JP2003316544A - 印刷方法、放送データ生成装置、受信装置及び印刷装置 - Google Patents

印刷方法、放送データ生成装置、受信装置及び印刷装置

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JP2003316544A
JP2003316544A JP2003032286A JP2003032286A JP2003316544A JP 2003316544 A JP2003316544 A JP 2003316544A JP 2003032286 A JP2003032286 A JP 2003032286A JP 2003032286 A JP2003032286 A JP 2003032286A JP 2003316544 A JP2003316544 A JP 2003316544A
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秀之 桑野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、著作者の意図に合致した印刷物を
得ることが可能な印刷方法、放送データ生成装置、受信
装置及び印刷装置を提供する。 【解決手段】 外部から配信されてくる画像データを受
信する受信装置と、前記受信装置から送られてくる画像
データを印刷する印刷装置とからなる印刷システムにお
ける画像データの印刷方法であって、前記受信装置が、
第1画質水準の第1画像データを取得する画像データ取
得ステップと、取得された前記第1画像データを前記第
1画質水準よりも劣る第2画質水準の第2画像データに
変換する劣化ステップと、変換された前記第2画像デー
タを前記印刷装置が印刷する印刷ステップとを含むこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷方法、放送デ
ータ生成装置、受信装置及び印刷装置(プリンタ)等に
関し、特に、受信した画像データを装置内のビデオRA
Mに描画等して表示させ、その画像データをプリンタに
供給し印刷させる方法及び装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】放送衛星などを介してSTB(セットト
ップボックス)やDTV(デジタルテレビ)に受信され
た画像データを表示デバイスに表示するとともに、その
表示された画面をプリンタにより、紙などの媒体に印刷
して出力させる場合、STB等に内蔵されている描画エ
ンジンにより、ビデオRAM(Random Acce
ss Memory)に、一旦、表示デバイスに適合し
た解像度で描画される。そして、ビデオRAMに描画さ
れた画像データは、色変換、解像度変換などプリンタ特
性に適合した処理をされた上で、印刷される。このよう
な方式は、ビデオプリンタを用いて、テレビに表示され
た画像を印刷するような場合が典型例である。
【0003】一方、デジタルテレビの映像コンテンツの
うち記録禁止となっているものを利用者が再利用できる
ように、視聴可能な範囲で画素数を低減又は解像度を落
として、記録、再利用させる技術が開示されている(例
えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開平11−146378号公報(第4
−6頁、第1図))
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
表示デバイスの性能向上と、高品位テレビ放送の普及に
伴って上述したように、STBのビデオRAMに描画さ
れた画像データを、表示デバイス用の品位のまま印刷す
ると、画像データの精巧な印刷物が生成されることにな
り、著作物管理を徹底したい著作者の意図に反する結果
となるといった問題がある。
【0006】また、STB等から高品位な画像データを
印刷を目的としてプリンタへ出力した場合、その画像デ
ータが転送途中で窃取されたり、出力先の機器から劣化
処理されない高品位なままの画像データが出力される
と、取り返しのつかない著作権侵害に発展してしまう。
【0007】さらに、印刷の場合、配信途中の保護を図
ったとしても、印刷後に高性能のカラー複写機でコピー
されてしまうという危惧もある。また、前記先行例で
は、著作権保護(記録禁止)された映像コンテンツを再
利用するため、映像画質を低下させる内容が開示されて
いるが、原則として同一表示デバイスの表示を前提とし
た「映像としての品位」を下げることを狙いとしたもの
で、通常表示デバイスよりもはるかに高い解像度性能を
有するプリンタに出力されたときの品位レベルを想定し
たものではない。
【0008】つまり、印刷を想定したコンテンツ保護の
ためには、どの程度の印刷画質劣化とするかが重要な要
件であるが、コンテンツ製作者はどの程度の印刷画質劣
化を保証されているのかを確認、指定等ができず、著作
権の保護レベルを予め見積もることが困難である。
【0009】また、デジタルテレビ放送を情報ソースと
した場合、画面表示データとしては、映像部分、静止画
部分、テキスト部分、グラフィックス部分と各種の情報
が扱われるが、各情報ソースの種類、内容により、著作
権保護の度合いが異なる。しかし、印刷制御における著
作権制御を各情報ソースによって変えることができな
い。例えば、静止画、映像部分は強く著作権保護する必
要があるが、その解説コメントについては、自由にした
いような場合がある。
【0010】また、同一種類コンテンツであっても、コ
ンテンツ製作者の都合でこれらの著作権制御を予め決め
ておきたいケースがあるが、これに対応できていない。
さらには、画像サイズにより鑑賞に堪える/堪えないと
いう違いがあるので、サイズを制御することにより、著
作権保護を図りたい場合があるがこれに対応したものは
ない。
【0011】要するに、外部から配信されてくるデジタ
ルテレビ用等の高品位コンテンツを表示デバイス用の品
位のまま印刷すると、著作物管理を徹底したい著作者の
意図に合致しないという課題がある。
【0012】そこで、本発明は、著作者の意図に合致し
た印刷物を得ることが可能な印刷方法、放送データ生成
装置、受信装置及び印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る印刷方法は、外部から配信されてくる
画像データを受信する受信装置と、前記受信装置から送
られてくる画像データを印刷する印刷装置とからなる印
刷システムにおける画像データの印刷方法であって、前
記受信装置が、第1画質水準の第1画像データを取得す
る画像データ取得ステップと、取得された前記第1画像
データを前記第1画質水準よりも劣る第2画質水準の第
2画像データに変換する劣化ステップと、変換された前
記第2画像データを前記印刷装置が印刷する印刷ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0014】これによって、第1画質水準よりも劣る第
2画質水準の第2画像データに変換(劣化)され、劣化
された第2画像データを印刷するので、著作者の意図に
合致した印刷物を得ることができる。
【0015】ここで、前記劣化ステップには、前記受信
装置が、前記第1画像データを前記第2画像データに変
換する変換ステップと、前記受信装置が、変換された前
記第2画像データを前記印刷装置に転送する転送ステッ
プとが含まれ、前記印刷ステップでは、前記印刷装置が
前記受信装置から転送されてくる前記第2画像データを
印刷することを特徴としてもよい。また、前記劣化ステ
ップには、前記受信装置が、前記第1画像データを前記
印刷装置に転送する転送ステップと、前記印刷装置が、
転送されてきた前記第1画像データを前記第2画像デー
タに変換する変換ステップとが含まれ、前記印刷ステッ
プでは、前記印刷装置が前記変換ステップで変換された
前記第2画像データを印刷することを特徴としてもよ
い。
【0016】これによって、第1画質水準よりも劣る第
2画質水準の第2画像データに劣化されて印刷されるの
で、著作者の意図に合致した印刷物を得ることができる
という効果が発揮される。
【0017】また、前記転送ステップでは、受信装置
は、前記印刷装置を認証し、前記第1画像データを暗号
化した後に、暗号化された第1画像データを前記印刷装
置に転送し、前記変換ステップでは、前記印刷装置は、
前記受信装置から転送されてきた第1画像データを復号
化し、復号化された第1画像データを前記第2画像デー
タに変換することを特徴とするのが好ましい。
【0018】これによって、受信装置から印刷装置に転
送される第1画像データの保護が図られる。また、前記
認証は、DTCP(Digital Transmission Copy Protection)
であることを特徴とすることもできる。
【0019】また、前記第1画像データは、複数の印刷
オブジェクトから構成され、前記劣化ステップでは、印
刷オブジェクトの単位で前記変換を行うことを特徴とす
ることもできる。この場合、外部からの印刷指示に応じ
て、前記印刷ステップにおいて前記印刷装置が部分デー
タを繰り返して取得して印刷するプルプリント方式にお
いて、前記部分データが前記印刷オブジェクト単位と同
一である、ことを特徴としてもよい。
【0020】また、前記劣化ステップにおける変換は、
前記第1画像データが示す画像の解像度又はアスペクト
を変えるものであることを特徴としてもよい。また、前
記第1画質水準は、デジタル放送のHD画像の画質水準
であり、前記第2画質水準は、デジタル放送のSD画像
に相当する画質水準であることを特徴としてもよい。こ
の場合、前記第1の画質水準がデジタル放送のHD画質
水準であれば、前記第2の画質水準をデジタル放送のS
D画質水準とすることを特徴とすることもできる。
【0021】また、前記劣化ステップにおける変換は、
前記第1画像データと他の画像データとを合成する処理
であることを特徴としてもよい。また、前記劣化ステッ
プにおける変換は、前記第1画像データの色情報を変更
するものであることを特徴としてもよい。
【0022】また、前記劣化ステップにおける変換は、
前記第1画像データの印刷サイズを所定値以下に制限す
るものであることを特徴としてもよい。また、前記劣化
ステップでは、前記第1画像データの形式に依存して定
まる方式の変換を行うことを特徴としてもよい。
【0023】また、前記劣化ステップでは、前記第1画
像データの形式がデジタル放送のHD画像形式か、動画
形式か、BML(Broadcast Markup Language)形式かに
よって、異なる方式の変換を行うことを特徴としてもよ
い。
【0024】また、前記劣化ステップでは、前記第1画
像データの形式がBML(BroadcastMarkup Language)形
式である場合には、当該第1画像データに含まれるイメ
ージ画像部分だけに対して、前記変換を行うことを特徴
としてもよい。
【0025】また、前記印刷方法は、さらに、前記受信
装置が、前記第1画像データとともに配信されてくる印
刷の制御に関する情報である印刷制御情報を取得する印
刷制御情報取得ステップと、取得された前記印刷制御情
報に基づいて、前記劣化ステップでの変換を実行するか
しないかを決定する劣化制御ステップとを含むことを特
徴とすることもできる。
【0026】また、前記印刷制御情報には、「印刷
可」、「印刷禁止」及び「所定の画質水準以下で印刷
可」のいずれかを示すフラグが含まれ、前記劣化制御ス
テップでは、前記フラグが「所定の画質水準以下で印刷
可」を示す場合に、前記劣化ステップでの変換を実行さ
せることを特徴としてもよい。
【0027】また、前記印刷制御情報には、「印刷時の
画質水準を劣化させる」旨を示すフラグが含まれ、前記
劣化制御ステップでは、前記フラグが「印刷時の画質水
準を劣化させる」旨を示す場合に、前記劣化ステップで
の変換を実行させることを特徴としてもよい。
【0028】また、本発明に係る放送データ生成装置
は、印刷可能な画像データを含む放送データを生成する
放送データ生成装置であって、画像データを生成する画
像データ生成手段と、生成された画像データの印刷を制
御する情報である印刷制御情報を生成する印刷制御情報
生成手段と、生成された前記画像データと前記印刷制御
情報とを対応づけるとともに、それら画像データと印刷
制御情報とを放送データに変換する変換手段とを備える
ことを特徴とする。
【0029】これによって、印刷制御情報で著作者の意
図を反映できるので、著作者の意図に最も合致した印刷
物を得ることができる。ここで、前記印刷制御情報に
は、「印刷可」、「印刷禁止」及び「所定の画質水準以
下で印刷可」のいずれかを示すフラグが含まれることを
特徴としてもよい。
【0030】また、前記印刷制御情報には、「印刷時の
画質水準を劣化させる」旨を示すフラグが含まれること
を特徴としてもよい。よって、本発明により、高品位の
画像が低品位の画像に確実に劣化され、劣化された状態
で印刷されるため、高品位デジタルテレビ放送が開始さ
れ、高性能の受信機及びプリンタが普及してきた今日に
おける本発明の実用的価値は極めて高い。
【0031】なお、本発明は、このような印刷方法とし
て実現することができるだけでなく、このような印刷方
法が含む特徴的なステップを手段とする受信装置や、印
刷装置として実現したり、それらのステップをコンピュ
ータに実行させるプログラムとして実現したりすること
もできる。また、放送データ生成装置として実現するこ
とができるだけでなく、このような放送データ生成装置
が備える特徴的な手段をステップとする放送データ生成
方法として実現したり、それらのステップをコンピュー
タに実行させるプログラムとして実現したりすることも
できる。そして、そのようなプログラムは、CD−RO
M等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して
配信することができるのはいうまでもない。
【0032】ここで、本願明細書において、元画像デー
タに対する印刷画像を劣化するとは、元画像データの画
素すべては再現できない状態に変換することを意味す
る。例えば、元画像データの画素を一定間隔で間引いた
り、表示画素の一部を他の画素や他の画像と置換した
り、色に所定の変換を加えたり、何らかのイフェクトを
加えたりして、原画像の通常印刷における再現印刷画像
とは異なる印刷画像となるようにする処理のことをい
う。すなわち、取得された第1画像データを第1画質水
準よりも劣る第2画質水準の第2画像データに変換する
ことを意味する。
【0033】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、本実施
の形態1に係る印刷システム1aの全体構成を示す図で
ある。
【0034】この印刷システム1aは、アンテナ2及び
衛星3を介して放送データを送信する放送局10と、ア
ンテナ4介して放送データを受信するセットトップボッ
クス(Set Top Box:以下「STB」とも記
す。)20aと、このSTB20aに接続されるモニタ
30及びプリンタ40aとから構成される。
【0035】放送局10は、印刷可能な画像データを含
む放送データを生成する放送データ生成装置であって、
画像データを生成する画像データ生成部(不図示)と、
生成された画像データの印刷を制御する情報である印刷
制御情報(「印刷指示情報」とも記す。)を生成する印
刷制御情報生成部(不図示)と、生成された前記画像デ
ータと前記印刷制御情報とを対応づけるとともに、それ
ら画像データと印刷制御情報とを放送データに変換する
変換部(不図示)とを備える。
【0036】放送局10から送信される放送データは、
HTML(Hyper TextMarkup Lan
guage)形式や、MPEG(Moving Pic
ture Experts Group)形式、BML
(Broadcast Markup Languag
e)形式で送信される。また、この放送データには、印
刷に関する著作権の管理者(著作者、放送局の管理者)
からの指示である印刷指示情報が含められて符号化され
ており、この印刷指示情報によって「印刷許可」、「印
刷禁止」、「低解像度での印刷ならば許可」を指定でき
る。
【0037】この印刷指示情報は、具体的には、例え
ば、BSデジタル放送で用いられる放送規格ARIB
STD−B10等で規定されている、コンテンツのコピ
ーを制御するためのコピー制御情報を印刷制御用に転用
して用いたものであって、図2に示されるように、コピ
ー制御情報であることを表すコピー制御識別子αと、デ
ジタルコピーを制御するためのデジタルコピー制御デー
タβと、アナログコピーを制御するためのアナログコピ
ー制御データγとから構成される。
【0038】例えばデジタルコピー制御データβの値が
「0x11」ならばデジタルコピーは禁止であり、アナ
ログコピー制御データγの値が「0x00」以外である
ならば、アナログコピーも禁止である。これらを印刷指
示情報として利用する場合、プリンタにおける印刷も、
データ保存も禁止する旨の指示を表す印刷指示情報とす
ることができる。また、デジタルコピー制御データβの
値が「0x00」ならばデジタルコピーの制限がなく、
アナログコピー制御データγの値が「Do not c
are」を表しているならば、制限なしにコピーができ
る。この場合には、プリンタで印刷対象の画像を高画質
のまま印刷でき、高画質の画像をプリンタで保存できる
旨の指示を表す印刷指示情報とすることができる。
【0039】一方、デジタルコピー制御データβの値が
「0x11」ならばデジタルコピーは禁止であるが、ア
ナログコピー制御データγの値が「0x00」であるな
らばアナログ入力でアナログ記録についてはコピーがで
きる。この場合には、STBで印刷対象の画像を低画質
化して印刷でき、低画質化された画像をプリンタで保存
できる旨の指示を表す印刷指示情報とすることができ
る。また、デジタルコピー制御データβの値が「0x1
0」ならばデジタルコピーは1世代のみコピーでき、ア
ナログコピー制御データγの値が「0x00」あるいは
「0x00」以外であるならば所定のコピーができる。
この場合には、プリンタで印刷対象の画像を低画質化し
て印刷でき、高画質の画像をプリンタで保存できる旨の
指示を表す印刷指示情報とすることができる。
【0040】すなわち、デジタルコピー制御データβ
と、アナログコピー制御データγとを組み合わせること
により、印刷を一切禁止するための第1のフラグや、
制限なしな印刷を許可するための第2のフラグの他、
低画質化して印刷を許可するための第3のフラグが構
成され、このフラグで低画質印刷を指示できる。
【0041】STB20aは、放送データを受信し、ア
ンテナ4を介して受信した放送データから画像データ等
を抽出して、抽出した画像データ等をモニタ30に送信
して表示させたり、ユーザからのモニタ30に表示され
ている画像を印刷したい旨の印刷指示があった場合、印
刷指示情報に基づいて印刷指示された画像データをプリ
ンタ40aに送信するのを停止したり(印刷指示情報が
第1のフラグ、すなわち印刷禁止を表している場
合)、印刷指示された画像データを暗号化してプリンタ
40aに送信したりする(印刷指示情報が第2のフラグ
、すなわち印刷許可を表している場合及び第3のフラ
グ、すなわち劣化なら印刷許可の場合)。なお、印刷
指示情報が劣化なら印刷許可を表している場合、STB
20aは、劣化指示の制御情報をプリンタ40aに送る
ように構成されている。
【0042】モニタ30は、STB20aが受信した放
送データの画像を表示する。プリンタ40aは、暗号化
された画像データを復号化し、STB20aの指示に基
づいて印刷する画像を劣化させたりし、その画像を用紙
に印刷する。
【0043】なお、STB20a、モニタ30及びプリ
ンタ40aは、IEEE1394バスや、USBなどに
より相互に接続されており、それぞれの機器のI/F
(インタフェース)部は、接続されているバスに適合し
た形式でデータをインタフェースする。
【0044】次いで、STB20a、モニタ30及びプ
リンタ40aの構成を詳細に説明する。図3は、図1に
示されるSTB20a、モニタ30及びプリンタ40a
の機能構成を示すブロック図である。
【0045】同図に示されるように、STB20aは、
通信I/F部201と、符号化情報展開部202と、描
画エンジン部203と、ビデオRAM部204と、表示
画像I/F部205と、表示制御I/F部206と、印
刷指示入力部207と、認証部208と、判断部209
と、印刷制御I/F部210と、暗号化部211と、印
刷画像I/F部212と、処理制御部213とから構成
される。なお、このようなSTB20aを構成する各部
は、CPU、CPUによって実行されるプログラムやデ
ータを予め格納するROM、プログラム実行の際にワー
クエリアを提供したり、放送データ等を一時的に格納す
るメモリ等により実現される。
【0046】アンテナ4を介して受信された放送データ
は、STB20aの通信I/F部201に入力される。
通信I/F部201は、入力された放送データに所定の
処理を施し、符号化情報展開部202に出力する。
【0047】符号化情報展開部202は、入力されたデ
ータの形式にあった符号化情報に含まれる印刷指示情報
の検出処理や、画像データの抽出などを行い、検出した
印刷指示情報を判断部209に送り、抽出した画像デー
タを描画エンジン部203に送る。
【0048】描画エンジン部203は、符号化情報展開
部202から供給された画像データを、ビデオRAM部
204に描画する。また、劣化なら印刷可である場合、
描画エンジン部203は、通常印刷で必要な画像処理
(印刷用画像処理)を施すための制御データを印刷制御
I/F部210を介して出力する。なお、この印刷用画
像処理とは、元の画像データを印刷装置(プリンタ)の
解像度に変換(普通は拡大)し、拡大に伴う画像劣化を
種々の方法で補正する処理である。
【0049】ビデオRAM部204は、ユーザからの印
刷指示がない場合には描画された画像データを表示画像
I/F部205に出力し、印刷指示があった場合には描
画された画像データを暗号化部211に出力する。
【0050】表示画像I/F部205は、画像データを
モニタ30に送信する。表示制御I/F部206は、モ
ニタ30との間で制御データを送受信する。印刷指示入
力部207は、ユーザからの印刷指示の入力を受け付け
る。なお、印刷指示入力部207は、STB20aやプ
リンタ40aに備えられるボタンやリモコンや、システ
ム内のパーソナルコンピュータ(不図示)など、その形
態はどのようなものでもよい。
【0051】STB20aの認証部208は、後述する
プリンタ40aの認証部401と対になっており、具体
的にはDTCP(Digital Transmiss
ion Copy Protection)と呼ばれる
認証方式の手順に従って認証し、不正な機器を排除した
りする。
【0052】判断部209は、符号化情報展開部202
から送られてきた印刷指示情報を解釈する。すなわち、
第1のフラグ(印刷禁止)、第2のフラグ(印刷許
可)、第3のフラグ(劣化なら印刷可)のいずれであ
るかを判断する。その内容が「劣化ならば印刷許可」で
あった場合、図5に示すステップS208においてある
劣化指示の制御データを生成し、印刷制御I/F部21
0を通してプリンタ40aに送信する。この劣化指示の
制御データは、例えば劣化指示を表す1ビットのフラグ
で構成される。また、印刷指示情報が「印刷許可」であ
った場合は、判断部209は、特に画像処理法の指定を
することはない。
【0053】印刷制御I/F部210は、プリンタ40
aとの間で制御データを送受信する。例えば、印刷制御
I/F部210は、描画エンジン部203から出力され
た制御データや、判断部209から出力された制御デー
タをプリンタ40aに送信する。
【0054】暗号化部211は、ビデオRAM部204
に描画された画像データに対して所定の暗号化処理を行
う。DTCPの暗号方式の場合、暗号化は所定バイト数
単位で行われる。暗号化された画像データは印刷画像I
/F部212に送られる。
【0055】印刷画像I/F部212は、暗号化された
画像データをプリンタ40aに送信する。処理制御部2
13は、STB20a内の各部201〜212を統括的
に制御する。なお、印刷指示情報が印刷禁止であった場
合は、印刷指示入力部207から入力された印刷指示の
入力を無視する。
【0056】モニタ30は、表示画像I/F部301
と、表示画像処理部302と、画像表示部303と、表
示制御I/F部304と、表示制御部305とを備え
る。表示画像I/F部301は、STB20aの表示画
像I/F部205から受信した画像データを表示画像処
理部302に供給する。
【0057】表示画像処理部302は、入力された画像
データに所定の処理を施し、画像表示部303に供給す
る。画像表示部303は、CRT(Cathode R
ay Tube)、LCD(Liquid Cryst
al Display)、PDP(PlasmaDis
play Panel)、プロジェクターなどの表示デ
バイスであり、表示画像処理部302によって処理され
た画像データに基づく画像を原画像の品位で表示する。
【0058】表示制御I/F部304は、STB20a
の表示制御I/F部206から制御データを受信し、受
信した制御データを表示制御部305に出力する。表示
制御部305は、表示制御I/F部304から出力され
た制御データに基づき、モニタ内の各部301〜304
を統括的に制御する。
【0059】プリンタ40aは、認証部401と、印刷
画像I/F部402と、復号化部403と、印刷制御I
/F部404と、画像処理方法決定部405と、印刷画
像処理部406と、画像印刷部407と、印刷制御部4
08とを備える。なお、このようなプリンタ40aを構
成する各部は、CPU、CPUによって実行されるプロ
グラムやデータを予め格納するROM、プログラム実行
の際にワークエリアを提供したり、画像データ等を一時
的に格納するメモリ等により実現される。
【0060】認証部401は、STB20aの認証部2
08と相互に認証する。印刷画像I/F部402は、S
TB20aの印刷画像I/F部212から送信された画
像データを受信し、受信した画像データを復号化部40
3に送る。
【0061】復号化部403は、暗号化された画像デー
タを復号化し、復号化した画像データを印刷画像処理部
406に供給する。印刷制御I/F部404は、STB
20aの印刷制御I/F部210から送信された制御デ
ータを受信し、受信した制御データを画像処理方法決定
部405に供給する。
【0062】画像処理方法決定部405は、制御データ
の内容によって印刷画像処理部406での処理内容を決
定し、処理内容を印刷画像処理部406に指示する。な
お、画像処理方法決定部405は、劣化指示の制御デー
タを受信した場合に指示する処理内容を複数格納した、
図4に示す劣化処理指示テーブル4050を予め記憶す
る。
【0063】この劣化処理指示テーブル4050は、劣
化方法及び劣化の程度のいずれか一方、又はこれらを組
み合わせて作成されている。「劣化の程度」には、例え
ば、解像度についてSD(Standard Defi
nition)画質水準への劣化、間引きの程度を1/
2、原画質水準を残す面積又は面積の割合等がある。ま
た、「劣化の方法」には、アスペクト比変換、間引きな
どの画素削減や、色再現性の低下、ぼかしなどの画像編
集効果の適用等がある。
【0064】ここでの所定の画像処理には、劣化と上記
した印刷用画像処理の2種類のうち片方あるいは両方が
含まれる。図4は、上記した劣化方法及び劣化の程度に
基づいて作成された劣化処理指示テーブル4050の構
成例を示す図である。
【0065】ここで、STB20aで表示している画面
の画像データは1080i、720P、480P、48
0iなどの規格で決められている解像度である。108
0iから480iへの劣化処理は、水平方向の画素を2
分の1に間引き、垂直方向画素を2分の1に間引きす
る。画素数が2分の1になり画像データのサイズが小さ
くなるので、間引いた画素の近傍の画素を用いて補間す
る。
【0066】また、720Pから480iへの劣化処理
は、水平方向の画素を3分の2に間引き、垂直方向画素
を3分の2に間引きし、間引いた画素の近傍の画素を用
いて補間する。また、480Pから480iへの劣化処
理は、水平方向の画素を2分の1に間引き、垂直画素を
3分の2に間引きし、間引いた画素の近傍の画素を用い
て補間する。なお、間引き処理は水平方向のみや垂直方
向のみの間引きでもよい。間引きの方法としては、イン
ターレースの片方のフレームのみを使用することも考え
られる。
【0067】それらの劣化処理を行った後、印刷解像度
への拡大・縮小処理といった印刷用画像処理を行う。そ
の他の劣化方法として、画像データの色情報をR
(赤),G(緑),B(青)からK(黒)に変換するこ
とでカラー画像をモノクロ化したり、使用するインク色
を制限したりすることによって色数を減らす劣化方法も
ある。同様に階調数を減らしたり、コントラストを極端
に変える劣化方法もある。またその他に、画像データに
別の画像データやランダムノイズを合成する劣化方法も
ある。
【0068】また、印刷画像の方が十分小さいサイズで
あれば、画像を劣化させるという目的は達成される。よ
って、印刷画像のサイズを十分小さく制限するという劣
化方法もある。例えば、印刷画像を縦3cm横4cmや
縦36mm横64mm、又それ以下に制限するようなも
のである。
【0069】印刷画像処理部406は、入力された画像
データに画像処理方法決定部405から指示された所定
の処理を施し、画像印刷部407が印刷できるデータに
変換する。
【0070】画像印刷部407は、所定の解像度(例え
ば、200/300/400dpi)で、印刷画像処理
部406からの画像データに基づき画像を用紙に印刷す
る。その印刷方式は、感熱式、熱転写、昇華型、インク
ジェットなどである。
【0071】印刷制御部408は、印刷制御I/F部4
04が受信した制御データや、各部からの応答に基づ
き、プリンタ各部401〜407を統括的に制御する。
次に、STB20a各部の動作を説明する。
【0072】図5は、STB20a各部が実行する動作
を示すフローチャートである。ユーザからの印刷指示が
ない場合、符号化情報展開部202は、放送データから
抽出した画像データを描画エンジン部203に順次出力
している。描画エンジン部203は、符号化情報展開部
202から出力された画像データを、ビデオRAM部2
04に書き込んで、描画する(S201)。ビデオRA
M部204に書き込まれた画像データは、表示画像I/
F部205を介して表示画像I/F部301に送られ、
画像表示部303に表示される。この描画エンジン部2
03が描画している間、処理制御部213は、印刷指示
入力部207からの入力を監視する。そして、処理制御
部213は、印刷指示入力部207からの入力があった
か否かを判断する。すなわち、処理制御部213は、そ
の入力が印刷指示であるか否か判断する(S202)。
印刷の指示でないと判断した場合、処理制御部213
は、ビデオRAM部204に描画された画像データを表
示画像I/F部205を介してモニタ30に供給する。
この結果、モニタ30の各部は、入力された画像データ
を基に所定の処理を行うことにより画像を表示する(S
203)。この結果、STB20aに入力された画像デ
ータは、印刷指示が入力されない限り(S202でN
o)、ステップS201乃至S203の処理が繰り返さ
れることにより、モニタ30に順次表示され続ける。
【0073】一方、処理制御部213が印刷指示が入力
されたと判断した場合(S202でYes)、STB2
0aの認証部208は、DTCPの手順に従って、プリ
ンタ40aの認証部401との間で認証手続きを行う
(S204)。この認証手続きでもし不可となった場合
は、処理制御部213は、印刷指示入力部207からの
入力を拒否するか、入力を受け付けても、後述するステ
ップS205からの印刷関連処理を実行しない。なお、
この認証手続きは、STB20aとプリンタ40aとが
接続された時点に行ってもよく、また印刷指示がなされ
る前に行われていてもよい。その場合は、認証の成否を
記録しておき、ステップS202で印刷指示が入力され
たと判断したときに、認証手続きが成功していればステ
ップS205以下の印刷関連処理を行えばよい。
【0074】認証手続きが成功した場合、処理制御部2
13は、描画エンジン部203が新たな描画を行わない
ように制御する。換言すれば、処理制御部213は、ビ
デオRAM部204に描画された画像データが更新され
ないように各部を制御する。すなわち、処理制御部21
3は、ビデオRAM部204への書き込みを禁止する
(S205)。ここで、印刷指示が入力され、かつ認証
手続きが成功した場合、ビデオRAM部204への画像
データの書き込みを停止させるのは、ビデオRAM部2
04内の画像データがプリンタへの転送中に更新されて
しまい、印刷画像が途中から異なる画像になってしまう
といった不都合をなくすためである。
【0075】一方、印刷指示が入力され、かつ認証手続
きが成功した場合、符号化情報展開部202は、印刷が
指示された画像データに対応する制御データから印刷指
示情報を抽出し、その印刷指示情報を判断部209に送
る(S206)。
【0076】印刷指示情報が送られてくると、判断部2
09は、その印刷指示情報を解釈する(S207)。す
なわち、判断部209は、上記のデジタルコピー制御デ
ータβと、アナログコピーを制御するためのアナログコ
ピー制御データγとに基づいて、印刷指示情報の内容
が、「印刷許可」、「印刷禁止」、あるいは第3の道
「劣化ならば印刷許可」のいずれであるかを解釈する。
その内容が「劣化ならば印刷許可」であった場合、判断
部209は、ある劣化指示の制御データを生成し、印刷
制御I/F部210を介してプリンタ40aに送信する
(S208)。すなわち、判断部209は、生成した制
御データでプリンタ40aに劣化を指示する。
【0077】プリンタ40aに対して劣化の指示がなさ
れると、暗号化部211は、ビデオRAM部204の画
像データを所定量、暗号化処理した後、暗号化した画像
データを印刷画像I/F部212を介してプリンタ40
aに供給する(S209)。
【0078】そして、処理制御部213は、1画像分の
画像データがプリンタ40aに供給されたか否かを判断
し(S210)、1画像分の画像データが供給されるま
で、ステップS209の処理を繰り返させる。1画面分
の画像データが供給されたと判断する(S210で完
了)、処理制御部213は、ステップS204でのビデ
オRAM部204での描画データ更新の禁止(ビデオR
AM部204への書き込み禁止)を解除する(S21
1)。そして、ステップS201〜S203の処理を繰
り返させ、モニタ30に次の画像を順次表示させる。
【0079】また、ステップS207において判断部2
09で受け取った印刷指示情報の内容が「印刷許可」で
あった場合は(S207で許可)、ステップS208を
飛ばして、すなわち、画像劣化の必要がないので、プリ
ンタ40aに劣化を指示することなく、ステップS20
9で示す画像データのプリンタ40aへの送信処理を開
始する(S209,S210)。一方、「印刷禁止」で
あった場合は(S207で禁止)、ステップS211に
示すビデオRAM部204での描画データ更新の禁止が
解除され、S201に戻る。
【0080】なお、STB20a内に、印刷指示された
画像データをビデオRAM部204から取り出してバッ
ファリングする画像データバッファ部を設けた場合、ス
テップS210でのビデオRAM部204への描画禁止
を解除するタイミングは、画像データバッファ部へ画像
データを転送完了した時点になる。
【0081】次に、プリンタ40aで行われる処理を説
明する。図6は、プリンタ40aの各部が実行する処理
を表すフローチャートである。印刷制御I/F部404
は、STB20aから送信された制御データを受信し、
受信した制御データを画像処理方法決定部405に送信
する(S301)。なお、この制御データには、プリン
タ40aを制御するための通常の制御データの他、印刷
対象の画像データに対応する劣化指示の制御データ等が
含まれる。
【0082】画像処理方法決定部405は、制御データ
中に劣化指示の制御データが含まれているか否か判断す
る(S302)。劣化指示の制御データが含まれている
と判断した場合(S302でYes)、画像処理方法決
定部405は、劣化処理指示テーブル4050を参照
し、いずれか1つの劣化処理を選択し、印刷画像処理部
406に対して所定の画像処理を画像データに施すこと
を指示する(S303)。なお、印刷指示情報が「印刷
許可」であった場合は、劣化指示の制御データがSTB
20aから送られてこないため(S302でNo)、画
像処理方法決定部405は、印刷画像処理部406に特
に画像処理法の指定をすることはない。
【0083】なお、印刷指示情報の内容に、どのような
劣化方法を採るのかを記載しておけば、STB20aの
判断部209はその劣化方法を制御データに加えてプリ
ンタ40aに送信し、画像処理方法決定部405でその
劣化方法を指定することによりコンテンツ画像に最適な
劣化方式で画像劣化させられる。
【0084】一方、復号化部403は、印刷画像I/F
部402を介して受信した暗号化された画像データを復
号化し、復号化した画像データを印刷画像処理部406
に送る(S304)。印刷画像処理部406は、画像処
理方法決定部405から指定された画像処理法で画像デ
ータを処理する(S305)。すなわち、劣化指示の制
御データが含まれていると判断した場合(S302でY
es)、画像処理方法決定部405は印刷画像処理部4
06に対して画像劣化の指示を行い(S303)、印刷
画像処理部406は復号化された画像データに対して劣
化の処理を行う(S305)。
【0085】図7は、画像を劣化処理する様子を示す図
であり、特に図7(a)は劣化処理される前の元画像
を、図7(b)は間引きによる劣化処理が施された画像
を、図7(c)はカラー画像を白黒化することによる劣
化処理が施された画像を、図7(d)は周囲ぼかし劣化
処理が施された画像を、それぞれ示している。
【0086】このような画像劣化処理が施された画像デ
ータが送られてくると、画像印刷部407は、劣化処理
された画像データに基づいて画像を用紙に印刷する(S
306)。
【0087】用紙への印刷が終わると、印刷制御部40
8は、プリンタのメモリ内に残っている画像データを消
去する(S308)。すなわち、劣化処理前の復号画像
データを消去する。
【0088】これに対して、劣化指示の制御データが含
まれていないと判断した場合(S302でNo)、すな
わち、第2のフラグの場合、画像処理方法決定部40
5は、印刷画像処理部406に対して所定の画像処理を
画像データに施すことを指示することはない。この場合
も、復号化部403は、印刷画像I/F部402を介し
て受信した暗号化された画像データを復号化し、復号化
した画像データを印刷画像処理部406に送る(S31
1)。印刷画像処理部406は、画像処理方法決定部4
05から指定された画像処理法で画像データを処理する
(S312)。なお、印刷指示情報が「印刷許可」であ
った場合は、印刷画像処理部406は画像処理方法決定
部405から特に画像処理法の指定をされることはない
が、その時印刷画像処理部406は指示がない場合に適
用すべき画像処理法が決められており、その方法で画像
データを処理する。画像印刷部407は、処理された画
像データに基づいて画像を用紙に印刷する(S31
3)。
【0089】以上説明したように、本実施の形態1に係
る発明によれば、印刷指示情報が劣化なら印刷可を示し
ている場合、外部から配信されてくる画像データを受信
するSTB20aが、第1画質水準の第1画像データを
取得し、取得した画像データを劣化指示の制御情報とと
もにプリンタ40aに送り、劣化指示の制御情報を受け
たプリンタ40aにおいて第1画像データを第1画質水
準よりも劣る第2画質水準の第2画像データに変換する
し、変換された第2画像データを印刷するようにしてい
るので、著作者の意図に合致した印刷物を得ることがで
きる。
【0090】なお、この実施の形態1では、画像データ
を劣化処理する部分をプリンタ40aに搭載したが、特
にプリンタ40aに限定する必要はなく、STB20a
や放送データを受信するチューナを内蔵したテレビ等の
本体側、又は、画像データを配信する他のサーバに搭載
して実施してもよい。
【0091】また、上述の実施の形態1では、劣化し指
示の制御データを1ビットのフラグとして説明したが、
このフラグに制御内容を格納する領域を付加し、この領
域に「劣化の程度」や、「劣化方法」などを含めるよう
にしてもよい。この場合には、画像に適した劣化処理を
プリンタ40aで行わせることが可能となる。
【0092】(実施の形態2)次いで、本発明の実施の
形態2に係る印刷システムを説明する。
【0093】図8は、本実施の形態2に係る印刷システ
ム1bの機能構成を示す図である。この印刷システム1
bは、放送局10と、STB20bと、モニタ30と、
プリンタ40bとからなる。なお、同図において放送局
10等についての図示は省略されている。また、図3に
示されるSTB20a、モニタ30及びプリンタ40a
と同じ構成部分に同じ番号を付し、その説明を省略す
る。
【0094】ここで、実施の形態1の印刷システム1a
においては印刷指示情報の内容によって劣化処理を行う
かどうかを決めるように構成されていたが、この実施の
形態2に係る印刷システム1bにおいては画像データが
一定以上の高画質画像であれば劣化処理を行うというル
ールに基づいて画像の劣化処理を行うかどうかを決める
ように構成されている。
【0095】この構成によれば、放送データに含まれ、
画像データに付加する印刷指示情報や、STB20aの
判断部209が必要なくなる。このため、印刷システム
1bのSTB20bは、判断部209が省略されて構成
される一方、プリンタ40bは、画像データ内の付加デ
ータもしくは画像データの解像度などから画像データの
画像品質情報を読み取る画像品質判断部409を備えて
構成される。
【0096】この画像品質判断部409は、STB20
bから画像データが送られてきた場合、復号化部403
によって復号化された画像データ内の付加データもしく
は画像データの解像度などから画像データの画像品質情
報を読み取り、読み取った画像品質情報を画像処理方法
決定部405に送る。例えば、画像データがHD(Hi
gh Definition)画質であるかどうかは、
画像データに付加されているヘッダ情報からも読み取る
ことができ、画像データの縦横の解像度からも判断する
ことができる。
【0097】次いで、STB20bの各部が行う動作及
びプリンタ40bの各部が行う動作を順次説明する。図
9は、STB20bの各部が行う動作を示すフローチャ
ートである。なお、ステップS205までは実施の形態
1の図5と同様であるので、その説明を省略する。
【0098】ビデオRAM部204への書き込みを禁止
する処理が行われると(S205)、暗号化部211
は、画像データを暗号化し、暗号化した画像データをプ
リンタ40bに送信する(S209)。すなわち、この
実施の形態2のSTB20bにおいては、実施の形態1
で行われていた処理であるステップS206〜S20
8、すなわち印刷指示情報の抽出処理、印刷指示情報の
判断及び劣化指示であった場合のプリンタへの劣化指示
が省略される。
【0099】したがって、STB20aに比べてSTB
20bの構成が簡素化され、STB20bにおける負荷
が軽減される。図10は、図8に示されるプリンタ40
bの各部が実行する処理を示すフローチャートである。
【0100】STB20bから送信された暗号化された
画像データを印刷画像I/F部402を介して受信した
場合、復号化部403は、暗号化された画像データを復
号化し、復号化した画像データを印刷画像処理部406
の他、画像品質判断部409にも送る(S601)。
【0101】画像データを受け取った画像品質判断部4
09は、復号化した画像データの画像データ本体や画像
データ内の付加データもしくは画像データの解像度など
画像品質情報を読み取る(S602)。この画像品質情
報は、例えば、画像データに付加されているヘッダ情報
からその画像データがHD(High Definit
ion)画質であるかどうかを読み取ったり、画像デー
タの縦横の解像度を読み取ったりすることによって検出
される。
【0102】検出が終わると、画像品質判断部409
は、検出した画像品質情報を画像処理方法決定部405
に送る(S603)。画像処理方法決定部405は、送
られてきた画像品質情報から画像データの画質が一定以
上かどうかを判断する(S604)。一定以上の高画質
であれば(S604でYes)、画像処理方法決定部4
05は、印刷画像処理部406に対して画像劣化するた
めの画像処理方法を指示する(S605)。例えば、画
像データがHD画質であれば、SD(Standard
Definition)画質にする画像処理を行うよ
う指示する。この指示は、例えば図11に示される劣化
処理指示テーブル4070に基づいて指示してもよい。
この劣化処理指示テーブル4070によれば、画像品質
情報がHD画質である場合には、高画質であり、間引き
等によるSD画質への画像処理方法が指示されている。
なお、画像品質情報がSD画質である場合には、低画質
であり、画質劣化のための画像処理方法の指示は記載さ
れていない。
【0103】画像処理法の指示があると、印刷画像処理
部406は、画像処理方法決定部405から指示された
画像処理方式で画像データを処理する(S606)。図
12は、画像劣化処理の様子を示す図であり、特に、図
12(a)は画質劣化処理前の画像を示す図であり、図
12(b)はSD画質に劣化処理がされた後の画像を示
す図である。HD画質の印刷画像ではギザギザがないの
で、高画質であるのに対し、SD画質の印刷画像ではギ
ザギザが目立ち画質が劣化されているのがわかる。
【0104】なお、画像処理法の指示がなければ、印刷
画像処理部406は、通常の画像処理をするのは実施の
形態1の場合と同様である。この場合には、元の画像が
低画質であり、低画質のまま印刷されるので、画質劣化
の必要性がないからである。また、以後の処理(S30
7,S308)については、実施の形態1の場合と同様
であるので、その説明を省略する。
【0105】以上の説明から明らかなように、この実施
の形態2に係る発明によっても、著作者の意図に合致し
た印刷物を得ることができる。なお、この実施の形態2
においては、復号化部403bが復号化した画像データ
を画像品質判断部409にも送るように構成したが、画
像品質判断部409が復号化された画像データをモニタ
し、モニタ結果に基づいて画像品質情報を取得するよう
に構成してもよい。
【0106】また、上記実施の形態2においてはプリン
タ40bに画像品質判断部409を設けたが、STB2
0bに画像品質判断部409を設けるように構成しても
よい。この場合には、画像品質判断部409は、ビデオ
RAM部204からプリンタ40bに送るための画像デ
ータをもらったり、モニタしたりしてその画像データの
品質を検出し、検出結果を印刷制御I/F部210、印
刷制御I/F部404を介して印刷画像処理部406に
送るようにすればよい。
【0107】また、STB20bに判断部209を設
け、判断部209が印刷指示情報が印刷禁止でないと判
断した場合にだけ、STB20bからプリンタ40bに
画像データを送るようにしてもよい。
【0108】(実施の形態3)次いで、本発明の実施の
形態3に係る印刷システムを説明する。図13は、本実
施の形態3に係る印刷システム1cの機能構成を示す図
である。この印刷システム1cは、放送局10と、ST
B20bと、モニタ30と、プリンタ40cとからな
る。なお、同図において放送局10等についての図示は
省略されている。また、図3及び図8に示されるSTB
20a,20b、モニタ30及びプリンタ40a,40
bと同じ構成部分に同じ番号を付し、その説明を省略す
る。
【0109】ここで、実施の形態1の印刷システム1a
においては印刷指示情報の内容によって劣化処理を行う
かどうかを決めるように構成され、実施の形態2に係る
印刷システム1bにおいては画像データが一定以上の高
画質画像であれば劣化処理を行うというルールに基づい
て画像の劣化処理を行うかどうかを決めるように構成さ
れていたが、本実施の形態3に係る印刷システム1cで
はプリンタに送信される印刷データの形式によって劣化
させるかどうか、あるいは劣化方式を選択するように構
成されている。
【0110】ところで、画像品質判断部409では、印
刷データがテレビ画面に表示している画像データである
ことを読み取り、印刷画像処理部406に対して一律に
劣化処理を行うよう指示する。しかしながら、印刷デー
タがBML(Broadcast Markup La
nguage)形式で書かれたデータであるような場
合、テキスト部分に対して劣化処理を行うと、文字が読
みにくくなったり読めなくなったりする不都合が発生す
る。
【0111】この場合、印刷データがBML(Broa
dcast Markup Language)形式で
書かれたデータであるような場合、テキスト部分に対し
てだけは劣化処理を行わないよう指示する、といった分
岐を行うといったことが考えられる。判断方法は、ST
B20bでプリンタ40cに送るデータに、印刷データ
の種類を示す情報タグを付加して、その情報タグで判断
する方法や、データのファイル拡張子で判断する方法な
どが考えられる。
【0112】また、BML形式で書かれた印刷データに
は、テキストデータとJPEGなどの画像データが混在
している。図15で示す例では、図15(a)及び図1
5(b)はテキストデータ、図15(c)は画像データ
である。
【0113】テキストデータは画像データと異なり間引
きなどの画像劣化の対象にはならない。この理由は、劣
化させると読めなくなったりするといった不都合が生じ
るからである。よって、テキストデータは劣化の対象に
はせず、画像データのみ劣化の対象にするということが
考えられる。
【0114】その実現のため、印刷データがBML形式
である場合には、そのファイルの拡張子やデータタイプ
などからJPEGなどの画像データのみを識別し、画像
データだけに対して劣化処理するよう指示する。
【0115】プリンタ40cは、画像品質判断部409
の代わりに、データ種別判断部410を備えて構成され
る点が図8に示されるプリンタ40bと異なっており、
プルプリントに対応している。
【0116】このデータ種別判断部410は、入力され
復号化された複数のファイルからなる印刷データの中か
ら、ファイル拡張子等を基に、画像データかどうかを判
断する。
【0117】次いで、プリンタ40cの各部が実行する
処理を説明する。図14は、図13に示されるプリンタ
40cの各部が実行する処理の動作を示すフローチャー
トである。
【0118】複数ファイルから構成される印刷データが
プリンタ40cに入力されると、復号化部403は、復
号化後、ファイルごとに印刷画像処理部406の他、デ
ータ種別判断部410へ送る(S901)。
【0119】データ種別判断部410は、ファイルが画
像データかどうかを判断する(S902)。もし画像デ
ータであれば、データ種別判断部410は、その旨を画
像処理方法決定部405に対して送る。画像処理方法決
定部405は、劣化処理指示テーブル4050を参照
し、いずれか1つの劣化処理を選択し、印刷画像処理部
406に対して所定の画像処理を画像データに施すこと
を指示する(S903)。印刷画像処理部406は、指
示された方法を用いて画像データを劣化のための画像処
理する(S904)。画像印刷部407は、画像処理さ
れた画像データを含めた印刷データを用いて、紙へ印刷
する(S905)。以下のフローは図6と同様である。
【0120】図16は、画像劣化処理の様子を示す図で
あり、特に、図16(a)は画質劣化処理前の画像を示
す図であり、図16(b)は画像部分だけに劣化処理
(縮小処理)がされた後の画像を示す図である。劣化処
理がない印刷画像では画像が大きいので細部まではっき
りと見える高画質であるのに対し、縮小された印刷画像
では細部がわからず画質が劣化されているのがわかる。
【0121】なお、BML形式の印刷データに、印刷指
示情報を含ませておき、プリンタでその印刷指示情報を
読み取って指示を実行してもよい。具体的には、BML
形式の印刷データのうち、<meta>タグのname
属性に“print_control”を指定し、co
ntent属性に“print_ok”“print_
never”などの値を指定する。このようにすれば、
その<meta>タグをヘッダにもつBML文書を印刷
制御することができる。
【0122】また、画像を縮小する場合に、図16
(b)に示されるように「著作権保護のため画質を劣化
しています」等の理由を加えるように指示してもよい。
なお、画像処理法の指示がなければ、印刷画像処理部4
06は、通常の画像処理をするのは実施の形態1の場合
と同様である。この場合には、元の画像が低画質であ
り、低画質のまま印刷されるので、画質劣化の必要性が
ないからである。また、以後の処理(S307,S30
8)については、実施の形態1の場合と同様であるの
で、その説明を省略する。
【0123】以上の説明から明らかなように、この実施
の形態3に係る発明によっても、著作者の意図に合致し
た印刷物を得ることができる。なお、これはBML形式
に限ったことではなく、ML(Markup Lang
uage)形式の印刷データであれば同様の機能をもた
すことができる。
【0124】また、ML形式でない形式の印刷データで
あっても、<meta>タグに相当するタグを定義すれ
ばよい。さらに、BML形式のように印刷データが複数
のファイルから構成される場合、特開2000−668
67号公報に示されているように、プリンタからSTB
に対して画像データの取得を要求するプルプリントの構
成を取ることがある。このプルプリントにおいては、図
14のステップS902において行う画像データである
かどうかの判断を、ファイル拡張子を基に判断するので
はなく、プルプリントで取得したデータは画像データで
あると判断して、そのデータに対しては劣化処理を行
う、といったことでも画像データだけを劣化処理する効
果は得られる。これは、BML形式では、印刷データが
ひとつのテキストデータと複数の画像データから構成さ
れ、そのひとつのテキストデータの中に、画像データへ
のリンク情報が書かれているという性質から可能にな
る。
【0125】また、STB20bに判断部209を設
け、判断部209が印刷指示情報が印刷禁止でないと判
断した場合にだけ、STB20bからプリンタ40cに
画像データを送るようにしてもよい。
【0126】(実施の形態4)次いで、本発明の実施の
形態4に係る印刷システムを説明する。図17は、本実
施の形態4に係る印刷システム1dの機能構成を示す図
である。この印刷システム1dは、放送局10と、ST
B20dと、モニタ30と、プリンタ40aとからな
る。なお、同図において放送局10等についての図示は
省略されている。また、図3、図8及び図13に示され
るSTB20a,20b、モニタ30及びプリンタ40
a,40b,40cと同じ構成部分に同じ番号を付し、
その説明を省略する。
【0127】ここで、実施の形態1〜3の印刷システム
1a〜1cにおいては、プリンタ40a〜40cにおい
て画像劣化処理を行うようにしていたが、本実施の形態
4の印刷システム1dではSTB20dにおいて画像劣
化処理を行うように構成されている。また、実施の形態
1の印刷システム1aでは放送データに含まれるコピー
制御情報を印刷制御用に転用して用いていたが、印刷シ
ステム1dでは放送データに印刷制御専用の印刷指示情
報を別途付加し、この印刷指示情報で画像劣化の指示等
を送るように構成されている。
【0128】図18は、印刷制御専用の印刷指示情報の
構成を示す図である。この印刷指示情報100は、第1
のフラグ、第2のフラグ及び第3のフラグを格納
する印刷指示フラグ格納部101と、画像の劣化方法を
格納する劣化方法格納部102と、画像の劣化の程度を
格納する劣化の程度格納部103と、その他の指示情報
を格納するその他の指示情報格納部104とから構成さ
れる。劣化方法格納部102〜その他の指示情報格納部
104は、印刷指示フラグ格納部101において第3の
フラグ、すなわち劣化であれば印刷可が格納された場
合に著作権管理者によってその指示が任意に格納され
る。劣化方法格納部102には、例えば間引きなどによ
る画素削減や、色再現性の低下などによる画像編集など
が格納される。劣化の程度格納部103には、例えば解
像度についてSD画質水準への劣化、間引きの程度を1
/2に劣化等が格納される。また、その他の指示情報格
納部104には、「何枚までの印刷ならば許可」などの
指定が格納される。なお、印刷指示フラグ格納部101
を第3のフラグだけ格納するように構成してもよい。
【0129】判断部209は、符号化情報展開部202
から印刷指示情報100が送られてくると、印刷指示フ
ラグ格納部101を見て、劣化なら印刷可であれば劣化
方法格納部102〜その他の指示情報格納部104の情
報に従う画像劣化処理を画像劣化処理部214に指示す
る。
【0130】画像劣化処理部214は、判断部209か
ら画像劣化指示があるとビデオRAM部204から送ら
れてくる画像データに対して指示通りの画像劣化処理を
行い、画像劣化処理した画像データを暗号化部211に
送る。なお、描画エンジン部203は、印刷指示フラグ
格納部101が制限なしの印刷許可を示している場合に
は画像劣化処理部214に対して何ら指示を送ることは
なく、この場合には画像劣化処理部214は画像劣化処
理を行うことなく画像データをスルーさせる。
【0131】図19は、STB20dの各部が行う動作
を示すフローチャートである。図9の処理と対応する部
分に同じステップ番号を付し、その説明を省略する。判
断部209は、符号化情報展開部202から送られてき
た印刷指示情報100の印刷指示フラグ格納部101が
劣化なら印刷可であれば(S207で「劣化なら許
可」)、画像劣化処理部214に対して劣化方法格納部
102〜その他の指示情報格納部104の情報に従う画
像劣化処理を指示する(S220)。画像劣化処理部2
14は、判断部209から画像劣化指示があると、ビデ
オRAM部204から送られてくる画像データに対して
指示通りの画像劣化処理を行い、画像劣化処理した画像
データを暗号化部211に送る(S221)。
【0132】このように画像の劣化処理がSTB20d
で前もって行われる結果、プリンタが通常のものであっ
ても、劣化処理を施された画像が用紙に印刷される。な
お、STB側で劣化処理を行った場合は、STBとプリ
ンタ間で行われる認証やデータの暗号化を省略してもよ
い。この理由は、劣化したデータは搾取されてもよいか
らである。
【0133】なお、この実施の形態4の印刷システム1
dでは、印刷指示情報100の内容によって劣化処理を
行うかどうかを決めるように構成されたが、実施の形態
2に係る印刷システム1bと同様にビデオRAM部20
4に格納された画像データが一定以上の高画質画像であ
れば画像劣化処理部214で劣化処理を行うというルー
ルに基づいて画像の劣化処理を行うかどうかを決めるよ
うに構成してもよく、実施の形態3に係る印刷システム
1cと同様にビデオRAM部204に格納される印刷デ
ータの形式によって劣化させるかどうか、あるいは劣化
方式を選択し、画像部分だけを画像劣化処理部214で
劣化処理させるように構成してもよい。
【0134】なお、本願実施例では衛星放送などで放送
データを入力する場合を記載しているが、地上波、有
線、インターネット経由でのデータであってもその趣旨
を損なうものではない。また、この場合には、STB2
0a〜STB20bを、プルプリントに対応させ、プル
単位で画像劣化処理を行うように構成してもよい。
【0135】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る印刷方法によれば、これによって、第1画質水準
よりも劣る第2画質水準の第2画像データに変換(劣
化)され、劣化された第2画像データを印刷するので、
著作者の意図に合致した印刷物を得ることができる。
【0136】また、本発明に係る放送データ生成装置
は、印刷可能な画像データを含む放送データを生成する
放送データ生成装置であって、画像データを生成する画
像データ生成手段と、生成された画像データの印刷を制
御する情報である印刷制御情報を生成する印刷制御情報
生成手段と、生成された前記画像データと前記印刷制御
情報とを対応づけるとともに、それら画像データと印刷
制御情報とを放送データに変換する変換手段とを備える
ので、印刷制御情報で著作権者の意図を反映でき、著作
者の意図に最も合致した印刷物を得ることができる。
【0137】よって、本発明により、高品位の画像が低
品位の画像に確実に劣化され、劣化された状態で印刷さ
れるため、高品位デジタルテレビ放送が開始され、高性
能の受信機及びプリンタが普及してきた今日における本
発明の実用的価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係る印刷システム1aの全体
構成を示す図である。
【図2】印刷指示情報の構成例を示す図である。
【図3】図1に示されるSTB、モニタ及びプリンタの
機能構成を示すブロック図である。
【図4】劣化処理指示テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図5】図3に示されるSTBの各部が実行する動作を
示すフローチャートである。
【図6】図3に示されるプリンタの各部が実行する処理
を表すフローチャートである。
【図7】画像を劣化処理する様子を示す図であり、特に
図7(a)は劣化処理される前の元画像を示す図であ
り、図7(b)は間引きによる劣化処理が施された画像
を示す図であり、図7(c)はカラー画像を白黒化する
ことによる劣化処理が施された画像を示す図であり、図
7(d)は周囲ぼかし劣化処理が施された画像を示す図
である。
【図8】本実施の形態2に係る印刷システムの機能構成
を示す図である。
【図9】図8に示されるSTBの各部が行う動作を示す
フローチャートである。
【図10】図8に示されるプリンタの各部が実行する処
理を示すフローチャートである。
【図11】劣化処理指示テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図12】画像を劣化処理する様子を示す図であり、特
に図12(a)は劣化処理される前の元画像を示す図で
あり、図12(b)は間引きによる劣化処理が施された
画像を示す図である。
【図13】本実施の形態3に係る印刷システムの機能構
成を示す図である。
【図14】図13に示されるプリンタの各部が実行する
処理の動作を示すフローチャートである。
【図15】BML形式で書かれた印刷データの構成部分
を示す図であり、特に図15(a)及び図15(b)は
テキストデータを示す図であり、図15(c)はテキス
トデータにリンク付けされる画像データを示す図であ
る。
【図16】画像を劣化処理する様子を示す図であり、特
に図16(a)は劣化処理される前の元画像を示す図で
あり、図16(b)は間引きによる劣化処理が施された
画像を示す図である。
【図17】本実施の形態4に係る印刷システムの機能構
成を示す図である。
【図18】印刷指示情報の構成例を示す図である。
【図19】図17に示されるSTBの各部が行う動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 印刷システム 10 放送局 20a,20b,20d STB 40a,40b,40c プリンタ 201 通信I/F部 202 符号化情報展開部 203 描画エンジン部 204 ビデオRAM部 207 印刷指示入力部 208 認証部 209 判断部 210 印刷制御I/F部 211 暗号化部 212 印刷画像I/F部 213 処理制御部 214 画像劣化処理部 401 認証部 402 印刷画像I/F部 403 復号化部 404 印刷制御I/F部 405 画像処理方法決定部 406 印刷画像処理部 407 画像印刷部 408 印刷制御部 409 画像品質判断部 410 データ種別判断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 29/38 H04N 1/00 C 5C062 H04N 1/00 1/387 5C076 1/387 101 5C077 101 5/76 E 1/40 B41J 29/00 Z 5/76 H04N 5/91 L 5/765 P 5/91 1/40 Z (72)発明者 桑野 秀之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 久保田 淳市 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP06 AR01 CL10 HH03 HJ06 HK03 HK07 HL01 HM07 HN05 HN15 HN22 2C187 AD07 AE07 AF03 BF26 BG07 BG49 CC09 DB21 GA07 GB09 GD01 5B021 AA28 BB02 CC05 PP08 5C052 AA11 AB03 DD01 DD04 FA03 FA04 FA09 FB02 FB05 FD09 5C053 FA04 FA13 FA20 GB06 JA16 JA21 KA04 KA22 LA03 LA06 LA07 5C062 AB22 AB38 AB42 AC04 AC08 AC24 AC43 BA00 BC01 5C076 AA12 AA19 AA22 AA23 BA06 5C077 LL14 MP08 NP02 PP19 PP20 PP23 PQ12 PQ22 RR18 SS02 SS06 TT02

Claims (57)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から配信されてくる画像データを受
    信する受信装置と、前記受信装置から送られてくる画像
    データを印刷する印刷装置とからなる印刷システムにお
    ける画像データの印刷方法であって、 前記受信装置が、第1画質水準の第1画像データを取得
    する画像データ取得ステップと、 取得された前記第1画像データを前記第1画質水準より
    も劣る第2画質水準の第2画像データに変換する劣化ス
    テップと、 変換された前記第2画像データを前記印刷装置が印刷す
    る印刷ステップとを含むことを特徴とする印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記劣化ステップには、 前記受信装置が、前記第1画像データを前記第2画像デ
    ータに変換する変換ステップと、 前記受信装置が、変換された前記第2画像データを前記
    印刷装置に転送する転送ステップとが含まれ、 前記印刷ステップでは、前記印刷装置が前記受信装置か
    ら転送されてくる前記第2画像データを印刷することを
    特徴とする請求項1記載の印刷方法。
  3. 【請求項3】 前記劣化ステップには、 前記受信装置が、前記第1画像データを前記印刷装置に
    転送する転送ステップと、 前記印刷装置が、転送されてきた前記第1画像データを
    前記第2画像データに変換する変換ステップとが含ま
    れ、 前記印刷ステップでは、前記印刷装置が前記変換ステッ
    プで変換された前記第2画像データを印刷することを特
    徴とする請求項1記載の印刷方法。
  4. 【請求項4】 前記転送ステップでは、受信装置は、前
    記印刷装置を認証し、前記第1画像データを暗号化した
    後に、暗号化された第1画像データを前記印刷装置に転
    送し、 前記変換ステップでは、前記印刷装置は、前記受信装置
    から転送されてきた第1画像データを復号化し、復号化
    された第1画像データを前記第2画像データに変換する
    ことを特徴とする請求項3記載の印刷方法。
  5. 【請求項5】 前記認証は、DTCP(Digital Transmissio
    n Copy Protection)であることを特徴とする請求項4記
    載の印刷方法。
  6. 【請求項6】 前記第1画像データは、複数の印刷オブ
    ジェクトから構成され、 前記劣化ステップでは、印刷オブジェクトの単位で前記
    変換を行うことを特徴とする請求項1記載の印刷方法。
  7. 【請求項7】 外部からの印刷指示に応じて、前記印刷
    ステップにおいて前記印刷装置が部分データを繰り返し
    て取得して印刷するプルプリント方式において、 前記部分データが前記印刷オブジェクトと同一である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の印刷方法。
  8. 【請求項8】 前記劣化ステップにおける変換は、前記
    第1画像データが示す画像の解像度又はアスペクトを変
    えるものであることを特徴とする請求項1記載の印刷方
    法。
  9. 【請求項9】 前記第1画質水準は、デジタル放送のH
    D画像の画質水準であり、 前記第2画質水準は、デジタル放送のSD画像に相当す
    る画質水準であることを特徴とする請求項1記載の印刷
    方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の画質水準がデジタル放送の
    HD画質水準であれば、 前記第2の画質水準をデジタル放送のSD画質水準とす
    ることを特徴とする請求項9の印刷方法。
  11. 【請求項11】 前記劣化ステップにおける変換は、前
    記第1画像データと他の画像データとを合成する処理で
    あることを特徴とする請求項1記載の印刷方法。
  12. 【請求項12】 前記劣化ステップにおける変換は、前
    記第1画像データの色情報を変更するものであることを
    特徴とする請求項1記載の印刷方法。
  13. 【請求項13】 前記劣化ステップにおける変換は、前
    記第1画像データの印刷サイズを所定値以下に制限する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の印刷方法。
  14. 【請求項14】 前記劣化ステップでは、前記第1画像
    データの形式に依存して定まる方式の変換を行うことを
    特徴とする請求項1記載の印刷方法。
  15. 【請求項15】 前記劣化ステップでは、前記第1画像
    データの形式がデジタル放送のHD画像形式か、動画形
    式か、BML(Broadcast Markup Language)形式かによ
    って、異なる方式の変換を行うことを特徴とする請求項
    14記載の印刷方法。
  16. 【請求項16】 前記劣化ステップでは、前記第1画像
    データの形式がBML(Broadcast Markup Language)形
    式である場合には、当該第1画像データに含まれるイメ
    ージ画像部分だけに対して、前記変換を行うことを特徴
    とする請求項15記載の印刷方法。
  17. 【請求項17】 前記印刷方法は、さらに、 前記受信装置が、前記第1画像データとともに配信され
    てくる印刷の制御に関する情報である印刷制御情報を取
    得する印刷制御情報取得ステップと、 取得された前記印刷制御情報に基づいて、前記劣化ステ
    ップでの変換を実行するかしないかを決定する劣化制御
    ステップとを含むことを特徴とする請求項1記載の印刷
    方法。
  18. 【請求項18】 前記印刷制御情報には、「印刷可」、
    「印刷禁止」及び「所定の画質水準以下で印刷可」のい
    ずれかを示すフラグが含まれ、 前記劣化制御ステップでは、前記フラグが「所定の画質
    水準以下で印刷可」を示す場合に、前記劣化ステップで
    の変換を実行させることを特徴とする請求項17記載の
    印刷方法。
  19. 【請求項19】 前記印刷制御情報には、「印刷時の画
    質水準を劣化させる」旨を示すフラグが含まれ、 前記劣化制御ステップでは、前記フラグが「印刷時の画
    質水準を劣化させる」旨を示す場合に、前記劣化ステッ
    プでの変換を実行させることを特徴とする請求項17記
    載の印刷方法。
  20. 【請求項20】 印刷可能な画像データを含む放送デー
    タを生成する放送データ生成装置であって、 画像データを生成する画像データ生成手段と、 生成された画像データの印刷を制御する情報である印刷
    制御情報を生成する印刷制御情報生成手段と、 生成された前記画像データと前記印刷制御情報とを対応
    づけるとともに、それら画像データと印刷制御情報とを
    放送データに変換する変換手段とを備えることを特徴と
    する放送データ生成装置。
  21. 【請求項21】 前記印刷制御情報には、「印刷可」、
    「印刷禁止」及び「所定の画質水準以下で印刷可」のい
    ずれかを示すフラグが含まれることを特徴とする請求項
    20記載の放送データ生成装置。
  22. 【請求項22】 前記印刷制御情報には、「印刷時の画
    質水準を劣化させる」旨を示すフラグが含まれることを
    特徴とする請求項20記載の放送データ生成装置。
  23. 【請求項23】 印刷可能な画像データを含む放送デー
    タを生成する放送データ生成装置のためのプログラムで
    あって、 画像データを生成する画像データ生成ステップと、 生成された画像データの印刷を制御する情報である印刷
    制御情報を生成する印刷制御情報生成ステップと、 生成された前記画像データと前記印刷制御情報とを対応
    づけるとともに、それら画像データと印刷制御情報とを
    放送データに変換する変換ステップとを含むことを特徴
    とするプログラム。
  24. 【請求項24】 外部から配信されてくる画像データを
    受信し、印刷装置に出力する受信装置であって、 第1画質水準の第1画像データを取得する画像データ取
    得手段と、 取得された前記第1画像データを前記第1画質水準より
    も劣る第2画質水準の第2画像データに変換する劣化手
    段と、 変換された前記第2画像データを前記印刷装置に出力す
    る出力手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  25. 【請求項25】 前記第1画像データは、複数の印刷オ
    ブジェクトから構成され、 前記劣化手段は、印刷オブジェクトの単位で前記変換を
    行うことを特徴とする請求項24記載の受信装置。
  26. 【請求項26】 外部からの印刷指示に応じて、前記印
    刷装置が部分データを繰り返して取得して印刷するプル
    プリント方式において、 前記部分データが前記印刷オブジェクトと同一である、 ことを特徴とする請求項25記載の受信装置。
  27. 【請求項27】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    が示す画像の解像度又はアスペクトを変えることによっ
    て前記変換を行うことを特徴とする請求項24記載の受
    信装置。
  28. 【請求項28】 前記第1画質水準は、デジタル放送の
    HD画像の画質水準であり、 前記第2画質水準は、デジタル放送のSD画像に相当す
    る画質水準であることを特徴とする請求項24記載の受
    信装置。
  29. 【請求項29】 前記第1の画質水準がデジタル放送の
    HD画質水準であれば、 前記第2の画質水準がデジタル放送のSD画質水準とす
    ることを特徴とする請求項28記載の受信装置。
  30. 【請求項30】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    と他の画像データとを合成することによって前記変換を
    行うことを特徴とする請求項24記載の受信装置。
  31. 【請求項31】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    の色情報を変更することによって前記変換を行うことを
    特徴とする請求項24記載の受信装置。
  32. 【請求項32】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    の印刷サイズを所定値以下に制限することによって前記
    変換を行うことを特徴とする請求項24記載の受信装
    置。
  33. 【請求項33】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    の形式に依存して定まる方式の変換を行うことを特徴と
    する請求項24記載の受信装置。
  34. 【請求項34】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    の形式がデジタル放送のHD画像形式か、動画形式か、
    BML(Broadcast Markup Language)形式かによって、
    異なる方式の変換を行うことを特徴とする請求項33記
    載の受信装置。
  35. 【請求項35】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    の形式がBML(Broadcast Markup Language)形式であ
    る場合には、当該第1画像データに含まれるイメージ画
    像部分だけに対して、前記変換を行うことを特徴とする
    請求項34記載の受信装置。
  36. 【請求項36】 前記受信装置は、さらに、 前記第1画像データとともに配信されてくる印刷の制御
    に関する情報である印刷制御情報を取得する印刷制御情
    報取得手段と、 取得された前記印刷制御情報に基づいて、前記劣化手段
    での変換を実行するかしないかを決定する劣化制御手段
    とを備えることを特徴とする請求項24記載の受信装
    置。
  37. 【請求項37】 前記印刷制御情報には、「印刷可」、
    「印刷禁止」及び「所定の画質水準以下で印刷可」のい
    ずれかを示すフラグが含まれ、 前記劣化制御手段は、前記フラグが「所定の画質水準以
    下で印刷可」を示す場合に、前記劣化手段での変換を実
    行させることを特徴とする請求項36記載の受信装置。
  38. 【請求項38】 前記印刷制御情報には、「印刷時の画
    質水準を劣化させる」旨を示すフラグが含まれ、 前記劣化制御手段は、前記フラグが「印刷時の画質水準
    を劣化させる」旨を示す場合に、前記劣化手段での変換
    を実行させることを特徴とする請求項36記載の受信装
    置。
  39. 【請求項39】 外部から配信されてくる画像データを
    受信し、印刷装置に出力する受信装置のためのプログラ
    ムであって、 第1画質水準の第1画像データを取得する画像データ取
    得ステップと、 取得された前記第1画像データを前記第1画質水準より
    も劣る第2画質水準の第2画像データに変換する劣化ス
    テップと、 変換された前記第2画像データを前記印刷装置に出力す
    る出力ステップとを含むことを特徴とするプログラム。
  40. 【請求項40】 外部装置から転送されてくる画像デー
    タを印刷する印刷装置であって、 外部装置から転送されてくる第1画質水準の第1画像デ
    ータを取得する画像データ取得手段と、 取得された前記第1画像データを前記第1画質水準より
    も劣る第2画質水準の第2画像データに変換する劣化手
    段と、 変換された前記第2画像データを印刷する印刷手段とを
    備えることを特徴とする印刷装置。
  41. 【請求項41】 前記第1画像データは、暗号化され、 前記画像データ取得手段は、前記外部装置と認証手続き
    を行った後に、暗号化された第1画像データを取得し、
    取得した第1画像データを復号化し、 前記劣化手段は、復号化された第1画像データを前記第
    2画像データに変換することを特徴とする請求項40記
    載の印刷装置。
  42. 【請求項42】 前記認証は、DTCP(Digital Transmiss
    ion Copy Protection)であることを特徴とする請求項4
    1記載の印刷装置。
  43. 【請求項43】 前記第1画像データは、複数の印刷オ
    ブジェクトから構成され、 前記劣化手段は、印刷オブジェクトの単位で前記変換を
    行うことを特徴とする請求項40記載の印刷装置。
  44. 【請求項44】 外部からの印刷指示に応じて、前記外
    部装置から部分データを繰り返して取得して印刷するプ
    ルプリント方式において、 前記部分データが前記印刷オブジェクトと同一である、
    ことを特徴とする請求項43記載の印刷装置。
  45. 【請求項45】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    が示す画像の解像度又はアスペクトを変えることによっ
    て前記変換を行うことを特徴とする請求項40記載の印
    刷装置。
  46. 【請求項46】 前記第1画質水準は、デジタル放送の
    HD画像の画質水準であり、 前記第2画質水準は、デジタル放送のSD画像に相当す
    る画質水準であることを特徴とする請求項40記載の印
    刷装置。
  47. 【請求項47】 前記第1の画質水準がデジタル放送の
    HD画質水準であれば、 前記第2の画質水準をデジタル放送のSD画質水準とす
    ることを特徴とする請求項46記載の印刷装置。
  48. 【請求項48】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    と他の画像データとを合成する処理であることを特徴と
    する請求項40記載の印刷装置。
  49. 【請求項49】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    の色情報を変更することによって前記変換を行うことを
    特徴とする請求項40記載の印刷装置。
  50. 【請求項50】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    の印刷サイズを所定値以下に制限することによって前記
    変換を行うことを特徴とする請求項40記載の印刷装
    置。
  51. 【請求項51】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    の形式に依存して定まる方式の変換を行うことを特徴と
    する請求項40記載の印刷装置。
  52. 【請求項52】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    の形式がデジタル放送のHD画像形式か、動画形式か、
    BML(Broadcast Markup Language)形式かによって、
    異なる方式の変換を行うことを特徴とする請求項51記
    載の印刷装置。
  53. 【請求項53】 前記劣化手段は、前記第1画像データ
    の形式がBML(Broadcast Markup Language)形式であ
    る場合には、当該第1画像データに含まれるイメージ画
    像部分だけに対して、前記変換を行うことを特徴とする
    請求項52記載の印刷装置。
  54. 【請求項54】 前記印刷装置は、さらに、 前記第1画像データとともに配信されてくる印刷の制御
    に関する情報である印刷制御情報を取得する印刷制御情
    報取得手段と、 取得された前記印刷制御情報に基づいて、前記劣化手段
    での変換を実行するかしないかを決定する劣化制御手段
    とを備えることを特徴とする請求項40記載の印刷装
    置。
  55. 【請求項55】 前記印刷制御情報には、「印刷可」、
    「印刷禁止」及び「所定の画質水準以下で印刷可」のい
    ずれかを示すフラグが含まれ、 前記劣化制御手段は、前記フラグが「所定の画質水準以
    下で印刷可」を示す場合に、前記劣化手段での変換を実
    行させることを特徴とする請求項54記載の印刷装置。
  56. 【請求項56】 前記印刷制御情報には、「印刷時の画
    質水準を劣化させる」旨を示すフラグが含まれ、 前記劣化制御手段は、前記フラグが「印刷時の画質水準
    を劣化させる」旨を示す場合に、前記劣化手段での変換
    を実行させることを特徴とする請求項54記載の印刷装
    置。
  57. 【請求項57】 外部装置から転送されてくる画像デー
    タを印刷する印刷装置のためのプログラムであって、 外部装置から転送されてくる第1画質水準の第1画像デ
    ータを取得する画像データ取得ステップと、 取得された前記第1画像データを前記第1画質水準より
    も劣る第2画質水準の第2画像データに変換する劣化ス
    テップと、 変換された前記第2画像データを印刷する印刷ステップ
    とを含むことを特徴とするプログラム。
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