JP2003317328A - 光記録媒体作製用スタンパーの製造方法 - Google Patents
光記録媒体作製用スタンパーの製造方法Info
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Abstract
ことができ、スタンパーを原盤から剥離する際のスタン
パーの凹凸パターンの破損を防いで、微細な凹凸パター
ンを有するスタンパーを製造することができる光記録媒
体作製用スタンパーの製造方法を提供する。 【解決手段】 光記録媒体作製用のスタンパーを製造す
るに当たり、基板11上に形成したフォトレジストを露
光した後、現像により凹凸パターンを有するフォトレジ
ストを形成し、このフォトレジストをマスクとして基板
11を異方性エッチングして基板11に凹凸パターン1
1Aを形成し、この凹凸パターン11Aが形成された基
板11の表面を覆って、スタンパー15よりも硬度の低
い材料から成る緩衝膜13を形成し、この緩衝膜13上
にスタンパー15の材料を形成し、このスタンパー15
の材料を緩衝膜13から剥離してスタンパー15を形成
する。
Description
スタンパーの製造方法に係わり、光ディスク、光磁気デ
ィスク、相変化型光ディスク等の光記録媒体を製造する
際に用いるスタンパーの製造に適用して好適なものであ
る。
は、例えば図6A〜図6Cに示すように構成される。即
ち図6Aに示すように、光学的に透明なプラスチック製
のディスク基板71の一方の面に信号記録面72が形成
される。そして、この信号記録面72内では、図6Bに
拡大図を示すように連続溝状のグルーブ74が、或いは
図6Cに拡大図を示すように連続したピット75の列
が、それぞれランド73に対してトラック毎に所定のト
ラックピッチTPで形成される。これらグルーブ74又
はピット75が形成されたトラックは、図示しないが信
号記録面72全体ではスパイラル状に形成される。
は、ピット75の列を設けた面上に光反射膜や保護膜が
形成される。また、例えば記録が可能な光ディスク、例
えば相変化型光ディスク、光磁気ディスク、追記型光デ
ィスクでは、グルーブ74を設けた面上に、相変化膜、
磁性膜、有機色素膜等の記録層、光反射膜、並びに保護
膜が形成される。
ソグラフィ技術を用いて、上述したランド73、グルー
ブ74、ピット75等の凹凸構造が形成される。即ち、
基板上に塗布されたフォトレジストを露光、現像するこ
とにより作製される。
り製造される。まず、図7Aに示すように、表面が平坦
に研磨・洗浄されたガラス(例えば石英ガラス)から成
る基板81を用意する。次に、図7Bに示すように、ス
ピンコート法により基板81上に、例えばポジ型のフォ
トレジストから成るフォトレジスト82を塗布する。
スト82が塗布された基板81を回転させ、記録信号に
あわせて強度変調を受けた光84を対物レンズ83で集
光して露光を行って潜像85を形成する。このとき、基
板81と対物レンズ83との位置関係を相対的に基板8
1の半径方向に移動させることにより、スパイラル状に
潜像85を形成することができる。
像することにより、ポジ型のフォトレジストを用いた場
合には感光した領域を溶解して、未露光領域のフォトレ
ジストを残すことができる。これにより、例えば図8D
に示すように、基板81上に残ったフォトレジスト82
から成るランド(凸部)86と、基板81が露出したグ
ルーブ(凹部)87を形成することができる。尚、ラン
ド86に対して、グルーブ87の代わりに図6Cに示し
たピット75に対応するピット状の凹部を形成すること
も可能である。このようにして、光ディスクの作製用の
原盤88を作製することができる。
ーを作製する。即ち図8Eに示すように、原盤88上に
メッキにより例えばニッケルから成るスタンパー90を
形成する。ここで、ニッケルのメッキにはメッキ成長速
度の速い電気メッキ法が用いられるが、予め原盤88の
表面に導電性を持たせる必要があるため、前処理として
スパッタ法又は無電解メッキ法により導電膜としてニッ
ケルを成膜する。
離して、ニッケル(Ni)から成るスタンパー90を得
ることができる(図9参照)。スタンパー90の厚さは
一般的には0.3〜0.5mm程度である。
ディスクを作製する。即ち図8Fに示すように、スタン
パー90を金型として用いて、例えばプラスチック射出
成形法により、平坦なディスク基板101に対して凹凸
パターンを転写してランド102やグルーブ103を形
成する。その後は、図示しないが、ディスク基板101
上に記録層を含む所定の膜構造を形成して、光ディスク
を製造することができる。
的に露光用の光84としてレーザビームを用いて、これ
を対物レンズで集光してフォトレジスト82の露光を行
っている。
は、例えば図10に示す構成のレーザ露光装置を使用す
ることができる。AO変調器(AOM:音響光学変調素
子)に超音波を入射させ、その内部に形成された回折格
子により、例えば気体レーザ等のレーザ光源から出射し
たレーザ光を回折させる。この回折光のうち一次回折光
のみスリットを透過させて使用する。一次回折光の強度
はAO変調器に入射される超音波の強度変調によって制
御される。強度変調を受けた一次回折光は、ビームエク
スパンダーによって径を拡大された後、対物レンズによ
って集光されてフォトレジストに照射される。
寸法は、露光用の光84が集光されてフォトレジスト8
2上に照射されるスポット径とほぼ同等である。即ちこ
のスポット径を微小化する程、高記録密度とすることが
できる。スポット径φは、光84の波長λと対物レンズ
83の開口数NAとからφ=1.22×(λ/NA)で
与えられる。
展に伴い、光ディスク等の光記録媒体においても、情報
容量・記録密度をさらに向上することが要望されてい
る。これに伴い、より微細な凹凸パターン(グルーブや
ピット等)を形成する必要が生じてきている。このよう
に微細な凹凸パターンを形成するためには、上述の露光
のスポット径φの関係式からわかるように、光84の波
長の短波長化及び対物レンズ83の開口数NAの増大が
求められる。
レンズの設計製作精度の面から、現状の0.9程度がほ
ぼ限界であると考えられており、波長λの短波長化が必
要不可欠となっている。しかしながら、例えば現在開発
されている最も微小なスポットを形成できる構成、即ち
波長λ=257nm及びNA=0.95としても、スポ
ット径の半値幅を165nm程度までしか縮小できない
ため、100nm以下の線幅を形成することは困難であ
る。
径で露光を行うことができる電子線でフォトレジストの
露光を行うことが提案されている。電子線による露光
は、既に半導体分野でのフォトマスクのパターン描画や
ウエハ上への直接描画等に用いられてきたが、近年光デ
ィスク作製用の原盤に微細なグルーブやピット等のパタ
ーンを形成する場合にも適用することが提案されてい
る。この電子線による露光は、電子線描画装置を用いて
行うことができる。
用いて、フォトレジスト82を露光することにより、原
盤88のフォトレジスト82に形成される凹凸パターン
をより微細化して、スタンパー90により微細な凹凸パ
ターンを形成することができ、さらにこのスタンパー9
0から微細な凹凸パターンを有するディスク基板101
を形成して、微細な凹凸パターンを有し、高い記録密度
を有し情報容量の大きい光ディスクを製造することが可
能になる。
性から、露光及び現像により形成される凹凸パターンの
側壁部が、例えば45度〜60度の傾斜を有している。
このため、上述のような手法により、フォトレジスト8
2の凹凸パターンの微細化が進んでいくと、フォトレジ
スト82の上面によるランド86が小さくなってしま
う。そして、ランド86があまりにも小さくなってしま
うと、必要な信号が検出できなくなるおそれがある。特
に短いパターンのピットで顕著になる。
り垂直に形成するために、上述のようにして形成した微
細な凹凸パターンを有するフォトレジストをマスクとし
て、さらに基板に対して異方性エッチングを行って、基
板に凹凸パターンを形成して原盤を作製することが考え
られている。この基板への異方性エッチングには、ドラ
イエッチング、例えば反応性イオンエッチング(RI
E)法が適している。
に接続された2枚の平板電極間に高電圧をかけることで
容器内の反応性ガスにプラズマを発生させる。生じたガ
スイオンが片方の電極に設置された試料表面に電界に沿
って垂直に入射し、そこで化学的な反応が発生してエッ
チングが垂直に進行するため、垂直に近いエッチング特
性、化学反応によるエッチング物質の選択性、高い生産
性等の利点を有している。
等の異方性エッチングを行う場合には、基板の材料とし
て、例えば石英(石英ガラス等)やシリコンが挙げられ
る。これらの材料のエッチングの主反応ガスとしては、
CF4 やCHF3 が適している。
り凹凸パターンを形成して原盤を作製することにより、
以下に述べる利点を有する。
より、フォトレジストの開口部から、基板に対してほぼ
垂直にエッチングを進行させることが可能であるため、
側壁の傾斜が45〜60度程度である従来のフォトレジ
ストの凹凸パターンと比較して、より微細な凹凸パター
ンを形成することが可能になる。例えば記録波長λ=2
66nm、対物レンズの開口数NA=0.90の光学系
でレーザ露光した場合で比較すると、従来ではグルーブ
のトラックピッチTPは0.28μmが下限値であった
が、TP=0.23μmまで高分解能化することができ
る。
が原盤を構成する基板の表面の粗度と比較して大きいた
め、従来の原盤の作製方法ではランド領域(凸部)とし
てフォトレジスト82の表面の状態がスタンパー90へ
転写され(図9参照)、さらにスタンパー90からディ
スク基板へ転写されることにより、製造された光ディス
クを再生したときにノイズとなることがある。これに対
して、基板を異方性エッチングして原盤を作製する場合
には、フォトレジストが除去されて基板のみから成る原
盤となるため、原盤全体の粗度が小さくなる。従って、
製造された光ディスクを再生したときのノイズが低減さ
れ再生信号特性が向上する。
凸パターンが形成された原盤から複数枚のニッケルスタ
ンパーを作製することが可能になる。
と異方性エッチングによって線幅100nm以下の微細
なパターンを基板に直接形成して光記録媒体作製用原盤
を製造した場合には、その後のスタンパーの作製工程に
おいて、以下の問題を発生し易くなる。
より原盤を作製する場合には、図9に示すように、原盤
88の凹凸パターンが柔らかいフォトレジスト82で形
成されているため、原盤88からニッケル製のスタンパ
ー90を剥離する際に、スタンパー90がダメージを受
けることがなく、フォトレジスト82側の方が破損して
いた。また、フォトレジスト82の一部がスタンパー9
0に付着することがあるが、これはアセトン洗浄により
容易に除去することができる。
て凹凸パターンを形成して原盤を作製した場合には、従
来と同様にニッケルメッキを行うことはできるが、凹凸
パターンを構成する基板がニッケルよりも硬度の高い石
英やシリコンであるため、原盤からニッケルスタンパー
を剥離する際に、ニッケルスタンパーに転写された微細
凹凸パターンに破損を生じてしまう。即ち例えば図11
に示すように、凹凸パターン91Aを有する基板91か
らスタンパー92を剥離する際に、スタンパー92の凹
凸パターン92Aが根元から折れてしまう。
み合わせで得られる凹凸パターンは、従来のレーザ露光
により得られる凹凸パターンと比較して飛躍的に微細化
されている。このため、図12に示す基板91の凹凸パ
ターン91Aの深さDE(50〜100nm程度)と凹
凸パターン91Aの幅WE又は長さLEとのアスペクト
比R(=DE/WE又はDE/LE)が、従来比2倍以
上となって、1.0を上回るものが存在する。
とによって、凹凸パターン91Aが細長くなり、かつ異
方性エッチングにより壁の傾斜が垂直に近くなっている
ため、パターン91A,92Aの微細化により、ますま
すスタンパー92の凹凸パターン92Aが破損しやすく
なっていく。
いては、スタンパーに微細な凹凸パターンを転写するこ
とができ、スタンパーを原盤から剥離する際のスタンパ
ーの凹凸パターンの破損を防いで、微細な凹凸パターン
を有するスタンパーを製造することができる光記録媒体
作製用スタンパーの製造方法を提供するものである。
用スタンパーの製造方法は、光記録媒体作製用のスタン
パーを製造する方法であって、基板上にフォトレジスト
を形成する工程と、このフォトレジストを露光した後、
現像により凹凸パターンを有するフォトレジストを形成
する工程と、このフォトレジストをマスクとして基板を
異方性エッチングして、基板に凹凸パターンを形成する
工程と、この凹凸パターンが形成された基板の表面を覆
って、スタンパーよりも硬度の低い材料から成る緩衝膜
を形成する工程と、この緩衝膜上にスタンパーの材料を
形成する工程と、このスタンパーの材料を表面に緩衝膜
が形成された基板から剥離してスタンパーを形成する工
程とを有するものである。
ーの製造方法によれば、凹凸パターンが形成された基板
の表面を覆って、スタンパーよりも硬度の低い材料から
成る緩衝膜を形成し、この緩衝膜上にスタンパーの材料
を形成し、このスタンパーの材料を表面に緩衝膜が形成
された基板から剥離してスタンパーを形成することによ
り、緩衝膜がスタンパーよりも硬度が低い(柔らかい)
材料から成るため、緩衝膜によりスタンパーの材料を破
損させないで基板から剥離して、スタンパーを製造する
ことが可能になる。
タンパーを製造する方法であって、基板上にフォトレジ
ストを形成する工程と、このフォトレジストを露光した
後、現像により凹凸パターンを有するフォトレジストを
形成する工程と、このフォトレジストをマスクとして基
板を異方性エッチングして、基板に凹凸パターンを形成
する工程と、この凹凸パターンが形成された基板の表面
を覆って、スタンパーよりも硬度の低い材料から成る緩
衝膜を形成する工程と、この緩衝膜上にスタンパーの材
料を形成する工程と、このスタンパーの材料を表面に緩
衝膜が形成された基板から剥離してスタンパーを形成す
る工程とを有する光記録媒体作製用スタンパーの製造方
法である。
ンパーの製造方法において、緩衝膜の膜厚を20nm以
下とする。
ンパーの製造方法において、フォトレジストを露光する
工程において、半値幅が100nmのスポットにより露
光する。
ンパーの製造方法において、電子線によりフォトレジス
トを露光する。
ンパーの製造方法において、緩衝膜の材料として、ノボ
ラック樹脂系のフォトレジストを用いる。
ンパーの製造方法において、基板の材料として、シリコ
ンもしくは石英を用いる。
ンパーの製造方法において、スタンパーの材料としてニ
ッケルを用いる。
造方法の一実施の形態として、光記録媒体作製用スタン
パーの製造工程を図1〜図3を参照して説明する。
ト12による凹凸パターンが一主面に形成された基板1
1を用意する。この構成は、図8Dに示した従来の光記
録媒体用原盤88とほぼ同様の構成であり、前述した図
7A〜図8Dに示した製造工程と同様にして作製するこ
とができる。この基板11としては、例えばシリコン基
板や石英基板を用いることができる。
よる凹凸パターンが形成された基板11を作製する。ま
ず、基板11上にフォトレジストを12をスピンコート
法により塗布する。次に、フォトレジスト12に対して
所定の凹凸パターンを形成するための露光を行う。
う工程では、図10に示したレーザ光を用いた露光光学
系を用いることも可能であるが、電子線描画装置(電子
ビーム描画装置)を用いて電子線により露光を行うこと
により、より小さいスポット径で露光することができる
ため、微細なパターンの露光が可能になる。この電子線
描画装置を用いて露光を行う場合には、フォトレジスト
12を電子線感光レジスト即ち電子線に対する感光性を
有するフォトレジストにより形成する。
子線描画装置の一形態の概略構成図を図4に示す。この
電子線描画装置は、上部のいわゆる電子ビームカラム5
1と、下部のスピンドル57やエアスライド58等から
成る支持部(機構部)54とに大別される。そして、こ
れら電子ビームカラム51及び支持部(機構部)54が
設置場所の外部振動を除去する除振テーブル59の上に
載置されている。尚、電子ビームのオン・オフ、集束さ
れた電子ビームのサイズ調整、電子ビームのウォブリン
グの制御等の電子ビーム関連の制御及び機構系の制御を
行うコンピュータ制御装置は図示を省略している。
子銃61と、これより放出された電子ビーム52を集束
するコンデンサーレンズ62と、ブランキング電極(ビ
ーム変調部)63と、中央にアパーチャー64を有する
制限板65と、ビーム偏向電極66と、フォーカス調整
レンズ67と、対物レンズ68とを有する。
成る電子線源により構成され、陽極により数kV〜10
0kVで加速された電子ビーム52を出射する。ブラン
キング電極63は、相対向する偏向電極板により形成さ
れ、これらの電極板間に所要の電圧を印加することによ
って電子ビーム52を偏向して、制限板65のアパーチ
ャー64を透過させたり、制限板65によって遮断した
りすることによって、オン・オフ変調を行うものであ
り、電子ビーム変調手段を構成する。実際には、電極板
間に電圧を印加したときに電子ビーム52が大きく偏向
されアパーチャー64から外れてオフ状態となる。ま
た、ビーム偏向電極66も、相対向する偏向電極板によ
り形成され、電圧を印加して電子ビーム52を偏向する
が、これは電子ビーム52をオン状態としたまま、被照
射面(フォトレジスト12の表面)上でnm〜μmオー
ダーで微小移動させるように電子ビーム52を偏向す
る、即ちウォブリングさせるための偏向を行うものであ
る。このため、偏向電極板に印加する電圧として、ウォ
ブリング信号を入力する。
ンズ68は、例えば静電又は電磁型レンズにより構成さ
れる。これらフォーカス調整レンズ67及び対物レンズ
68により、電子ビーム52が被照射面、即ち例えばシ
リコン基板から成る基板11上に形成された電子線感光
レジストから成るフォトレジスト12の表面に、数十n
mのスポットサイズに集束されてスポット照射するよう
になされている。フォーカス調整レンズ67には、例え
ばフォーカシングサーボ信号が印加される。
1上に形成されたフォトレジスト12に対して対向し、
フォトレジスト12に電子ビーム52を照射する電子ビ
ーム出射孔(図示せず)を有する。
ジスト12が形成された基板11を上部のターンテーブ
ル56においてチャッキングして基板11を回転操作す
るエアスピンドル57と、このエアスピンドル57を図
中矢印Sで示すように基板11のラジアル方向に水平移
動させるエアスライド58とを備え、除振テーブル59
上に載置されている。
り減衰したりすることにより良好な描画が阻害されるた
め、電子ビーム52が通過する部分において真空環境が
必要である。少なくとも電子ビームカラム51及び電子
ビームカラム51から基板11までの部分においては、
真空環境が必要になる。このため、除振テーブル59が
大気中に設置されている一方で、スピンドル57及びエ
アスライド58は真空環境中に設置されている。
転速度で高速回転駆動される。例えば基板11を〜36
00rpmの高速で回転させることが可能であり、その
回転速度が光学式ロータリーエンコーダーを用いたサー
ボ機構により一回転あたり10-7以下の回転ジッタで制
御される。また、エアスライド58は、リニアモーター
型エアスライドにより構成され、送り速度がエアスライ
ド58に装着された例えばレーザスケールによる測長機
構により精密に制御され、例えば数nmの送り精度で基
板11の半径方向に駆動される。
7及びエアスライド58により、基板11に対して回転
及び直線方向の移動を行うことによって、フォトレジス
ト12の照射面が電子ビーム52に対して移行し、電子
ビーム52がフォトレジスト12の照射面に対して、ス
パイラル状或いは同心円状に走査することができるよう
になされる。
手段としては、電子ビームへの影響を回避するように、
磁気フリー駆動が可能な超音波リニアモータ、磁気シー
ルド型ボイスコイルモータ等を用いることが望ましい。
また、この駆動は、10nm以下の分解能を有するリニ
アスケールからのフィードバック制御による駆動を行う
ようにすることが望ましい。
回転及び直線移行を行うことにより、基板11の表面に
形成されたフォトレジスト12上に、電子ビーム52を
スパイラル状或いは円状の軌跡をもって照射する。この
とき、目的とする電子ビームの照射パターンに応じた変
調信号をブランキング電極63に印加することによっ
て、電子ビーム52をオン・オフして目的とする照射パ
ターンをスパイラル状或いは円状に形成する。尚、この
とき、電子ビーム52の軌跡をウォブリングさせる場合
には、上述したビーム偏向電極66に所要のウォブリン
グ信号を印加することによって、所望の電子ビームウォ
ブリングを行うことができる。
れていることにより、電子線源から放出され陽極により
加速された電子が電子銃61から電子ビーム52として
出射され、静電レンズであるコンデンサーレンズ62で
集束されブランキング電極63内を経てアパーチャー6
4及び制限板65に達する。そして、制限板65で絞ら
れてアパーチャー64を通過した電子ビーム52はビー
ム偏向電極66内を通過し、対物レンズ68により数十
nm径(半値幅)のスポットサイズに集束され、基板1
1上に形成された電子線感光レジストから成るフォトレ
ジスト12に照射される。このとき、スピンドル57及
びエアスライド58により基板11が回転及びその半径
方向への直線移動することにより、基板11上のフォト
レジスト12においてスパイラル状のパターンが描画さ
れる。
電子ビームのスポットサイズは、微細なパターンの描画
を行うために、半値幅で100nm以下とすることが望
ましい。
行う電子線描画装置の構成は、図4に示した形態に限定
されず、その他の形態の装置を使用することもできる。
して、現像液により現像を行う。フォトレジスト12と
してポジ型のフォトレジストを用いた場合には、露光さ
れた部分のみが現像液に溶解し、フォトレジスト12の
残った部分によりスパイラル状に並んだピット列等の所
定の凹凸パターンが形成される。このようにして、図1
Aに示す形態が得られる。
エッチング(RIE)法により、フォトレジスト12を
マスクとして、基板11に対してエッチングを行う。即
ちエッチング装置20内で、例えばCF4 やCHF3 等
の活性ガスイオン21により基板11に対するエッチン
グを行う。このとき、高周波電源22から、所定の高周
波数の交流電圧を印加する。
1にフォトレジスト12から転写された凹凸パターン1
1Aが形成される。尚、フォトレジスト12はエッチン
グによって図1Aの状態よりも薄くなるため、予めエッ
チングにより消失しないような膜厚にフォトレジスト1
2を形成しておく必要がある。
に残ったフォトレジスト12を除去することにより、凹
凸パターン11Aが形成された基板11が得られる。こ
のフォトレジスト12の除去は、後述するように、剥離
液を用いる方法やアッシングにより行うことができる。
ン11Aが形成された基板11の表面を覆って、薄い緩
衝膜13を形成する。これにより、基板11上に緩衝膜
13が形成されて成る原盤14を作製することができ
る。この緩衝膜13の膜厚DBは、エッチングにより形
成された基板11の凹凸パターン11Aの深さDEより
も充分に薄くする。好ましくは、緩衝膜13の膜厚DB
≦20nmとする。
ーの材料よりも硬度の低い(柔らかい)ものとする。そ
して、上述のように、膜厚DBを薄く、なるべく均一に
形成することができる材料であることが望ましい。
れる特性は、以下の特性が挙げられる。 1)スタンパーの材料よりも硬度が低い(柔らかい)こ
と 2)基板11の凹凸パターン11Aの深さよりも充分薄
く、なるべく均一な厚さで成膜することができること 3)緩衝膜13上にスタンパーの材料(例えばニッケ
ル)の膜形成が可能であり、またスタンパーの材料を腐
食させないこと 4)スタンパーを原盤14から剥離した後に、スタンパ
ーや基板11に残存した緩衝膜13を容易に除去するこ
とができること 5)成膜が容易にできること(例えばスピンコート法
等)
えばフォトレジストが好適である。フォトレジストは、
スピンコート法により、基板11の凹凸パターン上に、
ほぼ均一で薄い膜を形成することができる。特に、フォ
トレジストの上に無電解メッキにより例えばニッケル膜
を形成することができる点、残存した膜をアセトンで容
易に除去できる点を考慮すると、各種のフォトレジスト
のうち、化学増幅型レジストやアクリル系レジストと比
較して、一般的に使用されるノボラック樹脂ベースのフ
ォトレジストの方が使用しやすい。
が可能な材料としては、フォトレジストと同様の樹脂
(例えば感光剤を含まないもの)、無反射コーティング
剤(従来基板とフォトレジストの界面又はフォトレジス
トの表面に塗布して、不要な反射光を低減するために用
いられている)、記録膜としても用いられるシアニン系
やフタロシアニン系の有機色素膜等の有機膜が考えられ
る。
材料より柔らかい無機材料の膜)を用いる場合には、例
えばエッチング装置と緩衝膜13の成膜装置とを連結し
て、基板11へのエッチング、フォトレジスト12の除
去、並びに緩衝膜13の成膜を一連の工程で行うことが
考えられる。
上にスタンパーの材料の膜を形成してスタンパー15を
作製する。スタンパー15の材料としては、例えばニッ
ケル等を用いることができる。ニッケルをスタンパー1
5の材料として用いる場合には、電解メッキにより形成
することができる。
無機膜である場合には、直接緩衝膜13上に電解メッキ
によりメッキ膜を形成することができない。そのため、
緩衝膜13上にスパッタ法や無電解メッキ法により導電
膜例えばニッケル膜を形成しておき、この導電膜を電解
メッキの電極として利用する。
15を基板11及び緩衝膜13(原盤14)から剥離す
る。このとき、緩衝膜13がスタンパー15の材料より
も硬度が低い(柔らかい)ため、剥離の際にスタンパー
15の凹凸パターン15Aが破損することがない。
緩衝膜13を除去して、最終的に凹凸パターン15Aが
形成されたスタンパー15が得られる。
の凹凸パターン11Aの深さDE100nmに対して、
緩衝膜13によりパターンが埋まって浅くなっているた
め、スタンパー15に転写された凹凸パターン15Aの
深さDも同様に浅くなる。従って、スタンパー15に所
望の深さの凹凸パターン15Aを得るためには、緩衝膜
13の厚さに応じて、基板11に対するエッチングの深
さを予め適当量補正しておく必要がある。
ト径100nm以下を実現する電子線描画と反応性イオ
ンエッチング(RIE)法とを組み合わせることによ
り、基板11に微細な凹凸パターン11Aを形成するこ
とができる。
11Aは、エッチングによって壁の傾斜はほぼ垂直にな
る。また、凹凸パターン11Aを深さ50〜100nm
程度に対して、幅又は長さを同等の大きさまで狭めて、
アスペクト比(幅又は長さ/深さ)が1.0を上回るよ
うに形成することも可能になる。
等)よりも硬度が低い(柔らかい)緩衝膜13を基板1
1に形成された凹凸パターン11Aの深さDEに対して
充分薄い厚さDBで均一に形成したことにより、緩衝膜
13を形成した後の原盤表面に従来通りスタンパー15
の材料例えばニッケルメッキを形成し、かつスタンパー
15を基板11から剥離する際にも、スタンパー15の
損傷が発生せず、欠陥のないスタンパー15を得ること
ができる。
パーを製造する具体的な実施例を説明する。
上に、フォトレジスト12としてスピンコート法により
電子線描画用ポジ型レジスト(富士フィルムアーチ社製
FEP−171)を、200nmの厚さに塗布する。
スト12に電子線を照射して凹凸ピット等に対応するパ
ターンを露光する。露光パターンは、EFM+信号を変
調信号として、3T,4T,5T,・・・13T,14
Tの12種類のピット長のパターンを含むようにした。
また、記録密度はピット長3Tのものが0.126μm
になるようにして、トラックピッチTP=0.234μ
mとした。これはDVDの約10倍の密度に相当する。
電子線描画装置の描画の条件は、電子銃の材質をW<1
00>、加速電圧を15kV、電流を20nA、ビーム
径を70nm、記録線密度を1.0m/sとした。
現像して、凹凸ピットのパターンを形成した。現像の条
件は、有機アルカリ現像液(テトラメチルアンモニウム
2.38%、商品名:NMD−3)を使用して30秒と
した。
フォトレジスト12をマスクとして、反応性イオンエッ
チング(RIE)により、基板11へ凹凸ピットのパタ
ーン11Aを形成する。 (A)基板11にシリコン基板を用いる場合には、エッ
チングの条件は、例えば次のようにする。 エッチングガス及び流量:CHF3 25sccm 真空到達度:0.25mPa ガス圧:1.0Pa 高周波RF電源出力:アンテナ部130W、バイアス部
30W(周波数13.56MHz) 以上の条件により、エッチング時間を7分15秒とし
て、シリコン基板に深さ100nmの凹凸ピットのパタ
ーンを形成した。パターンの幅は電子線描画装置のビー
ム径と等しく70nmであり、凹凸ピットの壁部の傾斜
はほぼ垂直であった。 (B)基板11に石英基板を用いる場合には、エッチン
グの条件は、例えば次のようにする。 エッチングガス及び流量:CHF3 25sccm/A
r 25sccm 真空到達度:0.25mPa ガス圧:0.50Pa 高周波RF電源出力:アンテナ部130W、バイアス部
30W(周波数13.56MHz) 以上の条件により、エッチング時間を1分45秒とし
て、石英基板に深さ100nmの凹凸ピットのパターン
を形成した。パターンの幅は電子線描画装置のビーム径
と等しく70nmであり、凹凸ピットの壁部の傾斜はほ
ぼ垂直であった。
除去する。しかし、先の反応性イオンエッチング(RI
E)工程において、プラズマによりフォトレジスト12
が変質しているため、現像液やアセトン等の有機溶剤で
は簡単に除去できない。そこで、硫酸加水等の有効な剥
離液を用いる方法や、酸素プラズマによって残存したフ
ォトレジスト12を燃焼させる方法(アッシング)が一
般的である。また、前述した反応性イオンエッチング工
程のエッチング装置を使用して、反応性ガスとして酸素
を用いれば、酸素ガスでは基板11のシリコンや石英の
表面のエッチングは進行しないので、パターン形状を維
持したままフォトレジスト12のみを除去することが可
能である。この方法を用いる場合には、例えば以下のエ
ッチング条件により残存したフォトレジスト12を除去
する。 エッチングガス及び流量:酸素 25sccm 真空到達度:0.3mPa ガス圧:0.5Pa 高周波RF電源出力:アンテナ部130W、バイアス部
30W(周波数13.56MHz) 以上の条件で5分間の処理を行うことにより、フォトレ
ジスト12を完全に除去することができた。以上のよう
にして、前述した記録密度の凹凸ピットのパターン11
Aが基板11に形成されて成る光記録媒体用原盤を作製
することができる。
板11に形成されて成る光記録媒体用原盤の表面に、緩
衝膜13を形成する。緩衝膜13の材料として、市販の
ノボラック系フォトレジストを使用した場合には、原盤
上にスピンコート法により、例えば以下のようにしてフ
ォトレジストを塗布する。フォトレジストとしてGX−
250ELS(日本合成ゴム(株)社製)を用意して、
このフォトレジストをPGMEAシンナーで体積比1/
20に希釈する。そして、希釈されたフォトレジスト
を、スピンコート法により、回転数4000rpmで3
0秒振り切りの条件で原盤の表面に塗布して緩衝膜13
を形成した。
された表面を覆って緩衝膜13が形成された原盤から、
凹凸ピットのパターンを転写するようにスタンパー15
を作製する。ここで、原盤の表面はフォトレジストから
成る緩衝膜13即ち導電性のない薄膜であるため、電気
メッキによりスタンパー15を作製するための前処理と
して、原盤の表面にスパッタ法により膜厚200〜30
0nm程度の導電薄膜例えばニッケル膜を形成する。ま
た、本実施例では緩衝膜13にノボラック系フォトレジ
スト(GX−250)を使用しているので、スパッタ法
の代わりにニッケルの無電解メッキを行うことも可能で
ある。
パー15の材料であるニッケルを所望の厚さ(300〜
400μm程度が一般的)成長させる。このとき、図5
に示す電気メッキ槽1を使用することができる。この電
気メッキ槽1は、内部に例えば主成分をスルファミン酸
ニッケルとする電鋳液2が充填され、この電鋳液2がメ
ッキ槽1の右下に設けられた排水口3A及び給水口3B
を有する液循環部3により外部と循環するように構成さ
れる。また、基板11に緩衝膜13が形成されて成る原
盤14を保持する保持部4と保持部4を回転駆動させる
モーター5とを備えて成る。また、原盤14に対向して
メッキ材6として例えば硫黄含有のS−ニッケルが配置
される。
原盤14の表面で導電のコンタクトをとり、原盤14側
を陰極とし、硫黄含有のS−ニッケルから成るメッキ材
6を陽極として、50℃の電鋳液2中でモーター5によ
り図中矢印で示すように原盤14を回転させながら、徐
々に電流密度を増加させる。例えば0.05A/dm 2
で成長開始して、最終的に20A/dm2 程度にする。
そして、一般的にニッケルメッキ膜が300μmの厚さ
に成長するのに2時間〜3時間程度を要する。電鋳液2
は、例えば以下の組成とする。 スルファミン酸ニッケル 600g/l ホウ酸 40g/l 塩化ニッケル 5g/l 界面活性剤 1cc/l
した後、ニッケルから成るスタンパー15を原盤14か
ら剥離する。このとき、原盤の表面にはフォトレジスト
から成る緩衝膜13が形成されておりニッケルより緩衝
膜13の方が柔らかいため、剥離の際にニッケルが破損
することがない。その後、ニッケルの表面に付着残存し
た緩衝膜13を、洗浄により除去する。上述のフォトレ
ジスト(GX250)を緩衝膜13に使用した場合に
は、洗浄液としてアセトンを用いて容易に除去すること
ができる。また、他の有機系材料を緩衝膜13に使用し
た場合には、前述した酸素ガスエッチング等により除去
することも可能である。このようにしてニッケル製のス
タンパー15が完成する。
て基板11に残った緩衝膜12を除去すれば、以後同様
の方法により原盤を構成する基板11から複数のニッケ
ル製のスタンパー15を作製することができる。
製スタンパー15は、基板11の凹凸ピットのパターン
11Aが損傷されること無く正常に転写されていた。
の凹凸パターン11Aの深さDE100nmに対して、
塗布厚15nmの緩衝膜13によりパターンが埋まって
浅くなっているため、ニッケル製スタンパー15に転写
された凹凸パターン15Aの深さDも同様に浅くなり、
最終的に得られたスタンパー15の凹凸パターン15A
の深さDは70nmであった。スタンパー15に所望の
深さの凹凸パターン15Aを得るためには、前述したよ
うに緩衝膜13の厚さに応じて、基板11に対するエッ
チングの深さを予め適当量補正しておけばよい。
線描画装置による露光を行った後に、基板へ反応性イオ
ンエッチングにより深さ70nmの凹凸ピットのパター
ンを形成し、その後緩衝膜13を形成しないでニッケル
製のスタンパーを作製したところ、原盤とスタンパーと
を剥離する際に、特に長さ0.20μm以下の短いピッ
トについて損傷が多く発生した。即ち本発明の製造方法
の効果が確認された。
電子線描画装置により、凹凸ピットのパターンの露光を
行っているが、本発明では、電子線描画装置を使用する
製法に限定されるものではなく、フォトレジストに同等
サイズのパターンを形成することができるのであれば、
電子線以外の露光手段を用いてもよい。例えば従来通り
紫外レーザ光を露光光源として用いても、近接場光学に
より対物レンズの開口数NA>1.0を実現する場合
や、波長が200nm以下まで短波長化された光源が使
用可能となった場合には、電子線描画と同等の100n
m以下の記録スポット径を実現することが可能になる。
は、光記録媒体として光ディスクを製造する場合の原盤
やスタンパーに本発明を適用しているが、本発明はディ
スク状に限らず、カード状やシート状等その他の形状の
光記録媒体にも適用することができる。さらに、光記録
媒体の種類も、ピットパターンを有する再生専用の(R
OM型)光記録媒体、光磁気記録媒体、相変化型光記録
媒体等、様々な種類の光記録媒体に適用することができ
る。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他
様々な構成が取り得る。
基板にエッチングにより微細な凹凸パターンが形成さ
れ、この微細な凹凸パターンをスタンパーに転写して、
微細な凹凸パターンを有するスタンパーを製造すること
ができる。また、凹凸パターンの幅又は長さを深さと同
等に狭めてアスペクト比の大きい凹凸パターンを形成す
ることができるようになる。
タンパーを製造して、このスタンパーを使用して光記録
媒体を作製することにより、記録密度が高く情報容量の
大きい光記録媒体を作製することができる。
タンパーの材料よりも硬度の低い(柔らかい)緩衝膜を
形成することにより、スタンパーの材料を剥離する際
に、スタンパーの凹凸パターンの破損を防いで、欠陥の
ないスタンパーを製造することができる。これにより、
スタンパーの製造歩留まりの向上を図ることができると
共に、基板に残存した緩衝膜を除去してから再び基板に
緩衝膜を成膜することにより、凹凸パターンが形成され
た基板から成る原盤から複数のスタンパーを製造するこ
とが可能になる。
の製造方法の一実施の形態の製造工程を示す工程図であ
る。
の製造方法の一実施の形態の製造工程を示す工程図であ
る。
の製造方法の一実施の形態の製造工程を示す工程図であ
る。
の一形態の概略構成図である。
成を示す図である。
程図である。
程図である。
す図である。
る。
説明する図である。
比を説明する図である。
4 原盤、15 スタンパー
Claims (7)
- 【請求項1】 光記録媒体作製用のスタンパーを製造す
る方法であって、 基板上にフォトレジストを形成する工程と、 上記フォトレジストを露光した後、現像により凹凸パタ
ーンを有するフォトレジストを形成する工程と、 上記フォトレジストをマスクとして上記基板を異方性エ
ッチングして、上記基板に凹凸パターンを形成する工程
と、 上記凹凸パターンが形成された上記基板の表面を覆っ
て、スタンパーよりも硬度の低い材料から成る緩衝膜を
形成する工程と、 上記緩衝膜上にスタンパーの材料を形成する工程と、 上記スタンパーの材料を、表面に上記緩衝膜が形成され
た上記基板から剥離して、スタンパーを形成する工程と
を有することを特徴とする光記録媒体作製用スタンパー
の製造方法。 - 【請求項2】 上記緩衝膜の膜厚を20nm以下とする
ことを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体作製用ス
タンパーの製造方法。 - 【請求項3】 上記フォトレジストを露光する工程にお
いて、半値幅が100nmのスポットにより露光するこ
とを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体作製用スタ
ンパーの製造方法。 - 【請求項4】 電子線により上記フォトレジストを露光
することを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体作製
用スタンパーの製造方法。 - 【請求項5】 上記緩衝膜の材料として、ノボラック樹
脂系のフォトレジストを用いることを特徴とする請求項
1に記載の光記録媒体作製用スタンパーの製造方法。 - 【請求項6】 上記基板の材料として、シリコンもしく
は石英を用いることを特徴とする請求項1に記載の光記
録媒体作製用スタンパーの製造方法。 - 【請求項7】 上記スタンパーの材料としてニッケルを
用いることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体作
製用スタンパーの製造方法。
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