JP2003318871A - 交換機の網同期システム、及びそれに用いる網同期出力装置とその網同期方法 - Google Patents

交換機の網同期システム、及びそれに用いる網同期出力装置とその網同期方法

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JP2003318871A
JP2003318871A JP2002123113A JP2002123113A JP2003318871A JP 2003318871 A JP2003318871 A JP 2003318871A JP 2002123113 A JP2002123113 A JP 2002123113A JP 2002123113 A JP2002123113 A JP 2002123113A JP 2003318871 A JP2003318871 A JP 2003318871A
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薫 須藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】網同期データ送信装置を有する交換機に何ら変
更を加えずに、網同期用クロック信号を直接受信する伝
送装置に対する従属同期制御を可能とする。 【解決手段】網同期出力装置1は、電子交換機2が上位
局で網同期用回線データを配下のクロック信号を直接受
信する伝送装置5に送信する場合、網同期用の回線デー
タから網同期用クロック信号を抽出することにより、伝
送装置には網同期用クロック信号に変換して送信する。
また、網同期出力装置は、クロック信号の抽出機能だけ
でなく受信回線データのスルー(中継)出力機能も有
り、伝送装置5のデータ入力とすることができる。ある
いは、このスルー出力の回線データを、受信データ同期
方式の伝送装置へ供給し、網同期用クロック信号の抽出
を行わせることができる。これにより、2種類の同期方
式の伝送装置が混在する場合でも、容易に対応すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交換機の網同期シス
テム、及びそれに用いる網同期出力装置とその網同期方
法に関し、特に伝送すべきデータを網同期用のクロック
信号の抽出可能な符号則で符号化し回線データとして出
力する上位装置(交換機)に、クロック信号を伝送対象
のデータとは別に受信して従属同期を行う伝送装置を接
続可能とした網同期出力装置と、その網同期方法と、そ
れを用いた網同期システムとに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子交換機が上位局となり、配下
の伝送装置が従属同期する方法として、以下に示す2種
類の方式がある。
【0003】(1)図4に示すように、電子交換機2の
網同期データ送信装置20からの網同期用回線データか
ら、配下の伝送装置4が同期用クロック信号を抽出し、
そのクロック信号により伝送装置4を電子交換機2に従
属同期させる方式。この伝送装置4は、回線データ受信
装置40の同期クロック抽出回路43により、受信トラ
ンス41、ラインレシーバ42を通して受信した回線デ
ータから同期用クロック信号を抽出する。
【0004】(2)図5に示すように、電子交換機3の
網同期クロック送信装置31からの網同期用クロック信
号を受信し、そのクロック信号により配下の伝送装置5
が電子交換機3に従属同期する方式。この伝送装置5
は、クロック受信装置50の同期クロックレベル変換回
路52により、受信トランス51を通して受信したクロ
ック信号のレベルを調整するだけでそのまま使用する。
【0005】今迄は、(1)の方式が採用されていた。
しかし、(1)の方式の場合、受信回線データにジッタ
が多いと、結局そのデータから抽出したクロック自体も
そのジッタを引きずってしまうことになる。一方、
(2)の方式のように回線データに比べてジッタの少な
い網同期用クロック信号を、網から直接受信すればその
ような事態は回避できるため、最近は(2)の方式が採
用されつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の(1)の方式から(2)の方式に変更する場合、次の
問題点があった。すなわち、電子交換機内の網同期デー
タ送信装置と網同期クロック送信装置とは構成が全く異
なるため、送信装置の変更が必要でそれに伴い電子交換
機の本体ソフトウェアまで変更しなければならなかっ
た。
【0007】本発明の目的は、網同期データ送信装置を
有する交換機に何ら変更を加えることなく、網同期用ク
ロック信号を直接受信する伝送装置に対する従属同期制
御を可能とする、交換機の網同期システム、及びそれに
用いる網同期出力装置とその網同期方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
網同期出力装置は、受信回線データから抽出した網同期
用のクロック信号に従い従属同期を行う第1の伝送装置
向けに第1の上位装置から送信された、伝送すべきデー
タが前記クロック信号の抽出可能な符号則で符号化され
た回線データを受信するデータ受信手段と、前記データ
受信手段で受信した回線データから前記クロック信号を
抽出し、第2の上位装置から伝送すべきデータとは別に
送信された網同期用のクロック信号に従い従属同期を行
う第2の伝送装置に対し、前記第2の上位装置に代わっ
て前記網同期用のクロック信号として出力するクロック
出力手段と、前記データ受信手段で受信した回線データ
を中継出力するデータ出力手段とを有する。
【0009】本発明の請求項2に係る網同期出力装置
は、請求項1に係る網同期出力装置において、前記デー
タ受信手段が、前記回線データの受信状況を監視し、デ
ータ断を検出すると、前記クロック出力手段及び前記デ
ータ出力手段を制御し、前記クロック信号及び回線デー
タの出力を抑制する構成を有する。
【0010】本発明の請求項3に係る網同期出力装置
は、請求項1に係る網同期出力装置において、前記デー
タ受信手段が、前記回線データの受信内容を監視し、ア
ラーム表示信号を検出すると、前記クロック出力手段に
対しては前記クロック信号の出力を抑制し、前記データ
出力手段に対しては前記アラーム表示信号の挿入された
前記回線データをそのまま出力させる構成を有する。
【0011】本発明の請求項4に係る交換機の網同期シ
ステムは、伝送すべきデータを網同期用のクロック信号
の抽出可能な符号則で符号化し回線データとして送信す
る交換機と、前記交換機からの回線データを受信し、前
記クロック信号を抽出し出力すると共に、前記回線デー
タを中継出力する請求項1乃至3のいずれか1項に係る
網同期出力装置と、前記網同期出力装置から出力された
前記クロック信号を受信し、当該クロック信号により前
記交換機に対する従属同期を行う伝送装置とを備える。
【0012】本発明の請求項5に係る交換機の網同期シ
ステムは、請求項4に係る交換機の網同期システムにお
いて、前記伝送装置が、前記網同期出力装置から中継出
力された前記回線データを伝送すべきデータとして入力
する構成を有する。
【0013】本発明の請求項6に係る交換機の網同期シ
ステムは、請求項4に係る交換機の網同期システムにお
いて、前記網同期出力装置から出力された前記クロック
信号を受信し、当該クロック信号により前記交換機に対
する従属同期を行う前記伝送装置の他に、前記網同期出
力装置から中継出力された前記回線データを受信し、当
該回線データから抽出したクロック信号により前記交換
機に対する従属同期を行う伝送装置を備える。
【0014】本発明の請求項7に係る網同期方法は、受
信回線データから抽出した網同期用のクロック信号に従
い従属同期を行う第1の伝送装置向けに第1の上位装置
から送信された、伝送すべきデータが前記クロック信号
の抽出可能な符号則で符号化された回線データを、網同
期出力装置で受信し前記クロック信号を抽出し、第2の
上位装置から伝送すべきデータとは別に送信された網同
期用のクロック信号に従い従属同期を行う第2の伝送装
置向けに、前記第2の上位装置に代わって前記網同期出
力装置から、抽出した前記クロック信号を前記網同期用
のクロック信号として出力する工程を有する。
【0015】本発明の請求項8に係る網同期方法は、請
求項7に係る網同期方法において、前記網同期出力装置
で受信した前記回線データを中継出力し、前記第2の伝
送装置に対する伝送すべきデータとして入力させる工程
を有する。
【0016】本発明の請求項9に係る網同期方法は、請
求項7に係る網同期方法において、前記網同期出力装置
で前記回線データの受信状況及び受信内容を監視し、デ
ータ断及びアラーム表示信号のいずれかを検出すると、
前記クロック信号の出力を停止する工程を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概要を説明する。
本発明では、電子交換機からの回線データを網同期出力
装置で網同期用クロック信号に変換(抽出)し配下の伝
送装置に供給するので、電子交換機が上位局となり回線
データを出力し、配下の伝送装置がそのデータからクロ
ック抽出し電子交換機に従属同期している方式のシステ
ムにおいて、配下の伝送装置が網同期方式としてクロッ
ク信号をデータとは別に受信するクロック信号同期のみ
サポートしている機種に変更された場合、電子交換機内
の網同期データ送信装置を網同期クロック送信装置に変
更せずに済ませることができる。また、網同期出力装置
は、受信回線データをそのままスルーで出力するので、
クロック信号を別に受信する(機種変更後の)伝送装置
へのデータ入力とすることができるだけでなく、回線デ
ータからクロック信号を抽出して同期する(機種変更前
の)伝送装置への同期信号を兼ねたデータ入力とするこ
ともでき、2種類の伝送装置を混在させてシステムを構
成することができる。
【0018】次に、本発明の実施の形態について図面を
参照して詳細に説明する。
【0019】図3は、本発明の交換機の網同期システム
の一実施の形態を示すシステム構成図である。図3にお
いて、網同期出力装置1が、網同期用の回線データを送
信する網同期データ送信装置20を有する電子交換機2
と、その配下のクロック受信装置50を有する伝送装置
5の間に設けられ、それぞれ通信ケーブルにて接続され
ている。また、回線データ受信装置40を有する伝送装
置4を網同期出力装置1と接続することができる。
【0020】電子交換機2は、伝送すべきデータが網同
期用のクロック信号の抽出可能な符号則で符号化された
回線データを一つの通信路で送信する網同期データ送信
装置20を有している。
【0021】伝送装置5は、図5に示す伝送装置と同様
な構成であり、網同期出力装置1からの網同期用クロッ
ク信号を受信する受信トランス51と、受信トランス5
1から出力された網同期用クロック信号のレベルをレベ
ル変換し伝送装置5内部へ供給する同期クロックレベル
変換回路52を有するクロック受信装置50を含んでい
る。また伝送装置5は、図示していないが、データを受
信する装置をクロック受信装置50とは別(通信路も
別)に設けてある。
【0022】また、伝送装置4は、図4に示す伝送装置
と同様な構成であり、網同期出力装置1から回線データ
信号を受信する受信トランス41と、受信トランス41
で受信した回線データ信号をビットデータに復元するラ
インレシーバ42と、ラインレシーバ42の中間出力か
ら網同期用クロック信号を抽出して伝送装置内部へ供給
する同期クロック抽出回路43とを有する回線データ受
信装置40を含んでいる。
【0023】網同期出力装置1は、電子交換機2が上位
局で網同期用回線データを配下の伝送装置5に送信する
場合、網同期用の回線データから網同期用クロック信号
を抽出することにより、伝送装置5には網同期用クロッ
ク信号に変換して送信する。
【0024】また、網同期出力装置1は、クロック信号
の抽出機能だけでなく受信回線データのスルー(中継)
出力機能も有している。このスルー出力の回線データ
(図3中に点線で示す)を、クロック信号同期方式の伝
送装置5のデータ入力とすることができる。あるいは、
このスルー出力の回線データを、受信データ同期方式の
伝送装置4へ供給し、網同期用クロック信号の抽出を行
わせることができる。
【0025】このように本システムによれば、電子交換
機が上位局となり回線データを出力しそのデータからク
ロック抽出し配下の伝送装置が電子交換機に従属同期し
ている方式を採用している網同期構成で、試験的に配下
の伝送装置に対してクロック網同期方式を行う場合な
ど、従来技術では容易に網同期構成を変更できない場合
でも、本発明の網同期出力装置により電子交換機からの
送信データから網同期用クロック信号を抽出すること
で、配下の伝送装置には網同期用クロック信号を見せる
ことが可能となり、容易に網同期構成を変更することが
できる。また、受信データ同期方式の伝送装置に対して
は、従来どおり網同期用の回線データをそのまま供給す
ることができる。
【0026】次に、本発明の網同期出力装置1の一実施
の形態を図1のブロック構成図に示す。
【0027】図1において、網同期出力装置1は、網同
期用の回線データを送信する網同期データ送信装置20
及び電源を供給する電源装置29を有する電子交換機2
と、その配下のクロック受信装置50を有する伝送装置
5との間に設けられ、それぞれ通信ケーブル81,82
及び電源ケーブル89にて接続されている。また、網同
期出力装置1は、図3に示したように、回線データ受信
装置40を有する伝送装置4と接続可能である。なお、
網同期出力装置1に対する電源供給は、電子交換機2に
よらず、他の手段を用いることができる。
【0028】網同期出力装置1は、通信ケーブル81に
対する回線インピーダンス整合を行う受信トランス11
と、受信トランス11を通して電子交換機2の網同期デ
ータ送信装置20からのデータ信号を受信し、PLL
(Phase‐lockedloop:位相同期ルー
プ)によるクロック抽出及びデータ断検出を行うデータ
受信回路12と、通信ケーブル82に対する回線インピ
ーダンス整合を行う送信トランス14と、データ受信回
路12の出力クロック信号を送信トランス14を通して
伝送装置5へ送信するラインドライバ13と、データ受
信回路12で受信した電子交換機2からの回線データ信
号をスルー(中継)出力するデータ出力回路15と、電
源ケーブル89を通して電子交換機2の電源装置29か
ら電源供給を受け、適切な電圧に変換して装置内各部へ
供給する電源回路19とを有している。
【0029】データ出力回路15は、データ出力の通信
ケーブルに対する回線インピーダンス整合を行うデータ
送信トランス17と、データ受信回路12で分岐出力さ
れた受信データをデータ送信トランス17を通して外部
(伝送装置5,4)へ出力するためのデータドライバ1
6とを有している。
【0030】各通信ケーブル81,82等は、ペアケー
ブルまたは同軸ケーブルであるため、回線インピーダン
スを電子交換機2と配下の伝送装置5等とで統一してお
く必要がある。
【0031】電子交換機2は、クロック及びデータを含
ませた網同期用の回線データを通信ケーブル81を通し
て網同期出力装置1へ送信する網同期データ送信装置2
0と、電源を電源ケーブル89を通して網同期出力装置
1へ供給する電源装置29とを有している。
【0032】伝送装置5の内部構成は、図3に示す伝送
装置5と同一である。
【0033】次に、網同期出力装置1のデータ受信回路
12の一実施の形態を図2のブロック構成図に示す。
【0034】図2において、データ受信回路12は、バ
イポーラ信号(Bipolar信号:グランド基準に上
下に振幅する信号)をTTL(半導体(トランジスタ)
による論理回路)レベルのユニポーラ信号(Unipo
lar信号:グランド基準に片方にのみ振れる信号)に
変換するB/U変換バッファ回路121と、B/U変換
バッファ回路121の出力データの変化点からクロック
(その位相)を抽出するクロック抽出PLL回路122
と、B/U変換バッファ回路121の出力データを監視
し受信データの入力断やAIS信号(Alaram I
ndication Signal:アラーム表示信
号)を検出するデータ断検出回路123と、クロック抽
出PLL回路122で抽出された同期用クロック信号の
外部への出力を制御するクロック出力制御回路124と
を有している。
【0035】次に本発明の動作について、図1〜3を参
照して説明する。
【0036】電子交換機2の網同期データ送信装置20
は、適切な符号則(例えば、HDB3、B8ZS、CM
I等)に基づいて、伝送すべきデータを網同期用のクロ
ック信号が抽出可能となるように符号化して回線データ
(網同期用データ)を生成し、通信ケーブル81を通し
て網同期出力装置1に送信する。
【0037】網同期出力装置1は、この網同期用データ
を受信トランス11で受信し、データ受信回路12へ入
力する。
【0038】データ受信回路12では、B/U変換バッ
ファ回路121で受信データ信号のの極性及びレベルを
内部論理回路用に変換する。クロック抽出PLL回路1
22は、B/U変換バッファ回路121の出力から網同
期用クロック信号を抽出し、クロック出力制御回路12
4へ送出する。クロック出力制御回路124は、データ
断検出回路123からの出力停止指示を受けない限り、
クロック出力制御回路124からの出力信号を網同期用
クロック信号としてラインドライバ13へ送出し、送信
トランス14を通して、伝送装置5へ送信させる。
【0039】一方、B/U変換バッファ回路121の出
力は、データ受信回路12内のデータ断検出回路123
と、データ出力回路15とにも送出される。
【0040】データ断検出回路123では、受信データ
の受信状況やその受信内容を監視している。データ断検
出回路123は、受信データそのもののデータ断を検出
すると、クロック出力制御回路124にクロック信号の
送出停止指示を送出すると共に、データ出力回路15に
データの出力停止指示を送出する。データ断検出回路1
23は、受信データ中にAIS信号を検出すると、クロ
ック出力制御回路124にクロック信号の送出停止指示
を送出する。このAIS信号はそのまま、データ出力回
路15の出力データにも含まれる。
【0041】クロック信号の送出停止指示を受けたクロ
ック出力制御回路124は、ラインドライバ13へのク
ロック信号の送出を停止する。
【0042】網同期出力装置1からのクロック信号を受
けて動作(従属同期)する伝送装置5等の下位装置は、
入力クロック信号の停止を検出すると、自己を含めた他
装置からの代替クロック信号による動作継続を図る。
【0043】データ出力回路15は、データ断検出回路
123からの出力停止指示を受けない限り、B/U変換
バッファ回路121の出力信号を電子交換機2からの回
線データ信号そのものとして、データドライバ16及び
データ送信トランス17を通して外部(伝送装置5のデ
ータ入力等)へ送出する。データ断検出回路123から
の出力停止指示を受けると、データ信号の送出を停止す
る。
【0044】網同期出力装置1からのデータ信号を受け
て動作(従属同期)する伝送装置4等の下位装置は、入
力データ信号の停止を検出すると、自己を含めた他装置
からの代替クロック信号による動作継続を図る。また、
AIS信号を検出した場合、適切な処置を行う。
【0045】なお、本実施の形態の網同期出力装置1
は、電子交換機2からの網同期用データから網同期用ク
ロック信号を抽出するが、本発明は、網同期用データの
符号則が一つに限定されるものではなく、電子交換機側
網同期用データ送信回路の符号則に合わせて、符号則に
合ったクロック抽出機能を持たせることで各種符号則に
対応可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、網同期出力装置により
交換機からの網同期用データが網同期用クロック信号に
変換されて送信されるので、網同期データ送信装置を有
する交換機に何ら変更を加えることなく、網同期用クロ
ック信号を直接受信する伝送装置に対する従属同期制御
を可能とする。これにより、今まで交換機が上位局とな
り配下の伝送装置に網同期用データを送信し網同期させ
ている構成で、試験的に配下の伝送装置を網同期方式と
してクロック信号をデータとは別に受信するクロック信
号同期のみサポートしている機種に変更した場合でも、
交換機のハードウェア及びソフトウェアを変更すること
なく、容易に網同期をとることができるようになる。
【0047】また、受信データをスルーで出力(中継)
する手段を設けることで、本発明の網同期出力装置を設
置後も、網同期方式をクロック同期から受信データ同期
に容易に戻すことができるばかりでなく、クロック同期
方式の伝送装置と、受信データ同期方式の伝送装置とを
混在させてシステムを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の網同期出力装置の一実施の形態を示す
ブロック構成図である。
【図2】図1に示す網同期出力装置のデータ受信回路の
内部構成例を示すブロック構成図である。
【図3】本発明の交換機の網同期システムの一実施の形
態を示すシステム構成図である。
【図4】回線データからクロックを抽出する第1の従属
同期方式を示すブロック構成図である。
【図5】直接クロック信号を受信する第2の従属同期方
式を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 網同期出力装置 2,3 電子交換機 4,5 伝送装置 12 データ受信回路 15 データ出力回路 20 網同期データ送信装置 121 B/U変換バッファ回路 122 クロック抽出PLL回路 123 データ断検出回路 124 クロック出力制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信回線データから抽出した網同期用の
    クロック信号に従い従属同期を行う第1の伝送装置向け
    に第1の上位装置から送信された、伝送すべきデータが
    前記クロック信号の抽出可能な符号則で符号化された回
    線データを受信するデータ受信手段と、 前記データ受信手段で受信した回線データから前記クロ
    ック信号を抽出し、第2の上位装置から伝送すべきデー
    タとは別に送信された網同期用のクロック信号に従い従
    属同期を行う第2の伝送装置に対し、前記第2の上位装
    置に代わって前記網同期用のクロック信号として出力す
    るクロック出力手段と、 前記データ受信手段で受信した回線データを中継出力す
    るデータ出力手段とを有することを特徴とする網同期出
    力装置。
  2. 【請求項2】 前記データ受信手段が、前記回線データ
    の受信状況を監視し、データ断を検出すると、前記クロ
    ック出力手段及び前記データ出力手段を制御し、前記ク
    ロック信号及び回線データの出力を抑制することを特徴
    とする請求項1記載の網同期出力装置。
  3. 【請求項3】 前記データ受信手段が、前記回線データ
    の受信内容を監視し、アラーム表示信号を検出すると、
    前記クロック出力手段に対しては前記クロック信号の出
    力を抑制し、前記データ出力手段に対しては前記アラー
    ム表示信号の挿入された前記回線データをそのまま出力
    させることを特徴とする請求項1記載の網同期出力装
    置。
  4. 【請求項4】 伝送すべきデータを網同期用のクロック
    信号の抽出可能な符号則で符号化し回線データとして送
    信する交換機と、 前記交換機からの回線データを受信し、前記クロック信
    号を抽出し出力すると共に、前記回線データを中継出力
    する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の網同期出力
    装置と、 前記網同期出力装置から出力された前記クロック信号を
    受信し、当該クロック信号により前記交換機に対する従
    属同期を行う伝送装置とを備えることを特徴とする交換
    機の網同期システム。
  5. 【請求項5】 前記伝送装置が、前記網同期出力装置か
    ら中継出力された前記回線データを伝送すべきデータと
    して入力することを特徴とする請求項4記載の交換機の
    網同期システム。
  6. 【請求項6】 前記網同期出力装置から出力された前記
    クロック信号を受信し、当該クロック信号により前記交
    換機に対する従属同期を行う前記伝送装置の他に、前記
    網同期出力装置から中継出力された前記回線データを受
    信し、当該回線データから抽出したクロック信号により
    前記交換機に対する従属同期を行う伝送装置を備えるこ
    とを特徴とする請求項4記載の交換機の網同期システ
    ム。
  7. 【請求項7】 受信回線データから抽出した網同期用の
    クロック信号に従い従属同期を行う第1の伝送装置向け
    に第1の上位装置から送信された、伝送すべきデータが
    前記クロック信号の抽出可能な符号則で符号化された回
    線データを、網同期出力装置で受信し前記クロック信号
    を抽出し、 第2の上位装置から伝送すべきデータとは別に送信され
    た網同期用のクロック信号に従い従属同期を行う第2の
    伝送装置向けに、前記第2の上位装置に代わって前記網
    同期出力装置から、抽出した前記クロック信号を前記網
    同期用のクロック信号として出力することを特徴とする
    網同期方法。
  8. 【請求項8】 前記網同期出力装置で受信した前記回線
    データを中継出力し、前記第2の伝送装置に対する伝送
    すべきデータとして入力させることを特徴とする請求項
    7記載の網同期方法。
  9. 【請求項9】 前記網同期出力装置で前記回線データの
    受信状況及び受信内容を監視し、データ断及びアラーム
    表示信号のいずれかを検出すると、前記クロック信号の
    出力を停止することを特徴とする請求項7記載の網同期
    方法。
JP2002123113A 2002-04-24 2002-04-24 交換機の網同期システム、及びそれに用いる網同期出力装置とその網同期方法 Withdrawn JP2003318871A (ja)

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