JP2003316548A - バリアブルデータプリントにおける動的面付けテンプレート - Google Patents

バリアブルデータプリントにおける動的面付けテンプレート

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JP2003316548A
JP2003316548A JP2003067181A JP2003067181A JP2003316548A JP 2003316548 A JP2003316548 A JP 2003316548A JP 2003067181 A JP2003067181 A JP 2003067181A JP 2003067181 A JP2003067181 A JP 2003067181A JP 2003316548 A JP2003316548 A JP 2003316548A
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vdp
manufacturing
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ppml
vdx
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David Kloosterman
ディヴィッド・クルースターマン
Timothy F Donahue
ティモシー・エフ・ドナヒュー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PPML/VDXインスタンスと関連して使
用されるプリントデバイス固有データを供給し得るよう
な方法および装置の提供。 【解決手段】 バリアブルデータプリントにおいて使用
されるテンプレートを製版(20)において作成するた
めの方法であって、プリントデバイスのための、プリン
トジョブに関連する複数のパラメータを含有しているフ
ァイルを作成し;ファイル内において、複数のパラメー
タから複数のカテゴリーを形成し;複数のカテゴリー内
において、各カテゴリーに対する製造パラメータを作成
し;プリントデバイスの製造能力に関するリストを獲得
し;静的面付けテンプレートを選択し;複数のカテゴリ
ー内のアイテムを、製造能力リストから決定された前記
プリントデバイスの属性に対して対応づけする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願は、本出願と同時に出
願された以下の出願と関連するものである。 −David Kloosterman他の名前で、“VARIABLE DATA PRI
NTING FAMILIES”という題名で出願された米国出願。 −David Kloosterman他の名前で、“VARIABLE DATA PRI
NTING USING VARIANTS”という題名で出願された米国出
願。 −David Kloosterman他の名前で、“METHOD AND APPARA
TUS FOR USING FIELDOF DATA TO ORGANIZE VARIABLE DA
TA PRINT JOBS”という題名で出願された米国出願。
【0002】本発明は、デジタル式プリントに関するも
のであり、より詳細には、静的データと一緒にバリアブ
ルデータを使用するデジタル式プリントシステムことに
関するものである。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】バリ
アブルデータプリント(Variable Data Printing,VD
P)とは、個々の受領者を対象とした情報を含んだ複数
のプリントページをそれぞれが有しているような複数の
個人向けプリントピースを製造するというプリント様式
である。VDP制作においては、グラフィックページ制
作のグラフィックアート操作を、情報技術(IT)と組
み合わせ、これにより、プリントされた完成ピースを製
造する1つまたは複数のプリント製造プロセスに対して
の入力をなすこととなるバリアブルプリントジョブを形
成するためのユーティリティをもたらす。様々なコンテ
ンツを有したインスタンス文書が、個々の受領者を特徴
づける情報の記録を有したデータベースから抽出したデ
ータに基づいて、制作される。VDPは、グラフィック
アートや印刷産業において、例えばインターネットとい
ったような通信媒体を使用したワンツーワンマーケティ
ング操作の場合と同じ程度に大きなワンツーワンマーケ
ティング通信を可能とするという潜在能力を有している
ように思われる。
【0004】VDPを使用する場合に存在する共通の問
題点は、バリアブルデータを使用したプリントジョブの
実行が、典型的には、ラスタライズしてプリントするた
めのラスターイメージプロセッサ(Raster Image Proce
ssor,RIP)において、非バリアブルデータを使用し
た従来の静的プリントジョブよりも、より長時間を要す
ることである。バリアブルプリントデータは、RIPへ
と送出され、RIPにおいては、テキスト要素に対する
コードとグラフィック要素に対するコードとが、デジタ
ルプリンタのマーキングエンジンが使用し得るラスター
データ書式へと変換処理する。したがって、バリアブル
データを有した各ページは、ラスターイメージ処理され
た(RIP処理された)各コードを有していなければな
らない。バリアブルデータを有した要素を個々にRIP
処理しなければならないという必要性は、一度だけRI
P処理されるだけで良い単一文書からなるとともに多く
の複写が同一のRIP処理結果から画像化されるような
静電的プリントジョブのRIP処理と比較して、実質的
に処理のボトルネックを形成する。
【0005】それぞれのインスタンス文書に対してペー
ジコンテンツを変更するという従来のバリアブルデータ
プリント操作を超越して、また、プリントピースに関し
ての、綴じスタイルや、ページコンテンツの条件付きマ
ッピングにおいて使用されるような同じ受領者データベ
ース情報に敏感なルールに基づいた被印刷物選択といっ
たものも含めた仕上げ特性といったような他の特性を変
更することができる。このようにして、例えばVDPジ
ョブの製造対象をなす市場調査会社のハイレベルの受領
者は、高品質プリント媒体を使用してかつ高品質綴じ形
式でもって形成されたプリントピースを受領することが
できる。一方、低位レベルを有した消費者は、安価に製
造できるものの、対象をなす受領者には十分な市場イン
パクトを知らせることができるような、コーナー部でス
テープル止めされた文書しか受領することができない。
このことは、ページコンテンツおよびレイアウトデータ
と一緒に、製造されるべき各プリントピースの物理的特
性を表現しており製品目的データとして公知の付加的な
データを格納する必要性を示している。様々な受領者の
データプロファイルに基づいてVDPジョブの仕上げ文
書の物理的特性を変更することができる製品目的データ
の追加により、プリント提供者の環境内の製造プロセス
ワークフローに対してかなりの複雑さを追加することと
なり、所望のワークフローを得ることができない。よっ
て、プリント提供者の製造ワークフローの能力に関する
知識なしでは、製造が複雑すぎるようなVDPジョブの
制作する場合には、かなりの問題点が存在する。
【0006】したがって、グラフィックアート産業にお
いては、従来技術における上記欠点を修正すること、お
よび、最終プリント製造および仕上げを可能とするより
高速の形態のVDPを開発することが、現在要望されて
いる。また、プリントエンジン内で現在使用されている
手法を使用することが、望ましい。グラフィックアート
産業は、バリアブルデータプリントジョブ内において使
用するための効果的かつ信頼性の高いバリアブルデータ
交換を行い得るような方法および装置を要望している。
【0007】Print On Demand Initiative(PODi)
によって開発された個人向けプリントマークアップ言語
(Personalized Print Markup Language,PPML)と
称されるページ記述マークアップ言語は、バリアブルデ
ータプリントジョブの多くの独自のインスタンス文書の
ページレイアウトを表すことができるデータ書式の一例
である。PPMLは、拡張型マークアップ言語(Extens
ible Markup Language,XML)をベースとしており、
1つまたは複数のページ上において同じ表現で複数回に
わたって使用されるコンテンツデータが、明確に認識さ
れ、これにより、RIPプロセスの使用機会を消滅させ
ることができて、処理性能を改良することができる。理
想的には、PPML RIP処理(PPMLによるラス
ターイメージ処理)は、認識された再使用要素と非再使
用要素との双方を含めたすべてのコンテンツ要素を、1
回で処理することとなる。その際、複数の再使用要素
が、最初にRIP処理された後にキャッシュ内に格納さ
れ、その後は、ラスターデータとして再使用される。
【0008】プリンタRIPが、ラスター処理済みグラ
フィック要素を格納するとともに必要とされたときに再
使用できることは、処理性能に対して途方もない改良を
もたらす。そのような要素を再使用し得ることは、ま
た、同一のプリントジョブ実行時に、コンテンツ要素を
規定するソースコードをプリンタ/RIPに対して何回
にもわたって再送信する必要性を除去する。PPML
は、ページレベルではなくオブジェクトレベルにおいて
プリンタ/RIPが理解することを可能とすることによ
り、バリアブルデータプリントにおけるかなりの進展で
ある。PPMLは、プリンタ/RIPが、ある程度の知
性を有すること、および、ページを構成する複数の要素
(複数のオブジェクト)を操作すること、を可能とす
る。PPMLは、また、コード提供手段に対して、バリ
アブルデータジョブのプリント時に必要とされた場合に
はオブジェクトの再使用を可能とするようなオブジェク
ト指定能力を、付与する。
【0009】バリアブルデータ交換(Variable Data Ex
change,VDX)は、PPMLと組み合わせたVDXイ
ンスタンスの形態において、バリアブルデータのための
製造ツールとして、グラフィックアート技術規格委員会
(Committee for Graphic Arts Technologies Standar
ds,CGATS)内において近年進化した規格である。
VDXインスタンスは、多くの複合ページのコンテンツ
およびレイアウトを規定する記録の編集として見ること
ができる。VDXインスタンスをPPMLと一緒に使用
することにより、PPML/VDXインスタンス文書の
複合規定を作成することができる。PPML/VDXイ
ンスタンス文書の各複合ページは、複合要素として参照
される1つまたは複数の部分ページあるいはコンテンツ
オブジェクトの集合である。PPML/VDXは、以前
に規定されさらに様々な複合ページレイアウトインスタ
ンスから複数回にわたって参照された複合要素を識別す
ることを可能とし、これにより、PPML/VDXイン
スタンスに対するデータ全体サイズを効果的に低減させ
ることができる。
【0010】PPML/VDXインスタンスの複合ペー
ジを記述するレイアウトデータは、既に記述されたPP
MLの部分集合を使用して規定される。複合要素ソース
データを規定するためにPPML/VDX規格によって
要求されるデータ書式は、Adobe Systems(登録商標)
によって規定され維持されている Adobe PortableDocum
ent Format (PDF)である。PPML/VDXにお
いては、PPMLによって規定されたページレイアウト
上に配置される複合要素を規定するソースPDLデータ
は、常に、PDFファイルのページとして表現される。
PPML/VDX複合要素を規定するために使用される
PDFファイルは、例えばフォントや画像データやカラ
ープロファイルといったようなすべての支持資材を有し
ていなければならない。PPML/VDX複合要素を規
定するために使用されるPDFファイルは、また、公知
の参照デバイスにおけるまたはカラー空間に無関係なデ
バイスにおけるすべてのカラーコンテンツを規定しなけ
ればならない。
【0011】VDXは、VDXインスタンスのPPML
レイアウトデータが、PDFファイル内に格納される単
一のランダムアクセス可能なPDFオブジェクトストリ
ームとして格納されることを、要求する。適合レベルに
応じて、PPMLデータを内蔵しているPDFファイル
は、また、PPMLレイアウトデータオブジェクトをも
たらすVDXインスタンスによって要求される複数のP
DFページオブジェクト規定のうちのいくつかを、でき
ればすべてを、含有することができる。PPMLと製品
目的データとを有しているXML要素を有しているPP
ML/VDXファイルは、PPML/VDXレイアウト
ファイルと称される。複合要素規定を規定するためだけ
に使用されるPDFページオブジェクトだけを含有して
いるとともに、内部にXML要素が格納されておらず、
さらに、PPML/VDXレイアウトファイル内に格納
されたPPMLデータから参照することができるよう
な、PDFファイルは、PPML/VDXコンテンツフ
ァイルと称される。
【0012】完全に特定されたデバイスおよびVDPジ
ョブ規定とは無関係の製品ワークフローは、3つの基本
成分から構成されている。これら3つの基本成分のうち
の2つは、バリアブルページコンテンツの外観を規定す
るものであって、特に、レイアウトデータ(マークアッ
プデータとも称される)と、コンテンツデータと、であ
る。PPML/VDXインスタンスにおいては、レイア
ウト成分は、PPMLデータによって規定され、コンテ
ンツ成分は、PDFデータによって規定される。第3成
分は、製品目的データとして既知のものであって、最終
製品に関する記述をもたらす。製品目的データは、典型
的には、例えば、文書綴じスタイルや、片面/両面プリ
ントオプションや、被印刷物タイプや、プリントサービ
ス提供者に対して、製造すべき最終プリント製品に関す
る様々な規定を通達するのに必要なプリント製品記述に
関する他の属性、といったような情報を有している。製
品目的情報は、このような情報が通常はPPML/VD
X制作業者に対して既知でないことにより、特定のター
ゲット製造プロセスまたはターゲット製造デバイスの制
御を規定しない。このようなデバイス制御パラメータ
は、通常は、交換されたVDPジョブデータを受領する
プリント提供者だけが既知とされている。したがって、
プリント提供者は、当該製造ワークフローに固有の、あ
るいは、消費者によって形成された製品目的データやレ
イアウトデータやコンテンツデータに関する仕様に基づ
くワークフローに固有の、製造仕様を決定しなければな
らない。
【0013】PPML/VDXインスタンスは、バリア
ブルデータ結合エンジンと称されるデータ駆動結合プロ
セスによって生成される。結合エンジンは、典型的に
は、バリアブルデータのための制作環境内において実行
される。制作環境は、バリアブルデータ文書の最終ペー
ジを実際にプリントするグラフィックアート施設とは別
の位置に、配置することができる。状況によっては、P
PML/VDXインスタンスは、プリントされるべき様
々な場所へと伝達され得るような複数のPPML/VD
Xインスタンスへと分割することができる。バリアブル
データ結合エンジンによるPPML/VDXインスタン
スの生成は、バリアブルデータを制作するための幾分複
雑なプロセス内における最終行動と考えられる。PPM
L/VDXインスタンスは、製版操作者によって見るこ
とができるとともにその位置において使用されるデジタ
ルプリンタに対して適切であるような最終製造待機フォ
ーム内に配置された同一のまたは異なる動作環境内のプ
リント製造ワークフローに対して伝達することができ
る。
【0014】PPML/VDXは、プリント産業内にお
けるバリアブルデータプリントの操作において成長可能
であると考えられるようなポータブル書式である。PP
ML/VDXは、動的デジタル式プリント能力を有した
プリンタが、1対1の市販されたバリアブルレイアウト
デザインを取得する必要なく、バリアブルプリントを実
行することを可能とする。しかしながら、PPML/V
DXは、厳密に最終的な形態をなすバリアブルデータお
よびデバイスとは独立なレイアウト書式である。したが
って、PPML/VDXは、例えば面付けレイアウトや
トラッピングパラメータやトラップやあるいはプリンタ
や汎用デバイスに関する他の制御情報といったような、
プリントデバイスに固有のデータの包含を支持しない。
したがって、プリントデバイスに関する固有情報を包含
したデータが、製造のためにプリントジョブが準備され
る際に、製版時点で、後から追加される必要がある。
【0015】上記説明により、PPML/VDXインス
タンスと関連して使用されるプリントデバイス固有デー
タを供給することができ、これにより、プリント産業に
おけるバリアブルデータプリント操作に進展をもたらし
得るような、方法および装置が当該技術分野において要
望されていることは、理解されるであろう。
【0016】なお、本出願人の知る限りにおいては、本
出願に関連性を有する先行技術文献は存在しない。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、プリント産業
におけるバリアブルデータプリント操作を向上させ得る
ようかつVDPジョブの製造を容易とし得るよう、従来
技術における課題を克服する。本発明に関連して使用さ
れた場合には、VDPジョブは、製造態様という観点に
おいて互いにかなり相違するような複数のインスタンス
文書を備えている。例えば、インスタンス文書は、ペー
ジ長さや、使用される媒体タイプや、イメージ領域を超
えるページ数や、複写数や、仕上げ形式、において相違
することができる。本発明は、VDPジョブを最適に製
造し得るよう、製版操作者に対してVDPジョブデータ
の解析能力および閲覧能力とデジタルプリント装置環境
内におけるジョブ構成能力とを付与し得るような、VD
P製版ワークフロー成分である。
【0018】本発明によるVDP製版ワークフロー成分
は、好ましくは、 Acrobat(登録商標)プラグインとさ
れる。このプラグインは、各構成要素を独立なものとし
得るように、また、各構成要素を増分的に追加したりあ
るいは削除したりし得るように、構成されている。VD
P製版ワークフロー成分は、製造のために、VDPジョ
ブを解析したり閲覧したり作成したりすることができ
る。この成分から出力されるものは、『製造待機状態と
された』1つまたは複数のジョブである。
【0019】上記目的は、バリアブルデータプリントに
おいて使用されるテンプレートを作成することによっ
て、本発明により達成され、この場合、プリントデバイ
スのための、プリントジョブに関連する複数のパラメー
タを含有しているファイルが作成され、このファイル内
において、先の複数のパラメータから複数のカテゴリー
が形成される。製造パラメータが、複数のカテゴリー内
において、各カテゴリーに対して作成される。製造能力
に関するリストが、プリントデバイスから獲得される。
静的面付けテンプレートが選択され、複数のカテゴリー
内のアイテムが、製造能力リストから決定されたプリン
トデバイスの属性に対して対応づけされる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、効率的な製造を行い得
るようにシステムがバリアブルデータプリント(Variab
le Data Printing,VDP)ジョブに対して行う一連の
操作を提供する。好ましい実施形態においては、VDP
ジョブを容易に製造し得るよう、製版操作者にとって使
い勝手の良いVDP製版ワークフロー成分を想定してい
る。VDPジョブは、製造態様という観点において互い
にかなり相違するような複数のインスタンス文書を備え
ることができる。例えば、インスタンス文書は、ページ
量;媒体タイプ;イメージ化し得る領域を超えるページ
数;ページレイアウト(片面、両面);ページの向き
(縦、横);メタデータ;複写数;および、仕上げ形
式;において相違することができる。このVDP製版ワ
ークフロー成分は、VDPジョブを最適に製造し得るよ
う、製版操作者に対して、VDPジョブの解析能力およ
び閲覧能力と、デジタルプリント装置環境内において利
用可能なデバイスに関する知識を使用したその環境内に
おけるジョブ構成能力と、を付与する。
【0021】本発明の好ましい実施形態は、 Acrobat
(登録商標)プラグインとして、VDP製版ワークフロ
ー成分を提供する。 Acrobat(登録商標)プラグイン
は、好ましくは、モジュール的アーキテクチャー内に配
置され、多数のモジュールをそれぞれ独立なものとする
ことができるとともに、各モジュールを増分的に追加し
たりあるいは削除したりすることができる。VDP製版
ワークフロー成分は、PPML/VDXファイル書式を
支持するとともに、製版操作者が、製造のために、VD
Pジョブを解析したり閲覧したり作成したりすること
を、可能とする。本発明によるVDP製版ワークフロー
成分から出力されるものは、製造待機状態とされた複数
のジョブである。
【0022】図1に示すように、本発明においては、V
DPジョブは、2つの基本領域において達成される。制
作(10)は、製版(20)のためのPPML/VDX
ファイルをもたらす。本発明は、製造(30)のための
VDPジョブを準備するという製版(20)という領域
において動作する。図2は、 NexPress 2100(登録商
標)デジタル式プリントシステム(2)を示しており、
このシステムは、グラフィカルユーザーインターフェー
ス(GUI)(6)と、プリンタ(3)に対しての入力
と制御とをもたらすための NextStation(登録商標)
(4)と、を備えている。
【0023】制作(10)は、典型的には、VDP複合
体(12)内のユーティリティーを使用することによっ
てグラフィックデザイナーがバリアブルコンテンツを静
的コンテンツに対して追加することによって行われ、こ
れにより、バリアブルコンテンツが、例えば Quark(登
録商標)や In Design(登録商標)といったようなアプ
リケーションによって製造された従来的静的デザインに
対して、追加される。PPML/VDX規格において
は、製品目的データとして既知の情報は、例えば要求さ
れた媒体タイプや綴じスタイルといったような情報を記
述するPPML/VDXジョブデータ内に包含すること
ができる。これら製品目的要素は、ジョブチケット(例
えば、JDF、PJTF)へとコード化される。製品目
的特性の各々は、PPMLデータ内において規定された
インスタンス文書規定に製品目的規定が設けられている
ことから、PPMLデータの中から参照される。このよ
うに、例えば綴じスタイルや媒体タイプや複写品質や画
像領域を超えるページ数といったような、最終仕上げプ
リント製品の規定に対してすべてのものが貢献するよう
な最終文書の様々な特性が、与えられたすべての文書に
関して、明確に特定される。本発明においては、制作
(10)内において、VDP複合体(12)のためのツ
ールとしてNexTreme(登録商標)を使用する。NexTreme
(登録商標)は、NexPress Solutions, LLC 社が登録商
標権を有している制作ツールであって、この制作ツール
は、製版(20)に対して供給されるPPML/VDX
文書を生成するとともに、NexTreme(登録商標)によっ
て追加されるPPML/VDXバリアブルデータに関す
る拡張要素という形態での追加メタデータを生成するよ
うに機能する。これら拡張要素は、例えば受領者の年令
や性別や郵便の宛先やあるいは受領者に関連した固有の
他の任意のバリアブルデータといったような、受領者デ
ータベース記録の中から採取されたアイテムとすること
ができる。制作(10)においては、これら拡張要素
を、PPML/VDXジョブ(16)内のメタデータと
して格納する。製版ワークフローアプリケーションは、
その後にワークフロー内において、ジョブをプリントす
るための最適ジョブチケット仕様を認識するために、Ne
xTreme(登録商標)を使用しているグラフィックアーテ
ィストが要求したときにはPPML/VDXジョブ(1
6)内に格納されたメタデータを含むすべての製品目的
情報を利用することとなる。
【0024】好ましい実施形態においては、バリアブル
データは、対象者を特徴づける受領者データベース(1
6)内のデータに由来する。バリアブルデータプリント
に起因する大いに特別注文されたプリント材料が、イン
ターネットにおける1対1販売において今日に見られる
ような成功を、プリント産業にもたらすことが想定され
る。結合(14)とは、受領者データベース(16)か
らのデータが、コンテンツオブジェクト(18)内に収
容されている静的コンテンツデータに対して組み合わさ
れ、これにより、結合済みのPPML/VDXインスタ
ンス文書が形成されるプロセスである。結合プロセス
(14)の記述を理解するために、VDXファイルの階
層構造に関して、順に要約する。
【0025】ここで使用するVDXファイルは、PPM
L/VDXファイルの中のVDX部分を意味している。
PPML/VDXファイルは、主には、1つまたは複数
のインスタンス文書から構成されているVDPジョブの
各ページ上におけるPDFオブジェクトの位置を記述す
るためのPPML(XML技術の実施)の利用である。
上述したように、制作アプリケーションは、PPML/
VDXジョブを制作するために必要とされる。好ましい
実施形態においては、NexTreme(登録商標)(NexPress
Solutions, LLC 社が登録商標権を有しているVDP制
作アプリケーション)を使用する。しかしながら、本発
明の実施に際しては、他のVDP制作アプリケーション
を使用することもできる。グラフィックアーティスト
は、静的イメージとグラフィックスとテキストと、さら
には、バリアブルイメージとグラフィックスとテキスト
と、からなるテンプレートを、VDP複合体(12)内
に形成する。レイアウトのバリアブル部分は、各インス
タンス文書を形成するのに必要な手順を記述する関連し
た一連の規則を有している。例えば、プリントジョブ
は、受領者データベース内に掲載された各対象者に対す
る宣伝のための自動車の写真を収容するように構成され
たグラフィックボックスを有することができる。自動車
のために使用されるバリアブルデータの決定は、例えば
以下のようなものとなる。 収入>$100000であれば、Lexus.pdf そうではない場合に、収入>$50000であれば、Fo
rd.pdf そうではない場合には、Yugo.pdf
【0026】したがって、コンテンツオブジェクト(1
8)というデータベースは、Lexus.pdf、Ford.pdf、お
よび、Yugo.pdf というPDFファイルを収容していな
ければならない。
【0027】VDPジョブが、PPML/VDXファイ
ル書式で構成されている場合には、結合(14)プロセ
スにおいては、受領者データベース(16)内の各記録
に対するインスタンス文書を生成する。受領者データベ
ース(16)は、受領者のメタデータに関連する記録か
らなるデータベースを含有したファイルである。例え
ば、受領者データベース(16)は、以下の表1のよう
なものとなる。
【表1】
【0028】結合プロセス時においては、VDP制作ア
プリケーションは、受領者データベース(16)から一
度に1つの記録を探し、静的イメージとバリアブルイメ
ージとグラフィックとテキストとを含有したテンプレー
トを使用することによって、1つのインスタンス文書を
作成する。結合(14)は、バリアブルオブジェクトを
包含するために制作者によって規定された規則を使用す
ることによって、静的オブジェクトを、複数のインスタ
ンス文書の各々に対して、適用する。上記の例において
は、結合(14)は、まず最初に、Jack Snow 氏に対し
てのインスタンス文書(VDXファイル)を作成する。
次に、結合(14)は、Jack Snow 氏用のインスタンス
文書に対して、制作プロセス時に制作者によって決めら
れた規則を適用することによって、写真を追加する。こ
れにより、システムは、受領者データベース(16)を
参照して、Ford.pdfというファイルを取り出す。最後
に、結合(14)は、VDXファイル内にFord.pdfとい
うファイルを追加し、ファイルのPPML部分に入力す
る。これにより、Jack Snow 氏用のインスタンス文書の
特定ページには、Ford.pdfというファイルが組み込まれ
ている。結合(14)の結果、VDXファイルは、受領
者データベース(16)内の各記録に対するインスタン
ス文書を記述するPPML部分に加えて、通常はコンテ
ンツデータベースに由来するすべてのイメージやグラフ
ィックやテキストオブジェクトを、有することとなる。
【0029】本発明の好ましい実施形態においては、V
DPシステムは、VDP制作とVDPプリント製造との
分離の重要性を認識しかつそのような分離を支持するよ
うなワークフローアーキテクチャーに基づいた開放PD
Fを使用しているような、拡張可能なエンドツーエンド
(end-to-end)のソリューションである。VDPプリン
ト製造からVDP制作を分離するプロセスは、ジョブ製
造者が最適にVDPプリントジョブを製造し得るよう、
製版(20)時に製版操作者が使用可能であるようなツ
ールとして、VDP製版ワークフロー成分の生成を必要
としている。VDPプリントジョブは、製版操作者が製
版(20)時に処理を行うために受領するものであっ
て、1〜数十万個のインスタンス文書を含有している。
この場合、インスタンス文書は、文書ごとのページや文
書ごとの複写や媒体やイメージ領域要求を超えるページ
や仕上げオプションといったような観点での構造を欠い
ている。PPML/VDXファイルによって指定された
ときにはVDPジョブの全体を正確にかつ効率的に製造
できるよう、製版(20)は、製造(30)のためのV
DPジョブの分析や閲覧や準備を行うための一連のツー
ルをもたらす。製造(30)時には、ラスターイメージ
プロセッサ(RIP)(32)が、各ページ上の各テキ
スト要素および各グラフィック要素のためのコードを、
プリントエンジンによってプリント可能な書式へと、変
換する。VDPジョブがRIP処理され終わった後に、
VDPジョブは、プリント(36)され、仕上げ処理
(34)される。
【0030】図3は、PPML/VDXが、制作(1
0)から製造(30)を通して受領された後に、製版
(20)によって行われるワークフローを示す図であ
る。図3に示すように、製版(20)は、PPML/V
DXインスタンスファイルという形態の入力としてVD
Pジョブを受領し、製造(30)に対して、プリント待
機状態とされたVDPジョブを出力する。
【0031】VDP製版(20)は、好ましくは、 Acr
obat(登録商標)プラグインであり、典型的な Acrobat
(登録商標)プラグインの『ルックアンドフィール』に
一致した機能性をもたらす。好ましくは、製版(20)
には、VDPジョブを閲覧したり;VDPジョブを解析
したり;VDPジョブに関する製造パラメータを規定し
たり;VDPジョブの提出を準備したり;VDPジョブ
に関する最終検査を規定したり;するという各能力を製
版(20)に対して付与するような、ハイレベルの機能
が設けられている。
【0032】さらに図3に示すように、VDPジョブの
閲覧(23)により、製版操作者は、仕上げ処理された
態様で、PPML/VDXファイルを閲覧する(見る)
ことができ、また、製版操作者は、プリントされ仕上げ
られたときに消費者がそうするであろうようにして、プ
リントされPPML/VDXファイルを一度に1ページ
ずつ閲覧することができる。製版操作者は、製版(2
0)環境内においてPPML/VDXファイルを開き、
第1インスタンス文書の第1ページを表示する。Acroba
t(登録商標)の標準的な『ブックマーク』タブを使用
することにより、PPML/VDXファイルは、インス
タンス文書の各境界上において分割される。製版操作者
は、任意のインスタンス文書ブックマークを選択するこ
とができ、そのインスタンス文書の第1ページを見るこ
とができる。VDPジョブの閲覧機能(23)により、
製版操作者は、 Acrobat(登録商標)のすべての標準的
なページアップ/ページダウン機能を使用して、PPM
L/VDXファイルを見ることができる。VDPジョブ
の閲覧(23)を実行することにより、独力でPDFフ
ァイルを閲覧することと比較して、最小の性能劣化でも
ってPPML/VDXファイルを閲覧することができ
る。
【0033】PPML/VDXファイルは、開かれる時
に『有効』または『適格』であるかどうかを決定するた
めに、テストされる。『有効』および『適格』の定義
は、拡張型マークアップ言語(XML)1.0によって
特定され、また、製版操作者によって特定される。好ま
しい実施形態においては、VDP製版ソフトウェアは、
VDPファイルが開かれたかどうかを検出し、すべての
利用可能なVDP機能を可能状態とする。PPML/V
DXファイルが開かれた際、初期閲覧は、第1文書の第
1ページである。製版操作者は、 Acrobat(登録商標)
の標準的な閲覧案内ツールを使用することによって、他
のページを見る。
【0034】本発明の好ましい実施形態においては、構
成されたPPML/VDXページ(事前に面付けされた
PPML/VDXページ)として、PPML/VDXフ
ァイルを閲覧し得るようなシステムソフトウェアを使用
する。システムソフトウェアの初期設定閲覧レベルは、
構成されたPPML/VDXページとしてすべてのPP
ML/VDXファイルを閲覧することである。システム
ソフトウェアは、各インスタンス文書に対しての独自の
数的認識手段を併用しつつユーザーインターフェース内
にPPML/VDXファイル内の各ページを表示するこ
とによって、PPML/VDXファイル内の各ページに
対しての Acrobat(登録商標)による標準的閲覧案内機
能を支持する。独自の数的認識手段は、PPML/VD
Xファイル内のインスタンス文書の順序に対応する。第
1インスタンス文書が、インスタンス文書#1とされ
る。
【0035】好ましい実施形態においては、小さな性能
劣化でもってあるいは性能劣化を全く起こすことなく、
PDFファイルに対してのベンチマークとして、PPM
L/VDXファイル内のPPML/VDXページを、閲
覧することができる。それは、PPML/VDXファイ
ルの閲覧が、コンテンツの厳密なPDFバージョンの閲
覧と等価であるからである。好ましい実施形態は、ま
た、複数のインスタンス文書内において各インスタンス
文書を認識するための Acrobat(登録商標)の標準的ブ
ックマークを支持する。加えて、好ましい実施形態にお
けるシステムソフトウェアは、アプリケーションのネッ
トワーク環境内におけるPPML/VDXファイルの、
事前に面付けされた閲覧を支持する。システムソフトウ
ェアは、また、アクセス可能なNexStation(登録商標)
(4)環境内におけるPPML/VDXファイルの事前
に面付けされたあるいは面付けされたシートの閲覧を支
持する。システムソフトウェアが、NexStation(登録商
標)(4)に対する所有インターフェースの支持部分を
含有していることに注意されたい。
【0036】好ましい実施形態においては、複数のイン
スタンス文書の特定のページ番号上にロックすることが
可能とされる。これにより、前後のインスタンス文書が
存在する場合には、ページアップ/ダウンキーを介して
のその後の閲覧案内によって、前のインスタンス文書の
または次のインスタンス文書の同じページ番号へと、案
内することができる。
【0037】VDPジョブの閲覧(23)は、プリント
された態様で(あるいは、仕上げ処理された態様で)P
PML/VDXファイルを閲覧することを可能とすると
いう機能を、達成する。これにより、製版操作者は、プ
リント後にシートがそのようにして見られるであろうよ
うにして、PPML/VDXファイル内のシートを一度
に1枚ずつ閲覧することができる。製版操作者が、製版
成分を有したPPML/VDXファイルをうまく開いた
ときには、面付けされた態様でファイルを閲覧するため
のオプションを、GUI(6)を介することによって操
作者が選択することができる。Adobe ジョブチケット
(PJTFあるいはJDF)が、既にPPML/VDX
ファイルに関連づけられている場合には、閲覧者は、面
付けされたシート表面を示す。この閲覧には、ページレ
イアウト、関連文書マーク(装飾、折り目、裁ち切り、
バーコード)、注釈、がある。好ましい実施形態におい
ては、この閲覧内においてブックマークを提供しない。
それは、インスタンス文書どうしがシート表面上におい
てオーバーラップしてしまうことを防止するための規則
が存在しないからである。製版操作者は、 Acrobat(登
録商標)のすべての標準的なページアップ/ページダウ
ン機能を使用して、PPML/VDXファイルを見るこ
とができる。事前に面付けされた閲覧内におけるPPM
L/VDXファイルの閲覧に対してベンチマークされて
いる場合には、事前に面付けされた閲覧内においてPP
ML/VDXファイルを閲覧するに際して、性能劣化が
最小となるものと予想することができる。
【0038】製版操作者がVDPジョブ閲覧(23)を
実行するに際しては、まず最初に、PPML/VDXフ
ァイルが、システムソフトウェアによって開かれ、 Ado
be(登録商標)ジョブチケット(PJTFあるいはJD
F)が、PPML/VDXファイルに対して関連づけら
れ、VDPプリントジョブに関する面付けレイアウトを
記述する。製版操作者は、GUI(6)を介することに
よって、面付けされた形態でプリントされた態様でもっ
てPPML/VDXファイルの閲覧を可能とするような
オプションを、選択する。製版操作者は、 Acrobat(登
録商標)の標準的閲覧案内ツールを使用することによ
り、同様にして他のページを閲覧することができる。好
ましい実施形態においては、 Adobe(登録商標)ジョブ
チケット(PJTFおよびJDF)レイアウトパラメー
タを支持することによって、面付けされた形態でのPP
ML/VDXファイルの閲覧を選択し得ることを、想定
している。特定の Adobe(登録商標)ジョブチケットに
よって特定されたときのPPML/VDXファイルのシ
ート表面の閲覧には、例えば、ページレイアウト、文書
マーク(装飾、折り目、裁ち切り、バーコード)、およ
び、注釈、といったような特性が設けられる。システム
ソフトウェアは、アプリケーションのネットワーク環境
内におけるPPML/VDXファイルの、面付けされた
閲覧をもたらす。アクセス可能なNexStation(登録商
標)(4)環境内におけるPPML/VDXファイルの
事前に面付けされた閲覧も、また、支持されている。し
たがって、好ましい実施形態は、NexStation(登録商
標)2100環境に対して固有であるようにして記述されて
いる。しかしながら、当業者には、他の装置を使用した
変形例が自明であろう。
【0039】[複数のPDFオブジェクト(組版されて
いない)のリストとしてのPPML/VDXファイルの
閲覧]VDPジョブの閲覧(23)は、製版操作者に対
して、一度に1つのPDFオブジェクトといったように
してPPML/VDXファイルを閲覧することを可能と
する。単一のPDFオブジェクトの閲覧を達成するため
に、システムは、ランダムアクセス可能な複数のPDF
オブジェクトからなる一連ものとしてPPML/VDX
ファイルを閲覧することを可能とする。製版操作者が、
製版(20)のためのソフトウェアを有したPPML/
VDXファイルをうまく開いたときには、複数のPDF
オブジェクトからなるランダムアクセス可能なリストと
してファイルを閲覧するというオプションが、選択され
る。複数のPDFオブジェクトからなるリストとしてP
PML/VDXファイルを閲覧することは、PPML/
VDXコンテンツの外観のデバッグ処理を補助すること
ができる。この閲覧内においては、ブックマークは存在
しない。それは、この閲覧内におけるオブジェクトが、
すべてのページに関してまたすべてのインスタンス文書
に関して独立であるからである。製版操作者は、 Acrob
at(登録商標)のすべての標準的なページアップ/ペー
ジダウン機能を使用して、PPML/VDXファイルを
見ることができる。
【0040】[VDPジョブの解析]VDPジョブの解
析ルーチン(22)は、制作(10)の後に制作者から
供給されたVDPジョブ内のすべてのインスタンス文書
を、システムが特性づけることを可能とする。VDPジ
ョブの解析(22)によって行われるこの特性づけは、
製版操作者がVDPジョブの全体を正確にかつ効率的に
製造することを可能とするような情報を、もたらす。好
ましい実施形態におけるVDPジョブは、1〜数十万個
のインスタンス文書から構成することができる。これら
インスタンス文書は、ページカウントや;イメージ化可
能な領域を超えるページ数や;複写数や;例えば綴込や
中綴じといったような論理的仕上げや;例えば片面また
は両面におけるヘッドツーヘッドあるいは両面における
ヘッドツートウといったようなページレイアウトや;例
えば縦方向や横方向といったような向き;といったよう
な観点において、互いに相違することができる。また、
各インスタンス文書は、要求された媒体の論理シーケン
スにおいて相違することができる。例えば、以下の各々
は、媒体の独自シーケンスである。すなわち、A4,A
4,A4;A4,A4,A4,A4;A4,A4,A
3;A3,A3,A3;および、A3,A3。加えて、
メタデータが、各インスタンス文書において相違するこ
とができる。VDPジョブの関連でのメタデータは、典
型的には、受領者データベースから抽出されかつインス
タンス文書に関連した情報を意味している。例えば、デ
ータベースは、パンフレットを受領する各受領者の郵便
番号を格納したフィールドを有することができる。VD
P制作アプリケーションは、制作者が、各受領者の郵便
番号の数値と、PPML/VDXファイルの『個人情
報』要素内において得られたインスタンス文書と、を関
連づけることを可能とする。このメタデータ情報は、V
DPファミリーの中の1つの変数として、後のワークフ
ローにおいて使用することができる。
【0041】インスタンス文書における各変数は、それ
らがプリント文書の製造方法に影響を与えることによ
り、例えばデバイスの選択に関してあるいは特定デバイ
スの使用方法に関して影響を与えることにより、また、
最も端的には面付けスキームに影響を与えることによ
り、重要である。
【0042】VDPジョブの解析(22)においては、
プリントジョブ内のすべてのインスタンス文書を特性づ
け、特性づけたインスタンス文書を、ここではVDPフ
ァミリーと称するような各グループ内に配置する。VD
Pファミリーとは、VDPジョブ内において製版操作者
によって選択された一組をなす変数パラメータに関して
同じ値を有している複数のインスタンス文書からなるグ
ループのことである。VDPファミリーおよび対応パラ
メータからなるリストの中から、製版操作者は、VDP
ジョブ全体の製造方法を決定することができる。VDP
ジョブの解析(22)による特性づけに基づいて、製版
操作者は、各VDPファミリーの製造を独自に選択する
ことができる、あるいは、一緒に製造すべき複数のまた
はすべてのVDPファミリーの製造を所定の態様で選択
することができる。グループ分けされた複数のVDPフ
ァミリーを、同一に製造することができる。あるいは、
複数のVDPファミリーからなるグループの中のいくつ
かの要素を含有したVDPファミリーは、同一とされた
1つまたは複数の製造変数を有している。
【0043】製版操作者が、製版(20)内においてV
DPジョブを案内することを可能とするためには、VD
Pジョブの機能性を解析し得ることが必要である。好ま
しい実施形態においては、VDPジョブの機能性の解析
は、VDPジョブの解析(22)に関しての、 Acrobat
(登録商標)の『ルックアンドフィール』に一致したタ
ブを選択することによって、得られる。製版操作者は、
どのVDPファミリーの変数を識別するかを選択する機
会が与えられる。これは、また、ページカウント;媒体
シーケンス;画像化可能領域を超えたページ;複写カウ
ント;レイアウトシーケンス;向きシーケンス;メタデ
ータ;および、仕上げ;という各変数に対しての対応チ
ェックボックスを供給することを意味している。製版操
作者は、VDPジョブの解析を開始させるボタンをクリ
ックする。VDP製版ワークフローのソフトウェア成分
が、PPML/VDXファイルのXML部分全体を走査
し、複数のインスタンス文書を、製版操作者によって選
択された変数リストにより特定されるような独自の一連
のパラメータをなす複数のVDPファミリーへと部分集
合化する。VDP製版(20)は、各ファミリーに対す
る明瞭に書式化されたテキストボックス内において、含
有しているインスタンス文書の数と、各変数のパラメー
タ値と、を表示する。例えば以下のようである。
【0044】ファミリー1に関しては、 935個のインスタンス文書を含有している ページカウント=6 媒体シーケンス=A4,A4,A4,A4,A4,A4 画像化可能領域を超えたページ=なし 複写カウント=1 仕上げ=綴込 レイアウトシーケンス=片面,両面ヘッドツーヘッド,
両面ヘッドツーヘッド,両面ヘッドツーヘッド,両面ヘ
ッドツーヘッド,片面 向きシーケンス=縦,縦,縦,縦,縦,縦 メタデータ:郵便番号=12345
【0045】ファミリー2に関しては、 60個のインスタンス文書を含有している ページカウント=7 媒体シーケンス=A4,A4,A4,A4,A4,A
4,A4 画像化可能領域を超えたページ=なし 複写カウント=1 仕上げ=綴込 レイアウトシーケンス=片面,片面,両面ヘッドツーヘ
ッド,両面ヘッドツーヘッド,両面ヘッドツーヘッド,
両面ヘッドツーヘッド,片面 向きシーケンス=横,縦,縦,縦,縦,縦,縦 メタデータ:郵便番号=55555
【0046】ファミリー3に関しては、 5個のインスタンス文書を含有している ページカウント=6 媒体シーケンス=A4,A4,A4,A4,A4,A4 画像化可能領域を超えたページ=1,3,6 複写カウント=1 仕上げ=綴込 レイアウトシーケンス=片面,両面ヘッドツートウ,両
面ヘッドツートウ,両面ヘッドツートウ,両面ヘッドツ
ートウ,片面 向きシーケンス=縦,縦,縦,縦,縦,縦 メタデータ:郵便番号=98765
【0047】図4は、すべてのインスタンス文書を特性
づけしてそれらをVDPファミリーと称される各グルー
プへと分類することに関して、本発明の好ましい実施形
態において使用されるルーチンを示すフローチャートで
ある。VDPファミリーとは、VDPジョブ内におい
て、製版操作者によって選択された一組をなす変数パラ
メータに関して等価な値を有している複数のインスタン
ス文書からなるグループのことである。本発明において
使用される場合には、等価な値とは、単一の値である
か、あるいは、VDPファミリー内の各インスタンス文
書が満たすような、複数の値がなすある範囲であるか、
のいずれかであることを理解されたい。VDPファミリ
ーおよび対応変数パラメータからなるリストの中から、
製版操作者は、VDPジョブ全体の製造方法を明瞭に決
定することができるべきである。PPML/VDXの解
析に基づいて、製版操作者は、各VDPファミリーの製
造を独自に選択することができる、あるいは、一緒に製
造すべき複数のまたはすべてのVDPファミリーの製造
を選択することができる。
【0048】さらに図4に示すように、VDPジョブを
開くこと(100)は、ルーチンの開始位置であって、
製版操作者は、本発明の場合にはVDPジョブを開いて
VDP製版ワークフロー成分を開く。VDPジョブの閲
覧(110)は、上述したVDPジョブの閲覧(23)
を呼び出すことによって、ワークフローアプリケーショ
ン内に存在している場合に操作者がVDPジョブの構成
形態を見ることを可能とする。アプリケーションメニュ
ーがGUI(6)上に表示され、製版操作者は、アプリ
ケーションメニューの中からVDPファミリーの作成開
始(120)を選択することによって、VDPファミリ
ーの作成を開始する。製版操作者がVDPファミリーの
作成開始(120)を選択することにより、変数選択の
表示(130)が起動される。変数選択の表示(13
0)においては、様々な変数パラメータがGUI(6)
によって表示される。これにより、製版操作者に対し
て、複数のインスタンス文書を各VDPファミリーへと
分類するための基準をなす各種変数を選択するためのツ
ールが提供される。変数の選択(140)は、製版操作
者が、変数選択の表示(130)によって提供された複
数のチェックボックスおよびテキスト入力フィールドの
中から、変数を選択するというプロセスである。製版操
作者によって選択された変数は、VDPファミリーを作
成するために使用される。変数の例には、インスタンス
文書ごとのページ数、必要とされる複写数、使用される
媒体、仕上げ処理に関する要求、イメージ領域を超える
ページ、ページレイアウト、ページの向き、メタデー
タ、等がある。
【0049】製版操作者が、使用すべき変数を選択する
と、VDP解析によって、VDPファミリーの作成が開
始され(VDPファミリーの作成(150)における各
構成要素に関するさらに詳細なフローチャートは、図5
に示されており、これについては、詳細に後述する)、
これにより、所望のVDPファミリーが作成される。V
DPファミリーの作成(150)が実行された後に、V
DPファミリーオプションの表示(160)において、
製版操作者に対して、選択された変数から形成されたV
DPファミリーのリストと、各ファミリーに属する複数
のインスタンス文書と、各変数に対応した値と、が提示
される。VDPファミリーの了承(170)において
は、製版操作者は、VDPファミリーのリストが望まし
いものであるかどうかを示す入力を行うことができる。
製版操作者が満足していないならば、操作者は、GUI
(6)を使用して入力することにより、この不満足を示
すことができる。この場合、操作は、変数の選択(14
0)へと戻り、パラメータの他のリストを選択すること
となる。製版操作者が、VDPファミリーのリストに満
足した場合には、GUI(6)を介してその満足が伝え
られ、VDPファミリー作成の実行(180)が行われ
る。VDPジョブ全体を複数のインスタンス文書からな
る複数のグループへと分割するに際して、VDPジョブ
の実行の信頼性および効率の全体的な改良を一様にもた
らし得るような複数のグループへと分割され得るよう
に、VDPファミリーが選択されていることが仮定され
ていることに、注意されたい。
【0050】サブジョブの作成(151)は、VDPフ
ァミリーオプションの表示(16)の中に含有されてい
る付加的ルーチンである。サブジョブ(151)の作成
(151)は、操作者によって、VDPファミリーの作
成(150)の後に実行することができる。サブジョブ
の作成(151)は、VDPジョブが単一ジョブとして
は大きすぎると操作者が考えたときに、あるいは、何ら
かの理由によってVDPジョブの部分集合の作成を操作
者が望んだときに、使用される。サブジョブの作成(1
51)については、詳細に後述する。
【0051】図5は、インスタンス文書がどのVDPフ
ァミリーに関連すべきであるかを決定するためにインス
タンス文書を分類するというVDPジョブの解析機能
(22)を実行するために使用されるVDP解析ルーチ
ン(250)を示すフローチャートである。上述したよ
うに、VDPファミリーの作成(150)と称されるソ
フトウェア成分によって、複数のVDPファミリーが作
成される。そして、多数の独自のサブ文書(インスタン
ス文書)を含んだバリアブルデータプリント(VDP)
が受領され、複数のインスタンス文書が、VDPファミ
リーと称される等価な変数からなる複数のグループへと
分類される。VDPの解析(250)は、使用されてい
るファイル書式でVDPジョブが制作された後に、その
VDPジョブが製版(20)へと送出された時点で、開
始される。好ましい実施形態においては、VDPジョブ
の制作に際して、PPML/VDXファイル書式を使用
している。しかしながら、当業者であれば、PPML/
VDXファイルに代えて、他のファイル書式を使用でき
ることは、理解されるであろう。図5に示すVDPファ
ミリールーチンを実行可能とするために、VDPジョブ
ファイル(好ましい実施形態においては、VDXファイ
ル)が開かれる。その後、製版操作者は、所望の変数を
選択し、GUI(6)に対して入力することにより、分
類ルーチンが開始される。
【0052】PPML/VDXファイル内に収容された
VDPジョブ記述は、VDPジョブに関する多数の変数
を有している。これら変数には、ページカウント;媒体
タイプ;複写数;画像化可能領域を超えたページ;およ
び、仕上げ;がある。変数は、製版操作者によって特定
され、それにより、パラメータとして使用できるように
グループ分けされる。VDPジョブ内における、等価な
変数を有した複数のインスタンス文書からなる1つのグ
ループは、VDPファミリーを検索するためのパラメー
タとして変数を使用することによって格納することがで
きる。本発明の好ましい実施形態においては、VDPフ
ァミリーは、一般に、約5個程度のパラメータに関して
グループ分けを行うことにより、決定される。しかしな
がら、パラメータの数は、変更することができ、実際に
使用される数は、5個よりも多くても少なくても良い。
あるいは、1個のパラメータだけを使用することもでき
る。操作者は、GUI(6)を介して所望の変数を入力
することによって、特定のVDPファミリーへと複数の
インスタンス文書を分類するために使用されるパラメー
タリストを選択する。また、VDPファミリーの特性を
決定するような所定のパラメータリストを有した所定の
VDPファミリーを有することができる。所定のVDP
ファミリーの一例は、VDPファミリーを特性づけるパ
ラメータとして、例えば文書あたりのページ数;仕上げ
要求;および、媒体;という3つの変数を使用した分類
ルーチンの実行である。パラメータ選択は、好ましく
は、プリントジョブの製造の補助するに際してどの変数
が関連深いものであると製版操作者が考えていることを
示している。好ましくは、各インスタンス文書は、1回
の分類に対して厳密に1つのVDPファミリーへと分類
される。他の変数を適用した他の分類操作が行われる場
合には、特定のインスタンス文書は、当該分類操作に従
った他のVDPファミリーに関連することとなる。各イ
ンスタンス文書をただ1つのファミリーへと関連づける
ことは、本発明の実施に際しての好ましい態様ではある
けれども、1つのインスタンス文書を同時に複数のファ
ミリーへと関連づけるという他のグループ分けも、ま
た、可能であることは、理解されるであろう。そのよう
な他の実施態様は、当業者には自明である。
【0053】VDP解析の開始ルーチン(251)は、
PPML/VDXファイルによって規定されたVDPジ
ョブと、VDPファミリーの作成のために使用するよう
に操作者によって供給された変数リストと、に対して開
始される。VDP解析(250)のアルゴリズムが開始
されると、第1インスタンス文書の獲得(210)が、
空虚な組をなすVDPファミリーを使用して開始され、
VDPジョブ内の第1インスタンス文書が取り出され
る。その後、実存のVDPファミリーが適合組をなす変
数を有しているかどうかをルーチンによって決定するた
めに、この第1インスタンス文書が解析される。
【0054】VDPファミリーのチェック(220)に
おいては、製版操作者によって選択された変数と、第1
インスタンス文書に関してPPML/VDXファイル内
でリストされた変数と、が比較される。これにより、当
該インスタンス文書に関してリストされたパラメータと
等価なパラメータを有した実存VDPファミリーが存在
するかどうかが検証される。製版操作者が選択し得る変
数には、ページカウント;媒体タイプ;複写数;画像化
可能領域を超えたページ;仕上げ;ページレイアウト;
ページの向き;メタデータ;および、他の可能な変数;
がある。可能な変数のリストは、閉塞されたリストでは
なく、本発明においては、他の変数を使用可能であるこ
とが特に想定される。VDPファミリーのチェック(2
2)においては、選択された変数がこのインスタンス文
書内に存在するかどうかが検証され、また、このVDP
ジョブに関して既に作成されたVDPファミリーに対し
て適合しているかどうかが検証される。インスタンス文
書内の変数が、製版操作者によって特定されたパラメー
タグループ内において発見されなかったときには、新た
なVDPファミリーの作成ルーチン(225)が実行さ
れ、これにより、当該インスタンス文書に対して適合し
ているような新たなVDPファミリーがリストに対して
追加される。新たなVDPファミリーの作成ルーチン
(225)においては、当該インスタンス文書に対して
等価なパラメータ値を有したVDPファミリーからなる
新たな成分が作成され、その後、新たなVDPファミリ
ー成分に対して、このインスタンス文書が追加される。
製版操作者によって特定された変数が、インスタンス文
書内において発見されたときには、このインスタンス文
書は、VDPファミリー内へのインスタンス文書の追加
(221)において、適合するVDPファミリーに対し
て関連づけられる。VDPファミリー内へのインスタン
ス文書の追加(221)においては、ユーザーによって
選択されたすべての変数に対して等価なパラメータ値を
有したVDPファミリーに対して、このインスタンス文
書が配置される。
【0055】さらなるインスタンス文書検索(230)
においては、インスタンス文書のリストを検索すること
によって、VDPジョブ内にさらなるインスタンス文書
が存在するかどうかを決定する。VDP解析(250)
によって格納すべきさらなるインスタンス文書が存在す
る場合には、次なるインスタンス文書の獲得(231)
において、次なるインスタンス文書が獲得され、そし
て、VDPファミリーのチェック(220)へと戻り、
この次なるインスタンス文書に関してPPML/VDX
ファイル内でリストされた変数が比較され、リストされ
た変数に適合するVDPファミリーが検索される。その
後、VDPファミリーのチェックに関して上述した各ス
テップが繰り返される。インスタンス文書のリストの分
類は、さらなるインスタンス文書の検索(230)に対
する応答がNOとなってVDPファミリールーチンへと
復帰してVDPファミリーの分類が完了するまで、継続
される。
【0056】VDP解析(250)がVDPファミリー
分類ルーチンを完了させると、実行(235)におい
て、VDPファミリーに関する要約情報を製版操作者に
対して供給する。これにより、製版操作者は、VDPジ
ョブの全体を正確にかつ効率的に理解して製造すること
ができる。分析により、各インスタンス文書が、1つの
VDPファミリーへと分類され、各VDPファミリーの
特性が記述され、これにより、製版操作者は、NexStati
on(登録商標)/プリンタに対して、ジョブの製造方法
を指示することができる。各VDPファミリーのプリン
ト方法を記述しているような、NexStation(登録商標)
(4)に対する指示は、ジョブチケットと称されるデー
タ構造内に含有されている。このジョブチケットは、好
ましくは、Adobe(登録商標)ジョブチケットによって
形成された標準的なファイル書式であって当該産業にお
いて広く支持されているFような、ポータブルジョブチ
ケット書式(Portable Job Ticket Format,PJTF)
とされる。多くの企業が、それぞれ自身が所有権を有し
ているジョブチケットプログラムを開発している。本発
明の好ましい実施形態においてはPJTFを使用するけ
れども、他の実施形態においては、ジョブ規定書式(Jo
b Definition Format,JDF)として公知の他の書式へ
と実際に移動することが、特に想定される。VDP解析
の結果が利用可能となり、VDPファミリーが特定され
た後に、製版操作者は、ジョブチケットを選択/作成し
て、ジョブをプリントする。ジョブチケットは、NexSta
tion(登録商標)(4)上のソフトウェアに対して互換
的な標準的ファイル書式で記述されている。したがっ
て、NexStation(登録商標)(4)は、ジョブファイル
内の情報を理解する。例えば、使用媒体;シートの面付
け方法;各シートが片面であるかあるいは両面であるか
の認識;仕上げタイプ;といったような情報を理解す
る。ジョブチケットが作成された後には、ジョブチケッ
トを、PPMLファイルに対して添付し、実行のために
NexStation(登録商標)(4)に対して提出することが
できる。解析結果が提供されることにより、製版操作者
は、どれとどれのファミリーが似通っているかを、ま
た、各VDPファミリー内にどれくらいの数のインスタ
ンス文書が包含されているかを、即座にかつ正確に知る
ことができ、そのため、各VDPファミリーに対して理
想的に適切なジョブチケットを作成することができる。
その後、各VDPファミリーに関連したジョブチケット
が、各シートに関して使用するための媒体タイプとか、
シート上における各ページに対しての面付けの適用方法
とか、複写数とか、仕上げ方法とか、等といったような
情報を、NexStation(登録商標)(4)に対して伝達す
る。
【0057】製版(20)成分は、PPML/VDXフ
ァイル上においてVDPジョブ解析機能(22)を実行
するための Acrobat(登録商標)標準的ユーザーインタ
ーフェースを提供する。 Acrobat(登録商標)標準的ユ
ーザーインターフェースは、VDPジョブ解析(22)
がVDPファミリー(すなわち、各々が対応チェックボ
ックスを有している複数の変数からなるコラム)を作成
するための基準として使用するような、複数の変数に関
する実質的に任意の組合せについての仕様を支持する
(未知要因に対する支持も含む)。変数リストの一例
は、ページカウント、媒体タイプ、複写数、画像化可能
領域を超えるページ数、仕上げ、および、PPML/V
DXファイル内の『個人情報』によって明確に特定され
た任意の変数、がある。製版(20)は、PPML/V
DXタグの正当な階層を許容し、一変数として入力する
ことに寄与する(例えば、個人情報内の郵便番号によっ
てファミリーどうしを区別する:<PRIVATE_INFO><Zip
_Code>12345</Zip_Code></PRIVATE_INFO>)。 『V
DPジョブ解析(22)』の結果は、ユーザーインター
フェース上の明瞭に書式化されたテキストボックス内に
表示される。各ファミリーに関しては、収容されている
インスタンス文書の数と、各変数に対してのパラメータ
値と、が表示される。
【0058】再度図4に示すように、PPML/VDX
ファイルを開き、VDPファミリーの作成(150)を
実行した後に、製版操作者は、VDPファミリーオプシ
ョンの表示(160)における提示の中から選択すると
いういくつかの選択肢を有している。提示されるオプシ
ョンの1つは、サブジョブの作成(151)である。一
組をなす複数のインスタンス文書を選択するためのツー
ルは、製版ワークフローソフトウェア成分によってもた
らされる。新たなジョブに関しての一組をなす複数のイ
ンスタンス文書の選択が完了したときには、新たなジョ
ブが、完全なPPML/VDXファイルとして格納され
る。
【0059】図6に示すように、派生的ジョブの作成ル
ーチン(350)は、VDPファミリーオプションの表
示(160)内の選択肢の中からサブジョブの作成(1
51)を選択することによってVDP解析(250)の
後に実行され得るような、付加的なルーチンである。サ
ブジョブの作成(151)においては、操作者が比較的
大きなプリントジョブから比較的小さな複数のプリント
ジョブを作成することを可能とするような派生的ジョブ
の作成(350)が、呼び出される。システムソフトウ
ェアは、プリントジョブを、一群をなす比較的小さな複
数のそれぞれ個別のVDPジョブとして製造する方が有
利であると操作者が考えた場合に、比較的大きなVDP
ジョブに関しての複数の部分集合としての新たな複数の
VDPジョブを作成する能力を、提供する。比較的大き
なVDPジョブから複数のサブジョブを作成するために
は、VDPジョブから、複数のインスタンス文書からな
る部分集合を抽出して、新たなVDPサブジョブを作成
するためのツールが必要である。派生的ジョブの作成の
開始(351)は、VDPファミリーオプションの表示
(160)の中からサブジョブの作成(151)という
選択肢を操作者が選択したときに、実行される。好まし
い実施形態においては、派生的ジョブの作成の開始(3
51)において、VDP解析(250)によって既に決
定されたVDPファミリーが要約され、GUI(6)を
介して操作者に対してVDPファミリーが提示される。
操作者が、VDPファミリーオプションの表示(16
0)の選択肢の中からサブジョブの作成(151)を選
択しなかったときには、システムは、すべてのVDPフ
ァミリーの単一ジョブとしてのプリント(320)を返
答することを即座に決定する。これにより、派生的ジョ
ブの作成(350)は、実行(352)へと移行する。
製版操作者が、VDPファミリーオプションの表示(1
60)の中から派生的ジョブ作成の開始(351)を選
択したときには、VDPサブジョブパラメータの選択
(341)において、操作者に対して、複数のインスタ
ンス文書と複数のVDPファミリーとを備えた選択肢が
GUI(6)上に提示される。操作者は、派生したVD
Pサブジョブのためのパラメータとして、VDP親ジョ
ブの中から、インスタンス文書を、または、ある範囲を
なす複数のインスタンス文書を、選択することができ
る。操作者は、また、VDPファミリー全体を選択し
て、派生したサブジョブのためのパラメータとして使用
することができる。派生したVDPサブジョブを作成す
るために使用されるパラメータの選択時には、ジョブチ
ケットの作成(342)において、派生したVDPジョ
ブに関する製造仕様(製造の詳細)が作成される。その
後、ジョブの格納(343)において、派生したVDP
サブジョブが格納される。その後、操作者に対して、さ
らなるVDPサブジョブの派生(330)において決定
を求めることが提示される。操作者の応答がYESであ
れば、操作は、VDPサブジョブパラメータの選択(3
41)へと戻る。さらなるVDPサブジョブの派生(3
30)における操作者の応答がNOであれば、実行(3
35)が行われ、主VDPファミリールーチンへと戻
る。
【0060】要約すれば、以下の操作フローによって、
新たなサブジョブが、元々のPPML/VDXジョブか
ら作成される。製版操作者が、『VDP解析』を選択す
る。製版操作者が、『派生ジョブの作成』を選択する。
製版ワークフローソフトウェア成分が、新たなジョブ内
に収容すべき一組をなすインスタンス文書を体系的に選
択するために、UIを提供する。製版操作者が、ファイ
ルシステムに対しての『新たなジョブの格納』を選択す
る。
【0061】[要求]好ましい実施形態においては、G
UI(6)によって提示されたときに、『派生ジョブの
作成』ルーチンの選択を実行するために、システムは、
『新たなジョブの格納』において、リストの中からすべ
ての選択されたインスタンス文書を収集し、すべての参
照されたPDFコンテンツと一緒に新たなPPML/V
DXファイルを作成することとなる。ソフトウェアは、
Acrobat(登録商標)プラグインとして実行され、*.vd
x ファイル上において、 Acrobat(登録商標)のすべて
の代表的なファイル操作(開く、閉じる、保存する、名
前を付けて保存する)を支持する。好ましい実施形態に
おいては、*.vdx ファイル内におけるすべてのVDXセ
マンティックスの認識を想定している。
【0062】システムソフトウェアは、DTDを関連づ
けるという可能性を想定している。DTDとは、XML
(PPML)ファイルが合法的に書式化されているかど
うかを検証するとともに目的に応じたものであるかどう
かを検証するためのファイルである。ここでいう目的と
は、ファイルがPPML/VDXファイルであることで
ある。DTDに関する代替は、スキーマと称されるもの
である。PPML/VDXファイルの構造を検証するた
めに、これら2つの方法を使用することができる。シス
テムソフトウェアは、また、PPML/VDXファイル
のXML部分が『有効』または『適格』であるかどうか
をテストするというオプションを提供する。好ましい実
施形態においては、システムソフトウェアは、 Acrobat
(登録商標)環境内からのPPML/VDXファイルの
編集を認めない。しかしながら、当業者であれば、Acro
bat(登録商標)環境内における編集という可能性を想
定し得ること、および、本発明においては、このような
変形を特に想定していることは、理解されるであろう。
【0063】図3に示すように、好ましい実施形態にお
いては、製造目的の決定(25)は、製版(20)にお
いて実行されて、目的とされたジョブの製造に関しての
製造パラメータを規定するという機能である。製造目的
の決定(25)は、PPML/VDXファイル内におい
て特定されたプリントジョブをプリントして仕上げ処理
するために、正確にかつ効率的に製造パラメータを設定
するという機能である。製版操作者は、PPML/VD
Xジョブの最適なプリント方法および仕上げ方法を決定
し得るよう、デバイスの能力を知っているべきである。
よって、製造目的の決定(25)における複数の機能の
中の1つは、プリントデバイスの『製造能力』に関して
プリントデバイス(好ましい実施形態においては、NexS
tation(登録商標))に質問をすることである。デバイ
スの『製造能力』には、『媒体カタログ』、『静的面付
けテンプレートカタログ』、および、『仕上げ処理能
力』がある。製版(20)成分と、PPML/VDXジ
ョブ製造(30)成分と、の間における通信により、媒
体カタログ(39)から得られるような、利用可能媒体
タイプに関するリストが提供される。製版操作者は、デ
バイスの製造能力のうちの媒体カタログ(39)におい
て支持されている物理的媒体タイプに対して、VDPフ
ァミリー内においてソフトウェア論理的に特定された媒
体を、対応づけする。面付けスキームは、VDPファミ
リーの各インスタンス文書を正確にかつ効率的にプリン
トするように、選択される。VDPファミリーに対する
面付けスキームは、いくつかの異なる方法で特定するこ
とができる。 −デバイス(好ましい実施形態においては、NexStation
(登録商標))の『静的面付けテンプレートカタログ』
の中から、面付けテンプレートを選択する。 −面付けスキームを特定しない。このため、デバイス
は、面付けスキームに関する初期設定を使用することに
よって、面付けを実行することができる。 −ファイルシステムの中の、『静的面付けテンプレー
ト』を含有しているジョブチケットを関連づける。 −単純な(典型的には、1アップ)『静的面付けテンプ
レート』を特定するためのパラメータを選択する。
【0064】VDPファミリーに対する静的面付けテン
プレートの選択においては、デバイスの物理的能力に対
しての、PPML/VDX内において論理的に特定され
た媒体および仕上げ仕様の対応づけを考慮する。PPM
L/VDXページは、製版操作者とPPML/VDXジ
ョブ制作者との間の通信に基づいて、デバイスの媒体カ
タログ(例えば、『Hammermill #06200-8』) 内におい
て規定された特定用紙に対して製版操作者が割り当てた
論理的媒体名(例えば、『Heavy Letter』、『Insert
1』、あるいは、『Dave's Favorite Paper Type』) を
有することができる。加えて、製版操作者は、どのペー
ジレイアウトによって最良の結果がもたらされるかを決
定する。VDPファミリーは、論理的に特定された仕上
げ形式要求(例えば、『中綴じ』あるいは『綴じ』)を
有することができる。このような論理的に特定された仕
上げ形式要求は、デバイスの物理的仕上げ能力に対して
対応付けされる必要があり、 Adode(登録商標)ジョブ
チケット内において規定される必要がある。最後に、V
DPファミリー内の各インスタンス文書に関して製造す
べき複写数が考慮される必要がある。同一のインスタン
ス文書の複数の複写を、特定の向きにおいて面付けすべ
きである場合には、いくつかの場合(すなわち、名刺、
郵便はがき)がある。静的面付けテンプレートおよびジ
ョブチケットの割当により、デバイスは、VDPファミ
リーを正確にかつ効率的に製造するように案内される。
【0065】本発明においては、ここでは動的面付けテ
ンプレートとして参照するようなシステムおよび方法を
使用する。動的面付けテンプレートは、本質的に、一組
をなす複数の静的面付けテンプレートを構成する。静的
面付けテンプレートは、各VDPファミリーに関連して
いる。典型的には、互いに異なる静的面付けテンプレー
トは、それぞれ異なるVDPファミリーに関連すること
となる。動的面付けテンプレートは、VDPジョブ内に
おいて明示されたプリント対象最終ワークに対する制作
者の芸術的目的の各属性を、選択されたデバイス(つま
り、NexStation(登録商標))の物理的能力に対して、
容易に対応づけさせるツールである。
【0066】静的面付けテンプレートは、本質的に、単
一のVDPファミリーに対する複数のインスタンス文書
のページを、選択されたデバイスに対して既知とされた
媒体(データの媒体カタログ内に包含された媒体)から
なるシート上へと、対応づけするための一組をなす複数
の規則を構成する。静的面付けテンプレートは、限定す
るものではないが、デバイス(好ましい実施形態におい
ては、NexStation(登録商標))の静的面付けテンプレ
ートカタログの中から面付けテンプレートを選択すると
いう方法;面付けスキームを特定せず、これにより、デ
バイスに、面付けスキームに関する初期設定を使用させ
て、面付けを実行するという方法;ファイルシステムの
中の、静的面付けテンプレートを含有しているジョブチ
ケットを関連づけるという方法;および、単純な(典型
的には、1アップ)静的面付けテンプレートを特定する
ためのパラメータを選択するという方法;を含めたいく
つかの様々な方法によって、特定することができる。
【0067】[製造パラメータの決定]本発明において
は、PPML/VDXジョブにおいて特定されたような
ジョブを正確にかつ効率的にプリントし得るように、複
数の製造パラメータを設定することを想定している。
【0068】PPML/VDXファイルによって特定さ
れたようなVDPジョブをプリントして仕上げ処理をす
るに際しての最適の方法を決定するために、製版操作者
は、まず最初に、プリントデバイスの現状での能力を知
る必要がある。したがって、製版ワークフローソフトウ
ェア成分は、デバイスに対して、そのデバイスの『製造
能力』に関して質問をしなければならない。本発明の好
ましい実施形態においては、 NextStation(登録商標)
を備えた NexPress 2100(登録商標)デジタル式プリン
タを使用する。当業者であれば、ここでの記述内容を、
他のタイプのプリントデバイスを備えた他のハードウェ
アに応じて変更し得ることは、理解されるであろう。デ
バイス製造能力には、媒体カタログ、静的面付けテンプ
レートカタログ、および、仕上げ処理能力、がある。媒
体カタログは、デバイスにおいて既知であり利用可能な
各用紙タイプを正確に記述したカタログ/リストであ
る。例えば、レター、215.9×279.4mm
(8.5×11インチ)、白色、0.907kg(20
lb.)、穴無し、等がある。静的面付けカタログは、
デバイスにおいて既知であり利用可能な面付けテンプレ
ートに関するリストである。例えば、テンプレートは、
A3上において両面かつ2アップ横向きとすることがで
きる。仕上げ処理能力は、デバイスにおいて利用可能な
仕上げ処理オプションに関するリストであって、例え
ば、ステープル止めやオフセットスタッキングや小冊子
作製やトリミング等といったようなものがある。
【0069】本発明の好ましい実施形態においては、P
PML/VDXファイルにおいて特定されたVDPジョ
ブの製造は、製版操作者が、『動的面付けテンプレー
ト』を作成して、PPML/VDXファイルに対してそ
の動的面付けテンプレートを割り当てることによって、
開始される。動的面付けテンプレートとは、一組をなす
複数の静的面付けテンプレートである。ここで使用され
たときには、静的面付けテンプレートは、通常のプリン
トジョブのレイアウトの達成態様を記述している単一の
面付けテンプレートである。静的面付けテンプレート
は、ジョブ全体に対して単一のレイアウトを記述してい
るとともに、通常は、通常の(非VDPの)ジョブ内に
おけるジョブチケットに関連している。ここで使用され
たときには、静的面付けテンプレートという用語は、静
的面付けテンプレートと動的面付けテンプレートとを区
別することを、意図している。動的面付けテンプレート
が、一組をなす複数の静的面付けテンプレートであるこ
とにより、動的面付けテンプレートは、複数のレイアウ
トを有することとなる。好ましい実施形態においては、
動的面付けテンプレートの中の厳密に1つの面付けテン
プレートを使用することによって、各VDPファミリー
内の複数のインスタンス文書に対するレイアウトが記述
される。本発明における静的面付けテンプレートと動的
面付けテンプレートとの間におけるさらなる相違は、V
DPファミリー内の各インスタンス文書が、独立ジョブ
と同様に、単一の静的面付けテンプレートに従って面付
けされることである。
【0070】VDPファミリーに対しての静的面付けテ
ンプレートの選択は、ページカウント;媒体シーケン
ス;イメージを含有するために典型的に使用されるペー
ジ領域の飛び越し;複写数;レイアウトシーケンス;向
きシーケンス;メタデータ;および、仕上げ形式;とい
ったような、VDPファミリーのための特定の静的面付
けテンプレートに関して製版操作者が選択することがで
きるいくつかの属性をなす複数の要因によって、影響さ
れる。VDPファミリーは、論理的に特定された媒体
(『Body』、『Cover』、『Insert』) および仕上げ仕
様(『中綴じ』あるいは『綴じ』)を有することができ
る。これらの論理的に特定された媒体および仕上げ仕様
は、ジョブチケット内において規定されたデバイスの物
理的媒体(例えば、『Hammermill #06200-8』) および
仕上げ能力に対して対応づけされる必要がある。また、
VDPファミリー内の各インスタンス文書に関して製造
すべき複写数が考慮される必要がある。同一のインスタ
ンス文書の複数の複写を、特定の向きにおいて面付けす
べきである場合には、いくつかの場合(すなわち、名
刺、郵便はがき)がある。加えて、ページの向き(縦、
横)や、ページレイアウト(片面、両面)は、静的面付
けテンプレートの選択に際して製版操作者が考慮する要
因である。
【0071】VDP解析(250)が実行されて各VD
Pファミリーが分類され終わったときには、各VDPフ
ァミリーが、静的面付けテンプレートに対して対応づけ
される。すべてのVDPファミリーが複数の静的面付け
テンプレートに対して割り当てられたときには、一組を
なす選択されたテンプレートは、VDPジョブの動的面
付けテンプレートを備えている。ここで使用する場合に
は、VDPジョブは、実際に、PPMLマークアップ付
きの *.vdxファイルを有したPPML/VDXベースの
ファイルであって、複数のインスタンス文書の一部をな
すVDXページ上において参照されたPDFオブジェク
トの位置を記述するために使用されている。PPML/
VDXベースのジョブは、単一ファイル内にあるいは複
数のファイル内に存在することができる。複数のファイ
ルが存在する場合でも、単一の *.vdxファイルが存在す
る。しかしながら、参照されたPDFオブジェクトは、
外部ファイル内に存在することができる。1つのマルチ
プルファイルジョブにおいては、PPMLを収容したフ
ァイルは、PPML/VDXファイルとして参照するこ
とができ、他のファイルは、支持されているPDFファ
イルとして参照することができる。VDPジョブが製版
(20)のツールまたは製版領域に対して提出されたと
きには、PPMLを収容したファイルが通過し、外部P
DFファイルに対する参照は、受領者が見つけ出し得る
よう、明確でなければならない。
【0072】図7は、動的面付けテンプレートの作成を
示すフローチャートであって、全体的に符号(300)
によって示されている。製版操作者は、プロセスを開始
するために、ステップ(302)においてシステムに対
してログオンする。好ましい実施形態においては、NexS
tation(登録商標)に対してログオンする。製造能力の
質問(304)においては、製版操作者は、上述したよ
うに、システム内に包含されている製造能力に関し、選
択されたデバイス(NexStation(登録商標))に対して
質問をすることができる。アプリケーションプログラム
インターフェース(API)およびデータ構造は、この
質問を支持する。APIは、デバイスによって支持され
ているすべての機能を有している。本発明においては、
要求された情報を抽出するための一組をなす機能を実行
し得るような処理能力をもたらすシステム構成を想定し
ている。好ましい実施形態においては、NexStation(登
録商標)は、これら処理機能をもたらす。NexStation
(登録商標)に関するデータ構造は、プリントデバイス
の製造能力の記述に関する仕様を提供し得るように、構
成されている。製造能力は、必要な情報を取り扱うXM
Lブロックの形態とすることができる。必要な情報に
は、例えば媒体カタログや面付けテンプレートや仕上げ
処理オプションや最大ジョブサイズといったような複数
のアイテムがあり、NexStation(登録商標)に対しての
製造能力に関する質問に応答して、返答される。
【0073】製造能力の獲得(306)においては、製
造能力の質問(304)に応答して、NexStation(登録
商標)から、製造能力が受領される。
【0074】動的面付けテンプレートのワークフロー成
分(300)が、システムの製造能力を獲得すると、製
版操作者は、上述したVDP解析ルーチンからVDPフ
ァミリーを選択する(ステップ309)ことができる。
VDPファミリーは、VDXジョブの部分集合を製造す
るために、製造パラメータの決定(305)によって要
求されるデータを提供する。
【0075】VDPパラメータの、デバイス製造能力に
対しての、対応づけ(30)は、製版操作者によって行
われる。製版操作者が必要としているものの未だ得られ
ていないすべての情報は、VDXジョブ制作者との通信
によって、獲得される。その後、製版操作者は、VDP
ファミリー内において特定された各論理的媒体を、デバ
イス製造能力の媒体カタログ内において支持されている
物理的媒体タイプに対して、対応づけする。VDXジョ
ブ制作者は、典型的には、製版操作者に対して、電話連
絡やEメールによって、通信を行う。しかしながら、本
発明の範囲内においては、各PPML/VDXページ
は、制作者が特定した論理的媒体名(例えば、媒体名=
『cover』、『Hammermill #123456789』、あるいは、
『Jim'sFavorite Paper』)を有することができる。そ
の後、製版操作者は、どの物理的媒体を、これら論理的
に規定された媒体タイプに対して対応づけするかを決定
する、あるいは、顧客に対して電話をして、対応づけを
行うのに必要な知見を収集する。
【0076】デバイス製造能力に基づく静的面付けテン
プレートの選択(316)においては、すべての利用可
能なオプションを検索して、VDPファミリーの各イン
スタンス文書を正確にかつ効率的にプリントするための
静的面付けテンプレートを選択する。静的面付けテンプ
レートが利用可能であるかというステップ(317)
は、所望の静的面付けテンプレートが現在利用可能であ
るかどうかを決定するための質問である。所望の静的面
付けテンプレートが利用可能ではない場合には、VDP
パラメータに適合する静的面付けテンプレートの作成
(318)において、特定されたVDPパラメータに対
して適合する静的面付けテンプレートが作成される。本
発明においては、SignaStation(登録商標)、Preps 、
あるいは、いくつかの他の面付けテンプレート制作プロ
グラムを使用することによって、必要とされた静的面付
けテンプレートを作成することを想定している。好まし
い実施形態においては、製造能力の更新は、利用可能な
新たなテンプレートを形成すべきである。
【0077】操作者によるVDPパラメータの対応づけ
(319)においては、製版操作者は、VDPファミリ
ー内において論理的に特定された仕上げ形式を、デバイ
スの製造能力リスト内の仕上げ処理能力において支持さ
れた物理的仕上げ処理オプションに対して、対応づけす
る。製版操作者が要望するすべての情報は、VDXジョ
ブ制作者との通信を通して、得られる。
【0078】すべての製造パラメータの選択を再検討し
た後に、VDPパラメータ選択の了解ステップ(32
0)において、製版操作者に対して、そのVDPファミ
リーに関する選択を承認するかあるいは拒否するかとい
う機会が与えられる。製版操作者が選択を承認した場合
には、ジョブチケット内への結果の配置(322)が実
行され、そのような選択の結果に基づいて、ジョブチケ
ットが更新される。ジョブチケットは、製造パラメータ
によって特定されたような製造目的を記述しているとと
もに、この製造パラメータがなす組の適用対象をなすV
DXジョブ内のインスタンス文書を参照している。好ま
しい実施形態においては、ポータブルジョブチケット書
式(PJTF)とされたジョブチケットが作成される。
PJTFは、 Adobe(登録商標)によって開発された当
該産業における標準的な書式であって、好ましい実施形
態においては、NexStation(登録商標)タイプのデバイ
スに対して、ジョブを製造するための命令を特定するた
めに使用される。しかしながら、当業者には、例えばジ
ョブ規定書式(JDF)といったような他の書式を使用
することによって Adobe(登録商標)ジョブチケットを
作成し得ることは、自明であろう。JDFは、PJTF
よりも進んでいるとともにより洗練されている。JDF
は、新たな標準であって、現在のところはPJTFほど
も周知ではないけれども、ジョブチケットを記述するた
めにJDFを使用することは、特に想定される。すべて
の製造パラメータの選択を再検討した後に、製版操作者
が、VDPパラメータ選択の了解ステップ(320)に
おいて、否定的な回答をした場合には、操作者は、製造
パラメータの決定(305)へと戻り、操作者は、異な
る静的面付けテンプレートを選択することができる。
【0079】その後、VDP解析(250)によって決
定された各VDPファミリーに関して、VDPファミリ
ーの選択ステップ(309)からVDPパラメータ選択
の了解ステップ(320)に至るまでの上記複数のステ
ップが、繰り返される。その後、製版操作者は、製造の
ために、すべてのVDPファミリーが適切に特定された
ことを確認する。
【0080】好ましい実施形態においては、VDP解析
(250)の結果を表示するためのユーザーインターフ
ェースとしてGUI(6)を使用することにより、各V
DPファミリーに対するすべての要求された製造パラメ
ータの特定を可能とする。製造能力に基づいて各VDP
ファミリーに対して特定することが要求された複数のパ
ラメータからなるリストは、以下のようなものである。
すなわち、論理的媒体タイプにおいては明確には特定さ
れていないすべてのVDXページに関しての物理的媒体
タイプの初期設定;特定された各論理的媒体タイプに対
応する物理的媒体タイプ;静的面付けテンプレート;V
DPファミリー内の製造すべき各インスタンス文書の複
写数;仕上げ処理能力。本発明は、製版操作者に対し、
すべてのVDPファミリーに関する製造選択が終了した
ことを確認する機会を、与える。要望された場合には、
すべてのVDPファミリーが製造のために選択されるこ
とはない。
【0081】本発明は、 Adobe(登録商標)ジョブチケ
ット内に、すべてのVDPファミリーに関しての確認済
み製造選択を、追加する。好ましい実施形態において使
用されるデータ構造は、 Adobe(登録商標)PDF仕様
に従ってPPML/VDXファイル内へと組み込まれた
一組をなすPJTFファイルまたはJDFファイルとさ
れる。好ましい実施形態においては、 Adobe(登録商
標)ジョブチケットのためにPJTFまたはJDFを使
用することを想定しているけれども、他の書式を使用す
ることもできる。本発明における想定においては、規則
に基づいたジョブチケット結合が支持されることが望ま
しい。ジョブチケット結合は、元々のジョブチケットが
VDXジョブ内へと組み込まれ終わった後に現在のVD
Xジョブがジョブチケットを変更した際に、必要とされ
る。本発明は、PDFファイルに関して Adobe(登録商
標)によって規定されているようにして、VDXファイ
ル内へと、関連する Adobe(登録商標)ジョブチケット
を組み込む。
【0082】本発明におけるシステムソフトウェアは、
ファイル全体を単一ファミリーとして取り扱うことによ
って、PPML/VDXジョブの製造パラメータを決定
することができる。機能性のこの中間段階は、1つの多
様なVDPファミリージョブを複数の単一機能VDPフ
ァミリーサブジョブへと分割する能力を有しているとい
う可能性に関連して、閲覧される。PPML/VDXジ
ョブを単一ファイルとして処理するという機能性は、複
数のVDPファミリーを有した1つのPPML/VDX
ジョブという単一ファイルの製造を可能とする。
【0083】PPML/VDXファイルが製版成分(2
0)により開かれたときには、製版操作者は、VDPジ
ョブ解析(22)の結果を得る。製造パラメータの決定
を行うために、製版操作者は、デバイス(好ましい実施
形態においては、NexStation(登録商標))を選択し、
そのデバイス(NexStation(登録商標))に対して『製
造能力』に関して質問をする。製造能力に関する回答を
受領した後に、製版操作者は、VDPジョブ解析によっ
て作成されたリストの中からVDPファミリーを選択
し、PPML/VDXジョブの当該部分集合を製造する
ために必要な製造パラメータを決定する。
【0084】製版(20)領域と製造(30)領域との
間における通信インターフェースにより、製版操作者
は、VDPファミリー内に含有されているような論理的
に特定された媒体および仕上げ形式を、デバイスの製造
能力において支持されている物理的媒体および仕上げ形
式オプションに対して、対応づけすることができる。
【0085】すべての製造パラメータの選択を再検討し
た後に、製版操作者は、そのVDPファミリーに関する
選択を承認することができる。その後、製造パラメータ
の選択結果が、製造パラメータの製造目的を記述してい
るとともにPPML/VDXジョブ内におけるこの製造
パラメータがなす組の適用対象をなすインスタンス文書
を参照しているジョブチケットの中に、組み込まれる。
好ましい実施形態においては、ジョブチケット書式は、
PJTFまたはJDFとされることに注意されたい。し
かしながら、当業者には自明であるように、他の書式を
使用することもできる。
【0086】その後、VDP解析機能からの各VDPフ
ァミリーに関して、上記複数のステップが繰り返され
る。その後、製版操作者は、製造のために、すべてのV
DPファミリーが適切に特定されたことを確認する。最
終ジョブチケットの処理が完了する。これで、PPML
/VDXジョブが、提出のための待機状態となる。
【0087】製造目的の決定においては、システムソフ
トウェアを使用することによって、GUI(6)上に、
VDPジョブ解析(22)の結果が提示される。これに
より、製版操作者は、各VDPファミリーに対して必要
とされたすべての製造パラメータを特定することができ
る。選択されたNexStation(登録商標)(4)によって
もたらされた製造能力に基づいて各VDPファミリーに
対して特定することが要求された複数のパラメータから
なるリストは、以下のようなものである。すなわち、製
造すべきVDPファミリー内の各インスタンス文書の複
写数;論理的媒体タイプにおいては明確には特定されて
いないすべてのPPML/VDXページに関しての物理
的媒体タイプの初期設定;特定された各論理的媒体タイ
プに対応する物理的媒体タイプ;静的面付けテンプレー
ト;仕上げ形式能力。
【0088】システムソフトウェアは、すべてのVDP
ファミリーに関する製造選択が終了した時点を製版操作
者が確認することを、要求する。したがって、すべての
VDPファミリーが製造のために選択されることは、要
求されない。システムソフトウェアは、 Adobe(登録商
標)ジョブチケット内に、すべてのVDPファミリーに
関しての確認済み製造選択を、追加する。 Adobe(登録
商標)ジョブチケットは、好ましい実施形態において
は、PJTFに基づくものとされる。しかしながら、例
えばJDFといったような他のデータ構造も使用するこ
とができることは、当業者には自明である。システムソ
フトウェアは、先のプロセスにおいてジョブチケットが
PPML/VDXジョブ内に組み込まれ終わった後にお
ける、規則に基づいたジョブチケット結合を支持する。
システムソフトウェアは、PDFファイルに関して Ado
be(登録商標)によって規定されているようにして、P
PML/VDXファイル内へと、関連する(1つまたは
複数の) Adobe(登録商標)ジョブチケットを組み込
む。
【0089】ジョブの提出(27)は、製版(20)の
操作者が、PPML/VDXファイルを開き、製造(3
0)に対してPPML/VDXファイルを提出する前に
所望の操作を行うという機能である。ジョブの提出(2
7)においては、製版(20)の操作者によるVDPジ
ョブに対するすべての操作が完了した後に、実行のため
に、PPML/VDX書式でもってプリントデバイスに
対してジョブを提出する。好ましい実施形態において
は、ジョブの提出(27)は、単一のファイル交換とし
て行われる。好ましい実施形態においては、複数のPD
Fオブジェクトと関連ジョブチケットとを参照したすべ
てのPPMLを含有しているような、単一のファイルを
実施する。しかしながら、他の実施形態においては、複
数のファイルの提出を可能とすることが特に想定され、
この場合、PPMLは、外部ファイル内のPDFオブジ
ェクトを参照することができる。
【0090】ジョブの提出(27)は、製版(20)の
操作者が、プリントデバイスを選択することによって開
始される。プリントデバイスは、好ましい実施形態にお
いては、NexStation(登録商標)(4)とされるけれど
も、他のプリントデバイスを使用することも想定され
る。例えば、ジョブ内のすべてのページがモノクロでプ
リントされる場合には、モノクロプリンタが、好ましい
デバイスである。製版(20)の領域においては、製版
操作者は、デバイスの設定に応じてデバイス内へとアク
セスし、『プリント特性』を選択して、デバイス固有の
能力を調べる。デバイスが顧客に対して提示する所望の
プリントパラメータが選択され了承される(PPDのよ
うに)。その後、選択されたパラメータが、PPML/
VDXファイル内に組み込まれている Adobe(登録商
標)ジョブチケットへと追加される。PPML/VDX
ファイルが既にジョブチケットを有している場合には、
実在のデータ構造内に、新たなパラメータが結合され
る。ジョブチケットが存在していない場合には、ジョブ
チケットが作成され、追加される。製版操作者は、『プ
リント』を選択する。選択されたデバイスは、PPML
/VDXファイルを受領し、ジョブチケット結合を実行
し、RIP処理を行って、ジョブを処理する。これに代
えて、プリントするデバイスを選択することによって、
後でプリントするために、ファイルを交換することがで
きる。ジョブとプリントデバイスとに関する知識と経験
とを有していることにより、操作者は、PPML/VD
Xファイルを、デバイス上に形成されている所定のデバ
ッグされた実質的プリンタ(例えば、NexStation(登録
商標)(4))内へと、単に移動させる。PPML/V
DXファイルは、NexStation(登録商標)(4)に対し
ての転送時に、組込ジョブチケットを有することもで
き、また、有さないこともできる。
【0091】好ましい実施形態においては、システム
は、NexStation(登録商標)(4)プリントドライバ
と、NexStation(登録商標)(4)プリントドライバを
起動して支持するためのGUI(6)と、を支持し、一
体化する。GUI(6)は、選択されたデバイス(NexS
tation(登録商標)(4)、あるいは、他のプリントデ
バイス)に対してPPML/VDXジョブを提出するこ
とによって、選択と提出とを可能とする。本発明におい
ては、システムによってもたらされたネットワーク閲覧
を使用して、NexStation(登録商標)(4)のために、
実在実質的プリンタまたは他のプリントデバイスを配置
することを想定している。本発明においては、また、ジ
ョブチケットによって選択されたプリントデバイスを有
することによって、その後に再プリントを行い、ジョブ
を同一に再現することを想定している。『プリント』命
令の選択時には、システムソフトウェアは、選択された
PPML/VDXファイルを、選択されたNexStation
(登録商標)(4)や他のプリントデバイスの入力待ち
行列に対して、移動させる。
【0092】上記説明は、本発明者が認識している本発
明の実施に際しての最良モードに関するものである。上
記最良モードに対する変形は、当業者には自明である。
そのため、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって規
定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるバリアブルデータプリントにお
いて要求される様々な基本機能を示す図である。
【図2】 図1に示す各機能を実行するに際して好まし
いデバイスを示す図である。
【図3】 制作と製造との間における製版ワークフロー
を示す図である。
【図4】 本発明の好ましい実施形態によるプロセスを
示すフローチャートであって、この実施形態は、複数の
インスタンス文書を特徴とするとともに、それらインス
タンス文書を、ファミリーと称される共通特性を有した
グループへと分類する。
【図5】 本発明におけるファミリーの形成を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 操作者が派生的なジョブを行い得るようにし
て実行可能な付加的ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図7】 本発明による動的面付けテンプレートの作成
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 製版(製版領域) 30 製造(製造領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ティモシー・エフ・ドナヒュー アメリカ合衆国・ニューヨーク・14506・ メンドン・キングスブリッジ・レーン・10 Fターム(参考) 5B021 AA01 AA04 BB06 CC05 LA03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バリアブルデータプリントにおいて使用
    されるテンプレートを作成するための方法であって、 プリントデバイスのための、プリントジョブに関連する
    複数のパラメータを含有しているファイルを作成し;前
    記ファイル内において、前記複数のパラメータから複数
    のカテゴリーを形成し;前記複数のカテゴリー内におい
    て、各カテゴリーに対する製造パラメータを作成し;前
    記プリントデバイスの製造能力に関するリストを獲得
    し;静的面付けテンプレートを選択し;前記複数のカテ
    ゴリー内のアイテムを、前記製造能力リストから決定さ
    れた前記プリントデバイスの属性に対して対応づけす
    る;ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 前記製造パラメータ作成ステップにおいては、前記各カ
    テゴリーに対するジョブチケットを作成することを特徴
    とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法において、 さらに、前記ジョブチケットを収集して前記カテゴリー
    の複数のパラメータの対応づけを行うことによって、動
    的面付けテンプレートを作成することを特徴とする方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法において、 前記選択ステップにおいては、 前記カテゴリーからなるリスト内において特定された媒
    体タイプを、物理的媒体タイプに対して適合させ;前記
    プリントデバイスに対する静的面付けテンプレートを特
    定する;ことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の方法において、 前記面付けステップにおいては、前記複数のカテゴリー
    と一緒に包含されているような、特定された仕上げ形式
    を、前記プリントデバイスに関する前記製造能力リスト
    において支持されている物理的仕上げ処理オプションに
    対して対応づけすることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 バリアブルデータプリントにおいてテン
    プレートを作成するためのシステムであって、 複数のインスタンス文書としてバリアブルデータプリン
    トジョブファイルを開くという機能を有した製版領域
    と:一組をなすカテゴリーを作成するための所定の一組
    をなすパラメータに従って前記複数のインスタンス文書
    を解析するためのアルゴリズムと;プリントデバイスを
    包含しているとともに、製造能力リストを有している製
    造領域と;前記製造領域と前記製版領域との間のインタ
    ーフェースと;前記製造領域から前記製版領域に向けて
    前記製造能力リストを伝達するための機構と;前記製造
    能力リストに基づいて前記一組をなすカテゴリーに対す
    るテンプレートを作成するための手段と;を具備するこ
    とを特徴とするシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のシステムにおいて、 前記アルゴリズムによって使用される一組をなすカテゴ
    リーを作成するための前記所定の一組をなすパラメータ
    が、前記複数のインスタンス文書を製造するための一組
    をなす製造パラメータを有していることを特徴とするシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のシステムにおいて、 前記製造能力リストに基づいて前記一組をなすカテゴリ
    ーに対するテンプレートを作成するための前記手段が、
    前記一組をなすカテゴリー内の媒体を前記製造能力リス
    ト内の物理的媒体タイプに対して関連づけるための対応
    づけ機構を備えていることを特徴とするシステム。
  9. 【請求項9】 請求項6記載のシステムにおいて、 前記製造能力リストに基づいて前記一組をなすカテゴリ
    ーに対するテンプレートを作成するための前記手段が、
    前記製造能力リストに基づいて前記一組をなすカテゴリ
    ーの各要素に対する面付けテンプレートを選択すること
    を特徴とするシステム。
  10. 【請求項10】 請求項6記載のシステムにおいて、 前記製造能力リストに基づいて前記一組をなすカテゴリ
    ーに対するテンプレートを作成するための前記手段が、
    前記カテゴリー内において特定された仕上げ形式を前記
    製造能力リスト内の物理的仕上げ処理オプションに対し
    て関連づけるための対応づけ機構を備えていることを特
    徴とするシステム。
  11. 【請求項11】 プリントデバイス上のファイルを翻訳
    するための方法であって、 一群をなす複数の部分集合へと分割されるファイルを準
    備し、この場合、前記一群をなす複数の部分集合を決定
    するために使用される複数のパラメータを、製造に関連
    した変数とし;前記プリントデバイスに対して質問をす
    ることによって、製造能力リストを獲得し;前記一群を
    なす複数の部分集合の各要素を、前記製造能力リストの
    中の各要素に関連づける;ことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の方法において、 前記準備ステップにおいては、前記各部分集合の製造の
    ために必要な製造パラメータを論理的に規定することを
    特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の方法において、 前記関連づけステップにおいては、前記パラメータを、
    前記製造能力リスト上の各要素に対して対応づけするこ
    とを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法において、 前記対応づけにおいては、前記製造パラメータを、前記
    製造能力リスト内において支持されている物理的媒体タ
    イプに対して対応づけすることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項11記載の方法において、 前記関連づけステップにおいては、仕上げ形式に関する
    製造パラメータを、前記製造能力リスト内において支持
    されている物理的仕上げ処理オプションに対して対応づ
    けすることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の方法において、 前記関連づけステップにおいては、前記各部分集合に対
    して静的面付けテンプレートを選択することを特徴とす
    る方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の方法において、 前記関連づけステップにおいては、前記各部分集合に対
    してジョブチケットを作成することを特徴とする方法。
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