JP2003317265A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JP2003317265A JP2002114320A JP2002114320A JP2003317265A JP 2003317265 A JP2003317265 A JP 2003317265A JP 2002114320 A JP2002114320 A JP 2002114320A JP 2002114320 A JP2002114320 A JP 2002114320A JP 2003317265 A JP2003317265 A JP 2003317265A
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズの傾角調整を安価な構造で容易に
行なうこと。 【解決手段】 対物レンズユニット8のアクトベース1
1が筐体3の貫通孔20に挿通した基準ボルト21と2
本の傾角調整ボルトとにより該筐体3の端面に取り付け
られ、一端部28aの外径を凹部23の底面23aの径
mと同一または若干小さく設定しその他端部28bの外
径を基準ボルト21の頭部21aの径tと同一または若
干小さく設定したテーパ状異径ばね28が用いられてお
り、そのテーパ状異径ばね28の一端部28aを凹部2
3の底面23aに当接させると共に、そのテーパ状異径
ばね28の他端部28bを基準ボルト21の頭部21a
に当接させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズの傾角
調整を安価な構造で容易に行なうことができるようにし
た光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ピックアップに関する技術とし
て特開平10−162372号公報などに記載したもの
があり、その一例を図7から図9に基づいて説明する
と、これは、ディスクDの径方向に沿って架設したガイ
ドレール1に光ピックアップ2が移動可能に配置され、
該光ピックアップ2の合成樹脂製筐体3にラック4が一
体形成され、フィードモータ(図示せず)により歯車5
を介して正逆回転されるピニオン6がラック4に噛合さ
れており、前記フィードモータを正逆駆動することによ
り、歯車5、ピニオン6及びラック4を介して光ピック
アップ2をガイドレール1に沿って前後方向a,bに移
動させることができる。
【0003】前記筐体3の一端側に対物レンズユニット
8とコリメータレンズQWPとが設けられると共に、そ
の筐体3の他端側にフォトダイオードICからなる受光
素子PDが設けられ、筐体3内にハーフミラーHMと半
導体レーザLDとが配置されており、その半導体レーザ
LDからレーザ光をハーフミラーHM、コリメータレン
ズQWP及び対物レンズユニット8の対物レンズOLを
介してディスクDに投射し、その反射光を受光素子PD
で受光し、その受光信号に基づいてディスクDに記録さ
れている情報を読み取る。
【0004】前記対物レンズユニット8は、中央にシャ
フト10を立設したアクトベース11と、シャフト10
に摺動及び揺動可能に嵌合する対物レンズOL支持用レ
ンズホルダ12と、該レンズホルダ12に取り付けたフ
ォーカスコイル13及びトラッキングコイル14と、レ
ンズホルダ12を間に挟んでアクトベース11の両側部
に固定した一対のマグネット15と、アクトベース11
上に起立されてレンズホルダ12の貫通孔16に挿通さ
れた一対のヨーク17とを有し、フォーカスコイル31
に通電してレンズホルダ12をシャフト10に沿ってフ
ォーカス方向に摺動させることにより、対物レンズOL
の焦点をディスクDに合わせ、トラッキングコイル14
に通電してレンズホルダ12をシャフト10回りでトラ
ッキング方向に揺動させることにより、ディスクDの所
定のトラックを追従する。
【0005】前記アクトベース11に3つのねじ孔19
が所定間隔をおいて形成され、その各ねじ孔19に対向
して筐体3に3つの貫通孔20が貫設され、その各貫通
孔20に1つの基準ボルト21と2つの傾角調整ボルト
22が挿通され、基準ボルト21の先端小径部及び傾角
調整ボルト22が各ねじ孔19にねじ込まれ、筐体3に
基準ボルト21用貫通孔20と同心状の凹部23が形成
され、該凹部23の底面23aと基準ボルト21の頭部
21aとの間に円筒状ばね24が介在されており、その
円筒状ばね24により基準ボルト21を介してアクトベ
ース11を筐体3の端面側に引っ張っている。
【0006】上記構成において、工場から出荷する前の
光軸調整工程で、アクトベース11を前後方向a,b及
び左右方向c,dに移動させて対物レンズOLの光軸O
1を水平移動させると共に、各傾角調整ボルト22のね
じ込み量を調整することにより、対物レンズOLの光軸
O1をラジアル方向e,f及びタンゼンシャル方向g,
hに傾動させて、その対物レンズOLの光軸O1をレー
ザ光の光軸O2に精密に一致させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
筐体3が合成樹脂により成形されているため、凹部23
の底面23aに円筒状ばね24の端部が食い込んで、該
円筒状ばね24が基準ボルト21の移動の障害物となっ
て、アクトベース11の水平移動及び傾動が阻害され、
対物レンズOLの傾角調整が困難になる場合がある。
【0008】そこで、図10(a)に示すように、凹部
23の底面23aと円筒状ばね24との間にワッシャ2
6を介在させている。これによると、円筒状ばね24の
端部がワッシャ26上で滑りやすくなり、アクトベース
11の移動を容易に行うことができるが、その反面、ワ
ッシャ26の分だけ部品点数が増加して製作費が高くつ
くと共に、ワッシャ26が底面23a上を円筒状ばね2
4の滑り方向とは逆向きに滑った場合に、図10(b)
に示すように、円筒状ばね24の端部がワッシャ26の
貫通孔と基準ボルト21との間の隙間αに嵌まり込むこ
とがあり、これによって、円筒状ばね24が基準ボルト
21の移動の障害物となって、アクトベース11の水平
移動及び傾動が阻害され、対物レンズOLの傾角調整が
困難になる場合がある。
【0009】本発明は、上記従来の欠点に鑑み、対物レ
ンズの傾角調整を安価な構造で容易に行なうことができ
るようにした光ピックアップを提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、対物レンズをレンズホル
ダを介して支持するアクトベースが筐体の貫通孔に挿通
した1本の基準ボルトと2本の傾角調整ボルトとにより
該筐体の端面に取り付けられ、その筐体に形成した基準
ボルト用貫通孔と同心状の凹部内にワッシャが介在され
ると共に、該ワッシャと基準ボルトの頭部との間に円筒
状ばねが介在され、該円筒状ばねにより基準ボルトを介
してアクトベースを筐体の端面側に引っ張っており、そ
のばねに抗して各傾角調整ボルトを操作することによ
り、対物レンズの光軸を半導体レーザから発したレーザ
光の光軸に一致させるようにした光ピックアップにおい
て、前記ワッシャを省略し、前記円筒状ばねに代えて一
端部の外径を前記凹部の底面の径と同一または若干小さ
く設定しその他端部の外径を一端部の外径よりも小さく
て前記基準ボルトの頭部の径と同一または若干小さく設
定したテーパ状異径ばねが用いられており、そのテーパ
状異径ばねの一端部を前記凹部の底面に当接させると共
に、そのテーパ状異径ばねの他端部を基準ボルトの頭部
に当接させたことを特徴としている。
【0011】上記構成によれば、凹部の底面と基準ボル
トの頭部との間に介在させた異径ばねの一端部が前記底
面に食い込んだとしても、該異径ばねの一端部が大径状
に形成されているから、その異径ばねが適度に撓んで基
準ボルトの移動を許容しアクトベースの水平移動及び傾
動を阻害することがなく、対物レンズの傾角調整を容易
に行うことができる。また、凹部の底面と異径ばねとの
間のワッシャを省略しているので、その省略した分だけ
製作費を安くすることができる。
【0012】また、異径ばねがテーパ状に形成されてお
り、その異径ばねを全体的に均等に弾性変形させて基準
ボルトを中心位置に戻そうとするので、アクトベースを
円滑に水平移動及び傾動させることができる。
【0013】更に、異径ばねの一端部の外径が前記凹部
底面の径と同一または若干小さく設定されているので、
その異径ばねの一端部が筐体の貫通孔と基準ボルトとの
間の隙間に嵌まり込むことがなく、アクトベースを円滑
に水平移動及び傾動させて、対物レンズの傾角調整を精
密に行うことができる。しかも、前記異径ばねの他端部
の外径が前記基準ボルトの頭部の径と同一または若干小
さく設定されているので、基準ボルトの頭部により異径
ばねを確実に圧縮して所望通りの引張力を発生させるこ
とができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、対物レンズをレ
ンズホルダを介して支持するアクトベースが筐体の貫通
孔に挿通した1本の基準ボルトと2本の傾角調整ボルト
とにより該筐体の端面に取り付けられ、その筐体に形成
した基準ボルト用貫通孔と同心状の凹部内にワッシャが
介在されると共に、該ワッシャと基準ボルトの頭部との
間に円筒状ばねが介在され、該円筒状ばねにより基準ボ
ルトを介してアクトベースを筐体の端面側に引っ張って
おり、そのばねに抗して各傾角調整ボルトを操作するこ
とにより、対物レンズの光軸を半導体レーザから発した
レーザ光の光軸に一致させるようにした光ピックアップ
において、前記ワッシャを省略し、前記円筒状ばねに代
えて一端部の外径を前記凹部の底面の径と同一または若
干小さく設定しそれ以外の部分の外径を一端部の外径よ
りも小さくて前記基準ボルトの頭部の径と同一または若
干小さく設定した略円筒状異径ばねが用いられており、
その略円筒状異径ばねの一端部を前記凹部の底面に当接
させると共に、その略円筒状異径ばねの他端部を基準ボ
ルトの頭部に当接させたことを特徴としている。
【0015】上記構成によれば、凹部の底面と基準ボル
トの頭部との間に介在させた異径ばねの一端部が前記底
面に食い込んだとしても、該異径ばねの一端部が大径状
に形成されているから、その異径ばねが適度に撓んで基
準ボルトの移動を許容しアクトベースの水平移動及び傾
動を阻害することがなく、対物レンズの傾角調整を容易
に行うことができる。また、凹部の底面と異径ばねとの
間のワッシャを省略しているので、その省略した分だけ
製作費を安くすることができる。
【0016】また、異径ばねの一端部以外の部分が同径
の円筒状に形成されているので、その円筒状部分を均等
に圧縮してアクトベースを弾性的に確実に位置決めする
ことができる。
【0017】更に、異径ばねの一端部の外径が前記凹部
底面の径と同一または若干小さく設定されているので、
その異径ばねの一端部が筐体の貫通孔と基準ボルトとの
間の隙間に嵌まり込むことがなく、アクトベースを円滑
に水平移動及び傾動させて、対物レンズの傾角調整を精
密に行うことができる。しかも、前記異径ばねの一端部
以外の部分の外径が前記基準ボルトの頭部の径と同一ま
たは若干小さく設定されているので、基準ボルトの頭部
により異径ばねを確実に圧縮して所望通りの引張力を発
生させることができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、対物レンズをレ
ンズホルダを介して支持するアクトベースが筐体の貫通
孔に挿通した1本の基準ボルトと2本の傾角調整ボルト
とにより該筐体の端面に取り付けられ、その筐体に形成
した基準ボルト用貫通孔と同心状の凹部内にばねが介在
され、該ばねにより基準ボルトを介してアクトベースを
筐体の端面側に引っ張っており、そのばねに抗して各傾
角調整ボルトを操作することにより、対物レンズの光軸
を半導体レーザから発したレーザ光の光軸に一致させる
ようにした光ピックアップにおいて、前記ばねが一端部
を大径とし他端部を小径とした異径ばねからなり、該異
径ばねの一端部を前記凹部の底面に当接させると共に、
その異径ばねの他端部を基準ボルトの頭部に当接させた
ことを特徴としている。
【0019】上記構成によれば、凹部の底面と基準ボル
トの頭部との間に介在させた異径ばねの一端部が前記底
面に食い込んだとしても、該異径ばねの一端部が大径状
に形成されているから、その異径ばねが適度に撓んで基
準ボルトの移動を許容しアクトベースの水平移動及び傾
動を阻害することがなく、対物レンズの傾角調整を容易
に行うことができる。また、凹部の底面と異径ばねとの
間のワッシャを省略しているので、その省略した分だけ
製作費を安くすることができる。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記異径ばねがテーパ状に形成されて
おり、そのテーパ状異径ばねの一端部を前記凹部の底面
に当接させると共に、そのテーパ状異径ばねの他端部を
基準ボルトの頭部に当接させたことを特徴としている。
【0021】上記構成によれば、異径ばねがテーパ状に
形成されており、その異径ばねを全体的に均等に弾性変
形させて基準ボルトを中心位置に戻そうとするので、ア
クトベースを円滑に水平移動及び傾動させることができ
る。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記異径ばねが一端部だけを大径とし
た略円筒状に形成されており、該略円筒状異径ばねの一
端部を前記凹部の底面に当接させると共に、その略円筒
状異径ばねの他端部を基準ボルトの頭部に当接させたこ
とを特徴としている。
【0023】上記構成によれば、異径ばねの一端部以外
の部分が同径の円筒状に形成されているので、その円筒
状部分を均等に圧縮してアクトベースを弾性的に確実に
位置決めすることができる。
【0024】請求項6に記載の発明は、請求項3から5
のいずれかに記載の発明において、異径ばねの一端部の
外径が前記凹部底面の径と同一または若干小さく設定さ
れていることを特徴としている。
【0025】上記構成によれば、異径ばねの一端部が筐
体の貫通孔と基準ボルトとの間の隙間に嵌まり込むこと
がなく、アクトベースを円滑に水平移動及び傾動させ
て、対物レンズの傾角調整を精密に行うことができる。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項3から6
のいずれかに記載の発明において、前記異径ばねの他端
部の外径が前記基準ボルトの頭部の径と同一または若干
小さく設定されていることを特徴としている。
【0027】上記構成によれば、基準ボルトの頭部によ
り異径ばねを確実に圧縮して所望通りの引張力を発生さ
せることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1から図4は本発明の第1の実
施の形態である光ピックアップ2の要部を示すものであ
って、従来必要とされていたワッシャ26(図10参
照)を省略し、凹部23の底面23aと基準ボルト21
の頭部21aとの間に、一端部28aを大径とし他端部
28bを小径とした異径ばね28が介在されている。上
記以外の構成は図7から図10に示す構成とほぼ同じで
あるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略
する。
【0029】上記構成によれば、凹部23の底面23a
と基準ボルト21の頭部21aとの間に介在させた異径
ばね28の一端部28aが前記底面23aに食い込んだ
としても、その異径ばね28の一端部28aが大径状に
形成されているから、その異径ばね28が適度に撓んで
基準ボルト21の移動を許容しアクトベース11の水平
移動及び傾動を阻害することがなく、対物レンズOLの
傾角調整を容易に行うことができる。また、凹部23の
底面23aと異径ばね28との間のワッシャ26を省略
しているので、その省略した分だけ製作費を安くするこ
とができる。
【0030】前記異径ばね28は、テーパ状に形成され
ており、その一端部28aの外径k1を凹部23の底面
23aの径mと同一または若干小さく設定し、その他端
部28bの外径k2を基準ボルト21の頭部21aの径
tと同一または若干小さく設定している。
【0031】上記構成によれば、異径ばね28がテーパ
状に形成されており、その異径ばね28を全体的に均等
に弾性変形させて基準ボルト22を中心位置に戻そうと
するので、アクトベース11を円滑に水平移動及び傾動
させることができる。また、異径ばね28の一端部28
aの外径k1が凹部23の底面23aの径mと同一また
は若干小さく設定されているので、その異径ばね28の
一端部28aが貫通孔20と基準ボルト21との間の隙
間βに嵌まり込むことがなく、アクトベース11を円滑
に水平移動及び傾動させて、対物レンズOLの傾角調整
を精密に行うことができる。しかも、前記異径ばね28
の他端部28bの外径k2が基準ボルト21の頭部21
aの径tと同一または若干小さく設定されているので、
基準ボルト21の頭部21aにより異径ばね28を確実
に圧縮して所望通りの引張力Fを発生させることができ
る。
【0032】図5及び図6は本発明の第2の実施の形態
である光ピックアップ2の要部を示すものであって、従
来必要とされていたワッシャ26(図10参照)を省略
し、凹部23の底面23aと基準ボルト21の頭部21
aとの間に、一端部30aだけを大径としそれ以外の部
分を小径とした異径ばね30が介在され、該異径ばね3
0の一端部28aを凹部23の底面23aに当接させる
と共に、その異径ばね30の他端部30bを基準ボルト
21の頭部21aに当接させている。上記以外の構成は
図1から図4に示す構成とほぼ同じであるから、同一部
分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0033】上記構成によれば、凹部23の底面23a
と基準ボルト21の頭部21aとの間に介在させた異径
ばね30の一端部30aが前記底面23aに食い込んだ
としても、その異径ばね30の一端部30aが大径状に
形成されているから、その異径ばね30が適度に撓んで
基準ボルト21の移動を許容しアクトベース11の水平
移動及び傾動を阻害することがなく、対物レンズOLの
傾角調整を容易に行うことができる。また、凹部23の
底面23aと異径ばね30との間のワッシャ26を省略
しているので、その省略した分だけ製作費を安くするこ
とができる。
【0034】前記異径ばね28は、一端部30aだけを
大径とした略円筒状に形成されており、その一端部30
aの外径k3を凹部23の底面23aの径mと同一また
は若干小さく設定し、一端部30a以外の部分の外径k
4を基準ボルト21の頭部21aの径tと同一または若
干小さく設定している。
【0035】上記構成によれば、異径ばね30の一端部
30aの外径k3が凹部23の底面23aの径mと同一
または若干小さく設定されているので、その異径ばね3
0の一端部30aが貫通孔20と基準ボルト21との間
の隙間βに嵌まり込むことがなく、アクトベース11を
円滑に水平移動及び傾動させて、対物レンズOLの傾角
調整を精密に行うことができる。しかも、異径ばね30
の一端部30a以外の部分の外径k4が基準ボルト21
の頭部21aの径tと同一または若干小さく設定されて
いるので、基準ボルト21の頭部21aにより異径ばね
30を確実に圧縮して所望通りの引張力Fを発生させる
ことができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、凹部の
底面と基準ボルトの頭部との間に介在させた異径ばねの
一端部が前記底面に食い込んだとしても、該異径ばねの
一端部が大径状に形成されているから、その異径ばねが
適度に撓んで基準ボルトの移動を許容しアクトベースの
水平移動及び傾動を阻害することがなく、対物レンズの
傾角調整を容易に行うことができる。また、凹部の底面
と異径ばねとの間のワッシャを省略しているので、その
省略した分だけ製作費を安くすることができる。
【0037】また、異径ばねがテーパ状に形成されてお
り、その異径ばねを全体的に均等に弾性変形させて基準
ボルトを中心位置に戻そうとするので、アクトベースを
円滑に水平移動及び傾動させることができる。
【0038】更に、異径ばねの一端部の外径が前記凹部
底面の径と同一または若干小さく設定されているので、
その異径ばねの一端部が筐体の貫通孔と基準ボルトとの
間の隙間に嵌まり込むことがなく、アクトベースを円滑
に水平移動及び傾動させて、対物レンズの傾角調整を精
密に行うことができる。しかも、前記異径ばねの他端部
の外径が前記基準ボルトの頭部の径と同一または若干小
さく設定されているので、基準ボルトの頭部により異径
ばねを確実に圧縮して所望通りの引張力を発生させるこ
とができる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、凹部の底
面と基準ボルトの頭部との間に介在させた異径ばねの一
端部が前記底面に食い込んだとしても、該異径ばねの一
端部が大径状に形成されているから、その異径ばねが適
度に撓んで基準ボルトの移動を許容しアクトベースの水
平移動及び傾動を阻害することがなく、対物レンズの傾
角調整を容易に行うことができる。また、凹部の底面と
異径ばねとの間のワッシャを省略しているので、その省
略した分だけ製作費を安くすることができる。
【0040】また、異径ばねの一端部以外の部分が同径
の円筒状に形成されているので、その円筒状部分を均等
に圧縮してアクトベースを弾性的に確実に位置決めする
ことができる。
【0041】更に、異径ばねの一端部の外径が前記凹部
底面の径と同一または若干小さく設定されているので、
その異径ばねの一端部が筐体の貫通孔と基準ボルトとの
間の隙間に嵌まり込むことがなく、アクトベースを円滑
に水平移動及び傾動させて、対物レンズの傾角調整を精
密に行うことができる。しかも、前記異径ばねの一端部
以外の部分の外径が前記基準ボルトの頭部の径と同一ま
たは若干小さく設定されているので、基準ボルトの頭部
により異径ばねを確実に圧縮して所望通りの引張力を発
生させることができる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、凹部の底
面と基準ボルトの頭部との間に介在させた異径ばねの一
端部が前記底面に食い込んだとしても、該異径ばねの一
端部が大径状に形成されているから、その異径ばねが適
度に撓んで基準ボルトの移動を許容しアクトベースの水
平移動及び傾動を阻害することがなく、対物レンズの傾
角調整を容易に行うことができる。また、凹部の底面と
異径ばねとの間のワッシャを省略しているので、その省
略した分だけ製作費を安くすることができる。
【0043】請求項4に記載の発明によれば、異径ばね
がテーパ状に形成されており、その異径ばねを全体的に
均等に弾性変形させて基準ボルトを中心位置に戻そうと
するので、アクトベースを円滑に水平移動及び傾動させ
ることができる。
【0044】請求項5に記載の発明によれば、異径ばね
の一端部以外の部分が同径の円筒状に形成されているの
で、その円筒状部分を均等に圧縮してアクトベースを弾
性的に確実に位置決めすることができる。
【0045】請求項6に記載の発明によれば、異径ばね
の一端部が筐体の貫通孔と基準ボルトとの間の隙間に嵌
まり込むことがなく、アクトベースを円滑に水平移動及
び傾動させて、対物レンズの傾角調整を精密に行うこと
ができる。
【0046】請求項7に記載の発明によれば、基準ボル
トの頭部により異径ばねを確実に圧縮して所望通りの引
張力を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態である光ピックア
ップの要部を示す縦断面図である。
【図2】 図1のA−A矢視図である。
【図3】 図1のB−B矢視図である。
【図4】 同異径ばねの斜視図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態である光ピックア
ップの要部を示す縦断面図である。
【図6】 同異径ばねの斜視図である。
【図7】 同光ピックアップの平面図である。
【図8】 図7のC−C矢視図である。
【図9】 図7のE−E矢視図である。
【図10】 (a)は従来例を示す要部の縦断面図、
(b)は同従来例の欠点を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 光ピックアップ 3 筐体 11 アクトベース 12 レンズホルダ 20 貫通孔 21 基準ボルト 21a 基準ボルトの頭部 22 傾角調整ボルト 23 凹部 23a 凹部の底面 26 ワッシャ 28 テーパ状異径ばね 28a テーパ状異径ばねの一端部 28b テーパ状異径ばねの他端部 30 略円筒状異径ばね 30a 略円筒状異径ばねの一端部 30b 略円筒状異径ばねの他端部 OL 対物レンズ k1 テーパ状異径ばねの一端部の外径 k2 テーパ状異径ばねの他端部の外径 k3 略円筒状異径ばねの一端部の外径 k4 略円筒状異径ばねの一端部以外の部分の外径 m 凹部底面の径 t 基準ボルトの頭部の径

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズをレンズホルダを介して支持
    するアクトベースが筐体の貫通孔に挿通した1本の基準
    ボルトと2本の傾角調整ボルトとにより該筐体の端面に
    取り付けられ、その筐体に形成した基準ボルト用貫通孔
    と同心状の凹部内にワッシャが介在されると共に、該ワ
    ッシャと基準ボルトの頭部との間に円筒状ばねが介在さ
    れ、該円筒状ばねにより基準ボルトを介してアクトベー
    スを筐体の端面側に引っ張っており、そのばねに抗して
    各傾角調整ボルトを操作することにより、対物レンズの
    光軸を半導体レーザから発したレーザ光の光軸に一致さ
    せるようにした光ピックアップにおいて、前記ワッシャ
    を省略し、前記円筒状ばねに代えて一端部の外径を前記
    凹部の底面の径と同一または若干小さく設定しその他端
    部の外径を一端部の外径よりも小さくて前記基準ボルト
    の頭部の径と同一または若干小さく設定したテーパ状異
    径ばねが用いられており、そのテーパ状異径ばねの一端
    部を前記凹部の底面に当接させると共に、そのテーパ状
    異径ばねの他端部を基準ボルトの頭部に当接させたこと
    を特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 対物レンズをレンズホルダを介して支持
    するアクトベースが筐体の貫通孔に挿通した1本の基準
    ボルトと2本の傾角調整ボルトとにより該筐体の端面に
    取り付けられ、その筐体に形成した基準ボルト用貫通孔
    と同心状の凹部内にワッシャが介在されると共に、該ワ
    ッシャと基準ボルトの頭部との間に円筒状ばねが介在さ
    れ、該円筒状ばねにより基準ボルトを介してアクトベー
    スを筐体の端面側に引っ張っており、そのばねに抗して
    各傾角調整ボルトを操作することにより、対物レンズの
    光軸を半導体レーザから発したレーザ光の光軸に一致さ
    せるようにした光ピックアップにおいて、前記ワッシャ
    を省略し、前記円筒状ばねに代えて一端部の外径を前記
    凹部の底面の径と同一または若干小さく設定しそれ以外
    の部分の外径を一端部の外径よりも小さくて前記基準ボ
    ルトの頭部の径と同一または若干小さく設定した略円筒
    状異径ばねが用いられており、その略円筒状異径ばねの
    一端部を前記凹部の底面に当接させると共に、その略円
    筒状異径ばねの他端部を基準ボルトの頭部に当接させた
    ことを特徴とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 対物レンズをレンズホルダを介して支持
    するアクトベースが筐体の貫通孔に挿通した1本の基準
    ボルトと2本の傾角調整ボルトとにより該筐体の端面に
    取り付けられ、その筐体に形成した基準ボルト用貫通孔
    と同心状の凹部内にばねが介在され、該ばねにより基準
    ボルトを介してアクトベースを筐体の端面側に引っ張っ
    ており、そのばねに抗して各傾角調整ボルトを操作する
    ことにより、対物レンズの光軸を半導体レーザから発し
    たレーザ光の光軸に一致させるようにした光ピックアッ
    プにおいて、前記ばねが一端部を大径とし他端部を小径
    とした異径ばねからなり、該異径ばねの一端部を前記凹
    部の底面に当接させると共に、その異径ばねの他端部を
    基準ボルトの頭部に当接させたことを特徴とする光ピッ
    クアップ。
  4. 【請求項4】 前記異径ばねがテーパ状に形成されてお
    り、そのテーパ状異径ばねの一端部を前記凹部の底面に
    当接させると共に、そのテーパ状異径ばねの他端部を基
    準ボルトの頭部に当接させたことを特徴とする請求項3
    に記載の光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 前記異径ばねが一端部だけを大径とした
    略円筒状に形成されており、該略円筒状異径ばねの一端
    部を前記凹部の底面に当接させると共に、その略円筒状
    異径ばねの他端部を基準ボルトの頭部に当接させたこと
    を特徴とする請求項3に記載の光ピックアップ。
  6. 【請求項6】 前記異径ばねの一端部の外径が前記凹部
    底面の径と同一または若干小さく設定されていることを
    特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の光ピック
    アップ。
  7. 【請求項7】 前記異径ばねの他端部の外径が前記基準
    ボルトの頭部の径と同一または若干小さく設定されてい
    ることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の
    光ピックアップ。
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