示している。
【0047】この画像処理装置においては、例えば、解
像度の低いSD(Standard Density)画像が、入力画像と
して入力されると、その入力画像に対して、クラス分類
適応処理が施されることにより、高解像度の画像(HD
(High Density)画像)が出力されるようになっている。
【0048】即ち、この画像処理装置は、フレームメモ
リ1、クラスタップ生成回路2、予測タップ生成回路
3、クラス分類回路4、係数RAM(Random Access Memor
y)5、予測演算回路6、およびタップ決定回路7から構
成され、そこには、解像度の改善を行う対象となる入力
画像(SD画像)が入力されるようになっている。
【0049】フレームメモリ1は、画像処理装置に入力
される入力画像を、例えば、フレーム単位で一時記憶す
るようになされている。なお、本実施の形態では、フレ
ームメモリ1は、複数フレームの入力画像を、バンク切
換によって記憶することができるようになっており、こ
れにより、画像処理装置に入力される入力画像が動画で
あっても、その処理をリアルタイムで行うことができる
ようになっている。
【0050】クラスタップ生成回路2は、クラス分類適
応処理により、予測値を求めようとする原画素(ここで
は、解像度の高いHD画像の画素)を、注目画素とし
て、その注目画素についてのクラス分類に用いる入力画
素を、タップ決定回路7からのタップ情報にしたがい、
フレームメモリ1に記憶された入力画像から抽出し、こ
れを、クラスタップとして、クラス分類回路4に出力す
るようになっている。
【0051】予測タップ生成回路3は、予測演算回路6
において注目画素の予測値を求めるのに用いる入力画素
を、タップ決定回路7からのタップ情報にしたがい、フ
レームメモリ1に記憶された入力画像から抽出し、これ
を予測タップとして、予測演算回路6に供給するように
なされている。
【0052】クラス分類回路4は、クラスタップ生成回
路2からのクラスタップに基づいて、注目画素をクラス
分類し、その結果得られるクラスに対応するクラスコー
ドを、係数RAM5に対して、アドレスとして与えるよう
になされている。即ち、クラス分類回路4は、クラスタ
ップ生成回路2からのクラスタップを、例えば、1ビッ
トADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)処理し、その
結果得られるADRCコードを、クラスコードとして、係数
RAM5に出力するようになっている。
【0053】ここで、KビットADRC処理においては、例
えば、クラスタップを構成する入力画素の画素値の最大
値MAXと最小値MINが検出され、DR=MAX-MINを、集合の局
所的なダイナミックレンジとし、このダイナミックレン
ジDRに基づいて、クラスタップを構成する入力画素がK
ビットに再量子化される。即ち、クラスタップを構成す
る画素の画素値の中から、最小値MINが減算され、その
減算値がDR/2Kで除算(量子化)される。従って、クラ
スタップが、1ビットADRC処理された場合には、そのク
ラスタップを構成する各入力画素の画素値は1ビットと
されることになる。そして、この場合、以上のようにし
て得られる、クラスタップを構成する各画素についての
1ビットの画素値を、所定の順番で並べたビット列が、
ADRCコードとして出力される。
【0054】係数RAM5は、後述する学習装置において
学習が行われることにより得られるクラスごとの予測係
数を記憶しており、クラス分類回路4からクラスコード
が供給されると、そのクラスコードに対応するアドレス
に記憶されている予測係数を読み出し、予測演算回路6
に供給するようになっている。
【0055】予測演算回路6は、係数RAM5から供給さ
れる、注目画素のクラスについての予測係数w,w2
・・・と、予測タップ生成回路3からの予測タップ(を
構成する各画素の画素値)x1,x2,・・・とを用い
て、式(1)に示した演算を行うことにより、注目画素
yの予測値E[y]を求め、これを、解像度を改善した
画素の画素値として出力するようになっている。
【0056】タップ決定回路7は、フレームメモリ1に
記憶された入力画像の波形特性に基づいて、クラスタッ
プおよび予測タップを構成させる入力画素を決定し、そ
のクラスタップおよび予測タップを構成させる入力画素
に関する情報(以下、適宜、タップ情報という)を、ク
ラスタップ生成回路2および予測タップ生成回路3に供
給するようになっている。
【0057】即ち、タップ決定回路7は、例えば、図2
に点線で囲んで示すように、注目画素の位置にある入力
画素を中心画素(ここでは、例えば、重心の位置にある
画素を意味する)として、例えば、横×縦が5×5画素
でなる正方形状のクラスタップおよび予測タップ(以
下、適宜、両者をまとめて、単に、タップという)を、
クラスタップ生成回路および予測タップ生成回路3に構
成させる基本的なタップ(以下、適宜、基本タップとい
う)として想定する。
【0058】ここで、図2において、×印は、HD画像
を構成する画素(HD画素)を示しており、○印は、入
力画像としてのSD画像を構成する画素(SD画素)を
示している。従って、図2では、SD画像は、HD画像
の横と縦それぞれの画素数を、1/2にしたものとなっ
ている。
【0059】タップ決定回路7は、基本タップを想定す
ると、例えば、図3に示すように、その中心画素を始点
として、基本タップの他のSD画素(入力画素)を通る
方向を検出する。ここで、基本タップが、上述したよう
に、5×5画素で構成されるときは、図3に示したよう
に、中心画素を始点とする16の方向D1乃至D16が検
出されることになる。
【0060】さらに、タップ決定回路7は、各方向Di
(ここでは、i=1,2,・・・,16)について、そ
の方向にあるSD画素の波形特性(画素値の特性)に基
づいて、最終的にタップを構成させるSD画素を決定す
る。即ち、各方向Diについて、その方向にあるSD画
像の波形特性に基づいて、図4に示すように、その方向
にあるタップを構成するSD画素の位置が移動される。
そして、タップ決定回路7は、その移動の結果、最終的
にタップを構成することとなったSD画素の位置に関す
る情報を、タップ情報として、クラスタップ生成回路2
および予測タップ生成回路3に供給する。
【0061】次に、図5のフローチャートを参照して、
図1の画像処理装置において行われる、入力画像の解像
度を改善する解像度改善処理について説明する。
【0062】フレームメモリ1には、解像度改善処理の
対象であるSD画像(動画像)が、入力画像として、フ
レーム単位で順次供給され、フレームメモリ1では、そ
のようにフレーム単位で供給される入力画像が順次記憶
されていく。
【0063】そして、予測値を求めようとする所定のH
D画素が注目画素とされ、ステップS1において、タッ
プ決定回路7は、フレームメモリ1に記憶された入力画
像の波形特性に基づいて、注目画素についてのタップを
構成させる入力画素を決定し、その入力画素の位置に関
するタップ情報を、クラスタップ生成回路2および予測
タップ生成回路3に出力する。
【0064】クラスタップ生成回路2または予測タップ
生成回路3は、タップ決定回路7からタップ情報を受信
すると、ステップS2において、そのタップ情報にした
がい、予測値を求めようとする注目画素についてのクラ
スタップまたは予測タップを構成させる入力画素を、フ
レームメモリ1から読み出し、これによりクラスタップ
または予測タップをそれぞれ構成する。このクラスタッ
プまたは予測タップは、クラス分類回路4または予測演
算回路6にそれぞれ供給される。
【0065】クラス分類回路4は、クラスタップ生成回
路2からクラスタップを受信すると、ステップS3にお
いて、そのクラスタップに基づき、注目画素についてク
ラス分類を行い、その結果得られるクラスコードを、係
数RAM5に対して、アドレスとして出力する。係数RAM5
は、ステップS4において、クラス分類回路4からのク
ラスコードに対応するアドレスに記憶されている予測係
数を読み出し、予測演算回路6に供給する。
【0066】予測演算回路6では、ステップS5におい
て、予測タップ生成回路3からの予測タップと、係数RA
M5からの予測係数とを用いて、式(1)に示した線形
予測式の演算が行われることにより、注目画素(HD画
素)yの予測値E[y]が求められ、ステップS6に進
む。ステップS6では、予測係数演算回路6が、ステッ
プS5で求めた注目画素yの予測値E[y]を、解像度
を改善したHD画素として出力し、ステップS7に進
む。
【0067】ステップS7では、注目画素のフレームを
構成するすべてのHD画素の予測値が求められたかどう
かが判定され、まだ求められていないと判定された場
合、ステップS1に戻り、まだ予測値の求められていな
いHD画素を、新たに注目画素として、ステップS1以
降の処理が繰り返される。
【0068】また、ステップS7において、注目画素の
フレームを構成するすべてのHD画素の予測値が求めら
れたと判定された場合、ステップS8に進み、次に処理
すべきHD画像のフレームに対応する入力画像(SD画
像)が、フレームメモリ1に記憶されているかどうかが
判定される。ステップS8において、次に処理すべきH
D画像のフレームに対応する入力画像が、フレームメモ
リ1に記憶されていると判定された場合、その、次に処
理すべきHD画像のフレームの所定のHD画素を、新た
に注目画素として、ステップS1に戻り、以下、同様の
処理が繰り返される。
【0069】一方、ステップS8において、次に処理す
べきHD画像のフレームに対応する入力画像が、フレー
ムメモリ1に記憶されていないと判定された場合、解像
度改善処理を終了する。
【0070】次に、図6のフローチャートを参照して、
タップ決定回路7で行われる、図5のステップS1にお
けるタップ決定処理の第1の実施の形態について説明す
る。
【0071】なお、以下、適宜、クラス分類や、式
(1)の線形予測式の演算に用いるSD画素の集合全体
の他、その画素1つ1つも、タップという。
【0072】タップ決定回路7では、ステップS11に
おいて、基本タップが設定される。即ち、ステップS1
1では、図2に点線で囲んで示したように、注目画素の
位置にある入力画素を中心画素として、横×縦が5×5
画素でなるタップが、基本タップとして設定される。
【0073】そして、ステップS12に進み、図3に示
したように、中心画素を始点として、基本タップの他の
SD画素を通る16の方向D1乃至D16が検出され、ス
テップS13に進む。
【0074】ステップS13では、ステップS12で検
出された16の方向D1乃至D16を表す変数iが、例え
ば1に初期化され、ステップS14に進み、各方向Di
上の、タップを表す変数jが、例えば1に初期化され、
ステップS15に進む。
【0075】ステップS15では、方向Di上の、中心
画素からj番目にあるタップTi,jとなっているSD画
素(の画素値)が極値となっているかどうかが判定され
る。ステップS15において、タップTi,jとなってい
るSD画素が極値となっていないと判定された場合、ス
テップS16に進み、方向Di上のタップTi,jと、それ
より外側(中心画素側ではない方)のタップが、例え
ば、中心画素から1画素だけ離れた位置に移動される。
そして、ステップS15に戻り、以下、同様の処理が繰
り返される。
【0076】また、ステップS15において、タップT
i,jとなっているSD画素が極値となっていると判定さ
れた場合、ステップS17に進み、変数jが1だけイン
クリメントされ、ステップS18に進む。ステップS1
8では、変数jが、方向Di上にある、中心画素以外の
タップを構成する画素数Ji以下であるかどうかが判定
される。
【0077】ここで、例えば、図3において、方向
1,D3,D5,・・・,D15についてのJiは2であ
り、方向D2,D4,D6,・・・,D16についてのJi
1である。
【0078】ステップS18において、変数jが、方向
i上にある、中心画素以外のタップを構成する画素数
i以下であると判定された場合、即ち、方向Di上にあ
る、中心画素以外のタップを構成するSD画素のすべて
が、まだ、極値をとっているものとされていない場合、
ステップS15に戻り、その極値でないSD画素の位置
にあるタップTi,jを対象に、同様の処理が繰り返され
る。
【0079】また、ステップS18において、変数j
が、方向Di上にある、中心画素以外のタップを構成す
る画素数Ji以下でないと判定された場合、即ち、方向
i上にある、中心画素以外のタップを構成するSD画
素のすべてが、極値をとっているものとされた場合、ス
テップS19に進み、変数iが1だけインクリメントさ
れる。そして、ステップS20に進み、変数iが、ステ
ップS12で検出された方向の総数I(図3の実施の形
態では、16)以下であるかどうかが判定される。
【0080】ステップS20において、変数iがI以下
であると判定された場合、即ち、ステップS12で検出
されたすべての方向について、まだ、極値となっている
SD画素がタップとされていない場合、ステップS14
に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0081】一方、ステップS20において、変数iが
I以下でないと判定された場合、即ち、ステップS12
で検出されたすべての方向について、極値となっている
SD画素がタップとされた場合、ステップS21に進
み、いま、タップを構成しているSD画素の位置に関す
る情報が、タップ情報として、クラスタップ生成回路2
および予測タップ生成回路3に出力され、リターンす
る。
【0082】以上のようなタップ決定処理の第1の実施
の形態によれば、クラスタップ生成回路2および予測タ
ップ生成回路3において、例えば、図7に示すようなタ
ップが構成されることになる。
【0083】即ち、図7(後述する図9および図11に
おいても同様)は、図3に示した16の方向のうちの、
例えば、方向D1に注目し、その方向D1と、それと18
0度反対の方向D9にあるSD画素を示している。
【0084】なお、図7(図9および図11においても
同様)では、タップを構成する中心画素の位置をnで表
し、さらに、その位置nからm画素(mは正の整数)だ
け、D1の方向にある画素の位置をn−mで表すととも
に、位置nからm画素だけ、D9の方向にある画素の位
置をn+mで表している。
【0085】また、図7(図9および図11においても
同様)において、×印は、SD画素(の画素値)を示し
ており、○印は、タップ(となっているSD画素)を示
している。
【0086】図7(A)は、基本タップを示しており、
従って、中心画素となっているSD画素に対して、方向
1については、その方向に隣接する2つのSD画素
が、また、方向D9についても、その方向に隣接する2
つのSD画素が、タップとなっている。
【0087】図7(B)は、図7(A)の基本タップか
ら、図6のタップ決定処理によって構成されるタップを
示しており、中心画素となっているSD画素に対して、
方向D1については、その方向に沿って最初に現れる極
大値となっているSD画素と、極小値となっているSD
画素がタップとなっており、また、方向D9について
も、その方向に沿って最初に表される極小値となってい
るSD画素と、極大値となっているSD画素がタップと
なっている。
【0088】次に、図8のフローチャートを参照して、
タップ決定回路7で行われる、図5のステップS1にお
けるタップ決定処理の第2の実施の形態について説明す
る。
【0089】タップ決定回路7では、ステップS31ま
たはS32において、図6のステップS11またはS1
2における場合とそれぞれ同様の処理が行われ、これに
より、基本タップの設定と、中心画素を始点とする、基
本タップの他のSD画素を通る16の方向D1乃至D16
の検出が行われる。
【0090】そして、ステップS33に進み、図6のス
テップS13における場合と同様に、ステップS32で
検出された方向を表す変数iが、例えば1に初期化さ
れ、ステップS34に進み、方向Di上にあるタップと
なっているSD画素のダイナミックレンジDRiが演算
される。即ち、ステップS34では、方向Di上にある
タップとなっているSD画素すべて(中心画素を含む)
の中から最大値と最小値(最大の画素値と最小の画素
値)が検出され、その最大値と最小値との差分が、ダイ
ナミックレンジDRiとして求められる。
【0091】ダイナミックレンジDRiの算出後は、ス
テップS35に進み、そのダイナミックレンジDR
iが、あらかじめ設定された閾値thより大であるかど
うかが判定される。ステップS35において、ダイナミ
ックレンジDRiが閾値th以下であると判定された場
合、即ち、方向Di上にあるタップとなっているSD画
素どうしの間に、それほど大きな変化がなく、従って、
方向Di上のタップに、定常性が認められる場合、ステ
ップS36に進み、方向Di上のタップどうしの間隔
が、例えば、1画素分だけ拡がるように、中心画素を除
く、タップを構成するSD画素が変更される。そして、
ステップS34に進み、以下、同様の処理が繰り返され
る。
【0092】また、ステップS35において、ダイナミ
ックレンジDRiが閾値thより大であると判定された
場合、即ち、方向Di上にあるタップとなっているSD
画素どうしの間に、比較的大きな変化があり、従って、
方向Di上のタップに、定常性がないと認められる場
合、ステップS37に進み、変数iが1だけインクリメ
ントされる。そして、ステップS38に進み、変数i
が、ステップS32で検出された方向の総数I以下であ
るかどうかが判定される。
【0093】ステップS38において、変数iがI以下
であると判定された場合、即ち、ステップS32で検出
されたすべての方向について、まだ、ダイナミックレン
ジが閾値thより大となるSD画素がタップとされてい
ない場合、ステップS34に戻り、以下、同様の処理が
繰り返される。
【0094】一方、ステップS38において、変数iが
I以下でないと判定された場合、即ち、ステップS32
で検出されたすべての方向について、ダイナミックレン
ジが閾値thより大となるSD画素がタップとされた場
合、ステップS39に進み、いま、タップを構成してい
るSD画素の位置に関する情報が、タップ情報として、
クラスタップ生成回路2および予測タップ生成回路3に
出力され、リターンする。
【0095】以上のようなタップ決定処理の第2の実施
の形態によれば、クラスタップ生成回路2および予測タ
ップ生成回路3において、例えば、図9に示すようなタ
ップが構成されることになる。
【0096】即ち、図9(A)は、図7(A)と同様
に、基本タップを示しており、従って、中心画素となっ
ているSD画素に対して、方向D1については、その方
向に隣接する2つのSD画素が、また、方向D9につい
ても、その方向に隣接する2つのSD画素が、タップと
なっている。
【0097】図9(B)は、図9(A)の基本タップか
ら、図8のタップ決定処理によって構成されるタップを
示しており、方向D1およびD9のいずれについても、そ
のダイナミックレンジDR1およびDR9を閾値thより
大とするようなSD画素がタップとなっている。
【0098】なお、図8および図9の実施の形態では、
方向Di上にあるタップとなっているSD画素のうちの
最大値と最小値との差分であるダイナミックレンジDR
iが閾値thより大となるように、タップとなるSD画
素どうしの間隔を拡げるようにしたが、その他、例え
ば、方向Di上にあるタップとなっているSD画素の隣
接するものどうしの差分が閾値thより大となるよう
に、タップとなるSD画素どうしの間隔を拡げるように
すること等も可能である。
【0099】次に、図10のフローチャートを参照し
て、タップ決定回路7で行われる、図5のステップS1
におけるタップ決定処理の第3の実施の形態について説
明する。
【0100】タップ決定回路7では、ステップS41乃
至S43において、図6のステップS11乃至S13に
おける場合とそれぞれ同様の処理が行われる。これによ
り、基本タップの設定、中心画素を始点とする、基本タ
ップの他のSD画素を通る16の方向D1乃至D16の検
出、およびその検出された方向を表す変数iの初期化が
行われる。
【0101】そして、ステップS44に進み、方向Di
上にある基本タップとなっているSD画素(の画素値)
を近似する関数としての、例えば、直線(以下、適宜、
近似直線という)Liが求められ、ステップS45に進
む。ステップS45では、方向Di上のタップとなって
いるSD画素(中心画素を含む)それぞれの、近似直線
iに対する誤差(例えば、自乗誤差)が求められ、さ
らに、その誤差の積算値が求められる。そして、ステッ
プS46に進み、その誤差の積算値が、所定の閾値より
大であるかどうかが判定される。
【0102】ステップS46において、誤差の積算値が
所定の閾値より大でないと判定された場合、即ち、方向
i上にあるタップとなっているSD画素どうしの間
に、それほど大きな変化がなく、定常性が認められる場
合、ステップS47に進み、方向Di上の、中心画素以
外のタップすべてが、その方向Diに沿って(外側
に)、例えば、1画素分だけ移動される。そして、ステ
ップS45に進み、以下、同様の処理が繰り返される。
【0103】また、ステップS46において、誤差の積
算値が所定の閾値より大であると判定された場合、即
ち、方向Di上にあるタップとなっているSD画素どう
しの間に、比較的大きな変化があり、定常性が認められ
ない場合、ステップS48に進み、変数iが1だけイン
クリメントされる。そして、ステップS49に進み、変
数iが、ステップS42で検出された方向の総数I以下
であるかどうかが判定される。
【0104】ステップS49において、変数iがI以下
であると判定された場合、即ち、ステップS42で検出
されたすべての方向について、まだ、誤差の積算値が所
定の閾値より大となるSD画素がタップとされていない
場合、ステップS44に戻り、以下、同様の処理が繰り
返される。
【0105】一方、ステップS49において、変数iが
I以下でないと判定された場合、即ち、ステップS42
で検出されたすべての方向について、誤差の積算値が所
定の閾値より大となるSD画素がタップとされた場合、
ステップS50に進み、いまタップを構成しているSD
画素の位置に関する情報が、タップ情報として、クラス
タップ生成回路2および予測タップ生成回路3に出力さ
れ、リターンする。
【0106】以上のようなタップ決定処理の第3の実施
の形態によれば、クラスタップ生成回路2および予測タ
ップ生成回路3において、例えば、図11に示すような
タップが構成されることになる。
【0107】即ち、図11(A)は、図7(A)と同様
に、基本タップを示しており、従って、中心画素となっ
ているSD画素に対して、方向D1については、その方
向に隣接する2つのSD画素が、また、方向D9につい
ても、その方向に隣接する2つのSD画素が、タップと
なっている。
【0108】図11(B)は、図11(A)の基本タッ
プから、図10のタップ決定処理によって構成されるタ
ップを示しており、方向D1およびD9のいずれについて
も、その近似直線L1およびL9に対する誤差の積算値を
所定の閾値より大とするようなSD画素がタップとなっ
ている。
【0109】なお、図10および図11の実施の形態で
は、方向Di上にある、基本タップとなっているSD画
素を近似する直線Liに対する、タップを構成するSD
画素の誤差の積算値に基づいて、タップを構成させるS
D画素を決定するようにしたが、その他、例えば、誤差
の分散等に基づいて、タップを構成させるSD画素を決
定するようにすることも可能である。
【0110】また、図10の実施の形態では、ステップ
S47において、方向Di上の、中心画素以外のタップ
すべてを、その方向Diに沿って、例えば、1画素分だ
け移動するようにしたが、ステップS47では、その
他、例えば、方向Di上のタップどうしの間隔を、例え
ば1画素分拡げるように、タップを移動するようにして
も良い。
【0111】さらに、図10および図11の実施の形態
では、方向Di上にある、基本タップとなっているSD
画素を近似する関数として、直線を求め、その直線に対
する誤差に基づいて、タップを決定するようにしたが、
その他、例えば、2以上の方向にある、基本タップとな
っているSD画素を近似する関数である平面や曲面を求
め、その平面や曲面に対する誤差に基づいて、タップを
決定するようにすることも可能である。
【0112】次に、図12は、図1の係数RAM5に記憶
させるクラスごとの予測係数を求める学習装置の一実施
の形態の構成例を示している。
【0113】フレームメモリ61には、教師データyと
なる原画像(ここでは、解像度の高いHD画像)が、例
えば、フレーム単位で供給されるようになっており、フ
レームメモリ61は、その原画像を、一時記憶するよう
になっている。間引き回路62は、フレームメモリ61
に記憶された、予測係数の学習において教師データyと
なる原画像を読み出し、その原画像を構成する画素数を
間引くことにより、生徒データとしての、解像度の低い
SD画像を生成するようになっている。印3、間引き回
路62は、例えば、図2に×印で示したHD画像の、横
と縦の画素数を、それぞれ1/2に間引くことにより、
同じく図2に○印で示すSD画素を生成するようになっ
ている。このSD画像は、フレームメモリ63に供給さ
れるようになっている。
【0114】フレームメモリ63は、間引き回路62か
らのSD画像を一時記憶するようになっている。なお、
フレームメモリ61および63は、図1のフレームメモ
リ1と同様に構成されている。
【0115】クラスタップ生成回路64または予測タッ
プ生成回路65は、フレームメモリ63に記憶されたS
D画像を構成するSD画素を用い、図1のクラスタップ
生成回路2または予測タップ生成回路3と同様に、タッ
プ決定回路72からのタップ情報にしたがって、注目画
素となっている教師データについて、クラスタップまた
は予測タップを構成し、クラス分類回路66または加算
回路67にそれぞれ供給するようになっている。なお、
予測タップは、加算回路67にも供給されるようになっ
ている。
【0116】クラス分類回路66は、図1のクラス分類
回路4と同様に構成され、クラスタップ生成回路64か
らのクラスタップに基づいて、注目画素をクラス分類
し、対応するクラスコードを、予測タップメモリ68お
よび教師データメモリ70に対して、アドレスとして与
えるようになっている。
【0117】加算回路67は、クラス分類回路66が出
力するクラスコードに対応するアドレスの記憶値を、予
測タップメモリ68から読み出し、その記憶値と、予測
タップ生成回路65からの予測タップを構成するSD画
素(の画素値)とを加算することで、式(7)の正規方
程式の左辺における、予測係数wの乗数となっているサ
メーション(Σ)に相当する演算を行う。そして、加算
回路67は、その演算結果を、クラス分類回路66が出
力するクラスコードに対応するアドレスに、上書きする
形で記憶させるようになっている。
【0118】予測タップメモリ68は、クラス分類回路
66が出力するクラスに対応するアドレスの記憶値を読
み出し、加算回路67に供給するとともに、そのアドレ
スに、加算回路67の出力値を記憶するようになってい
る。
【0119】加算回路69は、フレームメモリ61に記
憶された原画像を構成する原画素のうちの、注目画素
を、教師データyとして読み出すとともに、クラス分類
回路66が出力するクラスコードに対応するアドレスの
記憶値を、教師データメモリ70から読み出し、その記
憶値と、フレームメモリ61から読み出した教師データ
(原画素)yとを加算することで、式(7)の正規方程
式の右辺におけるサメーション(Σ)に相当する演算を
行う。そして、加算回路69は、その演算結果を、クラ
ス分類回路66が出力するクラスコードに対応するアド
レスに、上書きする形で記憶させるようになっている。
【0120】なお、加算回路67および69では、式
(7)における乗算も行われる。即ち、加算器67で
は、予測タップを構成するSD画素xどうしの乗算も行
われ、また、加算器69では、予測タップを構成するS
D画素xと、教師データyとの乗算も行われる。従っ
て、加算器69では、予測タップを構成するSD画素x
が必要となるが、これは、上述のように、予測タップ生
成回路65から供給されるようになっている。
【0121】教師データメモリ70は、クラス分類回路
66が出力するクラスコードに対応するアドレスの記憶
値を読み出し、加算回路69に供給するとともに、その
アドレスに、加算回路69の出力値を記憶するようにな
っている。
【0122】演算回路71は、予測タップメモリ68ま
たは教師データメモリ70それぞれから、各クラスコー
ドに対応するアドレスに記憶されている記憶値を順次読
み出し、式(7)に示した正規方程式をたてて、これを
解くことにより、クラスごとの予測係数を求めるように
なっている。即ち、演算回路71は、予測タップメモリ
68または教師データメモリ70それぞれの、各クラス
コードに対応するアドレスに記憶されている記憶値か
ら、式(7)の正規方程式をたて、これを解くことによ
り、クラスごとの予測係数を求めるようになっている。
【0123】タップ決定回路72は、図1のタップ決定
回路7と同様のタップ決定処理を行うことで、クラスタ
ップ生成回路64および予測タップ生成回路65に生成
させるタップに関するタップ情報を決定し、クラスタッ
プ生成回路64および予測タップ生成回路65に供給す
るようになっている。
【0124】次に、図13のフローチャートを参照し
て、図12の学習装置において行われる、クラスごとの
予測係数を求める学習処理について説明する。
【0125】学習装置には、教師データとなる原画像
(動画像)としてのHD画像が、フレーム単位で供給さ
れるようになっており、そのHD画像は、フレームメモ
リ61において順次記憶されていく。そして、フレーム
メモリ61に記憶された原画像としてのHD画像は、ス
テップS61において、間引き回路62に供給され、そ
こで、SD画像とされる。このSD画像は、生徒データ
として、間引き回路62からフレームメモリ63に供給
されて記憶される。
【0126】そして、タップ決定回路72は、フレーム
メモリ63に記憶されたSD画像のフレームに対応する
HD画像のフレームの所定のHD画素を注目画素とし、
ステップS62において、図1のタップ決定回路7にお
ける場合と同様にして、その注目画素についてのタップ
を構成させるSD画素を決定し、そのSD画素に関する
タップ情報を、クラスタップ生成回路64および予測タ
ップ生成回路65に出力する。
【0127】クラスタップ生成回路64または予測タッ
プ生成回路65では、ステップS63において、タップ
決定回路72からのタップ情報にしたがい、注目画素に
ついてのクラスタップまたは予測タップを構成させるS
D画素が、フレームメモリ63から読み出され、クラス
タップまたは予測タップがそれぞれ構成される。そし
て、クラスタップは、クラス分類回路66に供給され、
予測タップは、加算回路67および69に供給される。
【0128】クラス分類回路66では、ステップS64
において、図1のクラス分類回路4における場合と同様
にして、クラスタップ生成回路64からのクラスタップ
を用いて、注目画素がクラス分類され、そのクラス分類
結果としてのクラスコードが、予測タップメモリ68お
よび教師データメモリ70に対して、アドレスとして与
えられる。
【0129】そして、ステップS65に進み、予測タッ
プ(生徒データ)、教師データの足し込みが行われる。
【0130】即ち、ステップS65では、予測タップメ
モリ68は、クラス分類回路66が出力するクラスコー
ドに対応するアドレスの記憶値を読み出し、加算回路6
7に供給する。加算回路67は、予測タップメモリ68
から供給される記憶値と、予測タップ生成回路65から
供給されるの予測タップを構成するSD画素とを用い
て、式(7)の正規方程式の左辺における、予測係数の
乗数となっているサメーション(Σ)に相当する演算を
行う。そして、加算回路67は、その演算結果を、クラ
ス分類回路66が出力するクラスコードに対応する、予
測タップメモリ68のアドレスに、上書きする形で記憶
させる。
【0131】さらに、ステップS65では、教師データ
メモリ70は、クラス分類回路66が出力するクラスコ
ードに対応するアドレスの記憶値を読み出し、加算回路
69に供給する。加算回路69は、フレームメモリ61
から、注目画素を読み出し、その読み出した注目画素と
なっているHD画素、予測タップ、および教師データメ
モリ70から供給された記憶値を用いて、式(7)の正
規方程式の右辺におけるサメーション(Σ)に相当する
演算を行う。そして、加算回路69は、その演算結果
を、クラス分類回路66が出力するクラスコードに対応
する、教師データメモリ70のアドレスに、上書きする
形で記憶させる。
【0132】その後、ステップS66に進み、注目画素
のフレームを構成するすべてのHD画素を、注目画素と
して処理を行ったか否かが判定され、まだ行っていない
と判定された場合、ステップS62に戻り、まだ注目画
素としていないHD画素を、新たに注目画素として、以
下、同様の処理が繰り返される。
【0133】また、ステップS66において、注目画素
のフレームを構成するすべてのHD画素を、注目画素と
して処理を行ったと判定された場合、ステップS67に
進み、次に処理すべきHD画像のフレームが、フレーム
メモリ61に記憶されているかどうかが判定される。ス
テップS67において、次に処理すべきHD画像のフレ
ームが、フレームメモリ61に記憶されていると判定さ
れた場合、ステップS61に戻り、その、次に処理すべ
きHD画像のフレームを対象に、同様の処理が繰り返さ
れる。
【0134】また、ステップS67において、次に処理
すべきHD画像のフレームが、フレームメモリ61に記
憶されていないと判定された場合、即ち、あらかじめ学
習用に用意しておいたすべてのHD画像を用いて処理を
行った場合、ステップS68に進み、演算回路71は、
予測タップメモリ68または教師データメモリ70それ
ぞれから、各クラスコードに対応するアドレスに記憶さ
れている記憶値を順次読み出し、式(7)に示した正規
方程式をたてて、これを解くことにより、クラスごとの
予測係数を求める。さらに、演算回路71は、ステップ
S69において、その求めたクラスごとの予測係数を出
力して、学習処理を終了する。
【0135】なお、以上のような予測係数の学習処理に
おいて、予測係数を求めるのに必要な数の正規方程式が
得られないクラスが生じる場合があり得るが、そのよう
なクラスについては、例えば、デフォルトの予測係数を
出力するようにすること等が可能である。
【0136】以上のように、タップを構成するSD画素
の波形特性に基づいて、そのタップを構成させるSD画
素を決定するようにしたので、例えば、注目画素の性質
を十分に反映したクラス分けを行うためのクラスタップ
や、予測値の予測誤差を小さくする予測タップの構成が
可能となり、その結果、クラス分類適応処理の処理性能
を向上させることができる。
【0137】次に、上述した一連の処理は、ハードウェ
アにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行う
こともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う
場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、
専用のハードウェアとしての画素処理装置や学習装置に
組み込まれているコンピュータ、または各種のプログラ
ムをインストールすることで各種の処理を行う汎用のコ
ンピュータ等にインストールされる。
【0138】そこで、図14を参照して、上述した一連
の処理を実行するプログラムをコンピュータにインスト
ールし、コンピュータによって実行可能な状態とするた
めに用いられる媒体について説明する。
【0139】プログラムは、図14(A)に示すよう
に、コンピュータ101に内蔵されている記録媒体とし
てのハードディスク102や半導体メモリ103に予め
インストールした状態でユーザに提供することができ
る。
【0140】あるいはまた、プログラムは、図14
(B)に示すように、フロッピーディスク111、CD-R
OM(Compact Disc Read Only Memory)112,MO(Magnet
o optical)ディスク113,DVD(Digital Versatile Di
sc)114、磁気ディスク115、半導体メモリ116
などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納し、パ
ッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0141】さらに、プログラムは、図14(C)に示
すように、ダウンロードサイト121から、ディジタル
衛星放送用の人工衛星122を介して、コンピュータ1
01に無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、
インターネットといったネットワーク131を介して、
コンピュータ123に有線で転送し、コンピュータ10
1において、内蔵するハードディスク102などに格納
させるようにすることができる。
【0142】本明細書における媒体とは、これら全ての
媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0143】また、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、必ずしもフロ
ーチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理
する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理
(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)
も含むものである。
【0144】次に、図15は、図14のコンピュータ1
01の構成例を示している。
【0145】コンピュータ101は、図15に示すよう
に、CPU(Central Processing Unit)142を内蔵してい
る。CPU142には、バス141を介して、入出力イン
タフェース145が接続されており、CPU142は、入
出力インタフェース145を介して、ユーザによって、
キーボードやマウス等で構成される入力部147が操作
されることにより指令が入力されると、それにしたがっ
て、図14(A)の半導体メモリ103に対応するROM
(Read Only Memory)143に格納されているプログラム
を実行する。あるいは、また、CPU142は、ハードデ
ィスク102に格納されているプログラム、衛星122
若しくはネットワーク131から転送され、通信部14
8で受信されてハードディスク102にインストールさ
れたプログラム、またはドライブ149に装着されたフ
ロッピディスク111、CD-ROM112、MOディスク11
3、DVD114、若しくは磁気ディスク115から読み
出されてハードディスク102にインストールされたプ
ログラムを、RAM(Random Access Memory)144にロー
ドして実行する。そして、CPU142は、その処理結果
を、例えば、入出力インタフェース145を介して、LC
D(Liquid CryStal Display)等で構成される表示部14
6に、必要に応じて出力する。
【0146】なお、クラス分類適用処理は、教師データ
と生徒データとを用いて、クラスごとに予測係数を求め
る学習を行い、その予測係数と入力データとを用いた線
形一次予測により、入力データから、教師データの予測
値を求めるものであるから、学習に用いる教師データお
よび生徒データによって、所望の予測値を求めるための
予測係数を得ることが可能となる。即ち、例えば、教師
データとして、ぼけのない画像を用いるとともに、生徒
データとして、その画像にぼけを付加した画像を用いる
ことで、ぼけを改善する予測係数を得ることができる。
また、例えば、教師データとして、ノイズを含まない画
像を用いるとともに、生徒データとして、その画像にノ
イズを付加した画像を用いることで、ノイズの除去を行
う予測係数を得ることができる。従って、本発明は、上
述したような解像度を向上させる場合の他、ノイズを除
去する場合や、ぼけを改善する場合、その他、例えば波
形等化を行う場合等に適用可能である。
【0147】また、本実施の形態では、動画像を、クラ
ス分類適用処理の対象としたが、動画像の他、静止画、
さらには、音声や、記録媒体から再生された信号(RF(R
adioFrequency)信号)等を対象とすることも可能であ
る。
【0148】さらに、本実施の形態では、クラスタップ
および予測タップは、同一のタップ情報にしたがって構
成されることから、同一の画素で構成されることになる
が、クラスタップと予測タップとは、異なる構成とする
こと、即ち、異なるタップ情報にしたがって構成するこ
とも可能である。
【0149】また、本実施の形態では、クラスタップお
よび予測タップのいずれも、タップ情報にしたがい、注
目画素から見て可変の位置のSD画素で構成するように
したが、クラスタップまたは予測タップのうちのいずれ
か一方は、注目画素から見て固定の位置のSD画素で構
成することが可能である。
【0150】さらに、本実施の形態では、タップを構成
しているSD画素が極値かどうかや、そのダイナミック
レンジ、近似直線等に対する誤差に基づいて、タップを
構成させるSD画素を決定するようにしたが、それら以
外の、タップを構成しているSD画素の波形上の特徴
(波形特性)に基づいて、タップを構成させるSD画素
を決定することが可能である。
【0151】また、本実施の形態では、中心画素を始点
とする各方向ごとに、タップを構成させるSD画素を決
定するようにしたが、タップを構成させる画素は、必ず
しも、そのような方向ごとに決定する必要はない。
【0152】さらに、本実施の形態では、画像処理装置
と、その画像処理装置で用いるクラスごとの予測係数を
学習する学習装置とを、別々の装置として構成するよう
にしたが、これらの画像処理装置と学習装置とは一体的
に構成することも可能である。そして、この場合、学習
装置には、リアルタイムで学習を行わせ、画像処理装置
で用いる予測係数を、リアルタイムで更新させるように
することが可能である。
【0153】また、本実施の形態では、係数RAM5に、
あらかじめクラスごとの予測係数を記憶させておくよう
にしたが、この予測係数は、例えば、入力画像(SD画
像)とともに、画像処理装置に供給するようにすること
も可能である。
【0154】さらに、クラスタップおよび予測タップ
は、空間方向および時間方向のいずれの方向にある画素
を用いて構成することも可能である。
【0155】なお、学習処理では、上述したように、予
測タップを用いて、式(7)のサメーション(Σ)に相
当する足し込みが行われるが、注目画素から見て異なる
位置のSD画素で構成される予測タップを用いた足し込
みは、それらの予測タップの、対応する画素どうしを対
象に行われる。
【0156】即ち、図3に示したように、基本タップ
を、中心画素を中心とする5×5画素の25画素で構成
するとすると、本実施の形態では、図3に示した16の
方向D 1乃至D16それぞれの上にある任意の画素で、予
測タップが構成される。従って、ある予測タップと、他
の予測タップとは、中心画素から見て異なる位置にある
画素で構成されるが、この場合、例えば、ある予測タッ
プにおいて、方向D1の、中心画素から1番目にあるタ
ップとしての画素は、他の予測タップにおいて、方向D
1の、中心画素から1番目にあるタップとしての画素と
足し込まれる。
【0157】さらに、クラス分類も、同様の観点から行
われる。即ち、例えば、あるクラスタップを構成する各
方向のタップとしての各画素(の画素値)が、他のクラ
スタップを構成する、対応する方向の、中心画素から対
応する順番にあるタップとしての画素それぞれに等しい
場合は、その2つのクラスタップそれぞれを用いたクラ
ス分類結果は、同一になる(同一のクラスにクラス分類
される)。
【0158】
【発明の効果】以上の如く、本発明の第1のデータ処理
装置およびデータ処理方法、並びに媒体によれば、入力
データの波形特性に基づいて、入力データから抽出する
複数のデータが決定され、その決定にしたがい、予測値
を求めようとする出力データである注目出力データにつ
いて、複数のデータが、入力データから抽出される。そ
して、その抽出された複数のデータに基づいて、注目出
力データの予測値が求められる。従って、注目出力デー
タに近い予測値を求めることが可能となる。
【0159】本発明の第2のデータ処理装置およびデー
タ処理方法、並びに媒体によれば、予測係数の学習のた
めの教師となる教師データから、生徒となる生徒データ
が生成され、その生徒データの波形特性に基づいて、生
徒データから抽出する複数のデータが決定される。そし
て、その決定にしたがい、予測値を求めようとする教師
データである注目教師データについて、複数のデータ
が、生徒データから抽出され、その抽出された複数のデ
ータに基づいて、予測係数が求められる。従って、教師
データに近い予測値を求めることが可能な予測係数を得
ることが可能となる。
【0160】本発明の第3のデータ処理装置によれば、
入力データの波形特性に基づいて、入力データから抽出
する複数のデータが決定され、その決定にしたがい、予
測値を求めようとする出力データである注目出力データ
について、第1の複数のデータが、入力データから抽出
される。そして、その抽出された第1の複数のデータに
基づいて、注目出力データの予測値が求められる。一
方、予測係数の学習のための教師となる教師データか
ら、生徒となる生徒データが生成され、その生徒データ
の波形特性に基づいて、生徒データから抽出する複数の
データが決定される。そして、その決定にしたがい、予
測値を求めようとする教師データである注目教師データ
について、第2の複数のデータが、生徒データから抽出
され、その抽出された複数のデータに基づいて、予測係
数が求められる。従って、その予測係数を用いること
で、注目出力データに近い予測値を求めることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像処理装置の一実施の形態
の構成例を示すブロック図である。
【図2】基本タップを示す図である。
【図3】図1のタップ決定回路7の処理を説明するため
の図である。
【図4】図1のタップ決定回路7の処理を説明するため
の図である。
【図5】図1の画像処理装置による解像度改善処理を説
明するためのフローチャートである。
【図6】図5のステップS1における第1のタップ決定
処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】図5のステップS1における第1のタップ決定
処理を説明するための図である。
【図8】図5のステップS1における第2のタップ決定
処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】図5のステップS1における第2のタップ決定
処理を説明するための図である。
【図10】図5のステップS1における第3のタップ決
定処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】図5のステップS1における第3のタップ決
定処理を説明するための図である。
【図12】本発明を適用した学習装置の一実施の形態の
構成例を示すブロック図である。
【図13】図12の学習装置による学習処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図14】本発明を適用した媒体を説明するための図で
ある。
【図15】図14のコンピュータ101の構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 フレームメモリ, 2 クラスタップ生成回路,
3 予測タップ生成回路, 4 クラス分類回路, 5
係数RAM, 6 予測演算回路, 7 タップ決定回
路, 61 フレームメモリ, 62 間引き回路,
63 フレームメモリ, 64 クラスタップ生成回
路, 65 予測タップ生成回路, 66クラス分類回
路, 67 加算回路, 68 予測タップメモリ,
69 加算回路, 70 教師データメモリ, 71
演算回路, 72 タップ決定回路, 101 コンピ
ュータ, 102 ハードディスク, 103 半導体
メモリ, 111 フロッピーディスク, 112 CD
-ROM, 113 MOディスク, 114 DVD, 11
5 磁気ディスク, 116 半導体メモリ, 121
ダウンロードサイト, 122 衛星, 131 ネ
ットワーク, 141 バス, 142 CPU, 14
3 ROM, 144 RAM, 145 入出力インタフェ
ース, 146 表示部, 147 入力部, 148
通信部,149 ドライブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA28 CA19 CE09 CG03 CH08 CH11 DC07 DC09 5C021 PA53 PA56 PA66 PA67 PA72 PA76 PA79 RB00 RB05 RB08 XB07 YA01 YB04 YC08 ZA11

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データを処理して、その入力データ
    に対する出力データを予測するデータ処理装置であっ
    て、 前記入力データの波形特性に基づいて、前記入力データ
    から抽出する複数のデータを決定する決定手段と、 前記決定手段における決定にしたがい、予測値を求めよ
    うとする前記出力データである注目出力データについ
    て、複数のデータを、前記入力データから抽出する抽出
    手段と、 前記抽出手段において抽出された複数のデータに基づい
    て、前記注目出力データの予測値を求める予測手段とを
    含むことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記抽出手段において抽出された複数の
    データに基づき、前記注目出力データについてクラス分
    類を行い、対応するクラスコードを出力するクラス分類
    手段をさらに含み、 前記予測手段は、前記クラスコードに対応する所定の予
    測係数を用いて、前記注目出力データの予測値を求める
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記予測手段は、前記予測係数を用い
    て、前記注目出力データを、線形一次予測することを特
    徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記予測手段は、前記予測係数と、前記
    抽出手段において抽出された複数のデータとを用いて、
    前記注目出力データを、線形一次予測することを特徴と
    する請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記クラスコードごとに、前記予測係数
    を記憶している予測係数記憶手段をさらに含むことを特
    徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記決定手段は、前記入力データの極値
    を検出し、その検出結果に基づいて、前記入力データか
    ら抽出する複数のデータを決定することを特徴とする請
    求項1に記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記決定手段は、前記入力データどうし
    の差分値を演算し、その演算結果に基づいて、前記入力
    データから抽出する複数のデータを決定することを特徴
    とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記決定手段は、前記入力データを近似
    する関数に対する前記入力データの誤差を演算し、その
    演算結果に基づいて、前記入力データから抽出する複数
    のデータを決定することを特徴とする請求項1に記載の
    データ処理装置。
  9. 【請求項9】 前記入力データおよび出力データは、画
    像データであることを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記抽出手段は、前記入力データとし
    ての画像データから、前記注目出力データとしての画素
    に対して、空間的または時間的に周辺にある画素を抽出
    することを特徴とする請求項9に記載のデータ処理装
    置。
  11. 【請求項11】 入力データを処理して、その入力デー
    タに対する出力データを予測するデータ処理方法であっ
    て、 前記入力データの波形特性に基づいて、前記入力データ
    から抽出する複数のデータを決定する決定ステップと、 前記決定ステップにおける決定にしたがい、予測値を求
    めようとする前記出力データである注目出力データにつ
    いて、複数のデータを、前記入力データから抽出する抽
    出ステップと、 前記抽出ステップにおいて抽出された複数のデータに基
    づいて、前記注目出力データの予測値を求める予測ステ
    ップとを含むことを特徴とするデータ処理方法。
  12. 【請求項12】 入力データを処理して、その入力デー
    タに対する出力データを予測するデータ処理を行うため
    のプログラムを、コンピュータに実行させる媒体であっ
    て、 前記入力データの波形特性に基づいて、前記入力データ
    から抽出する複数のデータを決定する決定ステップと、 前記決定ステップにおける決定にしたがい、予測値を求
    めようとする前記出力データである注目出力データにつ
    いて、複数のデータを、前記入力データから抽出する抽
    出ステップと、 前記抽出ステップにおいて抽出された複数のデータに基
    づいて、前記注目出力データの予測値を求める予測ステ
    ップとを含むことを特徴とするプログラムを、前記コン
    ピュータに実行させる媒体。
  13. 【請求項13】 入力データを処理し、その入力データ
    に対する出力データを予測するのに用いる予測係数を学
    習するデータ処理装置であって、 前記予測係数の学習のための教師となる教師データか
    ら、生徒となる生徒データを生成する生成手段と、 前記生徒データの波形特性に基づいて、前記生徒データ
    から抽出する複数のデータを決定する決定手段と、 前記決定手段における決定にしたがい、予測値を求めよ
    うとする前記教師データである注目教師データについ
    て、複数のデータを、前記生徒データから抽出する抽出
    手段と、 前記抽出手段において抽出された複数のデータに基づい
    て、前記予測係数を求める演算手段とを含むことを特徴
    とするデータ処理装置。
  14. 【請求項14】 前記抽出手段において抽出された複数
    のデータに基づき、前記注目教師データについてクラス
    分類を行い、対応するクラスコードを出力するクラス分
    類手段をさらに含み、 前記演算手段は、前記抽出手段において抽出された複数
    のデータを用いて、前記クラスコードごとに、前記予測
    係数を求めるを含むことを特徴とする請求項13に記載
    のデータ処理装置。
  15. 【請求項15】 前記演算手段は、線形一次予測によっ
    て、前記教師データが得られるようにするための前記予
    測係数を求めることを特徴とする請求項13に記載のデ
    ータ処理装置。
  16. 【請求項16】 前記演算手段は、前記抽出手段におい
    て抽出された複数のデータを用いての線形一次予測によ
    って、前記教師データが得られるようにするための前記
    予測係数を求めることを特徴とする請求項15に記載の
    データ処理装置。
  17. 【請求項17】 前記決定手段は、前記生徒データの極
    値を検出し、その検出結果に基づいて、前記生徒データ
    から抽出する複数のデータを決定することを特徴とする
    請求項13に記載のデータ処理装置。
  18. 【請求項18】 前記決定手段は、前記生徒データどう
    しの差分値を演算し、その演算結果に基づいて、前記生
    徒データから抽出する複数のデータを決定することを特
    徴とする請求項13に記載のデータ処理装置。
  19. 【請求項19】 前記決定手段は、前記生徒データを近
    似する関数に対する前記生徒データの誤差を演算し、そ
    の演算結果に基づいて、前記生徒データから抽出する複
    数のデータを決定することを特徴とする請求項13に記
    載のデータ処理装置。
  20. 【請求項20】 前記生徒データおよび教師データは、
    画像データであることを特徴とする請求項13に記載の
    データ処理装置。
  21. 【請求項21】 前記抽出手段は、前記生徒データとし
    ての画像データから、前記注目教師データとしての画素
    に対して、空間的または時間的に周辺にある画素を抽出
    することを特徴とする請求項20に記載のデータ処理装
    置。
  22. 【請求項22】 入力データを処理し、その入力データ
    に対する出力データを予測するのに用いる予測係数を学
    習するデータ処理方法であって、 前記予測係数の学習のための教師となる教師データか
    ら、生徒となる生徒データを生成する生成ステップと、 前記生徒データの波形特性に基づいて、前記生徒データ
    から抽出する複数のデータを決定する決定ステップと、 前記決定ステップにおける決定にしたがい、予測値を求
    めようとする前記教師データである注目教師データにつ
    いて、複数のデータを、前記生徒データから抽出する抽
    出ステップと、 前記抽出ステップにおいて抽出された複数のデータに基
    づいて、前記予測係数を求める演算ステップとを含むこ
    とを特徴とするデータ処理方法。
  23. 【請求項23】 入力データを処理し、その入力データ
    に対する出力データを予測するのに用いる予測係数を学
    習するデータ処理を行うためのプログラムを、コンピュ
    ータに実行させる媒体であって、 前記予測係数の学習のための教師となる教師データか
    ら、生徒となる生徒データを生成する生成ステップと、 前記生徒データの波形特性に基づいて、前記生徒データ
    から抽出する複数のデータを決定する決定ステップと、 前記決定ステップにおける決定にしたがい、予測値を求
    めようとする前記教師データである注目教師データにつ
    いて、複数のデータを、前記生徒データから抽出する抽
    出ステップと、 前記抽出ステップにおいて抽出された複数のデータに基
    づいて、前記予測係数を求める演算ステップとを含むこ
    とを特徴とするプログラムを、前記コンピュータに実行
    させる媒体。
  24. 【請求項24】 入力データを処理して、その入力デー
    タに対する出力データを予測する第1の装置と、 前記出力データを予測するのに用いる予測係数を学習す
    る第2の装置とを備えるデータ処理装置であって、 前記第1の装置は、 前記入力データの波形特性に基づいて、前記入力データ
    から抽出する複数のデータを決定する第1の決定手段
    と、 前記第1の決定手段における決定にしたがい、予測値を
    求めようとする前記出力データである注目出力データに
    ついて、第1の複数のデータを、前記入力データから抽
    出する第1の抽出手段と、 前記第1の抽出手段において抽出された第1の複数のデ
    ータに基づいて、前記注目出力データの予測値を求める
    予測手段とを含み、 前記第2の装置は、 前記予測係数の学習のための教師となる教師データか
    ら、生徒となる生徒データを生成する生成手段と、 前記生徒データの波形特性に基づいて、前記生徒データ
    から抽出する複数のデータを決定する第2の決定手段
    と、 前記第2の決定手段における決定にしたがい、予測値を
    求めようとする前記教師データである注目教師データに
    ついて、第2の複数のデータを、前記生徒データから抽
    出する第2の抽出手段と、 前記第2の抽出手段において抽出された複数のデータに
    基づいて、前記予測係数を求める演算手段とを含むこと
    を特徴とするデータ処理装置。
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