JP2003315057A - 情報取得システム及び情報取得方法のプログラム - Google Patents

情報取得システム及び情報取得方法のプログラム

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JP2003315057A
JP2003315057A JP2002124695A JP2002124695A JP2003315057A JP 2003315057 A JP2003315057 A JP 2003315057A JP 2002124695 A JP2002124695 A JP 2002124695A JP 2002124695 A JP2002124695 A JP 2002124695A JP 2003315057 A JP2003315057 A JP 2003315057A
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Koji Sumiya
孝二 角谷
和孝 ▲吉▼川
Kazutaka Yoshikawa
Teruhiro Nakajima
彰宏 中嶋
Nobuo Suzuki
展生 鈴木
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所望の箇所についての必要な情報を取得するた
めの作業を簡素化することができるようにする。 【解決手段】情報提供者との間で送受信を行うための送
受信部と、ナビゲーション装置が起動されたことを判定
する起動判定処理手段90と、ナビゲーション装置が起
動された場合に、あらかじめ登録された登録箇所につい
て前記情報提供者から送信された情報を前記送受信部を
介して取得する情報取得処理手段91とを有する。あら
かじめ登録された登録箇所について情報提供者から送信
された情報が自動的に取得されるので、所望の箇所につ
いての必要な情報を取得するための作業を簡素化するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報取得システム
及び情報取得方法のプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ナビゲーション装置においては、
例えば、GPS(グローバルポジショニングシステム)
によって車両の現在の位置、すなわち、現在地が検出さ
れるとともに、ジャイロセンサによって検出された車両
の回転角速度、すなわち、旋回角に基づいて、車両の方
位、すなわち、自車方位が検出され、データ記録部から
地図データが読み出され、表示部のディスプレイに地図
画面が形成され、該地図画面に、現在地、現在地の周辺
の地図及び自車方位が表示されるようになっている。し
たがって、操作者である運転者は、前記地図画面に表示
された現在地、現在地の周辺の地図及び自車方位に従っ
て車両を走行させることができる。
【0003】また、運転者が目的地を設定し、探索条件
を設定すると、探索条件に基づいて現在地から目的地ま
での経路が探索される。そして、探索された経路、すな
わち、探索経路は、前記ディスプレイに形成された探索
経路表示画面に画像で表示されるか、音声出力部による
メッセージによって音声で出力されるかして、運転者に
案内される。したがって、運転者は案内された探索経路
に従って車両を走行させることができる。
【0004】前記ナビゲーション装置は通信部を備え、
該通信部は、例えば、VICS(道路交通情報通信シス
テム:Vehicle Information an
dCommunication System)センタ
から送信された情報を、道路に沿って配設された電波ビ
ーコン装置、光ビーコン装置等を介して電波ビーコン、
光ビーコン等として受信するためのビーコンレシーバ、
FM放送局を介してFM多重放送として受信するための
FM受信機等を備え、前記ビーコンレシーバによって、
渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情報、サー
ビスエリアの混雑状況情報等の各情報から成る交通情報
を受信したり、前記FM受信機によって前記交通情報の
ほかに、ニュース、天気予報等の情報をFM多重情報と
して受信したりすることができる。
【0005】そして、交通情報、例えば、渋滞情報を受
信した場合、所望の箇所、例えば、所望の道路、所望の
地点等における渋滞状況を前記地図画面上に表示するこ
とができるようになっていて、例えば、渋滞の度合いに
応じて道路の色を赤、橙(だいだい)等に変更して描画
が行われる(特開昭58−143370号公報及び特開
平9−259398号公報参照)。
【0006】また、前記ナビゲーション装置において、
携帯電話等の通信端末を利用し、所定の情報センタとの
間で双方向の通信を行うようにした双方向通信システム
においては、運転者の要求に応じて情報センタから送信
された交通情報、ニュース、天気予報等の所定の情報を
取得することもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のナビゲーション装置においては、VICSセンタか
ら送信された情報については、電波ビーコン装置、光ビ
ーコン装置等を介して電波ビーコン、光ビーコン等とし
て、又はFM放送局を介してFM多重放送として自動的
に受信されるようになっているので、運転者が車両に乗
り込んでから車両の走行を開始するまでは、所望の箇所
についての交通情報を取得することができない。
【0008】また、双方向通信システムにおいても、所
望の箇所についての交通情報を取得しようとすると、運
転者が道路、地点等を設定する必要があるだけでなく、
情報センタに送信の要求を行う必要があるので、情報を
取得するための操作が煩わしい。
【0009】本発明は、前記従来のナビゲーション装置
の問題点を解決して、所望の箇所についての必要な情報
を迅速に、かつ、容易に取得することができる情報取得
システム及び情報取得方法のプログラムを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の情
報取得システムにおいては、情報提供者との間で送受信
を行うための送受信部と、ナビゲーション装置が起動さ
れたことを判定する起動判定処理手段と、ナビゲーショ
ン装置が起動された場合に、あらかじめ登録された登録
箇所について前記情報提供者から送信された情報を前記
送受信部を介して取得する情報取得処理手段とを有す
る。
【0011】本発明の他の情報取得システムにおいて
は、さらに、前記起動判定処理手段は、ナビゲーション
装置の電源が投入されたことによってナビゲーション装
置が起動されたことを判定する。
【0012】本発明の更に他の情報取得システムにおい
ては、さらに、前記起動判定処理手段は、ナビゲーショ
ン装置と情報提供者との接続が検出されたことによって
ナビゲーション装置が起動されたことを判定する。
【0013】本発明の更に他の情報取得システムにおい
ては、さらに、前記情報は登録箇所における交通情報で
ある。
【0014】本発明の更に他の情報取得システムにおい
ては、さらに、前記交通情報は統計データによって構成
される予測交通情報である。
【0015】本発明の更に他の情報取得システムにおい
ては、さらに、あらかじめ指定された箇所を登録箇所と
して登録する指定箇所登録処理手段を有する。
【0016】本発明の更に他の情報取得システムにおい
ては、さらに、前記情報取得処理手段は、登録箇所から
所定の範囲内の情報を取得する。
【0017】本発明の更に他の情報取得システムにおい
ては、目的地までの経路を探索する経路探索処理手段
と、情報提供者との間で送受信を行うための送受信部
と、ナビゲーション装置が起動されたことを判定する起
動判定処理手段と、ナビゲーション装置が起動されたと
きに、探索された経路に基づいて、前記情報提供者から
送信された情報を前記送受信部を介して取得する情報取
得処理手段とを有する。
【0018】本発明の更に他の情報取得システムにおい
ては、さらに、前記情報取得処理手段は、あらかじめ登
録された登録箇所について情報を取得する。
【0019】本発明の更に他の情報取得システムにおい
ては、さらに、前記情報取得処理手段は、探索された経
路から所定の範囲内の情報を取得する。
【0020】本発明の更に他の情報取得システムにおい
ては、さらに、前記情報取得処理手段は、探索された経
路上の登録箇所の情報を取得する。
【0021】本発明の更に他の情報取得システムにおい
ては、さらに、前記経路探索処理手段は情報提供者に配
設される。
【0022】本発明の更に他の情報取得システムにおい
ては、さらに、前記情報取得処理手段によって取得され
る情報を選択する情報選択処理手段を有する。
【0023】本発明の更に他の情報取得のプログラムに
おいては、コンピュータを、ナビゲーション装置が起動
されたことを判定する起動判定処理手段、及びナビゲー
ション装置が起動された場合に、あらかじめ登録された
登録箇所について、情報提供者から送信された情報を送
受信部を介して取得する情報取得処理手段として機能さ
せる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の実施の形態における情報取
得システムの機能ブロック図である。
【0026】図において、38は情報提供者との間で送
受信を行うための送受信部としての通信部、90はナビ
ゲーション装置が起動されたことを判定する起動判定処
理手段、91は、ナビゲーション装置が起動された場合
に、あらかじめ登録された登録箇所について前記情報提
供者から送信された情報を前記通信部38を介して取得
する情報取得処理手段である。
【0027】図2は本発明の実施の形態におけるナビゲ
ーション装置の説明図、図3は本発明の実施の形態にお
ける情報取得システムの概念図である。
【0028】図において、14は車両に搭載された車載
装置としてのナビゲーション装置であり、該ナビゲーシ
ョン装置14は、現在地等を検出する現在地検出処理部
15、地図データ、道路データ、探索データ等のナビゲ
ーション情報が記録された情報記録部としてのデータ記
録部16、各種のプログラム、データ等に基づいてコン
ピュータとして機能し、入力された情報に基づいて、ナ
ビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーシ
ョン処理部17、操作部及び第1の入力装置としての入
力部34、表示手段及び第1の出力装置としての表示部
35、第2の入力装置としての音声入力部36、第2の
出力装置としての音声出力部37、第1の送受信部とし
ての通信部38、並びに第2の送受信部としての通信端
末39を有し、前記ナビゲーション処理部17に車速セ
ンサ41が接続される。
【0029】そして、前記現在地検出処理部15は、現
在地検出部としてのGPS21、地磁気センサ22、距
離センサ23、ステアリングセンサ24、方位検出部と
してのジャイロセンサ26、図示されない高度計等から
成る。
【0030】前記GPS21は、人工衛星によって発生
させられた電波を受信することによって地球上における
現在地を検出し、前記地磁気センサ22は、地磁気を測
定することによって自車方位を検出し、前記距離センサ
23は、道路上の所定の位置間の距離等を検出する。距
離センサ23としては、例えば、図示されない車輪の回
転速度を測定し、該回転速度に基づいて距離を検出する
もの、加速度を測定し、該加速度を2回積分して距離を
検出するもの等を使用することができる。
【0031】また、前記ステアリングセンサ24は、舵
(だ)角を検出し、ステアリングセンサ24としては、
例えば、図示されないステアリングホイールの回転部に
取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、
車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
【0032】そして、前記ジャイロセンサ26は旋回角
を検出し、ジャイロセンサ26としては、例えば、ガス
レートジャイロ、振動ジャイロ等が使用される。また、
前記ジャイロセンサ26によって検出された旋回角を積
分することにより、自車方位を検出することができる。
【0033】なお、前記GPS21は単独で現在地を検
出することができる。そして、距離センサ23によって
検出された距離と、地磁気センサ22によって検出され
た自車方位、又はジャイロセンサ26によって検出され
た旋回角とを組み合わせることにより現在地を検出する
こともできる。また、距離センサ23によって検出され
た距離と、ステアリングセンサ24によって検出された
舵角とを組み合わせることにより現在地を検出すること
もできる。
【0034】前記データ記録部16は、地図データファ
イル、交差点データファイル、ノードデータファイル、
道路データファイル、写真データファイル、探索データ
ファイル、施設情報データファイル等のデータファイル
から成るデータベースを備え、前記各データファイルに
は、前記表示部35の図示されないディスプレイに形成
された画面に、探索経路に沿って案内図を出力、すなわ
ち、表示したり、交差点又は経路における特徴的な写
真、コマ図等を表示したり、次の交差点までの距離、次
の交差点における進行方向等を表示したり、他の案内情
報を表示したりするための各種のデータが記録される。
【0035】例えば、前記交差点データファイルには各
交差点に関する交差点データが、ノードデータファイル
にはノード点に関するノードデータが、道路データファ
イルには道路に関する道路データが、探索データファイ
ルには経路を探索するための探索データがそれぞれ記録
され、前記交差点データ、ノードデータ、道路データ、
探索データ等によって道路状況を表す道路状況データが
構成される。なお、前記ノードデータは、実際の道路の
分岐点(交差点、T字路等も含む)、ノード点、各ノー
ド点間を連結するノード点間リンク等を示すデータから
成る。
【0036】そして、前記道路データによって、道路自
体について、幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路
面の状態、道路の車線数、車線数の減少する箇所、幅員
の狭くなる箇所等が、コーナについて、曲率半径、交差
点、T字路、コーナの入口等が、道路属性について、降
坂路、登坂路等が、道路種別について、国道、県道、細
街路等の一般道のほか、高速道路、都市高速道路、有料
道路等の高速・有料道がそれぞれ表される。さらに、道
路データによって、踏切、高速道路の入口及び出口の取
付道(ランプウェイ)、高速・有料道の料金所等が表さ
れる。
【0037】また、前記施設情報データファイルには、
各地域のホテル、ガソリンスタンド、駐車場、観光地等
の施設の施設情報が施設情報データとして記録される。
なお、前記データ記録部16には、所定の情報を音声出
力部37によって出力するための各種のデータも記録さ
れる。
【0038】前記ナビゲーション処理部17は、ナビゲ
ーション装置14の全体の制御を行う演算装置及び制御
装置としてのCPU31、該CPU31が各種の演算処
理を行うに当たってワーキングメモリとして使用される
第1の記録媒体としての、DRAM、SRAM、MRA
M、FeRAM等のRAM32、及び制御用のプログラ
ムのほか、目的地までの経路の探索、経路案内、特定区
間の決定等を行うための各種のプログラムが記録された
第2の記録媒体としてのROM33を備え、前記ナビゲ
ーション処理部17に、前記入力部34、表示部35、
音声入力部36、音声出力部37及び通信部38が接続
される。なお、前記RAM32、ROM33等として半
導体メモリ、磁気コア等が使用される。また、ナビゲー
ション処理部17に、RAM32、ROM33等のほか
に第3の記録媒体としての図示されないフラッシュメモ
リを配設することもできる。そして、演算装置及び制御
装置としてCPU31に代えてMPU等を使用すること
もできる。
【0039】前記データ記録部16は、外部記憶媒体と
して配設された第4の記録媒体としての図示されないハ
ードディスク、フレキシブルディスク等の磁気ディスク
のほかに、同様に外部記憶媒体として配設された第5の
記録媒体としての磁気テープ、磁気ドラム、CD、M
D、DVD、光ディスク、MO、ICカード、光カード
等から成り、各種の情報を読み出したり、書き込んだり
するための図示されない読出・書込ヘッド等のヘッドを
備える。
【0040】本実施の形態においては、前記ROM33
に各種のプログラムが記録され、前記データ記録部16
に各種のデータが記録されるようになっているが、プロ
グラム、データ等を同じ外部記憶装置に記録することも
できる。この場合、例えば、前記ナビゲーション処理部
17に前記フラッシュメモリを配設し、前記外部記憶装
置から前記プログラム、データ等を読み出してフラッシ
ュメモリに書き込むこともできる。したがって、外部記
憶装置を交換することによって前記プログラム、データ
等を更新することができる。また、車両に搭載された図
示されない自動変速機の制御を行うために自動変速機制
御装置が搭載されている場合には、自動変速機制御装置
の制御用のプログラム、データ等も前記外部記憶装置に
記録することができる。
【0041】前記入力部34は、走行開始時の現在地を
修正したり、出発地及び目的地を入力したり、通信部3
8を操作したりするためのものであり、前記ディスプレ
イに形成された画面に画像で表示された各種のキー、ス
イッチ、ボタン等から成る。したがって、該操作スイッ
チをタッチ(押下)することによって入力を行うことが
できる。なお、入力部34として、表示部35と別に配
設されたキーボード、マウス、バーコードリーダ、ライ
トペン、遠隔操作用のリモートコントロール装置、ジョ
イスティック等を使用することもできる。
【0042】そして、前記ディスプレイに形成された各
種の画面には、操作案内、操作メニュー、キーの案内、
現在地から目的地までの探索経路、該探索経路に沿った
案内情報、FM多重放送の番組等が画像で表示される。
前記表示部35としては、CRTディスプレイ、液晶デ
ィスプレイ、プラズマディスプレイ等のディスプレイを
使用したり、車両のフロントガラスにホログラムを投影
するホログラム装置等を使用したりすることができる。
【0043】また、音声入力部36は、図示されないマ
イクロホン等によって構成され、音声によって必要な情
報を入力することができる。さらに、音声出力部37
は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音
声出力部37から、前記探索経路、案内情報、変速情報
等が、例えば、音声合成装置によって合成された音声で
出力される。なお、音声合成装置によって合成された音
声のほかに、各種の音、あらかじめテープ、メモリ等に
録音された各種の案内情報等を出力することもできる。
【0044】そして、前記通信部38は、第1の情報提
供者としての図示されないVICSセンタから送信され
た情報を、道路に沿って配設された図示されない電波ビ
ーコン装置、光ビーコン装置等を介して電波ビーコン、
光ビーコン等として受信する第1の受信装置としての図
示されないビーコンレシーバ、FM放送局を介してFM
多重放送として受信する第2の受信装置としての図示さ
れないFM受信機等を備え、前記ビーコンレシーバによ
って、渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情
報、サービスエリアの混雑状況情報等の各情報から成る
交通情報を受信したり、前記FM受信機によって前記交
通情報のほかに、ニュース、天気予報等の情報をFM多
重情報として受信したりすることができる。前記ビーコ
ンレシーバ及びFM受信機は、ユニット化されてVIC
Sレシーバとして配設されるようになっているが、別々
に配設することもできる。
【0045】また、通信部38は、基地局から送信され
たGPS21の検出誤差を検出するD−GPS情報等の
各種のデータを受信することもできる。なお、電波ビー
コン、光ビーコン等に基づいて位置情報を受信し、現在
地を検出することもでき、その場合、前記ビーコンレシ
ーバは、現在地検出部として機能する。
【0046】そして、前記ナビゲーション装置14にお
いては、第2の情報提供者としての情報センタ51から
交通情報等の各種の情報を受信することもできる。その
ために、前記通信部38に通信機能を備えた端末、すな
わち、通信端末39が接続され、通信部38と情報セン
タ51とは、通信端末39及びネットワーク43を介し
て接続されたり、通信端末39を介することなくネット
ワーク43を介して接続されたりする。なお、前記通信
部38と通信端末39とを一体にすることもできる。
【0047】前記ナビゲーション装置14、情報センタ
51、ネットワーク43等によって情報取得システムが
構成され、前記通信部38及び通信端末39と情報セン
タ51の図示されない通信部との間で送受信が行われ
る。
【0048】本実施の形態においては、通信端末39と
して、携帯電話、自動車電話、PHS等の移動電話を使
用したり、携帯用コンピュータ、個人用携帯情報端末、
電子手帳、テレビ電話、ゲーム機等に通信機能を持たせ
たものを使用したりすることができる。また、ネットワ
ーク43としては、LAN(Local AreaNe
twork)、WAN(Wide Area Netw
ork)、イントラネット、携帯電話回線網、電話回線
網、公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネット
等の通信回線網等から成る各種の通信手段を使用するこ
とができる。そして放送衛星によるCS放送、BS放
送、地上波ディジタルテレビ放送、FM多重放送等を利
用する通信手段を使用することもできる。さらに、高度
道路交通システム(ITS)において利用されるノンス
トップ自動料金支払いシステム(ETC)、境域通信シ
ステム(DSRC)等の通信手段を使用することもでき
る。
【0049】また、前記情報センタ51は、個人、企
業、団体、地方自治体、政府関係機関等のいずれであっ
てもよく、前記VICSセンタであってもよい。
【0050】前記情報センタ51はサーバ53を備え、
該サーバ53によって、情報センタ51とナビゲーショ
ン装置14との間で双方向の通信が行われ、交通情報の
提供が行われる。そのために、前記サーバ53は、演算
装置及び制御装置としてのCPU54、RAM55、R
OM56、前記通信部等を備え、所定のプログラム、デ
ータ等に基づいてコンピュータとして機能する。なお、
前記サーバ53及びナビゲーション装置14のナビゲー
ション処理部17によってコンピュータを構成すること
もできる。
【0051】また、前記サーバ53には、情報記録部と
しての記録装置57が接続され、該記録装置57に交通
情報、ニュース、天気予報、統計データ等の情報が記録
される。
【0052】そして、前記CPU54の図示されない情
報処理手段は、情報処理を行い、前記VICSセンタ等
から送信された交通情報、ニュース、天気予報等の情報
を受信し、一次情報として記録装置57に記録する。ま
た、前記情報処理手段の情報加工処理手段は、情報加工
処理を行い、前記交通情報、ニュース、天気予報等の情
報に統計処理を施し、渋滞状況等を予測する予測交通情
報等を構成する統計データを生成し、該統計データを二
次情報として記録装置57に記録する。このようにし
て、前記情報処理手段は、交通情報、ニュース、天気予
報等の情報、及び統計データを取得する。
【0053】次に、前記構成のナビゲーション装置14
の動作について説明する。
【0054】まず、操作者である運転者によって入力部
34が操作され、ナビゲーション装置14が起動される
と、CPU31の図示されないナビ初期化処理手段は、
ナビ初期化処理を行う。続いて、CPU31は、GPS
21によって検出された現在地、及びジャイロセンサ2
6によって検出された自車方位を読み込むとともに、C
PU31の図示されないナビ情報取得処理手段は、ナビ
情報取得処理を行い、データ記録部16から地図データ
ファイル、道路データファイル、探索データファイル等
を参照し、地図データ、道路データ、探索データ等のナ
ビゲーション装置14の基本的な情報、すなわち、基本
情報を読み出して取得する。なお、本実施の形態におい
て、前記ナビ情報取得処理手段は、基本情報を、データ
記録部16から読み出して取得するようになっている
が、通信部38を介して受信して取得することもでき
る。その場合、前記ナビ情報取得処理手段は、受信した
基本情報をフラッシュメモリ、ハードディスク等にダウ
ンロードして取得する。また、通信部38を介してプロ
グラムをダウンロードすることもできる。
【0055】次に、前記CPU31の図示されない地図
表示処理手段は、地図表示処理を行い、前記ディスプレ
イに地図画面を形成し、該地図画面に、前記地図データ
に従って現在地の周辺の地図を表示するとともに、前記
現在地及び自車方位を表示する。
【0056】そして、前記ナビゲーション装置14が経
路探索装置として使用される場合、運転者が入力部34
を操作して目的地を入力すると、CPU31の図示され
ない目的地設定処理手段は、目的地設定処理を行い、目
的地を設定する。なお、必要に応じて出発地を設定する
こともできる。また、CPU31の図示されない経路探
索処理手段は、経路探索処理を行う。そして、経路探索
処理手段は、前記現在地、目的地、前記探索データ等を
読み込み、該探索データに基づいて、現在地で表される
出発地から目的地までの経路を探索する。
【0057】続いて、前記CPU31の図示されない探
索経路案内処理手段は、探索経路案内処理を行い、運転
者に探索経路を案内する。そのために、前記探索経路案
内処理手段の探索経路表示処理手段は、探索経路表示処
理を行い、前記ディスプレイに探索経路表示画面を形成
し、該探索経路表示画面に探索経路を表示する。また、
前記探索経路案内処理手段の音声出力処理手段は、音声
出力処理を行い、音声出力部37から探索経路を音声で
出力する。したがって、運転者は、案内された探索経路
に従って車両を走行させることができる。
【0058】ところで、前記ナビゲーション装置14
は、前記通信部38を介して前記VICSセンタから送
信される交通情報を受信することができるようになって
いる。したがって、受信された交通情報を前記地図画面
に併せて表示することもできるようになっている。
【0059】そのために、CPU31の図示されない情
報受信処理手段は、情報受信処理を行い、通信部38を
介して交通情報を受信する。この場合、該交通情報は、
情報の種別を表す情報種別データ、メッシュとしての2
次メッシュを特定するための2次メッシュX、Yデー
タ、二つの地点(交差点)間を連結する道路リンクを特
定し、かつ、上り/下りの別を表すリンク番号データ、
該リンク番号データに対応させて提供される情報の内容
を表すリンク情報を含み、該リンク情報は、例えば、前
記道路リンクの始点から渋滞の先頭までの距離を表す渋
滞先頭データ、渋滞の度合いを表す渋滞度合データ、渋
滞区間を前記渋滞の先頭から渋滞の末尾までの距離によ
って表す渋滞長データ等から成る。
【0060】次に、CPU31の図示されない情報表示
処理手段は、情報表示処理を行い、交通情報のうちの各
リンク情報を、例えば、渋滞が発生している道路の上り
/下りの別、及び渋滞区間を表す第1の交通状況指標と
しての渋滞矢印に変換し、該渋滞矢印を描画し、描画さ
れた渋滞矢印を前記地図画面上の道路に沿って表示す
る。また、渋滞の度合いに応じて前記道路、渋滞矢印等
の色を赤、橙等に変更して描画することもできる。
【0061】したがって、運転者は、車両を走行させる
予定の道路における渋滞状況、すなわち、渋滞が発生し
ているかどうかを知ることができる。
【0062】ところで、現在地の周辺の地点、道路等に
おける交通情報については、ディスプレイに形成されて
いる地図画面上に表示されるが、ディスプレイに形成さ
れている地図画面上にない地点、道路等における交通情
報については、あらかじめ前記地点、道路等を指定する
ことによって、交通情報を取得するために何らナビゲー
ション装置14を操作することなく、また、地図画面を
スクロールすることなく、指定された地点、道路等にお
ける交通情報を表示することができるようになってい
る。
【0063】そのために、前記CPU31の図示されな
い指定箇所登録処理手段は、指定箇所登録処理を行い、
運転者による入力部34の操作に基づいて、所定の箇
所、すなわち、地点、道路等が指定されると、指定され
た地点、道路等を交通情報の表示の対象となる登録箇所
として登録する。なお、登録箇所のうちの地点によって
登録地点が、道路によって登録道路が構成される。
【0064】次に、地点、道路等のうちの地点を指定
し、登録する際のナビゲーション装置14の動作につい
て説明する。
【0065】図4は本発明の実施の形態における指定箇
所登録処理の動作を示すフローチャート、図5は本発明
の実施の形態における指定箇所登録処理が行われる前の
地図画面を示す図、図6は本発明の実施の形態における
指定箇所登録処理のメニュー画面を示す図、図7は本発
明の実施の形態における指定箇所登録処理の登録指示画
面を示す図である。
【0066】図5において、L1 〜L4は道路、Vhは
現在地、k1はメニューキーである。なお、自車方位
は、現在地Vhを表すマークの向きで表示される。運転
者が、図5に示されるように、カーソルCrを前記メニ
ューキーk1に置いてクリックするか、前記メニューキ
ーk1をタッチするかしてメニュー画面を選択すると、
CPU31の図示されない通知処理手段のメニュー表示
処理手段は、メニュー表示処理を行い、前記ディスプレ
イに図6に示されるようなメニュー画面を形成し、該メ
ニュー画面に、運転者が望む処理を選択するためのメニ
ューを表示する。この場合、前記メニュー画面には、図
6に示されるように、前記指定箇所登録処理を選択する
ための「指定箇所の登録」と表示された登録キーk2、
前記経路探索処理を選択するための「目的地検索」と表
示された経路探索キーk3等が表示される。
【0067】そして、運転者が前記カーソルCrを前記
登録キーk2に置いてクリックするか、前記登録キーk
2をタッチするかして指定箇所登録処理を選択すると、
前記指定箇所登録処理手段は、図7に示されるような登
録指示画面を形成する。そして、運転者によって現在地
Vhによって表される地点が指定されると、該地点を登
録地点の候補とし、該登録指示画面における前記現在地
Vhの部分に、登録地点の候補であることを表す所定の
マークmk1を表示する。
【0068】続いて、運転者が前記カーソルCrを登録
指示画面における所定の箇所に表示された登録キーk4
に置いてクリックするか、該登録キーk4をタッチする
かして前記登録地点の候補の登録を指示すると、前記指
定箇所登録処理手段は、前記登録地点の候補を交通情報
の表示の対象となる登録地点として登録する。この場
合、登録地点の候補の登録は、登録地点の座標を前記R
AM32(図2)に設定された登録地点記録領域に記録
することによって行われる。
【0069】このようにして、運転者は車両を走行させ
ている間に、任意の地点を任意の数だけ登録地点として
登録することができる。なお、本実施の形態において
は、現在地Vhによって表される地点を指定するように
なっているが、現在地Vhが表示されている道路L1を
指定して前記カーソルCrを移動させ、登録指示画面上
の任意の道路の任意の地点に置いてクリックするか、前
記登録指示画面上の任意の道路の任意の地点をタッチす
るかして地点を指定することもできる。また、経路が探
索された場合には、探索経路上の任意の通過点を指定す
ることによって地点を登録することもできる。
【0070】次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 地点を指定する。ステップS2 登録地
点の候補を登録し、処理を終了する。
【0071】ところで、前記指定箇所登録処理におい
て、所定の道路が交通情報を表示する対象となる登録道
路として登録されると、その後、登録道路において、例
えば、渋滞が発生すると、所定の地図画面に渋滞状況を
表す交通情報として渋滞情報を表示することができる。
【0072】次に、情報取得システムの動作について説
明する。
【0073】図8は本発明の実施の形態における情報取
得システムの動作を示すフローチャートである。
【0074】まず、前記CPU31(図2)の起動判定
処理手段90(図1)は、起動判定処理を行い、ナビゲ
ーション装置14が起動されたかどうかを、ナビゲーシ
ョン装置14の電源が投入(オンに)されたかどうかに
よって判断する。ナビゲーション装置14は、ナビゲー
ション処理部17等を動作させるために、図示されない
電源回路を備える。したがって、運転者によって、図示
されないアクセサリスイッチが投入されると、前記電源
回路の+5〔V〕の電源電圧が発生させられる。そこ
で、前記起動判定処理手段90は、前記電源電圧が発生
させられたかどうかを判断し、電源電圧が発生させられ
た場合、ナビゲーション装置14の電源が投入され、ナ
ビゲーション装置14が起動されたと判断し、電源電圧
が発生させられていない場合、ナビゲーション装置14
の電源が投入されておらず、ナビゲーション装置14が
起動されていないと判断する。
【0075】続いて、CPU31の情報取得処理手段9
1は、情報取得処理を行い、前記RAM32を参照し、
登録地点が登録されているかどうかを判断し、登録地点
が登録されている場合、情報センタ51(図3)に所定
の接続要求信号を送信し、ナビゲーション装置14を情
報センタ51と接続する。続いて、前記情報取得処理手
段91は、接続検出用信号としてのアクノリッジ信号を
情報センタ51から受信したかどうかによってナビゲー
ション装置14と情報センタ51とが接続されたかどう
かを判断する。そして、アクノリッジ信号を受信した場
合、ナビゲーション装置14と情報センタ51とが接続
されたと判断し、ナビゲーション装置14と情報センタ
51との接続を検出し、アクノリッジ信号を受信してい
ない場合、再び接続要求信号を送信する。なお、該接続
要求信号を複数回、例えば、3回送信しても情報センタ
51からアクノリッジ信号を受信することができない場
合、前記情報取得処理手段91は処理を終了する。
【0076】本実施の形態においては、ナビゲーション
装置14が起動されたかどうかを、ナビゲーション装置
14の電源が投入されたかどうかによって判断するよう
になっているが、アクセサリスイッチが投入されたかど
うかによって判断したり、ナビゲーション装置14と情
報センタ51との接続が検出されたかどうかによって判
断したり、前記通信部38に接続された携帯電話等の通
信端末39の電源が投入されかどうかによって判断した
りすることもできる。また、本実施の形態において、ナ
ビゲーション装置14の電源は、アクセサリスイッチを
投入することによって自動的に投入されるようになって
いるが、ナビゲーション装置14を操作するためのリモ
コンを操作することによって投入することもできる。
【0077】そして、ナビゲーション装置14と情報セ
ンタ51とが接続されると、情報取得処理手段91は登
録地点の位置情報としての座標を情報センタ51に送信
する。なお、登録箇所が登録道路である場合、前記位置
情報として登録道路のリンク番号データを情報センタ5
1に送信する。
【0078】そして、前記情報センタ51において、通
信部を介して前記登録地点の座標を受信すると、CPU
54の図示されない情報検索処理手段は、情報検索処理
を行い、前記座標に基づいて登録地点を特定し、前記記
録装置57を参照し、登録地点の交通情報を検索する。
なお、本実施の形態においては、記録装置57に記録さ
れた交通情報から登録地点の交通情報を検索するように
なっているが、情報センタ51がVICSセンタから受
信した交通情報から登録地点の交通情報を検索すること
もできる。
【0079】次に、前記情報検索処理手段は、検索結果
があるかどうかを判断し、検索結果がある場合、前記C
PU54の図示されない情報送信処理手段は、情報送信
処理を行い、検索された交通情報を通信部を介してナビ
ゲーション装置14に送信する。
【0080】そして、ナビゲーション装置14におい
て、前記情報取得処理手段91は、情報センタ51から
送信された交通情報を受信し、取得する。
【0081】本実施の形態においては、各登録地点につ
いての交通情報がナビゲーション装置14に送信される
ようになっているが、各登録地点から所定の範囲内の交
通情報をナビゲーション装置14に送信することができ
る。なお、登録箇所が登録道路である場合、各登録道路
についての交通情報をナビゲーション装置14に送信し
たり、各登録道路から所定の範囲内の交通情報をナビゲ
ーション装置14に送信したりすることもできる。さら
に、ナビゲーション装置14を起動したときに既に経路
探索処理が行われていて、経路が探索されている場合に
は、ナビゲーション装置14による送信の要求に基づい
て、探索経路上の交通情報、又は探索経路から所定の範
囲内の交通情報をナビゲーション装置14に送信したり
することもできる。
【0082】また、この場合、探索経路上の交通情報、
又は探索経路から所定の範囲内の交通情報のうちの、あ
らかじめ登録された登録地点についての交通情報だけを
ナビゲーション装置14に送信したり、探索経路上のす
べての交通情報、又は探索経路から所定の範囲内のすべ
ての交通情報をナビゲーション装置14に送信したりす
ることができる。
【0083】そのために、ナビゲーション装置14は、
例えば、探索経路の各道路リンクを特定するためのリン
ク情報を情報センタ51に送る。
【0084】このように、探索経路上の所定の交通情報
を取得することができるので、探索経路に従って車両を
走行させる場合に、必要な交通情報を確実に取得するこ
とができる。
【0085】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS11 ナビゲーション装置14の電源が投入
されたかどうかを判断する。ナビゲーション装置14の
電源が投入された場合はステップS12に進み、投入さ
れていない場合は処理を終了する。ステップS12 登
録地点が登録されているかどうかを判断する。登録地点
が登録されている場合はステップS13に進み、登録さ
れていない場合は処理を終了する。 ステップS13 ナビゲーション装置14と情報センタ
51とを接続する。 ステップS14 登録地点の座標を送信する。 ステップS15 登録地点の座標を受信する。 ステップS16 登録地点の交通情報を検索する。 ステップS17 検索結果があるかどうかを判断する。
検索結果がある場合はス テップS18に進み、検索結果がない場合は処理を終了
する。 ステップS18 交通情報を送信する。 ステップS19 交通情報を受信し、処理を終了する。
【0086】このようにして、前記情報取得処理手段9
1が交通情報を取得すると、CPU31の図示されない
情報表示処理手段は、情報表示処理を行い、前記登録地
点について渋滞情報を表示する。
【0087】図9は本発明の実施の形態における情報表
示処理の動作を示すフローチャート、図10は本発明の
実施の形態における指定箇所登録処理が行われた後に運
転者が車両を走行させているときの地図画面を示す図、
図11は本発明の実施の形態における情報表示処理のメ
ッセージ表示画面を示す図、図12は本発明の実施の形
態における渋滞表示処理の渋滞状況表示画面を示す図、
図13は本発明の実施の形態における情報描画処理の地
図画面を示す第1の図、図14は本発明の実施の形態に
おける情報描画処理の地図画面を示す第2の図である。
【0088】この場合、前記情報表示処理手段は、前記
情報取得処理において取得された交通情報を読み込む。
【0089】そして、登録地点における交通情報がない
場合、前記情報表示処理手段は、前記ディスプレイにそ
れまで形成されていた、例えば、図10に示されるよう
な地図画面を継続して形成し、該地図画面に、現在地V
hの周辺の地図を表示するとともに、前記現在地Vh及
び自車方位を表示する。なお、該自車方位は、現在地V
hを表すマークの向きで表示される。
【0090】また、登録地点における交通情報がある場
合、前記情報表示処理手段のメッセージ表示処理手段
は、メッセージ表示処理を行い、図11に示されるよう
なメッセージ表示画面を形成し、該メッセージ表示画面
の所定の箇所に「登録した地点に渋滞が発生しました」
「渋滞状況を見ますか?」等のメッセージを表示し、運
転者に渋滞状況を見るかどうか尋ねるために、「はい」
と表示された入力キーk11及び「いいえ」と表示され
た入力キーk12を表示する。
【0091】そして、運転者が、前記カーソルCrを前
記入力キーk11に置いてクリックするか、前記入力キ
ーk11をタッチするかして渋滞状況の表示を指示する
と、前記情報表示処理手段の渋滞状況表示処理手段は、
渋滞状況表示処理を行い、図12に示される渋滞状況表
示画面を形成し、渋滞状況を一覧で表示するとともに、
登録地点を選択するための、例えば、「1.国道1号
**交差点付近」と表示された選択キーk13、「2
3.県道56号 **交差点付近」と表示された選択キ
ーk14等を表示する。各選択キーには、渋滞が発生し
た登録地点が含まれる道路の名称、登録地点の名称が表
示される。なお、本実施の形態においては、渋滞が発生
したすべての登録地点について渋滞状況を一覧で表示す
るようになっているが、渋滞が発生した登録地点のうち
の現在地を含む所定の距離内の登録地点についてだけ渋
滞状況を一覧で表示することもできる。また、経路が探
索されている場合には、探索経路上の登録地点について
だけ渋滞状況を一覧で表示することができる。
【0092】続いて、運転者が前記カーソルCrを前記
選択キーk13に置いてクリックするか、前記選択キー
k13をタッチするかして所定の登録地点を選択する
と、情報表示処理手段の情報描画処理手段は、情報描画
処理を行い、図13に示されるような登録地点を含む地
図画面を形成するとともに、選択された登録地点につい
てのリンク情報を読み込み、該リンク情報を、例えば、
渋滞が発生している道路の上り/下りの別、及び渋滞区
間を表す第2の交通状況指標としての渋滞矢印a1に変
換し、該渋滞矢印a1を描画し、前記地図画面上の選択
された登録地点が含まれる道路L5に沿って描画された
渋滞矢印a1を表示する。
【0093】なお、図13において、L5〜L8は道
路、fr2は選択された登録地点が含まれる道路の名
称、前記登録地点の名称等を表示する領域、k15は渋
滞状況表示画面における前のポイントの渋滞状況を表示
させるための表示指示キー、k16は渋滞状況表示画面
における次のポイントの渋滞状況を表示させるための表
示指示キーである。
【0094】また、前記渋滞状況表示画面において、運
転者が前記カーソルCrを前記選択キーk14に置いて
クリックするか、前記選択キーk14をタッチするかし
て所定の登録地点、例えば、交差点q1を選択すると、
前記情報描画処理手段は、図14に示されるような別の
地図画面を形成するとともに、選択された交差点q1が
含まれる道路L14についてのリンク情報を読み込み、
該リンク情報を渋滞矢印a2に変換し、該渋滞矢印a2
を描画し、前記地図画面上の道路L14に沿って描画さ
れた渋滞矢印a2を表示する。
【0095】なお、図14において、L1 1〜L14は
道路、fr3は選択された交差点q1が含まれた道路L
14の名称、交差点q1の名称を表示する領域、k1
5、k16は表示指示キーである。
【0096】このように、登録地点に渋滞が発生する
と、ナビゲーション装置14(図2)が起動され、電源
が投入されるのに伴って、登録地点について交通情報が
自動的に取得されるので、交通情報を取得しようとする
地点を設定する必要がない。また、ディスプレイに形成
されている地図画面上にないポイントにおける交通情報
を認識しようとする場合に、地図画面をスクロールした
り、前記ポイントを探したりする必要がなくなる。
【0097】したがって、所定の地点の交通情報を取得
するための作業を簡素化することができるだけでなく、
交通情報を取得するのに必要な時間を短くすることがで
きる。
【0098】なお、本実施の形態においては、情報セン
タ51において情報検索処理が行われるようになってい
るが、ナビゲーション装置14において情報検索処理を
行うことができる。この場合、情報センタ51からナビ
ゲーション装置14に所定の交通情報が送信され、ナビ
ゲーション装置14において、CPU54の図示されな
い情報検索処理手段は、情報検索処理を行い、登録地点
の交通情報を検索する。
【0099】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS21 渋滞状況を一覧で表示する。 ステップS22 登録地点を選択する。 ステップS23 情報描画処理を行い、処理を終了す
る。
【0100】ところで、前記情報センタ51(図3)に
おいて、前記情報送信処理手段は、検索された交通情報
をナビゲーション装置14に送信し、ナビゲーション装
置14において、前記渋滞状況表示処理手段は、受信し
た交通情報に基づいて、登録地点における渋滞状況の一
覧を表示するようになっているが、あらかじめ所定の範
囲に収まる交通情報だけを受信することができるように
設定することができる。そのために、CPU31の図示
されない情報選択処理手段は、情報選択処理を行い、運
転者による入力部34の操作に基づいて、例えば、現在
地から所定の範囲に収まる交通情報を選択する。その場
合、現在地から離れた登録地点の交通情報が選択されな
いので情報取得処理を効率化することができる。
【0101】また、本実施の形態においては、経路探索
処理手段はCPU31に配設されるようになっている
が、CPU54に図示されない経路探索処理手段を配設
することもできる。この場合、記録装置57に、地図デ
ータファイル、道路データファイル、探索データファイ
ル等を参照し、地図データ、道路データ、探索データ等
の基本情報が記録され、CPU54の経路探索処理手段
は、ナビゲーション装置14から送信された前記現在
地、目的地等を読み込み、記録装置57から基本情報の
うちの探索データ等を読み出し、該探索データに基づい
て、現在地で表される出発地から目的地までの経路を探
索する。その場合、前記情報送信処理手段は、探索経路
上の登録地点についてだけの渋滞状況の一覧を送信する
ことができる。
【0102】前記本実施の形態においては、交通情報と
して渋滞情報を表示する場合について説明しているが、
交通情報として、通行止め、速度規制、車線規制等の規
制情報、駐車場情報、交通事故情報、所要時間等のサー
ビスエリアの混雑状況情報等の他の情報を表示すること
もできる。
【0103】また、前記本実施の形態においては、交通
情報を交通状況指標として表示することによって通知す
るようにしているが、文字で表示したり、音声合成装置
によって合成された音声で出力したりすることによって
通知することもできる。
【0104】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0105】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、あらかじめ登録された登録箇所について情報提供
者から送信された情報が自動的に取得されるので、所望
の箇所についての必要な情報を取得するための作業を簡
素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における情報取得システム
の機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるナビゲーション装
置の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態における情報取得システム
の概念図である。
【図4】本発明の実施の形態における指定箇所登録処理
の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における指定箇所登録処理
が行われる前の地図画面を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における指定箇所登録処理
のメニュー画面を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における指定箇所登録処理
の登録指示画面を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における情報取得システム
の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態における情報表示処理の動
作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態における指定箇所登録処
理が行われた後に運転者が車両を走行させているときの
地図画面を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態における情報表示処理の
メッセージ表示画面を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態における渋滞表示処理の
渋滞状況表示画面を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態における情報描画処理の
地図画面を示す第1の図である。
【図14】本発明の実施の形態における情報描画処理の
地図画面を示す第2の図である。
【符号の説明】
14 ナビゲーション装置 17 ナビゲーション処理部 31 CPU 38 通信部 39 通信端末 43 ネットワーク 51 情報センタ 53 サーバ 90 起動判定処理手段 91 情報取得処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 彰宏 愛知県岡崎市岡町原山6番地18 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 鈴木 展生 愛知県岡崎市岡町原山6番地18 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB22 HB23 HB24 HB25 HC16 HC31 HD16 HD21 2F029 AA02 AB12 AC02 AC08 AC09 AC13 AC16 AC20 5H180 AA01 BB05 BB12 BB13 CC12 EE18 FF04 FF05 FF12 FF13 FF22 FF33 FF40

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供者との間で送受信を行うための
    送受信部と、ナビゲーション装置が起動されたことを判
    定する起動判定処理手段と、ナビゲーション装置が起動
    された場合に、あらかじめ登録された登録箇所について
    前記情報提供者から送信された情報を前記送受信部を介
    して取得する情報取得処理手段とを有することを特徴と
    する情報取得システム。
  2. 【請求項2】 前記起動判定処理手段は、ナビゲーショ
    ン装置の電源が投入されたことによってナビゲーション
    装置が起動されたことを判定する請求項1に記載の情報
    取得システム。
  3. 【請求項3】 前記起動判定処理手段は、ナビゲーショ
    ン装置と情報提供者との接続が検出されたことによって
    ナビゲーション装置が起動されたことを判定する請求項
    1に記載の情報取得システム。
  4. 【請求項4】 前記情報は登録箇所における交通情報で
    ある請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報取得シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記交通情報は統計データによって構成
    される予測交通情報である請求項4に記載の情報取得シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 あらかじめ指定された箇所を登録箇所と
    して登録する指定箇所登録処理手段を有する請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の情報取得システム。
  7. 【請求項7】 前記情報取得処理手段は、登録箇所から
    所定の範囲内の情報を取得する請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の情報取得システム。
  8. 【請求項8】 目的地までの経路を探索する経路探索処
    理手段と、情報提供者との間で送受信を行うための送受
    信部と、ナビゲーション装置が起動されたことを判定す
    る起動判定処理手段と、ナビゲーション装置が起動され
    たときに、探索された経路に基づいて、前記情報提供者
    から送信された情報を前記送受信部を介して取得する情
    報取得処理手段とを有することを特徴とする情報取得シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記情報取得処理手段は、あらかじめ登
    録された登録箇所について情報を取得する請求項8に記
    載の情報取得システム。
  10. 【請求項10】 前記情報取得処理手段は、探索された
    経路から所定の範囲内の情報を取得する請求項8又は9
    に記載の情報取得システム。
  11. 【請求項11】 前記情報取得処理手段は、探索された
    経路上の登録箇所の情報を取得する請求項8〜10に記
    載の情報取得システム。
  12. 【請求項12】 前記経路探索処理手段は情報提供者に
    配設される請求項8〜11のいずれか1項に記載の情報
    取得システム。
  13. 【請求項13】 前記情報取得処理手段によって取得さ
    れる情報を選択する情報選択処理手段を有する請求項1
    〜12のいずれか1項に記載の情報取得システム。
  14. 【請求項14】 コンピュータを、ナビゲーション装置
    が起動されたことを判定する起動判定処理手段、及びナ
    ビゲーション装置が起動された場合に、あらかじめ登録
    された登録箇所について、情報提供者から送信された情
    報を送受信部を介して取得する情報取得処理手段として
    機能させることを特徴とする情報取得方法のプログラ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007040869A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Nissan Motor Co Ltd 走行支援装置および方法
JP2012093167A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Denso Corp 案内情報提供システム

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