JP2003315078A - ナビゲーション装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】目的地や登録地点の設定を簡単に行うことがで
きるナビゲーション装置を提供する。 【解決手段】インターネットに接続しインターネット上
のホームページを閲覧して所望の情報、例えば、人気の
店を検索してその情報を記憶しておき、ナビゲーション
装置つきの車両に乗車し、ナビゲーション装置と携帯電
話を無線接続した場合、ナビゲーション装置ＮＶは携帯
電話ＨＰへ特定のデータとして携帯電話ＨＰに保存した
情報（ｈｔｍｌファイル）の送信を要求し、その結果携
帯電話ＨＰから、先にインターネット上のホームページ
を閲覧して人気の店の情報として記憶しておいたｈｔｍ
ｌファイルを受信し、電話番号情報の抽出を行い、抽出
した電話番号を用いて目的地設定や登録地点の設定等の
ナビゲーション動作を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、外部通信端末との
通信が可能で且つ自車位置周辺の地図表示や経路探索、
誘導を行うナビゲーション装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】車両の走行案内を行い、ユーザーが所望
の目的地に到達できるようにしたナビゲーション装置
は、車両の位置を検出して、ＤＶＤ−ＲＯＭ等の記憶媒
体から車両位置周辺の地図データを読み出し、読み出し
た地図データに基づき地図画像をディスプレイ画面に描
画すると共に該地図画像上の所定箇所に車両位置マーク
を重ねて描画する。そして、ユーザーが設定した目的地
までの誘導経路を地図データに基づき算出し、誘導経路
を地図画面上の道路に重畳させて表示させるようになっ
ている。又、目的地を設定する際にはメニュー画面から
電話番号や住所より所望の施設や地点を検索するように
なっている。

【０００３】又、最近では携帯電話やＰＨＳ、ＰＤＡ等
の外部通信端末を用いてインターネットに接続しインタ
ーネット上のホームページを閲覧して各種情報を検索で
きる機能を搭載した外部通信端末も普及しており、外部
通信端末とナビゲーション装置との接続も実現されてい
る。これにより、ユーザーは車内に居ながらにして名
所、人気の店、行楽地等の各種情報を取得し、これらの
情報に基づいて目的地を決定することができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナビゲーション装置では、目的地や登録地点を設定する
際に住所や電話番号を入力するようになっているが、ユ
ーザーが住所や電話番号を正確に記憶していなければ目
的地や登録地点の設定を正確に行うことができなかっ
た。例えば、住所であれば、都道府県名、市町村名、丁
目、番地、号等の情報を正確に入力しなければならず、
電話番号であれば市外局番から始まる番号を正確に入力
しなければならなかった。

【０００５】又、最近では携帯電話やＰＨＳ、ＰＤＡ等
の外部通信端末のみを用いてインターネットに接続しイ
ンターネット上のホームページを閲覧して各種情報を検
索できる機能を搭載した外部通信端末の普及によりどこ
にいてもインターネットに接続しインターネット上のホ
ームページを閲覧して各種情報を検索できるが、外部通
信端末で検索した名所、人気の店、行楽地等の住所や電
話番号を外部通信端末の画面に表示させ、それを見なが
らナビゲーション装置で目的地や登録地点の設定をしな
ければならず、操作が非常に煩雑であった。

【０００６】以上より、本発明の目的は、目的地や登録
地点の設定を簡単に行うことができるナビゲーション装
置を提供することである。

【０００７】

【課題を解決する為の手段】上記課題は、本発明によれ
ば、外部通信端末へ特定のデータの送信要求を行い、そ
の結果外部通信端末から送信された特定のデータを受信
し、受信したデータを記憶し、記憶したデータ中に所定
の文字データが含まれているか解析し抽出をおこない、
抽出した文字データに対応する地図上の地点を特定し、
特定した地点に対して所定のナビゲーション動作を行わ
せることができるので、目的地や登録地点の設定を簡単
に行うことができる。

【０００８】

【発明の実施の形態】（Ａ）本発明の概略説明 図１は本発明の概略説明図であり、ユーザーが自宅で携
帯電話を用いてインターネットに接続しインターネット
上のホームページを閲覧して人気の店、例えばレストラ
ンＡＢＣを検索してその情報を記憶しておき、ナビゲー
ション装置つきの車両に乗車し、ナビゲーション装置と
携帯電話を無線接続した場合である。図中ＨＰは携帯電
話、ＰＤは携帯電話の画面、ＮＶはナビゲーション装
置、２８はナビゲーション装置ＮＶからの画像を表示す
る表示装置である。

【０００９】まず、ナビゲーション装置ＮＶは携帯電話
ＨＰへ特定のデータとして携帯電話ＨＰに保存した情報
（ｈｔｍｌファイル）の送信を要求し、その結果携帯電
話ＨＰから、先にインターネット上のホームページを閲
覧して人気の店の情報として記憶しておいたｈｔｍｌフ
ァイルを受信し、ＮＶのメモリに記憶する。次に、記憶
したｈｔｍｌファイル中より電話番号情報（０１−２３
４５−６７８９）の抽出を行い、抽出した電話番号を用
いて地点検索を行い、検索した地点（レストランＡＢ
Ｃ）を表示装置２８上に表示し、それを用いてユーザー
は目的地設定や登録地点の設定等のナビゲーション動作
を行わせることができる。

【００１０】（Ｂ）本発明の実施例 （ａ）ナビゲーション装置 図２は本発明のナビゲーション装置の構成図である。図
中、１１は地図情報を記憶する地図記憶媒体で、例えば
ＤＶＤ−ＲＯＭ、１１ａは施設情報データベースであ
り、ＤＶＤ−ＲＯＭ１１に記憶されている施設の位置、
住所、電話番号等を記憶する。１２はＤＶＤ−ＲＯＭか
らの地図情報やサービス情報を読み取るＤＶＤ−ＲＯＭ
制御部、１３は車両現在位置を測定する位置測定装置で
あり、移動距離を検出する車速センサー、移動方位を検
出する角速度センサー、自車位置の検出や現在時刻を取
得するＧＰＳレシーバ、位置計算用ＣＰＵ等で構成され
ている。１４は、ＤＶＤ−ＲＯＭから読み出した地図情
報を記憶する地図情報メモリ、１５はメニュー選択操
作、拡大／縮小操作、目的地設定等を行うリモコン、１
６はリモコンインターフェースである。

【００１１】１７はナビゲーション装置全体を制御する
プロセッサ（ＣＰＵ）、１８は各種プログラム（目的地
検索プログラム、誘導経路探索処理プログラム等）を記
憶するＲＯＭ、１９は携帯電話へｈｔｍｌデータの送信
要求を行ったり、送信されたｈｔｍｌデータを受信する
送受信部、２０は送受信部１９で受信したｈｔｍｌデー
タを解析し特定の情報、例えば電話番号情報の抽出を行
うｈｔｍｌ解析部、２１はＣＰＵ１７で処理を行った処
理結果やｈｔｍｌ解析部２０で抽出した電話番号等を記
憶するＲＡＭである。

【００１２】２２は地図画像を発生し、コントラストや
色調を制御するディスプレイコントローラ、２３はディ
スプレイコントローラが発生した地図画像を記憶するビ
デオＲＡＭ、２４は各種メニュー画像を発生するメニュ
ー発生部、２５は誘導経路発生部であり、ＲＡＭ２１に
記憶した誘導経路探索処理プログラムの処理結果を使用
している。２６は自車位置マークやランドマーク等のマ
ークを発生させるマーク発生部、２７は各種画像を合成
して出力する画像合成部、２８は画像合成部から出力さ
れる画像を表示する表示装置であり、ディスプレイコン
トローラ２２により電源のオン／オフ、コントラスト等
の制御が行われている。２９は経路案内時の音声等を発
生させる音声発生部、３０は音声発生部により発生され
た音声を外部に出力するスピーカー、３１はバスであ
る。

【００１３】（ｂ）施設情報データベース 施設情報データベースは、ＤＶＤ−ＲＯＭ１１に記憶さ
れた地図情報中の施設名に対応させて施設の位置や住
所、電話番号等の施設詳細情報を記憶する。即ち、図３
に示すように施設情報データベースは階層構造になって
おり、施設情報データベースＦＤＢ１には施設毎に施設
名、施設位置（緯度、経度）、詳細情報ポインタが格納
され、詳細情報データベースＦＤＢ２には詳細情報ポイ
ンタに対応する施設の詳細情報、即ち、住所、電話番
号、施設の営業時間、定休日等の詳細説明が格納されて
いる。

【００１４】（ｃ）本発明の実施例のフローチャート 図４は本発明の実施例のフローチャートであり、ユーザ
ーが自宅で携帯電話を用いてインターネットに接続しイ
ンターネット上のホームページを閲覧して人気の店を検
索してその情報を記憶しておき、ナビゲーション装置つ
きの車両に乗車し、ナビゲーション装置と携帯電話を無
線接続した場合である。

【００１５】まず、ＣＰＵ１７は送受信部１９を介して
携帯電話が接続されたか否かを判定し（ステップ１０
１）、接続されたと判定した場合は、前記携帯電話へ記
憶してあるｈｔｍｌデータの送信を送受信部１９を介し
て要求する（ステップ１０２）。次に、ｈｔｍｌデータ
の受信が完了したか否かを受信したｈｔｍｌデータ中の
</HTML>の有無により判定し（ステップ１０３）、受信
が完了していなければ引き続き受信処理を続ける。

【００１６】一方、受信したｈｔｍｌデータ中に</HTML
>が有り、受信が完了したとＣＰＵ１７が判定した場合
は、送受信部１９で受信したｈｔｍｌデータをＲＡＭ２
１に保存する（ステップ１０４）。ついで、ｈｔｍｌ解
析部２０はＲＡＭ２１に保存したｈｔｍｌデータの解析
を開始し（ステップ１０５）、ｈｔｍｌデータ中におけ
る電話番号にリンクを張ることができるｐｈｏｎｅｔｏ
属性である<A HREF="tel: ">タグの有無を判
定する（ステップ１０６）。

【００１７】ステップ１０６において、<A HREF="tel:
">タグが有った場合、「<A HREF="tel:」以
降、「">」までのデータ、即ち電話番号を抽出し、ＲＡ
Ｍ２１に保存する。次に、ＣＰＵ１７はＲＯＭ１８に記
憶されている目的地検索プログラムを用いてＲＡＭ２１
に保存した電話番号に対応する施設の検索を開始する
（ステップ１０８）。次に、ＣＰＵ１７は、目的地検索
プログラムの処理結果より該当する施設の有無を判定し
（ステップ１０９）、該当する施設が有った場合はＤＶ
Ｄ−ＲＯＭ１１に記憶されている地図情報より該当する
施設周辺の地図を検索し、ディスプレイコントローラ２
２、ビデオＲＡＭ２３、画像合成部２７を介して表示装
置２８に表示する（ステップ１１０）。

【００１８】ステップ１１０において該当する施設周辺
の地図を表示装置２８に表示後、前記施設を目的地に設
定したり、登録地点として設定することができる。ステ
ップ１０６において、ｈｔｍｌデータ中に電話番号にリ
ンクを張ることができるｐｈｏｎｅｔｏ属性である<A H
REF="tel: ">タグが無い場合、ＣＰＵ１７
は、ｈｔｍｌ解析部２０がＲＡＭ２１に保存したｈｔｍ
ｌデータの解析が終了したか否かを判定する（ステップ
１１１）。

【００１９】ステップ１１１において、ｈｔｍｌデータ
の解析が終了していない場合は引き続きｈｔｍｌデータ
の解析を続け、ｈｔｍｌデータの解析が終了した場合は
該当する施設が無い旨を例えば「施設が見つかりません
でした」というような文章を表示装置２８に表示する
（ステップ１１２）。又、ステップ１０９において、目
的地検索プログラムの処理結果より該当する施設が無か
った場合も該当する施設が無い旨を例えば「施設が見つ
かりませんでした」というような文章を表示装置２８に
表示する。

【００２０】

【発明の効果】以上、本発明によれば、外部通信端末か
ら送信された特定のデータを受信し、受信したデータを
記憶し、記憶したデータ中に所定の文字データが含まれ
ているか解析し抽出をおこない、抽出した文字データに
対応する地図上の地点を特定し、特定した地点に対して
所定のナビゲーション動作を行わせるので、目的地や登
録地点の設定を簡単に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の概略説明図である。

【図２】本発明のナビゲーション装置の構成図である。

【図３】施設情報データベースの説明図である。

【図４】本発明の実施例のフローチャートである。

【符号の説明】

ＨＰ・・携帯電話 ＰＤ・・携帯電話の画面 ＮＶ・・ナビゲーション装置 ２８・・表示装置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部通信端末との通信が可能なナビゲー
   ション装置において、 外部通信端末へ特定のデータの送信要求を行い、その結
   果外部通信端末から送信された特定のデータを受信する
   データ送受信手段と、 該送受信手段により受信したデータを記憶するデータ記
   憶手段と、 該データ記憶手段に記憶したデータ中に所定の文字デー
   タが含まれているか解析し抽出するデータ解析手段と、 該データ解析手段により抽出した文字データに対応する
   地図上の地点を特定する地点特定手段と、 該地点特定手段により特定された地点に対して所定のナ
   ビゲーション動作を行うナビゲーション手段と、 を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
2. 【請求項２】 前記外部通信端末への送信要求、外部通
   信端末から受信する特定のデータとはｈｔｍｌデータで
   あることを特徴とする請求項１記載のナビゲーション装
   置。
3. 【請求項３】 前記外部通信端末への送信要求、外部通
   信端末から受信する特定のデータとはｈｔｍｌデータで
   あり、前記データ中にが含まれている所定の文字データ
   とはｈｔｍｌデータ中の<A HREF="tel: ">タ
   グの「tel:」以降、「">」までに記述されている電話番
   号であることを特徴とする請求項１記載のナビゲーショ
   ン装置。