JP3993016B2 - 情報処理システムおよびそのリセット方法 - Google Patents

情報処理システムおよびそのリセット方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、プリンタやファクシミリなど複数種類の装置として機能するMFP(multi-function printer)のように、複数の装置が連係して動作する情報処理システムおよびそのリセット方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
装置の動作のなかでエラーが発生した場合、通常、装置の再起動や、回路のリセットなどにより、そのエラーを解除する。
【0003】
例えば、特開平10−20968号公報には、発生したエラー内容に応じて、関連する回路(基板)のみをリセット/リスタートする選択的ハードウェア・リセット回路が記載されている。この選択的ハードウェア・リセット回路を有する装置は、1つのプロセッサにより制御されている。
【0004】
上記選択的ハードウェア・リセット回路は、エラーに応じてリセットすべき回路部分を選択してリセット信号を出力する。これにより、発生したエラーに影響される回路部分のみを確実にリセットすることができる。
【0005】
また、特開平2−206866号公報には、複数のCPU(Central Processing Unit)が互いに監視するマルチプロセッサにおいて、あるCPUが、他のCPUが暴走したと判断した場合にリセット信号を発生するリセット信号発生回路が記載されている。これにより、暴走したCPUをリセットすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、装置の多様化に伴って、例えば、プリンタやファクシミリなど複数種類の装置として機能するMFP(multi-function printer)のように、複数の装置が連係して動作するマルチファンクション装置が増加している。
【0007】
しかしながら、このように複数の装置が連係して処理を行うマルチファンクション装置の場合、CPUの暴走ではないエラーが発生したり、エラーが発生しても、複数の装置のうち、どの装置の異常によるエラーなのかが判定しにくかったりすることがある。
【0008】
また、エラーの発生状況や処理の進歩状況を、ユーザが確認してから装置を再起動(リセット)したい場合がある。
【0009】
このような場合、マルチファンクション装置においては、処理の高機能化に伴いOS(Operating System)が組み込まれており、立ち上げに時間を要する装置が含まれていることが多く、リセット処理のために全装置を再起動するとユーザが長時間待たされることになる。
【0010】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短縮することができる情報処理システムおよびそのリセット方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理システムは、上記の課題を解決するために、立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係して動作する情報処理システムであって、該情報処理システムがエラー状態になったとき、上記複数の装置のうちのいずれかが、いずれかの装置を再起動させ、該装置の再起動後に上記エラーが解消されたか否かの判定を行い、上記エラーが解消されていなければ上記再起動させた装置より立ち上げ時間の長い装置を再起動させることにより、上記エラーを解消することを特徴としている。
【0012】
上記の構成によれば、情報処理システムにおいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置から再起動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消されていない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
【0013】
従って、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。これにより、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間(リセット時間)を短縮することができる。
【0014】
本発明の情報処理システムは、上記の課題を解決するために、立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係して動作する情報処理システムであって、上記複数の装置のうちのいずれかの装置が、上記情報処理システムにおける装置を再起動させるためのリセット信号を発生させるリセット信号発生手段と、上記リセット信号による装置の再起動後に、上記情報処理システムがエラー状態であるか否かを判定するエラー判定手段とを備え、かつ、上記リセット信号による装置の再起動後に、上記エラー判定手段によって上記情報処理システムがエラー状態であると判定された場合には、先に再起動した装置よりも立ち上げ時間の長い装置をリセット信号により再起動させることを特徴としている。
【0015】
上記の構成によれば、情報処理システムにおいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置から再起動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消されていない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
【0016】
従って、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。これにより、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
【0017】
上記の情報処理システムは、複数の装置が、立ち上げ時間の長短に基づいて、複数のグループに分かれており、各グループにおける装置のうち最も立ち上げ時間の長い装置の立ち上げ時間を各グループの立ち上げ時間とし、複数のグループのうちのいずれかのグループにおいてグループ内の全装置の再起動によるグループの再起動が行われ、その後エラー判定手段によって情報処理システムがエラー状態であると判定された場合には、先に再起動したグループよりも立ち上げ時間の長いグループを再起動させることが好ましい。
【0018】
上記の構成によれば、情報処理システムにおいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短いグループから再起動を行い、グループの再起動を行う度にエラーが解消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消されていない場合にのみ次のグループの再起動が行われる。
【0019】
従って、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。これにより、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
【0020】
上記の情報処理システムは、グループごとの立ち上げ時間と、各グループのみがエラー状態の原因であるグループごとの確率とに基づいて、各グループの再起動後、情報処理システムがエラー状態であると判定された場合にのみ、先に再起動したグループよりも立ち上げ時間の長いグループを再起動させる順次リセットと、全グループの全装置に対して同時にリセット信号を送信して、全装置を再起動させる一括リセットとのうちいずれかを選択するリセット選択手段を備えることが好ましい。
【0021】
上記の構成によれば、グループごとの立ち上げ時間と、各グループのみがエラー状態の原因であるグループごとの確率とに基づいて、比較的立ち上げ時間の長いグループの装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は一括リセットを、比較的立ち上げ時間の短いグループの装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は順次リセットを選択することができる。
【0022】
従って、比較的立ち上げ時間の短いグループの装置にエラーの原因がある場合は、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。また、比較的立ち上げ時間の長いグループの装置にエラーの原因がある場合は、立ち上げ時間の短いグループから順次再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。
【0023】
これにより、グループごとの立ち上げ時間や、各グループのみがエラー状態の原因であるグループごとの確率が変動したとしても、ユーザの待ち時間の短縮が期待できる場合にのみ順次リセットを選択することができる。この結果、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間の期待値を短縮することができる。
【0024】
上記の情報処理システムは、複数の装置が、それぞれ画像処理を行う機能を有し、複数の装置は、少なくとも、プリンタ、ファクシミリ、および、スキャナのうちのいずれかとしての装置を含むことが好ましい。
【0025】
上記の構成によれば、例えば、MFP(multi-function printer)のように、多機能を備えたマルチファンクション装置において、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間の期待値を短縮することができる。
【0026】
本発明の情報処理システムは、上記の課題を解決するために、第1装置と該第1装置より立ち上げ時間の長い第2装置とが連係して動作する情報処理システムであって、上記両装置のうちいずれかが、上記第1装置を再起動させるための第1リセット信号と上記第2装置を再起動させるための第2リセット信号とを発生させるリセット信号発生手段と、上記第1装置または第2装置の再起動後に、上記情報処理システムがエラー状態であるか否かを判定するエラー判定手段とを備え、かつ、上記第1装置を再起動させた後、上記エラー判定手段において上記情報処理システムがエラー状態であると判定された場合には、さらに、上記第2装置を再起動させることを特徴としている。
【0027】
上記の構成によれば、情報処理システムにおいてエラーが発生したとき、まず、第1リセット信号を用いて立ち上げ時間の短い第1装置の再起動を行い、その後、エラー判定手段によりエラーが解消されたか否かの判定が行われる。また、ここでエラーが解消されていないと判定された場合にのみ、第2リセット信号を用いて第2装置の再起動が行われる。
【0028】
従って、第1装置および第2装置を一括して再起動するよりも、短い時間、即ち第1装置の立ち上げ時間で、エラーを解消することができる。これにより、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
【0029】
上記の情報処理システムは、第1装置および第2装置の各立ち上げ時間と、第1装置のみが情報処理システムにおけるエラー状態の原因である確率とに基づいて、第1装置の再起動後、エラーが解消されていないときのみさらに第2装置を再起動させる順次リセットと、リセット信号発生手段において、両装置に対して対応するリセット信号を同時に送信して、両装置を再起動させる一括リセットとのうちいずれかを選択するリセット選択手段を備えることが好ましい。
【0030】
具体的には、第1装置の立ち上げ時間をt1、第2装置の立ち上げ時間をt2、第1装置のみが情報処理システムにおけるエラー状態の原因である確率をpとすると、上記t1が、
1<t2×p
を満足するとき、リセット選択手段は、順次リセットを選択することが好ましい。
【0031】
上記の構成によれば、立ち上げ時間の長い第2装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は一括リセットを、立ち上げ時間の短い第1装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は順次リセットを選択することができる。
【0032】
即ち、第1装置にエラーの原因がある場合は、第1装置および第2装置を一括して再起動(一括リセット)するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。また、第2装置にエラーの原因がある場合は、第1装置を再起動して、エラーが解消されたか否かの判定を行い、エラーが解消されていないためさらに第2装置を再起動(順次リセット)するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。
【0033】
これにより、第1装置の立ち上げ時間t1、第2装置の立ち上げ時間t2、あるいは第1装置のみが情報処理システムにおけるエラー状態の原因である確率pが変動したとしても、ユーザの待ち時間の短縮が期待できる場合にのみ順次リセットを選択することができる。
【0034】
従って、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間の期待値を短縮することができる。
【0035】
上記の情報処理システムは、ユーザからの入力が可能な入力手段を備え、情報処理システムがエラー状態になったときは、入力手段からの入力により、リセット信号発生手段はリセット信号を発生させることが好ましい。
【0036】
上記の構成によれば、例えば、エラーが発生したときに、どの装置の異常によるエラーなのか判定しにくい場合でも、ユーザからの入力によりリセット信号が発生し、装置を再起動させることができる。
【0037】
また、エラーの発生状況や処理の進歩状況をユーザが確認してから、装置を再起動させることができる。
【0038】
上記の情報処理システムは、エラー状態になったとき、電源のオフ−オンにより、リセット信号発生手段はリセット信号を発生させることが好ましい。
【0039】
上記の構成によれば、リセット信号を発生させるためのキーを別途設ける必要がない。また、どの装置の異常によるエラーなのか判定しにくい場合でも装置を再起動させることができる。さらに、エラーの発生状況や処理の進歩状況をユーザが確認してから、装置を再起動させることができる。
【0040】
本発明のリセット方法は、上記の課題を解決するために、立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係して動作する情報処理システムがエラー状態になったとき、複数の装置のうちのいずれかの装置を再起動させた後、エラーが解消されていなければ、該再起動された装置よりも立ち上げ時間の長い装置を再起動することによりエラーを解消して、情報処理システムをリセットすることを特徴としている。
【0041】
上記の構成によれば、情報処理システムにおいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置から再起動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消されていない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
【0042】
従って、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。これにより、情報処理システムにおいて、エラーを解消するためのユーザの待ち時間(リセット時間)を短縮することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1ないし図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0044】
図1は、本実施形態に係る情報処理システムとしてのデジタル複合機の要部の構成を示すブロック図である。本デジタル複合機は、プリンタ・ファクシミリ・スキャナなど、複数種類の画像処理装置として機能するマルチファンクション装置である。
【0045】
本デジタル複合機は、上記各画像処理装置の中の、モジュールごとに1つの装置を構成している。以下、デジタル複合機においてプリンタとして機能する画像処理装置について説明する。図1に示すように、デジタル複合機においてプリンタとして機能する画像処理装置(情報処理システム)は、エンジンである装置(第1装置)1とプリンタコントローラである装置(第2装置)2とを備えている。
【0046】
装置1は、入力されたデータに基づいて、記録媒体に画像を記録させるものであり、現像、転写、定着等の処理を行って画像を形成する画像形成ユニットなどを備えている。
【0047】
装置1は、図1に示すように、処理部11、メモリ12、操作キー(入力手段)13、制御部(エラー判定手段、リセット選択手段)14、I/Oポート15、通信部16、および、リセット回路(リセット信号発生手段)17を有する。
【0048】
処理部11は、I/Oポート15を介して入力されたデータに、実際に上記処理を行う画像形成ユニット(メカ部)である。
【0049】
メモリ12は、エンジンとしての通常の機能を果たすためのデータの記憶領域として用いられると共に、エラー情報と装置情報とを記憶する。エラー情報とは、デジタル複合機に発生するエラーと、その原因となる装置との関係についての情報である。即ち、メモリ12は、デジタル複合機にエラーが発生し、その後そのエラーが解消された場合に、どのようなエラーが発生し、また、その原因となったのはどの装置(装置1、装置2、あるいは、装置1および装置2)であったかについて記憶する。
【0050】
また、装置情報とは、各装置の立ち上げ時間、および、各装置のみがエラーの原因となっている確率である。即ち、装置情報には、装置1の立ち上げ時間、装置2の立ち上げ時間、装置1のみがエラーの原因である確率、装置2のみがエラーの原因である確率が含まれる。
【0051】
操作キー13は、ユーザが外部から操作を行うためのキー配列である。ユーザは、この操作キー13におけるリセットキーから、後述するデジタル複合機のリセット処理を行うための装置の再起動の指示を行う。
【0052】
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)を中心にして構成され、装置1を制御する。また制御部14は、時間を計測するタイマーを有し、装置1の立ち上げ時間を計測する。
【0053】
通信部16は、装置2における通信部26と、データの送受信を行う。リセット回路17は、装置を再起動するためのリセット信号(reset)を発生し、再起動させる装置の制御部(制御部14・24)に送信する。
【0054】
装置2は、処理部21、メモリ22、制御部24、I/Oポート25、通信部26、および、HDD(Hard Disk Drive)28を有する。
【0055】
処理部21は、I/Oポート25を介して入力された画像データを、エンジンである装置1が実際に記録媒体に記録するための画像形成用のデータ(ビットマップデータ)に変換する。画像形成用のデータは、メモリ22に一旦記憶され、所定のタイミングで読み出されて、通信部26・16を介して装置1に送信される。
【0056】
制御部24は、CPUを中心にして構成され、装置2を制御する。また制御部24は、時間を計測するタイマーを有し、上記データの読み出しのタイミングや、装置2の立ち上げ時間を計測する。
【0057】
HDD28は、外部記憶装置であり、ここから読み出されたデータは、上述したように、処理部21において画像形成用のデータに変換される。また、装置1で処理するデータは、HDD28における記憶媒体に記憶させることができる。
【0058】
また、装置1と装置2とは、立ち上げ時間が異なる。装置2は、OS(Operating System)を備えているため、装置1より立ち上げ時間が長い。
【0059】
装置1・2を備えたデジタル複合機がエラー状態となった(デジタル複合機にエラーが発生した)場合、ユーザは、操作キー13のリセットキーを押下することにより、エラーの解消、即ちデジタル複合機のリセット処理を行うために装置を再起動させるよう入力する。
【0060】
リセットキーが押下されたとき、そのエラー状態の原因となる装置が、装置1なのか、装置2なのか、あるいは両装置1・2なのかが明らかな場合は、リセット回路17は、そのエラーの原因となっている装置に対してリセット信号を送信し、その装置を再起動させる。
【0061】
一方、リセットキーが押下されたとき、そのエラー状態の原因となる装置が、装置1なのか、装置2なのか、あるいは両装置1・2なのかが不明な場合は、装置1および装置2の立ち上げ時間と、装置1のみがデジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率と、装置2がデジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率とに基づいて、後述する順次リセットと一括リセットとを制御部14において選択する。
【0062】
なお、操作キー13は、ユーザが入力できる入力手段であれば、押下することによって入力可能なキー配列に限定されるものではなく、例えば、ユーザが触れることにより入力可能なパネルであってもかまわない。
【0063】
以下、順次リセットと一括リセット、および、その選択について説明する。
【0064】
順次リセットを選択した場合、まず、立ち上げ時間の短い装置1をリセット信号によって再起動させ、それでもエラーが解消されていない場合のみ、さらに、装置2を再起動させる。
【0065】
順次リセット時の制御について、図2ないし図4に基づいて説明する。
【0066】
図2に示すように、エンジンである装置1と、プリンタコントローラ(コントローラ)である装置2とは、通信部26・16間の通信ラインによって接続され、データの送受信が行われる。
【0067】
操作キー13のリセットキーが押下されると、リセット回路17においてリセット信号(第1リセット信号)が発生する。そのリセット信号は、まず、装置1の制御部14に送信され、装置1が再起動される。そして、その装置1の再起動後、エラーが解消されたか否か検出(トラブルチェック)する。そこで、エラーが解消されていなければ、装置2を再起動させるためのリセット信号(第2リセット信号)を、制御信号として、装置2に送信し、装置2を再起動させる。
【0068】
即ち、エラーが装置1に起因するエンジントラブルであった場合は、図3に示すように、リセットキーの押下によって、装置1(エンジン)がリセットされて再起動されることにより、エラーは解消される。このような場合、その後、装置2にリセット信号が送信されて装置2が再起動されることはない。
【0069】
また、エラーが装置2に起因するコントロールトラブルであった場合は、図4に示すように、リセットキーの押下によって、装置1(エンジン)がリセットされて再起動されても、エラーは解消されない。このため、さらに、リセット回路17は、装置2を再起動させるためのリセット信号を発生させ、装置2に制御信号として送信する。そして、装置2(コントローラ)がリセットされて再起動されることにより、エラーは解消される。
【0070】
一方、一括リセットを選択した場合、リセット回路17は、装置1を再起動させるためのリセット信号および装置2を再起動させるためのリセット信号を発生させ、両装置1・2に対応する両リセット信号を同時に送信し、両装置1・2を再起動させる。
【0071】
制御部14における一括リセットと順次リセットとの選択について、説明する。
【0072】
ここで、装置1の立ち上げ時間をt1、装置2の立ち上げ時間をt2、装置1のみがデジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率をpとする。このとき、装置2がデジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率(装置2のみがデジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率と、装置1・2がともにデジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率とをあわせたもの)は(1−p)である。
【0073】
このとき、順次リセットを選択し、装置1のみを再起動してもエラーが解消されず、さらに装置2を再起動させる場合の、リセット時間(装置1および装置2が再起動されるまでの時間)の期待値Eは、次式(1)
E=t1×p+(t1+t2)×(1−p)
=t1+t2×(1−p) …(1)
を満たす。
【0074】
一括リセットの選択時には、装置1・2の再起動が同時に開始されるため、リセット時間としては、立ち上げ時間の長い装置2の立ち上げ時間t2となる。
【0075】
従って、上記式(1)を満たす期待値Eが、t2より小さくなる、即ち、次式(2)
1<t2×p …(2)
を満たす場合には、順次リセットを選択する。
【0076】
これにより、制御部14において、立ち上げ時間の長い装置2にエラーの原因がある可能性が高い場合は一括リセットを、立ち上げ時間の短い装置1にエラーの原因がある可能性が高い場合は順次リセットを選択することができる。
【0077】
即ち、装置1にエラーの原因がある場合は、装置1・2を一括して再起動(一括リセット)するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。また、装置2にエラーの原因がある場合は、装置1を再起動して、エラーが解消されたか否かの判定を行い、エラーが解消されていないためさらに装置2を再起動(順次リセット)するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。
【0078】
従って、装置1の立ち上げ時間t1、装置2の立ち上げ時間t2、確率pが変動したとしても、ユーザの待ち時間の短縮が期待できる場合にのみ順次リセットを選択することができる。
【0079】
この結果、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間の期待値を短縮することができる。
【0080】
以下、図8に示すフローチャートに基づいて、リセット回路17からのリセット信号による装置1・2の再起動(リセット回路設定、リセット処理)について説明する。
【0081】
操作キー13から、リセット処理を行うための装置の再起動の指示が入力されると、装置1・2における各制御部14・24はエラー検出を行う(S81)。これにより、デジタル複合機におけるエラーが、装置1・2のいずれに、あるいは両方に起因するものか検出する。
【0082】
そして、そのエラーに対応する装置が明らかである場合(S82でYes)、その対応する装置に対してリセット信号を送信し、その装置を再起動させる(S86)。
【0083】
即ち、そのエラーが装置1に起因するものであるときは、リセット回路17は装置1を再起動させるリセット信号によって、装置1を再起動させる。また、そのエラーが装置2に起因するものであるときは、リセット回路17は装置2を再起動させるリセット信号によって、装置2を再起動させる。さらに、そのエラーが装置1および装置2に起因するものであるときは、リセット回路17は装置1および装置2を再起動させる両リセット信号によって、装置1および装置2を再起動させる。
【0084】
一方、そのエラーに対応する装置が不明である場合(S82でNo)、続いて、装置1の立ち上げ時間t1が、t1<t2×pを満足するときは(S83でYes)、制御部14は順次リセットを選択し、これにより、リセット回路17は装置1を再起動させるリセット信号によって、装置1を再起動させる(S84)。ここで、t2は装置2の立ち上げ時間であり、pは装置1のみがデジタル複合機のエラーの原因となる確率である。
【0085】
また、t1<t2×pを満足しないとき(S83でNo)、制御部14は一括リセットを選択し、これにより、リセット回路17は装置1および装置2を再起動させる両リセット信号によって、装置1および装置2を再起動させる(S85)。
【0086】
次に、図9に示すフローチャートに基づいて、上記エラーに対応する装置が不明である場合の、その後の処理(リセット処理)について説明する。
【0087】
装置1を再起動させた後、まず、それでエラーが解消されたか否かを判定し、エラーが解消された場合(S91でNo)は、デジタル複合機は通常処理となる(S95)。ここで、通常処理とは、デジタル複合機、即ち装置1・2の本来の機能に基づく処理であり、例えば装置1の場合は、現像、転写、定着などの処理をいう。
【0088】
一方、エラーが解消されていない場合(S91でYes)は、先に、装置1および装置2を再起動させていれば(S92でNo、図8のS85に対応)、異常処理とし、サービスマンなどの専門家にエラーの解消のための作業をまかせる。
【0089】
また、エラーが解消されていない場合(S91でYes)であって、先に、装置1のみを再起動させていれば(S92でYes、図8のS84に対応)、さらに装置2を再起動させる(S93)。
【0090】
そして、装置2を再起動させても、エラーが解消されない場合は(S94でYes)、異常処理とする(S96)。一方、装置2を再起動させて、エラーが解消された場合は(S94でNo)、通常処理とする(S95)。
【0091】
以上のように、デジタル複合機は、立ち上げ時間の異なる装置1・2が連係して動作している。エラーが発生したときは、装置1が、まず、装置1を再起動させ、装置1の再起動後にエラーが解消されたか否かの判定を行い、エラーが解消されていなければ再起動させた装置1より立ち上げ時間の長い装置2を再起動させることにより、エラーを解消する。
【0092】
即ち、装置1が、デジタル複合機における装置1・2を再起動させるためのリセット信号を発生させるリセット回路17と、リセット信号による装置の再起動後に、デジタル複合機がエラー状態であるか否かを判定する制御部14とを備え、かつ、装置1の再起動後に、制御部14においてデジタル複合機がエラー状態であると判定された場合には、装置1よりも立ち上げ時間の長い装置2再起動させる。
【0093】
これにより、デジタル複合機においてエラーが発生してエラー状態になったとき、立ち上げ時間の短い装置1から再起動を行う。また、エラーが解消されていない場合にのみ装置2の再起動が行われる。
【0094】
従って、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。これにより、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短縮することができる。
【0095】
また、デジタル複合機がエラー状態になったときは、操作キー13からの入力により、リセット回路17がリセット信号を発生させることにより、例えば、エラーが発生したときに、どの装置の異常によるエラーなのか判定しにくい場合でも、ユーザからの入力によりリセット信号が発生し、装置1あるいは装置2を再起動させることができる。
【0096】
さらに、エラーの発生状況や処理の進歩状況をユーザが確認してから、装置1あるいは装置2を再起動させることができる。
【0097】
なお、このように上記リセット処理を行い、エラーが解消された場合には、どの装置が原因でデジタル複合機にエラーが発生したのかが判明する。上記確率pは、エラーが発生したときに、どの装置が原因であったのかを累計することにより、統計的に算出されメモリ12に記憶されている。
【0098】
また、リセット回路17によるリセット信号の発生は、装置1・2をリセットして再起動させるものであれば、上述したように、操作キー13のリセットキーの押下によるものに限定されるものではない。
【0099】
例えば、ユーザからのデジタル複合機の電源のオフ−オンによって、リセット信号を発生させる場合を、図5ないし図7に基づいて説明する。
【0100】
図5に示すように、装置1・2は、それぞれ電源ユニットを備えており、電源AC L・AC Nにより電圧が印加されている。
【0101】
デジタル複合機の電源がユーザによってオフ−オン(短時間オフ)されると、リセット回路17においてリセット信号が発生する。そのリセット信号は、まず、装置1の制御部14に送信され、装置1が再起動される。そして、その装置1の再起動後、エラーが解消されたか否か検出(トラブルチェック)する。そこで、エラーが解消されていなければ、装置2を再起動させるためのリセット信号を、制御信号として、装置2に送信し、装置2を再起動させる。
【0102】
即ち、エラーが、装置1に起因するエンジントラブルであった場合は、図6に示すように、デジタル複合機の電源スイッチ(AC SW)による電源のオフ−オンによって、装置1(エンジン)の電源がオフ−オンされ、これにより、装置1が再起動されることにより、エラーは解消される。このような場合、その後、装置2にリセット信号が送信されて装置2が再起動されることはない。
【0103】
また、エラーが、装置2に起因するコントロールトラブルであった場合は、図7に示すように、デジタル複合機の電源のオフ−オンによって、装置1(エンジン)の電源ユニットがオフ−オンされることにより、装置1はリセットされて再起動される。しかしながら、この装置1のみを再起動しても、エラーは解消されない。
【0104】
このため、さらに、リセット回路17は、装置2を再起動させるためのリセット信号を発生させ、装置2に制御信号として送信する。そして、装置2(コントローラ)の電源ユニットがオフ−オンされることにより、装置1はリセットされて再起動される。これにより、エラーは解消される。
【0105】
これにより、デジタル複合機において、リセット信号を発生させるためのキーを別途設ける必要がない。また、発生したエラーが、どちらの装置の異常によるエラーなのか判定しにくい場合でも装置を再起動させてエラーを解消することができる。さらに、エラーの発生状況や処理の進歩状況をユーザが確認してから、装置1・2を再起動させることができる。
【0106】
なお、リセット回路17によりリセット信号が送信され、再起動される装置の数は、特に限定されるものではない。
【0107】
例えば、3つの装置、即ち、装置1、装置2、および図示しない装置3が、リセット回路17からのリセット信号により再起動される場合の、順次リセットおよび一括リセットについて、以下に説明する。ここで、装置3は、装置2よりも立ち上げ時間が長いとする。
【0108】
ここで、装置1の立ち上げ時間をt1、装置2の立ち上げ時間をt2、装置3の立ち上げ時間をt3、装置1のみがデジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率をp1、装置2がデジタル複合機におけるエラー状態の原因であって、装置3がデジタル複合機におけるエラー状態の原因でない確率をp2とする。このとき、装置3がデジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率は(1−p1−p2)となる。
【0109】
また、順次リセットには、装置1のみをまず再起動し、続いて、装置2・3を同時に再起動する場合、装置1のみをまず再起動し、続いて、装置2のみを再起動し、最後に装置3を再起動する場合、および、装置1・2をまず同時に再起動し、続いて装置3を再起動する場合の、3通りがある。
【0110】
このとき、装置1のみをまず再起動し、ここでエラーが解消されず、続いて、装置2・3を同時に再起動した場合のリセット時間の期待値E1は、次式(3)
1=t1×p1+(t1+t3)×(1−p1
=t1+t3×(1−p1) …(3)
を満たす。
【0111】
また、装置1のみをまず再起動し、ここでエラーが解消されず、続いて、装置2のみを再起動し、ここでもエラーが解消されず、最後に装置3を再起動した場合のリセット時間の期待値E2は、次式(4)
2=t1×p1+(t1+t2)×p2+(t1+t2+t3)×(1−p1−p2
=t1+t2×(1−p1)+t3×(1−p1−p2)…(4)
を満たす。
【0112】
さらに、装置1・2をまず同時に再起動し、ここでエラーが解消されず、続いて装置3を再起動した場合のリセット時間の期待値E3は、次式(5)
3=t2×(p1+p2)+(t2+t3)×(1−p1−p2
=t2+t3×(1−p1−p2) …(5)
を満たす。
【0113】
一方、一括リセット、即ち、全装置1・2・3を同時に再起動した場合のリセット時間はt3である。
【0114】
制御部14は、上記E1・E2・E3・t3を比較し、最もリセット時間の期待値が小さくなるように、いずれかの順次リセット、あるいは一括リセットを選択する。
【0115】
これにより、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間の期待値を短縮することができる。
【0116】
なお、リセット回路17からのリセット信号により再起動される装置の数が多い場合、装置を1つづつ順次リセットしていくよりも、1回で全装置を同時に再起動するか、あるいは、全装置を例えば2回に分けて再起動するかのいずれかを選択するように設定する方が好ましい。ここで、全装置を何回に分けて再起動するかは特に限定されるものではない。
【0117】
これにより、リセット回路17からのリセット信号により再起動される装置の数が多くても、効率的に複数の装置を再起動することができる。
【0118】
また、リセット回路17を有する装置は、特に限定されるものではなく、デジタル複合機が有する装置のうちのいずれかに備えていればよい。
【0119】
さらに、本実施の形態においては、モジュールごとに1つの装置としてリセット処理が行われているが、これに限定されるものではなく、例えば、1つの機能を有する画像処理装置ごとに、1つの装置としてもかまわない。
【0120】
また、本実施の形態においては、ユーザによって、リセット信号の発生が指示されてから、エラーを検出して装置1・2の再起動などを行っているが、これに限定されるものではなく、エラーを検出したときには、順次リセットか一括リセットかを選択して上述したような処理を行うものであれば、例えば、常にエラーの検出を行うようにしても、所定の間隔をおいてエラーの検出をするようにしてもかまわない。
【0121】
デジタル複合機における複数の装置がそれぞれ画像処理を行う機能を有し、複数の装置は、少なくとも、プリンタ、ファクシミリ、および、スキャナのうちのいずれかとしての装置を含むことにより、例えば、MFP(multi-function printer)のように、多機能を備えたマルチファンクション装置において、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間の期待値を短縮することができる。
【0122】
〔実施の形態2〕
本発明の実施の他の一形態について図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において、実施の形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0123】
図10は、本発明の実施の他の一形態である情報処理システムとしてのデジタル複合機の要部の構成を示すブロック図である。本デジタル複合機は、プリンタ・ファクシミリなど、複数種類の画像処理装置として機能するマルチファンクション装置である。
【0124】
本デジタル複合機は、上記実施の形態1に示した装置1・2に、装置41と装置52とを追加した構成である。装置41は、例えばスキャナであり、装置52はファクシミリ(通信部)である。
【0125】
装置41は、装置1の処理部11、制御部14、I/Oポート15、および、通信部16にそれぞれ対応する、処理部41、制御部44、I/Oポート45、および、通信部46を有する。
【0126】
また、装置41は、メモリ42を有する。このメモリ42は、装置1のメモリ12とは異なり、エラー情報および装置情報は記憶せず、スキャナとしての機能を果たすためのデータの記憶領域として用いられる。
【0127】
装置52は、装置2の処理部21、メモリ22、制御部24、I/Oポート25、通信部26、および、HDD28にそれぞれ対応する、処理部51、メモリ52、制御部54、I/Oポート55、通信部56、および、HDD58を有する。
【0128】
装置41・52は、通信部46・56を介して、データの送受信を行う。装置41は、装置1と同様、その立ち上げ時間は比較的短く、一方、装置52は、装置2と同様、その立ち上げ時間は比較的長い。
【0129】
本実施の形態においては、立ち上げ時間の長短に基づき、装置1および装置41からなる装置群60と、装置2および装置52からなる装置群70とに分けて、リセット処理を行う。即ち、リセット処理において、装置群60は実施の形態1における装置1に対応し、装置群70は装置2に対応する。
【0130】
具体的には、順次リセットの選択時には、装置1における操作キー13のリセットキーが押下されると、リセット回路17からリセット信号が、まず、装置群60、即ち、装置1の制御部14および装置41の制御部44に送信され、装置1および装置41(装置群60、グループ)が再起動される。ここで、装置群60としての立ち上げ時間(グループの立ち上げ時間)は、装置1・41のうち、立ち上げ時間の長い方の装置における立ち上げ時間となる。
【0131】
そして、その装置1および装置41の再起動後、エラーが解消されたか否か判定(トラブルチェック)する。そこで、エラーが解消されていなければ、装置2および装置52を再起動させるためのリセット信号を、制御信号として、装置群70、即ち、装置2および装置52にそれぞれ送信し、装置2・52を再起動させる。ここで、装置群70としての立ち上げ時間は、装置2・52のうち、立ち上げ時間の長い方の装置における立ち上げ時間となる。
【0132】
一方、一括リセットを選択した場合、リセット回路17は、装置1・2・41・52を再起動させるためのリセット信号を発生させ、各装置1・2・41・52に対応する各リセット信号を同時に送信し、装置1・2・41・52を再起動させる。
【0133】
また、一括リセットと順次リセットとの選択に用いるリセット時間について説明する。
【0134】
ここで、装置群60の立ち上げ時間をt11、装置群70の立ち上げ時間をt12、装置群60のみ(装置1、装置41、または両装置1・41)がデジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率をp10とする。このとき、装置群70(装置2、装置52、または両装置2・52)がデジタル複合機におけるエラー状態の原因である確率は(1−p10)となる。
【0135】
このとき、順次リセットの選択時、装置群60のみを再起動してもエラーが解消されず、さらに装置群70を再起動させる場合の、リセット時間(装置群60および装置群70が再起動されるまでの時間)の期待値E11は、次式(6)
11=t11×p10+(t11+t12)×(1−p10
=t11+t12×(1−p10) …(6)
を満たす。
【0136】
一括リセットの選択時には、装置群60・70(装置1・2・41・52)の再起動が同時に開始されるため、リセット時間としては、立ち上げ時間の長い装置群70の立ち上げ時間t12となる。
【0137】
従って、上記式(6)を満たす期待値E11が、t12より小さくなる、即ち、次式(7)
11<t12×p10 …(7)
を満たす場合には、順次リセットを選択する。
【0138】
以上のように、デジタル複合機における複数の装置1・2・41・52は、立ち上げ時間の長短に基づいて、複数のグループ、即ち、装置群60・70に分かれており、制御部14は、各装置群60・70の立ち上げ時間(t11、t12)と、装置群60のみがエラー状態の原因である確率・装置群70がエラー状態の原因である確率(p10、1−p10)とに基づいて、装置群60の再起動後、情報処理システムがエラー状態であると判定された場合にのみ、先に再起動した装置群60よりも立ち上げ時間の長い装置群70を再起動させる順次リセットと、両装置群60・70の全装置に対して同時にリセット信号を送信して、全装置を再起動させる一括リセットとのうちいずれかを選択する。
【0139】
これにより、比較的立ち上げ時間の長いグループである装置群70の装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は一括リセットを、比較的立ち上げ時間の短いグループである装置群60の装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は順次リセットを選択することができる。
【0140】
従って、比較的立ち上げ時間の短い装置群60の装置にエラーの原因がある場合は、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。また、比較的立ち上げ時間の長い装置群70にエラーの原因がある場合は、立ち上げ時間の短い装置群60から順次再起動させるよりも、短い時間でエラーを解消することができる。
【0141】
この結果、各装置群60・70の立ち上げ時間や、各装置群60・70のみがエラー状態の原因である装置群60・70ごとの確率が変動したとしても、ユーザの待ち時間の短縮が期待できる場合にのみ順次リセットを選択することができる。この結果、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間の期待値を短縮することができる。
【0142】
なお、グループ(装置群)の数は、グループが、デジタル複合機において、立ち上げ時間の長短に基づいて分類されているものであれば、特に限定されるものではない。
【0143】
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0144】
【発明の効果】
以上のように、本発明の情報処理システムは、立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係して動作する情報処理システムであって、該情報処理システムがエラー状態になったとき、上記複数の装置のうちのいずれかが、いずれかの装置を再起動させ、該装置の再起動後に上記エラーが解消されたか否かの判定を行い、上記エラーが解消されていなければ上記再起動させた装置より立ち上げ時間の長い装置を再起動させることにより、上記エラーを解消する構成である。
【0145】
これにより、情報処理システムにおいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置から再起動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消されていない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
【0146】
従って、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。これにより、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間(リセット時間)を短縮することができるといった効果を奏する。
【0147】
また、本発明の情報処理システムは、立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係して動作する情報処理システムであって、上記複数の装置のうちのいずれかの装置が、上記情報処理システムにおける装置を再起動させるためのリセット信号を発生させるリセット信号発生手段と、上記リセット信号による装置の再起動後に、上記情報処理システムがエラー状態であるか否かを判定するエラー判定手段とを備え、かつ、上記リセット信号による装置の再起動後に、上記エラー判定手段によって上記情報処理システムがエラー状態であると判定された場合には、先に再起動した装置よりも立ち上げ時間の長い装置をリセット信号により再起動させる構成である。
【0148】
これにより、情報処理システムにおいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置から再起動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消されていない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
【0149】
従って、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。これにより、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短縮することができるといった効果を奏する。
【0150】
本発明の情報処理システムは、複数の装置が立ち上げ時間の長短に基づいて複数のグループに分かれており、各グループにおける装置のうち最も立ち上げ時間の長い装置の立ち上げ時間を各グループの立ち上げ時間とし、複数のグループのうちのいずれかのグループにおいてグループ内の全装置の再起動によるグループの再起動が行われ、その後エラー判定手段によって情報処理システムがエラー状態であると判定された場合には、先に再起動したグループよりも立ち上げ時間の長いグループを再起動させる構成である。
【0151】
これにより、情報処理システムにおいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短いグループから再起動を行い、グループの再起動を行う度にエラーが解消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消されていない場合にのみ次のグループの再起動が行われる。
【0152】
従って、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができ、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短縮することができるといった効果を奏する。
【0153】
本発明の情報処理システムは、グループごとの立ち上げ時間と、各グループのみがエラー状態の原因であるグループごとの確率とに基づいて、各グループの再起動後、情報処理システムがエラー状態であると判定された場合にのみ、先に再起動したグループよりも立ち上げ時間の長いグループを再起動させる順次リセットと、全グループの全装置に対して同時にリセット信号を送信して、全装置を再起動させる一括リセットとのうちいずれかを選択するリセット選択手段を備える構成である。
【0154】
これにより、グループごとの立ち上げ時間と、各グループのみがエラー状態の原因であるグループごとの確率とに基づいて、比較的立ち上げ時間の長いグループの装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は一括リセットを、比較的立ち上げ時間の短いグループの装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は順次リセットを選択することができる。
【0155】
従って、比較的立ち上げ時間の短いグループの装置にエラーの原因がある場合は、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。また、比較的立ち上げ時間の長いグループの装置にエラーの原因がある場合は、立ち上げ時間の短いグループから順次再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。
【0156】
この結果、グループごとの立ち上げ時間や、各グループのみがエラー状態の原因であるグループごとの確率が変動したとしても、ユーザの待ち時間の短縮が期待できる場合にのみ順次リセットを選択することができ、エラーを解消するためのユーザの待ち時間の期待値を短縮することができるといった効果を奏する。
【0157】
本発明の情報処理システムは、複数の装置が、それぞれ画像処理を行う機能を有し、複数の装置は、少なくとも、プリンタ、ファクシミリ、および、スキャナのうちのいずれかとしての装置を含む構成である。
【0158】
これにより、例えば、MFP(multi-function printer)のように、多機能を備えたマルチファンクション装置において、エラーを解消するためのユーザの待ち時間の期待値を短縮することができるといった効果を奏する。
【0159】
本発明の情報処理システムは、第1装置と該第1装置より立ち上げ時間の長い第2装置とが連係して動作する情報処理システムであって、上記両装置のうちいずれかが、上記第1装置を再起動させるための第1リセット信号と上記第2装置を再起動させるための第2リセット信号とを発生させるリセット信号発生手段と、上記第1装置または第2装置の再起動後に、上記情報処理システムがエラー状態であるか否かを判定するエラー判定手段とを備え、かつ、上記第1装置を再起動させた後、上記エラー判定手段において上記情報処理システムがエラー状態であると判定された場合には、さらに、上記第2装置を再起動させる構成である。
【0160】
これにより、情報処理システムにおいてエラーが発生したとき、まず、第1リセット信号を用いて立ち上げ時間の短い第1装置の再起動を行い、その後、エラー判定手段によりエラーが解消されたか否かの判定が行われる。また、ここでエラーが解消されていないと判定された場合にのみ、第2リセット信号を用いて第2装置の再起動が行われる。
【0161】
従って、第1装置および第2装置を一括して再起動するよりも、短い時間、即ち第1装置の立ち上げ時間で、エラーを解消することができる。この結果、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間を短縮することができるといった効果を奏する。
【0162】
本発明の情報処理システムは、第1装置および第2装置の各立ち上げ時間と、第1装置のみが情報処理システムにおけるエラー状態の原因である確率とに基づいて、第1装置の再起動後、エラーが解消されていないときのみさらに第2装置を再起動させる順次リセットと、リセット信号発生手段において、両装置に対して対応するリセット信号を同時に送信して、両装置を再起動させる一括リセットとのうちいずれかを選択するリセット選択手段を備える構成である。
【0163】
具体的には、第1装置の立ち上げ時間をt1、第2装置の立ち上げ時間をt2、第1装置のみが情報処理システムにおけるエラー状態の原因である確率をpとすると、上記t1が、
1<t2×p
を満足するとき、リセット選択手段は、順次リセットを選択する構成である。
【0164】
これにより、立ち上げ時間の長い第2装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は一括リセットを、立ち上げ時間の短い第1装置にエラーの原因がある可能性が高い場合は順次リセットを選択することができる。
【0165】
即ち、第1装置にエラーの原因がある場合は、第1装置および第2装置を一括して再起動(一括リセット)するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。また、第2装置にエラーの原因がある場合は、第1装置を再起動して、エラーが解消されたか否かの判定を行い、エラーが解消されていなためさらに第2装置を再起動(順次リセット)するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。
【0166】
従って、第1装置の立ち上げ時間t1、第2装置の立ち上げ時間t2、あるいは第1装置のみが情報処理システムにおけるエラー状態の原因である確率pが変動したとしても、ユーザの待ち時間の短縮が期待できる場合にのみ順次リセットを選択することができる。
【0167】
この結果、エラーを解消するための、ユーザの待ち時間の期待値を短縮することができるといった効果を奏する。
【0168】
本発明の情報処理システムは、ユーザからの入力が可能な入力手段を備え、情報処理システムがエラー状態になったときは、入力手段からの入力により、リセット信号発生手段はリセット信号を発生させる構成である。
【0169】
これにより、エラーが発生したときに、どの装置の異常によるエラーなのか判定しにくい場合でも、ユーザからの入力によりリセット信号が発生し、装置を再起動させることができる。また、エラーの発生状況や処理の進歩状況をユーザが確認してから、装置を再起動させることができるといった効果を奏する。
【0170】
本発明の情報処理システムは、エラー状態になったとき、電源のオフ−オンにより、リセット信号発生手段はリセット信号を発生させる構成である。
【0171】
これにより、リセット信号を発生させるためのキーを別途設ける必要がない。また、どの装置の異常によるエラーなのか判定しにくい場合でも装置を再起動させることができる。さらに、エラーの発生状況や処理の進歩状況をユーザが確認してから、装置を再起動させることができるといった効果を奏する。
【0172】
本発明のリセット方法は、立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係して動作する情報処理システムがエラー状態になったとき、複数の装置のうちのいずれかの装置を再起動させた後、エラーが解消されていなければ、該再起動された装置よりも立ち上げ時間の長い装置を再起動することによりエラーを解消して、情報処理システムをリセットする構成である。
【0173】
これにより、情報処理システムにおいてエラーが発生したとき、立ち上げ時間の短い装置から再起動を行い、装置の再起動を行う度にエラーが解消されたか否かの判定が行われる。また、エラーが解消されていない場合にのみ次の装置の再起動が行われる。
【0174】
従って、全装置を一括して再起動するよりも、短い時間でエラーを解消することができる。これにより、情報処理システムにおいて、エラーを解消するためのユーザの待ち時間(リセット時間)を短縮することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るデジタル複合機の構成を示すブロック図である。
【図2】リセットキーによるデジタル複合機の制御を示すブロック図である。
【図3】エンジントラブル時における、リセットキーによるデジタル複合機の制御を示すタイミングチャートである。
【図4】コントロールトラブル時における、リセットキーによるデジタル複合機の制御を示すタイミングチャートである。
【図5】電源のオフ−オンによるデジタル複合機の制御を示すブロック図である。
【図6】エンジントラブル時における、電源のオフ−オンによるデジタル複合機の制御を示すタイミングチャートである。
【図7】コントロールトラブル時における、電源のオフ−オンによるデジタル複合機の制御を示すタイミングチャートである。
【図8】リセット回路からのリセット信号による装置の再起動を示すフローチャートである。
【図9】エラーに対応する装置が不明である場合の、リセット処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の他の一形態に係るデジタル複合機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 装置(第1装置)
2 装置(第2装置)
12 メモリ
13 操作キー(入力手段)
14 制御部(エラー判定手段、リセット選択手段)
17 リセット回路(リセット信号発生手段)
24 制御部
41 装置(第1装置)
52 装置(第2装置)
60 装置群(グループ)
70 装置群(グループ)

Claims (11)

  1. 立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係して動作する情報処理システムであって、
    該情報処理システムがエラー状態になったとき、上記複数の装置のうちのいずれかが、いずれかの装置を再起動させ、該装置の再起動後に上記エラーが解消されたか否かの判定を行い、上記エラーが解消されていなければ上記再起動させた装置より立ち上げ時間の長い装置を再起動させることにより、上記エラーを解消することを特徴とする情報処理システム。
  2. 立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係して動作する情報処理システムであって、
    上記複数の装置のうちのいずれかの装置が、
    上記情報処理システムにおける装置を再起動させるためのリセット信号を発生させるリセット信号発生手段と、
    上記リセット信号による装置の再起動後に、上記情報処理システムがエラー状態であるか否かを判定するエラー判定手段とを備え、かつ、
    上記リセット信号による装置の再起動後に、上記エラー判定手段によって上記情報処理システムがエラー状態であると判定された場合には、先に再起動した装置よりも立ち上げ時間の長い装置をリセット信号により再起動させることを特徴とする情報処理システム。
  3. 上記複数の装置は、立ち上げ時間の長短に基づいて、複数のグループに分かれており、
    上記各グループにおける装置のうち最も立ち上げ時間の長い装置の立ち上げ時間を各グループの立ち上げ時間とし、上記複数のグループのうちのいずれかのグループにおいてグループ内の全装置の再起動によるグループの再起動が行われ、その後上記エラー判定手段によって上記情報処理システムがエラー状態であると判定された場合には、先に再起動したグループよりも立ち上げ時間の長いグループを再起動させることを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 上記グループごとの立ち上げ時間と、各グループのみがエラー状態の原因である上記グループごとの確率とに基づいて、
    各グループの再起動後、上記情報処理システムがエラー状態であると判定された場合にのみ、先に再起動したグループよりも立ち上げ時間の長いグループを再起動させる順次リセットと、
    全グループの全装置に対して同時にリセット信号を送信して、全装置を再起動させる一括リセットとのうちいずれかを選択するリセット選択手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 上記複数の装置は、それぞれ画像処理を行う機能を有し、上記複数の装置は、少なくとも、プリンタ、ファクシミリ、および、スキャナのうちのいずれかとしての装置を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 第1装置と該第1装置より立ち上げ時間の長い第2装置とが連係して動作する情報処理システムであって、
    上記両装置のうちいずれかが、
    上記第1装置を再起動させるための第1リセット信号と上記第2装置を再起動させるための第2リセット信号とを発生させるリセット信号発生手段と、
    上記第1装置または第2装置の再起動後に、上記情報処理システムがエラー状態であるか否かを判定するエラー判定手段とを備え、かつ、
    上記第1装置を再起動させた後、上記エラー判定手段において上記情報処理システムがエラー状態であると判定された場合には、さらに、上記第2装置を再起動させることを特徴とする情報処理システム。
  7. 上記第1装置および第2装置の各立ち上げ時間と、第1装置のみが情報処理システムにおけるエラー状態の原因である確率とに基づいて、
    上記第1装置の再起動後、エラーが解消されていないときのみさらに第2装置を再起動させる順次リセットと、
    上記リセット信号発生手段において、上記両装置に対して対応するリセット信号を同時に送信して、上記両装置を再起動させる一括リセットとのうちいずれかを選択するリセット選択手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 上記第1装置の立ち上げ時間をt1、上記第2装置の立ち上げ時間をt2、上記第1装置のみが情報処理システムにおけるエラー状態の原因である確率をpとすると、上記t1が、
    1<t2×p
    を満足するとき、上記リセット選択手段は、上記順次リセットを選択することを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. ユーザからの入力が可能な入力手段を備え、
    エラー状態になったときは、上記入力手段からの入力により、上記リセット信号発生手段は上記リセット信号を発生させることを特徴とする請求項2または6に記載の情報処理システム。
  10. エラー状態になったとき、電源のオフ−オンにより、上記リセット信号発生手段は上記リセット信号を発生させることを特徴とする請求項2または6に記載の情報処理システム。
  11. 立ち上げ時間の異なる複数の装置が連係して動作する情報処理システムがエラー状態になったとき、
    上記複数の装置のうちのいずれかの装置を再起動させた後、上記エラーが解消されていなければ、該再起動された装置よりも立ち上げ時間の長い装置を再起動することにより、上記エラーを解消して上記情報処理システムをリセットすることを特徴とするリセット方法。
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