JP2003316406A - 数値制御装置の最適化支援システム - Google Patents

数値制御装置の最適化支援システム

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JP2003316406A
JP2003316406A JP2002116627A JP2002116627A JP2003316406A JP 2003316406 A JP2003316406 A JP 2003316406A JP 2002116627 A JP2002116627 A JP 2002116627A JP 2002116627 A JP2002116627 A JP 2002116627A JP 2003316406 A JP2003316406 A JP 2003316406A
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Sadami Ouchi
定美 大内
Nobuyuki Takahashi
宣行 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 数値制御装置の一般ユーザに対しても容易に
その最適化を実現させること。 【解決部】 入出力装置100、数値制御プログラム最
適化装置101、数値制御装置102、数値制御装置用
入出力装置103および工作機械14を備える数値制御
装置の最適化支援システムであって、数値制御プログラ
ムを実行して加工を行うとともに、該加工時における工
具の移動軌跡を示す工具経路データを入出力装置100
に送信して、該送信された工具経路データを入出力装置
100に設けた表示部1に表示出力するようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、数値制御装置お
よび数値制御プログラムの最適化を支援するシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、サーボモータ等の駆動源を駆
動することによって工具を移動させ、この工具の移動に
よって加工対象物に加工を施すようにした工作機械にお
いては、数値制御装置を適用して駆動源の駆動を制御す
るのが一般的である。
【0003】この種の数値制御装置では、数値制御プロ
グラムが与えられると、この数値制御プログラムに対し
て適宜処理演算を行うことにより移動指令データが作成
され、該作成された移動指令データに従って駆動源を駆
動するようにしている。さらに、フィードバックデータ
に基づいて駆動源のフィードバック制御を行い、加工対
象物に対して所望の加工を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な工作機械では、工具が移動した軌跡に倣って加工対象
物に加工が施されるため、加工すべき形状に応じた移動
指令データを作成し、この移動指令データに従って駆動
源が駆動されれば、工具が所望の位置に移動することに
なり、精度の高い加工を行うことが可能になる筈であ
る。しかしながら、実際に工作機械で加工を行った際に
は、移動指令データに従って正確に駆動源を駆動するこ
とができない部分(以下、単にネック部分と称する)が
生じ、加工精度が低下する場合がある。
【0005】こうした問題は、数値制御装置に与える数
値制御プログラムが適切でないことに起因するところが
多い。例えば、数値制御プログラムで指示する駆動源の
移動量が加工すべき形状に対して大きすぎる場合には、
数値制御装置が最適化されているとはいえず、移動指令
データに従って正確に駆動源を駆動することができない
事態が発生し得る。従って、数値制御プログラムとして
適切なものを数値制御装置に与えることができれば、上
述した事態を解決し、加工精度の向上を図ることが可能
になる。
【0006】ここで、数値制御装置に対して適切な数値
制御プログラムを与えるためには、上述したネック部分
を特定する必要がある。しかしながら、数値制御装置を
実際に使用している一般のユーザにあっては、ネック部
分を特定するための情報を得ることができないのが実情
であり、数値制御装置の最適化を図ることも困難とな
る。
【0007】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
ので、数値制御装置の一般ユーザに対しても容易にその
最適化を実現させることのできる最適化支援システムを
得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明にかかる数値制御装置の最適化支援システ
ムは、与えられた数値制御プログラムに処理演算を施す
ことによって移動指令データを作成し、該作成した移動
指令データに従って工作機械の駆動源を駆動することに
より工具を介して加工を行うとともに、前記駆動源から
のフィードバックデータに基づいて該駆動源のフィード
バック制御を行うようにした数値制御装置の最適化を支
援するシステムにおいて、最適化の要求が与えられた場
合に対象となる数値制御装置において数値制御プログラ
ムを実行することにより、該数値制御装置から駆動源に
与えられる移動指令データおよび前記駆動源からのフィ
ードバックデータを取得し、かつこれら取得した移動指
令データおよびフィードバックデータに基づいて工具の
加工時における移動軌跡を示す工具経路データを作成
し、該作成した工具経路データを要求元に情報出力する
ことを特徴とする。
【0009】この発明によれば、最適化の要求が与えら
れた場合に、対象となる数値制御装置において数値制御
プログラムが実行され、加工時における工具の移動軌跡
を示す工具経路データが要求元に出力される。
【0010】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、与えられた数値制御プログラムに処理
演算を施すことによって移動指令データを作成し、該作
成した移動指令データに従って工作機械の駆動源を駆動
することにより工具を介して加工を行うとともに、前記
駆動源からのフィードバックデータに基づいて該駆動源
のフィードバック制御を行うようにした数値制御装置の
最適化を支援するシステムにおいて、最適化の要求とと
もに対象となる数値制御装置を動作させる際に必要とな
る数値制御プログラムおよびパラメータ情報が与えられ
た場合に、前記数値制御装置において前記パラメータ情
報を用いて前記数値制御プログラムを実行するととも
に、加工時に得られる情報を収集し、該収集した情報を
サンプリングデータとして要求元に情報出力することを
特徴とする。
【0011】この発明によれば、最適化の要求とともに
対象となる数値制御装置を動作させる際に必要となる数
値制御プログラムおよびパラメータ情報が与えられた場
合に、該パラメータ情報を用いて数値制御プログラムが
実行されるとともに、加工時に得られるサンプリングデ
ータが収集され、該収集されたサンプリングデータが要
求元に出力される。
【0012】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、前記要求元に情
報出力するデータをコンピュータによって読み取り可能
な記録媒体に記録することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、工具経路データやサン
プリングデータがコンピュータによって読み取り可能な
記録媒体に記録される。
【0014】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、与えられた数値制御プログラムに処理
演算を施すことによって移動指令データを作成し、該作
成した移動指令データに従って工作機械の駆動源を駆動
することにより工具を介して加工を行うとともに、前記
駆動源からのフィードバックデータに基づいて該駆動源
のフィードバック制御を行うようにした数値制御装置の
最適化を支援するシステムにおいて、最適化の要求が与
えられた場合に、対象となる数値制御プログラムが数値
制御装置を適切に動作させるための所定のパラメータ基
準を満たしているか否かを判断するとともに、該パラメ
ータ基準を満たしていない数値制御プログラムの部分を
プログラムネック部分として抽出し、該抽出したプログ
ラムネック部分を要求元に情報出力することを特徴とす
る。
【0015】この発明によれば、最適化の要求が与えら
れた場合に、対象となる数値制御プログラムにおいてパ
ラメータ基準を満たしていないプログラムネック部分が
要求元に出力される。
【0016】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、前記要求元へ出
力した工具経路データに対してプログラムネック部分が
指定された場合には、該指定されたプログラムネック部
分に対応するパラメータ情報を抽出し、この抽出したパ
ラメータ情報を前記要求元に情報出力することを特徴と
する。
【0017】この発明によれば、工具経路データに対し
てプログラムネック部分が指定された場合には、該指定
されたプログラムネック部分に対応するパラメータ情報
が要求元に出力される。
【0018】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、数値制御装置を
適切に動作させるための所定のパラメータ基準に基づい
て前記プログラムネック部分に対応するパラメータ情報
を修正し、該修正したパラメータ情報を前記要求元に情
報出力することを特徴とする。
【0019】この発明によれば、パラメータ基準に基づ
いてプログラムネック部分に対応するパラメータ情報が
修正され、該修正されたパラメータ情報が要求元に出力
される。
【0020】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、数値制御装置を
適切に動作させるための所定のパラメータ基準に基づい
て前記プログラムネック部分を修正し、該修正したプロ
グラムネック部分を前記要求元に情報出力することを特
徴とする。
【0021】この発明によれば、パラメータ基準に基づ
いてプログラムネック部分が修正され、該修正されたプ
ログラムネック部分が要求元に出力される。
【0022】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、前記プログラム
ネック部分に対応するパラメータ情報に基づいて作成し
た工具経路データと、修正した後のパラメータ情報に基
づいて作成した工具経路データとを相互に比較できる状
態で情報出力することを特徴とする。
【0023】この発明によれば、プログラムネック部分
に対応するパラメータ情報に基づいて作成した工具経路
データと、修正した後のパラメータ情報に基づいて作成
した工具経路データとが比較出力される。
【0024】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、前記プログラム
ネック部分に基づいて作成した工具経路データと、修正
した後のプログラムネック部分に基づいて作成した工具
経路データとを相互に比較できる状態で情報出力するこ
とを特徴とする。
【0025】この発明によれば、プログラムネック部分
に基づいて作成した工具経路データと、修正した後のプ
ログラムネック部分に基づいて作成した工具経路データ
とが比較出力される。
【0026】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、前記プログラム
ネック部分に対応するパラメータ情報を修正した場合に
その修正履歴を記録する一方、参照要求が与えられた場
合に前記修正履歴をその要求元に情報出力することを特
徴とする。
【0027】この発明によれば、プログラムネック部分
に対応するパラメータ情報を修正した場合にその修正履
歴が記録され、また参照要求が与えられた場合に修正履
歴がその要求元に出力される。
【0028】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、前記プログラム
ネック部分を修正した場合にその編集履歴を記録する一
方、参照要求が与えられた場合に前記編集履歴をその要
求元に情報出力することを特徴とする。
【0029】この発明によれば、プログラムネック部分
を修正した場合にその修正履歴が記録され、また参照要
求が与えられた場合に修正履歴がその要求元に出力され
る。
【0030】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、前記プログラム
ネック部分に対応するパラメータ情報を修正した場合に
その修正操作履歴をパラメータ修正操作履歴として記録
する一方、参照要求が与えられた場合に前記パラメータ
修正操作履歴をその要求元に情報出力することを特徴と
する。
【0031】この発明によれば、プログラムネック部分
に対応するパラメータ情報を修正した場合にその修正操
作履歴がパラメータ修正操作履歴として記録され、また
参照要求が与えられた場合にパラメータ修正操作履歴が
その要求元に出力される。
【0032】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、前記プログラム
ネック部分を修正した場合にその修正操作履歴をプログ
ラム修正操作履歴として記録する一方、参照要求が与え
られた場合に前記プログラム修正操作履歴をその要求元
に情報出力することを特徴とする。
【0033】この発明によれば、プログラムネック部分
を修正した場合にその修正操作履歴がプログラム修正操
作履歴として記録され、また参照要求が与えられた場合
にプログラム修正操作履歴がその要求元に出力される。
【0034】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、要求を受け付け
るに先立ってユーザ認証情報を取得し、該取得したユー
ザ認証情報が予め構築した顧客データベースに登録され
ている場合にのみ前記要求を受け付けることを特徴とす
る。
【0035】この発明によれば、取得したユーザ認証情
報が予め構築した顧客データベースに登録されている場
合にのみ要求が受け付けられる。
【0036】つぎの発明にかかる数値制御装置の最適化
支援システムは、上記の発明において、要求に応じて情
報出力を行った場合には、その出力情報と前記ユーザ認
証情報に基づいて特定されるユーザの情報とを互いに対
応付けて記録することを特徴とする。
【0037】この発明によれば、要求に応じて情報出力
を行った場合、その出力情報とユーザ認証情報に基づい
て特定されるユーザの情報とが互いに対応付けて記録さ
れる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる数値制御装置の最適化支援システムの好適
な実施の形態を詳細に説明する。
【0039】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である数値制御装置の最適化支援システムの構成
を示すブロック図である。ここで例示する最適化支援シ
ステムは、例えば一般ユーザの工場に設置された工作機
械の数値制御装置を最適化対象とするものである。そこ
でまず、最適化対象となる数値制御装置の概略構成につ
いて説明する。
【0040】数値制御装置102は、CPU(Central
Processing Unit)6、RAM(Random Access Memor
y)7、ROM(Read Only Memory)8、入出力インタ
ーフェース9および機械制御部10を有している。
【0041】CPU6は、予めROM8に格納された制
御用ソフトウェアやRAM7に格納されたデータに基づ
いて数値制御装置102を制御する部分である。入出力
インターフェース9は、例えばシリアル通信により外部
との間においてデータの送受信を行うためのものであ
り、表示部12およびデータ入力部13を備えた数値制
御装置用入出力装置103に接続してある。機械制御部
10は、制御対象となる工作機械14の図示していない
サーボモータ(駆動源)に対して移動指令データを送出
する一方、該サーボモータからのフィードバックデータ
を取得してフィードバック制御を行う部分である。
【0042】以下、上述した数値制御装置102の動作
について詳述する。数値制御装置102のCPU6は、
システムバスを通じてROM8の制御用ソフトウェアを
順次1命令ずつ読み込んで処理を行い、例えば入出力イ
ンターフェース9を通じて数値制御装置用入出力装置1
03の表示部12に入力画面を表示する。
【0043】この入力画面に従ってオペレータがデータ
入力部13から数値制御プログラムや各種のパラメータ
情報を入力した場合には、これをRAM7に格納する。
パラメータ情報とは、数値制御装置102で各種の処理
を実行する場合に必要となるデータであり、例えば後述
する機械制御部10での補間処理のためのデータや、サ
ーボモータへの指令処理のためのデータ、工作機械14
に設定されている工具データ等を意味する。
【0044】次いでCPU6は、RAM7に格納した数
値制御プログラムに対して処理演算を行うことにより、
工作機械14のサーボモータを駆動するために必要とな
るデータを作成し、これを機械制御部10に送出する。
機械制御部10は、CPU6からデータが与えられる
と、これをさらに細かいデータに補間してサーボモータ
に送出する処理を行い、この結果、サーボモータを駆動
することができるようになる。
【0045】上述した処理をさらに詳しく説明すると、
RAM7に格納された数値制御プログラムは、システム
バスを通じて所定の単位(以下この単位をブロックとい
う)毎に内部データに変換される。変換後のデータは、
補正計算処理によりブロック毎の増分移動量に演算さ
れ、さらに工具径や工具長等の補正が行われる。また内
部座標値への更新処理も行われる。さらにこのデータ
は、微小時間毎の工作機械14に対する各軸の移動量に
補間処理される。機械制御部10は、この補間処理され
たデータをさらに微小時間の移動量に補間処理し、サー
ボモータに送出してその駆動を制御する。この間、機械
制御部10は、サーボモータからのフィードバックデー
タに応じてフィードバック制御を行う。この結果、数値
制御装置用入出力装置103のデータ入力部13から入
力された数値制御プログラムに従って工作機械14が動
作するようになる。なお、以下においては、数値制御装
置102の機械制御部10から工作機械14のサーボモ
ータに送出されるデータを移動指令データと称して説明
を行う。
【0046】さて、上記のような数値制御装置102を
最適化対象とする最適化支援システムは、通信線Nによ
って当該数値制御装置102に接続された入出力装置1
00および数値制御プログラム最適化装置101を備え
ている。
【0047】入出力装置100は、最適化支援システム
のユーザインターフェースとなる部分であり、表示部1
およびデータ入力部2を備えて構成してある。
【0048】数値制御プログラム最適化装置101は、
最適化支援システムの主要構成部分であり、顧客データ
ベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証判断部4、
工具経路データ作成部15および工具経路データ提供部
16を備えている。
【0049】顧客データベース5は、最適化支援システ
ムの利用者として登録・許可されたユーザ(以下、正規
ユーザという)のユーザ認証情報を予め格納したもので
ある。このユーザ認証情報には、例えば正規ユーザのユ
ーザ名およびパスワードを互いに対応付けたものが含ま
れる。ユーザ認証入力部3は、入出力装置100のデー
タ入力部2から入力されたユーザ認証情報を取得するた
めのものである。ユーザ認証判断部4は、ユーザ認証入
力部3によってユーザ認証情報が取得された場合に当該
ユーザ認証情報が顧客データベース5に登録されている
ものであるか否かを判断するためのものである。工具経
路データ作成部15は、後述する加工時サンプリング部
11によって収集されたサンプリングデータに基づき、
加工時において実際に工具が移動した軌跡を示す工具経
路データを作成するためのものである。工具経路データ
提供部16は、工具経路データ作成部15によって作成
された工具経路データを入出力装置100の表示部1に
送出するためのものである。
【0050】一方、上記最適化支援システムでは、上述
した数値制御装置102に加工時サンプリング部11を
設けてある。加工時サンプリング部11は、上述した工
具経路データ作成部15が工具経路データを作成する際
に必要となるサンプリングデータを収集するためのもの
である。具体的には、工作機械14において各軸の駆動
源となるサーボモータに与えられる移動指令データ、並
びにサーボモータからのフィードバックデータをサンプ
リングデータとして収集する。加工時サンプリング部1
1によって収集される移動指令データおよびフィードバ
ックデータは、加工時においてRAM7に随時格納され
たものである。
【0051】図2は、上述した数値制御プログラム最適
化装置101において実施される処理の手順を示すフロ
ーチャートである。以下、この図を参照しながら実施の
形態1について詳述する。
【0052】まず、最適化の依頼者によって入出力装置
100のデータ入力部2からユーザ認証情報、つまりユ
ーザ名およびパスワードが入力されると、このユーザ認
証情報がユーザ認証入力部3によって数値制御プログラ
ム最適化装置101に読み込まれる(ステップST10
1)。
【0053】ユーザ認証入力部3によってユーザ認証情
報が読み込まれると、ユーザ認証判断部4によって当該
ユーザ認証情報が、顧客データベース5に登録されたも
のであるか否かの照合が行われる(ステップST10
2)。ユーザ認証情報の照合が成功しなかった場合、つ
まり入力されたユーザ名およびパスワードが顧客データ
ベース5に登録してあるものと一致しなかった場合、あ
るいは顧客データベース5に登録されていなかった場合
には、最適化支援システムを利用する権利がないものと
判断し(ステップST103においてNO)、後述する
手順を経ることなく処理を終了する。
【0054】これに対して、ユーザ認証情報の照合が成
功した場合、つまり入力されたユーザ名およびパスワー
ドが顧客データベース5に登録してあるものと一致した
場合には、最適化の依頼者が、最適化支援システムを利
用する権利を有した正規ユーザであると判断し(ステッ
プST103においてYES)、加工時サンプリング部
11によってサンプリングデータの収集を開始する(ス
テップST104)。より詳細には、対象となる数値制
御プログラムを数値制御装置102によって実行してい
る際のサーボモータへの移動指令データ、並びに機械制
御部10を通じて得られるサーボモータからのフィード
バックデータをサンプリングデータとしてRAM7から
読み込む処理を行う。
【0055】加工時サンプリング部11によってサンプ
リングデータが収集されると、次いで、工具経路データ
作成部15により、このサンプリングデータの移動指令
データおよびフィードバックデータに基づいて加工時の
工具経路データが作成され(ステップST105)、さ
らにこの作成された工具経路データが工具経路データ提
供部16によって入出力装置100に送出され、入出力
装置100の表示部1に加工時の工具経路データが表示
されるようになる(ステップST106)。
【0056】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、加工を行っている際に工具がどのような経路を通
過しているかを認識できるようになり、この工具経路デ
ータに基づいて数値制御プログラムのネック部分を特定
することが可能となるため、当該数値制御プログラム並
びに数値制御装置の最適化を容易に実現できる。
【0057】実施の形態2.つぎに、この発明の実施の
形態2について説明する。図3は、この発明の実施の形
態2である数値制御装置の最適化支援システムの構成を
示すブロック図である。ここで例示する最適化支援シス
テムは、実施の形態1と同様に、工作機械の数値制御装
置を最適化対象とするもので、数値制御プログラム最適
化装置の構成のみが異なっている。
【0058】すなわち、実施の形態2の数値制御プログ
ラム最適化装置101Aは、実施の形態1で説明した顧
客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証判
断部4、工具経路データ作成部15および工具経路デー
タ提供部16に加え、サンプリング関係データ入力部1
7、サンプリング作成部18およびサンプリング提供部
19を備えて構成してある。
【0059】サンプリング関係データ入力部17は、入
出力装置100の表示部1を通じて、対象となる数値制
御プログラムおよびパラメータ情報の入力要求表示を行
う一方、入出力装置100のデータ入力部2から数値制
御プログラムおよびパラメータ情報が入力された場合に
は、これらをサンプリングデータを作成するためのデー
タとして設定するためのものである。サンプリング作成
部18は、サンプリング関係データ入力部17によって
設定された数値制御プログラムおよびパラメータ情報を
用いて数値制御装置を動作させた場合に、工作機械14
において各軸の駆動源となるサーボモータに与えられる
移動指令データ、並びにサーボモータからのフィードバ
ックデータを収集し、サンプリングデータとして作成す
るためのものである。サンプリング提供部19は、サン
プリング作成部18によって作成されたサンプリングデ
ータを入出力装置100の表示部1に送出するためのも
のである。
【0060】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態1と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0061】図4は、上述した数値制御プログラム最適
化装置101Aにおいて実施される処理の手順を示すフ
ローチャートである。以下、この図を参照しながら実施
の形態2について詳述する。
【0062】まず、この実施の形態2においても、実施
の形態1のステップST101およびステップST10
2と同様の手順によりユーザ認証情報の照合を行う(ス
テップST201およびステップST202)。ユーザ
認証情報の照合が成功しなかった場合には、最適化支援
システムを利用する権利がないものと判断し(ステップ
ST203においてNO)、後述する手順を経ることな
く処理を終了する。
【0063】これに対して、ユーザ認証情報の照合が成
功した場合には、最適化の依頼者が、最適化支援システ
ムを利用する権利を有した正規ユーザであると判断する
(ステップST203においてYES)。その後、サン
プリング関係データ入力部17により、入出力装置10
0の表示部1を通じて数値制御プログラムおよびパラメ
ータ情報の入力要求表示が行われることになり、この表
示に応じて入出力装置100のデータ入力部2から数値
制御プログラムおよびパラメータ情報が入力されると、
サンプリング関係データ入力部17によってこれらのデ
ータがサンプリングデータを作成するためのデータとし
て設定される(ステップST204およびステップST
205)。
【0064】サンプリング関係データ入力部17によっ
てデータが設定されると、サンプリング作成部18が、
設定されたデータを用いて数値制御装置を動作させ、工
作機械14において各軸の駆動源となるサーボモータに
与えられる移動指令データ、並びにサーボモータからの
フィードバックデータを収集してサンプリングデータを
作成する(ステップST206)。作成されたサンプリ
ングデータは、さらにサンプリング提供部19によって
入出力装置100に送出され、入出力装置100の表示
部1に表示されるようになる(ステップST207)。
【0065】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じてサーボモータに与えられる移動指令データ、
並びにサーボモータからのフィードバックデータを認識
できるようになり、これらのサンプリングデータに基づ
いて数値制御プログラムのネック部分を特定することが
可能となるため、当該数値制御プログラム並びに数値制
御装置の最適化を容易に実現できる。
【0066】実施の形態3.つぎに、この発明の実施の
形態3について説明する。図5は、この発明の実施の形
態3である数値制御装置の最適化支援システムの構成を
示すブロック図である。ここで例示する最適化支援シス
テムは、実施の形態2と同様に、工作機械の数値制御装
置を最適化対象とするもので、数値制御プログラム最適
化装置の構成のみが異なっている。
【0067】すなわち、実施の形態3の数値制御プログ
ラム最適化装置101Bは、実施の形態2で説明した顧
客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証判
断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ提
供部16、サンプリング関係データ入力部17、サンプ
リング作成部18およびサンプリング提供部19に加
え、利用課金データベース20およびサンプリング利用
課金登録部21を備えて構成してある。
【0068】サンプリング利用課金登録部21は、サン
プリング提供部19によって入出力装置100の表示部
1にサンプリングデータを表示した場合に、該表示した
サンプリングデータの利用情報と、入出力装置100の
データ入力部2から入力されたユーザ認証情報に基づい
て特定される正規ユーザの情報とを互いに対応付けて利
用課金データベース20に記録するためのものである。
【0069】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態2と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0070】図6は、上述した数値制御プログラム最適
化装置101Bにおいて実施される処理の手順を示すフ
ローチャートである。以下、この図を参照しながら実施
の形態3について詳述する。
【0071】まず、この実施の形態3においても、実施
の形態2のステップST201〜ステップST207と
同様の手順により正規ユーザにサンプリングデータを提
供する(ステップST301〜ステップST307)。
すなわち、ユーザ認証情報の照合に成功した正規ユーザ
から対象となる数値制御プログラムおよびパラメータ情
報が入力されると、これらのデータを用いて数値制御装
置が動作し、工作機械14において各軸の駆動源となる
サーボモータに与えられる移動指令データ、並びにサー
ボモータからのフィードバックデータを収集して作成し
たサンプリングデータが入出力装置100の表示部1に
表示されるようになる。
【0072】さらに、入出力装置100の表示部1にサ
ンプリングデータが表示されると、サンプリング利用課
金登録部21により、表示されたサンプリングデータの
利用情報と、ユーザ認証情報に基づいて特定される正規
ユーザの情報とが互いに対応付けて利用課金データベー
ス20に記録される(ステップST308)。
【0073】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じてサーボモータに与えられる移動指令データ、
並びにサーボモータからのフィードバックデータを認識
できるようになり、これらのサンプリングデータに基づ
いて数値制御プログラムのネック部分を特定することが
可能となるため、当該数値制御プログラム並びに数値制
御装置の最適化を容易に実現できる。また、この最適化
支援システムの提供者は、正規ユーザの利用情報を容易
に、しかも正確に把握することができるようになり、正
規ユーザにとっては信頼性の高い利用が保証される。
【0074】実施の形態4.つぎに、この発明の実施の
形態4について説明する。図7は、この発明の実施の形
態4である数値制御装置の最適化支援システムの構成を
示すブロック図である。ここで例示する最適化支援シス
テムは、実施の形態2と同様に、工作機械の数値制御装
置を最適化対象とするもので、数値制御プログラム最適
化装置の構成のみが異なっている。
【0075】すなわち、実施の形態4の数値制御プログ
ラム最適化装置101Cは、実施の形態2で説明した顧
客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証判
断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ提
供部16、サンプリング関係データ入力部17、サンプ
リング作成部18およびサンプリング提供部19に加
え、サンプリング記録部22を備えて構成してある。
【0076】サンプリング記録部22は、サンプリング
作成部18によって作成されたサンプリングデータをコ
ンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録する
ためのものである。
【0077】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態2と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0078】図8は、上述した数値制御プログラム最適
化装置101Cにおいて実施される処理の手順を示すフ
ローチャートである。以下、この図を参照しながら実施
の形態4について詳述する。
【0079】まず、この実施の形態4においても、実施
の形態2のステップST201〜ステップST206と
同様の手順によりサンプリングデータを作成する(ステ
ップST401〜ステップST406)。すなわち、ユ
ーザ認証情報の照合に成功した正規ユーザから対象とな
る数値制御プログラムおよびパラメータ情報が入力され
ると、これらのデータを用いて数値制御装置が動作し、
工作機械14において各軸の駆動源となるサーボモータ
に与えられる移動指令データ、並びにサーボモータから
のフィードバックデータを収集してサンプリングデータ
が作成される。
【0080】さらに、サンプリング作成部18によって
サンプリングデータが作成されると、サンプリング記録
部22により、該作成されたサンプリングデータがコン
ピュータによって読み取り可能な記録媒体、例えばハー
ドディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−
ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MOディ
スク(Magneto Optical Disk)、DVD(Digital Vers
atile Disk)に記録される(ステップST407)。
【0081】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じてサーボモータに与えられる移動指令データ、
並びにサーボモータからのフィードバックデータを記録
媒体として受け取ることができ、これらのサンプリング
データに基づいて数値制御プログラムのネック部分を特
定することが可能となるため、当該数値制御プログラム
並びに数値制御装置の最適化を容易に実現できる。
【0082】実施の形態5.つぎに、この発明の実施の
形態5について説明する。図9は、この発明の実施の形
態5である数値制御装置の最適化支援システムの構成を
示すブロック図である。ここで例示する最適化支援シス
テムは、実施の形態2と同様に、工作機械の数値制御装
置を最適化対象とするもので、数値制御プログラム最適
化装置の構成のみが異なっている。
【0083】すなわち、実施の形態5の数値制御プログ
ラム最適化装置101Dは、実施の形態2で説明した顧
客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証判
断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ提
供部16、サンプリング関係データ入力部17、サンプ
リング作成部18およびサンプリング提供部19に加
え、パラメータ基準判断部23、ネック部分抽出部24
およびネック部分提供部25を備えて構成してある。
【0084】パラメータ基準判断部23は、入出力装置
100のデータ入力部2から入力された数値制御プログ
ラムにより工具経路データを作成し、該作成した工具経
路データがパラメータ基準を満たしているか否かを判断
するためのものである。パラメータ基準としては、数値
制御装置102を適切に動作させるために予め設定され
たもの、あるいは入出力装置100のデータ入力部2か
ら入力されたもののいずれを適用してもよい。具体的な
パラメータ基準には、例えば、機械制御部10により得
られる微小時間毎の工作機械14における工具移動点に
関して、ある3つの点の成す角度に応じてサーボモータ
へ減速命令を与える場合の角度の値等がある。ネック部
分抽出部24は、パラメータ基準判断部23によってパ
ラメータ基準を満たしていないと判断された工具経路デ
ータのネック部分を抽出するためのものである。ネック
部分提供部25は、ネック部分抽出部24によって抽出
された工具経路データのネック部分を入出力装置100
の表示部1に送出するためのものである。
【0085】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態2と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0086】図10は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Dにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態5について詳述する。
【0087】まず、この実施の形態5においても、実施
の形態2のステップST201〜ステップST205と
同様の手順により数値制御プログラムおよびパラメータ
情報を設定する(ステップST501〜ステップST5
05)。すなわち、ユーザ認証情報の照合に成功した正
規ユーザから対象となる数値制御プログラムおよびパラ
メータ情報が入力されると、これらのデータが工具経路
データを作成するためのデータとして設定される。
【0088】データが設定されると、設定されたデータ
に基づいてパラメータ基準判断部23が工具経路データ
を作成し(ステップST506)、さらにこの工具経路
データが上述したパラメータ基準を満たしているか否か
の比較を行う(ステップST507)。工具経路データ
がパラメータ基準を満たしている場合には(ステップS
T508においてYES)、後述する手順を経ることな
く処理を終了する。
【0089】これに対して工具経路データがパラメータ
基準を満たしていない場合には(ステップST508に
おいてNO)、ネック部分抽出部24により該当するネ
ック部分が抽出され(ステップST509)、さらにこ
の抽出されたネック部分がネック部分提供部25によっ
て入出力装置100に送出され、入出力装置100の表
示部1に表示されるようになる(ステップST51
0)。
【0090】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を認
識できるようになり、数値制御プログラム並びに数値制
御装置の最適化を容易に実現できる。
【0091】実施の形態6.つぎに、この発明の実施の
形態6について説明する。図11は、この発明の実施の
形態6である数値制御装置の最適化支援システムの構成
を示すブロック図である。ここで例示する最適化支援シ
ステムは、実施の形態5と同様に、工作機械の数値制御
装置を最適化対象とするもので、数値制御プログラム最
適化装置の構成のみが異なっている。
【0092】すなわち、実施の形態6の数値制御プログ
ラム最適化装置101Eは、実施の形態5で説明した顧
客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証判
断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ提
供部16、サンプリング関係データ入力部17、サンプ
リング作成部18、サンプリング提供部19、パラメー
タ基準判断部23、ネック部分抽出部24およびネック
部分提供部25に加え、ネック部分設定部26、パラメ
ータ抽出部27およびパラメータ提供部28を備えて構
成してある。
【0093】ネック部分設定部26は、パラメータ基準
判断部23によって作成された工具経路データを入出力
装置100の表示部1に送出するためのものである。パ
ラメータ抽出部27は、入出力装置100の表示部1に
工具経路データが表示された後、データ入力部2からネ
ック部分の指定入力があった場合に、指定された工具経
路データのネック部分に対応するパラメータ情報を抽出
するためのものである。ここでネック部分とは、例えば
表示部1に表示された工具経路データにおいて、ある経
路を生成している工具経路点とその前後の点との距離に
差異が生じている部分や、隣り合う工具経路点群のばら
つきが大きい部分等を意味する。パラメータ提供部28
は、パラメータ抽出部27によって抽出されたパラメー
タ情報を入出力装置100の表示部1に送出するための
ものである。
【0094】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態5と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0095】図12は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Eにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態6について詳述する。
【0096】まず、この実施の形態6においても、実施
の形態5のステップST501〜ステップST505と
同様の手順により工具経路データを作成する(ステップ
ST601〜ステップST605)。すなわち、ユーザ
認証情報の照合に成功した正規ユーザから対象となる数
値制御プログラムおよびパラメータ情報が入力される
と、これらのデータに基づいて工具経路データが作成さ
れる。
【0097】工具経路データが作成されると、この作成
された工具経路データがネック部分設定部26によって
入出力装置100に送出され、入出力装置100の表示
部1に表示されるようになる(ステップST606)。
入出力装置100の表示部1に工具経路データが表示さ
れた後、データ入力部2を通じて工具経路データのネッ
ク部分が指定されると、ネック部分設定部26によって
当該指定部分がプログラムネック部分として設定される
(ステップST607)。
【0098】プログラムネック部分が設定されると、パ
ラメータ抽出部27により、プログラムネック部分に対
応するパラメータ情報が抽出され(ステップST60
8)、さらにこの抽出されたパラメータ情報がパラメー
タ提供部28によって入出力装置100に送出され、入
出力装置100の表示部1に表示されるようになる(ス
テップST609)。
【0099】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応したパラメータ情報を認識できる
ようになり、数値制御プログラム並びに数値制御装置の
最適化を容易に実現できる。
【0100】実施の形態7.つぎに、この発明の実施の
形態7について説明する。図13は、この発明の実施の
形態7である数値制御装置の最適化支援システムの構成
を示すブロック図である。ここで例示する最適化支援シ
ステムは、実施の形態6と同様に、工作機械の数値制御
装置を最適化対象とするもので、数値制御プログラム最
適化装置の構成のみが異なっている。
【0101】すなわち、実施の形態7の数値制御プログ
ラム最適化装置101Fは、実施の形態6で説明した顧
客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証判
断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ提
供部16、サンプリング関係データ入力部17、サンプ
リング作成部18、サンプリング提供部19、パラメー
タ基準判断部23、ネック部分抽出部24、ネック部分
提供部25、ネック部分設定部26、パラメータ抽出部
27およびパラメータ提供部28に加え、パラメータ修
正部29および修正パラメータ提供部30を備えて構成
してある。
【0102】パラメータ修正部29は、パラメータ抽出
部27によって抽出されたパラメータ情報を修正するた
めのものである。修正パラメータ提供部30は、パラメ
ータ修正部29によって修正されたパラメータ情報を提
供処理するためのものである。
【0103】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態6と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0104】図14は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Fにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態7について詳述する。
【0105】まず、この実施の形態7においても、実施
の形態6のステップST601〜ステップST608と
同様の手順により工具経路データのネック部分に対応す
るパラメータ情報の抽出を行う(ステップST701〜
ステップST708)。すなわち、ユーザ認証情報の照
合に成功した正規ユーザから対象となる数値制御プログ
ラムおよびパラメータ情報が入力されると、これらのデ
ータに基づいて工具経路データが作成され、さらにこの
工具経路データに対してネック部分が指定されると、こ
のネック部分に対応したパラメータ情報が抽出されるこ
とになる。
【0106】パラメータ情報が抽出されると、パラメー
タ修正部29は、抽出されたパラメータ情報がパラメー
タ基準を満たすように修正を行い(ステップST70
9)、さらにこの修正されたパラメータ情報が修正パラ
メータ提供部30によって提供処理されることになる
(ステップST710)。この場合の提供処理として
は、修正後のパラメータ情報を入出力装置100に送出
し、入出力装置100の表示部1に表示させるようにし
ても良いし、数値制御装置102のRAM7に格納され
たパラメータ情報を修正後のパラメータ情報に更新する
ようにしても良い。
【0107】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応したパラメータ情報が自動的に修
正されるようになり、数値制御プログラム並びに数値制
御装置の最適化をより一層容易に実現できる。
【0108】実施の形態8.つぎに、この発明の実施の
形態8について説明する。図15は、この発明の実施の
形態8である数値制御装置の最適化支援システムの構成
を示すブロック図である。ここで例示する最適化支援シ
ステムは、実施の形態7と同様に、工作機械の数値制御
装置を最適化対象とするもので、数値制御プログラム最
適化装置の構成のみが異なっている。
【0109】すなわち、実施の形態8の数値制御プログ
ラム最適化装置101Gは、実施の形態7で説明した顧
客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証判
断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ提
供部16、サンプリング関係データ入力部17、サンプ
リング作成部18、サンプリング提供部19、利用課金
データベース20、パラメータ基準判断部23、ネック
部分抽出部24、ネック部分提供部25、ネック部分設
定部26、パラメータ抽出部27、パラメータ提供部2
8、パラメータ修正部29および修正パラメータ提供部
30に加え、パラメータ利用課金登録部31を備えて構
成してある。
【0110】パラメータ利用課金登録部31は、修正パ
ラメータ提供部30によって修正されたパラメータ情報
を表示部1に表示した場合に、該表示したパラメータ情
報の利用情報と、入出力装置100のデータ入力部2か
ら入力されたユーザ認証情報に基づいて特定される正規
ユーザの情報とを互いに対応付けて利用課金データベー
ス20に記録するためのものである。
【0111】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態7と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0112】図16は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Gにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態8について詳述する。
【0113】まず、この実施の形態8においても、実施
の形態7のステップST701〜ステップST710と
同様の手順により修正した後のパラメータ情報の提供処
理を行う(ステップST801〜ステップST81
0)。すなわち、ユーザ認証情報の照合に成功した正規
ユーザから対象となる数値制御プログラムおよびパラメ
ータ情報が入力されると、これらのデータに基づいて工
具経路データが作成され、さらにこの工具経路データに
対してネック部分が指定されると、このネック部分に対
応したパラメータ情報を修正した後に正規ユーザに提供
することになる。
【0114】さらに修正した後のパラメータ情報が正規
ユーザに提供されると、パラメータ利用課金登録部31
により、提供されたパラメータ情報の利用情報と、ユー
ザ認証情報に基づいて特定される正規ユーザの情報とが
互いに対応付けて利用課金データベース20に記録され
る(ステップST811)。
【0115】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応したパラメータ情報が自動的に修
正されるようになり、数値制御プログラム並びに数値制
御装置の最適化をより一層容易に実現できる。また、こ
の最適化支援システムの提供者は、正規ユーザの利用情
報を容易に、しかも正確に把握することができるように
なり、正規ユーザにとっては信頼性の高い利用が保証さ
れる。
【0116】実施の形態9.つぎに、この発明の実施の
形態9について説明する。図17は、この発明の実施の
形態9である数値制御装置の最適化支援システムの構成
を示すブロック図である。ここで例示する最適化支援シ
ステムは、実施の形態5と同様に、工作機械の数値制御
装置を最適化対象とするもので、数値制御プログラム最
適化装置の構成のみが異なっている。
【0117】すなわち、実施の形態9の数値制御プログ
ラム最適化装置101Hは、実施の形態5で説明した顧
客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証判
断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ提
供部16、サンプリング関係データ入力部17、サンプ
リング作成部18、サンプリング提供部19、パラメー
タ基準判断部23、ネック部分抽出部24およびネック
部分提供部25に加え、プログラム修正部32および修
正プログラム提供部33を備えて構成してある。
【0118】プログラム修正部32は、ネック部分抽出
部24により抽出された工具経路データのネック部分を
修正するとともに、対応する数値制御プログラムの修正
を行うためのものである。修正プログラム提供部33
は、プログラム修正部32により修正された数値制御プ
ログラムを提供処理するためのものである。
【0119】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態5と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0120】図18は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Hにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態9について詳述する。
【0121】まず、この実施の形態9においても、実施
の形態5のステップST501〜ステップST509と
同様の手順により、作成した工具経路データのネック部
分を抽出する処理を行う(ステップST901〜ステッ
プST909)。すなわち、ユーザ認証情報の照合に成
功した正規ユーザから対象となる数値制御プログラムお
よびパラメータ情報が入力されると、これらのデータに
基づいて工具経路データが作成され、さらにこの工具経
路データにおいてパラメータ基準を満たしていない部分
がネック部分として抽出される。
【0122】工具経路データのネック部分が抽出される
と、プログラム修正部32は、パラメータ基準を満たす
ように工具経路データのネック部分を修正し、さらにこ
のネック部分に対応する数値制御プログラムの修正を行
い(ステップST910)、さらにこの修正された数値
制御プログラムが修正プログラム提供部33によって提
供処理されることになる(ステップST911)。この
場合の提供処理としては、修正後の数値制御プログラム
を入出力装置100に送出し、入出力装置100の表示
部1に表示させるようにしても良いし、数値制御装置1
02のRAM7に格納された数値制御プログラムを修正
後の数値制御プログラムに更新するようにしても良い。
【0123】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応した数値制御プログラムが自動的
に修正されるようになり、数値制御プログラム並びに数
値制御装置の最適化をより一層容易に実現できる。
【0124】実施の形態10.つぎに、この発明の実施
の形態10について説明する。図19は、この発明の実
施の形態10である数値制御装置の最適化支援システム
の構成を示すブロック図である。ここで例示する最適化
支援システムは、実施の形態9と同様に、工作機械の数
値制御装置を最適化対象とするもので、数値制御プログ
ラム最適化装置の構成のみが異なっている。
【0125】すなわち、実施の形態10の数値制御プロ
グラム最適化装置101Iは、実施の形態9で説明した
顧客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証
判断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ
提供部16、サンプリング関係データ入力部17、サン
プリング作成部18、サンプリング提供部19、利用課
金データベース20、パラメータ基準判断部23、ネッ
ク部分抽出部24、ネック部分提供部25、プログラム
修正部32および修正プログラム提供部33に加え、プ
ログラム利用課金登録部34を備えて構成してある。
【0126】プログラム利用課金登録部34は、修正プ
ログラム提供部33によって修正された数値制御プログ
ラムを表示部1に表示した場合に、該表示した数値制御
プログラムの利用情報と、入出力装置100のデータ入
力部2から入力されたユーザ認証情報に基づいて特定さ
れる正規ユーザの情報とを互いに対応付けて利用課金デ
ータベース20に記録するためのものである。
【0127】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態9と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0128】図20は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Iにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態10について詳述する。
【0129】まず、この実施の形態10においても、実
施の形態9のステップST901〜ステップST911
と同様の手順により、正規ユーザに対して修正後の数値
制御プログラムの提供処理を行う(ステップST100
1〜ステップST1011)。すなわち、ユーザ認証情
報の照合に成功した正規ユーザから対象となる数値制御
プログラムおよびパラメータ情報が入力されると、これ
らのデータに基づいて工具経路データが作成され、さら
にこの工具経路データにおいてパラメータ基準を満たし
ていない部分がネック部分として抽出され、該ネック部
分およびこれに対応する数値制御プログラムの修正が行
われた後、当該修正後の数値制御プログラムが正規ユー
ザに提供される。
【0130】さらに修正した後の数値制御プログラムが
正規ユーザに提供されると、プログラム利用課金登録部
34により、提供された数値制御プログラムの利用情報
と、ユーザ認証情報に基づいて特定される正規ユーザの
情報とが互いに対応付けて利用課金データベース20に
記録される(ステップST1012)。
【0131】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応した数値制御プログラムが自動的
に修正されるようになり、数値制御プログラム並びに数
値制御装置の最適化をより一層容易に実現できる。ま
た、この最適化支援システムの提供者は、正規ユーザの
利用情報を容易に、しかも正確に把握することができる
ようになり、正規ユーザにとっては信頼性の高い利用が
保証される。
【0132】実施の形態11.つぎに、この発明の実施
の形態11について説明する。図21は、この発明の実
施の形態11である数値制御装置の最適化支援システム
の構成を示すブロック図である。ここで例示する最適化
支援システムは、実施の形態7と同様に、工作機械の数
値制御装置を最適化対象とするもので、数値制御プログ
ラム最適化装置の構成のみが異なっている。
【0133】すなわち、実施の形態11の数値制御プロ
グラム最適化装置101Jは、実施の形態7で説明した
顧客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証
判断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ
提供部16、サンプリング関係データ入力部17、サン
プリング作成部18、サンプリング提供部19、パラメ
ータ基準判断部23、ネック部分抽出部24、ネック部
分提供部25、ネック部分設定部26、パラメータ抽出
部27、パラメータ提供部28、パラメータ修正部29
および修正パラメータ提供部30に加え、パラメータ前
後作成部35およびパラメータ効果提供部36を備えて
構成してある。
【0134】パラメータ前後作成部35は、入力された
パラメータ情報および数値制御プログラムに基づいて工
具経路データを作成するとともに、パラメータ修正部2
9によって修正された後のパラメータ情報および入力さ
れた数値制御プログラムに基づいて工具経路データを作
成するためのものである。パラメータ効果提供部36
は、パラメータ前後作成部35により作成された修正前
後のパラメータ情報に基づくそれぞれの工具経路データ
を相互に比較できる状態で入出力装置100の表示部1
に送出するためのものである。
【0135】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態7と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0136】図22は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Jにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態11について詳述する。
【0137】まず、この実施の形態11においても、実
施の形態7のステップST701〜ステップST709
と同様の手順により、入力されたパラメータ情報の修正
処理を行う(ステップST1101〜ステップST11
09)。すなわち、ユーザ認証情報の照合に成功した正
規ユーザから対象となる数値制御プログラムおよびパラ
メータ情報が入力されると、これらのデータに基づいて
工具経路データが作成され、さらにこの工具経路データ
に対してネック部分が指定されると、このネック部分に
対応したパラメータ情報が修正されることになる。
【0138】パラメータ情報が修正されると、パラメー
タ前後作成部35は、入力された修正前のパラメータ情
報と、数値制御プログラムとに基づいて修正前の工具経
路データを作成する(ステップST1110)。
【0139】さらに、パラメータ前後作成部35は、パ
ラメータ修正部29によって修正された後のパラメータ
情報と、数値制御プログラムとに基づいて修正後の工具
経路データを作成する(ステップST1111)。
【0140】パラメータ前後作成部35によって修正前
後の工具経路データが作成されると、パラメータ効果提
供部36によってこれらの工具経路データが相互に比較
できる状態で提供処理される(ステップST111
2)。この場合の提供処理としては、修正前後の工具経
路データを入出力装置100の表示部1に重ねて表示す
るようにしても良いし、双方の相違点を表示部1に数値
表示するようにしても良い。
【0141】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応したパラメータ情報が自動的に修
正されるようになり、数値制御プログラム並びに数値制
御装置の最適化をより一層容易に実現できる。さらに、
表示部1に修正前後の工具経路データが比較表示される
ため、パラメータ情報の修正による効果を容易に視認で
きるようになる。
【0142】実施の形態12.つぎに、この発明の実施
の形態12について説明する。図23は、この発明の実
施の形態12である数値制御装置の最適化支援システム
の構成を示すブロック図である。ここで例示する最適化
支援システムは、実施の形態9と同様に、工作機械の数
値制御装置を最適化対象とするもので、数値制御プログ
ラム最適化装置の構成のみが異なっている。
【0143】すなわち、実施の形態12の数値制御プロ
グラム最適化装置101Kは、実施の形態9で説明した
顧客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証
判断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ
提供部16、サンプリング関係データ入力部17、サン
プリング作成部18、サンプリング提供部19、パラメ
ータ基準判断部23、ネック部分抽出部24、ネック部
分提供部25、プログラム修正部32および修正プログ
ラム提供部33に加え、プログラム前後作成部37およ
びプログラム効果提供部38を備えて構成してある。
【0144】プログラム前後作成部37は、入力された
数値制御プログラムおよびパラメータ情報に基づいて工
具経路データを作成するとともに、プログラム修正部3
2によって修正された後の数値制御プログラムおよびパ
ラメータ情報に基づいて工具経路データを作成するため
のものである。プログラム効果提供部38は、プログラ
ム前後作成部37により作成された修正前後の数値制御
プログラムに基づくそれぞれの工具経路データを相互に
比較できる状態で入出力装置100の表示部1に送出す
るためのものである。
【0145】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態9と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0146】図24は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Kにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態12について詳述する。
【0147】まず、この実施の形態12においても、実
施の形態9のステップST901〜ST910と同様の
手順により、入力された数値制御プログラムの修正処理
を行う(ステップST1201〜ST1210)。すな
わち、ユーザ認証情報の照合に成功した正規ユーザから
対象となる数値制御プログラムおよびパラメータ情報が
入力されると、これらのデータに基づいて工具経路デー
タが作成され、さらにこの工具経路データにおいてパラ
メータ基準を満たしていない部分がネック部分として抽
出され、該ネック部分およびこれに対応する数値制御プ
ログラムの修正が行われる。
【0148】数値制御プログラムが修正されると、プロ
グラム前後作成部37は、入力された修正前の数値制御
プログラムと、パラメータ情報とに基づいて修正前の工
具経路データを作成する(ステップST1211)。
【0149】さらに、プログラム前後作成部37は、プ
ログラム修正部32によって修正された後の数値制御プ
ログラムと、パラメータ情報とに基づいて修正後の工具
経路データを作成する(ステップST1212)。
【0150】プログラム前後作成部37によって修正前
後の工具経路データが作成されると、プログラム効果提
供部38によってこれらの工具経路データが相互に比較
できる状態で提供処理される(ステップST121
3)。この場合の提供処理としては、修正前後の工具経
路データを入出力装置100の表示部1に重ねて表示す
るようにしても良いし、双方の相違点を表示部1に数値
表示するようにしても良い。
【0151】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応した数値制御プログラムが自動的
に修正されるようになり、数値制御プログラム並びに数
値制御装置の最適化をより一層容易に実現できる。さら
に、表示部1に修正前後の工具経路データが比較表示さ
れるため、数値制御プログラムの修正による効果を容易
に視認できるようになる。
【0152】実施の形態13.つぎに、この発明の実施
の形態13について説明する。図25は、この発明の実
施の形態13である数値制御装置の最適化支援システム
の構成を示すブロック図である。ここで例示する最適化
支援システムは、実施の形態7と同様に、工作機械の数
値制御装置を最適化対象とするもので、数値制御プログ
ラム最適化装置の構成のみが異なっている。
【0153】すなわち、実施の形態13の数値制御プロ
グラム最適化装置101Lは、実施の形態7で説明した
顧客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証
判断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ
提供部16、サンプリング関係データ入力部17、サン
プリング作成部18、サンプリング提供部19、パラメ
ータ基準判断部23、ネック部分抽出部24、ネック部
分提供部25、ネック部分設定部26、パラメータ抽出
部27、パラメータ提供部28、パラメータ修正部29
および修正パラメータ提供部30に加え、パラメータ編
集履歴登録部39およびパラメータ編集履歴参照部40
を備えて構成してある。
【0154】パラメータ編集履歴登録部39は、パラメ
ータ修正部29によってパラメータ情報を修正した場合
に、その修正履歴であるパラメータ編集履歴データを顧
客データベース5に記録するためのものである。パラメ
ータ編集履歴参照部40は、パラメータ編集履歴登録部
39によって記録されたパラメータ編集履歴データを抽
出してこれを入出力装置100の表示部1に送出するた
めのものである。
【0155】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態7と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0156】図26は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Lにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態13について詳述する。
【0157】まず、この実施の形態13においても、実
施の形態7のステップST701〜ST709と同様の
手順により、入力されたパラメータ情報の修正処理を行
う(ステップST1301〜ST1309)。すなわ
ち、ユーザ認証情報の照合に成功した正規ユーザから対
象となる数値制御プログラムおよびパラメータ情報が入
力されると、これらのデータに基づいて工具経路データ
が作成され、さらにこの工具経路データに対してネック
部分が指定されると、このネック部分に対応したパラメ
ータ情報が修正されることになる。
【0158】パラメータ情報が修正されると、パラメー
タ編集履歴登録部39は、入力された修正前のパラメー
タ情報と、パラメータ修正部29によって修正された後
のパラメータ情報とを修正した日付とともにパラメータ
編集履歴データとして顧客データベース5に記録する
(ステップST1310)。
【0159】その後、パラメータ編集履歴参照部40
は、正規ユーザによりデータ入力部2から参照要求が入
力されると、顧客データベース5に記録したパラメータ
編集履歴データの中から参照要求に応じたものを抽出
し、さらにこれを入出力装置100に送出し、入出力装
置100の表示部1を通じて表示を行う(ステップST
1311)。
【0160】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応したパラメータ情報が自動的に修
正されるようになり、数値制御プログラム並びに数値制
御装置の最適化をより一層容易に実現できる。さらに、
パラメータ編集履歴データが顧客データベース5に記録
されるため、その後においても修正履歴を参照すること
ができるようになる。
【0161】実施の形態14.つぎに、この発明の実施
の形態14について説明する。図27は、この発明の実
施の形態14である数値制御装置の最適化支援システム
の構成を示すブロック図である。ここで例示する最適化
支援システムは、実施の形態13と同様に、工作機械の
数値制御装置を最適化対象とするもので、数値制御プロ
グラム最適化装置の構成のみが異なっている。
【0162】すなわち、実施の形態14の数値制御プロ
グラム最適化装置101Mは、実施の形態13で説明し
た顧客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認
証判断部4、工具経路データ作成部15、工具経路デー
タ提供部16、サンプリング関係データ入力部17、サ
ンプリング作成部18、サンプリング提供部19、利用
課金データベース20、パラメータ基準判断部23、ネ
ック部分抽出部24、ネック部分提供部25、ネック部
分設定部26、パラメータ抽出部27、パラメータ提供
部28、パラメータ修正部29、修正パラメータ提供部
30、パラメータ編集履歴登録部39およびパラメータ
編集履歴参照部40に加え、パラメータ編集履歴利用課
金登録部41を備えて構成してある。
【0163】パラメータ編集履歴利用課金登録部41
は、パラメータ編集履歴参照部40によってパラメータ
編集履歴データを表示部1に表示した場合に、該表示し
たパラメータ編集履歴データの利用情報と、入出力装置
100のデータ入力部2から入力されたユーザ認証情報
に基づいて特定される正規ユーザの情報とを互いに対応
付けて利用課金データベース20に記録するためのもの
である。
【0164】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態13と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳
細な説明を省略する。
【0165】図28は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Mにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態14について詳述する。
【0166】まず、この実施の形態14においても、実
施の形態13のステップST1301〜ST1311と
同様の手順により、参照要求に応じてパラメータ編集履
歴データの表示を行う(ステップST1401〜ST1
411)。すなわち、ユーザ認証情報の照合に成功した
正規ユーザから対象となる数値制御プログラムおよびパ
ラメータ情報が入力されると、これらのデータに基づい
て工具経路データが作成され、さらにこの工具経路デー
タに対してネック部分が指定されると、このネック部分
に対応したパラメータ情報が修正されることになる。パ
ラメータ情報が修正されると、顧客データベース5にパ
ラメータ編集履歴データが記録されることになり、その
後の参照要求に応じてパラメータ編集履歴データの表示
処理が行われる。
【0167】さらにパラメータ編集履歴データが正規ユ
ーザに表示されると、パラメータ編集履歴利用課金登録
部41により、表示されたパラメータ編集履歴データの
利用情報と、ユーザ認証情報に基づいて特定される正規
ユーザの情報とが互いに対応付けて利用課金データベー
ス20に記録される(ステップST1412)。
【0168】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応したパラメータ情報が自動的に修
正されるようになり、数値制御プログラム並びに数値制
御装置の最適化をより一層容易に実現できる。さらに、
パラメータ編集履歴データが顧客データベース5に記録
されるため、その後においても修正履歴を参照すること
ができるようになる。また、この最適化支援システムの
提供者は、正規ユーザの利用情報を容易に、しかも正確
に把握することができるようになり、正規ユーザにとっ
ては信頼性の高い利用が保証される。
【0169】実施の形態15.つぎに、この発明の実施
の形態15について説明する。図29は、この発明の実
施の形態15である数値制御装置の最適化支援システム
の構成を示すブロック図である。ここで例示する最適化
支援システムは、実施の形態9と同様に、工作機械の数
値制御装置を最適化対象とするもので、数値制御プログ
ラム最適化装置の構成のみが異なっている。
【0170】すなわち、実施の形態15の数値制御プロ
グラム最適化装置101Nは、実施の形態9で説明した
顧客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証
判断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ
提供部16、サンプリング関係データ入力部17、サン
プリング作成部18、サンプリング提供部19、パラメ
ータ基準判断部23、ネック部分抽出部24、ネック部
分提供部25、プログラム修正部32および修正プログ
ラム提供部33に加え、プログラム編集履歴登録部42
およびプログラム編集履歴参照部43を備えて構成して
ある。
【0171】プログラム編集履歴登録部42は、プログ
ラム修正部32によって数値制御プログラムを修正した
場合に、その修正履歴であるプログラム編集履歴データ
を顧客データベース5に記録するためのものである。プ
ログラム編集履歴参照部43は、プログラム編集履歴登
録部42によって記録されたプログラム編集履歴を抽出
してこれを入出力装置100の表示部1に送出するため
のものである。
【0172】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態9と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0173】図30は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Nにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態15について詳述する。
【0174】まず、この実施の形態15においても、実
施の形態9のステップST901〜ST910と同様の
手順により、入力された数値制御プログラムの修正処理
を行う(ステップST1501〜ST1510)。すな
わち、ユーザ認証情報の照合に成功した正規ユーザから
対象となる数値制御プログラムおよびパラメータ情報が
入力されると、これらのデータに基づいて工具経路デー
タが作成され、さらにこの工具経路データにおいてパラ
メータ基準を満たしていない部分がネック部分として抽
出され、該ネック部分およびこれに対応する数値制御プ
ログラムの修正が行われる。
【0175】数値制御プログラムが修正されると、プロ
グラム編集履歴登録部42は、入力された修正前の数値
制御プログラムと、プログラム修正部32によって修正
された後の数値制御プログラムとを修正した日付ととも
にプログラム編集履歴データとして顧客データベース5
に記録する(ステップST1511)。
【0176】その後、プログラム編集履歴参照部43
は、正規ユーザによりデータ入力部2から参照要求が入
力されると、顧客データベース5に記録したプログラム
編集履歴データの中から参照要求に応じたものを抽出
し、さらにこれを入出力装置100に送出し、入出力装
置100の表示部1を通じて表示を行う(ステップST
1512)。
【0177】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応した数値制御プログラムが自動的
に修正されるようになり、数値制御プログラム並びに数
値制御装置の最適化をより一層容易に実現できる。さら
に、プログラム編集履歴データが顧客データベース5に
記録されるため、その後においても修正履歴を参照する
ことができるようになる。
【0178】実施の形態16.つぎに、この発明の実施
の形態16について説明する。図31は、この発明の実
施の形態16である数値制御装置の最適化支援システム
の構成を示すブロック図である。ここで例示する最適化
支援システムは、実施の形態15と同様に、工作機械の
数値制御装置を最適化対象とするもので、数値制御プロ
グラム最適化装置の構成のみが異なっている。
【0179】すなわち、実施の形態16の数値制御プロ
グラム最適化装置101Oは、実施の形態15で説明し
た顧客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認
証判断部4、工具経路データ作成部15、工具経路デー
タ提供部16、サンプリング関係データ入力部17、サ
ンプリング作成部18、サンプリング提供部19、利用
課金データベース20、パラメータ基準判断部23、ネ
ック部分抽出部24、ネック部分提供部25、プログラ
ム修正部32、修正プログラム提供部33、プログラム
編集履歴登録部42およびプログラム編集履歴参照部4
3に加え、プログラム編集履歴利用課金登録部44を備
えて構成してある。
【0180】プログラム編集履歴利用課金登録部44
は、プログラム編集履歴参照部43によってプログラム
編集履歴データを表示部1に表示した場合に、該表示し
たプログラム編集履歴データの利用情報と、入出力装置
100のデータ入力部2から入力されたユーザ認証情報
に基づいて特定される正規ユーザの情報とを互いに対応
付けて利用課金データベース20に記録するためのもの
である。
【0181】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態15と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳
細な説明を省略する。
【0182】図32は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Oにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態16について詳述する。
【0183】まず、この実施の形態16においても、実
施の形態15のステップST1501〜ST1512と
同様の手順により、参照要求に応じてプログラム編集履
歴データの表示を行う(ステップST1601〜ST1
612)。すなわち、ユーザ認証情報の照合に成功した
正規ユーザから対象となるパラメータ情報および数値制
御プログラムが入力されると、これらのデータに基づい
て工具経路データが作成され、さらにこの工具経路デー
タがパラメータ基準を満たすように修正されるととも
に、対応する数値制御プログラムが修正される。数値制
御プログラムが修正されると、顧客データベース5にプ
ログラム編集履歴データが記録されることになり、その
後の参照要求に応じてプログラム編集履歴データの表示
処理が行われる。
【0184】さらにプログラム編集履歴データが正規ユ
ーザに表示されると、プログラム編集履歴利用課金登録
部44により、表示されたプログラム編集履歴データの
利用情報と、ユーザ認証情報に基づいて特定される正規
ユーザの情報とが互いに対応付けて利用課金データベー
ス20に記録される(ステップST1613)。
【0185】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応した数値制御プログラムが自動的
に修正されるようになり、数値制御プログラム並びに数
値制御装置の最適化をより一層容易に実現できる。さら
に、プログラム編集履歴データが顧客データベース5に
記録されるため、その後においても修正履歴を参照する
ことができるようになる。また、この最適化支援システ
ムの提供者は、正規ユーザの利用情報を容易に、しかも
正確に把握することができるようになり、正規ユーザに
とっては信頼性の高い利用が保証される。
【0186】実施の形態17.つぎに、この発明の実施
の形態17について説明する。図33は、この発明の実
施の形態17である数値制御装置の最適化支援システム
の構成を示すブロック図である。ここで例示する最適化
支援システムは、実施の形態7と同様に、工作機械の数
値制御装置を最適化対象とするもので、数値制御プログ
ラム最適化装置の構成のみが異なっている。
【0187】すなわち、実施の形態17の数値制御プロ
グラム最適化装置101Pは、実施の形態7で説明した
顧客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証
判断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ
提供部16、サンプリング関係データ入力部17、サン
プリング作成部18、サンプリング提供部19、パラメ
ータ基準判断部23、ネック部分抽出部24、ネック部
分提供部25、ネック部分設定部26、パラメータ抽出
部27、パラメータ提供部28、パラメータ修正部29
および修正パラメータ提供部30に加え、パラメータ操
作履歴登録部45およびパラメータ操作履歴参照部46
を備えて構成してある。
【0188】パラメータ操作履歴登録部45は、パラメ
ータ修正部29によってパラメータ情報を修正した際
に、その修正操作履歴であるパラメータ修正操作履歴デ
ータを顧客データベース5に記録するためのものであ
る。パラメータ操作履歴参照部46は、パラメータ操作
履歴登録部45によって記録されたパラメータ修正操作
履歴データを抽出してこれを入出力装置100の表示部
1に送出するためのものである。
【0189】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態7と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0190】図34は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Pにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態17について詳述する。
【0191】まず、実施の形態7のステップST701
〜ST709と同様の手順により、入力されたパラメー
タ情報の修正処理を行う(ステップST1701〜ST
1709)。すなわち、ユーザ認証情報の照合に成功し
た正規ユーザから対象となる数値制御プログラムおよび
パラメータ情報が入力されると、これらのデータに基づ
いて工具経路データが作成され、さらにこの工具経路デ
ータに対してネック部分が指定されると、このネック部
分に対応したパラメータ情報が修正されることになる。
【0192】パラメータ情報が修正されると、パラメー
タ操作履歴登録部45は、パラメータ情報の修正操作履
歴の内容とその修正した日付とを互いに対応付け、これ
をパラメータ修正操作履歴データとして顧客データベー
ス5に記録する(ステップST1710)。
【0193】その後、パラメータ操作履歴参照部46
は、正規ユーザによりデータ入力部2から参照要求が入
力されると、顧客データベース5に記録したパラメータ
修正操作履歴データの中から参照要求に応じたものを抽
出し、さらにこれを入出力装置100に送出し、入出力
装置100の表示部1を通じて表示を行う(ステップS
T1711)。
【0194】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応したパラメータ情報が自動的に修
正されるようになり、数値制御プログラム並びに数値制
御装置の最適化をより一層容易に実現できる。さらに、
パラメータ修正操作履歴データが顧客データベース5に
記録されるため、その後においても修正操作履歴を参照
することができるようになる。
【0195】実施の形態18.つぎに、この発明の実施
の形態18について説明する。図35は、この発明の実
施の形態18である数値制御装置の最適化支援システム
の構成を示すブロック図である。ここで例示する最適化
支援システムは、実施の形態9と同様に、工作機械の数
値制御装置を最適化対象とするもので、数値制御プログ
ラム最適化装置の構成のみが異なっている。
【0196】すなわち、実施の形態18の数値制御プロ
グラム最適化装置101Qは、実施の形態9で説明した
顧客データベース5、ユーザ認証入力部3、ユーザ認証
判断部4、工具経路データ作成部15、工具経路データ
提供部16、サンプリング関係データ入力部17、サン
プリング作成部18、サンプリング提供部19、パラメ
ータ基準判断部23、ネック部分抽出部24、ネック部
分提供部25、プログラム修正部32および修正プログ
ラム提供部33に加え、プログラム操作履歴登録部47
およびプログラム操作履歴参照部48を備えて構成して
ある。
【0197】プログラム操作履歴登録部47は、プログ
ラム修正部32によって数値制御プログラムを修正した
際に、その修正操作履歴であるプログラム修正操作履歴
データを顧客データベース5に記録するためのものであ
る。プログラム操作履歴参照部48は、プログラム操作
履歴登録部47によって記録されたプログラム修正操作
履歴データを抽出してこれを入出力装置100の表示部
1に送出するためのものである。
【0198】なお、その他の構成に関しては、実施の形
態9と同様であるため、同一符号を付してそれらの詳細
な説明を省略する。
【0199】図36は、上述した数値制御プログラム最
適化装置101Qにおいて実施される処理の手順を示す
フローチャートである。以下、この図を参照しながら実
施の形態18について詳述する。
【0200】まず、この実施の形態18においても、実
施の形態9のステップST901〜ST910と同様の
手順により、入力された数値制御プログラムの修正処理
を行う(ステップST1801〜ST1810)。すな
わち、ユーザ認証情報の照合に成功した正規ユーザから
対象となる数値制御プログラムおよびパラメータ情報が
入力されると、これらのデータに基づいて工具経路デー
タが作成され、さらにこの工具経路データにおいてパラ
メータ基準を満たしていない部分がネック部分として抽
出され、該ネック部分およびこれに対応する数値制御プ
ログラムの修正が行われる。
【0201】数値制御プログラムが修正されると、プロ
グラム操作履歴登録部47は、数値制御プログラムの修
正操作履歴の内容とその修正した日付とを互いに対応付
け、これをプログラム修正操作履歴データとして顧客デ
ータベース5に記録する(ステップST1811)。
【0202】その後、プログラム操作履歴参照部48
は、正規ユーザによりデータ入力部2から参照要求が入
力されると、顧客データベース5に記録したパラメータ
修正操作履歴データの中から参照要求に応じたものを抽
出し、さらにこれを入出力装置100に送出し、入出力
装置100の表示部1を通じて表示を行う(ステップS
T1812)。
【0203】この結果、最適化の依頼者である正規ユー
ザは、入力した数値制御プログラムおよびパラメータ情
報に応じて作成された工具経路データのネック部分を指
定すれば、これに対応した数値制御プログラムが自動的
に修正されるようになり、数値制御プログラム並びに数
値制御装置の最適化をより一層容易に実現できる。さら
に、プログラム修正操作履歴データが顧客データベース
5に記録されるため、その後においても修正操作履歴を
参照することができるようになる。
【0204】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、最適化の要求が与えられた場合に、対象となる数値
制御装置において数値制御プログラムが実行され、加工
時における工具の移動軌跡を示す工具経路データが要求
元に出力されるため、最適化の依頼者が、加工を行って
いる際に工具がどのような経路を通過しているかを認識
できるようになる。従って、数値制御装置の一般ユーザ
であっても、この工具経路データに基づいて数値制御プ
ログラムのネック部分を特定することが可能となるた
め、当該数値制御プログラム並びに数値制御装置の最適
化を容易に実現することができる。
【0205】つぎの発明によれば、最適化の要求ととも
に対象となる数値制御装置を動作させる際に必要となる
数値制御プログラムおよびパラメータ情報が与えられた
場合に、該パラメータ情報を用いて数値制御プログラム
が実行されるとともに、加工時に得られるサンプリング
データが収集され、該収集されたサンプリングデータが
要求元に出力されるため、最適化の依頼者が、このサン
プリングデータに基づいて、加工を行っている際に工具
がどのような経路を通過しているかを認識できるように
なる。従って、数値制御装置の一般ユーザであっても、
このサンプリングデータに基づいて数値制御プログラム
のネック部分を特定することが可能となるため、当該数
値制御プログラム並びに数値制御装置の最適化を容易に
実現することができる。
【0206】つぎの発明によれば、工具経路データやサ
ンプリングデータがコンピュータによって読み取り可能
な記録媒体に記録されるため、最適化の依頼者が、これ
らの工具経路データやサンプリングデータを記録媒体と
して受け取ることができる。
【0207】つぎの発明によれば、最適化の要求が与え
られた場合に、対象となる数値制御プログラムにおいて
パラメータ基準を満たしていないプログラムネック部分
が要求元に出力されるため、最適化の依頼者が、対象と
なる数値制御プログラムのネック部分を自動的に特定す
ることが可能となるので、数値制御プログラム並びに数
値制御装置の最適化を一層容易に実現することができ
る。
【0208】つぎの発明によれば、工具経路データに対
してプログラムネック部分が指定された場合には、該指
定されたプログラムネック部分に対応するパラメータ情
報が要求元に出力されるため、最適化の依頼者が、自ら
が指定したプログラムネック部分に対応するパラメータ
情報を自動的に作成して、容易に確認できるようにな
る。
【0209】つぎの発明によれば、パラメータ基準に基
づいてプログラムネック部分に対応するパラメータ情報
が修正され、該修正されたパラメータ情報が要求元に出
力されるため、最適化の依頼者が、該プログラムネック
部分に対応するパラメータ情報を自動的に修正すること
が可能となるので、数値制御プログラム並びに数値制御
装置の最適化をより一層容易に実現できる。
【0210】つぎの発明によれば、パラメータ基準に基
づいてプログラムネック部分が修正され、該修正された
プログラムネック部分が要求元に出力されるため、最適
化の依頼者が、該プログラムネック部分を自動的に修正
することが可能となるので、数値制御プログラム並びに
数値制御装置の最適化をより一層容易に実現できる。
【0211】つぎの発明によれば、プログラムネック部
分に対応するパラメータ情報に基づいて作成した工具経
路データと、修正した後のパラメータ情報に基づいて作
成した工具経路データとが比較出力されるため、最適化
の依頼者が、パラメータ情報の修正による効果を容易に
視認できるようになる。
【0212】つぎの発明によれば、プログラムネック部
分に基づいて作成した工具経路データと、修正した後の
プログラムネック部分に基づいて作成した工具経路デー
タとが比較出力されるため、最適化の依頼者が、プログ
ラムネック部分の修正による効果を容易に視認できるよ
うになる。
【0213】つぎの発明によれば、プログラムネック部
分に対応するパラメータ情報を修正した場合にその修正
履歴が記録され、また参照要求が与えられた場合に修正
履歴がその要求元に出力されるため、最適化の依頼者
が、パラメータ情報を修正した際の修正履歴を容易に参
照できるようになる。
【0214】つぎの発明によれば、プログラムネック部
分を修正した場合にその修正履歴が記録され、また参照
要求が与えられた場合に修正履歴がその要求元に出力さ
れるため、最適化の依頼者が、プログラムネック部分を
修正した際の修正履歴を容易に参照できるようになる。
【0215】つぎの発明によれば、プログラムネック部
分に対応するパラメータ情報を修正した場合にその修正
操作履歴がパラメータ修正操作履歴として記録され、ま
た参照要求が与えられた場合にパラメータ修正操作履歴
がその要求元に出力されるため、最適化の依頼者が、パ
ラメータ情報を修正した際の修正操作履歴を容易に参照
できるようになる。
【0216】つぎの発明によれば、プログラムネック部
分を修正した場合にその修正操作履歴がプログラム修正
操作履歴として記録され、また参照要求が与えられた場
合にプログラム修正操作履歴がその要求元に出力される
ため、最適化の依頼者が、プログラムネック部分を修正
した際の修正操作履歴を容易に参照できるようになる。
【0217】つぎの発明によれば、取得したユーザ認証
情報が予め構築した顧客データベースに登録されている
場合にのみ要求が受け付けられるため、予め登録された
ユーザに対してのみ、数値制御プログラム並びに数値制
御装置の最適化を支援することができる。
【0218】つぎの発明によれば、要求に応じて情報出
力を行った場合、その出力情報とユーザ認証情報に基づ
いて特定されるユーザの情報とが互いに対応付けて記録
されるため、該ユーザが利用した情報を容易にしかも正
確に把握でき、信頼性の高いシステムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である数値制御装置
の最適化支援システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 この実施の形態1の主要部において実施され
る処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2である数値制御装置
の最適化支援システムの構成を示すブロック図である。
【図4】 この実施の形態2の主要部において実施され
る処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3である数値制御装置
の最適化支援システムの構成を示すブロック図である。
【図6】 この実施の形態3の主要部において実施され
る処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4である数値制御装置
の最適化支援システムの構成を示すブロック図である。
【図8】 この実施の形態4の主要部において実施され
る処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態5である数値制御装置
の最適化支援システムの構成を示すブロック図である。
【図10】 この実施の形態5の主要部において実施さ
れる処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態6である数値制御装
置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図12】 この実施の形態6の主要部において実施さ
れる処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態7である数値制御装
置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図14】 この実施の形態7の主要部において実施さ
れる処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態8である数値制御装
置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図16】 この実施の形態8の主要部において実施さ
れる処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】 この発明の実施の形態9である数値制御装
置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図18】 この実施の形態9の主要部において実施さ
れる処理の手順を示すフローチャートである。
【図19】 この発明の実施の形態10である数値制御
装置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図20】 この実施の形態10の主要部において実施
される処理の手順を示すフローチャートである。
【図21】 この発明の実施の形態11である数値制御
装置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図22】 この実施の形態11の主要部において実施
される処理の手順を示すフローチャートである。
【図23】 この発明の実施の形態12である数値制御
装置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図24】 この実施の形態12の主要部において実施
される処理の手順を示すフローチャートである。
【図25】 この発明の実施の形態13である数値制御
装置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図26】 この実施の形態13の主要部において実施
される処理の手順を示すフローチャートである。
【図27】 この発明の実施の形態14である数値制御
装置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図28】 この実施の形態14の主要部において実施
される処理の手順を示すフローチャートである。
【図29】 この発明の実施の形態15である数値制御
装置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図30】 この実施の形態15の主要部において実施
される処理の手順を示すフローチャートである。
【図31】 この発明の実施の形態16である数値制御
装置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図32】 この実施の形態16の主要部において実施
される処理の手順を示すフローチャートである。
【図33】 この発明の実施の形態17である数値制御
装置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図34】 この実施の形態17の主要部において実施
される処理の手順を示すフローチャートである。
【図35】 この発明の実施の形態18である数値制御
装置の最適化支援システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図36】 この実施の形態18の主要部において実施
される処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示部、2 データ入力部、3 ユーザ認証入力
部、4 ユーザ認証判断部、5 顧客データベース、6
CPU、7 RAM、8 ROM、9 入出力インタ
ーフェース、10 機械制御部、11 加工時サンプリ
ング部、12 表示部、13 データ入力部、14 工
作機械、15 工具経路データ作成部、16 工具経路
データ提供部、17 サンプリング関係データ入力部、
18 サンプリング作成部、19 サンプリング提供
部、20 利用課金データベース、21 サンプリング
利用課金登録部、22 サンプリング記録部、23 パ
ラメータ基準判断部、24 ネック部分抽出部、25
ネック部分提供部、26 ネック部分設定部、27 パ
ラメータ抽出部、28 パラメータ提供部、29 パラ
メータ修正部、30 修正パラメータ提供部、31 パ
ラメータ利用課金登録部、32 プログラム修正部、3
3 修正プログラム提供部、34 プログラム利用課金
登録部、35 パラメータ前後作成部、36 パラメー
タ効果提供部、37 プログラム前後作成部、38 プ
ログラム効果提供部、39 パラメータ編集履歴登録
部、40 パラメータ編集履歴参照部、41 パラメー
タ編集履歴利用課金登録部、42 プログラム編集履歴
登録部、43 プログラム編集履歴参照部、44 プロ
グラム編集履歴利用課金登録部、45 パラメータ操作
履歴登録部、46 パラメータ操作履歴参照部、47
プログラム操作履歴登録部、48 プログラム操作履歴
参照部、100 入出力装置、101,101A〜10
1Q 数値制御プログラム最適化装置、102 数値制
御装置、103 数値制御装置用入出力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C100 AA07 AA57 AA66 BB11 BB15 BB27 CC01 CC16 5H269 AB01 BB03 QC06 QD03 QE01 QE07 QE11 QE18 QE19

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた数値制御プログラムに処理演
    算を施すことによって移動指令データを作成し、該作成
    した移動指令データに従って工作機械の駆動源を駆動す
    ることにより工具を介して加工を行うとともに、前記駆
    動源からのフィードバックデータに基づいて該駆動源の
    フィードバック制御を行うようにした数値制御装置の最
    適化を支援するシステムにおいて、 最適化の要求が与えられた場合に対象となる数値制御装
    置において数値制御プログラムを実行することにより、
    該数値制御装置から駆動源に与えられる移動指令データ
    および前記駆動源からのフィードバックデータを取得
    し、かつこれら取得した移動指令データおよびフィード
    バックデータに基づいて工具の加工時における移動軌跡
    を示す工具経路データを作成し、該作成した工具経路デ
    ータを要求元に情報出力することを特徴とする数値制御
    装置の最適化支援システム。
  2. 【請求項2】 与えられた数値制御プログラムに処理演
    算を施すことによって移動指令データを作成し、該作成
    した移動指令データに従って工作機械の駆動源を駆動す
    ることにより工具を介して加工を行うとともに、前記駆
    動源からのフィードバックデータに基づいて該駆動源の
    フィードバック制御を行うようにした数値制御装置の最
    適化を支援するシステムにおいて、 最適化の要求とともに対象となる数値制御装置を動作さ
    せる際に必要となる数値制御プログラムおよびパラメー
    タ情報が与えられた場合に、前記数値制御装置において
    前記パラメータ情報を用いて前記数値制御プログラムを
    実行するとともに、加工時に得られる情報を収集し、該
    収集した情報をサンプリングデータとして要求元に情報
    出力することを特徴とする数値制御装置の最適化支援シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記要求元に情報出力するデータをコン
    ピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の数値制御装置
    の最適化支援システム。
  4. 【請求項4】 与えられた数値制御プログラムに処理演
    算を施すことによって移動指令データを作成し、該作成
    した移動指令データに従って工作機械の駆動源を駆動す
    ることにより工具を介して加工を行うとともに、前記駆
    動源からのフィードバックデータに基づいて該駆動源の
    フィードバック制御を行うようにした数値制御装置の最
    適化を支援するシステムにおいて、 最適化の要求が与えられた場合に、対象となる数値制御
    プログラムが数値制御装置を適切に動作させるための所
    定のパラメータ基準を満たしているか否かを判断すると
    ともに、該パラメータ基準を満たしていない数値制御プ
    ログラムの部分をプログラムネック部分として抽出し、
    該抽出したプログラムネック部分を要求元に情報出力す
    ることを特徴とする数値制御装置の最適化支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記要求元へ出力した工具経路データに
    対してプログラムネック部分が指定された場合には、該
    指定されたプログラムネック部分に対応するパラメータ
    情報を抽出し、この抽出したパラメータ情報を前記要求
    元に情報出力することを特徴とする請求項1に記載の数
    値制御装置の最適化支援システム。
  6. 【請求項6】 数値制御装置を適切に動作させるための
    所定のパラメータ基準に基づいて前記プログラムネック
    部分に対応するパラメータ情報を修正し、該修正したパ
    ラメータ情報を前記要求元に情報出力することを特徴と
    する請求項4または5に記載の数値制御装置の最適化支
    援システム。
  7. 【請求項7】 数値制御装置を適切に動作させるための
    所定のパラメータ基準に基づいて前記プログラムネック
    部分を修正し、該修正したプログラムネック部分を前記
    要求元に情報出力することを特徴とする請求項4または
    5に記載の数値制御装置の最適化支援システム。
  8. 【請求項8】 前記プログラムネック部分に対応するパ
    ラメータ情報に基づいて作成した工具経路データと、修
    正した後のパラメータ情報に基づいて作成した工具経路
    データとを相互に比較できる状態で情報出力することを
    特徴とする請求項6に記載の数値制御装置の最適化支援
    システム。
  9. 【請求項9】 前記プログラムネック部分に基づいて作
    成した工具経路データと、修正した後のプログラムネッ
    ク部分に基づいて作成した工具経路データとを相互に比
    較できる状態で情報出力することを特徴とする請求項7
    に記載の数値制御装置の最適化支援システム。
  10. 【請求項10】 前記プログラムネック部分に対応する
    パラメータ情報を修正した場合にその修正履歴を記録す
    る一方、参照要求が与えられた場合に前記修正履歴をそ
    の要求元に情報出力することを特徴とする請求項6に記
    載の数値制御装置の最適化支援システム。
  11. 【請求項11】 前記プログラムネック部分を修正した
    場合にその修正履歴を記録する一方、参照要求が与えら
    れた場合に前記修正履歴をその要求元に情報出力するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の数値制御装置の最適化
    支援システム。
  12. 【請求項12】 前記プログラムネック部分に対応する
    パラメータ情報を修正した場合にその修正操作履歴をパ
    ラメータ修正操作履歴として記録する一方、参照要求が
    与えられた場合に前記パラメータ修正操作履歴をその要
    求元に情報出力することを特徴とする請求項6に記載の
    数値制御装置の最適化支援システム。
  13. 【請求項13】 前記プログラムネック部分を修正した
    場合にその修正操作履歴をプログラム修正操作履歴とし
    て記録する一方、参照要求が与えられた場合に前記プロ
    グラム修正操作履歴をその要求元に情報出力することを
    特徴とする請求項7に記載の数値制御装置の最適化支援
    システム。
  14. 【請求項14】 要求を受け付けるに先立ってユーザ認
    証情報を取得し、該取得したユーザ認証情報が予め構築
    した顧客データベースに登録されている場合にのみ前記
    要求を受け付けることを特徴とする請求項1〜13のい
    ずれか一つに記載の数値制御装置の最適化支援システ
    ム。
  15. 【請求項15】 要求に応じて情報出力を行った場合に
    は、その出力情報と前記ユーザ認証情報に基づいて特定
    されるユーザの情報とを互いに対応付けて記録すること
    を特徴とする請求項14に記載の数値制御装置の最適化
    支援システム。
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JP5159993B1 (ja) * 2012-05-09 2013-03-13 三菱電機株式会社 数値制御装置
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