JP2003315093A - 回転角度検出装置及び検出方法 - Google Patents
回転角度検出装置及び検出方法Info
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- JP2003315093A JP2003315093A JP2002115283A JP2002115283A JP2003315093A JP 2003315093 A JP2003315093 A JP 2003315093A JP 2002115283 A JP2002115283 A JP 2002115283A JP 2002115283 A JP2002115283 A JP 2002115283A JP 2003315093 A JP2003315093 A JP 2003315093A
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Abstract
度検出装置及び検出方法を提供する 【解決手段】 本発明の回転角度検出装置10は、回転
体18の全回転角度範囲を正逆双方向において1回転以
上の回転角度範囲に変換するギヤ機構11と、このギヤ
機構11の出力軸12に取り付けられ出力軸12と共に
回転し半径方向に着磁もしくは端面2極着磁された磁石
13と、この磁石13に近接して設けられ出力軸12の
1回転で所定の角度に等分割された各角度で出力信号を
それぞれ出力すると共に、出力軸12の1回転で各角度
で出力された複数の出力値を回転体18の回転により繰
り返し出力する磁気センサ14と、磁気センサ14から
の出力値の累積値と回転体18を回転させたときに磁気
センサ14から出力された最新の新検出値と既に磁気セ
ンサ14から出力されていた旧検出値とから回転体18
を回転させたときの磁気センサ14からの出力値の累積
値を更新して回転体18の絶対回転角度を求める演算手
段15とからなる。
Description
を検出する回転角度検出装置及び検出方法に関し、特
に、ステアリングシャフトの舵角を検出するのに好適な
回転角度検出装置及び検出方法に関する。
コーダが特開昭60−218027号公報に開示されて
いる。同公報のエンコーダでは、図9に示すように、第
1、第2の2つのセンサからの矩形状の信号1、2によ
り角度変化を検出し、カウンターにて絶対値を算出する
ことで、回転角度を検出している。また、同公報のエン
コーダでは、消費電流を少なくするために、2つのセン
サによる計測を間欠駆動させている。
では、消費電流を少なくするために、2つのセンサによ
る検出を間欠駆動させてはいるものの、ステアリングの
高速回転による信号の読み飛ばしを防ぐためには短い周
期での2つのセンサによる計測を繰り返す必要があるの
で、結果的には消費電流を大幅に少なくすることはでき
ない。例えば、分解能を1deg、ステアリングの最高角
速度を1000deg/secとした場合、最低でも1msecに
1回は2つのセンサを駆動して計測する必要があった。
ることができる回転角度検出装置及び検出方法の提供を
目的とする。
請求項1記載の発明は、回転体の全回転角度範囲を正逆
双方向において1回転以上の回転角度範囲に変換するギ
ヤ機構と、このギヤ機構の出力軸に取り付けられ該出力
軸と共に回転し半径方向に着磁もしくは、端面2極磁着
された磁石と、この磁石に近接して設けられ前記出力軸
の1回転で所定の角度に等分割された各角度で出力信号
をそれぞれ出力すると共に、出力軸の1回転で各角度で
出力された複数の出力値を前記回転体の回転により繰り
返し出力する磁気センサと、前記磁気センサからの出力
値の累積値と前記回転体を回転させたときに磁気センサ
から出力された最新の新検出値と既に磁気センサから出
力されていた旧検出値とから前記回転体を回転させたと
きの前記磁気センサからの出力値の累積値を求めて更新
し、更新した累積値から前記回転体の絶対回転角度を求
める演算手段とからなることを特徴とする。
ンサからの出力値として、磁気センサからの出力値の累
積値と新検出値と旧検出値から演算手段によって回転体
の絶対角度を求めるので、2つ以上のセンサを駆動する
ことがないので消費電流を低減することが可能となる。
また、回転体の高速回転の場合に信号の読み飛ばしを防
ぐために短い周期で計測を繰り返しても一つのセンサの
駆動だけなので消費電流をより低減することができる。
した場合、角度が、前記磁気センサの角度分割数の半分
の値以内の変化ならば、角度演算が可能なため、間欠駆
動の繰り返しタイミングを長く取れ、消費電流をより低
減することができる。
磁気センサからの出力値として、出力値の累積値、最新
の出力値としての新検出値、既に検出されている旧検出
値から演算手段が最新の累積値を演算し、累積値を順次
更新する。例えば、回転体を正逆双方向の中心位置から
ある一定角度回転させた位置からさらに所定の角度回転
させたときの回転角度を求める場合、磁気センサは1回
転で複数の出力信号を繰り返し出力しこの出力は演算手
段によって累積され一定角度回転させたときの累積値と
し、これと共に、一定角度回転させた位置での磁気セン
サの出力値を旧検出値とする。この一定角度回転させた
位置から、さらに回転体を所定角度回転させた場合の角
度は、所定角度回転させたときの磁気センサの出力を新
検出値として、既に検出されている累積値と、旧検出値
と、新検出値とから演算手段によって求められる。
転角度検出装置であって、前記演算手段が、前記磁気セ
ンサからの出力値の累積値を記憶する累積値記憶部と、
磁気センサが最後に検出した出力値を旧検出値として記
憶する旧検出値記憶部と、前記累積値と前記新検出値と
前記旧検出値とから累積値を更新する演算装置とを備
え、前記演算装置が、前記回転体を回転させたときの磁
気センサからの最新の新検出値と旧検出値記憶部に記憶
されている旧検出値との差の絶対値を求める絶対値演算
部と、この絶対値演算部によって求められた差の絶対値
と前記磁気センサの所定の角度分割数の半分の値とを比
較する比較部と、前記差の絶対値が前記角度分割数の半
分の値以下のとき前記累積値記憶部の累積値に新検出値
と旧検出値との差を加えて新累積値とし、前記差の絶対
値が前記角度分割数の半分の値より大きく前記新検出値
が前記角度分割数の半分の値以上のとき前記累積値記憶
部に記憶されている累積値から磁気センサの角度分割数
から新検出値を引いた値と旧検出値とを引いて新累積値
とし、前記差の絶対値が角度分割数の半分の値より大き
く前記新検出値が前記角度分割数の半分の値より小さい
とき累積値に磁気センサの角度分割数から旧検出値を引
いた値と新検出値とを加えて新累積値とする加減演算部
と、前記加減演算部で求めた新累積値から回転体の絶対
回転角度を求める絶対角度演算部とからなることを特徴
とする。
により回転体を回転させたときの磁気センサからの最新
の新検出値と旧検出値記憶部に記憶されている旧検出値
との差の絶対値が求められ、比較部によって差の絶対値
と磁気センサの所定の角度分割数の半分の値とを比較す
る。加減演算部では、差の絶対値が角度分割数の半分値
以下のとき累積値記憶部の累積値に新検出値と旧検出値
との差を加えて新累積値とする。また、差の絶対値が角
度分割数の半分の値より大きく新検出値が角度分割数の
半分の値以上のとき累積値記憶部に記憶されている累積
値から磁気センサの角度分割数から新検出値を引いた値
と旧検出値とを引いて新累積値とする。さらに、差の絶
対値が角度分割数の半分の値より大きく新検出値が角度
分割数の半分の値より小さいとき累積値に磁気センサの
角度分割数から旧検出値を引いた値と新検出値とを加え
て新累積値とする。絶対角度演算部では、加減演算部で
求められた新累積値を用いて、回転体の絶対回転角度を
求める。
転以上の回転角度範囲に変換し、1回転で所定の角度に
分割された各角度で出力信号を出力すると共に、出力軸
の1回転で各角度で出力された複数の出力値を前記回転
体の回転により繰り返し出力する磁気センサで回転体の
回転角度を検出する回転角度検出方法であって、前記回
転体を回転させたときの磁気センサからの最新の新検出
値と既に検出している旧検出値との差の絶対値を求め、
この差の絶対値と前記磁気センサの所定の角度分割数の
半分の値とを比較し、前記差の絶対値が前記角度分割数
の半分の値以下のとき累積値に前記差の絶対値を加えて
新累積値とし、前記差の絶対値が前角度分割数の半分の
値より大きく前記新検出値が前記角度分割数の半分の値
以上のとき累積値から磁気センサの角度分割数から新検
出値を引いた値と旧検出値とを引いて新累積値とし、前
記差の絶対値が角度分割数の半分の値より大きく前記新
検出値が前記角度分割数の半分の値より小さいとき累積
値に磁気センサの角度分割数から旧検出値を引いた値と
新検出値とを加えて新累積値とし、前記新累積値から回
転体の絶対回転角度を求めることを特徴とする。
させたときの磁気センサからの最新の新検出値と既に検
出している旧検出値との差の絶対値を求め、この差の絶
対値と磁気センサの所定の角度分割数の角度分割数の半
分の値とを比較する。この比較において、差の絶対値が
角度分割数の半分の値以下のとき累積値に差の絶対値を
加えて新累積値とする。また、差の絶対値が前記角度分
割数の半分の値より大きく新検出値が角度分割数の半分
の値以上のとき累積値から磁気センサの角度分割数から
新検出値を引いた値と旧検出値とを引いて新累積値とす
る。さらに、差の絶対値が角度分割数の半分の値より大
きく新検出値が角度分割数の半分の値より小さいとき累
積値に磁気センサの角度分割数から旧検出値を引いた値
と新検出値とを加えて新累積値とする。これらの新累積
値から回転体の絶対回転角度を求める。
基づいて説明する。図1は、回転軸としてステアリング
シャフトの舵角を検出する回転角度検出装置10を示す
平面図、図2は、回転角度検出装置の一部を拡大した斜
視図、図3は、磁気センサとしてのホールICと磁石と
の関係を示す説明図、図4はホールICの出力信号とス
テアリングシャフトの絶対角度との関係を示す出力波形
図である。
は、ステアリングシャフト18の全回転角度範囲を正逆
双方向において1回転以上の回転角度範囲に変換するギ
ヤ機構11と、このギヤ機構11の出力軸12に取り付
けられ出力軸12と共に回転し半径方向に着磁もしくは
端面2極着磁された磁石13と、この磁石13に近接し
て設けられた磁気センサ14と、磁気センサ14が出力
した出力値を用いてステアリングシャフトの絶対舵角を
演算する演算手段としてのマイコン15とを備えてい
る。また、回転角度検出装置10は、磁気センサ14、
マイコン15に電源を供給するレギュレータ16と、発
振器17とを備えている。
ト18の外周に一体に固定されてステアリングシャフト
18と一体に回転する大径歯車19と、この大径歯車1
9に噛み合うと共に、所定の減速比に設定された小径歯
車20とからなる。この小径歯車20の出力軸12に、
半径方向に着磁もしくは端面2極着磁された磁石13が
一体に設けられている。そして、ステアリングシャフト
18の回転により大径歯車19を介して小径歯車20
が、ステアリングシャフトの全回転角度範囲を正逆(左
右)方向において1回転以上の角度範囲で回転する。ま
た、小径歯車20の出力軸12に一体に設けられた磁石
13の下部側にホールICからなる磁気センサ(以下
「ホールIC」という)14が配置されている。そし
て、小径歯車20の回転により磁石13が回転すると、
ホールIC14を通過する磁束が変化することでホール
IC14からの磁石13の回転角度、すなわち小径歯車
20の回転角度に応じて出力される。
回転(360°)を64に等分割した分割数(0・・・
4・・・・64)に応じた出力値を2進値で出力する。
この出力値は、小径歯車20の回転に応じて繰り返し出
力されるため、ステアリングシャフト18を回転させる
と、図4に示すように、ステアリングシャフト18の絶
対角に対して小歯車20の1回転ごとに繰り返し出力さ
れる。すなわち、図4において、L1が小歯車20の一
回転(360°)分の出力値(64個分)を示し、直線
L2は、64分割分だけの出力値が示されている。
らの出力(小歯車20の一回転における各絶対角度での
出力)は64分割数あるので、360[deg]/64[posi
tion]=5.625[deg]の分解能を持つ。
グシャフト18に大歯車を取り付け、それに噛み合わせ
た小歯車の増速された回転角度を検出する。例えば、4
5:8の増速比を持つギヤ機構を取り付けた場合バック
ラッシュ等の誤差を無視すると、 5.625[deg]/(45/8)=1.0[deg] となるように検出の分解能を自由に調整することができ
る。この場合、減速比を大きくすると単位時間あたりの
検出回数を増やす必要があるので、要求される精度と追
従速度(ステアリングシャフトの回転速度)の関係を考
慮して増速比が設定されている。このホールIC14か
ら出力された出力値は演算手段であるマイコン15に入
力されてステアリングシャフト18の絶対角度が求めら
れる。
示すように、入力部21、累積値記憶部22、演算部2
3、旧検出値記憶部24、出力部25からなる。また、
演算部23は、絶対値演算部26、比較部27、加減演
算部28、絶対角度演算部29とからなる。そして、マ
イコン15は、ホールIC14からの出力値の累積値と
ステアリングシャフト18を回転させたときにホールI
C14から出力された最新の新検出値と既にホールIC
14から出力されていた旧検出値とからステアリングシ
ャフト18を回転させたときのホールIC14からの出
力値の累積値を更新してステアリングシャフト18の絶
対回転角度を求める。
よるステアリングシャフト18の回転角度を検出する検
出方法について、図6乃至図8に示すフローチャートを
用いて説明する。
18の回転角度の検出が開始すると、ステップS1で初
期設定がなされ、次にステップS2で絶対舵角検出がな
され、ステップS3で通信処理される。ステップS1に
おける初期設定は、図7に示す手順で行われる。
「RT」が定義され、ステップS12で上述した分解能
「RZ」が定義される。次にステップS13でホールI
C14の絶対角「Aθ」が初期化されて「0」に設定さ
れ、ステップS14でステアリングシャフト18の絶対
角「Bθ」が「0」に設定される。さらに、ステップS
15で旧検出値「θ0」が初期化されて「0」に設定さ
れ、ステップS16で新検出値「θ1」が初期化されて
「0」に設定される。
により、ステアリングシャフト18の絶対角度が検出さ
れる。
されると、ステップS21で前回のホールIC14の検
出値θ1を旧検出値θ0に置き換えた後、ステップS2
2で現在の最新の新検出値θ1を取り込む。次に、ステ
ップS23で絶対値演算部26が新検出値θ1と旧検出
値θ0との差の絶対値A(検出値差の絶対値)を求め、
ステップS24でホールIC14の一回転分の出力の半
分の値、すなわち分解能の半分の値Bを求める。そし
て、ステップS25で検出値差の絶対値Aと分解能の半
分の値Bとの比較が比較部27でなされ、検出値差の絶
対値Aが分解能の半分の値Bより大きくない場合、すな
わち、検出値差の絶対値Aが分解能の半分の値Bより小
さい場合には、ステップS26でホールIC14からの
出力値の累積値Aθに新検出値θ1と旧検出値θ0との
差が加えられて新累積値Aθが求められる。この場合
は、ホールIC14の検出値が変化した間に0→63の
繰り上がり(図4の線図において、ホールIC14の1
回転の出力波形の次の出力波形で示される出力になる場
合)や、63→0の繰り下がり(ホールIC14の1回
転の出力波形の前の出力波形で示される出力波形になる
場合)がないので、新検出値から旧検出値を引いた値を
単純に累積値に加えて、新累積値とする。
の角度における出力値Bより大きい場合、すなわち、ホ
ールIC14の検出値が変化した間に0→63の繰り上
がり(図4の線図において、ホールIC14の1回転の
出力波形の次の出力波形で示される出力になる場合)
や、63→0の繰り下がり(ホールIC14の1回転の
出力波形の前の出力波形で示される出力波形になる場
合)がある場合は、ステップS26で、新検出値θ1が
分割数の半分の値Bより小さいか否かが判断され、新検
出値が分割数の半分の出力より大きいか否かが判断さ
れ、上記繰り上がりの場合なのか、上記繰り下がりの場
合なのかが判断される。この判断において、新検出値θ
1が分割数の半分の値Bより小さい場合、すなわち新検
出値θ1が分割数の半分の値Bより大きく繰り上がりで
あるときは、ステップS28で累積値記憶部22に記憶
されている累積値AθからホールIC14の分割数RZ
から新検出値θ1を引いた値と旧検出値θ0とを引いて
新累積値Aθを求める。
分割数の半分の値Bより大きく新検出値θ1が分割数の
半分の値Bより小さいとき、すなわち繰り下がりである
とき、累積値AθにホールIC14の1回転での総出力
値RZから旧検出値θ0を引いた値と新検出値θ1とを
加えて新累積値Aθを求める。
部29がステップS26、28、29で求めたそれぞれ
の新累積値AθにホールIC14の分解能を掛けて、ギ
ヤ機構11の減速比RTで割ることによりステアリング
シャフト18の絶対舵角を求める。そして、上記により
求めた最新の累積値が出力部25から出力信号として出
力され、ステップS3の通信処理で通信処理される。
向の判断方法については、前後2回の検出間にステアリ
ングシャフトが急に回転させられると、磁気式センサの
出力値の読み飛ばしが発生し回転方向の判断ができなく
なってしまう。従って、回転方向を判断するために検出
間隔の長さを制限する必要がある。すなわち、前後2回
の検出間における磁気式センサの出力値の差が分割数の
半分未満に収まるように検出間隔を短くする必要があ
る。このように設定することで、上述した出力値の繰り
上がりや、繰り下がりが起こっても上記図8のフローチ
ャートで示す手順に従って回転方向を判断することがで
きる。
次式で表すことができる。
T) ここで、Xは検出間隔、Vはステアリングシャフト18
の最高回転速度、RTは減速比である。磁気式センサの
角度分解能は、 360[deg]/64=5.625[deg] である。ステアリングシャフト18に対する角度検出の
分解能を1degとすると歯車機構の減速比は、 5.625[deg]/1[deg]=5.625 で、ステアリングシャフトの最高回転速度を1000de
g/secとした場合は、 X=180[deg]/(1000[deg/sec]×5,62
5)=32[msec] となる。
ば、一つのホールIC(磁気センサ)14からの出力値
として、ホールIC14からの出力値の累積値Aθと新
検出値θ1と旧検出値θ0からマイコン15によってス
テアリングシャフト(回転体)18の絶対角度を求める
ので、2つ以上のセンサを駆動することがないので消費
電流を低減することが可能となる。
転の場合に信号の読み飛ばしを防ぐために短い周期で計
測を繰り返しても一つのセンサの駆動だけなので消費電
流をより低減することができる。
値として、出力値の累積値Aθ、最新の出力値として新
検出値θ1、既に検出されている旧検出値θ0からマイ
コン15が最新の累積値Aθを演算し、累積値Aθを順
次更新することでステアリングシャフト18の絶対角度
を演算しているので、疑似絶対角の検出を実現すること
で、検出範囲に限定がない。
求めることができるので、車両のステアリングシャフト
18の舵角センサとして用いた場合、暗電流を低く押さ
えることができ、バッテリー上がり等の不具合の発生を
防止することができる。
テアリングシャフト18の絶対舵角を求める例に説明し
たが、これ以外の回転体の回転角度を求める場合におい
ても、本発明を適用することができる。
回転における分割数を64分割した例について説明した
が、この分割数は、64以下であっても64以上であっ
ても良い。
を用いて、ホールICからの出力値の累積値と、新検出
値と、旧検出値とから新累積値を求める方法は、上記演
算方法以外であっても良く、上記演算方法の一部が異な
る方法であっても良い。
明によれば、一つの磁気センサからの出力値として、累
積値と新検出値と旧検出値から演算手段によって回転体
の絶対角度を求めるので、2つ以上のセンサを駆動する
ことがないので消費電流を低減することが可能となる。
また、回転体の高速回転の場合に信号の読み飛ばしを防
ぐために短い周期で計測を繰り返しても一つのセンサの
駆動だけなので消費電流をより低減することができる。
磁気センサからの出力値として、出力値の累積値、最新
の出力値として新検出値、既に検出されている旧検出値
から演算手段が最新の累積値を演算し、累積値を順次更
新することで回転体の絶対角度を演算しているので、疑
似絶対角の検出を実現することで、検出範囲に限定がな
い。
ることができるので、例えば、車両のステアリングシャ
フトの舵角センサとして用いた場合、暗電流を低く押さ
えることができ、バッテリー上がり等の不具合の発生を
防止することができる。
同様の効果が得られると共に、演算手段により回転体の
累積角度を演算するので検出する角度に範囲がなく、検
出範囲にかかわらず一定の精度の角度検出を行うことが
できる。
センサを駆動することがないので消費電流を低減するこ
とが可能となる。また、回転体の高速回転の場合に信号
の読み飛ばしを防ぐために短い周期で計測を繰り返して
も一つのセンサの駆動だけなので消費電流をより低減す
ることができる。
磁気センサからの出力値として、出力値の累積値、最新
の出力値として新検出値、既に検出されている旧検出値
から演算手段が最新の累積値を演算し、累積値を順次更
新することで回転体の絶対角度を演算しているので、疑
似絶対角の検出を実現することで、検出範囲に限定がな
い。
面図である。
斜視図である。
関係を示す説明図である。
ンサ(ホールIC)からの出力信号を示す線図である。
ク図である。
ートである。
チャートである。
ローチャートである。
示す波形図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 回転体の全回転角度範囲を正逆双方向に
おいて1回転以上の回転角度範囲に変換するギヤ機構
と、このギヤ機構の出力軸に取り付けられ該出力軸と共
に回転し半径方向に着磁、もしくは端面2極着磁された
磁石と、この磁石に近接して設けられ前記出力軸の1回
転で所定の角度に等分割された各角度で出力信号をそれ
ぞれ出力すると共に、出力軸の1回転で各角度で出力さ
れた複数の出力値を前記回転体の回転により繰り返し出
力する磁気センサと、前記磁気センサからの出力値の累
積値と前記回転体を回転させたときに磁気センサから出
力された最新の新検出値と既に磁気センサから出力され
ていた旧検出値とから前記回転体を回転させたときの前
記磁気センサからの出力値の累積値を求めて更新し、更
新した累積値から前記回転体の絶対回転角度を求める演
算手段とからなることを特徴とする回転角度検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の回転角度検出装置であっ
て、前記演算手段が、前記磁気センサからの出力値の累
積値を記憶する累積値記憶部と、磁気センサが最後に検
出した出力値を旧検出値として記憶する旧検出値記憶部
と、前記累積値と前記新検出値と前記旧検出値とから累
積値を更新する演算装置とを備え、 前記演算装置が、前記回転体を回転させたときの磁気セ
ンサからの最新の新検出値と旧検出値記憶部に記憶され
ている旧検出値との差の絶対値を求める絶対値演算部
と、この絶対値演算部によって求められた差の絶対値と
前記磁気センサの所定の角度分割数の半分の値とを比較
する比較部と、前記差の絶対値が前記角度分割数の半分
の値以下のとき前記累積値記憶部の累積値に新検出値と
旧検出値との差を加えて新累積値とし、前記差の絶対値
が前記角度分割数の半分の値より大きく前記新検出値が
前記角度分割数の半分の値以上のとき前記累積値記憶部
に記憶されている累積値から磁気センサの角度分割数か
ら新検出値を引いた値と旧検出値とを引いて新累積値と
し、前記差の絶対値が角度分割数の半分の値より大きく
前記新検出値記角度分割数の半分の値より小さいとき累
積値に磁気センサの角度分割数から旧検出値を引いた値
と新検出値とを加えて新累積値とする加減演算部と、前
記加減演算部で求めた新累積値から回転体の絶対回転角
度を求める絶対角度演算部とからなることを特徴とする
回転角度検出装置。 - 【請求項3】 回転体の全回転角度範囲を1回転以上の
回転角度範囲に変換し、1回転で所定の角度に分割され
た各角度で出力信号を出力すると共に、出力軸の1回転
で各角度で出力された複数の出力値を前記回転体の回転
により繰り返し出力する磁気センサで回転体の回転角度
を検出する回転角度検出方法であって、 前記回転体を回転させたときの磁気センサからの最新の
新検出値と既に検出している旧検出値との差の絶対値を
求め、この差の絶対値と前記磁気センサの所定の角度分
割数の半分の値とを比較し、前記差の絶対値が前記角度
分割数の半分の値以下のとき前記磁気センサからの出力
値の累積値に新検出値と旧検出値との差を加えて新累積
値とし、前記差の絶対値が前記角度分割数の半分の値よ
り大きく前記新検出値が前記角度分割数の半分の値以上
のとき前記累積値から磁気センサの角度分割数から新検
出値を引いた値と旧検出値とを引いて新累積値とし、前
記差の絶対値が角度分割数の半分の値より大きく前記新
検出値が前記角度分割数の半分の値より小さいとき累積
値に磁気センサの角度分割数から旧検出値を引いた値と
新検出値とを加えて新累積値とし、前記新累積値から回
転体の絶対回転角度を求めることを特徴とする回転角度
検出方法。
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