JP2003315191A - 圧力検出装置用パッケージ - Google Patents

圧力検出装置用パッケージ

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JP2003315191A JP2002122075A JP2002122075A JP2003315191A JP 2003315191 A JP2003315191 A JP 2003315191A JP 2002122075 A JP2002122075 A JP 2002122075A JP 2002122075 A JP2002122075 A JP 2002122075A JP 2003315191 A JP2003315191 A JP 2003315191A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作時にセラミック板用のセラミックグリー
ンシートが撓むことがなく、小型で高感度であり、外部
の圧力を正確に検出可能な圧力検出装置を提供するこ
と。 【解決手段】 一方の主面に半導体素子5が搭載される
セラミック基体1の他方の主面に静電容量形成用の第一
メタライズ電極9を設けるとともに、内側面に第一メタ
ライズ電極9に対向する第二メタライズ電極10を有す
るセラミック板3をセラミック基体1の他方の主面に、
この主面との間に密閉空間Sを形成するようにセラミッ
ク枠体2を介して可撓な状態で焼結一体化させた圧力検
出装置用パッケージであって、セラミック板3は、その
外側主面にセラミック枠体2に対応する形状の補助セラ
ミック枠体4が積層されているとともに、その補助セラ
ミック枠体4の下から密閉空間Sの外周部に対応する領
域まで延在する補助セラミック層11が被着されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、圧力を検出するた
めの圧力検出装置に使用される圧力検出装置用パッケー
ジに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、圧力を検出するための圧力検出装
置として静電容量型の圧力検出装置が知られている。こ
の静電容量型の圧力検出装置は、例えば図5に断面図で
示すように、セラミックス材料や樹脂材料から成る配線
基板41上に、静電容量型の感圧素子42と、パッケー
ジ48に収容された演算用の半導体素子49とを備えて
いる。感圧素子42は、例えばセラミックス材料等の電
気絶縁材料から成り、上面中央部に静電容量形成用の一
方の電極43が被着された凹部を有する絶縁基体44と、
この絶縁基体44の上面に絶縁基体44との間に密閉空
間を形成するようにして可撓な状態で接合され、下面に
静電容量形成用の他方の電極45が被着された絶縁板4
6と、各静電容量形成用の電極43、45をそれぞれ外
部に電気的に接続するための外部リード端子47とから
構成されており、外部の圧力に応じて絶縁板46が撓む
ことにより各静電容量形成用の電極43、45間に形成
される静電容量が変化する。そして、この静電容量の変
化を演算用の半導体素子49により演算処理することに
より外部の圧力を検出することができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の圧力検出装置によると、感圧素子42と半導体素子
49とを配線基板41上に個別に実装していることか
ら、圧力検出装置が大型化してしまうとともに圧力検出
用の電極43、45と半導体素子49との間の配線が長
いものとなり、この長い配線間に不要な静電容量が形成
されるため感度が低いという問題点を有していた。 【0004】そこで、本願出願人は、先に特願2001
−86038において、一方の主面に半導体素子が搭載
される搭載部を有するセラミック基体と、このセラミッ
ク基体の表面および内部に配設され、半導体素子の各電
極が電気的に接続される複数のメタライズ配線導体と、
このセラミック基体の他方の主面との間に密閉空間を形
成するように可撓な状態でセラミック基体に焼結一体化
されたセラミック板と、密閉空間内のセラミック基体表
面に被着され、メタライズ配線導体の一つに電気的に接
続された静電容量形成用の第一メタライズ電極と、セラ
ミック板の内側面に第一メタライズ電極と対向するよう
に被着され、メタライズ配線導体の他の一つに電気的に
接続された静電容量形成用の第二メタライズ電極とを具
備して成る圧力検出装置用パッケージを提案した。 【0005】この圧力検出装置用パッケージによると、
一方の主面に半導体素子が搭載される搭載部を有するセ
ラミック基体の他方の主面に静電容量形成用の第一メタ
ライズ電極を設けるとともに、この第一メタライズ電極
に対向する静電容量形成用の第二メタライズ電極を内側
面に有するセラミック板を、セラミック基体の他方の主
面との間に密閉空間を形成するようにして可撓な状態で
接合させたことから、半導体素子を収容するパッケージ
に感圧素子が一体に形成され、その結果、圧力検出装置
を小型とすることができるとともに圧力検出用の電極と
半導体素子とを接続する配線を短いものとして、これら
の配線間に発生する不要な静電容量を小さなものとする
ことができる。 【0006】なお、特願2001−86038において
提案した圧力検出装置用パッケージは、セラミックグリ
ーンシート積層法を採用して製作されており、具体的に
は、セラミック基体用の平板状のセラミックグリーンシ
ートと密閉空間を形成するための貫通穴を有するセラミ
ックグリーンシートとセラミック板用の平板状のセラミ
ックグリーンシートとを準備するとともにこれらのセラ
ミックグリーンシートにメタライズ配線導体および第一
メタライズ電極および第二メタライズ電極用のメタライ
ズペーストを印刷塗布し、しかる後、これらのメタライ
ズペーストが印刷塗布されたセラミックグリーンシート
を上下に積層圧着してパッケージ用の生セラミック成形
体を形成し、最後にこのパッケージ用の生セラミック成
形体を高温で焼成することによって製作されていた。 【0007】しかしながら、特願2001−86038
において提案した圧力検出装置用パッケージにおいて
は、セラミック基体用の平板状のセラミックグリーンシ
ートと密閉空間を形成するための貫通穴を有するセラミ
ックグリーンシートとセラミック板用の平板状のセラミ
ックグリーンシートとを積層圧着する際に、セラミック
板用のセラミックグリーンシートにおける前記貫通穴を
塞ぐ部位が積層時の圧力によってセラミック基体用のセ
ラミックグリーンシート側に撓んでしまいやすく、その
ため、第一メタライズ電極と第二メタライズ電極との間
隔が近接しすぎてしまい、通常より大きな圧力が印加さ
れた場合に第一メタライズ電極と第二メタライズ電極と
が接触して外部の圧力を検出することができなくなる場
合があるという問題点を有していた。また、振動等の機
械的衝撃が印加される環境下で使用した場合に、セラミ
ック板に大きな外部圧力が印加された状態で振動等の機
械的な衝撃が長期間にわたり印加されると、セラミック
板の外側主面の密閉空間に対応する領域の外周部に大き
な応力が継続して繰り返し印加されてこの領域の外周部
からセラミック板にクラックが発生してしまい、その結
果、そのようなクラックが発生すると、外部の圧力を長
期間にわたり正確に検出することが困難となるという問
題点を有していた。 【0008】本発明は、かかる従来の問題点に鑑み案出
されたものであり、その目的は、セラミック板に大きな
反りが発生することがないとともに、振動等の機械的衝
撃が印加される環境下で大きな外部圧力を受けながら長
期間使用したとしてもセラミック板にクラックが発生し
にくく、小型でかつ感度が高く、外部の圧力を長期間に
わたり正確に検出することが可能な圧力検出装置用パッ
ケージを提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の圧力検出装置用
パッケージは、一方の主面に半導体素子が搭載される搭
載部を有するセラミック基体と、該セラミック基体の表
面および内部に配設されており、前記半導体素子の各電
極が電気的に接続される複数のメタライズ配線導体と、
前記セラミック基体の他方の主面に該他方の主面との間
に密閉空間を形成するようにセラミック枠体を介して可
撓な状態で焼結一体化されたセラミック板と、前記密閉
空間内のセラミック基体表面に被着され、前記メタライ
ズ配線導体の一つに電気的に接続された静電容量形成用
の第一メタライズ電極と、前記セラミック板の内側主面
に前記第一メタライズ電極と対向するように被着され、
前記メタライズ配線導体の他の一つに電気的に接続され
た静電容量形成用の第二メタライズ電極とを具備して成
る圧力検出装置用パッケージであって、前記セラミック
板は、その外側主面に前記セラミック枠体に対応する形
状の補助セラミック枠体が積層されているとともに該補
助セラミック枠体の下から前記密閉空間の外周部に対応
する領域まで延在する補助セラミック層が被着されてい
ることを特徴とするものである。 【0010】本発明の圧力検出装置用パッケージによれ
ば、セラミック板は、その外側主面にセラミック枠体に
対応する形状の補助セラミック枠体が積層されているこ
とから、パッケージとなる各セラミックグリーンシート
を積層する際にセラミック板用のセラミックグリーンシ
ートにはセラミック枠体用のセラミックグリーンシート
と補助セラミック枠体用のセラミックグリーンシートと
により上下から略均等に圧力が印加されるため、セラミ
ック板用のセラミックグリーンシートに撓みが発生する
ことはない。また、セラミック板の外側主面に前記補助
セラミック枠体の下から密閉空間の外周部に対応する領
域まで延在して被着された補助セラミック層を設けたこ
とから、例え振動等の機械的な衝撃が印加される環境下
で長期間使用したとしてもセラミック板にクラックが発
生することが補助セラミック層により有効に防止され
る。したがって、セラミック基体とセラミック板との間
に所定間隔の密閉空間を有する小型、高感度で外部の圧
力を長期間にわたり正確に検出することが可能な圧力検
出装置用パッケージを提供することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】次に、本発明を添付の図面を基に
詳細に説明する。図1は、本発明の圧力検出装置用パッ
ケージの実施の形態の一例を示す断面図であり、図中、
1はセラミック基体、2はセラミック枠体、3はセラミ
ック板、4は補助セラミック枠体、5は半導体素子であ
る。 【0012】セラミック基体1は、下面中央部に半導体
素子5を収容するための凹部1aを有する酸化アルミニ
ウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体、ムライト質
焼結体、ガラス−セラミックス等のセラミックス材料か
ら成る略四角形状の積層体であり、複数のセラミックグ
リーンシートを積層するとともにそれを焼成することに
よって形成されている。 【0013】セラミック基体1は、その下面中央部に形
成された凹部1aの底面中央部が半導体素子5が搭載さ
れる搭載部1bとなっており、この搭載部1bに半導体
素子5を搭載するとともに凹部1a内に例えばエポキシ
樹脂等の樹脂製封止材6を充填することにより半導体素
子5が封止される。なお、この例では半導体素子5は樹
脂製封止材6を凹部1a内に充填することにより封止さ
れるが、半導体素子5はセラミック基体1の下面に金属
やセラミックスから成る蓋体を凹部1aを塞ぐように接
合させることにより封止されてもよい。 【0014】また、搭載部1bには半導体素子5の各電
極に接続される複数のメタライズ配線導体7が導出して
おり、このメタライズ配線導体7と半導体素子5の各電
極を半田バンプ8等の導電性材料から成る導電性接合部
材を介して接合することにより半導体素子5の各電極と
各メタライズ配線導体7とが電気的に接続されるととも
に半導体素子5が搭載部1bに固定される。なお、この
例では、半導体素子5の電極とメタライズ配線導体7と
は半田バンプ8を介して接続されるが、半導体素子5の
電極とメタライズ配線導体7とはボンディングワイヤ等
の他の種類の電気的接続手段により接続されてもよい。 【0015】メタライズ配線導体7は、半導体素子5の
各電極を外部電気回路および後述する第一メタライズ電
極9、第二メタライズ電極10に電気的に接続するため
の導電路として機能し、その一部はセラミック基体1の
外周下面に導出し、別の一部は第一メタライズ電極9、
第二メタライズ電極10に電気的に接続されている。そ
して、半導体素子5の各電極をこれらのメタライズ配線
導体7に導電性接合材を介して電気的に接続するととも
に半導体素子5を樹脂製封止材6で封止した後、メタラ
イズ配線導体7の絶縁基体1外周下面に導出した部位を
外部電気回路基板の配線導体に半田等の導電性接合材を
介して接合することにより、内部に収容する半導体素子
5が外部電気回路に電気的に接続されることとなる。 【0016】このようなメタライズ配線導体7は、タン
グステンやモリブデン、銅、銀等の金属粉末メタライズ
から成り、タングステン等の金属粉末に適当な有機バイ
ンダ、溶剤、可塑剤、分散剤等を添加混合して得たメタ
ライズペーストを従来周知のスクリーン印刷法を採用し
てセラミック基体1用のセラミックグリーンシートに所
定のパターンに印刷塗布し、これを焼成することによっ
てセラミック基体1の内部および表面に所定のパターン
に形成される。なお、メタライズ配線導体7の露出表面
には、メタライズ配線導体7が酸化腐食するのを防止す
るとともにメタライズ配線導体7と半田等の導電性接合
材との接合を良好なものとするために、通常であれば、
厚みが1〜10μm程度のニッケルめっき層と厚みが
0.1〜3μm程度の金めっき層とが順次被着されてい
る。 【0017】また、セラミック基体1の上面中央部には
静電容量形成用の第一メタライズ電極9が被着されてい
る。この第一メタライズ電極9は、後述するセラミック
板3の第二メタライズ電極10とともに感圧素子用の静
電容量を形成するためのものであり、例えば略円形のパ
ターンに形成されている。そして、この第一メタライズ
電極9にはメタライズ配線導体7の一つ7aが接続され
ており、それによりこのメタライズ配線導体7aに半導
体素子5の電極を半田バンプ8等の導電性接合材を介し
て接続すると半導体素子5の電極と第一メタライズ電極
9とが電気的に接続されるようになっている。 【0018】このような第一メタライズ電極9は、タン
グステンやモリブデン、銅、銀等の金属粉末メタライズ
から成り、タングステン等の金属粉末に適当な有機バイ
ンダ、溶剤、可塑剤、分散剤を添加混合して得たメタラ
イズペーストを従来周知のスクリーン印刷法を採用して
セラミック基体1用のセラミックグリーンシートに印刷
塗布し、これを焼成することによってセラミック基体1
の上面中央部に所定のパターンに形成される。 【0019】また、セラミック基体1の上面には第一メ
タライズ電極9を取り囲むようにして厚みが0.01〜
5mm程度のセラミック枠体2が焼結一体化されてい
る。セラミック枠体2は、セラミック基体1と同様のセ
ラミックス材料から成り、セラミック基体1とセラミッ
ク板3との間に所定の間隔の密閉空間Sを設けるための
スペーサ部材として機能し、外形がセラミック基体1と
同様の略四角形状であり、その中央部にはセラミック基
体1とセラミック板3との間に密閉空間Sを形成するた
めの円形の貫通穴2aが形成されている。なお、セラミ
ック枠体2は、その厚みが0.01mm未満では、セラ
ミック板3が圧力を受けて撓んだ際に第一メタライズ電
極9と第二メタライズ電極10とが接触してショートし
てしまう危険性が大きくなり、他方、5mmを超える
と、第一メタライズ電極9と第二メタライズ電極10と
の間隔が広いものとなりすぎて内蔵する感圧素子の感度
が低いものとなってしまう。したがって、セラミック枠
体2の厚みは0.01〜5mmの範囲であることが好ま
しい。このようなセラミック枠体2は、貫通穴を有する
セラミック枠体2用のセラミックグリーンシートをセラ
ミック基体1用のセラミックグリーンシートに積層する
とともにこれを焼成することによってセラミック基体1
の上面に第一メタライズ電極9を取り囲むようにして焼
結一体化される。 【0020】また、セラミック枠体2の上面には略平板
状のセラミック板3がセラミック基板1との間に密閉空
間Sを形成するようにして可撓な状態で焼結一体化され
ている。セラミック板3は、セラミック基体1と同様の
セラミックス材料から成る厚みが0.01〜5mmの略
四角の平板であり、外部の圧力に応じてセラミック基体
1側に撓むいわゆる圧力検出用のダイアフラムとして機
能する。 【0021】なお、セラミック板3は、その厚みが0.
01mm未満では、その機械的強度が小さいものとなっ
てしまうため、これに大きな外部圧力が印加された場合
に破壊されてしまう危険性が大きなものとなり、他方、
5mmを超えると、小さな圧力では撓みにくくなり、圧
力検出用のダイアフラムとしては不適となってしまう。
したがって、セラミック板3の厚みは0.01〜5mm
の範囲が好ましい。 【0022】このようなセラミック板3は、セラミック
板3用の平板状のセラミックグリーンシートを後述する
補助セラミック枠体4用のセラミックグリーンシートと
ともにセラミック枠体2用のセラミックグリーンシート
上に積層し、これを焼成することによってセラミック枠
体2上にセラミック基体1との間に密閉空間Sを形成す
るようにして可撓な状態で焼結一体化される。 【0023】また、セラミック板3の下面には静電容量
形成用の略円形の第二メタライズ電極10が第一メタラ
イズ電極9と対向するようにして被着されている。この
第二メタライズ電極10は、前述の第一メタライズ電極
9とともに感圧素子用の静電容量を形成するための電極
として機能する。そして、第二メタライズ電極10には
メタライズ配線導体7の他の一つ7bが接続されてお
り、それによりメタライズ配線導体7bに半導体素子5
の電極を半田バンプ8等の導電性接合部材を介して接続
すると半導体素子5の電極と第二メタライズ電極10と
が電気的に接続されるようになっている。 【0024】このとき、第一メタライズ電極9と第二メ
タライズ電極10とは、セラミック基体1とセラミック
板3との間に形成された密閉空間Sを挟んで対向してお
り、これらの間には、第一メタライズ電極9や第二メタ
ライズ電極10の面積および第一メタライズ電極9と第
二メタライズ電極10との間隔に応じて所定の静電容量
が形成される。そして、セラミック板3の上面に外部の
圧力が印加されると、その圧力に応じてセラミック板3
がセラミック基体1側に撓んで第一メタライズ電極9と
第二メタライズ電極10との間隔が変わり、それにより
第一メタライズ電極9と第二メタライズ電極10との間
の静電容量が変化するので、外部の圧力の変化を静電容
量の変化として感知する感圧素子として機能する。そし
て、この静電容量の変化を凹部1a内に収容した半導体
素子5にメタライズ配線導体7a、7bを介して伝達
し、これを半導体素子5で演算処理することによって外
部の圧力の大きさを知ることができる。 【0025】このように、本発明の圧力検出装置用パッ
ケージによれば、一方の主面に半導体素子5が搭載され
るセラミック基体1の他方の主面に静電容量形成用の第
一メタライズ電極9を設けるとともに、この第一メタラ
イズ電極9に対向する静電容量形成用の第二メタライズ
電極10を内側面に有するセラミック板3をセラミック
基体1の他方の主面との間に密閉空間Sを形成するよう
に可撓な状態でセラミック基体1と焼結一体化すること
により接合させたことから、半導体素子5を収容する容
器と感圧素子とが一体となり、その結果、圧力検出装置
を小型化することができる。また、静電容量形成用の第
一メタライズ電極9および第二メタライズ電極10を、
セラミック基体1に設けたメタライズ配線導体7a、7
bを介して半導体素子5に接続することから、第一メタ
ライズ電極9および第二メタライズ電極10を短い距離
で半導体素子5に接続することができ、その結果、これ
らのメタライズ配線導体7a、7b間に発生する不要な
静電容量を小さなものとして感度の高い圧力検出装置を
提供することができる。 【0026】なお、第二メタライズ電極10は、タング
ステンやモリブデン、銅、銀等の金属粉末メタライズか
ら成り、タングステン等の金属粉末に適当な有機バイン
ダ、溶剤、可塑剤、分散剤を添加混合して得たメタライ
ズペーストを従来周知のスクリーン印刷法を採用してセ
ラミック板3用のセラミックグリーンシートに印刷塗布
し、これをセラミック板3用のセラミックグリーンシー
トとともに焼成することによってセラミック板3の下面
に第一メタライズ電極9と対向する所定のパターンに形
成される。 【0027】さらに、本発明においては、セラミック板
3の上面にセラミック枠体2の形状と対応する形状の補
助セラミック枠体4が焼結一体化されているとともに補
助セラミック枠体4の下から密閉空間Sの外周部に対応
する領域まで延在する補助セラミック層11が被着され
ている。補助セラミック枠体4は、セラミック板3と同
様のセラミックス材料から成り、セラミック枠体2用の
セラミックグリーンシートと実質的に同じ大きさ、形状
の貫通孔を有する補助セラミック枠体4用のセラミック
グリーンシートをセラミック板3用のセラミックグリー
ンシートとともにセラミック枠体2用のセラミックグリ
ーンシート上に重ねて積層し、これを焼成することによ
ってセラミック板3の上面に焼結一体化される。このと
き、セラミック板3用のセラミックグリーンシートには
セラミック枠体2用のセラミックグリーンシートと補助
セラミック枠体4用のセラミックグリーンシートとによ
り上下から略均等に積層の圧力が印加されるため、撓み
が発生することはない。これによりセラミック板3に大
きな反りが発生することがなくなる。したがって、本発
明の圧力検出装置用パッケージによれば、セラミック板
3に大きな反りが発生することがなく、セラミック基体
1とセラミック板3との間に所定間隔の密閉空間Sを有
する小型で高感度の圧力検出装置用パッケージを提供す
ることができる。 【0028】なお、補助セラミック枠体4は、その厚み
が0.1mm未満では、補助セラミック枠体4用のセラ
ミックグリーンシートをセラミック板3用のセラミック
グリーンシートとともにセラミック枠体2用のセラミッ
クグリーンシート上に重ねて積層する際にセラミック板
3用のセラミックグリーンシートに撓みが発生すること
を有効に防止することが困難となる傾向にあり、他方、
0.5mmを超えるとパッケージが不要に厚いものとな
ってしまう。したがって、補助セラミック枠体4の厚み
は0.1〜0.5mmの範囲が好ましい。 【0029】さらに、セラミック板3の上面に補助セラ
ミック枠体4の下から密閉空間Sの外周部に対応する領
域まで延在するように被着された補助セラミック層11
は、セラミック板3と同様のセラミックス材料から成
り、セラミック板3に外部の圧力および振動等の機械的
衝撃により大きな応力が印加された際にセラミック板3
にクラックが発生することを防止するための障壁として
機能する。そして、このような補助セラミック層11を
セラミック板3の上面に補助セラミック枠体4の下から
密閉空間Sの外周部に対応する領域まで延在するように
被着させたことから、セラミック板3に外部の圧力およ
び振動等の機械的衝撃により大きな応力が長期間にわた
り印加されたとしても、補助セラミック層11が障壁と
なってセラミック板3にクラックが発生することを有効
に防止することができる。なお、補助セラミック層11
は、密閉空間Sの外周部に対応する領域に被着されてい
ることから、セラミック板3の中央部が外部の圧力によ
り撓むのを阻害することはない。したがって本発明の圧
力検出装置用パッケージは高感度を維持することができ
る。このような、補助セラミック層11は、セラミック
板3用のセラミックグリーンシートに含有される原料粉
末と実質的に同一の原料粉末に適当な有機バインダ、溶
剤を添加混合して得たセラミックペーストをセラミック
板3用のセラミックグリーンシート上に従来周知のスク
リーン印刷法を採用して所定のパターンに印刷塗布する
とともに、これをセラミック板3用のセラミックグリー
ンシートとともに焼成することによって形成されてい
る。 【0030】なお、補助セラミック層11は、その厚み
が5μm未満であると、セラミック板3に外部の圧力お
よび振動等の機械的衝撃により大きな応力が印加された
際にセラミック板3にクラックが発生することを防止す
ることが困難となる傾向にあり、他方、50μmを超え
ると、そのような厚みの補助セラミック層11を間に挟
んでセラミック板3と補助セラミック枠体4とを良好に
積層することが困難となる傾向にある。したがって、補
助セラミック層11の厚みは5〜50μmの範囲が好ま
しい。また、補助セラミック層11は、密閉空間Sの外
周部に対応する領域に延出する幅が0.05mm未満で
は、セラミック板3に外部の圧力および振動等の機械的
衝撃により大きな応力が印加された際にセラミック板3
にクラックが発生することを防止することが困難となる
傾向にあり、他方、0.5mmを超えると、セラミック
板3の中央部が外部の圧力により良好に撓むことを阻害
してしまう危険性が大きくなる。したがって、補助セラ
ミック層11が密閉空間Sの外周部に対応する領域に延
出する幅は、0.05〜0.5mmの範囲が好ましい。 【0031】かくして、上述の圧力検出装置用パッケー
ジによれば、搭載部1bに半導体素子5を搭載するとと
もに半導体素子5の各電極とメタライズ配線導体7とを
電気的に接続し、しかる後、半導体素子5を封止するこ
とによって小型でかつ感度が高く、外部の圧力を正確に
検出することが可能な圧力検出装置となる。 【0032】次に上述の圧力検出装置用パッケージを製
造する製造方法について複数個を同時に製作する場合を
例に説明する。 【0033】まず、図2に断面図で示すように、セラミ
ック基体1用のセラミックグリーンシート21a、21
b、21cと、セラミック枠体2用のセラミックグリー
ンシート22と、セラミック板3用のセラミックグリー
ンシート23と、補助セラミック枠体4用のセラミック
グリーンシート24とを準備する。これらのセラミック
グリーンシート21a、21b、21c、22、23、
24にはパッケージとなる領域が複数配列されており、
図中ではその一部を示している。 【0034】セラミック基体1用のセラミックグリーン
シート21aは凹部1aを形成するための貫通穴Aおよ
びメタライズ配線導体7を下面に導出させるための貫通
孔Bを有しており、セラミックグリーンシート21b、
21cは、それぞれにメタライズ配線導体7の導出路と
なる貫通孔C、Dを有しており略平板状である。また、
セラミック枠体2用のセラミックグリーンシート22
は、セラミック基体1とセラミック板3との間に密閉空
間Sを形成するための貫通穴Eおよびメタライズ配線導
体7の導出路となる貫通穴Fを有しており、セラミック
板用のセラミックグリーンシート23は略平板状であ
る。さらに、補助セラミック枠体4用のセラミックグリ
ーンシート24は、貫通孔Eに対応する貫通穴Gを有し
ている。 【0035】このようなセラミックグリーンシート21
a、21b、21c、22、23、24は、例えばセラ
ミック基体1、セラミック枠体2、セラミック板3、補
助セラミック枠体4が酸化アルミニウム質焼結体から成
る場合であれば、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マ
グネシウム、酸化カルシウム等のセラミック原料粉末に
適当な有機バインダ、溶剤、可塑剤、分散剤を添加混合
して泥漿状となすとともにこれを従来周知のドクタブレ
ード法を採用してシート状に成形した後、適当な打ち抜
き加工や切断加工を施すことによって形成される。 【0036】次に、図3に断面図で示すように、セラミ
ックグリーンシート21a、21b、21c、22、2
3にメタライズ配線導体7用のメタライズペースト27
および第一メタライズ電極9用のメタライズペースト2
9ならびに第二メタライズ電極10用のメタライズペー
スト30および補助セラミック層11用のセラミックペ
ースト31をそれぞれ所定のパターンに印刷塗布する。 【0037】次に、図4(a)に断面図で示すように、
セラミックグリーンシート21a、21b、21c、2
2、23、24を上下に重ねて熱圧着して積層した後、
図4(b)に断面図で示すように、これを切断してパッ
ケージ用の生セラミック成形体32を得る。なお、セラミ
ックグリーンシート21a、21b、21c、22、2
3、24を上下に重ねて熱圧着する場合、これらのセラ
ミックグリーンシート21a、21b、21c、22、
23、24の全てを同時に重ねて熱圧着しても良いし、
例えば予めセラミックグリーンシート21aと21bと
21cと22とを積層しておくとともにセラミックグリ
ーンシート23と24とを積層しておき、次にこれら予
め積層されたセラミックグリーンシート21a、21
b、21c、22と23、24とを熱圧着して積層して
もよい。このとき、セラミック板3用のセラミックグリ
ーンシート23は、略同じ形状のセラミックグリーンシ
ート22と24とで挟まれた状態で積層されることか
ら、セラミックグリーンシート22および24により上
下から略均等に積層の圧力が印加され、そのため積層の
圧力によって撓みが発生することはない。 【0038】そして最後に、パッケージ用の生セラミッ
ク成形体32を高温で焼成することによって図1に示す本
発明の圧力検出装置用パッケージが完成する。 【0039】なお、本発明は、上述の実施の形態の一例
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲であれば種々の変更は可能であることはいうまでも
ない。 【0040】 【発明の効果】以上、説明したように、本発明の圧力検
出装置用パッケージによれば、セラミック板は、その外
側主面にセラミック枠体に対応する形状の補助セラミッ
ク枠体が積層されていることから、パッケージとなる各
セラミックグリーンシートを積層する際にセラミック板
用のセラミックグリーンシートにはセラミック枠体用の
セラミックグリーンシートと補助セラミック枠体用のセ
ラミックグリーンシートとにより上下から略均等に圧力
が印加されるため、セラミック枠体用のセラミックグリ
ーンシートに撓みが発生することはない。またセラミッ
ク板の上面に補助セラミック枠体の下から密閉空間の外
周部と対応する領域まで延在して被着された補助セラミ
ック層が設けられていることから、例え振動等の機械的
な衝撃が印加される環境下で長期間にわたり使用したと
しても補助セラミック層によりセラミック板にクラック
が発生することが有効に防止される。したがって、セラ
ミック基体とセラミック板との間に所定間隔の密閉空間
を有する小型で感度が高く、外部の圧力を長期間にわた
り正確に検出することが可能な圧力検出装置用パッケー
ジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の圧力検出装置用パッケージの実施の形
態の一例を示す断面図である。 【図2】図1に示す圧力検出装置用パッケージの製造方
法を説明するための部分分解断面図である。 【図3】図1に示す圧力検出装置用パッケージの製造方
法を説明するための部分分解断面図である。 【図4】(a)、(b)は図1に示す圧力検出装置用パ
ッケージの製造方法を説明するための断面図である。 【図5】従来の圧力検出装置を示す断面図である。 【符号の説明】 1・・・・・・・・セラミック基体 2・・・・・・・・セラミック枠体 3・・・・・・・・セラミック板 4・・・・・・・・補助セラミック枠体 5・・・・・・・・半導体素子 7・・・・・・・・メタライズ配線導体 9・・・・・・・・第一メタライズ電極 10・・・・・・・第二メタライズ電極 11・・・・・・・補助セラミック層 S・・・・・・・・密閉空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD09 EE25 FF38 FF43 GG01 GG12 4M112 AA01 BA07 CA01 CA11 CA13 CA16 DA18 DA20 EA11 EA12 EA14 FA01 FA06 FA08 FA20 GA01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一方の主面に半導体素子が搭載される搭
    載部を有するセラミック基体と、該セラミック基体の表
    面および内部に配設されており、前記半導体素子の各電
    極が電気的に接続される複数のメタライズ配線導体と、
    前記セラミック基体の他方の主面に該他方の主面との間
    に密閉空間を形成するようにセラミック枠体を介して可
    撓な状態で焼結一体化されたセラミック板と、前記密閉
    空間内のセラミック基体表面に被着され、前記メタライ
    ズ配線導体の一つに電気的に接続された静電容量形成用
    の第一メタライズ電極と、前記セラミック板の内側主面
    に前記第一メタライズ電極と対向するように被着され、
    前記メタライズ配線導体の他の一つに電気的に接続され
    た静電容量形成用の第二メタライズ電極とを具備して成
    る圧力検出装置用パッケージであって、前記セラミック
    板は、その外側主面に前記セラミック枠体に対応する形
    状の補助セラミック枠体が積層されているとともに該補
    助セラミック枠体の下から前記密閉空間の外周部に対応
    する領域まで延在する補助セラミック層が被着されてい
    ることを特徴とする圧力検出装置用パッケージ。
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