JP2003316466A - 情報処理システムおよびそのリセット方法 - Google Patents
情報処理システムおよびそのリセット方法Info
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Abstract
を短縮することができる情報処理システムおよびそのリ
セット方法を提供する。 【解決手段】 デジタル複合機は、装置1と装置1より
立ち上げ時間の長い装置2とが連係して動作する。装置
1は、装置1を再起動させるためのリセット信号と装置
2を再起動させるためのリセット信号とを発生させるリ
セット回路17と、装置1の再起動後に、デジタル複合
機がエラー状態であるか否かを判定する制御部14とを
備え、かつ、装置1を再起動させた後、制御部14にお
いてデジタル複合機がエラー状態であると判定された場
合には、さらに、装置2を再起動させる。
Description
やファクシミリなど複数種類の装置として機能するMF
P(multi-function printer)のように、複数の装置が
連係して動作する情報処理システムおよびそのリセット
方法に関するものである。
合、通常、装置の再起動や、回路のリセットなどによ
り、そのエラーを解除する。
は、発生したエラー内容に応じて、関連する回路(基
板)のみをリセット/リスタートする選択的ハードウェ
ア・リセット回路が記載されている。この選択的ハード
ウェア・リセット回路を有する装置は、1つのプロセッ
サにより制御されている。
は、エラーに応じてリセットすべき回路部分を選択して
リセット信号を出力する。これにより、発生したエラー
に影響される回路部分のみを確実にリセットすることが
できる。
は、複数のCPU(Central Processing Unit)が互い
に監視するマルチプロセッサにおいて、あるCPUが、
他のCPUが暴走したと判断した場合にリセット信号を
発生するリセット信号発生回路が記載されている。これ
により、暴走したCPUをリセットすることができる。
の多様化に伴って、例えば、プリンタやファクシミリな
ど複数種類の装置として機能するMFP(multi-functi
on printer)のように、複数の装置が連係して動作する
マルチファンクション装置が増加している。
係して処理を行うマルチファンクション装置の場合、C
PUの暴走ではないエラーが発生したり、エラーが発生
しても、複数の装置のうち、どの装置の異常によるエラ
ーなのかが判定しにくかったりすることがある。
を、ユーザが確認してから装置を再起動(リセット)し
たい場合がある。
置においては、処理の高機能化に伴いOS(Operating
System)が組み込まれており、立ち上げに時間を要する
装置が含まれていることが多く、リセット処理のために
全装置を再起動するとユーザが長時間待たされることに
なる。
れたものであり、その目的は、エラーを解消するため
の、ユーザの待ち時間を短縮することができる情報処理
システムおよびそのリセット方法を提供することにあ
る。
ムは、上記の課題を解決するために、立ち上げ時間の異
なる複数の装置が連係して動作する情報処理システムで
あって、該情報処理システムがエラー状態になったと
き、上記複数の装置のうちのいずれかが、いずれかの装
置を再起動させ、該装置の再起動後に上記エラーが解消
されたか否かの判定を行い、上記エラーが解消されてい
なければ上記再起動させた装置より立ち上げ時間の長い
装置を再起動させることにより、上記エラーを解消する
ことを特徴としている。
おいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置
から再起動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解
消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消
されていない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
も、短い時間でエラーを解消することができる。これに
より、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間(リ
セット時間)を短縮することができる。
を解決するために、立ち上げ時間の異なる複数の装置が
連係して動作する情報処理システムであって、上記複数
の装置のうちのいずれかの装置が、上記情報処理システ
ムにおける装置を再起動させるためのリセット信号を発
生させるリセット信号発生手段と、上記リセット信号に
よる装置の再起動後に、上記情報処理システムがエラー
状態であるか否かを判定するエラー判定手段とを備え、
かつ、上記リセット信号による装置の再起動後に、上記
エラー判定手段によって上記情報処理システムがエラー
状態であると判定された場合には、先に再起動した装置
よりも立ち上げ時間の長い装置をリセット信号により再
起動させることを特徴としている。
おいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置
から再起動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解
消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消
されていない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
も、短い時間でエラーを解消することができる。これに
より、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短
縮することができる。
が、立ち上げ時間の長短に基づいて、複数のグループに
分かれており、各グループにおける装置のうち最も立ち
上げ時間の長い装置の立ち上げ時間を各グループの立ち
上げ時間とし、複数のグループのうちのいずれかのグル
ープにおいてグループ内の全装置の再起動によるグルー
プの再起動が行われ、その後エラー判定手段によって情
報処理システムがエラー状態であると判定された場合に
は、先に再起動したグループよりも立ち上げ時間の長い
グループを再起動させることが好ましい。
おいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短いグル
ープから再起動を行い、グループの再起動を行う度にエ
ラーが解消されたか否かの判定が行われる。また、エラ
ーが解消されていない場合にのみ次のグループの再起動
が行われる。
も、短い時間でエラーを解消することができる。これに
より、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短
縮することができる。
の立ち上げ時間と、各グループのみがエラー状態の原因
であるグループごとの確率とに基づいて、各グループの
再起動後、情報処理システムがエラー状態であると判定
された場合にのみ、先に再起動したグループよりも立ち
上げ時間の長いグループを再起動させる順次リセット
と、全グループの全装置に対して同時にリセット信号を
送信して、全装置を再起動させる一括リセットとのうち
いずれかを選択するリセット選択手段を備えることが好
ましい。
上げ時間と、各グループのみがエラー状態の原因である
グループごとの確率とに基づいて、比較的立ち上げ時間
の長いグループの装置にエラーの原因がある可能性が高
い場合は一括リセットを、比較的立ち上げ時間の短いグ
ループの装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は
順次リセットを選択することができる。
プの装置にエラーの原因がある場合は、全装置を一括し
て再起動するよりも、短い時間でエラーを解消すること
ができる。また、比較的立ち上げ時間の長いグループの
装置にエラーの原因がある場合は、立ち上げ時間の短い
グループから順次再起動するよりも、短い時間でエラー
を解消することができる。
や、各グループのみがエラー状態の原因であるグループ
ごとの確率が変動したとしても、ユーザの待ち時間の短
縮が期待できる場合にのみ順次リセットを選択すること
ができる。この結果、エラーを解消するための、ユーザ
の待ち時間の期待値を短縮することができる。
が、それぞれ画像処理を行う機能を有し、複数の装置
は、少なくとも、プリンタ、ファクシミリ、および、ス
キャナのうちのいずれかとしての装置を含むことが好ま
しい。
lti-function printer)のように、多機能を備えたマル
チファンクション装置において、エラーを解消するため
の、ユーザの待ち時間の期待値を短縮することができ
る。
を解決するために、第1装置と該第1装置より立ち上げ
時間の長い第2装置とが連係して動作する情報処理シス
テムであって、上記両装置のうちいずれかが、上記第1
装置を再起動させるための第1リセット信号と上記第2
装置を再起動させるための第2リセット信号とを発生さ
せるリセット信号発生手段と、上記第1装置または第2
装置の再起動後に、上記情報処理システムがエラー状態
であるか否かを判定するエラー判定手段とを備え、か
つ、上記第1装置を再起動させた後、上記エラー判定手
段において上記情報処理システムがエラー状態であると
判定された場合には、さらに、上記第2装置を再起動さ
せることを特徴としている。
おいてエラーが発生したとき、まず、第1リセット信号
を用いて立ち上げ時間の短い第1装置の再起動を行い、
その後、エラー判定手段によりエラーが解消されたか否
かの判定が行われる。また、ここでエラーが解消されて
いないと判定された場合にのみ、第2リセット信号を用
いて第2装置の再起動が行われる。
て再起動するよりも、短い時間、即ち第1装置の立ち上
げ時間で、エラーを解消することができる。これによ
り、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短縮
することができる。
び第2装置の各立ち上げ時間と、第1装置のみが情報処
理システムにおけるエラー状態の原因である確率とに基
づいて、第1装置の再起動後、エラーが解消されていな
いときのみさらに第2装置を再起動させる順次リセット
と、リセット信号発生手段において、両装置に対して対
応するリセット信号を同時に送信して、両装置を再起動
させる一括リセットとのうちいずれかを選択するリセッ
ト選択手段を備えることが好ましい。
1、第2装置の立ち上げ時間をt2、第1装置のみが情報
処理システムにおけるエラー状態の原因である確率をp
とすると、上記t1が、 t1<t2×p を満足するとき、リセット選択手段は、順次リセットを
選択することが好ましい。
第2装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は一括
リセットを、立ち上げ時間の短い第1装置にエラーの原
因がある可能性が高い場合は順次リセットを選択するこ
とができる。
は、第1装置および第2装置を一括して再起動(一括リ
セット)するよりも、短い時間でエラーを解消すること
ができる。また、第2装置にエラーの原因がある場合
は、第1装置を再起動して、エラーが解消されたか否か
の判定を行い、エラーが解消されていないためさらに第
2装置を再起動(順次リセット)するよりも、短い時間
でエラーを解消することができる。
t1、第2装置の立ち上げ時間t2、あるいは第1装置の
みが情報処理システムにおけるエラー状態の原因である
確率pが変動したとしても、ユーザの待ち時間の短縮が
期待できる場合にのみ順次リセットを選択することがで
きる。
の待ち時間の期待値を短縮することができる。
入力が可能な入力手段を備え、情報処理システムがエラ
ー状態になったときは、入力手段からの入力により、リ
セット信号発生手段はリセット信号を発生させることが
好ましい。
生したときに、どの装置の異常によるエラーなのか判定
しにくい場合でも、ユーザからの入力によりリセット信
号が発生し、装置を再起動させることができる。
をユーザが確認してから、装置を再起動させることがで
きる。
なったとき、電源のオフ−オンにより、リセット信号発
生手段はリセット信号を発生させることが好ましい。
させるためのキーを別途設ける必要がない。また、どの
装置の異常によるエラーなのか判定しにくい場合でも装
置を再起動させることができる。さらに、エラーの発生
状況や処理の進歩状況をユーザが確認してから、装置を
再起動させることができる。
決するために、立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係
して動作する情報処理システムがエラー状態になったと
き、複数の装置のうちのいずれかの装置を再起動させた
後、エラーが解消されていなければ、該再起動された装
置よりも立ち上げ時間の長い装置を再起動することによ
りエラーを解消して、情報処理システムをリセットする
ことを特徴としている。
おいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置
から再起動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解
消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消
されていない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
も、短い時間でエラーを解消することができる。これに
より、情報処理システムにおいて、エラーを解消するた
めのユーザの待ち時間(リセット時間)を短縮すること
ができる。
一形態について図1ないし図9に基づいて説明すれば、
以下の通りである。
ムとしてのデジタル複合機の要部の構成を示すブロック
図である。本デジタル複合機は、プリンタ・ファクシミ
リ・スキャナなど、複数種類の画像処理装置として機能
するマルチファンクション装置である。
の中の、モジュールごとに1つの装置を構成している。
以下、デジタル複合機においてプリンタとして機能する
画像処理装置について説明する。図1に示すように、デ
ジタル複合機においてプリンタとして機能する画像処理
装置(情報処理システム)は、エンジンである装置(第
1装置)1とプリンタコントローラである装置(第2装
置)2とを備えている。
記録媒体に画像を記録させるものであり、現像、転写、
定着等の処理を行って画像を形成する画像形成ユニット
などを備えている。
1、メモリ12、操作キー(入力手段)13、制御部
(エラー判定手段、リセット選択手段)14、I/Oポ
ート15、通信部16、および、リセット回路(リセッ
ト信号発生手段)17を有する。
入力されたデータに、実際に上記処理を行う画像形成ユ
ニット(メカ部)である。
能を果たすためのデータの記憶領域として用いられると
共に、エラー情報と装置情報とを記憶する。エラー情報
とは、デジタル複合機に発生するエラーと、その原因と
なる装置との関係についての情報である。即ち、メモリ
12は、デジタル複合機にエラーが発生し、その後その
エラーが解消された場合に、どのようなエラーが発生
し、また、その原因となったのはどの装置(装置1、装
置2、あるいは、装置1および装置2)であったかにつ
いて記憶する。
間、および、各装置のみがエラーの原因となっている確
率である。即ち、装置情報には、装置1の立ち上げ時
間、装置2の立ち上げ時間、装置1のみがエラーの原因
である確率、装置2のみがエラーの原因である確率が含
まれる。
行うためのキー配列である。ユーザは、この操作キー1
3におけるリセットキーから、後述するデジタル複合機
のリセット処理を行うための装置の再起動の指示を行
う。
ng Unit)を中心にして構成され、装置1を制御する。
また制御部14は、時間を計測するタイマーを有し、装
置1の立ち上げ時間を計測する。
と、データの送受信を行う。リセット回路17は、装置
を再起動するためのリセット信号(reset)を発生し、
再起動させる装置の制御部(制御部14・24)に送信
する。
部24、I/Oポート25、通信部26、および、HD
D(Hard Disk Drive)28を有する。
入力された画像データを、エンジンである装置1が実際
に記録媒体に記録するための画像形成用のデータ(ビッ
トマップデータ)に変換する。画像形成用のデータは、
メモリ22に一旦記憶され、所定のタイミングで読み出
されて、通信部26・16を介して装置1に送信され
る。
れ、装置2を制御する。また制御部24は、時間を計測
するタイマーを有し、上記データの読み出しのタイミン
グや、装置2の立ち上げ時間を計測する。
から読み出されたデータは、上述したように、処理部2
1において画像形成用のデータに変換される。また、装
置1で処理するデータは、HDD28における記憶媒体
に記憶させることができる。
が異なる。装置2は、OS(Operating System)を備え
ているため、装置1より立ち上げ時間が長い。
ー状態となった(デジタル複合機にエラーが発生した)
場合、ユーザは、操作キー13のリセットキーを押下す
ることにより、エラーの解消、即ちデジタル複合機のリ
セット処理を行うために装置を再起動させるよう入力す
る。
ー状態の原因となる装置が、装置1なのか、装置2なの
か、あるいは両装置1・2なのかが明らかな場合は、リ
セット回路17は、そのエラーの原因となっている装置
に対してリセット信号を送信し、その装置を再起動させ
る。
のエラー状態の原因となる装置が、装置1なのか、装置
2なのか、あるいは両装置1・2なのかが不明な場合
は、装置1および装置2の立ち上げ時間と、装置1のみ
がデジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率
と、装置2がデジタル複合機におけるエラー状態の原因
である確率とに基づいて、後述する順次リセットと一括
リセットとを制御部14において選択する。
る入力手段であれば、押下することによって入力可能な
キー配列に限定されるものではなく、例えば、ユーザが
触れることにより入力可能なパネルであってもかまわな
い。
び、その選択について説明する。
上げ時間の短い装置1をリセット信号によって再起動さ
せ、それでもエラーが解消されていない場合のみ、さら
に、装置2を再起動させる。
し図4に基づいて説明する。
と、プリンタコントローラ(コントローラ)である装置
2とは、通信部26・16間の通信ラインによって接続
され、データの送受信が行われる。
と、リセット回路17においてリセット信号(第1リセ
ット信号)が発生する。そのリセット信号は、まず、装
置1の制御部14に送信され、装置1が再起動される。
そして、その装置1の再起動後、エラーが解消されたか
否か検出(トラブルチェック)する。そこで、エラーが
解消されていなければ、装置2を再起動させるためのリ
セット信号(第2リセット信号)を、制御信号として、
装置2に送信し、装置2を再起動させる。
トラブルであった場合は、図3に示すように、リセット
キーの押下によって、装置1(エンジン)がリセットさ
れて再起動されることにより、エラーは解消される。こ
のような場合、その後、装置2にリセット信号が送信さ
れて装置2が再起動されることはない。
ールトラブルであった場合は、図4に示すように、リセ
ットキーの押下によって、装置1(エンジン)がリセッ
トされて再起動されても、エラーは解消されない。この
ため、さらに、リセット回路17は、装置2を再起動さ
せるためのリセット信号を発生させ、装置2に制御信号
として送信する。そして、装置2(コントローラ)がリ
セットされて再起動されることにより、エラーは解消さ
れる。
ット回路17は、装置1を再起動させるためのリセット
信号および装置2を再起動させるためのリセット信号を
発生させ、両装置1・2に対応する両リセット信号を同
時に送信し、両装置1・2を再起動させる。
セットとの選択について、説明する。
置2の立ち上げ時間をt2、装置1のみがデジタル複合
機におけるエラー状態の原因である確率をpとする。こ
のとき、装置2がデジタル複合機におけるエラー状態の
原因である確率(装置2のみがデジタル複合機における
エラー状態の原因である確率と、装置1・2がともにデ
ジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率とを
あわせたもの)は(1−p)である。
のみを再起動してもエラーが解消されず、さらに装置2
を再起動させる場合の、リセット時間(装置1および装
置2が再起動されるまでの時間)の期待値Eは、次式
(1) E=t1×p+(t1+t2)×(1−p) =t1+t2×(1−p) …(1) を満たす。
再起動が同時に開始されるため、リセット時間として
は、立ち上げ時間の長い装置2の立ち上げ時間t2とな
る。
が、t2より小さくなる、即ち、次式(2) t1<t2×p …(2) を満たす場合には、順次リセットを選択する。
げ時間の長い装置2にエラーの原因がある可能性が高い
場合は一括リセットを、立ち上げ時間の短い装置1にエ
ラーの原因がある可能性が高い場合は順次リセットを選
択することができる。
は、装置1・2を一括して再起動(一括リセット)する
よりも、短い時間でエラーを解消することができる。ま
た、装置2にエラーの原因がある場合は、装置1を再起
動して、エラーが解消されたか否かの判定を行い、エラ
ーが解消されていないためさらに装置2を再起動(順次
リセット)するよりも、短い時間でエラーを解消するこ
とができる。
2の立ち上げ時間t2、確率pが変動したとしても、ユ
ーザの待ち時間の短縮が期待できる場合にのみ順次リセ
ットを選択することができる。
ザの待ち時間の期待値を短縮することができる。
て、リセット回路17からのリセット信号による装置1
・2の再起動(リセット回路設定、リセット処理)につ
いて説明する。
めの装置の再起動の指示が入力されると、装置1・2に
おける各制御部14・24はエラー検出を行う(S8
1)。これにより、デジタル複合機におけるエラーが、
装置1・2のいずれに、あるいは両方に起因するものか
検出する。
かである場合(S82でYes)、その対応する装置に対
してリセット信号を送信し、その装置を再起動させる
(S86)。
であるときは、リセット回路17は装置1を再起動させ
るリセット信号によって、装置1を再起動させる。ま
た、そのエラーが装置2に起因するものであるときは、
リセット回路17は装置2を再起動させるリセット信号
によって、装置2を再起動させる。さらに、そのエラー
が装置1および装置2に起因するものであるときは、リ
セット回路17は装置1および装置2を再起動させる両
リセット信号によって、装置1および装置2を再起動さ
せる。
ある場合(S82でNo)、続いて、装置1の立ち上げ時
間t1が、t1<t2×pを満足するときは(S83でYe
s)、制御部14は順次リセットを選択し、これによ
り、リセット回路17は装置1を再起動させるリセット
信号によって、装置1を再起動させる(S84)。ここ
で、t2は装置2の立ち上げ時間であり、pは装置1の
みがデジタル複合機のエラーの原因となる確率である。
83でNo)、制御部14は一括リセットを選択し、これ
により、リセット回路17は装置1および装置2を再起
動させる両リセット信号によって、装置1および装置2
を再起動させる(S85)。
て、上記エラーに対応する装置が不明である場合の、そ
の後の処理(リセット処理)について説明する。
ラーが解消されたか否かを判定し、エラーが解消された
場合(S91でNo)は、デジタル複合機は通常処理とな
る(S95)。ここで、通常処理とは、デジタル複合
機、即ち装置1・2の本来の機能に基づく処理であり、
例えば装置1の場合は、現像、転写、定着などの処理を
いう。
91でYes)は、先に、装置1および装置2を再起動さ
せていれば(S92でNo、図8のS85に対応)、異常
処理とし、サービスマンなどの専門家にエラーの解消の
ための作業をまかせる。
91でYes)であって、先に、装置1のみを再起動させ
ていれば(S92でYes、図8のS84に対応)、さら
に装置2を再起動させる(S93)。
が解消されない場合は(S94でYes)、異常処理とす
る(S96)。一方、装置2を再起動させて、エラーが
解消された場合は(S94でNo)、通常処理とする(S
95)。
げ時間の異なる装置1・2が連係して動作している。エ
ラーが発生したときは、装置1が、まず、装置1を再起
動させ、装置1の再起動後にエラーが解消されたか否か
の判定を行い、エラーが解消されていなければ再起動さ
せた装置1より立ち上げ時間の長い装置2を再起動させ
ることにより、エラーを解消する。
装置1・2を再起動させるためのリセット信号を発生さ
せるリセット回路17と、リセット信号による装置の再
起動後に、デジタル複合機がエラー状態であるか否かを
判定する制御部14とを備え、かつ、装置1の再起動後
に、制御部14においてデジタル複合機がエラー状態で
あると判定された場合には、装置1よりも立ち上げ時間
の長い装置2再起動させる。
ーが発生してエラー状態になったとき、立ち上げ時間の
短い装置1から再起動を行う。また、エラーが解消され
ていない場合にのみ装置2の再起動が行われる。
も、短い時間でエラーを解消することができる。これに
より、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短
縮することができる。
たときは、操作キー13からの入力により、リセット回
路17がリセット信号を発生させることにより、例え
ば、エラーが発生したときに、どの装置の異常によるエ
ラーなのか判定しにくい場合でも、ユーザからの入力に
よりリセット信号が発生し、装置1あるいは装置2を再
起動させることができる。
況をユーザが確認してから、装置1あるいは装置2を再
起動させることができる。
い、エラーが解消された場合には、どの装置が原因でデ
ジタル複合機にエラーが発生したのかが判明する。上記
確率pは、エラーが発生したときに、どの装置が原因で
あったのかを累計することにより、統計的に算出されメ
モリ12に記憶されている。
号の発生は、装置1・2をリセットして再起動させるも
のであれば、上述したように、操作キー13のリセット
キーの押下によるものに限定されるものではない。
源のオフ−オンによって、リセット信号を発生させる場
合を、図5ないし図7に基づいて説明する。
れ電源ユニットを備えており、電源AC L・AC Nにより電
圧が印加されている。
フ−オン(短時間オフ)されると、リセット回路17に
おいてリセット信号が発生する。そのリセット信号は、
まず、装置1の制御部14に送信され、装置1が再起動
される。そして、その装置1の再起動後、エラーが解消
されたか否か検出(トラブルチェック)する。そこで、
エラーが解消されていなければ、装置2を再起動させる
ためのリセット信号を、制御信号として、装置2に送信
し、装置2を再起動させる。
ントラブルであった場合は、図6に示すように、デジタ
ル複合機の電源スイッチ(AC SW)による電源のオフ−
オンによって、装置1(エンジン)の電源がオフ−オン
され、これにより、装置1が再起動されることにより、
エラーは解消される。このような場合、その後、装置2
にリセット信号が送信されて装置2が再起動されること
はない。
ロールトラブルであった場合は、図7に示すように、デ
ジタル複合機の電源のオフ−オンによって、装置1(エ
ンジン)の電源ユニットがオフ−オンされることによ
り、装置1はリセットされて再起動される。しかしなが
ら、この装置1のみを再起動しても、エラーは解消され
ない。
装置2を再起動させるためのリセット信号を発生させ、
装置2に制御信号として送信する。そして、装置2(コ
ントローラ)の電源ユニットがオフ−オンされることに
より、装置1はリセットされて再起動される。これによ
り、エラーは解消される。
セット信号を発生させるためのキーを別途設ける必要が
ない。また、発生したエラーが、どちらの装置の異常に
よるエラーなのか判定しにくい場合でも装置を再起動さ
せてエラーを解消することができる。さらに、エラーの
発生状況や処理の進歩状況をユーザが確認してから、装
置1・2を再起動させることができる。
号が送信され、再起動される装置の数は、特に限定され
るものではない。
2、および図示しない装置3が、リセット回路17から
のリセット信号により再起動される場合の、順次リセッ
トおよび一括リセットについて、以下に説明する。ここ
で、装置3は、装置2よりも立ち上げ時間が長いとす
る。
置2の立ち上げ時間をt2、装置3の立ち上げ時間を
t3、装置1のみがデジタル複合機におけるエラー状態
の原因である確率をp1、装置2がデジタル複合機にお
けるエラー状態の原因であって、装置3がデジタル複合
機におけるエラー状態の原因でない確率をp2とする。
このとき、装置3がデジタル複合機におけるエラー状態
の原因である確率は(1−p1−p2)となる。
ず再起動し、続いて、装置2・3を同時に再起動する場
合、装置1のみをまず再起動し、続いて、装置2のみを
再起動し、最後に装置3を再起動する場合、および、装
置1・2をまず同時に再起動し、続いて装置3を再起動
する場合の、3通りがある。
こでエラーが解消されず、続いて、装置2・3を同時に
再起動した場合のリセット時間の期待値E1は、次式
(3) E1=t1×p1+(t1+t3)×(1−p1) =t1+t3×(1−p1) …(3) を満たす。
エラーが解消されず、続いて、装置2のみを再起動し、
ここでもエラーが解消されず、最後に装置3を再起動し
た場合のリセット時間の期待値E2は、次式(4) E2=t1×p1+(t1+t2)×p2 +(t1+t2+t3)×(1−p1−p2) =t1+t2×(1−p1)+t3×(1−p1−p2)…(4) を満たす。
し、ここでエラーが解消されず、続いて装置3を再起動
した場合のリセット時間の期待値E3は、次式(5) E3=t2×(p1+p2)+(t2+t3)×(1−p1−p2) =t2+t3×(1−p1−p2) …(5) を満たす。
・3を同時に再起動した場合のリセット時間はt3であ
る。
比較し、最もリセット時間の期待値が小さくなるよう
に、いずれかの順次リセット、あるいは一括リセットを
選択する。
ーザの待ち時間の期待値を短縮することができる。
号により再起動される装置の数が多い場合、装置を1つ
づつ順次リセットしていくよりも、1回で全装置を同時
に再起動するか、あるいは、全装置を例えば2回に分け
て再起動するかのいずれかを選択するように設定する方
が好ましい。ここで、全装置を何回に分けて再起動する
かは特に限定されるものではない。
ット信号により再起動される装置の数が多くても、効率
的に複数の装置を再起動することができる。
特に限定されるものではなく、デジタル複合機が有する
装置のうちのいずれかに備えていればよい。
ールごとに1つの装置としてリセット処理が行われてい
るが、これに限定されるものではなく、例えば、1つの
機能を有する画像処理装置ごとに、1つの装置としても
かまわない。
よって、リセット信号の発生が指示されてから、エラー
を検出して装置1・2の再起動などを行っているが、こ
れに限定されるものではなく、エラーを検出したときに
は、順次リセットか一括リセットかを選択して上述した
ような処理を行うものであれば、例えば、常にエラーの
検出を行うようにしても、所定の間隔をおいてエラーの
検出をするようにしてもかまわない。
ぞれ画像処理を行う機能を有し、複数の装置は、少なく
とも、プリンタ、ファクシミリ、および、スキャナのう
ちのいずれかとしての装置を含むことにより、例えば、
MFP(multi-function printer)のように、多機能を
備えたマルチファンクション装置において、エラーを解
消するための、ユーザの待ち時間の期待値を短縮するこ
とができる。
態について図10に基づいて説明すれば、以下の通りで
ある。なお、本実施の形態において、実施の形態1にお
ける構成要素と同等の機能を有する構成要素について
は、同一の符号を付記してその説明を省略する。
る情報処理システムとしてのデジタル複合機の要部の構
成を示すブロック図である。本デジタル複合機は、プリ
ンタ・ファクシミリなど、複数種類の画像処理装置とし
て機能するマルチファンクション装置である。
示した装置1・2に、装置41と装置52とを追加した
構成である。装置41は、例えばスキャナであり、装置
52はファクシミリ(通信部)である。
14、I/Oポート15、および、通信部16にそれぞ
れ対応する、処理部41、制御部44、I/Oポート4
5、および、通信部46を有する。
このメモリ42は、装置1のメモリ12とは異なり、エ
ラー情報および装置情報は記憶せず、スキャナとしての
機能を果たすためのデータの記憶領域として用いられ
る。
22、制御部24、I/Oポート25、通信部26、お
よび、HDD28にそれぞれ対応する、処理部51、メ
モリ52、制御部54、I/Oポート55、通信部5
6、および、HDD58を有する。
して、データの送受信を行う。装置41は、装置1と同
様、その立ち上げ時間は比較的短く、一方、装置52
は、装置2と同様、その立ち上げ時間は比較的長い。
長短に基づき、装置1および装置41からなる装置群6
0と、装置2および装置52からなる装置群70とに分
けて、リセット処理を行う。即ち、リセット処理におい
て、装置群60は実施の形態1における装置1に対応
し、装置群70は装置2に対応する。
装置1における操作キー13のリセットキーが押下され
ると、リセット回路17からリセット信号が、まず、装
置群60、即ち、装置1の制御部14および装置41の
制御部44に送信され、装置1および装置41(装置群
60、グループ)が再起動される。ここで、装置群60
としての立ち上げ時間(グループの立ち上げ時間)は、
装置1・41のうち、立ち上げ時間の長い方の装置にお
ける立ち上げ時間となる。
動後、エラーが解消されたか否か判定(トラブルチェッ
ク)する。そこで、エラーが解消されていなければ、装
置2および装置52を再起動させるためのリセット信号
を、制御信号として、装置群70、即ち、装置2および
装置52にそれぞれ送信し、装置2・52を再起動させ
る。ここで、装置群70としての立ち上げ時間は、装置
2・52のうち、立ち上げ時間の長い方の装置における
立ち上げ時間となる。
ット回路17は、装置1・2・41・52を再起動させ
るためのリセット信号を発生させ、各装置1・2・41
・52に対応する各リセット信号を同時に送信し、装置
1・2・41・52を再起動させる。
択に用いるリセット時間について説明する。
t11、装置群70の立ち上げ時間をt12、装置群60の
み(装置1、装置41、または両装置1・41)がデジ
タル複合機におけるエラー状態の原因である確率をp10
とする。このとき、装置群70(装置2、装置52、ま
たは両装置2・52)がデジタル複合機におけるエラー
状態の原因である確率は(1−p10)となる。
60のみを再起動してもエラーが解消されず、さらに装
置群70を再起動させる場合の、リセット時間(装置群
60および装置群70が再起動されるまでの時間)の期
待値E11は、次式(6) E11=t11×p10+(t11+t12)×(1−p10) =t11+t12×(1−p10) …(6) を満たす。
70(装置1・2・41・52)の再起動が同時に開始
されるため、リセット時間としては、立ち上げ時間の長
い装置群70の立ち上げ時間t12となる。
が、t12より小さくなる、即ち、次式(7) t11<t12×p10 …(7) を満たす場合には、順次リセットを選択する。
数の装置1・2・41・52は、立ち上げ時間の長短に
基づいて、複数のグループ、即ち、装置群60・70に
分かれており、制御部14は、各装置群60・70の立
ち上げ時間(t11、t12)と、装置群60のみがエラー
状態の原因である確率・装置群70がエラー状態の原因
である確率(p10、1−p10)とに基づいて、装置群6
0の再起動後、情報処理システムがエラー状態であると
判定された場合にのみ、先に再起動した装置群60より
も立ち上げ時間の長い装置群70を再起動させる順次リ
セットと、両装置群60・70の全装置に対して同時に
リセット信号を送信して、全装置を再起動させる一括リ
セットとのうちいずれかを選択する。
ループである装置群70の装置にエラーの原因がある可
能性が高い場合は一括リセットを、比較的立ち上げ時間
の短いグループである装置群60の装置にエラーの原因
がある可能性が高い場合は順次リセットを選択すること
ができる。
60の装置にエラーの原因がある場合は、全装置を一括
して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消するこ
とができる。また、比較的立ち上げ時間の長い装置群7
0にエラーの原因がある場合は、立ち上げ時間の短い装
置群60から順次再起動させるよりも、短い時間でエラ
ーを解消することができる。
時間や、各装置群60・70のみがエラー状態の原因で
ある装置群60・70ごとの確率が変動したとしても、
ユーザの待ち時間の短縮が期待できる場合にのみ順次リ
セットを選択することができる。この結果、エラーを解
消するための、ユーザの待ち時間の期待値を短縮するこ
とができる。
プが、デジタル複合機において、立ち上げ時間の長短に
基づいて分類されているものであれば、特に限定される
ものではない。
るものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可
能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術
的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態について
も本発明の技術的範囲に含まれる。
ムは、立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係して動作
する情報処理システムであって、該情報処理システムが
エラー状態になったとき、上記複数の装置のうちのいず
れかが、いずれかの装置を再起動させ、該装置の再起動
後に上記エラーが解消されたか否かの判定を行い、上記
エラーが解消されていなければ上記再起動させた装置よ
り立ち上げ時間の長い装置を再起動させることにより、
上記エラーを解消する構成である。
ラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置から再起
動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解消された
か否かの判定が行われる。また、エラーが解消されてい
ない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
も、短い時間でエラーを解消することができる。これに
より、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間(リ
セット時間)を短縮することができるといった効果を奏
する。
上げ時間の異なる複数の装置が連係して動作する情報処
理システムであって、上記複数の装置のうちのいずれか
の装置が、上記情報処理システムにおける装置を再起動
させるためのリセット信号を発生させるリセット信号発
生手段と、上記リセット信号による装置の再起動後に、
上記情報処理システムがエラー状態であるか否かを判定
するエラー判定手段とを備え、かつ、上記リセット信号
による装置の再起動後に、上記エラー判定手段によって
上記情報処理システムがエラー状態であると判定された
場合には、先に再起動した装置よりも立ち上げ時間の長
い装置をリセット信号により再起動させる構成である。
ラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置から再起
動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解消された
か否かの判定が行われる。また、エラーが解消されてい
ない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
も、短い時間でエラーを解消することができる。これに
より、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短
縮することができるといった効果を奏する。
が立ち上げ時間の長短に基づいて複数のグループに分か
れており、各グループにおける装置のうち最も立ち上げ
時間の長い装置の立ち上げ時間を各グループの立ち上げ
時間とし、複数のグループのうちのいずれかのグループ
においてグループ内の全装置の再起動によるグループの
再起動が行われ、その後エラー判定手段によって情報処
理システムがエラー状態であると判定された場合には、
先に再起動したグループよりも立ち上げ時間の長いグル
ープを再起動させる構成である。
ラーが発生したとき、立ち上げ時間の短いグループから
再起動を行い、グループの再起動を行う度にエラーが解
消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消
されていない場合にのみ次のグループの再起動が行われ
る。
も、短い時間でエラーを解消することができ、エラーを
解消するための、ユーザの待ち時間を短縮することがで
きるといった効果を奏する。
との立ち上げ時間と、各グループのみがエラー状態の原
因であるグループごとの確率とに基づいて、各グループ
の再起動後、情報処理システムがエラー状態であると判
定された場合にのみ、先に再起動したグループよりも立
ち上げ時間の長いグループを再起動させる順次リセット
と、全グループの全装置に対して同時にリセット信号を
送信して、全装置を再起動させる一括リセットとのうち
いずれかを選択するリセット選択手段を備える構成であ
る。
と、各グループのみがエラー状態の原因であるグループ
ごとの確率とに基づいて、比較的立ち上げ時間の長いグ
ループの装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は
一括リセットを、比較的立ち上げ時間の短いグループの
装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は順次リセ
ットを選択することができる。
プの装置にエラーの原因がある場合は、全装置を一括し
て再起動するよりも、短い時間でエラーを解消すること
ができる。また、比較的立ち上げ時間の長いグループの
装置にエラーの原因がある場合は、立ち上げ時間の短い
グループから順次再起動するよりも、短い時間でエラー
を解消することができる。
や、各グループのみがエラー状態の原因であるグループ
ごとの確率が変動したとしても、ユーザの待ち時間の短
縮が期待できる場合にのみ順次リセットを選択すること
ができ、エラーを解消するためのユーザの待ち時間の期
待値を短縮することができるといった効果を奏する。
が、それぞれ画像処理を行う機能を有し、複数の装置
は、少なくとも、プリンタ、ファクシミリ、および、ス
キャナのうちのいずれかとしての装置を含む構成であ
る。
tion printer)のように、多機能を備えたマルチファン
クション装置において、エラーを解消するためのユーザ
の待ち時間の期待値を短縮することができるといった効
果を奏する。
該第1装置より立ち上げ時間の長い第2装置とが連係し
て動作する情報処理システムであって、上記両装置のう
ちいずれかが、上記第1装置を再起動させるための第1
リセット信号と上記第2装置を再起動させるための第2
リセット信号とを発生させるリセット信号発生手段と、
上記第1装置または第2装置の再起動後に、上記情報処
理システムがエラー状態であるか否かを判定するエラー
判定手段とを備え、かつ、上記第1装置を再起動させた
後、上記エラー判定手段において上記情報処理システム
がエラー状態であると判定された場合には、さらに、上
記第2装置を再起動させる構成である。
ラーが発生したとき、まず、第1リセット信号を用いて
立ち上げ時間の短い第1装置の再起動を行い、その後、
エラー判定手段によりエラーが解消されたか否かの判定
が行われる。また、ここでエラーが解消されていないと
判定された場合にのみ、第2リセット信号を用いて第2
装置の再起動が行われる。
て再起動するよりも、短い時間、即ち第1装置の立ち上
げ時間で、エラーを解消することができる。この結果、
エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短縮する
ことができるといった効果を奏する。
よび第2装置の各立ち上げ時間と、第1装置のみが情報
処理システムにおけるエラー状態の原因である確率とに
基づいて、第1装置の再起動後、エラーが解消されてい
ないときのみさらに第2装置を再起動させる順次リセッ
トと、リセット信号発生手段において、両装置に対して
対応するリセット信号を同時に送信して、両装置を再起
動させる一括リセットとのうちいずれかを選択するリセ
ット選択手段を備える構成である。
1、第2装置の立ち上げ時間をt2、第1装置のみが情報
処理システムにおけるエラー状態の原因である確率をp
とすると、上記t1が、 t1<t2×p を満足するとき、リセット選択手段は、順次リセットを
選択する構成である。
にエラーの原因がある可能性が高い場合は一括リセット
を、立ち上げ時間の短い第1装置にエラーの原因がある
可能性が高い場合は順次リセットを選択することができ
る。
は、第1装置および第2装置を一括して再起動(一括リ
セット)するよりも、短い時間でエラーを解消すること
ができる。また、第2装置にエラーの原因がある場合
は、第1装置を再起動して、エラーが解消されたか否か
の判定を行い、エラーが解消されていなためさらに第2
装置を再起動(順次リセット)するよりも、短い時間で
エラーを解消することができる。
2装置の立ち上げ時間t2、あるいは第1装置のみが情
報処理システムにおけるエラー状態の原因である確率p
が変動したとしても、ユーザの待ち時間の短縮が期待で
きる場合にのみ順次リセットを選択することができる。
ザの待ち時間の期待値を短縮することができるといった
効果を奏する。
の入力が可能な入力手段を備え、情報処理システムがエ
ラー状態になったときは、入力手段からの入力により、
リセット信号発生手段はリセット信号を発生させる構成
である。
の装置の異常によるエラーなのか判定しにくい場合で
も、ユーザからの入力によりリセット信号が発生し、装
置を再起動させることができる。また、エラーの発生状
況や処理の進歩状況をユーザが確認してから、装置を再
起動させることができるといった効果を奏する。
になったとき、電源のオフ−オンにより、リセット信号
発生手段はリセット信号を発生させる構成である。
めのキーを別途設ける必要がない。また、どの装置の異
常によるエラーなのか判定しにくい場合でも装置を再起
動させることができる。さらに、エラーの発生状況や処
理の進歩状況をユーザが確認してから、装置を再起動さ
せることができるといった効果を奏する。
異なる複数の装置が連係して動作する情報処理システム
がエラー状態になったとき、複数の装置のうちのいずれ
かの装置を再起動させた後、エラーが解消されていなけ
れば、該再起動された装置よりも立ち上げ時間の長い装
置を再起動することによりエラーを解消して、情報処理
システムをリセットする構成である。
ラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置から再起
動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解消された
か否かの判定が行われる。また、エラーが解消されてい
ない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
も、短い時間でエラーを解消することができる。これに
より、情報処理システムにおいて、エラーを解消するた
めのユーザの待ち時間(リセット時間)を短縮すること
ができるといった効果を奏する。
構成を示すブロック図である。
すブロック図である。
よるデジタル複合機の制御を示すタイミングチャートで
ある。
ーによるデジタル複合機の制御を示すタイミングチャー
トである。
を示すブロック図である。
ンによるデジタル複合機の制御を示すタイミングチャー
トである。
−オンによるデジタル複合機の制御を示すタイミングチ
ャートである。
再起動を示すフローチャートである。
セット処理を示すフローチャートである。
合機の構成を示すブロック図である。
Claims (11)
- 【請求項1】立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係し
て動作する情報処理システムであって、 該情報処理システムがエラー状態になったとき、上記複
数の装置のうちのいずれかが、いずれかの装置を再起動
させ、該装置の再起動後に上記エラーが解消されたか否
かの判定を行い、上記エラーが解消されていなければ上
記再起動させた装置より立ち上げ時間の長い装置を再起
動させることにより、上記エラーを解消することを特徴
とする情報処理システム。 - 【請求項2】立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係し
て動作する情報処理システムであって、 上記複数の装置のうちのいずれかの装置が、 上記情報処理システムにおける装置を再起動させるため
のリセット信号を発生させるリセット信号発生手段と、 上記リセット信号による装置の再起動後に、上記情報処
理システムがエラー状態であるか否かを判定するエラー
判定手段とを備え、かつ、 上記リセット信号による装置の再起動後に、上記エラー
判定手段によって上記情報処理システムがエラー状態で
あると判定された場合には、先に再起動した装置よりも
立ち上げ時間の長い装置をリセット信号により再起動さ
せることを特徴とする情報処理システム。 - 【請求項3】上記複数の装置は、立ち上げ時間の長短に
基づいて、複数のグループに分かれており、 上記各グループにおける装置のうち最も立ち上げ時間の
長い装置の立ち上げ時間を各グループの立ち上げ時間と
し、上記複数のグループのうちのいずれかのグループに
おいてグループ内の全装置の再起動によるグループの再
起動が行われ、その後上記エラー判定手段によって上記
情報処理システムがエラー状態であると判定された場合
には、先に再起動したグループよりも立ち上げ時間の長
いグループを再起動させることを特徴とする請求項2に
記載の情報処理システム。 - 【請求項4】上記グループごとの立ち上げ時間と、各グ
ループのみがエラー状態の原因である上記グループごと
の確率とに基づいて、 各グループの再起動後、上記情報処理システムがエラー
状態であると判定された場合にのみ、先に再起動したグ
ループよりも立ち上げ時間の長いグループを再起動させ
る順次リセットと、 全グループの全装置に対して同時にリセット信号を送信
して、全装置を再起動させる一括リセットとのうちいず
れかを選択するリセット選択手段を備えることを特徴と
する請求項3に記載の情報処理システム。 - 【請求項5】上記複数の装置は、それぞれ画像処理を行
う機能を有し、上記複数の装置は、少なくとも、プリン
タ、ファクシミリ、および、スキャナのうちのいずれか
としての装置を含むことを特徴とする請求項1ないし4
のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 【請求項6】第1装置と該第1装置より立ち上げ時間の
長い第2装置とが連係して動作する情報処理システムで
あって、 上記両装置のうちいずれかが、 上記第1装置を再起動させるための第1リセット信号と
上記第2装置を再起動させるための第2リセット信号と
を発生させるリセット信号発生手段と、 上記第1装置または第2装置の再起動後に、上記情報処
理システムがエラー状態であるか否かを判定するエラー
判定手段とを備え、かつ、 上記第1装置を再起動させた後、上記エラー判定手段に
おいて上記情報処理システムがエラー状態であると判定
された場合には、さらに、上記第2装置を再起動させる
ことを特徴とする情報処理システム。 - 【請求項7】上記第1装置および第2装置の各立ち上げ
時間と、第1装置のみが情報処理システムにおけるエラ
ー状態の原因である確率とに基づいて、 上記第1装置の再起動後、エラーが解消されていないと
きのみさらに第2装置を再起動させる順次リセットと、 上記リセット信号発生手段において、上記両装置に対し
て対応するリセット信号を同時に送信して、上記両装置
を再起動させる一括リセットとのうちいずれかを選択す
るリセット選択手段を備えることを特徴とする請求項6
に記載の情報処理システム。 - 【請求項8】上記第1装置の立ち上げ時間をt1、上記
第2装置の立ち上げ時間をt2、上記第1装置のみが情
報処理システムにおけるエラー状態の原因である確率を
pとすると、上記t1が、 t1<t2×p を満足するとき、上記リセット選択手段は、上記順次リ
セットを選択することを特徴とする請求項7に記載の情
報処理システム。 - 【請求項9】ユーザからの入力が可能な入力手段を備
え、 エラー状態になったときは、上記入力手段からの入力に
より、上記リセット信号発生手段は上記リセット信号を
発生させることを特徴とする請求項2または6に記載の
情報処理システム。 - 【請求項10】エラー状態になったとき、電源のオフ−
オンにより、上記リセット信号発生手段は上記リセット
信号を発生させることを特徴とする請求項2または6に
記載の情報処理システム。 - 【請求項11】立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係
して動作する情報処理システムがエラー状態になったと
き、 上記複数の装置のうちのいずれかの装置を再起動させた
後、上記エラーが解消されていなければ、該再起動され
た装置よりも立ち上げ時間の長い装置を再起動すること
により、上記エラーを解消して上記情報処理システムを
リセットすることを特徴とするリセット方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124955A JP3993016B2 (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 情報処理システムおよびそのリセット方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3993016B2 JP3993016B2 (ja) | 2007-10-17 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015143915A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | セイコーエプソン株式会社 | 電子システム、リセット方法、記録装置、および、拡張装置 |
JP2019188729A (ja) * | 2018-04-26 | 2019-10-31 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成システム、連携動作装置、画像形成装置および再起動プログラム |
CN111309129A (zh) * | 2020-01-22 | 2020-06-19 | 中国石油集团川庆钻探工程有限公司钻采工程技术研究院 | 一种井场数据采集器自动开机失败的远程复位方法及系统 |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002124955A patent/JP3993016B2/ja not_active Expired - Fee Related
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